JP2013243494A - 移動通信システムにおける基地局及び制御方法 - Google Patents

移動通信システムにおける基地局及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周期的に発生するデータの1周期分のデータが複数の単位伝送期間にわたる複数のパケットとして無線通信装置により送受信される場合に、下位レイヤにおいてパケットに付加するオーバーヘッド量及び上位レイヤにおける処理負担の双方を軽減できるようにすること。
【解決手段】基地局は、品質情報を取得する品質情報取得部と、品質情報、無線リソースの割当周期、バンドリング通信の要否を示すバンドリング情報及びバンドリング通信の要否に応じて使用可能な無線リソースの対応関係を、複数のパラメータセットのインデックスの各々について記憶している記憶部と、対応関係を参照することで、現在の品質情報に対応するインデックスを決定し、それに対応するバンドリング情報が表すバンドリング通信の要否と、基地局の現在のバンドリング通信の要否とが一致していなかった場合、バンドリング通信の要否の切り替えを一定期間禁止する制御部と、決定された割当周期でスケジューリングを行い、決定された無線リソースを用いてユーザ装置と通信する。
【選択図】図7

Description

本発明は移動通信システムにおける基地局及び制御方法等に関連する。
移動通信システムにおける周波数利用効率を向上させる技術の1つとして、周波数スケジューリングがある。周波数スケジューリングにはダイナミックスケジューリング方式とセミパーシステントスケジューリング(SPS)方式とがある。
ダイナミックスケジューリング方式の場合、データ種別に応じた優先度及び無線チャネル状態の良否に応じて、無線リソースがユーザに動的に割り当てられる。例えば、どのユーザにどの無線リソースを割り当てるかが、例えば1msのサブフレーム又は単位伝送期間(TTI)毎に決定される。ユーザに対する無線リソースの割り当て方が頻繁に変わるので、無線リソースを柔軟に活用できる。
一方、ユーザがやり取りするデータ種別は様々であり、音声データ又は音声パケット(VoIP)や等のようにデータ量は少ないが遅延は短く制限されるものや、データ通信等のようにデータ量は多いが遅延はそれほど短くは制限されないものがある。音声データ(VoIP)等の場合、データ量の少ないデータが周期的に発生する。このような音声データについて、上記のダイナミックスケジューリング方式によりスケジューリングを行うと、周期的に発生する少ないデータ量の音声データ各々について、無線リソースを一々指定しなければならなくなる。この場合、通信するデータ全体に対して、無線リソースの通知に要するシグナリングのオーバーヘッドの占める割合が大きくなり、無線リソースの利用効率が悪化してしまうことが懸念される。また、ダイナミックスケジューリングではユーザ装置で送信すべきデータが発生すると、ユーザ装置は、まず、スケジューリングリクエスト(SR)を基地局へ送信する。基地局はSRを受けて初めてスケジューリングを行い、その結果に基づいてユーザ装置にデータの送信を指示するシグナリングを通知する。したがって、上りデータが発生してから実際に送信するまでの遅延が大きくなりがちである。
セミパーシステントスケジューリング方式(SPS)は、このような懸念に対応できる方式である。セミパーシステントスケジューリング方式の場合、1回の無線リソースの割り当てが、1サブフレームだけでなく、以後の多数のサブフレームにも適用されるようにする。すなわち、ある一定の無線リソースを周期的に割り当てることで、無線リソースのシグナリングに要するオーバーヘッドを削減する。したがって、移動通信システムにおける全てのユーザ装置がSPSに対応していれば、音声データについてSPSを使用することで、上記の懸念を解消できる。また、周期的に無線リソースの割当てが行われるので、ダイナミックスケジューリングのようにデータ発生の都度SRを送信する必要がなく遅延を短縮できる。
しかしながら、セミパーシステントスケジューリング方式(SPS)は3GPP規定上必須ではないため、移動体通信システムにおけるユーザ装置がSPSに対応しているとは限らない。従ってSPSに対応しているユーザ装置と対応していないユーザ装置とが混在することが予想され、この場合、結局ダイナミックスケジューリング方式で無線リソース割り当てを行う必要がある。そうすると、周期的に発生する少ないデータ量の音声データ各々について無線リソースを一々指定しなければならず、オーバーヘッドが大きくなってしまうという上記の問題が再び懸念される。
更に、ダイナミックスケジューリング方式の場合、オーバーヘッドが大きくなることに起因して、音声サービスを利用できるユーザ数が少なく制限されてしまうという問題も懸念される。1msのサブフレーム(TTI)毎にスケジューリングが行われ、1サブフレームにおいて無線リソースを指定できるユーザ数がNであったとする。音声データは、周期的に発生するので、その周期をTとすると、同時に音声サービスを利用できるユーザ数(すなわち、音声容量)は、N×Tとなる。例えば、N=3(3ユーザ)及びT=20msの場合、音声容量は、3×20=60ユーザとなる。容量を増やす技術の1つに、ディレーパッキング方式(delay packing)がある。例えば、あるユーザの音声データがT=20ms毎に音声データが発生したとしても、そのユーザには2T=40ms毎にしか音声データを送信しないようにする。このようにすることで、音声容量を2倍に増やすことができる。ディレーパッキング又はパケットバンドリング(packet bundling)については、例えば非特許文献1に記載されている。
ところで、通信に使用されるリソースブロック数と受信電力密度(単位周波数当たりの受信電力)は反比例する傾向がある(図1)。従って、所要品質を満たしつつ多数のリソースブロックを使用する場合、送信電力を大きくする必要がある。しかしながら無線通信装置が送信できる電力には上限があり、それを超えることはできない。特に、ユーザ装置の場合、送信電力は基地局等と比較して小さく制限される。このような観点から、特に上りリンクにおける通信に使用するリソースブロック数をなるべく少なくし、所要品質を確保する必要がある。リソースブロック数をなるべく少なくして電力密度を増やすと、所望信号の電力が雑音電力に比して大きくなるので、これは信号品質を向上させる観点からも好ましい。
しかしながら、通信に使用するリソースブロック数を少なくすると、例えば1msの単位伝送期間の間に一度に通信できるビット数が小さく制限されることになる。その結果、音声データ等の1周期分のデータ全てを1つのサブフレームで一度に送信できなくなることが懸念される。例えば、基地局近傍のような通信環境が良いユーザ装置は、大きなMCSを使用して多くの情報を通信できる。MCSとはデータ変調方式及びチャネル符号化率の組み合わせを示し、通常、MCSを指定する番号が大きいほどトランスポートブロックサイズも大きくなり、高いスループットを達成できる。これに対して、セル端近傍のような通信環境が悪くなりがちなユーザ装置は、小さな低いMCSを使用しなければならず、一度に少しの情報しか通信できないので、所要品質と維持しつつ1周期分のデータ全てを1つのサブフレームで一度に送信できないかもしれない。このような不都合に対処するため、セグメンテーション方式又はTTIバンドリング方式により、1周期分のデータを連続的又は不連続的な複数の単位伝送期間TTIにわたる複数のパケットで通信することが考えられる。
