JP2013545453A - 免疫変調剤およびそれらの使用 - Google Patents
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Abstract
Description
X1X2X3X4DX5LX6X7KX8X9X10X11X12X13X14X15X16X17X18LX19X20RX21X22 (I)
(式中、
X1は、芳香族アミノ酸残基(例えば、YもしくはF、またはそれらの修飾形態)から選択され;
X2は、疎水性アミノ酸残基(例えば、脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはその修飾形態、または芳香族アミノ酸残基、例えばFもしくはその修飾形態)から選択され;
X3は、任意のアミノ酸残基(例えば、酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばAまたはその修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKもしくはRまたはそれらの修飾形態)から選択され;
X4は、中性/極性アミノ酸残基(例えば、Qもしくはその修飾形態)、または荷電アミノ酸残基(例えば、塩基性アミノ酸残基、例えばKもしくはその修飾形態、または酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはその修飾形態)から選択され;
X5は、任意のアミノ酸残基(例えば、小型アミノ酸残基、例えばGもしくはその修飾形態、または中性/極性アミノ酸残基、例えばNもしくはその修飾形態、または酸性アミノ酸残基、例えばDもしくはその修飾形態)から選択され;
X6は、任意のアミノ酸残基(例えば、小型アミノ酸残基、例えばGもしくはその修飾形態、または酸性アミノ酸残基、例えばDもしくはその修飾形態)から選択され;
X7は、荷電アミノ酸残基(例えば、酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはDまたはそれらの修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態)から選択され;
X8は、疎水性アミノ酸残基(例えば、脂肪族アミノ酸残基、例えばL、IもしくはMまたはそれらの修飾形態)から選択され;
X9は、任意のアミノ酸残基(例えば、小型アミノ酸残基、例えばA、SもしくはTまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLまたはその修飾形態を含む))から選択され;
X10は、任意のアミノ酸残基(例えば、酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはDまたはそれらの修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばAまたはその修飾形態)から選択され;
X11は、疎水性アミノ酸残基(例えば、脂肪族アミノ酸残基、例えばVもしくはIまたはそれらの修飾形態)から選択され;
X12は、任意のアミノ酸残基(例えば、疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばI、LもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む)、または小型アミノ酸残基、例えばAもしくはその修飾形態)から選択され;
X13は、任意のアミノ酸残基(例えば、塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばQもしくはNまたはそれらの修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばSもしくはTまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む))から選択され;
X14は、疎水性アミノ酸残基(例えば、脂肪族アミノ酸残基、例えばIもしくはVまたはそれらの修飾形態)から選択され;
X15は、疎水性アミノ酸残基(例えば、芳香族アミノ酸残基、例えばYもしくはFまたはそれらの修飾形態、あるいは脂肪族アミノ酸残基、例えばLまたはその修飾形態)から選択され;
X16は、任意のアミノ酸残基(例えば、小型アミノ酸残基、例えばAもしくはSまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む))から選択され;
X17は、任意のアミノ酸残基(例えば、酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばQもしくはNまたはそれらの修飾形態)から選択され;
X18は、任意のアミノ酸残基(例えば、塩基性アミノ酸残基、例えばRもしくはその修飾形態、または小型アミノ酸残基、例えばPもしくはその修飾形態)から選択され;
X19は、任意のアミノ酸残基(例えば、小型アミノ酸残基、例えばTもしくはPまたはそれらの修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばNまたはその修飾形態、あるいは酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態)から選択され;
X20は、荷電アミノ酸残基(例えば、塩基性アミノ酸残基、例えばKもしくはRまたはそれらの修飾形態、あるいは酸性アミノ酸残基、例えばDまたはその修飾形態)から選択され;
X21は、疎水性アミノ酸残基(例えば、脂肪族アミノ酸残基、例えばM、IもしくはLまたはそれらの修飾形態)から選択され;および
X22は、酸性アミノ酸残基(例えば、EもしくはDまたはそれらの修飾形態)から選択される)
によって表されるアミノ酸配列を含むか、これにより構成されるか、または本質的に構成される。
Z1X1X2X3X4DX5LX6X7KX8X9X10X11X12X13X14X15X16X17X18LX19X20RX21X22Z2 (II)
(式中、
X1〜X22は、上で定義したとおりであり;
Z1は、不存在であるか、約1から約50(およびこの間のすべての整数)のアミノ酸残基を含むタンパク質性部分と保護部分(例えば、N末端ブロッキング残基、例えばピログルタメート)のうちの少なくとも一方から選択され;および
Z2は、不存在であるか、約1から約50(およびこの間のすべての整数)のアミノ酸残基を含むタンパク質性部分である)。
B1X23X24X25 (III)
(式中、
B1は、不存在であるか、N末端ブロッキング残基であり;
X23は、不存在であるか、任意のアミノ酸残基(例えば、疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばIもしくはVまたはそれらの修飾形態、あるいは芳香族アミノ酸残基、例えばFまたはその修飾形態を含む)、あるいは小型アミノ酸残基、例えばAまたはその修飾形態)から選択され、一部の実施形態ではX23が存在し、その場合はX24も存在することを条件とし;
X24は、不存在であるか、任意のアミノ酸残基(例えば、酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはDまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばMまたはその修飾形態を含む)またはそれらの修飾形態、あるいは塩基性残基、例えばRまたはその修飾形態)から選択され、一部の実施形態ではX24が存在し、その場合はX25も存在することを条件とし;および
X25は、任意のアミノ酸残基(例えば、酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばAもしくはTまたはそれらの修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態)から選択される)。
X26X27X28X29 (IV)
(式中、
X26は、不存在であるか、任意のアミノ酸残基(例えば、小型アミノ酸残基、例えばTもしくはAまたはそれらの修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばNまたはその修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばMまたはその修飾形態を含む))から選択され;
X27は、不存在であるか、任意のアミノ酸残基(例えば、疎水性アミノ酸残基(芳香族アミノ酸残基、例えばYもしくはその修飾形態、または脂肪族アミノ酸残基、例えばCもしくはその修飾形態を含む)、または塩基性アミノ酸残基、例えばRまたはその修飾形態)から選択され;一部の実施形態ではX27が存在し、その場合はX26も存在することを条件とし;
X28は、不存在であるか、任意のアミノ酸残基(例えば、疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばVもしくはLまたはそれらの修飾形態を含む)、または小型アミノ酸残基、例えばAもしくはその修飾形態)から選択され、一部の実施形態ではX28が存在し、その場合はX27も存在するものとし;および
X29は、不存在であるか、任意のアミノ酸残基(例えば、小型アミノ酸残基、例えばG、SもしくはPまたはそれらの修飾形態、あるいは酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLまたはその修飾形態を含む))から選択され、一部の実施形態ではX29が存在し、その場合はX28も存在することを条件とする)。
(a)YLAKDNLGEKITEVITILLNRLTDRLE[配列番号2、肝蛭からのFhHDM−1のC末端配列];YLEKDNLGEKIAEVVKILSERLTKRIE[配列番号4、GenBankアクセッションAAM55183.1の肝吸虫(Clonorchis sinensis)からのFhHDM−1ホモログCsHDM−1のC末端配列];YLEKDGLGEKLADVIKILAERLTKRME[配列番号6、タイ肝吸虫(Opisthorchis viverrini)からのFhHDM−1ホモログOvHDM−1のC末端配列];YLEEDGLGDKISEVIQILLKRLTDRIE[配列番号8、ウエステルマン肺吸虫(Paragonimus westermani)からのFhHDM−1ホモログPwHDM−1のC末端配列];YFKQDDLGEKIAEVLLIFLQRLNRRLE[配列番号10、GenBankアクセッションCAX69999.1の日本住血吸虫(Schistosoma japonicum)からのFhHDM−1ホモログSjHDM−1のC末端配列];YFKQDDLGEKIAEVLLIFLQRLNRRLE[配列番号12、GenBankアクセッションCAX70000.1の日本住血吸虫(S.japonicum)からのFhHDM−1ホモログSjHDM−2のC末端配列];YFKQDGLGEKLAEVLLILLQRLNRRLE[配列番号14、GenBankアクセッションCAX69998.1の日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSjHDM−3のC末端配列];YFREDDLGEKIADVLVVLLKRLNKRLE[配列番号16、マンソン住血吸虫(Schistosoma mansoni)からのFhHDM−1ホモログSmHDM−1のC末端配列];YLEEDNLGEKLAAVVSIYVKRLNKRLD[配列番号18、GenBankアクセッションCAZ32864.1のマンソン住血吸虫(S.mansoni)からのFhHDM−1ホモログSmHDM−2のC末端配列];FFEKDNLGEKIAEVVKILSEPLPKRIE[配列番号20、肝吸虫(C.sinensis)からのFhHDM−1ホモログCsHDM−2のC末端配列];もしくはYLRKDDLDKKMLEIANILAKRLEKRME[配列番号22、日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSjHDM−4のC末端配列]から選択されるアミノ酸配列;
(b)配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20もしくは22のいずれか一つで示される配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列類似性もしくは配列同一性を共有するアミノ酸配列;または
(c)配列番号1(肝蛭からのFhHDM−1のC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号3(肝吸虫AAM55183.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号5(タイ肝吸虫(O.viverrini)からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号7(ウエステルマン肺吸虫(P.westermani)からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号9(日本住血吸虫CAX69999.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号11(日本住血吸虫CAX70000.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号13(日本住血吸虫CAX69998.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号15(マンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号17(マンソン住血吸虫CAZ32864.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号19(肝吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)もしくは配列番号21(日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)のいずれか一つで示されるヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
(d)配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19もしくは21のいずれか一つで示される配列またはその相補配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列同一性を共有するヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;または
(e)配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19もしくは21のいずれか一つで示される配列またはその相補配列に少なくとも低、中もしくは高ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列
から成る群より選択されるアミノ酸配列を含むか、これにより構成されるか、または本質的に構成され、
前記(a)、(b)、(c)、(d)または(e)のアミノ酸配列は、抗原特異的Th2応答を刺激または誘導する活性、抗原(例えば、寄生虫抗原またはバイスタンダーTh1誘導抗原)に対するTh1応答の発生を抑制する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)における代替活性化表現型(例えば、Arg1、Fizz、Ym1、IL−10、TGF−β、CD206およびCD163のうちのいずれか一つ以上についての発現増加)の発生を刺激する活性、炎症刺激(例えば、リポ多糖類などのTLRリガンドへの曝露)による抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の活性化を防止または阻害する活性、リポ多糖類に結合する活性、リポ多糖類結合タンパク質へのリポ多糖類の結合を防止する活性、抗原提示細胞(例えばマクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)へのTLRリガンド(例えばリポ多糖類)の結合を防止または阻害する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の形質膜と相互作用する活性、および抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)におけるリソソーム機能をダウンレギュレートするまたは損なわせる活性から成る群より選択されるいずれか一つ以上の活性を有する。
(A)配列番号24(FhHDM−1と称する肝蛭からの推定完全長HDM)、配列番号26(CsHDM−1と称する肝吸虫からの推定完全長HDM)、配列番号28(OvHDM−1と称するタイ肝吸虫からの推定完全長HDM)、配列番号30(PwHDM−1と称するウエステルマン肺吸虫からの推定完全長HDM)、配列番号32(SjHDM−1と称する日本住血吸虫からの推定完全長HDM)、配列番号34(SjHDM−2と称する日本住血吸虫からの推定完全長HDM)、配列番号36(SjHDM−4と称する日本住血吸虫からの推定完全長HDM)、配列番号38(SmHDM−1と称するマンソン住血吸虫からの推定完全長HDM)、配列番号40(SmHDM−2と称するマンソン住血吸虫からの推定完全長HDM)、配列番号42(CsHDM−2と称する肝吸虫からの推定完全長HDM)または配列番号44(SjHDM−4と称する日本住血吸虫からの推定完全長HDM)のいずれか一つから選択されるアミノ酸配列;
(B)配列番号24、26、28、30、32、34、36、38、40、42もしくは44のいずれか一つで示される配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列類似性または配列同一性を共有するアミノ酸配列;または
(C)配列番号23(肝蛭からのFhHDM−1をコードするヌクレオチド配列)、配列番号25(肝吸虫AAM55183.1からのCsHDM−1をコードするヌクレオチド)配列番号27(タイ肝吸虫からのOvHDM−1をコードするヌクレオチド配列)、配列番号29(ウエステルマン肺吸虫からのPwHDM−1をコードするヌクレオチド配列)、配列番号31(日本住血吸虫CAX69999.1からのSjHDM−1をコードするヌクレオチド配列)、配列番号33(日本住血吸虫CAX70000.1からのSjHDM−2をコードするヌクレオチド配列)、配列番号35(日本住血吸虫CAX69998.1からのSjHDM−3をコードするヌクレオチド配列)、配列番号37(マンソン住血吸虫からのSmHDM−1をコードするヌクレオチド配列)、配列番号39(マンソン住血吸虫CAZ32864.1からのSmHDM−1をコードするヌクレオチド配列)、配列番号41(肝吸虫からのCsHDM−2をコードするヌクレオチド配列)もしくは配列番号43(日本住血吸虫からのSjHDM−4ホモログをコードするヌクレオチド配列)のいずれか一つで示されるヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
(D)配列番号23、25、27、29、31、33、35、37、39、41もしくは43のいずれか一つで示される配列またはその相補配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列同一性を共有するヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;または
(E)配列番号23、25、27、29、31、33、35、37、39、41もしくは43のいずれか一つで示される配列またはその相補配列に少なくとも低、中もしくは高ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列
から成る群より選択されるアミノ酸配列を含むか、これにより構成されるか、または本質的に構成され、
前記(A)、(B)、(C)、(D)または(E)のアミノ酸配列は、抗原特異的Th2応答を刺激または誘導する活性、抗原(例えば、寄生虫抗原またはバイスタンダーTh1誘導抗原)に対するTh1応答の発生を抑制する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)における代替活性化表現型(例えば、Arg1、Fizz、Ym1、IL−10、TGF−β、CD206およびCD163のうちのいずれか一つ以上についての発現増加)の発生を刺激する活性、炎症刺激(例えば、リポ多糖類などのTLRリガンドへの曝露)による抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の活性化を防止または阻害する活性、リポ多糖類に結合する活性、リポ多糖類結合タンパク質へのリポ多糖類の結合を防止する活性、抗原提示細胞(例えばマクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)へのTLRリガンド(例えばリポ多糖類)の結合を防止または阻害する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の形質膜と相互作用する活性、および抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)におけるリソソーム機能をダウンレギュレートするまたは損なわせる活性から成る群より選択されるいずれか一つ以上の活性を有する。
MRLTVFICLVFVLFVAHAEARPSEETRAKLRESGQKLWTAVVAAARKCAERVRQRIEEYLEKDNLGEKIAEVVKILSERLTKRIETYVGE[配列番号26];
MKFIVAISLLVLMTLIYTEASPENLRFQLQKTLMDTGEKFKTLSLRLLTRCRNRVREYFKQDDLGEKIAEVLLIFLQRLNRRLEKYLSRPE[配列番号32];
MKFIVAISLLVLMTLIYTEASPENLRFQLQKTLMDTGEKFKTLSLRLLTRCRNRVREYFKQDDLGEKIAEVLLIFLQRLNRRLEKYLLRPE[配列番号34];
MKIIVAISLLVLMTLIYTEASPENSRLLLQKALMDTGEKFKTLSLRLLARCRDRVREYFKQDGLGEKLAEVLLILLQRLNRRLEKYLPRSE[配列番号36];および/または
HISIMKLILIFALIISLLLNVTAESQASQKELFTESVKLWKSITELWKRFEHNCRVKIRKYLEEDNLGEKLAAVVSIYVKRLNKRLDMRLSEDRAE[配列番号40]
から選択されるアミノ酸配列から成るもの以外である。
(a)TACTTGGCGAAGGACAATCTAGGAGAAAAGATCACTGAAGTGATCACGATCTTACTGAATCGGCTCACCGATCGCTTGGAG[配列番号1、肝蛭からのFhHDM−1のC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TATCTTGAAAAGGACAACCTGGGCGAGAAAATAGCTGAAGTCGTGAAAATCCTGTCCGAGCGCCTGACCAAACGGATAGAG[配列番号3、肝吸虫AAM55183.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TATCTGGAAAAGGACGGTCTCGGCGAGAAATTAGCTGATGTCATTAAAATCCTGGCCGAGCGCCTAACCAAACGGATGGAG[配列番号5、タイ肝吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TATTTGGAGAAAGATGGACTCGGAGACAAGATATCGGAAGTGATTCAAATCTTACTGAAAAGACTAACTGACCGAATTGAG[配列番号7、ウエステルマン肺吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TACTTTAAACAAGATGATTTAGGCGAGAAAATAGCAGAGGTTCTACTTATTTTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号9、日本住血吸虫CAX69999.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TACTTTAAACAAGATGATTTAGGAGAGAAAATAGCAGAGGTTCTACTTATTTTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号11、日本住血吸虫CAX70000.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TACTTTAAACAAGATGGATTAGGCGAGAAGTTAGCAGAGGTTCTACTTATTCTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号13、日本住血吸虫CAX69998.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TATTTCAGGGAAGACGATCTAGGTGAGAAAATAGCAGACGTTTTAGTTGTTTTACTTAAACGTTTGAATAAACGCCTAGAA[配列番号15、マンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TATCTTGAAGAAGATAATTTAGGTGAAAAATTAGCCGCTGTTGTAAGCATCTATGTTAAGCGTTTAAACAAGCGTTTAGAT[配列番号17、マンソン住血吸虫CAZ32864.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TTTTTTGAAAAGGACAACCTGGGGGAGAAAATAGCGGAAGTCGTGAAAATCCTGTCCGAGCCCCTGCCCAAACGGATAGAG[配列番号19、肝吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];もしくはTACCTCAGAAAAGATGATTTAGATAAGAAAATGCTTGAAATCGCCAATATTCTTGCCAAACGTTTGGAGAAACGGATGGAG[配列番号21、日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列]から選択されるヌクレオチド配列;
