JP2014002567A - 遠隔管理システムとその被管理装置および管理情報の通知方法 - Google Patents
遠隔管理システムとその被管理装置および管理情報の通知方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 画像形成装置では、自己の各状態とその状態が遷移した時刻との関係を時系列で示すログ情報をNVRAM又はHDDに保存する。そして、その保存したログ情報を各時間帯(単位時間)毎に区切り、その各時間帯毎に自己の各状態であった時間を集計する加工処理を行う。そして、その加工結果に基づいて、自己が管理装置の管理に必要な管理情報を前記管理装置へ通知するのに適した時間帯を判断する。そして、その時間帯を管理装置の管理に必要な管理情報の通知時間帯として決定し、その通知時間帯に管理情報を管理装置へ通知する。
【選択図】 図7
Description
また、被管理装置が通信機能を備えていない場合や、通信機能を備えていてもその機能が管理装置と通信するための機能を持っていない場合には、その被管理装置に管理装置と通信可能な通信機能を有する仲介装置を通信回線経由で接続し、管理装置が通信回線および仲介装置経由で被管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムも既に知られている。
そこで、被管理装置又は仲介装置は、予め指定された時刻(定時)になったとき、定時通知対象となっている管理情報を管理装置へ通知する機能を備えている。
しかし、このような機能を有する遠隔管理システムでは、管理装置が管理情報の通知時刻を指定しているが、その通知時刻になった時の被管理装置の負荷状態(稼動有無等)を確認していないため、次のような問題がある。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、被管理装置が管理装置への管理情報の通知に適した時間帯にその通知を行えるようにすることを目的とする。
すなわち、上記被管理装置の各状態とその状態が遷移した時刻との関係を時系列で示すログ情報を保存するログ情報保存手段を設ける。
また、上記ログ情報保存手段によって保存されたログ情報に基づいて、当該被管理装置が前記管理装置の管理に必要な管理情報を前記管理装置へ通知するのに適した時間帯を判断し、その時間帯を上記管理装置の管理に必要な管理情報の通知時間帯として決定する通知時間帯決定手段を設ける。
さらに、上記通知時間帯決定手段によって決定した通知時間帯に、上記管理情報を上記管理装置へ通知する管理情報通知手段を設けたものである。
まず、この発明の一実施形態である被管理装置を含む遠隔管理システムの構成例について説明する。
図1は、その遠隔管理システムの構成例を示す概念図である。なお、ここでは、通信機能を持ち、管理装置によって管理される電子装置を説明の便宜上「被管理装置」と云う。
そして、被管理装置10と接続される(被管理装置側から見た)外部装置として、被管理装置10と図示しないLAN(ローカルエリアネットワーク)によって接続された遠隔管理仲介装置である仲介装置101(101a,101b,101c)を備えている。更に、仲介装置101とインタネット103(図示しない公衆回線等の他のネットワークでもよい)を介して接続されるサーバ装置として機能する管理装置102を備えている。
被管理装置10および仲介装置101は機器利用者(ユーザ)側の設置環境(オフィス等)に、管理装置102はサービスセンタ(管理センタ)にそれぞれ設置されている。
なお、被管理装置10としては、種々の電子装置に通信機能を設けた通信装置が考えられ、例えば、プリンタ,FAX(ファクシミリ)装置,デジタル複写機,デジタル複合機(MFP)等の画像形成装置やスキャナ装置等の画像読取装置などの画像処理装置や、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能を持たせた通信装置が考えられる。
なお、仲介装置101と被管理装置10との接続は、LANに限らず、RS−485規格等に準拠したシリアル接続や、SCSI(Small Computer System Interface)規格等に準拠したパラレル接続等によって行ってもよい。例えば、RS−485規格の場合には、仲介装置101に直列に5台までの被管理装置10を接続することができる。
例えば、図1に示す設置環境Aでは、管理装置102とHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)による直接的なコネクションを確立できる仲介装置101aが被管理装置10aおよび10bを従える単純な階層構造になっている。しかし、同図に示す設置環境Bでは、4台の被管理装置10を設置するため、1台の仲介装置101を設置しただけでは負荷が大きくなる。
なお、図示はしていないが、仲介機能付被管理装置11の下位に更に被管理装置10と同等の被管理装置を接続することもできる。
また、各被管理装置10,11に、LAN経由でパーソナルコンピュータ等の端末装置や他の電子装置(外部装置)を接続することもできる。
