JP2013230709A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】雪上性能とウェット性能とを高い次元で両立し得るタイヤを提供する。
【解決手段】
タイヤは、接地面を有するトレッド部を有するとともに、トレッド部が、トレッド幅方向に延びる横溝によって形成される幅方向陸部を備える。トレッド部は、タイヤ赤道線から接地面のトレッド幅方向の端部までの領域を等分割することによって定められる領域の内、前記タイヤ赤道線を境に隣接する2つの領域によって構成される中央領域にタイヤ周方向に延びる主溝を1本有するか、又は、有しておらず、幅方向陸部には、前記横溝の延びる方向に対して交差する方向に延びる複数のサイプが形成されており、横溝は、中央領域から外側領域にわたって延びており、中央領域におけるサイプの密度は、外側領域におけるサイプの密度よりも高く、中央領域における横溝の溝面積は、外側領域における横溝の溝面積よりも小さい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、路面に接地する接地面を有するトレッド部を有するとともに、前記トレッド部が、トレッド幅方向に沿って延びる横溝と、横溝によって形成される幅方向陸部とを備えるタイヤに関する。
従来、雪上路面における制動性能及び加速性能などの雪上性能を確保するため、タイヤのトレッド部に形成される陸部にサイプを形成する技術が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
また、サイプ間隔を狭くして、陸部に数多くのサイプを形成したタイヤほど、サイプによって陸部に形成される角部の引っ掻き効果(エッジ効果)を向上することができるので、雪上性能を高めることが可能になる。
特開2010−254156号公報(第1図など)
しかしながら、雪上性能を確保するために陸部に形成されるサイプを単純に増加させると、陸部の剛性が低下してしまい、その結果、陸部の倒れ込みに起因する接地面積の低下を引き起こし、ウェット路面における駆動性能及び加速性能が低下するという問題があった。すなわち、従来技術では、サイプを増加させることによって雪上性能を向上することができるものの、ウェット性能が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、雪上性能とウェット性能とを高い次元で両立し得るタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係る第1の特徴は、路面に接地する接地面を有するトレッド部(トレッド部2)を有するとともに、前記トレッド部が、トレッド幅方向(トレッド幅方向Tw)に延びる横溝(横溝10)によって形成される幅方向陸部(幅方向陸部20)を備えるタイヤ(空気入りタイヤ1)であって、前記トレッド部は、タイヤ赤道線から前記接地面のトレッド幅方向の端部(端部TE)までの領域を等分割することによって定められる領域の内、前記タイヤ赤道線を境に隣接する2つの領域によって構成される中央領域(中央領域Cn)にタイヤ周方向に延びる主溝(主溝30)を1本有するか、又は、有しておらず、前記幅方向陸部には、前記横溝の延びる方向に対して交差する方向に延びる複数のサイプ(サイプ50)が形成されており、前記横溝は、前記中央領域から、前記中央領域よりもトレッド幅方向外側に位置する外側領域(Sh)にわたって延びており、前記中央領域における前記サイプの密度(密度Z50in)は、前記中央領域よりもトレッド幅方向外側に位置する外側領域における前記サイプの密度(密度Z50out)よりも高く、前記中央領域における前記横溝の溝面積(溝面積DSin)は、前記外側領域における前記横溝の溝面積(溝面積DSout)よりも小さいことを要旨とする。
かかるタイヤでは、中央領域におけるサイプの密度は、外側領域におけるサイプの密度よりも高く、中央領域における横溝の溝面積は、外側領域における横溝の溝面積よりも小さい。すなわち、タイヤは、トレッド幅方向内側ほどサイプ密度を増加させることによって、エッジ成分を増加させるとともに、トレッド幅方向内側ほど横溝の溝面積を小さくすることによって、幅方向陸部の剛性の低下に起因する接地面積の低下を抑制できる。このように、かかるタイヤによれば、サイプ密度と横溝の溝面積との最適化を図ることによって、雪上性能とウェット性能とを高い次元で両立することが可能になる。
本発明に係る他の特徴は、上記特徴に係り、前記複数のサイプの内、前記中央領域に形成されるサイプは、三次元サイプであることを要旨とする。