(b)配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19もしくは21のいずれか一つで示される配列またはその相補配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列同一性を共有するヌクレオチド配列;
(c)配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19もしくは21のいずれか一つで示される配列またはその相補配列に少なくとも低、中もしくは高ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列
から選択されるヌクレオチド配列を含むか、これにより構成されるか、または本質的に構成され、
前記(a)、(b)または(c)のヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列は、抗原特異的Th2応答を刺激または誘導する活性、抗原(例えば、寄生虫抗原またはバイスタンダーTh1誘導抗原)に対するTh1応答の発生を抑制する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)における代替活性化表現型(例えば、Arg1、Fizz、Ym1、IL−10、TGF−β、CD206およびCD163のうちのいずれか一つ以上についての発現増加)の発生を刺激する活性、炎症刺激(例えば、リポ多糖類などのTLRリガンドへの曝露)による抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の活性化を防止または阻害する活性、リポ多糖類に結合する活性、リポ多糖類結合タンパク質へのリポ多糖類の結合を防止する活性、および抗原提示細胞(例えばマクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)へのTLRリガンド(例えばリポ多糖類)の結合を防止または阻害する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の形質膜と相互作用する活性、および抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)におけるリソソーム機能をダウンレギュレートするまたは損なわせる活性から成る群より選択されるいずれか一つ以上の活性を有する。
一部の実施形態において、前記核酸分子は、
(a)配列番号23、25、27、29、31、33、35、37、39、41もしくは43のいずれか一つから選択されるヌクレオチド配列、またはその相補配列;
(b)配列番号23、25、27、29、31、33、35、37、39、41もしくは43のいずれか一つで示される配列またはその相補配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列同一性を共有するヌクレオチド配列;
(c)配列番号23、25、27、29、31、33、35、37、39、41もしくは43のいずれか一つで示される配列またはその相補配列に少なくとも低、中もしくは高ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列
から選択されるヌクレオチド配列を含むか、これにより構成されるか、またはこれにより本質的に構成され、
前記(a)、(b)または(c)のヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列は、抗原特異的Th2応答を刺激または誘導する活性、抗原(例えば、寄生虫抗原またはバイスタンダーTh1誘導抗原)に対するTh1応答の発生を抑制する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)における代替活性化表現型(例えば、Arg1、Fizz、Ym1、IL−10、TGF−β、CD206およびCD163のうちのいずれか一つ以上についての発現増加)の発生を刺激する活性、炎症刺激(例えば、リポ多糖類などのTLRリガンドへの曝露)による抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の活性化を防止または阻害する活性、リポ多糖類に結合する活性、リポ多糖類結合タンパク質へのリポ多糖類の結合を防止する活性、および抗原提示細胞(例えばマクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)へのTLRリガンド(例えばリポ多糖類)の結合を防止または阻害する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の形質膜と相互作用する活性、および抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)におけるリソソーム機能をダウンレギュレートするまたは損なわせる活性から成る群より選択されるいずれか一つ以上の活性を有する。
LGJ1KJ2J3J4VJ5J6J7J8J9J10RLJ11J12RJ13J14 (V)
(式中、
J1は、酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはDまたはそれらの修飾形態から選択され;
J2は、疎水性アミノ酸残基(例えば、脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはIまたはそれらの修飾形態)から選択され;
J3は、小型アミノ酸残基、例えばA、SもしくはTまたはそれらの修飾形態から選択され;
J4は、任意のアミノ酸残基(例えば、酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはDまたはそれらの修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばAまたはその修飾形態)から選択され;
J5は、脂肪族アミノ酸残基、例えばI、LもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;
J6は、任意のアミノ酸残基(例えば、塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばQまたはその修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばSもしくはTまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む))から選択され;
J7は、疎水性アミノ酸残基(例えば、脂肪族アミノ酸残基、例えばIもしくはVまたはそれらの修飾形態)から選択され;
J8は、疎水性アミノ酸残基(例えば、芳香族アミノ酸残基、例えばYもしくはFまたはそれらの修飾形態、あるいは脂肪族アミノ酸残基、例えばLまたはその修飾形態)から選択され;
J9は、任意のアミノ酸残基(例えば、小型アミノ酸残基、例えばAもしくはSまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む))から選択され;
J10は、任意のアミノ酸残基(例えば、酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばQもしくはNまたはそれらの修飾形態)から選択され;
J11は、任意のアミノ酸残基(例えば、小型アミノ酸残基、例えばTもしくはPまたはそれらの修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばNまたはその修飾形態)から選択され;
J12は、荷電アミノ酸残基(例えば、塩基性アミノ酸残基、例えばKもしくはRまたはそれらの修飾形態、あるいは酸性アミノ酸残基、例えばDまたはその修飾形態)から選択され;
J13は、疎水性アミノ酸残基(例えば、脂肪族アミノ酸残基、例えばMもしくはLまたはそれらの修飾形態)から選択され;および
J14は、酸性アミノ酸残基(例えば、EもしくはDまたはそれらの修飾形態)から選択される)
によって表されるアミノ酸配列を含むか、これにより構成されるか、またはこれにより本質的に構成される。
Z1LGJ1KJ2J3J4VJ5J6J7J8J9J10RLJ11J12RJ13J14Z2 (VI)
(式中、
J1〜J14は、上でおおまかに定義したとおりであり;
Z1は、不存在であるか、約1から約50(およびこの間のすべての整数)のアミノ酸残基を含むタンパク質性部分と保護部分(例えば、N末端ブロッキング残基、例えばピログルタメート)のうちの少なくとも一方から選択され;および
Z2は、不存在であるか、約1から約50(およびこの間のすべての整数)のアミノ酸残基を含むタンパク質性部分である)。
B1J15 (VII)
(式中、
B1は、不存在であるか、N末端ブロッキング残基であり;および
J15は、任意のアミノ酸残基(例えば、中性/極性アミノ酸残基、例えばNもしくはその修飾形態、または小型アミノ酸残基、例えばGもしくはその修飾形態、または酸性アミノ酸残基、例えばDもしくはその修飾形態)から選択される)
によって表されるアミノ酸配列を含むか、これにより構成されるか、またはこれにより本質的に構成される。
J16J17J18J19 (VIII)
(式中、
J16は、任意のアミノ酸残基(例えば、小型アミノ酸残基、例えばTもしくはAまたはそれらの修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸、例えばNまたはその修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばMまたはその修飾形態を含む))から選択され;
J17は、不存在であるか、任意のアミノ酸残基(例えば、疎水性アミノ酸残基(芳香族アミノ酸残基、例えばYもしくはその修飾形態、または脂肪族アミノ酸残基、例えばCもしくはその修飾形態を含む)、または塩基性アミノ酸残基、例えばRまたはその修飾形態)から選択され、一部の実施形態ではJ17が存在し、その場合はJ16も存在するものとし;
J18は、不存在であるか、任意のアミノ酸残基(例えば、疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばVもしくはLまたはそれらの修飾形態を含む)、または小型アミノ酸残基、例えばAもしくはその修飾形態)から選択され、一部の実施形態ではJ18が存在し、その場合はJ17も存在するものとし;および
J19は、不存在であるか、任意のアミノ酸残基(例えば、小型アミノ酸残基、例えばG、SもしくはPまたはそれらの修飾形態、あるいは酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLまたはその修飾形態を含む))から選択され、一部の実施形態ではJ19が存在し、その場合はJ18も存在するものとする)
によって表されるアミノ酸配列を含むか、これにより構成されるか、またはこれにより本質的に構成される。
(1)LGEKITEVITILLNRLTDRLE[配列番号105、肝蛭からのFhHDM−1のC末端配列の別の実施形態];LGEKLADVIKILAERLTKRME[配列番号107、タイ肝吸虫からのFhHDM−1ホモログOvHDM−1のC末端配列の別の実施形態];LGDKISEVIQILLKRLTDRIE[配列番号109、ウエステルマン肺吸虫からのFhHDM−1ホモログPwHDM−1のC末端配列の別の実施形態];LGEKIAEVLLIFLQRLNRRLE[配列番号111、GenBankアクセッションCAX69999.1の日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSjHDM−1のC末端配列の別の実施形態];LGEKIAEVLLIFLQRLNRRLE[配列番号113、GenBankアクセッションCAX70000.1の日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSjHDM−2のC末端配列の別の実施形態];LGEKLAEVLLILLQRLNRRLE[配列番号115、GenBankアクセッションCAX69998.1の日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSjHDM−3のC末端配列の別の実施形態];LGEKIADVLVVLLKRLNKRLE[配列番号117、マンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSmHDM−1のC末端配列の別の実施形態];LGEKLAAVVSIYVKRLNKRLD[配列番号119、GenBankアクセッションCAZ32864.1のマンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSmHDM−2のC末端配列の別の実施形態];もしくはLGEKIAEVVKILLERLTRRLE[配列番号121、FhHDM−1ホモログコンセンサスC末端配列の実施形態]から選択されるアミノ酸配列;
(2)配列番号105、107、109、111、113、115、117、119もしくは121のいずれか一つで示される配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列類似性または配列同一性を共有するアミノ酸配列;または
