JP2014026497A - エッジ方向判別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの多少とは無関係に注目画素のエッジの方向をより高精度に判別する。
【解決手段】注目画素におけるエッジの方向を判別して第1の判別結果を出力する第1の方向判別手段10と、第1の方向判別手段よりもローパス効果が高く注目画素におけるエッジの方向を判別して第2の判別結果を出力する第2の方向判別手段11と、注目画素の平坦度を算出する平坦度算出手段12と、平坦度算出手段により算出された平坦度に応じた第1の判別結果と第2の判別結果との合成比率として平坦度が高いほど第1の判別結果の割合を高くし、平坦度が低いほど第2の判別結果の割合を高くした合成比率を算出する合成比率算出手段13と、合成比率算出手段により算出された合成比率に基づいて第1の判別結果と第2の判別結果とを合成する合成手段14とを備え、合成手段による合成結果に対応する方向を注目画素のエッジ方向として判別するエッジ方向判別装置1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像における各画素のエッジの方向を判別するエッジ方向判別装置に関するものである。
画像における各画素のエッジの方向を判別することで、画像の構造的属性を保持しながら、例えば、ノイズ除去等のその後の画像処理を単純化することができることから、エッジの方向判別の精度の向上が望まれている。
このようなエッジの方向判別に関する技術として、例えば、特開2008−293425号公報(特許文献1)には、入力画像信号を多重解像度変換して、互いに異なる周波数帯域を有する複数の帯域画像信号を作成し、この帯域画像信号の周波数帯域およびこの周波数帯域よりも低域側の周波数の情報を含む第1の画像信号と、帯域画像信号の周波数帯域よりも低域側の周波数の情報を含む第2の画像信号とを用いて、帯域画像信号のエッジ成分の方向を判別すると共にエッジ成分の方向に応じて帯域画像信号のノイズを除去するノイズ除去装置が開示されている。
特開2008−293425号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載のノイズ除去装置では、ノイズ除去処理が、方向性を有するフィルタ処理に基づいて行われるため、エッジの保存能力が高いという利点がある反面、平坦部等に存在する微小なエッジをエッジとして捉えて保存する傾向があり、出力画像に模様状のノイズが残留する虞がある。
特許文献1では、模様状のノイズを除去するために、方向判別処理後にコアリング処理を行ってエッジを保持することを提案している。しかしながら、ノイズ量が多く模様状のノイズが目立つ場合には、ノイズ除去のためにコアリング処理の強度を上げる必要があり、これによって画質が劣化するという不具合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ノイズの多少とは無関係に、注目画素のエッジの方向をより高精度に判別することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、注目画素におけるエッジの方向を判別して第1の判別結果を出力する第1の方向判別手段と、該第1の方向判別手段よりもローパス効果が高く、前記注目画素におけるエッジの方向を判別して第2の判別結果を出力する第2の方向判別手段と、前記注目画素の平坦度を算出する平坦度算出手段と、該平坦度算出手段により算出された平坦度に応じた前記第1の判別結果と前記第2の判別結果との合成比率として、前記平坦度が高いほど第1判別結果の割合を高くし、前記平坦度が低いほど前記第2判別結果の割合を高くした合成比率を算出する合成比率算出手段と、該合成比率算出手段により算出された合成比率に基づいて前記第1の判別結果と前記第2の判別結果とを合成する合成手段とを備え、 該合成手段による合成結果に対応する方向を注目画素のエッジ方向として判別するエッジ方向判別装置を提供する。
