JP2013530409A - 体液サンプル検出用試験ストリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】体液検出用試験ストリップを提供する。
【解決手段】体液検出用試験ストリップは順に積層された基板、複数の電極、支持層、及びカバーを含む。体液検出用試験ストリップは互いに直交する縦長軸と横短軸とを有し、更に第1端と該縦長軸の方向に該第1端と反対側の第2端とを有する。体液検出用試験ストリップは、該第1端に検知領域を有する。この検知領域は該横短軸に平行であり該カバー、該支持層、及び該基板により画定される。該検知領域は該縦長軸に沿った最大奥行と最大奥行より大きい該横短軸に沿った最大幅とを有する。体液サンプルは該検知領域に入り検知領域内を流れる時、最長流路を有する。該検知領域は該最長流路に垂直な断面においてC字形の構造を有する。
【選択図】図1A

Description

本発明は体液サンプルを検出するための試験ストリップ、特に、生物学的サンプリング領域のための特定の構造を有する体液サンプル検出用試験ストリップに関する。
分析ストリップは従来から、生化学試験及び免疫学的試験において使用されている。通常の分析ストリップは、チャネル又はマイクロ体液チャネルが形成され疎水性及び/又は親水性表面処理された基板又は基部を有する。これらのチャネルは非吸収性材料で形成され、試験対象の体液サンプルは通常、タンパク質又は炭水化物などの粘性組成物を含むので、チャネルを流れる体液サンプルはチャネルの表面に付着し易く完全に反応することが出来ない。その結果、体液サンプルは浪費されるか、又は試験結果に誤りが生じる。
また、チャネルを備えた従来の分析ストリップに体液サンプルを入れる時に、チャネルに導入後に試験される体液サンプルに様々なサイズの気泡が発生又は入り込み易い。これらの気泡がチャネルを塞ぐと試験エラー又は試験失敗を引き起こす可能性がある。
例えば、図3Aに示すように、従来の電気化学系分析ストリップ9は基板91、複数の電極921、絶縁層93、及びカバー94を含む。基板91、複数の電極921、絶縁層93、及びカバー94は順に積層されている。また、横方向溝931が絶縁層93に設けられている。横方向溝931は電気化学系分析ストリップ9の短軸に平行である。組み立て後、チャネル95が横方向溝931、基板91、及びカバー94が囲う領域内に画定される。チャネル95は電気化学系分析ストリップ9の短軸に平行であり、反応領域950をその中央部に備える。
米国特許第6258229号明細書
電気化学系分析ストリップ9は開口951及び開口952を両側の側面に備える。開口951又は開口952は体液サンプルのための入口となりうる。開口951が体液サンプルの入口として、開口952は通気口として設計されるか、又はその逆に設計される。言い換えると、試験対象の体液サンプル(例えば、血液)が開口951を介してチャネル95に導入された後、チャネル95は毛管作用を引き起こし試験対象の体液サンプルをチャネル95を通して反応領域950に引き込む。
反応領域950は反応物質で被覆されている。従って、試験対象の体液サンプルの検体(例えば、血糖)が該反応物質と反応し電気化学反応を引き起こす。電極921はこの電気化学反応により生成された電流信号を、信号を判定するための分析器に伝達する。
また、チャネル95の毛管作用を引き起こす能力を維持するために、チャネル95の幅は開口951及び952のサイズが大きくなり過ぎないように制限される。実際の使用においては、ユーザは、試験対象の体液サンプル(例えば、指先の血液)が反応領域950にうまく入ることが出来るようにチャネル95と試験対象の体液サンプル(例えば、指先の血液)とを正確に整列させる必要がある。
しかし、電気化学系分析ストリップ9のユーザは長期の慢性病患者(例えば、糖尿病患者)を含み、これらの患者は視力障害又は協調運動障害を引き起こす糖尿病黄斑症、末梢神経障害等の他の合併症を通常患う。従って、このような患者は目と手の正確な協調を必要とする上記の操作をうまくできず、試験エラーとそれによるユーザの苛立ちを引き起こす。
また、特許文献1は図3Bに示すような別の従来の電気化学系分析ストリップを開示する。従来の電気化学系分析ストリップ9’のチャネル95’は前端から後端に向かって延びU字形構造を形成している。U字形構造のチャネル95’は開口951’を有する。使用時、試験対象の体液サンプルは開口951’を介してチャネル95’に導入される。
