JP2013233776A - 現像ブレード製造用金型およびそれを用いた現像ブレードの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブレード両端に現像剤循環用切欠き部を越えて配置される延設部を有する複雑な形状の現像ブレードであっても、延設部を確実に充填することのでき、製品歩留まりを向上させることができる現像ブレード製造用金型およびそれを用いた現像ブレードの製造方法を提供する。
【解決手段】 現像ブレード製造用金型は、ブレード部材の形状に応じたキャビティを備え、第1延設部が形成されている側に材料を注入するためのゲート部が形成され、第1延設部とは長手方向の反対位置にある第2延設部を形成するキャビティ部分の端側部側には、エアーベント溝が連通して形成されており、第2延設部の端側部に沿った長さをLとし、エアーベント溝の端側部に沿った幅をWaとした場合、エアーベント溝の幅WaはL/3以下であり、かつ、エアーベント溝の幅Waを幅方向に二分する中心位置Pが、L/2あるいはL/2よりも前記現像剤循環用切欠き部側に位置するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、現像ブレードを製造するための金型に関し、特にレーザプリンタ、複写機、ファクシミリ等の電子写真画像形成装置の現像装置に用いられる現像ブレードを成形するための金型に関する。
電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置では、感光体ドラム上の潜像を現像するための現像装置を備えている。この現像装置としては、例えば、図8に示されるように、ホッパー52、現像ローラ53、回動可能な攪拌板54、および現像ブレード55を備えてなる構造の現像装置51が知られている(特許文献1)。
このような現像装置51において、ホッパー52内に貯留されている現像剤56は、回動する攪拌板54により現像ローラ53側に供給され、現像ブレード55と現像ローラ53との摩擦帯電により現像ローラ53の周面上に現像剤が薄層状に均一に担持され、担持されない余分な現像剤はホッパー52内に戻される。そして、潜像が形成されている感光体ドラム57に現像ローラ53から現像剤56が移行することによって現像が行われる。
このような現像処理において、現像ブレード55によって掻き取られた余分な現像剤が、ホッパー52内に戻らずに、現像ローラ53の長手方向の現像領域の外へ漏れるのを防止するために、下記の特許文献2〜特許文献4には、例えば、図9に示すごとく、支持部材112と、この支持部材112の1つの端側部112Aに沿って配設されたブレード部材115とを備え、支持部材112は端側部112Aの両側の端部の近傍に現像剤循環用切欠き部113を有し、ブレード部材115は現像剤循環用切欠き部113を越えて端側部112Aの両側の端部近傍まで延設され、かつ、ブレード部材115は現像剤循環用切欠き部113に対応した切欠き部116を有する現像ブレード55の提案がなされている。
特開2003−43812号公報 特開2008−216275号公報 特開2009−122384号公報 特開2010−110949号公報
しかしながら、このような複雑な形状の現像ブレードでは、射出成形後においてブレード両端にそれぞれ配置されている延設部114の角部114a,114bにゴム等の成形材料が十分に充填されにくく、エッジ形状が明確にならない(ショート)という不具合が生じやすい傾向があった(図10参照)。
このような実状のもとに本発明は、創案されたものであり、その目的は、上記のごとくブレード両端に現像剤循環用切欠き部を越えて配置される延設部を有する複雑な形状の現像ブレードであっても、延設部を確実に充填することのでき、製品歩留まりを向上させることができる現像ブレード製造用金型およびそれを用いた現像ブレードの製造方法を提供することにある。
なお、上記特許文献3および特許文献4には、それぞれ、ガスベント部に関する記載および金型プレートのセット面における粗面加工に関する記載がなされているが、金型構造を充分に考慮したショート(充填不足)に対する方策が講じられていると言えるものではない。
