JP2013236334A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】明るい背景の下で撮影した被写体であっても、ハイライト部分の有無を正しく判断することの可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像を取得する画像取得手段1と、画像を、輝度が所定の閾値以上である第1の領域と第1の領域に比べて輝度が低い第2の領域とに分割する画像分割手段2と、第2の領域に囲まれた第1の領域をハイライト部分として検出するハイライト検出手段3と、ハイライト検出手段3による検出結果に応じて、画像に対する所定の質感向上処理の作動を制御する質感向上処理制御手段4と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、取得した画像における被写体のハイライト部分の存在状況に応じて、被写体表面の状態をよりリアルに再現するための質感向上処理を行う画像処理装置に関する。
従来、被写体の光沢部分を検出し、光沢部分を強調することにより、画像中の被写体の質感を向上させる画像表示装置として、例えば、次の特許文献1に記載の映像表示装置がある。
図4は特許文献1に記載の映像表示装置の一構成例を示すブロック図である。
特許文献1に記載の映像表示装置は、2次元映像ソースの動き/静止にかかわらず立体感を増強させることを課題とした装置であり、前後感・奥行き感回路51と、光沢感・コントラスト強調回路52L,52Rと、Vアパコン・コアリングシャープネス回路53L,53Rと、カラー強調回路54L,54Rを備えている。
前後感・奥行き感回路51は、映像信号のエッジ情報に基づいて画像の位置を水平方向に移動させ、左右視差を付加する前後感強調と、中心融像面を表示面よりも奥にする奥行き感強調を行う。光沢感・コントラスト強調回路52L,52Rは、映像信号の輝度の高い部分を光沢部分として検出し、その光沢部分において片眼および両眼のコントラストを強調する。Vアパコン・コアリングシャープネス回路53L,53Rは、垂直方向の変化点における中低域以上の周波数を持ち上げる垂直アパーチャーコントロールと、振幅の大きく高い周波数成分を持つエッジのみにシャープネスを与えるコアリングシャープネスとからなる。カラー強調回路54L,54Rは、肌色以外の色のカラーコントラストを強調する。
そして、特許文献1に記載の映像表示装置は、これらの回路51〜54L,54Rによる各項目の画像処理を適宜適用することによって、容易に立体感を増強できるようにしている。
特開平11−127456号公報
ところで、宣伝用の商品撮影等においては、商品の背景に反射率が高く明るい布や紙を使用する場合が多い。
しかし、特許文献1に記載の映像表示装置では、信号の輝度の高い部分の有無で被写体の光沢部分の有無を判断している。このため、非光沢物体を被写体として用いて明るい背景の下で撮影した場合、背景を被写体の光沢部分であると誤って判断し易く、適切な質感向上処理を施すことが出来なかった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、明るい背景の下で撮影した被写体であっても、ハイライト部分の有無を正しく判断して、適切な質感向上処理を施すことの可能な画像処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による画像処理装置は、画像を取得する画像取得手段と、前記画像を、輝度が所定の閾値以上である第1の領域と前記第1の領域に比べて輝度が低い第2の領域とに分割する画像分割手段と、前記第2の領域に囲まれた前記第1の領域をハイライト部分として検出するハイライト検出手段と、前記ハイライト検出手段による検出結果に応じて、前記画像に対する所定の質感向上処理の作動を制御する質感向上処理制御手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の画像処理装置においては、前記画像分割手段は、前記画像の階調数を落とした少なくとも2値からなる画像を作成することにより、前記画像を前記第1の領域と前記第2の領域とに分割するのが好ましい。
また、本発明の画像処理装置においては、前記ハイライト検出手段は、前記画像の全画素を走査することにより、前記ハイライト部分の検出を行うのが好ましい。
また、本発明の画像処理装置においては、前記質感向上処理制御手段は、前記ハイライト検出手段により検出された前記ハイライト部分の大きさが所定の閾値以上である場合に、前記画像に対する前記所定の質感向上処理を作動させるのが好ましい。
