JP2013245708A - Spring fixing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、大径コイルスプリングと、該大径コイルスプリングの内部に収容される小径コイルスプリングとを備えたコイルスプリングの固定装置に関するものである。 The present invention relates to a coil spring fixing device including a large-diameter coil spring and a small-diameter coil spring housed in the large-diameter coil spring.
例えば車両に備えられるダンパ装置など、相対回転する2つの部材の間にコイルスプリングが介挿され、動力伝達時に発生する捩り振動をコイルスプリングによって吸収する装置が知られている。このような装置において、前記コイルスプリングが、大径コイルスプリングと、その大径コイルスプリングの内部に収容される小径スプリングと、から構成されるものが知られている。例えば、特許文献1の回転振動減衰器に備えられるコイルばね8およびコイルばね9もその一例である。特許文献1には、外側のコイルばね8の内部にコイルばね9が収容されており、捩り角の小さい領域ではコイルばね8のみが圧縮されるが、コイルばね8の捩り角が所定値を超えると、コイルばね8およびコイルばね9の両方が圧縮され、トルクの伝達特性を非線形に変更する技術が開示されている。
For example, a device is known in which a coil spring is inserted between two members that rotate relative to each other, such as a damper device provided in a vehicle, and the torsional vibration generated during power transmission is absorbed by the coil spring. In such a device, it is known that the coil spring is composed of a large-diameter coil spring and a small-diameter spring housed in the large-diameter coil spring. For example, the
ところで、特許文献1の回転振動減衰器では、コイルばね9の軸方向の一端がコイルばね8に固定されることで、コイルばね9の軸方向への移動が防止されている。具体的には、コイルばね8およびコイルばね9の軸方向の一端では、コイルばね9の外径がコイルばね8の内径よりも大きく形成され、コイルばね9の一端がコイルばね8に圧入によって押し込まれることで固定されている。しかしながら、上記のように圧入よって固定されている場合、圧入荷重以上の負荷がコイルばね9にかかると圧入による固定が外れ、コイルばね9がコイルばね8の内部を自由に移動したり、コイルばね9とコイルばね8との固定位置がずれるこによって、コイルばね9とコイルばね8の端面の位置がずれてしまい、捩り特性が変化して性能に影響を与える可能性があった。
By the way, in the rotational vibration attenuator of Patent Document 1, the axial end of the coil spring 9 is fixed to the
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、大径コイルスプリングの内部に小径コイルスプリングが収容される構造において、小径コイルスプリングを大径コイルスプリングに確実に固定できる構造を提供することにある。 The present invention has been made in the background of the above circumstances. The object of the present invention is to use a small-diameter coil spring as a large-diameter coil spring in a structure in which the small-diameter coil spring is accommodated in the large-diameter coil spring. The object is to provide a structure that can be securely fixed.
上記目的を達成するための、第1発明の要旨とするところは、(a)大径コイルスプリングの内部に小径コイルスプリングが収容され、その小径コイルスプリングをその大径コイルスプリングに対して相対移動不能に固定するスプリング固定装置であって、(b)U字状に形成されたスプリング保持部材を備え、(c)前記大径コイルスプリングの円形断面部および前記小径コイルスプリングの円形断面部が、共に前記スプリング保持部材に挟み込まれていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, the gist of the first invention is that (a) a small-diameter coil spring is accommodated in a large-diameter coil spring, and the small-diameter coil spring is moved relative to the large-diameter coil spring. A spring fixing device for impossiblely fixing, comprising (b) a U-shaped spring holding member, (c) a circular cross section of the large diameter coil spring and a circular cross section of the small diameter coil spring, Both are sandwiched between the spring holding members.
このようにすれば、前記大径コイルスプリングの円形断面部および前記小径コイルスプリングの円形断面部が、前記スプリング保持部材に挟み込まれているので、小径コイルスプリングが大径コイルスプリングに一体的に固定され、小径コイルスプリングが大径コイルスプリングに対して相対移動することが阻止される。また、小径コイルスプリングに大きな荷重がかかっても、小径コイルスプリングおよび大径コイルスプリングはスプリング保持部材に挟み込まれているので、小径コイルスプリングが大径コイルスプリングから抜けることも確実に防止される。 According to this configuration, the circular cross-section portion of the large-diameter coil spring and the circular cross-section portion of the small-diameter coil spring are sandwiched between the spring holding members, so that the small-diameter coil spring is integrally fixed to the large-diameter coil spring. Thus, the small diameter coil spring is prevented from moving relative to the large diameter coil spring. Even if a large load is applied to the small-diameter coil spring, the small-diameter coil spring and the large-diameter coil spring are sandwiched between the spring holding members, so that the small-diameter coil spring can be reliably prevented from coming off from the large-diameter coil spring.