上記課題を解決するために、本発明は、長尺形状の支持部材の上に、支持部材の1つの端側部の長手方向に沿ってブレード部材が形成されており、前記支持部材は前記端側部の長手方向の両側の端部の近傍に現像剤循環用切欠き部を有しているとともに、前記ブレード部材は長手方向の両端部に、それぞれ、前記現像剤循環用切欠き部を越えて前記端側部の長手方向の両側の端部近傍まで延設された第1延設部および第2延設部を備える現像ブレード、の製造に用いられる金型であって、前記金型は、前記ブレード部材の形状に応じたキャビティを備え、前記第1延設部が形成されている側に材料を注入するためのゲート部が形成され、前記第1延設部とは長手方向の反対位置にある前記第2延設部を形成するキャビティ部分の前記端側部側には、エアーベント溝が連通して形成されており、前記第2延設部の前記端側部に沿った長さをLとし、前記エアーベント溝の前記端側部に沿った幅をWaとした場合、エアーベント溝の幅WaはL/3以下であり、かつ、エアーベント溝の幅Waを幅方向に二分する中心位置Pが、L/2あるいはL/2よりも前記現像剤循環用切欠き部側に位置するエリアδの中に設定されてなるように構成される。
また、本発明の現像ブレード製造用金型の好ましい態様として、前記エアーベント溝の幅Waは、L/2よりも前記現像剤循環用切欠き部側のエリアδ内に収まるように形成される。
また、本発明の現像ブレード製造用金型の好ましい態様として、前記エアーベント溝の幅Waは、L/20〜L/6となるように構成される。
また、本発明の現像ブレード製造用金型の好ましい態様として、前記エアーベント溝の深さHは、0.03〜0.07mmとなるように構成される。
また、本発明の現像ブレード製造用金型の好ましい態様として、前記第2延設部の前記端側部に沿った長さLは、0.8〜1.5mmとなるように構成される。
また、本発明の現像ブレード製造用金型の好ましい態様として、前記金型は、長尺形状の支持部材を位置決めして載置するための下金型と、当該下金型の上に載置された長尺形状の支持部材に被着される上金型とを有し、前記上金型は、前記ブレード部材の形状に応じたキャビティを有するとともに材料を注入するためのゲート部およびエアーベント溝を有するように構成される。
また、本発明の現像ブレード製造用金型の好ましい態様として、前記エアーベント溝の最外部位置は、長尺形状の支持部材を介して下金型と上金型とを組み合わせた際に生じる隙間に連通するように配置されて構成される。
また、本発明の現像ブレード製造用金型の好ましい態様として、前記ブレード部材の形状に応じたキャビティの周囲には、キャビティの周囲を真空引きするための機構を設けないように構成される。
また、本発明の現像ブレード製造用金型の好ましい態様として、前記キャビティは、複数の現像ブレードが同時に成形されるように多数個取りに設定される。
本発明の現像ブレードの製造方法は、上記記載の現像ブレード製造用金型に材料を注入して現像ブレードを製造するように構成される。
また、本発明の現像ブレードの製造方法の好ましい態様として、前記材料がゴム材料であるように構成される。
また、本発明の現像ブレードの製造方法の好ましい態様として、前記ゴム材料が液状シリコーンゴムであるように構成される。
また、本発明の現像ブレードの製造方法の好ましい態様は、射出成形法から構成される。
また、本発明の現像ブレードの製造方法の好ましい態様として、射出される液状シリコーンゴムの粘度が、50〜1000P(ポアズ)であるように構成される。
本発明の現像ブレード製造用金型は、長尺形状の支持部材の上に、支持部材の1つの端側部の長手方向に沿ってブレード部材が形成されており、前記支持部材は前記端側部の長手方向の両側の端部の近傍に現像剤循環用切欠き部を有しているとともに、前記ブレード部材は長手方向の両端部に、それぞれ、前記現像剤循環用切欠き部を越えて前記端側部の長手方向の両側の端部近傍まで延設された第1延設部および第2延設部を備える現像ブレード、の製造に用いられる金型であって、前記金型は、前記ブレード部材の形状に応じたキャビティを備え、前記第1延設部が形成されている側に材料を注入するためのゲート部が形成され、前記第1延設部とは長手方向の反対位置にある前記第2延設部を形成するキャビティ部分の前記端側部側には、エアーベント溝が連通して形成されており、前記第2延設部の前記端側部に沿った長さをLとし、前記エアーベント溝の前記端側部に沿った幅をWaとした場合、エアーベント溝の幅WaはL/3以下であり、かつ、エアーベント溝の幅Waを幅方向に二分する中心位置Pが、L/2あるいはL/2よりも前記現像剤循環用切欠き部側に位置するように設定されているので、ブレード両端に現像剤循環用切欠き部を越えて配置される延設部を有する複雑な形状の現像ブレードであっても、延設部を確実に充填することのでき、製品歩留まりを向上させることができる。
