JP2013254452A - 情報記録装置及びリライタブルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体収容部から記録媒体排出部まで搬送する間に記録媒体の電子情報格納部材に対する電子情報の書き込みを行うもので、安定した無線通信を行いつつ、従来よりも生産性の向上を図ることができる情報記録装置、並びに、この情報記録装置を備えたリライタブルプリンタを提供する。
【解決手段】電子情報格納部材であるRFIDタグを備えたリライタブルメディアPを収容して一枚ずつ給紙する給紙部1と、給紙部1から搬送されたリライタブルメディアPのRFIDタグに対して電子情報の読み書きを行うリーダライター2と、電子情報の読み書きが行われたリライタブルメディアPを排出する印字部50と、給紙部1から印字部50までの搬送経路の一部を構成し、リライタブルメディアPを保持した状態で上昇可能な昇降板4とを備えたリライタブルプリンタ100において、リーダライター2を昇降板4に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明はRFID(Radio Frequency IDentification)タグ等の電子情報格納部材を備えた記録媒体に対して無線通信によって電子情報の書き込みを行う情報記録装置及びこれを備えたリライタブルプリンタに関するものである。
従来、その表面に画像を形成された記録媒体は、その画像の役割が終了した後に廃棄されていた。しかし、一度の画像形成の度に記録媒体を廃棄することは、過剰な資源の消費となり、環境保全の観点から好ましくない。
近年、表面に画像を形成され、その画像の役割が終了した後に、画像を表面上から消去され、再び画像を形成されて繰り返し使用することができる記録媒体であるリライタブルメディアが注目されている。このようなリライタブルメディアとしては、RFIDタグを備え、表面上に形成された画像についての電子情報や画像が形成された回数等の電子情報をRFIDタグ内に保存可能なものがある。そして、RFIDタグを備えたリライタブルメディアに対して画像形成を行うとともに、RFIDタグ内の電子情報の読み込み及び書き込み(以下、「電子情報の読み書き」とも言う)を行うリライタブルプリンタが既に知られている(特許文献1乃至3等)。
特許文献1乃至3に記載のリライタブルプリンタは、電子情報の書き込み前の複数枚のリライタブルメディアを収容して一枚ずつ給紙する給紙部と、給紙部から供給されたリライタブルメディアの表面の画像を消去する消去部とを備える。また、画像が消去されたリライタブルメディアのRFIDタグ内の電子情報の読み書きを行うリーダライターを備える。さらに、電子情報の読み書きが行われたリライタブルメディアの表面に画像を形成する印字部と、画像が形成されたリライタブルメディアを排出する排紙部とを備える。
これらのリライタブルプリンタでは、給紙部と消去部とを装置の下部に配置し、印字部と排紙部とを装置の上部に配置して、消去部を通過したリライタブルメディアを受け取り、印字部の高さまで持ち上げて印字部に受け渡す昇降板を備えている。このような構成により、給紙部、消去部、排紙部及び印字部の全てを同じ高さに配置する構成よりも水平方向の省スペース化を図ることが可能となる。
上記昇降板は、消去部と同じ高さとなる最下降位置において水平面に平行な上面にリライタブルメディアを載置し、印字部と同じ高さとなる最上昇位置まで上昇することで、リライタブルメディアを水平状態に保持したまま消去部から印字部まで搬送することができる。
特許文献1のリライタブルプリンタでは、最上昇位置にある昇降板の上方となる位置にリーダライターを装置本体に対して固定配置している。特許文献2のリライタブルプリンタでは、最下降位置にある昇降板の下方となる位置にリーダライターを固定配置している。特許文献3のリライタブルプリンタでは、最上昇位置にある昇降板の上方となる位置と、最下降位置にある昇降板の下方となる位置との両方の位置にリーダライターを固定配置している。
