JP2013511666A - 燃料再循環ライン用の弁アセンブリ - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料再循環ライン用の弁アセンブリを有する燃料システムを提供する。
【解決手段】燃料システム10は、燃料タンク14、フィルヘッド16、燃料蒸気キャニスタ18、及び弁アセンブリ12を含む。フィルヘッド16は、燃料タンク14に流体連通し、流体Fがフィルヘッド16から燃料タンク14に流れる。燃料蒸気キャニスタ18は、内部蒸燃料蒸気を吸収するように構成され、再循環ライン26は、燃料タンク16とフィルヘッド16の間に伸びて流体連通する。蒸気ライン28は、燃料タンク14と燃料蒸気キャニスタ18の間に伸びて流体連通する。弁アセンブリ12は、蒸気ライン28または再循環ライン26に沿って廃止されて作動する。弁アセンブリ12は、微小孔のある要素から形成された膜44を有するフィルタ36を含む。この要素は、流体を通さず、蒸気を通過させる。流体Fは、膜44を通って燃料蒸気キャニスタ18に流れるのを妨げられ、一方、燃料蒸気Vは、膜44を通過して燃料蒸気キャニスタ18に流入することができる。
【選択図】図2A
【解決手段】燃料システム10は、燃料タンク14、フィルヘッド16、燃料蒸気キャニスタ18、及び弁アセンブリ12を含む。フィルヘッド16は、燃料タンク14に流体連通し、流体Fがフィルヘッド16から燃料タンク14に流れる。燃料蒸気キャニスタ18は、内部蒸燃料蒸気を吸収するように構成され、再循環ライン26は、燃料タンク16とフィルヘッド16の間に伸びて流体連通する。蒸気ライン28は、燃料タンク14と燃料蒸気キャニスタ18の間に伸びて流体連通する。弁アセンブリ12は、蒸気ライン28または再循環ライン26に沿って廃止されて作動する。弁アセンブリ12は、微小孔のある要素から形成された膜44を有するフィルタ36を含む。この要素は、流体を通さず、蒸気を通過させる。流体Fは、膜44を通って燃料蒸気キャニスタ18に流れるのを妨げられ、一方、燃料蒸気Vは、膜44を通過して燃料蒸気キャニスタ18に流入することができる。
【選択図】図2A
Description
本発明は、燃料再循環ライン用の弁アセンブリに関する。
燃料システムは、燃料システムを介して放出される燃料蒸気を捕捉するために構成された燃料蒸気キャニスタを含む。流体が燃料蒸気キャニスタに入ると、燃料蒸気キャニスタは、適切に機能しなくなり、一般的に交換が必要となる。流体が燃料蒸気キャニスタに入るのを防止するため機械的な弁アセンブリがシステム内に設けられる。この機械的な弁アセンブリは、燃料タンクシステム内の圧力の下で、燃料蒸気を逃がすとともに流体がキャニスタ内に流れるのを防止するように、弁部分を開く移動弁部分を含んでいる。
燃料システムは、燃料タンクに所定の流体容積を満たすように構成されている。この燃料システムは、フィルヘッド、燃料タンク、燃料蒸気キャニスタ、及び弁アセンブリを含んでいる。フィルヘッドは、燃料タンクに流体連通するように構成されている。フィルヘッドは、燃料がフィルヘッドから燃料タンクに流れるように構成されている。燃料蒸気キャニスタは、その内部に燃料蒸気を吸収するように構成されている。再循環ラインは、燃料タンクとフィルヘッドとの間を流体がつながるように構成されている。燃料蒸気ラインは、燃料タンクと燃料蒸気キャニスタとの間を流体がつながるように構成されている。弁アセンブリは、燃料蒸気ライン又は再循環ラインに沿って配置されて作動する。この弁アセンブリは、流体を通過させずに、蒸気を通過可能にする膜を有するフィルタを含み、その結果、流体が、膜を通って燃料蒸気キャニスタ内に流れるのを防止し、一方、蒸気が、膜を通って燃料蒸気キャニスタに流れるのを可能にする。
