JP2014002919A - ケーブル、多芯ケーブル - Google Patents

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Tetsuji Yamazaki
哲司 山▲崎▼
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Abstract

【課題】細くて軽く、屈曲、伸張に対して高い耐久性を有するケーブル、多芯ケーブルを提供する。
【解決手段】絶縁体14は硬さがHS80で、厚さ寸法は0.18mmに設定されているため、コアケーブル2に対し曲げる力が加わると緩やかなカーブを描くように曲がる。従って、局部的な屈折を繰り返すようなことはなく断線を確実に防止することが可能である。更に、コアケーブル2には抗張力繊維によって構成された介装体が設けられておらず、導体12は凹凸のない合成樹脂製の絶縁体14に接触しているので、コアケーブル2が屈曲して導体12が進行後退しても絶縁体14に引っ掛かってしまうことはない。従って、導体12の撚りピッチが崩れて断線するのを完全に防止することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明はケーブル、このケーブルを複数備えた多芯ケーブルに係り、特に高頻度の屈曲、伸張に対しても高い耐久性を有するケーブル、多芯ケーブルに関するものである。
電気的接続を行うためのケーブルは導体をポリ塩化ビニル(以下、PVCという。)等から成る絶縁体によって被覆することによって構成されている。PVCは柔軟性が高く、比較的安価であることからケーブルの絶縁体に広く使用されている。
複数のケーブル(以下、コアケーブルという。)が撚り合され、これをシースによって被覆して成るものが多芯ケーブルであり、多芯ケーブルには特許文献1に記載されたものがある。
多芯ケーブルの一種には螺旋状を為すカールコードがあり、このカールコードは携帯無線機の本体とマイクとの接続などに広く使用される。カールコードは頻繁に伸縮させられることを想定して製作されたものであり、各コアケーブルは抗張力繊維から成る中心糸に導体素線を螺旋状に巻き付け、これをPVCから成る絶縁体で被覆することによって構成されている。
携帯無線機のカールコードは、マイクを本体から外して、また元に戻す度に伸縮し、カールコードが伸縮する度に、各コアケーブルは伸張、屈曲を繰り返すことになる。また、携帯無線機の本体とカールコードとの接続部分等においては、コアケーブルが高い頻度で局部的に屈曲する。
このように、カールコード等に備えられるコアケーブルは伸長、屈曲を繰り返すことになるため、特に携帯無線機等に用いられるカールコードに備えられるコアケーブルは数万回〜数十万回の屈曲に耐える耐久性が要求される。このため、PVC製の絶縁体を厚くして耐久性を向上させている。この絶縁体は硬度がHS60〜70で、厚さ寸法が0.50mmである。
なお、図6、図7に示すコアケーブル49のように、中心糸50に巻きつけられた導体素線51と絶縁体52との間に抗張力繊維によって構成される介装体53を備えたものもある。この介装体53によってコアケーブル49の引張り強度を高めている。
上記のようにコアケーブルは、その屈曲、伸長に対する耐久性を向上させようとすれば、絶縁体を厚くしたり、介装体を備えたりしなければならず、ケーブルが太くなってしまい、これに伴い多芯ケーブルも太くなる。
特開平9−245536号公報
しかしながら、近年において、携帯無線機等は音声通信のみならず、GPS等の信号の授受を行うなど複数の機能が備えられて多機能化しており、カールコードが備えるコアケーブルの数が増加している。従って、カールコードが太く、重くなってしまうという問題がある。
コアケーブルの絶縁体を単に薄くするだけでは、屈曲、伸長に対する耐久性が低下してしまうという問題が発生してしまうことになる。
本発明は上記従来の問題点に着目してなされたものであり、細くて軽く、しかも屈曲、伸張に対して高い耐久性を有するケーブル、多芯ケーブルの提供を、その目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、導体と、前記導体の周囲を覆う絶縁体とを備えるケーブルにおいて、前記絶縁体が硬い材料で形成され、前記絶縁体の厚さ寸法が小さいことを特徴とするケーブルである。
請求項2の発明は、請求項1に記載されたケーブルにおいて、前記絶縁体の硬さはHS70〜90で、厚さ寸法が0.14〜0.22mmであることを特徴とするケーブルである。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載されたケーブルにおいて、前記導体は抗張力繊維に巻きつけられた構成であることを特徴とするケーブルである。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載されたケーブルが複数本撚り合わされ、前記撚り合わされた複数のケーブルがシースに被覆されていることを特徴とする多芯ケーブルである。
請求項5の発明は、請求項4に記載された多芯ケーブルは、螺旋形状を為すカールコードであることを特徴とする多芯ケーブルである。
本発明のケーブルによれば、細くて軽く、屈曲、伸張に対して高い耐久性を発揮することができる。