本発明に係る他の特徴は、上記特徴に係り、前記幅方向陸部には、一端が前記横溝に開口し、他端が前記幅方向陸部内で終端する片側開口溝(片側開口溝60)が形成されていることを要旨とする。
本発明に係る他の特徴は、上記特徴に係り、前記幅方向陸部は、タイヤ回転方向前方に隣接する横溝によって形成される踏込端(踏込端20A)と、タイヤ回転方向後方に隣接する横溝によって形成される蹴出端(蹴出端20B)とを有しており、前記片側開口溝において、前記一端は、前記蹴出端を形成する横溝に開口することを要旨とする。
本発明の特徴によれば、雪上性能とウェット性能とを高い次元で両立し得るタイヤを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド部2の一部展開図である。 図2は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド部2の一部拡大図である。 図3は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1が雪上路面を走行する際の概念図である。 図4は、本発明の変形例1に係る空気入りタイヤ1Aのトレッド部2Aの一部展開図である。 図5は、本発明の変形例2に係る空気入りタイヤに形成される三次元の一例を示す図である。 図6は、比較例(従来例)に係る空気入りタイヤのトレッド部の一部展開図である。
次に、本発明に係るタイヤの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(1)タイヤの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド部2の一部展開図である。図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド部2の一部拡大図である。空気入りタイヤ1は、主に乗用自動車に装着される空気入りタイヤである。また、本実施形態に係る空気入りタイヤ1としては、横溝(ラグ溝)を基調とするトレッドパターンを有するタイヤを主に想定しているが、これに限定されるものではない。なお、リムホイール(不図示)に組み付けられた空気入りタイヤ1には、空気ではなく、窒素ガスなどの不活性ガスを充填してもよい。
また、本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、タイヤ回転方向Trを指定するパターンを備えている。例えば、空気入りタイヤ1には、車両が前進する際のタイヤ回転方向Trが矢印としてサイド部に示されている。なお、本実施形態に係る空気入りタイヤ1が指定するタイヤ回転方向Trとは、図1におけるタイヤ周方向Tcに沿った矢印の方向(図1の下方向)であり、タイヤ回転方向Trとタイヤ周方向Tcとは、平行である。
また、本実施形態において、空気入りタイヤ1は、路面に接地する接地面を有するトレッド部2を有する。なお、空気入りタイヤ1には、内部構成として、カーカス層やベルト層なども設けられているが、ここでは説明を省略する。
トレッド部2には、トレッド幅方向Twに延びる横溝10が形成されている。また、トレッド部2には、複数の横溝10によって区画されることによって形成される複数の幅方向陸部20が備えられている。具体的に、横溝10は、トレッド幅方向Twに対して傾斜するとともに、湾曲しながらトレッド幅方向Twに延びる。また、本実施形態では、タイヤ赤道線CLを境として、トレッド幅方向Twの一方側に形成される横溝10と、トレッド幅方向Twの他方側に形成される横溝10とが、タイヤ周方向Tcに所定間隔だけ位相をずらして、オフセットされて配置されている。
また、このような横溝10に区画されることによって形成される幅方向陸部20も、トレッド幅方向Twに対して、傾斜するように延びる。また、タイヤ赤道線CLを境として、トレッド幅方向Twの一方側に形成される幅方向陸部20と、トレッド幅方向Twの他方側に形成される幅方向陸部20とは、タイヤ周方向Tcに所定間隔だけオフセットされて配置されている。
また、トレッド部2は、タイヤ赤道線CLから接地面のトレッド幅方向Twの端部TEまでの領域を等分割することによって定められる領域の内、タイヤ赤道線CLを含む中央領域Cnにタイヤ周方向Tcに延びる主溝30を1本有している。
