JP2014018850A - 摩擦攪拌接合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オフセット動作時におけるアームの変形を抑えることができ、精度良く接合可能であり小型化可能な摩擦攪拌接合装置を提供する。
【解決手段】摩擦攪拌接合装置M1は、旋回軸4と、加圧軸3と、オフセット軸4と、基端部50aからX方向に延びる胴部50bを経て曲がり部を介して先端部50cに至るL字形またはC字形をなしており、基端部と胴部と先端部とがX−Y平面上に位置するように形成され、先端部の内側にワークの支持部が設けられたアーム50と、を備える。摩擦攪拌接合装置M1は、加圧軸3のスライダ14とは独立した第1ガイドブロック61のX方向の移動が第2ガイドブロック62のY方向の移動に変換されることで、オフセット動作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、接合ツールをワークに押し付ける加圧軸と、接合ツールをワークの表面に沿って移動させるオフセット軸とを有する摩擦攪拌接合装置に関するものである。
特許文献1には、接合ツールをワークに押し付けつつ回転させることにより、接合ツールとワークの接触点に摩擦熱を発生させて接触点の周囲の材料を軟化させると共に攪拌し、それにより接合ツールをワークに没入させ、没入後、接合ツールをワークの表面方向に移動させることでワークを線状に接合する摩擦攪拌接合装置が記載されている。
この摩擦攪拌接合装置は、図11に示すように、接合ツール251を水平移動させるオフセット軸255のスライダの上に、接合ツール251をその軸線方向に移動させる加圧軸254が載っており、加圧軸254のスライダの上に接合ツール251をその軸線まわりに回転させる旋回軸253が載っている。また、オフセット軸255の本体部はL字形のアーム250の基端部250aに支持され、アーム250の先端部250bにワーク252が支持され、ワーク252の表面に接合ツール251の先端が対向している。接合ツール251をワーク252に没入させる押し込み動作では、接合ツール251を旋回軸253で回転させながら加圧軸254でワーク252に押し付け、所定の深さまで接合ツール251をワーク252に没入させる。ワーク252に接合ツール251を没入させる際、接合ツール251の先端には反力としてワーク252から加圧力が接合ツール251の中心軸に沿って作用する。なお、押し込み動作においてオフセット軸255は停止している。
接合ツール251をワーク252の所定深さまで没入後、加圧軸254は停止あるいは加圧保持に伴い微小移動させ、オフセット軸255を駆動して接合ツール251をワーク252の表面方向に移動させるオフセット動作を行う。
また、特許文献2には、図12に示すように、L字形のアーム301の基端部301aに接合ヘッド302が固定されており、接合ヘッド302が下降して接合ツール303が、アーム301の先端部301b側に保持されたワーク304に所定の深さまで押し込まれたときに、接合ヘッド302がスイング軸305を支点にして矢印306の方向にスイングするように構成された摩擦攪拌接合装置が記載されている。
特開2004−17128号公報 特許4511526号公報
ところで、特許文献1に示された摩擦攪拌接合装置では、オフセット動作の方向がL字形のアーム250の存在する平面に対して直角の方向(アーム250の剛性の弱い方向)に設定されているので、オフセット動作時の荷重の影響でアーム250が変形しやすく、アーム250の先端部250bに保持されたワーク252の変位が大きくなる可能性がある。ワーク252が変位してしまうと、ワーク252と共に接合ツール251も移動してしまい、接合ツール251の移動量がオフセット移動量に比べて小さくなってしまい、正確な接合ができなくなる。また、ワークの変位を防止するため、ワークを押し付ける押付け手段257を備えたワーク押さえ部256が設けられているが、コストアップの原因となっていた。また、それを防止するためにアーム250の剛性を上げようとすると、アーム250の重量が増加してしまい、摩擦攪拌接合装置をロボットアームの先端に装着するような場合、ロボットアームのサイズが大きくなってしまうという問題がある。また、特許文献1のように、オフセット軸255をアーム平面に対して直角の方向に配置すると、接合ヘッドの幅が広くなってしまうという問題がある。
また、特許文献2に示された摩擦攪拌接合装置では、接合ヘッド302をスイングさせることにより、接合ツール303をワーク304の表面に沿って移動(オフセット動作)させるようにしているが、スイングではツール傾斜角が変化してしまうので、ツール傾斜角をある範囲内に収めるためにはツール移動量を大きくとれず、過度にツール傾斜角が変化することで、ツール進行方向に見てショルダ前方部がワークから浮き上がり、また、ショルダ部後方はワークに潜り込んでしまう、という現象が発生し、ツール移動量を大きくしようとすると、ツール深さも安定しないため、接合強度を確保することができないという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、オフセット動作時におけるアームの変形を抑えることができ、精度良く接合可能であり小型化可能な摩擦攪拌接合装置を提供することにある。