別の実施形態において、燃料システムは、燃料タンク、フィルヘッド、燃料蒸気キャニスタ、及び弁アセンブリを含む。燃料タンクは、所定容積の流体を受け入れるように構成されている。フィルヘッドは、燃料タンクと流体連通している。フィルヘッドは、流体がフィルヘッドから燃料タンクに流れるように構成されている。燃料蒸気キャニスタは、その中に蒸気を吸収するように構成されている。再循環ラインは、燃料タンクと燃料蒸気キャニスタとの間を流体がつながるように構成されている。燃料蒸気ラインは、燃料タンクとフィルヘッドとの間を流体がつながるように構成されている。弁アセンブリは、燃料蒸気ライン又は再循環ラインに沿って配置されて作動する。この弁アセンブリは、ハウジングとフィルタを含む。ハウジングは、入口側と出口側を有して、その間に蒸気の通路を形成する。フィルタは、蒸気通路内に配置されて作動し、ハウジングの入口側に取り付けられる。このフィルタは、流体室を取り囲む内壁と流体室に対面する外壁とを有する1つの膜を含む。フィルタは、流体と蒸気が、入口側から流体室に入ることができるように構成されている。膜は、蒸気の通過を可能にし、かつ、流体室から蒸気通路への液体の通過を防止する。内壁は、一般的に、円筒形状である。外壁は、複数の凹凸を有し、その各々は、頂部に延び、谷部は、凹凸の間に形成される。
別の実施形態において、燃料システムは、燃料タンク、フィルヘッド、燃料蒸気キャニスタ、及び弁アセンブリを含む。燃料タンクは、所定容積の流体を受け入れるように構成されている。フィルヘッドは、燃料タンクと流体連通している。フィルヘッドは、流体がフィルヘッドから燃料タンクに流れるように構成されている。燃料蒸気キャニスタは、その中に蒸気を吸収するように構成されている。再循環ラインは、燃料タンクとフィルヘッドを流体接続する。蒸気ラインは、燃料タンクと燃料蒸気キャニスタとを流体接続する。弁アセンブリは、蒸気ライン又は再循環ラインに沿って配置されて作動する。この弁アセンブリは、流体を通過させず、蒸気を通過させる膜を有するフィルタを含む。従って、流体は、膜を通って燃料蒸気キャニスタ内に流れるのを妨げられ、一方、蒸気は、膜を通って燃料蒸気キャニスタ内に流れることが可能になる。
本発明の上記特徴及び利点ならびに他の特徴及び利点は、添付の図面に関連して見るとき、以下の詳細な記載から本発明を実行するための最良の形態が容易に明らかになるであろう。
図面において、同様の参照番号は、同様な部品を示しており、図1A−図1Cは、種々の位置に配置された弁アセンブリ12を有する燃料システム10を示す。
さらに、特定すると、燃料システム10は、燃料タンク14、フィルヘッド16、燃料蒸気キャニスタ18、及び弁アセンブリ12を含む。フィルパイプ20は、フィルヘッド16と燃料タンク14を流体的に相互接続し、流体がフィルヘッド16から燃料タンク14に流れる。ベント管22は、燃料タンク14から連結部24に伸びて流体が流れる。再循環ライン26は、燃料タンク14とフィルヘッド16との間に伸びて流体が流れる。
さらに、特定すると、燃料システム10は、燃料タンク14、フィルヘッド16、燃料蒸気キャニスタ18、及び弁アセンブリ12を含む。フィルパイプ20は、フィルヘッド16と燃料タンク14を流体的に相互接続し、流体がフィルヘッド16から燃料タンク14に流れる。ベント管22は、燃料タンク14から連結部24に伸びて流体が流れる。再循環ライン26は、燃料タンク14とフィルヘッド16との間に伸びて流体が流れる。
さらに、再循環ライン26は、連結部24において、ベント管22とフィルヘッド16との間に伸びて流体が流れる。蒸気ライン28は、燃料タンク14と燃料蒸気キャニスタ18の間に伸びて流体が流れる。さらに、蒸気ライン28は、連結部24において、ベント管22と燃料蒸気キャニスタ18との間に伸びて流体が流れる。燃料システム10は、オンボード燃料補給蒸気回復(ORVR)システムの一部である。このORVRシステムは、車両のエミッション制御システムであり、燃料補給中、燃料タンク14および/または再循環ライン26から燃料蒸気Vを捕捉する。
燃料タンク14とフィルヘッド16は、車両(図示略)の燃料補給時、燃料タンク14内の燃料蒸気Vは、ベント管22を通って流れ、さらに、蒸気ライン28を介して燃料蒸気Vを吸収する燃料蒸気キャニスタ18内に進む。車両のエンジン(図示略)が作動中のとき、エンジンは、エンジン用の燃料として用いられる燃料蒸気Vをエンジンのインテークマニホールド(図示略)内に引入れる。燃料蒸気キャニスタ18は、活性化した炭素が封入されたキャニスタまたは他の燃料蒸気キャニスタ18とすることができ、当業者に良く知られている。燃料補給中、燃料システム内に圧力平衡を与えるために、エアおよび/または蒸気Vが、燃料タンク14に存在し、そして、ベント管22、蒸気ライン28を通って燃料蒸気キャニスタ18に流入し、さらに再循環ライン26からフィルヘッド16内に流入する。
