JP2013247697A - ロータ及びこれを備えた回転電機 - Google Patents

ロータ及びこれを備えた回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP2013247697A
JP2013247697A JP2012117441A JP2012117441A JP2013247697A JP 2013247697 A JP2013247697 A JP 2013247697A JP 2012117441 A JP2012117441 A JP 2012117441A JP 2012117441 A JP2012117441 A JP 2012117441A JP 2013247697 A JP2013247697 A JP 2013247697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
rotor core
permanent magnet
permanent magnets
resin holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012117441A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Taki
翔平 瀧
Taiki Takeuchi
太規 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2012117441A priority Critical patent/JP2013247697A/ja
Publication of JP2013247697A publication Critical patent/JP2013247697A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

【課題】永久磁石の破片等の飛散を防止しつつ、ロータの最大半径がばらつくことを抑制できるロータ及びこれを備えた回転電機を提供する。
【解決手段】ロータ4は、ロータコア22と、ロータコア22の外周面22aに周方向に間隔を空けて配置される複数の永久磁石23と、永久磁石23をロータコア22の外周面22aに固定する樹脂ホルダ24とを備えた。樹脂ホルダ24は、隣り合う永久磁石23間に配置される複数のアーム部31、及びアーム部31と一体的に形成されるとともに永久磁石23を外周から覆う円筒状のカバー部32を有し、アーム部31に、周方向両側に隣り合って配置された永久磁石23に向かってそれぞれ突出する弾性変形可能な保持突部35を形成した。そして、永久磁石23をその周方向両側に配置された保持突部35によって周方向両側から挟み込むとともにロータコア22に押し付けることによりその外周面22aに固定した。
【選択図】図4

Description

本発明は、ロータ及びこれを備えた回転電機に関する。
従来、回転電機には、ロータコアの外周面に永久磁石を固定した所謂表面磁石型のロータを備えたものがある。こうしたロータとして、ロータコアと一体的に設けられた樹脂ホルダにより永久磁石をその表面に固定したものが知られている(例えば、特許文献1)。
具体的には、図7に示すように、特許文献1に記載のロータ51は、回転軸(図示略)に一体回転可能に固定されるロータコア52と、ロータコア52の外周面に周方向に間隔を空けて配置される複数の永久磁石53と、永久磁石53を固定する樹脂ホルダ54とを備えている。樹脂ホルダ54は、隣り合う永久磁石53間に配置された複数のアーム部55を有しており、各アーム部55には、その径方向外側端部から周方向両側それぞれに突出する爪部56が形成されている。また、各アーム部55の径方向外側面には、軸方向に延びる溝57が形成されている。そして、隣り合うアーム部55間の周方向の間隔は、永久磁石53の幅よりも僅かに狭く設定され、爪部56とロータコア52の外周面との径方向の間隔は、永久磁石53の周方向端部での厚みよりも僅かに狭く設定されている。これにより、永久磁石53は、アーム部55によって周方向両側から挟み込まれるとともに爪部56によってロータコア52に押し付けられてロータコア52の外周面に固定されている。なお、各アーム部55は、上記溝57が形成されていることで周方向に弾性変形(圧縮)し易くなっており、各アーム部55から永久磁石53に過大な応力が作用することが抑制されている。
また、同図において二点鎖線で示すように、ロータ51は、永久磁石53の外周を覆う金属製のカバー58を備えている。カバー58は、円筒状に形成されており、樹脂ホルダ54に対して組み付けられている。そして、このカバー58によって、例えば永久磁石53が損傷した際に生じる破片等の飛散が防止されている。
特開2010−4661号公報