また、好適には、上記目的を達成するための第2発明の要旨とするところは、(a)大径コイルスプリングの内部に小径コイルスプリングが収容され、その小径コイルスプリングをその大径コイルスプリングに対して相対移動不能に固定するスプリング固定装置であって、(b)前記小径コイルスプリングの軸方向の一端には、外径側へ突き出す凸部が形成されており、(c)その凸部が、前記大径コイルスプリングの軸方向の端面に当接することを特徴とする。 Preferably, the gist of the second invention for achieving the above object is as follows: (a) A small-diameter coil spring is accommodated in a large-diameter coil spring, and the small-diameter coil spring is used as the large-diameter coil spring. (B) a convex portion protruding toward the outer diameter side is formed at one end in the axial direction of the small-diameter coil spring, and (c) the convex portion. Is in contact with the axial end surface of the large-diameter coil spring.
このようにすれば、小径コイルスプリングの前記凸部が大径コイルスプリングの端面に当接するので、小径コイルスプリングが大径コイルスプリングに対して相対移動することが確実に阻止される。また、小径コイルスプリングの凸部が大径コイルスプリングの端面に当接しているため、小径コイルスプリングが大径コイルスプリングから抜けることも確実に防止される。 In this way, the convex portion of the small diameter coil spring comes into contact with the end face of the large diameter coil spring, so that the small diameter coil spring is reliably prevented from moving relative to the large diameter coil spring. Further, since the convex portion of the small-diameter coil spring is in contact with the end face of the large-diameter coil spring, the small-diameter coil spring is reliably prevented from coming off from the large-diameter coil spring.
また、好適には、第3発明の要旨とするところは、第2発明のスプリング固定装置において、前記凸部は、前記小径コイルスプリングの端部がプレス成形されることで形成される。このようにすれば、部品点数を増加することなく前記凸部を容易に形成することができる。 Preferably, in the spring fixing device according to the second invention, the convex portion is formed by press-molding an end portion of the small-diameter coil spring. In this way, the convex portion can be easily formed without increasing the number of parts.
また、好適には、第4発明の要旨とするところは、第2発明のスプリング固定装置において、前記凸部は、前記小径コイルスプリングの端部が外径側に折り曲げられることで形成される。このようにすれば、部品点数を増加することなく前記凸部を容易に形成することができる。 Preferably, the gist of the fourth invention is the spring fixing device of the second invention, wherein the convex portion is formed by bending an end portion of the small-diameter coil spring to the outer diameter side. In this way, the convex portion can be easily formed without increasing the number of parts.
ここで、好適には、前記大径ダンパスプリングおよび小径ダンパスプリングは、互いに相対回転可能な入力回転部材と出力回転部材との間に介挿され、動力を伝達しつつ振動を吸収するダンパ装置に適用される。 Here, preferably, the large-diameter damper spring and the small-diameter damper spring are interposed between an input rotating member and an output rotating member that can rotate relative to each other, and are used in a damper device that absorbs vibration while transmitting power. Applied.
