JP2014034957A - 過給機用の軸受ハウジング - Google Patents

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【課題】軽量化の実現と耐熱性の確保とを両立させた過給機用の軸受ハウジングを提供すること。
【解決手段】軸受ハウジング1は、コンプレッサ側Xにコンプレッサインペラ41を備え、タービン側Yにタービンインペラ42を備えた回転軸4を軸支すると共に、回転軸4の外周に形成されたウォータージャケット12を有する。軸受ハウジング1は、アルミニウム製の軸受本体部2と、軸受本体部2のタービン側Yを覆う鉄製のキャップ部3とを備えている。軸受本体部2には、軸方向に貫通してなると共に回転軸4を挿通させる本体軸孔21と、本体軸孔21の外周に形成されていると共にタービン側Yに向かって開口してなる開口部220を有する本体凹部22とが設けられている。キャップ部3は、本体凹部22の開口部220を塞ぐように軸受本体部2のタービン側Yに取り付けられていると共に、本体凹部22との間にウォータージャケット12を構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンプレッサインペラとタービンインペラとを備えた回転軸を軸支する過給機用の軸受ハウジングに関する。
内燃機関における過給機は、コンプレッサ側にコンプレッサインペラを備え、タービン側にタービンインペラを備えた回転軸を軸受ハウジングによって軸支している。
従来の軸受ハウジングの内部には、冷却水を流通させる通路となるウォータージャケットが形成されており、タービンインペラを通過する排ガスの熱によって高温に加熱されることを抑制している。このような過給機としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特開2009−243299号公報
しかしながら、従来の軸受ハウジングは、鋳鉄材等を用いた鉄製のものであったため、質量が大きいという問題点がある。そこで、軸受ハウジングをアルミニウム製とし、全体の軽量化を図ることが考えられる。しかしながら、軸受ハウジングをアルミニウム製とすると、鉄製のものに比べて耐熱性が低下してしまう。特に、上述したようなタービン側からの熱に対して耐熱性を十分に確保することができないおそれがある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、軽量化の実現と耐熱性の確保とを両立させた過給機用の軸受ハウジングを提供しようとするものである。
本発明は、軸方向一方側にコンプレッサインペラを備え、軸方向他方側にタービンインペラを備えた回転軸を軸支すると共に、該回転軸の外周に形成されたウォータージャケットを有する過給機用の軸受ハウジングにおいて、
該軸受ハウジングは、アルミニウム製の軸受本体部と、該軸受本体部の上記軸方向他方側を覆う鉄製のキャップ部とを備えており、
上記軸受本体部には、軸方向に貫通してなると共に上記回転軸を挿通させる本体軸孔と、該本体軸孔の外周に形成されていると共に上記軸方向他方側に向かって開口してなる開口部を有する本体凹部とが設けられており、
上記キャップ部は、上記本体凹部の上記開口部を塞ぐように上記軸受本体部の上記軸方向他方側に取り付けられていると共に、上記本体凹部との間に上記ウォータージャケットを構成していることを特徴とする過給機用の軸受ハウジングにある(請求項1)。
上記軸受ハウジングは、アルミニウム製の軸受本体部と、鉄製のキャップ部とにより構成されている。すなわち、軸受ハウジングのうち、主として回転軸を軸支する部分である軸受本体部をアルミニウム製としている。そのため、軸受ハウジング全体を鉄製としたものに比べて、質量を低減することができる。これにより、軸受ハウジングの軽量化を実現することができる。
また、上記軸受ハウジングは、軸受本体部をアルミニウム製としたことにより、その軸受本体部に対する切削等の加工が容易となる。そのため、軸受ハウジングの製造が容易となると共にその製造コストを低減することができる。