ここで、トレッド部2の接地面の端部TEとは、正規リムに装着された空気入りタイヤ1に正規内圧及び正規荷重が加えられ、当該空気入りタイヤ1が路面に接した状態において、接地面のトレッド幅方向Twの端部を示す。なお、正規リムとは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のYearBook 2010年度版に定められた適用サイズにおける標準リムを指す。正規内圧とは、JATMAのYear Book2010年度版の最大負荷能力に対応する空気圧であり、正規荷重とは、JATMAのYear Book2010年度版の単輪を適用した場合の最大負荷能力に相当する荷重である。日本以外では、これらを規定する規格が、タイヤが生産又は使用される地域に有効な産業規格によって決められている。例えば、アメリカ合衆国では、”The Tire and Rim Association Inc. のYear Book ”であり、欧州では”The European Tire and Rim Technical OrganizationのStandards Manual”である。
また、図1に示すように、本実施形態において、中央領域Cnは、タイヤ赤道線CLから接地面のトレッド幅方向Twの一方の端部TEまでの幅を2等分した幅Wdの領域と、他方の端部TEまでの幅を2等分した幅Wdの領域とによって定められる領域の内、タイヤ赤道線CLを境にトレッド幅方向Twの一方と他方とに隣接する2つの領域によって構成されている。
言い換えると、中央領域Cnは、トレッド幅方向Twの両端部TE、TEの幅Wを4等分した幅Wdの領域の内、最もトレッド幅方向Tw内側に位置する2つの領域によって構成されている。また、中央領域Cnよりもトレッド幅方向Tw外側には、外側領域Shが設けられている。なお、本実施形態では、各横溝10は、中央領域Cnから外側領域Shにわたって延びている。
なお、本実施形態では、タイヤ赤道線CLから接地面のトレッド幅方向Twの端部TEまでの幅を偶数(2)によって等分した場合を例に挙げて、中央領域Cnを規定しているが、奇数(例えば、3)によって等分することによって、中央領域Cnを規定してもよい。この場合においても、中央領域Cnは、タイヤ赤道線CLを境にトレッド幅方向Twの一方と他方とに隣接する2つの領域であり、外側領域Shは、中央領域Cnよりもトレッド幅方向Tw外側に位置する領域である。
また、本実施形態では、中央領域Cnにおいて、タイヤ赤道線CL上に1本の主溝30が形成されている。主溝30は、トレッド面視において直線状の溝である。なお、主溝30は、タイヤ周方向Tcに沿って延びていれば、中央領域Cn内のどのような位置に配置されていてもよい。また、本実施形態において、主溝30とは、溝幅が1.5mmよりも大きい溝であり、タイヤ周方向に連続して延びる溝である。なお、主溝30の形状は、直線状に延びてもよいし、ジグザグ状に延びてもよい。
また、本実施形態において、横溝10は、溝幅が1.5mmよりも大きい溝であり、トレッド幅方向に延びるとともに、正規内圧で正規荷重が負荷された状態で、トレッド部2の接地面の端部TEに開口する溝である。横溝10は、主溝30と片側開口溝60(後述)以外の溝と区別することもできる。
なお、図1に示すように、横溝10は、主溝30に連通することが好ましい。このような構成によって、主溝30から横溝10への排水性能が向上して、ウェット性能を高めることができる。
幅方向陸部20には、横溝10の延びる方向に対して交差する方向に延びる複数のサイプ50が形成されている。ここで、本実施形態において、サイプとは、幅方向陸部20が接地したときに閉じることが可能な溝幅をもつものである。具体的には、サイプは、1.5mm以下の溝幅をもつ。ただし、TBRタイヤといった大型のバスやトラックに用いられるタイヤにおいては、サイプの溝幅は、1.5mm以上であっても良い。なお、各サイプ50は、平行に形成されているものとする。また、本実施形態では、中央領域Cnにおけるサイプ50の密度Z50inは、外側領域Shにおけるサイプ50の密度Z50outよりも高い。つまり、中央領域Cnにおけるサイプ50の密度Z50inと、外側領域Shにおけるサイプ50の密度Z50outとは、Z50in>Z50outの関係を満たす。
以下に、図2を参照して、中央領域Cnにおけるサイプ50の密度Z50inと、外側領域Shにおけるサイプ50の密度Z50outとについて説明する。なお、説明のため、幅方向陸部20の中央領域Cnに形成されるサイプ50の間隔D50を、間隔D50inとし、サイプ50の本数をnとする。一方、幅方向陸部20の外側領域Shに形成されるサイプ50の間隔D50を、間隔D50outとし、サイプ50の本数をmとする。なお、間隔D50inは、幅方向陸部20の中央領域Cn内の領域S20inにおけるサイプ50の間隔D50の平均値である。また、間隔D50outは、幅方向陸部20の外側領域Shの領域S20outに形成されるサイプ50の間隔D50の平均値である。