図2に示すように、セグメンテーション方式は、データを構成する情報ビットSを複数個に分割し、分割された情報ビットに冗長ビットを付加することで複数のパケットを作成する。複数のパケットの各々にヘッダや巡回冗長検査符号(CRC)等が付される。複数のパケットの各々についてスケジューリングが行われ、無線リソースの割り当て内容を示す制御信号PDCCHを基地局eNBがユーザ装置UEに送信し、これに応じてユーザ装置UEはパケット(PUSCH)を送信する。図3はセグメンテーション方式における基地局eNB及びユーザ装置UE間の信号のやり取りを示す。なお、基地局eNBが送信する制御信号はPDCCHであるとは限らず、ACK又はNACKを示すPHICHでもよいし、PDCCHとPHICH双方でもよい。
図4に示すように、TTIバンドリング方式はデータを分割することなく、そのデータの冗長バージョンを生成することで、複数のパケットを作成する。複数のパケットは常に連続して送信されるので、ヘッダ及びCRCは4つのパケットにつき1つしか設定されていない。図5はTTIバンドリング方式における基地局eNB及びユーザ装置UE間の信号のやり取りを示す。セグメンテーション式とは異なり、スケジューリングは4つのパケットの各々については行われず、4つパケットにつき1度しか行われない。無線リソースの割り当て内容を示す制御信号PDCCHが基地局eNBからユーザ装置UEへ送信されると、これに応じてユーザ装置UEは4つのパケット(PUSCH)を連続して送信する。TTIバンドリング方式については、例えば非特許文献2に記載されている。
図6Aは制御プレーン(C-plane)に関するレイヤを示す。NASレイヤにおいてはユーザ装置UEとコアネットワークMMEとの間のやり取りが行われる。RRC(無線リソース制御)レイヤにおいては、呼接続や切断、HO等関する処理が行われる。RRCレイヤにおける様々な処理の内、本願においては特にTTIバンドリングに関する制御が行われることに着目している。具体的には、TTIバンドリング方式を使用するか否か(ON/OFF)がRRCレイヤにおいて制御される。TTIバンドリングのON/OFFはRRCメッセージ(RRC Connection Reconfiguration)により通知される。L2レイヤのPDCPレイヤでは、例えばヘッダ圧縮(ROHC)やセキュリティ等に関する処理(暗号化及び復号化等)が行われる。L2レイヤのRLCレイヤでは、セグメンテーション方式を使用するか否か及びコンカテネーション方式を使用するか否か等が制御される。セグメンテーション方式は上述したようにデータを分割する処理である。コンカテネーション方式は逆にデータを連結する処理である。L2レイヤのMACレイヤでは、多重化、再送制御(HARQ)、優先制御及びスケジューリング等の処理が行われる。L1レイヤでは物理レイヤ(PHY)の処理が行われ、無線通信が行われる。図6Bはユーザデータプレーン(U-plane)に関するレイヤを示す。PDCP、RLC、MAC、PHYの機能は図6Aの制御プレーン(C-plane)に関して説明したものと同様である。アプリケーションレイヤにおいてはユーザ装置UEと不図示の通信相手とのやり取りが行われる。インターネットプロトコル(IP)レイヤにおいては、ユーザ装置UEとコアネットワークとの間のやり取りが行われる。図示されているように、C-planeにおいてはRRCレイヤの処理が行われるのに対して、U-planeおいてはRRCレイヤの処理が行われていない点に留意を要する。
セグメンテーション方式を行うか否かは、L2レイヤのRLCレイヤで制御されるので、低遅延で切り替えることができる等の点で好ましい。しかしながら、分割された個々のパケット各々にヘッダやCRCを要し、オーバーヘッドが多くなり、分割損が生じてしまう。また、分割された複数のパケット各々について独立してスケジューリングを行う必要があり、制御信号量(シグナリング量)も増えてしまう。これに対して、TTIバンドリング方式は、複数のパケットについてまとめてスケジューリングを行うことができ、ヘッダ等のオーバーヘッドも少なくて済む等の点で好ましい。しかしながらTTIバンドリングの要否の切替はRRCレイヤで処理されるので、低遅延で速やかに切り替えることは容易でない。
従って、周期的に発生するデータの1周期分のデータが複数のTTIにわたる複数のパケットとして無線通信装置により送受信される場合に、下位レイヤにおいてパケットに付加するオーバーヘッド量及び上位レイヤにおける処理負担の双方を軽減できるようにすることが望まれる。
Oscar Fresan, et al., "Dynamic Packet Bundling for VoIP Transmission Over Rel'7 HSUPA with 10ms TTI Length,"IEEE ISWCS 2007, pp.5008-512 3GPP TS36.213V8.8.0(2009-09)(8章)
本発明の課題は、周期的に発生するデータの1周期分のデータが複数の単位伝送期間にわたる複数のパケットとして無線通信装置により送受信される場合に、下位レイヤにおいてパケットに付加するオーバーヘッド量及び上位レイヤにおける処理負担の双方を軽減できるようにすることである。
本発明の実施形態による基地局は、
ユーザ装置と無線通信する基地局であって、
ユーザ装置の無線チャネル状態を示す品質情報を取得する品質情報取得部と、
品質情報と、無線リソースの割当周期と、周期的に発生するデータの1周期分のデータが連続する複数のパケットとして伝送されるバンドリング通信の要否を示すバンドリング情報と、前記バンドリング通信の要否に応じて使用可能な無線リソースとの対応関係を、複数のパラメータセットのインデックスの各々について記憶している記憶部と、
前記対応関係を参照することで、前記品質情報取得部が取得した品質情報に対応するインデックスを決定し、決定されたインデックスに対応するバンドリング情報が示すバンドリング通信の要否と、当該基地局に現在設定されているバンドリング通信の要否とが一致していなかった場合、バンドリング通信の要否の切り替えを一定期間禁止する制御部と、
前記決定されたインデックスに対応する無線リソースを該インデックスに対応する割当周期でユーザ装置に割り当てるスケジューリング部と、
該無線リソースを用いてユーザ装置と通信する通信部と
を有する基地局である。
本発明によれば、周期的に発生するデータの1周期分のデータが複数の単位伝送期間にわたる複数のパケットとして無線通信装置により送受信される場合に、下位レイヤにおいてパケットに付加するオーバーヘッド量及び上位レイヤにおける処理負担の双方を軽減できるようにすることができる。
通信に使用されるリソースブロック数と電力密度との関係を示す図。 セグメンテーション方式によりデータを分割して複数のパケットを作成する様子を示す図。 セグメンテーション方式によりユーザ装置UEが複数のパケットを基地局eNBに送信する様子を示す図。 TTIバンドリング方式により複数のパケットを作成する様子を示す図。 TTIバンドリング方式によりユーザ装置UEが複数のパケットを基地局eNBに送信する様子を示す図。 C-planeのプロトコルスタックを示す図。 U-planeのプロトコルスタックを示す図。 本発明の実施形態において使用される基地局の機能ブロック図。 基地局が記憶しているテーブルの一例を示す図。 基地局が行う動作例のフローチャート。 スケジューリングを行う際の動作の概要を示す図。 TTIバンドリングの要否の変更について禁止期間を設けない場合を示す図。 本発明の実施形態に従ってTTIバンドリングの要否の変更について禁止期間を設けた場合を示す図。 基地局が行う別の動作例のフローチャート。