ところで、上記特許文献1の構成では、カバー58と樹脂ホルダ54とがそれぞれ別部材として構成されているため、例えばカバー58がロータコア52に対して偏心したり、傾いたりした状態で組み付けられることがある。そして、こうしたカバー58の組み付け誤差が存在することで、ロータ51の中心からカバー58の外周面までの最大長さ(ロータの最大半径)が製造される個体毎にばらつく虞がある。したがって、従来の構成では、カバーの組み付け誤差を考慮してロータとステータとの間のギャップを大きく設定しなければならず、回転電機の小型化や高出力化が困難なものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、永久磁石の破片等の飛散を防止しつつ、ロータの最大半径がばらつくことを抑制できるロータ及びこれを備えた回転電機を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ロータコアと、前記ロータコアの外周面に周方向に間隔を空けて配置される複数の永久磁石と、前記永久磁石を前記ロータコアの外周面に固定する樹脂ホルダと、を備えたロータにおいて、前記樹脂ホルダは、隣り合う前記永久磁石間に配置される複数のアーム部、及び前記各アーム部と一体的に形成されるとともに前記永久磁石を外周から覆う筒状のカバー部を有し、前記アーム部には、周方向両側に隣り合って配置された前記永久磁石に向かってそれぞれ突出する弾性変形可能な保持突部が形成され、前記永久磁石は、該永久磁石の周方向両側に配置された前記保持突部によって、周方向両側から挟み込まれるとともに前記ロータコアに押し付けられることにより該ロータコアの外周面に固定されたことを要旨とする。
上記構成によれば、カバー部によって永久磁石が損傷した際に生じる破片等の飛散が防止される。そして、カバー部は、アーム部と一体的に形成されるため、別部材からなるカバーを組み付ける場合のような組み付け誤差が存在しない。これにより、ロータの最大半径が製造される個体毎にばらつくことを抑制できる。
ここで、各アーム部はカバー部によって隣り合うアーム部と連結されることで周方向に変形し難くなっているため、従来のようにアーム部によって永久磁石を挟み込んで固定しようとすると、永久磁石や樹脂ホルダに過大な応力が作用する虞がある。この点、上記構成では、永久磁石は、アーム部から突出した弾性変形可能な保持突部によってロータコアの外周面に固定されるため、永久磁石や樹脂ホルダに過大な応力が作用することを抑制できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロータにおいて、前記樹脂ホルダには、前記アーム部及び前記カバー部によって前記ロータコアの外周面との間に区画された収容空間の軸方向一端側の開口を閉塞する閉塞部が一体的に形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、部品点数の増加を招くことなく、永久磁石の破片等の飛散を好適に防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のロータにおいて、前記アーム部及び前記カバー部によって前記ロータコアの外周面との間に区画された収容空間の軸方向他端側の開口を閉塞するキャップ部材を備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、永久磁石の破片等の飛散を好適に防止することができる。特に請求項2のように収容空間の軸方向一端側の開口を閉塞する閉塞部を有する構成においては、永久磁石が収容される収容空間が密閉されるため、より確実に破片等の飛散を防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のロータを備えた回転電機であることを要旨とする。
上記構成によれば、ロータの最大半径がばらつくことが抑制されるため、ロータとステータとの間のギャップを小さく設定することが可能になり、容易に小型化や高出力化を図ることができる。
本発明によれば、永久磁石の破片等の飛散を防止しつつ、ロータの最大半径がばらつくことを抑制できるロータ及びこれを備えた回転電機を提供することができる。
第1実施形態の回転電機の軸方向と直交する断面図。 第1実施形態のロータの軸方向に沿った断面図。 第1実施形態のロータを軸方向から見た側面図。 第1実施形態のロータの軸方向と直交する拡大断面図。 第2実施形態のロータの軸方向に沿った拡大断面図。 (a)〜(c)は別例のロータの軸方向に沿った拡大断面図。 従来のロータを軸方向から見た拡大側面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す回転電機(電動モータ)1は、例えば車両に搭載され、ステアリング操作を補助する電動パワーステアリング装置や、油圧を発生させる電動ポンプ装置の駆動源として用いられる。同図に示すように、回転電機1は、円筒状のケース2内に収容されたステータ3と、ステータ3の径方向内側において回転可能に支持されたロータ4とを備えている。
