JP2014007444A - Electronic apparatus, control method, and control program - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、電子機器、制御方法及び制御プログラムに関する。 The present application relates to an electronic device, a control method, and a control program.
特許文献1には、気導音と振動音とを利用者に伝える電子機器が記載されている。特許文献1には、電子機器の筺体の外面に配置される振動体の圧電素子に電圧が印加されると、圧電素子が伸縮することにより振動体が屈曲振動することが記載されている。また、特許文献1には、利用者が屈曲振動する振動体を耳介に接触させると、気導音と振動音とが利用者に伝えられることが記載されている。特許文献1によれば、気導音とは、物体の振動に起因する空気の振動が外耳道を通って鼓膜に伝わり、鼓膜が振動することによって利用者の聴覚神経に伝わる音である。また、特許文献1によれば、振動音とは、振動する物体に接触する利用者の体の一部(例えば外耳の軟骨)を介して利用者の聴覚神経に伝わる音である。 Patent Document 1 describes an electronic device that transmits air conduction sound and vibration sound to a user. Patent Document 1 describes that when a voltage is applied to a piezoelectric element of a vibrating body arranged on the outer surface of a housing of an electronic device, the vibrating body flexes and vibrates due to expansion and contraction of the piezoelectric element. Further, Patent Document 1 describes that when a user brings a vibrating body that flexes and vibrates into contact with the auricle, air conduction sound and vibration sound are transmitted to the user. According to Patent Document 1, air conduction sound is sound that is transmitted to the eardrum through the ear canal through the vibration of the air due to the vibration of the object, and is transmitted to the user's auditory nerve by the vibration of the eardrum. According to Patent Document 1, the vibration sound is a sound transmitted to the user's auditory nerve through a part of the user's body (for example, cartilage of the outer ear) that contacts the vibrating object.
ところで、一般に、電子機器では、例えば、再生中のコンテンツに関する情報を、できるだけ利用者に伝えたいというニーズがある。 By the way, in general, there is a need for an electronic device to transmit information about the content being reproduced to the user as much as possible.
1つの態様に係る電子機器は、圧電素子と、前記圧電素子によって振動する第1音発生部と、第2音発生部と、物理量の変化を検出する検出部と、を備え、前記第1音発生部は、気導音と、当該第1音発生部に接触する物体を振動させて伝わる振動音とを発生させ、前記第2音発生部が、第1の情報及び第2の情報を含むコンテンツのうち、前記第1の情報に対応する音を発生させているときに、前記検出部により前記物理量の変化が検出された場合には、前記第1音発生部は、前記第2の情報に対応する前記気導音及び前記振動音を発生させる。 An electronic apparatus according to one aspect includes a piezoelectric element, a first sound generation unit that vibrates by the piezoelectric element, a second sound generation unit, and a detection unit that detects a change in a physical quantity, and the first sound The generating unit generates an air conduction sound and a vibration sound transmitted by vibrating an object in contact with the first sound generating unit, and the second sound generating unit includes first information and second information. If a change in the physical quantity is detected by the detection unit while generating a sound corresponding to the first information in the content, the first sound generation unit The air conduction sound and the vibration sound corresponding to are generated.
1つの態様に係る制御方法は、圧電素子と、前記圧電素子によって振動する第1音発生部と、第2音発生部と、物理量の変化を検出する検出部とを備える電子機器によって実行される制御方法であって、第1の情報及び第2の情報を含むコンテンツを再生するステップと、再生する前記コンテンツに含まれる前記第1の情報に対応する音を前記第2音発生部により発生させているときに、前記検出部により前記物理量の変化が検出された場合には、再生する前記コンテンツに含まれる前記第2の情報に対応する、気導音及び前記第1音発生部に接触する物体を振動させて伝わる振動音を、前記第1音発生部により発生させるステップとを含む。 A control method according to one aspect is executed by an electronic device including a piezoelectric element, a first sound generation unit that vibrates by the piezoelectric element, a second sound generation unit, and a detection unit that detects a change in physical quantity. In the control method, the step of reproducing the content including the first information and the second information and the sound corresponding to the first information included in the content to be reproduced are generated by the second sound generation unit. When the change in the physical quantity is detected by the detection unit, the air conduction sound and the first sound generation unit corresponding to the second information included in the content to be played back are contacted Generating a vibration sound transmitted by vibrating an object by the first sound generation unit.
1つの態様に係る制御プログラムは、圧電素子と、前記圧電素子によって振動する第1音発生部と、第2音発生部と、物理量の変化を検出する検出部とを備える電子機器に、第1の情報及び第2の情報を含むコンテンツを再生するステップと、再生する前記コンテンツに含まれる前記第1の情報に対応する音を前記第2音発生部により発生させているときに、前記検出部により前記物理量の変化が検出された場合には、再生する前記コンテンツに含まれる前記第2の情報に対応する、気導音及び前記第1音発生部に接触する物体を振動させて伝わる振動音を、前記第1音発生部により発生させるステップとを実行させる。 A control program according to one aspect is provided in an electronic device including a piezoelectric element, a first sound generation unit that vibrates by the piezoelectric element, a second sound generation unit, and a detection unit that detects a change in physical quantity. The step of reproducing the content including the information and the second information, and when the sound corresponding to the first information included in the content to be reproduced is generated by the second sound generation unit, the detection unit When the change in the physical quantity is detected by the above, vibration sound transmitted by vibrating the air conduction sound and the object that contacts the first sound generation unit corresponding to the second information included in the content to be reproduced Are generated by the first sound generator.
本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、気導音と振動音とを利用者に伝える電子機器の例として、携帯電話について説明する。 Embodiments for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Hereinafter, a mobile phone will be described as an example of an electronic device that transmits air conduction sound and vibration sound to a user.
