JP2013529397A - アップリンクのアンテナ送信ダイバーシティを行う方法および装置 - Google Patents

アップリンクのアンテナ送信ダイバーシティを行う方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013529397A
JP2013529397A JP2012548146A JP2012548146A JP2013529397A JP 2013529397 A JP2013529397 A JP 2013529397A JP 2012548146 A JP2012548146 A JP 2012548146A JP 2012548146 A JP2012548146 A JP 2012548146A JP 2013529397 A JP2013529397 A JP 2013529397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
quality information
channel quality
power
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012548146A
Other languages
English (en)
Inventor
カイ ルージン
ペルティエ ブノア
フェンジュン シー
エス.レビー ジョセフ
アイリッシュ アンドリュー
Original Assignee
インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド filed Critical インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
Publication of JP2013529397A publication Critical patent/JP2013529397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0602Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using antenna switching
    • H04B7/0608Antenna selection according to transmission parameters
    • H04B7/061Antenna selection according to transmission parameters using feedback from receiving side
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/20Monitoring; Testing of receivers
    • H04B17/24Monitoring; Testing of receivers with feedback of measurements to the transmitter
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/0404Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas the mobile station comprising multiple antennas, e.g. to provide uplink diversity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0686Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission
    • H04B7/0689Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission using different transmission schemes, at least one of them being a diversity transmission scheme
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/08Closed loop power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/241TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account channel quality metrics, e.g. SIR, SNR, CIR, Eb/lo
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/42TPC being performed in particular situations in systems with time, space, frequency or polarisation diversity