(3)配列番号104(肝蛭からのFhHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号106(タイ肝吸虫からのFhHDM−1ホモログOvHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号108(ウエステルマン肺吸虫からのFhHDM−1ホモログPwHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号110(日本住血吸虫CAX69999.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号112(日本住血吸虫CAX70000.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−2のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号114(日本住血吸虫CAX69998.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−3のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号116(マンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSmHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号118(マンソン住血吸虫CAZ32864.1からのFhHDM−1ホモログSmHDM−2のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)もしくは配列番号120(コンセンサスFhHDM−1ホモログC末端配列の実施形態をコードするヌクレオチド配列)のいずか一つで示されるヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
(4)配列番号104、106、108、110、112、114、116、118もしくは120のいずれか一つで示される配列またはその相補配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列同一性を共有するヌクレオチド配列によってコードされているアミノ酸配列;または
(5)配列番号104、106、108、110、112、114、116、118もしくは120のいずれか一つで示される配列またはその相補配列に少なくとも低、中もしくは高ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされているアミノ酸配列
から成る群より選択されるアミノ酸配列を含むか、これにより構成されるか、またはこれにより本質的に構成され、
前記(1)、(2)、(3)、(4)または(5)のアミノ酸配列は、抗原特異的Th2応答を刺激または誘導する活性、抗原(例えば、寄生虫抗原またはバイスタンダーTh1誘導抗原)に対するTh1応答の発生を抑制する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)における代替活性化表現型(例えば、Arg1、Fizz、Ym1、IL−10、TGF−β、CD206およびCD163のうちのいずれか一つ以上についての発現増加)の発生を刺激する活性、炎症刺激(例えば、リポ多糖類などのTLRリガンドへの曝露)による抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の活性化を防止または阻害する活性、リポ多糖類に結合する活性、リポ多糖類結合タンパク質へのリポ多糖類の結合を防止する活性、抗原提示細胞(例えばマクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)へのTLRリガンド(例えばリポ多糖類)の結合を防止または阻害する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の形質膜と相互作用する活性、および抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)におけるリソソーム機能をダウンレギュレートするまたは損なわせる活性から成る群より選択されるいずれか一つ以上の活性を有する。
MRLTVFICLVFVLFVAHAEARPSEETRAKLRESGQKLWTAVVAAARKCAERVRQRIEEYLEKDNLGEKIAEVVKILSERLTKRIETYVGE[配列番号26];
MKFIVAISLLVLMTLIYTEASPENLRFQLQKTLMDTGEKFKTLSLRLLTRCRNRVREYFKQDDLGEKIAEVLLIFLQRLNRRLEKYLSRPE[配列番号32];
MKFIVAISLLVLMTLIYTEASPENLRFQLQKTLMDTGEKFKTLSLRLLTRCRNRVREYFKQDDLGEKIAEVLLIFLQRLNRRLEKYLLRPE[配列番号34];
MKIIVAISLLVLMTLIYTEASPENSRLLLQKALMDTGEKFKTLSLRLLARCRDRVREYFKQDGLGEKLAEVLLILLQRLNRRLEKYLPRSE[配列番号36];および/または
HISIMKLILIFALIISLLLNVTAESQASQKELFTESVKLWKSITELWKRFEHNCRVKIRKYLEEDNLGEKLAAVVSIYVKRLNKRLDMRLSEDRAE[配列番号40]
から選択されるアミノ酸配列から成るもの以外である。
(a)CTAGGAGAAAAGATCACTGAAGTGATCACGATCTTACTGAATCGGCTCACCGATCGCTTGGAG[配列番号104、肝蛭からのFhHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];CTCGGCGAGAAATTAGCTGATGTCATTAAAATCCTGGCCGAGCGCCTAACCAAACGGATGGAG[配列番号106、タイ肝吸虫からのFhHDM−1ホモログOvHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];CTCGGAGACAAGATATCGGAAGTGATTCAAATCTTACTGAAAAGACTAACTGACCGAATTGAG[配列番号108、ウエステルマン肺吸虫からのFhHDM−1ホモログPwHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];TTAGGCGAGAAAATAGCAGAGGTTCTACTTATTTTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号110、日本住血吸虫CAX69999.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];TTAGGAGAGAAAATAGCAGAGGTTCTACTTATTTTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号112、日本住血吸虫CAX70000.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−2のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];TTAGGCGAGAAGTTAGCAGAGGTTCTACTTATTCTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号114、日本住血吸虫CAX69998.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−3のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];CTAGGTGAGAAAATAGCAGACGTTTTAGTTGTTTTACTTAAACGTTTGAATAAACGCCTAGAA[配列番号116、マンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSmHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];TTAGGTGAAAAATTAGCCGCTGTTGTAAGCATCTATGTTAAGCGTTTAAACAAGCGTTTAGAT[配列番号118、マンソン住血吸虫CAZ32864.1からのFhHDM−1ホモログSmHDM−2のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];もしくはCTGGGCGAGAAGATCGCCGAGGTGGTGAAGATCCTGCTGGAGAGACTGACCAGAAGACTGGAG[配列番号120、コンセンサスFhHDM−1ホモログC末端配列をコードするヌクレオチド配列]から選択されるヌクレオチド配列;
(b)配列番号104、106、108、110、112、114、116、118もしくは120のいずれか一つで示される配列またはその相補配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列同一性を共有するヌクレオチド配列;
(c)配列番号104、106、108、110、112、114、116、118もしくは120のいずれか一つで示される配列またはその相補配列に少なくとも低、中もしくは高ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列
から選択されるヌクレオチド配列を含むか、これにより構成されるか、またはこれにより本質的に構成され、
前記(a)、(b)または(c)のヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列は、抗原特異的Th2応答を刺激または誘導する活性、抗原(例えば、寄生虫抗原またはバイスタンダーTh1誘導抗原)に対するTh1応答の発生を抑制する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)における代替活性化表現型(例えば、Arg1、Fizz、Ym1、IL−10、TGF−β、CD206およびCD163のうちのいずれか一つ以上についての発現増加)の発生を刺激する活性、炎症刺激(例えば、リポ多糖類などのTLRリガンドへの曝露)による抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の活性化を防止または阻害する活性、リポ多糖類に結合する活性、リポ多糖類結合タンパク質へのリポ多糖類の結合を防止する活性、および抗原提示細胞(例えばマクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)へのTLRリガンド(例えばリポ多糖類)の結合を防止または阻害する活性、抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)の形質膜と相互作用する活性、および抗原提示細胞(例えば、マクロファージ、樹状細胞、ランゲルハンス細胞など)におけるリソソーム機能をダウンレギュレートするまたは損なわせる活性から成る群より選択されるいずれか一つ以上の活性を有する。
(1)MLQPNMPAPNFSGQAVVGKEFETISLSDYKGKWVILAFYPLDFTFVCPTEIIAISDQMEQFAQRNCAVIFCSTDSVYSHLQWTKMDRKVGGIGQLNFPLLADKNMSVSRAFGVLDEEQGNTYRGNFLIDPKGVLRQITVNDDPVGRSVEEALRLLDAFIFHEEHGEVCPANWKPKSKTIVPTPDGSKAYFSSAN[配列番号49];
(2)配列番号49で示される配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列類似性または配列同一性を共有するアミノ酸配列;
(3)配列番号48で示される配列またはその相補配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列同一性を共有するヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;または
(4)配列番号48で示される配列またはその相補配列に少なくとも低、中もしくは高ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列を含み、
前記(1)、(2)、(3)、(4)または(5)のアミノ酸配列は、ペルオキシレドキシン活性を有する(例えば、過酸化水素、ペルオキシニトリルおよび有機ヒドロペルオキシドを還元する)。
別様に定義しない限り、本明細書において用いるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者に一般に理解されているのと同じ意味を有する。本明細書に記載するものと同様のまたは等価の任意の方法および材料を本発明の実施または試験に用いることができるが、好ましい方法および材料を記載する。本発明のために、以下の用語を下で定義する。
2.蠕虫防御分子