本発明の実施形態によれば、基地局eNBは、テーブルを参照することで、ユーザ装置UEの品質情報CQIに対応するインデックスを特定し、原則として、インデックスに対応するTTIバンドリング方式の要否に従って通信を行う。ただし、TTIバンドリングの要否を変更した後一定期間が経過していなかった場合、TTIバンドリングの要否を変更することは禁止される。TTIバンドリングを要しない状態から要する状態へ遷移することが禁止されている一定期間の間では、基地局eNBはセグメンテーションを行うことで、信号の品質を維持する。
添付図面を参照しながら以下の観点から実施形態を説明する。図中、同様な要素には同じ参照番号又は参照符号が付されている。
1.基地局
2.動作例
3.変形例
<1.基地局>
図7は、本発明の実施形態において使用される基地局の機能ブロック図を示す。図7には、移動通信システムの基地局に備わる様々な機能を実現する処理部の内、本実施形態に特に関連する処理部が示されている。説明の便宜上、図示の基地局は例えばロングタームエボリューション(LTE)方式の移動通信システムにおける基地局であるとするが、他の移動通信システムの基地局でもよい。例えば、基地局はLTEアドバンスト方式等の移動通信システムの基地局でもよい。図7には、上り信号受信部701、品質情報取得部703、アップリンク/ダウンリンク(UL/DL)バッファ管理部705、記憶部707、通信方式決定部709、パラメータ選択部711、スケジューリング部713、TFR選択部715、下り信号生成部717及び下り信号送信部719が示されている。
上り信号受信部701は、ユーザ装置UEからの上り信号を受信し、ベースバンド信号に変換する。したがって、上り信号受信部701は、受信した無線信号をフィルタリングする機能、アナログ信号をディジタル信号に変換する機能、受信した信号をデータ復調する機能、受信した信号をチャネル復号化する機能等を有する。上り信号は、一般的には制御チャネル、パイロットチャネル及びデータチャネル等を含む。本実施形態の場合、上り信号は、特に、音声データのような一定の周期でデータが発生する周期データを含む。この音声データは、後述する処理により決定された割当周期に従って割り当てられた無線リソースで受信される。
なお、ユーザ装置UEは、無線リンクを通じて基地局と通信する適切な如何なる通信装置でもよく、移動端末でも固定端末でもよい。ユーザ装置UEは、具体的には、携帯電話、ユーザ装置、情報端末、高機能携帯電話、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)、携帯用パーソナルコンピュータ、パームトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ等であるが、これらに限定されない。
品質情報取得部703は、上り信号から、無線チャネル状態の良否を示す品質情報又は品質値を取得する。品質情報は制御チャネルに含まれている。品質情報は、下りリンクの無線チャネル状態を示す情報でもよいし、上りリンクの無線チャネル状態を示す情報でもよいし、それら双方を含む情報でもよい。下りリンクの無線チャネル状態は、例えば、ユーザ装置が受信したパイロット信号の受信レベルから導出されたチャネル状態インジケータ(CQI)により表現されてもよい。上りリンクの無線チャネル状態は、基地局が受信したパイロット信号の受信レベルから導出されてもよい。基地局及びユーザ装置が受信したパイロット信号の受信レベルは、当業者に既知の適切な如何なる量で表現されてもよい。一例として、受信レベルは、瞬時値であるか平均値であるかを問わず、広く、無線チャネル状態の良否を表す量として定義され、例えば、受信電界強度RSSI、希望波受信電力RSRP、受信品質を表わすRSRQ、パスロス、SNR、SIR、SINR、Ec/N0等により表現されてもよい。RSRP、RSRQ、SNR、SIR、SINR等における希望波は、例えば、共有データチャネル(PUSCH、PDSCH)の電力でもよいし、パイロット信号(サウンディングリファレンス信号(SRS)及び/又は復調用リファレンス信号(DMRS)の電力でもよい。
アップリンク/ダウンリンク(UL/DL)バッファ管理部705は、上りリンク及び下りリンクにおいて送信されるデータのバッファの状態(データ滞留量)を管理する。下りリンクにおいて送信されるデータのバッファの状態(データ滞留量)は、基地局に備わっている送信バッファ(図示せず)の状態を調べることで判明する。これに対して、上りリンクにおいて送信されるデータのバッファの状態(データ滞留量)は、ユーザ装置UEに備わっている送信バッファの状態を示すバッファステータスレポートBSRを、ユーザ装置から受信することで判明する。基地局で管理されるデータ滞留量は、ユーザ装置に無線リソースが割り当てられると、割り当てたサイズの分だけ減少するように更新される。
記憶部707は、周期的に発生する周期データに無線リソースを割り当てる割当周期の複数の選択肢各々に対応する様々なパラメータをとして記憶する。これらのパラメータはテーブルとして記憶されてもよい。複数の選択肢の各々は、ディレーパッキングインデックス(DPI)又は単にインデックスと言及される。記憶部707が記憶するテーブルは、DPIと、無線リソースの割当周期と、品質情報と、TTIバンドリングフラグ(周期的に発生するデータの1周期分のデータが連続する複数のパケットとして伝送されるTTIバンドリングの要否を示す情報)と、トランスポートブロックサイズTBSと、TTIバンドリングの要否に応じて使用可能な無線リソースとの対応関係を規定する。
図8は、そのようなテーブルの一例を示す。図示の例では、インデックス(DPI)0-3と、無線リソースの割当周期T1−T4と、TTIバンドリングフラグFlagI0-FlagI3と、品質情報SIRと、一度に割当可能なトランスポートブロックサイズTBS0−TBS3と、TTIバンドリングを行う場合(FlagP=1)において一度に割当可能なリソースブロック数NRB10−NRB13と、TTIバンドリングを行う場合(FlagP=1)において使用可能な伝送フォーマットTF10-TF13と、TTIバンドリングを行わない場合(FlagP=0)において一度に割当可能なリソースブロック数NRB00−NRB03と、TTIバンドリングを行わない場合(FlagP=0)において使用可能な伝送フォーマットTF00-TF03との対応関係が示されている。ただし、対応関係をなす項目は図示のものに限定されず、別の項目が追加されてもよいし、何らかの項目が削除されてもよい。更に、説明の便宜上、インデックスの数は4つであるとしているが、5つ以上のインデックスが規定されてもよいし、4つ未満のインデックスしか規定されていなくてもよい。
無線リソースの割当周期T1−T4は、周期的に発生するデータに対して無線リソースを割り当てる周期である。ディレーパッキング方式が使用されるので、この割当周期は、データの発生周期に必ずしも一致しないことに留意を要する。無線リソースの割当周期は、無線チャネル状態が良いほど長く、悪いほど短く設定される。必須ではないが、割当周期は、インデックスが小さいほど長く、インデックスが大きいほど短い値を示す。ただし、図示の4つの割当周期が全て異なることは必須ではない。例えば、T0とT1が等しくてもよい。従って一般的には、T0≧T1≧T2≧T3である。
