JP2014042617A - 注射針 - Google Patents

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昭典 稲生
Nobuo Oikawa
伸夫 及川
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Abstract

【課題】指等が針先に触れて傷つけられることがない注射針を提供すること。針の突出寸法が一定となり、皮膚の目的とする深度に薬液を投与できる注射針を提供すること。
【解決手段】ハブ2と、ハブ2の先端から突出するようハブ2に取り付けられた針4、針4の周囲を覆う略筒状の保護カバー6と有する注射針である。ハブ2の先端部に筒状の取付部11が設けられ、取付部11に先端側が開口する凹部12が形成されている。凹部12内を通過するよう針4が配設される。保護カバー6が、取付部11に取り付けられる基部21と、基部21から延設された蛇腹状の伸縮部22と、伸縮部22から延設された保護部23と、を有する。保護部23は伸縮部22に比べて厚肉に形成され、針4の先端が保護部23に位置する。該保護カバー6が圧縮された際に、保護カバー6の伸縮部22および保護部23は凹部12内に収容可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、医師や看護士等の作業者が使用済みとなった注射針の先端に付着した患者の血液から感染する事故を未然に防止するための注射針に関する。
従来の注射針は、使用した後も針先が露呈した状態となっているので、作業者が誤って自身の指を突き刺してしまうことがあり、そのため注射針の先端に付着した患者の血液から肝炎やエイズ等が感染してしまうことがあった。
そこで、このような危険を回避するため、特開平7−16295号公報(特許文献1)および特開平8−182761号公報(特許文献2)には、針の周囲に蛇腹状の弾性部材を配置した注射針が提案されている。注射針の使用後に、弾性部材が元の形状に復元して針の周囲に配置されるので、使用者の手等を誤って突き刺すことを防止できるとされている。
特に、特許文献1の注射針では、弾性部材の先端部に針先の案内部が設けられ、この針先の案内部によって針の先端に作業者が誤って刺されないようになっている。
しかし、これらの特許文献1および2に記載の注射針では、針を一定寸法だけ皮膚に突き刺して薬液を皮膚の所定深さの箇所に注入できない。つまり、弾性部材の圧縮程度によって針の穿刺深度が変化するという欠点がある。
特開2000−167054号公報(特許文献3)には、針の穿刺深度を制限するためのストッパ部材を、針の保持部材に突設した注射針が提案されている。
しかし、この注射針では、針を保護するカバーの先端部が、針が貫通できるよう薄く形成されているので、この保護カバーに指等が触れると、針が保護カバーを貫通して作業者の指等を突き刺すおそれがある。
特に、保護カバーの先端膜を針が貫通して皮膚内へ刺し通すように構成されている場合には、針は保護カバーの先端膜を貫通した勢いで皮膚内へ入るために、針の深度を制御することができず、危険でもある。
特開平7−16295号公報 特開平8−182761号公報 特開2000−167054号公報
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、針先を保護カバーで確実に保護でき、保護カバーの先端に指等が誤って触れた場合でも、指が針先に触れて傷つけられることがない注射針を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、針の穿刺深度が一定となり、目的とする皮膚の深度に薬液を投与することができる注射針を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、安全に針を皮膚内へ刺通できる注射針を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は以下を特徴とする。
(項目1)ハブと、該ハブの先端から突出するよう該ハブに取り付けられた針と、該針の周囲を覆う略筒状の保護カバーと、を有する注射針であって、
該ハブの先端部に筒状の取付部が設けられ、該取付部に先端側が開口する凹部が形成され、
該凹部内を通過するよう該針が配設され、