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the following embodiments, the drawings are appropriately simplified or modified, and the dimensional ratios, shapes, and the like of the respective parts are not necessarily drawn accurately.
図1は本発明が好適に適用された車両用流体伝動装置であるトルクコンバータ10の構成を説明する断面図であり、図2はトルクコンバータ10が車両の円筒状のハウジング8内に設けられた状態を示している。トルクコンバータ10は、ポンプ翼車( ポンプインペラ) 12、タービン翼車( タービンランナ) 14、ロックアップクラッチ16、一方向クラッチ18、およびステータ翼車20を備え、駆動源として機能するエンジン21のクランク軸22から入力されるトルクを増幅し、トルクコンバータ10の出力軸として機能する変速機24の入力軸26から出力する。
FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating a configuration of a
ポンプ翼車12は、円盤状のフロントシェル12aおよびリヤシェル12bから成り、エンジン21のクランク軸22とドライブプレート32およびダンパ装置34を介して連結されてそのクランク軸22と同じ回転数で軸心Cまわりに回転させられるポンプシェル12cと、リヤシェル12bの外周部内側に周方向に重なるように複数枚配設されているポンプブレード12dとを備えている。タービン翼車14は、入力軸26の軸端部にスプライン嵌合され且つ摺動リング12eを介してフロントシェル12aに相対回転可能に当接させられた円盤状のハブ部14aと、ハブ部14aの中央から突設されて入力軸26の軸端部にスプライン嵌合された円筒軸部14bと、ハブ部14aの外周部においてポンプブレード12dに対向するように周方向に重なるように複数枚固定されたタービンブレード14dとを備え、入力軸26と共に軸心Cまわりに回転するように設けられている。ステータ翼車20は、ポンプ翼車12のポンプブレード12dとタービン翼車14のタービンブレード14dとの間に位置するステータブレード20dが外周部に形成された円板部20aと、円板部20aの内周部に形成され、一方向クラッチ18が嵌め入れられた円環部20bとを備え、ハウジング8に固定された非回転部材である円筒状固定軸28により、一方向クラッチ18を介して軸心Cまわりに回転可能に支持されている。フロント側の第1スラストベアリング44がステータ翼車20とタービン翼車14のハブ部14aとの間に介在させられるとともに、リヤ側の第2スラストベアリング46がステータ翼車20とリヤシェル12bとの間に介在させられているため、ステータ翼車20の軸方向の位置が定められている。
The
ハウジング8内には、変速機24を収容する空間とトルクコンバータ10を収容する空間とを隔てるための隔壁24aが設けられており、その隔壁24aには、油圧ポンプ30が設けられている。油圧ポンプ30は、隔壁24aに固定されたポンプボデー30aとそれに固定されたポンプカバー30bと、それらの間に形成された空間内に回転可能に収容されて互いに噛み合うインナーリングギヤ30cおよびアウタリングギヤ30dとを備え、そのインナーリングギヤ30cには、ポンプ翼車12のリヤシェル12bの内周部から突設された円筒軸12fの軸端に相対回転不能に嵌合されることにより、油圧ポンプ30がエンジン21によって回転駆動されるようになっている。上記油圧ポンプ30すなわちポンプボデー30aは、隔壁24aからトルクコンバータ10側すなわちエンジン21側又は入力側へ円錐状に突き出している。入力軸26は、図示しないベアリングを介して隔壁24aにより回転可能に支持された状態で、トルクコンバータ10を収容する空間内へ突き出されており、トルクコンバータ10を支持している。
In the
ポンプ翼車12のポンプシェル12cの出力側すなわち変速機24側を構成するリヤシェル12bの外周部および入力側すなわちエンジン21側を構成するフロントシェル12aの外周部は、その出力側すなわち変速機24側へ突き出すようにオフセットさせられている。このため、リヤシェル12bの内周部は入力側へ凹んだ凹状とされており、ポンプボデー30aの先端部を受け入れている。すなわち、ポンプボデー30aの先端部は、リヤシェル12bの外周部と径方向において重なっている。これにより、スペース効率が高められ、トルクコンバータ10の軸心C方向の寸法が短縮されている。
The outer peripheral portion of the
