JP2014000734A - レーザマーキングによる内部印字方法 - Google Patents

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Sayaka Masubuchi
増淵紗矢加
Takeshiro Shimada
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Abstract

【課題】外装体と外装体の内部空間の内容物とからなる包装体において、該内容物に直接印字する印字方法の提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、外装体と外装体の内部空間の内容物とからなる包装体の該内容物に直接印字するレーザ印字方法であって、該外装体が、レーザ光を透過しうる透明部分を有し、該内容物が、レーザ照射により印字可能な層を有し、該外装体の外側から前記透明部分を通してレーザ照射することにより、内容物に印字することを特徴とするレーザ印字方法に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、レーザ照射により包装体の内容物に直接印字するレーザ印字方法に関する。
PL法(製造物責任法)が施工され、包装体、ラベル等には多種の印字が必要になっている。偽造、欠陥等の事故を防ぐセキュリティーの為、あるいはトレーサビリティの観点から、表示の重要性が高まっている。
その分野は、医薬品のみならず、電子機器や電子部品の他、食品類や日用品、包装品に至るまでの多種多様な製品の包装、ラベル、キャップの他、ガラス瓶、金属缶、プラスチック容器にもおよび、その製品、用途に見合った印字が求められている。
かかる表示は、具体的にはその型式や規格、製造年月日、賞味期限、会社ロゴマーク、産地表示、肥培管理表示、遺伝子組み替え表示、添加物表示、アレルギーに関する表示、栄養表示、成分表示、包装に関する表示であり、法で定められた情報の他、消費者が望む情報付加、生産者、販売者の商品戦略を反映した内容であり、それぞれの製品、使用状況に応じた印字が必要になっている。
従来、包装資材、ラベル、キャップ、フイルム、容器等への印刷は、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法、シルクスクリーン印刷法などの有版方式で行われてきた。また、賞味期限、製造年月日、ロット番号の日時や機械式による可変印字は、スタンプ印刷法、インクジェット印刷法、感熱転写リボン法、刻印印刷法等で行われている。
可変文字の他、産地表示、肥培管理表示、栄養表示、成分表示などを行う場合、可変印字ではないにしても、小さなロットになるのは避けられない。市場ニーズ、商品戦略を反映するためには少量多品種になるが、それを有版方式で行うことは、高価な版を多数用意することになり、版コストの他、版の管理など極めて高コストで煩雑な作業となる。
近年の少子化・核家族化による世帯人数の減少から、少量パックの個包装化が進んでおり、上述の可変文字を表示する場合、大袋だけでなく、それぞれの個包装体へ表示することが求められている。さらに、これら表示を印刷してから包装する場合、個包装により過程が増えるほど、印刷から出荷までに時間がかかるという問題があった。
また、セキュリティーの観点からも、内容物に直接触れることなく、かつオンデマンドに印字ができることが求められている。最近は、商品自体を個装した内容物を更にフイルム、箱等の外装体に入れて、商品を保護した包装体も多い。この場合、内容物の表面に後から必要とする情報を印字することは困難であった。内容物を外装体に入れ、密封した後も出荷直前に、個別情報を内容物表面にマーキングでき、製品の在庫、出庫、流通管理が容易となる印字方法が求められている。
特開2007−055110 特開2007−313876
本発明は、レーザ光を透過しうる透明部分を有する外装体とレーザ照射により印字可能な層を有する内容物とからなる包装体において、該包装体の外側から透明部分を通してレーザ照射することにより、内容物に直接印字するレーザ印字方法についてである。レーザ光の波長を選択することで、外装体にダメージを与えることなく、内容物に印字することが可能である。
本発明は外装体と外装体の内部空間の内容物とからなる包装体において、該内容物に直接印字するレーザ印字方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、外装体と外装体の内部空間の内容物とからなる包装体の該内容物に直接印字するレーザ印字方法であって、該外装体が、レーザ光を透過しうる透明部分を有し、該内容物が、レーザ照射により印字可能な層を有し、該外装体の外側から前記透明部分を通してレーザ照射することにより、内容物に印字することを特徴とするレーザ印字方法に関する。