また、本発明の画像処理装置においては、前記質感向上処理制御手段は、前記所定の質感向上処理の作動量を、前記ハイライト部分の大きさに対応した作動量の関数を用いて制御するのが好ましい。
また、本発明の画像処理装置においては、前記質感向上処理制御手段は、前記所定の質感向上処理の作動量を、前記第2の領域に囲まれた前記第1の領域の大きさに対応する作動量が記録されたLUT(ルックアップテーブル)を用いて制御するのが好ましい。
また、本発明の画像処理装置においては、前記所定の質感向上処理は、トーンカーブ、輝度コントラスト、色コントラスト、シャープネス、エッジ強調、ボケ、ノイズ、明度、彩度、色相のうち1種類以上の項目について行う画像処理であるのが好ましい。
本発明によれば、明るい背景の下で撮影した被写体であっても、ハイライト部分の有無を正しく判断して、適切な質感向上処理を施すことの可能な画像処理装置が得られる。
本発明の実施例1にかかる画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 図1の画像処理装置に備わる画像分割手段による画像分割処理の説明図で、(a)はその一例にかかる分割対象の画像を示す図、(b)は(a)の画像の輝度のヒストグラム及び(a)の画像を分割するために1つ設定された輝度の閾値を示す図、(c)は(b)に示した輝度の閾値により、(a)の画像の輝度が2値に分割された画像を示す図、(d)は他の例にかかる分割対象の画像を示す図、(e)は(d)の画像の輝度のヒストグラム及び(d)の画像を分割するために1つ設定された輝度の閾値を示す図、(f)は(e)に示した輝度の閾値により、(d)の画像の輝度が2値に分割された画像を示す図、(g)はさらに他の例にかかる分割対象の画像を示す図、(h)は(g)の画像の輝度のヒストグラム及び(g)の画像を分割するために3つ設定された輝度の閾値を示す図、(i)は(h)に示した輝度の閾値により、(g)の画像の輝度が4値に分割された画像を示す図である。 実施例1の画像処置装置に備わる質感向上処理制御手段が制御するコントラスト処理及びシャープネス処理に関する、ハイライト部分の大きさ(画素数)との関係を示す図で、(a)はハイライト部分の大きさ(画素数)に対するコントラスト処理量を示すグラフ、(b)はハイライト部分の大きさ(画素数)に対するシャープネス処理量を示すグラフである。 特許文献1に記載の映像表示装置の一構成例を示すブロック図である。
実施例の説明に先立ち、本発明の作用効果について説明する。
本発明の画像処理装置は、画像を取得する画像取得手段と、前記画像を、輝度が所定の閾値以上である第1の領域と前記第1の領域に比べて輝度が低い第2の領域とに分割する画像分割手段と、前記第2の領域に囲まれた前記第1の領域をハイライト部分として検出するハイライト検出手段と、前記ハイライト検出手段による検出結果に応じて、前記画像に対する所定の質感向上処理の作動を制御する質感向上処理制御手段と、を備えている。
上述した、特許文献1に記載の装置のように信号の輝度の高低でハイライト部分であるか否かを判断すると、明るい背景の下で被写体を撮影した場合、光沢がなくハイライト部分が存在しない被写体であっても、撮影した画像中に被写体のハイライト部分が存在するという誤った判断をしてしまうおそれがある。
ところで、画像において被写体のハイライト部分は、一般に、被写体におけるハイライト部分よりも輝度が低い部分に囲まれている。
そこで、本発明の画像処理装置のように、画像分割手段が、輝度が所定の閾値以上である第1の領域と第1の領域に比べて輝度が低い第2の領域とに分割し、ハイライト検出手段が、第2の領域に囲まれた第1の領域をハイライト部分として検出するようにすれば、明るい背景の下で撮影された被写体の画像であっても、ハイライト部分の有無を正しく判断することができる。
そして、質感向上処理制御手段が、ハイライト検出手段による検出結果に応じて、画像に対する所定の質感向上処理の作動を制御するようにすれば、被写体のハイライト部分の有無に応じた適切な質感向上処理を施すことができ、被写体表面の状態をよりリアルに再現できる。
また、本発明の画像処理装置においては、前記画像分割手段は、前記画像の階調数を落とした少なくとも2値からなる画像を作成することにより、前記画像を前記第1の領域と前記第2の領域とに分割するのが好ましい。
このようにすれば、画像における被写体のハイライト部分の有無を高精度に検出でき、より適切な質感向上処理を施すことができる。
また、本発明の画像処理装置においては、前記ハイライト検出手段は、前記画像の全画素を走査することにより、前記ハイライト部分の検出を行うのが好ましい。
