JP2014007677A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信である場合の擬似Pushスキャン実行時における画像データの誤送信を効果的に防止する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100が、リモート端末113に対して、画像の取得要求を行うように指示し、指示に応じたリモート端末113からの画像の取得要求にしたがって、画像の読み取り処理を実行する。リモート端末113に対して前記指示がされた場合、画像形成装置100が、自装置の現在の通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信であるかを判断したときに、読み取られた画像のリモート端末113への送信を許可するか否かを判断するために用いるパスワードが予め設定されているかを判断する。上記パスワードが予め設定されていない場合に、画像形成装置100が、読み取られた画像のリモート端末113に対する送信をキャンセルする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラムに関する。
無線LAN(Local Area Network)が搭載されている複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナなどの画像形成装置が提案されている。無線LANは、配線を要さない接続形態であるので、例えば、建物外からでも接続することができる。したがって、管理者の意図しないユーザによるアクセスも可能となる。
無線LAN接続時の、意図しないユーザからのアクセスを制限する方法として、WEPキーを用いた認証処理を実行する方法が考えられる。しかし、現在の市場において、上記の認証処理を省略した無線LAN接続(以下、認証フリーな無線接続)が主流となっている。認証フリーな無線接続は、アクセス制限のない通信接続の一例である。
一方、画像形成装置が、入力された画像データをPC等の外部装置に送信して保持させるための様々な方式が提案されている。例えば、スキャナによって原稿画像が読み取られ生成された画像データをPC等の外部装置に送信するスキャン方式として、いくつかの方式が利用されている。1つ目の方式は、画像データの送信先となるPCにインストールされたスキャナドライバを用いて、ユーザがPC上でスキャナドライバを操作し、スキャナに対してスキャンの指示を送ってスキャンを実行させ、画像データを取得する方式である。この方式は、PCがスキャナから画像データを取得する方式であり、「Pullスキャン方式(以下、Pullスキャンと記述)」と呼ばれている。
2つ目の方式は、ユーザがスキャナの操作パネルを直接操作し、画像データの送信先を指定した上で、スキャンの指示を入力してスキャンを実行させ、画像データを送信先となるPCに送信する方式である。この方式は、スキャナが画像データをPCに送りつける方式であり、「Pushスキャン方式(以下、Pushスキャンと記述)」と呼ばれている。Pushスキャン方式では、ネットワークを介して画像データをPCに送信するために、一般的にFTP、SMB、SMTPなどのプロトコルが使用される。
3つ目の方式は、ユーザがスキャナの操作パネルを直接操作し、操作パネル上で選択したPCに対してPullスキャンの実行指示を送る方式である。Pullスキャンの実行指示を受けたPCでは、インストールされたスキャナドライバを用いて上記Pullスキャンを開始する。この方式では、予めスキャナドライバによって設定されている読取条件等のスキャン設定がスキャナの操作パネル上でユーザにより指定されており、スキャナドライバは、そのスキャン設定に従ってPullスキャンを実行する。この方式では、Pushスキャンと同様にユーザはPCを操作する必要はなく、スキャナの操作パネル上でスキャンの指示を行う。しかし、その後はPullスキャンと同様にPCがスキャナから画像データを取得することになる。従って、この方式は「擬似Pushスキャン方式(以下、擬似Pushスキャンと記述)」と呼ばれている。
ここで、特許文献1は、画像形成装置が画像データを情報処理装置に誤送信することを防止する技術を開示している。特許文献1では、画像形成装置が、ホストPCへスキャン開始要求を送信し、ホストPC側からユーザ操作によるスキャン指示があった場合、スキャンを実行する。
特開2010−287176号公報
認証フリーな無線接続状態の画像形成装置において、擬似Pushスキャンを実行するとき、無線接続有効範囲内の全ての端末がホストとなり得る。したがって、疑似Pushスキャンの実行時に、画像形成装置が社外などの端末に対してデータを誤送信してしまうことを防止する必要性が高い。
しかし、特許文献1が開示する技術では、ユーザは、画像形成装置の前でスキャン実行操作を行い、一度ホストPCのもとへ行ってスキャン指示を出し、また画像形成装置の場所へ戻る必要があるので、不便である。また、特許文献1が開示する技術では、ホストPC側でスキャン指示を出せばスキャンが実行される。つまり、ホストPC側のユーザが誤ってスキャン指示を出してしまった場合、スキャンが実行されてしまう。したがって、特許文献1が開示する技術では、認証フリーな無線接続時において擬似Pushスキャンを実行する場合の画像データの誤送信を効果的に防止することができない。