前述した目的は、以下の態様により達成される。
(1)接合ツールをワークに押し付けつつ回転させることにより、前記接合ツールと前記ワークの接触点に摩擦熱を発生させて当該接触点の周囲の材料を軟化させると共に攪拌し、それにより前記接合ツールを前記ワークに没入させる押し込み動作と、押し込み動作後、前記接合ツールを前記ワークの表面方向に移動させるオフセット動作とを行うことで前記ワークを線状に接合する摩擦攪拌接合装置であって、
前記接合ツールをその中心軸線まわりに回転させる旋回軸と、
前記接合ツールを前記ワークに接近/離間させる加圧軸と、
前記接合ツールを前記加圧軸の軸線と直交する方向である前記ワークの表面方向に直線移動させるオフセット軸と、
互いに直交する2方向をX方向とY方向とすると、基端部からX方向に延びる胴部を経て曲がり部を介して先端部に至るL字形またはC字形をなしており、前記基端部と前記胴部と前記先端部とがX−Y平面上に位置するように形成され、前記先端部にワーク支持部が設けられたアームと、を備え、
前記加圧軸は、前記アームの前記基端部に結合された本体部と、該本体部に対してX方向にスライドする可動部と、を有し、
前記オフセット軸は、前記旋回軸をY方向に案内するY方向直動案内軸受と、駆動機構と、を有し、前記加圧軸の前記可動部に搭載されており、
前記駆動機構は、前記加圧軸の前記可動部とは独立にX方向に移動可能であって傾斜面を有する第1ガイドブロックと、前記第1ガイドブロックの前記傾斜面と対向する傾斜面を有し前記旋回軸に搭載される第2ガイドブロックと、前記傾斜面間に位置する傾斜方向直動案内軸受と、を有し、
前記加圧軸の前記可動部とは独立した前記第1ガイドブロックのX方向の移動が前記第2ガイドブロックのY方向の移動に変換されることで、オフセット動作を行うことを特徴とする摩擦攪拌接合装置。
(2)前記駆動機構は、X方向とY方向に直交するZ方向から見て前記旋回軸と前記加圧軸との間に位置していることを特徴とする(1)に記載の摩擦攪拌接合装置。
(3)前記傾斜面のX方向に対する傾斜角が45°以下であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の摩擦攪拌接合装置。
(4)前記加圧軸の可動部には、U字形状又はロ字形状の加圧軸テーブルが取り付けられており、
前記加圧軸テーブルの両腕部には、前記Y方向直動案内軸受が取り付けられていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の摩擦攪拌接合装置。
(5)前記加圧軸テーブルの前記両腕部間に、前記旋回軸を駆動する旋回軸モータが配置されていることを特徴とする(4)に記載の摩擦攪拌接合装置。
(6)前記加圧軸に、直動案内軸受のスライダにボールねじナットを形成して該ボールねじナットにボールねじ軸を貫通させたボールねじ一体型直動案内ユニットが用いられていることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の摩擦攪拌接合装置。
(7)オフセット動作は、押し込み動作中の、前記アームの変形によって生じる前記アームの先端部のオフセット方向への変位と逆方向に行うことを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の摩擦攪拌接合装置。
上記(1)に記載の発明によれば、先端部でワークを支持するC字形またはL字形のアームの胴部がX方向に延びていて、アームの基端部と胴部と先端部とがX−Y平面上に位置するように形成され、加圧軸の可動部がX方向にスライドし、オフセット軸のY方向直動案内軸受が旋回軸をアームの剛性の比較的高いY方向(X−Y平面に垂直な方向における剛性よりもY方向の剛性の方が格段に高い)に案内するので、オフセット動作中のアームの先端部の変位(オフセット荷重による変位)を小さく抑えることができ、アームが撓み変形することによるワークの移動量を小さく抑えることができる。従って、ワークの移動量を小さく抑えることによって、ワーク上における接合ツールの移動量とオフセット移動量との誤差を小さくすることができ、精度の良い接合が可能となる。また、オフセット軸は、接合ツールをワークの表面方向に直線移動させるので、スイングと違い、比較的長い距離オフセット動作が可能であり、接合深さも安定するため接合強度を確保することができる。また、ワークの移動量を小さく抑えることができるので、ワーク押さえ部を設ける必要がなく、摩擦攪拌接合装置を小型化することができる。
