JP2013515890A - オフショアプラットフォームの柱に添う振動水柱を利用する波エネルギー抽出システム - Google Patents

オフショアプラットフォームの柱に添う振動水柱を利用する波エネルギー抽出システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013515890A
JP2013515890A JP2012545022A JP2012545022A JP2013515890A JP 2013515890 A JP2013515890 A JP 2013515890A JP 2012545022 A JP2012545022 A JP 2012545022A JP 2012545022 A JP2012545022 A JP 2012545022A JP 2013515890 A JP2013515890 A JP 2013515890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
offshore platform
energy extraction
support structure
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012545022A
Other languages
English (en)
Inventor
アリ モハマド バグハエイ ナネカラン
トム デニス
Original Assignee
オーシャンリンクス リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AU2009906282A external-priority patent/AU2009906282A0/en
Application filed by オーシャンリンクス リミテッド filed Critical オーシャンリンクス リミテッド
Publication of JP2013515890A publication Critical patent/JP2013515890A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03BMACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS
    • F03B13/00Adaptations of machines or engines for special use; Combinations of machines or engines with driving or driven apparatus; Power stations or aggregates
    • F03B13/12Adaptations of machines or engines for special use; Combinations of machines or engines with driving or driven apparatus; Power stations or aggregates characterised by using wave or tide energy
    • F03B13/14Adaptations of machines or engines for special use; Combinations of machines or engines with driving or driven apparatus; Power stations or aggregates characterised by using wave or tide energy using wave energy
    • F03B13/141Adaptations of machines or engines for special use; Combinations of machines or engines with driving or driven apparatus; Power stations or aggregates characterised by using wave or tide energy using wave energy with a static energy collector
    • F03B13/142Adaptations of machines or engines for special use; Combinations of machines or engines with driving or driven apparatus; Power stations or aggregates characterised by using wave or tide energy using wave energy with a static energy collector which creates an oscillating water column
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2240/00Components
    • F05B2240/90Mounting on supporting structures or systems
    • F05B2240/91Mounting on supporting structures or systems on a stationary structure
    • F05B2240/911Mounting on supporting structures or systems on a stationary structure already existing for a prior purpose
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2240/00Components
    • F05B2240/90Mounting on supporting structures or systems
    • F05B2240/95Mounting on supporting structures or systems offshore
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Abstract

オフショアプラットフォームは、沖合の水塊においてワークステーションを支持する支持構造体を含む。支持構造体は取付構造を有する。少なくとも1つのダクトが取付構造に取り付けられる。ダクトは、水塊から振動水柱を受け入れるように構成され、振動水柱の振動は、エネルギー抽出モジュールを駆動する流体の流れを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、概して持続可能なエネルギー生成に関する。更に具体的には、本発明は、海洋波エネルギー抽出システムおよびその方法における改良に関する。
先行技術に関する以下の考察は、適切な技術的背景において本発明を位置づけ、本発明の利点をより確実に理解させるために提供される。しかしながら、本明細書全体における先行技術の考察が、そのような先行技術が広く公知であること若しくは当分野における共通の一般的な知識の一部を形成することを表すもの、または暗黙に承認するものと考えてはならない。
環境に対する関心や、従来の可燃性炭化水素燃料源が限りある資源であるという認識によって、波、風、潮の干満、地熱および太陽熱のような持続可能な非汚染エネルギー源の研究が導かれてきた。
多くの異なるタイプの波力発電システムが提案されている。多くのシステムは、波の運動に特有の鉛直運動を利用してタービンの回転運動を起こし、発電機を直接または間接に駆動して電気を生成するという原理に基づく。そのようなシステムの内在的欠点は、システムの性能が、到来する海洋波に対するシステムの向きに強く依存するという事実から生じる。支配的な海洋波の方向変化に伴う問題を克服するために、幾つかの試みがなされた。しかしながら、そのようなシステムは極めて高価で、商業的に実現不可能である。再生可能エネルギー源の利用には、そのようなシステムを商業的に実現可能にして投資家に投資に対する利潤を提供するために、コスト出費を低減することが必然的に要求される。
支配的な海洋波に対して特定の方向へカスタマイズされるように個々のエネルギー抽出ユニットを構成することによって、必然的に設計および構築の複雑度が増し、したがってこれに伴い、これらのユニットおよびシステム全体としてのコストが増加する。
多くの公知の波力発電システムの他の欠点は、そのようなシステムが通常、単一の電力変換手段、例えばタービンに接続された複数のダクトを含むことにある。これは必然的に別々の振動水柱(OWC)からの様々な流体の流れを混合する複雑なシステムを必要とする。そのような流れの混合は、この場合も同様に必然的に、これらの波力発電システムの設計および製造コストを増加させる。
上記の問題に対処する試みに伴う追加コストは高価な場合が多く、これらのコストがシステムを商業的に実現不可能にし得る。さらに、今日までに提案されたそれらのシステムを構築するために必要とされるかなりの資本出費は、商業的投資への障壁として作用する場合が多い。特に、資本出費の大きさは、投資家による投資を抑制させる力として作用する場合が多い。というのは、投資の利益は、システムの資本出費とシステムの運用効率との関係によってある程度制限されるからである。
海洋波エネルギー抽出装置の効率は、波がシステムを通過する際に、海底に対してシステムが上下に浮動することによっても負の影響を受ける。これらの所望されない揺動を弱めるように設計された係留システムは、一般に複雑であり極めて高価である。さらに、そのような係留システムは、一般に、システムの上下動に抵抗するのに不十分である。
本発明の目的は、先行技術の1つ若しくは複数の欠点を克服若しくは改良し、または少なくとも有用な代替を提供することである。
本発明の第1の態様により提供されるオフショアプラットフォームは、
沖合の水塊においてワークステーションを支持し、取付構造を有する支持構造体と、
前記取付構造に取り付けられる少なくとも1つのダクトと、を含み、
前記ダクトは、前記水塊から振動水柱を受け入れるように構成されており、
前記振動水柱の振動は、エネルギー抽出モジュールを駆動する流体の流れを生成する。