本発明は、上記の課題の少なくとも一つを解決するためになされたものである。本発明は、通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信である場合の擬似Pushスキャン実行時における画像データの誤送信を効果的に防止する画像形成装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の画像形成装置は、情報処理装置に対して、画像の取得要求を行うように指示する指示手段と、前記指示手段からの指示に応じた前記情報処理装置からの前記画像の取得要求にしたがって、前記画像の読み取り処理を実行する読み取り手段と、前記情報処理装置に対して前記指示がされた場合に、自装置の現在の通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信であるかを判断する第1の判断手段と、自装置の現在の通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信であると判断された場合に、前記読み取り処理によって読み取られた画像の前記情報処理装置への送信を許可するか否かを判断するために用いる認証情報が予め設定されているかを判断する第2の判断手段と、前記認証情報が予め設定されていない場合に、前記読み取られた画像の前記情報処理装置に対する送信をキャンセルするキャンセル手段とを備える。
本発明の画像形成装置によれば、通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信である場合の擬似Pushスキャン実行時における画像データの誤送信を効果的に防止することができる。
実施例1のシステム構成例を示す図である。 画像形成装置の操作パネルの一例を示す図である。 パスワード認証画面の例を示す図である。 リモート端末が表示するスキャン設定画面の例を示す図である。 実施例1の画像形成装置の動作処理の例を説明する図である。 実施例2の画像形成装置の動作処理の例を説明する図である。 実施例3の画像形成装置の動作処理の例を説明する図である。
(実施例1)
図1は、実施例1のシステム構成例を示す図である。図1に示すシステムは、画像形成装置100と、リモート端末113とを備える。リモート端末113は、本実施形態の情報処理装置である。画像形成装置100は、リモート端末113とネットワークを介して通信する。この例では、画像形成装置100は、疑似Pushスキャンを実行する。この例において、疑似Pushスキャンは、以下のスキャン方式である。ユーザが、画像形成装置100の操作パネルを直接操作し、操作パネル上で選択したリモート端末113に対して、画像形成装置100にスキャン要求を行うように指示する。画像形成装置100が、リモート端末113からのスキャン要求に応じて、画像データを読み取って(スキャン処理を実行して)リモート端末113に送信する。
画像形成装置100は、印刷部106、読取部108、操作パネル111、コントローラ部101を備える。コントローラ部101は、画像形成装置100全体を制御する。コントローラ部101は、CPU(Central Processing Unit)102、RAM(Random Access Memory)103を備える。また、コントローラ部101は、ROM(Read Only Memory)104、印刷部I/F(Interface)105、読取部I/F107、有線通信部109及び無線通信部110を備える。本実施形態の画像形成装置の制御方法は、図1に示す画像形成装置100が備える各処理部によって実現される。また、本実施形態のコンピュータプログラムは、上記画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させる。
CPU102は、各種制御プログラムに従って、システムバス112に接続されている処理部を総括的に制御する。各種制御プログラムは、ROM104のプログラム領域に記憶された制御プログラムを読み出す事によって実行される。CPU102が、圧縮された各種制御プログラムのデータをROM104のプログラム領域からRAM103へ伸張、展開し、当該展開された制御プログラムを実行するようにしてもよい。また、各種制御プログラムが、図示しないハードディスクドライブ(HDD)に圧縮状態/非圧縮状態で格納されるようにしてもよい。
また、CPU102は、読取部I/F107から入力された画像信号を処理し、記録画像信号として印刷部I/F105へ出力する。また、CPU102は、ROM104のフォント領域に記憶されたフォント情報を用いて、操作パネル111の表示部に文字や記号を表示したり、ユーザの指示を受けた操作パネル111からの指示情報を受け付けたりする。
有線通信部109は、図示しない有線LAN(Local Area Network)を通じて、リモート端末113との通信処理を行う。無線通信部110は、無線LAN114を通じて、リモート端末113と通信する。印刷部I/F105は、印刷部106(プリンタエンジン)に画像信号を出力するインターフェースである。読取部I/F107は、読取部108(スキャナエンジン)からの読取画像信号を入力するインターフェースである。