本発明によれば、注目画素のエッジの方向を第1の方向判別手段及び第1の方向判別手段よりもローパス効果が高い第2の方向判別手段の2つの方向判別手段により判別し、第1の判別結果と第2の判別結果とを夫々出力する。ここで、第1の方向判別手段は、第2の方向判別手段に比してローパス効果が低い、すなわち、ノイズ除去効果が小さいので、エッジを保持する力が弱いという欠点がある。一方、第2の方向判別手段は、第1の方向判別手段に比してローパス効果が高い、すなわち、ノイズ除去効果が高いので、例えば、ノイズの影響で途切れてしまったエッジを繋げる等エッジを保持する力が強い反面、平坦部等の微小ノイズをエッジと判別する虞がある。そこで、平坦度算出手段により注目画素の平坦度を算出し、この平坦度に応じた合成比率に基づいて第1の判別結果と第2の判別結果とを合成し、合成結果に対応する方向を注目画素のエッジ方向として判別する。従って、ノイズの多少とは無関係に注目画素のエッジの方向をより高精度に判別することができる。
上記した発明において、前記第1の判別結果及び前記第2の判別結果がベクトル値であり、前記合成手段が、前記合成比率算出手段により算出された合成比率に基づいて、ベクトル値を加重加算することにより前記第1の判別結果と前記第2の判別結果とを合成することが好ましい。
このようにすることで、第1の判別結果と第2の判別結果との合成の際の演算を単純化することができるので、容易に、かつ高精度にノイズの多少とは無関係に注目画素のエッジの方向をより高精度に判別することができる。
上記した発明において、前記第1の判別結果及び前記第2の判別結果が角度又は角度を離散化した数値であり、前記合成手段が、前記角度又は角度を離散化した数値に前記合成比率算出手段により算出された合成比率を乗算して加算することにより前記第1の判別結果と前記第2の判別結果とを合成することが好ましい。
このようにすることで、第1の判別結果と第2の判別結果との合成際の演算を単純化することができるので、容易に、かつ高精度にノイズの多少とは無関係に注目画素のエッジの方向をより高精度に判別することができる。
本発明によれば、ノイズの多少とは無関係に、注目画素のエッジの方向をより高精度に判別するという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るエッジ方向判別装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るエッジ方向判別装置において、注目画素のエッジを判別するために第1方向判別部によって設定されるフィルタの例を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係るエッジ方向判別装置において、注目画素のエッジを判別するために第2方向判別部によって設定されるフィルタの例を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係るエッジ方向判別装置において、閾値が1つ設定された場合の平坦度と合成率との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るエッジ方向判別装置において、閾値が2つ設定された場合の平坦度と合成率との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るエッジ方向判別装置において、注目画素のエッジ方向を判別する際のフローチャートである。 本発明の一実施形態の変形例に係るエッジ方向判別装置において、注目画素のエッジを判別するために設定されるフィルタの例を示す概念図であって、(A)は第1方向判別部のフィルタの例を、(B)は第2方向判別部のフィルタの例を示す。 本発明の一実施形態に係るエッジ方向判別装置が適用される画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
以下に、本発明の一実施形態に係るエッジ方向判別装置1について図面を参照して説明する。
図1に示すように、エッジ方向判別装置1は、入力画像の注目画素におけるエッジの方向を判別する第1方向判別部10、第2方向判別部11、注目画素の平坦度を算出する平坦度算出部12、各方向判別部10,11の出力結果の合成比率を平坦度に応じて算出する合成比率算出部13、及び合成比率に基づいて各方向判別部10,11の出力結果を合成する合成部14を備えている。
第1方向判別部10は、入力画像に含まれる各画素のエッジの方向を判別して出力結果を後述する合成部14に出力する。第1方向判別部10によるエッジの方向の判別は例えば、以下のように行われる。