試験対象の体液サンプルのチャネル95’への導入後、気泡がチャネル95’を塞ぐのを防ぐために、またチャネル95’を改善し、毛管作用とサイホン現象とを引き起こすその能力を維持し試験対象の体液サンプルを反応領域950’に首尾よく送達するために、カバー94’はチャネル95’の後端954’に位置する通気口941’を備える。従って、気泡はチャネル95’内で生成され易く、通気口941’から放出される。
上記の従来の欠点を克服するために、本発明は体液サンプル検出用試験ストリップを提供する。この体液サンプル検出用試験ストリップは順に積層された基板、複数の電極、支持層、及びカバーを含む。
体液サンプル検出用試験ストリップは互いに直交する縦長軸と横短軸とを有し、更に第1端と該縦長軸に沿って該第1端と反対側の第2端とを有する。体液サンプル検出用試験ストリップは、該第1端に位置する反応領域を有し、該反応領域は該カバー、該支持層、及び該基板により画定され囲まれている。該複数の電極は該反応領域内へ延びている。
該反応領域は該縦長軸に沿った最大奥行と該横短軸に沿った最大幅とを有する。該最大幅は最大奥行より大きい。体液サンプルは該反応領域内に入り該反応領域内を最長流路に沿って流れる。該反応領域は該最長流路に垂直な断面においてC字形の構造を有する。該カバーは該反応領域に面した側が親水性材料で被覆されている。
従って、本発明の主目的は、反応領域が縦長軸に沿った断面において3辺が囲われた領域である体液サンプル検出用試験ストリップを提供することである。試験対象の体液サンプルが反応領域に入ると、反応領域内の空気は反応領域から試験対象の体液サンプルの流入方向以外の方向に押し出される。
このため、製造工程でカバー、支持層、又は電極に通気口を設ける必要がない。また、カバーとチャネル(反応領域)とを正確に整列させる必要がないので、製造コストが低減され、製造歩留りが向上する。
本発明の別の目的は、最大幅が最大奥行より大きい反応領域が第1端に配置された体液サンプル検出用試験ストリップを提供することである。その結果、試験対象の体液サンプルを反応領域の任意の開いた部分から反応領域に導入できる。
試験対象の体液サンプルの反応領域への導入後、反応領域内の空気は反応領域から試験対象の体液サンプルの流入方向以外の方向に押し出される。このため、ユーザは体液サンプル検出用試験ストリップとユーザのサンプリング領域とを正確に整列させる必要がない。その結果、本発明の体液サンプル検出用試験ストリップは長期の慢性病患者や高齢者が使用するのに便利である。
本発明の更に別の目的は、縦長軸に関して第1端の両横側に配置された一対の斜め縁を有する体液サンプル検出用試験ストリップを提供することである。ユーザは体液サンプル検出用試験ストリップのガイド構造をユーザのサンプリング領域に単に当てることで、試験対象の体液サンプルが反応領域に毛細管力により引き込まれるので、体液サンプルのサンプリングが容易になる。空気は反応領域から第1端に向う方向及び他方のガイド構造に向う方向に押し出される。
本発明とその好適な使用態様、他の目的、及び利点とは、添付の図面と実施形態の下記の詳細な説明を参照することで最も良く理解されるであろう。
本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの展開斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの第1端の拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの上面図である。 本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの上面図である。 本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの図1AのAA線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの展開斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの第1端の拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの図2AのAA線に沿った断面図である。 従来の電気化学系分析ストリップの斜視図である。 特許文献1に開示された従来の電気化学系分析ストリップの斜視図である。