図1は、本発明の金型を用いて製造される成形対象物である現像ブレードの一実施形態を示す平面図である。 図2(A)は、図1のI−I線矢視断面図、図2(B)は、図1のII−II線矢視断面図、図2(C)は、図1のIII−III線矢視断面図である。 図3は、ブレード部材の形状に応じたキャビティの中に一方端のゲート部から他方端までブレード部材が充填される状態を簡易かつ模式的に示した平面図、および最後にブレード部材の材料が流れ込む第2延設部の部分拡大平面図である。 図4は、金型構造を模式的に示した平面図である。ブレード部材を充填させるキャビティの形状(ブレード部材の形状と実質的に同じ)は、点線で示されている。金型内にインサートされている支持部材20は本来なら隠れて見えないが、キャビティの形状を明瞭にするために、便宜上、実線で記載してある。 図5は、図4に示される金型構造のIV−IV線矢視端面図である。 図6は、図4に示される金型構造のV−V線矢視端面図である。 図7は、実験例において具体的に配置されたエアーベント溝40の位置と幅を示した図面であって、特に、第2延設部の端側部に沿った長さをLと、エアーベント溝の端側部に沿った幅をWaとの関係をわかり易く示した図面である。A−I,A−II,A−III;B−I,B−II,B−III;C−I,C−II,C−III;D−I,D−II,D−III;E−I,E−II,E−III;F−I,F−II,F−III;G−I,G−II,G−III;J1,J2;K1,K2,K3,K4;は当該位置に形成されたエアーベント溝40の幅Waを示す。 現像装置の構造の一例を示す図である。 現像ブレードの一例を示す平面図である。 従来の問題点を視認的に説明するための図面であって、現像ブレードの延設部付近を拡大した平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための複数の実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する形態に限定されることはなく、技術思想を逸脱しない範囲において種々変形を行なって実施することが可能である。また、添付の図面においては、説明のために上下、左右の縮尺を誇張して図示することがあり、実際のものとは縮尺が異なる場合がある。
本発明は、現像ブレード製造用金型およびそれを用いた現像ブレードの製造方法である。まず、最初に、成形製造となる現像ブレードの形態等について、図1〜図3を参照しつつ説明する。
<現像ブレードについての説明>
図1は、本発明の金型を用いて製造(成形)される現像ブレードの一実施形態を示す平面図である。図2(A)は、図1のI−I線矢視断面図、図2(B)は、図1のII−II線矢視断面図、図2(C)は、図1のIII−III線矢視断面図である。図3は、ブレード部材の形状に応じたキャビティの中に一方端のゲート部から他方端までブレード部材が充填される状態を簡易かつ模式的に示した平面図、および最後にブレード部材の材料が流れ込む第2延設部の部分拡大平面図である。
本発明の成形および製造対象となる現像ブレード10は、図1に示されるように、長尺形状の支持部材20の上に、弾性部材から構成されるブレード部材30が形成されている。なお、図1において、ブレード部材30はその存在が明確になるようにドット(点)で塗って表示されている。
ブレード部材30は、図1に示されるように支持部材20の1つの端側部2Aの長手方向に沿って形成されている。支持部材20は前記端側部2Aの長手方向の両側の端部の近傍に現像剤循環用切欠き部23を有している。そして、ブレード部材30は現像剤循環用切欠き部23に沿って形成されたブレード切欠き部33を備えるとともに、長手方向の両端部に、それぞれ、前記現像剤循環用切欠き部23を越えて前記端側部2Aの長手方向の両側の端部近傍まで延設された第1延設部35および第2延設部36を備えている。
現像ブレード10を構成する支持部材20は、その材質に特に制限はなく、例えば、SUS301、SUS304等のステンレス鋼、C5210等のバネ用リン青銅等からなる金属基板、セラミックス基板、PC(ポリカーボネート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂基板等を挙げることができる。また、支持部材20の厚みは、例えば、ステンレスであれば0.1mm程度とすることができる。
支持部材20に形成されている現像剤循環用切欠き部23は、現像ブレード10と現像ローラとの間に存在する余分な現像剤を、支持部材20の反対面(支持部材20を介して現像ローラと反対側の面)へ送り、ホッパー内に効率的に循環回収させるためのものである。このような現像剤循環用切欠き部23の大きさおよび形状は、適宜設定することができ、例えば、長方形状の切欠き部の場合、幅を1〜5mm、奥行きを0.5〜2.5mmの範囲で設定することができる。