管理装置102は、各仲介装置101の制御管理、更にはこの仲介装置101を介した被管理装置10の制御管理を行うためのアプリケーションを実装している。そして、被管理装置10も含め、この遠隔管理システムにおけるこれら各ノードは、RPC(remote procedure call)により、相互の実装するアプリケーションのメソッドに対する処理の依頼である「要求」を送信し、この依頼された処理の結果である「応答」を取得することができるようになっている。
なお、RPCを実現するために、SOAP(Simple Object Access Protocol),HTTP,FTP(File Transfer Protocol),COM(Component Object Model),CORBA(Common Object Request Broker Architecture)等の既知のプロトコル(通信規格),技術,仕様などを利用することができる。
図2は、その画像形成装置遠隔管理システムの構成例を示す概念図であるが、被管理装置10を画像形成装置100に、仲介機能付被管理装置11を仲介機能付画像形成装置(以下単に「画像形成装置」ともいう)110に変更した点が図1と相違するのみであるので、システムの全体構成についての説明は省略する。
図3は、図2の画像形成装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この画像形成装置100は、図2の管理装置102によって遠隔管理される被管理装置であり、例えば図3に示すように、コントローラ部(制御装置)200、操作部(オペレーションパネル)220、ファクス制御部230、およびエンジン部240を備えている。そして、コントローラ部200のASIC(Application Specific Integrated Circuit)201と、操作部220、ファクス制御部230、およびエンジン部240とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バス251,252によって接続している。
CPU206は、この画像形成装置100全体の制御を行うものである。
RAM207は、CPU206が実行するプログラムを展開するためのプログラムメモリや、画像データを描画(生成)するための描画用メモリ等として用いるシステムメモリである。
シリアルバス209は、NB205とPCIバス211を介して接続し、NB205を介してASIC201やCPU206と、図示しないPCIデバイスやその他の周辺デバイスとを接続するためのバスである。
ASIC201は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けの集積回路(IC)である。
NVRAM203は、この画像形成装置100に設定されている情報、および後述する管理情報やログ情報等の各種情報を保存(保持)するための不揮発性メモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、このNVRAM203の代わりに、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMを使用してもよい。
したがって、ASIC201には、RAM202を接続するためのRAMインタフェースと、NVRAM203を接続するためのNVRAMインタフェースと、HDD204を接続するためのハードディスクインタフェースが設けられている。そして、RAM202又はHDD204に対して画像データの入出力を行う場合には、その入出力先がRAMI/F又はハードディスクI/Fに切り替えられる。
操作部220は、操作者からの入力操作の受け付け並びに操作者に向けた表示を行うオペレーションパネルである。
ファクス制御部230は、G3ファクス通信制御部230aとG4ファクス通信制御部230bとを備え、この画像形成装置100と他の画像形成装置100との間で公衆回線を含む通信回線を介したG3又はG4のファクス送受信の制御を行う。
図4は、図1の管理装置102のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この管理装置102は、図1の被管理装置10,11(図2の画像形成装置100,110等)から定期的に取得する管理情報に基づいて、被管理装置10,11を遠隔管理するものである。
管理装置102での処理を実現するプログラムは、例えば、HDD301に導入される。HDD301は、導入されたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納して保存する。そのデータとしては、管理装置102で受信するメッセージ(管理情報)がある。
CPU303は、メモリ装置302に格納されたプログラムに従って管理装置102に係る機能を実現する。
インタフェース装置304は、図1のインタネット103に接続するためのインタフェースとして用いられる。
表示装置305は、プログラムによるGUI(Graphical User Interface)等のユーザインタフェースを表示する。
