JP2013246126A - 表面形状測定方法および表面形状測定装置 - Google Patents

表面形状測定方法および表面形状測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】変位計で測定した物体表面の変位データのみを用いて、この変位データ中の外乱を排除し、物体表面に加工された溝の寸法を精度良く測定すること。
【解決手段】本発明の表面形状測定方法は、物体の表面を走査して取得した変位データからうねりを除去して補正変位データを取得するうねり除去ステップ(ステップSTP2)と、補正変位データから溝の溝始点および溝終点を算出する溝幅算出ステップ(ステップSTP3)と、溝始点と溝終点との中央位置から溝幅の所定割合の幅の範囲に限定した補正変位データの最小値と補正変位データの変位0との差を物体表面に加工された溝の深さとして算出する溝深さ算出ステップ(ステップSTP4)とを含むことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、物体の表面に加工された溝の寸法を測定する表面形状測定方法および表面形状測定装置に関する。
物体の表面に凹凸パターンの加工を施し、この凹凸パターンにより物体が持つ機能を向上させる技法が数多く存在する。例えば、電磁鋼板では、表面に微小な溝加工を行うことにより、その電磁鋼板を低鉄損化する技法が知られている。このような物体が持つ機能を向上させるために行う物体の表面加工では、表面に加工される凹凸パターンの形状がその物体の品質に直接的に影響する。このため、表面に加工される凹凸パターンの形状を精度よく測定することは、製造工程の管理および製品品質の保証を行う際に非常に重要となっている。
例えば特許文献1には、製造ライン上で物体表面の凹凸形状を連続的に測定する表面形状測定方法が記載されている。この表面形状測定方法は、物体に対して相対的に移動するように配置された変位計により、変位計と物体との間の変位量を測定して断面形状を取得し、このように取得した断面形状から凹凸の深さ(または高さ)および幅を算出するものである。
また、特許文献2には、光学式変位計(レーザ変位計)を用いる表面形状測定方法において、変位信号に加えて反射光強度信号に基いて溝の深さおよび幅の測定を行う技術が記載されている。特許文献2に記載の技術は、溝の傾斜部にて検出される変位信号の異常値を反射光強度信号に基いて排除し、溝の深さおよび幅の測定を行う技術である。
特開平10−89939号公報 特開2011−99729号公報
しかしながら、特許文献2に記載の表面形状測定方法は、光学式変位計から得る情報として変位信号の他に反射光強度信号をも必要とする。そのため、特許文献2に記載の表面形状測定方法は、反射光強度信号の出力がない光学式変位計や、照射光の強度や受光ゲインを調整して十分な反射光強度を得るようにした機能を持つタイプの光学式変位計には適用され得ない。
また、微小な溝の形状を三角測距式の光学式変位計で測定する場合、溝の傾斜部では受光量が不足して測定値が不安定になりやすいという問題に加え、照射光や受光ゲインの調整を行うタイプの変位計では、受光量不足にはなり難い代わりに、溝の傾斜部への照射光が溝の内部で多重反射した2次的な反射光も受光することにより、溝傾斜部の形状が誤認識される現象が発生する。このような誤認識が発生した場合、実際の溝の深さよりも深い異常な変位が観測されることが多く、特許文献1に記載の表面形状測定方法では、直接的に溝の深さの誤測定となってしまう問題があった。
また、特許文献2に記載の表面形状測定方法のように、変位信号上のうねりを除去するために移動平均を用いる場合、移動平均の値に溝部分の変位量の影響が残るために、溝幅や溝深さを算出する際に誤差が生じる問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、変位計で測定した物体表面の変位データのみを用いて、この変位データ中の外乱を排除し、物体表面に加工された溝の寸法を精度良く測定することができる表面形状測定方法および表面形状測定装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の表面形状測定方法は、物体表面に光線を照射して測定を行う光学式変位計により前記物体表面を走査して、前記光学式変位計に対する前記物体表面の変位データを取得する変位データ取得ステップと、前記変位データからうねりを除去して補正変位データを取得するうねり除去ステップと、前記補正変位データを探索して、前記補正変位データが所定の第1閾値よりも低くなる最初の位置を、前記物体表面に加工された溝の溝概略位置として検出する溝概略位置検出ステップと、前記溝概略位置を含む前記溝の溝始点および溝終点を算出する溝幅算出ステップと、前記溝始点と前記溝終点との中央位置から前記溝幅の所定割合の幅の範囲に限定した前記補正変位データの最小値を算出する最深位置検出ステップと、前記最深位置検出ステップで算出された前記補正変位データの最小値と前記補正変位データの変位0との差を前記物体表面に加工された溝の深さとして算出する溝深さ算出ステップとを含むことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の表面形状測定装置は、物体表面に光線を照射して測定を行う光学式変位計により前記物体表面を走査して、前記光学式変位計に対する前記物体表面の変位データを取得する変位データ取得部と、前記変位データからうねりを除去して補正変位データを取得する変位データ補正部と、前記補正変位データを探索して、前記補正変位データが所定の第1閾値よりも低くなる最初の位置を、前記物体表面に加工された溝の溝概略位置として検出する溝概略位置検出部と、前記溝概略位置を含む前記溝の溝始点および溝終点を算出する溝始点・終点検出部と、前記溝始点と前記溝終点との中央位置から前記溝幅の所定割合の幅の範囲に限定した前記補正変位データの最小値を算出し、前記補正変位データの最小値と前記補正変位データの変位0との差を前記物体表面に加工された溝の深さとして算出する溝深さ算出部とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる表面形状測定方法および表面形状測定装置は、変位計で測定した物体表面の変位データのみを用いて、この変位データ中の外乱を排除し、物体表面に加工された溝の寸法を精度良く測定することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定装置の構成例を示す概略図である。 図2は、鋼板上に加工された溝の傾斜部へ照射されたレーザ光の反射の様子を表現した模式図である。 図3は、本発明の実施形態にかかる信号処理装置の内部処理を示す機能ブロック図である。 図4は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法の全体の流れを示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法におけるうねり除去の方法を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法におけるうねり除去の様子を示す変位データを示すグラフである。 図7は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法における溝幅算出の方法を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法における溝深さ算出の方法を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法における溝幅算出および溝深さ算出の様子を示す変位データを示すグラフである。
以下に、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法および表面形状測定装置について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。
[表面形状測定装置]
図1は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定装置の構成例を示す概略図である。本発明の実施形態にかかる表面形状測定装置1は、製造ライン上を搬送される鋼板Sの表面に加工された溝の形状を測定する装置である。図1に示されるように、本発明の実施形態にかかる表面形状測定装置1は、変位計ヘッド2と、変位計コントローラ3と、信号処理装置4と、ローラエンコーダ5と、表示装置6とを備える。
変位計ヘッド2は、内部にレーザ光源21と、集光レンズ22と、光ポジションセンサ23と、結像レンズ24とを備えた三角測距式の変位計である。レーザ光源21から射出されたレーザ光25は、集光レンズ22を介してスポット光もしくはスリット光として鋼板Sの表面に照射され、鋼板Sからの反射光26は、結像レンズ24を介して光ポジションセンサ23の受光面に結像される。