また、支持部材20は、端側部2Aに対向する他方端である端側部2Bに沿って複数の穴部14を備えている。この穴部14は取り付け用、位置決め用等、任意に設定することができ、図示されている形態および個数に限定されるものではない。
現像ブレード10を構成するブレード部材30は、その材質に制限はなく、例えば、シリコーンゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、水素化ニトリルゴム等を挙げることができる。図2(A)〜(C)に示されるごとく、ブレード部材30は、現像ローラとの接触領域がわずかに曲面をなしている。このブレード部材30が有するブレード切欠き部33の形状は、上記の支持部材10が有する現像剤循環用切欠き部23を閉塞することなく露出させる形態であれば特に制限されるものではない。例えば、ブレード切欠き部33を、現像剤循環用切欠き部23と同一の形状としてもよい。また、現像剤循環用切欠き部23よりも少し大きい(例えば、幅が1mm以内で支持部材10が切欠き部33に露出する程度の大きさ)ものとしてもよい。
このような現像ブレード10では、現像ローラから掻き取られた余分な現像剤のうち、ホッパー内に落下せずに現像ブレード10と現像ローラとの間に存在する余分な現像剤が、現像剤循環用切欠き部23によって支持部材20の反対面へ送られ、その後、ホッパー内に落下して効率的に循環回収される。そして、現像剤循環用切欠き部23を越えてブレード部材30の長手方向(図1に矢印aで示される方向)の両端部には第1延設部35および第2延設部36が形成されているので、現像ブレード10と現像ローラとの間に存在する現像剤が、現像ブレード10の長手方向の現像領域外へ漏れることが防止される。
上述したように第1延設部35および第2延設部36は、現像剤循環用切欠き部23を越えてブレード部材30の長手方向(図1に矢印aで示される方向)の両端部に略同じ大きさに形成されている。本発明では、ブレード部材30が成形される際に、ゲート部g(図1参照)に近い側を便宜上、第1延設部35と称し、ゲート部gから遠方に位置し、最後にブレード部材30の材料が流れ込むと考えられる側を便宜上、第2延設部36と称している。
図1においては、左側位置に配置されているのが第2延設部36であり、右側に配置されているが第1延設部35である。図1において、ゲート部gを左側端近傍に配置して、形式的に第2延設部36と第1延設部35とを入れ替えるようにしてもよい。
第1延設部35および第2延設部36の大きさは、図1や図3に示されるごとく端側部2Aに沿った長さをL、奥域長さをDとした場合、L=0.8〜1.5mm程度、D=1.0〜2.0mm程度とされる。
なお、図1および図2に示される符号30aは、ブレード部材30の一部を構成する肉薄の矩形状の小片部(スカート部)である。小片部30aは、通常、図示のごとく現像ローラと接触することがない位置に形成されており、この小片部30aに、例えば、ブレード部材30を成形する際の最初に材料が流れ込む場所であるゲート部gを設けたり、多数個取りの場合のキャビティNo.を特定するための記号を付すことができる。
<現像ブレード製造用金型の説明>
本発明における現像ブレード製造用金型は、図3〜図6に示されるように、ブレード部材30の形状に応じたキャビティCvを備え、第1延設部35を形成するキャビティ部分35´の側に、材料を注入するためのゲート部gが形成されている。
この一方で、第1延設部35とは長手方向(矢印a方向)の反対位置にある第2延設部36を形成するキャビティ部分36´の端側部2A側には、エアーベント溝40がキャビティ部分36´と連通して形成されている(図3および図6参照)。
このキャビティ部分36´の設定仕様について、図3の下方に示される第2延設部36(キャビティ部分36´)の部分拡大図を参照しつつ説明する。
図3に示されるごとく、第2延設部36(キャビティ部分36´)の端側部2Aに沿った長さをLとし、エアーベント溝40(極めて微小のエリアであるため斜線を付して明示する)の端側部2Aに沿った幅をWaとした場合、エアーベント溝40の幅WaはL/3以下であり、かつ、エアーベント溝40の幅Waを幅方向に二分する中心位置Pが、L/2あるいはL/2よりも現像剤循環用切欠き部23側に位置するエリアδの中に設定されるように構成される。
エアーベント溝40の幅WaがL/3を超えると、エアーベント溝40の深さH(図6参照)をいかように調整しようとも、エアーベント溝40に接するキャビティ部分からバリを発生させることなく、第2延設部36の端側部2A側の角部36aに材料を十分に充填させることが困難となってしまう。つまり、エアーベント溝40の深さH(図6参照)をいかように調整しても、バリが発生したり、あるいは第2延設部36の端側部2A側の角部36aのエッジ形状が明確にならない(いわゆるショートであり、エッジ部分が丸くなる)という不具合が生じる傾向がある。エアーベント溝40の幅Waのより好ましい範囲は、L/20〜L/6である。