好ましくは、2つ以上のダクトが取付構造に取り付けられる。1つのダクトまたは各ダクトは、好ましくは、ダクトの入口が前記水塊の中に位置し、ダクトの出口が前記水塊よりも上方に位置するように、取付構造に取り付けられる。好ましくは、各ダクトの入口は、予想される最低の波の谷部よりも下方に配置され、出口は、予想される最高の波の山部よりも上方にある。好ましくは、ダクトの入口が水塊の底(例えば海底)よりも上方の所定の決められた高さに保持されるように各ダクトが取り付けられる。
各ダクトは、好ましくは、海底よりも上方の同じ高さに保持される。他の実施形態では、少なくとも2つのダクトが海底よりも上方の異なる高さにおいて保持される。ある実施形態では、各ダクトは海底よりも上方の異なる高さにおいて保持される。好ましくは、各ダクトが海底よりも上方において保持される高さは、使用時には実質的に固定される。
好ましくは、取付構造が使用時におおよそ水塊の平均海水面レベルに配列されるように、支持構造体が水塊に配置される。
支持構造体は、好ましくは剛性柱またはパイロンの形態である。ある実施形態では、支持構造体は2つ以上の剛性柱を含み、2つ以上の剛性柱は互いに連結され、互いに決められた間隔をあけて保持される。剛性柱は、好ましくは略鉛直方向に向いた状態で水塊の中に配置される。ある好ましい実施形態では、支持構造体は4つの剛性柱を含む。好ましくは、4つの剛性柱は、上方から見たときに、正方形または長方形を形作るように配列される。ある実施形態では、剛性パイロンはスチールおよび/またはコンクリートによって形成される。
好ましくは、オフショアプラットフォームは固定されている。好ましくは、剛性柱は、動かないように海底に固定される。他の実施形態では、支持構造体の剛性柱は係留システムによって海底に固定される。ある実施形態では、支持構造体を安定させるために、バラストエレメントまたはシステムが剛性柱に取り付けられる。
2つ以上のダクトは、好ましくは、支持構造体に関して対称的なフォーメーションで配列される。ある実施形態では、支持構造体の各柱の周りにおいて、同じ対称的なフォーメーションで配列される。好ましくは、複数のダクトは、オフショア構造体の脚部の周りに周方向に沿って配列される。複数のダクトは、好ましくは円状のフォーメーションで配列される。他の好ましい実施形態では、複数のダクトは、支持構造体の1つまたは複数の柱に関して非対称なフォーメーションで配列される。更なる他の形態では、対称的なフォーメーションと非対称なフォーメーションの両方の組み合わせが採用され、これらのフォーメーションが支持構造体の別々の柱に設けられる。
ある実施形態では、取付手段は、支持構造体を補強し、これにより支持構造体の定格荷重を増加させるように構成される。他の実施形態では、支持構造体に取り付けられるダクトによって支持構造体に使用時に加えられる静的および動的な力を支持するために、支持構造体の定格荷重を増加させる独立した補強手段が支持構造体に固定される。補強手段は、好ましくは支持構造体の取付構造に接する状態で固定されるか、または取付構造の近傍に固定される。
ある好ましい実施形態では、取付構造は凹部の形態であり、ダクトは凹部に取り付けられる。ある好ましい形態では、取付構造は、各ダクトを取り付ける個別の凹部を含む。他の形態では、凹部は、支持構造体の周囲に連続的に延びており、この場合、取付構造は、支持構造体の断面積が低減された領域である。ある実施形態では、凹部は、ダクトが凹部の中に受け入れられてダクトの外面が支持構造体の外面と略同一平面上に位置するように構成される。別の実施形態では、凹部は、ダクトの一部分が凹部の中に受け入れられてダクトの残りの部分が支持構造体の外面から突出するように構成され得る。
他の好ましい実施形態では、取付構造は、支持構造体の外面から外側へ突出する凸部の形態である。取付構造は複数の凸部を含み、各凸部は別個のダクトが取り付けられるように構成されていてもよい。別の実施形態では、ダクトは、凸部の対または群に取り付けられる。他の形態では、凸部は、支持構造体を取り巻く連続する帯状部または輪状部の形態であり、2つ以上のダクトが連続する帯状部または輪状部に取り付けられ得る。
好ましくは、エネルギー抽出モジュールは、ダクトとの間で流体が通じるタービンを含み、タービンは振動水柱によって生成される流体の流れにより駆動され得る。振動水柱によって生成される流体の流れは、好ましくは気流であり、より好ましくは双方向性の気流である。
ある実施形態では、各ダクトからの双方向性の気流は、単一のタービンを駆動するために利用される。他の実施形態では、独立したタービンが各ダクトに関連づけられ、関連づけられた振動水柱によって生成される気流により駆動される。
エネルギー抽出モジュールは、好ましくは、電気エネルギーを生成するために1つのタービンまたは各タービンに結合された電気生成手段を含む。好ましくは、電気生成手段は発電機である。ある実施形態では、各エネルギー抽出モジュールは、電気エネルギーを生成するために、関連づけられたタービンによって回転するように構成された発電機を有する。他の実施形態では、単一の発電機が複数のエネルギー抽出モジュールの各タービンに結合され、各タービンによって回転する。
ある実施形態では、1つまたは複数の発電機によって生成された電気エネルギーは、電気グリッドに供給される。他の形態では、電気エネルギーは、後で使用するために例えばバッテリのようなエネルギー貯蔵手段に供給される。ある好ましい実施形態では、貯蔵されたエネルギーはワークステーションに電力を供給するために使用される。
オフショアプラットフォームは、好ましくはオイルリグまたはガスリグである。好ましくは、ワークステーションは、オイルリグまたはガスリグのデッキである。ワークステーションは、好ましくは、支持構造体によって水塊よりも上方に保持される。
ある実施形態では、各エネルギー抽出モジュールは、関連づけられたダクトの出口に直接接続される。他の形態では、例えば導管の形態をした独立した流路がダクトの出口から延びて、エネルギー抽出モジュールのタービンに接続される。導管は、支持構造体の外面に沿ってまたは外面に隣接して延びるように取り付けられ得る。他の実施形態では、支持構造体は、タービンを駆動するために利用される双方向性の気流の流路を画定する内部通路を有していてもよい。
導管および内部流路によって、有利には、エネルギー抽出モジュールをダクトに対して種々の異なる位置に配置可能となることを、当業者は理解するであろう。ある実施形態では、エネルギー抽出モジュールは、関連づけられたダクトに近い支持構造体に取り付けられる。他の実施形態では、支持構造体は、エネルギー変換モジュールを支持するためにワークステーションの下に配置される。更なる実施形態では、エネルギー抽出モジュールは、ワークステーションまたはデッキの作業上面に配列される。
ある好ましい実施形態では、ダクトは直線状である。他の好ましい実施形態では、ダクトはL字形、U字形、J字形の1つであるか、または水がダクトを通って流れるにつれてダクト内の振動水柱が進行方向を変化させるように構成される。
ある好ましい実施形態では、各ダクトは、おおよそJ字形であり、ダクトの一部分が他の部分よりも長い。入口部分は、好ましくは第2の出口部分よりも短い。入口開口および出口開口は、好ましくは、それぞれの機能を発揮できるように、ダクトの第1の部分の上面部および第2の部分の上面部にそれぞれ設けられる。
好ましくは、各エネルギー抽出モジュールのダクトは、少なくとも第1の部分および第2の部分を有し、第1の部分および第2の部分は略平行であり、水柱が第1の部分から第2の部分に流れるときまたは第2の部分から第1の部分に流れるときに、振動水柱は進行方向を約180度変化させる。他の実施形態では、各エネルギー抽出モジュールのダクトは、少なくとも第1の部分および第2の部分を有し、第1の部分および第2の部分は略垂直であり、水柱が第1の部分から第2の部分に流れるときまたは第2の部分から第1の部分に流れるときに、振動水柱は進行方向を約90度変化させる。ある実施形態では、ダクトは3つ以上の部分を有し、水柱がある部分から次の部分に流れるときに、振動水柱は進行方向を変化させる。ダクトは、好ましくは、振動水柱が蛇行流路を有するように構成される。
好ましくは、各ダクトおよび各エネルギー抽出モジュールは、略同一の構成を有する。他の形態では、ダクトおよびモジュールは、支配的な海洋波に対して特定のモジュールを意図する方向に向けるため、および/またはメンテナンス作業を助けるために、異なる構成を有する。
好ましくは、各モジュールのダクトは、取付手段によってオフショア構造体に取り付けられる。取付手段は、好ましくは取付ブラケットであり、更に好ましくは剛性取付ブラケットである。好ましくは、各ダクトは略鉛直方向に取り付けられる。各ダクト(または、好ましくはダクトの各部分)の長手方向の軸は、好ましくはダクトが固定された状態で取り付けられたパイロンの長手方向の軸と略平行である。
各ダクトは、好ましくは、使用時にエアチャンバーが振動水柱と出口開口との間に形成されるように配置される。
本発明の第2の態様によれば、水塊に配置されるオフショアプラットフォームの支持構造体が提供される。
この支持構造体は、
柱と、
柱に関連づけられた取付構造と、
波エネルギー抽出システムのための少なくとも1つの振動水柱ダクトと、を含み、
振動水柱ダクトは、水塊の平均海水面レベルに対して所定の決められた高さに保持されるように、取付構造に取り付けられる。
好ましくは、取付手段は、柱を補強し、これにより柱の定格荷重を増加させるように構成される。他の実施形態では、独立した補強手段が柱に固定され、柱に固定された少なくとも1つの振動水柱ダクトによって柱に加えられる静的および動的な力を支持するために、柱の定格荷重を増加させる。補強手段は、好ましくは柱の取付構造に接する状態で固定されるか、または取付構造の近傍に固定される。
ある実施形態では、柱は、ダクトの中で振動している振動水柱によって生成される流体の流れの流路を画定する。流体の流れはエネルギー抽出モジュールを駆動するために利用される。流路は、柱の内部での流れを可能にする内部中空通路であってもよい。あるいは、流路は、柱の外面に形成された溝に配置される導管によって画定されていてもよい。
本発明の第3の態様により提供される波エネルギー抽出システムは、
支持構造体と、
支持構造体に接続される2つ以上のエネルギー抽出モジュールと、を含み、
各エネルギー抽出モジュールは、振動水柱を受け入れるダクトと、ダクトとの間で流体が通じて、振動水柱によって生成された流体の流れにより駆動されるタービンと、電気エネルギーを生成するために動作可能なようにタービンに結合される発電機と、を有する。