図1に示されるように、変位計ヘッド2は、レーザ光源21から射出されたレーザ光25を鋼板Sに対して垂直に照射し、光ポジションセンサ23にて反射光26を一定の角度をなして検出する構成である。この構成の場合、鋼板Sの表面と変位計ヘッド2との間の距離が変化すると、光ポジションセンサ23に結像される反射光26の受光位置が変化する。すなわち、図1に示される表面形状測定装置1は、光ポジションセンサ23における反射光26の受光位置を読み取ることにより、鋼板Sの表面と変位計ヘッド2との間の距離を測定する構成である。
変位計コントローラ3は、変位計ヘッド2への電源供給とヘッド内部の構成部品への制御信号出力とを行いながら、光ポジションセンサ23の出力信号を読み取り、鋼板Sの表面と変位計ヘッド2との間の距離を算出する。その後、変位計コントローラ3は、算出された鋼板Sの表面と変位計ヘッド2との間の距離を変位信号として信号処理装置4へ出力する。
光ポジションセンサ23には、例えばPSD(Position Sensitive Detector)、CCD、CMOSなどの受光素子が用いられる。光ポジションセンサ23としてPSDを用いた場合、反射光26を受光した受光素子の両端から2つの電流IおよびIが出力される。変位計コントローラ3は、この2つの電流IおよびIを用いて(I−I)/(I+I)を算出し、この値から反射光26を受光した重心位置を求める。また、光ポジションセンサ23としてCCDまたはCMOSを用いた場合、これらの受光素子は小さなフォトダイオードのアレイであるので、受光素子上の受光強度分布が得られる。その場合、変位計コントローラ3は、受光強度分布の重心位置またはピーク位置等により鋼板Sの表面と変位計ヘッド2との間の距離を算出する。
信号処理装置4は、変位計コントローラ3から出力された変位信号と、鋼板Sを搬送するローラに設けられたローラエンコーダ5から出力されたパルス信号とから、鋼板S全体における鋼板Sの変位データを復元し、鋼板Sの表面に加工された溝の形状を変位データから算出する装置である。ここで言う鋼板Sの変位データとは、鋼板Sの表面における垂直方向の変位量に関するデータである。つまり、鋼板Sの変位データは、鋼板Sの表面と変位計ヘッド2との間の距離を、ある基準となる距離からの差を算出することにより求められるデータである。
なお、図1に示される表面形状測定装置1は、紙面の都合上、単一の変位計ヘッド2のみを備えるものとして図示されているが、複数の変位計ヘッド2を鋼板Sの幅方向(図中Z方向)に配列すれば、信号処理装置4は、鋼板S全体における変位データを復元することができる。また、単一の変位計ヘッド2を鋼板Sの幅方向(図中Z方向)に走査可能に構成することによっても、信号処理装置4は、鋼板S全体における変位データを復元することができる。
表示装置6は、信号処理装置4が算出した鋼板Sの表面に加工された溝の形状(特に溝幅および溝深さ)を表示する装置である。例えば、表示装置6は、CRT画面表示装置であり、オペレータが鋼板Sの上に加工された溝の形状が規定どおりであるか否かを判別するのに用いられる。
ここで、図2を参照しながら、鋼板S上に加工された溝11に照射されたレーザ光25が反射する際の様子を説明する。
図2は、鋼板S上に加工された溝11の傾斜部へ照射されたレーザ光25の反射の様子を表現した模式図である。図2(a)は、鋼板S上に加工された溝11の傾斜部へ照射されたレーザ光25の多重反射による反射光26の軌跡を表現した模式図であり、図2(b)は、図2(a)の矢印Vの方向から見た図であり、多重反射による反射光26が、光ポジションセンサ23に溝11の深さを誤認識させる仕組みを示した模式図である。
図2(a)に示されるように、鋼板S上に加工された溝11の傾斜部へ照射されたレーザ光25は、溝11の傾斜部(図中位置P)でのみ反射して光ポジションセンサ23へ入射する反射光26aと、溝11の傾斜部(図中位置P)で反射した後に底部(図中位置P)でさらに反射して光ポジションセンサ23へ入射する反射光26bとがある。そして、図2(a)に示されるように、傾斜部(図中位置P)で反射した反射光26aの光ポジションセンサ23における受光位置(図中位置P)と、底部(図中位置P)で反射した反射光26bの光ポジションセンサ23における受光位置(図中位置P)とでは、光ポジションセンサ23上の位置が異なっている。