更に、本発明は、レーザ照射により印字可能な層が、印刷層であることを特徴とする前記のレーザ印字方法に関する。
更に、本発明は、レーザ照射により印字可能な層が、レーザ照射で発色する発色剤を含有することを特徴とする前記のレーザ印字方法に関する。
更に、本発明は、内容物が、透明プラスチックフイルムの表面保護層とレーザ照射により印字可能な層とからなるラミネート構成を有していることを特徴とする前記のレーザ印字方法に関する。
更に、本発明は、内容物が、ラベル又はシール部を有し、該ラベル又はシール部が、レーザ照射により印字可能な層を有することを特徴とする前記のレーザ印字方法に関する。
更に、本発明は、外装体が、プラスチックフイルム基材であり、内容物が、紙、アルミ箔またはプラスチックフイルム基材のいずれかであることを特徴とする前記のレーザ印字方法に関する。
更に、本発明は、レーザ光の波長が、532nm〜1064nmであることを特徴とする前記のレーザ印字方法に関する。
本態様のレーザ印字方法は、外装体がレーザ光を透過しうる透明部分を有し、内容物がレーザ照射により印字可能な層を有することで、内容物を取り出すことなく、直接印字が可能である。また、外部からこすったり書き換えたり切り取ったりすることができず、偽装防止の観点でも有用である。
本発明における外装体は、一部でもレーザ光を透過する透明部分を有しているか、透明部分が設けられていれば、特に制限されず、プラスチックフイルム、紙、金属箔、ガラス等が挙げられる。本発明においては、特にプラスチックフイルムが好ましい。
外装体を構成する基材の厚みは特に制限されないが、基材のレーザ光を透過しうる透明部分については、レーザ光を十分に透過できる厚さを有していることが必要である。厚すぎると、レーザ光の散乱、透過強度の減少が起こり、十分な印字濃度が得られにくい。
外装体の基材として、プラスチックフイルムでは低密度ポリエチレン、無延伸および延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネイト、ポリビニルアルコールフイルム等、及びポリ塩化ビニリデン等をコーテイングしたポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、セロファン等のフイルムが挙げられる。
プラスチックフイルムとして熱収縮フイルムを使用することもできる。熱収縮性フイルムとしては、ポリエステル系、スチレン系等がある。また、フイルム等にアルミ、シリカ、金等を蒸着した蒸着フイルムも使用できる。上記の基材はフイルムの他、プラスチック成形品としても使用可能である。
外装体の基材として、紙ではアート紙、コート紙、上質紙、和紙、合成紙等が使用できる。金属箔では、アルミ箔等が使用でき、印刷に適した厚さのもの、例えば厚みが5〜150μmのものが使用できる。ガラスとしては公知のものが使用できるが、ガラス自体を通してレーザ印字する場合、その厚さ、透明性を適宜選択する必要がある。
これらの基材は単独で用いても、接着剤等を介して同種、または異種の基材と重ねた複合基材として用いてもよいが、レーザ光を透過し得る透明部分を有していることが必要である。
レーザ光を透過し得る透明部分とは、(1)プラスチックフイルムの場合、レーザ光が透過し得る透明性を有しているフイルムであり、またフィルム上に印刷部分を有する場合は、未印字部分が相当する。(2)紙、金属箔の場合、レーザ光が透過できるように、それらの基材からなる外装体が開口部を有しており、開口部はレーザ光を透過し得る透明フイルム、ガラス等で封止されていることが好ましい。(3)ガラスの場合、レーザ光が透過し得る程度の透明性、厚さを有していることが好ましい。ガラスの表面、裏面に装飾が施されている場合は、未装飾の部分が該当する。
次に内容物について説明する。
内容物の形態としては(1)消費者、得意先に提供する商品、物品、アイテム等(以下内包品という)を小袋、小箱に入れたもの、(2)内包品をフイルム、特に収縮フイルム等で内包品の一部、または全部を密着するように包んだもの、(3)内包品の表面にラベル、シールを添付したもの、或いは(4)これらが複合したものが挙げられる。
内容物のレーザ照射により印字可能な層とは、上記の例で示すと(1)小袋、小箱が印字可能な層を有している、(2)収縮フイルムが印字可能な層を有している、(3)ラベル、シールが印字可能な層を有している。(4)小袋、小箱に印字可能な層を有するラベル、シールを貼付している等がある。
