JP2014002540A - タッチパネルセンサー、および情報処理装置 - Google Patents

タッチパネルセンサー、および情報処理装置 Download PDF

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将行 庄野
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明 長尾
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Abstract

【課題】タッチパネルセンサーの狭額縁化を実現する。
【解決手段】タッチセンサーパネル1は、横方向配線領域3と縦方向配線領域4とを検出領域2の各端辺で折り曲げ可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネルセンサーおよびそれを備えた情報処理装置に関し、特にタッチパネルセンサーの配線処理に関する。
近年、表示パネル上に配置されたタッチセンサーに対してペン形状の筆記具や指先等の入力手段を近接または接触させることによって、タッチセンサー上における入力手段の位置を示す座標等の入力を行うシステムが多用されている。タッチセンサーで座標情報を検知する方式としては、従来から抵抗膜方式、電磁誘導方式、静電容量方式、超音波方式、光学方式等の各種方式が知られている。
下掲の特許文献1には、従来の静電容量方式のタッチセンサーの一例として、透明タブレット座標入力装置が開示されている。
図12は、上記透明タブレット座標入力装置を示す概略平面図であり、図13は、上記透明タブレット座標入力装置を示す概略断面図である。
図12に示すように、従来のタッチセンサーパネル101は、X及びY座標軸に沿ってガラス基板103上に配設された複数の透明電極線102を有する透明ガラスタブレット101と、及びこれらを接続するFPC(Flexible Printed Circuits)基板104と透明ガラスタブレット101の各透明電極線102と静電容量結合する入力ペン105とを備えている。
さらに、最端部の透明電極線102より外側において、FPC基板104の上面に、入力ペン105と静電容量結合する補助の電極線106が形成されている。
このようなタッチセンサーパネルを組み込んだ情報処理装置において、座標情報を検出するための検出領域の外の領域を極力小さくする(狭額縁化)ために、図13に示すように、FPC基板104をガラス基板103の縁に沿って折り曲げたりカールさせたりすることが、特許文献1に記載されている。
特開平11−154053号公報(1999年6月8日公開)
しかしながら、特許文献1の構成では、情報処理装置の狭額縁化が不十分であるという問題がある。
すなわち、図13に示すように、ガラス基板103の端部における電極取り出し部にFPC基板104を、導電性接着剤107を用いて接着するための額縁領域を確保することが欠かせない。
本発明は、上記の問題に鑑みて、FPC基板を接続するための額縁領域を極力小さくし、小型化を図ることのできるタッチパネルセンサーの構成を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係るタッチパネルセンサーは、
(1)入力手段の接近または接触によって、座標情報を検出するための検出領域と、
(2)前記検出領域に形成された電極と、フレキシブルプリント基板とを電気的に接続する配線が形成された配線領域であって、前記検出領域の少なくとも1つの端辺に沿って、前記検出領域の外側に設けられた配線領域とを有し、
(3)前記配線領域は、前記検出領域の前記端辺において、折り曲げ可能に構成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係るタッチパネルセンサーでは、検出領域とフレキシブルプリント基板との間に、従来には無かった配線領域を設け、配線領域に形成した配線を介して、検出領域の電極とフレキシブルプリント基板とを電気的に接続している。
したがって、検出領域の外側に、フレキシブルプリント基板を前記電極に接続するための額縁領域を確保する必要がない。
しかも、前記配線領域は、前記検出領域の端辺において、折り曲げ可能に構成されているので、配線領域を検出領域の端辺において折り曲げた状態では、タッチパネルセンサーの面積を、検出領域の面積にほぼ等しくすることができる。
すなわち、タッチパネルセンサーの小型化を図ることができる。
なお、前記タッチパネルセンサーでは、前記配線領域を構成している絶縁性フィルムは、前記検出領域を構成している絶縁性フィルムと同一であり、連続していてもよい。