その結果、図2(b)に示されるように、従来の表面形状測定装置では、鋼板S上に加工された溝11の深さを誤認識することがある。図2(b)に示されるように、三角測距法では、光ポジションセンサ23における受光位置が図中位置Pである場合、鋼板Sの高さ(または深さ)の位置が図中位置Pであると認識し、光ポジションセンサ23における受光位置が図中位置Pである場合、鋼板Sの高さ(または深さ)の位置が図中位置Pであると認識される。その結果、三角測距法では、多重反射が発生してしまうと、本来の鋼板Sの高さ(または深さ)の位置が図中位置Pであるにも拘らず、鋼板Sの高さ(または深さ)の位置が図中位置Pであると誤認識してしまうのである。
そこで、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法および表面形状測定装置では、信号処理装置4における信号処理方法に工夫をすることにより、多重反射による誤認識を排除する。
[信号処理装置]
図3は、本発明の実施形態にかかる信号処理装置4の内部処理を示す機能ブロック図である。図3に示されるように、本発明の実施形態にかかる信号処理装置4は、変位データ取得部41と、変位データ補正部42と、溝概略位置検出部43と、溝始点・終点検出部44と、溝幅算出部45と、溝深さ算出部46とを備える。
変位データ取得部41は、変位計コントローラ3から変位信号を受信してA/D変換などを行うと同時に、ローラエンコーダ5からは鋼板Sが一定距離進む毎に発生するパルス信号を受信して鋼板Sの走行速度あるいは走行位置を解析する。その結果、変位データ取得部41は、変位計コントローラ3から受信した変位信号から鋼板S上の変位データY(X)を復元する。ここで、Xは鋼板S上の搬送方向の位置座標を意味し、Yは鋼板Sの高さ方向の位置座標を意味する(図1参照)。なお、鋼板Sには、幅方向の位置座標Zも存在するが、以下の説明では、幅方向の位置座標Zを一点に固定して説明を行う。
変位データY(X)における鋼板S上のサンプル点間隔ΔXは、A/D変換の一定の時間間隔とローラエンコーダ5が発生するパルス信号の時間間隔とにより定まる。ローラエンコーダ5が発生するパルス信号の間隔は、その時間間隔中に鋼板Sが進む距離を意味し、A/D変換の時間間隔は、変位データY(X)のサンプル点が生成される間隔を意味する。よって、A/D変換の時間間隔の間に含まれるパルス信号の頻度により、鋼板S上のサンプル点間隔ΔXが定まる。なお、ローラエンコーダ5からのパルス信号の時間間隔が十分に短い間隔であれば、変位データ取得部41は、このパルス信号に同期してA/D変換を行うことにより、鋼板S上のサンプル点間隔ΔXを定めることもできる。
変位データ補正部42は、変位データ取得部で取得した変位データY(X)から、鋼板Sや変位計ヘッド2の振動、または鋼板Sの撓みなどで生じる変位データY(X)上のうねりを除去して、補正変位データY(X)を生成する。この変位データ補正部42における変位データY(X)上のうねりを除去する方法は、後に図5および図6を参照して詳述するものとする。
変位データ補正部42は、必要に応じてうねりを除去した補正変位データY(X)に対して更なるフィルタ処理を行うことが好ましい。補正変位データY(X)には、鋼板S表面の粗さ等に起因する測定ノイズが含まれるので、こういったノイズ除去の意味で、移動平均フィルタなどの線形ローパスフィルタ、あるいはメディアンフィルタを適用することが考えられる。なお、フィルタ次数(移動平均フィルタでは平均値を計算する範囲、メディアンフィルタでは中央値を計算する範囲)は、鋼板S上での影響範囲が一定となるように決定される(つまり、サンプリング間隔ΔXに反比例させる)。このようにフィルタ次数を決定することにより、サンプリング間隔ΔXが異なる場合でもフィルタの効果を同じに保つことが可能となる。
溝概略位置検出部43は、変位データ補正部42にてうねりを除去した補正変位データY(X)より溝概略位置を検出する手段である。溝概略位置とは、変位データ補正部42で補正した補正変位データY(X)を一方(例えば鋼板Sの搬送方法)から探索して、補正変位データY(X)が所定の閾値L(>0)より小さくなる最初の位置のこととして定義する。以下、この位置のことを溝概略位置Xと記載する。すなわち、溝概略位置検出部43は、補正変位データY(X)の一方から探索して、所定の閾値L(>0)に対し、Y(X)<−Lとなる最初の位置を溝概略位置Xとして検出する。