このため、変速機24側へ突き出すリヤシェル12bの外周部の内壁面に配設されているポンプ翼車12のポンプブレード12dも出力側へオフセットさせられているため、ステータ翼車20のステータブレード20dおよびタービン翼車14のタービンブレード14dも、ポンプ翼車12のポンプブレード12dと一定の相対位置関係を維持しつつ、同様に出力側すなわち変速機24側へオフセットさせられている。本実施例では、ステータ翼車20の円板部20aがその外周部が円環部20bよりも変速機24側に位置する円錐形状に形成されることにより、ステータ翼車20のステータブレード20dが、一方向クラッチ18に対して径方向において重ならないように出力側へオフセットさせられている。また、タービン翼車14のハブ部14aは、その外周部が一方向クラッチ18と径方向に重なる円錐形状に形成されることにより、タービン翼車14のタービンブレード14dが一方向クラッチ18に対して径方向において一部は重ならないが一部重なるように、出力側へオフセットさせられている。
For this reason, since the
ロックアップクラッチ16は、入力軸26の軸端部に相対回転不能に嵌合されたタービン翼車14のハブ部14aの中央から突設された円筒軸部14bの外周面に中心部が摺動可能に嵌合され、且つタービン翼車14のタービンシェル14cから突設された係合突起14eと相対回転不能に係合した円板状のピストン16aと、そのピストン16aの外周部、または、フロントシェル12aの内側のうちその外周部に対向する部分に固着され、タービン翼車14とポンプ翼車12とを摩擦力によって直接的に相互に連結する環状の摩擦材16bとを備えている。前述のように、ポンプ翼車12のポンプシェル12cの入力側すなわちエンジン21側を構成するフロントシェル12aの外周部は、出力側すなわち変速機24側へ突き出すようにオフセットさせられているため、ピストン16aの外周部も同様に出力側すなわち変速機24側へ突き出すようにオフセットさせられて、フロントシェル12aやタービン翼車14との干渉が防止されるようになっている。このように、ロックアップクラッチ16のピストン16aおよびフロントシェル12aの外周部は、ロックアップクラッチ16のピストン16aの外周部およびそれに固着された摩擦材16bが一方向クラッチ18と径方向において重なるように、出力側へオフセットされている。
The lock-up clutch 16 has a central portion that slides on the outer peripheral surface of the
エンジン21のクランク軸22の軸端にボルト22aにより固定されたドライブプレート32は、円板状部32aと、図示しないスタータモータのピニオンと噛み合うために円板状部32aの外周部に固定されたリングギヤ32bとを備えている。ダンパ装置34は、そのドライブプレート32とポンプシェル12cの前部を構成するフロントシェル12aとの間に設けられている。また、プレス部品である環状の芯だし部材33は、その内周部が上記ドライブプレート32の内周部と重ねられた状態で上記ボルト22aによりクランク軸22の軸端に固定されている。
The
ダンパ装置34は、軸心Cと同心の円環状の環状セット部材35を介してフロントシェル12aに内周部が固定され、ダンパ装置34の周方向に長手状となるようにコイル状に巻回され且つ相互に同心に構成された2種類の大径ダンパスプリング36aおよび小径ダンパスプリング36bを受け入れる外周側に開いた切欠38aが外周部の複数箇所に等間隔で形成された円板状のドリブンプレート38と、フロントシェル12aに固定された上記環状セット部材35により環状のベアリング40を介して軸心Cまわりに回転可能に支持されると共にドライブプレート32の円板状部32aに固定され、一対の大径ダンパスプリング36aおよび小径ダンパスプリング36bの外周を覆うようにして受け入れるための周方向に伸びる円柱状空間が周方向の複数箇所に等間隔で形成されたダンパーシェル42とを備え、ドリブンプレート38とダンパーシェル42との間の回転位相のずれに応じて大径ダンパスプリング36aおよび小径ダンパスプリング36bが周方向すなわちその長手方向に圧縮されることで、エンジン21から伝達されるトルクの脈動が吸収されるようになっている。
The
ダンパ装置34において、それを構成する部品の中で最も質量の大きいダンパーシェル42は、フロントシェル12aに固定された環状セット部材35により環状のベアリング40を介して相対回転可能に支持されてその心出し精度が高められ、回転時に発生する振動が抑制されるようになっている。すなわち、ドリブンプレート38は、ダンパーシェル42内に収容されて大径ダンパスプリング36aおよび小径ダンパスプリング36bを介してダンパーシェル42からのトルクが伝達される外周部と、環状セット部材35の駆動源側の端面に固定された内周部とを有し、ダンパーシェル42は、大径ダンパスプリング36a、小径ダンパスプリング36b、およびドリブンプレート38の外周部を収容する外周部42aと、そのドリブンプレート38の内周部よりも内周側へ曲成された円筒状ボス部42bとを有し、円筒状ボス部42bの外周面と環状セット部材35の内周面との間に環状のベアリング40が嵌め着けられている。また、この環状のベアリング40のアウタレースはドリブンプレート38の内周部の内周面にも嵌合され、ダンパーシェル42とドリブンプレート38との間の心出し精度も高められている。そして、ドリブンプレート38の内周部は、セットボルト52により環状セット部材35に締結され、ダンパーシェル42のセットボルト52に対応する部分には、セットボルト52を締結させる工具を通過させるための貫通孔42cが形成されている。このような構成により、ドリブンプレート38の板厚に拘わらず、環状セット部材35により外周側の搭載スペースが確保され、ダンパ装置34の搭載性が高められている。
In the