被写体のハイライト部分は、画像の中央部に存在するとは限らず、画像の中央部から外れた位置に存在する場合もある。しかるに、全画素を走査するようにすれば、画像内における被写体のハイライト部分の位置を高精度に検出できる。
また、本発明の画像処理装置においては、前記質感向上処理制御手段は、前記ハイライト検出手段により検出された前記ハイライト部分の大きさが所定の閾値以上である場合に、前記画像に対する前記所定の質感向上処理を作動させるのが好ましい。
例えば、画像における被写体のハイライト部分が非常に小さい場合、所定の質感向上処理を施すと却って画像が不自然になり易い。
しかるに、ハイライト検出手段により検出されたハイライト部分の大きさが所定の閾値以上である場合に、画像に対する所定の質感向上処理を作動させるようにすれば、被写体のハイライト部分が非常に小さく所定の質感向上処理を施すと却って画像が不自然になり易い場合における質感向上処理の作動を防ぐことができる。
また、本発明の画像処理装置においては、前記質感向上処理制御手段は、前記所定の質感向上処理の作動量を、前記ハイライト部分の大きさに対応した作動量の関数を用いて制御するのが好ましい。
このようにすれば、画像に占めるハイライト部分の割合に応じた適切な質感向上処理を施すことができる。
また、本発明の画像処理装置においては、前記質感向上処理制御手段は、前記所定の質感向上処理の作動量を、前記第2の領域に囲まれた前記第1の領域の大きさに対応する作動量が記録されたLUT(ルックアップテーブル)を用いて制御するようにしてもよい。
このようにすれば、画像に占めるハイライト部分の割合に応じた質感向上処理の作動量を、関数等を用いて算出することなく迅速に取得できる。
なお、本発明の画像処理装置においては、前記所定の質感向上処理は、トーンカーブ、輝度コントラスト、色コントラスト、シャープネス、エッジ強調、ボケ、ノイズ、明度、彩度、色相のうち1種類以上の項目について行う画像処理である。
このようにすれば、ハイライト部分が存在する画像に対し、適切な質感向上処理を施すことができる。
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
実施例1
図1は本発明の実施例1にかかる画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。図2は図1の画像処理装置に備わる画像分割手段による画像分割処理の説明図で、(a)はその一例にかかる分割対象の画像を示す図、(b)は(a)の画像の輝度のヒストグラム及び(a)の画像を分割するために1つ設定された輝度の閾値を示す図、(c)は(b)に示した輝度の閾値により、(a)の画像の輝度が2値に分割された画像を示す図、(d)は他の例にかかる分割対象の画像を示す図、(e)は(d)の画像の輝度のヒストグラム及び(d)の画像を分割するために1つ設定された輝度の閾値を示す図、(f)は(e)に示した輝度の閾値により、(d)の画像の輝度が2値に分割された画像を示す図、(g)はさらに他の例にかかる分割対象の画像を示す図、(h)は(g)の画像の輝度のヒストグラム及び(g)の画像を分割するために3つ設定された輝度の閾値を示す図、(i)は(h)に示した輝度の閾値により、(g)の画像の輝度が4値に分割された画像を示す図である。図3は実施例1の画像処置装置に備わる質感向上処理制御手段が制御するコントラスト処理及びシャープネス処理に関する、ハイライト部分の大きさ(画素数)との関係を示す図で、(a)はハイライト部分の大きさ(画素数)に対するコントラスト処理量を示すグラフ、(b)はハイライト部分の大きさ(画素数)に対するシャープネス処理量を示すグラフである。
本実施例の画像処理装置は、図1に示すように、画像取得手段1と、画像分割手段2と、ハイライト検出手段3と、質感向上処理制御手段4を有している。
画像取得手段1は、撮像素子(不図示)が撮像した電気信号を画像情報に変換等することで画像を取得するように構成されている。また、画像取得手段1は、取得した画像を画像分割手段2と質感向上処理制御手段4に出力する。なお、画像取得手段1は、その内部に撮像素子を備えた構成であってもよい。
画像分割手段2は、画像を、輝度が所定の閾値以上である第1の領域と前記第1の領域に比べて輝度が低い第2の領域とに分割する。
画像分割手段2による画像分割処理の詳細を、図2を用いて説明する。
まず、画像分割手段2は、画像取得手段1より画像分割手段2へ出力された画像の輝度ヒストグラムを検出する。例えば、画像分割手段2へ出力された画像が、図2(a)に示すような、明るい背景にハイライト部分の存在する主要被写体が写っている画像である場合、輝度ヒストグラムは、図2(b)に示すように、ハイライト部分及びハイライト部分と同程度の輝度を持つ領域(ここでは、第1の領域a1)と第1の領域a1よりも輝度が低い領域(ここでは第2の領域a2)とで夫々ピークを持つ2つの領域に分かれている。