ROM104のデータ領域には、CPU102によって画像形成装置100の装置情報や、ユーザの電話帳情報、部門管理情報などが記憶され、CPU102により必要に応じて読み出され、必要に応じて更新される。尚、本実施形態では、画像形成装置の一例として印刷部や読取部を備えるMFPを例に説明するが、画像形成装置はこれに限らない。少なくとも画像を読み取る読取部と情報処理装置と通信する通信部を有する装置であれば、MFPに限らずその他の装置であっても構わない。また、図1の有線通信部109で通信可能なインターフェースの種類は、イーサネット(登録商標)等のネットワークインターフェースに限らず、USB等のローカルインターフェースであっても構わない。同じく、無線通信部110で通信可能な無線通信の種類も、無線LANに限らず、その他の無線通信方式であってもよい。
図2は、画像形成装置の操作パネルの一例を示す図である。操作パネル111は、コピーやスキャンなどの機能を選択するファンクションキー201乃至204を有する。ユーザは、使用したい機能に対応するファンクションキーを押下することによって、押下げたファンクションキーに対応する機能を使用することができる。
また、操作パネル111は、ユーザに設定状態や画像形成装置100の機器状態を通知する表示部205を有する。矢印キー206は、表示部205に表示されたカーソルなどの移動に用いられる。矢印キー206は、上下左右4つのボタンがある。矢印キー206に囲まれた領域に、OKキー207が配置されている。
OKキー207は、設定や問い合わせに対する「決定キー」の機能を有する。例えば、ユーザがコピーの設定(用紙サイズ)を変更したい場合、ユーザは、コピー機能ボタン201を押下げする。これにより、表示部205にコピー機能画面が表示される。ユーザが、コピー機能画面に表示された項目(用紙サイズ)から、矢印キー206で変更したい項目を選び、OKキー207を押下げすると、表示部205に、選択可能な設定画面が表示される。ユーザが、矢印キー206にて所望の設定の位置にカーソルを移動させ、OKキー207を押下げすることによって、設定が決定される。疑似Pushスキャン実行時には、表示部205に、画像データの送信先のリモート端末113を識別する情報が選択可能に表示される。
図3は、画像形成装置上に表示されるパスワード認証画面の例を示す図である。画像形成装置100は、擬似Pushスキャンの実行開始時に、図3に示すパスワード認証画面を表示部205に表示する。パスワード認証画面は、ユーザにパスワードの入力を促す画面である。ユーザが、テンキー208を用いてパスワード認証画面上にパスワードを入力すると、画像形成装置100が、入力されたパスワードを、予め設定されたパスワードと照合することを通じて、認証処理を行う。当該予め設定されたパスワードは、ユーザが操作パネル111上で選択した、画像データの送信先(宛先)のリモート端末113に対応付けられている。認証が成功すると、ユーザは、操作パネル111上で選択したリモート端末113を画像データの送信先とする擬似Pushスキャンの実行が許可される。
図4は、リモート端末が表示するスキャン設定画面の例を示す図である。スキャン設定画面300は、スキャン処理に関する各種設定を行う画面である。ユーザは、例えば、スキャン画像の保存形式やサイズ、パスワード等を設定する。
画像形成装置100をリモートスキャン状態にし、スキャン設定画面300上でスキャンを実行すると、Pullスキャンが実行される。また、擬似Pushスキャン実行時においては、ユーザは、事前にスキャン設定画面300上で所望の設定を登録しておく。画像形成装置100で擬似Pushスキャンが実行されると、リモート端末113上にスキャン設定画面300が自動的に表示され、擬似Pushスキャンが実行される。このとき、スキャンしたRAWデータがリモート端末113に送信され、このRAWデータをリモート端末113のスキャンドライバが、登録された設定に従った画像処理を行う。
図5は、実施例1の画像形成装置の動作処理の例を説明する図である。この例では、画像形成装置100が備えるCPU102が、制御プログラムをRAM103に展開して実行することによって図5に示す動作処理が実行される。
まず、CPU102が、画像形成装置100の操作パネル111上におけるユーザ操作にしたがって、疑似Pushスキャンの実行を開始する(ステップS500)。具体的には、CPU102は、操作パネル111上でのユーザの操作にしたがって、疑似Pushスキャンによる画像データの送信先となるリモート端末113を選択する。そして、CPU102が、選択したリモート端末113に対して、画像形成装置100に画像の取得要求を行うように指示する。これにより、上記指示に応じたリモート端末113が画像の取得要求を送信するので、画像形成装置100のCPU102が、この画像の取得要求を受信する。
次に、CPU102が、自装置の現在の接続形態が、認証フリーな無線LANであるかを判断する(ステップS501)。すなわち、CPU102は、リモート端末113に対して、画像の取得要求を行う指示がされた場合に、自装置の現在の通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信であるかを判断する第1の判断手段として機能する。自装置の現在の接続形態が、認証フリーな無線LAN以外である場合(「WLAN認証フリー以外」に分岐する場合)は、ステップS507に進む。自装置の現在の接続形態が、認証フリーな無線LANである場合(「WLAN認証フリー」に分岐する場合)は、ステップS502に進む。