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

アンテナの送信ダイバーシティを提供するシステム、方法、および手段が開示される。ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)は複数個のアンテナを備える場合がある。各アンテナのチャネル条件を判定することができる。チャネル条件を判定するためにプローブ段階を使用することができる。プローブ段階の期間内に、各アンテナからのプローブ信号をそれぞれの時間間隔中に送信することができる。WTRUの送信電力は一定に保持する場合もしない場合もある。ノードBは各プローブ信号を受信し、チャネル品質情報を判定することができる。ノードBは、信号間に電力オフセットがある場合は、判定されたチャネル品質情報を調整することができる。ノードBは、チャネル品質情報をWTRUに送信することができる。WTRUは、受信したチャネル品質情報に基づいて、アップリンクの送信で使用するアンテナを切り替えることができる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2010年1月7日に出願された米国仮特許出願第61/293,085号、および2010年10月1日に出願された米国仮特許出願第61/389,003号に基づき、それらの優先権を主張するものであり、それらの内容は全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、ワイヤレス通信に関するものである。
スマートアンテナ技術は、データ送信のロバスト性を向上させ、より高いデータスループットを実現するための有効な手段としてセルラ通信システムで広く使用されている。アンテナ切替え技術は、複数の送信アンテナからなる構成を有し、異なるアンテナで交互にデータ送信を行うことにより、フェージングチャネルに対処するための空間ダイバーシティを実現する。しかし、例えば3GPP WCDMA準拠のセルラ通信システムではアップリンクの送信(TX)ダイバーシティは利用することができない。
アンテナの送信ダイバーシティを提供するシステム、方法、および手段が開示される。例えば、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)は複数個のアンテナを備える場合がある。アップリンク送信で使用するアンテナを選択するために各アンテナのチャネル条件を判定することができる。チャネル条件を判定するためにプローブ(probing)段階を使用することができる。プローブ段階の期間中は、WTRUの送信電力を一定に保持することができる。プローブ期間内に、各アンテナからのプローブ信号をそれぞれのアンテナの時間間隔中に送信することができる。WTRUは、送信したプローブ信号に関するチャネル品質情報を(例えばノードBから)受信することができる。WTRUは、受信したチャネル品質情報に基づいてアップリンク送信で使用するアンテナを切り替える(例えば選択する)ことができる。チャネル品質情報は、例えば、特定のアンテナを使用するようにWTRUに命じる指示を提供することができ、またはチャネル品質情報は、WTRUによって評価できる情報を含むことができ、その場合WTRUはその評価に基づいてアンテナを選択する。
各アンテナのチャネル条件は、送信電力を一定に保持せずに判定することもできる。例えば、ノードBは、プローブ段階の期間中に各アンテナからプローブ信号を受信することができる。各プローブ信号は、それぞれのアンテナの測定時間に送信することができる。送信電力は、例えばアップリンクで実施される電力制御の調整のためにプローブ信号ごとに異なる場合がある。ノードBは、測定時間間の電力変化のオフセットを判定することができる。ノードBは、受信したプローブ信号に関連するチャネル品質情報を計算することができる。チャネル品質情報を計算する際、ノードBは、電力変化のオフセットを使用してプローブ信号間の送信電力の差を補償することができる。ノードBは、チャネル品質情報をWTRUに送信することができる。
添付図面との関連で例として与えられる以下の説明からより詳細な理解を得ることができる。
複数のWTRU、ノードB、制御無線ネットワークコントローラ(CRNC)、サービング無線ネットワークコントローラ(SRNC)、およびコアネットワークを含む例示的なワイヤレス通信システムの図である。 図1のワイヤレス通信システムのWTRUおよびノードBの例示的機能ブロック図である。 WCDMA/HSPA向けのSISO方式の送信機の構造を示す図である。 WCDMA/HSPA向けのSISO方式の受信機の構造を示す図である。 アンテナ切替え(AS)ダイバーシティを用いる例示的なWTRU送信機の構造を示す図である。 ASを用いる例示的な電力制御ループの制御図である。 AS用の例示的なDPCCH利得制御部の図である。 状態機械の一例を示す図である。 アンテナの例示的な切替えタイミング図である。 ガード間隔を有するアンテナの例示的な切替えタイミング図である。 閉ループのアンテナ切替えシステムの例示的な高レベルブロック図である。 共通利得機能の例示的実装を示す図である。 共通利得機能の例示的実装を示す図である。 仮想的な電力制御ループの概念の例示的実装を示す図である。 ノードBの例示的な切替え制御機能を示す図である。 UEの切替え制御機能の例示的機能ブロック図である。 ノードBからUEに送信される例示的シグナリングを示す図である。 ノードBで制御され、UEで支援されるASの例を示す図である。 UEで制御されるASの例を示す図である。 全プローブモードで一定のTX電力の例を示す図である。 1切替え周期内にTX電力を一定にする例を示す図である。 最後の切替え周期にTX電力を一定にする例を示す図である。 測定が行われる際のタイミング図の例を示す図である。 単一パイロットの例示的ビーム形成システムの図である。 固定パターンのプローブモードの例を示す図である。 複数のプローブ状態を有する例示的な測定タイミングの図である。 1つまたは複数の開示される実施形態を実施することが可能な例示的通信システムのシステム図である。 図17Aに示す通信システムで使用することが可能な例示的ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)のシステム図である。 図17Aに示す通信システムで使用することが可能な例示的無線アクセスネットワークおよび例示的コアネットワークのシステム図である。
以下で言及する場合、用語「ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)」は、これらに限定されないが、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動型の加入者ユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、またはワイヤレス環境で動作することが可能な他の種のユーザ装置を含む。本明細書で使用する場合、用語「UE」と「WTRU」は同義の場合がある。以下で言及する場合、用語「基地局」はこれらに限定されないが、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、またはワイヤレス環境で動作することが可能な他の種のインタフェース装置を含む。
図1は例示的ワイヤレス通信システム100を示し、システム100は、複数のWTRU110、ノードB120、制御側無線ネットワークコントローラ(CRNC)130、サービング無線ネットワークコントローラ(SRNC)140、およびコアネットワーク150を含む。ノードB120およびCRNC130をまとめてUTRANと呼ぶことができる。
図1に示すように、WTRU110はノードB120と通信状態にあり、ノードB120は、CRNC130およびSRNC140と通信状態にある。図1には3つのWTRU110、1つのノードB120、1つのCRNC130、および1つのSRNC140を示すが、ワイヤレス装置と有線装置の任意の組み合わせがワイヤレス通信システム100に含まれてよいことに留意されたい。
図2は、図1のワイヤレス通信システム100のWTRU110およびノードB120の例示的な機能ブロック図200である。図2に示すように、WTRU110はノードB120と通信状態にあり、両者ともTPCに基づくアンテナ切替え送信ダイバーシティを行う方法を行うように構成されている。
典型的なWTRUに見られる構成要素に加えて、WTRU110はプロセッサ115、受信機116、送信機117、メモリ118、およびアンテナ119を備えることができる。メモリ118は、オペレーティングシステム、アプリケーション等のソフトウェアを記憶するために提供される。プロセッサ115は、単独で、またはソフトウェアとの関連で、TPCに基づくアンテナ切替え送信ダイバーシティを行う方法を行うために提供される。受信機116および送信機117はプロセッサ115と通信状態にある。アンテナ119は受信機116および送信機117の両方と通信状態にあって、ワイヤレスデータの送受信を容易にする。
典型的なノードBに見られる構成要素に加えて、ノードB120は、プロセッサ125、受信機126、送信機127、メモリ128、およびアンテナ129を備えることができる。プロセッサ125は、TPCに基づくアンテナ切替え送信ダイバーシティを行う方法を行うように構成される。受信機126および送信機127は、プロセッサ125と通信状態にある。アンテナ129は受信機126および送信機127の両方と通信状態にあって、ワイヤレスデータの送受信を容易にする。
以下に説明するのは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ユニバーサルモバイル遠隔通信システム(UMTS)の通信システムでアップリンク送信に使用することが可能なアンテナ切替え技術である。この技術は、既存のアップリンクの電力制御ループから導出される情報を再使用してアンテナの選択を誘導することにより、暗黙的な閉ループの送信ダイバーシティを実現する。高速のアップリンクリソースのスケジューリングが非常に動的なTX電力制御に依拠するHSUAPのニーズに対処するために、各種のプローブ技術が特別に設計されている。さらに、提案される技術の一部は、2つのアンテナ経路を同時に推定することが不可能なシナリオにおけるビーム形成送信ダイバーシティに適応される。WTRUとネットワークの間の連携を向上させ、他の処理への影響を最小に抑えるために、関連する制御およびシグナリングの機構も提示される。
2アンテナの構成を参照して例を説明するが、本明細書に開示されるシステム、方法、および手段は、多アンテナシステムに一般化することができる。また、本明細書の説明に関して各種の標準および技術を挙げるが、他の標準および/または技術も適用されてよい。
アップリンク送信のための従来のSISO方式のWCDMA/HSPA通信システムを図3および図4に示し、同図にはそれぞれWTRUの送信システムと基地局の受信システムを示す。DPCCHおよびDPDCHは、主に音声のデータトラフィックを低伝送レートで搬送できる、Release99で規定される物理チャネルである。E−DPCCH、E−DPDCH、およびHS−DPCCHのチャネルは、高速データを搬送できるHSPA動作のためのチャネルである。各物理チャネルは、符号化処理後に、変調して異なるチャネライゼーション(channelization)コードで個々に拡散することができる。各チャネルには送信電力管理のために異なる利得係数を適用することができ、係数は、アップリンクリソースの割り当ておよび干渉制御のためにネットワークにより管理することができる。チャネルは、複素信号の同相成分または直角成分に組み合わせることができ、その信号をさらにWTRU固有のスクランブラで処理し、次いで送信のためにアンテナに送ることができる。
送信アンテナは1つなので、上記のような処理ブロックの組み合わせ全体をTXチェーンと呼ぶ。
基地局の受信機側では、受信アンテナから受信された信号を等化器で処理してISIを取り外し、マルチパス効果の影響を緩和することができる。等化器は、低い複雑度で従来のレーキ受信機として設計するか、または、LMMSE等化器など、より高い性能の高度な受信機として設計することができる。いずれの場合も、伝搬チャネルによって生じる歪みを解消するために、チャネル推定が必要となる可能性がある。各物理チャネルを分離するために、そのチャネルに対応するチャネライゼーションコードを使用して逆拡散処理を行うことができる。分離された信号は、個々に復号して最終的な2値データを得るために送ることができる。これは、図示を簡略にするためにシステムブロック図には示していない。
WCDMA/HSPAにはアップリンク送信のための電力制御機構があり、アップリンクおよびダウンリンク両方向にまたがって内部電力制御ループが設計される。基地局のUL受信機内で、アップリンクのDPCCHの信号対干渉比(SIR)を監視し、上位層から指定された値に維持する。設定された目標値と異なる場合は、TPC(送信電力制御)コマンドをダウンリンクのDPCCHまたはF−DCHチャネルを介してWTRUにフィードバックすることにより、調整を行うことができる。TPCを受信すると、利得係数giを調整で増減して、TPCコマンドに応じてDPCCHの送信電力を制御することができる。それ以外のチャネルの送信電力は、各自の性能目標に達するようにDPCCHを基準として設定することができる。すなわち、DPCCHの電力が変更されると、総WTRU送信電力がそれに比例して変動することができる。
アップリンク送信は、アンテナ切替えによるTXダイバーシティを用いて行うことができる。アンテナ切替えは、1つまたは複数の送信アンテナを導入し、一方でなお1つのTXチェーンをWTRUで維持することによって実装することができる。アンテナ切替え向けに構成された送信機の例示的なシステムブロック図を図5に示し、この例ではSISOシステムと同じTXチェーンが維持され、例えば1つのPAと1つの処理ブロックセットがある。DPCCHチャネルの利得制御機能の数は各アンテナに1つ、すなわち2つに増やされる。新たに導入された切替え制御ブロックの制御を使用して、2つのアンテナの切替えと同時に2つの利得制御機能の切替えを行うことができる。
以下の下位項目でHSUPA向けのTPCに基づくアンテナ切替えと閉ループのアンテナ切替えASシステムの2つの例を提案する。これらは、切替えの制御がネットワークからの暗黙的なフィードバックを介して行われるか、明示的なフィードバックを介して行われるかに応じて決まることができる。
TPCに基づくアンテナ切替えの設計は、基地局における構成への影響を最小に抑えることにより、アンテナ切替え(AS)を用いるWTRUを既存の配備に導入できるようにする。例えばアップリンク送信ダイバーシティによる性能の強化は、AS技術の使用を基地局側で認識せずに実現することができる。その目的のために、基地局のUL受信機は図4と同じままでよい。ノードB側の電力制御ループは変更しなくてよい場合がある。詳細には、SIRおよびTPCコマンドは、WTRU側でASを適用しない場合と同様に設定することができる。ASの全電力ループ構成の例を図6に示す。
ASは、プローブモードと動作モードの2つの異なるモードで動作することができる。プローブモードでは、2つのアンテナのチャネル条件を個々に調査するように設計された所定のパターン(例えば等しいデューティサイクル)でASを行うことができる。このモードでもULデータの送信は行われるが、その性能の最適化はできない場合がある。
プローブモードで定常状態に達する、例えばWTRUがどちらのアンテナで送信を行っているかに関係なくSIRが安定に近づきつつあると仮定すると、電力制御機能から得られる利得係数g1またはg2は、そのアンテナのチャネル品質情報を含むことができる。動作モードでは、アンテナの選択は、利得係数を入力として作成される条件に基づいて適応的に行うことができる。例えば、g1>g2の場合は、アンテナ2が大半の時間動作することができ、アンテナ1は、可能性としては電力制御ループの維持だけのために非常に小さなデューティサイクルを与えられる。
性能の点から見ると、このような切替えは、WTRUの送信電力を下げる助けとなり、その結果干渉レベルを下げ、システム容量を改善することができる。より広い意味では、チャネル条件情報が電力制御ループ機構を介して間接的にWTRUにフィードバックされるので、これは暗黙的な閉ループのTXダイバーシティを実装することができる。
ノードB受信機からの直接のフィードバックが利用できる場合は、UEにおけるアンテナ切替え動作は、UEおよび/またはノードBにおける切替え制御機能を介してネットワークの厳重な制御下で行われる場合がある。UEとノードBは、ノードB受信機からの明示的なフィードバックを搬送するダウンリンクシグナリングで接続される。アップリンクにフィードバック用のシグナリングリンクを確立して、アップリンク送信の信頼性を高めることができる。そのリンクを使用してUEのアンテナ切替えに関するステータス情報を搬送することができる。閉ループのアンテナ切替えシステムの高レベルブロック図の例を図11に示す。
プローブ/動作モードの概念は閉ループのASにも応用することができる。違いは、より正確で最新のアップリンク信号品質とチャネル条件に関する情報を得ることができるノードBの切替え制御機能が、それらモードの使用の制御に完全に関与できる点である。
閉ループのアンテナ切替えの利得制御機能は、利得制御機能の出力がアンテナ切替えの決定の支援に使用される場合も使用されない場合もある点を除いて、上記で述べたように電力制御ループの安定化において同様の目的を果たすことができる。
利得制御機能はTPCコマンドを実行し、コマンドを利得係数に変換し、その係数がDPCCH信号に乗算されて、送信アンテナのコネクタで測定される最終的な送信電力を制御する。アンテナ切替えを使用して利得制御部を図7に示す。
TPCコマンドは、ダウンリンクのフィードバックチャネルから受信されると、復号して0または1に等しい2進値とすることができる。そして、下記のアルゴリズム例の1つに基づいてこの2進値をTPC_cmdに変換することができる。
アルゴリズム1
TPCコマンド=0の場合、TPC_cmd=−1
TPCコマンド=1の場合、TPC_cmd=1。
アルゴリズム2
5つのスロットからなるセットの最初の4スロットについては、TPC_cmd=0。
セットの5番目のスロットについては
セット中の5つの硬判定がすべて1の場合は、TPC_cmd=1
セット中の5つの硬判定がすべて0の場合は、TPC_cmd=−1
それ以外の場合は、5番目のスロットはTPC_cmd=0。
アルゴリズム3
Nが任意の非ゼロの整数とする。
N個のスロットからなるセットの最初のN−1個のスロットについてはTPC_cmd=0。
セット中の5番目のスロットについては、
セット中のN個の硬判定がすべて1の場合は、TPC_cmd=1
セット中のN個の硬判定がすべて0の場合は、TPC_cmd=−1
それ以外の場合は、N番目のスロットはTPC_cmd=0。
Nの値の選択は、AS_stateのステータスに依存する。
上記のアルゴリズムの使用は、上位層からの設定、ならびに、WTRUがプローブモードであるか動作モードであるかを示す制御信号AS_stateに依存することができる。
導出されたTPC_cmdで、式1のようにDPCCH電力を調整することができる。
Figure 2013529397
ここで、ΡDPCCH_oldは、1つ前のスロットでメモリに記憶されたDPCCH電力値である。ΔTCPは、電力更新のステップサイズであり、切替え制御部から出力されるAS_stateに基づいて調整可能とすべきである。
式1から、PDPCCHは、関連するアンテナが送信を行っていない時は更新されない場合がある。これは、図7に示すように、power_updateで制御される切替えを介して実装することができる。power_updateはAS_cmdを遅らせたバージョンであり、利得制御部に関連付けられたアンテナへの切替えが発生した時に1に設定できることに留意されたい。この遅延は、TPCコマンドのフィードバックで生じる待ち時間を考慮するように設定することができる。AS_stateおよびAS_cmdは、切替え制御機能から出力される制御信号である。
DPCCHOは、g=1の時に得られる較正後のDPCCH電力と定義することができる。PDPCCHで指定される所与の電力目標を達成するために、現在の時間スロットの利得係数を式2で計算することができる。
Figure 2013529397
2アンテナ切替えシステムの場合は、図5に示すように、そのような電力制御ブロックの2つが必要とされる場合がある。利得係数g1、g2のどちらを使用するかは、アンテナ切替えが発生するたびに、それに応じてTDM方式で切り替えられる。
遅延させた更新機構、調整可能なステップサイズΔTCP、およびAS状態に基づくTPCコマンド生成アルゴリズムの選択により、特にアンテナ較正の変化が原因で生じる不連続性がある時に、電力制御ループの安定化を促進させる必要性に対処することができる。ここに提案される手法は、TPCに基づくおよび閉ループ両方のアンテナ切替え技術に適用できることに留意されたい。
利得制御機能は、両方のアンテナに適用される共通の利得によって実装することができる。上記の電力制御アルゴリズムは、power_state変数を使用できないためTPCコマンドが受信される限り利得を常に更新する点を除いては、なお有効である。共通の利得機能の実装を図12および図13に示す。ステップサイズはAS_stateおよびAS_cmdで共同して制御できることに留意されたい。
アンテナ切替えの動作によって生じる影響を緩和することができる、アップリンク電力制御ループの収束を改善する方法が記載される。各アンテナの電力制御ループの状態は個別に記憶することができる。アンテナの切替えが発生すると、それまで使用されていたアンテナの設定を引き続き使用するのではなく、現在のアンテナに対応してメモリに記憶された設定を使用することができる。時間的にはTPCコマンドの1つのストリームを見ているが、実質的には1つのアンテナにつき1つの2つの制御ループが動作していることができる。この概念は、図7に示す利得制御機能構造でUE側で実装することができ、アンテナに応じて2つの利得係数が交互に使用される。ノードB側では、UEにおける実装に対応する交互の使用に、測定値の2つのセットが必要とされる場合がある。仮想的な電力制御ループの概念の例示的な実装を図14に示し、g1およびg2、SIR1およびSIR2は、各アンテナに独立して使用することが可能な2つの設定のセットである。
TPCに基づくASの切替え制御機能は、切替えのタイミングを制御しシステムの他の機能処理ブロックの動作を連携させることができる状態機械(図8の状態機械など)を介して、UEで実装することができる。状態機械の設計では、2つの異なるアンテナ経路のチャネル条件を迅速に調べ、プローブモードで電力制御ループを高速に安定化し、動作モードでアップリンク送信の性能利得を最大にするという必要性を考慮することができる。
図8に示すように、状態機械(切替え制御機能に含めることができる)の出力は2つの信号を含むことができる。AS_cmdは、2つのアンテナに切替え制御を提供する2値の制御信号である。AS_cmd=0の場合はアンテナ1をオンにし、アンテナ2をオフにする。AS_cmd=1の場合は、アンテナ2をオンにし、アンテナ1をオフにする。AS_stateは、WTRUをプローブモードにすべきか動作モードにすべきかを指示することができるステータス信号である。
切替え制御機能は、状態機械を適宜調整して電力制御ループの収束を促進するために、利得制御機能のステータスを監視することができる。
閉ループのASの場合、切替え制御機能はノードB側に移すことができるが、動作を支援するために残る部分がUEになおあってよい。
図15に示すように、ノードBにおける例示的な切替え制御機能は、判定部および状態機械の2つの下位機能を含むことができる。
ノードBで切替え制御機能がアップリンク受信機に直接アクセスすると、より効果的なアンテナ切替え制御と、チャネル条件の変化へのより迅速な反応を可能にすることができる。アップリンク受信機から提供される情報は、チャネル推定の結果、SIRまたはSINR、BLER、推定受信電力(例えばノードBにおけるRx信号電力)、または推定UEの速度/ドップラーシフト、の1つまたは組み合わせを含むことができる。
これらの情報入力の1つまたは組み合わせに基づき、切替え機能は、UE送信機の電力使用を最小にし、アップリンクの受信性能を最適化する等のために、UEで送信に使用するアンテナを決定することができる。
状態機械は、プローブモードと動作モードの適切な制御により、アンテナの選択/検索プロセスを最適化することができる。プローブ段階の詳細については下記で説明する。
アンテナ制御コマンドやプローブモードのステータス等、ノードBで切替え制御機能から供給される制御信号は、ダウンリンクのシグナリングを介してUEに送信することができる。ノードBの受信機にもこの情報を転送すると、受信アルゴリズムを適合してアンテナステータス変化の遷移の影響を緩和できるため有益である場合がある。
UEの切替え制御機能は、異なるアンテナへの送信信号を改変するスイッチ構造とするか、または特に、頻繁なアンテナの切替えのためにシステムが遷移から迅速に安定化する必要があるプローブモード時に、アップリンク送信を改善するために送信機機能の一部に何らかの制御信号を提供するように設計することができる。UEの切替え制御機能の機能ブロック図を図16に示す。
閉ループASの場合、ノードBは、上記のノードB受信機からの未処理情報の一部を、ダウンリンクのシグナリングでUEの切替え制御機能にフィードバックすることができる。これにより、UEは、ソフトハンドオーバー(SHO)モードでマクロダイバーシティ利得を最適化するために、アンテナ選択の決定を行うことができる。UEへのこの情報の送信は、SOHモードに限定することができる。
