JP2014017315A - 太陽電池用裏面保護シート - Google Patents

太陽電池用裏面保護シート Download PDF

Info

Publication number
JP2014017315A
JP2014017315A JP2012152512A JP2012152512A JP2014017315A JP 2014017315 A JP2014017315 A JP 2014017315A JP 2012152512 A JP2012152512 A JP 2012152512A JP 2012152512 A JP2012152512 A JP 2012152512A JP 2014017315 A JP2014017315 A JP 2014017315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back surface
solar cell
black
resin layer
protective sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012152512A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6008620B2 (ja
Inventor
Daisuke Maeda
大輔 前田
Yoshiki Hashizume
良樹 橋詰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Aluminum KK
Original Assignee
Toyo Aluminum KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Aluminum KK filed Critical Toyo Aluminum KK
Priority to JP2012152512A priority Critical patent/JP6008620B2/ja
Publication of JP2014017315A publication Critical patent/JP2014017315A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6008620B2 publication Critical patent/JP6008620B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】太陽光の近赤外域及び赤外域の光の吸収が抑制されている、黒色の太陽電池用裏面保護シートを提供する。
【解決手段】太陽電池セルの裏面側に配置される太陽電池用裏面保護シートであって、
(1)前記太陽電池用裏面保護シートは、1層又は2層以上の積層体からなり、そのうちの少なくとも1層は、Fe、Cu、Ni、Cr、Bi、Mn、Sr、Y及びAlからなる群から選択される2種以上の金属を含む複合金属酸化物を含有し、
(2)前記太陽電池用裏面保護シートは、400〜750nmの波長域の平均反射率が10%以下の黒色であり、750〜2000nmの波長域の平均反射率が50%以上である、
ことを特徴とする太陽電池用裏面保護シート。
【選択図】なし

Description

本発明は、太陽電池セルの裏面側に配置される太陽電池用裏面保護シートに関する。
太陽電池セルの裏面側には一般に太陽電池用裏面保護シートが積層されており、これらを合わせて一般に太陽電池モジュールと称されている。
太陽電池モジュールを建造物の屋根や屋上に配置するに際し、外観や意匠性を考慮して太陽電池用裏面保護シートが黒色であることを要求される場合がある。このため、従来、黒色の太陽電池用裏面保護シートとして、例えば、カーボンブラックなどの黒色顔料を練り込んだ黒色樹脂フィルムを用いる態様、基材樹脂フィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルムなど)として黒色コーティングを施したものを用いる態様、樹脂フィルムどうしを貼り合わせる接着剤層にカーボンブラックなどの黒色顔料を添加した態様等が提案されている(特許文献1、2等)。
しかしながら、黒色顔料としてカーボンブラックを用いた従来品の太陽電池用裏面保護シートは、電気絶縁性に劣ること、太陽光の近赤外域及び赤外域の光を吸収して太陽電池用裏面保護シート及び太陽電池セルの温度が上昇し易くなり、発電効率が低下すること等が問題として指摘されている。特に太陽電池セルが結晶シリコン系である場合には、温度上昇により約0.4%/℃の割合で発電効率が低下すると言われている。
よって、太陽光の近赤外域及び赤外域の光の吸収が抑制されている、黒色の太陽電池用裏面保護シートの開発が望まれている。
特開2009-249421号公報 特開2011-091303号公報
