JP2013504964A - 補足情報を提供する方法および装置 - Google Patents

Abstract

主要情報を提示する第１の提示装置および補足情報を提示する第２の提示装置を有するシステムにおいて前記主要情報の前記補足情報を提供する方法が提供される。この方法は、前記第１の提示装置に提示する主要情報を要求するステップと、前記要求された主要情報に関連する少なくとも１つの補足情報の制御情報を決定するステップと、前記決定された制御情報および前記要求された主要情報に含めて搬送される時間情報に基づいて、前記要求された主要情報に関連する前記少なくとも１つの補足情報を提示するように前記第２の装置に命令する命令メッセージを送信するステップとを含み、前記命令メッセージは、前記少なくとも１つの補足情報の記憶位置を示す少なくとも１つのポインタを含む。

Description

本発明は、データ通信に関し、さらに詳細には、補足情報を提供する方法および装置に関する。

「２画面方式」や「同期方式」は、携帯電話、ラップトップＰＣ、デスクトップＰＣなどでインターネットを介してテレビジョン番組に関する情報にアクセスすることができる対話型テレビジョンの一形態である。全ての対話機能がテレビジョン上にある１画面対話型テレビジョン方式とは異なり、２画面アプリケーションは、通常はコンピュータ上で実行される。これらの場合には、ユーザは、番組についての補足情報にアクセスしている間、テレビジョン上でコンテンツを変更しない。

本発明の１つの特徴によると、主要情報を提示する第１の提示装置および補足情報を提示する第２の提示装置を有するシステムにおいて前記主要情報の前記補足情報を提供する方法が提供される。この方法は、前記第１の提示装置に提示する主要情報を要求するステップと、前記要求された主要情報に関連する少なくとも１つの補足情報の制御情報を決定するステップと、前記決定された制御情報および前記要求された主要情報に含めて搬送される時間情報に基づいて、前記要求された主要情報に関連する前記少なくとも１つの補足情報を提示するように前記第２の装置に命令する命令メッセージを送信するステップとを含み、前記命令メッセージは、前記少なくとも１つの補足情報の記憶位置を示す少なくとも１つのポインタを含む。

本発明の別の特徴によると、要求された主要情報が第１の提示装置に提示される一方で第２の提示装置に提示される補足情報を提供する装置が提供される。この装置は、前記要求された主要情報に関連する少なくとも１つの補足情報の制御情報を記憶するように構成された記憶モジュールと、前記記憶された制御情報および前記要求された主要情報に含めて搬送される時間情報に基づいて、前記要求された主要情報に関連する前記少なくとも１つの補足情報を提示するように前記第２の提示装置に命令する命令メッセージを送信するように構成された処理モジュールとを備え、前記処理モジュールは、前記少なくとも１つの補足情報の記憶位置を示す少なくとも１つのポインタを前記命令メッセージに含めるようにさらに構成される。

本発明の上記の特徴によると、主要情報とそれに関連する補足情報とを、２つの異なる提示装置にそれぞれ提示するための解決策が提供される。これにより、ユーザは、第１の装置上に示されるコンテンツに影響を及ぼすことなく、第２の装置上で情報を取り出すことが容易になる。さらに、補足情報が確実に適切な時間に提示されるように、第２の装置上の提示時間をプログラムすることができる。

本発明のさらなる特徴および利点は、以下の本発明の詳細な説明において明らかになることを理解されたい。

本発明をさらに理解するために含められた、本願に組み込まれてその一部を構成している添付の図面は、本発明の原理を説明するために役立つ記述とともに本発明の実施例を例示するものである。従って、本発明は、これらの実施例に限定されるわけではない。

本発明の一実施例による補足情報を提供するシステムを例示する図である。 本発明の同実施例によるＭＳおよびＳＴＢの機能を例示するブロック図である。 本発明の同実施例による補足情報を提供する方法を例示する流れ図である。 本発明の同実施例による補足情報を提供する別のシステムを例示する図である。

以下、本発明の一実施例について、図面と関連付けて詳細に説明する。以下の説明では、分かりやすく簡潔にするために、既知の機能および構成の一部の詳細な説明を省略することもある。