ステップS502において、CPU102が、ステップS500において選択されたリモート端末113に対応するパスワードが設定されているかを判断する(ステップS502)。このパスワードは、読み取り処理によって読み取られた画像のリモート端末113への送信を許可するか否かを判断するために用いる認証情報である。すなわち、CPU102は、自装置の現在の通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信であると判断された場合に、パスワードが予め設定されているかを判断する第2の判断手段として機能する。CPU102は、ステップS500において選択されたリモート端末113に対応するパスワードが設定されていない場合は、ステップS504に進む。そして、CPU102が、パスワードの設定を促す画面を表示し(ステップS504)、画像データを送信せずに擬似Pushスキャンを終了する。すなわち、CPU102は、読み取り処理によって読み取られた画像のリモート端末113に対する送信をキャンセルするキャンセル手段として機能する。
ステップS500において選択されたリモート端末113に対応するパスワードが設定されている場合は、CPU102が、パスワード認証画面(図3)を表示する(ステップS503)。すなわち、CPU102が、パスワードの入力画面を表示する第1の表示手段として機能する。ユーザが、パスワード認証画面上でパスワードを入力すると、CPU102が、入力されたパスワードを取得する取得手段として機能する(ステップS505)。そして、CPU102が、パスワードの認証を行う。すなわち、CPU102が、入力されたパスワードと予め設定されているパスワードとが一致(合致)するかを判断する第3の判断手段として機能する(ステップS506)。入力されたパスワードと設定されているパスワードとが一致する場合、CPU102が、上記ステップS500においてリモート端末113から受信した、画像の取得要求にしたがって、画像データの読み取り処理を実行する。そして、CPU102が、読み取った画像データをリモート端末113に対して送信する(ステップS507)。
入力されたパスワードと設定されているパスワードとが一致しないか、または一定時間パスワードの入力が行われなかった(タイムアウトした)場合は、CPU102が、画像データの送信をキャンセルして、擬似Pushスキャンを終了する。
本実施例によれば、パスワードを設定し、かつそのパスワードを知っているユーザのみ擬似Pushスキャンを実行できる。したがって、擬似Pushスキャン実行時における端末への画像データの誤送信を防止することができる。
(実施例2)
実施例2の画像形成装置100は、疑似Pushスキャンの実行開始時に画像データの送信先として選択されたリモート端末113のアドレス情報を認証情報として用いて、認証処理を行う。このために、ユーザは、操作パネル111上で、画像データの送信先の候補となるリモート端末113のアドレス情報としてMACアドレスを予め登録する。
図6は、実施例2の画像形成装置の動作処理の例を説明する図である。図6のステップS600およびS601は、図5のステップS500およびS501と同様である。
ステップS601の判断処理で、自装置の現在の接続形態が、認証フリーな無線LAN以外である場合は、ステップS605に進む。自装置の現在の接続形態が、認証フリーな無線LANである場合は、ステップS602に進む。
ステップS602において、CPU102が、疑似Pushスキャンの実行開始時に画像データの送信先として選択されたリモート端末113(以下、送信先リモート端末113と記述)のMACアドレスが登録済みであるかを判断する。送信先リモート端末113のMACアドレスが登録済みである場合は、ステップS605に進む。送信先リモート端末113のMACアドレスが登録済みでない場合は、ステップS603に進む。
ステップS603において、CPU102が、表示部205に送信再確認画面(図示を省略)を表示する(ステップS603)。送信再確認画面は、画像データを送信先リモート端末113に送信してよいかを確認する画面である。すなわちCPU102は、読み取られた画像のリモート端末113に対する送信を許可するか否かを確認する確認画面を表示する第2の表示手段として機能する。具体的には、送信再確認画面上に、送信先リモート端末の名前と、送信してよいかを問う文書とが表示される。
ユーザが、操作パネル111の矢印キー206及びOKキー207を操作して、スキャンした画像データを送信するか否かを選択する。CPU102は、ユーザによる上記選択操作にしたがって、画像データを送信するか否かを判断する(ステップS604)。CPU102が、画像データを送信すると判断した場合、CPU102は、画像データを送信先リモート端末に送信する(ステップS605)。CPU102が、画像データを送信しないと判断した場合、CPU102は、画像データを送信せずに、疑似Pushスキャンを終了する。すなわち、CPU102は、送信際確認画面上で、読み取られた画像のリモート端末113に対する送信を許可しないことを指示する操作がされた場合に、上記読み取られた画像のリモート端末113に対する送信をキャンセルする。尚、本実施例では、認証情報として用いるアドレス情報の一例としてMACアドレスを使う例を説明したが、アドレス情報はこれに限らない。例えば、リモート端末のIPアドレスやその他の情報であってもよく、リモート端末を一意に特定できる識別情報であればよい。