また、上記軸受ハウジングは、アルミニウム製の軸受本体部の軸方向他方側(以下、適宜、タービン側という)を鉄製のキャップ部で覆っている。ここで、軸受ハウジングのタービン側は、排ガスの熱による影響を特に受け易い。よって、その軸受ハウジングのタービン側にアルミニウムよりも耐熱性のある鉄を主成分とするキャップ部を配置することにより、ウォータージャケット内に流通させる冷却水による冷却効果と合わせ、タービン側からの熱に対して耐熱性を十分に確保することができる。
また、上記軸受ハウジングは、軸受本体部の本体凹部の開口部をキャップ部によって塞ぐことにより、ウォータージャケットを構成している。例えば、一部品からなる軸受ハウジングの内部にウォータージャケットを構成する空間を鋳造等によって成形する場合には、成形時に中子や巾木が必要となる。しかしながら、上記構造において、ウォータージャケットの空間を構成する軸受本体部の本体凹部は、タービン側に開口しているため、中子や巾木を用いることなく成形することが可能である。これにより、軸受ハウジングの製造が容易となると共にその製造コストを低減することができる。
また、上記軸受ハウジングにおいて、ウォータージャケットを構成する空間である軸受本体部の本体凹部を中子や巾木を用いることなく成形することにより、成形後の軸受本体部には、巾木を除去した後に形成される空間(貫通孔等)が存在しない。そのため、例えば、軸受本体部の外周面にウォータージャケット内に流通させる冷却水の供給及び排出を行うフランジ部を設ける場合には、そのフランジ部を設ける位置に自由度が生まれる。これにより、軸受ハウジングを含む過給機の内燃機関への搭載性を高めることができる。
また、例えば、過給機全体を主にタービンインペラを収容するタービンハウジングの一部で支持している場合には、上記軸受ハウジングの軽量化により、過給機全体を軽量化することができ、その過給機を支えるタービンハウジングに対する要求強度を低減することができる。これにより、タービンハウジングの軽量化を図ることができ、それに伴ってタービンハウジングの熱容量を低減することができる。
その結果、タービンハウジングを通過する際に、そのタービンハウジングに吸収される排ガスの熱量を少なくすることができる。それ故、タービンハウジングの下流側に排ガス浄化用の触媒が配置されている場合には、その触媒に対してより高温の排ガスを送り込むことができる。そして、触媒の暖機性を高めることができると共に、排ガス浄化性能を向上させることができる。
このように、本発明によれば、軽量化の実現と耐熱性の確保とを両立させた過給機用の軸受ハウジングを提供することができる。
実施例における、軸受ハウジングの構造を示す説明図。 実施例における、回転軸を軸支した状態の軸受ハウジングを示す説明図。 実施例における、軸受本体部及びキャップ部を示す説明図。 実施例における、軸受本体部内のウォータージャケットを示す説明図。 実施例における、軸受本体部の水フランジ部を示す説明図。
上記軸受ハウジングにおいて、上記軸受本体部は、アルミニウム製である。該軸受本体部を構成する材料としては、例えば、AC2B−T6(アルミニウム合金)、AC4C−T6(アルミニウム合金)等を用いることができる。
また、上記キャップ部は、鉄製である。該キャップ部を構成する材料としては、例えば、SS400(一般構造用圧延鋼材)、S45C(炭素鋼)等を用いることができる。
また、上記キャップ部には、上記軸方向一方側に向かって開口すると共に上記ウォータージャケットの一部を構成するキャップ凹部が設けられていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、タービン側に配置され、排ガスの熱による影響を特に受け易いキャップ部とウォータージャケット内を流通する冷却水との接触面積を大きくすることができる。これにより、ウォータージャケットの冷却性能を効果的に高めることができ、軸受ハウジングの耐熱性をより一層十分に確保することができる。
また、上記キャップ部には、上記軸方向一方側に向かって突出してなると共に上記軸受本体部の上記本体凹部内の一部に圧入されるキャップ凸部が設けられていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、キャップ部のキャップ凸部を軸受本体部の本体凹部の開口部から軸方向一方側(以下、適宜、コンプレッサ側という)に圧入した構造とすることにより、軸受本体部とキャップ部との接触界面における冷却水の漏れ経路を長くすることができ、ウォータージャケットからの冷却水の漏れを防止することができる。また、軸受本体部の本体軸孔内に供給された潤滑油とウォータージャケット内の冷却水との混合を防止することもできる。