=アルスロケファルス(Arthrocephalus)spp.およびウンシナリア属(Uncinaria)spp.)、アンギオストロンギルス科(Angiostrongylidae)(例えば、アンギオストロンギルス・カントネンスイス(Angiostrongylus cantonensis)、カベルチア科(Chabertiidae)(例えば、カベルチア属(Chabertia)spp.および腸結節虫属(Oesophagostomum)spp.)、フィラロイデス科(Filaroididae)(例えば、フィラロイデス属(Filaroides)spp.)、ブタ肺虫属科(Metastrongylidae)(例えば、ブタ肺虫属(Metastrongylus)spp.)、円虫科(Strongylidae)(例えば、シリコシクルス属(Cylicocyclus)spp.、シリコドントフォルス属(Cylicodontophorus)spp.、シリコステファヌス属(Cylicostephanus)spp.、クラテロストマム属(Craterostomum)spp.、エソファゴドンツス(Oesophagodontus)spp.、パラポテリオストムム(Parapoteriostomum)spp.、ペトロヴィネマ(Petrovinema)spp.、ペトロヴィネマspp.、円虫属(Strongylus)spp.、テルニデン(Terniden)spp.、トリデントインフンジブルム(Tridentoinfundibulum)spp.、トリオドントフォルス属(Triodontophorus)spp.およびシアトストミナエ(Cyathostominae)亜科(この亜科の例証となる例としてはシアトストムム属(Cyathostomum)spp.が挙げられる)、毛様線虫科(Trichostrongyloidae)(例えば、クーペリア属(Cooperia)spp.、ディクチオカウルス属(Dictyocaulus)spp.、捻転胃虫属(Haemonchus)spp.、ネマトジルス属(Nematodirus)spp.、ニッポストロンギルス属(Nippostrongylus)spp.、オベリスコイデス・クニクリ(Obeliscoides cuniculi)、オステルタギア属(Ostertagia)spp.および毛様線虫属(Trichostrongylus)spp.)からの蠕虫を含む]];回虫目(Ascaridida)からの蠕虫[[例えば、アニサキス属(Anisakis)spp.、回虫属(Ascaris)spp.、アライグマ回虫(Baylisascaris procyonis)、パラスカリス属(Parascaris)spp.およびトキソカラ属(Toxocara)spp.(イヌ回虫(T.canis)を含む)]]; 蟯虫目(Oxyurida)からの蠕虫[[例えば、蟯虫(Enterobius vermicularis)、コスモセレラ(Cosmocerella)spp.およびオキシウリス属(Oxyuris)spp.]];旋尾線虫目(Spirurida)からの蠕虫[[例えば、旋尾線虫亜目(Spirurina)からの蠕虫[この例証となる例としては、オンコセルカ科(Onchocercidae)(例えば、マレー糸状虫(Brugia malayi)、バハン糸状虫(Brugia pahangi)、チモール糸状虫(Brugia timori)、セルコピチフィラリア・ジョンストニ(Cercopithifilaria johnstoni)、ディペタロネマ属(Dipetalonema)spp.、イヌ糸状虫属(Dirofilaria)spp.、ロア糸条虫(Loa loa)、 マンソネラ属(Mansonella)spp.、オンコセルカ属(Onchocerca)spp.および糸条虫属(Wuchereria)spp.(バンクロフト糸条虫(W.bancrofti)を含む)、顎口虫科(Gnathostomatidae)(例えば、顎口虫属(Gnathostoma)spp.)、ハブロネマ科(Habronematidae)(例えば、ハブロネマ属(Habronema)spp.)およびラブドコニダエ(Rhabdochonidae)科(例えば、スピニテクツス(Spinitectus)spp.)が挙げられる];カラマヌス亜目(Camallanina)からの蠕虫[例えば、カラマヌス科(Camallanidae)(例えば、カラマヌス・オキシセファルス(Camallanus oxycephalus)、ドラクンクルス属(Dracunculidae)(例えば、メジナ虫(Dracunculus medinensis)およびフィロメトラ・シリンドラセア(Philometra cylindracea)を含む]]]};鉤頭動物門(Acanthocephala)からの蠕虫、これらの代表例としては、次の鋼からの蠕虫が挙げられる:原鉤頭虫鋼(Archiacanthocephala)からの蠕虫{例えば、マクロカントリンクス・ヒルジナセウス(Macrocanthorhynchus hirudinaceus)およびモニリフォルミス属(Moniliformis)spp.};古鉤頭虫鋼(Palaeacanthocephala)からの蠕虫{例えば、鉤頭虫目(Echinorhynchida)からの蠕虫[[例えば、レプトリンコイデス(Leptorhynchoides)spp.、ポムフォリンクス(Pomphorhynchus)spp.および鉤頭虫属(Echinorhynchus)spp.]];ポリモルフス目(Polymorphida)からの蠕虫[[例えば、プラジオリンクス属(Plagiorhynchus)spp.およびポリモルフス・ミヌツス(Polymorphus minutus))からの蠕虫]]を含む};ならびに環形動物門(Annelida)からの蠕虫、これらの代表例としては、次の鋼からの蠕虫が挙げられる:ヒル鋼(Hirudinea)からの蠕虫{例えば、ウオビル目(Rhynchobdellida)からの蠕虫を含み、それらの代表例としては、グロシフォニ科(Glossiphoniidae)(例えば、プラコデブデラ(Placobdella)spp.)からの蠕虫が挙げられる}。特定の実施形態では、前記HDMを吸虫鋼から得る。一部の実施形態では、前記HDMを組換えDNA技術によって、または化学合成によって生産する。
3.望ましくない、または有害な免疫応答を変調するための組成物
3.1 抗原実施形態
3.2 ペルオキシレドキシン実施形態
3.3 粒子実施形態
3.3.1 ポリマー粒子
3.3.2 セラミック粒子
3.3.3 リポソーム
3.3.4 弾道粒子
3.3.5 界面活性剤
3.4 抗原提示細胞実施形態
3.4.1 抗原提示細胞およびそれらの前駆体の供給源
単球:
CD34+幹細胞:
他の骨髄系前駆細胞:
組織DC前駆体および他のAPC前駆体供給源:
循環DC前駆体:
3.4.2 HDMならびに場合により抗原および/またはPrxポリペプチドのex vivo送達
3.5 抗原特異的調節性リンパ球
4.医薬製剤
実施例
組換えFhHDM−1およびFhHDM−1 C末端ペプチドはLPSを結合する
組換えFhHDM−1およびFhHDM−1 p3は、LPSとLPS結合タンパク質(LPB)の相互作用を遮断する
組換えFhHDM−1およびFhHDM−1 p3はRAW264.7マクロファージへのFITC−LPSの結合を阻害する
組換えFhHDM−1およびFhHDM−1 p3はマウスにおいてLPS誘導炎症応答を抑制する
材料および方法
FhHDM−1および誘導ペプチドのLPS結合活性の測定
LPSとLBPの相互作用についてのアッセイ
FITCコンジュゲートLPSのRAW264.7細胞への結合についてのアッセイ
エンドトキシン誘導炎症に対するFhHDM−1および誘導ペプチドの効果
Claims (33)
- 式I:
X1X2X3X4DX5LX6X7KX8X9X10X11X12X13X14X15X16X17X18LX19X20RX21X22 (I)
(式中、
X1は、YもしくはFまたはそれらの修飾形態を含む、芳香族アミノ酸残基から選択され;
X2は、脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはその修飾形態、または芳香族アミノ酸残基、例えばFもしくはその修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;
X3は、酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばAまたはその修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKもしくはRまたはそれらの修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X4は、中性/極性アミノ酸残基(Qもしくはその修飾形態を含む)、または荷電アミノ酸残基(例えば、塩基性アミノ酸残基、例えばKもしくはその修飾形態、または酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはその修飾形態)から選択され;
X5は、小型アミノ酸残基、例えばGもしくはその修飾形態、または中性/極性アミノ酸残基、例えばNもしくはその修飾形態、または酸性アミノ酸残基、例えばDもしくはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X6は、小型アミノ酸残基、例えばGもしくはその修飾形態、または酸性アミノ酸残基、例えばDもしくはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X7は、酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはDまたはそれらの修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態を含む、荷電アミノ酸残基から選択され;
X8は、脂肪族アミノ酸残基、例えばL、IもしくはMまたはそれらの修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;
X9は、小型アミノ酸残基、例えばA、SもしくはTまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLまたはその修飾形態を含む)を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X10は、酸性アミノ酸残基、例えば、EもしくはDまたはそれらの修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばAまたはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X11は、脂肪族アミノ酸残基、例えばVもしくはIまたはそれらの修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;
X12は、疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばI、LもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む)、または小型アミノ酸残基、例えばAもしくはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X13は、塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばQもしくはNまたはそれらの修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばSもしくはTまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む)を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X14は、脂肪族アミノ酸残基、例えばIもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;
X15は、芳香族アミノ酸残基、例えばYもしくはFまたはそれらの修飾形態、あるいは脂肪族アミノ酸残基、例えばLまたはその修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;
X16は、小型アミノ酸残基、例えばAもしくはSまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む)を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X17は、酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばQもしくはNまたはそれらの修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X18は、塩基性アミノ酸残基、例えばRもしくはその修飾形態、または小型アミノ酸残基、例えばPもしくはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X19は、小型アミノ酸残基、例えばTもしくはPまたはそれらの修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばNまたはその修飾形態、あるいは酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X20は、塩基性アミノ酸残基、例えばKもしくはRまたはそれらの修飾形態、あるいは酸性アミノ酸残基、例えばDまたはその修飾形態を含む、荷電アミノ酸残基から選択され;