ASは、ノードBによって完全に制御することができる。図17に示すように、ノードBから1ビットのシグナリングをUEに、例えばTTI単位、無線フレーム単位等で定期的に送信することができる。このビットの状態で送信にどちらのアンテナを使用すべきかを指示することができる。例えば、0の場合はアンテナ1をオンにし、アンテナ2はその逆となることを示す。1ビットのシグナリングは、切替え動作が行われる時に限定することができる。これは、HS−SCCH命令(Order)として、または他のダウンリンク制御チャネルで搬送することができる。他の例としては、F−DPCH、E−HICH/E−RGCHの符号化方式および形式を使用して情報を搬送することが挙げられる。
その場合、受信機におけるチャネルと信号の条件を監視し、適宜プローブモードを開始してアンテナ切替えを制御することはノードBの役割とすることができる。この動作のモードでは、UEは、シグナリングビットに従って切替え命令を実行することにより、スレーブモードにある。UEは、プローブモードがいつ発生するかの直接の知識は持たず、したがって切替えの遷移で生じるアップリンク受信機の損失を補償しなくてよい場合がある。例示的な実装を図17に示す。
ASは、UEからの支援を受けてノードBで制御することもできる。その場合、上記の1ビットの切替えコマンドシグナリングに加えて、追加的なシグナリングを介してUEにプローブモードの使用を通知すると有用である場合がある。追加的なシグナリングは、HS−SCCH命令など、ダウンリンク制御チャネルのどれかにもう1ビットまたは複数ビットを追加することにより搬送することができる。UEは、例えばタイマを利用した実装により、自律的にプローブモードを判定することができる。
シグナリングを利用する場合には、フィードバックシグナリングで、プローブモードの開始と終了を明示的に知らせることができる。
本明細書に記載されるTX電力が一定のプローブモードでは、フィードバックシグナリングは、以下の1つまたは組み合わせからなることができる。
1ビットでプローブモードの開始を示す。
1ビットでプローブモードの終了を示す。
1ビットのフラグでTX電力一定制御モードを有効にするか否かを示す。TX電力一定制御を有効にするフラグを受信すると、データ送信が原因の性能の低下が望まれない場合は、UEは、TX電力が一定に制御される期間中はデータを送信せず、それによりULPCがオフであることを示唆することができる。
タイマを利用する場合は、フィードバックシグナリングは、プローブモードの開始の通知に限定することができる。そして、UEの切替え制御機能内でタイマを開始し、タイマが満了すると、UEとノードB間の取り決めに従ってプローブモードが終了したと見なすことができる。タイマの長さは、RRCシグナリングを介してネットワークにより事前定義または事前設定することができる。この方式でシグナリングを行うと信号のオーバーヘッドを低減する助けとなるが、柔軟性に影響する可能性がある。
より多くの情報を得ると、UEの切替え制御機能は、送信機側の処理ブロックの一部を調整して遷移の影響を緩和し、したがってノードBにおける受信機損失を減らす制御信号を生成することができる。例えば、電力制御ループのステップサイズを適宜変えて、電力制御ループの収束を速めることができる。図18に、UEからの支援を受けてASを制御するノードBの例を示す。さらなる詳細については下記で説明する。
UEがASを制御することもできる。その場合、切替えの決定はUEに委ねることができる。UEは、例えばダウンリンクのフィードバックを通じてノードB受信機のチャネルおよび信号の条件が通知されることを必要とする場合がある。UEの決定を支援するために有用である可能性のある情報には、チャネル推定の結果、SIR、BLER、推定受信電力、またはUEの速度、など測定結果の1つまたは複数についての真の値または差分値が含まれる。
その結果、UEの切替え制御機能はAS動作を担い、一方、ノードBの対応部分は最小限の設計とすることができる。
この実装は、多大なダウンリンクのオーバーヘッドを課す可能性がある。利点としては、UEが、アクティブセット/E−DCHアクティブセットを構成する種々のセルから受け取る情報を組み合わせ、適切な決定を行うことができるため、ソフトハンドオーバー(SHO)のシナリオでマクロダイバーシティ利得を最適化できることが挙げられる。
切替えのステータスは、追加的なアップリンクのシグナリングを介してノードBにフィードバックすることができる。追加的なアップリンクのフィードバックは、どちらのアンテナが送信に使用されているか、および/またはいつプローブモードが行われるかについての情報を含むことができる。図19にUEがASを制御する例を示す。
アンテナに関する伝送品質についての情報を提供することができるプローブモードが開示される。プローブモードには、図9の例に示すように、所定のパターンを使用することができる。この場合、データ送信は、所定のパターンで2つのアンテナを交互に使用して動作することができる。この動作ではチャネル条件は考慮しなくてもよい。
アンテナ1がオンで、アンテナ2がオフになる時間間隔をT1とし、アンテナ2がオンでアンテナ1がオフになる時間間隔をT2とする。図9に示すように、1切替え周期の合計継続時間Tは、和T=T1+T2となる。時間間隔の単位は、時間スロット、TTI、または無線フレームとすることができる。
プローブモードは、1切替え周期または何切替え周期か持続することができ、これはネットワークにより事前定義または設定することができる。
切替えパターンは、1切替え周期内でいくつかの異なる方式で定義することができる。例えば、2つのアンテナについてデューティサイクルを等しくしてよい。例えば、T1/T2を一定の比に設定する等、2つのアンテナに対して等しくないデューティサイクルとしてもよい。この比は、事前に定義または設定するか、同じアンテナを使用するダウンリンク受信機から得られる統計結果で制御することができる。等しくないデューティサイクルとしてもよく、例えばT1/T2を異なる切替え周期にわたって可変とする。例えば、時間と共に2つの極値間の種々の比を動くことができる。
切替え周期T1の長さは、以下の1つまたは組み合わせにより選択することができる。常に一定にする。その場合は、RRCシグナリングを介してネットワークが事前定義または設定することができる。大きな値を選択し、電力ループが定常状態になるにつれて徐々に値を小さくする(すなわち、初めは切替えの速度を非常に遅くし、プローブ段階の最後により速くする)。プローブ段階の最後までTの長さを周期的に変化させる。または、プローブ段階の最後までTの長さをランダムに変化させる。
図10の例に示すように、アンテナの切替え間にガード間隔を追加することが可能である場合がある。ガード間隔中は、どちらのアンテナでも送信は行われない。ガード間隔は、全プローブ段階にわたって一定のTgとして設計し、RRCシグナリングを介してネットワークにより事前定義または設定するか、またはプローブ段階の最後にゼロまで減らすことができるようにTgを徐々に減らすことができる。
プローブモードは、データトラフィックのステータス、フェージングチャネル条件等のいくつかの考慮対象の要素に応じて、複数の所定のパターンで使用することができる。例えば、実装の複雑度に基づいて選択される速度の粒度に応じて、M個の所定の速度目標V(m)に対応してM個の所定のパターンT(m)を定義することができる。ここで、m=1,2,...,Mである。T(m)は、同じであっても(その場合は上記の方法と同じになる)、または異なってもよい(例えば、V(m)が増加すると、対応するT(m)は短くなるように選択する)。現在の推定速度がV(m−1)とV(m)の間である場合は、次のプローブモードでは所定のパターンT(m)を使用することができる。さらに、T(m)内のT1(m)/T2(m)の定義には、上記のいずれかを共通に、または独立して使用することができる。同様に、ガード間隔Tg(m)も、独立して、またはM個の所定のパターンに共通に使用することができる。
プローブモードでは可変のパターンを使用することもできる。電力制御ループの安定性を考慮する必要がある場合がある。アンテナが切り替わると、チャネル経路の変化のために急な受信電力の変化がノードB受信機で起こる場合がある。そのため、2つのアンテナ経路のチャネルおよび信号条件を比較する際には電力制御ループを安定させることが望ましい場合がある。一例として、UEのTX電力の低下を要求するTPCコマンドの数をNdとし、UEのTX電力の増大を要求するTPCコマンドの数をNuとする。両方の数は、特定の時間内に測定することができる(例えば時間スロット、サブフレーム、または無線フレーム単位)。NdとNuは、電力制御ループが安定に近づきつつある場合にほぼ等しくなる可能性がある。アンテナ切替えは次の条件に応じてトリガすることができる。
min<N1/N2<amax
ここで、amin<1およびamax>1は1前後の定数であり、事前に定義または設定することができる。
SINR(またはSIR)の安定性を考慮する必要がある場合がある。アンテナ切替え動作が行われた後にノードB受信機におけるSINRの推定を一定の定常状態に到達させることが望ましい場合がある。ノードB受信機の整定のために(例えばチャネル推定、電力制御ループ、またはその他の要因)SINRの推定結果がなお変動(減少または増大)している場合は、アンテナの切替えは行ってはならない。例として、SINRの長期間の平均をSINRlとし、短期間の平均をSINRsとすると、アンテナ切替えは、次の条件がいくつかの無線フレーム(またはサブフレーム)にわたって連続して(または大半にわたって)に発生する場合にトリガすることができる。
min<SINRl/SINN<amax
ここで、amin<1およびamax>1は、1前後の定数であり、事前に定義または設定することができる。BLERは、SINRが定常状態に達するかどうかの判定を助けることができる。例えば、BLERの長期間の統計をBLERlとし、短期間の統計をBLERsとする。アンテナ切替えは、次の条件がいくつかの無線フレーム(またはサブフレーム)にわたって連続して(または大半にわたって)に発生する場合にトリガすることができる。
min<BLERl/BLERs<amax
ここで、amin<1およびamax>1は、1前後の定数であり、事前に定義または設定することができる。これは、UEが必ずしもプローブモードにない時に使用することができ、また送信されるデータに依存することに留意されたい。BLERの測定値は、ソフトハンドオーバーの場合にRNCで取得することが可能なHARQ BLERまたは残余BLERである。
アンテナ切替え動作が行われた後にノードB受信機におけるアップリンクの受信電力の推定が一定の定常状態に達するようにすることが望ましい場合がある。電力制御ループの整定のために受信電力推定結果がなお変動(減少または増加)している場合は、アンテナの切替えは行ってはならない。長期間にわたる受信電力の平均をPlとし、短期間の平均をPsとすると、アンテナ切替えは、次の条件がいくつかの無線フレーム(またはサブフレーム)にわたって連続して(または大半にわたって)に発生する場合にトリガすることができる。
min<Pl/Ps<amax
ここで、amin<1およびamax>1は、1前後の定数であり、事前に定義または再設定することができる。
プローブモードは、第1のアンテナである期間動作している時に第2のアンテナに切り替えた時から開始することができる。現在プローブを行っているアンテナの方が劣るという兆候をノードBが測定から受け取った場合は、プローブモードを終了し、前のアンテナに戻ることを決定することができる。そうでない場合は現在のアンテナを引き続き使用する。プローブモード中に監視対象とする測定内容は、SINR、受信電力、チャネル推定の結果、電力制御ループのステータス等である。
プローブの継続時間が一方のアンテナに過度に長く続くのを防ぐために、最大継続時間パラメータTmaxを定義することができる。アンテナがオンに切り替えられた時にタイマをTmaxに設定することができる。タイマが満了するまでに上記で提案した基準の1つで受信機が定常状態に達していない場合は、別のアンテナへの切替えをトリガすることができる。
事前定義されたパターンと可変のパターンの混合として、信号品質およびチャネル条件の測定結果に応じて、T1を固定されるように選択し、T2を可変とするか、またはその逆とすることができる。
プローブモードでは一定のTX電力を使用することができる。電力制御ループの動的な性質のために、プローブモードで各アンテナの測定が行われる時に、送信電力を同じにすることができない場合がある。そのため、ノードBがアンテナの公平な比較を行うことが難しくなる可能性がある。以下の1つまたは複数を実装することができる。
UEに強制的に電力制御ループを停止させて、プローブ段階全体を通じてUEが一定の電力で送信するようにすることができる。UEは、プローブモードに入る時にTX電力レベルを取得し、プローブモード中に一定となるように維持することができる。電力制御ループを停止する例を図20に示す。この実装の予想される不利点は、この期間中にアップリンクデータが送信された場合、伝送品質に影響する可能性があることである。
例えば図21の例に示すように、プローブモードが複数の切替え周期を含む場合には、1切替え周期中に一定のTX電力を維持することができる。TX電力は切替え周期単位で変動させてよい。アップリンクデータ送信への影響を緩和するために、例えば迅速な切替えパターンが望まれる場合には、切替え周期の継続時間Tは、小さな値に設定することができる。
一定のTX電力は、事前定義または設定された切替え周期のうちいずれにおいても維持することができる。一例を図22に示し、この例では最後の周期が一定のTX電力となるように制約される。
プローブモード中のTX電力を一定とする代わりに、アップリンクの電力制御手順に小さなステップサイズを選択して、ノードBが、発行したTPCコマンドからTX電力の変化を追跡できるようにすることもできる。電力追跡の精度を保証するために、UEには、プローブモード中に受信する各TPCコマンドに従うことを要求することができる。
プローブモードをいつ開始するかを判断する必要がある場合がある。時間の経過に伴うアンテナ切替えのTXダイバーシティの動作に伴い、例えばチャネル条件が高速に変化する場合に、プローブ段階に戻って性能を改善することが必要となる場合がある。いつプローブモードを適用するかに関しては、以下の1つまたは複数を適用することができる。最初にプローブ段階を適用する。その後、動作モード中の電力制御ループのステータスに依拠してアンテナ切替えパターンを適合することができる。プローブモードは、事前に設定されたタイマの制御に従って周期的に適用することができる。プローブモードは、利得係数、giおよびglで制御することができる。その一方が安定しない場合にプローブモードを開始することができる。これは、UEがプローブモードを開始する時に限定することができる。プローブモードの開始は、トラフィックの統計に基づくことができる。データにバースト性がある場合は、プローブモードは、データトラフィックが多くない時に適用することができる。プローブモードの開始は、HARQ再送の統計に基づくことができる。多数の再送要求が見られる場合に、プローブモードを開始することができる。
ノードBで行われる開始は、以下の要因の1つまたは組み合わせに基づくことができる。ノードB受信機がアップリンクの電力制御ループから、UE送信電力の増加を要求するニーズの増大および/または一定のニーズを感知する。ノードB受信機が過度のHARQ障害を経験している。ノードB受信機が顕著なSINRの低下を経験している。ノードB受信機が顕著なBLERの増加を経験している。ノードB受信機が顕著な受信DPCCH電力の低下を経験している。ノードB受信機が、急なUEの速度の変化を感知したか、またはUE測定の報告からこの事象を通知される。
プローブモード中は、各アンテナが動作している時に個々に測定を行うことができる。閉ループのASの場合は、ノードBは、アップリンクの受信機およびチャネル推定の結果に直接アクセスできる場合がある。アップリンク受信機の各構成要素がアンテナの切替えで生じた遷移から安定したと見なされる時間中に複数回の測定を行い、記録することができる。プローブモードの終了時には、ノードBが動作モードで使用するアンテナを決定するために2つの測定結果のセットが使用できる状態となっている。
図23の例では、アンテナ1の測定はt1で記録され、アンテナ2の測定結果はt2で記録される。測定は関連するアンテナが動作している期間に行われるので、t1はt2と異なる可能性がある。アップリンクの電力制御手順が動作中の場合は、UEのTX電力はt1からt2の間に動的に調整することができる。このUEのTX電力の変動は、2つの測定結果を比較する際にオフセットで補償する必要がある。補償しないと、測定結果を正確に比較することが難しくなる可能性がある。
UEのTX電力の変動をΔpと表記することができる。これは、例えばt1からt2の間にDPCCHまたはFDPCHでUEに発行した各TPCコマンドを記録していれば、ノードBで追跡することができる。例えば、
Figure 2013529397
ここで、ΔTPC(dB単位)は、アップリンクの電力制御手順で使用するステップサイズであり、TPCiは、1つの時間スロットにつきt1からt2の間に発行されるTCPコマンドである。t1またはt2の境界前後で電力制御ループの待ち時間に調整を行う必要がある場合がある。
追跡したTX電力の変動は、比較の際に電力オフセットとして使用することができる。例えば本明細書に開示されるように、UEがプローブモードに一定TX電力の選択肢を採用していることが分かっている場合は、電力オフセットΔpを0に設定することができる。
UEがSHOモードの時には、プローブの目的で、UEは非サービングノードBから(またはそれと同等にサービングノードBの無線リンクセットの外側にある無線リンクから)のTPCコマンドを無視してよい。これにより、ノードBは、UEに送信されたTPCコマンドを完全に把握することができるため、電力の変動を推定することができる。
ノードBは、平均SINRを使用して動作モードで使用するアンテナを決定することができる。アンテナ1の信号対干渉およびノイズ比をSINR1、アンテナ2をSINR2とすると、SINR1>SINR2−Δpの場合にアンテナ1を選択する。それ以外の場合はアンテナ2を選択する。SINRはdB単位で表すことができる。
ノードBは平均受信電力を使用して、動作モードで使用するアンテナを決定することができる。アンテナ1が動作している時のノードB受信機の受信電力をP1とし、アンテナ2が動作している時の受信電力をP2とすると、Ρ1>Ρ2−Δpの場合にアンテナ1を選択する。それ以外の場合はアンテナ2を選択する。受信電力はdB単位で表すことができる。
ノードBはチャネル推定を使用して動作モードで使用するアンテナを決定することができる。アンテナ1が動作している時のアップリンクの複合チャネル推定結果をh1とし、アンテナ2が動作している時の結果をh2とする。20log10(|h1|)>20log10(|h2|)−Δpであればアンテナ1を選択する。それ以外の場合はアンテナ2を選択する。
ノードBは電力制御を使用して動作モードで使用するアンテナを決定することができる。Δp>0の場合はアンテナ1を選択する。それ以外の場合はアンテナ2を選択する。
ノードBはBLERを使用して動作モードで使用するアンテナを決定することができる。期間T1のアンテナ1のブロックエラーレート(例えばHARQ BLER)をBLER 1とし、期間T2のアンテナ2のエラーレートをBLER2とする。BLER1<BLER2の場合はアンテナ1を選択する。それ以外の場合はアンテナ2を選択する。BLERの適切な評価を得るために、本明細書に記載されるように一定TX電力のプローブモードを使用することを推奨することができる。
性能損失を緩和する対策を採ることができる。電力制御ループの安定化を介して各アンテナ経路のチャネル条件を調査する間、プローブモードはなおデータ送信のタスクを持つ可能性がある。アンテナの切替えが原因の不連続性と急な伝搬経路の変更は、アップリンクのデータ送信品質に影響する可能性がある。
プローブモード中の性能損失を緩和するために以下の1つまたは複数を実施することができる。E−DPCCHにより高い送信電力を割り当てて、基地局のチャネル推定を支援する。E−DPDCHにより高い送信電力を割り当てて、高速データ送信の信頼性を高める。または、電力ループのアルゴリズムを変更して、電力制御ループの収束を速める。例えば、電力制御ループのステップサイズを調整する、E−TFCI選択のデータ割り当てを減らす、HARQ再送の回数を増す、異なるRVおよびレート一致の設定を使用する、等が可能である。
以下の1つまたは複数をUE側の送信機に適用することができる。本明細書に記載のようにUEで制御または支援されるASを実装している場合にUEがプローブモードについて通知されると、上記を直ちに実装することができる。しかし、完全にノードBで制御されるASの場合は、プローブモード専用のシグナリングがない場合があるため、UEはプローブモードの使用を認識しない場合がある。その場合は、UEは自身の観察に基づいて本方法を自律的に適用することができる。
別のアンテナへの切替えが発生すると、次の無線フレーム(またはサブフレームもしくは時間スロット)の数にわたり以下の例の1つまたは複数を適用することができる。
切替えの頻度(所与の時間枠中の切替えの回数で測定することができる)が事前定義または設定された閾値を超える場合は、上記方法の1つを一定の持続時間にわたり提供する。一定の持続時間は、無線フレーム、サブフレーム、または時間スロットで測定することができる。持続時間の長さは、ネットワークにより事前定義または設定することができる。
事前定義または事前設定された閾値より短い時間間隔中に2回の切替えが指令された場合は、次の無線フレーム(またはサブフレーム、もしくは時間スロット)の数にわたり、2番目の切替えから上記方法の1つの適用を開始する。
本明細書に開示されるプローブモードを開始するトリガ条件は、個別に、または任意形態の組み合わせで共に適用することができる。
プローブモードが終了すると、WTRUは動作モードに切り替えることができ、このモードでは通常のデータ送信を行うことができる。このモードでは、WTRUは、UL制御ループがすでに定常状態に達したと見なしてよい。そのため、アンテナの切替えパターンは、両アンテナからのDPCCH利得係数に従って適応的に決定することができる。
動作モード時のアンテナ切替えパターンは、以下の1つまたは複数で設計することができる。g1>g2の場合はアンテナ1を完全にオフにし、その逆も同様である。g1>g2の場合は、電力制御ループを維持するためにT1を可能な限り小さくし、その逆も同様である。デューティサイクル比を利得比とほぼ等しく設定する(T1/T2≒g2/g1)。デューティサイクル比を電力比とほぼ等しく設定する(T1/T2≒g2 2/g1 2)。
DPCCH利得係数は時間と共に変動するので、アンテナ切替えパターンはそれに応じて、上記に従って、または上記の組み合わせに従って変更することができる。
アップリンクの送信は、ビーム形成のTXダイバーシティと共に行うことができる。図24に示すようにプローブモードの概念を単一パイロットビーム形成(BF)による送信ダイバーシティ方式に適用することができ、同図ではパイロットを搬送するDPCCHが両方のアンテナで送信される。プリコーディング(precoding)重み(w1およびw2と表す)を各アンテナにそれぞれ適用することができ、例えば、それによりUEのTX電力を最小にするか、同様にアップリンク送信品質を改善することができる。
閉ループのBFの場合、ダウンリンクのシグナリングリンクは、ノードBから送信されるフィードバック情報を搬送する必要がある場合があり、UEはその情報に従ってプリコーディング重みの使用を制御する。
図24に示すようにBF制御機能を導入して最適なプリコーディング重みを見つけ、所望の性能目標を達成する。BF制御機能は、UEおよび/またはノードBに常駐する2つの部分からなり、それぞれの内部に異なる機能を実装することができる。
下記はプローブモードの設計に適用することができる。実装を簡略化するために、プリコーディング重みに限られた数の項目を持つコードブックを定義することができる。例えば、w1およびw2は以下の4つの可能なベクトル値を有することができる。
Figure 2013529397
アンテナ切替えは、BFの特殊事例と考えることができ、次の2つのプリコーディングベクトルが使用される。
Figure 2013529397
コードブックのプリコーディングベクトルの数をNとし、個々のプリコーディングベクトルをそれぞれ送信に使用できるプローブ状態の長さをTi(i=1,2,..,N)とする。本明細書に記載の固定または可変いずれかのプローブパターンの方法は、各切替え周期にTi(i=1,2,..,N)を連続して、またはランダムに(ただし事前定義されたパターンで)配置することができるという違いを考慮すると、複数のプローブ状態を持つ事例に適用できる可能性がある。例えば、例示的な固定パターンのプローブモードを図25に示す。ここでN=4であり、W1、W2、W3、W4はそれぞれ、各プローブ状態で使用されるプリコーディングベクトルを表す。
本明細書に記載される一定のTX電力の概念と本明細書に記載されるプローブモードの導入をこの場合に適用することができる。違いは、アンテナをプリコーディングベクトルに置き換えることができる点である。
ノードBで制御されるプローブモードの場合は、ダウンリンクのフィードバックにlog2(N)ビットのシグナリングが一般に必要とされ、ノードBは、そのフィードバックから、使用するプリコーディングを指示するコマンドを送信する必要がある。
プローブモード中は、各プリコーディングベクトルを使用する際に個別に測定を行うことができる。プローブモードの終了時に、動作モードで使用するプリコーディングベクトルを決定するためにノードBが使用できる測定結果のセットがN個ある。Nはプリコーディングコードブック中のプリコーディングベクトルの数である。
図26に示すように、N=4の場合に各プリコーディングベクトルwiの測定結果がそれぞれti(i=1,2,...,N)に記録されるとする。測定は関連するプリコーディングベクトルが動作している期間中に行わなければならないため、tiは互いと一致しない場合がある。アップリンクの電力制御手順が動作中の場合、UEのTX電力はt1からtNの時間に動的に調整することができる。このUEのTX電力の変動は、各プリコーディングベクトルに行われた2つの測定を比較する際にオフセットで補償する必要がある可能性がある。補償しないと、得られる測定結果は使用が困難になる可能性がある。