(実施形態1)
図1及び図2を参照しながら、実施形態に係る携帯電話1Aの全体的な構成について説明する。図1は、携帯電話1Aの正面図である。図2は、携帯電話1Aのa−a断面を模式的に示す断面図である。図1及び図2に示すように、携帯電話1Aは、ディスプレイ2と、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、圧電素子7と、マイク8と、スピーカ11と、カメラ12と、パネル20と、筺体40とを備える。
(Embodiment 1)
With reference to FIGS. 1 and 2, the overall configuration of the mobile phone 1 </ b> A according to the embodiment will be described. FIG. 1 is a front view of the
ディスプレイ2は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro−Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro−Luminescence Display)等の表示デバイスを備える。ディスプレイ2は、文字、画像、記号、及び図形等を表示する。
The
ボタン3は、利用者からの操作入力を受け付ける。ボタン3の数は、図1及び図2に示す例に限定されない。
The
照度センサ4は、携帯電話1Aの周囲光の照度を検出する。照度は、光の強さ、明るさ、又は輝度を示す。照度センサ4は、例えば、ディスプレイ2の輝度の調整に用いられる。近接センサ5は、近隣の物体の存在を非接触で検出する。近接センサ5は、磁界の変化又は超音波の反射波の帰還時間の変化等に基づいて物体の存在を検出する。近接センサ5は、例えば、ディスプレイ2が顔に近づけられたことを検出する。照度センサ4及び近接センサ5は、1つのセンサとして構成されていてもよい。照度センサ4は、近接センサとして用いられてもよい。
The
圧電素子7は、電気信号(音信号に応じた電圧)が印加されると、構成材料の電気機械結合係数に従い伸縮又は屈曲する。すなわち、圧電素子7は、電気信号が印加されると変形する。圧電素子7は、パネル20に取り付けられ、パネル20を振動させるための振動源として用いられる。圧電素子7は、例えば、セラミック又は水晶を用いて形成される。圧電素子7は、ユニモルフ、バイモルフ、又は積層型圧電素子であってよい。積層型圧電素子には、バイモルフを積層した(例えば16層又は24層積層した)積層型バイモルフ素子が含まれる。積層型の圧電素子は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)からなる複数の誘電体層と、該複数の誘電体層間に配設された電極層との積層構造体から構成される。ユニモルフは、電気信号(電圧)が印加されると伸縮する。バイモルフは、電気信号(電圧)が印加されると屈曲する。
When an electric signal (voltage corresponding to a sound signal) is applied, the
マイク8は、音入力部である。マイク8は、入力される音を電気信号へ変換する。スピーカ11は、気導方式で音を出力する音出力部である。スピーカ11は、例えば、ダイナミックスピーカであり、電気信号を変換した音を、耳を携帯電話1Aに接触させていない人へも伝えることができる。スピーカ11は、例えば、音楽コンテンツである楽曲を出力するために用いられる。スピーカ11は、第2音発生部の一例である。
The
カメラ12は、ディスプレイ2に面している物体を撮影するインカメラである。カメラ12は、撮影した画像を電気信号へ変換する。携帯電話1Aは、カメラ12に加えて、ディスプレイ2の反対側の面に面している物体を撮影するアウトカメラを備えてもよい。
The
パネル20は、圧電素子7の変形(伸縮又は屈曲)にともなって振動し、利用者がパネル20に接触させる耳の軟骨(耳介軟骨)等にその振動を伝える。パネル20は、ディスプレイ2及び圧電素子7等を外力から保護する機能も有する。パネル20は、例えば、ガラス、又はアクリル等の合成樹脂により形成される。パネル20の形状は、例えば、板状である。パネル20は、平板であってよい。パネル20は、表面が滑らかに湾曲する曲面パネルであってもよい。
The
パネル20の背面には、接合部材30により、ディスプレイ2と、圧電素子7とが取り付けられる。圧電素子7は、パネル20の背面に配置された状態で、筺体40の内表面と所定の距離だけ離間している。圧電素子7は、伸縮または屈曲した状態でも、筺体40の内表面と離間しているとよい。すなわち、圧電素子7と筺体40の内表面との間の距離は、圧電素子7の最大変形量よりも大きいとよい。圧電素子7は、補強部材(例えば、板金又はガラス繊維強化樹脂)を介してパネル20に取り付けられてもよい。接合部材30は、例えば、両面テープ、又は熱硬化性あるいは紫外線硬化性等を有する接着剤である。接合部材30は、無色透明のアクリル系紫外線硬化型接着剤である光学弾性樹脂でもよい。
The
ディスプレイ2は、パネル20の短手方向におけるほぼ中央に配設される。圧電素子7は、パネル20の長手方向の端部から所定の距離だけ離間した近傍に、圧電素子7の長手方向がパネル20の短手方向と平行になるように配設される。ディスプレイ2及び圧電素子7は、パネル20の内側の面に、平行に並べて配設される。
The
パネル20の外側の面のほぼ全面には、タッチスクリーン(タッチセンサ)21が配設される。タッチスクリーン21は、パネル20に対する接触を検出する。タッチスクリーン21は、指、ペン、又はスタイラスペン等による利用者の接触操作を検出するために用いられる。タッチスクリーン21を用いて検出されるジェスチャは、例えば、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、及びピンチアウトを含むがこれらに限定されない。タッチスクリーン21の検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(又は超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。
A touch screen (touch sensor) 21 is disposed on almost the entire outer surface of the
タッチスクリーン21は、音を聞くためにパネル20に接触する耳介人体等を検出するためにも用いられる。
The
筺体40は、樹脂又は金属を用いて形成される。筺体40は、ボタン3、照度センサ4、近接センサ5、マイク8、スピーカ11、カメラ12、およびパネル20等を支持する。
The
図1から図4を参照しながら、実施形態1に係る携帯電話1Aによる音の出力についてより詳細に説明する。図3は、パネル20の形状の例を示す図である。図4は、パネル20の振動の例を示す図である。
The sound output by the
圧電素子7には、出力する音に応じた電気信号が印加される。圧電素子7には、例えば、外耳道を介する気導音によって音を伝える所謂パネルスピーカの印加電圧である±5Vよりも高い、±15Vが印加されてもよい。これにより、利用者が、例えば、3N以上の力(5N〜10Nの力)でパネル20に自身の体の一部を押し付けた場合であっても、パネル20に十分な振動を発生させ、利用者の体の一部を介して伝わる振動音を発生させることができる。圧電素子7に印加される電圧は、パネル20の筺体40に対する固定強度、又は圧電素子7の性能等に応じて適宜調整可能である。
An electric signal corresponding to the output sound is applied to the
電気信号が印加されると、圧電素子7は長手方向に伸縮又は屈曲する。圧電素子7が取り付けられたパネル20は、圧電素子7の伸縮又は屈曲に合わせて変形する。これにより、パネル20は、振動し、気導音を発生させる。さらに、利用者が体の一部(例えば、耳(耳介軟骨))をパネル20に接触させた場合、パネル20は、体の一部を介して利用者に伝導する振動音を発生させる。すなわち、パネル20は、圧電素子7の変形にともなって、パネル20に接触する物体に対して振動音として知覚される周波数で振動する。
When an electric signal is applied, the
例えば、圧電素子7に、通話の相手の音声、又は着信音、音楽コンテンツである楽曲等の音データに応じた電気信号が印加されると、パネル20は、電気信号に対応する気導音及び振動音を発生させる。圧電素子7及びパネル20を介して出力される音信号は、後述するストレージ9に記憶されている音データに基づくものであってよい。圧電素子7及びパネル20を介して出力される音信号は、外部のサーバ等に記憶され、後述する通信ユニット6によりネットワークを介して取得される音データに基づくものであってもよい。
For example, when an electrical signal corresponding to the voice data of a call partner or a ring tone, or sound data such as music as music content is applied to the
本実施形態において、パネル20は、利用者の耳とほぼ同じ大きさであってよい。また、パネル20は、図3に示すように、利用者の耳よりも大きなサイズであってもよい。この場合、利用者は、音を聞くときに耳の外周部のほぼ全体をパネル20に接触させることができる。このようにして音を聞くことにより、周囲音(ノイズ)が外耳道に入り難くなる。本実施形態では、少なくとも、パネル20は、人間の対耳輪下脚(下対輪脚)から対耳珠までの間の距離に相当する長手方向(又は短手方向)の長さと、耳珠から対耳輪までの間の距離に相当する短手方向(又は長手方向)の長さとを有する領域よりも広い領域が振動する。パネル20は、耳輪における対耳輪上脚(上対輪脚)近傍の部位から耳垂までの間の距離に相当する長手方向(又は短手方向)の長さと、耳珠から耳輪における対耳輪近傍の部位までの間の距離に相当する短手方向(又は長手方向)の長さを有する領域が振動してもよい。上記の長さおよび幅を有する領域は、長方形状の領域であってもよいし、上記の長手方向の長さを長径、上記の短手方向の長さを短径とする楕円形状であってもよい。人間の耳の平均的な大きさは、例えば、社団法人 人間生活工学研究センター(HQL)作成の日本人の人体寸法データベース(1992−1994)等を参照すれば知ることができる。
In the present embodiment, the
図4に示すように、パネル20は、圧電素子7が取り付けられた取付領域20aだけでなく、取付領域20aから離れた領域も振動する。パネル20は、振動する領域において、当該パネル20の主面と交差する方向に振動する箇所を複数有し、当該複数の箇所の各々において、振動の振幅の値が、時間とともにプラスからマイナスに、あるいはその逆に変化する。パネル20は、それぞれの瞬間において、振動の振幅が相対的に大きい部分と振動の振幅が相対的に小さい部分とがパネル20の略全体に一見ランダム又は規則的に分布した振動をする。すなわち、パネル20全域にわたって、複数の波の振動が検出される。上記のように圧電素子7に対して印加される電圧が±15Vであれば、利用者が例えば5N〜10Nの力で自身の体にパネル20を押し付けた場合であっても、パネル20の上述した振動は減衰しにくい。このため、利用者は、パネル20上の取付領域20aから離れた領域に耳を接触させても、振動音を聞くことができる。パネル20は、第1音発生部の一例である。
As shown in FIG. 4, the
本実施形態では、ディスプレイ2がパネル20に取り付けられている。このため、パネル20の下部(ディスプレイ2が取り付けられている側)は、剛性が上がり、パネル20の上部(圧電素子7が取り付けられている側)と比べて、振動が小さい。このため、パネル20の下部において、パネル20が振動することによる気導音の音漏れが低減される。