まず、第1方向判別部10は、エッジの方向を判別すべき画素である注目画素を中心として所定数の画素を含む所定範囲を抽出する。すなわち、第1方向判別部10では、エッジの方向を判別するために、注目画素を中心として所定数の画素を含む所定範囲のフィルタを用いる。本実施形態においては、第1方向判別部10が、注目画素を中心とする5画素×5画素のフィルタを用いることとして説明する。図2に、注目画素X22を中心とする5画素×5画素の計25画素(X00〜X44)を含む正方形のフィルタを例示した。図2に示すように、フィルタは、注目画素X22を起点として放射状に向かうe0〜e7の8つの方向を持つものとする。
第1方向判別部10は、以下の数式1−0乃至数式1−7に従って、e0〜e7の方向毎に注目画素X22と各比較画素との差分を算出し、方向毎に差分の絶対値和を当該方向の評価値として出力する。すなわち、方向毎に以下の演算を行い、演算結果をその方向の評価値とする。そして、第1方向判別部10は、各方向についての評価値のうち最小値を示す方向を第1の判別結果として合成部14に出力する。
Figure 2014026497
第2方向判別部11は、第1方向判別部10と同様に入力画像に含まれる各画素のエッジの方向を判別して出力結果を後述する合成部14に出力する。ここで、第2方向判別部11は、第1方向判別部10に比してローパス効果、すなわち、ノイズ除去効果が高いものとなっており、第2方向判別部11によるエッジの方向の判別は例えば、以下のように行われる。
第2方向判別部11は、エッジの方向を判別すべき画素である注目画素を中心として所定数の画素を含む所定範囲を抽出する。このとき、第2方向判別部11は、第1方向判別部10よりもローパス効果が高いので、例えば、第1方向判別部におけるフィルタよりもフィルタサイズを大きくなっている。本実施形態においては、第2方向判別部11が、注目画素を中心とする7画素×7画素のフィルタを用いることとして説明する。図3に、注目画素Y33を中心とする7画素×7画素の計49画素(Y00〜Y66)を含む正方形のフィルタを例示した。図3に示すように、フィルタは、注目画素Y33を起点として放射状に向かうe0〜e7の8つの方向を持つものとする。
第2方向判別部11は、以下の数式2−0乃至数式2−7に従って、e0〜e7の方向毎に注目画素Y33と各比較画素との差分を算出し、方向毎に差分の絶対値和を当該方向の評価値として出力する。すなわち、方向毎に以下の演算を行い、演算結果をその方向の評価値とする。そして、第2方向判別部11は、各方向についての評価値のうち最小値を示す方向を第2の判別結果として合成部14に出力する。
Figure 2014026497
なお、上記した各方向e0〜e7は、例えば、角度、方向ベクトル又はこれらを数字でラベル付けしたラベルで表現することができる。以下に、各方向e0〜e7にラベル付けを行い、これらのラベルとベクトル値とを対応付けて表現した例を示す。
Figure 2014026497
平坦度算出部12は、注目画素の平坦度を算出する。ここで、平坦度とは、入力画像の画素毎に算出されるものであり、注目画素が平坦である度合いを示すものである。従って、平坦度が高い場合には、当該注目画素が平坦である度合いが高く、すなわち、エッジがないと判断することができる。一方、平坦度が低い場合には、当該注目画素が平坦である度合いが低く、細かいテクスチャ等の模様やエッジがあると判断することができる。
平坦度算出部12は、第2方向判別部により得られた各方向e0〜e7の評価値のばらつきを示す分散値を算出し、この分散値を平坦度を示す値として算出する。従って、平坦度算出部12は、算出した分散値が高い場合に平坦度が高いと判定し、分散値が低い場合に平坦度が低いと判定する。
なお、平坦度の算出は、上記した手法に限られず、例えば、注目画素近傍の複数ブロックに対して、注目画素と各ブロックに含まれる画素との画素値の差分の最大値を演算し、各ブロックに対する最大値のうちの最小値に基づいて平坦度を判断することもできる。
合成比率算出部13は、平坦度算出部12により算出された平坦度に応じて、すなわち、本実施形態においては分散値に応じて、第1の判別結果と第2の判別結果との合成比率を算出する。この合成比率は、平坦度が高いほど第1判別結果の割合を高くし、平坦度が低いほど前記第2判別結果の割合を高くした合成比率を算出する。算出した合成比率は、合成部14に出力される。
