JP2013252429A - 通気経路を有する栓塞子チップ - Google Patents

通気経路を有する栓塞子チップ Download PDF

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Abstract

【課題】外科手術アクセス装置を提供すること。
【解決手段】上記外科手術アクセス装置は、ハウジングとカニューレシャフトとを含むカニューレであって、該カニューレシャフトは、内部管腔を規定する、カニューレと、該カニューレの内部管腔を通して挿入可能な栓塞子と含み、該栓塞子は、近位端と遠位端と有する栓塞子シャフトであって、該栓塞子シャフトは、長手方向軸を規定する、栓塞子シャフトと、該栓塞子シャフトの遠位端におけるチップ部材とを含み、該チップ部材は、組織を通して挿入可能であるように構成され、かつ、外側表面を有し、該外側表面は、通気流体のためのチャンネルを規定する。
【選択図】図1

Description

(関連出願の引用)
本出願は、2012年6月6日に出願された「OBTURATOR TIP WITH INSUFFLATION PATHWAY」という題名の米国仮特許出願第61/656,126号の優先権および利益を主張する。上記文献の全ての内容は、本明細書において参照することによって援用される。
(背景)
技術分野
本開示は、栓塞子およびカニューレを含む外科手術アクセスアセンブリに関する。特に、本開示は、そこに沿って流体を伝達するための少なくとも1つのチャンネルを有する外側表面を有するチップ部材を含む栓塞子に関する。
(関連技術の背景)
低侵襲性処置は、数およびバリエーションにおいて増え続いている。標的部位への比較的に小さい直径で一時的な経路を形成することは、多くの低侵襲性外科手術処置の重要な特徴である。このような経路を提供する最も一般的な方法は、皮膚を通してアクセスアセンブリを挿入することによるものである。一般的なアクセスアセンブリは、概して、組織を貫通するためのトロカールを収容するように構成されたカニューレと、組織を通して経路を拡張および作成するための栓塞子とを含む。栓塞子は、鈍い部材であり得、そして組織を通る経路を掘るために、カニューレ内に挿入、その後、選択された外科手術部位へ挿入される。
低侵襲性処置は、しばしば、通気流体(例えば、二酸化炭素)を組織の層の下にある体腔へと供給することにより、組織の層が、下にある組織または器官構造から離れるように上がり、より大きな作業空間を生成する。この目的のために、通気流体の供給源は、通気流体が体腔へと遠位に流れるようにカニューレに結合され得る。多くの処置において、栓塞子がカニューレを通して挿入される間に患者の体腔に通気させることは望ましい。このような配置において、通気流体は、栓塞子の内部部分を通して導入され得、作業空間内の栓塞子の遠位部分またはチップにおける開口部を通って出て行く。このような配置は、一般的に、栓塞子と結合された追加の通気流体の供給源と、栓塞子を通る通気流体の近位移動を抑制するための、栓塞子内の密封部材とを組み込む。
そのさまざまな実施形態に従う本発明は、外科手術アクセス装置を対象としている。外科手術アクセス装置は、ハウジングとカニューレシャフトとを含むカニューレであって、カニューレシャフトは、内部管腔を規定する、カニューレと、カニューレの内部管腔を通して挿入可能な栓塞子と含み、栓塞子は、近位端と遠位端と有する栓塞子シャフトであって、栓塞子シャフトは、長手方向軸を規定する、栓塞子シャフトと、栓塞子シャフトの遠位端におけるチップ部材とを含み、チップ部材は、組織を通して挿入可能であるように構成され、かつ、外側表面を有し、外側表面は、通気流体のためのチャンネルを規定する。
栓塞子は、その内部空間内に内視鏡を受け取るように構成され得、チップ部材の少なくとも一部分、またはチップ部材の全体は、光学栓塞子を提供するように、光がチップ部材の少なくとも一部分または全体を通して伝達されることを可能にし得る。有益に、チャンネルは、栓塞子と内視鏡との間の密封の必要を回避するように、栓塞子の内部と流体連絡していない。実施形態において、チャンネルの最遠位端は、通気流体が、チップ部材の遠位端が体腔の壁を貫通した直後に体腔へと導入され始めることを可能にするように、チップ部材の最遠位端にあるか、または、チップ部材の最遠位端に隣接しており、下にある解剖構造への損傷が起きる可能性を低減させることは、患者の安全をさらに向上させる。
チップ部材の外側表面は、複数のチャンネルを規定し得る。栓塞子シャフトがカニューレシャフトの管腔の中に配置されている場合、環状空間が、栓塞子シャフトとカニューレシャフトとの間に規定され得る。チャンネルの一部分は、環状空間と流体連絡し得る。加えて、栓塞子がカニューレシャフトの管腔の中に挿入されている場合、チャンネルの少なくとも一部分は、カニューレシャフトの遠位に露出され得る。なおさらに、少なくとも1つの密封部材が、カニューレの中に配置され得る。このような密封は、カニューレを通して挿入された栓塞子と流体密封を形成するように構成され得る。カニューレは、流体の供給源に結合されるように構成され得る。チャンネルは、開放近位端と、開放遠位端と、開放近位端と開放遠位端との間に延在する1対の対向する壁とによって規定され得る。