TTIバンドリングフラグFlagI0-FlagI3は、TTIバンドリングの要否を示す。TTIバンドリングは、無線チャネル状態が良い場合には不要であり、悪い場合には必要であるように設定される。従って、一例として、FlagI0、FlagI1及びFlagI2についてはTTIバンドリングを要しないことを示す値(例えば、False又は0)が設定され、FlagI3についてはTTIバンドリングを要することを示す値(例えば、True又は1)が設定されてもよい。あるいは、FlagI0及びFlagI1についてはTTIバンドリングを要しないことを示す値(例えば、False又は0)が設定され、FlagI2及びFlagI3についてはTTIバンドリングを要することを示す値(例えば、True又は1)が設定されてもよい。更に、FlagI0についてはTTIバンドリングを要しないことを示す値(例えば、False又は0)が設定され、FlagI1、FlagI2及びFlagI3についてはTTIバンドリングを要することを示す値(例えば、True又は1)が設定されてもよい。真偽及び1/0は逆でもよい。
テーブルにおける品質情報の列は、品質情報取得部703(図7)が取得した品質情報又は品質値をどのように分類するかを示す。図示の例では品質情報がSIRで表現されているが、上述したようにSIR以外の量で品質情報が表現されてもよい。図示の例の場合、品質情報はインデックスが小さいほど良い値を示し、インデックスが大きいほど悪い値を示すが、このことは必須ではない。図中、上昇及び下降とあるのは、品質情報とインデックスとの間にヒステリシスを持たせるためである。例えば、SIRがY1UPより小さな値からそれよりも大きな値に変化した場合、インデックスは2から1に変化する(品質が上昇する方向へ変化する)。その後、SIRがY1UPより大きな値からY1UP程度まで小さくなったとしてもそれだけではインデックスは2に戻らない。SIRがY1UPより低いY1DWよりも小さな値に変化して始めてインデックスは1から2に戻る。このように、品質が上昇する場合と下降する場合各々について、インデックスの閾値を異なる値に設定しておくことで、ヒステリシスを持たせることができる。
1TTIで1codewordあたりに送信可能なデータサイズトランスポートブロックサイズTBS0−TBS3は、一度に送信又は受信することが可能なデータサイズを表わす。トランスポートブロックサイズは、無線チャネル状態が良いほど大きく、悪いほど小さく設定される。図示の例の場合、トランスポートブロックサイズは、インデックスが小さいほどは大きな値を示し、インデックスが大きいほど小さな値を示す。より一般的には、TBS0≧TBS1≧TBS2≧TBS3である。
図示の例では、一度に割当可能なリソースブロック数及び使用可能な伝送フォーマットが、TTIバンドリングを行う場合と行わない場合で別々に規定されている。
TTIバンドリングを行う場合(FlagP=1)において一度に割当可能なリソースブロック数NRB10−NRB13は、TTIバンドリングを行う場合に一度に割当可能なリソースブロックの数を表す。リソースブロック数は、無線チャネル状態が良いほど多く、悪いほど少なく設定される。従って図示の例の場合、リソースブロック数はインデックスが小さいほど多く、インデックスが大きいほど少ない値を示す。より一般的には、NRB10≧NRB11≧NRB12≧NRB13である。なお、FlagPは、基地局がTTIバンドリングを現在行っているか否かを示し、図示の例の場合、TTIバンドリングを行っている場合はTrue又は1に設定され、TTIバンドリングを行っていない場合はFalse又は0に設定される。ただし、真偽及び1/0は逆でもよい。FlagPも上記のFlagIiもTTIバンドリングの要否に関するフラグであるが、FlagPは基地局の現在の状態を示すのに対して、FlagIiはインデックスがiであった場合にTTIバンドリングを行うべきか否かを示している点で両者の意味は異なる。
TTIバンドリングを行う場合(FlagP=1)において使用可能な伝送フォーマットTF10-TF13は、TTIバンドリングを行わない場合(FlagP=1)において使用可能なデータ変調方式及びチャネル符号化率の組み合わせである伝送フォーマットTF(すなわち、MCS)を示す。伝送フォーマットは、無線チャネル状態が良いほど、大きなMCSに設定され、無線チャネル状態が悪いほど小さいMCSに設定される。伝送フォーマットTFは、インデックスが小さいほど大きな値(大きいMCS)を示し、インデックスが大きいほど小さな値(小さいMCS)を示す。より一般的には、TF10≧TF11≧TF12≧TF13である。
同様に、TTIバンドリングを行わない場合(FlagP=0)において一度に割当可能なリソースブロック数NRB00−NRB03は、TTIバンドリングを行わない場合に一度に割当可能なリソースブロックの数を表す。図示の例の場合、リソースブロック数はインデックスが小さいほど多く、インデックスが大きいほど少ない値を示す。より一般的には、NRB00≧NRB01≧NRB02≧NRB03である。
TTIバンドリングを行わない場合(FlagP=0)において使用可能な伝送フォーマットTF00-TF03は、TTIバンドリングを行わない場合(FlagP=0)において使用可能なデータ変調方式及びチャネル符号化率の組み合わせである伝送フォーマットTF(すなわち、MCS)を示す。伝送フォーマットTFは、インデックスが小さいほど大きな値(大きなMCS)を示し、インデックスが大きいほど小さな値(小さいMCS)を示す。より一般的には、TF00≧TF01≧TF02≧TF03である。
概して、TTIバンドリングを行う場合(FlagP=1)において一度に割当可能なリソースブロック数NRB10−NRB13は、TTIバンドリングを行わない場合(FlagP=0)において一度に割当可能なリソースブロック数NRB00−NRB03より少ない傾向がある。TTIバンドリングを行うと、複数のサブフレームでパケットを送信できるのに対して、TTIバンドリングを行わない場合は1つのサブフレームでパケットを送信するため、より安全なフォーマットを選ぶ必要があるからである。また、TTIバンドリングを行う場合(FlagP=1)において使用可能な伝送フォーマットTF10-TF13は、 TTIバンドリングを行わない場合(FlagP=0)において使用可能な伝送フォーマットTF00-TF03よりも、大きなMCSを示す傾向がある。ただし、FlagP=1、0におけるリソースブロック数は同じであるが、TFが異なるような場合があってもよい。
図7の通信方式決定部709は、図8に示されているようなテーブルを参照することで、品質情報取得部703が取得した品質情報に対応するインデックス(DPI)を決定する。詳細な動作については後述するが、通信方式決定部709は、決定されたインデックスに対応するTTIバンドリングフラグが表すTTIバンドリングの要否(FlagIi)と、基地局がTTIバンドリングを現在行うことになっているか否か(FlagP)とを照合する。それらが一致していた場合、TTIバンドリングの要否を変更することなく、引き続きTTIバンドリングを行う又は行わないことにする。FlagIiとFlagPが異なっていた場合、通信方式決定部709は、現時点が、TTIバンドリングを行う状態及び行わない状態間の状態遷移を行った後一定期間経過しているか否かを判定する。一定期間を経過していた場合、通信方式決定部709は、FlagPをFlagIiが示す内容に変更する。一定期間が経過していなかった場合、通信方式決定部709は、TTIバンドリングを行うか否かの状態遷移を禁止又は抑止し、FlagPをそのまま維持し、FlagIiには変更しない。仮に、インデックスに対応するTTIバンドリングフラグがバンドリング通信を要することを示しているが(FlagIi=1)、基地局はTTIバンドリングを現在行うことになっていなかったとする(FlagP=0)。禁止期間又は抑止期間内においてこのような状況になると、通信方式決定部709は、周期的に発生するデータについてセグメンテーションを行うことを決定する。このように通信方式決定部709は、基地局が行うべき通信方式が、TTIバンドリングを行うベきか否か及びセグメンテーションを行うべきか否かを決定する。
