JP2013511526A5 - - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッジホッグシグナル伝達経路を阻害する第1の薬剤と、mTORを阻害する、すなわちmTORの下流のエフェクター及びmTORのキナーゼ活性を阻害する第2の薬剤とを含む組合せ(combination)を提供する。別の態様では、本発明は、ヘッジホッグシグナル伝達経路を阻害する治療上有効な量の第1の薬剤、mTOR及び下流のエフェクターのキナーゼ活性を阻害する第2の薬剤、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。
さらに、本発明は、細胞増殖性の障害、特に癌を治療する薬剤を製造する際の、ヘッジホッグシグナル伝達経路を阻害する第1の薬剤、並びにmTOR及び下流のエフェクターのキナーゼ活性を阻害する第2の薬剤、又はそれらの薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物を含む、治療上有効な量の組合せの使用を提供する。
本発明の上記組合せ、組成物、及び当該組成物を用いる方法では、本発明の組成物は、細胞又は組織を含む系に投与され得る。いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、ヒト患者又は動物対象に投与され得る。
[図面の簡単な説明]
化合物A及び化合物1からなる組合せがPtch+/−Hic+/−同種異系移植髄芽細胞腫モデルに与える効果を示す図であり、そして腫瘍体積の低下により、当該組合せが、化合物1の抗腫瘍活性に対する抵抗性を防止する又は遅延させることを実証する。 Ptch+/−Hic+/−同種異系移植髄芽細胞腫モデルにおいて化合物A及び化合物1からなる組合せの効果を、エンドポイントを達成するまでの時間に関して表し、また化合物1の抗腫瘍活性に対する抵抗性を防止する又は遅延させることを示す。
薬理学及び有用性
本発明の組合せが、様々な癌を治療するのに利用可能である。1つの実施形態では、本発明は、mTOR及び下流エフェクターのキナーゼ活性を阻害する薬剤と組み合わせてなるヘッジホッグシグナル伝達経路を阻害する薬剤を提供する。
「ヘッジホッグ関連障害」は、リンパ腫、白血病、及び骨髄腫を含む、血液及びリンパ系の癌をさらに含む。本発明の方法及び組合せは、ヘッジホッグシグナル伝達経路の1つ又は複数の成分と拮抗して、リンパ腫細胞、白血病細胞、又は骨髄腫細胞の成長及び増殖を阻害する。リンパ腫は、Bリンパ球に由来するリンパ芽球の悪性腫瘍である。骨髄腫は、骨髄に通常認められるタイプのプラズマ細胞からなる悪性腫瘍である。白血病は、造血器官に関係する急性又は慢性疾患である。NHLは、循環血液中の白血球数の増加に対応して又は対応しないで、身体組織において白血球数が異常に増加することにより特徴付けられ、また最も顕著に関係する白血球のタイプに基づき分類される。
さらに、本発明の組合せが、膀胱(加速性の及び転移性の膀胱癌を含む)、***、結腸(結腸直腸癌を含む)、腎臓、肝臓、肺(肺小細胞癌及び肺非小細胞癌及び肺腺癌を含む)、卵巣、前立腺、睾丸、尿生殖器管、リンパ系、直腸、喉頭、膵臓(外分泌及び内分泌膵臓癌を含む)、食道、胃、胆嚢、子宮頚部、甲状腺、及び皮膚(扁平上皮癌を含む)の癌;星状細胞腫、神経芽細胞腫、グリオーマ、髄芽細胞腫、及びシュワン細胞腫を含む中枢及び末梢神経系の腫瘍;線維肉腫、横紋筋肉腫、及び骨肉腫を含む間葉由来の腫瘍;並びにメラノーマ、メルケル細胞癌、色素性乾皮症、ケラトアカントーマ、精上皮腫、甲状腺濾胞癌、及びテラトカルシノーマを含むその他の腫瘍を含め、癌を治療するのに利用可能であると考えられる。また、本発明の組合せは、肥満細胞症、胚細胞腫瘍、小児肉腫、及びその他の癌を治療するのにも利用可能であると考えられる。
本発明の化合物は、1つ又は複数の治療薬と併用して治療上有効な量で投与され得る(組合せ医薬)。例えば、免疫調節性物質若しくは抗炎症物質、又はその他の抗腫瘍治療薬と共に用いれば、相乗的効果が生じ得る。その他の療法と共に本発明の化合物が投与される場合には、共投与される(co-administered)化合物の用量は、採用されたコドラッグのタイプ、採用された具体的薬物、治療対象の状態等に応じて当然変化する。