他の実施形態において、本発明は、栓塞子アセンブリを対象とし得、栓塞子アセンブリは、カニューレを通して挿入されるように構成されている。栓塞子アセンブリは、栓塞子シャフトを含み得、栓塞子シャフトは、栓塞子シャフトの遠位端におけるチップ部材を有し、チップ部材は、組織を貫通することと、組織を通して解剖することとのうちの少なくとも1つを行うように構成され、チップ部材は、チャンネルを規定する外側表面を有し、チャンネルは、チップ部材の近位端からチップ部材の遠位端まで通気流体を伝えるように構成されている。
栓塞子は、中空の内部を有し得、栓塞子の中空の内部は、内視鏡を受け取るように構成され得る。チップ部材の少なくとも一部分は、光がチップ部材の少なくとも一部分を通して伝達されることを可能にし得、さまざまな実施形態において、チップ部材の全体は、光学栓塞子を提供するように、光透過性であり得る。
他の実施形態において、本発明は、外科手術アクセス装置を対象とし得、外科手術アクセス装置は、ハウジングとカニューレシャフトとを含むカニューレであって、カニューレシャフトは、内部管腔を規定し、カニューレは、通気流体を受け取るための接続を有する、カニューレと、栓塞子アセンブリとを含み、栓塞子アセンブリは、カニューレと栓塞子アセンブリとの間に隙間空間を規定するように、カニューレを通して挿入されるように構成され、隙間空間は、接続によって受け取られた通気流体を伝えるように、カニューレ接続と流体連絡しており、栓塞子アセンブリは、中空の内部を有する栓塞子シャフトと、栓塞子シャフトの遠位端におけるチップ部材とを含み、チップ部材は、組織を貫通することと、組織を通して解剖することとのうちの少なくとも1つを行うように構成され、チップ部材は、チャンネルを規定する外側表面を有し、チャンネルは、チップ部材の近位端からチップ部材の遠位端まで通気流体を伝えるように、隙間空間と流体連絡しており、チャンネルは、栓塞子の内部と流体連絡していない。
さまざまな実施形態において、チップ部材の少なくとも一部分は、光がチップ部材の少なくとも一部分を通して伝達されることを可能にし得る。有益に、チップ部材の全体は、光がチップ部材を通して伝達されることを可能にする材料から製造され得、それによって、内視鏡と共に用いられる光学栓塞子を提供する。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
外科手術アクセス装置であって、該外科手術アクセス装置は、
ハウジングとカニューレシャフトとを含むカニューレであって、該カニューレシャフトは、内部管腔を規定する、カニューレと、
該カニューレの内部管腔を通して挿入可能な栓塞子と
含み、
該栓塞子は、
近位端と遠位端と有する栓塞子シャフトであって、該栓塞子シャフトは、長手方向軸を規定する、栓塞子シャフトと、
該栓塞子シャフトの遠位端におけるチップ部材と
を含み、
該チップ部材は、組織を通して挿入可能であるように構成され、かつ、外側表面を有し、該外側表面は、通気流体のためのチャンネルを規定する、外科手術アクセス装置。
(項目2)
上記栓塞子は、内視鏡を受け取るように構成されている、上記項目に記載の外科手術アクセス装置。
(項目3)
上記チップ部材の少なくとも一部分は、光が該チップ部材の少なくとも一部分を通して伝達されることを可能にする、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(項目4)
上記チャンネルは、上記栓塞子の内部と流体連絡していない、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(項目5)
上記チャンネルの最遠位端は、上記チップ部材の最遠位端にあるか、または、該チップ部材の最遠位端に隣接している、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(項目6)
上記チップ部材の外側表面は、複数のチャンネルを規定する、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(項目7)
上記栓塞子シャフトが上記カニューレシャフトの上記管腔の中に配置されている場合、環状空間が、該栓塞子シャフトと該カニューレシャフトとの間に規定される、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(項目8)
上記チャンネルの一部分は、上記環状空間と流体連絡している、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(項目9)
上記栓塞子が上記カニューレシャフトの上記管腔の中に挿入されている場合、上記チャンネルの少なくとも一部分は、該カニューレシャフトの遠位に露出されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(項目10)
少なくとも1つの密封部材が上記カニューレの中に配置され、該少なくとも1つの密封部材は、該カニューレを通して挿入された上記栓塞子と流体密封を形成するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(項目11)
上記カニューレは、流体の供給源に結合されるように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(項目12)