なお、通信方式決定部709で計測される一定期間Tprohibitの値は任意に決定されてよい。例えば、一定期間Tprohibitは、周期的に発生するデータの発生周期の自然数倍に等しく設定されてもよい。更に、状態遷移直後からタイマで計測される期間(例えば、50ms)が、データの発生周期の自然数倍(20ms、40ms、60ms等)と異なっていた場合、一定期間Tprohibitは、発生周期の自然数倍の内、タイマで計測された期間より大きくかつその期間に最も近い値であってもよい。例えば、タイマで計測される期間が50msであり、データの発生周期が20msであったとすると、タイマで計測される期間50msはデータの発生周期の自然数倍(20ms、40ms、60ms等)ではない。この場合、一定期間Tprohibitは、発生周期の自然数倍の内(20ms、40ms、60ms等)、タイマで計測される期間50msより大きくかつその期間に最も近い値60msに設定される。
パラメータ選択部711は、通信方式決定部709で決定されたインデックスに対応する各種のパラメータを使用することを決定する。具体的には、無線リソースの割当周期、TTIバンドリングを行うか否か、使用可能なリソースブロック数及び伝送フォーマット及びセグメンテーションを行うか否か等が特定される。
スケジューリング部713は、通信するデータが存在するユーザ(ユーザ装置)についてスケジューリング係数を算出する。スケジューリング部713は、スケジューリング係数の値が相対的に大きい(または、硬判定的に優先度が高いと判定された)ユーザに対して、優先的に無線リソースを割り当てる。スケジューリング係数は、適切な如何なる方法で計算されてもよい。一例として、MaxC/I法やプロポーショナルフェアネス法(Proportional Fairness)等により、スケジューリング係数が計算されてもよい。また、スケジューリング係数に限らずユーザ装置の優先度を決める如何なるパラメータが用いられてもよい。
TFR(Transport Format and Resource)選択部715は、無線リソースが割り当てられたユーザ装置について、スケジューリング部713からの指示にしたがって、伝送フォーマット(データ変調方式及びチャネル符号化率)及びリソースブロックを決定する。
下り信号生成部717は、制御チャネル及び共有データチャネルを含む下り信号を生成する。制御チャネルは、無線リソースがユーザ装置にどのように割り当てられているかを示す。LTE方式の移動通信システムの場合、この制御チャネルは、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)に対応する。具体的には、制御チャネルは、無線リソースが割り当てられているユーザの識別子、下りリンク及び/又は上りリンクにおいて割り当てられたリソースブロック、データフォーマット(データ変調方式及びチャネル符号化率)等の情報を含む。共有データチャネルはユーザデータを含み、一般的には音声データ(VoIP)、リアルタイムデータ、データ通信用のデータ等を含む。LTE方式の移動通信システムの場合、このデータチャネルは、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)に対応する。
下り信号送信部719は、下り信号生成部717により生成された下り信号を送信する。したがって、下り信号送信部719は、送信するデータをチャネル符号化する機能、送信するデータをデータ変調する機能、ディジタル信号をアナログ信号に変換する機能、送信する信号をフィルタリングする機能、送信する信号を増幅する機能等を有する。下り信号を受信したユーザ装置は、無線リソースが割り当てられているか否かを示す制御信号(PDCCH)を分析し、無線リソースが割り当てられていた場合、指定された無線リソースで上り信号を送信する。
<2.動作例>
図9は、図7に示すような基地局(特に、通信方式決定部709)が行う動作例のフローチャートを示す。図示のフローはディレーパッキング方式によりスケジューリングされるユーザ装置毎に周期的に行われる。そのような周期はユーザ装置が通信するデータの発生周期の自然数倍である。基地局は、図示のフローを周期的に行うことで、使用するインデックス及びTTIバンドリングの要否等を更新する。フローを行う周期は、ディレーパッキングにおける割当周期以上長い更新周期でもよい。フローはステップ901から始まり、ステップ903に進む。
ステップ903において、基地局は、ユーザ装置の品質情報(例えば、SIR)を取得し、テーブル(図8)を参照することで、その品質情報に対応するインデックスDPIを決定する。説明の便宜上、インデックスDPIを示す番号は0、1、2又は3であるとする。
ステップ905において、基地局は、前回の周期で決定したインデックスioldと、今回の周期で決定したインデックスiとの異同を判定する。それらが異なっていた場合、フローはステップ907に進む。
ステップ907において、基地局は今回の周期で使用するインデックスの値を更新する。すなわち、ioldをiの値にする。これにより、図8に示すテーブルにおいて、そのユーザ装置について今回の周期で使用されるパラメータは、インデックスがioldである行からiである行に示されるパラメータに変更される。このように、使用するインデックスを変更することは、L2レイヤにおける処理であり、速やかに行うことができる。しかしながら、TTIバンドリングを行うかどうか (FlagP)を変更することはRRCレイヤにおいて制御されるので、速やかに行うことは容易でない。
ステップ909において、基地局は、基地局がTTIバンドリングを現在行うことになっているか否かを示すフラグFlagPの値(このフラグは前回の周期で決定されている)と、今回使用するインデックスiに対応するTTIバンドリングフラグFlagIiの値との異同を判定する。FlagPの値とFlagIiの値が異なっていた場合、フローはステップ911に進む。なお、上述したように、FlagPも上記のFlagIiもTTIバンドリングの要否に関するフラグであるが、FlagPは基地局の現在の状態を示すのに対して、FlagIiはインデックスがiであった場合にTTIバンドリングを行うべきか否かを示している点で両者は異なる点に留意を要する。
ステップ911において、基地局は、TTIバンドリングを行うか否かの状態を前回変更した後、一定期間Tprohibit以上経過しているか否かを判定する。一定期間Tprohibit以上経過していた場合、フローはステップ913に進む。
ステップ913において、基地局は、今回の周期でTTIバンドリングを行うか否かを示す値FlagPを、インデックスiに対応するTTIバンドリングフラグが示す値FlagIiに変更する。これにより、図8に示すテーブルにおいて、ユーザ装置UEについて使用すべきパラメータが、変更されたインデックスi及び変更されたFlagPにより一意に決定される。
ステップ911において、TTIバンドリングを行うか否かの状態を前回変更した後、一定期間Tprohibit以上経過していなかった場合、フローはステップ915に進む。
