JP2013258021A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学ロスを低減しつつ、混色が生じない表示装置を提供する。
【解決手段】基板11と、基板11上にマトリクス状に複数配列されてなる画素(例えば、10G)と、から構成され、前記画素が、基板11上に設けられる発光素子(有機電界発光素子20)と、前記発光素子上に設けられ所定の色を出力させるためのカラーフィルタ(40G)と、を有し、互いに隣接する二つの画素がそれぞれ有するカラーフィルタ間に隔壁32が設けられ、隔壁32の屈折率が、前記カラーフィルタの屈折率よりも低いことを特徴とする、表示装置1。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置、特に、有機電界発光素子を備える表示装置に関する。
発光する有機材料がもたらす有機エレクトロルミネセンス(electro luminescence)を利用する有機電界発光素子は、陽極と陰極との間に、正孔輸送層や発光層等の有機化合物からなる層を積層させてなる有機化合物層が設けられている。また有機電界発光素子は、高輝度な発光が可能な発光素子である。
この有機電界発光素子を複数用いてなる用いた表示装置では、有機電界発光素子を個別に駆動するためのトランジスタを備えた画素回路を同一基板内に形成することで、表示装置の高機能化を図っている。この場合、予めトランジスタが形成された基板上に、当該トランジスタに接続させる状態で有機電界発光素子が形成されることになる。このため、基板上に形成される有機電界発光素子は、当該基板の反対側から発光光を取り出す、いわゆる上面発光型(トップエミッション型)の素子とすることが、表示装置の開口率を確保する上で有効になる。
一方、有機電界発光素子を用いたフルカラーの表示装置の一つとして、白色発光する有機電界発光素子とカラーフィルタとを組み合わせた構成を有する表示装置がある。この構成を採用すると、各色に発光する有機電界発光素子を作り分ける必要がない。即ち、発光層を形成する際に、メタルマスクを用いた高精細な塗り分けを行わなくてもフルカラーの表示装置を提供することが可能になる。
この類の表示装置には、従来、有機電界発光素子から出力された白色光が、当該有機電界発光素子の真上のカラーフィルタだけでなく、隣接するカラーフィルタを通過することによる混色の課題があった。このような課題を解決するための手段として特許文献1にて提案されている手段がある。ここで特許文献1には、混色の課題を解決する手段として、カラーフィルタ間をブラックマトリクスで区切り、光源とカラーフィルタをの間の距離を所定の距離よりも小さく設定する構成が開示されている。
特開2006−73219号公報
しかしながら、特許文献1では斜め方向に出射された光の一部がブラックマトリクスで吸収されるために表示装置の正面における光の取り出し効率が低下するという問題が生じていた。
本発明は、上述した課題を解決するためになされるものであり、その目的は、光学ロスを低減しつつ、混色が生じない表示装置を提供することにある。
本発明の表示装置は、基板と、前記基板上にマトリクス状に複数配列されてなる画素と、から構成され、
前記画素が、前記基板上に設けられる発光素子と、前記発光素子上に設けられ所定の色を出力させるためのカラーフィルタと、を有し、
互いに隣接する二つの画素がそれぞれ有するカラーフィルタ間に隔壁が設けられ、
前記隔壁の屈折率が、前記カラーフィルタの屈折率よりも低いことを特徴とする。
本発明によれば、光学ロスを低減しつつ、混色が生じない表示装置を提供することができる。
本発明の表示装置に含まれる画素が有する副画素の配置例を示す平面模式図である。 図1(b)のAA’断面を示す断面模式図である。 本発明の表示装置の表面において所定の角度で出射された光の軌道を示す断面模式図である。 本発明の表示装置の表面において所定の角度で出射された光の軌道を示す断面模式図である。 本発明の表示装置の表面において所定の角度で出射された光の軌道を示す断面模式図である。 隣接するカラーフィルタ間にブラックマトリックスが設けられている表示装置の例を示す断面模式図である。 本発明の表示装置における第二の実施形態を示す断面模式図である。