溝始点・終点検出部44は、溝概略位置検出部43で検出した溝概略位置Xに対応する溝始点および溝終点を検出する検出手段である。溝始点および溝終点とは、溝概略位置Xを開始点として両側に補正変位データY(X)を探索して、補正変位データY(X)が所定の閾値L(>0)より大きくなる最初の位置のこととして定義する。以下、後方に探索した場合のこの位置を溝始点Xと記載し、前方に探索した場合のこの位置を溝終点Xと記載する。すなわち、溝始点・終点検出部44は、溝概略位置Xを開始点として補正変位データY(X)を両側に探索して、所定の閾値L(>0)に対し、Y(X)>−Lとなる最初の位置を溝始点Xおよび溝終点Xとして検出する。
溝幅算出部45は、溝始点・終点検出部44が検出した溝始点Xと溝終点Xとの差を計算して、鋼板Sの上に加工された溝の溝幅Wを算出する。すなわち、溝幅算出部45は、W=X−Xを計算することにより、鋼板Sの上に加工された溝の溝幅Wを算出する。
一方、溝深さ算出部46は、変位データ補正部42にてうねりを除去した補正変位データY(X)から、溝概略位置Xに対応した溝の溝深さDを算出する算出部である。溝概略位置Xに対応した溝の溝深さDを算出するために、溝深さ算出部46は、溝始点・終点検出部44で検出した溝部始点Xと溝部終点Xとの中央であって、溝幅Wの所定割合R(0<R<1)の幅(すなわちW×Rの長さ)の区間を溝深さ探索範囲に設定し、この範囲において補正変位データY(X)の最小値を探索する。そして、溝深さ算出部46は、この補正変位データY(X)の最小値と変位0との差(つまり絶対値)を、鋼板Sの上に加工された溝の溝深さDとして算出する。なお、溝深さ算出部46は、同範囲においてY(X)の平均値を算出して、変位0からの差(絶対値)を溝深さDとして算出しても良く、変位計の特性などによって適切な算出方法が選択され得る。
溝幅算出部45および溝深さ算出部46によって鋼板Sの溝の溝幅Wおよび溝深さDが算出された後、この溝幅Wおよび溝深さDは、表示装置6によって表示される。
[表面形状測定方法]
次に、図4から図9を参照しながら、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法について説明する。
図4は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法の全体の流れを示すフローチャートである。図4に示されるように、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法は、大きく分けて、変位データ取得ステップ(ステップSTP1)と、うねり除去ステップ(ステップSTP2)と、溝幅算出ステップ(ステップSTP3)と、溝深さ算出ステップ(ステップSTP4)とを有する。変位データ取得ステップ(ステップSTP1)は表面形状測定方法の前提となる通常の処理であるので、以下では、うねり除去ステップ(ステップSTP2)と、溝幅算出ステップ(ステップSTP3)と、溝深さ算出ステップ(ステップSTP4)とに分けて、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法について説明する。
図5は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法におけるうねり除去の方法を示すフローチャートであり、図6は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法におけるうねり除去の様子を示す変位データを示すグラフである。図7は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法における溝幅算出の方法を示すフローチャートであり、図8は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法における溝深さ算出の方法を示すフローチャートである。図9は、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法における溝幅算出および溝深さ算出の様子を示す変位データを示すグラフである。
以下、うねり除去ステップ(ステップSTP2)についての説明を行う。図5に示されるように、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法におけるうねり除去の方法では、変位データ補正部42が、変位データY(X)の平滑化処理を行うことにより始まる(ステップS1)。
図6(a)に示されるように、変位データ取得部41により取得された変位データY(X)には、鋼板Sや変位計ヘッド2の振動、鋼板Sのたわみの影響で全体として大きく波打った、いわゆるうねりの成分が含まれている。そして、うねりの成分を伴った変位データY(X)の中に図中記号a〜aで示す溝の形状を示す変位が確認される。そして、このうねりの成分は、溝の形状を正確に測定することに対する阻害要因となっている。