なお、仲介装置101でも、HDD301に相当するHDDに前述したNRSやCSS等のサービスに対応するプログラムを格納している。また、仲介装置101にNVRAM等の他の不揮発性メモリを備えている場合には、そこにNRSやCSS等のサービスに対応するプログラムを格納してもよい。あるいは、そのようなプログラムのみを格納する専用メモリを備えてもよい。
図5は、その画像形成装置100の主要な機能構成の一例を示すブロック図であり、特にこの発明に関わる特徴的な部分のみ抽出して示している。
メッセージ解析実行手段502は、メッセージ受信手段501において受信した管理メッセージを解析する。
システム制御手段503は、メッセージ解析実行手段502において解析されたメッセージに従って処理を実行する。また、画像形成装置100による処理の実行タイミングを決定する。
ここで、画像形成装置100のログ情報とは、画像形成装置100の各状態とその状態が遷移した時刻との関係を時系列で示す情報である。
ログ情報加工手段505は、通知時間帯決定手段506が管理情報を管理装置102へ通知するのに適した時間帯である画像形成装置100の負荷が少ない時間帯(少なくとも画像形成装置100に高負荷がかかっていない時間帯)を決定できるように、NVRAM203もしくはHDD204に保存されたログ情報の加工処理を行う。
通知時間帯設定手段507は、通知時間帯決定手段506によって決定された管理情報の通知時間帯をNVRAM203もしくはHDD204に記憶して設定する。
図6は、その管理装置102の主要な機能構成の一例を示すブロック図であり、特にこの発明に関わる特徴的な部分のみ抽出して示している。
この管理装置102は、メッセージ受信手段601、メッセージ解析実行手段602、システム制御手段603、被管理装置情報管理手段604、およびメッセージ送信手段605としての機能を持っている。これらの機能は、図4のCPU303が、メモリ装置302上のプログラムを実行し、HDD301およびインタフェース装置304を含む各部を制御することによって果すことができる。
メッセージ解析実行手段602は、メッセージ受信手段601において受信したメッセージを解析する。
HDD301は、管理装置102が受信したメッセージやメッセージ解析実行手段602によって解析したメッセージを保持する。
システム制御手段603は、メッセージ解析実行手段602において解析されたメッセージ(管理情報)に従って処理を実行する。また、画像形成装置100への要求を通知する。
メッセージ送信手段605は、HDD301に保存しているメッセージの取得要求や設定要求を管理メッセージとして送信する。
図7は、その通信シーケンスの一例を示す図である。
画像形成装置100では、ステップS1において、図5のシステム制御手段503で通知時間帯を決定するタイミングになったことを判断(検知)すると、ステップS2へ進んでログ情報の加工を行う。
そして、ステップS4へ進み、通知時間帯設定手段507が、通知時間帯決定手段506で決定された管理情報の通知時間帯をNVRAM203もしくはHDD204に記憶して設定する。
その後、ステップS5へ進み、システム制御手段503が、通知時間帯設定手段507で設定された管理情報の通知時間帯に入ると、管理情報の通知タイミングになったことを判断する。
すなわち、管理情報の通知をメッセージ送信手段508へ依頼する。その依頼を受けたメッセージ送信手段508は、NVRAM203もしくはHDD204から管理情報を読み出し、それをメッセージとして仲介装置101へ送信する。
仲介装置101は、画像形成装置100からメッセージを受け取ると、それをインタネット103もしくは他のネットワーク経由で管理装置102へ送信する。
なお、画像形成装置110は、仲介装置101と同様の機能を有しているため、管理情報をメッセージとして直接管理装置102へ送信することができる。
図8は、そのログ情報の一例を示す説明図である。
この例のログ情報は、画像形成装置100の各状態である電源オフ(OFF)状態,動作状態,待機状態,省電力状態(低電力状態又は省エネルギー状態ともいう)とその状態が遷移した時刻との関係を時系列(年/月/日 時:分の順)で示す情報の一部を示すものである。
また、画像形成装置100の状態が遷移した場合に、その時刻とどのような状態に遷移したのかをログ情報保存手段504をNVRAM203もしくはHDD204に保存してログ情報を更新する。
図9は、そのログ情報の一例を示す説明図である。
この例のログ情報は、図8に示したログ情報を含む加工対象範囲内のログ情報を0時(0H)から各時間帯である1時間(単位時間)毎に区切り、その1時間毎に各状態である電源オフ状態,動作状態,待機状態,省電力状態であった時間を集計する加工処理を行ったものである。
「電源(OFF)オフ状態」とは、画像形成装置100の電源スイッチがオフになっている状態(画像形成装置100に電源が投入されていない状態)に相当する。この状態では、画像形成装置100の全てのハードウェアの各部に電力が供給されないので、画像形成装置100は動作できない。なお、「電源オフ状態」の0分とは、画像形成装置100の電源スイッチがオンになっている状態が60分であることを示している。
図10は、その処理の一例を示すフローチャートである。