本発明は、太陽光の近赤外域及び赤外域の光の吸収が抑制されている、黒色の太陽電池用裏面保護シートを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、太陽電池用裏面保護シートを構成する層中に特定の複合金属酸化物を含有することにより、太陽電池用裏面保護シートの光の反射率を特定範囲に制御する場合には、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は下記の太陽電池用裏面保護シートに関する。
1. 太陽電池セルの裏面側に配置される太陽電池用裏面保護シートであって、
(1)前記太陽電池用裏面保護シートは、1層又は2層以上の積層体からなり、そのうちの少なくとも1層は、Fe、Cu、Ni、Cr、Bi、Mn、Sr、Y及びAlからなる群から選択される2種以上の金属を含む複合金属酸化物を含有し、
(2)前記太陽電池用裏面保護シートは、400〜750nmの波長域の平均反射率が10%以下の黒色であり、750〜2000nmの波長域の平均反射率が50%以上である、
ことを特徴とする太陽電池用裏面保護シート。
2. 前記太陽電池用裏面保護シートを構成する層のうち、太陽電池セルの裏面に最も近い層は、樹脂成分として密度0.90〜0.93g/cm3のポリエチレンを含有する、上記項1に記載の太陽電池用裏面保護シート。
3. 前記太陽電池用裏面保護シートを構成する層のうち、太陽電池セルの裏面に最も近い層が前記複合金属酸化物を含有する、上記項1又は2に記載の太陽電池用裏面保護シート。
4. 太陽電池セル及びその裏面側に配置された上記項1〜3のいずれかに記載の太陽電池用裏面保護シートを備えた太陽電池モジュール。
以下、本発明の太陽電池用裏面保護シート及びそれを太陽電池セルの裏面側に配置した太陽電池モジュールについて詳細に説明する。
太陽電池用裏面保護シート
本発明の太陽電池用裏面保護シートは、太陽電池セルの裏面側に配置され、
(1)前記太陽電池用裏面保護シートは、1層又は2層以上の積層体からなり、そのうちの少なくとも1層は、Fe、Cu、Ni、Cr、Bi、Mn、Sr、Y及びAlからなる群から選択される2種以上の金属を含む複合金属酸化物を含有し、
(2)前記太陽電池用裏面保護シートは、400〜750nmの波長域の平均反射率が10%以下の黒色であり、750〜2000nmの波長域の平均反射率が50%以上である、
ことを特徴とする。
上記特徴を有する本発明の太陽電池用裏面保護シートは、太陽電池用裏面保護シートを構成する層中に、Fe、Cu、Ni、Cr、Bi、Mn、Sr、Y及びAlからなる群から選択される2種以上の金属を含む複合金属酸化物を含有することにより、太陽電池用裏面保護シートの光の平均反射率が所定範囲に制御されている。具体的には、400〜750nmの波長域の平均反射率が10%以下であることにより、太陽電池セルの配置側から視認した際に太陽電池用裏面保護シートが黒色である。また、750〜2000nmの波長域(近赤外域及び赤外域)の平均反射率が50%以上であることにより、近赤外域及び赤外域の光の吸収が抑制されており、温度上昇による発電効率の低下が抑制されている。また、反射光を太陽電池セルに再入射させることができるため、太陽光の利用率を高めることができる。詳細には、特に750〜1200nmの波長域の平均反射率が50%以上であることにより光の有効利用による発電効率向上の効果が得られる。また、特に1200〜2000nmの波長域の平均反射率が50%以上であることにより太陽電池モジュールの温度上昇抑制の効果が得られる。
本発明の太陽電池用裏面保護シートの層構成は、1層又は2層以上の積層体からなり、いずれかの層中に上記複合金属酸化物を含有することにより、所定の平均反射率の要件を満たす限り限定されないが、例えば、図1に図示した2層構成(接着剤層は層として数えていない)を好適な態様として例示することができる。
図1に図示した太陽電池用裏面保護シート10は、太陽電池セルの裏面に最も近い第1樹脂層11と、第2樹脂層12とが接着剤層13によって接着されている。この層構成であれば、所定の平均反射率の要件をより容易に満たすために、第1樹脂層11に上記複合金属酸化物を含有することが好ましい。そして、太陽電池セル側から太陽電池用裏面保護シートを視認した場合に黒色である上、太陽光の近赤外域及び赤外域の光が効率的に反射されて温度上昇による発電効率の低下をより確実に抑制することができる。
以下、図1の層構成を代表例として説明する。
≪第1樹脂層≫