図１は、本発明の本実施例による補足情報を提供するシステムを例示する図である。この例は、本発明を説明するために使用されるものであり、本発明の範囲を制限するために使用されるものではないことに留意されたい。この例示的なシステムは、テレビジョン・コンテンツ・サーバ１０１、セット・トップ・ボックス（ＳＴＢ）１０２、テレビジョン１０３、補足情報サーバ１０４、アクセス・ポイント（ＡＰ）１０５および移動局（ＭＳ）１０６を含む。これらの機能の詳細は、以下の通りである。

テレビジョン・コンテンツ・サーバ１０１：テレビジョン番組を提供するために使用される。番組は、ケーブル・ネットワークやＩＰネットワークなどを介してディジタル信号の形態で提供することができる。

ＳＴＢ１０２およびテレビジョン１０３：ＳＴＢは、（１）データ、すなわちテレビジョン番組や構成ファイルなどをテレビジョン・コンテンツ・サーバ１０１から受信するため、（２）テレビジョン番組をテレビジョン１０３に表示するため、（３）ＡＰ１０５にメッセージを送信し、ＡＰ１０５からメッセージを受信するために使用される。図示のように、ＳＴＢ１０２は、テレビジョン・コンテンツ・サーバに接続されている。さらに、ＳＴＢ１０２は、例えばインターネットなどのＩＰネットワークに接続して、ＩＰネットワーク中のサーバから情報を取り出す、または受信することもできることに留意されたい。

ＡＰ１０５：例えばＩＰネットワークを介して補足情報サーバ１０４に接続され、例えばローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）を介してＳＴＢ１０２に接続され、例えば無線ネットワークを介してＭＳ１０６に接続される。ＡＰ１０５は、例えばルータやスイッチなど、その他のタイプのアクセス装置であってもよく、アクセス装置とそれと関連付けられた例えばコンピュータなどの装置との間の接続は、有線接続とすることもできることに留意されたい。

ＭＳ１０６：補足情報を表示するための表示画面、およびユーザ命令を受信する入力機能を有する。さらに、ユーザ命令をＳＴＢ１０２に伝送することもできる。例えば、ＭＳ１０６は、ＳＴＢ１０２を制御することができるように構成されており、且つ例えば別のチャネルへの変更などの命令入力をユーザから受信したときには、ＭＳ１０６は、この命令入力を、ＳＴＢ１０２が理解できる対応する命令メッセージに変換し、この命令メッセージをＳＴＢ１０２に伝送する。

補足情報サーバ１０４：テレビジョン番組関連情報、またはテレビジョン番組に関する呼び出された補足情報を提供するために使用される。これらの情報は、提示方式の点では、映像、音声、テキスト、画像、フラッシュなどの形態とすることができ、記憶の点では、ファイルまたはファイルの一部分の形態とすることができる。例えば、補足情報は、映像ファイルの一部分である。補足情報は、インターネット・テレビジョンの場合のようにデータ・ストリームの形態でＡＰ１０５を介してＭＳ１０６に伝送することもできるし、あるいは、例えばファイル転送プロトコル（ＦＴＰ）を使用して伝送することもできるが、この場合には、補足情報の伝送が完了するまでＭＳ１０６において補足情報が表示されないことになる。当業者なら、その他の伝送技術を使用することもできることを理解するであろう。さらに、各補足情報は、１つまたは複数のテレビジョン番組と関連付けられる。以下に、図１に示す例によるテレビジョン番組の補足情報の構成ファイルを示す。