合成比率の算出に際しては、予め1又は複数の閾値を定めておくことができる。閾値が一つの場合の例を図4に、閾値が2つの場合の例を図5に示した。閾値としてTh1が1つ設定されている場合には、例えば、図4に示すように、平坦度がTh1までは第1の判別結果の割合が最小かつ第2の判別結果の割合が最大となる一定の合成比率を算出し、Th1以上では、平坦度が高くなるのに応じて第1判別結果の割合が高くなるような合成比率を算出する。
また、閾値がTh1、Th2の2つ設定されている場合には、例えば、図5に示すように、平坦度がTh1までは第1の判別結果の割合が最小かつ第2の判別結果の割合が最大となる一定の合成比率を算出し、Th1とTh2との間では、平坦度が高くなるのに応じて第1判別結果の割合が高くなるような合成比率を算出する。そして、平坦度がTh2以上となった場合に、第1の判別結果の割合が最大かつ第2の判別結果の割合が最小となる一定の合成比率を算出する。
合成部14は、合成比率算出部13により算出された合成比率に基づいて第1の判別結果と第2の判別結果とを合成する。すなわち、合成比率算出部13により算出された合成比率に基づく各判別結果に対する合成率を各判別結果に乗算し、これらを足し合わせて合成結果として出力する。
なお、各判別結果が、ベクトル値である場合には、x成分y成分それぞれに重みを掛け、以下の式(3)、式(4)に従って算出する。
第1の判別結果については、x成分をDX1、y成分の判別結果をDY1、x成分の合成率をWX1とし、y成分の合成率をWX1とする。
第2の判別結果については、x成分のをDX2、y成分の判別結果をDY2、x成分の合成率をWX2とし、y成分の合成率をWX2とする。

X成分の合成結果=DX1×WX1+DX2×WX2 …(3)
Y成分の合成結果=DY1×WY1+DY2×WY2 …(4)
エッジ方向判別装置1は、合成部14による合成結果に対応する方向を、最終的に注目画素のエッジ方向として判別する。
続いて、このように構成されたエッジ方向判別装置1の作用について図6のフローチャートに従って、説明する。なお、以下の説明においては、図2及び図3を参照し、第1方向判別部は5画素×5画素のフィルタ、第2方向判別部は7画素×7画素のフィルタを用いるものとして説明する。
本実施形態に係るエッジ方向判別装置1によって画像中のエッジの方向を判別するために、エッジの方向を判別すべき注目画素を特定し、ステップS11において、第1方向判別部10により注目画素X22を中心とする5画素×5画素の範囲を定め、この範囲に対してe0〜e7の方向毎に注目画素X22と各比較画素との差分を算出し、方向毎に差分の絶対値和を当該方向の評価値を算出する。そして、各評価値のうち最小値を示す方向を第1の判別結果として合成部14に出力する。次のステップS12では、第2方向判別部により注目画素Y33を中心とする7画素×7画素の範囲を定め、この範囲に対してe0〜e7の方向毎に注目画素Y33と各比較画素との差分を算出し、方向毎に差分の絶対値和を当該方向の評価値を算出する。そして、各評価値のうち最小値を示す方向を第2の判別結果として合成部14に出力する。
次のステップS13では、注目画素の平坦度を算出する。上述のように、平坦度算出部では、第2方向判別部により得られた各方向e0〜e7の評価値のばらつきを示す分散値を算出し、この分散値を平坦度を示す値として算出し、合成比率算出部13に出力する。
次のステップS14では、合成比率算出部13により、平坦度(分散値)に基づいて合成比率を算出し、合成部14に出力する。ステップS15において、合成部14では、合成比率算出部13により算出された合成比率に基づいて第1の判別結果と第2の判別結果とを合成し、これによりエッジ方向判別装置1として、合成結果に対応する方向を、最終的に注目画素のエッジ方向として判別する。
このように、ノイズ除去効果又は方向判別精度等の特性が異なる2つの方向判別部により、注目画素のエッジの方向を一旦判別しておき、注目画素の平坦度に応じた合成比率に基づいて2つの判別結果を合成し、合成結果に対応する方向を注目画素のエッジ方向として判別することで、ノイズの多少とは無関係に注目画素のエッジの方向をより高精度に判別することができる。
(変形例)
上記した実施形態においては、第1方向判別部と第2方向判別部とはフィルタサイズが異なるものとして例示したが、これに限られることはなく、例えば、フィルタサイズが同じで、係数の異なるフィルタを用いることもできる。