第1樹脂層を構成する樹脂成分は特に限定されないが、例えば、ポリエチレン(PE)(高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン(LLDPE))、ポリプロピレン(PP)、ポリブテン等のポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート系樹脂、フッ素系樹脂(ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、エチレンテトラフルオロエチレン)、ポリ酢酸ビニル系樹脂、アセタール系樹脂、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂等のフィルム又はシートを用いることができる。これらのフィルム又はシートは、1種又は2種以上の樹脂成分を含有するものであって、一軸又は二軸方向に延伸されているものでもよい。
太陽電池セルの最下層には、一般に封止材が配置されており、封止材の材質としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)が広く用いられている。封止材と太陽電池用裏面保護シートとの接着性は太陽電池モジュールの長期信頼性に影響するため、第1樹脂層を構成する樹脂成分は、封止材の材質を考慮して接着性の点から選択することが好ましい。
例えば、封止材の材質がEVAの場合には、樹脂成分としてポリエチレン(PE)(高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン(LLDPE))が好ましく、この中でもLLDPEがより好ましい。本発明では、第1樹脂層の樹脂成分として密度0.90〜0.93 g/cm3のLLDPEを使用し、第1樹脂層に複合金属酸化物を含有する場合には、第1樹脂層の密度を1.00〜2.00 g/cm3程度に設定することが好ましい。
本発明では、前記の通り、第1樹脂層が複合金属酸化物を含有することが好ましい。本発明で用いる複合金属酸化物は、Fe、Cu、Ni、Cr、Bi、Mn、Sr、Y及びAlからなる群から選択される2種以上の金属を含む複合金属酸化物(固溶体)である。当該複合金属酸化物は、これらの2種以上の金属の混合物を800〜1400℃で焼成し、複合化することにより得られる。得られる複合金属酸化物は黒色であり、複合金属酸化物を第1樹脂層に含有することにより第1樹脂層を黒色とし、太陽電池裏面保護シートを太陽電池セル側から視認した際にも黒色となる。複合金属酸化物の平均粒子径は限定的ではないが、複合金属酸化物を含有する樹脂層の厚さ及び複合金属酸化物の含有量を考慮して適宜選択する。
上記黒色の複合金属酸化物としては市販品を使用することもでき、例えば、(製品名「Black 6350」、Fe-Cr系複合酸化物)、(製品名「Black 6301」、Mn-Bi系複合酸化物)、(製品名「Black 6302」、Mn-Sr系複合酸化物)、(製品名「Black 6303」、Mn-Y系複合酸化物)、(製品名「Black 3702」、Cu-Cr系複合酸化物)、(製品名「Black 3250」、Cu-Cr-Mn系複合酸化物)、(製品名「Black 3500」、Cu-Fe-Cr系複合酸化物)、(製品名「Black 8057」、Co-Ni-Fe-Mn系複合酸化物)、(製品名「Black 3078」、Fe-Mn-Al系複合酸化物)、(製品名「Black 3331」、Cu-Fe-Mn系複合酸化物)及び(製品名「Black 3300」、Cu-Fe-Mn系複合酸化物)が挙げられる(いずれも旭日産業株式会社製)。
なお、複合金属酸化物は、所定の平均反射率に影響を与えない範囲で、Co、Zn、Al、Si、Cr、Ti、Ni、P、Ba、Sr、Ti、Cr、Sb、Fe、Zn等の少なくとも1種を更に含んでもよい。その場合には、これらの金属も含んだ状態で焼成し、複合化を行えばよい。
第1樹脂層が複合金属酸化物を含有する場合には、第1樹脂層を構成する樹脂成分100重量部に対して、複合金属酸化物を5〜40重量部程度含有することが好ましく、5〜20重量部含有することがより好ましい。複合金属酸化物の含有量が5重量部未満では、黒色の程度が不十分になるおそれがある上、所望の平均反射率が得られ難い。また、複合金属酸化物の含有量が40重量部を超えると含有量に応じた効果が得られ難くコスト高となる。
なお、本発明において、400〜750nmの波長域の平均反射率が10%以下であることは黒色であることを意味するが、この平均反射率は、分光光度計(製品名「V-570」、日本分光株式会社製)により400〜750nmの波長域の反射率を2nm間隔で測定した値の平均値である。そして、平均反射率が10%以下であれば、黒色の意匠性の要求を満たすことができる。他の波長域の平均反射率の測定方法についても同様である。