該保護カバーが、該取付部に取り付けられる基部と、該基部から延設された蛇腹状の伸縮部と、該伸縮部から延設された保護部と、を有し、
該保護部は伸縮部に比べて厚肉に形成され、該針の先端が該保護部に位置し、
該保護カバーが圧縮された際に、該保護カバーの伸縮部および保護部は該凹部内に収容可能である注射針。
(項目2)前記ハブは、針が通過するハブ本体と、該ハブ本体の基部に設けられた薬液収容部と、該ハブ本体の先端部に設けられた前記取付部と、を有し、
該ハブ本体の基部に、注射器に接続可能なルアーロック用の突起が設けられている項目1に記載の注射針。
(項目3)前記保護カバーの基部は、前記ハブの取付部の外面に取り付けられる第1の基部と、該第1の基部から延設され、該取付部の内面に取り付けられる第2の基部と、を有する項目1又は2に記載の注射針。
(項目4)前記保護カバーの保護部の肉厚が、前記伸縮部の肉厚の、1.5〜3.0倍に形成されている項目1〜3のいずれかに記載の注射針。
(項目5)前記保護カバーの保護部の基部に針先が配置されており、該保護部の基部は保護部の全長に対して0〜20パーセントである項目1〜4のいずれかに記載の注射針。
本発明によれば、保護カバーが、ハブ先端の取付部に取り付けられる基部と、該基部から延設された蛇腹状の伸縮部と、該伸縮部から延設された保護部と、を有し、該保護部は伸縮部に比べて厚肉に形成され、該針の先端が該保護部に位置しているので、注射針を使用後、注射針を皮膚から引き抜くと、蛇腹の作用によって保護カバーは元の状態へ復帰し、針先の周囲を覆うことになる。そして、肉厚の保護カバーの保護部は針先の周囲に位置するため、針先をこの保護部で確実に保護できる。従って、保護カバーの保護部に指等が誤って触れた場合でも、指が針先に触れて傷つけられることがない。
また、保護カバーが圧縮された際に、該保護カバーの伸縮部および保護部はハブの取付部に設けられた凹部内に収容されるので、注射する際には、取り付け部の先端が皮膚に当たることになり、針の突出寸法が一定となる。よって、皮膚の目的とする深度に薬液を投与することができる。
また、保護カバーは略筒状に形成されており、保護カバー内の通孔を通して針を皮膚内へ刺通できるので、安全に針を進めることができる。
本発明の一実施形態の注射針の斜視図である。 図1に示す注射針の断面図である。 図1に示す注射針の正面図である。 図1に示すB部の拡大断面図である。 図1に示す注射針の先端側の側面図である。 図1に示す注射針の作用説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図5に示すように、本発明の注射針Aは、ハブ2と、該ハブ2の先端から突出するよう該ハブ2に取り付けられた針4と、該針4の周囲を覆う略筒状の保護カバー6と、を有する。
ハブ2は、針4が通過する針孔18が形成された略筒状のハブ本体14と、該ハブ本体14の基部19に設けられた薬液収容部20と、該ハブ本体14の先端部に設けられた筒状の取付部11と、を有する。
該基部19は筒状に形成され、その内部には薬液収容部20が形成されている。該基部19の後端部に、注射器に接続可能なルアーロック用の突起17が設けられている
該取付部11に、先端側が開口する凹部12が形成されている。
該ハブ本体14の半径方向の中心位置に針孔18が形成され、この針孔18に針4が通され、接着剤にて針4がハブ本体14に固着されている。この針4は、上記凹部12内を通過し、取付部11より前方へ突出している。
保護カバー6は、従来より公知の弾性材料で形成することができ、例えば、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどのゴム、エラストマーなどで形成することができる。保護カバー6は、これらの弾性を有する材質から略筒状に形成されている。
保護カバー6は、ハブ2の取付部11に取り付けられる基部21と、該基部21から延設された蛇腹状の伸縮部22と、該伸縮部22から延設された保護部23とを有する。この保護部23は、該伸縮部22に比べて厚肉に形成されている。
保護カバー6は、その長さ方向に亘ってバネの作用により伸縮できるように形成されている。保護カバー6に軸方向の圧縮力を加えると、保護カバー6は収縮し、またその圧縮力を解除すると、保護カバー6は元の形状に復元するように構成されている。
