JP2013531185A - 力をピストンエンジンのピストンから伝達する装置 - Google Patents

Abstract

２つの対向する燃焼シリンダーのピストン（３、４）は、交互になった動力行程と協働し、シリンダーの共通ピストンロッド（３、４）は、バランスアーム（６）の軸受（１４）からある距離の箇所でバランスアーム（６）に支持されて、軸受（１４）を中心として揺動運動を実行し、２つのさらなる対向し協働する燃焼シリンダー（１７、１８）のピストンロッドは、バランスアーム（６）の両側に、軸受（１４）からある距離の箇所で支持され、バランスアーム（６）はフライホィール（８）に接続される、ピストンエンジンのピストンから力を伝達する装置であって、バランスアーム（６）の軸受（１４）と、バランスアーム（６）上のピストンロッド（５、１９）の軸受（１５、２７）との間のバランスアーム（６）上の軸受（１６、２６）が、エネルギー変換手段のシャフトに直結される、装置。
【選択図】 図１

Description

本発明は、請求項のプリアンブルに従ってピストンエンジンのピストンから力を伝達する装置に関する。

ピストン内燃エンジンのピストンからの力の伝達は通常、シリンダーのピストンロッドによりクランクシャフトに対して行われる。クランクシャフトへの伝達は、ピストンの運動に対するクランクアームの角度に依存し、それにより、線形運動がクランクシャフトの回転に変換される。

本発明によるピストンエンジンのピストンからの力を伝達する装置を用いる場合、ピストンの力は実質的に点火の瞬間から変換される。これは、請求項に記載の特徴により定義される本発明による装置を用いて得られる。

この技術分野内の装置は、特に（特許文献１）及び（特許文献２）から既知である。

米国特許第４５１６５３９号 米国特許第２３８４４０１号

本発明による装置を用いる場合、ピストンからの力を機械的、電気的、空気圧的、又は油圧的に利用することができる。

図面の図１は、ピストンの運動エネルギーを油圧エネルギーに変換する装置の一実施形態の原理的な略図を開示する。 図２は、エネルギーを電気エネルギーに変換する装置の原理的な略図を開示する。

本発明によれば、２つの対向するシリンダー３及び４が、軸受１５でバランスアーム６に接続された共通ピストンロッド５により接続される。共通ピストンロッド５は同様に、可能な場合、ピストン及びバランスアームに軸受を有して分割してもよい。上記バランスアーム６はアーム７に接続され、アーム７は、ピストンの連続動作を保証するフライホィール８を動作させる。各燃焼シリンダー１、２は同様に、燃料及び空気を供給するとともに、排気する既知の弁と、点火機構とを備える。

バランスアーム６は、ピストンロッド５の軸受１５からある距離の箇所でシャフト１４上に支持され、それにより、一方のシリンダー１内の燃料の点火による一方向での揺動運動と、対向するシリンダー２内の燃料の点火による復帰運動を実行する。シリンダー１、２は、２サイクル又は４サイクル原理に従って動作することができる。シャフト１４の逆側でバランスアームのシャフト１４から対応する距離の箇所でバランスアーム６上の軸受２７で支持される共通ピストンロッド１９を有するさらなる対向シリンダー１７、１８。

ピストンロッド５、１９は繋がっており、バランスビーム６上の軸受１５、２７内の滑り軸受で支持され、バランスビーム６の移動を保証してもよく、又はピストンロッド５、１９を分割し、バランスアーム６及びピストン上の軸受１５、２７で支持してもよい。

バランスアーム６は、利用すべき機械、油圧、電気、又は空気圧エネルギーを伝達させるエネルギー変換手段に接続される。

エネルギーを機械的に利用する場合、フライホイール８の回転エネルギーを利用してもよく、又は別個のフライホィールを別の方法でバランスアーム６に接続して、揺動運動を回転エネルギーに変換してもよい。

エネルギーを油圧エネルギーに変換する場合、２つの対向する油圧シリンダー９及び１０は、図１に開示されるように、燃焼シリンダーのピストンロッド５の軸受１５とシャフト１４との間でバランスアーム６上の軸受１６に支持された共通ピストンロッド１３を有するピストン１１及び１２を有することができる。ピストンロッド１３は、一体であってもよく、又はバランスアーム６から各シリンダー９及び１０にピストンロッドを有して分割してもよい。油圧シリンダ−９、１０は、加圧油圧油及び非加圧油圧油の弁を備える。それに対応して、油圧シリンダーは、バランスアームの軸受１４の逆側で第1のピストンロッド１３の軸受１６と対応する軸受アームの軸受１４からある距離の箇所でバランスアームの軸受２６に支持される共通ピストンロッドを備える。

エネルギーを電気エネルギーに変換する場合、バランスアームのシャフト１４の各側のアーム２０、２３は、図２に開示されるように、発電機２１、２２、２４、及び２５を動作させるバランスアーム６に接続することができる。

Claims (3)

1. ２つの対向する燃焼シリンダーの前記ピストン（３、４）は、交互になった動力行程と協働し、前記シリンダーの共通ピストンロッド（３、４）は、バランスアーム（６）の軸受（１４）からある距離の箇所で前記バランスアーム（６）に支持されて、前記軸受（１４）を中心として揺動運動を実行し、２つのさらなる対向し協働する燃焼シリンダー（１７、１８）のピストンロッドは、前記バランスアーム（６）の両側に、前記軸受（１４）からある距離の箇所で支持され、前記バランスアーム（６）はフライホィール（８）に接続される、ピストンエンジンのピストンから力を伝達する装置であって、前記バランスアーム（６）の前記軸受（１４）と、前記バランスアーム（６）上の前記ピストンロッド（５、１９）の前記軸受（１５、２７）との間の前記バランスアーム（６）上の軸受（１６、２６）が、エネルギー変換手段のシャフトに直結されることを特徴とする、装置。
2. 前記エネルギー変換手段が、ピストン（１１、１２）を有するシリンダー内に油圧を提供するピストンロッド（１３）であることを特徴とする、請求項１に記載の装置。
3. 前記エネルギー変換手段が、発電機（２１、２２、２４、２５）を動作させる、バランスアーム（６）の前記軸受（１４）の各側で前記バランスアーム（６）に接続されたアーム（２０、２３）であることを特徴とする、請求項１に記載の装置。

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