この例では、構成ファイルは、拡張可能マークアップ言語（ＸＭＬ）ドキュメントである。この構成ファイルは、例えば表など、その他の形態で編成することもできることを理解されたい。上記の構成ファイルから、２つの番組チャネル、すなわちＦＴＶ−１およびＦＴＶ−２があることが分かる。各番組チャネルは、チャネル識別子によって一意的に識別される。すなわち、チャネル識別子は、ＦＴＶ−１が３０１、ＦＴＶ−２が２１である。さらに、各番組チャネルが番組を有し、すなわち、ＦＴＶ−１チャネルは、番組１および番組２という２つの番組を有し、ＦＴＶ−２チャネルは、番組２という１つの番組を有する。この例では、ＦＴＶ−２チャネルがＦＴＶ−１と同じ番組を有しているが、必ずしも異なるチャネルが同じ番組を有する必要があるわけではないことに留意されたい。番組は、番組識別子によって一意的に識別される。すなわち、番組識別子は、番組１がＰ１、番組２がＰ２である。１つのチャネルの１つの番組は、１つまたは複数の補足情報と関連付けることができる。例えば、ＦＴＶ−１チャネルでは、補足情報ＡＤ１およびＡＤ２が番組１と関連付けられ、補足情報ＡＤ３が番組２と関連付けられる。また、ＦＴＶ−２チャネルでは、補足情報ＡＤ１、ＡＤ２およびＡＤ３が番組２と関連付けられる。さらに、各補足情報は、この補足情報を一意的に識別する識別子、この補足情報がどこに記憶されるかを示すリンク、およびその制御情報を有する。この例では、補足情報は、３種類の情報についての３つのリンク、すなわちｐｉｃ＿ｌｉｎｋ、ｖｉｄｅｏ＿ｌｉｎｋおよびｍｏｒｅ＿ｌｉｎｋを有する。ｐｉｃ＿ｌｉｎｋは、補足情報のピクチャの経路を示し、ｖｉｄｅｏ＿ｌｉｎｋは、補足情報の映像の経路を示し、ｍｏｒｅ＿ｌｉｎｋは、補足情報のウェブ・ページの経路を示す。１つのテレビジョン番組の同じ補足情報について異なるリンクがあることにより、ユーザの必要に応じて異なる種類の表示装置で異なる提示を行うことができる。例えば、携帯電話ではｐｉｃ＿ｌｉｎｋを用いてピクチャを表示し、コンピュータではｍｏｒｅ＿ｌｉｎｋを用いてウェブ・ページを表示する、またはｖｉｄｅｏ＿ｌｉｎｋを用いて映像を表示することができる。この例の制御情報は、補足情報の持続時間を示すｔｉｍｅ＿ｌｅｎ、補足情報が関連付けられている番組の開始時点に対する開始時点を示すｓｔａｒｔ＿ｐｏｉｎｔ、および補足情報が関連付けられている番組の開始時点に対する時点を示すｅｎｄ＿ｐｏｉｎｔといったパラメータを含み、補足情報の通知メッセージは、ｅｎｄ＿ｐｏｉｎｔより前にＭＳに送信されるものとされ、さもなければ、通知メッセージは送信されない。なお、当業者なら、実際の必要に応じて、１つまたは複数のリンクおよび１つまたは複数の制御情報のパラメータを企図することができることに留意されたい。以下に述べる方法のように、発明者等は、ｖｉｄｅｏ＿ｌｉｎｋおよびｓｔａｒｔ＿ｐｏｉｎｔパラメータを使用する。

図２は、本発明の同実施例によるＭＳ１０６およびＳＴＢ１０２の機能を例示するブロック図である。

ＭＳ１０６の設計は、４つの層、すなわちネットワーク通信層、ビジネス論理層、カプセル化層および提示層を含む。当業者なら、図２が単に本発明を説明するためのものに過ぎず、本発明の範囲を制限するために使用されるものではないことを理解するであろう。さらに、当業者なら、以下の説明を読むことで、ＭＳ１０６のその他の設計を企図することもできる。

提示層は、メイン・ページ、補足情報ページおよびウェブ・ページを提示するための、メイン・ページ・モジュール、補足情報ページ・モジュールおよびウェブ・ページ・モジュールをそれぞれ含む。提示層は、Ｓｑｕｉｒｒｅｌスクリプト・カプセル化によってビジネス論理層と通信する。Ｓｑｕｉｒｒｅｌスクリプトは、Ｊａｖａ（登録商標）スクリプトと同様のプログラミング言語であり、主にクライアント側スクリプト言語として使用され、ウェブ・ブラウザの一体要素として実装され、機能強化されたユーザ・インタフェースおよび動的なウェブサイトの展開を可能にする。

