JP2014044681A - 風警報装置及び風警報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】発電所などの面積が広く建屋や設備が込み入っているような施設でも、風速が規定の風速領域に入ったことを様々な場所から一見して分かるようにすること。
【解決手段】発電所などの面積が広く建屋や設備が込み入っているような施設でも様々な場所から視認可能な支持部、例えば高さが高いポール13などに旗14を昇降自在に支持させ、旗14の昇降機構をモータで駆動して旗14を昇降させることができるようにしておく。ポール13には風速を計測して測定値を出力する風速計15を設置し、風速計15の測定値が規定の風速領域に達した場合にはモータを駆動して旗14を上昇させ、風速がある程度以上の速度になったことを様々な場所から一見して分かるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、風の強さを警報する技術に係り、特に、高所などで作業をするのに危険な程度に風が強くなったことを警報する風警報装置及び風警報システムに関する。
高所で作業を行なう場合、風の強さが問題となる。強風の中での作業には危険が伴うからである。そこで従来、風速を計測して報知するようにした様々な発明がなされている。
特許文献1には、風車の回転力を利用して発電を行ない、これによってLEDを点灯させて風に関する警報を表示するようにした風警報装置が記載されている。この風警報装置は、一定速度以上の風速を検出するとLEDを点灯させて「強風」の文字を光らせる。この際、風速の速さに応じてLEDの点灯間隔を可変する。風速が比較的遅い場合には点灯間隔を長くし、風速が比較的速くなると点灯間隔を短くする。
特許文献2には、風力を回転力に変換することなく、簡易な構成で風速値を定量的に把握可能な風速計及び風速測定方法が記載されている。風速値が所定の警戒値を超えた場合に警報情報を出力すること、警報情報に応じて警報ブザーの鳴動及び警報装置の点灯を行なうことも記載されている。
特許文献3には、地上位置の風速から所定高さの作業場所の予測風速を得るようにした風速予測装置などが記載されている。予測風速から作業場所の平均風速を計算し、危険とされる風速を超えていないかを判断する。超えていればブザー音で知らせる。
特許文献4には、風向風速データを測定して端末装置に無線送信するようにした風向風速表示システムなどが記載されている。端末装置は、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて表示する。風速データが予め設定した閾値以上になったら風向データマークを点灯させる。
特開平08−262050号公報 特開平11−190740号公報 特開2006−343145号公報 特開2007−198809号公報
特許文献1の風警報装置は、一定速度以上の風速を検出した場合に強風注意を表示部に表示する。したがって、表示部を視認できる場所で使用することが前提となる。この点、発電所などの面積が広く建屋や設備が込み入っている施設での使用を考慮すると、多くの場所で表示部の表示を見ることができないことが予想される。これではせっかくの強風注意の表示もその意味をなさなくなってしまう。
この点、特許文献2や特許文献3に記載されている警報ブザーの鳴動という手法を採用すれば、発電所などの施設でも情報を広く知らしめることができよう。しかしながら、警報ブザーの音響だけでは強風注意を促す情報なのか別の情報なのかの区別がつきにくい。しかも風向きによっては警報ブザーの音響が聞きづらい領域が生ずることも予想される。
特許文献4は、データ処理技術を利用したより積極的な情報伝達手法を採用している。ただ、データ処理技術を利用したハイテクの機器やシステムは陳腐化しやすいため、実質的な寿命が短くなるきらいがある。例えば特許文献4が開示する端末装置のような機器は、機種変更やソフトウェア更新などが頻繁に行なわれ、その度に費用などの負担増が発生する。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、発電所などの面積が広く建屋や設備が込み入っているような施設でも、風速がある程度以上の速度になったことを様々な場所から一見して分かるようにすることを目的とする。
本発明の風警報装置は、旗を昇降自在に支持する支持部と、前記旗の昇降機構を駆動して前記旗を昇降させるモータと、風速を計測して測定値を出力する風速計と、前記風速計の測定値が規定の風速領域に達した場合に前記モータを駆動して前記旗を上昇させる第1の警報手段と、を備えることによって上記課題を解決する。
本発明の風警報システムは、風速計の測定値が規定の風速領域に達した場合に警報信号を無線送信する機能を付加した上記の風警報装置と、無線送信された前記警報信号を受信すると警報を発する携帯端末と、を備えることによって上記課題を解決する。
本発明によれば、風速がある程度以上の速度になると旗を揚げて危険を報知することができるので、発電所などの面積が広く建屋や設備が込み入っているような施設でも、風速がある程度以上の速度になったことを様々な場所から一見して分からせることができ、したがって、風速計の設置場所まで作業の都度赴くことなく危険な風速になっていないかどうかを確認することができ、ひいては作業の安全確保に資することができる。