そこで、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法におけるうねり除去の方法では、変位データ補正部42が、変位データY(X)の平滑化処理として、変位データY(X)に対して移動平均処理(あるいは他のローパスフィルタ処理をして)を行う(ステップS1)。図6(b)に示されるグラフは、変位データ補正部42が、変位データY(X)の移動平均処理を行って得られた平滑化データY(X)を示している。なお、この移動平均処理にあっては、溝の形状が見えなくなる程度の平均幅をオペレータが設定し得る。
その後、変位データ補正部42が、平滑化処理を行った平滑化データY(X)を変位データY(X)から減算処理を行うことにより、変位データY(X)からうねりを除去する(ステップS2)。図6(c)は、上述のように変位データ補正部42が、変位データY(X)からうねりを除去した補正変位データY(X)を示すグラフである。なお、補正変位データY(X)は、変位データY(X)からうねり成分を減算したので、鋼板Sの表面を変位(高さ)が0に正規化されている。
ところで、図6(b)中のb〜bで示される部分に注目すると、平滑化データY(X)には広く浅く窪んだ形状が見受けられている。このb〜bにおける広く浅く窪んだ形状は、変位データY(X)における溝a〜aが移動平均処理に影響したことによる。その結果、図6(c)に示される補正後の変位データY(X)の形状においても、c〜cに示される位置の前後において変位が0より少し大きい状態(少し浮き上がった形状)になっており、溝深さや溝幅の評価において誤差を発生させてしまっている。
そこで、このような影響を除去するために、以下に説明する加重平滑化処理を変位データY(X)に行い(ステップS3)、この加重平滑化処理を行った平滑化データYm’(X)を変位データY(X)から減算する(ステップS4)。
ステップS3の加重平滑化処理のために、変位データ補正部42は、まず、図6(c)に示されるように補正変位データY(X)における溝部分を判別ための所定の閾値L(>0)を設定する。そして、この閾値Lに従い、以下のように重み関数が定義される。
B(X)=1 (|Y(X)|≦Lのとき)
B(X)=0 (|Y(X)|>Lのとき)
そして、変位データ補正部42は、上記重み関数B(X)を用いて、変位データY(X)の加重平滑化処理を行う(ステップS3)。以下に掲げる数式は、この示す加重移動平均の関数である。算出される変形平滑化データYm’(X)は、B(X)=0となる位置Xについては移動平均に算入しないようにした移動平均となっている。ただし、h(>0)は移動平均幅の半値である。
Figure 2013246126
図6(d)は、上記加重平均化処理を変位データY(X)に対して行った場合の変形平滑化データYm’(X)のグラフを示している。図6(d)中のd〜dに示される位置に注目すると、図6(d)中のb〜bに見られたような広く浅い窪み形状はなくなっていることが分かる。
うねり除去の最終処理として、この変形平滑化データYm’(X)を変位データY(X)から減算することにより、追加補正変位データY1’(X)を算出する(ステップS4)。
図6(e)は、上記のようにうねり除去が施された補正変位データY1’(X)を示すグラフである。図6(e)に示されるように、図中e〜eで示される溝の位置において、変位が0より少し大きい状態(少し浮き上がった形状)が解消されている。なお、以降の説明においては、補正変位データY(X)と追加補正変位データY1’(X)とを区別せず、補正変位データY(X)として説明を行うが、このことは上記追加補正の適用を除外するものではない。
以下、溝幅算出ステップ(ステップSTP3)についての説明を行う。図7に示されるように、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法における溝幅算出の方法では、初めに溝概略位置検出部43が、鋼板Sの表面に加工された溝の溝概略位置Xを検出する(ステップS5)。溝概略位置検出部43は、変位データ補正部42で補正した補正変位データY(X)の一方(例えば鋼板Sの搬送方向)から探索して、所定の閾値L(>0)に対し、補正変位データY(X)がY(X)<−Lとなる最初の位置を溝概略位置Xとして検出する(図9参照)。