上記の構成によれば、検出領域における電極の形成工程と、配線領域における配線の形成工程とを、同一の絶縁性フィルムを用いて同時に行うことができる。したがって、検出領域を構成する絶縁性フィルムと、配線領域を構成する絶縁性フィルムとを、別部材とする形態と比較して、タッチパネルの製造が容易になるので、タッチパネルセンサーのコストダウンを図ることができる。
本発明に係るタッチパネルセンサーでは、前記配線領域は、少なくとも、前記検出領域の隣り合う2つの端辺に沿って設けられ、当該2つの端辺に沿って設けられた2つの配線領域の間には、切れ込みが形成されていることを特徴としている。
上記の構成において、検出領域の隣り合う2つの端辺に沿って2つの配線領域を設けた場合、それらの配線領域がひとつながりに連続しているとすると、2つの端辺の境界において、各配線領域を折り曲げる際に余りが発生し、折り曲げることが困難になる。
これに対し、上記の構成によれば、前述したように、前記配線領域は、前記検出領域の前記端辺において、折り曲げ可能に構成されていることを前提として、2つの配線領域の間に、切れ込みを形成するので、各配線領域を、検出領域の対応する端辺に沿って折り曲げることが容易になる。
本発明に係る情報処理装置は、
(1)前記いずれかのタッチパネルセンサーと、
(2)前記タッチパネルセンサーと一体化され、情報を表示する表示パネルとを備え、
(3)前記配線領域は、前記検出領域の前記端辺において、折り曲げられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、情報処理装置の正面の面積は、検出領域の面積と実質的に等しくなるので、小型の情報処理装置を提供することができる。
本発明に係る情報処理装置は、
(1)前記フレキシブルプリント基板と、前記タッチパネルセンサーを制御する制御回路とをさらに備え、
(2)前記電極と前記制御回路とは、前記配線およびフレキシブルプリント基板を介して接続され、
(3)前記制御回路は、前記表示パネルの背面側に配置されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、前記配線領域を検出領域の端辺に沿って折り曲げたことにより、タッチパネルセンサーを制御する制御回路を、表示パネルの背面側に配置することができる。この結果、制御回路を設ける領域を情報処理装置に別途確保する必要がないため、制御回路が情報処理装置の小型化を損なうという問題が生じない。
本発明に係る情報処理装置は、
(1)2つの配線領域が設けられた前記タッチパネルセンサーと、
(2)前記タッチパネルセンサーと一体化され、情報を表示する表示パネルと、
(3)前記フレキシブルプリント基板と、前記タッチパネルセンサーを制御する制御回路とを備えた情報処理装置であって、
(4)前記2つの配線領域のそれぞれには、前記配線にフレキシブルプリント基板を接続した接続領域が形成され、
(5)当該接続領域が、情報処理装置の同一の側面上に並置され、かつ、前記制御回路は、前記表示パネルの背面側に配置されるように、前記2つの配線領域が、前記検出領域の前記端辺において、折り曲げられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、検出領域の隣り合う2つの端辺に沿って設けられた2つの配線領域のそれぞれに、配線にフレキシブルプリント基板を接続した接続領域を形成した場合、2つの接続領域を、情報処理装置の同一の側面上に並置することができる。
これにより、表示パネルの背面側に配置した制御回路と前記配線とをフレキシブルプリント基板を介して接続することが容易になる。
本発明は、タッチパネルセンサーの検出領域の外側に配線領域を設け、検出領域の端辺において、配線領域を折り曲げ可能に構成したので、フレキシブルプリント基板のための額縁領域が不要になり、タッチパネルセンサーの小型化を図ることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る、タッチセンサーパネルの折り曲げ前の状態を示す平面図である。 上記タッチセンサーパネルに設けられた配線領域の拡大図である。 本発明の実施形態に係る、情報処理装置を示す斜視図である。 図3のA−A線に沿って切断した上記情報処理装置の模式的な断面図である。 上記情報処理装置の底面図である。 本発明の他の実施形態に係る、タッチセンサーパネルの折り曲げ前の状態を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係る、情報処理装置を示す斜視図である。 図7のB−B線に沿って切断した上記情報処理装置の模式的な断面図である。 上記情報処理装置の底面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る、タッチセンサーパネルの折り曲げ前の状態を示す平面図である。 図10に示すタッチセンサーパネルの配線領域を折り曲げる工程を概略的に示す斜視図である。 従来のタッチパネルの構成を示す概略図である。 従来のタッチパネルの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