In the present embodiment, the
携帯電話1Aは、パネル20の振動により、気導音と、利用者の体の一部(例えば、耳(耳介軟骨))を介する振動音とを利用者に伝えることができる。そのため、携帯電話1Aは、ダイナミックレシーバと同等の音量の音を出力する場合、空気の振動により携帯電話1Aの周囲へ伝わる音を、ダイナミックスピーカのみを有する電子機器と比較して、少なくすることができる。このような特徴は、例えば、録音されたメッセージを電車内のような近くに他人がいる場所で聞く場合等に好適である。
The cellular phone 1 </ b> A can transmit air conduction sound and vibration sound through a part of the user's body (for example, ear (auricular cartilage)) to the user by the vibration of the
さらに、携帯電話1Aは、パネル20の振動により利用者に振動音を伝える。そのため、利用者は、イヤホン又はヘッドホンを身につけていても、それらに携帯電話1Aを接触させることで、イヤホン又はヘッドホン及び体の一部を介して、パネル20の振動による振動音を聞くことができる。
Furthermore, the mobile phone 1 </ b> A transmits a vibration sound to the user by the vibration of the
さらに、携帯電話1Aは、パネル20の振動により音を伝える。そのため、携帯電話1Aが別途ダイナミックレシーバ(たとえば、スピーカ11)を備えない場合、パネル20が発する音を外部に伝えるための開口部(放音口)を筺体40に形成する必要がない。このため、防水構造を実現する場合に、構造を簡略化することができる。携帯電話1Aは、ダイナミックスピーカ(たとえば、スピーカ11)の放音口等の開口部を筺体40に形成する必要がある場合、防水構造を実現するために、気体は通すが液体は通さない部材によって開口部を閉塞する構造を採用してもよい。気体は通すが液体は通さない部材は、例えば、ゴアテックス(登録商標)である。
Furthermore, the mobile phone 1 </ b> A transmits sound by the vibration of the
図5を参照しながら、携帯電話1Aの機能的な構成について説明する。図5は、携帯電話1Aのブロック図である。図5に示すように、携帯電話1Aは、ディスプレイ2と、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、通信ユニット6と、圧電素子7と、マイク8、ストレージ9と、コントローラ10と、スピーカ11と、カメラ12と、イヤホンジャック13と、姿勢検出ユニット15と、バイブレータ18と、タッチスクリーン21とを備える。
A functional configuration of the
通信ユニット6は、無線により通信する。通信ユニット6によってサポートされる通信方式は、無線通信規格である。無線通信規格として、例えば、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格がある。セルラーフォンの通信規格として、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy−phone System)等がある。無線通信規格として、さらに、例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)等がある。通信ユニット6は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
The
ストレージ9は、プログラム及びデータを記憶する。ストレージ9は、コントローラ10の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。ストレージ9は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。ストレージ9は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
The
ストレージ9に記憶されるプログラムには、フォアグランド又はバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する制御プログラムとが含まれる。アプリケーションは、例えば、ディスプレイ2に画面を表示させ、タッチスクリーン21によって検出されるジェスチャに応じた処理をコントローラ10に実行させる。制御プログラムは、例えば、OSである。アプリケーション及び制御プログラムは、通信ユニット6による無線通信又は非一過的な記憶媒体を介してストレージ9にインストールされてもよい。
The programs stored in the
ストレージ9は、例えば、制御プログラム9A、通話アプリケーション9B、音楽再生アプリケーション9C、動画再生アプリケーション9D、コンテンツデータ9Y及び設定データ9Zを記憶する。通話アプリケーション9Bは、無線通信による通話のための通話機能を提供する。音楽再生アプリケーション9Cは、コンテンツデータ9Yに含まれる音楽コンテンツ(楽曲)などの音を再生するための音楽再生機能を提供する。動画再生アプリケーション9Dは、動画データから動画及び音を再生するための動画再生機能を提供する。コンテンツデータ9Yは、音や音楽などの音楽コンテンツの音ファイルである。音楽コンテンツには、例えば、楽曲などの音楽データ自体である第1の情報と、第1の情報に対応する曲名、歌手名及びアルバム名などの音楽データに関連した第2の情報とが含まれる。設定データ9Zは、携帯電話1Aの動作に関連する各種の設定及び処理に関する情報を含む。
The
制御プログラム9Aは、携帯電話1Aを稼働させるための各種制御に関する機能を提供する。制御プログラム9Aは、例えば、通信ユニット6、圧電素子7、マイク8等を制御することによって、通話を実現させる。制御プログラム9Aが提供する機能は、通話アプリケーション9B等の他のプログラムが提供する機能と組み合わせて利用されることがある。
The
制御プログラム9Aには、例えば、第2音発生部が、第1の情報及び第2の情報を含む音楽コンテンツのうち、第1の情報に対応する音を発生させているときに、検出部により第1音発生部への人体の一部(例えば、耳(耳介軟骨))の接触が検出された場合には、第2の情報に対応する気導音及び振動音を第1音発生部により発生させるように制御する機能が含まれる。第1音発生部は、例えば、パネル20である。第2音発生部は、例えば、スピーカ11、あるいは後述するイヤホンジャック13に外部から接続されるイヤホンなどである。検出部は、例えば、タッチスクリーン21である。実施形態1において、圧電素子7によりパネル20を変形させ、気導音と、変形中のパネル20に接触する人体の一部(例えば、耳(耳介軟骨))を介して人体に伝わる振動音とを発生させる方法を、人体伝導方式と表記する。さらに、制御プログラム9Aには、第2の情報に対応する読み上げ音声を合成し、合成した読み上げ音声に対応する気導音及び振動音を人体伝導方式で発生させる機能が含まれる。
In the
コントローラ10は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System−on−a−chip)、MCU(Micro Control Unit)、及びFPGA(Field−Programmable Gate Array)を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、携帯電話1Aの動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
The
具体的には、コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、ストレージ9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。そして、コントローラ10は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現する。機能部は、例えば、ディスプレイ2、通信ユニット6、圧電素子7、マイク8、スピーカ11、及びバイブレータ18を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部は、例えば、ボタン3、照度センサ4、近接センサ5、カメラ12、姿勢検出ユニット15、及びタッチスクリーン21を含むが、これらに限定されない。
Specifically, the
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、第2音発生部が、第1の情報及び第2の情報を含む音楽コンテンツのうち、第1の情報に対応する音を発生させているときに、検出部により第1音発生部への人体の一部(例えば、耳(耳介軟骨))の接触が検出された場合には、第2の情報に対応する気導音及び振動音を第1音発生部により発生させるように制御する。第1音発生部は、例えば、パネル20である。第2音発生部は、例えば、スピーカ11、あるいは後述するイヤホンジャック13に外部から接続されるイヤホンなどである。検出部は、例えば、タッチスクリーン21である。第1音発生部により発生される第2の情報に対応する気導音及び振動音は、例えば、読み上げ音声である。
For example, when the
イヤホンジャック13は、イヤホンなどの音声出力デバイスが接続される接続部である。イヤホンジャック13に外部から接続されるイヤホンなどは、第2音発生部の一例である。図5に示す例では、携帯電話1Aが、イヤホンジャック13を有するが、イヤホンジャック13の代わりに、USB(Universal Serial Bus)などでイヤホンなどの音声出力デバイスを外部から接続できるコネクタなどを有してもよい。イヤホンは、イヤホンジャック13に挿入して使う有線接続のものの他に、Bluetooth(登録商標)等の無線によって携帯電話1Aと接続されるものであってもよい。また、第2音発生部は、スピーカまたはイヤホンに限定されず、例えばヘッドセットなどの付加機能を有するものであってもよい。 The earphone jack 13 is a connection unit to which an audio output device such as an earphone is connected. An earphone or the like connected from the outside to the earphone jack 13 is an example of the second sound generating unit. In the example shown in FIG. 5, the mobile phone 1 </ b> A has the earphone jack 13, but instead of the earphone jack 13, the mobile phone 1 </ b> A has a connector or the like that can connect an audio output device such as an earphone from the outside with a USB (Universal Serial Bus) or the like. May be. The earphone may be connected to the mobile phone 1 </ b> A by radio such as Bluetooth (registered trademark) in addition to a wired connection inserted into the earphone jack 13. The second sound generator is not limited to a speaker or an earphone, and may have an additional function such as a headset.