こられのリライタブルプリンタでは、昇降板の昇降範囲の近傍の装置本体にリーダライターを固定配置しているため、リライタブルメディアを載置した昇降板が上下に移動することで、リーダライターとリライタブルメディアとの距離が変化する。そして、これらのリライタブルプリンタでは、最下降位置で消去部からリライタブルメディアを受け渡された昇降板は、上昇する。この上昇動作によって昇降板に載置されたリライタブルメディアのRFIDタグとリーダライターとの距離が無線通信に適した距離となる位置を無線通信によって自動的に検出し、この検出位置で一時的に停止する。そして、検出位置で、リライタブルメディアのRFIDタグ内の電子情報の読み書きを行う。その後、昇降板は、再び上昇して最上昇位置で停止して、昇降板に載置されたリライタブルメディアは印字部に受け渡される。
特許文献1〜3のリライタブルプリンタで、無線通信に適した距離となる位置を検出して、昇降板を一時停止させる理由は次の通りである。
すなわち、無線通信に適した距離となる位置として、昇降板の最上昇位置や最下降位置を、RFIDタグ内の電子情報の読み書きを行う位置に設定することも考えられる。
しかし、装置本体にリーダライターを固定配置した構成では、昇降板の昇降機構や昇降機構とリーダライターとを支える装置本体の筐体等を構成する各部品の部品のバラツキや組み付け誤差が、昇降板とリーダライターとの間の距離に影響を及ぼす。このため、昇降板の最上昇位置や最下降位置を電子情報の読み書きを行う位置に設定しようとしても、昇降板に載置されたリライタブルメディアのRFIDタグとリーダライターとの間の距離が無線通信に適した範囲から外れるおそれがある。よって、特許文献1〜3に記載のリライタブルプリンタでは、無線通信に適した距離となる位置を検出して、昇降板を一時的に停止している。
しかしながら、昇降板を一時的に停止することで、リライタブルメディアの搬送を停止させるため、生産性が低下する。
このような問題は、リライタブルプリンタに限るものではなく、RFIDタグを備えた記録媒体を記録媒体収容部から記録媒体排出部まで搬送する間に、RFIDタグに対する電子情報の読み書きを行う情報記録装置であれば生じ得る問題である。
また、上述した問題は、記録媒体のRFIDタグに対する電子情報の読み込み及び書き込みの両方を行う構成に限らず、少なくとも書き込みを行う電子情報記録部を備える構成であれば生じ得る問題である。
さらに、記録媒体が備える電子情報格納部材としてはRFIDタグに限るものではない。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、記録媒体収容部から記録媒体排出部まで搬送する間に記録媒体の電子情報格納部材に対する電子情報の書き込みを行うもので、安定した無線通信を行いつつ、従来よりも生産性の向上を図ることができる情報記録装置、並びに、この情報記録装置を備えたリライタブルプリンタを提供することである。
上記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、電子情報格納部材を備えた記録媒体を収容する記録媒体収容部と、該記録媒体収容部から搬送された該記録媒体に対して無線通信によって該電子情報格納部材内の電子情報の書き込みを行う電子情報記録部と、該電子情報記録部によって電子情報の書き込みが行われた該記録媒体を排出する記録媒体排出部と、該記録媒体収容部から該記録媒体排出部までの該記録媒体の搬送経路の一部を構成し、該記録媒体を保持した状態で該記録媒体とともに昇降可能な昇降板とを備えた情報記録装置において、上記電子情報記録部を上記昇降板に配置したことを特徴とするものである。
本発明においては、電子情報記録部を昇降板に配置しているため、各部品の部品精度の誤差や組み付け精度の誤差が電子情報格納部材と電子情報記録部との間の距離に影響を及ぼし難い。このため、昇降板に保持された状態の記録媒体の電子情報格納部材に対する距離が無線通信に適した範囲内となるように電子情報記録部を設置することができ、安定した無線通信を行うことができる。また、昇降板が装置本体に対して移動している間も昇降板が保持する記録媒体の電子情報格納部材に対する電子情報記録部の距離は変化しない。このため、昇降板を一時停止させなくても無線通信を行うことができ、従来よりも生産性の向上を図ることができる。
