JP2014023979A - 炭酸水製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水を効率良く製造することが可能な炭酸水製造装置を提供する。
【解決手段】圧力容器41には外部から炭酸ガス46を導入する炭酸ガスノズル42、圧力容器41内の加圧された炭酸ガス雰囲気中に上部中央から飲用水47を所定の噴射角度の旋回流として噴射する水噴射ノズル50、圧力容器41内に貯留している炭酸水48を外部に流出させる炭酸水供給管44、炭酸水48中にその中央から周囲にかけて下降する傾斜面45aを有する当て板45を水噴射ノズル50の下方に対峙させて備え、炭酸ガスノズル42から圧力容器41内に供給された炭酸ガス46雰囲気中に水噴射ノズル50から所定の噴射角度の旋回流の飲用水47を噴射して炭酸水48を製造する。
【選択図】図5

Description

本発明は、カップ式自動販売機や飲料ディスペンサなどの炭酸飲料を供給する機器に設けられる炭酸水製造装置に関する。
例えば、炭酸飲料を販売するカップ式自動販売機には、その内部に炭酸水製造装置が設けられている。炭酸水製造装置は、例えば、円筒状の圧力容器を有し、圧力容器の上部には、加圧した飲用水を噴射する水噴射ノズルと、圧力容器内を所定の圧力の炭酸ガスで充満させる炭酸ガスノズルと、圧力容器内の炭酸水の下限水位および上限水位を検出する水位センサと、圧力容器の下部には炭酸水を流出させる炭酸水供給管とが設けられている。
そして、カップ式自動販売機で炭酸飲料の販売が行われると、炭酸水電磁弁が開放され、炭酸水製造装置の圧力容器に貯留されている炭酸水は、炭酸水供給管を介して炭酸水ノズルからカップに供給される。炭酸水がカップに供給されて圧力容器に貯留されている炭酸水の水位が下がり、水位センサが炭酸水の下限水位を検出すると、制御部が給水電磁弁を開くとともに給水ポンプを駆動し、水リザーバに貯留されている飲用水を加圧して送出する。給水ポンプで加圧された飲用水は水噴射ノズルに送出され、水噴射ノズルから噴射された飲用水と圧力容器内に充満している炭酸ガスから炭酸水が製造され、圧力容器内の下部に貯留される。そして、炭酸水の水位が上昇して水位センサが炭酸水の上限水位を検出すると、制御部は、給水ポンプを停止するとともに給水電磁弁を閉じ、圧力容器内への飲用水の噴射を停止する(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−180064号公報
このようにして炭酸水を製造する炭酸水製造装置には、圧力容器内に充満している炭酸ガス雰囲気中に水噴射ノズルから微細な水滴をスプレー状に噴霧し、このスプレー状に噴霧した微細な水滴に炭酸ガスを吸収させて炭酸水を製造するスプレーノズル方式を採用する炭酸水製造装置がある。
また、圧力容器内に貯留している炭酸水に、加圧された飲用水(加圧水)を水噴射ノズルから勢いよく噴射させ、圧力容器内に充満している炭酸ガスを噴射された飲用水に巻き込ませることで、炭酸ガスを吸収させて炭酸水を製造するジェットノズル方式を採用する炭酸水製造装置がある。
スプレーノズル方式を採用する炭酸水製造装置で、圧力容器内に噴霧した飲用水に炭酸ガスを効率良く吸収させるためには、圧力容器内に高圧(例えば、0.5MPa)で充満させている炭酸ガス雰囲気中に水噴射ノズルからスプレー状に微細な水滴を噴霧させることが必要だが、そのためには、飲用水を高圧(例えば、1.0MPa)で水噴射ノズルに送出して噴射させることが要求される。
しかしながら、飲用水を高圧で水噴射ノズルに送出するためには、大型で高価な給水ポンプを使用する必要があり、給水システム全体が高額となり、このことが炭酸水製造装置を設けているカップ式自動販売機の製造コストをアップさせる要因となる。
また、ジェットノズル方式を採用する炭酸水製造装置は、飲用水を水噴射ノズルに送出する圧力は比較的低圧でよいが、圧力容器内に水噴射ノズルから噴射(例えば、0〜2°の噴射角度)した飲用水と炭酸ガスとの接触面積は少ないため、飲用水が炭酸ガスを吸収する効率が悪く、炭酸ガス溶け込み率の低い(ガスボリュームの低い)炭酸水が製造され、このような炭酸水を使用すると、炭酸の効きが悪い低炭酸の炭酸飲料となる。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、低コストで炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水を効率良く製造することが可能な炭酸水製造装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る炭酸水製造装置は、圧力容器内の加圧された炭酸ガス雰囲気中に、該圧力容器の上部に設けた水噴射ノズルから加圧された飲用水を噴射して炭酸水を製造し、該炭酸水を前記圧力容器内に貯留するとともに、炭酸ガスの圧力により炭酸水を前記圧力容器から外部に流出させる炭酸水製造装置において、