アンテナ切替え技術と同様に、ノードBは、t1からtNの間にDPCCHまたはF−DPCHでUEに発行した各TPCコマンドを記録している場合は電力の変量を追跡することができる。各プリコーディングベクトルの電力変量は
Figure 2013529397
で推定することができ、ここでΔTPC(dB単位)は、アップリンクの電力制御手順で使用されるステップサイズであり、TPCnは、1時間スロットにつきt1からtNの間に発行されるTCPコマンドである。Δp1=0であり、またt1またはtNの境界前後で電力制御ループの待ち時間に調整を行う必要がある場合があることに留意されたい。
この追跡されるTX電力の変動は、プリコーディングベクトルの比較時に電力オフセットとして使用することができる。UEが本明細書に開示される一定のTX電力の選択肢をプローブモードに採用していることが分かっている場合は、電力オフセットΔpiは0に設定することができる。
アンテナ切替えの場合と同様に、SHOモードにあるUEはプローブモード中は非サービングノードBからのTPCコマンドを無視することが望ましい場合がある。それにより、UEの送信電力をより正確に推定できる可能性がある。
最適なプリコーディングベクトルを決定するための性能尺度としてノードBが選択できるdB単位の性能測定結果をXとする。Xは例えば受信電力、SINR、またはチャネル推定結果を表すことができる。決定は下記の基準に基づくことができる。
i=arg(max(X1,X2−Δp2,...,XN−ΔpN))
の場合にi番目のベクトルを選択する。
電力制御のステータスを性能の尺度と見なす場合は、以下を使用することができる。
i=arg(min(Δp1,Δp2,...,ΔpN))
の場合にi番目のプリコーディングベクトルを選択する。
BLERのステータスを性能の尺度と見なす場合は、以下を使用することができる。
i=arg(minBLER1,BLER2,...,BLERN
の場合にi番目のプリコーディングベクトルを選択する。
TX電力が一定のプローブモードの使用はこの場合に望ましい場合があることに留意されたい。
最後に、ノードBは、動作モードで使用するプリコーディングベクトルをUEに通知するためにlog2(N)ビットのダウンリンクシグナリングを必要とする場合がある。
アップリンクの送信ダイバーシティの動作を支援するために、制御およびシグナリングの手順を設定することができる。
ULのダイバーシティ動作を許可または禁止することが可能な有効化/無効化機構を本明細書に記載する。この機能で、ネットワーク側またはWTRU側から制御または情報交換を提供することが可能になる。
TXダイバーシティのシステム利得を最適化し、他のアップリンク送信手順への影響を軽減することができるいくつかの起動/停止の実装を開示する。
ネットワークが開始側となることができる。その場合、ネットワークはWTRUに制御信号を送信して、送信ダイバーシティ動作を有効/無効にすることができる。実装は本明細書に記載されるように明示的であっても暗黙的であってもよい。
明示的な実装は以下の1つまたは複数を含むことができる。UEは、例えばネットワークに接続する時またはCELL_DCH動作に移る時に、RRCシグナリングを介してUL送信ダイバーシティの設定を受信することができる。UE(UL送信ダイバーシティに対応可能)は、ネットワークから明示的に許可される場合は、UL送信ダイバーシティを使用するように限定することができる(デフォルトではUL送信ダイバーシティは使用しない)。UEは、UL送信ダイバーシティに対応している場合があり、ネットワークから明示的に否定されない限りUL送信ダイバーシティを使用することができる(デフォルトでは、対応可能な場合にUL送信ダイバーシティを使用する)。UL送信ダイバーシティの使用を許可された場合、UEは「有効状態」と見なされ、UL送信ダイバーシティの使用を許可されない場合は「無効状態」と見なされる。
未接続のUEについては、ネットワークは、UEがUL送信ダイバーシティの使用を許可されるかどうかをSIBで同報通信することができる。
UL送信ダイバーシティが有効の場合には、より高速の起動/停止機構を使用することができる(すなわちUL送信ダイバーシティを有効にするRRCシグナリング方式に加えて、実装のセットがある)。
ノードBは、HS−SCCH命令または新規のL1シグナリングであるLayer 1シグナリングを介してTXダイバーシティ動作を無効/有効化できるようにしてよい。TXダイバーシティ動作を許可または禁止するようにWTRUを動的に構成するために、新たなHS−SCCH命令を定義することができる。有効化命令を受信すると、WTRUは、意図される性能強化のためにTXダイバーシティ動作を開始してよいと解釈することができる。無効化命令を受信すると、WTRUは、例えば直ちに、または指定された時間枠内に、動作を停止することができる。
例えば以下を使用してHS−SCCH命令シグナリングを実装することができる。ここで命令タイプ(Order Type)ビットをXodt,1、Xodt,2、Xodt,3と表記し、命令(Order)ビットをXord,1、Xord,2、Xord,3と表記する。
命令タイプXodt,1、Xodt,2、Xodt,3=‘001’の場合、Xord,1、Xord,2、Xord,3の対応付けは以下のようになる。
Xord,1、Xord,2、Xord,3は以下から構成される。
−送信ダイバーシティ有効化(1ビット):Xord,1=Xtxd,1
−2次サービングE−DCHセルの起動(1ビット):Xord,2=Xsecondary,2
−2次サービングHS−DSCHセルの起動(1ビット):Xord,3=Xsecondary,1
Xsecondary,1=‘0’の場合、HS−SCCH命令は2次サービングHS−DSCHセル停止命令となる。
Xsecondary,1=‘1’の場合、HS−SCCH命令は2次サービングHS−DSCHセル起動命令となる。
Xsecondary,2=‘0’の場合、HS−SCCH命令は2次アップリンク周波数停止命令となる。
Xsecondary,2=‘1’の場合、HS−SCCH命令は、2次アップリンク起動命令となる。
Xsecondary,2,Xsecondary,1=‘10’の組み合わせは、アップリンクの送信ダイバーシティに使用される組み合わせである。
Xtxd,1=‘0’の場合、HS−SCCH命令は、アップリンク送信ダイバーシティ無効化命令となる。
txd,1=‘1’の場合、HS−SCCH命令はアップリンク送信ダイバーシティ有効化命令となる。
新しい命令タイプをこの目的専用とすることができる。例えば、これは次のように実装することができる。
命令タイプ、Xodt,1、Xodt,2、Xodt,3=‘010’の場合は、Xord,1、Xord,2、Xord,3の対応付けは次のようになる。
Xord,1、Xord,2、Xord,3は以下からなる。
−予約(2ビット):Xord,1,Xord,2=Xres,1 Xres,2
−送信ダイバーシティ有効化(1ビット):Xord,3=Xtxd,1
Xtxd,1=‘0’の場合、HS−SCCH命令は送信ダイバーシティ無効化命令となる。
Xtxd,1=‘1’の場合、HS−SCCH命令は送信ダイバーシティ有効化命令となる。
Xtxd,1は、他の予約ビット、Xres,1またはXres,2に割り当てることができる。
この手法は、予約ビットを増やすことにより、2つ以上のアップリンク送信ダイバーシティ技術を設定できることから有利である可能性がある。
暗黙的な実装としては以下の1つまたは複数がある。WTRUは、アップリンク送信ダイバーシティの使用を暗黙的に許可または禁止する命令をネットワークから受け取ることができる。一例では、TPCに基づくアップリンク送信ダイバーシティは、連続パケット接続(Continuous Packet Connectivity)(CPC)動作が起動されている時には使用できない場合がある。Release7機構では、間欠送信または受信(DTX/DRX)を停止/起動するHSSCCH命令を定義することができる。その命令は、アップリンク送信ダイバーシティを暗黙的に有効化/無効化する目的も果たすことができる。実装例を以下に示す。
命令タイプビットをXodt,1、Xodt,2、Xodt,3と表記し、命令ビットをXord,1、Xord,2、Xord,3とすると、
命令タイプ、Xodt,1、Xodt,2、Xodt,3=‘000’の場合、対応付けは以下のようになる。
Xord,1、Xord,2、Xord,3は以下から構成される。
Xdrx,1=‘0’の場合、HS−SCCH命令はDRX停止命令となり、暗黙的なアップリンク送信ダイバーシティ無効化命令となる。
Xdrx,1=‘1’の場合、HS−SCCH命令はDRX起動命令となり、暗黙的なアップリンク送信ダイバーシティ有効化命令となる。
Xdtx,1=‘0’の場合、HS−SCCH命令はDTX停止命令となり、暗黙的なアップリンク送信ダイバーシティ無効化命令となる。
Xdtx,1=‘1’の場合、HS−SCCH命令はDTX起動命令となり、暗黙的なアップリンク送信ダイバーシティ有効化命令となる。
Xhs−scch−less,1=‘0’の場合、HS−SCCH命令は、HS−SCCH不使用動作停止命令となり、暗黙的なアップリンク送信ダイバーシティ無効化命令となる。
Xhs−scch−less,1=‘1’の場合、HS−SCCH命令はHS−SCCH不使用動作起動の命令となり、暗黙的なアップリンク送信ダイバーシティ有効化の命令となる。
送信ダイバーシティの動作は、CPC起動命令が受信された時には継続することができる。しかし、DTX/DRXギャップが経過した際のウェークアップ期間中に、改善の手段を提供して、送信電力制御ループが迅速に安定化し、アンテナ切替え/ビーム形成アルゴリズムがチャネルの変化を追跡し続けられるようにする必要がある場合がある。この目的のために、E−DCHの送信の前に、より長い(例えば3時間スロット以上または設定可能な期間)アップリンクのDPCCHプリアンブルを適用することができる。プリアンブルの長さは、固定値として事前に定義しても、ネットワークが事前に設定してもよい。また、プリアンブルの長さは、アンテナ切替え/ビーム形成アルゴリズムの収束に応じて可変とし、上限を設けてもよい。送信ダイバーシティが無効にされている時、プリアンブルの長さは通常値(2時間スロット)に戻してよい。
あるいは、本明細書に記載の規則または他の規則でプローブモードを開始しないことで暗黙的にUL送信ダイバーシティを無効にしてもよい。
プローブモードの継続時間をゼロに設定することで、UL送信ダイバーシティを暗黙的に無効にすることができる。事前に定義されたパターンを用いるプローブモードの例を取り上げると、切替え周期をT=0に設定すると、UL送信ダイバーシティを暗黙的に無効にすることができる。
UEは、アクティブセットにあるセルに基づいてアップリンク送信ダイバーシティを暗黙的に起動および停止することができる。より具体的には、UL送信ダイバーシティが有効化または設定されている時に、UEは、サービングノードBと同じ無線リンクセットにない1つまたは複数の無線リンクを追加するACTIVE SET UPDATEメッセージを受信した後に送信ダイバーシティを停止することができる。この手法は、UEは異なる無線リンクセットから矛盾するTPCコマンドを受け取る場合があるため望ましい場合がある。その場合は、UEが最適なアンテナまたは送信すべきビームを決定することが難しくなる場合がある。追加的な無線リンクセットで追加的な利得を提供することができ、UL送信ダイバーシティの停止を原因とする性能損失を補償することができる。UEは、ACTIVE SET UPDATEメッセージを受信すると、UL送信ダイバーシティ動作を起動し、その結果得られるアクティブセットは、同じ無線リンクセットに制限されたリンクを有することができる。
UEが開始側となることもできる。UEは、WTRUで入手可能な情報に基づいてアップリンク送信ダイバーシティの使用を有効にするか無効にするかを自律的に決定することができる。WTRUの決定は、以下の1つまたは複数に基づくことができる。
UEは、アップリンクの電力制御がアンテナ選択を誘導するための有意な決定を行うのに充分に安定していないことを感知すると、アップリンクの送信ダイバーシティの使用を無効にすることができる。
これは、例えば、所与の観察窓にわたってTPCコマンドを観察することによって達成することができる。UEが、例えばそのダウンリンクのドップラーシフトの検出から、自身が高速に移動しているためにTPCがチャネルの変化を追跡することができないと感知した場合は、アップリンク送信ダイバーシティの使用を無効にすることができる。
利得制御機能の2つのアンテナの利得係数が互いと比較的近い状態を保っている場合は、アップリンクの送信ダイバーシティの使用を無効にすることができる。
各アンテナで測定されるUE電力ヘッドルーム(UPH)が互いと比較的近い状態を保っている場合は、アップリンク送信ダイバーシティの使用を無効にすることができる。
UEがセルの境界部に向かって移動し、送信ダイバーシティ機能が原因でソフトハンドオーバー(SHO)を充分に利用することができないと判定した場合は、アップリンク送信ダイバーシティの使用を無効にすることができる。これは、例えば、UEアクティブセットの各種セルの相対的なCPICHを比較することによって達成することができる。
圧縮(compressed)モードが設定されている場合は、圧縮モードギャップが近づいていることをUEが予測すると、アンテナ切替え動作を無効にし、後にオンにすることができる。
UEが、自機の速度が特定の閾値より大きいと判定した場合はUL送信ダイバーシティを停止することができる。同様に、自機の速度が特定の閾値より低いと判定した場合はUL送信ダイバーシティを起動することができる。UEは、ダウンリンクチャネルの測定結果に基づいて自機の速度を推定することができる(例えばドップラーシフト、チャネルの変化率等の測定)。UEは、自律的に起動/停止する代わりに、L1またはそれより上位層のシグナリングでネットワークに通知することができる。
アップリンク送信が、PRACHや無線リンク同期段階等で電力急昇モードに該当する場合は、送信ダイバーシティを停止することができる。
ネットワークまたはWTRUどちらかのトリガによりアップリンクの送信ダイバーシティが無効にされると、アップリンク送信の動作は、例えばそれまで使用していたアンテナを引き続き使用する、または事前定義または事前に設定された主要アンテナに戻る等、いくつかの形で非ダイバーシティモードに戻ることができる。
送信ダイバーシティがビーム形成に基づく場合は、以下の1つまたは複数を使用することができる。プリコーディング重みの更新を停止し、全無効期間にそれらの重みを送信に使用し続ける。または、プリコーディング重みを事前に指定された値に再設定する(例えば、両アンテナで等しい重み、またはアンテナの一方のみの使用を可能にする重み)。
「アップリンクの送信ダイバーシティの使用を無効にする」とは、プリコーディング重みを動的に更新するために、TPCで誘導される動作を停止することに限定されると解釈することもできる。WTRUはそれでも、2つのアンテナの動作を制御するために固定または事前定義された更新パターンを使用する「ブラインド(blind)」送信ダイバーシティ機構を適用することができる。
TXダイバーシティを起動または停止した後のネットワークの受信または干渉レベルへの著しい影響を回避するために、この過渡期間中のULチャネルの電力設定の実装が必要な場合がある。例示として、起動/停止中に電力比の設定が維持される場合は、以下の1つまたは複数を適用することができる。
UEがN=2のTXダイバーシティを起動している場合は、UEは送信アンテナの数を倍にし、その結果ノードBの受信SIRが増大し、したがってシステムのノイズの増加に影響を与え、システム容量/受信可能範囲を低下させる可能性がある。
UEがN=2のTXダイバーシティを停止すると、UEは1TXアンテナの動作に戻り、その結果、ノードBの受信SIRが失われる可能性がある(その時点では古くなっているノードBのチャネル推定が原因の追加的な復調の損失に加えて)。これは、ノードBのデータ受信と制御チャネルに悪影響を与える可能性がある(HS−DPCCHのAC/NACおよびCQIのULフィードバック等)。
緩和を提供するために、電力設定および/またはUEによる特定のULチャネルの送信に対処することができる。以下の1つまたは複数を起動および/または停止に適用することができる。
起動の場合に、例えば各チャネルに1つ、またはすべてのULチャネルに共通の電力オフセットペナルティを起動の直後に適用することができ、その結果生じる一時的な干渉の増大を何らかの所望レベルに保つことができる。RX SIRを増大させるために、例えばチャネルごとに1つ、またはすべてのULチャネルに共通の電力オフセットブーストを停止の直後にノードBで適用することができる。この期間の継続時間は、充分なDL TPCコマンドが送信されてILPCの安定に達することができるように選択することができる。
UEから送信されるチャネルに共通の電力オフセットを適用することができる。この電力オフセットペナルティの継続時間と値は、RRCシグナリングなどのL3機構を介してネットワークから知らせる、例えばMACヘッダの新規フィールドでL2/L1メッセージを使用して知らせる、この情報を搬送する新たなHS−SCCH命令を使用して知らせる等できる。この電力オフセットの継続時間と値は、例えば仕様で固定することができる。この手法のそのような事例では、起動/停止の後にDPCCHに電力オフセットを適用することができる。この電力オフセットは一度適用すれば、ILPC機構が適正な電力レベルに達することを保証することができる。オフセットは一度適用されるとDPCCH電力の値に取って代わるため、オフセットの適用には継続時間の値は必要ない場合がある。
チャネル固有の電力オフセットをUEで適用することができる。継続時間と追加的なチャネルごとの電力オフセットを上位層からUEに知らせることができる。UEは、サービスクラスに応じて使用することが可能なチャネル固有の電力オフセットのセットを2つ以上使用して設定することができる(例えば送信されるHARQプロファイルに応じて)。それらの電力オフセットは、UEで使用されている電力オフセットに取って代わるか、または設定された電力オフセットに加えて適用することができる。
E−DCHでデータが送信されない送信バックオフ(back−off)期間を使用することができ、これは、TPCコマンドを使用してILPCの安定性が満たされるように充分に長くなければならない。この予想される利点は、ノードBでノイズ増大の急上昇がさらに低減されることである。
このバックオフ期間の継続時間は、上位層を介して(例えばRRCシグナリングで)ネットワークから知らせることができる。ノードBは、L2およびL1機構を介して継続時間を知らせることができる(例えば新たなMACフィールドやHS−SCCH命令を使用する)。バックオフ期間は仕様で固定してもよい。
HS−DPCCHの信頼性は送信期間中には保証することが難しいため、ネットワークは、結果としてUEがバックオフ期間にAC/NACを送信することになるTTIではHS−DSCHを送信しない場合がある。UEがDLデータを受信すると、HS−DPCCHに加えてこのバックオフ期間中の電力ペナルティを適用することができる。このペナルティの値は、一定としても、例えば所定の方式でバックオフ期間中に徐々に減らしてもよい。
基地局受信機は、WTRUでアンテナ切替えTXダイバーシティが使用されていることを認識していなくてよいが、切替えのタイミングやWTRUがプローブモードであるかどうか等、アンテナ切替え動作のステータスについてノードBに知らせると有益である場合がある。より多くの情報を与えられると、基地局受信機は、それに応じて自機の処理を調整して変更に適応することができる。例えば、WTRUがプローブモードにあることをノードBが知っている場合には、ノードBは、SIR平均アルゴリズムの時間定数を変更して、電力制御ループの収束を助けることができ、またはノードB受信機がアンテナの切替えが行われるタイミングを知っている場合は、事前に記憶されたチャネル推定係数に切り替えて変更に対応することができる。
この項で提示するシグナリング方法の提案は、アンテナ切替え送信ダイバーシティの文脈で説明することができるが、TPCに基づくビーム形成等、適用可能であれば他の送信ダイバーシティ技術も対象とし得ることが理解される。
アップリンク送信ダイバーシティの使用を自律的に有効化/無効化すると、WTRUは、ネットワークに指示を送信して変更を知らせることができる。
アップリンク送信ダイバーシティのステータスをネットワークに知らせる際には、E−DPCCHチャネルを使用してULでE−TFCIの特別の値または予約値を送信することができる。WTRUは、その搬送波で送信するデータがない時(例えばE−DPCCHが送信されない時)に特別なE−TFCIを送信することができる。その場合、E−DPCCHの他の情報フィールドのビットを、種々の目的で種々の命令を搬送するために設定することができる。
ここに提案するE−DPCCH指示のシグナリングは、例えば、以下の方法を使用して実装することができる。情報フィールドは以下のビットで表す。
再送連続番号(RSN):Xrsn,1,Xrsn,2
E−TFCI:Xtfci,1,Xtfci,2,...,Xtfci,7
「Happy」ビット:Xh,1
データ送信に使用される他のE−DPCCHと区別するために、E−TFCIフィールドのビットXtfci,1、Xtfci,2、Xtfci,7は、使用中の他の常用値と衝突しない特別な値に設定することができる。MACプロトコルについて3GPP標準の仕様を参照すると、この目的に利用することが可能な予約E−TFCI値がいくつかある。それらの値を、2msのTTIE−DCHについて設定されたE−TFCI表ごとに表1に示す。表1は、EDPCCH命令シグナリングに使用される予約E−TFCI値を示す。これらの値は10進数で表しており、7ビットの2進値に換算し、Xtfci,1,Xtfci,2,...,Xtfci,7に対応付けする必要があることに留意されたい。
Figure 2013529397
シグナリングの必要性を助けるために、E−DPCCHの残りのビット、Xrsn,1、Xrsn,2、Xh,1を従来とは異なる意味に再解釈することができる。IndicatorタイプビットをXidt,1、Xidt,2と表記し、IndicatorビットをXind,1とする。これらの新しい情報フィールドは以下のように元のビットに対応付けすることができる。
Xrsn,1=Xidt,1、Xrsn,2=Xidt,2、Xh,1=Xind,1
この新しいE−DPCCHフィールドの定義により、送信ダイバーシティを有効化/無効化するシグナリングを、例えば次のビット割り当てで実装することができる。
IndicatorタイプXidt,1,Xidt,2=‘00’の場合、Xind,1の対応付けは次のようになる。
Xind,1は以下から構成される。
送信ダイバーシティ有効化(1ビット):Xind,1=Xtxd,1
Xtxd,1=‘0’の場合、E−DPCCH命令は、アップリンク送信ダイバーシティ無効化の指示となる。
Xtxd,1=‘1’の場合、E−DPCCH命令は、アップリンク送信ダイバーシティ有効化の指示となる。
上記の例は、ネットワークへのシグナリングを目的としたE−DPCCHビットの割り当ての一方式であるが、同じ原理に従って多くの他の可能なビット割り当ての形態も適用できることが理解されよう。例えば、Indicatorタイプを1ビット、Xh,1=Xidt,1とし、Indicatorビットを2ビット、Xrsn,1=Xind,1、Xrsn,2=Xind,2とすることができる。
WTRUは、L2シグナリングを介してこの情報をネットワークに伝達することができる。例えば、MAC−iヘッダのLCH−IDの特別な値を使用する、または同フィールドのスペア4ビットの1つまたは2つの値を使用して送信ダイバーシティの使用を知らせることができる。
WTRUは、ネットワークに通知せずにアップリンクの送信ダイバーシティを有効/無効にすることもできる。
シグナリングを実装してアンテナ切替えの発生を知らせることができる。アンテナ切替えが発生すると、切替え後に最初のTTIまたは最初のTTI群でE−DPCCHおよび/またはE−DPDCHの電力を増大することにより発生を知らせることができ、基地局の受信機は、そこから電力の変化を検出し、プローブモードの開始について知ることができる。さらなる利点は、受信機でE−DPCCH信号に対して決定誘導アルゴリズムが利用されている場合に、より高い電力でチャネル推定を支援できることである。WTRUはE−DPCCHおよび/またはE−DPDCHの電力を下げて、不必要なノイズ増大の増加を回避することができる。電力増大または低下の量は、例えば仕様で固定しても、ネットワークから知らせてもよい。
happyビットのフィールドをE−DPCCHで再使用することができる。特定のTTIのhappyビットフィールドを「切替えビット」として再指定することができる。この特定のTTIは、WTRUと基地局の両方によって特定のHARQプロセスとして取り決めるか、または連続するN個のTTIのセットの1番目のTTI(例えば毎1フレームに対応する15TTIごと)とすることができる。例えば8回のHARQプロセスのうち毎HARQプロセス0を、アンテナ切替えの発生を知らせるTTIと特定することができる。
プローブモードを知らせるためのシグナリングを実装することができる。本明細書に記載されるようにE−DPCCHのE−TFCIフィールドを使用する方法を使用してプローブモードを知らせることができる。より具体的には、表1と同じ予約E−TFCIを適用することができるが、Indicatorタイプフィールドは例えば以下のように異なる形で設定することができる。
Indicatorタイプ、Xidt,1,Xidt,2=‘01’の場合、Xind,1の対応付けは以下のようになる。
Xind,1は以下から構成される。
送信ダイバーシティ有効化(1ビット):Xind,1=Xprob,1