本発明の幾つかの特定の実施形態を例示のために詳細に説明する。当業者は本明細書の開示から本発明の利点及び効果を容易に理解できる。請求項に開示された本発明の範囲を逸脱することなく本明細書に開示した着想及び用途の詳細について多様な変更が可能であり、本発明を実施するための他の実施形態が可能であることは理解されるべきである。
本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの斜視図である図1Aを参照されたい。体液サンプル検出用試験ストリップ1は基板11、複数の電極121、支持層13、及びカバー14からなる。基板11は生体不活性材料でできているのが好ましい。
体液サンプル検出用試験ストリップ1は縦長軸Xと横短軸Yとを有する。縦長軸Xと横短軸Yは互いに直交する。体液サンプル検出用試験ストリップ1は第1端101と第2端102とを有する。第2端102は縦長軸Xに沿って第1端101と反対側に位置する。
縦長軸Xに沿う支持層13の長さL2はカバー14の長さL1より短い。カバー14は支持層13上に装着されている。体液サンプル検出用試験ストリップ1は第1端101に位置する反応領域15を有する。反応領域15はカバー14、支持層13、及び基板11により画定され囲まれている。特に、カバー14は反応領域15を完全に覆っている。また、反応領域15は横短軸Yに平行である。
実際の使用においては、ユーザは体液サンプル検出用試験ストリップ1の第1端101をサンプリング領域、例えば、鍼治療点の皮膚に単に当てることで、試験対象の体液サンプルが反応領域15に毛細管力により引き込まれ、従って、体液サンプルのサンプリングが容易になる。
本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップ1の展開斜視図である図1Bを参照されたい。基板11、複数の電極121、支持層13、及びカバー14が底から上面まで順に積層されている。複数の電極121は基板11上にプリント、被覆、又は蒸着により装着される。
本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップ1の第1端の拡大図である図1Cを参照されたい。反応領域15は縦長軸Xに沿った最大奥行Dmaxと横短軸Yに沿った最大幅Wとを有し、最大幅Wは最大奥行Dmaxより大きい。反応領域15は5マイクロリットル以下の容積を有するのが好ましく、1マイクロリットルの容積を有するのがより好ましい。
また、上記のように、最大幅Wは最大奥行Dmaxより大きい。最大奥行Dmaxと最大幅Wとの比は1:2以下であるのが好ましく、1:5であるのがより好ましい。
上記の構造を有する目的は、毛細管力により試験対象の体液サンプルが任意の方向から反応領域15に入るのを可能にすることである。これにより、体液サンプルは反応領域15全体を満たし、反応領域15内の空気は反応領域15から試験対象の体液サンプルにより体液サンプルの流入方向以外の方向に押し出される。
このため、本発明のカバー14は通気口を備える必要がない。このため、製造コストが低減され、製造歩留りが向上する。また、体液サンプル検出用試験ストリップ1はその前端(第1端101)の端面に位置する試験対象の体液サンプルのための入口(反応領域15)を備え、反応領域15は縦長軸Xに沿った最大奥行Dmaxと横短軸Yに沿った最大幅Wとを有し、最大幅Wは最大奥行Dmaxより大きい。結果として反応領域15の任意の開いた部分は試験対象の体液サンプルの導入を受け入れることが出来る。
例えば、試験対象の体液サンプルが反応領域15の中央部に導入された場合、反応領域15内の空気は体液サンプルにより反応領域15の中央から両側へ押し出される。このため、ユーザは試験ストリップ1とユーザのサンプリング領域とを正確に整列させる必要がない。その結果、本発明の体液サンプル検出用試験ストリップ1は長期の慢性病患者や高齢者が使用するのに便利である。
本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの上面図である図1Dを参照されたい。