本実施形態では、中央領域Cnにおけるサイプ50の密度Z50inは、中央領域Cnに形成されるサイプ50の全長L50inを、中央領域Cnに形成されるサイプ50の間隔D50の平均値D50inとサイプ50の本数(n)とによって除算した値であり、密度Z50in=L50in/(D50in×n)として示される。また、中央領域Cnにおけるサイプ50の密度Z50inは、10.9≦Z50in≦13.7の範囲内であることが好ましい。
一方、外側領域Shにおけるサイプ50の密度Z50outは、外側領域Shに形成されるサイプ50の全長L50outを、外側領域Shに形成されるサイプ50の間隔D50の平均値D50outとサイプ50の本数mとによって除算した値であり、密度Z50out=L50out/(D50out×m)として示される。また、外側領域Shにおけるサイプ50の密度Z50outは、7.1≦Z50out≦9.9の範囲内であることが好ましい。
なお、中央領域Cnにおけるサイプ50の密度Z50inと外側領域Shにおけるサイプ50の密度Z50outとは、1.1≦Z50in/Z50out≦1.95の関係を満たすことが好ましい。これは、次の理由による。すなわち、Z50in/Z50outが、1.1未満であると、接地長が最も大きくなる中央領域Cnにおいて、サイプ50によるエッジ効果を増加させる効果が見いだせなくなるからである。一方、Z50in/Z50outが、1.95よりも大きいと、中央領域Cnにおける幅方向陸部20の剛性が低くなりすぎてしまい、幅方向陸部20が倒れ込み易くなるためである。
なお、本実施形態では、サイプ50の間隔D50に着目すると、間隔D50inと間隔D50outとは、間隔D50in<間隔D50outの関係を満たす。つまり、サイプ50の間隔D50は、トレッド幅方向Tw内側ほど狭くなるように形成されている。なお、中央領域Cnにおけるサイプの間隔D50inは、外側領域Shにおけるサイプの間隔D50outに対して、60%以上90%以下であることが好ましい。
これは、次の理由による。中央領域Cnにおけるサイプの間隔D50inが、外側領域Shにおけるサイプの間隔D50outに対して、90%よりも大きい場合には、幅方向陸部20の中央領域Cnにおける剛性と、外側領域Shにおける剛性とに優位な差が見出せなくなる。一方、サイプの間隔D50inが、サイプの間隔D50outに対して、60%未満の場合には、中央領域Cnにおける幅方向陸部20のブロック剛性が極端に低下し、ウェット制動性能が悪化する。
また、上述の例では、サイプ50の間隔が、間隔D50inと間隔D50outとの2種類が規定されている場合を例に挙げて説明したが、中央領域Cnと外側領域Shとの間に中間領域を設けるとともに、中間領域におけるサイプ50の間隔D50midとしてもよい。この場合、間隔D50in<間隔D50mid<間隔D50outの関係を満たすように、サイプ50を形成してもよい。なお、この場合、間隔D50mid=(間隔D50in+間隔D50out)/2の関係を満たすことが好ましい。言い換えれば、間隔D50inと間隔D50midと間隔D50outとは、比例関係を満たすことが好ましい。
また、本実施形態において、中央領域Cnにおける横溝10の溝面積DSinは、外側領域Shにおける横溝10の溝面積DSoutよりも小さい。具体的に、図2に示すように、横溝10の中央領域Cn内の領域A10inの溝面積DSinと、横溝10の外側領域Sh内の領域A10outの溝面積DSoutとは、溝面積DSin<溝面積DSoutの関係を満たす。
このように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、中央領域Cnの溝面積DSinと外側領域Shの溝面積DSoutとが、上述した関係を満たすことで、幅方向陸部20の中央領域Cnにおける剛性を増加させて、幅方向陸部20の倒れ込みを抑制することができる。これにより、幅方向陸部20の中央領域Cnにおける接地面積の低下を抑制できるので、ウェット性能を向上させることが可能になる。また、横溝10の溝面積は、外側領域Shに向かうほど大きくなるように形成されているので、外側領域Sh側では、雪柱せん断力を増大させることが可能になり、雪上性能を向上させることが可能になる。
次に、本実施形態に係る空気入りタイヤ1において、幅方向陸部20の面積と横溝10の溝面積との関係について説明する。まず、中央領域Cnにおける幅方向陸部20の面積BSinと、中央領域Cnにおける横溝10の溝面積DSinとの関係について説明する。