本発明の実施例にかかる過給機用の軸受ハウジングについて、図を用いて説明する。
本例の軸受ハウジング1は、図1、図2に示すごとく、軸方向一方側(コンプレッサ側)Xにコンプレッサインペラ41を備え、軸方向他方側(タービン側)Yにタービンインペラ42を備えた回転軸4を軸支すると共に、回転軸4の外周に形成されたウォータージャケット12を有する。
軸受ハウジング1は、アルミニウム製の軸受本体部2と、軸受本体部2の軸方向他方側(タービン側)Yを覆う鉄製のキャップ部3とを備えている。
軸受本体部2には、軸方向に貫通してなると共に回転軸4を挿通させる本体軸孔21と、本体軸孔21の外周に形成されていると共に軸方向他方側(タービン側)Yに向かって開口してなる開口部220を有する本体凹部22とが設けられている。
キャップ部3は、本体凹部22の開口部220を塞ぐように軸受本体部2の軸方向他方側(タービン側)Yに取り付けられていると共に、本体凹部22との間にウォータージャケット12を構成している。
以下、これを詳説する。
図2に示すごとく、本例の過給機8は、自動車のターボチャージャーに用いられるものである。ターボチャージャーは、排ガスのエネルギーを利用してタービンインペラ42を回転させることにより、タービンインペラ42と同軸の回転軸4に配設したコンプレッサインペラ41を回転させ、圧縮空気を作り出すものである。
そして、コンプレッサインペラ41を収容するコンプレッサハウジング(図示略)と、タービンインペラ42を収容するタービンハウジング(図示略)との間に、軸受ハウジング1が配設されている。
図1、図2に示すごとく、軸受ハウジング1は、軸方向に貫通してなると共に、回転軸4を挿通させる軸孔11を有する。軸受ハウジング1は、軸孔11内に円筒状の軸受部材111及び複数のベアリング112を配置して回転軸4を軸支している。回転軸4は、コンプレッサ側Xの端部にコンプレッサインペラ41が固定されており、タービン側Yの端部にタービンインペラ42が固定されている。
また、軸受ハウジング1の内部には、軸孔11(回転軸4)の外周に形成されたウォータージャケット12が設けられている。ウォータージャケット12は、軸孔11(回転軸4)の外周において周方向略全周にわたって形成されており、冷却水W(図3、図4)を流通させる通路を構成している。
また、軸受ハウジング1は、アルミニウム製の軸受本体部2と、軸受本体部2のタービン側Yを覆う鉄製のキャップ部3とを組み付けることによって構成されている。本例では、軸受本体部2は、アルミニウム合金材(AC2B−T6、AC4C−T6等)よりなる。また、キャップ部3は、鉄系材料(SS400、S45C等)よりなる。
図1〜図3に示すごとく、軸受本体部2は、軸方向に貫通してなると共に、回転軸4を挿通させる本体軸孔21を有する。本体軸孔21は、軸受ハウジング1の軸孔11の一部を構成している。
軸受本体部2のタービン側Yの端面202には、コンプレッサ側Xに向かって窪んでなると共に、タービン側Yに向かって開口する開口部220を有する本体凹部22が設けられている。本体凹部22は、本体軸孔21の外周において周方向全周にわたって形成されている。
軸受本体部2の本体凹部22は、開口部220を有する凹状の大径部221と、大径部221の底面からコンプレッサ側Xに形成された凹状の小径部222とにより構成されている。大径部221内には、後述するキャップ部3のキャップ凸部32が圧入されている。また、小径部222は、後述するキャップ部3のキャップ凹部33と共に、ウォータージャケット12の一部を構成している。
図3〜図5に示すごとく、軸受本体部2の外周面203には、ウォータージャケット12に冷却水Wを供給する冷却水供給口231と冷却水Wを排出する冷却水排出口232とを有する水フランジ部23が設けられている。
そして、冷却水Wは、水フランジ部23の冷却水供給口231から供給され、ウォータージャケット12内を通り、最終的に水フランジ部23の冷却水排出口232から排出される。