Xprob,1=‘0’の場合、WTRUは動作モード。
Xprob,1=‘1’の場合、WTRUはプローブモード。
同じ原理に従って他の形のビット割り当てを提供することができる。
プローブモードは、プローブ段階全体または一部の間にE−DPCCHおよび/またはE−DPDCHの電力を増すことによって知らせることができる。基地局受信機は、電力の変化を検出し、それによりプローブモードの開始について知ることができる。電力を高くすることにより、E−DPCCHおよび/またはE−DPDCH信号に対して受信機で決定誘導アルゴリズムが利用されている場合に、チャネル推定を支援することができる。E−DPCCHおよび/またはE−DPDCHの電力はプローブ段階では下げることができる。電力増大または低下の量は、事前定義しても、ネットワークから知らせてもよい。
上記では機能および要素について特定の組み合わせで説明したが、各機能または要素は、他の機能および要素を用いずに単独で使用する、または他の機能および要素を用いるか、もしくは用いない各種組み合わせで使用することができる。本明細書に提供される方法またはフローチャートは、汎用コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読記憶媒体に組み込まれた、コンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアとして実装することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、読み出しメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリ装置、内部ハードディスクや取り外し可能ディスク等の磁気媒体、光磁気媒体、およびCD−ROMディスクやデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体がある。
適切なプロセッサには、例として、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、および他の種の集積回路(IC)、および/または状態機械が含まれる。
ソフトウェアと関連したプロセッサを使用して、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(WTRU)、端末、基地局、無線ネットワークコントローラ(RNC)、またはホストコンピュータで使用するための無線周波トランシーバを実装することができる。WTRUハードウェアおよび/またはソフトウェアとして実装されたモジュールと併せて使用することができ、それらのモジュールは、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカ電話、振動装置、スピーカ、マイクロフォン、テレビトランシーバ、ハンドフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、液晶ディスプレイ(LCD)表示装置、有機発光ダイオード(OLED)表示装置、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/またはワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)もしくは超広帯域(UWB)モジュールなどである。
図27Aは、1つまたは複数の開示される実施形態を実施することが可能な例示的通信システム2700の図である。通信システム2700は、音声、データ、映像、メッセージング、放送等のコンテンツを複数のワイヤレスユーザに提供する多重接続システムとすることができる。通信システム2700では、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含むシステム資源の共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることができる。例えば、通信システム2700は、符号分割多重接続(CDMA)、時分割多重接続(TDMA)、周波数分割多重接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、単一キャリアFDMA(SC−FDMA)等の1つまたは複数のチャネルアクセス方法を用いることができる。
図27Aに示すように、通信システム2700は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)2702a、2702b、2702c、2702d、無線アクセスネットワーク(RAN)2704、コアネットワーク2706、公衆交換電話網(PSTN)2708、インターネット2710、および他のネットワーク2712を含むことができる。ただし、開示される実施形態では、任意数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することが理解されよう。各WTRU2702a、2702b、2702c、2702dは、ワイヤレス環境で動作および/または通信するように構成された任意種の装置であってよい。例として、WTRU2702a、2702b、2702c、2702dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成することができ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定型または移動型の加入者ユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ機、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、消費者電子製品を含むことができる。
通信システム2700は、基地局2714aおよび基地局2714bも含むことができる。各基地局2714a、2714bは、WTRU2702a、2702b、2702c、2702dの少なくとも1つとワイヤレスにインタフェースして、コアネットワーク2706、インターネット2710、および/またはネットワー2712等の1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように構成された任意種の装置であってよい。例として、基地局2714a、2714bは、ベーストランシーバ局(BTS)、ノードB、eノードB、HomeノードB、Home eノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータ等である。図では基地局2714a、2714bは1つの要素として図示するが、基地局2714a、2714bは任意数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含んでよいことは理解されよう。
基地局2714aはRAN2704の一部とすることができ、RAN2704は、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノード等の他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)も含むことができる。基地局2714aおよび/または基地局2714bは、セルと呼ぶ場合もある特定の地理領域(図示せず)内でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成することができる。セルはさらにセルセクタに分割することができる。例えば、基地局2714aに関連付けられたセルを3つのセクタに分割することができる。そのため、一実施形態では、基地局2714aは、セルの各セクタに1つの計3つのトランシーバを含むことができる。別の実施形態では、基地局2714aは、多入力多出力(MIMO)技術を用いることができ、したがってセルの各セクタに複数のトランシーバを利用することができる。
基地局2714a、2714bは、エアインタフェース2716を通じてWTRU2702a、2702b、2702c、2702dの1つまたは複数と通信することができる。エアインタフェース2716は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(例えば無線周波(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光等)。エアインタフェース2716は、適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立することができる。
より具体的には、上記のように、通信システム2700は、多重接続システムであってよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA等の1つまたは複数のチャネルアクセス方式を用いることができる。例えば、RAN2704の基地局 2714aとWTRU2702a、2702b、2702cは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)Terrestrial Radio Access(UTRA)などの無線技術を実装することができ、その場合は広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインタフェース2716を確立することができる。WCDMAは、High−Speed Packet Access(HSPA)および/またはEvolved HSPA(HSPA+)等の通信プロトコルを含むことができる。HSPAはHigh−Speed Downlink Packet Access(HSDPA)および/またはHigh−Speed Uplink Packet Access(HSUPA)を含むことができる。
別の実施形態では、基地局2714aおよびWTRU2702a、2702b、2702cは、Evolved UMTS Terrestrial Radio Access(E−UTRA)などの無線技術を実装することができ、その場合、エアインタフェース2716はLong Term Evolution(LTE)および/またはLTE−Advanced(LTE−A)を使用して確立することができる。
他の実施形態では、基地局2714aおよびWTRU2702a、2702b、2702cはIEEE 802.16(すなわちWorldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 IX、CDMA2000 EV−DO、Interim Standard 2000(IS−2000)、Interim Standard 95(IS−95)、Interim Standard 856(IS−856)、Global System for Mobile Communication(GSM)、Enhanced Data rates for GSM Evolution(EDGE)、GSMEDGE(GERAN)などの無線技術を実装することができる。
図27Aの基地局2714bは、例えばワイヤレスルータ、HomeノードB、Home eノードB、またはアクセスポイントであり、職場、家庭、乗り物、学校構内等の局所的な領域内でのワイヤレス接続を容易にする任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態では、基地局2714bおよびWTRU2702c、2702dは、IEEE 802.11などの無線技術を実装してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。別の実施形態では、基地局2714bおよびWTRU2702c、2702dは、IEEE802.15などの無線技術を実装してワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。さらに別の実施形態では、基地局2714bおよびWTRU2702c、2702dはセルラ方式のRAT(例えばWCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−A等)を利用してピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図27Aに示すように、基地局2714bはインターネット2710への直接の接続を有することができる。そのため、基地局2714bは、コアネットワーク2706を介してインターネット2710にアクセスする必要がない場合もある。
RAN2704はコアネットワーク2706と通信状態にあることができ、コアネットワーク2706は、WTRU2702a、2702b、2702c、2702dの1つまたは複数に音声、データ、アプリケーション、および/またはvoice over Internet Protocol(VoIP)サービスを提供するように構成された任意種のネットワークであってよい。例えば、コアネットワーク2706は、呼制御、課金サービス、モバイル位置を利用するサービス、料金前払いの通話、インターネット接続、ビデオ配布等を提供する、かつ/またはユーザ認証などの高レベルなセキュリティ機能を行うことができる。図27Aには示さないが、RAN2704および/またはコアネットワーク2706は、RAN2704と同じRATまたは異なるRATを用いる他のRANと直接通信状態にあっても、間接的な通信状態にあってもよいことが理解されよう。例えば、E−UTRA無線技術を利用する可能性のあるRAN2704に接続されるのに加えて、コアネットワーク2706は、GSM無線技術を用いる別のRAN(図示せず)とも通信状態にあることができる。
コアネットワーク2706は、WTRU2702a、2702b、2702c、2702dがPSTN2708、インターネット2710および/または他のネットワーク2712にアクセスするためのゲートウェイの役割を果たすこともできる。PSTN2708は、従来の電話サービス(POTS)を提供する回路交換電話網を含むことができる。インターネット2710は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートの伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、インターネットプロトコル(IP)などの一般的な通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータおよび装置からなる世界規模のシステムを含むことができる。ネットワーク2712は、他のサービス提供者に所有および/または運営される有線またはワイヤレスの通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク2712は、RAN2704と同じRATまたは異なるRATを用いる可能性のある1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム2700のWTRU2702a、2702b、2702c、2702dの一部またはすべては、多モード機能を備えることができる。すなわち、WTRU2702a、2702b、2702c、2702dは、種々のワイヤレスリンクを通じて種々のワイヤレスネットワークと通信するための複数のトランシーバを含むことができる。例えば、図27Aに示すWTRU2702cは、セルラ方式の無線技術を用いる可能性のある基地局2714a、およびIEEE802無線技術を用いる可能性のある基地局2714bと通信するように構成することができる。
図27Bは、例示的なWTRU2702のシステム図である。図27Bに示すように、WTRU2702は、プロセッサ2718、トランシーバ2720、送信/受信要素2722、スピーカ/マイクロフォン2724、キーパッド2726、ディスプレイ/タッチパッド2728、取り外し不能メモリ2706、取り外し可能メモリ2732、電源2734、全地球測位システム(GPS)チップセット2736、および他の周辺機能2738を備えることができる。WTRU2702は、実施形態との整合性を保ちながら、上述の要素のサブコンビネーションを含んでよいことが理解されよう。
プロセッサ2718は、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他の種の集積回路(IC)、状態機械等である。プロセッサ2718は、信号の符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU2702がワイヤレス環境で動作することを可能にする他の機能を行うことができる。プロセッサ2718はトランシーバ2720に結合することができ、トランシーバ2720は送信/受信要素2722に結合することができる。図27Bではプロセッサ2718とトランシーバ2720を別個の構成要素として示すが、プロセッサ2718とトランシーバ2720は電子パッケージやチップに共に一体化してよいことが理解されよう。
送信/受信要素2722は、エアインタフェース2716を通じて基地局(例えば基地局2714a)との間で信号を送信または受信するように構成することができる。例えば、一実施形態では、送信/受信要素2722は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナとすることができる。別の実施形態では、送信/受信要素2722は、例えばIR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/検出器とすることができる。さらに別の実施形態では、送信/受信要素2722は、RF信号と光信号の両方を送受信するように構成することができる。送信/受信要素2722は、各種ワイヤレス信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成してよいことが理解されよう。
また、図27Bでは送信/受信要素2722を1つの要素として示すが、WTRU2702は任意数の送信/受信要素2722を含んでよい。より具体的には、WTRU2702はMIMO技術を用いることができる。そのため、一実施形態では、WTRU2702は、エアインタフェース2716を通じてワイヤレス信号を送受信するために2つ以上の送信/受信要素2722(例えば複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバ2720は、送信/受信要素2722から送信される信号を変調し、送信/受信要素2722に受信された信号を復調するように構成することができる。上記のように、WTRU2702は多モード機能を有することができる。そのため、トランシーバ2720は、WTRU2702が例えばUTRAやIEEE802.11等の複数のRATを介して通信することを可能にする複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU2702のプロセッサ2718は、スピーカ/マイクロフォン2724、キーパッド2726および/またはディスプレイ/タッチパッド2728(例えば液晶ディスプレイ(LCD)表示装置または有機発光ダイオード(OLED)表示装置)に結合し、それらからユーザ入力を受け取ることができる。プロセッサ2718は、スピーカ/マイクロフォン2724、キーパッド2726、および/またはディスプレイ/タッチパッド2728にユーザデータを出力することもできる。また、プロセッサ2718は、取り外し不能メモリ2706および/または取り外し可能メモリ2732等の任意種の適切なメモリの情報にアクセスし、データを記憶することができる。取り外し不能メモリ2706には、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または他の任意種のメモリ記憶装置が含まれる。取り外し可能メモリ2732には、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカード等が含まれる。他の実施形態では、プロセッサ2718は、サーバや家庭コンピュータ(図示せず)など、物理的にWTRU2702に位置しないメモリの情報にアクセスし、データを記憶することができる。
プロセッサ2718は、電源2734から電力を受け取り、その電力をWTRU2702中の他の構成要素に配布および/または制御するように構成することができる。電源2734は、WTRU2702に電力を供給するのに適した任意の装置でよい。例えば、電源2734は、1つまたは複数の乾電池(例えばニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)等)、太陽電池、燃料電池等を含むことができる。
プロセッサ2718はGPSチップセット2736にも結合することができ、GPSチップセット2736は、WTRU2702の現在の位置に関する位置情報(例えば経度および緯度)を提供するように構成することができる。GPSチップセット2736からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU2702は、基地局(例えば基地局2714a、2714b)からエアインタフェース2716を介して位置情報を受信し、かつ/または、信号が2つ以上の近隣の基地局から受信されるタイミングに基づいて自身の位置を判定することもできる。WTRU2702は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の適切な位置判定方法で位置情報を取得してよいことが理解されよう。
プロセッサ2718はさらに、他の周辺機能2738に結合することができ、それらには、追加的な機能、機能性、および/または有線もしくはワイヤレス接続を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールが含まれる。例えば、周辺機能2738には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真または映像用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動装置、テレビトランシーバ、ハンドフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲートウェイプレーヤモジュール、インターネットブラウザ等が含まれる。
図27Cは、一実施形態によるRAN2704およびコアネットワーク2706のシステム図である。上記のように、RAN2704は、UTRA無線技術を用いてエアインタフェース2716を介してWTRU2702a、2702b、2702cと通信することができる。RAN2704は、コアネットワーク2706とも通信状態にあることができる。図27Cに示すように、RAN2704は、ノードB2740a、2740b、2740cを含むことができ、各ノードBは、エアインタフェース2716を通じてWTRU2702a、2702b、2702cと通信するために1つまたは複数のトランシーバを備えることができる。ノードB2740a、2740b、2740cは各々、RAN2704内の特定のセル(図示せず)に関連付けることができる。RAN2704はRNC2742a、2742bも含むことができる。RAN2704は実施形態との整合性を保ちながら、任意数のノードBおよびRNCを含んでよいことが理解されよう。
図27Cに示すように、ノードB2740a、2740bは、RNC2742aと通信状態にあることができる。また、ノードB2740cはRNC2742bと通信状態にあることができる。ノードB 2740a、2740b、2740cは、lubインタフェースを介してそれぞれのRNC2742a、2742bと通信することができる。RNC2742a、2742bは、lurインタフェースを介して相互と通信することができる。各RNC2742a、2742bは、接続されたそれぞれのノードB2740a、2740b、2740cを制御するように構成することができる。また、各RNC2742a、2742bは、外部ループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバー制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化等の他の機能を実行またはサポートするように構成することができる。
図27Cに示すコアネットワーク2706は、メディアゲートウェイ(MGW)2744、モバイル交換センター(MSC)2746、サービングGPRSサポートノード(SGSN)2748および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)2750を含むことができる。上記の各要素はコアネットワーク2706の一部として図示するが、これらの要素の任意の1つはコアネットワークの運営者以外のエンティティにより所有および/または運営されてよいことが理解されよう。
RAN2704内のRNC2742aは、luCSインタフェースを介してコアネットワーク2706内のMSC2746に接続することができる。MSC2746はMGW2744に接続することができる。MSC2746およびMGW2744は、WTRU2702a、2702b、2702cに、PSTN2708等の回路交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU2702a、2702b、2702cと従来の地上通信機器との間の通信を容易にすることができる。
RAN2704内のRNC2742aは、IuPSインタフェースを介してコアネットワーク2706のSGSN2748に接続することもできる。SGSN2748はGGSN2750に接続することができる。SGSN2748およびGGSN2750は、WTRU2702a、2702b、2702cに、インターネット2710等のパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU2702a、2702b、2702cとIP対応機器との間の通信を容易にすることができる。
上記のように、コアネットワーク2706はネットワーク2712にも接続することができ、ネットワーク2712は、他のサービス提供者に所有および/または運営される有線またはワイヤレスのネットワークを含むことができる。