実施例2によれば、画像形成装置100は、登録されたMACアドレスに基づいて、画像データを送信先リモート端末に送信するか否かを判断することができる。したがって、擬似Pushスキャン実行時における端末への画像データの誤送信を防止することができる。また、実施例1と比較して、事前のパスワード設定が不要となるため、ユーザの操作がより簡単になる。
(実施例3)
実施例3の画像形成装置100は、疑似Pushスキャンの実行開始時に、送信先リモート端末113に対応するパスワードを生成し、生成したパスワードを用いて認証処理を実行する。
図7は、実施例3の画像形成装置の動作処理の例を説明する図である。図6のステップS700およびS701は、図5のステップS500およびS501と同様である。
ステップS701の判断処理で、自装置の現在の接続形態が、認証フリーな無線LAN以外である場合は、ステップS706に進む。自装置の現在の接続形態が、認証フリーな無線LANである場合は、ステップS702に進む。
ステップS702において、CPU102が、疑似Pushスキャンの実行開始時に選択された送信先リモート端末113に対応するパスワードを生成する生成手段として機能する。CPU102は、生成したパスワードを記憶手段に登録する。
次に、CPU102が、送信先リモート端末113に指示して、上記ステップS702において生成されたパスワードを送信先リモート端末113のパスワード入力画面(図示を省略)上にポップアップ表示させる(ステップS703)。
ユーザが、送信先リモート端末113のパスワード入力画面で、パスワードを入力すると、送信先リモート端末113が、入力されたパスワードを画像形成装置100に対して送信する。そして、CPU102が、送信先リモート端末113からパスワードを受信する(ステップS704)。
次に、画像形成装置100のCPU102が、ステップS704で送信されたパスワードと、ステップS702で生成され記憶手段に登録されたパスワードとが一致するかを判断する(ステップS705)。ステップS704で送信されたパスワードと、ステップS702で生成され記憶手段に登録されたパスワードとが一致する場合は、CPU102が、画像データを送信先リモート端末113に対して送信する(ステップS706)。
ステップS704で送信されたパスワードと、ステップS702で生成され記憶手段に登録されたパスワードとが一致しない場合は、CPU102が、画像データを送信せずに、疑似Pushスキャンを終了する。ステップS704でパスワードが一定期間内に送信されない場合(タイムアウトとした場合)も、CPU102が、画像データを送信せずに、疑似Pushスキャンを終了する。すなわち、CPU102は、リモート端末113から上記生成したパスワードの入力があるかを判断し、リモート端末113からパスワードのー入力がない場合に、画像の送信をキャンセルするキャンセル手段として機能する。
ステップS700における処理で、ユーザが、画像データの送信先として、画像データを送信したいリモート端末の選択を誤った場合を想定する。この場合、上記ステップS703において、誤って選択されたリモート端末においてパスワードがポップアップ表示されるが、ユーザが本来画像データを送信したいリモート端末においてはパスワードがポップアップ表示されない。したがって、この場合には、ステップS705で、タイムアウトと判断されることが多いと思われる。
実施例3によれば、実施例1及び実施例2と比較して、ユーザに事前にパスワードやアドレス情報等の認証情報の登録をさせることなく擬似Pushスキャンを実行することが可能となる。
以上説明したように、本発明を好適に適用することで、認証フリーな無線接続状態における擬似Pushスキャン機能使用時において、端末への誤送信をより効果的に防止できる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 画像形成装置
101 コントローラ部
113 リモート端末

Claims (10)

  1. 情報処理装置に対して、画像の取得要求を行うように指示する指示手段と、
    前記指示手段からの指示に応じた前記情報処理装置からの前記画像の取得要求にしたがって、前記画像の読み取り処理を実行する読み取り手段と、
    前記情報処理装置に対して前記指示がされた場合に、自装置の現在の通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信であるかを判断する第1の判断手段と、
    自装置の現在の通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信であると判断された場合に、前記読み取り処理によって読み取られた画像の前記情報処理装置への送信を許可するか否かを判断するために用いる認証情報が予め設定されているかを判断する第2の判断手段と、