ビジネス論理層では、ＭＳが始動または再始動したときに、モジュール「ＴＶＰａｌｅｔｔｅ Ｉｎｉｔ」がＮＴＰ（ネットワーク・タイム・プロトコル）クライアントおよびＥＰＧ（電子番組ガイド）書込み装置を呼び出して、補足情報の提示前にＭＳを初期化する。ＮＴＰクライアントは、ＮＴＰサーバと通信して、ＭＳの日付および時間を自動的に設定する。ＥＰＧ書込み装置は、ネットワーク通信層でテレビジョン制御デーモンを呼び出し、最新のＥＰＧ情報を得る。ＦＦＰｌａｙｅｒは、ネットワーク通信層の補足情報リスナ（ｃｏｍｐｌｅｍｅｎｔａｒｙ Ｉｎｆｏｒ Ｌｉｓｔｅｎｅｒ）から命令を取り出し、この命令を適宜実行する。例えば、補足情報の提示を求める命令があることを通知されたときに、それに対応する補足情報を補足情報サーバ１０４から取り出して、例えば視覚情報の表示および／または聴覚情報の再生を行うなど、この補足情報を提示する。ＷｅｂＫｉｔブラウザは、ウェブ・ページの提示を求める命令が受信されたときに、補足情報サーバまたはウェブ・ワイド・ウェブ・サーバ（ｗｅｂ ｗｉｄｅ ｗｅｂ ｓｅｒｖｅｒ）から関連するウェブ・ページを取得して表示する。

ネットワーク通信層では、テレビジョン制御デーモン・モジュールは、以下の機能を有する。すなわち、（１）テレビジョン電子番組ガイド（ＥＰＧ）をＳＴＢに要求し、これから受信する機能、（２）テレビジョン制御コマンドをＳＴＢの制御デーモンに送信する機能である。この制御コマンドは、チャネル切替え、音量制御、ＥＰＧ取出しなどを含む。補足情報リスナ・モジュールは、以下の機能を有する。すなわち、（１）ＭＳ１０６に提示する必要がある補足情報がある場合に、補足情報を提示する通知をＳＴＢの補足情報通知装置（ｎｏｔｉｆｉｅｒ）からリッスン（ｌｉｓｔｅｎ）し、受信する機能である。この例では、ＳＴＢからの通知メッセージは、補足情報についての１つまたは複数のリンクと、いつ提示するかを示す時間値とを含む。ＦＦＰｌａｙｅｒモジュールおよびＷｅｂＫｉｔブラウザ・モジュールは、このリンクを使用して、補足情報サーバから補足情報を取り出す。なお、補足情報をワールド・ワイド・ウェブ・サーバに記憶し、リンクをワールド・ワイド・ウェブ・リンクとすることもできるし、あるいは、補足情報をＦＴＰサーバに記憶し、リンクをＦＴＰリンクとすることもできることに留意されたい。

ＳＴＢでは、制御デーモンおよび補足情報通知装置を使用して、ＭＳのネットワーク通信層のモジュールと通信する。具体的には、制御デーモン・モジュールを使用して、（１）ＭＳからＥＰＧ要求を受信して、ＥＰＧをＭＳに送信する（ＥＰＧは、後にＭＳが例えばチャネル切替えなどＳＴＢの制御を行うために使用する）。本明細書では、ＥＰＧは、ＥＰＧダンパによって生成される。制御デーモン・モジュールは、（２）テレビジョン制御コマンドをＭＳから受信し、例えばチャネル切替えや音量制御など、これらのコマンドを適宜実行するために使用される。補足情報通知装置モジュールは、補足情報がＭＳに提示されようとしているとメタデータ解析器が判定した場合に、補足情報の提示をＭＳに通知するために使用される。メタデータ解析器は、番組のデータ・ストリームを解析し、受信したデータ・ストリームに基づいて補足情報がＭＳに提示されようとしているかどうかを判定するために使用される。具体的には、メタデータ解析器は、データ・ストリームから現在のタイム・スタンプを抽出し、これを対応する補足情報の開始時点と比較する。この判定の詳細は、以下の記述に見ることができる。さらに、ＳＴＢは、データを受信するための受信モジュール、例えば上記で示した構成ファイルなどのデータを記憶するための記憶モジュールを含むこともできる。