ステップ915に至る場合、今回の周期でTTIバンドリングを行うか否かを示す値FlagPを、インデックスに対応するTTIバンドリングフラグFlagIiが示す値に変更することは禁止される。これにより、図8に示すテーブルにおいて、ユーザ装置UEについて使用すべきパラメータが、変更されたインデックスi及び変更されなかったFlagPにより一意に決定される。この場合において、現在基地局がTTIバンドリングを行わないことになっているが(FlagP=False又は0)、今回のTTIバンドリングフラグFlagIiはTTIバンドリングを行うべきことを示していた場合(FlagI=True又は1)を考察する。この場合、TTIバンドリングを行うように状態を変更することはできないが、TTIバンドリングを要するほど無線チャネル状態は悪いので、パケットを複数のTTIにわたって伝送し、通信品質を担保する必要がある。そこで、ステップ915において、基地局は、セグメンテーションを行う。逆の場合、すなわち、現在基地局がTTIバンドリングを行うことになっているが(FlagP=True又は1)、今回のTTIバンドリングフラグFlagIiはTTIバンドリングを行うべきでないことを示していた場合(FlagI=False又は0)を考察する。この場合は、FlagPは変更されず、前回だけでなく今回もTTIバンドリングが行われる。
このように、L3レイヤにおいてTTIバンドリングの要否(FlagP)を変更することは、前回変更した後、一定期間以上経過していなければ行われず、過剰に頻繁な切り替えは抑制される。
ステップ909においてFlagPの値とFlagIの値が同じであった場合、フローはステップ923に進む。
ステップ923において、基地局は、今回のインデックスDPI、TTIバンドリングを行うか否かFlagP及びセグメンテーションを行うか否かに基づいて、今回使用する各種のパラメータを決定する。図8に示されているように、インデックスDPIの値iとTTIバンドリングを行うか否かを示す値FlagPとを指定することで、通信に必要なパラメータを一意に特定できる。そのようなパラメータは、使用可能なトランスポートブロックサイズ、使用可能なリソースブロック数及び伝送フォーマットを含む。その後、フローはステップ927に進み、通信方式を決定する手順は終了する。
ステップ905において、前回の周期で決定したインデックスioldと、今回の周期で決定したインデックスiとが同一であった場合、フローはステップ917に進む。
ステップ917において、基地局は、基地局がTTIバンドリングを現在行うことになっているか否かを示すフラグFlagPの値(このフラグは前回の周期で決定されている)と、今回使用するインデックスに対応するTTIバンドリングフラグFlagIの値との異同を判定する。FlagPの値とFlagIの値が異なっていた場合、フローはステップ919に進む。
ステップ919において、基地局は、TTIバンドリングを行うか否かの状態を前回変更した後、一定期間Tprohibit以上経過しているか否かを判定する。一定期間Tprohibit以上経過していた場合、フローはステップ921に進む。
ステップ921において、基地局は、今回の周期でTTIバンドリングを行うか否かを示す値(FlagP)を、インデックスに対応するTTIバンドリングフラグが示す値(FlagI)に変更する。これにより、図8に示すテーブルにおいて、ユーザ装置UEについて使用すべきパラメータが、同一であったインデックスi及び変更されたFlagPにより一意に決定される。
ステップ919において、TTIバンドリングを行うか否かの状態を前回変更した後、一定期間Tprohibit以上経過していなかった場合、フローはステップ925に進む。
ステップ925に至る場合、今回の周期でTTIバンドリングを行うか否かを示す値(FlagP)を、インデックスに対応するTTIバンドリングフラグFlagIが示す値に変更することは禁止される。これにより、図8に示すテーブルにおいて、ユーザ装置UEについて使用すべきパラメータが、同一であったインデックスi及び変更されなかたFlagPにより一意に決定される。この場合において、現在基地局がTTIバンドリングを行わないことになっているが(FlagP=False又は0)、今回のTTIバンドリングフラグFlagIはTTIバンドリングを行うべきことを示していた場合(FlagI=True又は1)を考察する。この場合、TTIバンドリングを行うように状態を変更することはできないが、TTIバンドリングを要するほど無線チャネル状態は悪いので、パケットを複数のTTIにわたって伝送し、通信品質を改善する必要がある。そこで、ステップ925において、基地局は、セグメンテーションを行う。逆の場合、すなわち、現在基地局がTTIバンドリングを行うことになっているが(FlagP=True又は1)、今回のTTIバンドリングフラグFlagIはTTIバンドリングを行うべきでないことを示していた場合(FlagI=False又は0)を考察する。この場合は、FlagPは変更されず、前回だけでなく今回もTTIバンドリングが行われる。
ステップ921の後フローはステップ923、927に進み、終了する。ステップ925の後、フローはステップ927に進み、終了する。
次に、具体的なインデックスDPIの値を用いて動作を説明する。前提として、図8に示すテーブルにおいてTTIバンドリングフラグFlagIiは、FlagI0=FlagI1= FlagI2=0及びFlagI3=1のように設定されていたとする。以下に示す(1)-(6)の具体例は、前回と今回のDPI及びTTIバンドリングの要否が異なる場合(1)及び(2)と、前回と今回のDPIは異なるがTTIバンドリングの要否は同じである場合(3)と、前回と今回のDPIは同じであるがTTIバンドリングの要否は異なる場合(4)及び(5)と、前回と今回のDPI及びTTIバンドリングの要否が同じである場合(6)とを示す。
(1)前回のDPIが2(iold=2、FlagP=0)であり、今回のDPIが3(i=3、FlagI3=1)であったとする。この場合、前回と今回でDPIは異なるので、フローはステップ905から907に進み、今回使用するDPIが3に変更される。前回のTTIバンドリングの要否FlagPは0であり、今回の要否FlagI3は1であるので、両者は異なり、フローはステップ907からステップ911へ進む。そして、TTIバンドリングを行うか否かの状態を前回変更した後、一定期間Tprohibit以上経過していたとすると、フローはステップ913に進み、TTIバンドリングの要否の状態FlagPをFlagI3=1により更新する。
(2)上記の(1)と同様に、前回のDPIが2(iold=2、FlagP=0)であり、今回のDPIが3(i=3、FlagI3=1)であるが、TTIバンドリングを行うか否かの状態を前回変更した後、一定期間Tprohibit以上経過していなかったとする。この場合、フローはステップ915に進み、TTIバンドリングの要否の状態FlagPは、0のまま維持され、必要に応じてセグメンテーションが行われる。
(3)前回のDPIが1(iold=1、FlagP=0)であり、今回のDPIが2(i=2、FlagI2=0)であったとする。この場合、前回と今回でDPIは異なるので、フローはステップ905から907に進み、今回使用するDPIが2に変更される。前回のTTIバンドリングの要否FlagPは0であり、今回の要否FlagI2も0であり、両者は同じであるので、TTIバンドリングの要否は変更されない。