レーザ照射により印字可能な層は、(1)レーザ発色剤を含むレーザ発色印刷インキ、塗工液より形成される印刷層、塗工層、(2)レーザ発色可能なフイルム、シート、例えば、レーザ発色剤を練り込んだフイルム、シート、(3)(1)または(2)からなるラベル、シールが挙げられる。好ましくは、(1)レーザ印字可能な印刷インキ、塗工液から形成される印刷層、塗工層である。
レーザ照射により印字可能な層としては、発色剤を使用しなくても、レーザ照射により発色し易い基材、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、硝化綿、塩化ビニル樹脂等の樹脂層等も挙げられる。
レーザ発色剤としては、例えば、(1)金属単体、(2)金属塩、(3)金属水酸化物、(4)金属の酸化物等から選ばれる1種以上の材料を使用することが可能である。
(1)金属の単体としては、鉄、亜鉛、スズ、ニッケル、銅、銀、金等が挙げられる。
(2)金属の塩としては、炭酸銅、炭酸ニッケル、炭酸マンガン、炭酸コバルト、炭酸ランタン、硝酸マグネシウム、硝酸マンガン、硝酸鉄、硝酸カドミウム、硝酸亜鉛、硝酸コバルト、硝酸鉛、硝酸ニッケル、硝酸銅、硝酸パラジウム、硝酸ランタン、酢酸マグネシウム、酢酸マンガン、酢酸カドミウム、酢酸亜鉛、酢酸コバルト、酢酸鉛、酢酸ニッケル、酢酸銅、酢酸パラジウム、塩化銅、塩化鉄、塩化コバルト、塩化ニッケル、塩化銀、塩化亜鉛、リン酸銅、リン酸鉄、リン酸コバルト、ピロリン酸銅、硫酸銅、硫酸鉄、硫酸コバルト、シュウ酸銅、シュウ酸鉄、シュウ酸コバルト、安息香酸銅、安息香酸鉄、安息香酸コバルト、芳香環を有するホスホン酸銅などが挙げられる。
(3)金属の水酸化物としては、水酸化銅、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、水酸化アンチモン、水酸化コバルト、水酸化ニッケル、水酸化鉄、水酸化ランタン等が挙げられる。
(4)金属の酸化物としては、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化鉛、酸化スズ、酸化インジウム、酸化マンガン、酸化モリブテン、酸化ニッケル、酸化銅、酸化パラジウム、酸化ランタン、アンチモンドープ酸化スズ(ATO)、インジウムドープ酸化スズ(ITO)、合成ゼオライト、天然ゼオライト、銅−モリブテン複合酸化物(42−903A、東缶マテリアル・テクノロジー株式会社製)等が挙げられる。金属酸化物としては、層状構造を有する、マイカ、モンモリロナイト、スメクタイト等を用いることもできる。
本発明において好ましいレーザ発色剤は、銅−モリブテン複合酸化物(42−903A、東罐マテリアル・テクノロジー株式会社製)であり、本化合物は自己発色性が特に強く、また化合物近傍の樹脂なども黒化させやすいため、視認性の非常に優れた印字物が得られる。
レーザ照射により印字可能な層は、レーザ発色印刷インキ、塗工液より形成されることが好ましい。レーザ照射により印字可能な層は、レーザ発色剤が、レーザ発色層を形成するレーザ発色印刷インキ、もしくは塗工液の固形分100重量部中に0.3〜50重量部含まれていると、レーザ発色層の皮膜強度、凝集力と発色性のバランスの点で好ましい。特に好ましくは、1〜40重量部である。
0.3重量部未満では皮膜としての凝集力はあるものの発色性が劣る。また、50重量部を超えると、皮膜の強度、凝集力が低下し、レーザ照射により積層された記録材の折り曲げ耐性が低下し、場合によっては層間で剥離する。
レーザ発色印刷インキ、塗工液には、レーザ発色剤の他、着色顔料を用いると印字物のバックグランドとして鮮明性、コントラスト、視認性を向上させることができる。本発明に使用するレーザ発色剤においては、黄色、紅色、藍色、もしくは白色顔料等の着色顔料を必要に応じて併用することにより視認性の高いレーザ発色性有する印刷層を得ることができる。とりわけ白色顔料として酸化チタンを使用し、レーザ発色層を成す印刷インキの着色顔料の一部、もしくは全部として用いると視認性の優れた印字物が得られる。酸化チタンとしてはアナターゼ、ルチル型共に使用できる。
レーザ発色剤と着色顔料の比率は30:70〜1:99が好ましい。レーザ発色剤の比率が1:99より少ないと発色性が劣る。また、レーザ発色剤の比率が30:70より多いと皮膜の強度、凝集力が低下し、レーザ照射により、積層体の折り曲げ耐性が低下し、場合によっては層間で剥離する。更に好ましくは15:85〜3:97である。