本発明は、a)遊離状態の又は薬学的に許容される塩の形態の、本明細書に開示される本発明の化合物である第1の薬剤、及びb)少なくとも1つの共薬剤(co-agent)を含む組合せ医薬、例えばキットも提供する。キットは、その投与に関する説明書を含み得る。
用語「組合せ医薬」とは、本明細書で用いる場合、2つ以上の活性成分を混合する又は併用することに起因し、活性成分の固定化された及び非固定化された併用の両方を含む製品を意味する。用語「固定化された併用」とは、複数の活性成分が、単一物又は単一用量の形態で、患者に対して共に同時に投与されることを意味する。用語「非固定化された併用」とは、複数の活性成分が、特別な時間制限もなく、複数の分離物として同時に、並行して、又は連続して患者に共に投与されることを意味し、かかる投与は、患者の身体において2つの化合物の治療上有効なレベルを実現する。後者の場合、カクテル療法、例えば3つ以上の活性成分の投与にも適用される。
次に、化合物1及び化合物Aの組合せが、Ptch+/−Hic+/−髄芽細胞腫の同種異系移植モデルにおいて調査された。図1に示す通り、担腫瘍動物には、化合物1が80mg/kgで1日4回(qd)、化合物Aが10mg/kgで1日4回、並びに化合物1及び化合物Aを併用して、経口により(po)投与された。化合物Aは、媒体対照と比較して、腫瘍増殖に対してわずかに中等度の効果を有したが、化合物1は、当初縮退を誘発したものの、腫瘍は再増殖を開始した。化合物1及び化合物Bを併用して治療された動物では、腫瘍の再増殖は相当に遅延した。
図2に示す通り、併用して治療すると、その結果、エンドポイント(腫瘍体積>700mm)に到達するまでの時間が延長した。媒体対照及び化合物Aで治療された動物では、腫瘍体積が700mmに達したため、約20日でエンドポイントに到達した。エンドポイントに到達するまでの時間は、化合物1で治療された動物では顕著に遅延した。併用治療群では、試験を継続した大部分のマウスは、髄芽細胞腫モデルにおいて抵抗性が発現するのを顕著に遅延させる又は防止することができる。

本発明は以下の態様を含み得る。

[1]
Smoothened阻害物質である第1の薬剤と、mTOR阻害物質である第2の薬
剤と
を含む組合せであって、
前記第1の薬剤が、式Iの化合物

[式中、
及びY は、N及びCR 10 から独立に選択され;R 10 は、水素、ハロゲン、C
1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6 アルキル、C 1〜6 アルコキシ、ハロゲン置換C
1〜6 アルコキシ、及び−OXNR 10a 10b から選択され;R 10a 及びR 10b
は、水素及びC 1〜6 アルキルから独立に選択され、
は、シアノ、ハロゲン、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6 アルキル、C
〜6 アルコキシ、ハロゲン置換C 1〜6 アルコキシ、C 6〜10 アリール、ジメチルアミ
ノ、C 1〜6 アルキル−スルファニル、及び任意選択的に最大2個のC 1〜6 アルキル基
で置換されたC 3〜8 ヘテロシクロアルキルから選択され、
及びR は、水素、シアノ、ハロゲン、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6
アルキル、C 1〜6 アルコキシ、ハロゲン置換C 1〜6 アルコキシ、及びジメチルアミノ
から独立に選択され、
及びR は、水素、ハロゲン、シアノ、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6
アルキル、C 1〜6 アルコキシ及びハロゲン置換C 1〜6 アルコキシから独立に選択され
、又はR とR 若しくはR とR のいずれかが、これらの両方が付加したフェニルと
共に、C 5〜10 のヘテロアリールを形成し、
及びR は、水素、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6 アルキル、C 1〜6
アルコキシ、及びハロゲン置換C 1〜6 アルコキシから独立に選択されるが、但し、R
及びR は両方共に水素ではなく、
は、水素、ハロゲン、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6 アルキル、C 1〜