この場合には、ローパス効果を異ならせるために、注目画素との距離が近い画素の重みが遠い画素の重みに比べ高くすることでローパス効果を低減させ、注目画素との距離が近い画素も遠い画素も同じ重みとすることでローパス効果を高くする。方向は0〜360度とすることができ、ここでの方向判別結果は、エッジの勾配方向である。
図7(A)に第1方向判別部で用いるローパス効果の比較的低い3画素×3画素のフィルタを、図7(B)に第2方向判別部で用いるローパス効果の比較的高い3画素×3画素のフィルタを例示した。
第1方向判別部では、図7(A)の縦のフィルタをかけた値の出力Tx1と、横のフィルタをかけた値の出力Yx1の値を算出する。それらの値を下記の式(5−1)に代入して方向を計算する。
Figure 2014026497
第2の方向判別処理部も同様に、図7(B)の縦のフィルタをかけた値の出力Tx2と、横のフィルタをかけた値の出力Yx2の値を算出する。それらの値を下記の式(5−2)に代入して方向を計算する。
Figure 2014026497
上記計算式より得られた、direction1を第1の判別結果とし、direction2を第2の判別結果として出力し、平坦度算出、合成比率算出等以後の演算を行い、最終的にエッジ方向を判別する。
上記したエッジ方向判別装置1を画像処理装置に適用することにより、各画素のエッジの方向が判別された画像に対して、判別された方向の情報を用いてノイズ低減処理を行うことができる。この場合には、図8に示すように、例えば、画像入力部20、メモリ21、エッジ方向判別装置1、画像処理部22を備える画像処理装置2とすることができる。 画像処理部22は、方向に沿った平滑化部25、平坦部の平滑化部26、及びメモリ21から出力された原画像と平滑化後の画像を合成する画像合成部27を備えている。
画像処理部22では、エッジ方向判別装置1で得られた方向判別結果と平坦度の結果に基づいて、エッジであり、方向を持っている場合は平滑化部25により方向に沿った平滑化を、エッジでない平坦な場合には平滑化部26により所定ブロックを用いた平滑化をかけ、最後にメモリ21から出力された原画像と合成する。
平滑化の処理は、ある注目画素が持つ決められた方向に沿った周辺の複数画素の平均値を注目画素の値にし、方向を持たない場合はある注目画素の周辺の複数画素の平均値を用いることで平滑化するなどしても良い。これにより、エッジ上にのっているノイズを、エッジを鈍らせることなく落とすことができる。
1 エッジ方向判別装置
2 画像処理装置
10 第1方向判別部
11 第2方向判別部
12 平坦度算出部
13 合成比率算出部
14 合成部

Claims (3)

  1. 注目画素におけるエッジの方向を判別して第1の判別結果を出力する第1の方向判別手段と、
    該第1の方向判別手段よりもローパス効果が高く、前記注目画素におけるエッジの方向を判別して第2の判別結果を出力する第2の方向判別手段と、
    前記注目画素の平坦度を算出する平坦度算出手段と、
    該平坦度算出手段により算出された平坦度に応じた前記第1の判別結果と前記第2の判別結果との合成比率として、前記平坦度が高いほど第1の判別結果の割合を高くし、前記平坦度が低いほど前記第2の判別結果の割合を高くした合成比率を算出する合成比率算出手段と、
    該合成比率算出手段により算出された合成比率に基づいて前記第1の判別結果と前記第2の判別結果とを合成する合成手段とを備え、
    該合成手段による合成結果に対応する方向を注目画素のエッジ方向として判別するエッジ方向判別装置。
  2. 前記第1の判別結果及び前記第2の判別結果がベクトル値であり、
    前記合成手段が、前記合成比率算出手段により算出された合成比率に基づいて、ベクトル値を加重加算することにより前記第1の判別結果と前記第2の判別結果とを合成する請求項1記載のエッジ方向判別装置。
  3. 前記第1の判別結果及び前記第2の判別結果が角度又は角度を離散化した数値であり、
    前記合成手段が、前記角度又は角度を離散化した数値に前記合成比率算出手段により算出された合成比率を乗算して加算することにより前記第1の判別結果と前記第2の判別結果とを合成する請求項1記載のエッジ方向判別装置。
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