前記圧力容器内の炭酸ガス雰囲気中に噴射される前記飲用水を旋回流として所定の噴射角度を形成させる整流板を前記水噴射ノズル内に設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る炭酸水製造装置は、上述した請求項1において、前記整流板は、平板を所定の角度で捻ることにより形成されており、該捻り角度により前記飲用水を旋回流として所定の噴射角度を形成させることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る炭酸水製造装置は、上述した請求項1または請求項2において、前記水噴射ノズルは、前記圧力容器の上部中央に設けられ、前記水噴射ノズルから所定の噴射角度の旋回流として噴射された前記飲用水が炭酸ガスの気泡を前記飲用水および炭酸水全体に巻き込んで拡散させることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る炭酸水製造装置は、上述した請求項1乃至請求項3の何れかにおいて、前記圧力容器に貯留されている炭酸水内に、前記水噴射ノズルの下方に対峙させて傾斜面を有する当て板を設け、前記水噴射ノズルから所定の噴射角度の旋回流として噴射された前記飲用水が巻き込んだ炭酸ガスの気泡を炭酸水全体に拡散させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、圧力容器内の加圧された炭酸ガス雰囲気中に、該圧力容器の上部に設けた水噴射ノズルから加圧された飲用水を噴射して炭酸水を製造し、該炭酸水を前記圧力容器内に貯留するとともに、炭酸ガスの圧力により炭酸水を前記圧力容器から外部に流出させる炭酸水製造装置において、前記圧力容器内の炭酸ガス雰囲気中に噴射される前記飲用水を旋回流として所定の噴射角度を形成させる整流板を前記水噴射ノズル内に設けたことにより、低給水圧のジェットノズル方式を採用する炭酸水製造装置で、飲用水に炭酸ガスを多く巻き込ませて拡散させ、飲用水と炭酸ガスとの接触面積を増大させ、効率よく飲用水に炭酸ガスを多く吸収させることができるようになり、低コストで炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水を効率良く製造することが可能な炭酸水製造装置を提供することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、前記整流板は、平板を所定の角度で捻ることにより形成されており、該捻り角度により前記飲用水を旋回流として所定の噴射角度を形成させることにより、低給水圧のジェットノズル方式を採用する炭酸水製造装置で、飲用水に炭酸ガスを多く巻き込ませて拡散させ、飲用水と炭酸ガスとの接触面積を増大させ、効率よく飲用水に炭酸ガスを多く吸収させることができ、低コストで炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水を効率良く製造することが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、前記水噴射ノズルは、前記圧力容器の上部中央に設けられ、前記水噴射ノズルから所定の噴射角度の旋回流として噴射された前記飲用水が炭酸ガスの気泡を前記飲用水および炭酸水全体に巻き込んで拡散させることにより、飲用水と炭酸ガスとの接触面積、接触時間を増大させ、効率よく飲用水に多くの炭酸ガスを吸収させることができ、低コストで炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水を効率良く製造することが可能となる。
また、請求項4の発明によれば、前記圧力容器に貯留されている炭酸水内に、前記水噴射ノズルの下方に対峙させて傾斜面を有する当て板を設け、前記水噴射ノズルから所定の噴射角度の旋回流として噴射された前記飲用水が巻き込んだ炭酸ガスの気泡を炭酸水全体に拡散させることにより、飲用水と炭酸ガスとの接触面積、接触時間を増大させ、効率よく飲用水に多くの炭酸ガスを吸収させることができ、低コストで炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水を効率良く製造することが可能となる。