レーザ照射により印字可能な層を構成するバインダー樹脂として、例えばセルロース、メチルセルロース、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、カゼイン、ゼラチン、スチレン/無水マレイン酸共重合体塩、イソブチレン/無水マレイン酸共重合体塩、ポリアクリル酸エステル、ポリウレタン樹脂、アクリル/スチレン樹脂等が挙げられる。溶剤型樹脂としてはスチレン/マレイン酸、アクリル/スチレン樹脂、ポリスチレン、ポリエステル、ポリカーボネイト、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリブチラール樹脂、ポリアクリル酸エステル、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/ブタジエン/アクリル酸共重合体、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、硝化綿等がある。これらの樹脂は単独、または2種以上混合することで得られる。
これら樹脂の中でウレタン樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、もしくは硝化綿等から選ばれる1種以上の樹脂を用いることが好ましい。特にウレタン樹脂はフイルムへの密着性が良く、熱的緩和性にも優れていることから積層体として好適に用いられる。また、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、硝化綿は、レーザによる発色性が良好で、レーサ゛発色剤のレーザ吸収性が乏しくても、印刷層、塗工層としての発色性を向上させる。
レーザ照射により印字可能な層の膜強度、耐熱性、耐水性、耐溶剤性等の向上を目的に硬化剤を併用することができる。硬化剤としてはイソシアネート系、オキサゾリン系、カルボジイミド系、エチレンイミン系等が使用できる。膜強度、膜物性の点からはイソシネート系硬化剤が好ましい。イソシアネート系硬化剤の中でも3官能以上のものが特に良好である。これらイソシアネート系硬化剤は水酸基を有する樹脂と組み合わせれば、耐レーザ照射性が向上し、表面状態の優れた字物が得られる。
レーザ照射により印字可能な層を形成するレーザ発色印刷インキ、塗工液には,印刷適性、塗工適性、皮膜物性向上のため必要に応じて顔料分散剤、消泡剤、レベリング剤、ワックス、滑剤、シランカップリング剤、防腐剤、防錆剤、可塑剤、紫外線吸収剤、難燃剤などを挙げることができる。
これら添加剤の種類、使用量は、印刷方法、印刷基材、印刷条件により適宜選択できる。
その他、レーザ発色印刷インキとして光硬化性印刷インキも使用可能である。具体的には、不飽和ポリエステル系樹脂、アクリレート系樹脂、ポリエン/ポリチオール系樹脂、スピラン系樹脂、エポキシ系樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、フラン系樹脂等、紫外線硬化性モノマー、プレポリマー、光重合開始剤、及びレーザ発色剤からなるものが使用される。
レーザ照射により印字可能な層は印刷層、塗工層からなり、更に透明プラスチックフイルムの表面保護層を有することが好ましい。透明プラスチックフイルムとしては、前述した基材に用いたプラスチックフイルムの内、透明であればそのまま使用できる。特にポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン(Ny)、延伸ポリプロピレン(OPP)等が好ましい。
透明プラスチックフイルムの厚みは特に限定されないが、通常印刷に用いられるフイルムがそのまま適用できる。例えばPETの場合、12〜40μm、Nyの場合、10〜40μm、OPPの場合は20〜50μmが好適に用いられる。これらの透明プラスチックフイルムを公知のアンカーコート剤、接着剤を使用し、積層する。
透明プラスチックフイルムによる表面保護層の他、紫外線/電子線硬化性樹脂塗工液による表面保護層、熱乾燥により形成される表面保護層も適用可能である。
内容物の基材としては、前記の外装体に用いた基材を用途に応じて適宜選択できる。ラベル、シールの場合は、それらがレーザ照射により発色できる印刷層、基材フイルム、必要に応じて透明プラスチックフイルムによる表面保護層等有していれば良く、粘着層、接着層を介して内容物の表面に貼付される。
内容物としては、レーザで発色する発色剤を含有している印刷層を有していることが好ましい。また、内容物が透明プラスチックフイルムを表面保護層とするラミネート物を有していると更に好ましい。