アルコキシ、及びハロゲン置換C 1〜6 アルコキシから選択され、
は、−S(O) 11 、−C(O)R 11 、−OR 11 、−NR 12a 12b
、及び−R 11 から選択され;R 11 は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、
及びヘテロシクロアルキルから選択され;R 12a 及びR 12b は、C 1〜6 アルキル及
びヒドロキシ置換C 1〜6 アルキルから独立に選択され、
の前記アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルは
、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6 アルキル、C 1〜6 アルコキシ、ハロゲン置
換C 1〜6 アルコキシ、C 6〜10 アリール−C 0〜4 アルキル、C 5〜10 ヘテロアリ
ール−C 0〜4 アルキル、C 3〜12 シクロアルキル、及びC 3〜8 ヘテロシクロアルキ
ルから独立に選択された1個〜3個の基で任意選択的に置換可能であり、
の前記アリール−アルキル置換基は、ハロゲン、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換
1〜6 アルキル、C 1〜6 アルコキシ、ハロゲン置換C 1〜6 アルコキシ、及びメチル
−ピペラジニルから独立に選択される1個〜3個の基で任意選択的に置換される]、若し
くはその薬学的に許容される塩、
又は、
式IIの化合物

及びその薬学的に許容される塩
[式中、
R1は、置換されていなくても置換されていてもよい、C 6〜14 アリール基、又は5
〜14員ヘテロアリール基であり、
R2及びR3は、独立にC 1〜8 アルキル、C 1〜8 アルキルOHであり、又はR2及
びR3は閉環したC 3〜14 シクロアルキル基を形成し、
Lは、単結合、C 1〜8 アルキレン、−C(O)O−、−C(O)NR9−、−C 1〜
アルキルOH−、−C 1〜8 ハロアルキル−、−C(O)−、−NH−、又は−O−で
あり、
X及びWは、独立にN又はCR5であり、及びX又はWの少なくとも1つはNであり、
R7はC 6〜14 アリール基、5〜14員ヘテロアリール基、又は3〜14員シクロヘ
テロアルキル基であり、
R4は、置換されていても置換されていなくてもよいC 1〜8 アルキル、C 2〜8 アル
ケニル、C 3〜14 シクロアルキル、C 6〜14 アリール基、5〜14員ヘテロアリール
基、3〜14員シクロヘテロアルキル基、C 1〜8 アルコキシ、ハロゲン、NR6R8、
C(O)OR6、C(O)NR6R8、C 1〜8 ハロアルキル、ホルミル、アルコキシカ
ルボニル、C 1〜8 アルキルOH、C(O)R6、SO R6、C(O)NHC 1〜8
ルキルR6、NR6R8、SO NR6R8、OCF 、NHC(O)R6、CH OC
(O)NR6R8、CH NR6R8、NHC(O)OR6、NHC(O)NR6R8、
CH NHSO R6、CH NHC(O)OR6、OC(O)R6、又はNHC(O)
R6であり、
Zは、C 1〜8 アルキル、CN、OH、又はハロゲンであり、
m及びpは独立に0〜3であり、
Yは、単結合、C 1〜8 アルキレン、−C(O)−、−C(O)O−、−CH(OH)
−、又は−C(O)NR10であり、
R5は、H、ハロゲン、CN、低級アルキル、OH、OCH 、又はOCF であり、
R1は、C 1〜8 アルキル、C 6〜14 アリール基、C 1〜8 ハロアルキル、C 1〜8
アルコキシ、ハロゲン、NH 、CN、OCF 、OH、C(O)NR6R8、C(O)
R6、NR6R8、NHC(O)R6、SO R6、SO NR6R8のうちの1つ又は
複数により置換可能であり、
R9及びR10は、独立にC 1〜8 アルキル又はHであり、
R6及びR8は、独立にH、C 1〜8 アルキル、C 2〜8 アルケニル、C 3〜14 シク
ロアルキル、C 6〜14 アリール基、5〜14員ヘテロアリール基、3〜14員シクロヘ
テロアルキル基、C 1〜8 ハロアルキル、C 1〜8 アルキルOH、C 1〜8 アルコキシで
あり、又は1つの原子上の2つのR6はヘテロ原子を含む環を形成することができ、
