JP2014040196A - 可動ホーム柵 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】戸袋2に出入する可動扉3の側面上部に可動扉3の先端側から戸袋側まで設けられた溝6内にレール7が設けられており、案内体8により長手方向に摺動可能に支持されている。溝6の長手方向の開口部の両端部に帯状のレールカバー5が固着(図1では溝内の構造を分かりやすくするため浮かせて表示しているが、実際には戸袋2から可動扉3が出ている部分では溝6の開口部に蓋をしており溝内は見えない)されており、案内体8の近傍に設けられた合計4個のローラー9によりレールカバー5は案内体8を迂回して移動する。
【選択図】図1
Description
以下、この発明の実施の形態1における可動ホーム柵の構成を図1から図9にもとづいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1における可動ホーム柵を示す斜視図、図2はこの発明の実施の形態1における可動ホーム柵の可動扉の溝部分を断面で示す平面図、図3はこの発明の実施の形態1における可動ホーム柵の可動扉の戸袋から出ている部分の溝部分を断面で示す側面図、図4はこの発明の実施の形態1における可動ホーム柵の案内体部分を一部断面で示す側面図、図5はこの発明の実施の形態1における可動ホーム柵の可動扉の溝部分を断面で示す平面図、図6はこの発明の実施の形態1における可動ホーム柵の可動扉の溝部分を断面で示す平面図、図7はこの発明の実施の形態1における可動ホーム柵の可動扉の戸袋から出ている部分の溝部分を断面で示す側面図、図8はこの発明の実施の形態1における可動ホーム柵の案内体部分を一部断面で示す側面図、図9はこの発明の実施の形態1における可動ホーム柵の設置状態を示す正面図である。
図9において、プラットホーム1上の幅方向の側縁部に沿って可動扉3がプラットホーム1脇に停車する列車の車両扉位置に合うように配置されている。この可動扉3をプラットホーム1の長手方向にスライド可能に支持するとともに、可動させる駆動機構が収納された戸袋2が設けられている。可動扉3のある側と反対側の戸袋2間に固定柵4が設けられて、戸袋2の設置位置を調整しているが、列車の車両扉の間隔が短い場合には固定柵4が無いものもある。可動扉3の側面上部には後で詳細に説明するレールを収納した溝が設けられ、その溝の開口部をレールカバー5で覆っている。
上記実施の形態1ではレールカバー5を案内体8から迂回させるためのローラー9が4個の場合について説明したが、図10に示すようにローラー9を2個として可動扉3の溝の戸袋側部分に取付座5aを設けてレールカバー5を取り付けるようにすれば、レールカバー5が案内体8を迂回するために曲がる回数が減るため、迂回部分での移動抵抗力をさらに小さくできる。
上記実施の形態1および2ではレールカバー5を案内体8から迂回させるために複数のローラー9が設けられている場合について説明したが、図11に示すように支持体10の案内体8が取り付けられた側の反対側の面でレールカバー5を摺動させて案内体8を迂回させてもよい。この場合にはローラー9も固定ローラー9aとしてレールカバー5を摺動させてもよい。固定ローラー9aや支持体10のレールカバー5が摺動する面にはフッ素コーティング等の摩擦抵抗の少ない材料で覆うことにより、レールカバー5の移動抵抗力をさらに小さくできる。
上記実施の形態1から3ではレールカバー5を迂回させて案内体8を避けて移動させる場合について説明したが、図13に示すようにL字形の支持体10をレールカバー5の下側から溝6内に入れてレールカバー5が案内体8を避けて移動できるようにしてもよい。この場合のレールカバー5は溝6の開口部の上側に固着させて、可動扉3が閉じている状態で溝6の戸袋2から出ている範囲にのみ設置されていればよい。このような構成にすることで、レールカバー5が迂回するための移動抵抗力を無くすことができる。溝6の開口部に設置されたレールカバー5の下側には図12に示すように戸袋2から出ている部分についても隙間が生じることになるが、下側に多少の隙間が有っても雨水や塵埃などの異物が溝6内に入ってレール7に付着するのを防ぐことができるとともに、例えば乗客の衣服がレール7に触れてレール7に摺動を潤滑にするために塗布されている油が乗客の衣服に付いてしまうような事も無くなる。
上記実施の形態4ではL字形の支持体10をレールカバー5の下側から溝6内に入れて案内体8を支持する場合について説明したが、図15に示すようにロ字形の支持体10をレールカバー5の上下から溝6内に入れて案内体8を支持してもよく、帯状のレールカバー5の戸袋側は支持体10を通過した位置の溝6の開口部の上下を渡すような取付座5a(図示せず)により取り付けられている。この場合には図14に示すように戸袋2から出ている部分の溝6の開口部のレールカバー5の上下に隙間が生じるが上記実施の形態4と同様の効果がある。また雨水や塵埃などの異物が溝6内に入るのをより少なくするためには、図16に示すように溝6の開口部のレールカバー5との上下の隙間にガスケット17を設置すればよいが、この場合には図17に示すようにレールカバー5が案内体8を避けて移動する際に支持体10でガスケット17を圧縮するために移動抵抗力が生じることになる。