ダンパーシェル42は、複数の円柱状空間とそれら複数の円柱状空間を周方向に連通させる連通空間とから成るスプリング収容空間Sと、少なくとも大径ダンパスプリング36aの外径よりも小さな軸心C方向の開口幅を有して連通空間が内周側に開口する内周側開口Kとを、備えている。ドリブンプレート38の外周部はその開口K内に差し入れられており、そのドリブンプレート38の両面においてリベット48によって固着された一対のばね鋼製のシール部材50が上記開口Kを封止している。上記スプリング収容空間S内には、たとえばグリスのような潤滑剤が封入されている。
The damper shell 42 includes a spring accommodating space S including a plurality of columnar spaces and a communication space that communicates the plurality of columnar spaces in the circumferential direction, and an axial center C direction that is smaller than the outer diameter of at least the large-
前述のように、ポンプ翼車12のポンプシェル12cの入力側すなわちエンジン21側を構成するフロントシェル12aの外周部は、出力側すなわち変速機24側へ突き出すようにオフセットさせられているため、フロントシェル12aの外周部の入力側すなわちエンジン21側には、ドライブプレート32との間に、環状空間Sが形成されており、上記ダンパ装置34はその環状空間S内に配置されている。ダンパ装置34は、その大径ダンパスプリング36aおよび小径ダンパスプリング36bの中心を通る軸心C方向の中心位置PDが入力軸26の軸端、タービン翼車14の内周部に位置する円筒軸部14bの入力側の端面、およびフロントシェル12aの内周部の入力側先端よりも出力側に位置していることから明らかなように、入力軸26の軸端部、およびタービン翼車14の内周部すなわち円筒軸部14b、およびフロントシェル12aの内周部と径方向において重なるように位置させられている。これにより、ポンプシェル12cの入力側を構成するフロントシェル12aの内周部は、外周部よりも入力側すなわちエンジン21側へ突き出しており、径方向においてダンパ装置34のほぼ全部と重なっている。
As described above, the outer peripheral portion of the
この結果、ダンパ装置34は、従来のものに比較して、大径ダンパスプリング36aおよび小径ダンパスプリング36bを外周側に位置させることにより、コイル径が大きく且つコイル径の大きいものとすることができ、トルク変化に対してねじれ角が大きく柔らかな、高いダンパ性能を備えている。ダンパ装置34がこのような高いダンパ性能を備えていることにより、トルク振動が効率的に低減されるので、燃焼効率の良い低回転且つ高負荷の運転領域でエンジン21を作動させることができる。また、ロックアップクラッチ16による直結状態での走行時において、トルクコンバータ10はピストン16aおよびタービン翼車14を介して入力軸26により支持されるが、ダンパ装置34と入力軸26とが重なっているので、振れなどの外乱が入力されたとき、ダンパ装置34の振れが抑制されてより安定的にダンパ装置34が支持される。
As a result, the
図3は、前記ドリブンプレート38とダンパーシェル42との間に周方向に複数個介挿されている大径ダンパスプリング36aおよび小径ダンパスプリング36bを、図2に示す矢印A方向から見た矢視図であって、特に、周方向の一端部周辺の構造を示している。なお、大径ダンパスプリング36aは、その両端がスプリング保持用のスプリングシート53を介してドリブンプレート38およびダンパーシェル42にそれぞれ当接させられている。一方、小径ダンパスプリング36bは、大径ダンパスプリング36aに比べてその軸長が短く形成されており、その一端部のみがスプリングシート53を介してダンパーシェル42側に当接させられている。なお、大径ダンパスプリング36aが本発明の大径コイルスプリングに対応し、小径ダンパスプリング36bが本発明の小径コイルスプリングに対応している。
FIG. 3 is an arrow view of a large-
ところで、大径ダンパスプリング36aの内部に収容されている小径ダンパスプリング36bは、大径ダンパスプリング36aよりも軸長が短いため、大径ダンパスプリング36a内を軸方向(軸長方向)に移動可能な空間が形成されている。ここで、小径ダンパスプリング36bが、大径ダンパスプリング36a内を移動すると、これら大径ダンパスプリング36aと小径ダンパスプリング36bとの端面の位置がずれてしまい、捩り特性が変化して性能に影響を与える可能性があった。そこで、小径ダンパスプリング36bは、大径ダンパスプリング36a内を移動することがないように、大径ダンパスプリング36aの端部に固定される。図3に示すように、大径ダンパスプリング36aおよび小径ダンパスプリング38の軸方向(ダンパ装置34に組み付けられた状態では周方向に対応する)の一端が、スプリング保持プレート54(以下、保持プレート54)によって一体的に固定されることで、小径ダンパスプリング36bが大径ダンパスプリング36aに対して相対移動不能に固定されている。具体的には、保持プレート54は、U字状に形成された薄板で形成されており、大径ダンパスプリング36aの円形断面部56および小径ダンパスプリング36bの円形断面部58を共に挟み込んでいる。これより、小径ダンパスプリング36bが大径ダンパスプリング36a内を軸方向に相対移動することが阻止される。なお、スプリング保持プレート54が、本発明のスプリング保持部材およびスプリング固定装置に対応している。