姿勢検出ユニット15は、携帯電話1Aの姿勢を検出する。姿勢検出ユニット15は、姿勢を検出するために、加速度センサ、方位センサ、及びジャイロスコープの少なくとも1つを備える。バイブレータ18は、携帯電話1Aの一部又は全体を振動させる。バイブレータ18は、振動を発生させるために、例えば、圧電素子、又は偏心モータを有する。バイブレータ18による振動は、音を伝えるためではなく、着信等の各種のイベントを利用者に報知するために用いられる。
The
図5においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、通信ユニット6による無線通信で他の装置からダウンロードされてもよい。図5においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、ストレージ9に含まれる読み取り装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。非一過的な記憶媒体は、例えば、CD(登録商標)、DVD(登録商標)、Blu−ray(登録商標)等の光ディスク、光磁気ディスク、磁気記憶媒体、メモリカード、及びソリッドステート記憶媒体を含むが、これらに限定されない。
In FIG. 5, some or all of the programs and data stored in the
図5に示した携帯電話1Aの構成は例であり、本発明の要旨を損なわない範囲において適宜変更してよい。例えば、携帯電話1Aは、操作のためのボタンとして、テンキー配列又はQWERTY配列等のボタンを備えていてもよい。
The configuration of the
実施形態1に係る携帯電話1Aは、スピーカ11により音を出力することができる。携帯電話機1Aは、圧電素子7によりパネル20を変形させ、気導音と、変形中のパネル20に接触する物体(例えば、人体の一部)を介して伝わる振動音とを発生させることもできる。図6は、実施形態1に係る携帯電話1Aによる処理手順の一例を示す図である。図6に示す処理手順は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することによって実現される。以下では、図6を用いて、携帯電話1Aにおいて、音楽コンテンツ(楽曲)の再生に伴って実行される処理手順の一例を説明する。
The mobile phone 1 </ b> A according to the first embodiment can output sound through the
図6に示すように、コントローラ10は、ステップS101として、音楽コンテンツである楽曲の再生を開始すると、ステップS102として、イヤホンジャック13への接続を検出しているかどうかを判定する。
As shown in FIG. 6, when the
コントローラ10は、判定の結果、イヤホンジャック13への接続が検出されている場合には(ステップS102,Yes)、ステップS103として、イヤホンジャック13を介して、イヤホンジャック13に接続されたイヤホンに楽曲の音(第1の情報に対応する音)を出力する。
When the connection to the earphone jack 13 is detected as a result of the determination (step S102, Yes), the
続いて、コントローラ10は、ステップS104として、パネル20への耳の接触が検出されているかどうかを判定する。例えば、コントローラ10は、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて、パネル20への耳の接触があるかどうかを判定する。
Subsequently, the
具体的には、コントローラ10は、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて得られる像と、予め用意される標本とのパターンマッチングによって、パネル20への耳の接触を検出してもよい。タッチスクリーン21の検出結果に基づいて得られる像は、タッチスクリーン21の検出領域を格子状に分割し、分割されたそれぞれの領域における物体の接触の検出状態を、対応する画素の状態に変換することにより得られる。それぞれの領域においてタッチスクリーン21が検出する値が、例えば、タッチスクリーン21と物体の距離、物体がタッチスクリーン21を圧迫する押圧等によって変動する場合、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて得られる像は、多階調の画像となってもよい。標本は、イヤホンが挿入された耳がパネル20に接触している領域で、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて得られる像と同様のやりかたで得られるはずの像である。標本は、携帯電話1Aの利用者の耳の接触時に得られるはずの像であってもよいし、一般的な人の耳の接触時に得られるはずの像であってもよい。標本は、右耳の像、左耳の像というように複数枚用意されてもよい。
Specifically, the
コントローラ10が、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて、パネル20への耳の接触を検出する方式は、上記の方式に限定されず、他の方式を採用してもよい。例えば、コントローラ10は、利用者の耳がパネル20に接触したときの面積などを予め採取しておき、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて得られる像の面積を、予め採取しておいた面積と単純に比較して、耳の接触を検出してもよい。
The method in which the
コントローラ10は、判定の結果、パネル20への耳の接触が検出されている場合には(ステップS104,Yes)、ステップS105として、再生中の楽曲に関する情報を読み上げる読み上げ音声をパネル20により発生させて出力する。具体的に説明すると、コントローラ10は、パネル20への耳の接触が検出されている場合には、ストレージ9から、再生中の楽曲に関する第2の情報(曲名、歌手名及びアルバム名など)を取得する。そして、コントローラ10は、第2の情報に対応する読み上げ音声を合成し、合成した読み上げ音声に対応する気導音及び振動音を、パネル20により発生させることにより、外部(パネル20に接触する人体の一部、例えば、耳)へ出力する。
If the result of the determination is that the contact of the ear with the
続いて、コントローラ10は、ステップS106として、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。例えば、コントローラ10は、利用者から再生終了の操作入力を受け付けたかどうか、あるいは音楽コンテンツの再生時間が完了したかどうかなどを判定する。
Subsequently, the
コントローラ10は、判定の結果、音楽コンテンツの再生を終了する場合には(ステップS106,Yes)、図6に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、音楽コンテンツの再生を終了しない場合には(ステップS106,No)、ステップS102に戻る。
As a result of the determination, when the reproduction of the music content is to be ended (step S106, Yes), the
コントローラ10は、ステップS104において、判定の結果、パネル20への耳の接触が検出されていない場合には(ステップS104,No)、ステップS106に移り、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。
If the result of determination in step S104 is that ear contact with the
コントローラ10は、ステップS102において、判定の結果、イヤホンジャック13への接続が検出されていない場合には(ステップS102,No)、ステップS107として、イヤホンジャック13以外から楽曲の音を出力する。例えば、コントローラ10は、スピーカ11から再生中の楽曲の音を出力してもよいし、パネル20を変形させることで再生中の楽曲に対応する音を発生させて出力してもよい。続いて、コントローラ10は、ステップS106に移り、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。
If the connection to the earphone jack 13 is not detected as a result of the determination in step S102 (step S102, No), the
図6に示す処理手順では、ステップS104において、コントローラ10が、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて、パネル20への耳の接触を検出する例を説明したが、これには限定されない。例えば、携帯電話1Aに、イヤホンで用いられる磁石から発せられる磁気を検出する磁気センサを搭載しておく。そして、コントローラ10は、磁気センサにより、イヤホンから発せられる磁気を検出した場合には、ステップS105の処理手順に進み、再生中の楽曲に関する情報に対応する音声をパネル20により発生させて出力するようにしてもよい。
In the processing procedure illustrated in FIG. 6, the example in which the
上述してきたように、実施形態1において、携帯電話1Aは、音楽コンテンツ(楽曲)を再生中に、イヤホンが接続され、かつパネル20への耳の接触が検出されている場合には、音楽コンテンツ(楽曲)に関連する情報に対応する音をパネル20により発生させて、外部へ出力する。すなわち、携帯電話1Aの音の出力経路であるイヤホンが再生中の楽曲の音の出力で塞がっている場合であっても、例えば、パネル20に耳をあてることにより、再生中の楽曲の曲名や歌手名などを聴き取る事ができる。このように、実施形態1によれば、再生中のコンテンツに関する情報を、できるだけ利用者に伝えることができる。
As described above, in the first embodiment, when the
実施形態1では、図6に示すように、音楽コンテンツ(楽曲)の再生に伴って実行される処理手順について説明したが、動画コンテンツ、ラジオ番組、及びテレビ番組などのストリーミング再生を行う場合にも、実施形態1に係る処理手順を適用できる。 In the first embodiment, as illustrated in FIG. 6, the processing procedure executed in association with the reproduction of the music content (music piece) has been described. However, the streaming procedure of moving image content, a radio program, a television program, and the like is also performed. The processing procedure according to the first embodiment can be applied.
携帯電話1Aは、動画コンテンツの名称、出演者名、あらすじ、再生時間など、動画コンテンツに関連した情報を記憶しておく。動画データに関連した情報は、予め記憶しておいてもよいし、リアルタイムで取得してもよい。携帯電話1Aは、動画コンテンツのストリーミング再生が行われているときに、イヤホンの接続が検出され、かつパネル20への耳の接触が検出されている場合には、動画コンテンツに関連する情報に対応する音をパネル20により発生させて、外部へ出力する。
The
同様に、携帯電話1Aは、ラジオ番組の番組名、パーソナリティー名及び協賛スポンサー名など、ラジオ番組に関する情報を記憶しておく。ラジオ番組に関する情報は、予め記憶しておいてもよいし、リアルタイムで取得してもよい。携帯電話1Aは、ラジオ番組のストリーミング再生が行われているときに、イヤホンの接続が検出され、かつパネル20への耳の接触が検出されている場合には、ラジオ番組に関連する情報に対応する音をパネル20により発生させて、外部へ出力する。
Similarly, the
同様に、携帯電話1Aは、テレビ番組の番組名、出演者名及び協賛スポンサー名など、テレビ番組に関する情報を記憶しておく。テレビ番組に関する情報は、予め記憶しておいてもよいし、リアルタイムで取得してもよい。携帯電話1Aは、テレビ番組のストリーミング再生が行われているときに、イヤホンの接続が検出され、かつパネル20への耳の接触が検出されている場合には、テレビ番組に関連する情報に対応する音をパネル20により発生させて、外部へ出力する。
