JP2014025407A - エンジンのオイルパン構造 - Google Patents
エンジンのオイルパン構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014025407A JP2014025407A JP2012166002A JP2012166002A JP2014025407A JP 2014025407 A JP2014025407 A JP 2014025407A JP 2012166002 A JP2012166002 A JP 2012166002A JP 2012166002 A JP2012166002 A JP 2012166002A JP 2014025407 A JP2014025407 A JP 2014025407A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil pan
- storage chamber
- lubricating oil
- bottom wall
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【解決手段】アウタオイルパン4の底壁にインナオイルパン5が設置されてオイルパン3が構成されたエンジンのオイルパン構造であって、インナオイルパン5の底壁にT字状に上方に突出する突出部22を形成して、アウタオイルパン4の底壁とインナオイルパン5の底壁との間に一部隙間を設け、当該隙間の上方のインナオイルパン5の底壁5aに連通孔25を設けるとともに、隙間の端部に連通孔25から離間した位置に第2の貯留室に対して開口する開口部24を設けて、第1の貯留室6と第2の貯留室7とを連通する連通路23を備えるとともに、第2の貯留室7に面してアウタオイルパン4にドレーン孔20を備える。
【選択図】図2
Description
当該2重構造のオイルパンを有するエンジンでは、インナオイルパン内に潤滑油を貯留可能な第1の貯留室と、インナオイルパンとアウタオイルパンの間に潤滑油を貯留可能な第2の貯留室とが形成されている。更に、第1の貯留室からストレーナを介して潤滑油を吸い出してエンジン内の潤滑を必要とする部位に供給し、第1の貯留室に戻して循環させる構成となっており、第1の貯留室と第2の貯留室とがサーモバルブを介して連通可能となっている。そして、暖機運転時のような低温時にはサーモバルブが閉状態となって、第1の貯留室内の潤滑油のみ循環させ、潤滑油の迅速な温度上昇を図るとともに、高温時にはサーモバルブが開状態となって第1の貯留室と第2の貯留室とを連通させ、循環可能な潤滑油量を増大させて潤滑油の過度な温度上昇を防止する機能を有する(特許文献1)。
また、その他には、インナオイルパン及びアウタオイルパンに夫々ドレーン孔を同軸上に設け、ドレーンプラグをインナオイルパンのドレーン孔を閉塞するインナプラグとアウタオイルパンのドレーン孔を閉塞するアウタプラグによって構成し、油抜き時にはインナプラグ及びアウタプラグの両方を外してインナオイルパン及びアウタオイルパンの両方から潤滑油を排出可能とする方法も考えられている。
また、上記のようにドレーンプラグをインナプラグとアウタプラグとによって構成した場合には、ドレーンプラグの構造が複雑化してコスト増加を招くとともに、ドレーンプラグの取り外し、特にインナプラグの取り外しが困難となり、油抜き時において工数増加を招くといった問題点がある。
また、請求項3の発明は、請求項1または2において、第1の貯留室内の潤滑油を吸い込む吸い込み口がインナオイルパン内に設けられ、吸い込み口と連通孔とが水平方向に互いに離間して配置されることを特徴とする。
図1は本発明のオイルパン構造を採用した本実施形態に係るエンジン1の概略構造を示す縦断面図である。
本実施形態に係るエンジン1のシリンダブロック2の下部には、潤滑油を貯留するためのオイルパン3が設けられている。
インナオイルパン5はアウタオイルパン4より小さく、アウタオイルパン4内に配置されており、その内部に潤滑油を貯留可能な第1の貯留室6を有している。
インナオイルパン5の底部はアウタオイルパン4の底壁4a上に載置され、一部で接続されている。インナオイルパン5は、下部及び上下方向中間部でアウタオイルパン4より側方に小さく形成され、上部が広がってアウタオイルパン4と略同一の大きさになっている。よって、アウタオイルパン4とインナオイルパン5との間には、潤滑油を貯留可能な第2の貯留室7が設けられている。
また、インナオイルパン5の前後方向に延びる一方の側壁5bの前後方向中央部には、第1の貯留室6と第2の貯留室7とを連通する挿通孔14が設けられるともに、当該挿通孔14を開閉するサーモバルブ15(規制手段、開閉手段)が設けられている。
図2は、本実施形態に係るオイルパン3の構造を示す上面図である。図3は、本実施形態に係るオイルパン3の構造を示す横断面図である。
更に、本実施形態では、インナオイルパン5の底壁5aがT字状に上方に突出して突出部22が形成されている。突出部22の幅は略1cm、突出高さは数mm程度である。そして、インナオイルパン5の底壁5aとアウタオイルパン4の底壁4aとは突出部22以外の部位で接触し、スポット溶接等により接続されている。これにより、突出部22においてインナオイルパン5の底壁5aとアウタオイルパン4の底壁4aとの間にT字形の隙間23が形成されている。
突出部22の各部位22a、22bの端部には、夫々第2の貯留室に面して開口部24が設けられている。
したがって、第1の貯留室6と第2の貯留室7とは、隙間23、開口部24及び連通孔25から構成される連通路26を介して連通しており、第1の貯留室6から潤滑油が連通路26を通過して第2の貯留室7に流入可能となっている。
図4に示すように、ストレーナ10の吸い込み口13は、T字状の突起部22の前後方向に延びる部位22aから図中右方に延びる部位22bの端部付近に設けられた連通孔24と左右方向に互いに離間している。また、吸い込み口13は前後方向に延びる部位22aよりも図中右方寄りに位置しており、挿通孔14を開閉するサーモバルブ15は前後方向に延びる部位22aよりも図中左方に位置している。
一方、オイルパン3から潤滑油を排出する油抜き作業を行なう場合には、アウタオイルパン4に締結されているドレーンプラグ21を取り外せばよい。
3 オイルパン
4 アウタオイルパン
5 インナオイルパン
6 第1の貯留室
7 第2の貯留室
13 吸い込み口
14 挿通孔