上記チャンネルは、開放近位端と、開放遠位端と、該開放近位端と該開放遠位端との間に延在する1対の対向する壁とによって規定される、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(項目13)
栓塞子アセンブリであって、該栓塞子アセンブリは、カニューレを通して挿入されるように構成されており、該栓塞子アセンブリは、
栓塞子シャフトを含み、
該栓塞子シャフトは、該栓塞子シャフトの遠位端におけるチップ部材を有し、該チップ部材は、組織を貫通することと、該組織を通して解剖することとのうちの少なくとも1つを行うように構成され、該チップ部材は、チャンネルを規定する外側表面を有し、該チャンネルは、該チップ部材の近位端から該チップ部材の遠位端まで通気流体を伝えるように構成されている、栓塞子アセンブリ。
(項目14)
上記栓塞子は、中空の内部を有する、上記項目のいずれかに記載の栓塞子アセンブリ。
(項目15)
上記栓塞子の中空の内部は、内視鏡を受け取るように構成されている、上記項目のいずれかに記載の栓塞子アセンブリ。
(項目16)
上記チップ部材の少なくとも一部分は、光が該チップ部材の少なくとも一部分を通して伝達されることを可能にする、上記項目のいずれかに記載の栓塞子アセンブリ。
(項目17)
外科手術アクセス装置であって、該外科手術アクセス装置は、
ハウジングとカニューレシャフトとを含むカニューレであって、該カニューレシャフトは、内部管腔を規定し、該カニューレは、通気流体を受け取るための接続を有する、カニューレと、
栓塞子アセンブリと
を含み、
該栓塞子アセンブリは、該カニューレと該栓塞子アセンブリとの間に隙間空間を規定するように、該カニューレを通して挿入されるように構成され、該隙間空間は、該接続によって受け取られた該通気流体を伝えるように、該カニューレ接続と流体連絡しており、該栓塞子アセンブリは、中空の内部を有する栓塞子シャフトと、該栓塞子シャフトの遠位端におけるチップ部材とを含み、該チップ部材は、組織を貫通することと、該組織を通して解剖することとのうちの少なくとも1つを行うように構成され、該チップ部材は、チャンネルを規定する外側表面を有し、該チャンネルは、該チップ部材の近位端から該チップ部材の遠位端まで該通気流体を伝えるように、該隙間空間と流体連絡しており、該チャンネルは、該栓塞子の内部と流体連絡していない、外科手術アクセス装置。
(項目18)
上記チップ部材の少なくとも一部分は、光が該チップ部材の少なくとも一部分を通して伝達されることを可能にする、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(項目19)
上記チップ部材の全体は、光が該チップ部材を通して伝達されることを可能にする材料から製造されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術アクセス装置。
(摘要)
外科手術アクセス装置は、内部管腔を規定するカニューレを含み、カニューレは、通気流体を受け取るための接続を有する。装置は、栓塞子アセンブリも含み、栓塞子アセンブリは、カニューレと栓塞子アセンブリとの間に隙間空間を規定するように、カニューレを通して挿入されるように構成されている。隙間空間は、通気流体を伝えるように、カニューレ接続と流体連絡している。栓塞子アセンブリは、中空の内部を有する栓塞子シャフトと、栓塞子シャフトの遠位端におけるチップ部材とを含む。チップ部材は、組織を貫通することおよび/または組織を通して解剖することを行うように構成されている。チップ部材は、チャンネルを規定する外側表面を有し、チャンネルは、チップ部材の近位端からチップ部材の遠位端まで通気流体を伝えるように、隙間空間と流体連絡している。
本明細書内に組み込まれ、本明細書の一部分として構成された添付の図面は、本開示の実施形態を例示し、上に提示されたた本開示の一般的な説明および以下に提示される実施形態の詳細な説明と共に、本開示の原理を説明することに役に立つ。
図1は、本開示に従うチップ部材を含む栓塞子の透視図である。 図2は、図1において識別された詳細領域の拡大図である。 図3は、図1に示された栓塞子の底面図である。 図4は、図1に示された栓塞子の側面図である。 図5は、図4のセクションライン5−5に沿ってとられた断面図である。 図6は、図4のセクションライン6−6に沿ってとられた断面図である。 図7は、図5のセクションライン6−6に沿ってとられる断面の透視図である。 図8は、図1の栓塞子を含む、本開示に従う外科手術アクセス装置の透視図である。 図9は、図8のセクションライン9−9に沿ってとられ、組織の層と下にある体腔との断面と共に示された断面図である。 図10は、図9において識別された詳細領域の拡大図である。 図11は、図8のセクションライン9−9に沿ってとられ、組織の層と下にある通気された体腔との断面と共に示された断面図である。 図12は、本開示の代替的な実施形態に従うチップ部材の拡大された透視図である。 図13は、本開示の別の代替的な実施形態に従うチップ部材の拡大された透視図である。
図面は、例示の目的のみのために、本開示の好ましい実施形態を描く。当業者は、本明細書に例示される構造および方法の代替的な実施形態が、本明細書に記載された本開示の原理から逸脱することなしに、使用され得ることを、以下の議論から容易に認識する。