このように、特定の複合金属酸化物を含有することにより黒色とするため、単色の黒色顔料(カーボンブラックなど)を用いる場合と比べて、太陽光の近赤外域及び赤外域の光の吸収を抑制することができる。そして、太陽電池用裏面保護シートの750〜2000nmの波長域の平均反射率が50%以上であることにより、近赤外域及び赤外域の光は効率的に反射され、温度上昇による発電効率の低下が抑制されている。詳細には、特に750〜1200nmの波長域の平均反射率が50%以上であることにより光の有効利用による発電効率向上の効果が得られる。また、特に1200〜2000nmの波長域の平均反射率が50%以上であることにより太陽電池モジュールの温度上昇抑制の効果が得られる。また、本発明で用いる複合金属酸化物は耐候性に優れているため、耐候性に優れた太陽電池裏面保護シートを作製することができる。
これは、第1樹脂層を単色の黒色顔料を用いた場合には、可視域、近赤外域及び赤外域の全ての波長で殆どの光が吸収されるが、第1樹脂層に特定の複合金属酸化物を含有して黒色とした場合には、可視域の波長は吸収されるが、近赤外域及び赤外域の波長は殆ど吸収されずに反射することに基づく。そのため、近赤外域及び赤外域の波長の光は第1樹脂層で反射させることにより太陽電池セルに再入射させることができるため、太陽電池モジュールの温度上昇を抑制し、光の有効活用により発電効率をより高めることができる。
第1樹脂層の製膜方法としては、例えば、Tダイ押出し成形、インフレーション成形等を利用することができる。また、後述する第2樹脂層と同時に多層押出しにより成形することもできる。第1樹脂層に複合金属酸化物を添加する方法としては、予め複合金属酸化物を含むマスターバッチを調製し、所定量のマスターバッチを第1樹脂層のマトリックス樹脂と混合して各種成形法に供することが好ましい。ここで、マスターバッチに含まれる樹脂成分としては、第1樹脂層のマトリックス樹脂と同成分であることが好ましく、マスターバッチ中の複合金属酸化物の含有量は、マスターバッチ中の樹脂成分100重量部に対して複合金属酸化物20〜70重量部であることが好ましく、第1樹脂層の製膜時の分散状態を考慮すると40〜60重量部であることが好ましい。
第1樹脂層の厚さは限定的ではなく、最終製品の特性に応じて適宜設定できるが、30〜200μmが好ましく、50〜100μmがより好ましい。第1樹脂層に複合金属酸化物を含有する場合には、厚さが30μm未満では近赤外域及び赤外域の波長域の十分な反射率が得られ難い場合がある。また、100μmを超えるとその効果は飽和し、コスト高となる。
≪第2樹脂層≫
第2樹脂層は、耐候性及び電気絶縁性に優れていることが好ましい。第2樹脂層を構成する樹脂成分としては、例えば、ポリエチレン(PE)(高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン(LLDPE))、ポリプロピレン(PP)、ポリブテン等のポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート系樹脂、フッ素系樹脂(ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、エチレンテトラフルオロエチレン)、ポリ酢酸ビニル系樹脂、アセタール系樹脂、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂等のフィルム又はシートを用いることができる。これらのフィルム又はシートは、1種又は2種以上の樹脂成分を含有し、一軸又は二軸方向に延伸されているものでもよい。
第2樹脂層が単層フィルムから構成される場合には、厚さとしては、50〜300μmが好ましく、75〜250μmがより好ましい。
第2樹脂層が積層フィルムから構成される場合には、耐候性に優れるフィルムと電気絶縁性に優れるフィルムとを積層したものが好ましい。この場合には、電気絶縁性に優れるフィルムが第1樹脂層側となるように配置する。耐候性に優れるフィルムとしては、特に厚みが10〜150μmのフッ素系フィルム(ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル及びエチレンテトラフルオロエチレンの少なくとも1種)が好ましい。また、電気絶縁性に優れるフィルムとしては、特に厚みが50〜250μmのPETフィルムが好ましい。
第2樹脂層には、紫外域の光を吸収又は反射させる目的で、酸化チタン、硫酸バリウム等の白色顔料を添加してもよい。このとき、第1樹脂層が複合金属酸化物を含有して黒色である場合には、第2樹脂層に白色顔料を添加しても太陽電池セル側から見たときの黒色の意匠性には影響を与えない。なお、第1樹脂層に複合金属酸化物を含有しない場合には、第2樹脂層に複合金属酸化物を含有するが、このとき、第2樹脂層の黒色に影響を与えないように、第1樹脂層には白色顔料は添加しないことが好ましい。
また、着色顔料以外の紫外線吸収剤、水分吸収剤(乾燥剤)、酸素吸収剤、酸化防止剤等の公知の添加剤を、本発明の効果に影響を与えない範囲で、第2樹脂層だけでなく、第1樹脂層に添加してもよい。
≪接着剤層≫