ステータ3は、ケース2の内周に固定された円筒状の円筒部11と、円筒部11から径方向内側に向って放射状に延びる複数(本実施形態では、9個)のティース12とからなるステータコア13を備えている。そして、各ティース12には、複数(本実施形態では、9個)のコイル15が巻装されている。
ロータ4は、回転軸21と、回転軸21と一体回転可能に固定される円筒状のロータコア22とを備えている。また、ロータ4は、ロータコア22の外周面22aに周方向に間隔を空けて配置された複数(本実施形態では、12個)の永久磁石23と、永久磁石23をロータコア22の外周面22aに固定する絶縁性の樹脂材料からなる樹脂ホルダ24とを備えている。つまり、本実施形態のロータ4は、所謂表面磁石型のロータとして構成されている。なお、永久磁石23は、周方向に異なる極性(N極、S極)が交互に並ぶように配置されている。
このように構成された回転電機1は、各コイル15に駆動電力が供給されることにより形成される磁界と、永久磁石23の磁束との間に生じる磁気的な吸引力及び反発力によりロータ4が回転するようになっている。
次に、ロータの構造について詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、ロータコア22は、鉄や電磁鋼板等の軟磁性材料からなり、回転軸21が挿入される挿入孔25を有する多角柱状(本実施形態では、十二角柱状)に形成されている。図4に示すように、永久磁石23は、断面形状が扁平な半円形の板状に形成されている。これにより、永久磁石23は、径方向内側に配置された平面状の内側面23aと、内側面23aの周方向両端からそれぞれ延びる曲率の大きな円弧状の周方向端面23bと、周方向端面23b同士を連結する曲率の小さな円弧状の外側面23cとを有している。なお、永久磁石23の内側面23aがロータコア22の外周面22aに接触している。
図1〜図3に示すように、樹脂ホルダ24は、隣り合う永久磁石23間に配置された複数(本実施形態では、12本)のアーム部31と、アーム部31と一体的に形成されるとともに永久磁石23を外周から覆う円筒状のカバー部32とを有している。そして、永久磁石23は、アーム部31及びカバー部32によってロータコア22の外周面22aとの間に区画される収容空間(収容孔)33内に収容されている。また、図2及び図3に示すように、樹脂ホルダ24は、ロータコア22の軸方向両側の端面にそれぞれ配置されてアーム部31同士を連結するリング体34を有している。なお、リング体34の外周面は、ロータコア22の外周面22aと面一になるように形成されている。
そして、図4に示すように、各アーム部31には、周方向両側に隣り合って配置された永久磁石23に向かってそれぞれ突出する弾性変形可能な保持突部35が一体的に形成されており、永久磁石23は周方向両側に配置された保持突部35によってロータコア22の外周面22aに固定されている。なお、本実施形態の樹脂ホルダ24は、インサート成形によりロータコア22と一体的に設けられている。
詳述すると、アーム部31は、ロータコア22の角部に接触するとともに、径方向外側に向かうにつれて周方向の幅が徐々に広くなる棒状に形成されている。隣り合うアーム部31間の間隔は、永久磁石23の周方向の幅よりも僅かに大きく設定されており、永久磁石23と各アーム部31との間には、周方向の隙間S1がそれぞれ形成されている。
カバー部32は、隣り合うアーム部31同士を径方向外側端部で連結するように形成されている。カバー部32の外周面32aは、その軸心がロータコア22の軸心と一致する円筒状に形成されている。また、カバー部32の内周におけるアーム部31間の磁石対向面32bは、対向するロータコア22の外周面22aと平行な平面状に形成されている。そして、カバー部32と永久磁石23との間には、径方向の隙間S2が形成されている。
各保持突部35は、カバー部32との間に間隔を空けてアーム部31の径方向中央付近から永久磁石23に向かって突出している。つまり、各保持突部35の径方向内側及び外側には、上記隙間S1,S2が存在しており、保持突部35が容易に弾性変形可能となっている。なお、本実施形態の保持突部35は、その断面形状が略台形状に形成されるとともに、ロータ4の軸方向に沿って延びる突条状に形成されている。また、保持突部35の突出量は、その先端が収容空間33内において永久磁石23が配置される領域と干渉するように設定されている。なお、図4中の拡大図において、弾性変形する前の保持突部35を二点鎖線により模式的に示している。そして、保持突部35は、永久磁石23の周方向端面23bにおける径方向外側部分に弾性変形した状態で接触している。なお、本実施形態の保持突部35の永久磁石23との接触面は、周方向端面23bにおける径方向外側部分に倣った円弧状に形成されている。