Similarly, the
例えば、イヤホンを接続してラジオ番組などを視聴しているときに電波が切れた場合には、携帯電話1Aは、パネル20への耳の接触検出を契機として、電波が届いていない旨のメッセージを読み上げる音声をパネル20により発生させて、外部に出力してもよい。
For example, when the radio wave is cut off while an earphone is connected and a radio program or the like is being watched, the
例えば、テレビ番組を再生しているときに、携帯電話1Aは、イヤホンの接続が検出され、かつパネル20への耳の接触が検出されている場合には、主音声を、イヤホンジャック13に接続されたイヤホンから出力し、副音声を、パネル20への耳の接触検出を契機としてパネル20により発生させてもよい。さらに、携帯電話1Aは、二カ国語放送のテレビ番組又は字幕放送の映画を再生しているときに、イヤホンの接続が検出され、かつパネル20への耳の接触が検出されている場合には、外国語の音声を、イヤホンジャック13に接続されたイヤホンから出力し、日本語の音声を、パネル20への耳の接触検出を契機としてパネル20により発生させてもよい。逆に、携帯電話1Aは、日本語の音声を、イヤホンジャック13に接続されたイヤホンから出力し、外国語の音声を、パネル20への耳の接触検出を契機としてパネル20により発生させてもよい。
For example, when playing a TV program, the
(実施形態2)
実施形態1では、音楽コンテンツ(楽曲)を再生中に、イヤホンが接続され、かつパネル20への耳の接触が検出されている場合には、音楽コンテンツ(楽曲)に関連する情報に対応する音をパネル20により発生させる例を説明した。実施形態2では、音楽コンテンツ(楽曲)の再生に伴って実行される他の処理手順について説明する。
(Embodiment 2)
In the first embodiment, when the earphone is connected and the ear contact with the
制御プログラム9Aには、例えば、第1のコンテンツと第2のコンテンツとの切れ目にあるか否かに応じて、第2の情報に含まれる情報の中から異なる情報を選択し、選択した情報に対応する音を第1音発生部により発生させる機能が含まれる。第1のコンテンツと第2のコンテンツとの切れ目とは、例えば、第1のコンテンツである楽曲Aと第2のコンテンツである楽曲Bを含む音楽コンテンツを再生する場合、楽曲Aから楽曲Bへの切り替わり部分(無音部分)に該当する。第1のコンテンツと第2のコンテンツとの切れ目とは、楽曲Aと楽曲Bとの間の部分とも言うことができる。第1音発生部は、例えば、パネル20である。第1音発生部により発生させる音は、例えば、読み上げ音声である。
For example, the
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、第1のコンテンツと第2のコンテンツとの切れ目にあるか否かに応じて、第2の情報に含まれる情報の中から異なる情報を選択し、選択した情報に対応する音を第1音発生部により発生させる。
For example, the
図7は、実施形態2に係る携帯電話1Aによる処理手順の一例を示す図である。図7に示す処理手順は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することによって実現される。以下では、図7を用いて、携帯電話1Aにおいて、音楽コンテンツ(楽曲)の再生に伴って実行される処理手順の他の例を説明する。図7に示す処理手順のうち、ステップS205の処理が、図6に示す処理手順とは異なる。
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a processing procedure performed by the
図7に示すように、コントローラ10は、ステップS201として、音楽コンテンツである楽曲の再生を開始すると、ステップS202として、イヤホンジャック13への接続を検出しているかどうかを判定する。
As shown in FIG. 7, when the
コントローラ10は、判定の結果、イヤホンジャック13への接続が検出されている場合には(ステップS202,Yes)、ステップS203として、イヤホンジャック13を介して、イヤホンジャック13に接続されたイヤホンに楽曲の音を出力する。
When the connection to the earphone jack 13 is detected as a result of the determination (step S202, Yes), the
続いて、コントローラ10は、ステップS204として、パネル20への耳の接触が検出されているかどうかを判定する。例えば、コントローラ10は、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて、パネル20への耳の接触があるかどうかを判定する。パネル20への耳の接触を検出する方式は、図6に示すステップS104の方式と同様であってよい。
Subsequently, the
コントローラ10は、判定の結果、パネル20への耳の接触が検出されている場合には(ステップS204,Yes)、ステップS205として、再生中の音楽コンテンツが、楽曲の切れ目であるかどうかを判定する。すなわち、コントローラ10は、複数の楽曲を含む音楽コンテンツを再生しているときに、第1の楽曲から第2の楽曲へ切り替わる楽曲の切り替わり部分であるかどうかを判定する。
As a result of the determination, if the contact of the ear to the
例えば、コントローラ10は、楽曲の音声ファイルを解析して無音部分を検出し、検出した無音部分と、楽曲を再生したときの再生開始からの経過時刻とを関連付けておく。続いて、コントローラ10は、現在再生中の楽曲の再生開始からの経過時刻が、無音部分に対応する時刻である場合には、楽曲の切れ目であると判定する。
For example, the
コントローラ10は、判定の結果、楽曲の切れ目ではない場合には(ステップS205,No)、ステップS206として、再生中の楽曲の曲名及び歌手名を読み上げる読み上げ音声をパネル20により発生させ、外部に出力する。具体的に説明すると、コントローラ10は、楽曲の切れ目ではない場合には、ストレージ9から、再生中の楽曲の曲名及び歌手名を取得する。そして、コントローラ10は、再生中の楽曲の曲名及び歌手名に対応する読み上げ音声を合成し、合成した読み上げ音声に対応する気導音及び振動音を、パネル20により発生させることにより、外部(パネル20に接触する人体の一部、例えば、耳)へ出力する。
If the result of the determination is that there is no break between songs (step S205, No), the
続いて、コントローラ10は、ステップS207として、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。例えば、コントローラ10は、利用者から再生終了の操作入力を受け付けたかどうか、あるいは音楽コンテンツの再生時間が完了したかどうかなどを判定する。
Subsequently, the
コントローラ10は、判定の結果、音楽コンテンツの再生を終了する場合には(ステップS207,Yes)、図7に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、音楽コンテンツの再生を終了しない場合には(ステップS207,No)、ステップS202に戻る。
As a result of the determination, when the reproduction of the music content is to be ended (step S207, Yes), the
ステップS205において、コントローラ10は、判定の結果、楽曲の切れ目である場合には(ステップS205,Yes)、ステップS208として、再生中の楽曲のアルバム名及び何曲目かを読み上げる読み上げ音声をパネル20により発生させ、外部に出力する。具体的に説明すると、コントローラ10は、楽曲の切れ目である場合には、ストレージ9から、再生中の楽曲のアルバム名及び何曲目か(アルバムに収録された何番目の曲か)を取得する。そして、コントローラ10は、再生中の楽曲のアルバム名及び何曲目かに対応する読み上げ音声を合成し、合成した読み上げ音声に対応する気導音及び振動音を、パネル20により発生させることにより、外部(パネル20に接触する人体の一部、例えば、耳)へ出力する。続いて、コントローラ10は、ステップS207に移り、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。
In step S205, if the result of determination is that there is a break in the music (step S205, Yes), the
コントローラ10は、ステップS204において、判定の結果、パネル20への耳の接触が検出されていない場合には(ステップS204,No)、ステップS207に移り、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。
If the result of determination in step S204 is that ear contact with the
コントローラ10は、ステップS202において、判定の結果、イヤホンジャック13への接続が検出されていない場合には(ステップS202,No)、ステップS209として、イヤホンジャック13以外から楽曲の音を出力する。続いて、コントローラ10は、ステップS207に移り、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。
If the connection to the earphone jack 13 is not detected as a result of the determination in step S202 (step S202, No), the
図7に示す処理手順では、楽曲の切れ目ではない場合には、曲名及び歌手名を読み上げる読み上げ音声をパネル20により出力し、楽曲の切れ目である場合には、アルバム名及び何曲目かを読み上げる読み上げ音声をパネル20により出力する例を説明した。これは、楽曲の切れ目ではない、すなわち楽曲の音が出力中である場合には、利用者が曲名及び歌手名を確認したいと考える可能性が高いと予想される点を考慮した例であり、これには限定されない。例えば、楽曲の切れ目ではない場合には、曲名を読み上げる読み上げ音声のみを出力し、楽曲の切れ目である場合には、歌手名、アルバム名及び何曲目かを読み上げる読み上げ音声をパネル20により出力してもよい。このように、楽曲の切れ目、すなわち、楽曲の切り替わり部分であるかどうかに応じて、どのような情報を出力するかを任意に設定することができる。
In the processing procedure shown in FIG. 7, when it is not the break of the music, the reading sound for reading the song name and the singer name is output by the
上述してきたように、実施形態2において、携帯電話1Aは、楽曲の切れ目、すなわち、楽曲の切り替わり部分であるかどうかに応じて、音楽コンテンツ(楽曲)に関連する情報の中から、異なる内容の情報を選択し、選択した情報に対応する音をパネル20により発生させて、外部へ出力する。このように、実施形態2によれば、再生中のコンテンツに関する情報の中から、再生中のコンテンツの状況に応じた情報を、利用者に伝えることができる。
As described above, in the second embodiment, the
(実施形態3)
実施形態1では、音楽コンテンツ(楽曲)を再生中に、イヤホンが接続され、かつパネル20への耳の接触が検出されている場合には、音楽コンテンツ(楽曲)に関連する情報に対応する音をパネル20により発生させる例を説明した。さらに、実施形態3では、さらに、音楽コンテンツ(楽曲)の再生に伴って実行される他の処理手順について説明する。
(Embodiment 3)
In the first embodiment, when the earphone is connected and the ear contact with the