幅方向陸部20の中央領域Cn内の領域S20inの面積BSinに対する、横溝10の中央領域Cn内の領域A10inの溝面積DSinの割合Rin(=DSin/BSin)は、0.3≦Rin≦0.42の範囲内であることが好ましい。
なお、例えば、幅方向陸部20(及び横溝10)のタイヤ周方向Tcにおけるピッチが、タイヤ周方向Tcの位置に応じて変化する構成(バリアブルピッチとも称される)である場合、当該割合Rinは、次のようにして算出してもよい。具体的に、各幅方向陸部20の中央領域Cnの領域S20inの面積BSin(iは幅方向陸部20の各々を示す)の総和をΣBSinとし、各横溝10の中央領域Cn内の領域A10inの溝面積DSin(iは横溝10の各々を示す)の総和をΣDSinとして、当該割合Rinが、Rin=ΣDSin/ΣBSinによって算出されてもよい。
次に、外側領域Shにおける幅方向陸部20の面積BSoutと、外側領域Shにおける横溝10の溝面積DSoutとの関係について説明する。
幅方向陸部20の外側領域Shの領域S20outの面積BSoutに対する、横溝10の外側領域Sh内の領域A10outの溝面積DSoutの割合Rout(=DSout/BSout)は、0.46≦Rout≦0.58の範囲内であることが好ましい。
なお、例えば、幅方向陸部20(及び横溝10)のタイヤ周方向Tcにおけるピッチが、タイヤ周方向Tcの位置に応じて変化する構成(バリアブルピッチとも称される)である場合、面積BSoutに対する溝面積DSoutの割合Routは、次のようにして算出してもよい。具体的に、各幅方向陸部20の外側領域Shの領域S20outの面積BSout(iはタイヤに形成される各幅方向陸部20を示す)の総和をΣBSoutとし、各横溝10の外側領域Sh内の領域A10outの溝面積DSout(iはタイヤに形成される各横溝10を示す)の総和をΣDSoutとして、当該割合Routが、Rout=ΣDSout/ΣBSoutによって算出されてもよい。
なお、上述した幅方向陸部20の中央領域Cn内の領域S20inの面積BSinは、サイプ50の溝面積と、片側開口溝60(後述)の溝面積とが含まれた面積である。言い換えると、トレッド表面の投影面積から横溝10の面積を除いた面積である。一方、幅方向陸部20の外側領域Shの領域S20outの面積BSoutは、サイプ50の溝面積が含まれた面積である。
更に、上述した中央領域Cnにおける割合Rinと、上述した外側領域Shにおける割合Routとの比率は、1.1≦Rin/Rout≦1.95の範囲内であることが好ましい。これは、次の理由による。Rin/Routが、1.1未満の場合、幅方向陸部20の中央領域Cnにおける剛性と、外側領域Shにおける剛性とに優位な差が見出せなくなるからである。一方、Rin/Routが、1.95より大きい場合、幅方向陸部20の外側領域Shにおける接地面積が減少し過ぎてしまう。その結果、表面摩擦力が悪化して、タイヤ全体での雪上性能が向上しにくくなってしまうからである。
また、本実施形態では、横溝10の溝幅に着目すると、溝幅D10は、次の関係を満たす。具体的に、図2に示すように、中央領域Cnの最もトレッド幅方向Tw内側における横溝10の溝幅D10を溝幅D10inとし、外側領域Shの最もトレッド幅方向Tw外側における横溝10の溝幅D10を溝幅D10outとした場合、溝幅D10inと溝幅D10outとは、溝幅D10in<溝幅D10outの関係を満たす。
また、外側領域Shの溝幅D10outは、中央領域Cnの溝幅D10inに対して、105%以上500%以下であることが好ましい。これは、次の理由による。外側領域Shの溝幅D10outが、中央領域Cnの溝幅D10inに対して、105%未満の場合、幅方向陸部20の中央領域Cnにおける剛性と、外側領域Shにおける剛性とに優位な差が見出せなくなるからである。一方、溝幅D10outが、溝幅D10inに対して、500%よりも大きい場合には、横溝10の溝幅D10outが広くなりすぎて、幅方向陸部20の外側領域Shにおける接地面積が減少し過ぎてしまう。その結果、表面摩擦力が悪化して、タイヤ全体での雪上性能が向上しにくくなってしまうからである。
なお、中央領域Cnと外側領域Shとの境界部における横溝10の溝幅D10を溝幅D10midとした場合、溝幅D10inと溝幅D10midと溝幅D10outとは、溝幅D10in<溝幅D10mid<溝幅D10outの関係を満たし、溝幅D10mid=溝幅D10in+溝幅D10out)/2の関係を満たすことが好ましい。言い換えれば、溝幅D10inと溝幅D10midと溝幅D10outとは、比例関係を満たすことが好ましい。