図2に示すごとく、軸受本体部2の内部には、潤滑油Oを流通させる通路となる潤滑油通路24が形成されている。また、潤滑油通路24には、潤滑油Oを流通させて軸受ハウジング1を冷却するためのオイルジャケット241が設けられている。
図3に示すごとく、軸受本体部2の外周面203には、潤滑油Oを排出する潤滑油排出口252を有するオイルフランジ部25が設けられている。
そして、潤滑油Oは、軸受本体部2内の潤滑油通路24内を通り、回転軸4が挿通されている本体軸孔21(軸孔11)やオイルジャケット241等に供給され、最終的にオイルフランジ部25の潤滑油排出口252から排出される。
図1〜図3に示すごとく、キャップ部3は、円板状を呈しており、その中央部において軸方向に貫通してなると共に、回転軸4を挿通させるキャップ軸孔31を有する。キャップ軸孔31は、軸受ハウジング1の軸孔11の一部を構成している。
また、キャップ部3は、軸受本体部2の本体凹部22の開口部220を塞ぐように、軸受本体部2のタービン側Yに取り付けられている。
具体的には、キャップ部3のコンプレッサ側Xの端面301には、コンプレッサ側Xに向かって突出してなるキャップ凸部32が周方向全周にわたって設けられている。キャップ凸部32の先端面321には、タービン側Yに向かって窪んでなると共に、コンプレッサ側Xに向かって開口するキャップ凹部33が周方向全周にわたって設けられている。キャップ凹部33は、軸受本体部2の本体凹部22の小径部222に対向するように設けられている。
また、キャップ部3は、キャップ凸部32を軸受本体部2の本体凹部22の大径部221内に圧入することにより、本体凹部22の開口部220を塞ぐと共に、軸受本体部2のタービン側Yに取り付けられている。そして、軸受本体部2の本体凹部22の小径部222とその小径部222に連通するキャップ部3のキャップ凹部33とにより、ウォータージャケット12が構成されている。
本例の軸受ハウジング1における作用効果について説明する。
本例の軸受ハウジング1は、アルミニウム製の軸受本体部2と、鉄製のキャップ部3とにより構成されている。すなわち、軸受ハウジング1のうち、主として回転軸4を軸支する部分である軸受本体部2をアルミニウム製としている。そのため、軸受ハウジング1全体を鉄製としたものに比べて、質量を低減することができる。これにより、軸受ハウジング1の軽量化を実現することができる。
また、軸受ハウジング1は、軸受本体部2をアルミニウム製としたことにより、その軸受本体部2に対する切削等の加工が容易となる。そのため、軸受ハウジング1の製造が容易となると共にその製造コストを低減することができる。
また、軸受ハウジング1は、アルミニウム製の軸受本体部2のタービン側Yを鉄製のキャップ部3で覆っている。ここで、軸受ハウジング1のタービン側Yは、排ガスの熱による影響を特に受け易い。よって、その軸受ハウジング1のタービン側Yにアルミニウムよりも耐熱性のある鉄を主成分とするキャップ部3を配置することにより、ウォータージャケット12内に流通させる冷却水Wによる冷却効果と合わせ、タービン側Yからの熱に対して耐熱性を十分に確保することができる。
また、軸受ハウジング1は、軸受本体部2の本体凹部22の開口部220をキャップ部3によって塞ぐことにより、ウォータージャケット12を構成している。例えば、一部品からなる軸受ハウジングの内部にウォータージャケットを構成する空間を鋳造等によって成形する場合には、成形時に中子や巾木が必要となる。しかしながら、上記構造において、ウォータージャケット12の空間を構成する軸受本体部2の本体凹部22は、タービン側Yに開口しているため、中子や巾木を用いることなく成形することが可能である。これにより、軸受ハウジング1の製造が容易となると共にその製造コストを低減することができる。
また、軸受ハウジング1において、ウォータージャケット12を構成する空間である軸受本体部2の本体凹部22を中子や巾木を用いることなく成形することにより、成形後の軸受本体部2には、巾木を除去した後に形成される空間(貫通孔等)が存在しない。そのため、本例のように、軸受本体部2の外周面203にウォータージャケット12内に流通させる冷却水Wの供給及び排出を行う水フランジ部23を設ける場合には、その水フランジ部23を設ける位置に自由度が生まれる。これにより、軸受ハウジング1を含む過給機8の内燃機関への搭載性を高めることができる。