制御プログラム9Aには、例えば、検出部により検出された接触の回数に応じて、第2の情報に含まれる情報の中から異なる情報を選択し、選択した情報に対応する音を第1音発生部により発生させる機能が含まれる。検出部は、例えば、タッチスクリーン21である。第1音発生部は、例えば、パネル20である。第1音発生部により発生させる音は、例えば、読み上げ音声である。
In the
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、検出部により検出された接触の回数に応じて、第2の情報に含まれる情報の中から異なる情報を選択し、選択した情報に対応する音を第1音発生部により発生させる。
For example, by executing the
図8は、実施形態3に係る携帯電話1Aによる処理手順の一例を示す図である。図8に示す処理手順は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することによって実現される。以下では、図8を用いて、携帯電話1Aにおいて、音楽コンテンツ(楽曲)の再生に伴って実行される処理手順の他の例を説明する。図8に示す処理手順のうち、ステップS304〜ステップS307、及びステップS309〜ステップS312の処理が、図6に示す処理手順とは異なる。
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of a processing procedure performed by the
図8に示すように、コントローラ10は、ステップS301として、音楽コンテンツである楽曲の再生を開始すると、ステップS302として、イヤホンジャック13への接続を検出しているかどうかを判定する。
As shown in FIG. 8, when the
コントローラ10は、判定の結果、イヤホンジャック13への接続が検出されている場合には(ステップS302,Yes)、ステップS303として、イヤホンジャック13を介して、イヤホンジャック13に接続されたイヤホンに楽曲の音を出力する。
When the connection to the earphone jack 13 is detected as a result of the determination (step S302, Yes), the
続いて、コントローラ10は、ステップS304として、パネル20への耳の接触が検出されているかどうかを判定する。例えば、コントローラ10は、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて、パネル20への耳の接触があるかどうかを判定する。パネル20への耳の接触を検出する方式は、図6に示すステップS104の方式と同様であってよい。
Subsequently, the
コントローラ10は、判定の結果、パネル20への耳の接触が検出されている場合には(ステップS304,Yes)、ステップS305として、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて、パネル20への耳の接触回数を取得する。例えば、コントローラ10は、一定時間内に検出された耳の接触回数を取得する。
As a result of the determination, when the contact of the ear to the
続いて、コントローラ10は、ステップS306として、接触回数が1回であるか否かを判定する。コントローラ10は、判定の結果、接触回数が1回である場合には(ステップS306,Yes)、ステップS307として、再生中の楽曲の曲名を読み上げる読み上げ音声をパネル20により出力する。
Subsequently, in Step S306, the
続いて、コントローラ10は、ステップS308として、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。例えば、コントローラ10は、利用者から再生終了の操作入力を受け付けたかどうか、あるいは音楽コンテンツの再生時間が完了したかどうかなどを判定する。
Subsequently, the
コントローラ10は、判定の結果、音楽コンテンツの再生を終了する場合には(ステップS308,Yes)、図8に示す処理手順を終了する。一方、コントローラ10は、判定の結果、音楽コンテンツの再生を終了しない場合には(ステップS308,No)、ステップS302に戻る。
As a result of the determination, when the reproduction of the music content is to be ended (step S308, Yes), the
ステップS306において、コントローラ10は、判定の結果、接触回数が1回ではない場合には(ステップS306,No)、ステップS309として、接触回数が2回であるか否かを判定する。
In step S306, if the result of determination is that the number of times of contact is not one (step S306, No), the
コントローラ10は、判定の結果、接触回数が2回である場合には(ステップS309,Yes)、ステップS310として、再生中の楽曲の歌手名を読み上げる読み上げ音声をパネル20により出力する。続いて、コントローラ10は、ステップS308に移り、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。
If the number of times of contact is two as a result of the determination (step S309, Yes), the
一方、コントローラ10は、判定の結果、接触回数が2回ではない場合には(ステップS309,No)、ステップS311として、接触回数が3回以上であるか否かを判定する。
On the other hand, when the number of times of contact is not two as a result of the determination (step S309, No), the
コントローラ10は、判定の結果、接触回数が3回以上である場合には(ステップS311,Yes)、ステップS312として、再生中の楽曲のアルバム名及び何曲目かを読み上げる読み上げ音声をパネル20により出力する。続いて、コントローラ10は、ステップS308に移り、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。
If the number of touches is three or more as a result of the determination (step S311, Yes), the
一方、コントローラ10は、判定の結果、接触回数が3回以上ではない場合には(ステップS311,No)、ステップS308に移り、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。
On the other hand, if the result of determination is that the number of times of contact is not three or more (step S311, No), the
コントローラ10は、ステップS304において、判定の結果、パネル20への耳の接触が検出されていない場合には(ステップS304,No)、ステップS308に移り、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。
If the result of determination in step S304 is that the contact of the ear with the
コントローラ10は、ステップS302において、判定の結果、イヤホンジャック13への接続が検出されていない場合には(ステップS302,No)、ステップS313として、イヤホンジャック13以外から楽曲の音を出力する。例えば、コントローラ10は、スピーカ11から再生中の楽曲の音を出力してもよいし、パネル20を変形させて、パネル20により再生中の楽曲に対応する音を発生させて出力してもよい。続いて、コントローラ10は、ステップS308に移り、音楽コンテンツの再生を終了するかどうかを判定する。
If it is determined in step S302 that the connection to the earphone jack 13 has not been detected (No in step S302), the
図8に示す処理手順では、パネル20への耳の接触回数が1回である場合には曲名をパネル20により出力し、接触回数が2回である場合には歌手名をパネル20により出力し、接触回数が3回以上である場合にはアルバム名及び何曲目かをパネル20により出力する例を説明したが、これには限定されない。
In the processing procedure shown in FIG. 8, when the number of times of ear contact with the
上述してきたように、実施形態3において、携帯電話1Aは、パネル20への耳の接触回数に応じて、音楽コンテンツ(楽曲)に関連する情報の中から、異なる内容の情報を選択し、選択した情報を読み上げる読み上げ音声をパネル20により発生させて、外部へ出力する。このように、実施形態3によれば、再生中のコンテンツに関する情報の中から、利用者の操作に応じた情報を、利用者に伝えることができる。
As described above, in the third embodiment, the
(実施形態4)
上記の実施形態では、タッチスクリーン21がパネル20のほぼ全面に配設される例について説明したが、タッチスクリーン21は、パネル20と重ならないように配設されてもよい。図9は、実施形態4に係る携帯電話の正面図である。図10は、図9に示す携帯電話のb−b線断面図である。図9及び図10を用いて、タッチスクリーン21がパネル20と重ならないように配設される携帯電話1Bについて説明する。
(Embodiment 4)
In the above-described embodiment, an example in which the
図9及び図10に示すように、携帯電話1Bにおいて、ディスプレイ2は、パネル20の内側ではなく、パネル20と同一平面をなすように、パネル20と並べて配設される。タッチスクリーン21は、ディスプレイ2の表側のほぼ全面を覆うように配設される。すなわち、タッチスクリーン21及びディスプレイ2は、所謂タッチパネル(タッチスクリーンディスプレイ)を構成する。
As shown in FIGS. 9 and 10, in the mobile phone 1 </ b> B, the
パネル20の背面のほぼ中央には、接合部材30により、圧電素子7が取り付けられる。パネル20は、圧電素子7に電気信号が印加されると、圧電素子7の伸縮(変形)に応じて振動し、気導音と、パネル20に接触する人体の一部(例えば、耳(耳介軟骨))を介して伝わる振動音とを発生する。圧電素子7をパネル20の中央に配設することにより、圧電素子7の振動がパネル20全体に均等に伝わり、利用者に伝わる音の品質が向上する。
The
パネル20の表側の面にはタッチスクリーン21が配設されないが、パネル20は、タッチスクリーン21が配設されるディスプレイ2の近傍に配置される。
Although the
パネル20をタッチスクリーン21と重ならないように配設した場合、携帯電話1Bは、例えば、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて、ディスプレイ2の上部への耳の接触検出を契機として、気導音及び振動音を発生させるようにする。この場合、利用者の耳が、パネル20にも接触しているものと考えられるので、上記の実施形態と同様に、再生中のコンテンツに関する情報を、利用者に伝えることができる。
When the
(実施形態5)
上記の実施形態では、タッチスクリーン21の少なくとも一部がディスプレイ2と重なるように配設される例について説明したが、タッチスクリーン21は、ディスプレイ2と重ならないように配設されてもよい。図11は、実施形態5に係る携帯電話の正面図である。図12は、図11に示す携帯電話のc−c線断面図である。図11及び図12を用いて、タッチスクリーン21がパネル20と重ならないように配設される携帯電話1Cについて説明する。図11及び図12に示す携帯電話1Cは、いわゆる折畳型携帯電話の一例である。
(Embodiment 5)
In the above-described embodiment, an example in which at least a part of the
図11及び図12に示すように、携帯電話1Cにおいて、ディスプレイ2は、パネル20の内側ではなく、パネル20と同一平面をなすように、パネル20と並べて配設される。