燃料タンク14は、所定容積の流体Fを受け入れるように構成されている。フィルネックは、流体Fがフィルヘッド16からフィルパイプ20を介して、さらに燃料タンク14に流れるように構成されている。さらに、ベント30は、再循環ライン26に開放するフィルヘッド16内に形成される。弁アセンブリ12は、フィルヘッド16と燃料蒸気キャニスタ18との間に配置されて作動し、流体Fが燃料蒸気キャニスタ18内に入るのを防止し、一方、蒸気Vが燃料蒸気キャニスタ18内に流れるのを可能にする。
図1Aに図示された実施形態において、弁アセンブリ12は、フィルヘッド16近くの再循環ライン26に沿って配置される。図1Bに図示された実施形態において、弁アセンブリ12は、再循環ライン26に沿って配置されており、この弁アセンブリ12は、フィルヘッド16と連結部24から間隔を置いて配置されている。図1Cに図示された実施形態において、弁アセンブリ12は、燃料蒸気キャニスタ18近くの蒸気ライン28に沿って配置されている。弁アセンブリ12は、図1A−図1Cに図示された配置に限定されるものではなく、当業者に知られるように、再循環ライン26と蒸気ライン28に沿って、いずれの位置に配置することができる。その結果、流体Fが、燃料蒸気キャニスタ18に入るのを防止する。
燃料補給中、図3に示すように、燃料ノズル32は、フィルヘッド16内に挿入され、そして、燃料が燃料タンク14内に流入する。燃料が燃料タンク14内に流入すると、燃料タンク14内の燃料蒸気Vの一部は、移動してフィルヘッド16に入る。燃料蒸気Vがフィルヘッド16に一旦入ると、燃料蒸気Vは、ノズルに存在する高速の流体Fによって取り込まれる。しかし、燃料蒸気Vと流体Fの一部は、フィルヘッド16内のベント30を介して、再循環ライン26内に溢れ出る。燃料蒸気キャニスタ18は、再循環ライン26からの液体が内部に流入した場合、悪影響を与えることになる。さらに、流体Fが弁アセンブリ12を通過して再循環ライン26に入ることができる場合、液体は、燃料蒸気Vを燃料蒸気キャニスタ18にベントするのに障害物となるか、あるいは、充填品質及びORVRシステムの性能を低下させながら、再循環ライン26を通って流れる燃料蒸気Vの妨げとなる。
図2A−図2C及び図3を参照すると、弁アセンブリ12は、ハウジング34とフィルタ36を含んでいる。このハウジング34は、入口側38と出口側40を含む。ハウジング34は、入口側38と出口側40の間に伸びて作動する蒸気通路42を形成する。フィルタ36は、入口側38に取り付けられ、ハウジング34の蒸気通路42内に配置されて作動する。フィルタ36は、流体室48を取り囲む内壁46と流体室48に対面する外壁50を有する膜44を含む。フィルタ36は、流体Fと燃料蒸気Vが、ハウジング34の入口側38から流体室48に入ることができるように構成されている。
膜44は、微小孔のある要素から形成され、液体を判別し、そして、流体Fが膜を通って流れるのを防止する。さらに、特定すると、膜44は、燃料蒸気Vの通過を可能にし、かつ流体Fがそこを通過するのを防止する。結果として、燃料蒸気Vのみが入口側38から出口側40にフィルタ36を介して通過できるようになっている。さらに、膜44は、弁アセンブリ12が、内部にいかなる移動部品なしで作動するように構成されている。流体Fが、膜44を通過して、さらに、再循環ライン26に入ることが可能になると、流体Fの充填問題からシステムの性能に悪影響を生じ、燃料蒸気キャニスタ18に永久的な損傷を生じさせ、車両の排ガス基準を満たすことができない。
図2A−図2C及び図3を参照すると、フィルタ36は、一般的に円筒形状を有する。特に、図2A及び図3に示された実施形態において、内壁46と外壁50は、一般的に均一な厚さtを有し、複数の凹凸52を有する。溝54は、凹凸52の各々の間に形成される。凹凸52は、流体室48の回りに複数のリング56を形成し、このリングは、間隔を置いてかつ互いにほぼ平行関係に配置される。各リング56は、頂部58に伸び、溝54は、隣接するリング56の間に形成される。頂部58と溝54は、互いに補い合い、内壁及び外壁46,50が、ほぼ正弦波の形状を与えるようになる。しかし、当業者に知られているように、他の形状を用いることもできる。