第1の実施の形態の風警報装置を示す正面図。 第1の実施の形態の旗の昇降機構を示す正面図。 第1の実施の形態の各部の電気的接続を示すブロック図。 第1の実施の形態の風警報装置の制御部が実行するシーケンスを示すフローチャート。 第2の実施の形態の風警報装置の制御部が実行するシーケンスを示すフローチャート。 第3の実施の形態の風警報装置の制御部が実行するシーケンスを示すフローチャート。 第4の実施の形態の警報装置の各部の電気的接続を示すブロック図。 第4の実施の形態の携帯端末を示す斜視図。 第4の実施の形態の携帯端末の各部の電気的接続を示すブロック図。 第4の実施の形態の風警報装置の制御部が実行するシーケンスを示すフローチャート。 第5の実施の形態の風警報装置の制御部が実行するシーケンスを示すフローチャート。 第5の実施の形態の携帯端末の画面遷移を示す模式図。 第5の実施の形態の携帯端末の制御部が実行するシーケンス(メニュー選択処理)を示すフローチャート。 第5の実施の形態の携帯端末の制御部が実行するシーケンス(高さ設定処理)を示すフローチャート。 第5の実施の形態の携帯端末の制御部が実行するシーケンス(作業処理)を示すフローチャート。 第6の実施の形態の携帯端末の画面遷移を示す模式図。 第6の実施の形態の携帯端末の制御部が実行するシーケンス(メニュー選択処理)を示すフローチャート。 第6の実施の形態の携帯端末の制御部が実行するシーケンス(場所設定処理)を示すフローチャート。 第6の実施の形態の携帯端末の制御部が実行するシーケンス(作業処理)を示すフローチャート。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。
本実施の形態は、風警報装置の実施の形態である。
図1に示すように、風警報装置11は地表面Gに設置されている。風警報装置11は、筐体状の基体12の上にポール13を立てて設けている。ポール13には旗14が昇降自在に取り付けられている。旗14には「強風注意」の文字が描かれている。ポール13は更に、その頂部に位置させて、風速計15、警報音発生装置16、それに警報光発生装置17を取り付けている。上から順に、警報光発生装置17、警報音発生装置16、風速計15の配列である。
風速計15は、ポール13に回転自在に取り付けられた回転体51の側部に一対の風受部52を固定した構造のものである。風受部52が風を受けることで回転体51が回転する。回転体51の回転は、内蔵のセンサ(図示せず)によって検出される。風速計15は、回転体51の回転を検出して得た信号に基づいて回転数を求め、求めた回転数から速度を算出して出力する。
警報音発生装置16は、スピーカー71と音響回路103とを内蔵し(図3参照)、音響回路103でスピーカー71を駆動して警報音を発生する装置である。
警報光発生装置17は、警報ランプ72と点灯回路104とを内蔵し(図3参照)、点灯回路104で警報ランプ72を点灯させる装置である。警報ランプ72の点灯は、継続的な点灯のみならず、点滅であってもよい。
図2に示すように、旗14は昇降機構31によって昇降可能である。昇降機構31は、ポール13に内蔵され、一対のプーリPにベルト32を掛け渡したベルト巻き掛け機構である。下方に位置するプーリPは減速機構(図示せず)を介してモータ34(図3参照)に駆動されて回転する。これによって一対のプーリPの間をベルト32が回転する。そこでベルト32の一部にステイ33を固定し、このステイ33に旗14を取り付けることで、旗14を昇降させるという仕掛けである。下方に位置するプーリ、減速機構及びモータ34は、基体12に内蔵されている。
昇降機構31は、位置センサ35を内蔵している。位置センサ35は、ベルト32の外周面に付されたマーク(図示せず)を検出する。後述する制御部101(図3参照)にて旗14の高さ位置を判定するためである。旗14の高さ位置は、大別すると二通りの手法によって判定可能である。一つはベルト32に付すマークを全て異なる一意の形状にする手法である。位置センサ35があるマークを検出したならば、その時点での旗14の高さ位置が一意に求められる。もう一つはベルト32に付すマークをカウントする手法である。ベルト32の回転方向とマークのカウント数とから旗14の高さ位置を求めることができる。
図3に示すように、風警報装置11は、予め決められたシーケンスを実行して各部を制御する制御部101を備えている。制御部101は例えばシーケンサである。制御部101には、モータ34の駆動回路102、警報音発生装置16の音響回路103、警報光発生装置17の点灯回路104が接続され、風速計15と位置センサ35との出力値を取り込むための入力回路105が接続されている。
本実施の形態の風警報装置11は、風速計15で計測する風速がある程度以上の速度になると旗14を揚げて危険を報知する。このとき制御部101が実行するシーケンスを図4に基づいて説明する。
図4に示すように、制御部101は、予め決められたX時間の経過の判定に待機している(ステップS101)。時間TがXになったかどうかを見ているわけである。時間TがXになったら(ステップS101のYES)、入力回路105を介して風速計15の出力を取り込み、風速計測を実行する(ステップS102)。
続いて制御部101は、取り込んだ風速計15の出力に基づく風速を風速Vとし、風速Vが規定値Yを超えたかどうかを判定する(ステップS104)。この処理は、風速計15の測定値が規定の風速領域に達したかどうかを判定する処理である。したがってステップS104の処理は、風速Vが規定値Y以上となったかどうかを判定する処理であってもよい。