X21は、脂肪族アミノ酸残基、例えばM、IもしくはLまたはそれらの修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;および
X22は、EもしくはDまたはそれらの修飾形態を含む酸性アミノ酸残基から選択される)
によって表されるアミノ酸配列を含むか、またはそれにより本質的に構成される、単離または精製されたタンパク質性分子。 - 式II:
Z1X1X2X3X4DX5LX6X7KX8X9X10X11X12X13X14X15X16X17X18LX19X20RX21X22Z2 (II)
(式中、
X1〜X22は、上で定義したとおりであり;
Z1は、不存在であるか、約1から約50のアミノ酸残基を含むタンパク質性部分と保護部分のうちの少なくとも一方から選択され;および
Z2は、不存在であるか、約1から約50のアミノ酸残基を含むタンパク質性部分である)
によって表される、請求項1に記載のタンパク質性分子。 - Z1が、式III:
B1X23X24X25 (III)
(式中、
B1は、不存在であるか、N末端ブロッキング残基であり;
X23は、不存在であるか、脂肪族アミノ酸残基、例えばIもしくはVまたはそれらの修飾形態、あるいは芳香族アミノ酸残基、例えばFまたはその修飾形態を含む疎水性アミノ酸残基、あるいは小型アミノ酸残基、例えばAまたはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され、X23が存在する場合にはX24も存在することを条件とし;
X24は、不存在であるか、酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはDまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばMまたはその修飾形態を含む)またはそれらの修飾形態、あるいは塩基性残基、例えばRまたはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され、X24が存在する場合にはX25も存在することを条件とし;および
X25は、酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばAもしくはTまたはそれらの修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択される)
によって表されるアミノ酸配列を含む、請求項2に記載のタンパク質性分子。 - Z2が、式IV:
X26X27X28X29 (IV)
(式中、
X26は、不存在であるか、小型アミノ酸残基、例えばTもしくはAまたはそれらの修飾形態、または塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばNまたはその修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばMまたはその修飾形態を含む)を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X27は、不存在であるか、疎水性アミノ酸残基(芳香族アミノ酸残基、例えばYもしくはその修飾形態、または脂肪族アミノ酸残基、例えばCもしくはその修飾形態を含む)、または塩基性アミノ酸残基、例えばRもしくその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
X28は、不存在であるか、疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばVもしくはLまたはそれらの修飾形態を含む)または小型アミノ酸残基、例えばAもしくはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され、X28が存在する場合にはX27も存在することを条件とし;および
X29は、不存在であるか、小型アミノ酸残基、例えばG、SもしくはPまたはそれらの修飾形態、あるいは酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLまたはその修飾形態を含む)を含む、任意のアミノ酸残基から選択され、X29が存在する場合にはX28も存在することを条件とする)
によって表されるアミノ酸配列を含む、請求項2に記載のタンパク質性分子。 - (a)YLAKDNLGEKITEVITILLNRLTDRLE[配列番号2、肝蛭(F.hepatica)からのFhHDM−1のC末端配列];YLEKDNLGEKIAEVVKILSERLTKRIE[配列番号4、GenBankアクセッションAAM55183.1の肝吸虫(Clonorchis sinensis)からのFhHDM−1ホモログCsHDM−1のC末端配列];YLEKDGLGEKLADVIKILAERLTKRME[配列番号6、タイ肝吸虫(Opisthorchis viverrini)からのFhHDM−1ホモログOvHDM−1の最小C末端配列];YLEEDGLGDKISEVIQILLKRLTDRIE[配列番号8、ウエステルマン肺吸虫(Paragonimus westermani)からのFhHDM−1ホモログPwHDM−1のC末端配列];YFKQDDLGEKIAEVLLIFLQRLNRRLE[配列番号10、GenBankアクセッションCAX69999.1の日本住血吸虫(Schistosoma japonicum)からのFhHDM−1ホモログSjHDM−1のC末端配列];YFKQDDLGEKIAEVLLIFLQRLNRRLE[配列番号12、GenBankアクセッションCAX70000.1の日本住血吸虫(S.japonicum)からのFhHDM−1ホモログSjHDM−2のC末端配列];YFKQDGLGEKLAEVLLILLQRLNRRLE[配列番号14、GenBankアクセッションCAX69998.1の日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSjHDM−3のC末端配列];YFREDDLGEKIADVLVVLLKRLNKRLE[配列番号16、マンソン住血吸虫(Schistosoma mansoni)からのFhHDM−1ホモログSmHDM−1のC末端配列];YLEEDNLGEKLAAVVSIYVKRLNKRLD[配列番号18、GenBankアクセッションCAZ32864.1のマンソン住血吸虫(S.mansoni)からのFhHDM−1ホモログSmHDM−2のC末端配列];FFEKDNLGEKIAEVVKILSEPLPKRIE[配列番号20、肝吸虫(C.sinensis)からのFhHDM−1ホモログCsHDM−2のC末端配列];もしくはYLRKDDLDKKMLEIANILAKRLEKRME[配列番号22、日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSjHDM−4のC末端配列]から選択されるアミノ酸配列;
(b)配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20もしくは22のいずれか一つで示される配列と少なくとも50%の配列類似性もしくは配列同一性を共有するアミノ酸配列;または
(c)配列番号1(肝蛭からのFhHDM−1のC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号3(肝吸虫AAM55183.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号5(タイ肝吸虫(O.viverrini)からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号7(ウエステルマン肺吸虫(P.westermani)からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号9(日本住血吸虫CAX69999.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号11(日本住血吸虫CAX70000.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号13(日本住血吸虫CAX69998.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号15(マンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号17(マンソン住血吸虫CAZ32864.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)、配列番号19(肝吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列]もしくは配列番号21(日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列)のいずれか一つで示されるヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
(d)配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19もしくは21のいずれか一つで示される配列またはその相補配列と少なくとも50%の配列同一性を共有するヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;または
(e)配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19もしくは21のいずれか一つで示される配列またはその相補配列に少なくとも低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列
から成る群より選択されるアミノ酸配列を含むか、またはそれにより本質的に構成され、
前記(a)、(b)、(c)、(d)または(e)のアミノ酸配列が、抗原特異的Th2応答を刺激または誘導する活性、抗原に対するTh1応答の発生を抑制する活性、抗原提示細胞における代替活性化表現型の発生を刺激する活性、炎症刺激による抗原提示細胞の活性化を防止または阻害する活性、リポ多糖類に結合する活性、リポ多糖類結合タンパク質へのリポ多糖類の結合を防止する活性、抗原提示細胞へのTLRリガンドの結合を防止または阻害する活性、抗原提示細胞の形質膜と相互作用する活性、および抗原提示細胞におけるリソソーム機能をダウンレギュレーションするまたは損なわせる活性から成る群より選択されるいずれか一つ以上の活性を有する、請求項1に記載のタンパク質性分子。 - 式V:
LGJ1KJ2J3J4VJ5J6J7J8J9J10RLJ11J12RJ13J14 (V)
(式中、
J1は、酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはDまたはそれらの修飾形態から選択され;
J2は、脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはIまたはそれらの修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;
J3は、小型アミノ酸残基、例えばA、SもしくはTまたはそれらの修飾形態から選択され;
J4は、酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはDまたはそれらの修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばAまたはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
J5は、脂肪族アミノ酸残基、例えばI、LもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;
J6は、塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばQまたはその修飾形態、あるいは小型アミノ酸残基、例えばSもしくはTまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む)を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
J7は、脂肪族アミノ酸残基、例えばIもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;
J8は、芳香族アミノ酸残基、例えばYもしくはFまたはそれらの修飾形態、あるいは脂肪族アミノ酸残基、例えばLまたはその修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;
J9は、小型アミノ酸残基、例えばAもしくはSまたはそれらの修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLもしくはVまたはそれらの修飾形態を含む)を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
J10は、酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばQもしくはNまたはそれらの修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