〔実施形態1〕
本発明のタッチパネルセンサーに関する実施の一形態について図1〜図5に基づいて説明すれば以下のとおりである。
(タッチパネルセンサーの構成の概要)
図1は、本発明の実施形態に係る、タッチセンサーパネルの折り曲げ前の状態を示す平面図である。図1に示すように、タッチセンサーパネル1は、検出領域(タッチセンサーアクティブ領域)2と、検出領域2の少なくとも1つの端辺に沿って、検出領域2の外側に設けられた配線領域(配線引き出し領域)3または配線領域4とを有している。
検出領域2は、指またはスタイラスのようなポインター(入力手段)の接近または接触によって、座標情報を検出するための領域である。
配線領域については、図1または後述する図6に示すように、複数の配線領域が設けられていてもよいが、少なくとも1つの横方向配線領域3または縦方向配線領域4が設けられた形態も、本発明に含まれる。
横方向配線領域3には、検出領域2の横方向に形成された電極と、フレキシブルプリント基板としての横方向FPC7とを電気的に接続する配線が形成されている。同様に、縦方向配線領域4には、検出領域2の縦方向に形成された電極と、縦方向FPC8とを電気的に接続する配線が形成されている。
横方向配線領域3および縦方向配線領域4は、いずれも、検出領域2の各端辺において、折り曲げ可能に構成されている。
したがって、検出領域2の外側に、フレキシブルプリント基板を上記電極に接続するための額縁領域を確保する必要がない。しかも、横方向配線領域3(縦方向配線領域4)は、検出領域2の端辺において、折り曲げ可能に構成されているので、横方向配線領域3(縦方向配線領域4)を検出領域2の端辺において折り曲げた状態では、タッチパネルセンサー1の面積を、検出領域2の面積にほぼ等しくすることができる。すなわち、タッチパネルセンサー1の小型化を図ることができる。
(タッチパネルセンサーの具体的な構成)
上記検出領域2には、導電膜である銅箔が絶縁性フィルム上に成膜されており、エッチングすることにより導電性のセンサーパターン(図示せず)が形成されている。
前記、センサーパターンは電極線形状となるように5mmピッチ程度の短冊状にエッチングされ、例えば検出領域2の縦座標に沿って配列された複数の電極線として構成されている。そのセンサーパターンに対し、他のセンサーパターンが絶縁層を挟んで貼り合わされている。他のセンサーパターンでは、検出領域2の横座標に沿って配列された複数の電極線が、縦座標に沿って配列された複数の電極線と90度ずれて設けられている。
また、縦方向の各電極線の下端部は、タッチセンサーパネル1の外部から信号を検出したり、または検出領域2をドライブするために、縦方向配線領域4に、縦方向の電極線と同様に形成された銅配線パターンを経由して、縦方向FPC接続領域6に接続されている。
さらに、縦方向FPC接続領域6では、導電性接着剤により隣り合う配線同士がショートすることなく、縦方向FPC8と圧着接続されている。したがって、本実施形態によれば、FPC接続領域6は、従来のように、検出領域2の額縁領域に設けられるのではなく、縦方向配線領域4の辺縁に設けられている。
同様に、横方向の各電極線の右端部は、横方向配線領域3に、横方向の電極線と同様に形成された銅配線パターンを経由して、横方向FPC接続領域5に接続されている。横方向FPC接続領域5では、導電性接着剤により隣り合う配線同士がショートすることなく、横方向FPC7と圧着接続されている。
(配線の詳細な構成)
図2は、タッチセンサーパネル1に設けられた配線領域の拡大図であり、説明の便宜上、検出領域2の縦方向に10本の電極線(センサーライン)を配置した場合を示している。各電極線は、検出領域2から縦方向配線領域4に形成された配線を経由して縦方向FPC接続領域6に接続されている。
縦方向配線領域4の各配線は、縦方向に延び出した後、デザインルールに則り等間隔に、横方向に延伸されている。図2において、縦方向FPC8を圧着するために必要な縦方向FPC接続領域6の縦幅を5mmとして、配線1本の幅を10μm、配線間隔を100μmとするデザインルールがあるとする。この場合、縦方向配線領域4の縦幅は、配線に必要な縦幅が1mm(110μm×10本−100μm)となるので、合計6mm(5mm+1mm)となる。