(4)前回のDPIが2(iold=2、FlagP=1)であり、今回のDPIも2(i=2、FlagI2=0)であるが、TTIバンドリングの要否の状態が異なっていたとする。この場合、前回と今回でDPIは同じなので、フローはステップ905から917に進む。前回のTTIバンドリングの要否FlagPは1であり、今回の要否FlagI2は0であるので、両者は異なり、フローはステップ917からステップ919へ進む。そして、TTIバンドリングを行うか否かの状態を前回変更した後、一定期間Tprohibit以上経過していたとすると、フローはステップ921に進み、TTIバンドリングの要否の状態FlagPをFlagI2=0により更新する。
(5)上記の(4)と同様に、前回のDPIが2(iold=2、FlagP=1)であり、今回のDPIも2(i=2、FlagI2=0)であるが、TTIバンドリングを行うか否かの状態を前回変更した後、一定期間Tprohibit以上経過していなかったとする。この場合、フローはステップ919からステップ925に進み、TTIバンドリングの要否の状態FlagPは、1のまま維持される。
(6)前回のDPIが1(iold=1、FlagP=0)であり、今回のDPIも1(i=1、FlagI1=0)であったとする。この場合、前回と今回でDPIは同じであるので、フローはステップ905から917に進む。前回のTTIバンドリングの要否FlagPは0であり、今回の要否FlagI1も0であり、両者は同じであるので、TTIバンドリングの要否は変更されない。
基地局が、個々のユーザ装置について周期的に図9に示されるフローを実行することで、個々のユーザ装置の通信に使用すべきパラメータの値が決定される。その後、基地局(特に、図7のスケジューリング部713)は、ユーザ装置に無線リソースを実際に割り当てるためのスケジューリングを行う。図10は、スケジューリングを行う際の動作の概要を示す。フローはステップS101から始まり、ステップS103に進む。
ステップS103において、基地局は、ベアラが設定されているユーザを指定するパラメータkを1に初期設定する。
ステップS105において、基地局は、k番目のユーザ装置UE#kが、スケジューリングの対象となっているか否かを判定する。k番目のユーザ装置UE#kが、スケジューリングの対象となっていなかった場合、フローはステップS111に進み、スケジューリングの対象となっていた場合、フローはステップS107に進む。
ステップS107において、基地局は、スケジューリングの対象となったユーザ装置のうち、k番目のユーザ装置UE#kに無線リソースを割り当てるか否かを決定する。一例として、スケジューリング係数の値が相対的に大きい(または、硬判定的に優先度が高いと判定された)ユーザ装置に、無線リソースが割り当てられる。
ステップS109において、無線リソースが割り当てられることに決まったユーザ装置UE#kについて、伝送フォーマット(MCS)、リソースブロック及びトランスポートブロックサイズ等を決定する。音声データのような周期データについてのリソースブロック数及びトランスポートブロックサイズ等は、図9のフローにより決定されている。
ステップS111において、パラメータkの値がインクリメントされる。
ステップS113において、パラメータkの値が、ベアラを設定している全ユーザ装置の数K以下であるか否かが判定される。パラメータkの値がK以下であった場合、フローはステップS103に戻り、インクリメントされたk番目のユーザ装置について、説明済みの処理が行われる。パラメータkの値がKより大きくなった場合、フローはステップS115に進み、現在のサブフレームに対する無線リソースの割り当て処理が終了する。
本実施形態によれば、基地局は、TTIバンドリングを行うか否かの状態を前回変更した後、一定期間Tprohibit以上経過しているか否かを判定し、一定期間Tprohibit以上経過していなければ、状態遷移を禁止する。
図11は、仮にそのような一定期間を設けず、信号の品質に応じてTTIバンドリングの要否を変更する様子を模式的に示す。上述したようにTTIバンドリングを行うか否かの制御はRRCレイヤで行われるので、頻繁に速やかに切り替えることは容易でない。
図12は、本実施形態に従って、TTIバンドリングを行うか否かの状態遷移を禁止する一定期間を設けた場合を示す。
時間t1に至るまで信号の品質は閾値以上であり、TTIバンドリングはOFFに設定されている。時間t1になると、信号の品質が閾値未満になり、これに応じてTTIバンドリングはOFF(不要)からON(要)に切り替えられる。この切替に応答して、更なる切り替えを禁止する一定期間の計測が開始される。
時間t2において一定期間は満了するが、信号の品質は依然として閾値未満であるためTTIバンドリングはONのままである。
時間t3に至ると、信号の品質が閾値以上になり、これに応じてTTIバンドリングがONからOFFに切り替えられる。この切替に応答して、更なる切り替えを禁止する一定期間の計測が開始される。この間に信号の品質が閾値未満に下がってもTTIバンドリングをOFFからONにすることはできない。この場合はセグメンテーションが行われ、通信品質が維持される。
時間t4において一定期間が満了すると共に、信号の品質も閾値を超える。このため、時間t4においてTTIバンドリングがOFFからONに切り替えられる。この切替に応答して、更なる切り替えを禁止する一定期間の計測が開始される。
時間t5において一定期間は満了するが、信号の品質は依然として閾値未満であるためTTIバンドリングはONのままである。
時間t6に至ると、信号の品質が閾値以上になり、これに応じてTTIバンドリングがONからOFFに切り替えられる。この切替に応答して、更なる切り替えを禁止する一定期間の計測が開始される。
時間t7において一定期間は満了するが、信号の品質は依然として閾値未満であるためTTIバンドリングはOFFのままである。
時間t8になると、信号の品質が閾値未満になり、これに応じてTTIバンドリングはOFFからONに切り替えられる。この切替に応答して、更なる切り替えを禁止する一定期間の計測が開始される。
時間t9において一定期間は満了するが、信号の品質は依然として閾値未満であるためTTIバンドリングはONのままである。以下、同様な処理が続く。
<3.変形例>
図9に示す動作例は単なる一例にすぎず、同様な結果をもたらす適切な如何なるフローが使用されてもよい。図13はそのような変形例を示すフローチャートである。フローはステップ1301から始まり、ステップ1303に進む。
ステップ1303において、基地局は、ユーザ装置の品質情報(例えば、SIR)を取得し、テーブル(図8)を参照することで、その品質情報に対応するインデックスDPIを決定する。説明の便宜上、インデックスDPIを示す番号は0、1、2又は3であるとする。
ステップ1305において、基地局は、前回の周期で決定したインデックスioldと、今回の周期で決定したインデックスiとの異同を判定する。それらが異なっていた場合、フローはステップ1307に進む。
ステップ1307において、基地局は今回の周期で使用するインデックスの値を更新する。すなわち、ioldをiの値にする。これにより、図8に示すテーブルにおいて、そのユーザ装置について今回の周期で使用されるパラメータは、インデックスがioldである行からiである行に示されるパラメータに変更される。
ステップ1309において、基地局は、基地局がTTIバンドリングを現在行うことになっているか否かを示すフラグFlagPの値(このフラグは前回の周期で決定されている)と、今回使用するインデックスに対応するTTIバンドリングフラグFlagIiの値との異同を判定する。FlagPの値とFlagIiの値が異なっていた場合、フローはステップ1311に進む。