Claims (18)

  1. 複数個のアンテナを利用するワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)内で複数のアンテナ各々のチャネル条件を判定する方法であって、
    プローブ段階の期間中、送信電力を一定に保持するステップと、
    前記期間中に第1のアンテナおよび第2のアンテナ各々からプローブ信号を送信するステップであって、前記第1のアンテナは第1の時間間隔中に送信し、第2のアンテナは第2の時間間隔中に送信する、ステップと、
    前記送信されたプローブ信号に関するチャネル品質情報を受信するステップと、
    前記受信されたチャネル品質情報に基づいてアンテナを切り替えるステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記受信されたチャネル品質情報は、データ送信に使用する前記第1のアンテナまたは第2のアンテナの1つを特定する指示を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信されたチャネル品質情報を評価するステップをさらに備え、前記受信されたチャネル品質情報は、前記送信されたプローブ信号に関連する1つまたは複数の測定結果を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記1つまたは複数の測定結果は、チャネル推定の結果、SIR、BLER、推定受信電力、またはUEの速度を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記保持するステップは切替え周期中に行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 複数個のアンテナを利用するワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)に関連する複数のアンテナ各々のチャネル条件を判定する方法であって、
    第1のアンテナおよび第2のアンテナ各々からプローブ信号を受信するステップであって、各プローブ信号は、送信電力が一定に保持されるプローブ段階の期間に送信され、前記第1のアンテナは第1の時間間隔中に送信し、第2のアンテナは第2の時間間隔中に送信する、ステップと、
    前記受信されたプローブ信号に関するチャネル品質情報を判定するステップであって、前記チャネル品質情報はアンテナの切替えに関する情報を含む、ステップと、
    前記チャネル品質情報を送信するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  7. 前記チャネル品質情報は、データ送信に使用する前記第1のアンテナまたは第2のアンテナの1つを特定する指示を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記チャネル品質情報は、前記受信されたプローブ信号に関連する1つまたは複数の測定結果を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 前記1つまたは複数の測定結果は、チャネル推定の結果、SIR、BLER、推定受信電力、またはUEの速度を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 複数個のアンテナを利用するワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)に関連する複数のアンテナの各々のチャネル条件を判定する方法であって、
    第1の測定時間に第1のアンテナから第1のプローブ信号を受信し、第2の測定時間に第2のアンテナから第2のプローブ信号を受信するステップであって、前記プローブ信号はプローブ段階の期間に送信される、ステップと、
    前記第1の測定時間から前記第2の測定時間までの電力変化のオフセットを判定するステップと、
    前記受信されたプローブ信号に関するチャネル品質情報を計算するステップであって、前記計算は、前記電力変化のオフセットを使用して前記受信されたプローブ信号間の送信電力の差を補償することを含み、前記チャネル品質情報はアンテナの切替えに関連する情報を含む、ステップと、
    前記チャネル品質情報を送信するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  11. 前記電力変化のオフセットを判定するステップは、送信電力制御コマンドを追跡するステップを備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記チャネル品質情報は、データ送信に使用する前記第1のアンテナまたは第2のアンテナの1つを特定する指示を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 前記チャネル品質情報は、前記受信されたプローブ信号に関連する1つまたは複数の測定結果を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  14. 前記1つまたは複数の測定は、チャネル推定の結果、SIR、BLER、推定受信電力、またはUEの速度を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 複数個のアンテナを利用するワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)内で複数のアンテナ各々のチャネル条件を判定する方法であって、
    プローブ段階の期間中に第1のアンテナおよび第2のアンテナ各々からプローブ信号を送信するステップと、
    前記送信されたプローブ信号に関するチャネル品質情報を受信するステップであって、前記チャネル品質情報は、前記送信されたプローブ信号間の送信電力の差を補償し、前記チャネル品質情報はアンテナの切替えに関する情報を含む、ステップと、
    前記チャネル品質情報に基づいてアンテナを切り替えるステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  16. 前記受信されたチャネル品質情報は、データ送信に使用する前記第1のアンテナまたは第2のアンテナの1つを特定する指示を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記受信されたチャネル品質情報を評価するステップをさらに備え、前記受信されたチャネル品質情報は、前記送信されたプローブ信号に関連する1つまたは複数の測定結果を備えることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 前記1つまたは複数の測定結果は、チャネル推定の結果、SIR、BLER、推定受信電力、またはUEの速度を含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
JP2012548146A 2010-01-07 2011-01-07 アップリンクのアンテナ送信ダイバーシティを行う方法および装置 Pending JP2013529397A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US29308510P 2010-01-07 2010-01-07
US61/293,085 2010-01-07
US38900310P 2010-10-01 2010-10-01
US61/389,003 2010-10-01
PCT/US2011/020503 WO2011085187A2 (en) 2010-01-07 2011-01-07 Method and apparatus for performing uplink antenna transmit diversity