また、上記(2)に記載の発明によれば、オフセット軸の駆動機構を加圧軸と旋回軸の間に収容することで、摩擦攪拌接合装置の幅(X−Y方向に直交するZ方向長さ)を抑えることができ、摩擦攪拌接合装置を小型化することができる。
また、上記(3)に記載の発明によれば、傾斜面の傾斜角を45°以下にすることで、例えばオフセット軸の駆動機構をボールねじで構成した場合に、ボールねじに作用する荷重をオフセット荷重に比べて小さくすることができる。従って、ボールねじの寿命延長、又はボールねじを小型化することができる。また、傾斜角を小さくすることで、傾斜方向直動案内軸受に作用する荷重も小さくすることができる。従って、この傾斜方向直動案内軸受の寿命延長、又は傾斜方向直動案内軸受を小型化することができる。
また、上記(4)に記載の発明によれば、加圧軸テーブルをU字形状とすることにより、Y方向直動案内軸受のスライダの中心とスピンドルの軸心とを近接させることができるので、Y方向直動案内部のスライダに作用するモーメント荷重を低減することができ、摩擦攪拌接合装置を小型化することができる。一方、加圧軸テーブルをロ字形状とすることにより、加圧軸テーブルの剛性があがり、両腕部に配置されたY方向直動案内軸受の案内レール間が部材変形により離れるのを抑制することができ、部材剛性が向上する。また、加圧軸テーブルの部材剛性が向上したことでY方向直動案内軸受の案内レール間が離れる変形に係る荷重の分だけオフセット軸への荷重が低減するのでオフセット軸の寿命延長が可能となる。
また、上記(5)に記載の発明によれば、旋回軸モータを挟んで両側に直動案内部の案内レールを取り付けることにより、摩擦攪拌接合装置の幅を小さくすることができ、摩擦攪拌接合装置を小型化することができる。
また、上記(6)に記載の発明によれば、加圧軸にボールねじ一体型直動案内ユニットを用いることで、コンパクト化及び軽量化が可能となり、摩擦攪拌接合装置を小型化することができる。従って、摩擦攪拌接合装置をロボットアームに取り付ける際に、ロボットアームのサイズダウンも可能となる。
また、上記(7)に記載の発明によれば、オフセット軸は、押し込み動作中のアームの変形によって生じるアームの先端部のオフセット方向への変位と逆方向に、オフセット動作を行うことで、一連の接合動作でワーク支持部とワーク支持部に保持されるワークの移動が小さくなり、ワーク上のツール移動量とオフセット移動量の誤差を小さくするとともにアームへの負荷を低減することができる。
本発明の第1実施形態の摩擦攪拌接合装置の側面図である。 図1のII方向矢視図である。 オフセット軸の駆動機構の拡大図である。 加圧軸テーブルの斜視図である。 加圧軸を構成するボールねじ一体型直動案内ユニットの断面図である。 傾斜角度に対する、直動案内荷重Fとボールねじ荷重Fの対オフセット荷重比を示すグラフである。 本発明の第2実施形態の摩擦攪拌接合装置の側面図である。 アームの撓みの説明図である。 押し込み動作時及びオフセット動作時のアームの先端部の変位を示すグラフである。 変形例に係る加圧軸テーブルの斜視図である。 特許文献1に記載の摩擦攪拌接合装置を示す斜視図である。 特許文献2に記載の摩擦攪拌接合装置を示す側面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の摩擦攪拌接合装置の側面図、図2は図1のII方向矢視図、図3はオフセット軸の駆動機構の拡大図、図4は加圧軸テーブルの斜視図、図5は加圧軸を構成するボールねじ一体型直動案内ユニットの断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の摩擦攪拌接合装置M1は、摩擦攪拌接合のための接合ツール1をワークに接近/離間させる加圧軸2と、接合ツール1を加圧軸2と略直交する方向に直線移動させるオフセット軸3と、接合ツール1をその中心軸線Q(図3参照)まわりに回転させる旋回軸4と、C字形のアーム50と、を備えている。
C字形アーム50は、互いに直交する2方向をX方向とY方向とすると、基端部50aからX方向に延びる胴部50bを経て曲がり部を介して先端部50cに至るC字形をなしており、基端部50aと胴部50bと先端部50cとがX−Y平面上に位置するように形成され、先端部50cの内側にワーク支持部としての裏当て部材52が設けられている。
加圧軸2は、C字形アーム50の基端部50aに結合された案内レール(本体部)13と、該案内レール13に沿ってX方向にスライドするスライダ(可動部)14とを有している。加圧軸2のスライダ14には、U字形状の加圧軸テーブル20が取り付けられている(図4参照)。加圧軸テーブル20は、X方向に延びて加圧軸2のスライダ14に取り付けられる固定部21から開口部22を囲うよう腕部23、23がY方向に延びている。オフセット軸3は、加圧軸テーブル20を介して加圧軸2のスライダ14に搭載されており、旋回軸4をY方向に案内するY方向直動案内軸受110と駆動機構60とを組み合わせたクサビ型動作方向変換機構を採用している。