次いで、画像分割手段2は、第1の領域a1と第2の領域a2との2つの領域に分けることのできる所定の輝度の閾値に基づいて図2(a)の画像から2値化した画像を作成する(図2(c))。
なお、第1の領域a1と第2の領域a2とを分ける所定の輝度の閾値には、ハイライトに相当する最も輝度の高い領域とそれ以外の輝度の領域とに分けることのできる値を用いる。
また、例えば、画像分割手段2へ出力された画像が、図2(d)に示すような、暗い背景にハイライト部分の存在する主要被写体が写っている画像である場合、画像分割手段2が検出する画像の輝度ヒストグラムは、図2(e)に示すように、ハイライト部分(ここでは、第1の領域a1)と第1の領域a1よりも輝度が低い領域(ここでは第2の領域a2)と第2の領域a2よりも輝度が低い領域(ここでは第3の領域a3)とで夫々ピークを持つ3つの領域に分かれている。
画像分割手段2は、第1の領域a1と第2の領域a2及び第3の領域a3との2つの領域に分けることのできる所定の輝度の閾値に基づいて図2(d)の画像から2値化した画像を作成する(図2(f))。
なお、画像分割手段2は、輝度ヒストグラムが複数の領域に分かれるように、複数の閾値で分割し、多値画像を作成するようにしてもよい。その場合、ハイライト部分と同等程度の輝度を持つ第1の領域a1と第1の領域a1よりも輝度の低い第2の領域a2とを分けるための第1の閾値と原点との間を等分した位置での輝度を閾値とする。
例えば、画像分割手段2へ出力された画像が、図2(g)に示すように、暗い背景にハイライト部分の存在する主要被写体が写り、且つ、ハイライト部分の輝度が低く主要被写体の他の部分との境界がはっきりしない画像である場合、画像分割手段2が検出する画像の輝度ヒストグラムは、図2(h)に示すように、ハイライト部分(ここでは、第1の領域)が低く、暗い背景部分と主要被写体における暗い部分とで夫々ピークを持つ2つの領域に分かれ、さらに、主要被写体における暗い領域は輝度の裾野部分が長く延びている。また、輝度ヒストグラム上では、ハイライト部分(第1の領域)と主要被写体における輝度のハイライト側の裾野部分との境界が不明確になっている。画像分割手段2は、第1の領域a1と第2の領域a2(主要被写体における輝度のハイライト側の裾野部分)とを所定の輝度の閾値(ここでは第1の輝度の閾値とする)で分けるとともに、第1の輝度の閾値と原点との間を等分した位置の第2の輝度の閾値、第3の輝度の閾値により4つの領域a1,a2a,3,a4に分け、図2(g)の画像から多値化(ここでは4値化)した画像を作成する(図2(i))。
なお、画像分割手段2は、図2(c)の例では、ハイライト部分に相当する輝度を持つ第1の領域a1を信号値1、ハイライト部分に相当しない輝度を持つ第2の領域a2を信号値0として2値化画像を作成する。また、図2(f)の例では、ハイライト部分に相当する輝度を持つ第1の領域a1を信号値1、ハイライト部分に相当しない輝度を持つ第2の領域a2及び第3の領域a3を信号値0として2値化画像を作成する。また、図2(i)の例では、ハイライト部分に相当する輝度を持つ第1の領域a1を信号値3、ハイライト部分に相当しない輝度を持つ第2の領域a2、第3の領域a3及び第4の領域a4を夫々信号値2,1,0として多値化(4値化)画像を作成する。
ハイライト検出手段3は、画像の全画素を走査することにより、ハイライト部分の有無の検出を行う。
例えば、ハイライト検出手段3は、2値化された画像における全画素領域での信号値を検知する。そして、図2(c)、図2(f)に示すような2値化画像において、信号値1の領域が、信号値0の領域に囲まれているか否かを判定する。信号値1の領域が、信号値0の領域に囲まれている場合、ハイライト検出手段3は、その囲まれている信号値1の領域をハイライト部分として検出する。信号値1の領域が、信号値0の領域で囲まれていない場合、ハイライト検出手段3は、その囲まれていない信号値1の領域についてはハイライト部分として検出しない。
また、例えば、図2(i)に示すような4値化画像において、信号値3の領域が信号値2,1又は0の領域に囲まれている場合、ハイライト検出手段3は、その囲まれている信号値3の領域をハイライト部分として検出する。信号値3の領域が信号値2,1又は0の領域に囲まれていない場合、ハイライト検出手段3は、その囲まれていない信号値3の領域についてはハイライト部分として検出しない。また、ハイライト検出手段3は、ハイライト部分の画素数を、ハイライト部分の大きさとして検出する。