2つ以上のエネルギー抽出モジュールは、略同一の構成を有し、2つ以上のエネルギー抽出モジュールによって生成される合計されたトータルの電気エネルギーが支配的な波の方向にかかわらず略一定となるように対称のフォーメーションで配置される。
好ましくは、支持構造体は、互いに決められた間隔をあけて配置される複数のエネルギー抽出モジュールのダクトを保持する支持フレームである。支持構造体は、好ましくは中心軸を画定する。好ましくは、2つ以上のエネルギー抽出モジュールは、中心軸の周りに配列されることによって対称的なフォーメーションをとり、より好ましくは、中心軸の周りで中心を共有するように配列されることによって対称的なフォーメーションをとる。
2つ以上のエネルギー抽出モジュールは、好ましくは、例えば海洋のような水塊に配置され、各水柱は、関連づけられたダクトを通過する波の上昇および下降に応じて独立的に振動する。
好ましくは、2つ以上のエネルギー抽出モジュールは海洋に配置され、互いに異なる方向を向いており、したがって支配的な海洋波に対しても異なる方向に向いている。ある実施形態では、エネルギー抽出モジュールは、エネルギー抽出モジュールの2つ以上の群を含み、モジュールの第1の群は、モジュールの第2の群と比較して異なる方向に向いている。
ある好ましい実施形態では、2つ以上のエネルギー抽出モジュールは、中心軸の周りで円状のフォーメーションで配列される。ある好ましい実施形態では、円状のフォーメーションは、中心軸の周りで中心を共有するように配列された6つのエネルギー抽出モジュールを含む。ここで、あるエネルギー抽出モジュールは到来する波へ向かって直接対面し、あるモジュールは到来する波に対して+60度の角度をなす方向に向き、あるモジュールは到来する波に対して−60度の角度をなす方向に向き、あるモジュールは到来する波に対して+120度の角度をなす方向に向き、あるモジュールは到来する波に対して−120度の角度をなす方向に向き、あるモジュールは到来する波に対して+180度の角度をなす方向に向く。
エネルギー抽出モジュールの対称的なフォーメーションは、円状のフォーメーション、または上述したように6つのモジュールを有するフォーメーションに限定されず、任意の適切な対称的なフォーメーションであってもよく、所望の設計および/または要求性能に適合した任意の適切または所望の数のモジュールを含んでもよいことが理解されるであろう。特に、対称的なフォーメーションは、任意の適切な対称的な多角形のフォーメーションであってもよい。
ある実施形態では、複数のエネルギー抽出モジュールは、互いに隣り合う位置にあるように構成される。様々な実施形態において、互いに隣り合う複数のモジュールは、共通の側壁を共有する。共通の側壁は波エネルギー抽出システムの設計および構成を単純化し、これに伴う構築コストを有効に低減することが理解されるであろう。
各エネルギー抽出モジュールが、他のエネルギー抽出モジュールと略同一の構成を有し、他のエネルギー抽出モジュールに対して異なる方向を向いているので、各モジュールに関連づけられた振動水柱は、好ましくはそのエネルギー抽出モジュールが支配的な海洋波に対してなす方向に依存して、異なる大きさの山部と谷部の間で振動することも理解されるであろう。
好ましくは、支持フレームおよびエネルギー抽出モジュールは、係留システムによって水塊において所望の位置および向きに保持される。係留システムは、好ましくは水塊の底よりも上方において所定の高さにダクトを保持する。好ましくは、係留システムは、引張り係留システムである。ある実施形態では、支持フレームおよびエネルギー抽出モジュールの浮動を容易にする浮力エレメントまたは機構が、係留システムと組み合わせて利用可能であり、水塊の底よりも上の所定の高さにダクトを維持することに役立つ。
他の好ましい実施形態では、係留システムは、定置係留システム、浮動係留システム、および緩み係留システムを含む群から選択される。
ある好ましい実施形態では、波エネルギー抽出システム全体について単一の係留が必要とされる。単一の係留システムの使用は、構造物全体の複雑度を顕著に低減し、したがって構築、作動、およびメンテナンス手順に伴うコスト全体を低減できることも、当業者によって理解されるであろう。
支配的な海洋波に対してエネルギー抽出モジュールが固定された関係で保持されるこれらの実施形態において、各モジュールの性能は、到来する波に対するその特定のモジュールの向きに依存することが理解されるであろう。例えば、到来する波に直接対面するエネルギー抽出モジュールは、好ましくは100%に近い運転能力で動作するが、到来する波の方向に対して角度「α」だけずれた方向に向くモジュールは、方向の角度に依存して最大能力以下で動作する。ある実施形態では、モジュールの運転能力は、モジュールの向きが波の方向からずれる角度が増加するにつれて減少する。
例えば、到来する波に対して60度の角度をなす方向に向いたエネルギー抽出モジュールは85%の能力で動作し、到来する波に対して120度の角度をなす方向に向いたモジュールは約75%の能力で動作し、到来する波から離れた方向に向く(すなわち、180度の角度をなす方向に向く)モジュールは約60%の能力で動作する。上記で列挙された数値は、例示を目的とするだけであり、エネルギー抽出モジュールの実際の性能は、モジュールの構成および支配的な波の作用に依存することが理解されるであろう。
好ましくは、もし波の方向が変化するならば、各エネルギー抽出モジュールは、到来する波の方向に対してモジュールが向く角度に依存して異なる運転能力で動作する。具体的には、波の方向が変化するにつれて、ユニットの少なくとも幾つかは、到来する波に対してより小さい角度をなす方向に向き、または到来する波に向かってより直接に対面し、より高い能力で動作し始める。同様に、幾つかのエネルギー抽出モジュールは、到来する波に対してより大きい角度をなす方向に向き、または到来する波から更にずれた方向に向き、したがって、より低い運転能力で動作する。しかしながら、システムのトータル電力出力は、全ての波の方向について本質的に同じままであるのが好ましい。
各振動水柱によって生成された流体の流れは、好ましくは双方向性である。好ましくは、各流体の流れに関連づけられた流体は、気体および液体のうちの1つである。ある実施形態では、流体の流れは気流である。これらの実施形態において、タービンは、例えば空気駆動タービンである。空気駆動タービンは、好ましくは水塊の平均海水面レベルよりも上方に配置されるが、このことは必須ではない。他の実施形態では、流体の流れは水流である。これらの実施形態において、タービンは、例えば水力タービンであってもよい。水力タービンは、好ましくは水塊の平均海水面レベルよりも下方に配置されるが、このことは必須ではない。したがって、タービンは、振動水柱に関連づけられた流体の流れによって直接または間接に駆動されることが理解されるであろう。
好ましくは、ダクトは、例えば海洋のような水塊に沈められる入口部分、および入口部分が沈められたとき水塊よりも上方へ延びるように構成された出口部分を有する。入口部分は振動水柱を受け入れる入口開口を画定し、よって振動水柱はダクトを通過する水の上昇および下降に応じて振動する。
各入口開口は、好ましくは中心軸から離れる方向に向いている。他の実施形態では、各入口開口は中心軸に向くように構成される。更なる他の形態では、幾つかのダクトは、ダクトの入口開口が中心軸から離れる方向に向くように配列され、幾つかの入口開口は中心軸に向いている。
好ましくは、出口部分は振動水柱よりも上方においてエアチャンバーを画定し、よって波の山部からの上方への圧力は、振動水柱の上昇を引き起こし、ダクトの出口開口を通過する気流の形態の流体の流れを作り出す。波の谷部がダクトを通過するにつれて、下方への圧力が振動水柱の上に加えられ、空気が振動水柱へ向かって出口室の中へ流れる。気流は、いずれの方向でも、関連づけられたタービンに作用し、タービンの回転子の機械的回転を誘発する。
好ましくは、タービンは双方向性流体の流れに応答して単方向に動作する。各タービンは、空気駆動タービンであるか水駆動タービン(すなわち、空気圧式か水圧式)である。ある実施形態では、タービンは、その回転軸がダクトの長手方向の軸に直交するように配置される。他の実施形態では、タービンは、その回転軸がダクトの長手方向の軸と略平行であるように配置される。ある実施形態では、タービンの回転軸はダクトと同軸である。
好ましくは、ダクトは一定の内部断面領域を有する。内部断面領域は、好ましくは、正方形、長方形、および円形のうちの1つである。ダクトの内部断面領域は、不規則形状を含む任意の適切な形状であってもよく、ダクトの長さに沿ってサイズおよび形状を変動させてもよいことが理解されるであろう。
ある実施形態では、各ダクトはテーパ状の側壁を有し、好ましくは、最も広い場所は、関連づけられたダクトの入口開口のところにあるか、開口の近くにある。テーパ状のダクトの利用は、円形または多角形のフォーメーションの構築、特に共通の側壁を共有するモジュールを有するフォーメーションの構築を容易にすることが理解されるであろう。
海洋波エネルギー抽出システムは、所望の場所でダクトを係留する係留システムを含む。係留システムは、好ましくは、定置係留システム、浮動係留システム、引張り係留システム、および緩み係留システムのうちの1つである。
海洋波エネルギー抽出システムは、エネルギー抽出モジュールの浮動を容易にする浮力エレメントを含む。ある実施形態では、浮力エレメントは、ダクトおよび/または支持フレームに取り付けられる。
好ましくは、各エネルギー抽出モジュールは、関連づけられたモジュールのダクトの共振振動数を動的に変動させる動的共振コントロール部を有する。動的共振コントロール部は、好ましくは、ダクトの共振振動数を支配的な海洋波の振動数にマッチさせるために使用される。ある実施形態では、動的共振コントロール部は、関連づけられたダクトの壁に設けられたチューニングアパチャー部と、完全に開口する位置と閉鎖位置との間でチューニングアパチャー部のサイズを選択的に調整する選択的移動可能カバーまたはゲートと、を含む。カバーは、好ましくは、支配的な海洋波の振動数にダクトの可変長さを細かくチューニングするために、完全な開口位置と閉鎖位置との間の複数の中間位置に移動可能である。 好ましくは、カバーは、チューニングアパチャー部を覆ってスライド移動可能に取り付けられる。