ステップ1311において、基地局は、TTIバンドリングを行うか否かの状態を前回変更した後、一定期間Tprohibit以上経過しているか否かを判定する。一定期間Tprohibit以上経過していた場合、フローはステップ1313に進む。
ステップ1313において、基地局は、今回の周期でTTIバンドリングを行うか否かを示す値FlagPを、インデックスに対応するTTIバンドリングフラグが示す値FlagIiに変更する。これにより、図8に示すテーブルにおいて、ユーザ装置UEについて使用すべきパラメータが、決定されたインデックスi及び変更されなかたFlagPにより一意に決定される。
ステップ1311において、TTIバンドリングを行うか否かの状態を前回変更した後、一定期間Tprohibit以上経過していなかった場合、フローはステップ1315に進む。
ステップ1315に至る場合、今回の周期でTTIバンドリングを行うか否かを示す値(FlagP)を、インデックスに対応するTTIバンドリングフラグFlagIが示す値に変更することは禁止される。これにより、図8に示すテーブルにおいて、ユーザ装置UEについて使用すべきパラメータが、決定されたインデックスi及び変更されなかったFlagPにより一意に決定される。この場合において、現在基地局がTTIバンドリングを行わないことになっているが(FlagP=False又は0)、今回のTTIバンドリングフラグFlagIはTTIバンドリングを行うべきことを示していた場合(FlagIi=True又は1)を考察する。この場合、TTIバンドリングを行うように状態を変更することはできないが、パケットを複数のTTIにわたって伝送し、通信品質を改善する必要がある。そこで、ステップ1315において、基地局は、セグメンテーションを行う。逆の場合、すなわち、現在基地局がTTIバンドリングを行うことになっているが(FlagP=True又は1)、今回のTTIバンドリングフラグFlagIiはTTIバンドリングを行うべきでないことを示していた場合(FlagIi=False又は0)を考察する。この場合は、FlagPは変更されず、前回だけでなく今回もTTIバンドリングが行われる。
ステップ1309においてFlagPの値とFlagIの値が同じであった場合、フローはステップ1317に進む。
ステップ1317において、基地局は、今回のインデックスDPI、TTIバンドリングを行うか否かFlagP及びセグメンテーションを行うか否かに基づいて、今回使用する各種のパラメータを決定する。図8に示されているように、インデックスDPIと、TTIバンドリングを行うか否か(FlagP)とを指定することで、通信に必要なパラメータを一意に特定できる。そのようなパラメータは、使用可能なトランスポートブロックサイズ、使用可能なリソースブロック数及び伝送フォーマットを含む。その後、フローはステップ1319に進み、通信方式を決定する手順は終了する。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、それらは単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。例えば、本発明は、TTIバンドリングを行う適切な如何なる移動通信システムに適用されてもよい。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、通信端末及び情報処理装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明に従って動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
701 上り信号受信部
703 品質情報取得部
705 アップリンク/ダウンリンク(UL/DL)バッファ管理部
707 記憶部
709 通信方式決定部
711 パラメータ選択部
713 スケジューリング部
715 TFR選択部
717 下り信号生成部
719 下り信号送信部

Claims (8)

  1. ユーザ装置と無線通信する基地局であって、
    ユーザ装置の無線チャネル状態を示す品質情報を取得する品質情報取得部と、
    品質情報と、無線リソースの割当周期と、周期的に発生するデータの1周期分のデータが連続する複数のパケットとして伝送されるバンドリング通信の要否を示すバンドリング情報と、前記バンドリング通信の要否に応じて使用可能な無線リソースとの対応関係を、複数のパラメータセットのインデックスの各々について記憶している記憶部と、
    前記対応関係を参照することで、前記品質情報取得部が取得した品質情報に対応するインデックスを決定し、決定されたインデックスに対応するバンドリング情報が示すバンドリング通信の要否と、当該基地局に現在設定されているバンドリング通信の要否とが一致していなかった場合、バンドリング通信の要否の切り替えを一定期間禁止する制御部と、
    前記決定されたパラメータセットのインデックスに対応する無線リソースを該インデックスに対応する割当周期でユーザ装置に割り当てるスケジューリング部と、
    該無線リソースを用いてユーザ装置と通信する通信部と
    を有する基地局。
  2. 前記一定期間が、バンドリング通信を行う状態及び行わない状態間の切り替えに応答して起動したタイマにより計測された期間から決定される、請求項1記載の基地局。
  3. 前記一定期間が、前記周期的に発生するデータの発生周期の自然数倍に等しい、請求項2記載の基地局。
  4. 前記タイマにより計測された期間が前記発生周期の自然数倍と異なっていた場合、前記一定期間は、前記発生周期の自然数倍のうち、前記タイマにより計測された期間より大きくかつ該期間に最も近い値である、請求項3記載の基地局。
  5. 前記バンドリング情報は、品質情報が少なくとも最良である場合には前記バンドリング通信が不要であることを示し、品質情報が少なくとも最悪である場合には前記バンドリング通信が必要であることを示す、請求項1記載の基地局。
  6. 前記制御部は、使用するインデックスを周期的に更新する、請求項1記載の基地局。
  7. 前記決定されたパラメータセットのインデックスに対応するバンドリング情報がバンドリング通信を要することを示しているが、当該基地局は現在バンドリング通信を行うことになっていなかった場合において、前記制御部は、前記一定期間内において、前記周期的に発生するデータについてセグメンテーションを行うことを決定する、請求項1ないし6の何れか1項に記載の基地局。
  8. ユーザ装置と無線通信する基地局が実行する制御方法であって、
    ユーザ装置の無線チャネル状態を示す品質情報を取得するステップと、
    品質情報と、無線リソースの割当周期と、周期的に発生するデータの1周期分のデータが連続する複数のパケットとして伝送されるバンドリング通信の要否を示すバンドリング情報と、前記バンドリング通信の要否に応じて使用可能な無線リソースとの対応関係を、複数のパラメータセットのインデックスの各々に応じて定めているテーブルを参照することで、前記取得するステップで取得した品質情報に対応するインデックスを決定し、決定されたインデックスに対応するバンドリング情報が示すバンドリング通信の要否と、当該基地局に現在設定されているバンドリング通信の要否とが一致していなかった場合、バンドリング通信の要否の切り替えを一定期間禁止するステップと、
    前記決定されたパラメータセットのインデックスに対応する無線リソースを該インデックスに対応する割当周期でユーザ装置に割り当て、該無線リソースを用いてユーザ装置と通信するステップと
    を有する制御方法。
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