J11は、小型アミノ酸残基、例えばTもしくはPまたはそれらの修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばNまたはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
J12は、塩基性アミノ酸残基、例えばKもしくはRまたはそれらの修飾形態、あるいは酸性アミノ酸残基、例えばDまたはその修飾形態を含む、荷電アミノ酸残基から選択され;
J13は、脂肪族アミノ酸残基、例えばMもしくはLまたはそれらの修飾形態を含む、疎水性アミノ酸残基から選択され;および
J14は、酸性アミノ酸残基、例えばEもしくはDまたはそれらの修飾形態から選択される)
によって表されるアミノ酸配列を含むか、これにより構成されるか、またはこれにより本質的に構成される、単離または精製されたタンパク質性分子。 - 式VI:
Z1LGJ1KJ2J3J4VJ5J6J7J8J9J10RLJ11J12RJ13J14Z2 (VI)
(式中、
J1〜J14は、請求項6において定義したとおりであり;
Z1は、不存在であるか、約1から約50のアミノ酸残基を含むタンパク質性部分と保護部分のうちの少なくとも一方から選択され;および
Z2は、不存在であるか、約1から約50のアミノ酸残基を含むタンパク質性部分である)
によって表される、請求項6に記載のタンパク質性分子。 - 式VII:
B1J15 (VII)
(式中、
B1は、不存在であるか、N末端ブロッキング残基であり;および
J15は、中性/極性アミノ酸残基、例えばNもしくはその修飾形態、または小型アミノ酸残基、例えばGもしくはその修飾形態、または酸性アミノ酸残基、例えばDもしくはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択される)
によって表されるアミノ酸配列を含むか、これにより構成されるか、またはこれにより本質的に構成される、請求項7に記載のタンパク質性分子。 - Z2が、式VIII:
J16J17J18J19 (VIII)
(式中、
J16は、小型アミノ酸残基、例えばTもしくはAまたはそれらの修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはそれらの修飾形態、あるいは中性/極性アミノ酸残基、例えばNまたはその修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばMまたはその修飾形態を含む)を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
J17は、不存在であるか、疎水性アミノ酸残基(芳香族アミノ酸残基、例えばYもしくはその修飾形態、または脂肪族アミノ酸残基、例えばCもしくはその修飾形態を含む)、または塩基性アミノ酸残基、例えばRまたはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され;
J18は、不存在であるか、疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばVもしくはLまたはそれらの修飾形態を含む)、または小型アミノ酸残基、例えばAもしくはその修飾形態を含む、任意のアミノ酸残基から選択され、J18が存在する場合にはJ17も存在することを条件とし;および
J19は、不存在であるか、小型アミノ酸残基、例えばG、SもしくはPまたはそれらの修飾形態、あるいは酸性アミノ酸残基、例えばEまたはその修飾形態、あるいは塩基性アミノ酸残基、例えばKまたはその修飾形態、あるいは疎水性アミノ酸残基(脂肪族アミノ酸残基、例えばLまたはその修飾形態を含む)を含む、任意のアミノ酸残基から選択され、J19が存在する場合にはJ18も存在することを条件とする)
によって表されるアミノ酸配列を含むか、これにより構成されるか、またはこれにより本質的に構成される、請求項7に記載のタンパク質性分子。 - (1)LGEKITEVITILLNRLTDRLE[配列番号105、肝蛭からのFhHDM−1のC末端配列の別の実施形態];LGEKLADVIKILAERLTKRME[配列番号107、タイ肝吸虫からのFhHDM−1ホモログOvHDM−1のC末端配列の別の実施形態];LGDKISEVIQILLKRLTDRIE[配列番号109、ウエステルマン肺吸虫からのFhHDM−1ホモログPwHDM−1のC末端配列の別の実施形態];LGEKIAEVLLIFLQRLNRRLE[配列番号111、GenBankアクセッションCAX69999.1の日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSjHDM−1のC末端配列の別の実施形態];LGEKIAEVLLIFLQRLNRRLE[配列番号113、GenBankアクセッションCAX70000.1の日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSjHDM−2のC末端配列の別の実施形態];LGEKLAEVLLILLQRLNRRLE[配列番号115、GenBankアクセッションCAX69998.1の日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSjHDM−3のC末端配列の別の実施形態];LGEKIADVLVVLLKRLNKRLE[配列番号117、マンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSmHDM−1のC末端配列の別の実施形態];LGEKLAAVVSIYVKRLNKRLD[配列番号119、GenBankアクセッションCAZ32864.1のマンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSmHDM−2のC末端配列の別の実施形態];もしくはLGEKIAEVVKILLERLTRRLE[配列番号121、FhHDM−1ホモログコンセンサスC末端配列の実施形態]から選択されるアミノ酸配列;
(2)配列番号105、107、109、111、113、115、117、119もしくは121のいずれか一つで示される配列と少なくとも50%(ならびに少なくとも51%から少なくとも99%およびこの間のすべての整数百分率)の配列類似性または配列同一性を共有するアミノ酸配列;または
(3)配列番号104(肝蛭からのFhHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号106(タイ肝吸虫からのFhHDM−1ホモログOvHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号108(ウエステルマン肺吸虫からのFhHDM−1ホモログPwHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号110(日本住血吸虫CAX69999.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号112(日本住血吸虫CAX70000.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−2のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号114(日本住血吸虫CAX69998.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−3のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号116(マンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSmHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)、配列番号118(マンソン住血吸虫CAZ32864.1からのFhHDM−1ホモログSmHDM−2のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列)もしくは配列番号120(コンセンサスFhHDM−1ホモログC末端配列の実施形態をコードするヌクレオチド配列)のいずか一つで示されるヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
(4)配列番号104、106、108、110、112、114、116、118もしくは120のいずれか一つで示される配列またはその相補配列と少なくとも50%の配列同一性を共有するヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;または
(5)配列番号104、106、108、110、112、114、116、118もしくは120のいずれか一つで示される配列またはその相補配列に少なくとも低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列
から成る群より選択されるアミノ酸配列を含むか、これにより構成されるか、またはこれにより本質的に構成され、
前記(1)、(2)、(3)、(4)または(5)のアミノ酸配列が、抗原特異的Th2応答を刺激または誘導する活性、抗原に対するTh1応答の発生を抑制する活性、抗原提示細胞における代替活性化表現型の発生を刺激する活性、炎症刺激による抗原提示細胞の活性化を防止または阻害する活性、リポ多糖類に結合する活性、リポ多糖類結合タンパク質へのリポ多糖類の結合を防止する活性、抗原提示細胞へのTLRリガンドの結合を防止または阻害する活性、抗原提示細胞の形質膜と相互作用する活性、および抗原提示細胞におけるリソソーム機能をダウンレギュレーションするまたは損なわせる活性から成る群より選択されるいずれか一つ以上の活性を有する、請求項6に記載のタンパク質性分子。 - MRLTVFICLVFVLFVAHAEARPSEETRAKLRESGQKLWTAVVAAARKCAERVRQRIEEYLEKDNLGEKIAEVVKILSERLTKRIETYVGE[配列番号26];
MKFIVAISLLVLMTLIYTEASPENLRFQLQKTLMDTGEKFKTLSLRLLTRCRNRVREYFKQDDLGEKIAEVLLIFLQRLNRRLEKYLSRPE[配列番号32];
MKFIVAISLLVLMTLIYTEASPENLRFQLQKTLMDTGEKFKTLSLRLLTRCRNRVREYFKQDDLGEKIAEVLLIFLQRLNRRLEKYLLRPE[配列番号34];
MKIIVAISLLVLMTLIYTEASPENSRLLLQKALMDTGEKFKTLSLRLLARCRDRVREYFKQDGLGEKLAEVLLILLQRLNRRLEKYLPRSE[配列番号36];および/または
HISIMKLILIFALIISLLLNVTAESQASQKELFTESVKLWKSITELWKRFEHNCRVKIRKYLEEDNLGEKLAAVVSIYVKRLNKRLDMRLSEDRAE[配列番号40]
から選択されるアミノ酸配列から成るもの以外である、請求項1または請求項6に記載のタンパク質性分子。 - アミノ酸配列SEESREKLRESGGKMVKALRD[配列番号45]から成るもの以外である、請求項1または請求項6に記載のタンパク質性分子。
- 請求項1から12のいずれか一項に記載のタンパク質性分子のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列を含むか、または本質的にこれにより構成される、単離された核酸分子。