図2B及び図2Cに図示された実施形態を参照すると、内壁46は、ほぼ円筒形状であり、外壁50は、複数の凹凸52を含む。溝54は、凹凸52の各々の間に形成されている。特に図2Bに図示した実施形態を参照すると、凹凸52は、複数のディスク62を含み、これらのディスクは、内壁46の回りに間隔を置いて互いにほぼ平行関係に配置される。この実施形態では、各リング56は、頂部58に伸び、各溝54は、隣接するディスク62の間に形成され、その結果、各溝54は、径方向に膜44を取り囲む。
図2Cに図示される弁アセンブリ12のフィルタ36の実施形態を参照すると、凹凸52は、複数のリッジ60を含み、これらのリッジは、外壁50に沿って直線上に伸び、互いに径方向に間隔を置いて配置される。各リッジ60は、頂部58に対して径方向に伸び、溝54の1つは、隣接するリッジ60の間に形成される。この実施形態において、各頂部58は、ほぼU形状であり、各溝54は、ほぼV形状である。V形状の溝54は、リッジ60が内壁46を径方向に取り囲むことができ、互いに径方向に間隔を置いて配置されている。頂部58と溝54の他の形状は、当業者に良く知られているように、用いることができる。
図2B及び図2Cを参照すると、膜44は、内壁46と外壁50の間に形成され、均一でない厚さを含んでいる。さらに特定すると、各凹凸52は、頂部58での内壁46及び外壁50の間に形成される最大厚さtmaxを有する。同様に、最小厚さtminは、溝54の位置で、内壁46と外壁50の間に形成される。
図2A−図2C及び図3を参照すると、膜44は、微小孔のある要素から形成され、蒸気を通過させて流体を通さないように構成されている。これは、膜44が燃料蒸気Vを通過させながら、流体Fは、図3に示すように、そこを通過させないようにすることを意味している。フィルタ36は、ハウジング34の入口側38と出口側40に間隔を置いた関係にある流体室48の一部分を横切って伸びるキャップ64を含んでいる。このキャップ64は、燃料蒸気Vまたは流体Fの流れを径方向外側に向かうように構成され、燃料蒸気Vのみが、膜44を通過して径方向に流れ、蒸気通路42に入るようになる。燃料蒸気Vが蒸気通路42にあると、燃料蒸気Vは、蒸気通路42から放出され、出口側を介して再循環ライン26に入る。そして、燃料蒸気Vは、再循環ライン26を通り、燃料蒸気キャニスタ18内に捕捉される。膜44は、燃料蒸気Vまたはエアがハウジング34の出口側40から蒸気通路42内に入るように構成されており、燃料蒸気Vまたはエアは、膜44を通過して流体室48内に、さらに、ハウジング34の入口側38を介して再循環ライン26または蒸気通路28に流れることができる。
フィルタ36は、溶接、接着剤、熱シーリング、インサート成形、または当業者に知られた他の方法によりハウジング34に固定することができる。当業者は、特定のハウジング34及びフィルタ36の装置に必要とされる適当な取付具を知っている。
図3に図示された実施形態を再び参照すると、弁アセンブリ12は、フィルヘッド16のベント管30に配置されて作動する。この実施形態において、弁アセンブリ12は、フィルヘッド16と再循環ライン26との間に配置されており、フィルヘッド16のベント管30は、弁アセンブリ12に開放されている。フィルヘッド16内に流体Fが流れると、流体Fは及び燃料蒸気Vは、飛び散り、フィルヘッド16と流体連通している弁アセンブリ内に入る。弁アセンブリ12は、流体Fが再循環ライン26内に流れないように防止しながら、燃料蒸気Vが、膜44を介して再循環ライン26に流れるように構成されている。フィルヘッド16の位置に、弁アセンブリ12を配置することにより、流体Fが、再循環ライン26の重要な部分に入るのを防止する。さらに、流体Fが、弁アセンブリ12内に蓄積されるのを防止するために、弁アセンブリ12は、フィルタ36に入る流体Fが、フィルヘッド16に出入りするように角度付けされている。