第1樹脂層及び第2樹脂層の層間には、必要に応じて接着剤層を設けてもよい。例えば、第1樹脂層及び第2樹脂層をそれぞれ押出しコート法、ドライラミネート法、熱ラミネート法等により積層する場合には、層間に接着剤層を設けることが好ましい。
接着剤層としては、例えば、2液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエーテルウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリエステルポリオール系接着剤、ポリエステルポリウレタンポリオール系接着剤等が挙げられる。この中でも、芳香族イソシアネート及び脂肪族イソシアネートの少なくとも1種を含むウレタン系接着剤を用いたドライラミネート法を好適に採用することができる。
接着剤層の厚さとしては、3〜15μmが好ましく、5〜10μmがより好ましい。
太陽電池モジュール
本発明の太陽電池用裏面保護シートは、太陽電池セルの裏面側に配置することにより、太陽電池モジュールとなる。太陽電池セルの構成は限定的ではないが、おもて面から太陽電池用強化ガラス、EVA、結晶Siセル及びEVA(封止材)の順に積層した構成が一般的である。
本発明の太陽電池用裏面保護シートは、太陽電池用裏面保護シートを構成する層中に、Fe、Cu、Ni、Cr、Bi、Mn、Sr、Y及びAlからなる群から選択される2種以上の金属を含む複合金属酸化物を含有することにより、太陽電池用裏面保護シートの光の平均反射率が所定範囲に制御されている。具体的には、400〜750nmの波長域の平均反射率が10%以下であることにより、太陽電池セルの配置側から視認した際に太陽電池用裏面保護シートが黒色である。また、750〜2000nmの波長域(近赤外域及び赤外域)の平均反射率が50%以上であることにより、近赤外域及び赤外域の光の吸収が抑制されており、温度上昇による発電効率の低下が抑制されている。また、反射光を太陽電池セルに再入射させることができるため、太陽光の利用率を高めることができる。詳細には、特に750〜1200nmの波長域の平均反射率が50%以上であることにより光の有効利用による発電効率向上の効果が得られる。また、特に1200〜2000nmの波長域の平均反射率が50%以上であることにより太陽電池モジュールの温度上昇抑制の効果が得られる。
本発明の太陽電池用裏面保護シートの層構成を例示した図である。 試験例1において、太陽電池モジュールの温度上昇比較を調べるための、温度上昇比較装置(木箱製)の模式図である。
以下に実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
密度0.91g/cm3のLLDPE(製品名「エボリュー」、三井化学株式会社製)100質量部に対して、複合金属酸化物(製品名「Black 6302」、Mn-Sr系複合酸化物、旭日産業株式会社製)を65重量部添加し、十分に混練してLLDPEマスターバッチを調製した。
密度0.92g/cm3のLLDPE(製品名「エボリュー」、三井化学株式会社製)100質量部に対して、複合金属酸化物の含有量が20重量部となるようにLLDPEマスターバッチを添加し、Tダイ押出し機による製膜を行い、第1樹脂層として厚さ50μmの黒色LLDPEフィルム(密度1.03g/cm3)を得た。
第2樹脂層として厚みが255μmのPETフィルム(帝人製)を用意し、ドライラミネート用接着剤を用いてドライラミネート法で第1樹脂層に接着することにより、黒色の太陽電池用裏面保護シートを作製した。
ドライラミネート用接着剤は、(製品名「タケラックA315」、三井化学株式会社製)100質量部と(製品名「タケネートA50」、三井化学株式会社製)10質量部を混合したポリウレタン系接着剤を、固形分の塗布量が5g/m2になるように調製して用いた。
実施例2
密度0.924g/cm3のLLDPE(製品名「エボリュー」、三井化学株式会社製)100質量部に対して、複合金属酸化物の含有量を40重量部とした以外は、実施例1と同様にして黒色の太陽電池用裏面保護シートを作製した。
実施例3
第1樹脂層として、厚さ50μmのLLDPEフィルム(密度0.924g/cm3)を用意した。
PET(製品名「バイロン」、東洋紡績株式会社製)100重量部に対して、実施例1で用いた複合金属酸化物を20重量部添加し、二軸混練機により十分分散させ、Tダイ押出し機による製膜を行い、第2樹脂層として厚さ250μmの黒色PETフィルムを得た。
第2樹脂層を、ドライラミネート用接着剤を用いてドライラミネート法で第1樹脂層に接着することにより、黒色の太陽電池用裏面保護シートを作製した。
ドライラミネート用接着剤は、実施例1で用いたものと同じである。
比較例1
第1樹脂層として、厚みが50μmの透明PEフィルム(東セロ製)を用意した。