By the way, the small-
図4(a)は、プレスによる曲げ加工前の保持プレート54’の構造を示している。図4(a)の保持プレート54’は、例えば薄板状の金属板を打ち抜き加工(プレス加工)することで成形される。図4(a)に示すように、保持プレート54’は、薄板状の金属板からなり、円形形状の第1保持部54a、略三角形状の第2保持部54b、およびこれらを連結する連結部54cとから構成されている。ここで、第2保持部54bにあっては、先端部に向かうに従ってその板厚が薄くなるようにテーパ状に形成されている。このテーパについても上記プレス加工と同時に或いは別のプレス加工によって成形される。そして、図4(a)の状態の保持プレート54’が曲げ加工(プレス加工)されることで、図4(b)に示す保持プレート54に成形される。
FIG. 4A shows the structure of the holding
図3に戻り、保持プレート54は、第1保持部54aが、スプリングシート53と大径ダンパスプリング36aおよび小径ダンパスプリング36bの端部との間に介挿され、テーパ状に形成されている第2保持部54bが、隣り合う大径ダンパスプリング36aの円形断面部56の間隙および隣り合う小径ダンパスプリング36bの円形断面部58の間隙に介挿されるように組み付けられる。これより、大径ダンパスプリング36aの円形断面部56および小径ダンパスプリング36bの円形断面部58が、共に第1保持部54aと第2保持部54bとの間に挟み込まれた状態となる。従って、大径ダンパスプリング36aと小径ダンパスプリング36bとが保持プレート54によって一体的に固定されるので、小径ダンパスプリング36bが大径ダンパスプリング36aから抜けて大径ダンパスプリング36a内を相対移動することが確実に防止される。また、テーパ状に形成されている第2保持部54bが、隣り合う大径ダンパスプリング36aの円形断面部56の間隙および隣り合う小径ダンパスプリング36bの円形断面部58の間隙に介挿されることで、第2保持部54bがくさびとして機能し、保持プレート54の抜けが防止される。
Returning to FIG. 3, the holding
上述のように、本実施例によれば、大径コイルスプリング36aの円形断面部56および小径コイルスプリング36bの円形断面部58が、共に保持プレート54に挟み込まれているので、小径コイルスプリング36bが大径コイルスプリング36aに一体的に固定され、小径コイルスプリング36bが大径コイルスプリング36aに対して相対移動することが確実に阻止される。また、小径コイルスプリング36bおよび大径コイルスプリング36aが保持プレート54に挟み込まれた状態は常時維持されるので、小径コイルスプリング36bが大径コイルスプリング36aから抜けることも確実に防止される。
As described above, according to the present embodiment, since the
つぎに、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。 Next, another embodiment of the present invention will be described. In the following description, parts common to those in the above-described embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
図5(a)は、本発明の他の実施例である小径ダンパスプリング70のプレスによる加工前のばね材70’を示し、図5(b)は、プレス後に形成される小径ダンパスプリング70を示している。図5(a)および図5(b)に示すように、ばね部材70’の軸方向の一端に位置する円形断面図72がプレス成形によって押し潰されることで、ばね部材70’の前記円形断面部72に外径方向に伸びる鍔部74が形成されている。なお、なお、鍔部74が大径ダンパスプリング36aの端面に当接するように、鍔部74の径方向の端部は、少なくとも大径ダンパスプリング36aのコイル平均径よりも外側(外径側)に突き出すように形成されている。なお、小径ダンパスプリング70が本発明の小径コイルスプリングに対応しており、鍔部74が本発明の凸部およびスプリング固定装置に対応している。
FIG. 5A shows a
図6は、大径ダンパスプリング36aに本実施例の小径ダンパスプリング70が組み付けられた状態を示している。図6に示すように、小径ダンパスプリング70の片側端部の円形断面部72に形成されている鍔部74が、大径ダンパスプリング36aの軸方向の端面に当接させられている。すなわち、鍔部74が、大径ダンパスプリング36aの座面として機能している。また、小径ダンパスプリング70の端部は、スプリングシート76を介してダンパーシェル42に当接させられている。なお、図示はしないが、大径ダンパスプリング36aの他端側は、スプリングシートを介してドリブンプレート38に当接させられている。従って、小径ダンパスプリング70の円形断面部72に形成されている鍔部74が、大径ダンパスプリング36aとスプリングシート76との間に挟み込まされるので、小径ダンパスプリング70が大径ダンパスプリング36aに対して軸方向(軸長方向)に相対移動することが確実に阻止される。また、鍔部74が大径ダンパスプリング36aとスプリングシート76との間から抜けることもないので、小径ダンパスプリング70が大径ダンパスプリング36aから抜けて相対移動することも確実に防止される。さらに、本実施例では、小径ダンパスプリング70を変形させて鍔部74を形成することで、小径ダンパスプリング70を大径ダンパスプリング36aに固定する専用の部材が不要となる。
