JP2013525422A5 - - Google Patents

Claims (25)

1. 抗甲状腺剤による処置、放射性ヨウ素による処置および甲状腺の全部または一部の外科的除去からなる群から選択される少なくとも１つの抗甲状腺処置を受ける被験者の処置に用いるためのトリヨードチロニン（Ｔ _３ ）又はその生化学的類似体を含む薬学的組成物。
2. 抗甲状腺剤による処置、放射性ヨウ素による処置および甲状腺の全部または一部の外科的除去からなる群から選択される少なくとも１つの抗甲状腺処置を受ける被験者の処置に用いるためのトリヨードチロニン（Ｔ _３ ）又はその生化学的類似体からなる薬学的組成物であって、以下の：
   （ａ）抗癌処置に対する癌の被験者における感作；
   （ｂ）癌を処置すること
   のうちの少なくとも１つを達成するために有効である上記薬学的組成物。
3. 癌を対象とする請求項１記載の薬学的組成物。
4. 前記組成物が、以下の：
   （ａ）抗癌処置に対する癌の被験者における感作；
   （ｂ）癌を処置すること
   のうちの少なくとも１つを達成するために有効である請求項３記載の薬学的組成物。
5. Ｔ_３の前記生化学的類似体が前記Ｔ_３の少なくとも部分的なホルモン性活性を示す請求項１〜４のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
6. 前記生化学的類似体がＴ_３のＬ−異性体である請求項５記載の薬学的組成物。
7. Ｔ_３の前記Ｌ−異性体がリオチロニンナトリウムである請求項６記載の薬学的組成物。
8. 前記被験者の処置が１日量のＴ_３またはその生化学的類似体による請求項１〜７のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
9. 前記１日量のＴ_３またはその生化学的類似体がリオチロニンナトリウムの活性の少なくとも一部を示す請求項８記載の薬学的組成物。
10. Ｔ_３またはその生化学的類似体の前記１日用量が５μｇ〜４０μｇである請求項８または９記載の薬学的組成物。
11. １日１回または１日数回のＴ_３またはその生化学的類似体を用いるための請求項８〜１０のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
12. 前記被験者への経口、静脈内または筋肉内投与に適した剤形の請求項１〜１１のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
13. 前記癌が固形癌である請求項２〜１２のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
14. 前記固形癌が、血管新生化腫瘍、生殖腺癌、消化管、食道癌、バレット食道癌、口腔癌、耳下腺癌、鼻咽頭癌、甲状腺癌、ＣＮＳ癌、泌尿生殖癌、皮膚癌、骨および結合組織癌からなる群から選択される請求項１３記載の薬学的組成物。
15. 前記固形癌が神経膠腫である請求項１４記載の薬学的組成物。
16. 前記神経膠腫が神経膠芽細胞腫である請求項１５記載の薬学的組成物。
17. 前記抗甲状腺剤がチオアミドベースの薬剤である請求項１〜１６のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
18. 前記チオアミドベースの薬剤がプロピルチオウラシル（ＰＴＵ）またはメチマゾールである請求項１７記載の薬学的組成物。
19. １０ｍｇ〜８０ｍｇ／日の量のメチマゾール、または１００ｍｇ〜１２００ｍｇ／日の量のＰＴＵを含む請求項１８記載の薬学的組成物。
20. 前記組成物が少なくとも１つの抗癌処置と組合せて用いるための請求項１〜１９のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
21. 前記抗癌処置が、化学療法、放射線療法、モノクローナル抗体療法、血管新生阻害剤療法、生物学的療法、骨髄移植、末梢血幹細胞移植、遺伝子療法、温熱療法、レーザー療法、光線力学的療法、標的癌療法からなる群から選択される請求項２０記載の薬学的組成物。
22. 抗甲状腺剤の共在的なまたは別々の投与と組み合せて用いるための請求項１〜２１のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
23. 少なくとも４週間の期間の被験者の連続処置のために用いるための請求項１〜２２のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
24. 治療的処置を必要とする被験者の処置のために少なくとも１つの抗甲状腺剤と組合せて用いるためのトリヨードチロニン（Ｔ _３ ）またはその生化学的類似体。
25. トリヨードチロニン（Ｔ _３ ）またはその生化学的類似体の剤形の第一包装、
    少なくとも１つの抗甲状腺剤の剤形の第二包装、ならびに
    第一剤形および第二剤形を用いる被験者の組合せ療法のための使用説明書
    を包含するキット。