また、エアーベント溝40の幅Waを幅方向に二分する中心位置Pが、L/2あるいはL/2よりも現像剤循環用切欠き部23側に位置するエリアδを外れた場合もやはり、上記と同様に、エアーベント溝40の深さH(図6参照)をいかように調整しようとも、エアーベント溝40に接するキャビティ部分からバリを発生させることなく、第2延設部36の端側部2A側の角部36aに材料を十分に充填させることが困難となってしまう。エアーベント溝40の幅Wは、L/2よりも現像剤循環用切欠き部23側のエリアδ内に収まるように形成することが好ましい。
エアーベント溝40の深さHは、本発明の効果を奏するように適宜設定することができ、特に、H=0.03〜0.07mmの範囲内に設定することが望ましい。
なお、第2延設部36(キャビティ部分36´)の端側部2Aに沿った長さLは、0.8〜1.5mm、好ましくは、0.9〜1.1mmとされる。反対側に位置する第1延設部35(キャビティ部分35´)の端側部2Aに沿った長さも同等とされる。現像ブレード10と現像ローラとの間に存在する現像剤が、現像ブレード10の長手方向の現像領域外へ漏れることを防止するに充分な長さが有れば足り、必要以上の長さとすることは、コスト低減の観点から望ましいものではない。
本発明の現像ブレード製造用金型の構造についてさらに説明をすると、図5および図6に示されるように、金型は、長尺形状の支持部材20を位置決めして載置するための下金型70と、この下金型70の上に載置された長尺形状の支持部材20に被着される上金型80とを有している。そして、上金型80は、ブレード部材30の形状に応じたキャビティCvを有するとともに材料を注入するためのゲート部g(図5)およびエアーベント溝40(図6)を有している。図6に示されるように、エアーベント溝40の最外部位置40aは、長尺形状の支持部材20を介して下金型70と上金型80とを組み合わせた際に生じる隙間75と連通するように配置・形成される。これによって、エアーベント溝40は、キャビティCv内と外部雰囲気を確実に連通させることができる。しかも、図示の構造によって、エアーベント溝40の長さ(外部雰囲気に連通させるための長さ)は、例えば、0.3〜0.5mm程度と極めて短くすることができる。
なお、本発明における金型構造では、ブレード部材30の形状に応じたキャビティCvの周囲には、キャビティCvの周囲を真空引きするための機構が設けられていない。
真空引きの構成を採択すると、構造自体が複雑になり余分な加工や部品(例えば、パッキン等)が必要となりコストがかかるという不都合が生じ得るからである。
また、キャビティCvは、紙面の大きさの制約により1個取りとなっているが、複数の現像ブレード10が同時に成形できるように多数個取に設定することができる。
なお、通常、下金型70の上部には、長尺形状の支持部材20を位置決めするためのピン(図示しない)が形成されており、当該ピンに支持部材20に形成された穴部14を挿入して位置決めおよび固定することができる。
<現像ブレードの製造方法>
上述してきた現像ブレード製造用金型を用いて、現像ブレードが製造される。その製造手法の好ましい態様としては、射出成形法であって、成形される材料を液状シリコーンゴムとすることが望ましい。
すなわち、下金型70の上に長尺形状の支持部材20を位置決めして固定・載置し、この上に上金型80を被着させるとともに、型締めした後、ゲート部gから液状シリコーンゴムを注入し、ブレード部材30の形状に応じたキャビティCv内に液状シリコーンゴムを充填させる。液状シリコーンゴムが充填される模式的な流れが図3中の矢印で示されている。
すなわち、ゲート部gから注入された液状シリコーンゴムは、概略的に見れば、ゲート部gが存在する略一方端側から、エアーベント溝40が存在するゲート部gとは反対側の略他方端側に、長手方向に沿って流れる。最後に、液状シリコーンゴムが流れ着いて充填される第2延設部36には、本願所定のエアーベント溝40が形成されているので、エアーベント溝40および/または第2延設部36(キャビティ部分36´)からバリを発生させることなく、第2延設部36(キャビティ部分36´)の端側部2A側の角部36aに材料を十分に充填させることができる。