これにより、永久磁石23の周方向両側に配置された保持突部35は、図4において矢印で示すように、当該永久磁石23を径方向外側から挟み込む方向に押圧している。したがって、永久磁石23は、その周方向両側に配置された保持突部35が弾性変形することで、これら保持突部35によって周方向両側から挟み込まれるとともにロータコア22に押し付けられることによりその外周面22aに固定されている。
なお、本実施形態のロータ4は、インサート成形によりロータコア22に樹脂ホルダ24を一体的に設けた後、収容空間33の軸方向のいずれか一方側から永久磁石23を挿入することにより製造されるようになっている。
次に、本実施形態のロータの作用について説明する。
カバー部32は永久磁石23の外周を覆っているため、永久磁石23が損傷して破片等が生じても、カバー部32によって該破片等が飛散することが防止される。そして、このカバー部32は、アーム部31と一体的に形成されているため、別部材からなるカバーを組み付ける場合のような組み付け誤差が存在しない。これにより、ロータ4の中心からカバー部32の外周面32aまでの最大長さ、すなわちロータ4の最大半径が製造される個体毎にばらつく難くなっている。
ここで、各アーム部31はカバー部32によって隣り合うアーム部31と連結されることで周方向に変形し難くなっているため、アーム部31によって永久磁石23を挟み込んで固定しようとすると、永久磁石23や樹脂ホルダ24に過大な応力が作用する虞がある。この点、本実施形態では、永久磁石23は、アーム部31から突出した弾性変形可能な保持突部35によってロータコア22の外周面22aに固定されるため、永久磁石23や樹脂ホルダ24に過大な応力が作用することが抑制される。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)カバー部32をアーム部31と一体的に形成することで、ロータ4の最大半径が製造される個体毎にばらつくことが抑制されるため、ロータ4とステータ3との間のギャップを小さく設定することが可能になり、容易に回転電機1の小型化や高出力化を図ることができる。また、永久磁石23を、アーム部31に設けられた弾性変形可能な保持突部35によってロータコア22の外周面22aに固定するため、永久磁石23や樹脂ホルダ24に過大な応力が作用することを抑制できる。さらに、カバー部32が絶縁性の樹脂材料により構成されるため、金属材料からなるカバーを用いる場合に比べ、渦電流損を低減してモータ効率を向上させることができる。さらにまた、別部材からなるカバーを設ける場合に比べ、部品点数を削減することができる。また、カバー部32を樹脂成形により形成したため、容易に寸法精度を高くすることができ、ロータ4の最大半径がばらつくことをより抑制できる。
(2)カバー部32と永久磁石23との間に径方向の隙間S2を設け、永久磁石23がカバー部32に接触しないように樹脂ホルダ24を形成した。そのため、カバー部32が永久磁石23に押圧されて変形することで、ロータ4の最大半径がばらつくことを防止できる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。なお、説明の便宜上、同一の構成については上記第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、樹脂ホルダ24には、収容空間33の軸方向一端側(図5における左側)の開口を閉塞する閉塞部41が一体的に形成されている。また、樹脂ホルダ24には、収容空間33の軸方向他端側(図5における右側)の開口を閉塞する円環状のキャップ部材42が固定されている。
具体的には、樹脂ホルダ24の軸方向他端側のリング体34には、複数の係止ピン43が形成されている。各係止ピン43は、略円柱状に形成されており、その先端部には、径方向外側に延出された係止部44が形成されている。一方、キャップ部材42には、係止ピン43が挿通される複数の貫通孔45が形成されている。そして、キャップ部材42は、係止ピン43の係止部44が貫通孔45の周縁に係止することで樹脂ホルダ24に固定されている。なお、本実施形態では、キャップ部材42の貫通孔45に、一定の外径を有する係止ピン43´を挿通した後に、治具(図示略)を用いて係止ピン43の一部を溶融することにより上記係止部44を形成してキャップ部材42を樹脂ホルダ24に固定するようになっている。
以上記述したように、本実施形態によれば、上記第1実施形態の(1),(2)の効果に加え、以下の作用効果を奏することができる。
(3)樹脂ホルダ24に収容空間33の軸方向一端側の開口を閉塞する閉塞部41を一体的に形成するとともに、樹脂ホルダ24に収容空間33の軸方向他端側の開口を閉塞するキャップ部材42を固定した。これにより、収容空間33が密閉されるため、より確実に破片等の飛散を防止することができる。