なお、ハイライト検出手段3は、画像において被写体のハイライト部分が存在しうる位置が予め特定されるような場合には、所定2値化された画像における所定画素領域での信号値を検知するようにしてもよい。
質感向上処理制御手段4は、ハイライト検出手段3による検出結果に応じて、画像取得手段1が取得した画像に対する所定の質感向上処理の作動を制御する。
例えば、質感向上処理制御手段4は、ハイライト検出手段3がハイライト部分を検出した場合、画像取得手段1が取得した画像の全領域又はハイライト部分に対し、ハイライト部分の大きさ(画素数)に比例した所定量のコントラスト処理やシャープネス処理を作動させる。ハイライト部分が存在しない場合は、コントラスト処理やシャープネス処理は作動させない。
なお、本実施例の画像処理装置では、質感向上処理制御手段4が制御するコントラスト処理量やシャープネス処理量を、次式(1),(2)に示すようなハイライト部分の大きさX(ここではハイライト部分の画素数)の関数値により取得できるようにする。
(コントラスト処理量)=αc(X) ・・・(1)
(シャープネス処理量)=αs(X) ・・・(2)
この場合、αはハイライト部分の大きさ(画素数)Xの関数になり、例えば、図3(a)、図3(b)のような関係になる。なお、コントラスト処理量αc(X)、シャープネス処理量αs(X)は、いずれもハイライト部分の大きさX(画素数)に比例した関係にあるが、シャープネス処理量αs(X)は、コントラスト処理量αc(X)に比べてハイライト部分の大きさX(画素数)に対する処理の増加量が大きくなるようにする。シャープネス処理のほうがコントラスト処理に比べてより被写体表面の状態をリアルに再現し易いからである。
あるいは、本実施例の画像処理装置では、質感向上処理制御手段4が制御するコントラスト処理量LUTc(X)やシャープネス処理量LUTs(X)を、予め設定したLUT(ルックアップテーブル)から取得できるようにしてもよい。
(コントラスト処理量)=LUTc(X) ・・・(3)
(シャープネス処理量)=LUTs(X) ・・・(4)
LUT(ルックアップテーブル)には、ハイライト部分の大きさ(画素数)Xが大きくなる程、コントラスト処理量LUTc(X)、シャープネス処理量LUTs(X)が大きな値となるように設定しておく。なお、LUTに設定するコントラスト処理量LUTc(X)、シャープネス処理量LUTs(X)の値は、ハイライト部分の大きさ(画素数)Xが一定の範囲において処理量の値が同じ値となるような値の他、任意の値を設定しても良い。
また、質感向上処理制御手段4が作動量を制御する質感向上処理は、コントラストやシャープネスに限定されるものではない。
例えば、トーンカーブ、輝度コントラスト、色コントラスト、シャープネス、エッジ強調、ボケ、ノイズ、明度、彩度、色相のうち1種類以上の項目について行うようにしてもよい。
このように構成された実施例1の画像処理装置によれば、画像分割手段2が、輝度が所定の閾値以上である第1の領域と第1の領域に比べて輝度が低い第2の領域とに分割し、ハイライト検出手段3が、第2の領域に囲まれた第1の領域をハイライト部分として検出するので、明るい背景のもとで撮影された被写体であっても、ハイライト部分の有無を正しく判断できる。そして、質感向上処理制御手段4が、ハイライト検出手段3による検出結果に応じて、画像に対する所定の質感向上処理の作動を制御するので、被写体のハイライト部分の有無に応じた適切な質感向上処理を施すことができる。
そして、このように画像処理をすることにより、陰影や鋭敏感をコントロールすることができ、被写体表面をよりリアルに再現し、ハイライト部分を持つ様々な被写体画像に対して適切な質感向上処理を施すことができる。
また、実施例1の画像処理装置において、画像分割手段2が、画像の階調数を落とした少なくとも2値からなる画像を作成することにより、画像を第1の領域と第2の領域とに分割するようにしたので、被写体のハイライト部分の有無を高精度に検出でき、より適切な質感向上処理を施すことができる。
また、実施例1の画像処理装置によれば、ハイライト検出手段3が、画像の全画素を走査することにより、ハイライト部分の検出を行うので、画像内において被写体のハイライト部分が中央部から外れた位置に存在する場合であっても、画像内における被写体のハイライト部分の位置を高精度に検出できる。
また、実施例1の画像処理装置によれば、質感向上処理制御手段4が、ハイライト検出手段3により検出されたハイライト部分の画素数が所定の閾値以上である場合に、画像に対する所定の質感向上処理を作動させるので、被写体中のハイライト部分が非常に小さく所定の質感向上処理を施すと却って画像が不自然になり易い場合における質感処理の作動を防ぐことができる。