ここで、加圧軸2には、ボールねじ一体型直動案内ユニット10が用いられている。このボールねじ一体型直動案内ユニット10は、図5に示すように、直動案内軸受11とボールねじ12の組み合わせて構成されている。直動案内軸受11は、断面が略U字状に形成された案内レール13と、案内レール13のU字状の凹部内に配置されたスライダ14と、案内レール13とスライダ14の間に配置された複数の転動体15と、を備えている。案内レール13は、スライダ14と対向配置される各袖部13Aの内側面に転動面16Aを有し、スライダ14は、案内レール13の転動面16Aに対向配置される転動面16Bを有しており、案内レール13の転動面16Aとスライダ14の転動面16Bとの間に転動体(図ではコロ)15が介在され、それにより、スライダ14と案内レール13とが相対的に直線移動可能とされている。
この場合、案内レール13の転動面16Aとスライダ14の転動面16Bとの間には、転動体15の移動する転動通路16が、左右それぞれ上下に二列、即ち全体で二対四列形成されている。スライダ14には、転動体15の戻し通路16Dと、戻し通路16Dと転動通路16とを連通する方向転換路(不図示)とが形成され、転動体15が、転動通路16と方向転換路と戻し通路16Dとから構成される無限循環路を循環するようになっている。
また、ボールねじ12は、案内レール13と平行に形成されたボールねじナット17と、ボールねじナット17を貫通するボールねじ軸18と、ボールねじナット17の螺旋溝とボールねじ軸18の螺旋溝との間に配置された複数のボール19と、を備えている。そして、ボールねじ一体型直動案内ユニット10は、ボールねじ12の要素であるボールねじナット17を直動案内軸受11の要素であるスライダ14に直接形成することにより、ボールねじ12と直動案内軸受11とを一体に備えた機構部品として構成されている。
加圧軸2のスライダ14は、ボールねじ12によって駆動され、加圧軸2のボールねじ12は、ベルト41を介して加圧軸モータ42によって駆動される。
オフセット軸3のY方向直動案内軸受110は、間に空所を隔てて互いに平行に配された2本のレール部113A、113Aを有する案内レール113と、案内レール113の各レール部113A、113Aに案内されてスライドする2つのスライド部114A、114Aを有するスライダ114と、各レール部113A、113Aとスライド部114A、114Aとの間に配置された複数の転動体(不図示)とを備えている。案内レール113は、各レール部113A、113Aが、U字形状の加圧軸テーブル20の両腕部23、23に取り付けられることでY方向に平行に延びている。これら2本のレール部113A、113Aは、後述する旋回軸モータ44の両側に配されている。言い換えると、旋回軸モータ44が2本のレール部113A、113Aの間、即ち加圧軸テーブル20の開口部22に収容されている。
Y方向直動案内軸受110のスライダ114には、旋回軸ブラケット48を介して、接合ツール1を回転自在に装着したスピンドル30が固定されている。接合ツール1は、旋回軸4を構成するスピンドル30によってツールホルダ35を介して回転自在に保持され、円柱状のツール基部1aと、ツール基部下端面のショルダ部1bから下方に突出するツール基部1aより小さい外径のツールピン1cとを備えて構成されている。スピンドル30は、複数の軸受31と、軸受31を収容するスピンドルハウジング32と、軸受31によって回転可能に保持されたスピンドルシャフト33とによって構成され、スピンドルシャフト33の接合ツール1側には、接合ツール1を着脱可能に保持するツールホルダ35が設けられている。スピンドルシャフト33は、カップリングを介して旋回軸モータ44によって駆動される。なお、スピンドル30と旋回軸モータ44は、旋回軸ブラケット48を介して、オフセット軸3のスライダ114の取り付け面に固定されている。
オフセット軸3の駆動機構60は、図3に示すように、加圧軸2のスライダ14とは独立にX方向に移動可能な第1ガイドブロック61と、旋回軸4に搭載される第2ガイドブロック62と、を有する。第1ガイドブロック61は、ボールねじナット63と、ボールねじナット63を貫通しX方向に延びるボールねじ軸64と、ボールねじナット63の螺旋溝とボールねじ軸64の螺旋溝との間に配置された複数のボール(不図示)とを備えたボールねじ65のボールねじナット63に一体に若しくは別体に形成されている。ボールねじ軸64は、加圧軸テーブル20に取り付けられたオフセット軸モータ43にカップリングを介して接続されており、オフセット軸モータ43によって駆動され第1ガイドブロック61をX方向に移動させる。