ユーザが体液サンプルを体液サンプル検出用試験ストリップ1の反応領域15の端151と接触させると、体液サンプルは縦長軸Xに平行な流入方向Eに沿って反応領域15に導入される。最短経路(上記の流入方向E)を通って体液サンプルが反応領域15に毛細管力により引き込まれ反応領域15を満たす。その後、体液サンプルは第1端101に面した支持層13の側面133と接触し、次に体液サンプル自身の凝集力と体液サンプルと側面133との間の粘着力との相互作用により、体液サンプルは横短軸Yに平行な流路Pに沿って流れる。
具体的には、反応領域15の横短軸Yに沿った最大幅W(即ち、流路Pに沿った体液サンプルの最長流れ距離)は、縦長軸Xに沿った最大奥行Dmax(即ち、流入方向Eに沿った体液サンプルの最長流れ距離)より大きいので、反応領域15において体液サンプルの最長の流路は流路Pである。
従って、体液サンプルが流入方向Eそして流路Pに沿って流れる時、体液サンプルは図1Dの点線曲線で示したような境界面を描く。同時に、反応領域15内の空気は体液サンプルにより反応領域15から体液サンプルの流入方向E以外の方向(即ち、図1Dの点線矢印)に押し出される。
本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの上面図である図1Eを参照されたい。ユーザが体液サンプルを体液サンプル検出用試験ストリップ1の反応領域15の中央部152(正確に中央でなくてもよい)と接触させると、上記と同様に、体液サンプルは縦長軸Xに平行な流入方向Eに沿って反応領域15に導入され、最短経路(即ち、流入方向E)を通って体液サンプルが反応領域15に毛細管力により引き込まれる。その後、体液サンプルは第1端101に面した支持層13の側面133と接触すると、体液サンプル自身の凝集力と体液サンプルと側面133との間の粘着力との相互作用により、体液サンプルは分流し流路P1と流路P2(両方とも横短軸Yに平行)に沿って流れる。
このような状況下で、反応領域15において体液サンプルの最長流路は流路P1と流路P2との和に等しい。同様に、体液サンプルが流入方向Eそして次に流路P1に沿って流れる時、及び流入方向Eそして次に流路P2に沿って流れる時、それぞれ体液サンプルは図1Eの点線曲線で示したような境界面を描く。同時に、反応領域15内の空気は体液サンプルにより反応領域15から体液サンプルの流入方向E以外の方向(即ち、図1Eの点線矢印)に押し出される。
本発明の第1実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの図1AのAA線に沿った断面図である図1Fを参照されたい。AA線は体液サンプルの上記の流路P(又は流路P1と流路P2との和)に垂直である。カバー14は支持層13上に装着され、カバー14は反応領域15を完全に覆っている。
その結果、カバー14は体液サンプル検出用試験ストリップ1(図1Aに示す)の第1端101に形成された片持ち梁構造を有する。電極121は反応領域15内へ延びている。反応領域15はカバー14、支持層13、及び基板11により画定され囲まれている。また、図1Fに示すように、反応領域15は体液サンプル検出用試験ストリップ1のAA線に沿った断面においてC字形の構造を有している。
また、体液サンプルの表面張力が体液サンプルと反応領域15の間に形成される毛細管力より大きい場合、試験対象の体液サンプルの反応領域15への導入はゆっくりとなる。従って、望ましい毛細管力を有する反応領域15を保つために、反応領域15の高さZと最大奥行Dmax(図1Cに示す)とは少なくとも1:20の比であるのが好ましく、少なくとも1:10の比であるのがより好ましい。言い換えると、反応領域15の高さZが100μmの時、反応領域15の縦長軸Xに沿った最大奥行Dmaxは1mmであるのが好ましい。
また、カバー14は反応領域15に面した側が親水性材料で被覆され、それにより体液サンプルがより滑らか且つより容易に反応領域15に送達される。また、試験対象の体液サンプルが反応領域15全体を満たすのに不十分である場合、誤った試験結果を生じる。これを防ぐために、ユーザが反応領域15への体液サンプルの送達状態を容易に観察できるようにカバー14の第1端101に近い端は透明な材料でできているのが好ましい。
本発明の第2実施形態に係る別の体液サンプル検出用試験ストリップを示す図2A〜図2Dを参照されたい。第2実施形態における体液サンプル検出用試験ストリップは第1実施形態とほぼ同じ特徴を有する。第2実施形態の体液サンプル検出用試験ストリップと第1実施形態との違いを下記に説明する。