本発明によれば、記録媒体の電子情報格納部材に対する電子情報の書き込みを行うときに、安定した無線通信を行いつつ、従来よりも生産性の向上を図ることができるという優れた効果がある。
実施形態に係るリライタブルプリンタの構成を模式的に示す概略図。 昇降板の移動位置と、リーダライターの通信範囲との関係を示す説明図。 手差し給紙部を備えたリライタブルプリンタの概略図。
以下、本発明を情報記録装置としての機能を備えたリライタブルプリンタ(以下、リライタブルプリンタ100という)に適用した実施形態について説明する。ここで、リライタブルプリンタとは、RFIDタグ等の電子情報格納部材を備えた記録媒体であるリライタブルメディアに電子情報の読み書きを行うと共に、リライタブルメディアの表面に消去可能な画像を形成する装置である。
図1は、本実施形態に係るリライタブルプリンタ100の構成を模式的に示す概略図である。
図1に示すリライタブルプリンタ100では、RFIDタグを備えた記録媒体であるリライタブルメディアPの搬送経路の概略は、給紙部1から昇降部40に移動し、昇降部40によって上昇した後、印字部50を通過して、矢印Bで示すように、装置外に排出される。
給紙部1では、複数枚のリライタブルメディアPをセットする収容部と、この収容部に収容されたリライタブルメディアPの一枚を分離し、図1中の矢印Aで示すように昇降部40に向けて搬送する機構である給紙ローラ11とを備える。給紙部1にセットされるリライタブルメディアPは、未使用のもの、または、使用後のものであって別途の画像消去装置によって表面上の画像が消去されたもののように、表面上に画像が形成されていない状態のものである。
昇降部40には、上下に昇降移動可能な昇降板4と、昇降板4と共に上下に移動する昇降板搬送ローラ対41とを備えている。昇降板搬送ローラ対41は、給紙部1から送られてくるリライタブルメディアPを狭持して回転することで搬送し、リライタブルメディアPが昇降板4に載った状態で、回転を停止することで、リライタブルメディアPを昇降板4上に停止させる。
昇降部40は、不図示の昇降駆動手段によって、昇降板4を上昇開始位置(図1中では実線部)と上昇終了位置(図1中では破線)との間を図1中の矢印Cで示すように移動することができる機構になっている。
印字部50は、印字ヘッド5、搬送ベルト51、印字部入口ローラ52及び印字部出口ローラ53を備える。昇降板4と共に上昇終了位置まで到達したリライタブルメディアPは、昇降板搬送ローラ対41の回転によって印字部50に向けて送り出される。印字部50では、昇降部40から送られてくるリライタブルメディアPは、搬送ベルト51と印字部入口ローラ52とによって狭持され、搬送ベルト51及び印字部入口ローラ52が回転することによって搬送ベルト51上における印字ヘッド5との対向部に搬送される。リライタブルメディアPは、印字ヘッド5との対向部を通過するときにその表面に画像が印字される。その後、リライタブルメディアPは、搬送ベルト51と印字部出口ローラ53とによって狭持され、搬送ベルト51及び印字部出口ローラ53が回転することによって図1中の矢印Bで示すように装置外部に排出される。
印字部50は、印字ヘッド5に設けられたノズルからインクを吐出するインクジェット方式である。画像形成手段としては印字部50のようにインクジェット方式のものに限らず、リライタブルメディアPとして、感熱記録媒体(「サーマルメディア」ともいう)を用いた感熱式のものなど、他の画像形成手段も適用可能である。
本実施形態のリライタブルプリンタ100では、リライタブルメディアPに対して無線通信によって電子情報の書き込みを行う電子情報記録部であるリーダライター2を、昇降板4に対して固定配置している。昇降板4が昇降するときには、リライタブルメディアPを狭持する昇降板搬送ローラ対41の回転は停止しているため、リライタブルメディアPは昇降板搬送ローラ対41によって昇降板4に対して位置決めがされている。これにより、昇降板4に固定配置されたリーダライター2と、昇降板4に対して位置決めがされているリライタブルメディアPとの位置が固定される。このため、昇降板4に保持された状態のリライタブルメディアPのRFIDタグに対する距離が無線通信に適した範囲内となるようにリーダライター2を設置する。これにより、昇降板4の上昇中にもRFIDタグに対する記録データの読み取り及び書き込み(上書きや消去)を行うことが可能となる。