本発明の実施の形態である炭酸水製造装置を備えたカップ式自動販売機の回路構成を説明する概念図である。 本発明の実施の形態である炭酸水製造装置の構造を示す側断面図である。 本発明の実施の形態である炭酸水製造装置の水噴射ノズルの構造を示す側断面図である。 図3の水噴射ノズル内に設けた整流板を示し、(a)は天面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は整流板の捻りを示す側面図である。 図2の炭酸水製造装置の炭酸水製造の動作を示す側断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る炭酸水製造装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本発明の実施例に係る炭酸水製造装置を適用したカップ式自動販売機の回路構成を図1の回路構成概念図に基づいて説明する。ここで例示するカップ式自動販売機1は、貨幣の投入後に利用者の要求に応じてホット飲料もしくはコールド飲料を調製し、これをベンドステージ2に供給したカップCに注出するもので、製氷機6、水リザーバ10、給水ポンプ11、冷却水槽15、水冷却コイル16、給水電磁弁17、炭酸水製造装置40、水噴射ノズル50、温水タンク60、コーヒー豆キャニスタ66、ミル67、コーヒーブリュア68などを備えている。
希釈液供給回路5は、冷水、炭酸水、湯などを供給するためのものであり、水リザーバ10、給水ポンプ11、給水電磁弁12を有している。給水電磁弁12を開くと飲用水(水道水)は水リザーバ10に貯えられ、給水ポンプ11を駆動することによって水リザーバ10から圧送される。給水ポンプ11で圧送された飲用水は冷水回路13または温水回路14に送出される。冷水回路13に送出された飲用水は、冷却水槽15に浸漬した水冷却コイル16を通流することにより冷却される。
水冷却コイル16には給水電磁弁17と冷水管路18とが接続してある。また、給水電磁弁17には、カップCに炭酸水を供給する炭酸水製造装置40が水噴射ノズル50を介して接続してあり、給水電磁弁17を開いて給水ポンプ11を駆動すると水噴射ノズル50から加圧された冷水(飲用水)が炭酸水製造装置40に供給される。
冷水管路18には、冷水電磁弁20を介して冷水注出ノズル21が接続してあり、コールド飲料注出時(販売時)には冷水電磁弁20を開いて給水ポンプ11を駆動すると、冷水注出ノズル21から冷水がカップCに注出される。
炭酸水製造装置40は、冷却水槽15に浸漬してある。炭酸水製造装置40は、炭酸ガスボンベ22から供給された炭酸ガスが充満しており、給水電磁弁17を開いて給水ポンプ11を駆動して供給される冷水に炭酸ガスが溶解して炭酸水となる。炭酸水製造装置40には、炭酸水電磁弁23を介して炭酸水注出ノズル24が接続してあり、炭酸水電磁弁23を開くと、炭酸ガスボンベ22から供給される炭酸ガスの圧力で炭酸水製造装置40から押し出された炭酸水がカップCに注出される。
また、冷却水槽15には、複数のシロップ冷却コイル32が浸漬してあり、シロップ飲料の原液となる各種のシロップがそれぞれ貯蔵してある複数のシロップコンテナ30がシロップ売切装置36を介して接続してある。各シロップコンテナ30には、それぞれ、炭酸ガスボンベ22から炭酸ガスが供給され、シロップ冷却コイル32にはシロップ電磁弁33を介してシロップ注出ノズル34が接続されている。そして、シロップ電磁弁33を開くと、シロップコンテナ30に貯蔵してあるシロップが炭酸ガスボンベ22から供給される炭酸ガスの圧力で押し出され、シロップ売切装置36からシロップ冷却コイル32を通流したシロップは冷却されて、シロップ注出ノズル34からカップCに注出される。
製氷機6は、製氷部と貯氷庫とを有していて、水リザーバ10から供給された飲用水を製氷部で製氷して貯氷庫で貯蔵し、コールド飲料を販売するときに貯氷庫に貯蔵している氷をアイスダクト(図示せず)からカップCに供給する。
給水電磁弁25を介して温水回路14に供給された飲用水は、温水タンク60に貯えられ、温水タンク60内でヒータ(図示せず)により加熱されて湯になる。温水タンク60には、複数の湯弁61が配設してある。各湯弁61は、湯管路62によってミキシングボウル63、コーヒーブリュア68またミキシングボウル70に接続してあり、湯弁61を開くことにより、湯管路62を通って湯が供給される。