他の好ましい形態では、動的共振コントロール部は、ダクトの長さを選択的に調整し、これによって支配的な海洋波の周期と略一致するようにダクトの共振振動数を調整し、支配的な波の周期の経時的変化への対応を可能にする手段を含む。種々の実施形態において、ダクトは、ダクトの長さを変動させるための伸縮自在な構成を有する。ダクトの伸縮自在な構成は、例えば複数の管のような複数の別個の部分を含む。複数の管は、管の相対的なスライド移動を容易にしてダクトの長さを変動させるように配列される。伸縮自在な部分の各ペアは、好ましくは関連づけられたロッキング手段を有し、ロッキング手段は、管同士をロックして所望のダクト長さにセットする。
好ましくは、動的共振コントロール部は、ダクト内の振動水柱の振動の大きさを検知する検知手段を含む。検知手段は、支配的な海洋波の周期を示す。カバーは、好ましくはセンサからの信号がカバーを移動するために利用されるように検知手段とコミュニケーションがとられた関係にある。これは、そのときの波のコンディションにおける振動数に対応するようにダクトの共振振動数をチューニングするためである。
好ましくは、ダクトは、検知手段がOWCの鉛直振動を測定するように構成されており、チューニングアパチャー部およびゲートは、ゲートがセンサ信号に応答して略水平方向に移動してチューニングアパチャー部を開放または閉鎖するようにダクトの入口部分の上部壁に配列される。
本発明の第4の態様により提供される波エネルギー抽出システムは、
互いに固定された関係に連結された2つ以上のエネルギー抽出モジュールを含み、各エネルギー抽出モジュールは、振動水柱を受け入れるダクトと、ダクトとの間で流体が通じて、振動水柱によって生成される流体の流れにより駆動されるタービンと、電気エネルギーを生成するためにタービンに機能的に結合される発電機とを有する。
2つ以上のエネルギー抽出モジュールは、略同一の構成を有し、2つ以上のエネルギー抽出モジュールによって生成される合計されたトータル電気エネルギーが支配的な波の方向にかかわらず略一定となるように対称のフォーメーションで配置される。
本発明の第5の態様により提供される波エネルギー抽出システムは、
水塊に配置されるオフショア剛性支持構造体と、
前記オフショア剛性支持構造体に固定された状態で取り付けられる少なくとも1つのエネルギー抽出モジュールと、を含み、
1つのエネルギー抽出モジュールまたは各エネルギー抽出モジュールは、水塊から振動水柱を受け入れるためのダクトと、振動水柱によって生成される流体の流れによる駆動されるようにダクトとの間で流体が通じるタービンと、を有し、
1つのエネルギー抽出モジュールのダクトまたは各エネルギー抽出モジュールのダクトは、水塊の海底よりも上方の所定の高さに保持される。
好ましくは、オフショア剛性支持構造体は固定されている。オフショア剛性支持構造体は、好ましくは、動かないように海底に固定される。支持構造体は、好ましくは剛性パイロンまたは柱の形態である。ある実施形態では、剛性パイロンはスチールおよび/またはコンクリートによって形成される。好ましくは、剛性パイロンはオフショアプラットフォームの脚部である。オフショアプラットフォームは、好ましくはオイルリグまたはガスリグである。
好ましくは、波エネルギー抽出システムは2つ以上のエネルギー抽出モジュールを含む。各モジュールのダクトは、好ましくは海底よりも上方の同じ高さに保持される。他の実施形態では、ダクトの少なくとも2つが海底よりも上方の異なる高さに保持される。ある実施形態では、各ダクトは海底よりも上方の異なる高さに保持される。好ましくは、各ダクトが海底よりも上方に保持される高さは、使用時には実質的に固定される。
波エネルギー抽出システムは、好ましくは、電気エネルギーを生成するために一つのタービンまたは各タービンに結合された電気生成手段を含む。好ましくは、電気生成手段は発電機である。ある実施形態では、各エネルギー抽出モジュールは、電気エネルギーを生成するために、関連づけられたタービンによって回転するように構成された発電機を有する。他の実施形態では、波エネルギー抽出システムは単一の発電機を含み、単一の発電機は、エネルギー抽出モジュールの各タービンに結合され、各タービンによって回転する。
ある実施形態では、1つまたは複数の発電機によって生成された電気エネルギーは、電気グリッドに供給される。他の形態では、電気エネルギーは、後で使用するために例えばバッテリのようなエネルギー貯蔵手段に供給される。ある好ましい実施形態では、貯蔵されたエネルギーはオフショアプラットフォームに電力を供給するために使用される。
好ましくは、各エネルギー抽出モジュールは略同一の構成を有する。他の形態では、モジュールは、支配的な海洋波に対して特定のモジュールを意図する方向に向けるため、異なる構成を有する。
2つ以上のエネルギー抽出モジュールは、好ましくは、オフショアプラットフォームの脚部に関して対称的なフォーメーションで配列される。ある実施形態では、同じ対称的なフォーメーションがオフショアプラットフォームの各脚部の周りに設けられる。他の好ましい実施形態では、複数のエネルギー抽出モジュールは、オフショアプラットフォームの1つまたは複数の脚部に関して非対称なフォーメーションで配列される。 更なる他の形態では、対称的なフォーメーションと非対称なフォーメーションの両方の組み合わせが採用され、これらのフォーメーションがオフショアプラットフォームの別々の脚部に設けられる。
好ましくは、各モジュールのダクトは、取付手段によってオフショア構造体に取り付けられる。取付手段は、好ましくは、搭載ブラケットであり、更に好ましくは、剛性搭載ブラケットである。
好ましくは、複数のダクトは、オフショア構造体の脚部の周りに周方向にに沿って配列される。複数のダクトは、好ましくは円状のフォーメーションで配列される。ある実施形態では、各ダクトは、ダクトがオフショア構造体に接するようにオフショア構造体に取り付けられる。他の形態では、各ダクトは、それが取り付けられたパイロンの脚部から間隔をあけて取り付けられる。
好ましくは、各エネルギー抽出モジュールのダクトは、少なくとも第1の部分および第2の部分を有し、第1および第2の部分は略平行であり、水柱が第1の部分から第2の部分に流れるとき、または第2の部分から第1の部分に流れるときに、振動水柱は進行方向を変化させる。好ましくは、少なくとも第1の部分および第2の部分を有する各ダクトは略U字形である。ある実施形態では、ダクトは3つ以上の部分を有し、水柱がある部分から次の部分へ流れるときに、振動水柱は進行方向を変化させる。ダクトは、好ましくは、振動水柱が蛇行流路を有するように構成される。
好ましくは、各ダクトは略鉛直方向に取り付けられる。各ダクト(または、好ましくはダクトの各部分)の長手方向の軸は、好ましくはダクトが固定された状態取り付けられたパイロンの長手方向の軸と略平行である。各ダクトは、好ましくは、使用時には水塊の中に沈められる入口開口と、水塊よりも上方に配置される出口開口とを有し、エアチャンバーが振動水柱と出口開口との間に形成される。 入口開口は、好ましくは、使用時に、ダクトの第1の部分と第2の部分の間における屈曲部または接続部に設けられる。好ましくは、入口開口は、予想される最低の波の谷部よりも下方に配置されるように水の中に沈められる。
本発明の第6の態様により提供される波エネルギー抽出システムは、
少なくとも1つのエネルギー抽出モジュールを含み、各エネルギー抽出モジュールは、振動水柱を受け入れるダクトと、ダクトとの間で流体が通じて、振動水柱によって生成された流体の流れによって駆動されるタービンと、を有する。
ダクトは少なくとも第1の部分および第2の部分を有し、第1および第2の部分は略平行であり、水柱が第1の部分から第2の部分に流れるとき、または第2の部分から第1の部分に流れるときに、振動水柱は進行方向を変化させる。
好ましくは、各ダクトの第1の部分および第2の部分は、ダクトが略U字形になるように構成される。ある実施形態では、ダクトは3つ以上の部分を有し、水柱がある部分から次の部分へ流れるときに、振動水柱は進行方向を変化させる。ダクトは、好ましくは、振動水柱が蛇行流路を有するように構成される。
好ましくは、各ダクトは、使用時には略鉛直方向に取り付けられる。各ダクト(または、好ましくはダクトの各部分)の長手方向の軸は、好ましくはダクトが固定された状態で取り付けられるパイロンの長手方向の軸と略平行である。各ダクトは、好ましくは、水塊の中に沈められる入口開口と、水塊よりも上方に配置される出口開口とを有し、使用時にはエアチャンバーが振動水柱と出口開口との間に形成される。入口開口は、好ましくは、使用時に、ダクトの第1の部分と第2の部分との間における屈曲部または接続部に設けられる。好ましくは、入口開口は、予想される最低の波の谷部よりも下方に配置されるように水の中に沈められる。
ここで、本発明の好ましい実施形態について添付の図面を参照しつつ単なる例として説明する。
エネルギー抽出モジュールがオフショアプラットフォームに取り付けられる種々の位置を示すオフショアプラットフォームの概略側面図である。 本発明の第1の実施形態にかかるオフショアプラットフォームの概略を示す部分側面図である。 本発明の第2の実施形態にかかるオフショアプラットフォームの概略を示す部分側面図である。 オフショアプラットフォームの柱の周りにおいて円状のフォーメーションで配列された複数のダクトの一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態による波エネルギー抽出装置の概略を示す平面図である。 図5の波エネルギー抽出装置の側面図である。 図5および図6の波エネルギー抽出装置のエネルギー抽出モジュールの斜視図である。 オフショアプラットフォームに取り付けられた本発明の他の実施形態による波エネルギー抽出装置の概略を示す側面図である。 オフショアプラットフォームのパイロンに取り付けられた波エネルギー抽出装置のエネルギー抽出モジュールの一配列例を示す平断面図である。 オフショアプラットフォームのパイロンに取り付けられた波エネルギー抽出装置のエネルギー抽出モジュールの他の配列例を示す平面図である。 (A)?(E)は、オフショアプラットフォームのパイロンに取り付けられたエネルギー抽出モジュールの様々な代替配列例を示す。 振動水柱の進行方向を変化させる第1の部分および第2の部分を有するダクトを備えるエネルギー抽出モジュールの概略を示す側面図である。 振動水柱の進行方向を変更させる4つの部分を有するダクトを備えるエネルギー抽出モジュールの概略を示す側面図である。 図12のダクトを組み込んだ本発明の一実施形態による波エネルギー抽出システムの側面図である。 図12のダクトのうちの4つまたは2つを組み込んだ2つの代替配列例を示す平面図である。 オフショアプラットフォームに取り付けられて、図12のダクトを組み込んだ本発明の他の実施形態による波エネルギー抽出装置の概略を示す側面図である。