図2Aを参照すると、体液サンプル検出用試験ストリップ2は縦長軸Xと横短軸Yとを有し、縦長軸Xと横短軸Yは互いに直交する。体液サンプル検出用試験ストリップ2は第1端201と縦長軸Xに沿って第1端201と反対側の第2端202とを有する。一対の斜め縁203が、体液サンプル検出用試験ストリップ2の縦長軸Xに関して第1端201の両横側に配置されている。各斜め縁203は第1端201から第2端202に向って斜めに延びている。
また、図2Aに示すように、各斜め縁203は直線形状を有するが、必要に依っては、各斜め縁203は弧又は丸形状を有してもよい。結果として、実際の使用においては、ユーザは体液サンプル検出用試験ストリップ2の斜め縁203をサンプリング領域、例えば、鍼治療点の皮膚に単に当てることで、試験対象の体液サンプルが反応領域25に毛細管力により引き込まれるので、体液サンプルのサンプリングが容易になる。
本発明の第2実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップの展開斜視図である図2Bを参照されたい。基板21、複数の電極221、支持層23、及びカバー24が底から上面まで順に積層されている。支持層23は第1端201に形成された凹部231を有する。電極221は反応領域25(図2Aに示す)内へ延びている。
本発明の第2実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップ2の第1端の拡大図である図2Cを参照する。一対のガイド構造203が第1端201の両横側に配置されているので、凹部231は矩形の構造ではなく台形状構造である。従って、凹部231は縦長軸Xに沿った最小奥行Dminを有する。凹部231の最小奥行Dminと反応領域25の最大奥行Dmaxとは3:5以下の比であるのが好ましく、2:5以下の比であるのがより好ましい。
また、凹部231内で第2端202により近い部分に、一対の丸い縁232が縦長軸X(図2Aに示す)に関して凹部231の両横側に配置されている。試験対象の体液サンプルが凹部231に流れ込む時に、渦流又は乱流を低減して気泡の発生を防ぐことが出来るよう、凹部231は上記のように設計されている。
従って、定量分析の正確な結果を保証できる。第2端202により近い各丸い縁232は、好ましくは少なくとも0.5mmの曲率半径(R)を有する。
上記のように、反応領域25の最大幅Wは反応領域25の最大奥行Dmaxより大きい。従って、最大奥行Dmaxと最大幅Wとは1:2以下の比であるのが好ましく、1:5の比であるのがより好ましい。
上記の構造を使用する目的は、試験対象の体液サンプルが、任意の方向から、即ち凹部231の斜め縁203に近いどちらかの側から反応領域25に毛細管力により入るのを可能にすることである。従って、反応領域25内の空気は試験対象の体液サンプルにより第1端201及び他方の斜め縁203の方へ押され、反応領域25から押し出される。
従って、本発明のカバー24は通気口を備える必要がない。製造工程においてカバー24を凹部231と正確に整列させる必要がない。このため、製造コストが低減され、製造歩留りが向上する。また、体液サンプル検出用試験ストリップ2はその前端(第1端201)の端面に位置する試験対象の体液サンプルのための入口(反応領域25)を有し、反応領域25は縦長軸Xに沿った最大奥行Dmaxと横短軸Yに沿った最大幅W及び最大開口幅W’とを有する。最大幅Wと最大開口幅W’は両方とも最大奥行Dmaxより大きい。
結果として、試験対象の体液サンプルが導入される時、反応領域25内の空気は体液サンプルにより反応領域25の中央から斜め縁203へ押し出される。このため、ユーザは体液サンプル検出用試験ストリップ2とサンプリング領域とを正確に整列させる必要がない。その結果、本発明の体液サンプル検出用試験ストリップ2は長期の慢性病患者や高齢者が使用するのに便利である。
本発明の第2実施形態に係る体液サンプル検出用試験ストリップ2の図2AのAA線に沿った断面図である図2Dを参照されたい。カバー24は支持層23上に装着され、カバー24は反応領域25を完全に覆っている。反応領域25はカバー24、支持層23、及び基板21により画定され囲まれている。