また、幅方向陸部20には、一端が横溝10に開口し、他端が幅方向陸部20内で終端する片側開口溝60が形成されている。ここで、幅方向陸部20は、タイヤ回転方向Tr前方に隣接する横溝10によって形成される踏込端20Aと、タイヤ回転方向Tr後方に隣接する横溝10によって形成される蹴出端20Bとを有している。片側開口溝60では、一端が蹴出端20Bを形成する横溝10に開口し、他端が幅方向陸部20の内部に終端する。かかる片側開口溝60によれば、タイヤ回転時に幅方向陸部20の表面の水を横溝10に円滑に排水することが出来る。
片側開口溝60の溝幅は、蹴出端20B側の横溝10に向かって、広がるように形成されている。かかる片側開口溝60によれば、幅方向陸部20の表面の水をタイヤ回転方向に沿って、横溝10に効率よく排水することが出来る。
また、片側開口溝60の延在方向は、タイヤ周方向Tcに対して、傾斜することが好ましい。具体的に、片側開口溝60のタイヤ周方向Tcに対する傾斜角度θは、0度以上、45度以下であることが好ましい。これは、次の理由による。すなわち、傾斜角度θが45度よりも大きいと、接地面内の水の流れから外れて排水効率が低下してしまうためである。
(2)作用・効果
本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、トレッド部2において、中央領域Cnにタイヤ周方向Tcに延びる一本の主溝30を有する。また、空気入りタイヤ1によれば、トレッド部2において、トレッド幅方向Twに延びる横溝10が形成されるとともに、横溝10によって区画されることによって幅方向陸部20が形成される。幅方向陸部20には、横溝10の延びる方向に交差する方向に延びる複数のサイプ50が形成されている。
また、かかる空気入りタイヤ1では、中央領域Cnにおけるサイプの密度Z50inは、外側領域Shにおけるサイプの密度Z50outよりも高く、中央領域Cnにおける横溝10の溝面積DSinは、外側領域Shにおける横溝10の溝面積DSoutよりも小さい。
ここで、雪上路面における摩擦係数は、図3に示すようにタイヤ回転時の雪による圧縮抵抗、陸部表面の表面摩擦力、溝部の雪柱せん断力、陸部のタイヤ周方向における角部及びサイプによって形成される角部のエッジ効果などによって高められる。また空気入りタイヤ1が接地する際、中央領域Cnの接地長が外側領域Shの接地長よりも大きいため、中央領域Cnのサイプの密度を増加させて、エッジ効果を増加すれば、雪上性能を向上できる。ただし、サイプ50の密度を増加さることによってエッジ効果を増加させる場合、陸部の剛性が低下するので、陸部の倒れ込みによって、接地面積が低下し、その結果、ウェット路面におけるウェット性能が悪化する。
本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、中央領域Cnにおけるサイプ50の密度Z50inが、外側領域Shにおけるサイプ50の密度Z50outよりも高くなるように形成されている。また、本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、中央領域Cnにおける横溝10の溝面積DSinは、外側領域Shにおける横溝10の溝面積DSoutよりも小さくなるように形成されている。
このように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、中央領域Cnにおけるサイプ密度を増加させることによって、エッジ成分を増加させて、雪上性能を向上させることができる。また、本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、中央領域Cnに形成される横溝10の溝面積を小さくすることによって、中央領域Cnの幅方向陸部20の剛性の低下に起因する接地面積の低下を抑制し、ウェット性能の低下を抑制できる。
さらに、本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、中央領域Cnに形成される横溝10の溝面積よりも、外側領域Shに形成される横溝10の溝面積を大きくしているので、外側領域Shの横溝10に入り込む雪を増加させることが可能になり、外側領域Shにおける雪柱せん断力を増大させることもできる。
以上のように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、サイプ50の密度と横溝10の溝面積との最適化を図ることによって、雪上性能とウェット性能とを高い次元で両立することが可能になる。
(3)変形例
(3.1)変形例1
次に、本実施形態に係る変形例について説明する。図4は、本発明の変形例1に係る空気入りタイヤ1Aのトレッド部2Aの一部展開図を示す。