R4、R6、及びR8は、置換されていなくてもよいし、またはC 1〜8 アルキル、C
3〜14 シクロアルキル、C 6〜14 アリール基、5〜14員ヘテロアリール基、3〜1
4員シクロヘテロアルキル基、C 1〜8 アルキルOH、OH、オキソ、C 1〜8 ハロアル
キル、カルボキシC 1〜8 アルキル、又はSO 1〜8 アルキル、ハロゲン、−OCH
、−OCF 、−OH、−NH 、のうちの1つ又は複数により置換されていてもよい
]、若しくはその薬学的に許容される塩である、前記組合せ。
[2]
前記第1の薬剤が、2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−ビフェニル−3−カル
ボン酸[6−(cis−2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−ピリジン−3−イ
ル]−アミド、又はその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の組合せ。
[3]
前記第1の薬剤が、2−[(R)−4−(6−ベンジル−4,5−ジメチル−ピリダジ
ン−3−イル)−2−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピ
ラジニル−5’−イル]−プロパン−2−オール、又はその薬学的に許容される塩である
、請求項1に記載の組合せ。
[4]
前記第2の薬剤が、mTORC1複合体に対して活性なmTORアロステリック阻害物
質、又はmTORC1複合体及びmTORC2複合体に対して活性なATP競合的mTO
R阻害物質である、請求項1に記載の組合せ。
[5]
前記第2の薬剤が、AY−22989、エベロリムス、CCI−779、AP−235
73、MK−8669、AZD−8055、Ku−0063794、OSI−027、W
YE−125132からなる群より選択される、請求項1に記載の組合せ。
[6]
前記第2の薬剤が、エベロリムスである、請求項5に記載の組合せ。
[7]
前記第1の薬剤が、2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−ビフェニル−3−カル
ボン酸[6−(cis−2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−ピリジン−3−イ
ル]−アミド、又はその薬学的に許容される塩である、請求項6に記載の組合せ。
[8]
前記第1の薬剤が、2−[(R)−4−(6−ベンジル−4,5−ジメチル−ピリダジ
ン−3−イル)−2−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピ
ラジニル−5’−イル]−プロパン−2−オール、又はその薬学的に許容される塩である
、請求項6に記載の組合せ。
[9]
Smoothened阻害物質である第1の薬剤と、mTOR阻害物質である第2の薬
剤とを含む医薬組成物であって、
第1の薬剤が式Iの化合物

[式中、
及びY は、N及びCR 10 から独立に選択され;R 10 は、水素、ハロゲン、C
1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6 アルキル、C 1〜6 アルコキシ、ハロゲン置換C
1〜6 アルコキシ、及び−OXNR 10a 10b から選択され;R 10a 及びR 10b
は、水素及びC 1〜6 アルキルから独立に選択され、
は、シアノ、ハロゲン、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6 アルキル、C
〜6 アルコキシ、ハロゲン置換C 1〜6 アルコキシ、C 6〜10 アリール、ジメチルアミ
ノ、C 1〜6 アルキル−スルファニル、及び任意選択的に最大2個のC 1〜6 アルキル基
で置換されたC 3〜8 ヘテロシクロアルキルから選択され、
及びR は、水素、シアノ、ハロゲン、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6
アルキル、C 1〜6 アルコキシ、ハロゲン置換C 1〜6 アルコキシ、及びジメチルアミノ
から独立に選択され、
及びR は、水素、ハロゲン、シアノ、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6