第2樹脂層として、厚みが250μmの透明PETフィルム(帝人製)と厚みが25μmの黒色エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)(旭化成製)とをドライラミネート用接着剤を用いてドライラミネート法で接着した積層フィルムを用意した。黒色ETFEに含まれる黒色顔料は、カーボンブラックのみである。
第2樹脂層を、ドライラミネート用接着剤を用いてドライラミネート法で第1樹脂層に接着することにより、黒色の太陽電池用裏面保護シートを作製した。
ドライラミネート用接着剤は、実施例1で用いたものと同じである。
比較例2
密度0.910g/cm3のLLDPE(製品名「エボリュー」、三井化学株式会社製)100質量部に対して、カーボンブラックを20重量部添加し、十分に混練してLLDPEマスターバッチを調製した。
密度0.924g/cm3のLLDPE(製品名「エボリュー」、三井化学株式会社製)100質量部に対して、カーボンブラックの含有量が5重量部となるようにLLDPEマスターバッチを添加し、Tダイ押出し機による製膜を行い、第1樹脂層として厚さ50μmの黒色LLDPEフィルム(密度0.93g/cm3)を得た。
第2樹脂層として厚みが250μmのPETフィルム(帝人製)を用意し、ドライラミネート用接着剤を用いてドライラミネート法で第1樹脂層に接着することにより、黒色の太陽電池用裏面保護シートを作製した。
ドライラミネート用接着剤は、実施例1で用いたものと同じである。
試験例1
実施例及び比較例で作製した黒色の太陽電池用裏面保護シートの400〜750nm(可視域)及び750〜2000nm(近赤外域及び赤外域)の各波長範囲の平均反射率、並びに、太陽電池モジュールにした際の温度上昇比較について調べた。
<平均反射率>
分光光度計(製品名「V-570」、日本分光株式会社製)により、各波長範囲の平均反射率を測定した。
測定結果を下記表1に示す。
<温度上昇比較>
太陽電池用強化ガラス、EVA、結晶Siセル及びEVA(封止材)の順に積層し、真空ラミネーター((株)NPC製、LM-140X200S)にて太陽電池セルを作製した。封止材のEVAが太陽電池セルの裏面である。
次に実施例及び比較例で得た各太陽電池用裏面保護シートを太陽電池セルの裏面に貼り付け、真空ラミネーターにて太陽電池モジュールを作製した。
各太陽電池モジュールの温度上昇比較を行った。具体的には、図2に示される温度上昇比較装置(木箱製)の各位置に、実施例となる黒色太陽電池用裏面保護シート及び比較例となる黒色太陽電池用裏面保護シートをそれぞれ配置した。具体的には、「比較例1と実施例1」、「比較例1と実施例2」、「比較例2と実施例2」及び「比較例2と実施例3」とを対比して温度上昇比較を行った。
実施例及び比較例の黒色太陽電池用裏面保護シートは、それぞれ熱源(白熱球)から等距離となるように配置した。太陽電池用強化ガラス側及び黒色太陽電池用裏面保護シート側の所定位置に、2つの熱電対を取り付け、熱源(白熱球)を点灯させ時系列的に温度上昇値を比較し、最高到達温度の差を比較した。(実施例側)−(比較例側)によって温度差を算出し、その値が−(負)であれば、実施例の方が比較例よりも温度上昇が抑制されていることを示す。
測定結果を表1に示す。
Figure 2014017315
表1の結果から明らかなように、実施例1〜3の太陽電池モジュールは黒色であるにも拘わらず750〜2000nm(近赤外域及び赤外域)の波長域の平均反射率が顕著に大きく、比較例1、2と比較して顕著に温度上昇が抑制されている。
10. 太陽電池用裏面保護シート
11. 第1樹脂層
12. 第2樹脂層
13. 接着剤層

Claims (4)

  1. 太陽電池セルの裏面側に配置される太陽電池用裏面保護シートであって、
    (1)前記太陽電池用裏面保護シートは、1層又は2層以上の積層体からなり、そのうちの少なくとも1層は、Fe、Cu、Ni、Cr、Bi、Mn、Sr、Y及びAlからなる群から選択される2種以上の金属を含む複合金属酸化物を含有し、
    (2)前記太陽電池用裏面保護シートは、400〜750nmの波長域の平均反射率が10%以下の黒色であり、750〜2000nmの波長域の平均反射率が50%以上である、
    ことを特徴とする太陽電池用裏面保護シート。
  2. 前記太陽電池用裏面保護シートを構成する層のうち、太陽電池セルの裏面に最も近い層は、樹脂成分として密度0.90〜0.93g/cm3のポリエチレンを含有する、請求項1に記載の太陽電池用裏面保護シート。
  3. 前記太陽電池用裏面保護シートを構成する層のうち、太陽電池セルの裏面に最も近い層が前記複合金属酸化物を含有する、請求項1又は2に記載の太陽電池用裏面保護シート。
  4. 太陽電池セル及びその裏面側に配置された請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電池用裏面保護シートを備えた太陽電池モジュール。