低侵襲性処置に用いられる、ここで開示された外科手術アクセス装置の実施形態は、図面を参照して詳細に説明され、同様な参照数字が、いくつかの図面の各々において同一または対応する構成要素を示す。本明細書に使用される場合、用語「遠位」は、オペレータからより遠い装置の一部分を指し、その一方で、用語「近位」は、オペレータにより近い装置の一部を指す。ここで開示された外科手術アクセス装置は、患者の組織を通る開口部(例えば、切開または自然由来の開口(例えば、口、肛門、または膣))において有用である。
最初に図8を参照すると、外科手術アクセス装置1000が示される。外科手術アクセス装置1000は、カニューレ200を通して挿入可能な栓塞子100を含み、栓塞子100は、以下においてより詳細に説明される。
ここで図1を参照すると、栓塞子100は、栓塞子シャフト102、チップ部材110、およびハンドル108を含む。栓塞子シャフト102は、長手方向軸「A−A」を規定する細長い部材であり、近位端104と遠位端106とを有する。ハンドル108は、栓塞子シャフト102の近位端104に取り付けられ、オペレータによって把持するための表面特徴(例えば、フランジ、湾曲、こぶ等を組み込む人間工学グリップ)を含み得る。
図2に着目すると、チップ部材110は、示されるように、遠位チップ112へ先細になるテーパー状(例えば、円錐形、プラミッド形、曲線状等)の構成を有し得る。遠位チップ112は、示されるように、鈍くあり得、または、別の所望の非外傷性構成(例えば、湾曲、球状、または平坦)を有し得る。他の実施形態において、遠位チップ112は、組織を貫通するよう構成されるように、鋭い、または尖ったものであり得る。
チャンネル120は、チップ部材110の外側表面上に形成され得る。示されるように、チャンネル120は、チップ部材110の外側表面に対して成形され、チップ部材110の長さに沿って延在し得る。チャンネル120は、開放近位端122と、対向する開口遠位端124とを含む。示されるように、遠位端124が、遠位チップ112と隣接することも、遠位チップ112が、チャンネル120の遠位端124を通過して突出することもある。チャンネル120は、チャンネルフロア128によって連結された1対の対向する壁126によって規定される。チャンネル120は、任意の所望の構成(例えば、弓状またはU形)を有し得、または、チップ部材110に沿って延在する閉じた部材(例えば、断面図で見られるときに、チューブまたはボックスとして構成され得る。チャンネル120は、経路を規定し、流体(例えば、通気流体)が、経路を通って流れ得る。さらなる実施形態において、壁126またはチャンネルフロア128は、例えば、チャンネル120を通る流体の流れを方向付けまたは変更するために、溝または湾曲のような表面特徴を組み込み得る。チップ部材110は、任意の数または構成のチャンネル120を含み得る。
いくつかの場合において、栓塞子100の外径は、カニューレ200の内径と密接に一致し得る。従って、いくつかの実施形態において、チャンネル120は、栓塞子100の全長に沿って、または実質的に栓塞子100の全長に沿って延在し得る。チャンネル120は、通気ポート214(図8)に直接に流体結合され得る。
チャンネル120は、例えば、切断、エッチング、レーザー処理、電気アーク等によってチップ部材110の外側表面上に形成され得る。実施形態において、チップ部材110は、ダイまたはテンプレートにおいて成形され得ることにより、チャンネル120が事前に形成される。本開示の当業者は、チャンネル120を形成する他の適切な方法を想到する。
さらに図3を参照すると、示されるように、チャンネル120は、チップ部材110の外側表面に沿って、半径方向内側に向かって、深さ「D」まで延在する。示されるように、深さDは、チップ部材110の外側表面から半径方向内側に向かって測定された一定な寸法であり得る。従って、チャンネル120が、チップ部材110のテーパー状プロフィールに沿って、遠位チップ112に向かって延在するので、チャンネルフロア128は、チップ部材110の外側表面から深さDで配置される。実施形態において、チャンネル120の深さDは、チップ部材110の長手方向の長さに沿って変化し得、例えば、チップ部材110の外側表面とチャンネルフロア128との間の距離は、チップ部材110の長手方向の長さに沿って増大または減少し得る。
ここで図4および5を参照すると、チップ部材110は、栓塞子シャフト102と結合されるように示される。チップ部材110は、任意の適切な手段、例えば、圧入、ネジ付き接続、バイオネット型結合、接着、または超音波溶接によって、栓塞子シャフト102の遠位端106に取り付けられ得る。実施形態において、チップ部材110および栓塞子シャフト102は、一体的に形成され得る。加えて、チップ部材110は、予め存在するチップ部材の周りにオーバーモールドされ得、または1つ以上のチャンネル120は、前述の方法で予め存在するチップ部材上に形成され得る。従って、チップ部材110は、多数の存在するデバイスおよび栓塞子に据え付けられるような構成および大きさを有し得る。