ここで、仮にタッチパネルセンサーの大型化に伴い、配線数が100になったとすると、配線に必要な縦幅が10.9mm(110μm×100本−100μm)となるので、縦方向配線領域4の縦幅は最低でも15.9mm必要となる。
なお、縦方向FPC接続領域6を、図示した状態より左にずらすことで配線に必要な縦幅を1/2まで狭めることは可能であるが、配線数の増加に伴い縦方向配線領域4の縦幅が広がることには変わりはない。
しかしながら、本実施形態の構成によれば、縦方向配線領域4の縦幅が広がっても、タッチセンサーパネル1のサイズには影響がなく、タッチセンサーパネル1の面積を、検出領域2の面積と同等、あるいはほぼ同等に維持することができる。
(2つの配線領域を隣り合わせた形態)
検出領域2に縦方向の電極線と横方向の電極線とを設けたタッチセンサーパネル1では、図1に示すように、通常、検出領域2の隣り合う2つの端辺に沿って、2つの横方向配線領域3および縦方向配線領域4(以下、単に、配線領域3および4と呼ぶ)を設けることになる。これら2つの配線領域3および4は、同一の絶縁性フィルムによって形成されている。
したがって、配線領域3および4が連続した状態では、検出領域2の2つの端辺の境界において、配線領域3および4を折り曲げる際に余りが発生し、折り曲げることが困難になる。
そこで、配線領域3および4を、それぞれの端辺において折り曲げることができるように、横方向配線領域3と縦方向配線領域4との間に切れ込み9が入っている。なお、折り曲げが容易にできさえすれば、切れ込み9の本数および形状は問わない。
(情報処理装置の構成)
図3は、本実施形態に係る、情報処理装置(タッチパネルセンサー入力システム)11を示す斜視図であり、図4は、図3のA−A線に沿って切断した情報処理装置11の模式的な断面図である。また、図5は、情報処理装置11の底面図である。
図3および図4に示すように、情報処理装置11は、上記のように形成されたタッチセンサーパネル1を表示パネル10の上に乗せ、配線領域3および4を検出領域2の各端辺で折り曲げた構成となっている。
さらに、タッチセンサーパネル1による座標情報の検出と、タッチセンサーパネル1の駆動とを含む制御処理を担う制御回路(コントローラIC)12が、図4および図5に示すように、表示パネル10の背面側に固定され、横方向FPC7および縦方向FPC8が、表示パネル10の背面側において、制御回路12と接続されている。
このように、表示パネル10の背面側を、制御回路12の配設に活用することによって、情報処理装置11に、制御回路12の配設のための領域を別途設けることを不要としている。これにより、制御回路12の配設が、情報処理装置11のサイズに影響を与えないので、情報処理装置11の正面の面積を検出領域2の面積と同等、またはほぼ同等とすることができる。したがって、情報処理装置11の究極的な小型化を実現することができる。
〔実施形態2〕
本発明のタッチパネルセンサーに関する他の実施形態について、図6〜図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
(タッチパネルセンサーの構成)
図6は、本実施形態に係る、タッチセンサーパネルの折り曲げ前の状態を示す平面図であり、特に50インチ超の大型のタッチセンサーパネルを想定している。
タッチセンサーパネル50は、タッチセンサーパネル1と基本的に同じ構成を備えているが、大型であるが故に以下の点で、前記実施形態と異なっている。
すなわち、縦横方向共に検出領域51の中央で各電極線が切断されており、縦方向の電極線は、検出領域51の上方向に延びる電極線と、検出領域51の下方向に延びる電極線とに分割されている。同様に、横方向の電極線は、検出領域51の右方向に延びる電極線と、検出領域51の左方向に延びる電極線とに分割されている。
このため、検出領域51の上方向に延びる電極線は、検出領域51の上端から、上縦方向配線領域55を経由して、上縦方向FPC接続領域59に接続されている。さらに、上縦方向FPC接続領域59では、導電性接着剤により、隣り合う配線同士がショートすることなく上縦方向FPC63と接続されている。
同様に、検出領域51の下方向に延びる電極線は、検出領域51の下端から、下縦方向配線領域54を経由して、下縦方向FPC接続領域58に接続されている。さらに、下縦方向FPC接続領域58では、導電性接着剤により、隣り合う配線同士がショートすることなく、下縦方向FPC62と接続されている。
同様に、検出領域51の左方向に延びる電極線は、検出領域51の左端から、左横方向配線領域53を経由して、左横方向FPC接続領域57に接続されている。さらに、左横方向FPC接続領域57では、導電性接着剤により、隣り合う配線同士がショートすることなく、左横方向FPC61と接続されている。