しかる後、液状シリコーンゴムが形状を保てる程度に硬化した後に、下金型70と上金型80を開いて、製品となる現像ブレード10を取り出す。射出される液状シリコーンゴムの粘度は、50〜1000P(ポアズ)、より好ましくは、100〜500Pとするのがよい。この範囲の粘度で、本発明の金型構造による作用効果が確認されているからである。
なお、射出成形法に代えて、トランスファ成形とすることも可能である。
以下、具体的実験例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
図3〜図6に示されるような現像ブレード製造用金型を準備し、図3に示されるごとくゲート部gが存在する略一方端側から、エアーベント溝40が存在する略他方端側(ゲート部gとは反対側)に向けてブレード部材30の形状に応じたキャビティCv内に液状シリコーンゴムを注入させて、現像ブレード10を製造した。なお、長尺形状の支持部材20は、SUS304のステンレス鋼(厚さ1.0mm)とした。支持部材20の長手方向の長さは、240mmであった。
液状シリコーンゴムが最終的に充填される第2延設部36には、下記表1に示すごとく種々の形態のエアーベント溝40を、設置される位置を種々変えて形成し、第2延設部36の端側部2A側の角部36aにいわゆるショート不良が発生するか否かの確認および、エアーベント溝40に接するキャビティ部分におけるバリの発生の有無の確認を行った。
すなわち、図7に示すごとく、第2延設部36の端側部2Aに沿った長さL(ここではL=1mmとした)を、6等分の長さで区切り、図示のごとく第2延設部36の最も外側のラインZ1の位置をA部、それから順に内側方向に、B部、C部、D部、E部、F部、および最も内側のラインZ2の位置であるG部とした。
そして、B部、C部、D部、E部、F部については、図示のごとくそれらを通るラインがエアーベント溝40の幅Waの中心となるように、エアーベント溝40を下記表1のごとく設定した。つまり、B部、C部、D部、E部、F部については、エアーベント溝の幅Waを幅方向に二分する中心位置Pが、B部、C部、D部、E部、F部の各ラインと一致するようにした。また、両サイドのA部およびB部のエアーベント溝の幅Waはそれぞれ端部のラインZ1およびZ2からの距離とした(図7における、A−I,A−II,A−III並びに G−I,G−II,G−IIIを参照)。A−I,A−II,A−III;B−I,B−II,B−III;C−I,C−II,C−III;D−I,D−II,D−III;E−I,E−II,E−III;F−I,F−II,F−III;G−I,G−II,G−III;J1,J2;K1,K2,K3,K4;は当該位置に形成されたエアーベント溝40の幅Waを示す。また、例えば、A−Iは、下記表1において、A−I-1、A−I−2、A−I−3サンプルの幅Waに対応する。A〜Gに関する他のサンプルについても同様の関係となっている。
結果を下記表1に示した。
Figure 2013233776
Figure 2013233776
上記表1に示される結果より以下のことが分かる。
すなわち、第2延設部36(キャビティ部分36´)の端側部2Aに沿った長さをLとし、エアーベント溝40の端側部2Aに沿った幅をWaとした場合、エアーベント溝40の幅WaがL/3以下であり、かつ、エアーベント溝40の幅Waを幅方向に二分する中心位置Pが、L/2あるいはL/2よりも現像剤循環用切欠き部側に位置するエリアδの中に設定されているサンプルについては、エアーベント溝40の深さH(図6参照)を所定の深さとすることによって、バリが発生せず、しかもショート不良が発生しない良好なブレード部材30を有する現像ブレード10を得ることができる。
この一方で、エアーベント溝40の幅Waを幅方向に二分する中心位置Pが、L/2あるいはL/2よりも現像剤循環用切欠き部側に位置するエリアδの中に存在しないサンプル(A部、B部およびC部のサンプル)については、エアーベント溝40の深さH(図6参照)をいかように調整しても、バリが発生したり、あるいは第2延設部36の端側部2A側の角部36aのエッジ形状が明確にならない、いわゆるショートが発生してしまう。上記表1に示される結果は、粘度50〜1000P(ポアズ)の範囲で同様な傾向があることが確認できた。
さらに、図7に示されるように、E〜G間の幅Wa=L/3を有するJ1、およびD〜F間の幅Wa=L/3を有するJ2については、深さHの調整によって、バリの発生は回避することができることが確認できた(もちろんショートは回避できた)。
さらに、図7に示されるように、D〜G間の幅Wa=L/2を有するK1、C〜F間の幅Wa=L/2を有するK2、C〜G間の幅Wa=(2/3)Lを有するK3、およびB〜G間の幅Wa=(5/6)を有するK4については、深さHの調整によって、バリの発生は回避することができなかった。