JP2012152512A 2012-07-06 2012-07-06 太陽電池用裏面保護シート Expired - Fee Related JP6008620B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012152512A JP6008620B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 太陽電池用裏面保護シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012152512A JP6008620B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 太陽電池用裏面保護シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014017315A true JP2014017315A (ja) 2014-01-30
JP6008620B2 JP6008620B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=50111777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012152512A Expired - Fee Related JP6008620B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 太陽電池用裏面保護シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6008620B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170079951A (ko) * 2015-12-31 2017-07-10 주식회사 엘지화학 태양전지 블랙 백시트, 이를 포함하는 태양전지 모듈 및 그 제조방법
JP2017157619A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 ダイヤプラスフィルム株式会社 太陽電池モジュール用裏面保護シート
JP2020072160A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 大日本印刷株式会社 太陽電池モジュール用の裏面保護シート

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002331611A (ja) * 2001-05-09 2002-11-19 Nisshin Steel Co Ltd 遮熱性に優れた塗装金属板
JP2004082120A (ja) * 2000-02-22 2004-03-18 Nippon Paint Co Ltd 熱線遮蔽板
JP2007103813A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Techno Polymer Co Ltd 太陽電池用バックシート
JP2007128943A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Toray Ind Inc 太陽電池用バックシートおよび太陽電池モジュール
JP2011009392A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Toyo Aluminium Kk 太陽電池モジュール用裏面保護シート
WO2011090023A1 (ja) * 2010-01-20 2011-07-28 東レ株式会社 太陽電池モジュール用裏面封止シートおよび太陽電池モジュール
JP2012089632A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Lintec Corp 太陽電池用保護シートおよびその製造方法、ならびに太陽電池モジュール

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004082120A (ja) * 2000-02-22 2004-03-18 Nippon Paint Co Ltd 熱線遮蔽板
JP2002331611A (ja) * 2001-05-09 2002-11-19 Nisshin Steel Co Ltd 遮熱性に優れた塗装金属板
JP2007103813A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Techno Polymer Co Ltd 太陽電池用バックシート