さらに図6および7を参照すると、チャンネル120の開放近位端122は、流体(例えば、通気流体)が栓塞子シャフト102に沿ってチップ部材110に向かって遠位に前進する場合、チャンネル120に入口経路を提供する。示されるように、チップ部材110は、中空の内部を有し得、または中実部材であり得る。実施形態において、チップ部材110は、光が通過し得る透明の領域または光学窓を組み込み得、内視鏡または他の観察デバイス(示されていない)を用いてチップ部材110の外側への視覚化または照明を可能にする。
ここで図8および9に着目すると、栓塞子100は、カニューレ200を通して挿入するために構成される。カニューレ200は、ハウジング210と、ハウジング210から遠位に延在するカニューレシャフト220とを含む。ハウジング210は、内部環状凹部を規定し、近位端211と遠位端212とを含み、近位端211および遠位端212の各々は、そこを通る栓塞子シャフト102の挿入を収容するように構成されたアパーチャを規定する。カニューレシャフト220は、開放近位端221と、対向する開放遠位端222とを有し、近位端221から遠位端222まで延在する内部管腔224を規定する。管腔224は、カニューレシャフト220を通る栓塞子シャフト102およびチップ部材110の通路を収容するような大きさを有する。
示されるように、密封部材218は、ハウジング210内に配置され得る。密封部材218は、ハウジング210内に圧入、ネジ付き、接着、溶接、または他の方法で固定され得る。密封部材218は、栓塞子シャフト102、またはそこを通して挿入された器具を密封可能に係合するように構成される。従って、密封部材218は、隔膜、円錐、またはディスク状の密封として構成され得る。実施形態において、密封部材218は、ゼロ閉鎖密封(例えば、ダックビル)として構成され得、カニューレ200を通して挿入される器具がない場合、カニューレ200を通る流体の近位移動を抑制するように構成され得る。さらなる実施形態において、カニューレ200は、さまざまな構成の複数の密封部材を組み込み得る。このような密封部材は、カニューレハウジング210とカニューレシャフト220とのいずれかまたは両方に配置され得る。
示されるように、栓塞子100は、カニューレシャフト220の管腔224を通して挿入可能である。栓塞子100は、カニューレ200のハウジング210の近位端211とのハンドル108の係合に応じ、チップ部材110の一部分とチャンネル120とがカニューレシャフト220の遠位に露出されるような大きさを有する。以下にさらに説明されるように、チップ部材110の少なくとも一部分は、管腔224内に残る。
示されるように、ハウジング210は、通気ポート214を含み、通気ポート214は、そこを通して流体(例えば、通気流体)を伝達するためのものである。通気ポート214は、例えば、通気流体または真空の供給源と、または流体供給源に接続された流体ラインに結合され得る。通気ポート214は、通気ポート214を通る流体の流量を選択的に制御するためのバルブ215または流体係止を含み得る。
1対のタブ216は、ハウジング210の外側表面から半径方向外側に向かって延在する。タブ216は、オペレータによって、例えば、片手の薬指および人さし指によって把持することに適する。従って、タブ216は、人間工学グリップを提供することにより、オペレータが、栓塞子100のハンドル108と共にタブ216を把持して、カニューレ200に対する栓塞子100の並進を容易にし得る。従って、オペレータはまた、外科手術アクセス装置1000の全体を動かし得る。
引き続き図9を参照して、示されるように、外科手術アクセス装置1000は、組織「T」の層を通して挿入される。組織Tは、体腔「BC」を規定し、体腔「BC」は、下にある構造「S」(例えば、組織または身体器官)を含み得る。
図10は、組織Tの最初の貫通または切開を例示する。オペレータは、栓塞子100のハンドル108とカニューレ200(図8)のタブ216とを把持し得、栓塞子100の遠位移動の際、チップ部材110は、組織Tを通って拡張および前進し、カニューレシャフト220が組織Tを通して挿入されるための経路を作成する。カニューレシャフト220は、組織内のカニューレ200の位置を示すために、1つ以上の視覚インジケータを含み得る。例として、視覚インジケータは、遠位端222の全部が切開内にあるときについてユーザーに知らせ得る。従って、ユーザーは、外科手術アクセス装置1000が、通気気体が組織によって効率的に捕捉され、かつ、通気チャンネル120内に保持される位置にあることを知り得る。
通気流体「F」は、通気ポート214を通して、カニューレシャフト220の管腔224へと導入される。管腔224内における栓塞子シャフト102の存在は、通気気体Fが流れる環状空間を規定する。
前述のように、密封部材218は、カニューレシャフト220を通る通気流体Fの近位移動を抑制する。従って、通気ポート214を通ってカニューレ200に進入する、圧縮された通気流体Fは、管腔224を通ってチップ部材110に向かって遠位に前進する。
示されるように、チャンネル120の近位部分は、管腔224内に配置され、かつ管腔224と流体連絡している。加えて図7を参照して、チャンネル120の近位端122は、通気流体Fが、チャンネル120に進入し、体腔BCへと遠位に前進し得るように、管腔224内に露出される。圧縮された流体が管腔224内に増大すると、チャンネル120は、最も低い抵抗の経路を提供し、圧縮された通気流体Fは、経路に沿って、管腔224内のより高い圧力の環境から脱出する。従って、通気ポート214を通る流れの速度を制御することは、管腔224内の流体の圧力と、チャンネル120に沿って体腔BCへの通気流体Fの次の流れに影響を与える。