同様に、検出領域51の右方向に延びる電極線は、検出領域51の右端から、右横方向配線領域52を経由して、右横方向FPC接続領域56に接続されている。さらに、右横方向FPC接続領域56では、導電性接着剤により、隣り合う配線同士がショートすることなく、右横方向FPC60と接続されている。
上記のような構成にすることによって画面を分割することができ、上下方向、または左右方向から信号を検出したり、またはタッチセンサーパネル50をドライブすることが可能となり、センサーの応答速度が改善される。
また、配線領域52〜55は、同一の絶縁性フィルムを用いて形成されているので、検出領域51の4つの端辺のそれぞれで配線領域52〜55を折り曲げることができるように、隣り合う配線領域の間には、切れ込み64が入っている。なお、折り曲げが容易にできさえすれば、切れ込み64の本数および形状は問わない。
(情報処理装置の構成)
図7は、本実施形態に係る、情報処理装置70を示す斜視図であり、図8は、図7のB−B線に沿って切断した情報処理装置70の模式的な断面図である。また、図9は、情報処理装置70の底面図である。
図7および図8に示すように、情報処理装置70は、上記のように形成されたタッチセンサーパネル50を表示パネル65の上に乗せ、配線領域52〜55を検出領域51の各端辺で折り曲げた構成となっている。
さらに、タッチセンサーパネル50による座標情報の検出と、タッチセンサーパネル50の駆動とを含む制御処理を担う制御回路66および制御回路67が、図8および図9に示すように、表示パネル65の背面側に固定され、制御回路66には下縦方向FPC62および右横方向FPC60が接続されている一方、制御回路67には上縦方向FPC63および左横方向FPC61が接続されている。なお、制御回路66と制御回路67とは、同期動作用信号線68によって接続され、相互に連繋を取るようになっている。
このように、表示パネル65の背面側を、制御回路66および67の配設に活用することによって、情報処理装置70に、制御回路66および67の配設のための領域を別途設けることを不要としている。これにより、制御回路66および67の配設が、情報処理装置70のサイズに影響を与えないので、情報処理装置70の正面の面積を検出領域51の面積と同等、またはほぼ同等とすることができる。
さらに、タッチセンサーパネル50の大型化によって、配線数が増えたとしても、検出領域51の4辺のそれぞれに配線領域を設けることによって、1つの配線領域あたりの配線密度の増大を抑えている。
したがって、情報処理装置70の究極的な小型化を実現することができる。
〔実施形態3〕
本発明のタッチパネルセンサーに関するさらに他の実施形態について、図10および図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
図10は、本実施形態に係る、タッチセンサーパネルの折り曲げ前の状態を示す平面図である。図11は、図10に示すタッチセンサーパネルの配線領域を折り曲げる工程を概略的に示す斜視図である。
図10に示すように、タッチセンサーパネル80は、検出領域81の隣り合う2つの端辺に沿って2つの横方向配線領域82および縦方向配線領域83が設けられている。
検出領域81の横方向に延びる電極線は、横方向配線領域82に形成された配線を介してFPC接続領域84に接続されている。また、検出領域81の縦方向に延びる電極線は、縦方向配線領域83に形成された配線を介してFPC接続領域85に接続されている。
横方向配線領域82の縦幅は、検出領域81の縦幅と縦方向配線領域83の縦幅との合計に等しく設定されている。また、FPC接続領域84は、横方向配線領域82において、縦方向配線領域83に隣接した部位に形成されている。この部位は、横方向配線領域82および縦方向配線領域83を構成する同一の絶縁性フィルムのコーナー部ともいえる。
さらに、横方向配線領域82および縦方向配線領域83を、それぞれ検出領域81の端辺で折り曲げることができるように、横方向配線領域82と縦方向配線領域83との境界線に沿って、言い換えると、横方向配線領域82が設けられた検出領域81の端辺の延長線に沿って、切り込み86が入っている。
また、縦方向配線領域83が設けられた検出領域81の端辺の延長線は、横方向配線領域82における折り線87になっている。
上記のように構成されたタッチセンサーパネル80を備えた情報処理装置90では、図11(a)(b)に示すように、前記実施形態と同様に、横方向配線領域82および縦方向配線領域83を検出領域81の各端辺で折り曲げ、さらに、横方向配線領域82を前記折り線87で折り曲げることによって、FPC接続領域84を形成した部位を縦方向配線領域83に重ね合わせている。