なお、上記各実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記第2実施形態では、キャップ部材42を樹脂ホルダ24に形成された係止ピン43によって固定したが、これに限らず、例えばネジや接着剤等を用いて樹脂ホルダ24に固定してもよい。
・上記第2実施形態では、収容空間33の軸方向一端側の開口を樹脂ホルダ24の閉塞部41により閉塞するとともに収容空間33の軸方向他端側の開口をキャップ部材42により閉塞したが、例えば図6(a)に示すように、収容空間33の軸方向両側をそれぞれキャップ部材42により閉塞してもよい。このように構成しても、上記第2実施形態の(3)と同様の効果を奏することができる。
また、例えば図6(b)に示すように、キャップ部材42を設けず、樹脂ホルダ24に閉塞部41を一体的に形成するのみでもよい。この構成では、部品点数の増加を招くことなく、永久磁石23の破片等の飛散を好適に防止することができる。
さらに、例えば図6(c)に示すように、樹脂ホルダ24に閉塞部41を形成せず、キャップ部材42を設けるのみでもよい。この構成では、永久磁石23の破片等の飛散を好適に防止することができる。
・上記各実施形態では、カバー部32と永久磁石23との間に径方向の隙間S2を設け、永久磁石23がカバー部32に接触しないように樹脂ホルダ24を形成したが、永久磁石23がカバー部32に接触するように樹脂ホルダ24を形成してもよい。また、樹脂ホルダ24にリング体34を形成しなくともよい。
・上記各実施形態では、保持突部35をロータ4の軸方向に沿って延びる突条状に形成したが、これに限らず、弾性変形することで永久磁石23を周方向両側から挟み込むとともにロータコア22の外周面22aに押し付けることができればよく、例えば突起状の保持突部35を軸方向に間隔を空けて複数形成してもよい。また、保持突部35の断面形状を、例えば円弧状やL字状等の折れ曲がった形状としてもよい。さらに、保持突部35の接触面は、永久磁石23を径方向外側から挟み込む方向に押圧することができればよく、永久磁石23に倣った形状としなくてもよい。
・上記各実施形態では、樹脂ホルダ24をインサート成形によりロータコア22と一体的に設けたが、例えば樹脂ホルダ24を射出成形により別途形成し、ロータコア22に組み付けるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、ロータコア22を多角柱状に形成したが、これに限らず、例えば円柱状でもよく、その形状は適宜変更可能である。また、永久磁石23を断面形状が扁平な半円形の板状に形成したが、これに限らず、断面形状が長方形の板状や円弧状に湾曲した板状でもよく、その形状は適宜変更可能である。なお、永久磁石23の数(磁極数)及びティース12の数(スロット数)についても適宜変更可能であることはいうまでもない。
・上記各実施形態では、本発明を電動パワーステアリング装置等の駆動源に用いられる回転電機1に具体化したが、これに限らず、他の装置の駆動源として用いてもよく、また、発電機として用いてもよい。
次に、上記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)前記アーム部及び前記カバー部によって前記ロータコアの外周面との間に区画された収容空間の軸方向両側の開口をそれぞれ閉塞するキャップ部材を備えたことを特徴とする。上記構成によれば、永久磁石が収容される収容空間が密閉されるため、より確実に破片等の飛散を防止することができる。
1…回転電機、3…ステータ、4…ロータ、22…ロータコア、22a…外周面、23…永久磁石、24…樹脂ホルダ、31…アーム部、32…カバー部、33…収容空間、34…リング体、35…保持突部、41…閉塞部、42…キャップ部材。

Claims (4)

  1. ロータコアと、
    前記ロータコアの外周面に周方向に間隔を空けて配置される複数の永久磁石と、
    前記永久磁石を前記ロータコアの外周面に固定する樹脂ホルダと、を備えたロータにおいて、
    前記樹脂ホルダは、隣り合う前記永久磁石間に配置される複数のアーム部、及び前記各アーム部と一体的に形成されるとともに前記永久磁石を外周から覆う筒状のカバー部を有し、
    前記アーム部には、周方向両側に隣り合って配置された前記永久磁石に向かってそれぞれ突出する弾性変形可能な保持突部が形成され、
    前記永久磁石は、該永久磁石の周方向両側に配置された前記保持突部によって、周方向両側から挟み込まれるとともに前記ロータコアに押し付けられることにより該ロータコアの外周面に固定されたことを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記樹脂ホルダには、前記アーム部及び前記カバー部によって前記ロータコアの外周面との間に区画された収容空間の軸方向一端側の開口を閉塞する閉塞部が一体的に形成されたことを特徴とするロータ。