同図に示すように、トレッド部2Aは、タイヤ赤道線CLを含む中央領域Cnにタイヤ周方向Tcに延びる主溝30を有していなくてもよい。すなわち、本発明に係る空気入りタイヤは、フルラグパターンが形成されたタイヤであってもよい。
かかる空気入りタイヤ1Aにおいても、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1と同様に、雪上性能とウェット性能とを高い次元で両立することが可能になる。
(3.2)変形例2
次に、本実施形態に係る変形例2について説明する。本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、複数のサイプ50の内、中央領域Cnに形成されるサイプ50は、三次元サイプ(3Dサイプ)50Aである。ここで、図5(a)乃至(g)には、三次元サイプ50Aの一例が示されている。中央領域Cnのサイプ50として、図5(a)乃至(g)に示すような三次元サイプ50Aを用いることにより、幅方向陸部20が接地する際にサイプ50Aの壁面が互いに支え合うことができるので、中央領域Cnのサイプ間隔D50inを狭く配置した場合であっても、幅方向陸部20の剛性の低下を抑制できる。
なお、幅方向陸部20に形成される三次元サイプ50Aの溝壁は、幅方向陸部20のタイヤ周方向Tc入力時に互いに支え合うことができるように、少なくともタイヤ径方向に対し任意に折れ曲がった形状を有していることが望ましい。これにより、タイヤ周方向Tcにおけるブロック剛性が増加するので、接地面積を増大させてウェット性能を更に向上させることが可能になる。
また、三次元サイプ50Aの溝壁は、横方向(トレッド幅方向Tw)の入力時に互いに支え合うことができるように、トレッド幅方向Twに対しても任意に折れ曲がった形状を有していることが望ましい。これにより、横方向の剛性が増加するので、接地面積を増大させて操縦安定性能を向上させることも可能になる。
[比較評価]
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
(1)各空気入りタイヤの構成
まず、比較評価にあたり、比較例1(従来品)乃至2に係る空気入りタイヤと、実施例(発明品)1乃至3に係る空気入りタイヤとを準備した。各空気入りタイヤのネガティブ率は、全て32%であるものを用いた。なお、ネガティブ率は、全接地面の面積に対するサイプ50を除く全ての溝の溝面積の割合である。具体的に、ネガティブ率は、主溝の溝面積と、横溝の溝面積と、片側開口溝の溝面積との合計値を、全接地面の面積で割った値を百分率で表した値である。
また、リム及び内圧は、JATMA YEAR BOOK 2010にて定めるラジアルプライタイヤのサイズに対応する適用リム及び空気圧−負荷能力対応表に準拠するように設定した。各空気入りタイヤは、横溝の溝深さは9mm、サイプの深さは全て6mmとした。なお、各空気入りタイヤでは、サイプの構成及び横溝の構成を除き、他の構成は同一である。
表1には、各空気入りタイヤの構成が示されている。実施例1乃至3に係るタイヤは、中央領域におけるサイプの密度が、外側領域におけるサイプの密度よりも高くなるように設定されている。また、外側領域Shにおける横溝10の溝幅D10outは、中央領域Cnにおける横溝10の溝幅D10inよりも広くなるように設定されている。つまり、実施例1乃至3に係るタイヤでは、中央領域Cnにおける横溝10の溝面積は、外側領域Shにおける横溝10の溝面積よりも小さくなるように設定されている。
なお、実施例1乃至3において横溝10はタイヤ赤道面CLから各トレッド端まで形成されている。すなわち各横溝10は、タイヤトレッド幅の50%の幅方向長さを有しており、これら横溝10がタイヤ赤道面CLを境とする各タイヤ半幅の領域(トレッド幅方向の半幅の領域)において、タイヤ周方向に間隔を設けて複数配置されている。なお、各タイヤ半幅の領域において、横溝10はタイヤ周方向におけるピッチを互いにずらして形成されている。
また、実施例1に係るタイヤは、図1に示すように、中央領域Cn及び外側領域Shともに二次元(2D)サイプが形成されているものを用いた。実施例2に係るタイヤは、中央領域Cnのサイプ50として、三次元(3D)サイプが形成されているとともに、外側領域Shのサイプ50として、二次元サイプが形成されているものを用いた。実施例3に係るタイヤは、図3に示すように、主溝を有していないものを用いた。