本発明は、基板と、前記基板上にマトリクス状に複数配列されてなる画素と、から構成される表示装置に関する。本発明において、画素は、基板上に設けられる発光素子と、この発光素子上に設けられ所定の色を出力させるためのカラーフィルタと、を有する。また本発明において、互いに隣接する二つの画素がそれぞれ有するカラーフィルタ間には隔壁が設けられており、この隔壁の屈折率は、各画素が有するカラーフィルタの屈折率よりも低い。さらに、本発明において、この隔壁は、その断面形状が順テーパーを有する形状であるのが好ましい。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。ただし本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の表示装置に含まれる画素が有する副画素の配置例を示す平面模式図である。図1(a)及び(b)に示されるように、画素(1a、1b)には、赤色副画素10R、緑色副画素10G、青色副画素10B等の複数種類の副画素が配置されている。
ここで図1(a)に示される画素1aにおいて、各副画素(10R、10G、10B)は、面積比が、10R:10G:10B=1:1:2の割合で配列されている。
また図1(b)に示される画素1bにおいて、各副画素(10R、10G、10B)は、列方向(縦方向)に細長い矩形状として、ほぼ同じ面積で、行方向(横方向)に配列されている。
(1)第一の実施形態
図2は、図1(b)のAA’断面を示す断面模式図である。尚、図2は、本発明の表示装置における第一の実施形態を示す模式図でもある。図2の表示装置2は、基板11上に設けられている発光素子20を有する極薄型の有機発光ディスプレイである。
図2の表示装置2において、基板11は、例えば、ガラス等の絶縁材料よりなる素子基板と、この素子基板上に設けられるTFT(不図示)と、このTFTを設ける際に生じた凹凸を埋めるための平坦化層(不図示)と、からなる基板が用いられる。
基板11上に設けられる発光素子20は、好ましくは、有機電界発光素子である。また、後述するカラーフィルタ(40R、40G、40B)を通過する光の強度を均等にするという観点で、特に好ましくは、白色有機電界発光素子である。ここで発光素子20は、基板11上に設けられている陽極21と、有機化合物層22と、陰極23と、がこの順に積層されてなる電子素子である。
図2の表示装置2において、陽極21は、反射層としての機能も兼ねている。また発光効率の向上という観点から、陽極21は、反射率が高い材料からなる電極層であることが好ましい。反射率が高い材料として、例えば、チタン(Ti)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)等が挙げられる。尚、銀に代えて銀を含む合金を用いてもよい。またアルミニウムに代えてアルミニウムを含む合金を用いてもよい。特に、上記材料の中でも銀は、金属材料の中で最も反射率が高い材料であり、光の吸収損失を小さくすることができるのでより好ましい。
図2の表示装置2において、有機化合物層22は、発光素子20から主力される発光色によって構成が異なっているが、少なくとも白色等の特定の色を出力する発光層(不図示)を有する単層あるいは複数の層からなる積層体である。発光層は、電界をかけることにより電子と正孔との再結合が起こり、この再結合によって生じた光を主力するそうである。有機化合物層22が複数の層からなる積層体である場合、発光層以外の有機化合物層22に含まれ得る層として、正孔輸送層、電子輸送層等が挙げられる。ここで正孔輸送層を設けると、発光層への正孔注入の効率を高めることができる。また正孔輸送層は正孔注入層を兼ねていてもよい。一方、電子輸送層を設けると、発光層への電子注入の効率を高めることができる。
図2の表示装置2において、陰極23は、インジウム錫酸化物やインジウム亜鉛酸化物等の金属酸化物材料からなる透明電極又は光を十分に透過する程度の膜厚で形成された金属薄膜電極である。尚、本発明においては、陰極23は、光源となる有機化合物層から出力された光の進路を制御するという観点から、屈折率が高い方が好ましい。
図2の表示装置2において、発光素子20上には、封止層31が設けられている。封止層31は、発光素子20を封止するために設けられる層であるため、透過率が高くガスバリア性が高い層であることが好ましい。また封止層31は、屈折率が高い材料からなる層である。例えば、屈折率2.0を有するシリコン窒化膜等の高屈折材料から構成される層である。尚、封止層31の成膜方法によって封止層31の屈折率は変化する。