その後、溝始点・終点検出部44が、溝概略位置Xから両側に補正変位データY(X)を探索して(ステップS6)、溝始点Xおよび溝終点Xを検出する(ステップS7)。溝始点・終点検出部44は、後方に補正変位データY(X)を探索し、補正変位データY(X)が所定の閾値L(>0)に対し、Y(X)>−Lとなる最初の位置を溝始点Xとして検出する。同様に、溝始点・終点検出部44は、後方に補正変位データY(X)を探索し、Y(X)>−Lとなる最初の位置を溝終点Xとして検出する(図9参照)。
上記のように検出された溝始点Xおよび溝終点Xを用いて、溝幅算出部45が、鋼板Sの表面に加工された溝の溝幅Wを算出する。すなわち、溝幅算出部45は、溝始点Xと溝終点Xとの間隔を溝幅Wとして算出する(ステップS8)。つまり、W=X−Xが計算される。
次に、溝深さ算出ステップ(ステップSTP4)についての説明を行う。図8に示されるように、本発明の実施形態にかかる表面形状測定方法における溝深さ算出の方法では、溝深さ算出部46が、溝始点Xと溝終点Xとから溝の中央部Wを算出する(ステップS9)ことから始まる。具体的には、溝深さ算出部46は、溝始点Xと溝終点Xとの中央位置を算出し、この中央位置から溝幅Wに対する所定割合Rの幅の範囲(W×R)を溝の中央部Wとして算出する(図9参照)。
その後、溝深さ算出部46は、補正変位データY(X)を上述の溝の中央部Wの範囲に限定する(ステップS10)。そして、溝深さ算出部46は、この限定された範囲内における補正変位データY(X)の最小値を算出する(ステップS11)。
最終的に、溝深さ算出部46は、補正変位データY(X)の変位0から、ステップS11で算出した溝の中央部Wに限定された範囲内における補正変位データY(X)の最小値までの距離を算出することにより、溝の深さDを算出する(ステップS12)。
上述のように、溝深さ算出部46が溝の深さDを算出することにより、図9中の位置Pのように変位データに異常値が発生している場合においても、その影響を受けず溝深さを正確に測定することが可能となっている。なお、探索区間幅の溝幅Wに対する割合Rは、溝傾斜部での異常値を回避可能な大きさに設定すればよい。例えば、溝幅Wに対し、30%から10%程度とすることが好ましい。
電磁鋼鈑に溝加工をするような例では、一定間隔で溝が連続的に加工されるので、変位データには通常複数の溝断面形状が含まれる。このような例に本発明の実施形態に係る表面形状測定方法を適用する場合、検出した溝の終点X以降の位置から、さらに次の溝形状部を検出・測定する一連のステップを繰り返し適用することで、変位データ中に含まれる多数の溝形状を連続的に測定することが可能である。
以上より、本発明の実施形態に係る表面形状測定方法は、鋼板Sに光線を照射して三角測距を行う変位計ヘッド2により鋼板Sの表面を走査して、変位計ヘッド2に対する鋼板Sの表面の変位データを取得する変位データ取得ステップと、変位データからうねりを除去して補正変位データを取得するうねり除去ステップと、補正変位データを探索して、補正変位データが所定の第1閾値よりも低くなる最初の位置を、鋼板Sの表面に加工された溝の溝概略位置として検出する溝概略位置検出ステップと、溝概略位置を含む溝の溝始点および溝終点を算出する溝幅算出ステップと、溝始点と溝終点との中央位置から溝幅の所定割合の幅の範囲に限定した補正変位データの最小値を算出する最深位置検出ステップと、最深位置検出ステップで算出された補正変位データの最小値と補正変位データの変位0との差を鋼板Sの表面に加工された溝の深さとして算出する溝深さ算出ステップとを含むので、変位計ヘッド2で測定した鋼板Sの表面の変位データのみを用いて、この変位データ中の外乱を排除し、鋼板Sの表面に加工された溝の寸法を精度良く測定することができる。
1 表面形状測定装置
2 変位計ヘッド
3 変位計コントローラ
4 信号処理装置
5 ローラエンコーダ
6 表示装置
11 溝
21 レーザ光源
22 集光レンズ
23 光ポジションセンサ
24 結像レンズ
25 レーザ光
26 反射光
41 変位データ取得部
42 変位データ補正部
43 溝概略位置検出部
44 溝始点・終点検出部
45 溝幅算出部
46 溝深さ算出部

Claims (6)

  1. 物体表面に光線を照射して測定を行う光学式変位計により前記物体表面を走査して、前記光学式変位計に対する前記物体表面の変位データを取得する変位データ取得ステップと、
    前記変位データからうねりを除去して補正変位データを取得するうねり除去ステップと、