ミキシングボウル63は、粉末原料キャニスタ64から供給された粉末原料と、温水タンク60から供給された湯とを攪拌してホット飲料とした後に、ホット飲料注出ノズル65からカップCに注出される。
コーヒーブリュア68は、コーヒー豆キャニスタ66から供給されたコーヒー豆をミル67で挽いた挽き豆に温水タンク60から供給された湯を注ぐことによりコーヒー飲料を抽出する。また、コーヒー飲料の抽出滓は滓バケツ72に廃棄される。
コーヒーブリュア68に接続してあるミキシングボウル70は、粉末原料キャニスタ69から供給された砂糖、クリーム等の粉末原料とコーヒー飲料とを撹拌した後に、コーヒー飲料注出ノズル71からカップCに注出する。または、原料キャニスタ69から供給された粉末原料とコーヒー飲料と温水タンク60から供給された湯とを攪拌したアメリカンコーヒーを注出する。
以上説明したカップ式自動販売機1において、ベンドステージ2に供給したカップCに炭酸飲料を注出する場合には、まず、製氷機6からカップCに氷を供給する。次に、注出する炭酸飲料の原料となるシロップコンテナ30に接続してあるシロップ電磁弁33と炭酸水電磁弁23とを開く。すると、シロップコンテナ30に貯蔵してあるシロップが炭酸ガスボンベ22から供給される炭酸ガスの圧力で押し出され、シロップ売切装置36、シロップ冷却コイル32を通ってシロップ注出ノズル34からカップCに供給される。一方、炭酸水製造装置40に貯留されている炭酸水は炭酸ガスボンベ22から供給される炭酸ガスの圧力で押し出され、炭酸水注出ノズル24からカップCに供給される。このようにしてカップCに供給されたシロップと炭酸水と氷とはカップC内で混合され、炭酸飲料となる。
また、カップCにコーヒー飲料を注出する場合には、コーヒー豆キャニスタ66のコーヒー豆をミル67で挽いた挽き豆をコーヒーブリュア68に供給する一方、コーヒーブリュア68に接続した湯弁61を開いて温水タンク60に貯留している湯を湯管路62を介してコーヒーブリュア68に供給する。そして、挽き豆からコーヒー成分を抽出し、ミキシングボウル70にコーヒー飲料を供給する。ミキシングボウル70では、粉末原料キャニスタ69から砂糖、クリームなどの粉末原料を、さらに飲料の種類によっては温水タンク60に貯留している湯を加えて攪拌混合した後に、コーヒー飲料注出ノズル71からカップCにコーヒー飲料を注出する。
図2は、図1に示したカップ式自動販売機1の炭酸水製造装置40の構造を示す側断面図である。41は圧力容器(密閉容器)であり、該圧力容器41には炭酸ガスボンベ22(図1参照)から炭酸ガス46を導入する炭酸ガスノズル42、圧力容器41内の加圧された炭酸ガス46雰囲気中に上部中央から飲用水(加圧水)47を所定の噴射角度の旋回流として下向きに噴射する水噴射ノズル50、圧力容器41内に貯留している炭酸水48を外部に流出させる炭酸水供給管44、それらを嵌着させるノズルベース43、水噴射ノズル50の下方に対峙させて炭酸水48中にその中央から周囲にかけて下降する傾斜面45aを有する当て板45、および、図示しない圧力容器41内の炭酸水48の下限水位および上限水位を検出する水位センサを備え、炭酸ガスボンベ22から炭酸ガスノズル42を通じて圧力容器41内に供給された炭酸ガス46雰囲気中に水噴射ノズル50から飲用水47を噴射して炭酸水48を製造し、炭酸水電磁弁23(図1参照)を開くと圧力容器41内に貯留している炭酸水48を炭酸水供給管44から流出させる。
図3は、圧力容器41内の加圧された炭酸ガス46雰囲気中に上部中央から飲用水(加圧水)47を所定の噴射角度の旋回流として下向きに噴射する水噴射ノズル50の構造を示す側断面図である。水噴射ノズル50は、給水電磁弁17を開いて給水ポンプ11を駆動すると圧送される冷水(加圧水としての飲用水47)が流入する流入部51aを有する接続部51、接続部51にOリング54を介して接続され、冷水が噴射される噴射口52aを有するノズル52、接続部51とノズル52とを接続したその内部には整流板53を備えている。
図4は、整流板53を示し、(a)は天面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は整流板53の捻りを示す側面図である。整流板53は、ノズル52に挿入されて固定され、回転防止の働きをする固定部53a、平板を所定の角度(例えば、60°:1cm当たり)で捻った捻り部53bから形成されている。この捻り部53bの捻り角度を変えることにより、水噴射ノズル50が噴射する飲用水の旋回流の流れを変化させ、その噴射角度を変えることができる。