15 サーモバルブ(規制手段、開閉手段)
20 ドレーン孔
23 隙間
24 開口部
25 連通孔
26 連通路
Claims (4)
- アウタオイルパンの底壁にインナオイルパンが設置されてオイルパンが構成され、前記インナオイルパン内に潤滑油を貯留する第1の貯留室を有するとともに、前記アウタオイルパンと前記インナオイルパンとの間に潤滑油を貯留する第2の貯留室を有し、
前記潤滑油が所定温度未満のときに前記第1の貯留室と前記第2の貯留室との間での前記潤滑油の流通を規制する規制手段を備え、
前記第1又は第2の貯留室内のどちらか一方に貯留された前記潤滑油を吸い込み、エンジンの潤滑箇所に供給して、前記一方の貯留室に戻す、前記潤滑油の循環経路を有するエンジンのオイルパン構造であって、
前記アウタオイルパンの底壁と前記インナオイルパンの底壁との間に前記第2の貯留室に対して開口する開口部を有して一部隙間が設けられるとともに、当該隙間に対向する前記インナオイルパンの底壁に連通孔が設けられて、前記開口部、前記隙間及び前記連通孔により前記第1の貯留室と前記第2の貯留室とを連通する連通路が形成され、
前記第2の貯留室に面して前記アウタオイルパンに、前記第2の貯留室内の潤滑油を排出可能なドレーン孔を備えたことを特徴とするエンジンのオイルパン構造。 - 前記連通路の前記隙間は、前記インナオイルパンの底壁の一部に前記アウタオイルパンの底壁から離間する方向に突出した突出部と前記アウタオイルパンの底壁とで囲まれた空間として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのオイルパン構造。
- 前記第1の貯留室内の潤滑油を吸い込む吸い込み口が前記インナオイルパン内に設けられ、前記吸い込み口と前記連通孔とが水平方向に互いに離間して配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのオイルパン構造。
- 前記インナオイルパンに前記第1の貯留室と前記第2の貯留室とを挿通する挿通孔を設け、前記規制手段は前記挿通孔を開閉する開閉手段であり、
前記突出部は、前記開閉手段と前記吸い込み口との間に形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジンのオイルパン構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012166002A JP5979360B2 (ja) | 2012-07-26 | 2012-07-26 | エンジンのオイルパン構造 |
TW102125683A TWI610020B (zh) | 2012-07-26 | 2013-07-18 | 引擎之油殼構造 |
CN201310320342.7A CN103573327B (zh) | 2012-07-26 | 2013-07-26 | 发动机的油底壳结构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012166002A JP5979360B2 (ja) | 2012-07-26 | 2012-07-26 | エンジンのオイルパン構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014025407A true JP2014025407A (ja) | 2014-02-06 |
JP5979360B2 JP5979360B2 (ja) | 2016-08-24 |
Family
ID=50045951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012166002A Active JP5979360B2 (ja) | 2012-07-26 | 2012-07-26 | エンジンのオイルパン構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5979360B2 (ja) |
CN (1) | CN103573327B (ja) |
TW (1) | TWI610020B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016094858A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | 太平洋工業株式会社 | 二槽オイルパンのインナーパン |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5340143U (ja) * | 1976-09-10 | 1978-04-07 | ||
JPS54147343U (ja) * | 1978-04-05 | 1979-10-13 | ||
JPS57107940U (ja) * | 1980-12-22 | 1982-07-03 | ||
JPS5862112U (ja) * | 1981-10-21 | 1983-04-26 | 三菱自動車工業株式会社 | 内燃機関の貯油構造 |
JPS60185011U (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-07 | マツダ株式会社 | 過給機付エンジンのオイルパン構造 |
JP2001152825A (ja) * | 1999-11-25 | 2001-06-05 | Mitsubishi Motors Corp | エンジンのオイルパン |
JP2006077696A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Toyota Motor Corp | 二槽式オイルパン |
JP2009275675A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Toyota Motor Corp | オイル貯留装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8066100B2 (en) * | 2004-10-05 | 2011-11-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Oil pan and lubricating device |
JP2006207521A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Toyota Motor Corp | 潤滑装置 |