図面を参照しつつ、本発明によって提供されるオフショアプラットフォーム1について説明する。 プラットフォーム1は、互いに連結された4つの剛性柱2の形態をした支持構造体を含む。剛性柱2は、沖合の場所において、例えば海洋4のような水塊においてデッキ3の形態をしたワークステーションを支持する。複数の剛性柱2は、動かないように海底に固定される。
図2で示される実施形態を参照すると、各支持柱2は、凹部5の形態をした取付構造を有する。取付用凹部5は、柱2の周囲に連続的に延びるように設けられており、断面積が低減された領域を画定する。柱2は、各凹部がおおよそ海洋の平均海水面レベル(MSL)に配列されるように、水塊の中に配置される。
複数のダクト6は、柱2に関して対称的なフォーメーションとなるように取付用凹部5に取り付けられる。各ダクト6は、海洋から振動水柱を受け入れるように構成される。振動水柱は、ダクト6を通過する海洋波の上昇および下降に応じて振動する。
ここで図3に示される代替例の実施形態では、取付構造は凸部の形態を有する。凸部は、例えば外面から外側へ突き出て柱2を取り巻く輪状部7の形態をしている。図3で示されるように、幾つかのダクト6が輪状部7に取り付けられる。
各ダクト6は取付用凹部5または輪状部7に取り付けられ、ダクト6の入口8は、海洋4において予想される最低の波の谷部よりも下方の深度まで沈められ、ダクト6の出口9は、予想される最高の波の山部よりも上方にある。各ダクトは柱2に固定された状態で取り付けられ、ダクト6の入口8は海底よりも上方の所定の決められた高さに保持される。
補強手段10は、取付構造に隣接して柱2に固定される。補強手段10は、支持構造体に取り付けられたダクトによって支持構造体に加えられる静的および動的な力を支持するために、柱2の定格荷重を増加させる。
振動水柱の振動は、双方向性の気流の形態をした流体の流れを生成する。双方向性気流は、ダクト6に関連づけられたエネルギー抽出モジュール11を駆動するために利用される。別個のエネルギー抽出モジュール11が、好ましくは各ダクト6に関連づけられる。
各エネルギー抽出モジュール11は、ダクト6との間で流体が通じるタービン12を含み、タービン12は、振動水柱によって生成される双方向性気流により駆動され得る。
エネルギー抽出モジュール11は、電気エネルギーを生成するために、一つのタービンまたは各タービンに結合された発電機13の形態をした電気生成手段を含む。
図1を参照すると、エネルギー抽出モジュール11は、ダクト6に対して多様な異なる位置に取り付けることができる。導管14または柱2内を通る内部通路15は、タービン12への方向性のある気流に対して流路を提供するために使用される。図1で示すように、エネルギー抽出モジュール11は、関連づけられたダクト6の近傍の柱2に取り付けることもできる。別の形態として、エネルギー抽出モジュール11を支持するためにデッキ3の下に支持プラットフォーム16が配置されてもよい。更に別の形態として、エネルギー抽出モジュール11は、デッキ3の作業上面17に配置される。
図4に示す実施形態では、ダクト6の群が、円状のフォーメーションで柱2の取付構造に取り付けられる。各ダクト6は、出口部分19よりも短い入口部分18を有する略J字形である。入口開口および出口開口(20、21)は、それぞれの機能を発揮できるように、ダクト6の第1の部分の上面部および第2の部分の上面部にそれぞれ設けられる。
他の好ましい実施形態において、ダクト6およびエネルギー抽出モジュール11は、支配的な海洋波に対して特定のモジュールの意図する方向に向けるため、および/またはメンテナンス作業を助けるために、異なる構成を有していてもよいことが、当業者によって理解されるであろう。例えば、より小さいダクト6は、波の到達が他の部位に比べて困難な柱2の内側に取り付けられていてもよい。
図5には波エネルギー抽出システム100の一実施形態が示されている。システム100は、例えば海洋200のような水塊に配置される。
波エネルギー抽出システム100は、支持フレーム(図示せず)の形態をした支持構造体を含み、複数のエネルギー抽出モジュール300は、互いに固定された関係で支持フレームに接続される。図5の実施形態では、支持フレームは中心軸を画定し、この中心軸の周りに6つのエネルギー抽出モジュール300が対称的な6角形のフォーメーションで中心を共有するように配列される。
エネルギー抽出モジュールの対称的なフォーメーションは、6角形のフォーメーションに限定されず、円形、正方形、または他の多角形のフォーメーションを含む任意の適切な対称的なフォーメーションであってもよいことが理解されるであろう。
各エネルギー抽出モジュール300は、海洋200から振動水柱を受け入れるダクト400を有する。ダクト400は、振動水柱を受け入れるために海洋200の平均海水面レベル(MSL)よりも下方に沈められる入口開口500と、MSLよりも上方に設けられる出口開口600とを有し、振動水柱と出口開口600との間にエアチャンバーが形成される。下記で一層詳細に説明するように、振動水柱は、ダクト400を通過する海洋波の上昇および下降に応じて振動する。 これらの振動はエアチャンバーにおいて圧力差を作り出し、その結果、双方向性気流の形態をした流体の流れが生じる。
タービン700は、ダクト400との間で流体が通じるように各ダクト400の出口開口600に接続される。タービン700は、振動水柱によって生成される双方向性の気流によって駆動される回転子(図示せず)を有する。発電機800は、電気エネルギーを生成するために動作可能なように、回転子によって回転する各タービン700に結合される。
図5の実施形態では、各エネルギー抽出モジュール300は、ダクト400、タービン700、および発電機800を含む。複数のエネルギー抽出モジュール300は、全て略同一の構成を有するように構築されるのが好ましい。すなわち、各エネルギー抽出モジュール300のダクト400、タービン700、および発電機800は、同じ構成部品を使用して形成され、同じサイズおよび形状になるように構成され、したがって等しい最大動作能力を有する。
略同一構成のエネルギー抽出モジュール300の使用によって複数のエネルギー抽出モジュール300を対称的なフォーメーションで配列することができ、この対称的なフォーメーションは、支配的な波の方向にかかわらずシステム100によって生成されるトータルの電気エネルギーを略一定にするということが、当業者によって理解されるであろう。設計および構築コストが低減されるという利点は、同一に構成されたエネルギー抽出モジュール300の使用によって得られる。これは、転じて、システム100全体としての電力対コスト比の改善および一層の商業的実現可能性につながる。
複数のエネルギー抽出モジュール3は、海洋200において互いに異なる方向に向くように配置されており、したがって支配的な海洋波の移動の方向に対して異なる方向で対面する。図6において最も明瞭に示されるように、支持フレームおよび複数のエネルギー抽出モジュール300は、係留システム900によって海洋の中で所望の決められた位置および方向に保持される。係留システム900は、海底よりも上方の所定の高さにおいてダクト300を保持する。
図5および図6に示す実施形態は、波エネルギー抽出システム100全体に対して単一の係留のみを必要とする点で優れている。単一の係留システムの使用は有利であることが理解されるであろう。というのは、これは全体構造の複雑度を顕著に低減し、したがって構築、作動、およびメンテナンス手順に伴うコスト全体を低減するからである。
図5の実施形態では、6角形のフォーメーションは、中心軸の周りで中心を共有するように配列された6つのエネルギー抽出モジュール3を含む。あるエネルギー抽出モジュールは到来する波へ向かって直接対面し、あるモジュールは到来する波に対して+60度をなす方向に向き、あるモジュールは到来する波に対して−60度をなす方向に向き、あるモジュールは到来する波に対して+120度をなす方向に向き、あるモジュールは到来する波に対して−120度をなす方向に向き、あるモジュールは到来する波に対して+180度をなす方向に向く。
各エネルギー抽出モジュール300が、他のエネルギー抽出モジュール300と略同一の構成を有し、他のエネルギー抽出モジュールに対して異なる方向を向いているので、各モジュールに関連づけられた独立した振動水柱は、そのエネルギー抽出モジュールが支配的な海洋波に対してなす方向に依存して、異なる大きさの山部と谷部の間で振動することを、当業者は理解するであろう。
エネルギー抽出モジュール300は、支配的な海洋波に対して固定された関係で保持されるので、各モジュール300の性能は、到来する波に対するその特定のモジュール300の向きに依存する。例えば、到来する波に直接対面するエネルギー抽出モジュール300は、100%に近い運転能力で動作する。対照的に、到来する波に対して角度「α」だけずれた方向に向くモジュール300は、その向きの角度に依存して最大能力以下で動作する。具体的には、モジュールの向きが波の方向からずれる角度が増加するにつれて、モジュールの運転能力は減少する。
例えば図5を参照すると、到来する波に対して±60度の角度をなす方向に向くエネルギー抽出モジュールは約85%の能力で動作し、到来する波に対して±120度の角度をなす方向に向くモジュールは約75%の能力で動作し、到来する波から離れた方向に向く(すなわち、180度の角度をなす方向に向く)モジュールは約60%の能力で動作する。
もし波の方向が変化するならば、各エネルギー抽出モジュールは、到来する波の方向に対するそのときのなす角度に依存して、異なる運転能力で動作する。具体的には、波の方向が変化するにつれて、ユニットの少なくとも幾つかは、到来する波に対してより小さい角度をなす方向に向き、到来する波に向かってより直接に対面し、より高い能力で動作し始める。同様に、幾つかのエネルギー抽出モジュールは、到来する波に対してより大きい角度をなす方向に向き、または到来する波から更にずれた方向に向き、したがって、より低い運転能力で動作する。しかしながら、システムのトータル電力出力は、全ての波の方向について本質的に同じままである。
図7において最も明瞭に示すように、各ダクトはテーパ状の側壁を有し、最も広い場所は、関連づけられたダクトの入口開口のところにあるか、入口開口の近くにある。テーパ状ダクトの使用は、円形または多角形のフォーメーション、特に、共有される共通の側壁または互いに接する側壁を有するモジュールを備えるフォーメーションの構築を容易にすることが理解されるであろう。