また、リライタブルメディアPを保持する昇降板4と、リライタブルメディアPとの無線通信を行うリーダライター2とが一体であることによって次のような利点もある。すなわち、昇降板4に保持されたリライタブルメディアPとリーダライター2との距離を一定に設定し易く、従来のリライタブルプリンタと比較して部品のバラツキや組み付け誤差に起因して上記距離が所望の範囲から外れることが生じ難い。このため、安定した無線通信を行うことができる。
なお、RFIDタグを備えない一般的なシート状の記録媒体である記録紙を搬送する通常のプリンタでも、水平方向について装置の省スペース化のため、装置下部に給紙部を配置し、装置上部に排紙部を設けた構成が知られている。しかし、用紙を保持した状態で用紙と共に昇降する昇降板は備えていない構成が一般的である。これは、以下の理由による。
すなわち、RFIDタグを備えていない記録紙は厚みが薄く、搬送経路に沿うように曲げることが可能である。このため、装置下部に設けた給紙部から装置上部に設けられた排紙部までの搬送経路内に、搬送方向が水平方向から鉛直方向に変化する経路を設けることができ、装置内で記録紙を反転させることができる。よって、昇降板を備えない構成が一般的である。
一方、RFIDタグを備えた記録媒体は上述した一般的な記録媒体よりも厚みがあり、搬送経路に沿うように曲げることが出来ず、搬送方向が水平方向から鉛直方向に変化する経路を設けることができない。よって、リライタブルプリンタでは、装置下部に配置した給紙部(記録媒体収容部)の高さから装置上部に配置した排紙部(記録媒体排出部)の高さまで記録媒体を搬送する昇降板を備えた構成が一般的である。
特許文献3には、異なるメディアサイズであってもRFIDタグの読み書きが適正に行われる構成が記載されている。詳しくは、本体側に固定されたリーダライターに対してRFIDタグを備えたメディアを搬送する昇降板が移動可能で、リーダライターとの相対距離を変更し、固有の通信距離に調整する構成が開示されている。特許文献3に記載の構成は、RFIDタグを備えたメディアとリーダライターの距離を適正にする設定することで、書き込みエラーの発生を防止できるが、所定の通信距離となる位置で昇降板を一度停止する必要があり、生産性の低下に繋がる。さらに、特許文献3に記載の構成では、リーダライターを複数設置し通信距離を調整する機構で多様なメディアに対応しているが、リーダライターを複数設置しているためコストアップの問題も生じる。
一方、本実施形態のリライタブルプリンタ100は、昇降板4に保持された状態のリライタブルメディアPのRFIDタグに対する距離が無線通信に適した範囲内となるようにリーダライター2を設置する。これにより、記録データの読み書きが正確にでき、読み書きのエラーを防止することができる。これは以下の理由による。すなわち、給紙部1から印字部50までの搬送経路内に昇降板4があり、昇降板4にはリーダライター2が配置されている。このような昇降板4にリライタブルメディアPが載り、位置決めされることで、RFIDタグとリーダライター2の通信距離が適正な状態になり、記録データのエラーが発生することなくRFIDタグの記録データを読み書きすることができる。
図2は、昇降板4の移動位置と、リーダライター2の通信範囲との関係を示す説明図である。図2中のα1で示す一点鎖線の領域は昇降板4が上昇開始位置にあるときのリーダライター2の通信範囲を模式的に示している。また、図2中のα2で示す一点鎖線の領域は昇降板4が上昇終了位置にあるときのリーダライター2の通信範囲を模式的に示している。