図2の表示装置2において、封止層31上には、各副画素(10R、10G、10B)が出力する光の色を透過するカラーフィルタ(40R、40G、40B)が設けられている。
図2の表示装置2において、互いに隣接するカラーフィルタ(40R、40G、40B)間には、隔壁32が設けられている。隔壁32は、両側面に接するカラーフィルタ(40R、40G、40B)よりも屈折率が低い部材である。隔壁32の屈折率は、好ましくは、1.2乃至1.5である。隔壁32の構成材料として、好ましくは、シリコン酸化物、有機樹脂等の低屈折率材料である。また図2の表示装置2において、隔壁32の断面形状は順テーパーを有する四角形状である。本発明において、隔壁32の断面形状は、図2に示されるように順テーパーを有する形状であるのが好ましい。尚、隔壁32を設けることにより、発光素子20から出力された光が装置内をどのように進行するのか、については後述する。
図2の表示装置2において、カラーフィルタ(40R、40G、40B)上及び隔壁32上には、ガラス基板33が設けられている。尚、このガラス基板33は、主に、カラーフィルタ(40R、40G、40B)や隔壁32を保護するために設けられている。
次に、カラーフィルタ(40R、40G、40B)よりも屈折率が低い隔壁32を設けることにより、発光素子20から出力された光がどのように進行するのか、について図面を適宜参照しながら説明する。
図3乃至図5は、本発明の表示装置の表面において所定の角度で出射された光の軌道を示す断面模式図である。尚、図3乃至図5は、本発明の表示装置では所定の角度で出射された光に関して混色が生じないことを証明するための図でもある。以下、緑色副画素10Gを具体例として説明する。
本発明の表示装置は、サイズが1インチ未満のマイクロディスプレイを主な用途と想定しており、基板11の法線方向に対して所定の角度以上に取り出される光は接眼レンズの光学系を介して見るため、アイポイント近傍の位置では目に入ってこない。このため、当該所定の角度以下の出射角で空気中に出射される光において混色が発生するか否かを考察すればよいことになる。
ここで空気中へ出射される光の出射角がθ1=20°の場合について検討する。尚、検討の際に、光が通過する部材の屈折率が、それぞれ下記表1に示される値であるものと仮定する。尚、図3乃至図5にて示される高屈折率層34とは、図2の表示装置2に示される陰極23と、封止層31と、からなる積層体である。また陰極23及び封止層31の屈折率はほぼ同じであるとする。
Figure 2013258021
スネルの法則から、隣接する二つの媒質の界面における光の出射角を算出すると、下記式(1)に示される通りとなる。
1×sinθ1=n2×sinθ2=n3×sinθ3 (1)
(n1:空気の屈折率、n2:カラーフィルタの屈折率、n3:高屈折率層34の屈折率、θ2:高屈折率層34/カラーフィルタ界面における光の出射角、θ3:光源24から高屈折率層34へ出射される光の出射角)
式(1)において、n1=1.0、n2=1.6、n3=2.0及びθ1=20°をそれぞれ代入すると、θ2=12.4、θ3=9.9となる。
また式(1)において、θ3をθ1の関数と考えると、θ3は、下記式(2)に示される通りとなる。
θ3=sin-1{(n1/n3)sinθ1
=sin-1{(1/2)sinθ1} (2)
式(1)及び(2)より、θ1が0°から20°まで増加すると、θ3は0°から9.9°まで単調に増加する。
図3は、光源から出力された光が隔壁32の底面を通過した場合における光の軌道を示す図である。隔壁32の底面を通過した光は、隔壁32の内部を通り、隔壁32とカラーフィルタ40Gに隣接するカラーフィルタ40Bとの界面に到達する。
スネルの法則に従い、空気/ガラス基板33界面の光の出射角を20°と設定する。ここで、両媒体の屈折率を考慮すると、図3に示される光線の空気/ガラス基板33界面の入射角は約12°となる。このため、隔壁32/カラーフィルタ40B界面における光の出射角θ11は約78°となる。ここで隔壁32/カラーフィルタ40B界面における光の入射角θは、両媒体の屈折率を考慮すると、下記式(3)から求めることになる。
1.3×sinθ=1.6×sin78° (3)
しかし、式(3)からsinθを求めると、sinθ=1.2(>1)と、sinθの値として取り得ない値となる。このため、隔壁32(の底面)を経由して隣接するカラーフィルタ(40B)を通り、空気中に20°以下の角度で出射される光は存在しないことになる。