従って、体腔BCへの通気流体Fの供給は、直接にカニューレ200を通して達成される。以下により詳細に説明されるように、栓塞子100のチップ部材110の外側表面に沿う通気流体Fの通過は、追加の通気供給と、栓塞子100のための添付の密封構造とに対する必要性を取り除く。
体腔BCへの圧縮された通気流体Fの導入は、通気された作業空間を作成することにより、組織Tが、下にある構造S(図9)から離れるように上げられ得る。図10に示されるように、チップ部材110の遠位端またはその付近におけるチャンネル120の遠位端124の位置決めは、通気流体が、チップ部材の遠位端が腹壁を貫通した直後に体腔へと導入され始めることを可能にする。従って、より大きな作業空間が、低侵襲性処置のために作成されることにより、体腔BCへの栓塞子100の安全なさらなる前進が可能であり、例えば、体腔BCの視覚化または照明、または所望の作業部位に到達するために、組織Tまたは構造Sのさらなる拡張を容易にする。組織、例えば、腹壁が、完全に貫通されると(例えば、図11を参照)、栓塞子100は、カニューレ200から引き抜かれ得、別の器具(示されていない)が、カニューレ200を通して挿入され得る。前述のように、密封部材218は、栓塞子100または別の器具がない場合に、体腔BC内に通気気体Fを維持するように構成され得る。
ここで図12に着目すると、本開示に従うチップ部材の代替的な実施形態(チップ部材310で示される)が示される。チップ部材310は、前述のチャンネル120と実質的に類似するチャンネル320を含む。側チャンネル322、324の各々は、チャンネル320に対して平行である近位部分と、チャンネル320に向かって曲がり、かつ、チップ部材310の表面に沿って交点326においてチャンネル320と結合する遠位部分とを含む。チャンネル320および側チャンネル322、324は、流体連絡していることにより、チャンネル320または側チャンネル322、324のいずれかに進入する通気流体F(図9)が、交点326においてチャンネル320の遠位部分に到達する。従って、通気流体Fは、側チャンネル322、324のいずれかを通してチャンネル320の遠位部分に供給され、または、チャンネル320の近位部分を直接に通して供給されて、体腔BC(図9)に到達する。従って、いくつかの経路は、管腔224(図9)から出て、体腔BCに到達する通気流体Fに提供されることにより、1つの経路の閉塞は、体腔BCの通気を抑制しない。さらなる実施形態において、チップ部材310は、任意の数または構成の側チャンネルを含み得る。
ここで図13に着目すると、本開示に従うチップ部材のさらなる実施形態(410で示される)が示される。チップ部材410は、近位端412と、遠位チップ414によって規定された遠位端とを含む。チャンネル420は、チップ部材410の外側表面上に形成され、前述のチャンネル120に対して類似な構成を有する。チャンネル420は、チップ部材410の近位端412と一致する開放近位端422と、開放遠位端424とを含む。チャンネル420は、チップ部材410の長手方向の長さの一部分を延びることにより、チャンネル420の開放遠位端424は、チップ部材410の遠位チップ414から離れるように近位に離間される。従って、チャンネル420によって規定された経路は、チップ部材410の外側表面の一部分の周りに成形され、チャンネル420を通って前進する通気流体F(図9)は、遠位チップ414から長手方向および半径方向に離間された距離でチャンネル420の開放遠位端424から出て行く。従って、通気流体Fの流れフロフィールは、例えば、遠く離れた構造S(図9)に到達するために、または、より広い領域にわたって通気流体Fを分散させるために制御され得る。
本発明は、従来の配置(例えば、通気流体を導入するためのべレス針の使用)に対してさまざまな利点を提供し得る。図10に示されたように、チップ部材110の遠位端またはその付近でのチャンネル120の遠位端124の位置決めは、通気流体が、チップ部材110の遠位端112が腹壁を貫通した直後に体腔へと導入され始めることを可能にする。べレス針の使用を省略することによって、この配置は、下にある解剖構造への損傷が起きる可能性を最小限にする。通気された作業空間(通気された空間が、一般的に、腹腔鏡手術の条件であることにより、組織Tが、下にある構造Sから離れるように上げられ得る)を作成するために、体腔BCへの圧縮された通気流体Fの導入は、従来のべレス針を用いることより、ずっと安全に実行される。
なおさらに、本発明は、ある光学栓塞子のような従来の配置に対してさまざまな利点を提供し得る。例えば、その中に内視鏡を受け取る光学栓塞子が存在する場合、これらの光学栓塞子は、通気流体が光学栓塞子の中空の内部に進入することを可能にするための、そのシャフトに沿い、またはその近位端における孔を含むだけではなく、通気流体が中空の内部から体腔へと排出するための、その遠位端の付近での孔も含み得る。これらの遠位に設置された孔は、通気流体の流れを提供し得るが、それらは、そのそれぞれの最遠位端に対して、チャンネル120の遠位端124の位置決めによって達成され得るよりも近位に設置され、従って、これらの従来の光学栓塞子の最遠位チップは、通気流体が体腔へと流れ始めるために、体腔へとより深く挿入されなければならない。通気気体が体腔へと流れ始める前に体腔へとより深く挿入される必要であることによって、これらの従来の光学栓塞子は、下にある解剖構造に不注意に損傷を与えるより高いリスクを有する。