図３は、本実施例による補足情報を提供する方法を例示する流れ図である。

ステップ３０１で、ＳＴＢは、補足情報とチャネルの番組との間の対応関係、当該補足情報の制御情報および当該補足情報の記憶情報を示す構成ファイルを、テレビジョン・コンテンツ・サーバ１０１から受信する。なお、ＳＴＢ１０２がＩＰ式ネットワークに接続されている場合には、構成ファイルは、補足情報サーバ、または構成ファイルを記憶するために使用されているその他のサーバから受信することもできることに留意されたい。方法について説明する本例では、制御情報は、番組の開始時点に対する補足情報の開始時点を含み、記憶情報は、ｖｉｄｅｏ＿ｌｉｎｋを含む。上記の対応関係は、どの番組チャネルのどの番組が、どの（１つまたは複数の）補足情報に対応するかを示す。換言すれば、構成ファイルは、どの補足情報がどの番組に関連するか、いつＭＳで補足情報を表示するか、および補足情報のコンテンツをどこで取り出すかを示す。

ステップ３０２で、ＳＴＢは、あるチャネルのある番組を要求する。このステップで、ＳＴＢは、要求されたチャネルを一意的に識別するチャネル識別子、および要求された番組を一意的に識別する番組識別子を取得することができる。

ステップ３０３で、ＳＴＢは、構成ファイルおよび要求された番組に基づいて、要求された番組の補足情報の制御情報を決定する。具体的には、ＳＴＢは、チャネル識別子および番組識別子を使用して、構成ファイルにおいて問合せを行う。１つのチャネルの１つの番組に２つ以上の補足情報を関連付けることができるので、ＳＴＢは、要求された番組に関連する全ての補足情報について制御情報を決定する必要がある。本明細書では、主要な制御情報は、補足情報の開始時点である。

ステップ３０４で、ＳＴＢは、要求された番組のデータ・ストリームを受信し、受信したデータ・ストリームをテレビジョンに表示する。

ステップ３０５で、ＳＴＢは、ステップ３０３で決定された制御情報および要求された番組の受信されたデータ・ストリームに基づいて、要求された番組に関連する補足情報を表示するようにＭＳに命令する。具体的には、ＳＴＢは、現在受信したデータ・ストリームのタイム・スタンプを決定し、決定したタイム・スタンプを補足情報の開始時点と比較する。開始時点と現在のタイム・スタンプの間の差が、予め定められる閾値、例えば３０秒未満である場合には、ＳＴＢは、通知メッセージを送信して、ＭＳに補足情報の提示を通知する。通知メッセージは、提示すべき１つまたは複数の補足情報の制御情報および記憶情報を含む。

ＳＴＢから通知メッセージを受信した後は、ＭＳの側でも、要求された番組のデータ・ストリームのタイム・スタンプをモニタリングし、制御情報に基づいて補足情報を表示する。補足情報のコンテンツの伝送に関しては、ＭＳは、補足情報のコンテンツをダウンロードしてから提示することもできるし、あるいは、補足情報のコンテンツをデータ・ストリームの形態で受信して提示することもできる。

図４は、本実施例による本発明の方法を利用する別のシステムを例示する図である。このシステムは、上述の方法を実行するアクセス装置を含む。アクセス装置は、１つまたは複数のサーバに接続して、例えばテレビジョン番組やＶＯＤまたはＩＰＴＶで要求された映像などの主要情報と、これらの主要情報および構成ファイルの補足情報とを受信する。第１の提示装置を使用して、主要情報を提示し、第２の提示装置を使用して、補足情報を提示する。なお、この方法は、アクセス装置の代わりに第１の提示装置で実行することもできることに留意されたい。

本実施例の変形形態によると、ＳＴＢは、構成ファイルの全体を受信するのではなく、ステップ３０２とステップ３０３の間で要求される番組に基づいて、構成ファイルの一部しか受信しなくてもよい。例えば、ユーザがＦＴＶ−２の番組２を要求するときには、構成ファイルのうちＦＴＶ−２の番組２を記述する部分のみをＳＴＢに送信する。さらに、上述の構成ファイルの伝送方法の他に、例えば対応関係、制御情報および記憶情報など、要求された番組の構成ファイルの対応部分が補足情報の開始時点より前にＳＴＢに伝送されることが保証される限り、構成ファイルの全体または一部を、番組データ・ストリームの伝送とともにＳＴＢに伝送することもできる。