図4は、光源から出力された光が、高屈折率層34からカラーフィルタ40Gに隣接するカラーフィルタ(40B)を経由して空気界面に出射される場合における光の軌道を示す図である。図4において、光が空気界面に出射する際の出射角をθ4とすると、θ4は、光源の端部の位置、高屈折率層34の膜厚d1、カラーフィルタ40Bの膜厚d2、光が通過する部材(高屈折率層34、カラーフィルタ40B、ガラス基板33)の屈折率に依存する。つまり、θ4を決定付ける要件を適宜調整することによって、θ4を、混色が問題となる(空気界面での)出射角の範囲から外すことが可能となる。
具体的には、光源端部(P1)と隔壁32のカラーフィルタ40B側下端部(P2)との平面的距離を調整することによって、θ4を、混色が問題となる(空気界面での)出射角の範囲から外すことが可能となる。
ここで、P1とP2との平面的距離は、高屈折率層34/カラーフィルタ40B界面における光の入射角θ5を用いて、d1tanθ5と表される。ここで高屈折率層34を構成する封止層の膜厚が厚いと、P1とP2との平面的距離(d1tanθ5)は大きくなる。このため、光源端部(P1)の位置は、発光部の中心側へ移動する。
ここで隔壁32の底面の幅をx、発光部のピッチ(画素ピッチ)をpとすると、ある発光部の端部で発せられた光が隣接画素のカラーフィルタを通過して出射角θ4で出射するのは、(p+x)/2の値がP1とP2との平面的距離(d1tanθ5)よりも小さい場合である。従って、光源から出力された光が隣接画素のカラーフィルタを通過させないためには、d1が下記条件式(4)を満たすように設定する。
Figure 2013258021
式(4)のように設定すれば、光源から出力された光のうち隣接するカラーフィルタ(40B)を通過した光については、空気界面の出射角θ4を、混色が問題となる(空気界面での)出射角の範囲から外すことが可能になる。
図5は、光源から出力された光が、隔壁32の側壁に到達する場合における光の軌道を示す図である。本発明においては、カラーフィルタ40Gは隔壁32よりも屈折率が大きい。このため、光源から出力されカラーフィルタ40Gを通過した光は、よほど急峻な角度で隔壁32(の側壁)に入射しない限り、カラーフィルタ40Gと隔壁32との界面で全反射する。
従って、図5に示される、P1からP3までの範囲から出力された光は、カラーフィルタ40G/隔壁32界面において全反射され画素10G内から光が取り出される。尚、図5において、P1は、光源から出力される光が、隔壁32の上端部を通り、出射角度θ1(例えば、θ1=20°)でもって空気中へ出射されるための光源(点光源)の位置を示す。また図5において、P3は、カラーフィルタ40Gの隔壁32側下端部の直下にある光源(点光源)の位置を示す。
図6は、隣接するカラーフィルタ間にブラックマトリックスが設けられている表示装置の例を示す断面模式図である。また図6は、隣接するカラーフィルタ間にブラックマトリックスが設けられている表示装置における光源から出力された光の軌道の例を示す図でもある。従来では、隣のカラーフィルタを光線が通過することによって生じる混色を防ぐために隣接するカラーフィルタ間(例えば、40Gと40Bとの間)にブラックマトリックス35が設けられていた。しかし、ブラックマトリックス35は光を吸収する材料からなる部材であるため、ブラックマトリックス35の底面や側壁に接触した光はブラックマトリックス35に吸収され、吸収された分の光は損失する。
これに対して、ブラックマトリックスの代わりに本発明の表示装置に含まれる隔壁32は、光を吸収しない部材からなる。ここでいう光を吸収しない部材とは、膜厚d1において可視光域の光透過率が80%以上となる材料をいう。このため、隔壁32の側壁に接触した光を有効に利用できる分、ブラックマトリックスを用いた従来の方式と比べて光の取り出し効率が向上する。因みに、図5において、P1とP4との距離及びP4とP3との距離は、高屈折率層34及びカラーフィルタ40Gの膜厚及び高屈折率層34/カラーフィルタ40G界面における光源から出力される光の入射角及び出射角から以下に示す通りに求まる。
(1)P1とP4との距離:datanθx
(2)P4とP3との距離:dbtanθy
(da:高屈折率層34の膜厚、db:カラーフィルタ40Gの膜厚、θx:高屈折率層35/カラーフィルタ40G界面における光源から出力される光の入射角、θy:高屈折率層35/カラーフィルタ40G界面における光源から出力される光出射角)
つまり、距離にして、datanθx+dbtanθyの分だけ光の取り出し効率は向上することになる。
尚、図5において、P1とP4との距離は、θ1の関数として、datan(sin-1(sinθ1/1.6))で表される。即ち、θ1を小さくする(0へ近づける)と、P3とP4との距離が短くなる。つまり、θ1が小さいと、カラーフィルタ40G/隔壁32界面における光の全反射による光取り出し効率の向上の効果は小さくなる。
以上説明したように、本発明の表示装置は、隔壁32の側面に入射する光を全反射により出光し、かつ隔壁を通り抜けていく光はパネルの表面の法線方向に対してより大きい角度に屈折させて取り出す。こうすることによって、ブラックマトリクスで問題となっていた光学ロスの課題を解決しつつ、混色を解決することができる。
(2)第二の実施形態
図7は、本発明の表示装置における第二の実施形態を示す断面模式図である。図7の表示装置3は、図2の表示装置2と比較して、隔壁32の断面形状が三角形であることを除けば図2の表示装置2と共通する。
第一の実施形態において、隔壁32の形状は、その断面形状(四角形)から、上面及び底面を有する形状である。このため、隔壁32の底面を通過する光の一部は、カラーフィルタ40Gを通過しないで空気界面から出力される場合がある。ここで本実施形態では、隔壁32の形状は、その断面形状(三角形)から、上面がない形状である。このため、上述した問題点(カラーフィルタ40Gを通過しない光が空気界面から出力されるという問題)を解消することができる。
また図7の表示装置3のように、隔壁32の断面形状を三角形にすると、画素(10G等)の開口が極大となる。
ここで隔壁32の頂角θ6が78°の場合、画素端部から空気界面に出力される光の出射光は20°となる。従って、これより出射角が大きい出射光、即ち、内側の発光領域から画素端部へ到達する光の出射角は20°を超えるため、観察者には届かず、隣接画素間の混色を防ぐことができる。一方、画素の中央近辺の光は、隔壁32のテーパー部分で反射されて正面方向に導かれるため、光の取り出し効率がより向上する。
尚、隔壁32の頂角が大きい場合は、光取り出し効率の向上の効果が大きい反面、混色が起こりやすくなる傾向にある。他方、隔壁32の頂角が小さい場合は、混色は起こりにくくなる反面、光取り出し効率の向上の効果は小さい傾向にある。またこれらの傾向は、光源端部をどの位置に設定するかによっても異なるため、表示装置の表示特性を考慮した上で光源端部の位置と隔壁32の頂角を決定すればよい。
本発明は、ヘッドマウントディスプレイ、電子ビューファインダー等各種表示装置に適用できる。
1a(1b)画素、2(3):表示装置、10R:赤色副画素、10G:緑色副画素、10B:青色副画素、11:基板、20:発光素子、21:陽極、22:有機化合物層、23:陰極、31:封止層、32:隔壁、33:ガラス基板、40R(40G、40B):カラーフィルタ

Claims (6)

  1. 基板と、前記基板上にマトリクス状に複数配列されてなる画素と、から構成され、
    前記画素が、前記基板上に設けられる発光素子と、前記発光素子上に設けられ所定の色を出力させるためのカラーフィルタと、を有し、
    互いに隣接する二つの画素がそれぞれ有するカラーフィルタ間に隔壁が設けられ、
    前記隔壁の屈折率が、前記カラーフィルタの屈折率よりも低いことを特徴とする、表示装置。
  2. 前記隔壁の屈折率が1.2乃至1.5であることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記隔壁が可視光域の光透過率が80%以上の材料からなることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記隔壁の断面形状が、順テーパーを有する四角形であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記隔壁の断面形状が、三角形であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記画素と前記カラーフィルタ及び前記隔壁との間に前記隔壁よりも屈折率の高い材料からなる封止層が設けられていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の表示装置。
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