アルキル、C 1〜6 アルコキシ及びハロゲン置換C 1〜6 アルコキシから独立に選択され
、又はR とR 若しくはR とR のいずれかが、これらの両方が付加したフェニルと
共に、C 5〜10 のヘテロアリールを形成し、
及びR は、水素、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6 アルキル、C 1〜6
アルコキシ、及びハロゲン置換C 1〜6 アルコキシから独立に選択されるが、但し、R
及びR は両方共に水素ではなく、
は、水素、ハロゲン、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6 アルキル、C 1〜
アルコキシ、及びハロゲン置換C 1〜6 アルコキシから選択され、
は、−S(O) 11 、−C(O)R 11 、−OR 11 、−NR 12a 12b
、及び−R 11 から選択され;R 11 は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、
及びヘテロシクロアルキルから選択され;R 12a 及びR 12b は、C 1〜6 アルキル及
びヒドロキシ置換C 1〜6 アルキルから独立に選択され、
の前記アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルは
、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換C 1〜6 アルキル、C 1〜6 アルコキシ、ハロゲン置
換C 1〜6 アルコキシ、C 6〜10 アリール−C 0〜4 アルキル、C 5〜10 ヘテロアリ
ール−C 0〜4 アルキル、C 3〜12 シクロアルキル、及びC 3〜8 ヘテロシクロアルキ
ルから独立に選択された1個〜3個の基で任意選択的に置換可能であり、
の前記アリール−アルキル置換基は、ハロゲン、C 1〜6 アルキル、ハロゲン置換
1〜6 アルキル、C 1〜6 アルコキシ、ハロゲン置換C 1〜6 アルコキシ、及びメチル
−ピペラジニルから独立に選択される1個〜3個の基で任意選択的に置換される]、若し
くはその薬学的に許容される塩、
又は、
式IIの化合物

及びその薬学的に許容される塩
[式中、
R1は、置換されていなくても置換されていてもよい、C 6〜14 アリール基、又は5
〜14員ヘテロアリール基であり、
R2及びR3は、独立にC 1〜8 アルキル、C 1〜8 アルキルOHであり、又はR2及
びR3は閉環したC 3〜14 シクロアルキル基を形成し、
Lは、単結合、C 1〜8 アルキレン、−C(O)O−、−C(O)NR9−、−C 1〜
アルキルOH−、−C 1〜8 ハロアルキル−、−C(O)−、−NH−、又は−O−で
あり、
X及びWは、独立にN又はCR5であり、及びX又はWの少なくとも1つはNであり、
R7は、C 6〜14 アリール基、5〜14員ヘテロアリール基、又は3〜14員シクロ
ヘテロアルキル基であり、
R4は、置換されていても置換されていなくてもよいC 1〜8 アルキル、C 2〜8 アル
ケニル、C 3〜14 シクロアルキル、C 6〜14 アリール基、5〜14員ヘテロアリール
基、3〜14員シクロヘテロアルキル基、C 1〜8 アルコキシ、ハロゲン、NR6R8、
C(O)OR6、C(O)NR6R8、C 1〜8 ハロアルキル、ホルミル、アルコキシカ
ルボニル、C 1〜8 アルキルOH、C(O)R6、SO R6、C(O)NHC 1〜8
ルキルR6、NR6R8、SO NR6R8、OCF 、NHC(O)R6、CH OC
(O)NR6R8、CH NR6R8、NHC(O)OR6、NHC(O)NR6R8、
CH NHSO R6、CH NHC(O)OR6、OC(O)R6、又はNHC(O)
R6であり、
Zは、C 1〜8 アルキル、CN、OH、又はハロゲンであり、
m及びpは独立に0〜3であり、
Yは、単結合、C 1〜8 アルキレン、−C(O)−、−C(O)O−、−CH(OH)
−、又は−C(O)NR10であり、
R5は、H、ハロゲン、CN、低級アルキル、OH、OCH 、又はOCF であり、
R1は、C 1〜8 アルキル、C 6〜14 アリール基、C 1〜8 ハロアルキル、C 1〜8
アルコキシ、ハロゲン、NH 、CN、OCF 、OH、C(O)NR6R8、C(O)