上述したように、昇降板4は、リライタブルメディアPが搬送されるまでは上昇開始位置に待機しており、リライタブルメディアPが搬送されると、昇降板搬送ローラ対41によってリライタブルメディアPが位置決めされる。その後、図示しない昇降駆動手段により、上昇終了位置まで移動する。
ここで、リーダライター2によって、リライタブルメディアPのRFIDタグに対する記録データの読み取り及び書き込み(上書きや消去)を行うタイミングとしては、昇降板4が上昇終了位置に移動した後であってもよい。この場合、昇降板4が上昇終了位置に移動した後に、昇降板4に配置されたリーダライター2とリライタブルメディアPが備えるRFIDタグとが通信し、記録データの読み書きを行う。
このとき、昇降板4の上昇終了位置は、給紙部1にセットされたリライタブルメディアPのRFIDタグが、リーダライター2との通信範囲(図2中のα2)に対して離れた位置となるように、設定されている。給紙部1にセットされたリライタブルメディアPと上昇終了位置にある昇降板4に設けたリーダライター2とが通信可能範囲であった場合には、リーダライター2と給紙部1内のリライタブルメディアPとが通信をしてしまい、読み書きエラーの原因となるためである。
昇降板4が上昇終了位置にある状態でリライタブルメディアPのRFIDタグに対する記録データの読み取り及び書き込み構成では、リライタブルメディアPの搬送を停止させる必要がないことによる生産性の向上のメリットは低減する。しかし、リライタブルメディアPとの無線通信を行うリーダライター2とが一体であることによって、リライタブルメディアPとリーダライター2との距離を一定に設定し易く、安定した無線通信を行うことができるというメリットは得ることができる。
また、給紙部1から印字部50方向へリライタブルメディアP及びリーダライター2が移動後、記録データの読み書きを行うことで、昇降板4上にある位置決めされたリライタブルメディアPのみ記録データの読み書きをすることができる。このため、給紙部1に大量積載タイプの記録媒体収容部を使用することができる。
またで、リーダライター2によって、リライタブルメディアPのRFIDタグに対する記録データの読み取り及び書き込み(上書きや消去)を行うタイミングとしては、昇降板4が上昇開始位置から上昇終了位置まで移動する途中であってもよい。この場合、給紙部1にセットされたリライタブルメディアPのRFIDタグとリーダライター2との距離が、リーダライター2の通信範囲から離れた状態となる位置に到達する任意のタイミングから無線通信を開始する。これにより、リライタブルメディアPの搬送を停止させる必要がないことによる生産性の向上のメリットを得つつ、リーダライター2と給紙部1内のリライタブルメディアPとが通信をすることに起因する読み書きエラーの発生を防止できる。
図3は、大容量の記録媒体収容部である給紙部1とは別の記録媒体収容部として、手差し給紙部15を備えたリライタブルプリンタ100の概略図である。手差し給紙部15からリライタブルメディアPを供給する場合は、上昇開始位置にある昇降板4が、リライタブルメディアPを保持しない状態で、手差し給紙部15と同じ高さまで上昇する。その後、手差し給紙ローラ16が回転することによって、手差し給紙部15内のリライタブルメディアPが図3中の矢印Dで示すように昇降板4に向けて搬送される。昇降板4に受け渡された後は、図1や図2を用いて説明した構成と同様に、リライタブルメディアPは昇降板搬送ローラ対41によって昇降板4に対して位置決めがされた状態で、リーダライター2との無線通信が行われる。
図3に示す構成では、昇降板4の下側停止位置(上昇開始位置)と同じ高さに大容量の記録媒体収容部である給紙部1を配置し、昇降板4の上側停止位置(上昇終了位置)と同じ高さに手差し給紙部15を配置している。手差し給紙部15は、一枚ずつリライタブルメディアPをセットする。このため、給紙部1内のリライタブルメディアPが上側停止位置(上昇終了位置)にある昇降板4のリーダライター2の通信範囲に干渉しない位置となるように、各部材を配置することで、上述した読み書きエラーの発生を防止できる。