As shown in FIGS. 11 and 12, in the mobile phone 1 </ b> C, the
パネル20の背面のほぼ中央には、接合部材30により、圧電素子7が取り付けられる。パネル20と圧電素子7との間には、補強部材31が配設される。補強部材31は、例えば樹脂製の板、板金又はガラス繊維を含む板である。すなわち、携帯電話1Cにおいては、圧電素子7と補強部材31とが接合部材30により接着され、さらに補強部材31とパネル20とが接合部材30で接着される。なお、圧電素子7は、パネル20の中央に設けられていなくともよい。
The
補強部材31は、例えばゴムまたはシリコン等の弾性部材である。補強部材31は、例えばある程度の弾性を有するアルミニウム等から成る金属板であってもよい。補強部材31は、例えばSUS304等のステンレス板であってもよい。ステンレス板等の金属板の厚さは、圧電素子7に印加される電圧値等に応じて、例えば0.2mm〜0.8mmのものが適宜用いられる。補強部材31は、例えば樹脂製の板であってもよい。ここでいう樹脂製の板を形成する樹脂としては、例えばポリアミド系樹脂が挙げられる。ポリアミド系樹脂には、例えば、メタキシリレンジアミンとアジピン酸とから得られる結晶性の熱可塑性樹脂から成り、強度および弾性に富むレニー(登録商標)がある。このようなポリアミド系樹脂は、それ自体をベースポリマーとして、ガラス繊維、金属繊維または炭素繊維等により強化された強化樹脂であってもよい。強化樹脂は、ポリアミド系樹脂に対するガラス繊維、金属繊維または炭素繊維等の付加量に応じて、強度および弾性が適宜調整される。強化樹脂は、例えば、ガラス繊維、金属繊維または炭素繊維等を編みこんで形成された基材に樹脂を含浸させ、硬化させて形成される。強化樹脂は、液状の樹脂に細かく切断された繊維片を混入させたのちに硬化させて形成されるものであってもよい。強化樹脂は、繊維を編みこんだ基材と樹脂層とを積層したものであってもよい。
The reinforcing
圧電素子7とパネル20との間に補強部材31を配設することにより、以下の効果が得られる。パネル20に外力が加わった場合に、その外力が圧電素子7に伝わって圧電素子7が破損する可能性を低減することができる。例えば携帯電話1Cが地面に落下することでパネル20に対して外力が加わると、当該外力はまず補強部材31に伝わる。補強部材31は、所定の弾性を有しているため、パネル20から伝わる外力により弾性変形する。そのため、パネル20に対して加わった外力は補強部材31により少なくとも一部が吸収され、圧電素子7に伝達される外力が低減される。結果、圧電素子7の破損を低減することができる。補強部材31が圧電素子7と筺体40との間に配置される場合、例えば携帯電話1Cが地面に落下することで筺体40が変形し、変形した筺体40が圧電素子7に衝突して圧電素子7が破損する可能性を低減できる。
By disposing the reinforcing
圧電素子7の伸縮または屈曲による振動は、まず補強部材31に伝達され、さらにパネル20に伝達される。すなわち、圧電素子7は、まず圧電素子7よりも大きな弾性係数を有する補強部材31を振動させ、さらにパネル20を振動させることになる。したがって、携帯電話1Cは、補強部材31を備えず、圧電素子7が接合部材30によりパネル20に接合される構造と比較して、圧電素子7の変形が過剰になりにくくすることができる。これにより、パネル20の変形量(変形の程度)を調節することができる。この構造は、圧電素子7の変形を阻害しにくいパネル20の場合に特に有効である。
Vibration due to expansion / contraction or bending of the
さらに、圧電素子7とパネル20との間に補強部材31を配設することにより、図13に示すように、パネル20の共振周波数が下がり、低周波帯域の音響特性が向上する。図13は、補強部材31による周波数特性の変化例を示す図である。図13には、上記のSUS304のような板金(ステンレス板)を補強部材31として用いた場合の周波数特性と、上記のレニーのような強化樹脂を補強部材31として用いた場合の周波数特性とが示されている。横軸は周波数を、縦軸は音圧を示す。強化樹脂を用いた場合の共振点は約2kHzであり、板金を用いた場合の共振点は約1kHzである。強化樹脂を用いた場合のディップは約4kHzであり、板金を用いた場合のディップは約3kHzである。すなわち、強化樹脂を用いた場合には、板金を用いた場合に比べて、パネル20の共振点が高い周波数領域に位置しており、周波数特性のディップがより高い周波数領域に位置している。携帯電話機の音声通話で用いられる周波数帯は300Hz〜3.4kHzであるため、強化樹脂を補強部材31として用いた場合、ディップが携帯電話1Cの使用周波数帯に含まれないようにすることができる。尚、補強部材31として板金を用いる場合でも、板金を構成する金属の種類もしくは組成または板金の厚さ等を適宜調整することで、ディップが携帯電話1Cの使用周波数帯に含まれないようにすることができる。板金と強化樹脂とを比較すると、強化樹脂は、板金と比較してアンテナ性能への影響を低減することができる。強化樹脂は板金と比較して塑性変形しにくいため、音響特性が変化しにくいという利点がある。強化樹脂は板金と比較して、音発生時の温度上昇が抑えられる。補強部材31の代わりに、板状の錘を接合部材30により圧電素子7に取り付けてもよい。
Furthermore, by disposing the reinforcing
パネル20は、圧電素子7に電気信号が印加されると、圧電素子7の変形(伸縮又は屈曲)に応じて振動し、気導音と、パネル20に接触する人体の一部(例えば、耳(耳介軟骨))を介して伝わる振動音とを発生する。タッチスクリーン21は、パネル20の表側のほぼ全面を覆うように配設される。
When an electrical signal is applied to the
タッチスクリーン21をディスプレイ2と重ならないように配設した場合、携帯電話1Cは、例えば、上記の実施形態と同様に、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて、パネル20への耳の接触検出を契機として、気導音及び振動音を発生させる。このため、上記の実施形態と同様に、再生中のコンテンツに関する情報を、利用者に伝えることができる。
When the
(その他の実施形態)
上記の実施形態において、携帯電話1A〜1Cは、第1の情報に含まれる特定の情報に対応する音の周波数と、第2の情報に対応する気導音及び振動音の周波数とを異なる周波数にしてもよい。例えば、携帯電話1Aは、再生中の楽曲に含まれる歌手の歌声が男性の声に対応する周波数である場合には、曲名や歌手名などの楽曲に関連する情報を読み上げる読み上げ音声の周波数を女性の声に対応する周波数とする。このようにすれば、再生中のコンテンツに関する情報を、利用者に分かりやすく伝えることができる。
(Other embodiments)
In the above-described embodiment, the
上記の実施形態において、携帯電話1Aは、再生中の音楽コンテンツから、特定の周波数の音を取り出して、パネル20により出力することもできる。例えば、携帯電話1Aは、再生中の楽曲に含まれる音又は音声の中から、ボーカルの音声、ドラムの音、ベース音又はギター音などの特定の周波数の音又は音声だけを取り出して、パネル20により出力する。
In the above embodiment, the mobile phone 1 </ b> A can also extract a sound of a specific frequency from the music content being played and output it from the
上記の実施形態では、圧電素子7によりパネル20を変形させ、気導音と振動音とを発生させた。圧電素子7により筺体40の一部を変形させ、気導音と振動音とを発生させてもよい。筺体40の一部は、例えば筺体の角部であってよい。
In the above embodiment, the
上記の実施形態では、携帯電話1Aとして、ディスプレイ2が接合部材30を用いてパネル20の背面に取り付けられる例を示したが、携帯電話1Aは、パネル20とディスプレイ2の間に空間ができるように構成されてもよい。パネル20とディスプレイ2の間に空間を設けることにより、パネル20が振動しやすくなり、パネル20上において振動音を聞きやすい範囲が広くなる。
In the above-described embodiment, an example in which the
上記の実施形態では、圧電素子7をパネル20に取り付ける例を示したが、他の場所に取り付けられてもよい。例えば、圧電素子7は、バッテリリッドに取り付けられてもよい。バッテリリッドは、筺体40に取り付けられ、バッテリを覆う部材である。バッテリリッドは、携帯電話等の携帯電子機器においてディスプレイ2と異なる面に取り付けられることが多いため、そのような構成によれば、利用者はディスプレイ2と異なる面に体の一部(例えば、耳(耳介軟骨))を接触させて音を聞くことができる。圧電素子7が筺体40の角部(例えば四隅の少なくとも一か所)を振動させる構成であってもよい。この場合、圧電素子7は、筺体40の角部の内面に取り付けられる構成でもよいし、中間部材をさらに備え、圧電素子7の振動が中間部材を介して筺体40の角部に伝達される構成でもよい。この構成によれば、振動する範囲を比較的狭くできるため、振動により発生する気導音が周囲に漏れにくい。また、この構成によれば、例えば利用者が筺体40の角部を外耳道に挿入した状態で気導音と振動音とが利用者に伝わるため、周囲のノイズが利用者の外耳道に入りにくい。そのため、利用者に伝わる音の品質を向上することができる。
In the above embodiment, the example in which the
上記の実施形態では、補強部材31は板状部材であるが、補強部材31の形状はこれに限られない。補強部材31は、例えば、圧電素子7より大きく、かつその端部が圧電素子7側に湾曲し圧電素子7の側部を覆う形状を有していてもよい。また、補強部材31は、例えば、板状部と、当該板状部から延設されて圧電素子7の側部を覆う延設部とを有する形状であってもよい。この場合、延設部と圧電素子7の側部とが、所定の距離だけ離間しているとよい。これにより、延設部が圧電素子の変形を阻害しにくくなる。
In said embodiment, although the
パネル20は、表示パネル、操作パネル、カバーパネル、充電池を取り外し可能とするためのリッドパネルのいずれかの一部または全部を構成することができる。特に、パネル20が表示パネルのとき、圧電素子7は、表示機能のための表示領域の外側に配置される。これにより、表示を阻害しにくいという利点がある。操作パネルは、タッチパネルを含む。また、操作パネルは、例えば折畳型携帯電話において操作キーのキートップが一体に形成され操作部側筺体の一面を構成する部材であるシートキーを含む。
The
パネル20と圧電素子7とを接着する接合部材およびパネル20と筺体40とを接着する接合部材等が同一の符号を有する接合部材30として説明した。しかしながら、接合部材は、接合する対象である部材に応じて適宜異なるものが用いられてよい。
The bonding member that bonds the
上記の実施形態では、添付の請求項に係る装置の例として、携帯電話について説明したが、添付の請求項に係る装置は、携帯電話に限定されない。添付の請求項に係る装置は、携帯電話以外の携帯電子機器であってもよい。携帯電子機器は、例えば、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、及びゲーム機を含むが、これらに限定されない。 In the above embodiment, a mobile phone has been described as an example of a device according to the appended claims. However, the device according to the appended claims is not limited to a mobile phone. The device according to the appended claims may be a mobile electronic device other than a mobile phone. Examples of the portable electronic device include, but are not limited to, a tablet, a portable personal computer, a digital camera, a media player, an electronic book reader, a navigator, and a game machine.