また、例えば、過給機8全体を主にタービンインペラ42を収容するタービンハウジング(図示略)の一部で支持している場合には、軸受ハウジング1の軽量化により、過給機8全体を軽量化することができ、その過給機8を支えるタービンハウジングに対する要求強度を低減することができる。これにより、タービンハウジングの軽量化を図ることができ、それに伴ってタービンハウジングの熱容量を低減することができる。
その結果、タービンハウジングを通過する際に、そのタービンハウジングに吸収される排ガスの熱量を少なくすることができる。それ故、タービンハウジングの下流側に排ガス浄化用の触媒が配置されている場合には、その触媒に対してより高温の排ガスを送り込むことができる。そして、触媒の暖機性を高めることができると共に、排ガス浄化性能を向上させることができる。
また、本例では、キャップ部3には、軸方向一方側(コンプレッサ側)Xに向かって開口すると共にウォータージャケット12の一部を構成するキャップ凹部33が設けられている。そのため、タービン側Yに配置され、排ガスの熱による影響を特に受け易いキャップ部3とウォータージャケット12内を流通する冷却水Wとの接触面積を大きくすることができる。これにより、ウォータージャケット12の冷却性能を効果的に高めることができ、軸受ハウジング1の耐熱性をより一層十分に確保することができる。
また、キャップ部3には、軸方向一方側(コンプレッサ側)Xに向かって突出してなると共に軸受本体部2の本体凹部22内の一部に圧入されるキャップ凸部32が設けられている。すなわち、キャップ部3のキャップ凸部32を軸受本体部2の本体凹部22の開口部220からコンプレッサ側Xに圧入した構造とすることにより、軸受本体部2とキャップ部3との接触界面における冷却水Wの漏れ経路を長くすることができ、ウォータージャケット12からの冷却水Wの漏れを防止することができる。また、軸受本体部2の本体軸孔21内に供給された潤滑油Oとウォータージャケット12内の冷却水Wとの混合を防止することもできる。
このように、本例によれば、軽量化の実現と耐熱性の確保とを両立させた過給機用の軸受ハウジング1を提供することができる。
1 軸受ハウジング
12 ウォータージャケット
2 軸受本体部
21 本体軸孔
22 本体凹部
220 開口部
3 キャップ部
4 回転軸
41 コンプレッサインペラ
42 タービンインペラ
X コンプレッサ側(軸方向一方側)
Y タービン側(軸方向他方側)

Claims (3)

  1. 軸方向一方側にコンプレッサインペラを備え、軸方向他方側にタービンインペラを備えた回転軸を軸支すると共に、該回転軸の外周に形成されたウォータージャケットを有する過給機用の軸受ハウジングにおいて、
    該軸受ハウジングは、アルミニウム製の軸受本体部と、該軸受本体部の上記軸方向他方側を覆う鉄製のキャップ部とを備えており、
    上記軸受本体部には、軸方向に貫通してなると共に上記回転軸を挿通させる本体軸孔と、該本体軸孔の外周に形成されていると共に上記軸方向他方側に向かって開口してなる開口部を有する本体凹部とが設けられており、
    上記キャップ部は、上記本体凹部の上記開口部を塞ぐように上記軸受本体部の上記軸方向他方側に取り付けられていると共に、上記本体凹部との間に上記ウォータージャケットを構成していることを特徴とする過給機用の軸受ハウジング。
  2. 請求項1に記載の軸受ハウジングにおいて、上記キャップ部には、上記軸方向一方側に向かって開口すると共に上記ウォータージャケットの一部を構成するキャップ凹部が設けられていることを特徴とする過給機用の軸受ハウジング。
  3. 請求項1又は2に記載の軸受ハウジングにおいて、上記キャップ部には、上記軸方向一方側に向かって突出してなると共に上記軸受本体部の上記本体凹部内の一部に圧入されるキャップ凸部が設けられていることを特徴とする過給機用の軸受ハウジング。
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