図7を再び参照すると、各エネルギー抽出モジュール300は、関連づけられたモジュール300のダクト400の共振振動数を動的に変動させる動的共振コントロール部を有する。動的共振コントロール部は、システム100のダクト400の共振振動数を支配的な海洋波の振動数へマッチさせるために使用される。動的共振コントロール部は、関連づけられたダクト4の壁111に設けられたチューニングアパチャー部110と、完全な開口位置と閉鎖位置との間でチューニングアパチャー部のサイズを選択的に調整する選択的スライド移動可能カバーまたはゲート120と、を含む。カバー120は、開口110の細かいチューニングを可能にしてダクト400の共振振動数を支配的な海洋波の振動数にマッチさせるために、完全な開口位置と閉鎖位置との間の複数の中間位置にスライド移動可能である。
動的共振コントロール部は、ダクト400内の振動水柱の振動の大きさを検知するマグニチュードセンサ130の形態をした検知手段を含む。検知手段は、支配的な海洋波の周期を示す。スライド移動可能カバーは、マグニチュードセンサ130とコミュニケーションがとられた関係にあり、センサからの信号がカバーの移動を開始するために利用される。これは、そのときの波のコンディションにおける振動数に対応するようにダクトの共振振動数をチューニングするためである。
図7において最も明瞭に示すように、ダクトは、マグニチュードセンサ130がダクト400の出口部分でOWCの鉛直方向の振動を測定し、チューニングアパチャー部101およびゲート120がダクトの入口部分の上部壁111に配置され、ゲートがセンサ信号に応じて略水平方向に移動し、チューニングアパチャー部を開放または閉鎖するように構成され得る。
図8〜図11には、波エネルギー抽出システム100の他の実施形態が示されている。図8において最も明瞭に示すように、固定されたオイルプラットフォームまたはリグ140の形態をしたオフショア剛性支持構造体は、例えば海洋200のような水塊に配置される。オイルリグ140は、動かないように海底に固定されるパイロン150の形態をした4つの脚部を有する。各パイロン150は、好ましくはスチールおよび/またはコンクリートによって形成される。
複数のエネルギー抽出モジュール300は、取付ブラケット(図示せず)などの形態をした取付手段を介してオイルリグのパイロンに固定した状態で取り付けられる。
各エネルギー抽出モジュール300は、海洋200から振動水柱を受け入れるダクト400を有する。エネルギー抽出モジュール300のダクト4は、海底よりも上方の所定の決められた高さに保持される。
図例の実施形態では、各モジュール300のダクト400は、海底よりも上方の同じ高さに保持される。他の好ましい実施形態において、複数のダクトは海底よりも上方の互いに異なる高さに保持されてもよいことが、当然理解されるであろう。
この実施形態では、複数のエネルギー抽出モジュール300は略同一の構成を有する。しかしながら、他の好ましい形態において、複数のモジュールは、支配的な海洋波に対する特定のモジュールを意図された方向に向けるために、異なる構成を有するように構成され得る。
図9を参照すると、複数のエネルギー抽出モジュール300は、オフショアプラットフォーム140の4つのパイロン150の周りにおいて対称的なフォーメーションでそれぞれ配列される。オフショアオイルリグの各脚部の周りにおいて形成されるフォーメーションは、同じ対称的なフォーメーションである。
図10には、モジュール300の代替の配列例が示される。この配列例において、複数のエネルギー抽出モジュールは、オイルリグの脚部に取り付けられており、支配的な海洋波に対して異なる方向に向いている。図11A〜図11Eには、オイルリグのパイロンに取り付けるモジュール300の対称的および非対称なフォーメーションの更なる配列例が示される。
図12には、オイルリグ140のパイロン150に取り付けられるエネルギー抽出モジュール3において使用されるのに特に適したダクト400の一実施形態が示される。この実施形態において、各エネルギー抽出モジュール300のダクト400は、入口開口170を画定する第1の部分16と、出口開口190を画定する第2の部分180とを有する。ダクト400は略U字形になるように構成され、第1および第2の部分(160、180)は相互に略平行であり、水柱が第1の部分160から第2の部分180に流れるか、または第2の部分180から第1の部分160に流れるときに、振動水柱は進行方向を変化させる。図12の実施形態では、任意に選択可能な取り入れパイプ220が設けられている。他の形態では、この取り入れパイプ220は使用されず、この場合、入口開口190は、第1の部分160の端部によって画定され、海洋200の海水面へ向かって直接上方に向いている。
図13には、4つの部分を有するダクトの更なる実施形態を示す。このダクトでは、水柱がダクトを通過して流れるとき、水柱がある部分から次の部分へ流れるときに、振動水柱は進行方向を4回変化させる。
図14および図16を参照すると、図12および図13のダクトは、オイルリグ140のパイロン150に略鉛直方向に取り付けられる。すなわち、各ダクト(またはダクトの各部分)の長手方向の軸は、ダクトが固定された状態で取り付けられたパイロン150の長手方向の軸と略平行である。入口開口170は、海洋面よりも内部に沈められ、使用時に予想される最低の波の谷部よりも下方に配置されるようにダクトの第1の部分と第2の部分との間における屈曲部または接続部よりも上方にあるように設けられる。
出口開口190は、使用時にエアチャンバー210が振動水柱と出口開口190との間に形成されるように海洋の海水面よりも上方に設けられる。
タービン700は、各ダクト400との間で流体が通じて、振動水柱によって生成された気流により駆動される。
波エネルギー抽出システムは、好ましくは、電気エネルギーを生成するために、タービンに結合された発電機の形態をした電気生成手段を含む。
1つの発電機または複数の発電機によって生成された電気エネルギーは、電気グリッド供給され得る。他の形態では、電気エネルギーは、後で使用するために例えばバッテリのようなエネルギー貯蔵手段に供給され得る。貯蔵されたエネルギーは、オフショアプラットフォームに電力を供給するために使用され得る。したがって有利には、貯蔵されたエネルギーは、オフショアオイルリグまたは遠隔地域に電力を供給するために通常使用されるディーゼル発電機の代わりに、またはディーゼル発電機の使用範囲を少なくとも低減するために使用され得る。
したがって、本発明は、少なくともその好ましい実施形態において、剛性の実質的に固定された支持構造体を使用して、有利に一層効果的に動作する波エネルギー抽出システムを提供する。本発明の好ましい形態は、性能の向上とコストの顕著な低減の組み合わせによってコスト対電力比が改善され、これよって波エネルギー抽出システムを商業的に最も実現可能にできる。ある好ましい形態におけるシステムは、波エネルギー変換効率を50パーセントまで改善できる。
システムの好ましい実施形態は、システムのトータル電力出力が、支配的な波の方向に顕著に依存することを避けることができる。好ましい形態におけるシステムでは、剛性の実質的に固定されたシステムを使用することによって、より効率的に有利に動作する。好ましい形態におけるシステムでは、更に小型システムを提供する。この小型システムは、構築およびメンテナンスが簡単であるばかりでなく、有利には海洋表面の近くで動作し、したがって、これらの浅い深度での一層高いエネルギー利用を可能にする。これらおよび他の点において、本発明は、その好ましい実施形態において、先行技術に対して実用的および商業的に顕著な改善を示す。
本発明について特定の例を参照して説明したが、多くの他の形態で具体化されてもよいことを当業者は理解するであろう。

Claims (33)

  1. オフショアプラットフォームであって、
    沖合の水塊においてワークステーションを支持し、取付構造を有する支持構造体と、
    前記取付構造に取り付けられる少なくとも1つのダクトと、を含み、
    前記ダクトは、前記水塊から振動水柱を受け入れるように構成されており、
    前記振動水柱の振動は、エネルギー抽出モジュールを駆動する流体の流れを生成する、オフショアプラットフォーム。
  2. 2つ以上のダクトが前記取付構造に取り付けられる、請求項1に記載のオフショアプラットフォーム。
  3. 1つのダクトまたは各ダクトは、ダクトの入口が前記水塊の中に位置し、ダクトの出口が前記水塊よりも上方に位置するように前記取付構造に取り付けられる、請求項1または2に記載のオフショアプラットフォーム。
  4. 各ダクトの前記入口は、予想される最低の波の谷部よりも下方に配置され、前記出口は、予想される最高の波の山部よりも上方にある、請求項3に記載のオフショアプラットフォーム。
  5. 前記ダクトの前記入口が前記水塊の底よりも上方の所定の決められた高さに保持されるように各ダクトが取り付けられる、請求項4に記載のオフショアプラットフォーム。
  6. 各ダクトは海底よりも上方の同じ高さに保持される、請求項1から5のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  7. 少なくとも2つのダクトは、海底よりも上方の異なる高さにおいて保持される、請求項1から5のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  8. 各ダクトは海底よりも上方の異なる高さにおいて保持される、請求項7に記載のオフショアプラットフォーム。
  9. 各ダクトが海底よりも上方において保持される高さは、実質的に固定される、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  10. 前記取付構造がおおよそ前記水塊の平均海水面レベルに配列されるように、前記支持構造体が前記水塊に配置される、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  11. 前記支持構造体は少なくとも1つの剛性柱またはパイロンを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  12. 前記支持構造体は、2つ以上の剛性柱を含み、
    前記2つ以上の剛性柱は、互いに連結され、互いに決められた間隔をあけて保持される、請求項11に記載のオフショアプラットフォーム。