本発明を実施するための最良の形態を詳細に記載してきたが、この発明に関する技術の当業者には、添付の請求項に記載の範囲内で、本発明を実施するための種々の変形例及び実施形態を認めることができよう。
Claims (12)
- 燃料タンク(14)に所定容積の流体(F)を満たすように構成された燃料システム(10)であって、
流体(F)が前記燃料タンク(14)に流体連通するフィルヘッド(16)から前記燃料タンク(14)に流れるように構成された前記フィルヘッド(16)と、
内部に燃料蒸気(V)を吸収するように構成された燃料蒸気キャニスタ(18)と、
前記燃料タンク(14)と前記フィルヘッド(16)の間に伸びて流体が流れるように構成された再循環ライン(26)と、
前記燃料タンク(14)と前記燃料蒸気キャニスタ(18)の間に伸びて流体が流れるように構成された蒸気ライン(28)と、
前記蒸気ライン(28)と前記再循環ライン(26)の一方に沿って配置されて作動する弁アセンブリ(12)と、を含み、
前記弁アセンブリ(12)は、微小孔のある要素から形成される膜(44)を有するフィルタ(36)を含んでいることを特徴とする燃料システム。 - 前記フィルタ(36)は、ほぼ円筒形状の外形を有することを特徴とする請求項1記載の燃料システム。
- 前記微小孔のある要素は、流体を通さずに、蒸気を通過可能にしており、流体(F)が前記要素を通過して前記燃料蒸気キャニスタ(18)に流れるのを妨げ、一方、蒸気が前記要素を通過して前記燃料蒸気キャニスタ(18)内に流入できるようにすることを特徴とする請求項1記載の燃料システム。
- 前記弁アセンブリ(12)は、入口側(38)と出口側(40)を含み、前記フィルタ(36)は、前記入口側(38)に取り付けられて作動し、
前記フィルタ(36)は、流体(F)と燃料蒸気(V)が前記入口側(38)から膜(44)に流入し、前記燃料蒸気(V)のみが、前記膜(44)を通過して流れ、前記出口側(40)を介して前記弁アセンブリ(12)に排出されることを特徴とする請求項2記載の燃料システム。 - 前記膜(44)は、流体室(48)を取り囲む内壁(46)と、前記流体室(48)に対面する外壁(50)を有し、
前記フィルタ(36)は、流体(F)と燃料蒸気(V)が前記入口側(38)から流体室(48)に流入し、前記燃料蒸気(V)のみが、前記膜(44)を通過して流れ、前記出口側(40)を介して前記弁アセンブリ(12)に排出されることを特徴とする請求項4記載の燃料システム。 - 前記フィルタ(36)は、前記内壁(46)と外壁(50)との間に、ほぼ均一に形成される厚さ(t)を含むことを特徴とする請求項4記載の燃料システム。
- 前記フィルタ(36)は、前記内壁(46)と外壁(50)との間に、不均一に形成される厚さ(t)を含むことを特徴とする請求項4記載の燃料システム。
- 前記外壁(50)は、頂部(58)にそれぞれ伸びる複数の凹凸(52)と、該凹凸(52)の各々の間に形成される溝(54)と有することを特徴とする請求項5記載の燃料システム。
- 前記複数の凹凸(52)の各々は、各頂部(58)の位置で、前記内壁(46)と前記外壁(50)の間に形成される最大厚さ(tmax)と、各溝(54)の位置で、前記内壁(46)と前記外壁(50)の間に形成される最小厚さ(tmin)とを有することを特徴とする請求項8記載の燃料システム。
- 前記複数の凹凸(52)は、互いに間隔を置いた関係で前記内壁(46)を径方向に取り囲む複数のディスク(62)を含むことを特徴とする請求項9記載の燃料システム。
- 前記複数の凹凸(52)は、互いに径方向に間隔を置いた関係で前記外壁(50)に沿って直線上に伸びる複数のリッジ(60)を含むことを特徴とする請求項9記載の燃料システム。
- 前記フィルタ(36)は、該フィルタ(36)の入口側(38)に間隔を置いた関係で前記流体室(48)を横切って伸びるキャップ(64)を含み、
前記キャップ(64)は、該キャップ(64)から燃料蒸気(V)または流体(F)が流れないようにし、前記燃料蒸気(V)のみが前記膜(44)を介して出口側(40)に径方向に流れるように、前記燃料蒸気(V)を偏向させることを特徴とする請求項5記載の燃料システム。
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