    前記補正変位データを探索して、前記補正変位データが所定の第1閾値よりも低くなる最初の位置を、前記物体表面に加工された溝の溝概略位置として検出する溝概略位置検出ステップと、
    前記溝概略位置を含む前記溝の溝始点および溝終点を算出する溝幅算出ステップと、
    前記溝始点と前記溝終点との中央位置から前記溝幅の所定割合の幅の範囲に限定した前記補正変位データの最小値を算出する最深位置検出ステップと、
    前記最深位置検出ステップで算出された前記補正変位データの最小値と前記補正変位データの変位0との差を前記物体表面に加工された溝の深さとして算出する溝深さ算出ステップと、
    を含むことを特徴とする表面形状測定方法。
  2. 前記溝幅算出ステップは、
    前記溝概略位置から後方に前記補正変位データを探索し、前記補正変位データが所定の第2閾値より大きくなる最初の位置を前記溝の溝始点として検出する溝始点検出ステップと、
    前記溝概略位置から前方に前記補正変位データを探索し、前記補正変位データが所定の第2閾値より大きくなる最初の位置を前記溝の溝終点として検出する溝終点検出ステップと、
    前記溝の溝始点および溝終点の間の距離を前記物体表面に加工された溝の幅として算出する差算出ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の表面形状測定方法。
  3. 前記うねり除去ステップは、
    前記変位データを平滑化して仮平滑化データを得る平滑化ステップと、
    前記変位データから前記仮平滑化データを減算して仮補正変位データを得る第1減算ステップと、
    前記仮補正変位データの絶対値が所定の第3閾値以下であるか否かで場合分けを行う重み関数を用いて、前記変位データを加重移動平均処理をして平滑化データを得る加重平滑化ステップと、
    前記変位データから前記平滑化データを減算して前記補正変位データを得る第2減算ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表面形状測定方法。
  4. 物体表面に光線を照射して測定を行う光学式変位計により前記物体表面を走査して、前記光学式変位計に対する前記物体表面の変位データを取得する変位データ取得部と、
    前記変位データからうねりを除去して補正変位データを取得する変位データ補正部と、
    前記補正変位データを探索して、前記補正変位データが所定の第1閾値よりも低くなる最初の位置を、前記物体表面に加工された溝の溝概略位置として検出する溝概略位置検出部と、
    前記溝概略位置を含む前記溝の溝始点および溝終点を算出する溝始点・終点検出部と、
    前記溝始点と前記溝終点との中央位置から前記溝幅の所定割合の幅の範囲に限定した前記補正変位データの最小値を算出し、前記補正変位データの最小値と前記補正変位データの変位0との差を前記物体表面に加工された溝の深さとして算出する溝深さ算出部と、
    を備えることを特徴とする表面形状測定装置。
  5. 溝始点・終点検出部は、
    前記溝概略位置から後方に前記補正変位データを探索し、前記補正変位データが所定の第2閾値より大きくなる最初の位置を前記溝の溝始点として検出する溝始点検出手段と、
    前記溝概略位置から前方に前記補正変位データを探索し、前記補正変位データが所定の第2閾値より大きくなる最初の位置を前記溝の溝終点として検出する溝終点検出手段と、
    前記溝の溝始点および溝終点の間の距離を前記物体表面に加工された溝の幅として算出する差算出手段と、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の表面形状測定装置。
  6. 前記変位データ補正部は、
    前記変位データを平滑化して仮平滑化データを得る平滑化手段と、
    前記変位データから前記仮平滑化データを減算して仮補正変位データを得る第1減算手段と、
    前記仮補正データの絶対値が所定の第3閾値以下であるか否かで場合分けを行う重み関数を用いて、前記変位データを加重移動平均処理をして平滑化データを得る加重平滑化手段と、
    前記変位データから前記平滑化データを減算して前記補正変位データを得る第2減算手段と、
    を含むことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の表面形状測定装置。
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