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013529397A true JP2013529397A (ja) 2013-07-18

Family

ID=43755222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012548146A Pending JP2013529397A (ja) 2010-01-07 2011-01-07 アップリンクのアンテナ送信ダイバーシティを行う方法および装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20120008510A1 (ja)
EP (1) EP2522085A2 (ja)
JP (1) JP2013529397A (ja)
KR (1) KR20120105558A (ja)
CN (1) CN102859898A (ja)
IL (1) IL220769A0 (ja)
TW (1) TW201136212A (ja)
WO (1) WO2011085187A2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013026980A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Fujitsu Ltd パラメータ設定装置、コンピュータプログラム及びパラメータ設定方法
JP2013530560A (ja) * 2010-04-09 2013-07-25 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド アップリンクにおける閉ループ送信ダイバーシティおよびmimoの電力制御の方法および装置
JP2018078564A (ja) * 2013-05-14 2018-05-17 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated アンテナ切替えダイバーシティのための動的なトリガアルゴリズム
JP2019512910A (ja) * 2016-03-15 2019-05-16 株式会社Nttドコモ プリコーディング処理方法、ユーザ機器、および基地局
US20210274438A1 (en) * 2018-12-07 2021-09-02 Huawei Technologies Co., Ltd. Antenna Panel Management And Beam Management Method And Device