JP2007128943A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Toray Ind Inc 太陽電池用バックシートおよび太陽電池モジュール
JP2011009392A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Toyo Aluminium Kk 太陽電池モジュール用裏面保護シート
WO2011090023A1 (ja) * 2010-01-20 2011-07-28 東レ株式会社 太陽電池モジュール用裏面封止シートおよび太陽電池モジュール
JP2012089632A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Lintec Corp 太陽電池用保護シートおよびその製造方法、ならびに太陽電池モジュール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170079951A (ko) * 2015-12-31 2017-07-10 주식회사 엘지화학 태양전지 블랙 백시트, 이를 포함하는 태양전지 모듈 및 그 제조방법
JP2017157619A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 ダイヤプラスフィルム株式会社 太陽電池モジュール用裏面保護シート
JP2020072160A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 大日本印刷株式会社 太陽電池モジュール用の裏面保護シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP6008620B2 (ja) 2016-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6238893B2 (ja) 太陽電池用裏面保護シート
CN101823355B (zh) 聚合物叠层膜和使用该叠层膜的太阳能电池板
JP5734569B2 (ja) 太陽電池用バックシート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール
WO2012121276A1 (ja) 易接着シート及び太陽電池用保護シート
JP5710451B2 (ja) 太陽電池用バックシート及びその製造方法、並びに、太陽電池モジュール
JP5895661B2 (ja) 太陽電池モジュール用裏面保護シート及び太陽電池モジュール
JP6035818B2 (ja) 太陽電池モジュール用裏面保護シート及び太陽電池モジュール
JP6008620B2 (ja) 太陽電池用裏面保護シート
KR20140015359A (ko) 태양 전지용 보호 시트와 그 제조 방법, 태양 전지용 백 시트 부재, 태양 전지용 백 시트 및 태양 전지 모듈
CN101817245B (zh) 太阳能电池组件
TWI535045B (zh) 太陽電池用背面保護片及具備其之太陽電池模組
KR20180119572A (ko) 태양 전지 모듈용 시트 및 태양 전지 모듈
JP2024050833A (ja) 太陽電池モジュール用の透明保護シート
KR101423402B1 (ko) 태양전지 모듈용 백 시트 및 이를 포함하는 태양전지 모듈
KR20120119295A (ko) 태양광모듈 백시트용 올레핀계 필름
WO2015001951A1 (ja) 裏側保護基材、太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法
JP5621469B2 (ja) 太陽電池モジュール用裏面保護シート、太陽電池モジュール用裏面一体化シート及び太陽電池モジュール
TWI655787B (zh) Solar cell back protection sheet
JP2020061439A (ja) 太陽電池モジュール用の裏面保護シート
JP2016127200A (ja) 太陽電池用反射シート及び太陽電池モジュール
WO2012043243A1 (ja) 積層シート及びそれを備える太陽電池モジュール
WO2012043244A1 (ja) 積層シート及びそれを備える太陽電池モジュール
JP2020072160A (ja) 太陽電池モジュール用の裏面保護シート
JP2016068478A (ja) 裏面保護シート
JP2016195157A (ja) 太陽電池用裏面保護シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6008620

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees