JP2013254547A - マイクロ波アシスト記録用磁気ヘッド及び磁気記録再生装置 - Google Patents

マイクロ波アシスト記録用磁気ヘッド及び磁気記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マイクロ波アシスト記録ヘッドにおいて、主磁極から発生する記録磁界のみならず、スピントルク発振器から発生する高周波磁界の広がりも抑制する。
【解決手段】主磁極22及びスピントルク発振器40の周囲を、絶縁材料サイドギャップ層271を介して、トレーリングシールド層24と、サイドシールド及びリーディングシールド層26で取り囲み、少なくともこれらのシールド層の一部にスピントルク発振器から発生される高周波磁界を吸収する高周波磁界用シールド層241を配置した。
【選択図】図10

Description

本発明は、マイクロ波アシスト記録方式を採用したアシスト記録用の磁気ヘッド及びこれを搭載した磁気ディスク装置に関するものである。
HDD(ハードディスクドライブ)の記録密度は垂直磁気記録方式の採用により順調に伸び続け、近年では1Tb/in2に達しようとしている。しかし、磁気記録媒体に、より小さなトラック幅とビット長で書き込んだり、磁気記録媒体から読み出したりするのが次第に困難になっており、特に記録ヘッドについては、記録磁界を発生する主磁極の微細化により、記録磁界そのものが減少してしまい、磁気記録媒体に記録することが困難になりつつある。記録磁界を補うため、広い幅の主磁極をトラックピッチだけずらしながら重ね書きを行う瓦書き記録方式(Shingled magnetic recording,SMR)の実用化検討も進められているが、磁気記録媒体の熱安定性を大きく向上させることはできないため、到達できる記録密度も飛躍的には増大しないと考えられる。
熱安定性に優れた、すなわち、大きな異方性磁界を有する磁気記録媒体に記録を行う技術として、エネルギーアシスト記録技術が注目されている。この技術は、媒体に外部からエネルギーを加えることで磁化反転に必要な磁界強度を弱め、従来の記録方式では記録不可能な磁気記録媒体に磁気信号を書き込む技術であり、記録能力向上と記録領域の微細化の両立を図ることが可能となる。エネルギーアシスト記録技術としては、レーザにより生じる熱を利用して記録を行う熱アシスト記録技術と、高周波発振器から生じる高周波磁界を利用して記録を行うマイクロ波アシスト記録技術が知られている。
マイクロ波アシスト記録技術は、近年になって提案された新規な技術であるが、特に磁気ヘッドへのアシスト機構の組込みが熱アシスト記録技術よりは複雑ではないという点で期待されている。特許文献1には、高周波磁界を磁気記録媒体に対して照射することで、高周波誘導加熱によって媒体の保磁力を局所的に低減させ、記録磁界を低減する技術が開示されている。また、非特許文献1及び2には、垂直磁気ヘッドの主磁極の近傍に、スピントルク効果を利用することで磁化が高速回転する高周波磁界発振層(Field generation layer,FGL)を配置して高周波磁界を発生させ、磁気異方性の大きな磁気記録媒体に情報を記録する技術が開示されている。さらに、特許文献2には、FGLをその構成の一つとして含むスピントルク発振器を磁気記録ヘッドの主磁極とトレーリングシールドの間に配置し、高周波磁界の回転方向を記録磁界極性に応じて変化させることで、磁気異方性の大きな磁気記録媒体に正負の磁化状態を効率的に記録する技術が開示されている。
これらの文献にあるように、従来の垂直磁気記録ヘッドと組み合わせることが可能であり、実用化が見込めることから、マイクロ波アシスト記録の研究開発が盛んに行われている。
特開平6−243527号公報 特開2009−070541号公報
J. G. Zhu and X. Zhu, "Microwave Assisted Magnetic Recording", The Magnetic Recording Conference (TMRC) 2007 Paper B6 (2007) Y. Wang et. Al., "Media damping constant and performance characteristics in microwave assisted magnetic recording with circular as field", Journal of Applied Physics, vol.105, p.07B902 (2009)
図18は従来のマイクロ波アシスト記録ヘッドのスピントルク発振器を含む素子高さ方向の断面模式図、図19はその媒体対向面100における構造を示す模式図である。従来のマイクロ波アシスト記録用のヘッドの代表的な構造は、磁気記録ヘッドの主磁極22とトレーリングシールド層24の間にスピントルク発振器40を配置するものである。基板10の上に形成された再生下部シールド層11と再生上部シールド層12に挟持された再生センサ15を主構成要素とする再生素子の上に、下部磁極21を介して、主磁極22と、トレーリングシールド層24及び上部コア25が積層されており、主磁極22の上下にはコイル31が設置されている。記録のアシストを担う高周波磁界は、電流源50と接続された主磁極22とトレーリングシールド24との間に設けられたスピントルク発振器40から発生させる。
図19に示した媒体対向面の構造概略図を用いてスピントルク発振器40の周辺の構造を詳細に説明する。スピントルク発振器40の上には電極となるトレーリングシールド層24が、下にはもう一方の電極となる主磁極22が接しており、トレーリングシールド層24と主磁極22は、スピントルク発振器40以外の部分では電気的に絶縁されている。下側の電極である主磁極22には、導電性のサイドギャップ層27を介してサイド及びリーディングシールド層26が設けられ、サイド及びリーディングシールド層26は、配線抵抗の低減と主磁極22からの記録磁界の広がりを抑制する役割をしている。
これらの構造を、アシスト機構を搭載していない垂直磁気記録用のヘッドの構造と比較してみる。図20は垂直磁気記録ヘッドの主磁極を含む素子高さ方向の断面構造図、図21は媒体対向面における構造を示す模式図である。
断面構造におけるマイクロ波アシスト記録ヘッドと垂直磁気記録ヘッドの違いは、前者は媒体対向面100にスピントルク発振器40が配置されているが後者にはないこと、後者にはヨーク部23と上部コア25の間にバックコンタクト部29が配置されているが後者にはないことである。媒体対向面における構造については、マイクロ波アシスト記録ヘッドでは、主磁極22とトレーリングシールド層24の間にスピントルク発振器40が配置されていることの他に、垂直磁気記録ヘッドでは、主磁極22とトレーリングシールド層24の間のトップギャップ層28のトラック幅方向の幅が狭く、トレーリングシールド層24とサイド及びリーディングシールド層26が直接接しており、主磁極22の周囲が全てシールド層で囲まれている。このような構造をとることで、主磁極22から発生する記録磁界の余分な広がりを制限することが可能となる。
マイクロ波アシスト記録ヘッドでは、トレーリングシールド層24とサイド及びリーディングシールド層26が直接接している部分がないので、スピントルク発振器40の両脇は磁気的な空隙となり、この部分で主磁極22からの記録磁界が広がってしまい、いわゆる書き滲みが大きくなってしまう。これに対して、図22に示すように、サイドギャップ層を絶縁材料サイドギャップ層271にすることで、トレーリングシールド24とサイド及びリーディングシールド層26を直接接するように配置して主磁極22の周囲をシールド層で囲む構造にすることができる。これにより、主磁極22からの記録磁界の余分な広がりを制限することができるが、後述するように、高周波磁界の広がりは制限することができないことが判明した。
本発明の目的は、主磁極から発生する記録磁界のみならず、スピントルク発振器から発生する高周波磁界の広がりも抑制して、より狭いあるいは短い記録ビットを記録したり、より安定に情報を再生したりできるマイクロ波アシスト記録用磁気ヘッドを提供することにある。
上記新たに発見した事実に対応するため、本発明では、シールド層の一部に高周波磁界を吸収する材料からなる高周波磁界用シールド層を含ませた。
すなわち、本発明の磁気ヘッドは、磁気記録媒体に情報を磁気信号として記録するための記録磁界を発生する主磁極と、主磁極の近傍に配置され、磁気記録媒体の磁化の歳差運動を助長するための高周波磁界を発生するスピントルク発振器と、主磁極とスピントルク発振器とを囲むように配置されたシールド層とを有し、シールド層は一部に、高周波磁界を吸収する材料からなる高周波磁界用シールド層を含む。
高周波磁界用シールド層は、スピントルク発振器に対してトラック幅方向あるいはトレーリング側に配置することができる。また、高周波磁界用シールド層をスピントルク発振器と再生センサの間に配置してもよい。
高周波磁界用シールド層は、硬磁性材料で構成する。あるいは、中間層を介して積層された軟磁性材料からなる磁性層、あるいは、中間層を介して積層された軟磁性材料からなる多層膜で構成してもよい。
また、高周波磁界用シールド層の実効的な異方性磁界を、磁気記録媒体の高周波磁界を感受する層の実効的な異方性磁界よりも大きくすることが好ましい。
本発明によると、主磁極から発生する記録磁界のみならず、スピントルク発振器から発生する高周波磁界のトラック幅方向あるいはダウントラック方向の広がりも抑制することができるので、記録媒体により狭いあるいはより短いビットで記録することができる。すなわち、より高い記録密度に対応したマイクロ波アシスト磁気記録ヘッドを提供することができる。
また、高周波磁界用シールド層をスピントルク発振器と再生センサの間に配置すると、高周波磁界が再生素子の縦バイアス磁界印加層の磁化を搖動することが防止できるので、再生特性の変動のない安定動作をすることができる。
上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
軟磁性材料の比透磁率の周波数依存性を示す図。 硬磁性材料の比透磁率の周波数依存性を示す図。 硬磁性材料の比透磁率の高周波領域での周波数依存性を示す図。 Ru層を介して積層されたCo膜の比透磁率の周波数依存性を示す図。 Ru,Ir,Rh層を介して積層されたCo膜の比透磁率の周波数依存性を示す図。 飽和磁束密度の異なる磁性膜の比透磁率の周波数依存性を示す図。 ダンピング定数の異なる磁性膜の比透磁率の周波数依存性を示す図。 Ru層を介して積層されたFeCo膜の比透磁率の周波数依存性を示す図。 Ru層を介して積層された種々の軟磁性膜の比透磁率の周波数依存性を示す図。 本発明のマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面の構造例を示す摸式図。 本発明のマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面の構造例を示す摸式図。 本発明のマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面の構造例を示す摸式図。 本発明のマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面の構造例を示す摸式図。 本発明のマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面の構造例を示す摸式図。 本発明のマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面の構造例を示す摸式図。 本発明のマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面の構造例を示す摸式図。 磁気ディスク装置の全体構成を示す斜視図。 従来のマイクロ波アシスト記録ヘッドの断面摸式図。 従来のマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面の構造を示す摸式図。 垂直磁気記録ヘッドの断面構造図。 垂直磁気記録ヘッドの媒体対向面の構造図。 絶縁材料サイドギャップ層を有するマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面の構造図。
マイクロ波アシスト記録ヘッドにおいて、主磁極から発生する記録磁界の広がりを抑制して、さらに、スピントルク発振器から発生する高周波磁界の広がりも抑制するために、主磁極の周囲のシールド層に適用する磁性体について比透磁率の見積りを行った。比透磁率を見積るに当たり、薄膜の磁化に対するランダウ−リフシッツの運動方程式を解いて得られる複素透磁率の実数部の式
μ=4πMs0 220 2/Hk((ω0 22)2+(4πλω)2) (1)
を用いた。ここで、Msは飽和磁化、Hkは異方性磁界、λ はランダウ−リフシッツの制動定数である。またω0は強磁性共鳴周波数であり、ω0=γ (4πMsk )1/2で与えられ、γはジャイロ磁気定数である。
図1は、代表的な軟磁性体であるCo75Nb25,Ni80Fe20,Fe65Co35の比透磁率の周波数依存性を、式(1)を用いて見積もった結果を示す図である。Co75Nb25では200MHz程度で、Ni80Fe20では600MHz程度で、Fe65Co35では3GHz程度で比透磁率がゼロになっており、マイクロ波アシスト磁気記録で用いられる高周波磁界の周波数である5〜30GHzでは磁界を吸収する効果は無いことが分かった。すなわち、従来の軟磁性体のシールド層では、記録磁界の広がりは抑制することができるが、高周波磁界の広がりは抑制できないことになる。
アシスト機能を担う高周波磁界の広がりの抑制は、高周波磁界の周波数領域でゼロでない有限の比透磁率を有する材料をシールド層に用いることにより実現できる。そこで、種々の磁性材料について、それぞれの材料が持つパラメータを求め、式(1)を用いて検討を行った結果、異方性磁界の大きな硬磁性材料が高周波磁界の周波数領域でゼロでない比透磁率を有することが分かった。
図2に、12kGの飽和磁束密度を有し、異方性磁界が5kOe,10kOe及び15kOeのCo−Pt系硬磁性材料の比透磁率の周波数依存性を示す。図には、スピントルク発振器の発振周波数領域である5〜30GHzも矢印で図示した。周波数依存性の特徴としては、10GHz以下では比透磁率は5以下で一定の値となっている。図3は1GHz以上に着目して周波数依存性を示した図であるが、10GHz以上で比透磁率は最大を示し、最大を示す周波数は異方性磁界が大きいほど高くなることが分かる。このことは、アシスト記録を行う媒体・ヘッド系の特性パラメータに応じて、高周波磁界用シールドの異方性磁界を調節することで、高周波磁界の広がりを抑制できることを示している。
また、大きな異方性磁界を有する材料は、薄い中間層を介して軟磁性膜を積層することによっても得ることができる。図4は、強く反強磁性的に結合する中間層材料及び層厚であるRu(0.4nm)を介して積層したCo膜の比透磁率の周波数依存性を示す図である。図中の()内の数値はCo膜の膜厚を表し、単位はnmである。積層するCo層の膜厚が薄い程、比透磁率がゼロになる周波数が高くなることが分かる。なお、図2の硬磁性材料の比透磁率と比べると高い比透磁率を示しているが、これは磁性膜の飽和磁束密度が高いことによるものである。
図5は、積層する軟磁性膜が厚さ10nmのCoである場合に、中間層材料をRu,Ir,Rhに変えたときの比透磁率の周波数依存性である。なお、中間層材料の膜厚は、反強磁性的な結合が最も強くなる約0.4nmである。反強磁性的な結合が最も強いRuが最も高い周波数まで比透磁率を有しているが、比透磁率の大きさとしては小さい。Ir,Rhと反強磁性的な結合が弱くなるに従い、比透磁率がゼロになる周波数は低くなるが、比透磁率の絶対値は大きくなる。以上により、中間層の材料や膜厚を適切に選択することで、高周波磁界の広がりの抑制効果も調節できることが分かる。
次に、シールド層に適用する磁性材料を選定するに当たり、磁性材料のパラメータを変えたときの比透磁率の周波数依存性の挙動を調べた。基本としたパラメータの値は、膜厚が10nmのCoで、中間層には膜厚約0.4nmのRuの値を用いた。
図6は、飽和磁束密度をCoの値である18kGから24kGに大きくしたり、12kGあるいは9kGに小さくしたりした場合の比透磁率の周波数依存性を示す図である。飽和磁束密度を変えても比透磁率の周波数に対する挙動は変わらず、22GHz近傍で比透磁率がゼロになる。比透磁率の値は、飽和磁束密度が大きいほど、低域においても広域においても高くなっている。
図7は、ダンピング定数αを変えたときの比透磁率の周波数依存性を示す図である。αを変化させても比透磁率の周波数に対する挙動が変わることはないことが分かる。比透磁率の値は、αが小さいと高域での値が大きくなるが、低域の値は変わっていない。なお、Co膜のαの値は、試料作製方法や測定方法によって多少の違いは生じるが、0.010程度である。
これらのことから、高い比透磁率が必要な場合には、飽和磁束密度の大きな材料を用いればよいことが分かる。
図8は、飽和磁束密度が24kGと大きいFe70Co30膜について、この材料のパラメータを使って見積もった比透磁率を示す図である。なお、中間層は膜厚約0.4nmのRuである。Fe70Co30膜の膜厚を3nmから35nmまで厚くすることによって、比透磁率がゼロになる周波数を36GHzから11GHzまで調節することが可能であり、厚いFe70Co30膜を使うほど高い比透磁率が得られ、膜厚が35nmの場合は低域においても40程度が得られる。
また、磁性材料によって中間層を介した交換結合の大きさが変わり、これによっても、シールドとして機能する限界の周波数や比透磁率の大きさを調整することができる。図9は、膜厚10nmの種々の軟磁性材料を膜厚約0.4nmのRuを介して積層した時の比透磁率の周波数依存性を示す図である。シールドとして機能する限界の周波数が高いのはCoやCo90Fe10であり、次にFe,Fe70Co30で、最も低いのがNi81Fe19であることが分かる。
以上述べた知見をもとに、アシストする記録媒体の特性に合わせて、スピントルク発振器の発振周波数を設計して、それに応じて高周波磁界用のシールド材料を選択することで、高周波磁界の広がりの程度を調節することが可能となる。なお、高周波磁界用シールド層が機能する限界の周波数は、スピントルク発振器の発振周波数よりも高くなるように設定することが好ましい。
また、主磁極から発生する磁界の大きさは、高周波磁界に比べると大きく、磁界が広がる範囲も広いので、シールド層としては一般的なシールド層材料と高周波磁界用シールド層材料を組み合わせて使うことが好ましいと考えられる。
以下では、図面を参照しながら、幾つかの実施例について説明する。なお、図面は本発明の特徴を説明するものであり、縮尺や各構成要素の位置や形状は必ずしも図の通りである必要はない。
[実施例1]
図10は、本発明のマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面における構造の一例を示す模式図である。本実施例の記録ヘッドは、図22に示した絶縁材料サイドギャップ層271を有するヘッドの構造が基本となっているが、トレーリングシールド層24とサイドシールド及びリーディングシールド層26の間に、高周波磁界用サイドシールド層241を設けた。これにより、主磁極22からの記録磁界の広がりも、スピントルク発振器40からの高周波磁界の広がりも制御することができる。なお、スピントルク発振器40からの高周波磁界が高周波磁界用サイドシールド層241に作用しても、高周波磁界用サイドシールド層241は体積が大きいため、その磁化が発振することはないので、いわゆる隣接トラック干渉(ATI,Adjacent Track Interference)や遠隔トラック干渉(FTI,Far Track Interference)の原因にはならない。
ここで、高周波磁界用サイドシールド層241としては、Co−Pt系合金、あるいは、これにCrやTaなどを添加した合金などの硬磁性材料や、Fe,Co,Fe−Co系合金、Fe−Ni系合金、Fe−Co−Ni系合金などからなる軟磁性層を中間層を介して積層した材料あるいは多層にした材料を用いることができる。この場合の中間層としては、Ru,Ir,Rh,Re,Cu,Crなどの単一元素、あるいは、これらの合金を用いることができる。多層構造においては、軟磁性層や中間層の材料や膜厚を組み合わせて多層にすることで、広い周波数範囲で適度な大きさの比透磁率を有する高周波磁界用シールド層にすることもできる。
また、図10では、スピントルク発振器40の両脇にのみ高周波磁界用サイドシールド層241が配置された構造となっているが、図11のように主磁極22の両脇の一部にも配置した構造であってもよい。このような構造の場合には、図12に示すように、高周波磁界用サイドシールド層241をダウントラック方向に2分割して、一般的なサイドシールド層材料262、具体的には、Fe−Co系合金、Fe−Ni系合金、Fe−Co−Ni系合金を間に挿入してもよい。これにより、主磁極22からの記録磁界の広がりを抑制する効果を高くすることができる。なお、ダウントラック方向に分割された高周波磁界用サイドシールド層のシールドとして機能する限界の周波数は必ずしも同一でなくともよい。
さらに、瓦書き記録(SMR)に適用する場合には、高周波磁界用サイドシールド層241は、必ずしもスピントルク発振器40の両脇にある必要はなく、片側のみであってもよい。
[実施例2]
図13は、本発明のマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面における構造の他の例を示す模式図である。本実施例では、高周波磁界用トレーリングシールド層242を、トレーリングシールド層24の一部に、スピントルク発振器40に接するように配置した。これにより、ダウントラック方向の高周波磁界の磁界勾配が大きくなり、シャープな磁化遷移を有するビットを記録することができるので、ダウントラック方向の分解能を向上させることができる。
また、図14に示すように、高周波磁界用トレーリングシールド層242を、トレーリングシールド層24を構成する材料を介してスピントルク発振器40の上に設けることもできる。この構造にすると、主磁極22から発生する記録磁界のダウントラック方向の磁界勾配を大きくすることができるので、高周波磁界の磁界勾配よりも記録磁界の磁界勾配を向上させる必要があるときに有効である。
[実施例3]
図15は、本発明のマイクロ波アシスト記録ヘッドの媒体対向面における構造の他の例を示す模式図である。本実施例では、高周波磁界用リーディングシールド層261を、サイドシールド及びリーディングシールド層26の一部であって、スピントルク発振器40と再生センサ15の間の位置に配置した。
磁気記録媒体に記録された情報を読み出すための再生センサ15には、安定に再生動作を行うために縦バイアス印加層が設けられており、縦バイアス印加層は一般的には硬磁性材料で構成されている。スピントルク発振器40からの高周波磁界が再生センサ15の縦バイアス印加層に及ぶと、縦バイアス印加層の磁化が揺り動かされて縦バイアス磁界が変動し、再生動作が不安定になる懸念がある。そこで、再生センサ15、特に縦バイアス印加層とスピントルク発振器40との間に高周波磁界用リーディングシールド層261を配置することで、これを防止することができる。
なお、図15の例では絶縁材料サイドギャップ層271の下に高周波磁界用リーディングシールド層261を設けているが、高周波磁界用リーディングシールド層261は、スピントルク発振器40と再生センサ15の間であれば、マイクロ波アシスト記録ヘッドを製造する上で形成し易い位置や大きさで配置すればよい。例えば、図16に示すように、サイドシールド及びリーディングシールド層26の下側に高周波磁界用リーディングシールド層261を幅広く形成してもよい。
実施例1〜3では、高周波磁界用シールド層を、それぞれサイドシールド層、トレーリングシールド層及びリーディングシールド層の一部に配置したが、複数のシールド層に配置してもよい。また、スピントルク発振器40を主磁極22とトレーリングシールド層24の間で略トラック幅方向の中央に配置した構造としたが、スピントルク発振器40が主磁極22の上側に配置されていなくとも、また、スピントルク発振器40のトラック幅方向の中心と主磁極22のトラック幅方向の中心がずれていても、本発明の効果は変わるものではない。
[実施例4]
図17は、本発明のマイクロ波アシスト記録ヘッドを搭載した磁気ディスク装置を示す模式図である。図17において、150はマイクロ波アシスト記録用磁気ヘッド、160はその先端部に磁気ヘッドを搭載したアーム、200は磁気ディスク(磁気記録媒体)、170は磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモーター、180は磁気記録再生信号を処理する信号処理回路、190はアーム160を回転駆動して磁気ヘッドを磁気ディスクの所望トラックに位置付けるためのボイスコイルモーターである。
本発明によるマイクロ波アシスト記録ヘッド150を使用することで、主磁極から発生する記録磁界のみならず、スピントルク発振器40から発生する高周波磁界のトラック幅方向あるいはダウントラック方向の広がりも抑制されるので、より高い記録密度を実現することができる。
なお、マイクロ波によるアシスト効果をより効率的に作用させるためには、マイクロ波アシスト記録ヘッド150に搭載されているスピントルク発振器から発生する高周波磁界の周波数が、磁気ディスク200を構成する磁性層のうちで高周波磁界を感受する磁性層の実効的な異方性磁界で決まる周波数よりも高いことが好ましい。ここで、高周波磁界用シールド層が機能する限界の周波数とスピントルク発振器から発生する高周波磁界の周波数については、前者が高いことが好ましい。以上の関係を異方性磁界で考えると、高周波磁界用シールド層の実効的な異方性磁界の値を、磁気ディスク200を構成する磁性層のうちで高周波磁界を感受する磁性層の実効的な異方性磁界よりも大きな値に設定することになる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
10:基板
11:再生下部シールド層
12:再生上部シールド層
15:再生センサ
21:下部磁極
22:主磁極
23:ヨーク部
24:トレーリングシールド層
241:高周波磁界用サイドシールド層
242:高周波磁界用トレーリングシールド層
25:上部コア
26:サイドシールド及びリーディングシールド層
261:高周波磁界用リーディングシールド層
262:サイドシールド層
27:サイドギャップ層
271:絶縁材料サイドギャップ層
28:トップギャップ層
29:バックコンタクト部
31:コイル
40:スピントルク発振器
41:非磁性配線
50:電流源
100:媒体対向面
150:マイクロ波アシスト記録用磁気ヘッド
160:アーム
170:スピンドルモーター
180:信号処理回路
190:ボイスコイルモーター
200:記録媒体

Claims (15)

  1. 記録磁界を発生する主磁極と、
    前記主磁極の近傍に配置され、高周波磁界を発生するスピントルク発振器と、
    前記主磁極と前記スピントルク発振器とを囲むように配置されたシールド層とを有し、
    前記シールド層は一部に、前記高周波磁界を吸収する材料からなる高周波磁界用シールド層を含むことを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 請求項1記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記高周波磁界用シールド層が、硬磁性材料で構成されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  3. 請求項2記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記硬磁性材料はCo−Pt系合金、Co−Cr−Pt系合金、又はCo−Ta−Pt系合金であることを特徴とする磁気ヘッド。
  4. 請求項2記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記高周波磁界用シールド層が、前記スピントルク発振器に対してトラック幅方向に配置されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  5. 請求項2記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記高周波磁界用シールド層が、前記スピントルク発振器に対してトレーリング側に配置されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  6. 請求項2記載の磁気ヘッドにおいて、
    磁気情報を読み出すための再生センサを備え、
    前記高周波磁界用シールド層が、前記スピントルク発振器と前記再生センサの間に配置されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  7. 請求項1記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記高周波磁界用シールド層が、中間層を介して積層された軟磁性材料からなる磁性層、あるいは中間層を介して積層された軟磁性材料からなる多層膜で構成されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  8. 請求項7記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記軟磁性材料がFe、Co、Fe−Co系合金、Fe−Ni系合金、Fe−Co−Ni系合金であり、前記中間層がRu,Ir,Rh,Re,Cu,Cr、あるいはこれらの合金であることを特徴とする磁気ヘッド。
  9. 請求項7記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記高周波磁界用シールド層が、前記スピントルク発振器に対してトラック幅方向に配置されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  10. 請求項7記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記高周波磁界用シールド層が、前記スピントルク発振器に対してトレーリング側に配置されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  11. 請求項7記載の磁気ヘッドにおいて、
    磁気記録媒体に記録された情報を読み出すための再生センサを備え、
    前記高周波磁界用シールド層が、スピントルク発振器と前記再生センサの間に配置されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  12. 磁気記録媒体と、
    前記磁気記録媒体を駆動する媒体駆動部と、
    前記磁気記録媒体に対して記録、再生動作を行う磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドを前記磁気記録媒体の所望位置に移動させるヘッド駆動部とを有し、
    前記磁気ヘッドは、前記磁気記録媒体に情報を磁気信号として記録するための記録磁界を発生する主磁極と、前記主磁極の近傍に配置され、前記磁気記録媒体の磁化の歳差運動を助長するための高周波磁界を発生するスピントルク発振器と、前記主磁極と前記スピントルク発振器とを囲むように配置されたシールド層と、前記磁気記録媒体に記録された情報を読み出すための再生センサとを有し、
    前記シールド層は一部に、前記高周波磁界を吸収する材料からなる高周波磁界用シールド層を含み、
    前記高周波磁界用シールド層の実効的な異方性磁界が、前記磁気記録媒体の高周波磁界を感受する層の実効的な異方性磁界よりも大きい
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  13. 請求項12記載の磁気記録再生装置において、
    前記高周波磁界用シールド層が、前記スピントルク発振器に対してトラック幅方向に配置されていることを特徴とする磁気記録再生装置。
  14. 請求項12記載の磁気記録再生装置において、
    前記高周波磁界用シールド層が、前記スピントルク発振器に対してトレーリング側に配置されていることを特徴とする磁気記録再生装置。
  15. 請求項12記載の磁気記録再生装置において、
    前記高周波磁界用シールド層が、前記スピントルク発振器と前記再生センサの間に配置されていることを特徴とする磁気記録再生装置。
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