また、カバー24は反応領域25に面した側が親水性材料で被覆されているので、体液サンプルがより容易に凹部231から反応領域25に導入される。また、試験対象の体液サンプルが反応領域25全体を満たすのに不十分である場合、試験結果に誤りが生じる。これを防ぐために、ユーザが反応領域25への体液サンプルの送達状態を容易に観察できるようにカバー24の第1端201に近い端は透明な材料でできているのが好ましい。また、反応領域25の高さZと反応領域25の縦長軸Xに沿った最大奥行Dmaxとは第1実施形態とほぼ同じ比であり、ここでは省略する。
本発明の特定の実施形態を例示のために詳細に説明したが、請求項に開示された本発明の範囲を逸脱することなく開示した実施形態について多様な変更が可能であることを当業者は理解するであろう。
1、2 体液サンプル検出用試験ストリップ
11、21 基板
13、23 支持層
14、24 カバー
15、25 反応領域
101、201 第1端
102、202 第2端
121、221 電極

Claims (10)

  1. 順に積層された基板(11、21)、複数の電極(121、221)、支持層(13、23)、及びカバー(14、24)を含む体液サンプル検出用試験ストリップ(1、2)であって、体液サンプル検出用試験ストリップ(1、2)は互いに直交する縦長軸(X)と横短軸(Y)とを有し、更に第1端(101、201)と該縦長軸(X)に沿って該第1端(101、201)と反対側の第2端(102、202)とを有し、
    体液サンプル検出用試験ストリップ(1、2)は、該第1端(101、201)に位置し該カバー(14、24)、該支持層(13、23)、及び該基板(11、21)により画定され囲まれ該横短軸(Y)に平行な反応領域(15、25)を有し、該複数の電極(121、221)は該反応領域(15、25)内へ延び、
    該反応領域(15、25)は該縦長軸(X)に沿った最大奥行(Dmax)と最大奥行(Dmax)より大きい該横短軸(Y)に沿った最大幅(W)とを有し、
    体液サンプルが該反応領域(15、25)内に入り流れる時、該体液サンプルは該反応領域(15、25)内で最長流路(P、P1、P2)を有し、該反応領域(15、25)は該最長流路(P、P1、P2)に垂直な方向に沿った断面においてC字形の構造を有し、
    該カバー(14、24)は該反応領域(15、25)に面した側が親水性材料で被覆されていることを特徴とする体液サンプル検出用試験ストリップ(1、2)。
  2. 前記最大奥行(Dmax)と前記最大幅(W)との比は1:2以下である請求項1に記載の体液サンプル検出用試験ストリップ(1、2)。
  3. 一対の斜め縁(203)が、体液サンプル検出用試験ストリップ(2)の前記縦長軸(X)に関して前記第1端(201)の両横側に配置され、該各斜め縁(203)は該第1端(201)から前記第2端(202)に向って斜めに延びている請求項1に記載の体液サンプル検出用試験ストリップ(2)。
  4. 前記支持層(23)は前記第1端(201)に形成された凹部(231)を有し、該凹部(231)は前記縦長軸(X)に沿った最小奥行(Dmin)を有し、該凹部(231)の該最小奥行(Dmin)と前記反応領域(25)の前記最大奥行(Dmax)とは3:5以下の比である請求項3に記載の体液サンプル検出用試験ストリップ(2)。
  5. 前記最小奥行(Dmin)と前記最大奥行(Dmax)とは好ましくは1:5以下の比である請求項4に記載の体液サンプル検出用試験ストリップ(2)。
  6. 前記凹部(231)内の両隅の近くに一対の丸い縁(232)が前記縦長軸(X)に関して両横側に配置され、該各丸い縁(232)は、少なくとも0.5mmの曲率半径(R)を有する請求項4に記載の体液サンプル検出用試験ストリップ(2)。
  7. 前記各斜め縁(203)は弧形状又は直線形状を有する請求項3に記載の体液サンプル検出用試験ストリップ(2)。
  8. 前記反応領域(15、25)は5マイクロリットル以下の容積を有する請求項1に記載の体液サンプル検出用試験ストリップ(1、2)。
  9. 前記基板(11、21)は生体不活性材料でできている請求項1に記載の体液サンプル検出用試験ストリップ(1、2)。
  10. 前記カバー(14、24)の前記第1端(101、201)に近い端は透明な材料でできている請求項1に記載の体液サンプル検出用試験ストリップ(1、2)。
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