上記実施の形態1では溝6の形状が図7の場合について説明したが、レール7に付着している油が落下してレールカバー5の下側と溝との隙間から出て可動扉3の側面を汚す恐れがある。このような場合には図18に示すように溝の開口部の下側に油止め用の堰3aを付けた構造にすればよく、レール7から落下した油が流出するのを防ぐことができる。また、図19に示すように溝6の開口部の上下方向の幅を広げた溝3bを設けて、溝3bにレールカバー5を嵌め込むようにすれば、雨水や塵埃などの異物が溝6内に一層入りにくくなる。
上記実施の形態1では図8に示すように溝内にレール7を設置して案内体8で長手方向(図8の前後方向)に摺動可能に支持した場合について説明したが、図20に示すように溝6の上下内面をレール7aとして案内体8で長手方向に摺動可能に支持してもよく、上記実施の形態1と同様の効果がある。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
3 可動扉 5 レールカバー
6 溝 7 レール
8 案内体 9 ローラー
Claims (20)
- プラットホームの側縁長手方向に沿って設置された戸袋と、この戸袋に出入するように前記長手方向にスライドする可動扉を備えた可動ホーム柵であって、前記可動扉の側面の長手方向に設けられた溝内に該長手方向に設けられたレールと、このレールを前記長手方向に摺動可能に案内支持する上記戸袋内に設けられた案内体と、上記レールの上記戸袋から出ている部分の上記溝の開口部の少なくとも一部を覆うとともに上記戸袋内で上記案内体を避けて移動可能な帯状のレールカバーを備えていることを特徴とする可動ホーム柵。
- 上記可動扉の側面に設置された溝およびレールは該可動扉の上部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の可動ホーム柵。
- 上記案内体の近傍に複数のローラーを備え該ローラーにより上記レールカバーを迂回させて上記案内体を避けることを特徴とする請求項1または2に記載の可動ホーム柵。
- 上記ローラーは4個であることを特徴とする請求項3に記載の可動ホーム柵。
- 上記ローラーは2個であることを特徴とする請求項3に記載の可動ホーム柵。
- 上記ローラーは回動可能に設けられていることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の可動ホーム柵。
- 上記ローラーは固定されており上記レールカバーが摺動することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の可動ホーム柵。
- 上記ローラーの摺動面が摩擦抵抗の小さい材質であることを特徴とする請求項7に記載の可動ホーム柵。
- 上記案内体を支える支柱に該支柱の太さよりも薄肉の支持体を取り付け、該支持体で上記案内体を支持することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の可動ホーム柵。
- 上記支持体は上記支柱の上端よりも上部で上記案内体を支持することを特徴とする請求項9に記載の可動ホーム柵。
- 上記支持体は上記複数のローラーも支持することを特徴とする請求項9または10に記載の可動ホーム柵。
- 上記支持体の案内体取付面の反対面で上記レールカバーを摺動迂回させて上記案内体を避けることを特徴とする請求項9または10に記載の可動ホーム柵。
- 上記支持体の摺動面が摩擦抵抗の小さい材質で覆われていることを特徴とする請求項12に記載の可動ホーム柵。
- 上記支持体は上記レールカバーの溝内側へ回り込んで上記案内体を支持することを特徴とする請求項9または10に記載の可動ホーム柵。
- 上記支持体は上記レールカバーの下側から回り込むことを特徴とする請求項14に記載の可動ホーム柵。
- 上記支持体は上記レールカバーの上下両側から回り込むことを特徴とする請求項14に記載の可動ホーム柵。
- 上記支持体が上記レールカバーを回り込む為にできた隙間を埋めるガスケットが上記溝内に設置されていることを特徴とする請求項14から16のいずれか1項に記載の可動ホーム柵。
- 上記可動扉の溝の開口部下面に堰が設けられていることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の可動ホーム柵。
- 上記可動扉の溝の開口部に上下方向の溝幅を広くした部分を設けて、その溝幅の広い部分に上記レールカバーを設けることを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の可動ホーム柵。
- 上記可動扉の溝の上下内面をレールとしたことを特徴とする請求項1から19のいずれか1項に記載の可動ホーム柵。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016074242A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-12 | 三菱電機株式会社 | 可動扉装置 |
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JP2006007951A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Nabtesco Corp | プラットホームドア装置 |
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2012
- 2012-08-23 JP JP2012183819A patent/JP5619094B2/ja active Active
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