ここで重要なのは規定値の値である。規定値の値は、風警報装置11が設置される施設で高所作業をする際、安全な風速と危険な風速との分水嶺として設定される。風速Vが規定値Yを超えていないか規定値Y以下であるならば安全、規定値Yを越えたか規定値Y以上になると危険というわけである。
風速Vが規定値Yを超えていない場合(ステップS104のNO)、シーケンスはステップS101の処理にリターンする。
これに対して風速Vが規定値Yを超えた場合(ステップS104のYES)、制御部101は旗14を上昇させる処理を実行する(ステップS105)。つまりモータ34を駆動して回転動作させ、これによって昇降機構31のベルト32を回転動作させて旗14を揚げるわけである。第1の警報処理である。この際、制御部101はベルト32に付したマークを検出する位置センサ35の出力を取り込み、旗14の高さ位置を監視して旗14を最も高く掲げるようにする。
制御部101はまた、警報音発生装置16を駆動して警報音を鳴動させる(ステップS106)。音響警報処理である。そして制御部101は、警報光発生装置17を駆動して警報光を発光させる(ステップS107)。発光警報処理である。その後、ステップS101の処理にリターンする。
こうして本実施の形態によれば、風速計15で計測する風速がある程度以上の速度になると旗14を揚げて危険を報知することができる。これにより、発電所などの面積が広く建屋や設備が込み入っているような施設でも、風速がある程度以上の速度になったことを様々な場所から一見して分からせることができる。その結果、例えば現場監督のような作業責任者の立場にある者は、作業の都度、風速計の設置場所まで赴くことなく危険な風速になっていないかどうかを確認することができ、ひいては作業の安全確保に資することができる。
本実施の形態では、風速がある程度以上の速度になった場合、旗14を揚げて危険を報知するのみならず、警報音の鳴動によっても危険を報知する。これによって、風速が作業をするのに危険な速度領域に達しているという情報をより確実に伝達することができる。
例えば、作業開始時には風速が危険な速度領域に達していなかったが、作業途中から危険な速度領域に入った場合を想定する。このような場合、揚げられた旗14を視認できない場所で作業しているか、少なくとも作業責任者には旗14が視認できないような状況では、ともすれば風の危険性を忘れがちである。これに対して作業中に警報音が鳴動すれば、作業責任者は揚げられた旗14を視認できる場所まで移動することで風速が危険な速度領域に達していることを認識することができる。こうして作業の安全確保が図られるわけである。
この場合に重要なことは、風速が危険な速度領域に入ったことが旗14によって報知されるということである。作業現場で旗14を直接視認できないとしても、警報音をきっかけとして旗14が見える場所まで移動すれば、旗14が揚がっていることを容易に確認できるからである。
もう一つ重要なことは、風速が危険な速度領域に達した場合、ポール13の頂上で警報光発生装置17の警報ランプ72が発光することである。警報音をきっかけとして旗14が見える場所まで移動しようと試みる作業責任者は、発光している警報ランプ72によって、掲げられた旗14を視認できる位置に導かれる。つまり警報ランプ72は、掲げられた旗14を視認できる位置への誘導作用を生じさせるわけである。
本実施の形態ではまた、風速計15及び警報音発生装置16がポール13の頂上、つまり最上位置に位置する場合の旗14の上方に位置させてポールに取り付けられている。これによって、風速計15が備える風受部52の回転、それに警報音発生装置16から発せられる音響の伝達が揚げられた旗14に妨げられることがない。しかも、風速計15の回転体51が高所に位置付けられるため、作業場所に近い高さでの風速計測が可能になる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態を図5に基づいて説明する。第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
本実施の形態は、風警報装置の実施の形態である。
図5に示すように、制御部101は、ステップS102の風速計測とステップS104の比較処理との間で、旗14の高さ調節という処理を実行する(ステップS103)。第2の警報処理である。この処理は、旗14を最も高い位置までは掲げることなく、風速計15の出力値の大きさに応じて旗14をリニアに昇降させる処理である。風速が速くなるほど旗14を高く掲げる。旗14の昇降は、モータ34を駆動して回転動作させることによって行なう。
制御部101は、ステップS104で風速Vが規定値Yを超えたと判定した場合(ステップS104のYES)、旗14を最も高い位置に上昇させる(ステップS105)
このように本実施の形態によれば、風速Vが規定値Yを超えていない場合、換言すると風速が作業をするのに危険な速度領域に達していない場合であっても、風速計15が計測した風速に応じて旗14を昇降させる。したがって、風速が作業をするのに危険な速度領域に達していない段階での旗14の高さ位置は、風速の速さの度合いを示すわけである。これによって作業責任者は、現在の風速の状態を確認することができる。例えば、まったくもって安全な状態なのか、少し気をつけなければならない状態なのか、はたまた相当に注意しなければならない状態なのかというようなことを、旗14の高さから知ることができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態を図6に基づいて説明する。第1及び第2の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