- (a)TACTTGGCGAAGGACAATCTAGGAGAAAAGATCACTGAAGTGATCACGATCTTACTGAATCGGCTCACCGATCGCTTGGAG[配列番号1、肝蛭からのFhHDM−1のC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TATCTTGAAAAGGACAACCTGGGCGAGAAAATAGCTGAAGTCGTGAAAATCCTGTCCGAGCGCCTGACCAAACGGATAGAG[配列番号3、肝吸虫AAM55183.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TATCTGGAAAAGGACGGTCTCGGCGAGAAATTAGCTGATGTCATTAAAATCCTGGCCGAGCGCCTAACCAAACGGATGGAG[配列番号5、タイ肝吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TATTTGGAGAAAGATGGACTCGGAGACAAGATATCGGAAGTGATTCAAATCTTACTGAAAAGACTAACTGACCGAATTGAG[配列番号7、ウエステルマン肺吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TACTTTAAACAAGATGATTTAGGCGAGAAAATAGCAGAGGTTCTACTTATTTTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号9、日本住血吸虫CAX69999.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TACTTTAAACAAGATGATTTAGGAGAGAAAATAGCAGAGGTTCTACTTATTTTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号11、日本住血吸虫CAX70000.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TACTTTAAACAAGATGGATTAGGCGAGAAGTTAGCAGAGGTTCTACTTATTCTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号13、日本住血吸虫CAX69998.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TATTTCAGGGAAGACGATCTAGGTGAGAAAATAGCAGACGTTTTAGTTGTTTTACTTAAACGTTTGAATAAACGCCTAGAA[配列番号15、マンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TATCTTGAAGAAGATAATTTAGGTGAAAAATTAGCCGCTGTTGTAAGCATCTATGTTAAGCGTTTAAACAAGCGTTTAGAT[配列番号17、マンソン住血吸虫CAZ32864.1からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];TTTTTTGAAAAGGACAACCTGGGGGAGAAAATAGCGGAAGTCGTGAAAATCCTGTCCGAGCCCCTGCCCAAACGGATAGAG[配列番号19、肝吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列];もしくはTACCTCAGAAAAGATGATTTAGATAAGAAAATGCTTGAAATCGCCAATATTCTTGCCAAACGTTTGGAGAAACGGATGGAG[配列番号21、日本住血吸虫からのFhHDM−1ホモログのC末端配列をコードするヌクレオチド配列]から選択されるヌクレオチド配列;
(b)配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19もしくは21のいずれか一つで示される配列またはその相補配列と少なくとも50%の配列同一性を共有するヌクレオチド配列;
(c)配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19もしくは21のいずれか一つで示される配列またはその相補配列に少なくとも低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列
から選択されるヌクレオチド配列を含むか、または本質的にこれにより構成され、
前記(a)、(b)または(c)のヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列が、抗原特異的Th2応答を刺激または誘導する活性、抗原に対するTh1応答の発生を抑制する活性、抗原提示細胞における代替活性化表現型の発生を刺激する活性、炎症刺激による抗原提示細胞の活性化を防止または阻害する活性、リポ多糖類に結合する活性、リポ多糖類結合タンパク質へのリポ多糖類の結合を防止する活性、および抗原提示細胞へのTLRリガンドの結合を防止または阻害する活性、抗原提示細胞の形質膜と相互作用する活性、および抗原提示細胞におけるリソソーム機能をダウンレギュレーションするまたは損なわせる活性から成る群より選択されるいずれか一つ以上の活性を有する、請求項13に記載の核酸分子。 - (a)CTAGGAGAAAAGATCACTGAAGTGATCACGATCTTACTGAATCGGCTCACCGATCGCTTGGAG[配列番号104、肝蛭からのFhHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];CTCGGCGAGAAATTAGCTGATGTCATTAAAATCCTGGCCGAGCGCCTAACCAAACGGATGGAG[配列番号106、タイ肝吸虫からのFhHDM−1ホモログOvHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];CTCGGAGACAAGATATCGGAAGTGATTCAAATCTTACTGAAAAGACTAACTGACCGAATTGAG[配列番号108、ウエステルマン肺吸虫からのFhHDM−1ホモログPwHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];TTAGGCGAGAAAATAGCAGAGGTTCTACTTATTTTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号110、日本住血吸虫CAX69999.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];TTAGGAGAGAAAATAGCAGAGGTTCTACTTATTTTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号112、日本住血吸虫CAX70000.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−2のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];TTAGGCGAGAAGTTAGCAGAGGTTCTACTTATTCTTCTTCAACGTTTGAATAGACGTCTAGAA[配列番号114、日本住血吸虫CAX69998.1からのFhHDM−1ホモログSjHDM−3のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];CTAGGTGAGAAAATAGCAGACGTTTTAGTTGTTTTACTTAAACGTTTGAATAAACGCCTAGAA[配列番号116、マンソン住血吸虫からのFhHDM−1ホモログSmHDM−1のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];TTAGGTGAAAAATTAGCCGCTGTTGTAAGCATCTATGTTAAGCGTTTAAACAAGCGTTTAGAT[配列番号118、マンソン住血吸虫CAZ32864.1からのFhHDM−1ホモログSmHDM−2のC末端配列の別の実施形態をコードするヌクレオチド配列];もしくはCTGGGCGAGAAGATCGCCGAGGTGGTGAAGATCCTGCTGGAGAGACTGACCAGAAGACTGGAG[配列番号120、コンセンサスFhHDM−1ホモログC末端配列をコードするヌクレオチド配列]から選択されるヌクレオチド配列;
(b)配列番号104、106、108、110、112、114、116、118もしくは120のいずれか一つで示される配列またはその相補配列と少なくとも50%の配列同一性を共有するヌクレオチド配列;
(c)配列番号104、106、108、110、112、114、116、118もしくは120のいずれか一つで示される配列またはその相補配列に少なくとも低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列
から選択されるヌクレオチド配列を含むか、または本質的にこれにより構成され、
前記(a)、(b)または(c)のヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列が、抗原特異的Th2応答を刺激または誘導する活性、抗原に対するTh1応答の発生を抑制する活性、抗原提示細胞における代替活性化表現型の発生を刺激する活性、炎症刺激による抗原提示細胞の活性化を防止または阻害する活性、リポ多糖類に結合する活性、リポ多糖類結合タンパク質へのリポ多糖類の結合を防止する活性、抗原提示細胞へのTLRリガンドの結合を防止または阻害する活性、抗原提示細胞の形質膜と相互作用する活性、および抗原提示細胞におけるリソソーム機能をダウンレギュレーションするまたは損なわせる活性から成る群より選択されるいずれか一つ以上の活性を有する、請求項13に記載の核酸分子。 - 調節配列に機能し得るように接続された、請求項13から15のいずれか一項に記載の核酸分子を含む構築物。
- 望ましくない、または有害な免疫応答を変調するための組成物であって、タンパク質性分子または該タンパク質性分子を発現できる核酸分子から選択される薬剤と医薬的に許容され得る担体または希釈剤とを含み、該タンパク質性分子が請求項1から12のいずれか一項記載のものである組成物。
- 免疫寛容誘発性応答が望まれる標的抗原に対応する抗原、該抗原を発現できる核酸分子、ペルオキシレドキシン活性を有するポリペプチド、またはペルオキシレドキシン活性を有する該ポリペプチドを発現できる核酸分子から選択される少なくとも一つの補助剤をさらに含む、請求項17に記載の組成物。
- 前記薬剤および/または補助剤(単数もしくは複数)が粒子状形態のものである、請求項18に記載の組成物。
- 前記薬剤および/または補助剤が、粒子内に収容されている、または粒子と別様に会合している、請求項19に記載の組成物。
- 前記薬剤および/または補助剤(単数もしくは複数)が、単一粒子内に収容されている、請求項20に記載の組成物。
- 前記薬剤および/または補助剤(単数もしくは複数)が、異なる粒子内に収容されている、請求項20に記載の組成物。
- 前記または各粒子が、免疫細胞によって取り込まれ得る、請求項18から20のいずれか一項に記載の組成物。
- 抗原提示細胞の活性を変調するための方法であって、該抗原提示細胞と、請求項1から12のいずれか一項に記載のタンパク質性分子、請求項13から15のいずれか一項に記載の核酸分子、もしくは請求項16に記載の構築物から選択される薬剤とを、または請求項17から23のいずれか一項に記載の組成物とを、該抗原提示細胞を刺激して代替活性化表現型を発生させるのに十分な、または炎症刺激による該抗原提示細胞の活性化を防止もしくは阻害するのに十分な時間および条件下で接触させることを含む方法。
- 前記抗原提示細胞と、対象となる抗原または該抗原を発現できる核酸構築物とを、該抗原提示細胞が該抗原もしくはそのプロセッシングされた形態を提示すのに十分な、および該抗原に対するTh2応答の発生を刺激するのに十分な、および/または該抗原に対するTh1応答の発生を抑制するのに十分な時間および条件下で接触させることを含む、請求項24に記載の方法。
- 標的抗原に対する免疫応答を抑制する抗原特異的調節性リンパ球を生産する方法であって、調節性リンパ球またはそれらの前駆体の集団と、請求項25に従って生産された抗原提示細胞とを、該抗原提示細胞が抗原特異的制御性リンパ球の発生を刺激するのに十分な時間および条件下で接触させることを含む方法。
- 抗原提示細胞と、請求項1から12のいずれか一項に記載のタンパク質性分子、請求項13から15のいずれか一項に記載の核酸分子、もしくは請求項16に記載の構築物から選択される薬剤、または請求項17から23のいずれか一項に記載の組成物とを含む、標的抗原に対する望ましくない、または有害な免疫応答を変調するための細胞組成物。
- 対象の望ましくない、または有害な免疫応答を処置または予防する方法であって、該対象に有効量の(1)請求項1から12のいずれか一項に記載のタンパク質性分子、請求項13から15のいずれか一項に記載の核酸分子もしくは請求項16に記載の構築物から選択される薬剤、または(2)請求項17から23のいずれか一項に記載の組成物、または(3)請求項27に記載の細胞組成物を投与することを含む方法。
- 前記対象に、前記薬剤または組成物と、免疫寛容誘発性応答が望まれる標的抗原に対応する抗原、該抗原を発現できる核酸分子、ペルオキシレドキシン活性を有するポリペプチド、またはペルオキシレドキシン活性を有する該ポリペプチドを発現できる核酸分子から選択される少なくとも一つの補助剤とを同時的に投与することを含む、請求項28に記載の方法。
- 前記免疫応答が、移植片拒絶反応、グラフト対宿主病、アレルギー、寄生虫症、炎症性疾患および自己免疫疾患から選択される病態に関連づけられる、請求項28または請求項29に記載の方法。
- 症状または病因が対象における望ましくない、または有害な免疫応答の存在または発生リスクに関連づけられる病態を処置または予防する方法であって、該対象に有効量の(1)請求項1から12のいずれか一項に記載のタンパク質性分子、請求項13から15のいずれか一項に記載の核酸分子もしくは請求項16に記載の構築物から選択される薬剤、または(2)請求項17から23のいずれか一項に記載の組成物、または(3)請求項27に記載の細胞組成物を投与することを含む方法。
- 前記病態が、移植片拒絶反応、グラフト対宿主病、アレルギー、寄生虫症、炎症性疾患および自己免疫疾患から選択される、請求項31に記載の方法。
- 免疫応答を変調するための、または望ましくない、もしくは有害な免疫応答を処置するもしくは予防するための、(1)請求項1から12のいずれか一項に記載のタンパク質性分子、請求項13から15のいずれか一項に記載の核酸分子もしくは請求項16に記載の構築物から選択される薬剤、または(2)請求項17から23のいずれか一項に記載の組成物、または(3)請求項27に記載の細胞組成物、または(4)請求項26に記載の方法の結果として得られる調節性リンパ球の使用。
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