また、図3に示す構成では、給紙部1とは別の記録媒体収容部を一つ備えた構成となっているが、さらに多くの記録媒体収容部を設けた構成としてもよい。このような構成の場合、昇降部40内を昇降する昇降板4と対向し得る位置に各記録媒体収容部を配置する。これにより、搬送対象となるリライタブルメディアPを収容する記録媒体収容部から昇降板4がリライタブルメディアPを受け取り、保持した状態で記録媒体排出部(図1〜図3では印字部50)と同じ高さまで搬送する。このとき、保持した状態のリライタブルメディアPとリーダライター2との無線通信を行うことができるため、複数段の記録媒体収容部を備えた構成であっても、本発明を適用することができる。
なお、複数段の記録媒体収容部を備える構成の場合、通信を行う位置や各記録媒体収容部の位置を次のように設定する。すなわち、昇降板4が保持するリライタブルメディアPとリーダライター2とが通信を行う位置におけるリーダライター2の通信範囲に各記録媒体収容部内のリライタブルメディアPが干渉しないように、通信を行う位置や各記録媒体収容部の位置を設定する。
上述した実施形態では、リライタブルメディアPを昇降板4に位置決めする構成として、二つのローラ部材によって狭持する構成について説明したが、リライタブルメディアPを昇降板4に位置決めする構成としてはこれに限るものではない。例えば、シャッター機構によってリライタブルメディアPを昇降板4に対して位置決めする構成としてもよい。
上述した実施形態では、表面上に画像が形成されていない状態のリライタブルメディアPを給紙部1にセットする構成である。しかし、本発明を適用したリライタブルプリンタ100としては、リライタブルメディアPの表面上の画像を消去する消去部を備え、表面上に画像が形成されたリライタブルメディアPをセットすることができる構成としてもよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
RFIDタグ等の電子情報格納部材を備えたリライタブルメディアP等の記録媒体を収容する給紙部1等の記録媒体収容部と、記録媒体収容部から搬送された記録媒体に対して無線通信によって電子情報格納部材内の電子情報の書き込みを行うリーダライター2等の電子情報記録部と、電子情報記録部によって電子情報の書き込みが行われた記録媒体を排出する印字部50等の記録媒体排出部と、記録媒体収容部から記録媒体排出部までの記録媒体の搬送経路の一部を構成し、記録媒体を保持した状態で記録媒体とともに昇降可能な昇降板4等の昇降板とを備えたリライタブルプリンタ100等の情報記録装置において、電子情報記録部を昇降板に配置している。これによれば、上記実施形態について説明したように、電子情報格納部材に対する電子情報の書き込みを行うときに、昇降板を停止させる必要がなく、記録媒体の搬送を停止させる必要がないため、安定した無線通信を行いつつ、従来よりも生産性の向上を図ることができる。
(態様B)
(態様A)において、リライタブルメディアP等の記録媒体を保持した昇降板4等の昇降板の印字部50等の記録媒体排出部に向かう方向(上方向等)の移動の終了後に、リーダライター2等の電子情報記録部による電子情報格納部材内の電子情報の書き込みを行う。これによれば、上記実施形態について説明したように、給紙部1等の記録媒体収容部と電子情報格納部材内の電子情報の書き込みを行うときの電子情報記録部との距離を確保することができるので、記録媒体収容部として大量の記録媒体を収容する構成を適用可能となる。
(態様C)
(態様A)において、リライタブルメディアP等の記録媒体を保持した昇降板4等の昇降板の移動中にリーダライター2等の電子情報記録部による電子情報格納部材内の電子情報の書き込みを行う。これによれば、上記実施形態について説明したように、昇降可能な昇降板が記録媒体を保持して、印字部50等の記録媒体排出部方向へ移動する途中の任意のタイミングで電子情報記録部による電子情報格納部材内の電子情報の書き込みをすることにより、処理速度を上げることができる。
(態様D)