それとは対照的に、本発明のさまざまな実施形態において、チャンネル120の遠位端124は、チップ部材110の最遠位端に位置決めされ得る。この配置は、前述の従来の光学栓塞子で可能になるより早く、通気流体が、チップ部材の遠位端が腹壁を貫通した直後に体腔へと導入され始めることを可能にする。これは、下にある解剖構造への損傷が起きる可能性をさらに低減させ、患者の安全をさらに向上させる。
前述の従来の光学栓塞子と比較された場合の本発明の追加の利点は、チップ部材の外側表面上のチャンネルの提供であり、それは、従来の光学栓塞子の配置によって引き起こされる問題(例えば、栓塞子の中空の内部と流体連絡している孔を有すること)を避けることを助け得る。前述の従来の光学栓塞子は、その中空の内部の中に内視鏡を受け取り、従って、栓塞子の壁において孔を有するが、その従来の光学栓塞子は、栓塞子の内側壁と内視鏡の外側表面との間における通気気体の近位への流れおよび脱出を防ぐために、密封が栓塞子の内部に提供されることを必要とする。この密封は、この従来の光学栓塞子の製造に対するコストおよび複雑さを増すだけでなく、外科手術処置の中における別の潜在的な漏れ経路も提供する。
それとは対照的に、本発明に関連して本明細書において上述されたように、チップ部材の外側表面上のチャンネルの提供は、栓塞子の内部における密封に対する必要を避ける。チャンネルが、栓塞子の中空の内部と流体連絡していないので、カニューレ内の環状空間へと進入する通気流体は、栓塞子の内部に進入せず、従って、通気流体が栓塞子の内側壁と内視鏡の外側表面との間に近位に流れ、脱出する可能性がない。むしろ、通気流体は、チャンネル120のみを通して、体腔へと流れ、光学栓塞子内に挿入される内視鏡は、それに対して密封される必要がない。
前述の従来の光学栓塞子と比較された場合の本発明のさらなる利点は、チップ部材の外側表面上のチャンネルの提供であり、それは、前述の従来の光学栓塞子において使用される他の密封に対する必要を避けることを助け得る。例えば、これらの従来の光学栓塞子も、カニューレチューブの遠位端にある密封を含み得、この遠位カニューレ密封は、カニューレチューブと栓塞子の外側表面との間を密封する。このような密封は、一般的に、カニューレハウジングを介して受け取られた通気気体が、まず光学栓塞子の孔を通して、光学栓塞子の内部へ、そして栓塞子の最遠位孔を通して内部の外へと方向付けされることが必要である。遠位カニューレ密封がないと、カニューレハウジングを介して受け取られた通気気体は、カニューレチューブの内側壁と栓塞子の外側表面との間で、カニューレチューブの遠位端の外へと排出されようとするが、光学部材のチップと組織との間の直接な接触のために、それを阻まれ得る。再度、この遠位カニューレ密封は、この従来の光学栓塞子の製造に対するコストおよび複雑さを増すだけでなく、外科手術処置の中における別の潜在的な漏れ経路も提供する。
それとは対照的に、本発明に関連して本明細書において上述されたように、チップ部材の外側表面上のチャンネルの提供は、この遠位カニューレ密封に対する必要を避ける。本発明のさまざまな実施形態において、カニューレハウジングを介して受け取られた通気気体は、カニューレチューブの内側壁と栓塞子の外側表面との間で、カニューレチューブの遠位端の外へと排出される。しかしながら、(前述の従来の光学栓塞子の場合のような)光学部材のチップと組織との間の直接な接触のために、排出されることが阻まれることに代わって、チップ部材の外側表面上のチャンネルまたは複数のチャンネルの提供は、そのような通気気体が流れるための経路、特に、体腔の壁が貫通された直後に体腔へと排出されるような、チップ部材の最遠位チップへの経路を提供する。
そのさまざまな実施形態に従う本発明は、事実上、トロカールのさまざまなコンポーネントの変更を必要としない利点も提供し得る。上に説明されたように、前述の従来の光学栓塞子が2つの追加の密封(光学栓塞子の内側表面と内視鏡との間の第1の密封、およびカニューレチューブの内部表面と光学栓塞子の外側表面との遠位カニューレ密封)を提供しなければならないだけではなく、このシステムのほぼ全てのコンポーネントは、これらの密封と、光学栓塞子の内部への通気気体の所望の流れを収容するために、通常のトロカールと比較されて再設計される必要がある。それとは対照的に、チップ部材を除けば、本発明のシステムの各コンポーネントは、必要に応じて、通常のトロカールから完全に無変更のままであり得、それによって、トロカールシステムの残りのコンポーネントの変更を必要とせずに、単に通常のトロカールシステム上にチャンネル付けされたチップ部材を提供することによって提供され、コストを節約し、本発明の利点を可能にする。
さまざまな変更は、本明細書に開示された実施形態になされ得ることが理解される。それ故、上記説明は、限定としてではなく、単に実施形態の例示として解釈されるべきである。当業者は、他の変更が本開示の範囲および精神内にあることを想到する。
100 栓塞子
102 栓塞子シャフト
104 近位端