本実施の形態は、風警報装置の実施の形態である。
図6に示すように、制御部101は、ステップS103での旗14の高さ調節処理に際して、風速計15の出力値の大きさに応じ、旗14の高さ位置を最も低い位置から最も高い位置の間でリニアに調節する。第1及び第2の実施の形態でのステップS105の処理は実行しない。風速Vが規定値Yを超えた場合(ステップS104のYES)、換言すると風速が作業をするのに危険な速度領域に達した場合、音響警報処理(ステップS106)と発光警報処理(ステップS107)とのみを実行する。
このように本実施の形態によれば、風速の速さに応じて旗14の位置をリニアに調節し、風速が遅ければ旗14の位置を低く、風速が速くなるにつれて旗14の位置を高くする。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態を図7ないし図10に基づいて説明する。第1〜第3の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
本実施の形態は、風警報システムの実施の形態である。
図7に示すように、風警報装置11は無線通信回路106を備えている。無線通信回路106は、風警報装置11の制御部101に接続され、制御部101の指令に基づいて警報信号をアンテナ107から無線送信する。
図8に示すように、本実施の形態の風警報装置は、風警報装置11が無線送信した警報信号を受信する機器として携帯端末201を備えている。携帯端末201は、平べったいハウジング202の正面にディスプレイ203を用意している。ディスプレイ203にタッチパネル204を備えている。ハウジング202はディスプレイ203の下方に複数個の音響孔205を開けている。スピーカー231(図9参照)から発せられる音響をハウジング202の外部に放出させるためである。
本実施の形態において、携帯端末201は作業責任者や作業者が携帯する。
図9に示すように、携帯端末201は、予め決められたシーケンスを実行して各部を制御する制御部251を備えている。制御部251は一例としてシーケンサであり、別の一例としてマイクロコンピュータである。制御部251には、ディスプレイ203の出力回路252、タッチパネル204の入力回路、スピーカー231を駆動して音響を発生させる音響回路254、それに無線通信回路255が接続されている。
無線通信回路255は、風警報装置11が無線送信した風速計15の測定値を受信する回路である。測定値の受信は、アンテナ256を介して行なう。
図10に示すように、風警報装置11の制御部101は、風速計15の出力に基づく風速Vが規定値Yを超えた場合(ステップS104のYES)、旗14を上昇させる処理(ステップS105)に先立って、無線通信回路106によって警報信号を無線送信する(ステップS151)。
携帯端末201の制御部251は、無線通信回路255を介して警報信号を受信すると警報を報知する。警報の報知は、例えばディスプレイ203の警報表示、音響回路254によるスピーカー231の鳴動などによって行なうことができる。
なお、図10に示すフローチャートは、第1の実施の形態(図4に示すフローチャート)を基礎としたが、実施に際しては、第2の実施の形態(図5に示すフローチャート)や第3の実施の形態(図6に示すフローチャート)を基礎としてもよい。それらの実施の形態においても、風速計15の出力に基づく風速Vが規定値Yを超えた場合(ステップS104のYES)、無線通信回路106によって警報信号を無線送信するようにすればよいわけである(ステップS151)。
こうして本実施の形態によれば、風警報装置11において風速計15で計測する風速がある程度以上の速度になると、携帯端末201に警報を報知させることができる。これにより、発電所などの面積が広く建屋や設備が込み入っているような施設において、作業責任者や作業者が掲げられた旗14を視認できない場所にいたとしても、風速がある程度以上の速度になったことをそれらの者に知らせることができる。その結果、作業の安全確保に資することができる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態を図11ないし図15に基づいて説明する。第1〜第4の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
本実施の形態は、風警報システムの実施の形態である。
図11に示すように、本実施の形態では、風警報装置11の制御部101は、警報信号(図10のステップS151)ではなしに風速計15の測定値、つまり風速計15の出力に基づく風速Vを無線送信する(ステップS171)。風速Vを無線送信するタイミングは、ステップS102での風速測定の後、ステップS104での風速Vが規定値Yを超えたかどうかの判定の前である。
なお、図11に示すフローチャートは、第1の実施の形態(図4に示すフローチャート)を基礎としたが、実施に際しては、第2の実施の形態(図5に示すフローチャート)や第3の実施の形態(図6に示すフローチャート)を基礎としてもよい。それらの実施の形態においても、ステップS102の風速測定が行なわれた後、ステップS104で風速Vが規定値Yを超えたかどうかを判定する前に無線通信回路106によって風速Vの値を無線送信するようにすればよいわけである(ステップS171)。