  3. 請求項1又は2に記載のロータにおいて、
    前記アーム部及び前記カバー部によって前記ロータコアの外周面との間に区画された収容空間の軸方向他端側の開口を閉塞するキャップ部材を備えたことを特徴とするロータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のロータを備えた回転電機。
JP2012117441A 2012-05-23 2012-05-23 ロータ及びこれを備えた回転電機 Pending JP2013247697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012117441A JP2013247697A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 ロータ及びこれを備えた回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012117441A JP2013247697A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 ロータ及びこれを備えた回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013247697A true JP2013247697A (ja) 2013-12-09

Family

ID=49847106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012117441A Pending JP2013247697A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 ロータ及びこれを備えた回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013247697A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11183170B2 (en) 2016-08-17 2021-11-23 Sony Corporation Interaction control apparatus and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11183170B2 (en) 2016-08-17 2021-11-23 Sony Corporation Interaction control apparatus and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9018816B2 (en) Rotor of motor having interpole magnets in holding member
US9190878B2 (en) Rotor including anti-rotation feature for multi-pole structure
JPWO2018043026A1 (ja) 表面磁石型モータ
JP2015142484A (ja) 表面磁石型回転電機
US10985623B2 (en) Electric motor and rotor thereof
JP5414903B2 (ja) 回転電機
US9106118B2 (en) Rotor having projections for positioning permanent magnets and electric motor including such rotor
JP2006296020A (ja) 回転電機のロータ及び回転電機
JP5964679B2 (ja) ロータ及びモータ
JP2013219930A (ja) ロータ
JP5745347B2 (ja) ロータ及びモータ
WO2018179736A1 (ja) ロータ及びロータを備えたモータ
JPWO2018180634A1 (ja) モータ
JP2013219931A (ja) ロータ、これを備えた回転電機及びロータの製造方法
JP6641545B1 (ja) 回転電機
CN110957820A (zh) 旋转电机
JP2013247697A (ja) ロータ及びこれを備えた回転電機
JP2011067070A (ja) 電動機
KR20190074467A (ko) 분할 고정자를 갖는 모터
JP2018133948A (ja) モータ
JP2012044789A (ja) 回転電機およびその製造方法
JP5848097B2 (ja) ロータ及びモータ
KR20190055530A (ko) 로터 및 이를 포함하는 모터
JP2019115153A (ja) モータ
CN110797998B (zh) 转子和马达