106 遠位端
108 ハンドル
110チップ部材

Claims (19)

  1. 外科手術アクセス装置であって、該外科手術アクセス装置は、
    ハウジングとカニューレシャフトとを含むカニューレであって、該カニューレシャフトは、内部管腔を規定する、カニューレと、
    該カニューレの内部管腔を通して挿入可能な栓塞子と
    含み、
    該栓塞子は、
    近位端と遠位端と有する栓塞子シャフトであって、該栓塞子シャフトは、長手方向軸を規定する、栓塞子シャフトと、
    該栓塞子シャフトの遠位端におけるチップ部材と
    を含み、
    該チップ部材は、組織を通して挿入可能であるように構成され、かつ、外側表面を有し、該外側表面は、通気流体のためのチャンネルを規定する、外科手術アクセス装置。
  2. 前記栓塞子は、内視鏡を受け取るように構成されている、請求項1に記載の外科手術アクセス装置。
  3. 前記チップ部材の少なくとも一部分は、光が該チップ部材の少なくとも一部分を通して伝達されることを可能にする、請求項1に記載の外科手術アクセス装置。
  4. 前記チャンネルは、前記栓塞子の内部と流体連絡していない、請求項1に記載の外科手術アクセス装置。
  5. 前記チャンネルの最遠位端は、前記チップ部材の最遠位端にあるか、または、該チップ部材の最遠位端に隣接している、請求項1に記載の外科手術アクセス装置。
  6. 前記チップ部材の外側表面は、複数のチャンネルを規定する、請求項1に記載の外科手術アクセス装置。
  7. 前記栓塞子シャフトが前記カニューレシャフトの前記管腔の中に配置されている場合、環状空間が、該栓塞子シャフトと該カニューレシャフトとの間に規定される、請求項1に記載の外科手術アクセス装置。
  8. 前記チャンネルの一部分は、前記環状空間と流体連絡している、請求項7に記載の外科手術アクセス装置。
  9. 前記栓塞子が前記カニューレシャフトの前記管腔の中に挿入されている場合、前記チャンネルの少なくとも一部分は、該カニューレシャフトの遠位に露出されている、請求項1に記載の外科手術アクセス装置。
  10. 少なくとも1つの密封部材が前記カニューレの中に配置され、該少なくとも1つの密封部材は、該カニューレを通して挿入された前記栓塞子と流体密封を形成するように構成されている、請求項1に記載の外科手術アクセス装置。
  11. 前記カニューレは、流体の供給源に結合されるように構成されている、請求項1に記載の外科手術アクセス装置。
  12. 前記チャンネルは、開放近位端と、開放遠位端と、該開放近位端と該開放遠位端との間に延在する1対の対向する壁とによって規定される、請求項1に記載の外科手術アクセス装置。
  13. 栓塞子アセンブリであって、該栓塞子アセンブリは、カニューレを通して挿入されるように構成されており、該栓塞子アセンブリは、
    栓塞子シャフトを含み、
    該栓塞子シャフトは、該栓塞子シャフトの遠位端におけるチップ部材を有し、該チップ部材は、組織を貫通することと、該組織を通して解剖することとのうちの少なくとも1つを行うように構成され、該チップ部材は、チャンネルを規定する外側表面を有し、該チャンネルは、該チップ部材の近位端から該チップ部材の遠位端まで通気流体を伝えるように構成されている、栓塞子アセンブリ。
  14. 前記栓塞子は、中空の内部を有する、請求項13に記載の栓塞子アセンブリ。
  15. 前記栓塞子の中空の内部は、内視鏡を受け取るように構成されている、請求項14に記載の栓塞子アセンブリ。
  16. 前記チップ部材の少なくとも一部分は、光が該チップ部材の少なくとも一部分を通して伝達されることを可能にする、請求項13に記載の栓塞子アセンブリ。
  17. 外科手術アクセス装置であって、該外科手術アクセス装置は、
    ハウジングとカニューレシャフトとを含むカニューレであって、該カニューレシャフトは、内部管腔を規定し、該カニューレは、通気流体を受け取るための接続を有する、カニューレと、
    栓塞子アセンブリと
    を含み、
    該栓塞子アセンブリは、該カニューレと該栓塞子アセンブリとの間に隙間空間を規定するように、該カニューレを通して挿入されるように構成され、該隙間空間は、該接続によって受け取られた該通気流体を伝えるように、該カニューレ接続と流体連絡しており、該栓塞子アセンブリは、中空の内部を有する栓塞子シャフトと、該栓塞子シャフトの遠位端におけるチップ部材とを含み、該チップ部材は、組織を貫通することと、該組織を通して解剖することとのうちの少なくとも1つを行うように構成され、該チップ部材は、チャンネルを規定する外側表面を有し、該チャンネルは、該チップ部材の近位端から該チップ部材の遠位端まで該通気流体を伝えるように、該隙間空間と流体連絡しており、該チャンネルは、該栓塞子の内部と流体連絡していない、外科手術アクセス装置。
  18. 前記チップ部材の少なくとも一部分は、光が該チップ部材の少なくとも一部分を通して伝達されることを可能にする、請求項17に記載の外科手術アクセス装置。
  19. 前記チップ部材の全体は、光が該チップ部材を通して伝達されることを可能にする材料から製造されている、請求項18に記載の外科手術アクセス装置。
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