携帯端末201は、風速計15の出力に基づく風速Vが規定値Yを超えた場合に警報信号を受信するのではなしに、風速Vという風速計15の測定値を常時受信する。そして携帯端末201は、受信した風速計15の測定値である風速Vに基づいて、その風速Vが規定値Yを超えたかどうかを独自に判定する。この際、携帯端末201は、作業場所の高さを予め設定しておき、受信した風速Vの値を設定した高さに応じて修正する。
図12に示すように、携帯端末201の制御部251は、ディスプレイ203にメニュー画面301Aを表示する。メニュー画面301Aは、高さ設定ボタン302A、作業ボタン303、及びメンテナンスボタン304を表示し、それぞれ高さ設定、作業、及びメンテナンスというメニューを操作者に提供する。これらの高さ設定ボタン302A、作業ボタン303、及びメンテナンスボタン304は、タッチパネル204でのタッチ選択が可能なオブジェクトである。
図13に示すように、携帯端末201の制御部251は、高さ設定ボタン302Aのタッチ先端による高さ設定(ステップS201A)、作業ボタン303のタッチ選択による作業(ステップS202)、それにメンテナンスボタン304のタッチ選択によるメンテナンス(ステップS203)の実行に待機している。
携帯端末201の制御部251は、高さ設定が選択されると(ステップS201AのYES)、高さ設定処理を実行する(ステップS204)。
図14に示すように、高さ設定処理(図13のステップS204)では、ディスプレイ203に高さ一覧画面311A(図12参照)を表示する(ステップS251A)。
図12に示すように、高さ一覧画面311Aは、「高さ一覧」と題されたタイトルバー312の下方に高い設定領域313Aを提供する。高い設定領域313Aは、10mから5m刻みで高さを示す高さ表示を表示する。これらの高さ表示は、タッチパネル204でのタッチ指定が可能なオブジェクトである。高い設定領域313Aは、指で送り動作をすることで、より高い高さ表示を順に表示していく。
作業責任者は、これから作業をしようとする場所の高さをタッチパネル204でタッチ指定する。
図14に示すように、携帯端末201の制御部251は、高さ一覧画面311A(図12参照)中からタッチパネル204でのタッチ指定によって高さが選択されたならば(ステップS252のYES)、確認画面331A(図12参照)をディスプレイ203に表示する(ステップS255A)。
図12に示すように、確認画面331Aは、「確認」と題されたタイトルバー332の下方に確認領域333を提供する。確認領域333は、設定された高さを表示すると共に、設定ボタン334とキャンセルボタン335を提供する。これらの設定ボタン334とキャンセルボタン335は、タッチパネル204でのタッチ選択が可能なオブジェクトである。
図14に示すように、携帯端末201の制御部251は、タッチパネル204による設定ボタン334のタッチ指定(ステップS256)又はキャンセルボタン335のタッチ指定(ステップS257)の判定に待機している(ステップS256〜ステップS257)。キャンセルボタン335がタッチ指定されれば(ステップS257のYES)、ステップS251Aの高さ一覧画面311Aの表示処理にリターンする。
これに対して設定ボタン334がタッチ指定された場合(ステップS256のYES)、確認画面331Aの確認領域333(図12参照)に表示した高さを作業場所の高さとして設定し(ステップS258A)、係数aを設定する(ステップS259)。係数aは、選択された作業場所の高さに応じて、作業に際して風警報装置11から無線で受信した風速計15の出力に基づく風速Vの値に掛ける値である。例えば、風速計15が地表面Gから10mの高さに設置されていると仮定した場合、作業場所が10mよりも高くなればなるほど作業場所での風速が速くなるはずである。そこでこの場合、選択された作業場所の高さに応じて、風警報装置11から受信した風速Vの値をより高くする係数aを設定するわけである(ステップS259)。
携帯端末201の制御部251は、個々の高さに対応させて適した係数aの値を算出するシーケンスを備えている。
図15に示すように、携帯端末201の制御部251は、係数aを設定したならば(図14のステップS259)、ディスプレイ203に作業画面351A(図12参照)を表示する(ステップS260A)。
図12に示すように、作業画面351Aは、「作業中」と題されたタイトルバー352の下方に警報領域353を提供する。警報領域353は、作業高さ、風速、状態の表示欄を画面表示すると共に、メニューボタン354と再設定ボタン355を提供する。これらのメニューボタン354と再設定ボタン355は、タッチパネル204でのタッチ選択が可能なオブジェクトである。
警報領域353に表示される表示項目のうち、作業高さは既に選択されていて既知であるので、選択された高さを表示する。
図15に示すように、携帯端末201の制御部251は、ディスプレイ203に作業画面351Aを表示したならば(ステップS260A)、風警報装置11から風速計15の測定値、つまり風速Vの受信に待機する(ステップS261)。
風速Vを受信したならば(ステップS261のYES)、受信した風速Vに図14のステップS259で設定した係数aを掛けて風速Vを算出する(ステップS262)。そして算出した風速Vをディスプレイ203に表示している作業画面351A中の警報領域353に表示する(ステップS263)。