FIG. 6 shows a state where the small-
上述のように、本実施例によれば、小径ダンパスプリング70の鍔部74が大径ダンパスプリング36aの端面に当接するので、小径ダンパスプリング70が大径ダンパスプリング36aに対して相対移動することが確実に阻止される。また、小径ダンパスプリング70が大径ダンパスプリング36aの中に引き込まれることが阻止される。また、小径ダンパスプリング70の鍔部74が大径ダンパスプリング36aの端面に当接しているため、小径ダンパスプリング70が大径ダンパスプリング36aの他端側から抜けることも確実に防止される。
As described above, according to the present embodiment, since the
また、本実施例によれば、鍔部74は、小径ダンパスプリング70の端部がプレス成形されることで形成されるので、部品点数を増加することなく鍔部74を容易に形成することができる。
In addition, according to the present embodiment, the
図7は、本発明のさらに他の実施例である小径ダンパスプリング80の形状を示している。本実施例では、小径ダンパスプリング80の円形断面部82の一端が曲げ加工(プレス加工)により折り曲げられることによって、小径ダンパスプリング80の外径よりも外側に突き出す突起部84が形成されている。なお、突起部84が大径ダンパスプリング36aの端面に当接するように、突起部84の径方向の端部は、少なくとも大径ダンパスプリング36aのコイル平均径よりも外側(外径側)に突き出すように形成されている。なお、小径ダンパスプリング80が本発明の小径コイルスプリングに対応し、突起部84が本発明の凸部およびスプリング固定装置に対応している。
FIG. 7 shows the shape of a small-diameter damper spring 80 which is still another embodiment of the present invention. In the present embodiment, one end of the circular
図8は、大径ダンパスプリング36aに本実施例の小径ダンパスプリング80が組み付けられた状態を示している。図8に示すように、小径ダンパスプリング80の円形断面部82に形成されている突起部84が、大径ダンパスプリング36aの端面に当接させられている。また、小径ダンパスプリング80の端部の円形断面部82は、スプリングシート86を介してダンパーシェル42に当接させられている。なお、図示はしないが、大径ダンパスプリング36aの他端側は、スプリングシートを介してドリブンプレート38に当接させられている。従って、小径ダンパスプリング80の円形断面部82に形成されている突起部84が、大径ダンパスプリング36aとスプリングシート86との間に挟み込まれるので、小径ダンパスプリング80が大径ダンパスプリング36aに対して軸方向(軸長方向)に相対移動することが阻止される。また、突起部84が大径ダンパスプリング36aとスプリングシート86との間から抜けることもないので、小径ダンパスプリング80が大径ダンパスプリング36aから抜けて相対移動することも確実に防止される。さらに、本実施例では、前述した実施例のように、小径ダンパスプリング80を変形させて突起部84を形成することで、小径ダンパスプリング80を大径ダンパスプリング36aに固定する専用の部材が不要となる。
FIG. 8 shows a state where the small-diameter damper spring 80 of this embodiment is assembled to the large-
上述のように、本実施例によれば、小径ダンパスプリング80の突起部84が大径ダンパスプリング36aの端面に当接するので、小径ダンパスプリング80が大径ダンパスプリング36aに対して相対移動することが確実に阻止される。また、小径ダンパスプリング80が大径ダンパスプリング36aの中に引き込まれることが阻止される。また、小径ダンパスプリング80の突起部84が大径ダンパスプリング36aの端面に当接しているため、小径ダンパスプリング80が大径ダンパスプリング36aの他端側から抜けることも確実に防止される。
As described above, according to this embodiment, the
また、本実施例によれば、突起部84は、小径ダンパスプリング80の端部が外径側に折り曲げられることで形成されるので、部品点数を増加することなく突起部84を容易に形成することができる。
Further, according to the present embodiment, the
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。 As mentioned above, although the Example of this invention was described in detail based on drawing, this invention is applied also in another aspect.