第1ガイドブロック61は、下方先端部がX方向に延びる垂直面61aとX方向に対し傾斜し垂直面61aと鋭角に交わる傾斜面61bとによってクサビ形状をなしている。また、第1ガイドブロック61の傾斜面61bに対向するように、第2ガイドブロック62にも該傾斜面61bと平行に延びる傾斜面62aが形成されて、第1ガイドブロック61と第2ガイドブロック62とが、傾斜面61bと傾斜面62aで対向している。
第1ガイドブロック61の傾斜面61bと第2ガイドブロック62の傾斜面62aとの間には、傾斜方向直動案内軸受70が設けられ、案内レール71が第2ガイドブロック62の傾斜面61bに取り付けられ、スライダ72が第1ガイドブロック61の傾斜面61bに取り付けられている。案内レール71とスライダ72との間には、転動体(不図示)が介在され、それにより案内レール71とスライダ72とが相対的に直線移動可能とされている。
また、第1ガイドブロック61の垂直面61aは、X方向に延びる加圧軸テーブル20の固定部21と対向している。第1ガイドブロック61の垂直面61aと加圧軸テーブル20の固定部21との間には、X方向直動案内軸受80が設けられ、案内レール86が加圧軸テーブル20の固定部21に取り付けられ、スライダ87が第1ガイドブロック61の垂直面61aに取り付けられている。案内レール86とスライダ87との間には、転動体(不図示)が介在され、それにより案内レール86とスライダ87とが相対的に直線移動可能とされている。
このように構成されたオフセット軸3は、オフセット軸モータ43を駆動してボールねじ軸64を一方向に回転させることで、第1ガイドブロック61がX方向下方に移動する。この際、旋回軸4はY方向直動案内軸受110によってX方向の移動が規制されY方向に案内されるように支持されているので、旋回軸4に搭載される第2ガイドブロック62もX方向の移動が規制される。この状態で、第1ガイドブロック61がX方向下方に移動すると、第1ガイドブロック61の傾斜面61bと第2ガイドブロック62の傾斜面61bとのクサビ作用により、第2ガイドブロック62は加圧軸2から離れる方向、即ち図1の矢印YA方向に移動する。
図1に戻って、この摩擦攪拌接合装置M1では、Z方向から見て接合ツール1の中心軸線Qが加圧軸2の軸線(X軸)に対して所定角度だけ傾斜している。傾斜の方向は、オフセット動作において、接合ツール1をオフセット(進行)させる矢印YA方向である。このように接合ツール1を傾斜させることにより、オフセット動作時の接合ツール1の進行方向に対して、接合ツール1のショルダ部1bをワークに対して向い角を持って接触させることができるようになり、それにより、流動化したワークの材料が、接合ツール1のショルダ部1bに対してクサビ状に流れ込む作用が発生し、加圧軸2を大きく移動することなく、ワークへの加圧力を保持することができるようになる。
加圧軸2の案内レール13が固定されたC字形のアーム50の先端部50cの内側には、加圧力検出手段51及び裏当て部材52が設けられている。そして、接合ツール1と裏当て部材52の間にワークを挟むことで、ワークに対して接合ツール1により加圧力を作用させることができるようになっている。
このように構成された摩擦攪拌接合装置M1は、接合ツール1をワーク(不図示)に押し付けつつ回転させることにより、接合ツール1とワークの接触点に摩擦熱を発生させて当該接触点の周囲の材料を軟化させると共に攪拌し、それにより接合ツール1をワークに没入させる押し込み動作と、押し込み動作の後、接合ツール1をワークの表面方向に移動させるオフセット動作とを行うことで、積層されたワークを線状に接合するものである。
次に接合時の動作について説明する。
接合ツール1は、旋回軸モータ44を駆動することにより高速回転する。接合ツール1をワークに没入させる押し込み動作においては、加圧軸モータ42を駆動し、ベルト41を介して加圧軸2のボールねじ軸18を回転させることにより、加圧軸2のスライダ14を下方に移動させる。加圧軸2のスライダ14を移動させて、スピンドル30と共に接合ツール1をX方向に沿ってワークに近づく方向に移動させ、高速回転させながらワークに接合ツール1を押し付けると、その接触点及びその周囲でワークの材料が軟化し攪拌される。そして、攪拌しながら、所定の深さまで接合ツール1をワークに没入させる。次に接合ツール1をワークの所定の深さまで没入後、加圧軸2を停止あるいは加圧保持に伴い微小移動させながら、オフセット動作を行う。
オフセット動作においては、オフセット軸モータ43を駆動し、カップリングを介してオフセット軸3のボールねじ軸64を回転させることにより、駆動機構60の第1ガイドブロック61を下方に移動させる。第1ガイドブロック61が下方に移動することで、上記したクサビ作用によって第2ガイドブロックがYA方向に移動する。第2ガイドブロック62がYA方向に移動すると、スピンドル30と共に接合ツール1もアーム50から離れる方向であるYA方向に移動する。この動きにより、ワークに対する接合ツール1の接触点や攪拌領域が移動し、線状にワークが接合される。所定のオフセット距離を移動した後は、加圧軸2のボールねじ軸64を先程とは逆方向に回転させることにより、接合ツール1をX方向に沿ってワークから離れる方向に移動させワークから離脱させる。このように、押し込み動作とオフセット動作により摩擦攪拌接合が行われる。