そして、発明者が行った実機テストからは、整流板53の捻り部53bの捻り角度90°〜40°(最適捻り角度は60°)で水噴射ノズル50から噴射された飲用水47の旋回流の噴射角度は12°〜6°(最適噴射角度は8°)となり、捻り部53bの捻り角度を大きくすると水噴射ノズル50から噴射される飲用水47の噴射角度が大きくなり、捻り角度を小さくすると噴射角度も小さくなる。また、炭酸ガス圧力(圧力容器41内の圧力)0.4MPa、冷水噴射圧力(給水ポンプ11の送出圧力)0.8MPaの環境下において、炭酸ガス溶け込み率(ガスボリューム)は6.0VOL以上が確保され、炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水48を効率良く製造できることが確認されている。なお、炭酸ガス溶け込み率(ガスボリューム)6.0VOLとは、水1リットルに炭酸ガス6リットルが溶け込んでいることを表している。
そして、カップ式自動販売機1で炭酸飲料の販売が行われると、炭酸水電磁弁23が開放され、炭酸水製造装置40の圧力容器41に貯留されている炭酸水48は、炭酸水供給管44を介して炭酸水ノズル24からカップCに供給される。炭酸水48がカップCに供給されて炭酸水48の水位が下がり、水位センサ(図示せず)が炭酸水48の下限水位を検出すると、制御部(図示せず)は給水電磁弁17を開くとともに給水ポンプ11を駆動する。
水リザーバ10に貯留されている飲用水47は給水ポンプ11で圧送され、冷却水槽15に浸漬している水冷却コイル16を通流することにより冷却されて冷水となって水噴射ノズル50に送出される。水噴射ノズル50から噴射された冷水に圧力容器41内に充満している炭酸ガス46が吸収されて炭酸水48が製造され、圧力容器41内の下部に貯留される。そして、炭酸水48の水位が上昇して水位センサが炭酸水48の上限水位を検出すると、制御部は給水ポンプ11を停止するとともに給水電磁弁17を閉じ、圧力容器41内への冷水(飲用水47)の噴射を停止する。
このとき、給水電磁弁17を開いて給水ポンプ11が駆動され、冷水(加圧水としての飲用水47)が水噴射ノズル50の接続部51に圧送されると、冷水は整流板53の捻り部53bに沿ってノズル52内を下方に流れて旋回流となり、図5に示しているように、噴射口52aから旋回流となった所定の噴射角度(例えば、8°)の飲用水47が炭酸水48中に深く噴射される。飲用水47が噴射口52aから旋回流となって所定の噴射角度で炭酸水48中に深く噴射されると、炭酸ガス46が飲用水47とともに炭酸水48に多く巻き込まれて拡散されるので、飲用水47と炭酸ガス46との直接的な接触、および、炭酸水48中に深く噴射された加圧水(飲用水47)による攪拌効果により炭酸水48に炭酸ガス46が多く巻き込まれて混合され、炭酸ガス46が多く溶け込んだ炭酸水48が効率よく製造され、圧力容器41の下部に貯蔵される。
また、水噴射ノズル50の噴射口52aから旋回流となった所定の噴射角度の飲用水47が炭酸水48中に深く噴射されると、その噴射された飲用水47の旋回流と炭酸ガス46の気泡の流れが、当て板45の中央から周囲にかけて下降する傾斜面45aに沿って外側向きの流れとなり、炭酸水48中でより多くの炭酸ガス46の気泡が混合されることで、炭酸ガス46が多く溶け込んだ炭酸水48が効率よく製造される。
このように、低給水圧のジェットノズル方式を採用した炭酸水製造装置40でも、噴射口52aから旋回流となった最適な噴射角度(例えば、8°)の飲用水47を炭酸水48中に深く噴射することで、炭酸ガス46を飲用水47および炭酸水48に多く巻き込ませて拡散させ、飲用水47と炭酸ガス46との接触面積を増大させ、効率よく飲用水47に炭酸ガス46を多く吸収させることができるようになり、低コストで炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水48を効率良く製造することが可能な炭酸水製造装置40を提供することができる。