電子写真画像形成装置の現像装置に用いられる現像ブレードに関連する技術に利用可能である。
10…現像ブレード
14…穴部
20…支持部材
23…現像剤循環用切欠き部
30…ブレード部材
30a…小片部
33…ブレード切欠き部
35…第1延設部
35´…キャビティ部分
36…第2延設部
36a…角部
36´…キャビティ部分
40…エアーベント溝
70…下金型
75…隙間
80…上金型
g…ゲート部
2A…端側部
Cv…キャビティ

Claims (13)

  1. 長尺形状の支持部材の上に、支持部材の1つの端側部の長手方向に沿ってブレード部材が形成されており、前記支持部材は前記端側部の長手方向の両側の端部の近傍に現像剤循環用切欠き部を有しているとともに、前記ブレード部材は長手方向の両端部に、それぞれ、前記現像剤循環用切欠き部を越えて前記端側部の長手方向の両側の端部近傍まで延設された第1延設部および第2延設部を備える現像ブレード、の製造に用いられる金型であって、
    前記金型は、前記ブレード部材の形状に応じたキャビティを備え、前記第1延設部が形成されている側に材料を注入するためのゲート部が形成され、前記第1延設部とは長手方向の反対位置にある前記第2延設部を形成するキャビティ部分の前記端側部側には、エアーベント溝が連通して形成されており、
    前記第2延設部の前記端側部に沿った長さをLとし、前記エアーベント溝の前記端側部に沿った幅をWaとした場合、エアーベント溝の幅WaはL/3以下であり、かつ、エアーベント溝の幅Waを幅方向に二分する中心位置Pが、L/2あるいはL/2よりも前記現像剤循環用切欠き部側に位置するエリアδの中に設定されてなることを特徴とする現像ブレード製造用金型。
  2. 前記エアーベント溝の幅Waは、L/2よりも前記現像剤循環用切欠き部側のエリアδ内に収まるように形成されてなる請求項1に記載の現像ブレード製造用金型。
  3. 前記エアーベント溝の幅Waは、L/20〜L/6である請求項1または請求項2に記載の現像ブレード製造用金型。
  4. 前記エアーベント溝の深さHは、0.03〜0.07mmである請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の現像ブレード製造用金型。
  5. 前記第2延設部の前記端側部に沿った長さLが、0.8〜1.5mmである請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の現像ブレード製造用金型。
  6. 前記金型は、長尺形状の支持部材を位置決めして載置するための下金型と、当該下金型の上に載置された長尺形状の支持部材に被着される上金型とを有し、前記上金型は、前記ブレード部材の形状に応じたキャビティを有するとともに材料を注入するためのゲート部およびエアーベント溝を有する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の現像ブレード製造用金型。
  7. 前記エアーベント溝の最外部位置は、長尺形状の支持部材を介して下金型と上金型とを組み合わせた際に生じる隙間に連通するように配置される請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の現像ブレード製造用金型。
  8. 前記ブレード部材の形状に応じたキャビティの周囲には、キャビティの周囲を真空引きするための機構が設けられていない請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の現像ブレード製造用金型。
  9. 前記キャビティは、複数の現像ブレードが同時に成形されるように多数個取りに設定される請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の現像ブレード製造用金型。
  10. 前記請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の現像ブレード製造用金型に材料を注入して現像ブレードを製造する方法であって、前記材料をゴム材料としてなることを特徴とする現像ブレードの製造方法。
  11. 前記ゴム材料が液状シリコーンゴムである請求項10に記載の現像ブレードの製造方法。
  12. 射出成形法で形成される請求項11に記載の現像ブレードの製造方法。
  13. 射出される液状シリコーンゴムの粘度が、50〜1000P(ポアズ)である請求項12に記載の現像ブレードの製造方法。
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