また、実施例1の画像処理装置によれば、質感向上処理制御手段4が、所定の質感向上処理の作動量を、ハイライト部分の画素数に対応した作動量の関数を用いて制御することで、画像に占めるハイライト部の割合に応じた適切な質感向上処理を施すことができる。
また、実施例1の画像処理装置によれば、質感向上処理制御手段4が、所定の質感向上処理の作動量を、第2の領域に囲まれた第1の領域の画素数に対応する作動量が記録されたLUT(ルックアップテーブル)を用いて制御することで、画像に占めるハイライト部分の割合に応じた質感向上処理の作動量を、関数等を用いて算出することなく迅速に取得できる。
また、実施例1の画像処理装置によれば、所定の質感向上処理は、トーンカーブ、輝度コントラスト、色コントラスト、シャープネス、エッジ強調、ボケ、ノイズ、明度、彩度、色相のうち1種類以上の項目について行うようにしたので、ハイライト部分が存在する画像に対し、適切な質感向上処理を施すことができる。
本発明の画像処理装置は、取得した画像中の被写体のハイライト部分に応じて、被写体表面の状態をよりリアルに再現することが必要とされるあらゆる分野に有用である。
1 画像取得手段
2 画像分割手段
3 ハイライト検出手段
4 質感向上処理制御手段
51 前後感・奥行き感回路
52L、52R 光沢感・コントラスト強調回路
53L、53R Vアパコン・コアリングシャープネス回路
54L、54R カラー強調回路

Claims (7)

  1. 画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像を、輝度が所定の閾値以上である第1の領域と前記第1の領域に比べて輝度が低い第2の領域とに分割する画像分割手段と、
    前記第2の領域に囲まれた前記第1の領域をハイライト部分として検出するハイライト検出手段と、
    前記ハイライト検出手段による検出結果に応じて、前記画像に対する所定の質感向上処理の作動を制御する質感向上処理制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像分割手段は、前記画像の階調数を落とした少なくとも2値からなる画像を作成することにより、前記画像を前記第1の領域と前記第2の領域とに分割することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ハイライト検出手段は、前記画像の全画素を走査することにより、前記ハイライト部分の検出を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記質感向上処理制御手段は、前記ハイライト検出手段により検出された前記ハイライト部分の大きさが所定の閾値以上である場合に、前記画像に対する前記所定の質感向上処理を作動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記質感向上処理制御手段は、前記所定の質感向上処理の作動量を、前記ハイライト部分の大きさに対応した作動量の関数を用いて制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記質感向上処理制御手段は、前記所定の質感向上処理の作動量を、前記第2の領域に囲まれた前記第1の領域の大きさに対応する作動量が記録されたLUT(ルックアップテーブル)を用いて制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記所定の質感向上処理は、トーンカーブ、輝度コントラスト、色コントラスト、シャープネス、エッジ強調、ボケ、ノイズ、明度、彩度、色相のうち1種類以上の項目について行う画像処理であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07303857A (ja) * 1994-05-13 1995-11-21 Toyota Motor Corp 深み感向上塗膜
JP2008124653A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Olympus Corp 画像信号処理装置、画像信号処理プログラム、画像信号処理方法
JP2010038954A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Sony Corp 画像処理回路および画像表示装置

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