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記の実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成により具現化されるべきである。 The characterizing embodiments have been described in order to fully and clearly disclose the technology according to the appended claims. However, the appended claims should not be limited to the above-described embodiments, but all modifications and alternatives that can be created by those skilled in the art within the scope of the basic matters shown in this specification. Should be embodied by a possible configuration.
上記の実施形態では、コントローラ10が、タッチスクリーン21の検出結果に基づいて、パネル20への耳の接触を検出する例、及び、磁気センサにより、イヤホンに搭載される磁石から発せられる磁気(磁界)の検出結果に基づいてパネル20への耳あるいはイヤホンの接触又は接近を検出する例を説明したが、これには限定されない。検出部は、タッチスクリーン21が静電容量式である場合には静電容量値の変化を検出すればよく、タッチスクリーンが抵抗膜方式であれば電流値の変化を検出すればよい。検出部は、上述したタッチスクリーンの各種方式のいずれかに応じた物理量の変化を検出すればよい。上記の実施形態で述べた制御が、検出部により検出される特定の物理量の変化に基づいて行われればよい。物理量とその物理量を検出する検出部は、携帯電話の周囲光の照度(光の強さ、明るさ、又は輝度)を検出する照度センサ4であってよい。検出部は、パネル20近傍の温度を検出する温度センサ、赤外線の強度を検出する赤外線センサ等であってもよい。検出部は、物理量そのものの変化を検出してもよいし、物理量に対応する電圧値の変化を検出してもよい。
In the above embodiment, the
1A〜1C 携帯電話
2 ディスプレイ
3 ボタン
4 照度センサ
5 近接センサ
6 通信ユニット
7 圧電素子
8 マイク
9 ストレージ
9A 制御プログラム
9B 通話アプリケーション
9C 音楽再生アプリケーション
9D 動画再生アプリケーション
9Y コンテンツデータ
9Z 設定データ
10 コントローラ
11 スピーカ
12 カメラ
13 イヤホンジャック
15 姿勢検出ユニット
18 バイブレータ
20 パネル
21 タッチスクリーン
30 接合部材
31 補強部材
40 筺体
1A to
Claims (12)
前記圧電素子によって振動する第1音発生部と、
第2音発生部と、
物理量の変化を検出する検出部と、を備え、
前記第1音発生部は、気導音と、当該第1音発生部に接触する物体を振動させて伝わる振動音とを発生させ、
前記第2音発生部が、第1の情報及び第2の情報を含むコンテンツのうち、前記第1の情報に対応する音を発生させているときに、前記検出部により前記物理量の変化が検出された場合には、前記第1音発生部は、前記第2の情報に対応する前記気導音及び前記振動音を発生させる
電子機器。 A piezoelectric element;
A first sound generator that vibrates by the piezoelectric element;
A second sound generator;
A detection unit for detecting a change in physical quantity,
The first sound generation unit generates air conduction sound and vibration sound transmitted by vibrating an object in contact with the first sound generation unit,
When the second sound generation unit generates a sound corresponding to the first information among the contents including the first information and the second information, the change of the physical quantity is detected by the detection unit. When it is, the first sound generation unit generates the air conduction sound and the vibration sound corresponding to the second information.
前記検出部により検出された接触の回数に応じて、前記第1音発生部が、前記第2の情報に含まれる情報のうち異なる内容の情報に対応する音を発生させる請求項1に記載の電子機器。 The detection unit detects a contact of the object with the first sound generation unit as a change in capacitance value;
The said 1st sound generation part produces | generates the sound corresponding to the information of a different content among the information contained in the said 2nd information according to the frequency | count of the contact detected by the said detection part. Electronics.
請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。 The electronic device according to any one of claims 1 to 4, wherein the first sound generation unit is a panel.
請求項5に記載の電子機器。 The panel vibrates in a region wider than a region having a length corresponding to the distance from the lower leg of the human ear to the antitragus and a width corresponding to the distance from the tragus to the antique. The electronic device according to claim 5.
請求項5または6に記載の電子機器。 The electronic device according to claim 5, wherein the panel constitutes a part or all of a display panel, an operation panel, a cover panel, and a lid panel for making a rechargeable battery removable.
前記圧電素子は、表示機能のための表示領域の外側に配置されている、
請求項7に記載の電子機器。 When the panel is a display panel,
The piezoelectric element is disposed outside a display area for a display function,
The electronic device according to claim 7.
請求項5から8のいずれか一項に記載の電子機器。 The electronic device according to any one of claims 5 to 8, wherein the panel is deformed to transmit air conduction sound and vibration sound in any part of the panel.
請求項1から9のいずれか一項に記載の電子機器。 The panel has a plurality of locations that vibrate in a direction intersecting with the main surface of the panel in the vibration region, and the amplitude value of the vibration is increased from plus to minus with time or vice versa at each location. The electronic device according to claim 1, wherein the electronic device varies.
第1の情報及び第2の情報を含むコンテンツを再生するステップと、
再生する前記コンテンツに含まれる前記第1の情報に対応する音を前記第2音発生部により発生させているときに、前記検出部により前記物理量の変化が検出された場合には、再生する前記コンテンツに含まれる前記第2の情報に対応する、気導音及び前記第1音発生部に接触する物体を振動させて伝わる振動音を、前記第1音発生部により発生させるステップと
を含む制御方法。 A control method executed by an electronic device including a piezoelectric element, a first sound generation unit that vibrates by the piezoelectric element, a second sound generation unit, and a detection unit that detects a change in physical quantity,
Reproducing content including the first information and the second information;
When the sound corresponding to the first information included in the content to be reproduced is generated by the second sound generation unit and the change in the physical quantity is detected by the detection unit, the sound is reproduced. Generating a vibration sound transmitted by vibrating an air-conducted sound and an object in contact with the first sound generation unit corresponding to the second information included in the content by the first sound generation unit. Method.
第1の情報及び第2の情報を含むコンテンツを再生するステップと、
再生する前記コンテンツに含まれる前記第1の情報に対応する音を前記第2音発生部により発生させているときに、前記検出部により前記物理量の変化が検出された場合には、再生する前記コンテンツに含まれる前記第2の情報に対応する、気導音及び前記第1音発生部に接触する物体を振動させて伝わる振動音を、前記第1音発生部により発生させるステップと
を実行させる制御プログラム。 An electronic device including a piezoelectric element, a first sound generating unit that vibrates by the piezoelectric element, a second sound generating unit, and a detecting unit that detects a change in physical quantity,
Reproducing content including the first information and the second information;
When the sound corresponding to the first information included in the content to be reproduced is generated by the second sound generation unit and the change in the physical quantity is detected by the detection unit, the sound is reproduced. Causing the first sound generation unit to generate an air conduction sound and a vibration sound transmitted by vibrating the object in contact with the first sound generation unit corresponding to the second information included in the content. Control program.
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US20220312109A1 (en) * | 2020-08-12 | 2022-09-29 | Sony Group Corporation | Electronic device |
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2012
- 2012-06-21 JP JP2012139627A patent/JP2014007444A/en active Pending
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