図11〜図13は、その処理の説明に供する説明図である。
通知時間帯決定手段506は、ログ情報加工手段505が加工処理したログ情報における画像形成装置100の単位時間毎の状態に基づいて、管理情報の通知時間帯を決定する処理を行う。
よって、その処理で決定した管理情報の通知時間帯を通知時間帯設定手段507がNVRAM203もしくはHDDに保存して設定する。
(1)画像形成装置等の被管理装置が、自己の各状態とその状態が遷移した時刻との関係を時系列で示すログ情報を保存する。そして、その保存したログ情報に基づいて管理情報を管理装置102へ通知するのに適した時間帯(画像形成装置100の負荷が少ない時間帯)を判断して、その時間帯を管理装置の管理に必要な管理情報の通知時間帯として決定し、その通知時間帯に管理情報を管理装置へ通知する。
(3)被管理装置が、管理情報の通知時間帯を決定する際に、保存したログ情報を各時間帯毎に区切り、その各時間帯毎に自己の各状態であった時間を集計する加工処理を行う。そして、管理情報を管理装置102へ通知するのに適した時間帯を、上記加工処理の結果に基づいて行う。このようにすれば、管理情報の通知時間帯を決定する際の処理に要する負担を軽減することができるため、管理情報の通知をより短時間で確実に行うことが可能になる。
なお、この発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜他の機能を追加したり、一部の機能を省略したりすることができる。また、上述した各実施例を矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実施しても良い。
101:仲介装置 102:管理装置 103:インタネット
104:ファイアウォール 200:コントローラ部 201:ASIC
202,207:RAM 203:NVRAM 204,301:HDD
205:NB 206,303:CPU 208:AGP 209:シリアルバス
210:LANポート 211,251,252:PCIバス 220:操作部
230:ファクス制御部 230a:G3ファクス通信制御部
230b:G4ファクス通信制御部 240:エンジン部 241:プロッタ部
242:プロッタ部 300:バス 302:メモリ装置
304:インタフェース装置 305:表示装置 306:入力装置
501,601:メッセージ受信手段 502,602:メッセージ解析実行手段
503,603:システム制御手段 504:ログ情報保存手段
505:ログ情報加工手段 506:通知時間帯決定手段
507:通知時間帯設定手段 508,605:メッセージ送信手段
604:被管理装置情報管理手段
Claims (6)
- 管理装置により管理される被管理装置であって、
該被管理装置の各状態とその状態が遷移した時刻との関係を時系列で示すログ情報を保存するログ情報保存手段と、
該ログ情報保存手段によって保存されたログ情報に基づいて、当該被管理装置が前記管理装置の管理に必要な管理情報を前記管理装置へ通知するのに適した時間帯を判断し、該時間帯を前記管理情報の通知時間帯として決定する通知時間帯決定手段と、
該通知時間帯決定手段によって決定した通知時間帯に前記管理情報を前記管理装置へ通知する管理情報通知手段とを設けたことを特徴とする被管理装置。 - 前記通知時間帯決定手段は、当該被管理装置の電源が投入されていて且つ負荷が最も低い時間帯を、前記管理情報を管理装置へ通知するのに適した時間帯と判断することを特徴とする請求項1に記載の被管理装置。
- 請求項1又は2に記載の被管理装置において、
前記ログ情報保存手段によって保存したログ情報を各時間帯毎に区切り、該各時間帯毎に前記各状態であった時間を集計する加工処理を行うログ情報加工手段を設け、
前記通知時間帯決定手段は、前記管理情報を管理装置へ通知するのに適した時間帯の判断を、前記ログ情報加工手段による加工処理の結果に基づいて行うことを特徴とする被管理装置。 - 前記ログ情報加工手段は、前記管理情報通知手段による通知の頻度に応じて、前記ログ情報保存手段によって保存したログ情報に対する加工処理を行う範囲を変更する手段を有することを特徴とする請求項3に記載の被管理装置。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載の被管理装置と、該被管理装置を管理する管理装置とを備えたことを特徴とする管理システム。
- 管理装置により管理される被管理装置における管理情報の通知方法であって、
前記被管理装置の各状態とその状態が遷移した時刻との関係を時系列で示すログ情報を保存するログ情報保存工程と、
該ログ情報保存工程で保存したログ情報に基づいて、当該被管理装置が前記管理装置の管理に必要な管理情報を前記管理装置へ通知するのに適した時間帯を判断し、該時間帯を前記管理情報の通知時間帯として決定する通知時間帯決定工程と、
該通知時間帯決定工程で決定した通知時間帯に前記管理情報を前記管理装置へ通知する管理情報通知工程とを有することを特徴とする管理情報の通知方法。
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