以上説明したように本発明によれば、圧力容器41内の加圧された炭酸ガス46雰囲気中に、該圧力容器41の上部に設けた水噴射ノズル50から加圧された飲用水47を噴射して炭酸水48を製造し、該炭酸水48を圧力容器41内に貯留するとともに、炭酸ガス46の圧力により炭酸水48を圧力容器41から外部に流出させる炭酸水製造装置40において、圧力容器41内の炭酸ガス46雰囲気中に噴射される飲用水47を旋回流として所定の噴射角度を形成させる整流板53を水噴射ノズル50内に設けたことにより、低給水圧のジェットノズル方式を採用する炭酸水製造装置40で、飲用水47の旋回流に炭酸ガス46を多く巻き込ませて拡散させ、飲用水47と炭酸ガス46との接触面積を増大させ、効率よく飲用水47に炭酸ガス46を吸収させることができるようになり、低コストで炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水48を効率良く製造することが可能な炭酸水製造装置40を提供することが可能となる。
また、整流板52は、平板を所定の角度で捻ることにより形成されており、該捻り角度により飲用水47を旋回流として所定の噴射角度を形成させることにより、低給水圧のジェットノズル方式を採用する炭酸水製造装置40で飲用水47に炭酸ガス46を多く巻き込ませて拡散させることで、飲用水47と炭酸ガス46との接触面積を増大させ、効率よく飲用水47に多くの炭酸ガス46を吸収させることができ、低コストで炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水48を効率良く製造することが可能となる。
また、水噴射ノズル50は、圧力容器41の上部中央に設けられ、水噴射ノズル50から所定の噴射角度の旋回流として噴射された飲用水47が炭酸ガス46の気泡を飲用水47および炭酸水48全体に巻き込んで拡散させることにより、飲用水47と炭酸ガス46との接触面積、接触時間を増大させ、効率よく飲用水47に多くの炭酸ガス46を吸収させることができ、低コストで炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水48を効率良く製造することが可能となる。
また、圧力容器41に貯留されている炭酸水48内に、中央からその周囲にかけて下降する傾斜面45aを有する当て板45を水噴射ノズル50の下方に対峙させて設け、水噴射ノズル50から所定の噴射角度の旋回流として噴射された飲用水47が巻き込んだ炭酸ガス46の気泡を炭酸水48全体に拡散させることにより、飲用水47および炭酸水48と炭酸ガス46との接触面積、接触時間を増大させ、効率よく飲用水47に多くの炭酸ガス46を吸収させることができ、低コストで炭酸ガス溶け込み率の高い、即ち、ガスボリュームの高い炭酸水48を効率良く製造することが可能となる。
1 カップ式自動販売機
10 水リザーバ
11 給水ポンプ
17 給水電磁弁
22 炭酸ガスボンベ
23 炭酸水電磁弁
40 炭酸水製造装置
41 圧力容器
42 炭酸ガスノズル
43 ノズルベース
44 炭酸水供給管
45 当て板
46 炭酸ガス
47 飲用水
48 炭酸水
50 水噴射ノズル
51 接続部
52 ノズル
53 整流板

Claims (4)

  1. 圧力容器内の加圧された炭酸ガス雰囲気中に、該圧力容器の上部に設けた水噴射ノズルから加圧された飲用水を噴射して炭酸水を製造し、該炭酸水を前記圧力容器内に貯留するとともに、炭酸ガスの圧力により炭酸水を前記圧力容器から外部に流出させる炭酸水製造装置において、
    前記圧力容器内の炭酸ガス雰囲気中に噴射される前記飲用水を旋回流として所定の噴射角度を形成させる整流板を前記水噴射ノズル内に設けたことを特徴とする炭酸水製造装置。
  2. 前記整流板は、平板を所定の角度で捻ることにより形成されており、該捻り角度により前記飲用水を旋回流として所定の噴射角度を形成させることを特徴とする請求項1に記載の炭酸水製造装置。
  3. 前記水噴射ノズルは、前記圧力容器の上部中央に設けられ、前記水噴射ノズルから所定の噴射角度の旋回流として噴射された前記飲用水が炭酸ガスの気泡を前記飲用水および炭酸水全体に巻き込んで拡散させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の炭酸水製造装置。
  4. 前記圧力容器に貯留されている炭酸水内に、前記水噴射ノズルの下方に対峙させて傾斜面を有する当て板を設け、前記水噴射ノズルから所定の噴射角度の旋回流として噴射された前記飲用水が巻き込んだ炭酸ガスの気泡を炭酸水全体に拡散させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の炭酸水製造装置。
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