    前記認証情報が予め設定されていない場合に、前記読み取られた画像の前記情報処理装置に対する送信をキャンセルするキャンセル手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記認証情報は、前記情報処理装置に対応付けられたパスワードである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の判断手段によって前記情報処理装置のパスワードが予め設定されていると判断された場合にパスワードの入力画面を表示する第1の表示手段と、
    前記入力画面で入力されたパスワードを取得する取得手段と、
    前記取得されたパスワードと前記予め設定されているパスワードとが合致するかを判断する第3の判断手段とを備え、
    前記キャンセル手段は、前記取得されたパスワードと前記予め設定されているパスワードとが合致しないと判断された場合に、前記読み取られた画像の前記情報処理装置に対する送信をキャンセルする
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記認証情報は、前記情報処理装置のアドレス情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の判断手段によって前記情報処理装置のアドレス情報が予め設定されていないと判断された場合に、前記読み取られた画像の前記情報処理装置に対する送信を許可するか否かを確認する確認画面を表示する第2の表示手段を備え、
    前記キャンセル手段は、前記確認画面上で前記読み取られた画像の前記情報処理装置に対する送信を許可しないことを指示する操作がされた場合に、前記読み取られた画像の前記情報処理装置に対する送信をキャンセルする
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記情報処理装置のアドレス情報は、前記情報処理装置のMACアドレスである
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 情報処理装置に対して、画像の取得要求を行うように指示する指示手段と、
    前記指示手段からの指示に応じた前記情報処理装置からの前記画像の取得要求にしたがって、前記画像の読み取り処理を実行する読み取り手段と、
    前記情報処理装置に対して前記指示がされた場合に、自装置の現在の通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信であるかを判断する判断手段と、
    自装置の現在の通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信であると判断された場合に、前記読み取り処理によって読み取られた画像の前記情報処理装置への送信を許可するか否かを判断するために用いる認証情報を生成し、該生成した認証情報を前記情報処理装置に表示させる生成手段と、
    情報処理装置から前記生成した認証情報の入力があるかを判断し、情報処理装置から前記生成した認証情報の入力がない場合に、前記読み取られた画像の前記情報処理装置に対する送信をキャンセルするキャンセル手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記自装置へのアクセス制限のない通信は、前記自装置に対するアクセスの際に認証処理が実行されない無線通信である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 情報処理装置に対して、画像の取得要求を行うように指示する工程と、
    前記指示手段からの指示に応じた前記情報処理装置からの前記画像の取得要求にしたがって、前記画像の読み取り処理を実行する工程と、
    前記情報処理装置に対して前記指示がされた場合に、自装置の現在の通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信であるかを判断する工程と、
    自装置の現在の通信形態が自装置へのアクセス制限のない通信であると判断された場合に、前記読み取り処理によって読み取られた画像の前記情報処理装置への送信を許可するか否かを判断するために用いる認証情報が予め設定されているかを判断する工程と、
    前記認証情報が予め設定されていない場合に、前記読み取られた画像の前記情報処理装置に対する送信をキャンセルする工程とを有する
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10154173B2 (en) 2015-03-09 2018-12-11 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image processing system, and image processing method for suppressing fradulent usage of an image processing appartus by a third party
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