次いで携帯端末201の制御部251は、ステップS262で算出した風速Vが規定値Yを超えたかどうかを判定する(ステップS264)。この処理は、風警報装置11が備える風速計15の測定値に基づく作業場所での風速が規定の風速領域に達したかどうかを判定する処理である。したがってステップS264の処理は、風速Vが規定値Y以上となったかどうかを判定する処理であってもよい。
風速Vが規定値Yを超えていない場合(ステップS264のNO)、ディスプレイ203に表示している作業画面351A中の警報領域353の状態欄に、「状態:安全」と表示する(ステップS265)。
風速Vが規定値Yを超えた場合(ステップS264のYES)、ディスプレイ203に表示している作業画面351A中の警報領域353の状態欄に、「状態:危険」と表示する(ステップS266)。そして音響回路254を駆動してスピーカー231を鳴動させ、警報を報知する(ステップS267)。
ステップS265又はステップS267の処理の後、シーケンスはステップS261の風警報装置11からの風速Vの受信待機処理にリターンする。
図12に示すように、警報領域353にはメニューボタン354と再設定ボタン355が表示されていることは先にも述べたとおりである。上記ステップS260A〜ステップS267のルーチンの中でメニューボタン354か再設定ボタン355がタッチ指定された場合、携帯端末201の制御部251は処理をインターラプトし、タッチ指定されたオブジェクトの処理を実行する。
メニューボタン354がタッチ指定された場合、携帯端末201の制御部251はメニュー画面301Aをディスプレイ203に表示し、図13に示すフローチャートの処理にリターンする。このタイミングで作業ボタン303がタッチ指定されたならば(図13のステップS202のYES)、携帯端末201の制御部251は作業画面351Aをディスプレイ203に表示し、図15に示すフローチャートの処理にリターンする。この際、図14に示すフローチャートの処理による高さ設定がないまま作業ボタン303がタッチ指定された場合には、エラー処理となる。
再設定ボタン355がタッチ指定された場合、携帯端末201の制御部251は高さ一覧画面311Aをディスプレイ203に表示し、図14に示すフローチャートの処理にリターンする。再び作業場所の高さ設定が可能になるわけである。
こうして本実施の形態によれば、携帯端末201のディスプレイ203に表示する作業画面351Aに、作業場所での推定される風速(風速V)の値とその風速が安全か危険かの状態とを表示することができる。そしてその風速(風速V)がある程度以上の速度になったことをディスプレイ203での表示とスピーカー231からの音響とによって操作者に知らせることができる。このとき、風警報装置11での風速(風速V)をそのまま表示したり規定値Yと比較したりするのではなく、作業場所での推定される風速(風速V)として扱うので、より実態に即した報知を行なうことができる。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態を図16ないし図19に基づいて説明する。第1〜第5の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
本実施の形態は、風警報システムの実施の形態である。
本実施の形態は、第5の実施の形態のシステムと多くの点で共通している。相違するのは、携帯端末201において作業場所の高さを入力するのではなく、作業場所そのものを入力して設定する点である。携帯端末201の制御部251は、個々の高さに対応させて適した係数aの値を算出するシーケンスを備えると共に、メモリ(図示せず)を備えて個々の作業場所についてその高さを予め記憶させている。以下、詳細に説明する。
図16に示すように、携帯端末201の制御部251は、ディスプレイ203にメニュー画面301Bを表示する。メニュー画面301Bは、場所設定ボタン302B、作業ボタン303、及びメンテナンスボタン304を表示し、それぞれ場所設定、作業、及びメンテナンスというメニューを操作者に提供する。これらの場所設定ボタン302B、作業ボタン303、及びメンテナンスボタン304は、タッチパネル204でのタッチ選択が可能なオブジェクトである。
図17に示すように、携帯端末201の制御部251は、場所設定ボタン302Bのタッチ先端による作業場所の場所設定(ステップS201B)、作業ボタン303のタッチ選択による作業(ステップS202)、それにメンテナンスボタン304のタッチ選択によるメンテナンス(ステップS203)の実行に待機している。
携帯端末201の制御部251は、作業場所の場所設定が選択されると(ステップS201BのYES)、場所設定処理を実行する(ステップS204)。
図18に示すように、場所設定処理(図16のステップS204)では、ディスプレイ203に作業場所一覧画面311B(図16参照)を表示する(ステップS251B)。
図16に示すように、作業場所一覧画面311Bは、「作業場所一覧」と題されたタイトルバー312の下方に作業場所設定領域313Bを提供する。作業場所設定領域313Bは、本実施の形態の風警報システムが使用される施設における個々の作業場所を表示する。これらの作業場所表示は、タッチパネル204でのタッチ指定が可能なオブジェクトである。作業場所設定領域313Bは、指で送り動作をすることで、ディスプレイ203に収まりきらない作業場所を順に表示していく。