また、図6には、比較例1に係るタイヤのトレッド部の一部展開図が示されている。比較例に係るタイヤは、中央領域Cnと外側領域Shとに形成されるサイプの間隔D50が、一定間隔に配置されているとともに、横溝の溝幅D10が一定幅で形成されている。なお、比較例1に係るタイヤは、三次元サイプが形成されておらず、二次元サイプが形成されているものを用いた。
比較例2に係るタイヤは、2本の主溝を有しているものを用いた。なお、比較例2に係るタイヤの構成は、2本の主溝を有している点が、比較例1に係るタイヤとの相違点である。
また、比較例1乃至2においても、横溝はタイヤ赤道面CLから各トレッド端まで形成されている。かかる構成は、実施例1乃至3の構成と同様である。
(2)試験方法及び評価結果
試験は、雪上性能試験とウェット性能試験とを行った。雪上性能試験としては、雪上路面における加速性能試験を行なった。具体的に、加速性能試験では、静止状態からアクセルを全開し、50m走行するまでの時間(加速タイム)を測定して、測定結果を評価した。ウェット性能試験では、舗装路面上に水深2mmのプール状のウェット路面を用意し、この路面上を時速60km/hで走行中にフルブレーキをかけて、完全静止までの制動距離を測定し、測定結果を評価した。
なお、試験に使用した空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ :195/65R15
・ リム・ホイールサイズ :6J−15
・ 内圧 :内圧200kPa
・ 車両 :乗用車
・ 荷重 :成人男性1名乗車相当
評価結果を表1に示す。なお、表1に示す評価結果は、比較例1の結果を基準(100)とした指数で示されており、指数の値が大きいほど優れていることを表す。
Figure 2013230709
表1に示すように、実施例1乃至3に係る空気入りタイヤは、比較例1乃至2に係る空気入りタイヤと比較すると、雪上性能及びウェット性能に優れていることが解る。従って、本発明の空気入りタイヤによれば、雪上性能とウェット性能とを高い次元で両立し得る効果が大きいことが証明された。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、主溝30が直線状に延びている場合を例に挙げて説明したが、主溝30は、トレッド幅方向Twに多少屈曲を繰り返しながら延びていてもよい。
また、上述した実施形態及び変形例は、組み合わせることが可能である。このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
CL…タイヤ赤道線、Cn…中央領域、Sh…外側領域、D10…溝幅、D50…間隔、TE…端部、1,1A…空気入りタイヤ、2,2A…トレッド部、10…横溝、20…幅方向陸部、20A…踏込端、20B…蹴出端、30…主溝、50…サイプ、60…片側開口溝

Claims (4)

  1. 路面に接地する接地面を有するトレッド部を有するとともに、前記トレッド部が、トレッド幅方向に延びる横溝によって形成される幅方向陸部を備えるタイヤであって、
    前記トレッド部は、タイヤ赤道線から前記接地面のトレッド幅方向の端部までの領域を等分割することによって定められる領域の内、前記タイヤ赤道線を境に隣接する2つの領域によって構成される中央領域にタイヤ周方向に延びる主溝を1本有するか、又は、有しておらず、
    前記幅方向陸部には、前記横溝の延びる方向に対して交差する方向に延びる複数のサイプが形成されており、
    前記横溝は、前記中央領域から、前記中央領域よりもトレッド幅方向外側に位置する外側領域にわたって延びており、
    前記中央領域における前記サイプの密度は、前記外側領域における前記サイプの密度よりも高く、
    前記中央領域における前記横溝の溝面積は、前記外側領域における前記横溝の溝面積よりも小さい
    ことを特徴とするタイヤ。
  2. 前記複数のサイプの内、前記中央領域に形成されるサイプは、三次元サイプである
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記幅方向陸部には、一端が前記横溝に開口し、他端が前記幅方向陸部内で終端する片側開口溝が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記幅方向陸部は、タイヤ回転方向前方に隣接する横溝によって形成される踏込端と、タイヤ回転方向後方に隣接する横溝によって形成される蹴出端とを有しており、
    前記片側開口溝において、前記一端は、前記蹴出端を形成する横溝に開口する
    ことを特徴とする請求項3に記載のタイヤ。
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