本実施例の変形形態によると、補足情報は、あるチャネルの番組以外のチャネルと関連付けることができる。この場合には、補足情報の開始時点は、当該補足情報が関連付けられるチャネルの時間基準と関係付けることができる。さらに、ＩＰＴＶまたはビデオ・オン・デマンド（ＶＯＤ）の環境では、補足情報は、ユーザから要求された映像ファイルと関連付けられ、補足情報の開始時点は、これらの映像ファイルの開始時と関係付けることができる。さらに、ＳＴＢとＭＳが同じクロック基準を使用している限り、相対時間を使用する以外に、絶対時間を使用することもできる。

本実施例の変形形態によると、補足情報があるチャネルの番組以外のチャネルと関連付けられているときには、ステップ３０２ではチャネル識別子のみを決定すればよく、このチャネル識別子のみを使用して、ステップ３０３で問合せを行う。同様に、ＶＯＤまたはＩＰＴＶの場合には、ステップ３０２で、要求された映像を一意的に識別する映像識別子のみを決定し、この映像識別子のみを使用して、ステップ３０３で問合せを行う。当業者なら、例えばチャネル識別子および番組識別子の代わりに映像識別子を使用するなどして、構成ファイルを適宜修正すべきであることを理解するであろう。

いくつかの実施態様について説明した。しかし、様々な修正を加えることができることは理解されるであろう。例えば、異なる実施態様の要素を組み合わせる、補う、修正する、または取り除くことによって、他の実施態様を生じることもできる。さらに、開示した構造およびプロセスの代わりに他の構造およびプロセスを使用することもでき、その結果得られる実施態様は、開示した実施態様と少なくとも実質的には同じ（１つまたは複数の）方法で、少なくとも実質的には同じ（１つまたは複数の）機能を実行して、少なくとも実質的には同じ（１つまたは複数の）結果を達成することも、当業者なら理解するであろう。従って、上記およびその他の実施態様は、本発明の範囲に含まれるものとする。

本発明の１つの特徴によると、主要情報を提示する第１の提示装置および補足情報を提示する第２の提示装置を有するシステムにおいて前記主要情報の前記補足情報を提供する方法が提供される。この方法は、前記第１の提示装置に提示する主要情報を受信するステップと、前記受信された主要情報に関連する少なくとも１つの補足情報の制御情報を決定するステップであり、前記制御情報が、前記補足情報をいつ提示するかを示す各補足情報の開始時点を含むステップと、前記制御情報に含まれる前記開始時点および前記受信された主要情報に含めて搬送される時間情報に基づいて、前記受信された主要情報に関連する前記少なくとも１つの補足情報を提示するように前記第２の装置に命令する命令メッセージを送信するステップと、を含む。

本発明の別の特徴によると、主要情報の補足情報を提供する装置であって、前記主要情報が第１の提示装置に提示される一方で前記補足情報が第２の提示装置に提示される装置が提供される。この装置は、受信された主要情報に関連する少なくとも１つの補足情報の制御情報を記憶するように構成された記憶モジュールであり、前記制御情報が、前記補足情報をいつ提示するかを示す各補足情報の開始時点を含む記憶モジュールと、主要情報を受信する受信モジュールと、前記記憶された制御情報に含まれる前記開始時点および前記受信された主要情報に含めて搬送される時間情報に基づいて、前記受信された主要情報に関連する前記少なくとも１つの補足情報を提示するように前記第２の提示装置に命令する命令メッセージを送信するように構成された処理モジュールと、を備える。

Claims (12)