図6に示すように、保護カバー6の基部21は、前記ハブ2の取付部11の外面に取り付けられる第1の基部31と、該第1の基部31から延設され、該取付部11の内面に取り付けられる第2の基部32と、を有する。この第2の基部32からさらに第3の基部33が延設され、第3の基部33から上記伸縮部22が延設されている。
上記保護カバー6の保護部23の肉厚は、該伸縮部22の肉厚に比べて厚く設定されている。例えば、保護カバー6の保護部23の肉厚は、該伸縮部22の肉厚の、1.5〜3.0倍とすることができる。
保護カバー6に軸方向の圧縮力が作用していない状態(自然状態)では、該針4の先端が該保護部23の通孔24内に位置している。保護部23の長さを2mmとする場合には、針4の先端は保護部23の基端から0.1〜0.5mmの範囲に位置させるのが好ましい。すなわち、針4の先端から保護部23の先端までの寸法は、1.5mm以上、好ましくは1.8mm以上とするのが好ましい。
保護カバー6が圧縮された際には、針4の先端が保護部23の通孔24を通して露出する。その際に、該保護カバー6の伸縮部22および保護部23は該凹部12内へ収容可能とされている。
この針4の取付部11の先端からの突出寸法は、皮膚へ注入される薬液のための、所定の注射深度(投与の深さ)に設定されている。
以下、本発明の注射針Aの作用を説明する。
本発明の注射針Aの基部19に設けた突起17を、注射器の先端部にルアーロックによって取り付ける。注射器を操作することにより、薬液は注射針Aの薬液収容部20内へ送られる。
図6(A)〜(B)に示すように、保護カバー6の保護部23を皮膚Sに押し付けると、保護カバー6の伸縮部22が圧縮され、保護カバー6の保護部23が注射針Aのハブ2側へ移動することにより、針先が露出して皮膚Sへ刺し込まれる。同時に、保護カバー6の伸縮部22および保護部23は凹部12内に収容される。
ここで、取付部11の先端が皮膚S表面に当たるために、針4の皮膚内へ入る寸法が規制される。従って、皮膚組織の目的とする深度の箇所に薬液を投与することができる。
薬液を皮膚組織の所望の位置に投与した後、針4を皮膚Sから引き抜くと、図6(A)に示すように、保護カバー6は元の状態に復元して針4の周囲に配置される。保護カバー6の保護部23は、針先の周囲に位置するために、針先をこの保護部23で確実に保護できる。従って、保護カバー6の保護部23に指等が誤って触れた場合でも、指が針先に触れて傷つけられることがない。
本発明は、使用済みの注射針の先端に、医師や看護士等の作業者が誤って突き刺すことを防止した注射針を提供する。
A 注射針
2 ハブ
4 針
6 保護カバー
11 取付部
12 凹部
14 ハブ本体
21 保護カバーの基部
22 保護カバーの伸縮部
23 保護カバーの保護部

Claims (5)

  1. ハブと、該ハブの先端から突出するよう該ハブに取り付けられた針と、該針の周囲を覆う略筒状の保護カバーと、を有する注射針であって、
    該ハブの先端部に筒状の取付部が設けられ、該取付部に先端側が開口する凹部が形成され、
    該凹部内を通過するよう該針が配設され、
    該保護カバーが、該取付部に取り付けられる基部と、該基部から延設された蛇腹状の伸縮部と、該伸縮部から延設された保護部と、を有し、
    該保護部は伸縮部に比べて厚肉に形成され、該針の先端が該保護部に位置し、
    該保護カバーが圧縮された際に、該保護カバーの伸縮部および保護部は該凹部内に収容可能である注射針。
  2. 前記ハブは、針が通過するハブ本体と、該ハブ本体の基部に設けられた薬液収容部と、該ハブ本体の先端部に設けられた前記取付部と、を有し、
    該ハブ本体の基部に、注射器に接続可能なルアーロック用の突起が設けられている請求項1に記載の注射針。
  3. 前記保護カバーの基部は、前記ハブの取付部の外面に取り付けられる第1の基部と、該第1の基部から延設され、該取付部の内面に取り付けられる第2の基部と、を有する請求項1又は2に記載の注射針。
  4. 前記保護カバーの保護部の肉厚が、前記伸縮部の肉厚の、1.5〜3.0倍に形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の注射針。
  5. 前記保護カバーの保護部の基部に針先が配置されており、該保護部の基部は保護部の全長に対して0〜20パーセントである請求項1〜4のいずれかに記載の注射針。
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