この結果、2つのFPC接続領域84および85は、情報処理装置90の同一側面上に並置されることになる。また、2つのFPC接続領域84および85を上記同一側面の下辺に沿って並置することができる。
この構成の場合、情報処理装置90の背面側に配置する制御回路とFPCとを、FPC接続領域84および85を介して接続することが容易になるとともに、情報処理装置90の背面側における制御回路の配置の柔軟性が増大する。
図3および図5に示す形態の場合、制御回路12の縦方向と横方向と(すなわち、交差する2方向)からFPCを接続する必要がある。このため、情報処理装置11の背面側における制御回路12の位置を動かすためには、タッチセンサーパネル1を再設計(FPC接続領域の位置の調整)するか、あるいは直線的ではない複雑な形状のFPCを使用する必要がある。言い換えると、タッチセンサーパネル1を再設計しない、あるいは複雑な形状のFPCを使用しないのであれば、制御回路12の配置は固定されてしまう。
なお、複雑な形状のFPCを使用すると高コストとなり、接続も煩雑になる。
一方、図11に示す形態では、制御回路の縦方向のみからFPCを接続すればよいので、直線的なFPCの長さを調整するだけで、制御回路の縦方向の位置を自在に調整することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、ポインターの接近または接触の位置情報を検出するタッチパネルセンサー、およびタッチパネルセンサーを備えた情報処理装置全般に利用することができる。
1,50,80 タッチセンサーパネル
2,51,81 検出領域
3 横方向配線領域
4 縦方向配線領域
5 横方向FPC接続領域(接続領域)
6 縦方向FPC接続領域(接続領域)
7 横方向FPC(フレキシブルプリント基板)
8 縦方向FPC(フレキシブルプリント基板)
9,64 切れ込み
11,70,90 情報処理装置
12,66,67 制御回路
52 右横方向配線領域
53 左横方向配線領域
54 下縦方向配線領域
55 上縦方向配線領域
56 右横方向FPC接続領域
57 左横方向FPC接続領域
58 下縦方向FPC接続領域
59 上縦方向FPC接続領域
60 右横方向FPC
61 左横方向FPC
62 下縦方向FPC
63 上縦方向FPC
82 配線領域
83 配線領域
84 FPC接続領域
85 FPC接続領域
86 切り込み

Claims (5)

  1. 入力手段の接近または接触によって、座標情報を検出するための検出領域と、
    前記検出領域に形成された電極と、フレキシブルプリント基板とを電気的に接続する配線が形成された配線領域であって、前記検出領域の少なくとも1つの端辺に沿って、前記検出領域の外側に設けられた配線領域とを有し、
    前記配線領域は、前記検出領域の前記端辺において、折り曲げ可能に構成されていることを特徴とするタッチパネルセンサー。
  2. 前記配線領域は、少なくとも、前記検出領域の隣り合う2つの端辺に沿って設けられ、当該2つの端辺に沿って設けられた2つの配線領域の間には、切れ込みが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネルセンサー。
  3. 請求項1または2に記載のタッチパネルセンサーと、
    前記タッチパネルセンサーと一体化され、情報を表示する表示パネルとを備え、
    前記配線領域は、前記検出領域の前記端辺において、折り曲げられていること
    を特徴とする情報処理装置。
  4. 前記フレキシブルプリント基板と、前記タッチパネルセンサーを制御する制御回路とをさらに備え、
    前記電極と前記制御回路とは、前記配線およびフレキシブルプリント基板を介して接続され、
    前記制御回路は、前記表示パネルの背面側に配置されていること
    を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 請求項2に記載のタッチパネルセンサーと、
    前記タッチパネルセンサーと一体化され、情報を表示する表示パネルと、
    前記フレキシブルプリント基板と、前記タッチパネルセンサーを制御する制御回路とを備えた情報処理装置であって、
    前記2つの配線領域のそれぞれには、前記配線にフレキシブルプリント基板を接続した接続領域が形成され、
    当該接続領域が、情報処理装置の同一の側面上に並置され、かつ、前記制御回路は、前記表示パネルの背面側に配置されるように、前記2つの配線領域が、前記検出領域の前記端辺において、折り曲げられていること
    を特徴とする情報処理装置。
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