作業場所設定領域313Bは、作業領域を階層表示する。例えば「建屋A」という作業領域を例に挙げて説明する。この「建屋A」は、作業領域として「外階段」と「煙突階段」とがあり、「外階段」と「煙突階段」とにはさらに「第1群」〜「第n群」があるとする。「群」というのは、例えば踊り場から次の踊り場までの数段を意味している。この場合、「建屋A」は第一階層、「外階段」と「煙突階段」は第二階層である。「外階段」の中の「第1群」〜「第n群」は第三階層であり、「煙突階段」の中の「第1群」〜「第n群」は第三階層である。そこで作業場所設定領域313Bは、第一階層の画面で「建屋A」を含むこれと類似の概念の作業場所を表示し、「建屋A」が選択されると第二階層の画面で「外階段」と「煙突階段」とを表示する。そして例えば「煙突階段」が選択されると第三階層の画面で「第1群」〜「第n群」を表示する。こうして作業者は、最終的な階層まで辿り付くことができる。
作業責任者は、これから作業をしようとする作業場所をタッチパネル204でタッチ指定する。
図18に示すように、携帯端末201の制御部251は、作業場所一覧画面311B(図16参照)中からタッチパネル204でのタッチ指定によって作業場所が選択されたならば(ステップS252のYES)、ディスプレイ203に階層表示をしていく(ステップS253)。最終階層までの選択が終了したならば(ステップS254のYES)、確認画面331B(図16参照)をディスプレイ203に表示する(ステップS255B)。
図16に示すように、確認画面331Bは、「確認」と題されたタイトルバー332の下方に確認領域333を提供する。確認領域333は、設定された作業場所を表示すると共に、設定ボタン334とキャンセルボタン335を提供する。これらの設定ボタン334とキャンセルボタン335は、タッチパネル204でのタッチ選択が可能なオブジェクトである。
図18に示すように、携帯端末201の制御部251は、タッチパネル204による設定ボタン334のタッチ指定(ステップS256)又はキャンセルボタン335のタッチ指定(ステップS257)の判定に待機している(ステップS256〜ステップS257)。キャンセルボタン335がタッチ指定されれば(ステップS257のYES)、ステップS251Bの作業場所一覧画面311Bの表示処理にリターンする。
これに対して設定ボタン334がタッチ指定された場合(ステップS256のYES)、確認画面331Bの確認領域333(図12参照)に表示した作業場所を作業場所として設定し(ステップS258B)、係数aを設定する(ステップS259)。係数aは、選択された作業場所に応じて、作業に際して風警報装置11から無線で受信した風速計15の出力に基づく風速Vの値に掛ける値である。
図19に示すように、携帯端末201の制御部251は、係数aを設定したならば(図18のステップS259)、ディスプレイ203に作業画面351B(図16参照)を表示する(ステップS260B)。
図16に示すように、作業画面351Bは、「作業中」と題されたタイトルバー352の下方に警報領域353を提供する。警報領域353は、作業場所、風速、状態の表示欄を画面表示すると共に、メニューボタン354と再設定ボタン355を提供する。これらのメニューボタン354と再設定ボタン355は、タッチパネル204でのタッチ選択が可能なオブジェクトである。
警報領域353に表示される表示項目のうち、作業場所は既に選択されていて既知であるので、選択された作業場所を表示する。
図19に示すように、携帯端末201の制御部251は、ディスプレイ203に作業画面351Bを表示したならば(ステップS260B)、風警報装置11から風速計15の測定値、つまり風速Vの受信に待機する(ステップS261)。
風速Vを受信したならば(ステップS261のYES)、受信した風速Vに図18のステップS259で設定した係数aを掛けて風速Vを算出する(ステップS262)。そして算出した風速Vをディスプレイ203に表示している作業画面351B中の警報領域353に表示する(ステップS263)。
次いで携帯端末201の制御部251は、ステップS262で算出した風速Vが規定値Yを超えたかどうかを判定する(ステップS264)。この処理は、風警報装置11が備える風速計15の測定値に基づく作業場所での風速が規定の風速領域に達したかどうかを判定する処理である。したがってステップS264の処理は、風速Vが規定値Y以上となったかどうかを判定する処理であってもよい。
風速Vが規定値Yを超えていない場合(ステップS264のNO)、ディスプレイ203に表示している作業画面351B中の警報領域353の状態欄に、「状態:安全」と表示する(ステップS265)。
風速Vが規定値Yを超えた場合(ステップS264のYES)、ディスプレイ203に表示している作業画面351B中の警報領域353の状態欄に、「状態:危険」と表示する(ステップS266)。そして音響回路254を駆動してスピーカー231を鳴動させ、警報を報知する(ステップS267)。
ステップS265又はステップS267の処理の後、シーケンスはステップS261の風警報装置11からの風速Vの受信待機処理にリターンする。
図16に示すように、警報領域353にはメニューボタン354と再設定ボタン355が表示されていることは先にも述べたとおりである。上記ステップS260B〜ステップS267のルーチンの中でメニューボタン354か再設定ボタン355がタッチ指定された場合、携帯端末201の制御部251は処理をインターラプトし、タッチ指定されたオブジェクトの処理を実行する。