(態様A)乃至(態様C)の何れか一つの態様において、給紙部1等の記録媒体収容部を複数備え、昇降板4等の昇降板が、複数の記録媒体収容部から印字部50等の記録媒体排出部に向かうリライタブルメディアP等の記録媒体の複数の搬送経路の合流点である。これによれば、上記実施形態について説明したように、昇降可能な昇降板が複数の給紙経路の合流点であることにより、大量給紙部や1枚セットする手差し給紙部など記録媒体排出部を複数配置することができ操作性が向上する。
(態様E)
その表面に繰り返し画像形成が可能で、電子情報格納部材を備えたリライタブルメディアP等のリライタブルメディアの電子情報格納部材に対して無線通信によって電子情報格納部材内の電子情報の書き込みを行う電子情報記録手段と、リライタブルメディアの表面に画像を形成する印字部50等の画像形成手段とを備えたリライタブルプリンタ100等のリライタブルプリンタにおいて、電子情報記録手段として、態様A)乃至(態様H)の何れか一つの態様の情報記録装置を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、リライタブルメディアに対する電子情報の書き込み処理の効率が高まるため、従来よりも生産性が向上したリライタブルプリンタを実現することが可能となる。
1 給紙部
2 リーダライター
4 昇降板
5 印字ヘッド
11 給紙ローラ
15 手差し給紙部
16 手差し給紙ローラ
40 昇降部
41 昇降板搬送ローラ対
50 印字部
51 搬送ベルト
52 印字部入口ローラ
53 印字部出口ローラ
100 リライタブルプリンタ
P リライタブルメディア
特開2010−167613号公報 特開2010−228317号公報 特開2010−231544号公報

Claims (5)

  1. 電子情報格納部材を備えた記録媒体を収容する記録媒体収容部と、
    該記録媒体収容部から搬送された該記録媒体に対して無線通信によって該電子情報格納部材内の電子情報の書き込みを行う電子情報記録部と、
    該電子情報記録部によって電子情報の書き込みが行われた該記録媒体を排出する記録媒体排出部と、
    該記録媒体収容部から該記録媒体排出部までの該記録媒体の搬送経路の一部を構成し、該記録媒体を保持した状態で該記録媒体とともに昇降可能な昇降板とを備えた情報記録装置において、
    上記電子情報記録部を上記昇降板に配置したことを特徴とする情報記録装置。
  2. 請求項1の情報記録装置において、
    上記記録媒体を保持した上記昇降板の上記記録媒体排出部に向かう方向の移動の終了後に、上記電子情報記録部による電子情報格納部材内の電子情報の書き込みを行うことを特徴とする情報記録装置。
  3. 請求項1の情報記録装置において、
    上記記録媒体を保持した上記昇降板の移動中に上記電子情報記録部による電子情報格納部材内の電子情報の書き込みを行うことを特徴とする情報記録装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報記録装置において、
    上記記録媒体収容部を複数備え、
    上記昇降板が、複数の該記録媒体収容部から上記記録媒体排出部に向かう上記記録媒体の複数の搬送経路の合流点であることを特徴とする情報記録装置。
  5. その表面に繰り返し画像形成が可能で、電子情報格納部材を備えたリライタブルメディアの電子情報格納部材に対して無線通信によって該電子情報格納部材内の電子情報の書き込みを行う電子情報記録手段と、
    該リライタブルメディアの表面に画像を形成する画像形成手段とを備えたリライタブルプリンタにおいて、
    上記電子情報記録手段として、請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報記録装置を用いることを特徴とするリライタブルプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017151733A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 キヤノンファインテック株式会社 情報伝送装置および記録装置

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