R6、NR6R8、NHC(O)R6、SO R6、SO NR6R8のうちの1つ又は
複数により置換可能であり、
R9及びR10は、独立にC 1〜8 アルキル又はHであり、
R6及びR8は、独立にH、C 1〜8 アルキル、C 2〜8 アルケニル、C 3〜14 シク
ロアルキル、C 6〜14 アリール基、5〜14員ヘテロアリール基、3〜14員シクロヘ
テロアルキル基、C 1〜8 ハロアルキル、C 1〜8 アルキルOH、C 1〜8 アルコキシで
あり、又は1つの原子上の2つのR6はヘテロ原子を含む環を形成することができ、
R4、R6、及びR8は、置換されていなくてもよいし、またはC 1〜8 アルキル、C
3〜14 シクロアルキル、C 6〜14 アリール基、5〜14員ヘテロアリール基、3〜1
4員シクロヘテロアルキル基、C 1〜8 アルキルOH、OH、オキソ、C 1〜8 ハロアル
キル、カルボキシC 1〜8 アルキル、又はSO 1〜8 アルキル、ハロゲン、−OCH
、−OCF 、−OH、−NH のうちの1つ又は複数により置換されていてもよい]
、又はその薬学的に許容される塩である、前記医薬組成物。
[10]
前記第2の薬剤が、AY−22989、エベロリムス、CCI−779、AP−235
73、MK−8669、AZD−8055、Ku−0063794、OSI−027、W
YE−125132からなる群より選択される、請求項1に記載の組合せ。
[11]
前記第2の薬剤が、エベロリムスである、請求項10に記載の組成物。
[12]
前記第1の薬剤が、2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−ビフェニル−3−カル
ボン酸[6−(cis−2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−ピリジン−3−イ
ル]−アミド、又はその薬学的に許容される塩である、請求項11に記載の組成物。
[13]
前記第1の薬剤が、2−[(R)−4−(6−ベンジル−4,5−ジメチル−ピリダジ
ン−3−イル)−2−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピ
ラジニル−5’−イル]−プロパン−2−オール、又はその薬学的に許容される塩である
、請求項11に記載の組成物。
[14]
ヘッジホッグ経路又はmTORに関連する癌を治療する薬物を製造するための、請求項
1から8のいずれか一項に記載の組合せの使用。
[15]
前記癌が、髄芽細胞腫である、請求項14に記載の使用。

Claims (4)

  1. ヘッジホッグ経路又はmTORに関連する癌を治療する薬物を製造するための組合せの使用であって、前記組合せが、Smoothened阻害物質である第1の薬剤と、mTOR阻害物質である第2の薬剤とを含み、
    前記第1の薬剤が、2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−ビフェニル−3−カル
    ボン酸[6−(cis−2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−ピリジン−3−イ
    ル]−アミド、又はその薬学的に許容される塩であり、
    前記第2の薬剤が、エベロリムスである、使用。
  2. 前記癌が、髄芽細胞腫である、請求項に記載の使用。
  3. ヘッジホッグ経路又はmTORに関連する癌を治療するための組合せであって、前記組合せがSmoothened阻害物質である第1の薬剤と、mTOR阻害物質である第2の薬剤とを含み、
    前記第1の薬剤が、2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−ビフェニル−3−カル
    ボン酸[6−(cis−2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−ピリジン−3−イ
    ル]−アミド、又はその薬学的に許容される塩であり、
    前記第2の薬剤が、エベロリムスである、組合せ。
  4. 前記癌が、髄芽細胞腫である、請求項3に記載の組合せ。
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