  13. 固定されたオフショアプラットフォームである、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  14. 前記剛性柱は、動かないように前記海底に固定される、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  15. 前記支持構造体の前記剛性柱は、係留システムによって前記海底に固定される、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  16. 前記支持構造体を安定させるために、バラストエレメントまたはシステムが前記剛性柱に取り付けられる、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  17. 2つ以上の前記ダクトは、前記支持構造体に関して対称的なフォーメーションで配列される、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  18. 前記支持構造体に取り付けられる前記ダクトによって前記支持構造体に使用時に加えられる静的および動的な力を支持するために、前記支持構造体の定格荷重を増加させる補強手段が前記支持構造体に固定される、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  19. 前記補強手段は、前記支持構造体の前記取付構造に接する状態で固定されるか、または前記取付構造の近傍に固定される、請求項18に記載のオフショアプラットフォーム。
  20. 前記取付構造は凹部であり、前記ダクトは前記凹部に取り付けられる、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  21. 前記取付構造は、各ダクトを取り付ける個別の凹部を含む、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  22. 前記取付構造は、前記支持構造体の外面から外側へ突出する凸部である、請求項1から19のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  23. 前記エネルギー抽出モジュールは、前記ダクトとの間で流体が通じるタービンを含み、前記タービンは、前記振動水柱によって生成された流体の流れにより駆動され得る、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  24. 各ダクトからの前記流体の流れは、双方向性であり、単一のタービンを駆動するために利用される、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  25. 独立したタービンが、各ダクトに関連づけられ、関連づけられた前記振動水柱によって生成される流体の流れにより駆動される、請求項23に記載のオフショアプラットフォーム。
  26. 前記エネルギー抽出モジュールは、電気エネルギーを生成するために1つのタービンまたは各タービンに結合された電気生成手段を含む、先行する請求項のいずれか一項に記載のオフショアプラットフォーム。
  27. 水塊に配置されるオフショアプラットフォームの支持構造体であって、
    柱と、
    前記柱に関連づけられた取付構造と、
    波エネルギー抽出システムのための少なくとも1つの振動水柱ダクトと、を含み、
    前記振動水柱ダクトは、前記水塊の平均海水面レベルに対して所定の決められた高さに保持されるように、前記取付構造に取り付けられる、支持構造体。
  28. 前記ダクトを前記柱に取り付ける取付手段を含み、
    前記取付手段は、前記柱を補強するように構成されることにより前記柱の定格荷重を増加させる、請求項27に記載の支持構造体。
  29. 前記柱に取り付けられる前記少なくとも1つの振動水柱ダクトによって前記柱に加えられる静的および動的な力を支持するために、独立した補強手段が前記柱に固定されて前記柱の定格荷重を増加させる、請求項27または28に記載の支持構造体。
  30. 前記柱は、前記ダクトの中で振動している振動水柱によって生成される流体の流れのための流路を画定し、
    前記流体の流れは、エネルギー抽出モジュールを駆動するために利用され得る、請求項27から29のいずれか一項に記載の支持構造体。
  31. 前記流路は、前記柱の内部での流れを可能にする内部中空通路である、請求項30に記載の支持構造体。
  32. 前記流路は、前記柱の外面に形成された溝に配置される導管によって画定される、請求項30に記載の支持構造体。
  33. 波エネルギー抽出システムであって、
    水塊に配置されるオフショア剛性支持構造体と、
    前記オフショア剛性支持構造体に固定された状態で取り付けられる少なくとも1つのエネルギー抽出モジュールと、を含み、
    1つのエネルギー抽出モジュールまたは各エネルギー抽出モジュールは、前記水塊から振動水柱を受け入れるためのダクトと、前記振動水柱によって生成される流体の流れにより駆動されるように前記ダクトとの間で流体が通じるタービンと、を有し、
    1つのエネルギー抽出モジュールの前記ダクトまたは各エネルギー抽出モジュールの前記ダクトは、前記水塊の海底よりも上方の所定の高さに保持される、波エネルギー抽出システム。
JP2012545022A 2009-12-24 2010-12-24 オフショアプラットフォームの柱に添う振動水柱を利用する波エネルギー抽出システム Pending JP2013515890A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU2009906282 2009-12-24
AU2009906282A AU2009906282A0 (en) 2009-12-24 Symmetrical donut type wave energy extractor
AU2010900844 2010-02-26
AU2010900844A AU2010900844A0 (en) 2010-02-26 Improvements in wave energy extraction systems
AU2010901642 2010-04-19
AU2010901642A AU2010901642A0 (en) 2010-04-19 Improvements in wave energy extraction systems
PCT/AU2010/001747 WO2011075795A1 (en) 2009-12-24 2010-12-24 Wave energy extraction system using an oscillating water column attached to the columns of an offshore platform

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013515890A true JP2013515890A (ja) 2013-05-09

Family

ID=44194842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012545022A Pending JP2013515890A (ja) 2009-12-24 2010-12-24 オフショアプラットフォームの柱に添う振動水柱を利用する波エネルギー抽出システム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20120248776A1 (ja)
EP (1) EP2516752A1 (ja)
JP (1) JP2013515890A (ja)
CN (1) CN103038422A (ja)
AU (1) AU2010336038A1 (ja)
CA (1) CA2785428A1 (ja)
WO (1) WO2011075795A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016533455A (ja) * 2013-10-16 2016-10-27 オーシャンリンクス・リミテッド 海岸保全及び波エネルギー発電システム

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014067885A1 (en) * 2012-10-29 2014-05-08 Electric Waves, S.L. Support base for an offshore structure, particularly adapted to provide generation of renewable energy
GB201318560D0 (en) 2013-10-21 2013-12-04 Wellstream Int Ltd Electrical power generation
EP3071755B1 (en) * 2013-11-18 2022-09-07 Envirotek Pte Ltd Power platform
EP3204632A1 (en) 2014-10-09 2017-08-16 Abengoa Seapower, S.A. Wave energy device
EP3298274A1 (en) * 2015-05-21 2018-03-28 University Of Plymouth Wave energy capture device
CN106762361A (zh) * 2016-12-01 2017-05-31 大连理工大学 “蘑菇型”振荡水柱式波能转换装置
CN108223249A (zh) * 2018-02-09 2018-06-29 大连理工大学 一种导管架海洋平台集成波能发电装置
CN108457794A (zh) * 2018-02-09 2018-08-28 大连理工大学 基于简易导管架海洋平台集成波能发电装置
CN108223250A (zh) * 2018-02-09 2018-06-29 大连理工大学 一种新型导管架海洋平台集成波能发电装置
CN108442311B (zh) * 2018-03-21 2019-08-09 大连理工大学 一种可移动的具有振荡水柱式波浪能转换装置浮式防波堤
PT110774A (pt) * 2018-06-05 2019-12-05 Inst Superior Tecnico Plataforma para suporte de atividades marinhas.