ここで、具体的な例について考えてみる。例えば、第1実施形態のC字形アーム50の材質をアルミニウムとした場合、Y方向の剛性が6.3kN/mm、Y方向と直交するZ方向の剛性が0.38kN/mmであった。接合条件にもよるが、オフセット動作中にはワーク接線方向に500N程度の力が作用するので、Z方向にオフセット動作したと仮定すると、ワークが外部の保持装置などによって固定されていない場合には、1.3mmも移動してしまう。これに対し、本実施形態のようにY方向にオフセット動作した場合は、ワークの移動が0.08mmとなり、オフセット量として想定される3mm〜5mmなどの値に対して十分に小さい値に抑えることができることが分かる。
よって、オフセット軸3の方向をY方向に設定したことによって、C字形アーム50の剛性の高い方向に力がかかることになり、オフセット動作中のアーム50の先端部50cの変位(オフセット荷重による変位)を小さく抑えることができ、アーム50が撓み変形することによるワークの移動量を小さく抑えることができる。従って、ワークの移動量を小さく抑えることができることによって、ワーク上における接合ツールの移動量とオフセット移動量との誤差を小さくすることができ、精度の良い接合が可能となる。
また、加圧軸2にボールねじ一体型直動案内ユニット10を用いたことで、コンパクト化及び軽量化が可能となり、摩擦攪拌接合装置M1を搭載するロボットアームのサイズダウンが可能となる。
また、オフセット軸3は、接合ツール1をワークの表面方向に直線移動させるので、従来のスイングと違い、比較的長い距離オフセット動作が可能であり、接合深さも安定するため接合強度を確保することができる。
さらに、オフセット軸3の駆動機構60をZ方向から見て旋回軸4と加圧軸2との間に配置することにより摩擦攪拌接合装置M1の幅(Z方向長さ)を小さくすることができる。
また、加圧軸テーブル20をU字形状とすることにより、旋回軸モータ44を挟んで両側に案内レール113のレール部113A、113Aを取り付けることで、オフセット軸3を構成するY方向直動案内軸受110のスライダ114のスライダ中心とスピンドル30の軸心(接合ツール1の中心軸線Q)とを近接させることができ、スライダ114に作用するモーメント荷重を低減することができる。これにより、Y方向直動案内軸受110の寿命延長、又はY方向直動案内軸受110を小型化することができる。
また、第1ガイドブロック61と第2ガイドブロック62との間に介装した傾斜方向直動案内軸受70のX方向に対する傾斜角は、45°以下であることが好ましい。
ここで、図3及び図6を参照しながら、オフセット動作時にオフセット軸3の駆動機構60に作用する力について説明する。
傾斜角をγ、オフセット荷重をF、直動案内荷重をFとすると、傾斜角γと両荷重との間には(1)式に示す関係式が成立する。
/F=1/cosγ (1)
また、オフセット荷重Fとボールねじ荷重Fとの間には(2)式に示す関係式が成立する。
/F=tanγ (2)
従って、傾斜角γを45°以下することで、オフセット軸3のボールねじ65に作用するボーねじ荷重Fをオフセット荷重Fに比べて小さくすることができる。従って、ボールねじ65の寿命延長、又はボールねじ65を小型化することができる。また、図6に示すように、第1ガイドブロック61と第2ガイドブロック62との間に介装した傾斜方向直動案内軸受70においても、傾斜角γを小さくした方が傾斜方向直動案内軸受70に作用する直動案内荷重Fを小さくすることができる。従って、傾斜角γを45°以下することで、この傾斜方向直動案内軸受70の寿命延長、又は傾斜方向直動案内軸受70を小型化することができる。
<第2実施形態>
図7は第2実施形態の摩擦攪拌接合装置M2の構成を示す側面図である。
この摩擦攪拌接合装置M2では、オフセット動作の方向を、図7に矢印YBで示すように、第1実施形態と逆に、Y方向に沿ってアーム50の胴部50bに近づく方向としている。また、旋回軸4の傾斜方向も、接合ツール1をオフセット(進行)させる方向であるため、第1実施形態と逆に設定される。なお、それ以外の構成については、第1実施形態の摩擦攪拌接合装置M1と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、押し込み動作中は、裏当て部材52の先端は、加圧軸2(X方向)の方向に作用する加圧力によって、胴部50bと先端部50cをつなぐ曲がり部を支点として反時計回りに回転するように変形するので、押し込み動作前の無負荷状態における裏当て部材52の中心A1に対し、押し込み動作中の負荷状態における裏当て部材52の中心A2は、X方向に沿って基端部50aから離れる方向に移動すると共に、Y方向に沿って胴部50bから離れる方向に移動している。