メニューボタン354がタッチ指定された場合、携帯端末201の制御部251はメニュー画面301Bをディスプレイ203に表示し、図17に示すフローチャートの処理にリターンする。このタイミングで作業ボタン303がタッチ指定されたならば(図17のステップS202のYES)、携帯端末201の制御部251は作業画面351Bをディスプレイ203に表示し、図19に示すフローチャートの処理にリターンする。この際、図18に示すフローチャートの処理による作業場所の設定がないまま作業ボタン303がタッチ指定された場合には、エラー処理となる。
再設定ボタン355がタッチ指定された場合、携帯端末201の制御部251は作業場所一覧画面311Bをディスプレイ203に表示し、図18に示すフローチャートの処理にリターンする。再び作業場所の高さ設定が可能になるわけである。
こうして本実施の形態によれば、携帯端末201のディスプレイ203に表示する作業画面351Bに、作業場所での推定される風速(風速V)の値とその風速が安全か危険かの状態とを表示することができる。そしてその風速(風速V)がある程度以上の速度になったことをディスプレイ203での表示とスピーカー231からの音響とによって操作者に知らせることができる。このとき、風警報装置11での風速(風速V)をそのまま表示したり規定値Yと比較したりするのではなく、作業場所での推定される風速(風速V)として扱うので、より実態に即した報知を行なうことができる。
また本実施の形態では、携帯端末201において作業場所の高さを入力するのではなく、作業場所そのものを入力して設定する。これにより、高さが不明な場合の入力作業が容易になるばかりか、より正確に係数aを求めることができ、携帯端末201で算出する風速Vの値をより信憑性あるものとすることができる。
[変形例]
以上、第1の実施の形態〜第6の実施の形態について説明した。これらの実施の形態においては、各種の変更や変形が可能であることはいうまでもない。
11 風警報装置
13 ポール(支持部)
14 旗
15 風速計
16 警報音発生装置
17 警報光発生装置
31 昇降機構
34 モータ
201 携帯端末
S103 第2の警報手段
S105 第1の警報手段
S106 音響警報手段
S107 発光警報手段

Claims (10)

  1. 旗を昇降自在に支持する支持部と、
    前記旗の昇降機構を駆動して前記旗を昇降させるモータと、
    風速を計測して測定値を出力する風速計と、
    前記風速計の測定値が規定の風速領域に達した場合に前記モータを駆動して前記旗を上昇させる第1の警報手段と、
    を備えることを特徴とする風警報装置。
  2. 前記第1の警報手段は、前記風速計の測定値が大きくなるほど高くなるように前記モータを駆動して前記旗の高さを調節し、前記風速計の測定値が規定の風速領域に達した場合には前記モータを駆動して前記旗を最上位置まで上昇させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の風警報装置。
  3. 警報音を発する警報音発生装置と、
    前記風速計の測定値が規定の風速領域に達した場合に前記警報音発生装置を駆動して警報音を鳴動させる音響警報手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の風警報装置。
  4. 前記支持部は前記旗を昇降自在に支持するポールを備え、
    前記風速計及び前記警報音発生装置は最上位置に位置する場合の前記旗の上方に位置させて前記ポールに取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の風警報装置。
  5. 前記ポールの頂上に配置された警報光を発する警報光発生装置と、
    前記風速計の測定値が規定の風速領域に達した場合に前記警報光発生装置を点灯させる発光警報手段と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の風警報装置。
  6. 旗を昇降自在に支持する支持部と、
    前記旗の昇降機構を駆動して前記旗を昇降させるモータと、
    風速を計測して測定値を出力する風速計と、
    前記風速計の測定値が大きくなるほど高くなるように前記モータを駆動して前記旗の高さを調節する第2の警報手段と、
    を備えることを特徴とする風警報装置。
  7. 風速計の測定値が規定の風速領域に達した場合に警報信号を無線送信する機能を付加した請求項1ないし5のいずれか一に記載の風警報装置と、
    無線送信された前記警報信号を受信すると警報を発する携帯端末と、
    を備えることを特徴とする風警報システム。
  8. 前記風速計の測定値を無線送信する機能を付加した請求項1ないし6のいずれか一に記載の風警報装置と、
    無線送信された前記風速計の測定値を受信し、当該測定値が規定の風速領域に達した場合に警報を発する携帯端末と、
    を備えることを特徴とする風警報システム。
  9. 前記携帯端末は、無線受信した前記風速計の測定値に作業場所の高さに応じた係数を掛けて前記規定の風速領域に達したかどうかを判定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の風警報システム。
  10. 前記携帯端末は、作業場所と高さとを対応付けて記憶し、作業場所を設定することによって当該作業場所の高さを求める、
    ことを特徴とする請求項9に記載の風警報システム。
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