NO344784B1 (en) * 2018-10-04 2020-04-27 Hydroelectric Corp Hydroelectric Powerplant
CN117267041A (zh) * 2023-11-22 2023-12-22 上海勘测设计研究院有限公司 一种海上风电导管架的波浪能综合利用装置及施工方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01102483U (ja) * 1987-12-26 1989-07-11
JP2762135B2 (ja) * 1989-10-05 1998-06-04 海洋科学技術センター 波力利用機能を備えた海洋構造物
WO2002038951A1 (fr) * 2000-11-08 2002-05-16 Kesayoshi Hadano Convertisseur d'energie de houle de type a objets mobiles
JP2005531720A (ja) * 2002-06-28 2005-10-20 ボッコティ,パオロ ケーソン防波堤に組み込まれた振動水柱型波エネルギー変換装置
JP2012501397A (ja) * 2008-09-01 2012-01-19 オーシャンリンクス リミテッド 海洋波エネルギー抽出システム及び方法

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3664125A (en) * 1970-03-30 1972-05-23 Edward A Strange Offshore power conversion apparatus
US3912938A (en) * 1974-01-25 1975-10-14 Gregory D Filipenco Electrical stations operated by waves
US4286347A (en) * 1974-07-22 1981-09-01 Tideland Signal Corporation Double acting turbine for converting wave energy of water to electrical power
GB1580901A (en) * 1976-08-18 1980-12-10 Energy Secretary Of State For Device for extracting power from wave energy
WO1981001174A1 (en) * 1979-10-17 1981-04-30 A Wells Wave energy apparatus
US4303520A (en) * 1980-06-27 1981-12-01 Lockheed Corporation Surface extraction apparatus
US5551802A (en) * 1993-02-08 1996-09-03 Sea Engineering Associates, Inc. Tension leg platform and method of installation therefor
GB2314124B (en) * 1996-06-10 2000-10-18 Applied Res & Tech Wave energy converter
CN2385097Y (zh) * 1999-03-09 2000-06-28 华南理工大学 铰接柱式波能转换装置
GB2365385B (en) * 2000-08-07 2004-05-26 John Michael Pemberton Total energy extractor
NO322609B1 (no) * 2003-06-23 2006-10-30 Fobox As Bolgekraftverk.
US6967413B2 (en) * 2003-09-05 2005-11-22 Ramez Atiya Tidal energy system
US7255517B2 (en) * 2004-05-28 2007-08-14 Deepwater Marine Technology L.L.C. Ballasting offshore platform with buoy assistance
CN1598292A (zh) * 2004-08-13 2005-03-23 刘贺财 海上平台型升降蜗叶式海洋能发电机
CN1773104A (zh) * 2004-11-08 2006-05-17 黄明斌 气室斜靠岸式单向稳定气流波能发电装置
CN2878506Y (zh) * 2004-11-29 2007-03-14 天津市海王星海上工程技术有限公司 一种单点系泊井口平台
GB2449620A (en) * 2005-08-11 2008-12-03 Dominic Michaelis Using existing oil and gas drilling platforms for the conversion of renewable energy sources
GB0521356D0 (en) * 2005-10-19 2005-11-30 Marine Current Turbines Ltd Methods and apparatus for the extraction of energy from moving water
US7836689B2 (en) * 2005-12-14 2010-11-23 Sieber Joseph D Oscillating water column energy accumulator
CN2937544Y (zh) * 2006-06-15 2007-08-22 巫明茂 海洋综合能发电设备
CN1876482A (zh) * 2006-06-29 2006-12-13 上海交通大学 多柱桁架式单柱平台***
CN101611226B (zh) * 2006-08-14 2013-09-04 西多夫有限公司 能量提取方法和设备
GB2442719A (en) * 2006-10-10 2008-04-16 Iti Scotland Ltd Wave and wind power generation system
ITCH20070002A1 (it) * 2007-01-10 2008-07-11 Leonardo Galloppa Sistema per la generazione di energia elettrica dal moto ondoso marino
CN201065651Y (zh) * 2007-07-17 2008-05-28 贵阳铝镁设计研究院 钢制牛腿结构
GB0715569D0 (en) * 2007-08-09 2007-09-19 Turner Gordon H Wave power conversion
DK2274515T3 (en) * 2008-02-29 2016-06-06 Single Buoy Moorings Offshore wind and wave power generation system and method thereof
CN101608595A (zh) * 2008-06-20 2009-12-23 巫明茂 人造海岸海底、聚风增浪发电、拦截阻断收集波浪能的海上发电平台

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01102483U (ja) * 1987-12-26 1989-07-11
JP2762135B2 (ja) * 1989-10-05 1998-06-04 海洋科学技術センター 波力利用機能を備えた海洋構造物
WO2002038951A1 (fr) * 2000-11-08 2002-05-16 Kesayoshi Hadano Convertisseur d'energie de houle de type a objets mobiles
JP2005531720A (ja) * 2002-06-28 2005-10-20 ボッコティ,パオロ ケーソン防波堤に組み込まれた振動水柱型波エネルギー変換装置
JP2012501397A (ja) * 2008-09-01 2012-01-19 オーシャンリンクス リミテッド 海洋波エネルギー抽出システム及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016533455A (ja) * 2013-10-16 2016-10-27 オーシャンリンクス・リミテッド 海岸保全及び波エネルギー発電システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP2516752A1 (en) 2012-10-31
AU2010336038A1 (en) 2012-07-19
CN103038422A (zh) 2013-04-10
CA2785428A1 (en) 2011-06-30
US20120248776A1 (en) 2012-10-04
WO2011075795A1 (en) 2011-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013515890A (ja) オフショアプラットフォームの柱に添う振動水柱を利用する波エネルギー抽出システム
CN102165183B (zh) 海浪能量提取的改进
US9062649B2 (en) Device for conversion of mechanical energy from sea waves to electric energy
CN102146890B (zh) 用于深海的系泊浮式风能波浪能联合发电平台
US20100171313A1 (en) Under the bottom ocean wave energy converter
WO2008130295A1 (en) A wave power unit, a buoy, use of a wave power unit and a method for producing electric energy
JP4805783B2 (ja) 波力発電用タービン
JP5612764B2 (ja) 波力発電装置
KR101754862B1 (ko) 파력발전기
CN203394680U (zh) 离岸式振荡水柱发电装置
WO2023273174A1 (zh) 一种波能发电单元及其波能发电装置和波能发电方法
EP2848802B1 (en) System for obtaining electrical energy from a wave motion
KR101034820B1 (ko) 유입손실을 줄이기 위한 파력발전용 진동 수주
JP2002221142A (ja) 可動物体型波力エネルギー変換装置
CN102913373B (zh) 波浪能转换设备
GB2459441A (en) Oscillating-water-column wave-energy device having a helical column
CN110469450A (zh) 一种内含点吸收装置的振荡水柱式波能转换装置
JP2018090156A (ja) 浮体構造物
WO2002038951A1 (fr) Convertisseur d'energie de houle de type a objets mobiles
CN109779822A (zh) 一种水平直通管双腔体波力发电装置
CN105240202A (zh) 一种新型波浪能发电装置
WO2013011251A1 (en) Wave energy converter

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140826

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141112

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160105