ここで、オフセット動作の方向をY方向に沿って胴部50bに近づく方向、即ち、アーム50の変形によって生じるアーム50の先端部50cのオフセット方向への変位と逆方向とすることで、オフセット荷重がY方向に沿って胴部50bに近づく方向に作用するため、裏当て部材52の先端はY方向に沿って胴部50bに近づく方向に移動し、オフセット動作中のアーム50の先端部50cのオフセット方向に変位が小さくなる(図9参照)。
具体的には、オフセット軸モータ43を駆動してボールねじ軸64を第1実施形態とは逆方向に回転させることで、第1ガイドブロック61がX方向上方に移動する。この際、旋回軸4はY方向直動案内軸受110によってX方向の移動が規制されY方向に案内されるように支持されているので、旋回軸4に搭載される第2ガイドブロック62もX方向の移動が規制される。この状態で、第1ガイドブロック61がX方向上方に移動すると、第1ガイドブロック61の傾斜面61bと第2ガイドブロック62の傾斜面61bとのクサビ作用により、第2ガイドブロック62は加圧軸2に近づく方向、即ち図7の矢印YB方向に移動する。
このように、押し込み動作中のアーム50の変形によって生じた裏当て部材52のオフセット方向への変位と逆の方向にオフセット動作を行うことにより、一連の接合動作において裏当て部材52及び裏当て部材52に保持されているワークの移動が小さくなり、ワーク上の接合ツール1の移動量とオフセット移動量の誤差を小さくできると共に、ワーク保持機構への負荷を低減することができる。
一方、第1実施形態の摩擦攪拌接合装置M1のように、オフセット方向をY方向に沿って胴部50bから離れるYA方向にすると、オフセット動作中のアーム50の先端部50cのオフセット方向への変位は大きくなる。ただし、この場合であっても、Y方向と直角の方向にオフセット動作する従来の摩擦攪拌接合装置に比べると、格段にワークの移動が小さくなり、ワーク上の接合ツール1の移動量とオフセット移動量の誤差を小さくできると共に、ワーク保持機構への負荷を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態の摩擦攪拌接合装置M2によれば、第1実施形態の摩擦攪拌接合装置M1に記載の効果と同様の効果を奏するとともに、押し込み動作中のアーム50の変形によって生じるアーム50の先端部50cのオフセット方向への変位と逆の方向にオフセット動作を行うようにしたことで、一連の接合動作においてアーム50の先端部50cに保持されているワークの移動が小さくなり、ワーク上の接合ツール1の移動量とオフセット移動量との誤差を小さくすることができると共に、ワークの保持機構への負荷を減らすことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、加圧軸テーブル20をU字形状としたが、両腕部23、23の先端部同士を連結することで、図10に示すように、ロ字形状の加圧軸テーブル20Aとしてもよい。なお、ロ字形状とは、閉空間若しくはこれと同等の空間部を略中央に備えたものを意味しており、その外観形状、閉空間の形状等は任意に選択され得る。ロ字形状とすることにより、加圧軸テーブル20Aの剛性があがり、両側に配置されたレール部113A、113A間が部材変形により離れるのを抑制することができ、部材剛性が向上する。また、加圧軸テーブル20Aの部材剛性が向上したことでレール部113A、113A間が離れる変形に係る荷重の分だけオフセット軸3への荷重が低減するのでオフセット軸3の寿命延長が可能となる。
また、上記実施形態では、加圧軸2をボールねじ一体型直動案内ユニット10によって構成したが、オフセット軸3と同様に独立したボールねじ及び直動案内軸受によって構成してもよい。
また、上記実施形態では、各転動体としてコロを使用した場合を説明したが、ボールを使用してもよいし、ある直動案内軸受の転動体はコロにし、別の直動案内軸受の転動体はボールにするといった組み合わせにしてもよい。
また、上記実施形態では、直動案内軸受11を方向転換路と戻し通路16Dとを備えて転動通路16に転動体15を循環させる方式の直動案内軸受としたが、これに限定されず、転動体15を循環させる機構を備えない非循環方式の直動案内軸受としてもよい。
また、上記実施形態では、接合ツール1の中心軸線Qを加圧軸2の軸線に対して傾斜させたが、これに限定されず、接合ツール1の中心軸線Qを加圧軸2の軸線と平行に設定してもよい。