レーザ照射によるレーザ印字方法は、公知のレーザ印字装置、レーザマーカで行われる。例えば、炭酸ガスレーザ(10640nm)、YAGレーザ(1064nm)、YVO4レーザ(1064nm)、グリーンレーザ(532nm)等を使用できる。特にレーザ光の波長が532nm〜1064nmであると、より鮮明な印字が可能となる。
レーザ照射により印字可能な層を有する内容物の製造、外装体を通してのレーザ照射による印字方法について一例を挙げると
(1)レーザ発色印刷インキの製造
レーザ発色剤、顔料、有機溶剤およびバインダー樹脂をペイントコンディショナー(レッドデビル社製)、ボールミル、サンドミル(シンマルエンタープライゼス社製「ダイノーミル」等)、アトライター、パールミル(アイリッヒ社製「DCPミル」等)、コボールミル、ホモミキサー等を使用して分散する。分散機にメディアを使う場合には、ガラスビーズ、ジルコニアビーズ、アルミナビーズ、磁性ビーズ、スチレンビーズ等を用いることが好ましい。
(2)レーザ発色インキの印刷
視認性を高めるには、前述のレーザ発色印刷インキに例えば白色顔料を含有させる方法、あるいは更にレーザ発色層と異なる色相を有する印刷インキをレーザ発色層に直接重ね刷りする方法も可能である。
レーザ発色層は、内容物の基材の全体、或いは一部に印刷し、使用に供される。レーザ発色印刷インキは、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷などの方式により印刷できる。特にグラビア印刷が好ましい。
(3)包装体の製造
前記印刷物を公知の方法により、フイルムを用いてラミネートする。該ラミネート物を用いて、必要な商品、物品、アイテムを内包するよう、製袋、製箱し、内容物を得る。
(4)外装体の製造
これらの内容物は、更にフイルム、プラスチック成形品、箱等の外装体により密封、包装し、包装体が得られる。
(5)レーザ照射による印字
上記外装体のレーザ光を透過し得る透明部分を通して、内容物表面に必要な情報を印字する。レーザ照射による印字は包装体が静止状態、あるいは動いている状態の何れでも印字可能であるが、印字情報が多い場合や複雑な形状を有する場合は停止状態で印字することが好ましい。
何れの場合も市販のレーザ照射装置、レーザマーカにより、印字が可能である。
以下、実施例に基づき本態様をさらに詳しく説明する。実施例中、部は重量部を表す。尚、%は特に指定のない限り重量%を示す。
(合成例1)ウレタン樹脂の合成
攪拌機、温度計、還流冷却器、および窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコにポリテトラメチレングリコール(分子量2000、分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフイで測定される数平均分子量を示す)1000部とイソホロンジイソシアネート222部を仕込み、窒素雰囲気下、85℃で5時間反応させた。次いで、40℃に冷却後イソホロンジアミン82部、ジ−n−ブチルアミン7.8部、トルエン1244部、メチルエチルケトン1244部およびイソプロピルアルコール573部を添加し、攪拌下40℃で5時間反応させた。このようにして得られたウレタン樹脂の固形分は30%、粘度は350cps(25℃)であった。
(製造例1)レーザ発色印刷インキ(1)の製造
銅・モリブデン複合酸化物30部、合成例1で得たウレタン樹脂120部、メチルエチルケトン10部の混合物をペイントシェーカで練肉し、印刷インキを得た。得られた印刷インキを更に、メチルエチルケトン、酢酸エチル及びイソプロピルアルコールの混合溶剤(重量比50:40:10)で希釈し、ザーンカープ#3(離合社製)で17秒(25℃)に調整し、レーザ発色印刷インキ(インキ1)を得た。
(製造例2)白色インキの製造
酸化チタン(チタニックスJR805、テイカ株式会社製)30部、合成例1で得たウレタン樹脂120部、メチルエチルケトン10部の混合物をペイントシェーカで練肉し、印刷インキを得た。得られた印刷インキを更に、メチルエチルケトン、酢酸エチル及びイソプロピルアルコールの混合溶剤(重量比50:40:10)で希釈し、ザーンカープ#3(離合社製)で17秒(25℃)に調整し、白色インキ(インキ2)を得た。
<実施例1>
透明プラスチックフィルム基材としてコロナ放電処理PET(東洋紡績社製「エステルE5102」、膜厚12μm)の処理面側に、版深30μmのグラビア版を用いて印刷速度50m/分、乾燥温度60℃でレーザ発色印刷インキ(インキ1)を全面ベタ印刷し、更に白色インキ(インキ2)を全面に重ね刷りし、印刷物を得た。