例えば、前述の実施例では、エンジン21とトルクコンバータ10との間に設けられているダンパ装置34に、小径ダンパスプリング36b、70、80を、大径ダンパスプリング36aに対して相対移動不能に固定する構造が用いられているが、本発明は、トルクコンバータを備えた駆動装置に限定されず、例えばハイブリッド車両に備えられるダンパ装置に適用するなど、適宜変更して実施することができる。また、本発明は、ダンパ装置に限定されるものではなく、大径コイルスプリング内に小径コイルスプリングが収容される構成であれば、適宜適用することができる。
For example, in the above-described embodiment, the small-diameter damper springs 36b, 70, and 80 are fixed to the
また、前述の実施例では、小径ダンパスプリング70の鍔部74および小径ダンパスプリング80の突起部84は、それぞれプレス加工によって形成されているが、必ずしもプレス加工に限定されず、これら鍔部74や突起部84を例えば溶接など他の加工法によって設けて実施しても構わない。
In the above-described embodiment, the
また、前述の実施例では、小径ダンパスプリング36bは、その一端がダンパーシェル42側に当接させられているとしたが、ドリブンプレート38側に当接させられていても構わない。すなわち、ドリブンプレート38と、大径ダンパスプリング36aおよび小径ダンパスプリング36bとが当接する側に、保持プレート54、鍔部74、または突起部84が設けられることにより、小径ダンパスプリング36b、70、80が、大径ダンパスプリング36aに相対移動不能に固定される構造であっても構わない。
In the above-described embodiment, one end of the small-
また、前述の実施例では、保持プレート54の第1保持部54aが円形形状に形成され、第2保持部54bが略三角形状に形成されているが、これらの形状は一例であって、適宜変更しても構わない。
Further, in the above-described embodiment, the
また、前述の実施例において、保持プレート54の開口側端部に大径ダンパスプリング36aおよび小径ダンパスプリング36bからの抜けを確実に防止する抜け止め部が形成されても構わない。なお、抜け止め部は、例えば第1保持部54aと第2保持部54bとの間の間隙を、端部において一部小径ダンパスプリング36bの円形断面部58(材料の直径)よりも小さく形成するなどして設けられる。また、前述の実施例(図3および図6)では、スプリングシート53、76を用いたが、これらのスプリングシートをなくし部品点数を減らすことも可能である。また、図3においてはスプリング保持プレート54を外径側から内径側に差し込んでいるが、大径コイルスプリングは外径が外周で摺動するため、内径側から外径側に差し込むことも可能である。
In the above-described embodiment, a retaining portion that reliably prevents the large-
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。 The above description is only an embodiment, and the present invention can be implemented in variously modified and improved forms based on the knowledge of those skilled in the art.
36a:大径ダンパスプリング(大径コイルスプリング)
36b、70、80:小径ダンパスプリング(小径コイルスプリング)
54:スプリング保持プレート(スプリング保持部材、スプリング固定装置)
74:鍔部(凸部、スプリング固定装置)
84:突起部(凸部、スプリング固定装置)
36a: Large diameter damper spring (large diameter coil spring)
36b, 70, 80: Small diameter damper spring (small diameter coil spring)
54: Spring holding plate (spring holding member, spring fixing device)
74: collar part (convex part, spring fixing device)
84: Projection (projection, spring fixing device)
Claims (4)
U字状に形成されたスプリング保持部材を備え、
前記大径コイルスプリングの円形断面部および前記小径コイルスプリングの円形断面部が、共に前記スプリング保持部材に挟み込まれていることを特徴とするスプリング固定装置。 A small-diameter coil spring is accommodated inside a large-diameter coil spring, and the small-diameter coil spring is fixed to the large-diameter coil spring so as not to move relative to the large-diameter coil spring.
Comprising a U-shaped spring holding member,
A spring fixing device, wherein a circular cross section of the large diameter coil spring and a circular cross section of the small diameter coil spring are both sandwiched between the spring holding members.
前記小径コイルスプリングの軸方向の一端には、外径側へ突き出す凸部が形成されており、
該凸部が、前記大径コイルスプリングの軸方向の端面に当接することを特徴とするスプリング固定装置。 A small-diameter coil spring is accommodated inside a large-diameter coil spring, and the small-diameter coil spring is fixed to the large-diameter coil spring so as not to move relative to the large-diameter coil spring.
At one end in the axial direction of the small-diameter coil spring, a convex portion protruding to the outer diameter side is formed,
The spring fixing device, wherein the convex portion abuts against an end face in the axial direction of the large-diameter coil spring.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012118028A JP2013245708A (en) | 2012-05-23 | 2012-05-23 | Spring fixing device |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012118028A JP2013245708A (en) | 2012-05-23 | 2012-05-23 | Spring fixing device |
Publications (1)
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JP2013245708A true JP2013245708A (en) | 2013-12-09 |
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ID=49845659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012118028A Pending JP2013245708A (en) | 2012-05-23 | 2012-05-23 | Spring fixing device |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108061120A (en) * | 2017-12-13 | 2018-05-22 | 毕克礼斯精密部件(太仓)有限公司 | A kind of arc cluster spring of spring cup connection |
WO2019099516A1 (en) * | 2017-11-15 | 2019-05-23 | Thermolift, Nc. | Tension-compression coil spring system |
US10817107B2 (en) | 2012-04-23 | 2020-10-27 | Sony Corporation | Display unit |
-
2012
- 2012-05-23 JP JP2012118028A patent/JP2013245708A/en active Pending
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US10817107B2 (en) | 2012-04-23 | 2020-10-27 | Sony Corporation | Display unit |
WO2019099516A1 (en) * | 2017-11-15 | 2019-05-23 | Thermolift, Nc. | Tension-compression coil spring system |
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