Families Citing this family (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8830918B2 (en) * 2009-03-16 2014-09-09 Interdigital Patent Holdings, Inc. Method and apparatus for performing uplink transmit diversity
US9203489B2 (en) 2010-05-05 2015-12-01 Google Technology Holdings LLC Method and precoder information feedback in multi-antenna wireless communication systems
US8675554B2 (en) * 2010-11-08 2014-03-18 Intel Corporation Wireless communication device and method for performing neighbor cell analysis during continuous packet connectivity mode
US20120120860A1 (en) * 2010-11-16 2012-05-17 Chui Jimmy C Power optimized demodulator front end (demfront) receiver subsystem
US8730989B2 (en) 2011-02-11 2014-05-20 Interdigital Patent Holdings, Inc. Method and apparatus for closed loop transmit diversity transmission initial access
EP2724480B1 (en) * 2011-06-21 2015-08-19 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (publ) Selecting uplink multi-antenna transmission to enhance coverage
US8831613B2 (en) 2011-09-26 2014-09-09 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Radio base station; radio network controller and methods therein
IN2014KN00950A (ja) * 2011-10-04 2015-10-09 Ericsson Telefon Ab L M
ES2532384T3 (es) 2011-10-04 2015-03-26 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Métodos y dispositivos para configurar la diversidad de transmisión de enlace ascendente durante un cambio de la célula servidora
KR101578014B1 (ko) * 2012-01-20 2015-12-16 엘지전자 주식회사 멀티 티어 무선통신시스템에서 단말의 신호 수신 방법
US10206181B2 (en) 2012-01-30 2019-02-12 Texas Instruments Incorporated Simultaneous transmission in multiple timing advance groups
EP2632071A1 (en) * 2012-02-21 2013-08-28 Thomson Licensing Method for assessing quality of a radio transmission channel, and residential gateway using the method
US8761039B2 (en) * 2012-03-28 2014-06-24 Apple Inc. Adaptive generation of channel quality indicators (CQIs) based on a current communication scenario
US9257744B2 (en) 2012-05-21 2016-02-09 Qualcomm Incorporated Devices, systems, and methods for adjusting probing distances
US9344174B2 (en) 2012-05-21 2016-05-17 Qualcomm Incorporated Systems, apparatus, and methods for antenna selection
US8750792B2 (en) * 2012-07-26 2014-06-10 Remec Broadband Wireless, Llc Transmitter for point-to-point radio system
US9813262B2 (en) 2012-12-03 2017-11-07 Google Technology Holdings LLC Method and apparatus for selectively transmitting data using spatial diversity
US9591508B2 (en) 2012-12-20 2017-03-07 Google Technology Holdings LLC Methods and apparatus for transmitting data between different peer-to-peer communication groups
US9979531B2 (en) 2013-01-03 2018-05-22 Google Technology Holdings LLC Method and apparatus for tuning a communication device for multi band operation
US10229697B2 (en) 2013-03-12 2019-03-12 Google Technology Holdings LLC Apparatus and method for beamforming to obtain voice and noise signals
CN103167557B (zh) * 2013-03-19 2015-07-08 东南大学 Lte-a***中基于虚拟小区呼吸的负载均衡方法
JP2016514915A (ja) * 2013-03-28 2016-05-23 株式会社東芝 エネルギー効率の良いモードスイッチ電力増幅器セット
GB2512607B (en) * 2013-04-03 2015-11-11 Broadcom Corp Controlled mobile apparatus antenna switching
US9712224B2 (en) 2013-08-30 2017-07-18 Qualcomm Incorporated Antenna switching for dual radio devices
US9386542B2 (en) 2013-09-19 2016-07-05 Google Technology Holdings, LLC Method and apparatus for estimating transmit power of a wireless device
US9893715B2 (en) * 2013-12-09 2018-02-13 Shure Acquisition Holdings, Inc. Adaptive self-tunable antenna system and method
US9549290B2 (en) 2013-12-19 2017-01-17 Google Technology Holdings LLC Method and apparatus for determining direction information for a wireless device
TWI533515B (zh) * 2013-12-31 2016-05-11 瑞昱半導體股份有限公司 天線分集機制與波束成型機制的共存控制方法與機器可讀媒體
US9491007B2 (en) 2014-04-28 2016-11-08 Google Technology Holdings LLC Apparatus and method for antenna matching
US9794889B2 (en) * 2014-05-09 2017-10-17 Huawei Device Co., Ltd. Power adjustment method and apparatus
US9478847B2 (en) 2014-06-02 2016-10-25 Google Technology Holdings LLC Antenna system and method of assembly for a wearable electronic device
US9537547B1 (en) 2014-07-02 2017-01-03 Sprint Communications Company L.P. User equipment SRS selection with network node intelligence for beamforming performance improvement
US9609598B2 (en) 2014-07-31 2017-03-28 Qualcomm Incorporated Power control performance for user equipment
KR20170064537A (ko) * 2014-09-24 2017-06-09 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 통신 장치 및 불연속 송신 방법
EP3225070A1 (en) 2014-11-26 2017-10-04 IDAC Holdings, Inc. Initial access in high frequency wireless systems
CN107710656B (zh) * 2015-04-29 2020-11-17 瑞典爱立信有限公司 用于可靠低等待时间通信中增加的容量的探测
TWI720052B (zh) * 2015-11-10 2021-03-01 美商Idac控股公司 無線傳輸/接收單元和無線通訊方法
CN108702714B (zh) * 2016-02-17 2021-06-01 瑞典爱立信有限公司 为通信***中的传输提供保护间隔的***和方法
KR102638667B1 (ko) * 2016-06-17 2024-02-21 삼성전자주식회사 안테나를 제어하기 위한 방법 및 그 전자 장치
JP6872124B2 (ja) * 2017-03-29 2021-05-19 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
WO2018223379A1 (zh) * 2017-06-09 2018-12-13 Oppo广东移动通信有限公司 处理信号的方法和设备
US10979115B1 (en) * 2017-06-13 2021-04-13 Sprint Communications Company L.P. Dynamically detecting and correcting the deactivation of beamforming
CN109286967B (zh) * 2017-07-21 2022-03-25 华为技术有限公司 无线传输方法、装置及设备
WO2019061404A1 (zh) 2017-09-30 2019-04-04 Oppo广东移动通信有限公司 无线通信方法和设备
EP3474610A1 (en) * 2017-10-18 2019-04-24 INESC TEC - Instituto de Engenharia de Sistemas e Computadores, Tecnologia e Ciencia Interference aware transmission power control method and device for ieee 802.11 based wireless network with nodes having a directional antenna
US11088750B2 (en) * 2018-02-16 2021-08-10 Qualcomm Incorporated Feedback of beam switch time capability
US10686502B1 (en) 2019-04-29 2020-06-16 XCOM Labs, Inc. Downlink user equipment selection
CN110167125B (zh) * 2019-05-23 2021-02-19 北京邮电大学 农田通信方法及装置
US10840995B1 (en) * 2019-11-04 2020-11-17 Qualcomm Incorporated Diversity techniques in true wireless stereo (TWS) shadowing
US11374633B2 (en) * 2019-11-21 2022-06-28 Qualcomm Incorporated Low cost power efficient antenna switch diversity and cyclic delay diversity transceiver
CN113556160B (zh) * 2020-04-23 2023-10-20 华为技术有限公司 Lte和nr***信号处理方法、装置、设备、终端和存储介质
US11496969B2 (en) 2020-10-13 2022-11-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Systems, methods, and apparatus for combined power control of multiple transmit paths
WO2024108473A1 (en) * 2022-11-24 2024-05-30 Qualcomm Incorporated Dynamic and flexible radio frequency (rf) node pairing for distributed sensing

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005277910A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Nec Corp 無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システム
JP2009088690A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Ntt Docomo Inc 基地局装置及びユーザ装置並びに通信制御方法
WO2011043727A2 (en) * 2009-10-05 2011-04-14 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Uplink transmit diversity

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6714769B2 (en) * 2002-03-08 2004-03-30 Interdigital Technology Corporation Method and system for implementing smart antennas and diversity techniques
US7742788B2 (en) * 2002-10-01 2010-06-22 Motorola, Inc. Method and apparatus for using switched multibeam antennas in a multiple access communication system
US8208364B2 (en) * 2002-10-25 2012-06-26 Qualcomm Incorporated MIMO system with multiple spatial multiplexing modes
US7103386B2 (en) * 2003-06-19 2006-09-05 Ipr Licensing, Inc. Antenna steering and hidden node recognition for an access point
US7379506B2 (en) * 2003-09-23 2008-05-27 Nokia Corporation Apparatus, and associated method, for assigning data to transmit antennas of a multiple transmit antenna transmitter
KR100995031B1 (ko) * 2003-10-01 2010-11-19 엘지전자 주식회사 다중입력 다중출력 시스템에 적용되는 신호 전송 제어 방법
US7684372B2 (en) * 2004-05-04 2010-03-23 Ipwireless, Inc. Signaling MIMO allocations
US7693110B2 (en) * 2004-09-16 2010-04-06 Motorola, Inc. System and method for downlink signaling for high speed uplink packet access
JP2006287755A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Ntt Docomo Inc 上りリンクチャネル用の受信装置、受信方法、送信装置及び送信方法
JP4563415B2 (ja) * 2007-02-14 2010-10-13 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信システムで使用される基地局装置、ユーザ装置及び方法
WO2008113022A1 (en) * 2007-03-14 2008-09-18 Magnolia Broadband Inc. Method, apparatus and system for providing transmit diversity feedback
US8086272B2 (en) * 2007-08-06 2011-12-27 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Wireless networks incorporating antenna selection based on received sounding reference signals
US8260356B2 (en) * 2009-06-18 2012-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and system for indicating method used to scramble dedicated reference signals

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005277910A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Nec Corp 無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システム
JP2009088690A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Ntt Docomo Inc 基地局装置及びユーザ装置並びに通信制御方法
WO2011043727A2 (en) * 2009-10-05 2011-04-14 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Uplink transmit diversity

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013530560A (ja) * 2010-04-09 2013-07-25 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド アップリンクにおける閉ループ送信ダイバーシティおよびmimoの電力制御の方法および装置
US9826490B2 (en) 2010-04-09 2017-11-21 Interdigital Patent Holdings, Inc. Power control for closed loop transmit diversity and MIMO in uplink
US10299227B2 (en) 2010-04-09 2019-05-21 Interdigital Patent Holdings, Inc. Power control for closed loop transmit diversity and MIMO in uplink
JP2013026980A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Fujitsu Ltd パラメータ設定装置、コンピュータプログラム及びパラメータ設定方法
JP2018078564A (ja) * 2013-05-14 2018-05-17 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated アンテナ切替えダイバーシティのための動的なトリガアルゴリズム
JP2019512910A (ja) * 2016-03-15 2019-05-16 株式会社Nttドコモ プリコーディング処理方法、ユーザ機器、および基地局
US20210274438A1 (en) * 2018-12-07 2021-09-02 Huawei Technologies Co., Ltd. Antenna Panel Management And Beam Management Method And Device

Also Published As

Publication number Publication date
TW201136212A (en) 2011-10-16
WO2011085187A3 (en) 2015-07-09
KR20120105558A (ko) 2012-09-25
EP2522085A2 (en) 2012-11-14
WO2011085187A2 (en) 2011-07-14
CN102859898A (zh) 2013-01-02
IL220769A0 (en) 2012-08-30
US20120008510A1 (en) 2012-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013529397A (ja) アップリンクのアンテナ送信ダイバーシティを行う方法および装置
JP5905924B2 (ja) アップリンクにおける閉ループ送信ダイバーシティおよびmimoの電力制御の方法および装置
JP6220907B2 (ja) アップリンクにおいて多重アンテナ送信の送信電力制御を行うための方法および装置
US9451555B2 (en) Method for controlling transmit power of a mobile station
TWI596917B (zh) 具多天線裝置之功率控制
US8730989B2 (en) Method and apparatus for closed loop transmit diversity transmission initial access
US9380490B2 (en) System and method for uplink multiple input multiple output transmission
US9516609B2 (en) System and method for uplink multiple input multiple output transmission
KR20160019102A (ko) 다수의 안테나들을 이용하는 시분할 멀티플렉싱(tdd) 디바이스들에 의한 송신을 위한 방법 및 장치
KR20130085436A (ko) 업링크 다중입력 다중출력 송신에서 트래픽 대 파일럿 전력 결정을 위한 시스템 및 방법
KR20130118341A (ko) 업링크 다중입력 다중출력 송신을 위한 시스템 및 방법
KR20130115353A (ko) Hs­scch 순서들을 통한 cltd 동작의 동적 인에이블링 및 디스에이블링
KR20130086632A (ko) 업링크 다중입력 다중출력 송신에서 제어 정보를 송신하기 위한 시스템 및 방법
EP2930981A1 (en) Transmission power control of user equipment communicating with low power base station and high power base station
US9930622B2 (en) Power control of uplink control channels in heterogeneous networks
KR20130112045A (ko) 업링크 다중입력 다중출력 송신 동안 2차 제어 채널 부스팅을 위한 시스템 및 방법
WO2013181542A1 (en) Interference control for heterogeneous networks
US20150071081A1 (en) Apparatuses and methods for uplink power control in wireless communication
JP2015537470A (ja) 強化されたモビリティ管理の装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140114

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140121

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140214

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140317

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140325

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140617