得られた印刷物を接着剤(EL540/CAT−RT80 東洋モートン社製)を使用し、シーラントフィルムであるPE(低密度ポリエチレン TUX−FCD トーセロ社製 膜厚40μm)と貼り合せ、ラミネート物を製造した。これらラミネート物を使用し、縦5cm×横5cm×高さ5mmのプラスチック製直方体(モデル商品)を内包するよう製袋し、内容物を得た。尚、内容物の最表面は透明プラスチックフィルム基材であるコロナ放電処理PETであり、表面保護層としての機能もある。レーザ照射による印字は、何れの場所でも可能である。
次にこの内容物を縦10cm×横10cm×高さ5cmのPET(ポリエチレンテレフタレート)製の透明プラスチック成形容器に入れ、包装体(1)を得た。
上記包装体について、YVO4レーザ「キーエンス社製MD-9600」を使用して、外装体の透明プラスチック成形容器を通して、レーザ照射により内容物表面にレーザ印字を行った。評価項目は視認性および表面状態である。印字条件は以下の通りである。
視認性の評価
(1) 走査速度=500mm/秒
(2) Q−スイッチ周波数=20kHz
(3) レーザパワー80%
(4)印字内容 6mm×6mmのベタ印字
表面状態の評価
(1) 走査速度=500mm/秒
(2) Q−スイッチ周波数=20kHz
(3) レーザパワー80%
(4)印字内容 「ABC123」
<実施例2>
実施例1において内容物の透明プラスチックフイルム基材をNy(ON−RT、ユニチカ社製、膜厚15μm)とした以外は実施例1と同じである。得られた包装体(2)について実施例1と同じ印字条件で印字物を得た。
<実施例3>
実施例1と同じ内容物をPET/接着剤/PEのラミネート物で製袋(外装体)し、包装体(3)を得た。得えられた包装体(3)について、実施例1と同じ印字条件で印字物を得た。尚、用いたPET、接着剤、PEは実施例1と同じである。
実施例1〜3で得られたレーザ照射後の包装体(1)〜(3)において、外装体から内容物を取り出し、その表面の印字について、視認性、表面状態の評価を行った。評価方法、評価基準は下記の通りである。
(1)視認性
内容物表面のレーザ印字による視認性を反射濃度(分光濃度計X−rite520、X−Rite社製)により測定した。結果を表1に示す。実用レベルは 0.40以上である。
(2)表面状態
内容物表面の膨れ、剥離状態を3段階で評価した。結果を表1に示す。実用レベルは3である。
3:レーザ照射側の表面に膨れが全くない。
2:レーザ照射側の表面に膨れが僅かに見られる
1:レーザ照射側の表面に膨れが多く見られる。

Claims (7)

  1. 外装体と外装体の内部空間の内容物とからなる包装体の該内容物に直接印字するレーザ印字方法であって、
    該外装体が、レーザ光を透過しうる透明部分を有し、
    該内容物が、レーザ照射により印字可能な層を有し、該外装体の外側から前記透明部分を通してレーザ照射することにより、内容物に印字することを特徴とするレーザ印字方法。
  2. レーザ照射により印字可能な層が、印刷層であることを特徴とする請求項1に記載のレーザ印字方法。
  3. レーザ照射により印字可能な層が、レーザ照射で発色する発色剤を含有することを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ印字方法。
  4. 内容物が、透明プラスチックフイルムの表面保護層とレーザ照射により印字可能な層とからなるラミネート構成を有していることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のレーザ印字方法。
  5. 内容物が、ラベル又はシール部を有し、
    該ラベル又はシート部が、レーザ照射により印字可能な層を有することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のレーザ印字方法。
  6. 外装体が、プラスチックフイルム基材を有し、
    内容物が、紙、アルミ箔またはプラスチックフイルム基材のいずれかを有することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のレーザ印字方法。
  7. レーザ光の波長が、532nm〜1064nmであることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のレーザ印字方法。
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