また、上記実施形態では、加圧軸モータ42の動力を加圧軸2のボールねじ18に伝達する方式にベルト方式を採用していたが、カップリングやギヤを介して加圧軸モータ42によりボールねじ18を直結駆動してもよい。カップリングを介して直結駆動することで、より高応答な制御が可能となる。また、オフセット軸モータ43の動力をオフセット軸3のボールねじ65に伝達する方式にカップリングを採用していたが、ベルト方式やギヤを介してオフセット軸モータ43によりボールねじ65を駆動してもよい。
M1、M2 摩擦攪拌接合装置
1 接合ツール
2 加圧軸
3 オフセット軸
4 旋回軸
10 ボールねじ一体型直動案内ユニット(加圧軸、X軸)
11 直動案内軸受
12 ボールねじ
13 案内レール(本体部)
14 スライダ(可動部)
17 ボールねじナット
18 ボールねじ軸
20 加圧軸テーブル
23 腕部
44 旋回軸モータ
50 C字形アーム
50a 基端部
50b 胴部
50c 先端部
52 裏当て部材(ワーク支持部)
60 駆動機構
61 第1ガイドブロック
61b 傾斜面
62 第2ガイドブロック
62a 傾斜面
70 傾斜方向直動案内軸受
110 Y方向直動案内軸受

Claims (7)

  1. 接合ツールをワークに押し付けつつ回転させることにより、前記接合ツールと前記ワークの接触点に摩擦熱を発生させて当該接触点の周囲の材料を軟化させると共に攪拌し、それにより前記接合ツールを前記ワークに没入させる押し込み動作と、押し込み動作後、前記接合ツールを前記ワークの表面方向に移動させるオフセット動作とを行うことで前記ワークを線状に接合する摩擦攪拌接合装置であって、
    前記接合ツールをその中心軸線まわりに回転させる旋回軸と、
    前記接合ツールを前記ワークに接近/離間させる加圧軸と、
    前記接合ツールを前記加圧軸の軸線と直交する方向である前記ワークの表面方向に直線移動させるオフセット軸と、
    互いに直交する2方向をX方向とY方向とすると、基端部からX方向に延びる胴部を経て曲がり部を介して先端部に至るL字形またはC字形をなしており、前記基端部と前記胴部と前記先端部とがX−Y平面上に位置するように形成され、前記先端部にワーク支持部が設けられたアームと、を備え、
    前記加圧軸は、前記アームの前記基端部に結合された本体部と、該本体部に対してX方向にスライドする可動部と、を有し、
    前記オフセット軸は、前記旋回軸をY方向に案内するY方向直動案内軸受と、駆動機構と、を有し、前記加圧軸の前記可動部に搭載されており、
    前記駆動機構は、前記加圧軸の前記可動部とは独立にX方向に移動可能であって傾斜面を有する第1ガイドブロックと、前記第1ガイドブロックの前記傾斜面と対向する傾斜面を有し前記旋回軸に搭載される第2ガイドブロックと、前記傾斜面間に位置する傾斜方向直動案内軸受と、を有し、
    前記加圧軸の前記可動部とは独立した前記第1ガイドブロックのX方向の移動が前記第2ガイドブロックのY方向の移動に変換されることで、オフセット動作を行うことを特徴とする摩擦攪拌接合装置。
  2. 前記駆動機構は、X方向とY方向に直交するZ方向から見て前記旋回軸と前記加圧軸との間に位置していることを特徴とする請求項1に記載の摩擦攪拌接合装置。
  3. 前記傾斜面のX方向に対する傾斜角が45°以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の摩擦攪拌接合装置。
  4. 前記加圧軸の可動部には、U字形状又はロ字形状の加圧軸テーブルが取り付けられており、
    前記加圧軸テーブルの両腕部には、前記Y方向直動案内軸受が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の摩擦攪拌接合装置。
  5. 前記加圧軸テーブルの前記両腕部間に、前記旋回軸を駆動する旋回軸モータが配置されていることを特徴とする請求項4に記載の摩擦攪拌接合装置。
  6. 前記加圧軸に、直動案内軸受のスライダにボールねじナットを形成して該ボールねじナットにボールねじ軸を貫通させたボールねじ一体型直動案内ユニットが用いられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の摩擦攪拌接合装置。
  7. オフセット動作は、押し込み動作中の、前記アームの変形によって生じる前記アームの先端部のオフセット方向への変位と逆方向に行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の摩擦攪拌接合装置。
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WO2018142654A1 (ja) 2017-02-06 2018-08-09 日本精工株式会社 フレーム構造、加工装置、部品の製造方法、転がり軸受の製造方法、車両の製造方法、機械の製造方法及びプレス装置
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