本発明の実施の形態に係る多芯ケーブルの斜視図である。 図1の多芯ケーブルの内部構造を説明する断面図である。 図1の多芯ケーブルに内蔵される1本のコアケーブルを示す斜視図である。 図1の多芯ケーブルに備えられるコアケーブルの内部構造を説明する断面図である。 図4のコアケーブルの耐屈曲性を示す図である。 従来の多芯ケーブルに内蔵される1本のコアケーブルを示す斜視図である。 図6のコアケーブルの内部構造を説明する断面図である。
本発明の実施の形態に係るケーブルを図面にしたがって説明する。
符号1は多芯ケーブルとしてのカールコードを示し、このカールコード1は螺旋形状を為している。カールコード1は携帯用無線機等に使用される。
カールコード1の構成について説明する。
符号2はケーブルとしてのコアケーブルを示し、このコアケーブル2は12本備えられており、それぞれ異なる信号を授受するようになっている。図2に示すように、12本のコアケーブル2とポリエステル糸等の補強糸3とが撚り合わされており、このコアケーブル2と補強糸3とが撚り合わされたものの外周には薄いテープ状の布帛状物5が巻き付けられている。そして、この布帛状物5の外周には導体によって構成された網目状のシールド体6が備えられ、さらにシールド体6は電気的絶縁性合成樹脂によって構成されるシース7で被覆されている。
次に、コアケーブル2の構成について説明する。
図3、4に示すように、符号11は抗張力繊維で構成された中心糸を示し、この中心糸11には導体12が巻き付けられている。導体12はごく細い多数の導体素線によって構成されている。この導体12は合成樹脂で形成された絶縁体14で被覆されている。
この絶縁体14はポリエステルやポリプロピレン、フッ素系樹脂等によって構成されており、絶縁体14の硬さはHS80である。また、絶縁体14の厚さ寸法は0.18mmである。
以上のように、このコアケーブル2は、絶縁体14の厚さ寸法が小さく、しかも介装体53を備えていないので、従来のコアケーブル49よりも細く軽くすることができる。
絶縁体14は上述のように硬さがHS80に設定されているため、図5に示すようにコアケーブル2に対し曲げる力が加わると緩やかなカーブを描くように曲がる。従って、局部的な屈折を繰り返すようなことはなく断線を防止することが可能である。
更に、コアケーブル2には従来のコアケーブル49と異なり、抗張力繊維によって構成された介装体が設けられておらず、導体12は凹凸のない合成樹脂製の絶縁体14に接触しているので、コアケーブル2が屈曲して、導体12が進行後退しても絶縁体14に引っ掛かってしまうことはない。従って、導体12の撚りピッチが崩れて断線するのを完全に防止することができる。
また、この絶縁体14は上記した硬さを有するので、図3において矢印で示すように外部から衝撃を受けても絶縁体14が殆ど変形することはなく、中心の導体12に衝撃が伝わるのを防止できる。従って、導体12を十分保護することが可能である。
さらに、絶縁体14は上記のように硬い材料によって構成されているため、導体12と絶縁体14との間に介装体を備えていなくても、コアケーブル2は長手方向の伸張に対し十分な強度を有している。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、絶縁体14の厚さ寸法は0.18mmとしたが、0.14〜0.22mmの範囲で調整できる。また、硬度も上記実施の形態ではHS80としたが、HS70〜90の範囲で調整できる。
図2では本発明のカールコード1はコアケーブル2が12本撚り合わせたものであったが、無線機等の機能に応じて13本でも、15本でも、それ以上でもよい。
また、本発明はカールコードだけなく、直線状のケーブルに適用してもよいのは勿論である。
上記実施の形態では、導体12を多数の導体素線によって構成したが、本発明はこれに限定されず、伸縮性のある1本乃至数本の素線によって構成することも可能である。
携帯無線機や電話機に使用されるケーブル、このケーブルを有するカールコード等の多芯ケーブルの製造業に利用可能性をもつ。
1…カールコード 2…コアケーブル 3…補強糸 5…布帛状物
6…シールド体 7…シース 11…中心糸 12…導体
14…絶縁体

Claims (5)

  1. 導体と、前記導体の周囲を覆う絶縁体とを備えるケーブルにおいて、前記絶縁体が硬い材料で形成され、前記絶縁体の厚さ寸法が小さいことを特徴とするケーブル。
  2. 請求項1に記載されたケーブルにおいて、前記絶縁体の硬さはHS70〜90で、厚さ寸法が0.14〜0.22mmであることを特徴とするケーブル。
  3. 請求項1または2に記載されたケーブルにおいて、前記導体は抗張力繊維に巻きつけられた構成であることを特徴とするケーブル。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載されたケーブルが複数本撚り合わされ、前記撚り合わされた複数のケーブルがシースに被覆されていることを特徴とする多芯ケーブル。
  5. 請求項4に記載された多芯ケーブルは、螺旋形状を為すカールコードであることを特徴とする多芯ケーブル。
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