1. 主要情報を提示する第１の提示装置および補足情報を提示する第２の提示装置を有するシステムにおいて前記主要情報の前記補足情報を提供する方法であって、前記第１の提示装置の側において、
   前記第１の提示装置に提示する主要情報を要求するステップと、
   前記要求された主要情報に関連する少なくとも１つの補足情報の制御情報を決定するステップと、
   前記決定された制御情報および前記要求された主要情報に含めて搬送される時間情報に基づいて、前記要求された主要情報に関連する前記少なくとも１つの補足情報を提示するように前記第２の装置に命令する命令メッセージを送信するステップと、を含み、前記命令メッセージが、前記少なくとも１つの補足情報の記憶位置を示す少なくとも１つのポインタを含む、前記方法。
2. 前記決定するステップが、
   全ての主要情報の補足情報の前記制御情報を示す構成ファイルを受信するステップと、
   前記受信した構成ファイルを探索することによって、前記要求された主要情報に関連する前記少なくとも１つの補足情報の前記制御情報を取得するステップと、をさらに含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記決定するステップが、
   前記要求された主要情報に関連する前記少なくとも１つの補足情報の前記制御情報を搬送するメッセージを受信するステップと、
   前記受信したメッセージから前記制御情報を取り出すステップと、をさらに含む、請求項１に記載の方法。
4. 前記制御情報が、前記補足情報をいつ提示するかを示す開始時点を含む、請求項１に記載の方法。
5. 前記開始時点が、前記第１の提示装置および前記第２の提示装置の両方によって使用される時間基準に対する時点、または前記主要情報で使用される時間基準に対する時点である、請求項４に記載の方法。
6. 前記時点が、前記第１の提示装置および前記第２の提示装置の両方によって使用される時間基準に関する時点であるときに、前記送信するステップが、
   前記第１の提示装置および前記第２の提示装置の両方によって使用される前記時間基準で現在の時間を取得するステップと、
   前記開始時点と前記現在の時間の差が予め定められる閾値未満である場合に、前記開始時点に対応する補足情報を提示するように前記第２の提示装置に命令する命令メッセージを送信するステップと、をさらに含む、請求項４に記載の方法。
7. 前記時点が、前記主要情報で使用される時間基準に関する時点であるときに、前記送信するステップが、
   前記要求された主要情報の前記受信されたデータ・ストリームから現在のタイム・スタンプを取得するステップと、
   前記開始時点と前記現在のタイム・スタンプが示す現在の時間の差が予め定められる閾値未満である場合に、前記開始時点に対応する補足情報を提示するように前記第２の提示装置に命令する命令メッセージを送信するステップと、をさらに含む、請求項４に記載の方法。
8. 前記主要情報が、映像および音声を含み、前記補足情報が、テキスト、画像、映像および音声を含む、請求項１から７の何れか一項に記載の方法。
9. 要求された主要情報が第１の提示装置に提示される一方で第２の提示装置に提示される補足情報を提供する装置であって、
   前記要求された主要情報に関連する少なくとも１つの補足情報の制御情報を記憶するように構成された記憶モジュールと、
   前記記憶された制御情報および前記要求された主要情報に含めて搬送される時間情報に基づいて、前記要求された主要情報に関連する前記少なくとも１つの補足情報を提示するように前記第２の提示装置に命令する命令メッセージを送信するように構成された処理モジュールと、を備え、前記処理モジュールが、前記少なくとも１つの補足情報の記憶位置を示す少なくとも１つのポインタを前記命令メッセージに含めるようにさらに構成される、前記装置。
10. 前記要求された主要情報のデータ・ストリームを受信する受信モジュールをさらに備え、前記送信するステップが、前記処理モジュールが、前記受信されたデータ・ストリームから現在のタイム・スタンプを取得すること、および前記制御情報が示す開始時点と前記現在のタイム・スタンプの差が予め定められる閾値未満である場合に、前記処理モジュールが、前記補足情報を提示するように前記第２の提示装置に命令する前記命令メッセージを送信することをさらに含む、請求項９に記載の装置。
11. 補足情報を提供する前記装置および前記第１の提示装置が同じ装置である、請求項９または１０に記載の装置。
12. 前記要求された主要情報に関連する前記少なくとも１つの補足情報が、異なる種類の表示装置における異なる提示を可能にする異なる種類の情報を含む、請求項１に記載の方法または請求項９に記載の装置。

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