KR100865641B1 (ko) * | 2005-03-08 | 2008-10-29 | 도요다 지도샤 가부시끼가이샤 | 이중 챔버형 오일 팬 및 이를 장착한 엔진 |
JP2007211593A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Toyota Motor Corp | 潤滑装置 |
JP2009085158A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Toyota Motor Corp | 潤滑装置、オイル貯留装置、及びオイルパン仕切装置 |
JP2010106711A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Toyota Motor Corp | 二槽オイルパン |
-
2012
- 2012-07-26 JP JP2012166002A patent/JP5979360B2/ja active Active
-
2013
- 2013-07-18 TW TW102125683A patent/TWI610020B/zh not_active IP Right Cessation
- 2013-07-26 CN CN201310320342.7A patent/CN103573327B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5340143U (ja) * | 1976-09-10 | 1978-04-07 | ||
JPS54147343U (ja) * | 1978-04-05 | 1979-10-13 | ||
JPS57107940U (ja) * | 1980-12-22 | 1982-07-03 | ||
JPS5862112U (ja) * | 1981-10-21 | 1983-04-26 | 三菱自動車工業株式会社 | 内燃機関の貯油構造 |
JPS60185011U (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-07 | マツダ株式会社 | 過給機付エンジンのオイルパン構造 |
JP2001152825A (ja) * | 1999-11-25 | 2001-06-05 | Mitsubishi Motors Corp | エンジンのオイルパン |
JP2006077696A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Toyota Motor Corp | 二槽式オイルパン |
JP2009275675A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Toyota Motor Corp | オイル貯留装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016094858A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | 太平洋工業株式会社 | 二槽オイルパンのインナーパン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN103573327A (zh) | 2014-02-12 |
JP5979360B2 (ja) | 2016-08-24 |
TW201420872A (zh) | 2014-06-01 |
CN103573327B (zh) | 2017-03-22 |
TWI610020B (zh) | 2018-01-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100849050B1 (ko) | 오일 팬 및 윤활 장치 | |
KR100865641B1 (ko) | 이중 챔버형 오일 팬 및 이를 장착한 엔진 | |
KR101576301B1 (ko) | 오일 팬 구조체 및 오일 팬 내부를 구획하기 위한 구획 부재 | |
JP2006275039A (ja) | 潤滑装置 | |
US20090145695A1 (en) | Oil pan structure | |
JP4582115B2 (ja) | オイルパン構造 | |
JP5979360B2 (ja) | エンジンのオイルパン構造 | |
JP2010096062A (ja) | 二槽式オイルパン | |
JP5044478B2 (ja) | オイル貯留装置 | |
JP5360440B2 (ja) | オイル貯留装置 | |
JP4304439B2 (ja) | エンジンのオイル冷却装置 | |
JP2009085158A (ja) | 潤滑装置、オイル貯留装置、及びオイルパン仕切装置 | |
KR102238061B1 (ko) | 내연 기관의 오일 저장탱크 | |
JP4998442B2 (ja) | 二槽式オイルパン | |
JP2015155672A (ja) | エンジンの冷却回路 | |
JP2015048735A (ja) | オイルパン | |
JP2009203821A (ja) | オイル供給システム | |
JP2014088801A (ja) | 内燃機関 | |
JP6135453B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP2007138821A (ja) | 二槽式オイルパン | |
JP2007032487A (ja) | 二槽式オイルパン及びエンジン | |
JP2006125303A (ja) | 潤滑装置、オイルパンセパレーター、及びオイルレベルゲージ | |
JP2019100301A (ja) | 車両用オイルパン構造 | |
JP6438452B2 (ja) | 熱交換装置 | |
JP2009079507A (ja) | エンジンの冷却装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160317 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5979360 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |