JP2013227242A - 除草用組成物 - Google Patents

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恵子 汀
Yoshinobu Jin
義伸 神
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Abstract

【課題】除草用組成物を提供する。
【解決手段】式(I)で示されるピリダジノン化合物と、下記A群から選ばれる少なくとも1種の化合物とを含有することを特徴とする除草用組成物。A群:ジフルフェニカン、ピコリナフェン、ノルフルラゾン、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、およびベフルブタミドからなる群。
Figure 2013227242

(式中、R1はアルキル基等、R2はアルコキシ基等、Gはヒドロキシ基等、Zはアルキル基等、nは1〜5の整数を表す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、除草剤組成物等に関する。
現在、数多くの除草剤が販売され、使用されている。(例えば、非特許文献1参照)
ペスティサイドマニュアル(The Pesticide Manual)Fifteenth Edition(2009)、British Crop Production Council(ISBN:978−1−901396−18−8)
本発明は、優れた雑草防除効果を有する除草用組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、優れた雑草防除効果を有する除草用組成物を見出すべく鋭意検討した結果、下記式(I)で表されるピリダジノン化合物と特定の除草剤とを含有する除草用組成物が、優れた雑草防除効果を有することを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] 式(I)
Figure 2013227242
〔式中、R1はハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニルC1-6アルキル基、水素、C1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C3-8シクロアルキル基、C3-8ハロシクロアルキル基、(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8ハロシクロアルキル)C1-6アルキル基、{(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル}C1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルフィニル)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルホニル)C1-6アルキル基、C3-6アルケニル基、C3-6アルキニル基又はテトラヒドロピラニル基を表し、
2はハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルコキシ基、C1-6ハロアルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6ハロアルキルチオ基、C1-6ハロアルキルスルフィニル基、C1-6ハロアルキルスルホニル基、C3-8シクロアルコキシ基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、シアノC1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシカルボニル)C1-6アルコキシ基、カルバモイルC1-6アルコキシ基、{(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、{ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ホルミルアミノ基、(C1-6アルキル)カルボニルアミノ基、ヒドロキシC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルキルチオ)C1-6アルキル基、シアノC1-6アルキル基、ヒドロキシイミノC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシイミノ)C1-6アルキル基、ホルミル基又は(C1-6アルキル)カルボニル基を表し、
Gは水素又は下記式
Figure 2013227242
{式中、Lは酸素又はイオウを表し、
3はC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ジ(C3-6アルケニル)アミノ基、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基又は5〜6員のヘテロアリール基を表し、
4はC1-6アルキル基、C6-10アリール基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、
5及びR6は同一又は異なっていてもよく、C1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、
7は水素又はC1-6アルキル基を表し、
Wはハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基又はC1-6アルキルスルホニル基を表す(但し、R3、R4、R5、R6及びWの各々で表されるいずれの基もハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基のアリール部分、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基のアリール部分、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基のアリール部分及び5〜6員のヘテロアリール基はいずれもC1-6アルキル基により置換されていてもよい。)。}
で表されるいずれかの基を表し、
Zはハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はC3-8シクロアルキル基を表し(但し、Zで表されるC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基及びC1-6アルキルチオ基はハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基はハロゲン及びC1-6アルキル基からなる群より選ばれる少なくとも一種の基により置換されていてもよい)、
nは1〜5の整数を表す(但し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい。)〕で示されるピリダジノン化合物と、下記A群から選ばれる少なくとも1種の化合物とを含有することを特徴とする除草用組成物。
A群:
ジフルフェニカン、ピコリナフェン、ノルフルラゾン、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、およびベフルブタミドからなる群。
[2] R1がメチル基を表し、
2がジメチルアミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メトキシ基、エトキシ基、ノルマルプロピルオキシ基、メトキシメチル基、シアノ基、シアノメチル基、2,2−ジフルオロエトキシ基、ジメチルアミノカルボニルメトキシ基、塩素原子、臭素原子又はフッ素原子を表し、
Gが水素、メトキシメチル基、エトキシメチル基、アセチル基、プロピオニル基、ピバロイル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基又はメチルスルホニル基を表し、
Zがメチル基、エチル基又はビニル基を表し
nが3を表す(但し、各々のZは同一又は異なっていてもよい。)[1]に記載の除草用組成物。
[3] B群から選ばれる少なくとも1種の化合物をさらに含有することを特徴とする[1]または[2]に記載の除草用組成物。
B群
ベノキサコール、クロキントセットメキシル、シオメトリニル、ジクロルミッド、フェンクロラゾールエチル、フェンクロリム、フルラゾール、フリラゾール、メフェンピルジエチル、オキサベトリニル、イソキサジフェンエチル、シプロスルファミド、フルクソフェニム、1,8−ナフタル酸無水物、および、AD−67からなる群。
[4] B群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、クロキントセットメキシル又はメフェンピルジエチルである[3]に記載の除草用組成物。
[5] A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、ジフルフェニカン、またはピコリナフェンである[1]〜[4]いずれか一に記載の除草用組成物。
[6] A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、ノルフルラゾンである[1]〜[4]いずれか一に記載の除草用組成物。
[7] A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、フルリドンである[1]〜[4]いずれか一に記載の除草用組成物。
[8] A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、フルロクロリドンである[1]〜[4]いずれか一に記載の除草用組成物。
[9] A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、フルルタモンである[1]〜[4]いずれか一に記載の除草用組成物。
[10] A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、ベフルブタミドである[1]〜[4]いずれか一に記載の除草用組成物。
[11] 式(I)
Figure 2013227242
〔式中、R1はメチル基を表し、
2はジメチルアミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メトキシ基、エトキシ基、ノルマルプロピルオキシ基、メトキシメチル基、シアノ基、シアノメチル基、2,2−ジフルオロエトキシ基、ジメチルアミノカルボニルメトキシ基、塩素原子、臭素原子又はフッ素原子を表し、
Gは水素、メトキシメチル基、エトキシメチル基、アセチル基、プロピオニル基、ピバロイル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基又はメチルスルホニル基を表し、
Zはメチル基、エチル基又はビニル基を表し
nは3を表す(但し、各々のZは同一又は異なっていてもよい。)〕で示されるピリダジノン化合物と、
ジフルフェニカン、ピコリナフェン、またはベフルフタミドとを含有することを特徴とする除草用組成物。
[12] 式(I)
Figure 2013227242
〔式中、R1はハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニルC1-6アルキル基、水素、C1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C3-8シクロアルキル基、C3-8ハロシクロアルキル基、(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8ハロシクロアルキル)C1-6アルキル基、{(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル}C1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルフィニル)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルホニル)C1-6アルキル基、C3-6アルケニル基、C3-6アルキニル基又はテトラヒドロピラニル基を表し、
2はハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルコキシ基、C1-6ハロアルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6ハロアルキルチオ基、C1-6ハロアルキルスルフィニル基、C1-6ハロアルキルスルホニル基、C3-8シクロアルコキシ基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、シアノC1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシカルボニル)C1-6アルコキシ基、カルバモイルC1-6アルコキシ基、{(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、{ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ホルミルアミノ基、(C1-6アルキル)カルボニルアミノ基、ヒドロキシC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルキルチオ)C1-6アルキル基、シアノC1-6アルキル基、ヒドロキシイミノC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシイミノ)C1-6アルキル基、ホルミル基又は(C1-6アルキル)カルボニル基を表し、
Gは水素又は下記式
Figure 2013227242
{式中、Lは酸素又はイオウを表し、
3はC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ジ(C3-6アルケニル)アミノ基、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基又は5〜6員のヘテロアリール基を表し、
4はC1-6アルキル基、C6-10アリール基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、
5及びR6は同一又は異なっていてもよく、C1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、
7は水素又はC1-6アルキル基を表し、
Wはハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基又はC1-6アルキルスルホニル基を表す(但し、R3、R4、R5、R6及びWの各々で表されるいずれの基もハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基のアリール部分、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基のアリール部分、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基のアリール部分及び5〜6員のヘテロアリール基はいずれもC1-6アルキル基により置換されていてもよい。)。}
で表されるいずれかの基を表し、
Zはハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はC3-8シクロアルキル基を表し(但し、Zで表されるC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基及びC1-6アルキルチオ基はハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基はハロゲン及びC1-6アルキル基からなる群より選ばれる少なくとも一種の基により置換されていてもよい)、
nは1〜5の整数を表す(但し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい。)〕で示されるピリダジノン化合物と下記A群から選ばれる少なくとも1種の化合物との有効量を雑草または雑草の生育する土壌に施用する雑草の防除方法。
A群
ジフルフェニカン、ピコリナフェン、ノルフルラゾン、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、およびベフルブタミドからなる群。
[13]
B群から選ばれる少なくとも1種の化合物をさらに含有することを特徴とする[12]記載の雑草の防除方法。
B群
ベノキサコール、クロキントセットメキシル、シオメトリニル、ジクロルミッド、フェンクロラゾールエチル、フェンクロリム、フルラゾール、フリラゾール、メフェンピルジエチル、オキサベトリニル、イソキサジフェンエチル、シプロスルファミド、フルクソフェニム、1,8−ナフタル酸無水物、および、AD−67からなる群。
[14]
雑草を防除するための[1]〜[11]いずれか一に記載の組成物の使用。
本発明により、優れた雑草防除効果を有する除草用組成物が提供可能になる。
本発明の除草用組成物(以下、本発明除草用組成物と記す。)は、式(I)
Figure 2013227242
〔式中、R1はハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニルC1-6アルキル基、水素、C1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C3-8シクロアルキル基、C3-8ハロシクロアルキル基、(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8ハロシクロアルキル)C1-6アルキル基、{(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル}C1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルフィニル)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルホニル)C1-6アルキル基、C3-6アルケニル基、C3-6アルキニル基又はテトラヒドロピラニル基を表し、
2はハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルコキシ基、C1-6ハロアルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6ハロアルキルチオ基、C1-6ハロアルキルスルフィニル基、C1-6ハロアルキルスルホニル基、C3-8シクロアルコキシ基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、シアノC1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシカルボニル)C1-6アルコキシ基、カルバモイルC1-6アルコキシ基、{(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、{ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ホルミルアミノ基、(C1-6アルキル)カルボニルアミノ基、ヒドロキシC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルキルチオ)C1-6アルキル基、シアノC1-6アルキル基、ヒドロキシイミノC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシイミノ)C1-6アルキル基、ホルミル基又は(C1-6アルキル)カルボニル基を表し、
Gは水素又は下記式
Figure 2013227242
{式中、Lは酸素又はイオウを表し、
3はC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ジ(C3-6アルケニル)アミノ基、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基又は5〜6員のヘテロアリール基を表し、
4はC1-6アルキル基、C6-10アリール基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、
5及びR6は同一又は異なっていてもよく、C1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、
7は水素又はC1-6アルキル基を表し、
Wはハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基又はC1-6アルキルスルホニル基を表す(但し、R3、R4、R5、R6及びWの各々で表されるいずれの基もハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基のアリール部分、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基のアリール部分、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基のアリール部分及び5〜6員のヘテロアリール基はいずれもC1-6アルキル基により置換されていてもよい。)。}
で表されるいずれかの基を表し、
Zはハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はC3-8シクロアルキル基を表し(但し、Zで表されるC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基及びC1-6アルキルチオ基はハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基はハロゲン及びC1-6アルキル基からなる群より選ばれる少なくとも一種の基により置換されていてもよい)、
nは1〜5の整数を表す(但し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい。)〕で示されるピリダジノン化合物(以下、本化合物と記す。)と、下記A群から選ばれる少なくとも1種の化合物(以下、本化合物Aと記す。)とを含有する。
A群:
ジフルフェニカン、ピコリナフェン、ノルフルラゾン、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、およびベフルブタミドからなる群。
また、下記B群から選ばれる少なくとも1種の化合物(以下、本化合物Bと記す。)を含有してもよい。
B群
ベノキサコール、クロキントセットメキシル、シオメトリニル、ジクロルミッド、フェンクロラゾールエチル、フェンクロリム、フルラゾール、フリラゾール、メフェンピルジエチル、オキサベトリニル、イソキサジフェンエチル、シプロスルファミド、フルクソフェニム、1,8−ナフタル酸無水物、および、AD−67からなる群。
本発明除草用組成物の有効成分である式(I)で示されるピリダジノン化合物の置換基について説明する。
1-6アルキル基とは、炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、ノルマルブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ノルマルペンチル基、sec−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、ノルマルヘキシル基及びイソへキシル基が挙げられる。
2-6アルケニル基とは、炭素数2〜6のアルケニル基を意味し、例えばビニル基、アリル基、1−ブテン−3−イル基及び3−ブテン−1−イル基が挙げられる。
2-6アルキニル基とは、炭素数2〜6のアルキニル基を意味し、例えば、エチニル基、プロパルギル基及び2−ブチニル基が挙げられる。
1-6ハロアルキル基とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを有するC1-6アルキル基を意味し、例えば、トリフルオロメチル基、クロロメチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基及び2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジクロロエチル基が挙げられる。
3-8シクロアルキル基とは、炭素数3〜8のシクロアルキル基を意味し、例えば、シクロプロピル基、シクロペンチル基及びシクロヘキシル基が挙げられる。
3-8ハロシクロアルキル基とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを有する炭素数3〜8のシクロアルキル基を意味し、例えば、2−クロロシクロプロピル基及び4,4−ジフルオロシクロヘキシル基が挙げられる。
(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル基とは、炭素数1〜6のアルキル基を有する炭素数3〜8のシクロアルキル基を意味し、例えば、エチルシクロプロピル基、イソブチルシクロプロピル基、3−メチルシクロペンチル基及び4−メチルシクロヘキシル基が挙げられる。
(C3-8シクロアルキル)C1-6アルキル基とは、炭素数3〜8のシクロアルキル基で置換された炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、シクロプロピルメチル基及びシクロペンチルメチル基が挙げられる。
(C3-8シクロアルキル)C3-8シクロアルキル基とは、炭素数3〜8のシクロアルキル基を有する炭素数3〜8シクロアルキル基を意味し、例えば、2−シクロプロピルシクロプロピル基及び3−シクロプロピルシクロペンチル基が挙げられる。
(C3-8ハロシクロアルキル)C1-6アルキル基とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを有する炭素数3〜8のシクロアルキル基を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、2−クロロシクロプロピルメチル基及び3−クロロシクロペンチルエチル基が挙げられる。
{(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル}C1-6アルキル基とは、(炭素数1〜6のアルキルを有する炭素数3〜8のシクロアルキル基)を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、2−メチルシクロプロピルメチル基及び3−メチルシクロペンチルメチル基が挙げられる。
ヒドロキシC1-6アルキル基とは、水酸基で置換炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基及び3−ヒドロキシプロピル基が挙げられる。
(C1-6ハロアルコキシ)C1-6アルキル基とは、(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを有する炭素数1〜6のアルコキシ基)を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、2,2−ジフルオロエトキシメチル基、2,2,2−トリフルオロエトキシメチル基、2,2−ジフルオロエトキシエチル基及び2,2,2−トリフルオロエトキシエチル基が挙げられる。
{(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基とは、{(炭素数3〜8のシクロアルキル基)を有する炭素数1〜6のアルコキシ基}を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、シクロプロピルメトキシメチル基が挙げられる。
(C1-6ハロアルキルチオ)C1-6アルキル基とは、(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを有する炭素数1〜6のアルキルチオ基)を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、トリフルオロメチルチオメチル基、2,2−ジフルオロエチルチオメチル基及び2,2,2−トリフルオロエチルチオメチル基が挙げられる。
シアノC1-6アルキル基とは、シアノ基を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、シアノメチル基、1−シアノエチル基、2−シアノエチル基及び3−シアノエチル基が挙げられる。
ヒドロキシイミノC1-6アルキル基とは、ヒドロキシイミノ基を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、ヒドロキシイミノメチル基が挙げられる。
(C1-6アルコキシイミノ)C1-6アルキル基とは、(炭素数1〜6のアルコキシイミノ基)を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、メトキシイミノメチル基及びエトキシイミノメチル基が挙げられる。
(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基とは、炭素数1〜6のアルコキシ基を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、メトキシメチル基、1−メトキシエチル基、エトキシメチル基、ブトキシメチル基及び2−エトキシエチル基が挙げられる。
(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基とは、炭素数3〜8のシクロアルコキシ基を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、シクロプロピルオキシメチル基及びシクロペンチルオキシメチル基が挙げられる。
{(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基とは、(炭素数1〜6のアルコキシ基を有する炭素数1〜6のアルコキシ基)を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、メトキシメトキシメチル基及び(1−エトキシエトキシ)メチル基が挙げられる。
(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基とは、炭素数1〜6のアルキルチオ基を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、メチルチオメチル基、1−(メチルチオ)エチル基、エチルチオメチル基、ブチルチオメチル基及び2−(エチルチオ)エチル基が挙げられる。
(C1-6アルキルスルフィニル)C1-6アルキル基とは、炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、メチルスルフィニルメチル基、1−(メチルスルフィニル)エチル基、エチルスルフィニルメチル基、ブチルスルフィニルメチル基及び2−(エチルスルフィニル)エチル基が挙げられる。
(C1-6アルキルスルホニル)C1-6アルキル基とは、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、メチルスルホニルメチル基、1−(メチルスルホニル)エチル基、エチルスルホニルメチル基、ブチルスルホニルメチル基及び2−(エチルスルホニル)エチル基が挙げられる。
ハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニルC1-6アルキル基とは、ハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニル基を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、ベンジル基、2−フルオロベンジル基、3−フルオロベンジル基、4−フルオロベンジル基、2−クロロベンジル基、3−クロロベンジル基、4−クロロベンジル基、2−メチルベンジル基、3−メチルベンジル基、4−メチルベンジル基、2−メトキシベンジル基、3−メトキシベンジル基、4−メトキシベンジル基、フェネチル基、4−フェニルブチル基及び6−フェニルヘキシル基が挙げられる。
1-6アルコキシ基とは、炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、メトキシ基、エトキシ基、ノルマルプロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、ノルマルブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ノルマルペントキシ基、sec−ペントキシ基、イソペントキシ基、ネオペントキシ基、ノルマルヘキシルオキシ基及びイソへキシルオキシ基が挙げられる。
1-6ハロアルコキシ基とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを有する炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、トリフルオロメトキシ基、2,2−ジフルオロエトキシ基、2,2,2−トリクロロエトキシ基、3,3−ジフルオロプロピルオキシ基及び2,2,2−トリフルオロエトキシ基が挙げられる。
(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ基とは、炭素数3〜8のシクロアルキル基を有する炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、シクロプロピルメトキシ基、1−シクロプロピルエトキシ基及びシクロペンチルメトキシ基が挙げられる。
(C1-6アルキルチオ)C1-6アルコキシ基とは、(炭素数1〜6のアルキルチオ基)を有する炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、メチルチオメトキシ基、メチルチオエトキシ基、メチルチオプロポキシ基、エチルチオメトキシ基及びエチルチオエトキシ基が挙げられる。
(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ基とは、(炭素数1〜6のアルコキシ基)を有する炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、メトキシメトキシ基、エトキシメトキシ基、ノルマルプロピルオキシメトキシ基、イソプロピルオキシメトキシ基、2−メトキシエトキシ基、2−エトキシエトキシ基及び3−メトキシプロピルオキシ基が挙げられる。
シアノC1-6アルコキシ基とは、シアノ基を有する炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、シアノメトキシ基、1−シアノメトキシ基、2−シアノエトキシ基及び3−シアノプロピルオキシ基が挙げられる。
(C1-6アルコキシカルボニル)C1-6アルコキシ基とは、(炭素数1〜6のアルコキシ基を有するカルボニル基)を有する炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、メトキシカルボニルメトキシ基及びエトキシカルボニルメトキシ基が挙げられる。
カルバモイルC1-6アルコキシ基とは、カルバモイル基を有する炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、カルバモイルメトキシ基が挙げられる。
{(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基とは、(炭素数1〜6のアルキル基を有するアミノ基を有するカルボニル基)を有する炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、メチルアミノカルボニルメトキシ基が挙げられる。
{ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基とは、{(2つの同一又は異なった炭素数1〜6のアルキル基を有するアミノ基)を有するカルボニル基}を有する炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、ジメチルアミノカルボニルメトキシ基が挙げられる。
1-6アルキルチオ基とは、炭素数1〜6のアルキルチオ基を意味し、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基及びイソプロピルチオ基が挙げられる。
1-6アルキルスルフィニル基とは、炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基を意味し、例えば、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基及びイソプロピルスルフィニル基が挙げられる。
1-6アルキルスルホニル基とは、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基を意味し、例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基及びイソプロピルスルホニル基が挙げられる。
1-6ハロアルキルチオ基とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを有する炭素数1〜6のアルキルチオ基を意味し、例えば、トリクロロメチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、2,2−ジフルオロエチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチルチオ基、2,2,2−トリクロロエチルチオ基及び3−クロロプロピルチオ基が挙げられる。
1-6ハロアルキルスルフィニル基とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを有する炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基を意味し、例えば、トリクロロメチルスルフィニル基、トリフルオロメチルスルフィニル基、2,2−ジフルオロエチルスルフィニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル基、2,2,2−トリクロロエチルスルフィニル基及び3−クロロプロピルスルフィニル基が挙げられる。
1-6ハロアルキルスルホニル基とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを有する炭素数1〜6のアルキルスルホニル基を意味し、例えば、トリクロロメチルスルホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、2,2−ジフルオロエチルスルホニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル基、2,2,2−トリクロロエチルスルホニル基及び3−クロロプロピルスルホニル基が挙げられる。
3-8シクロアルコキシ基とは、炭素数3〜8のシクロアルコキシ基を意味し、例えば、シクロプロピルオキシ基、シクロペンチルオキシ基及びシクロヘキシルオキシが挙げられる。
1-6アルキルアミノ基とは、炭素数1〜6のアルキルアミノ基を意味し、例えば、メチルアミノ基、エチルアミノ基及びイソプロピルアミノ基が挙げられる。
ジ(C1-6アルキル)アミノ基とは、2つの同一又は異なった炭素数1〜6のアルキル基を有するアミノ基を意味し、例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基及びエチルメチルアミノ基が挙げられる。
(C1-6アルキル)カルボニルアミノ基とは、炭素数1〜6のアルキル基を有するカルボニル基を有するアミノ基を意味し、例えば、アセトアミド基及びプロピオニルアミノ基が挙げられる。
(C1-6アルキル)カルボニル基とは、炭素数1〜6のアルキル基を有するカルボニル基を意味し、例えば、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基及びピバロイル基が挙げられる。
6-10アリール基とは,炭素原子数6〜10のアリール基を意味し、例えば、フェニル基及びナフチル基が挙げられる。
(C6-10アリール)C1-6アルキル基とは、炭素原子数6〜10のアリール基を有する炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、ベンジル基及びフェネチル基が挙げられる。
3-6アルケニルオキシ基とは、炭素原子数3〜6のアルケニルオキシ基を意味し、例えば、アリルオキシ基及び2−ブテニルオキシ基が挙げられる。
3-6アルキニルオキシ基とは、炭素原子数3〜6のアルキニルオキシ基を意味し、例えば、プロパルギルオキシ基及び2−ブチニルオキシ基が挙げられる。
6-10アリールオキシ基とは、炭素原子数6〜10のアリールオキシ基を意味し、例えば、フェノキシ基及びナフチルオキシ基が挙げられる。
(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基とは、炭素原子数6〜10のアリール基を有する炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、ベンジルオキシ基及びフェネチルオキシ基が挙げられる。
ジ(C3-6アルケニル)アミノ基とは、2つの同一又は異なった炭素数3〜6のアルケニル基を有するアミノ基を意味し、例えば、ジアリルアミノ基及びジ(3−ブテニル)アミノ基が挙げられる。
(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基とは、炭素数1〜6のアルキル基及びC6-10アリール基を有するアミノ基を意味し、例えば、メチルフェニルアミノ基及びエチルフェニルアミノ基が挙げられる。
5〜6員のヘテロアリール基とは、窒素、酸素、イオウから選ばれるヘテロ原子を1〜3種含む、芳香族の5もしくは6員の複素環基を意味し、例えば、3−ピリジル基、3−チエニル基及び1−ピラゾリル基が挙げられる。
1-3アルキル基とは、炭素数1〜3のアルキル基を意味し、例えば、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基及びイソプロピル基が挙げられる。
1-3アルコキシ基とは、炭素数1〜3のアルコキシ基を意味し、例えば、メトキシ基、エトキシ基、ノルマルプロピルオキシ基及びイソプロピルオキシ基が挙げられる。
1-3アルキルチオ基とは、炭素数1〜3のアルキルチオ基を意味し、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基及びプロピルチオ基が挙げられる。
1-3アルキルスルフィニル基とは、炭素数1〜3のアルキルスルフィニル基を意味し、例えば、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基及びプロピルスルフィニル基が挙げられる。
1-3アルキルスルホニル基とは、炭素数1〜3のアルキルスルホニル基を意味し、例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基及びプロピルスルホニル基が挙げられる。
ジ(C1-3アルキル)アミノ基とは、2つの同一又は異なった炭素数1〜3のアルキル基を有するアミノ基を意味し、例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基及びエチルメチルアミノ基が挙げられる。
1-3ハロアルキル基とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを有するC1-6アルキル基を意味し、例えば、トリフルオロメチル基、クロロメチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基及び2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジクロロエチル基が挙げられる。
(C3-6シクロアルキル)メチル基とは、炭素数3〜6のシクロアルキル基を有するメチル基を意味し、例えば、シクロプロピルメチル基及びシクロペンチルメチル基が挙げられる。
3-6アルケニル基とは、炭素数3〜6のアルケニル基を意味し、例えばアリル基、1−ブテン−3−イル基及び3−ブテン−1−イル基が挙げられる。
3-6アルキニル基とは、炭素数3〜6のアルキニル基を意味し、例えば、プロパルギル基及び2−ブチニル基が挙げられる。
1-3ハロアルコキシ基とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを有する炭素数1〜3のアルコキシ基を意味し、例えば、トリフルオロメトキシ基、2,2−ジフルオロエトキシ基、2,2,2−トリクロロエトキシ基、3,3−ジフルオロプロピルオキシ基及び2,2,2−トリフルオロエトキシ基が挙げられる。
シクロプロピルC1-3アルコキシ基とは、シクロプロピル基を有する炭素数1〜3のアルコキシ基を意味し、例えば、シクロプロピルメトキシ基、1−シクロプロピルエトキシ基及び2−シクロプロピルエトキシ基が挙げられる。
(C1-3アルキルチオ)C1-3アルコキシ基とは、炭素数1〜3のアルキルチオ基を有する炭素数1〜3のアルコキシ基を意味し、例えば、メチルチオメトキシ基、メチルチオエトキシ基、メチルチオプロポキシ基、エチルチオメトキシ基及びエチルチオエトキシ基が挙げられる。
(C1-3アルコキシ)C1-3アルコキシ基とは、炭素数1〜3のアルコキシ基を有する炭素数1〜3のアルコキシ基を意味し、例えば、メトキシメトキシ基、エトキシメトキシ基、n−プロピルオキシメトキシ基、イソプロピルオキシメトキシ基、2−メトキシエトキシ基、2−エトキシエトキシ基及び3−メトキシプロピルオキシ基が挙げられる。
シアノC1-3アルコキシ基とは、シアノ基を有する炭素数1〜3のアルコキシ基を意味し、例えば、シアノメトキシ基、1−シアノメトキシ基、2−シアノエトキシ基及び3−シアノプロピルオキシ基が挙げられる。
(C1-3アルキル)カルボニルアミノ基とは、炭素数1〜3のアルキル基を有するカルボニル基を有するアミノ基を意味し、例えば、アセトアミド基及びプロピオニルアミノ基が挙げられる。
ヒドロキシC1-3アルキル基とは、水酸基で置換炭素数1〜3のアルキル基を意味し、例えば、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基及び3−ヒドロキシプロピル基が挙げられる。
(C1-3アルコキシ)C1-3アルキル基とは、炭素数1〜3のアルコキシ基を有する炭素数1〜3のアルキル基を意味し、例えば、メトキシメチル基、1−メトキシエチル基、エトキシメチル基及び2−エトキシエチル基が挙げられる。
シアノC1-3アルキル基とは、シアノ基を有する炭素数1〜3のアルキル基を意味し、例えば、シアノメチル基、1−シアノエチル基、2−シアノエチル基及び3−シアノエチル基が挙げられる。
ハロゲンとしては、例えば、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素が挙げられる。
本発明除草用組成物の有効成分である本化合物および本化合物Aは、無機塩基又は有機塩基等と農学的に許容される塩の形態をとる場合もあるが、本発明には該塩の形態の化合物も包含される。このような塩としては例えば無機塩基(例えば、アルカリ金属(リチウム、ナトリウム、カリウム等)の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、酢酸塩、水素化物等、アルカリ土類金属(マグネシウム、カルシウム、バリウム等)の水酸化物、水素化物等、アンモニア)、有機塩基(例えば、ジメチルアミン、トリエチルアミン、ピペラジン、ピロリジン、ピペリジン、2−フェニルエチルアミン、ベンジルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピリジン、コリジン等)、金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシド、カリウムtert−ブトキシド、マグネシウムメトキシド等)等との混合により生成する塩が挙げられる。
本発明除草用組成物の有効成分である本化合物が1種以上の不斉中心を有する場合、該化合物には2種以上の立体異性体(例えば、エナンチオマー、ジアステレオマー等)が存在する。本化合物には、これらの立体異性体のすべて及びそれらのうちの任意の2種以上からなる混合物が包含される。
また、本化合物が二重結合等に基づく幾何異性を有する場合、該化合物には2種以上の幾何異性体(例えば、E/Z又はトランス/シスの各異性体、S−トランス/S−シスの各異性体等)が存在する。本化合物には、これらの幾何異性体のすべて及びそれらのうちの任意の2種以上からなる混合物が包含される。
本発明除草用組成物の有効成分である式(I)で示されるピリダジノン化合物としては、例えば、以下に示される化合物が挙げられる。
[態様1] 式(I)において、R1がハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニルC1-6アルキル基、水素、C1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C3-8シクロアルキル基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基又はC3-6アルケニル基、C3-6アルキニル基である化合物、
[態様2] [態様1]において、R1が水素、C1-3アルキル基、C1-3ハロアルキル基、シクロプロピル基、シクロプロピルメチル基、C3-6アルケニル基又はC1-3アルコキシメチル基である化合物、
[態様3] [態様2]において、R1が水素又はC1-3アルキル基である化合物、
[態様4] [態様3]において、R1がメチル基である化合物、
[態様5] [態様3]において、R1が水素である化合物、
[態様6] 式(I)または[態様1]〜[態様5]において、R2がハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-3アルコキシ基、C1-3ハロアルコキシ基、C1-3アルキルチオ基、C1-3アルキルスルフィニル基、C1-3アルキルスルホニル基、C1-3ハロアルキルチオ基、C1-3ハロアルキルスルフィニル基、C1-3ハロアルキルスルホニル基、C3-6シクロアルコキシ基、(C3-6シクロアルキル)C1-3アルコキシ基、アミノ基、C1-3アルキルアミノ基、ジ(C1-3アルキル)アミノ基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、シアノC1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシカルボニル)C1-6アルコキシ基、カルバモイルC1-6アルコキシ基、{(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、{ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、ホルミルアミノ基、(C1-6アルキル)カルボニルアミノ基、ヒドロキシC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルキルチオ)C1-6アルキル基、シアノC1-6アルキル基、ヒドロキシイミノC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシイミノ)C1-6アルキル基、ホルミル基又は(C1-6アルキル)カルボニル基である化合物、
[態様7] [態様6]において、R2がハロゲン、C1-3アルコキシ基、C1-3アルキルチオ基、C1-3アルキルスルフィニル基、C1-3アルキルスルホニル基、ジ(C1-3アルキル)アミノ基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、シアノC1-6アルコキシ基、ヒドロキシC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、シアノC1-6アルキル基、ヒドロキシイミノC1-6アルキル基又はホルミル基である化合物、
[態様8] [態様7]において、R2がC1-3アルコキシ基である化合物、
[態様9] [態様8]において、R2がメトキシ基である化合物、
[態様10] [態様8]において、R2がエトキシ基である化合物、
[態様11] [態様7]において、R2がC1-3アルキルチオ基である化合物、
[態様12] [態様11]において、R2がメチルチオ基である化合物、
[態様13] [態様11]において、R2がエチルチオ基である化合物、
[態様14] [態様7]において、R2がC1-3アルキルスルフィニル基である化合物、
[態様15] [態様14]において、R2がメチルスルフィニル基である化合物、
[態様16] [態様14]において、R2がエチルスルフィニル基である化合物、
[態様17] [態様7]において、R2がC1-3アルキルスルホニル基である化合物、
[態様18] [態様17]において、R2がメチルスルホニル基である化合物、
[態様19] [態様17]において、R2がエチルスルホニル基である化合物、
[態様20] [態様7]において、R2がジ(C1-3アルキル)アミノ基である化合物、
[態様21] [態様20]において、R2がジメチルアミノ基である化合物、
[態様22] [態様7]において、R2がハロゲンである化合物、
[態様23] [態様22]において、R2がフッ素である化合物、
[態様24] [態様22]において、R2が塩素である化合物、
[態様25] [態様22]において、R2が臭素である化合物、
[態様26] [態様7]において、R2が(C1-6アルキルチオ)C1-6アルコキシ基である化合物、
[態様27] [態様26]において、R2がメチルチオメトキシ基である化合物、
[態様28] [態様26]において、R2がメチルチオエトキシ基である化合物、
[態様29] [態様7]において、R2が(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ基である化合物、
[態様30] [態様29]において、R2がメトキシメトキシ基である化合物、
[態様31] [態様29]において、R2がエトキシメトキシ基である化合物、
[態様32] [態様7]において、R2がC3-6アルケニルオキシ基である化合物、
[態様33] [態様32]において、R2がアリルオキシ基である化合物、
[態様34] [態様7]において、R2がC3-6アルキニルオキシ基である化合物、
[態様35] [態様34]において、R2がプロパルギルオキシ基である化合物、
[態様36] [態様7]において、R2がシアノC1-6アルコキシ基である化合物、
[態様37] [態様36]において、R2がシアノメトキシ基である化合物、
[態様38] [態様7]において、R2がヒドロキシC1-6アルキル基である化合物、
[態様39] [態様38]において、R2がヒドロキシメチル基である化合物、
[態様40] [態様7]において、R2が(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基である化合物、
[態様41] [態様40]において、R2がメトキシメチル基である化合物、
[態様43] [態様7]において、R2が(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基である化合物、
[態様44] [態様43]において、R2が(シクロプロピルオキシ)メチル基である化合物、
[態様45] [態様7]において、R2がシアノC1-6アルキル基である化合物、
[態様46] [態様45]において、R2がシアノメチル基である化合物、
[態様47] [態様7]において、R2がヒドロキシイミノC1-6アルキル基である化合物、
[態様48] [態様47]において、R2がヒドロキシイミノメチル基である化合物、
[態様49] [態様7]において、R2がホルミル基である化合物、
[態様50] [態様6]において、R2が(C1-6アルコキシカルボニル)C1-6アルコキシ基である化合物、
[態様51] [態様50]において、R2が(メトキシカルボニル)メトキシ基である化合物、
[態様52] [態様50]において、R2が(エトキシカルボニル)メトキシ基である化合物、
[態様53] [態様6]において、R2がカルバモイルC1-6アルコキシ基である化合物、
[態様54] [53]において、R2がカルバモイルメトキシ基である化合物、
[態様55] [態様6]において、R2が{ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基である化合物、
[態様56] [態様55]において、R2が(ジメチルアミノカルボニル)メトキシ基である化合物、
[態様57] [態様6]において、R2が(C1-6アルキル)カルボニルアミノ基である化合物、
[態様58] [態様57]において、R2がアセトアミド基である化合物、
[態様59] [態様6]において、R2が(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基である化合物、
[態様60] [態様59]において、R2がメチルチオメチル基である化合物、
[態様61] [態様6]において、R2が(C1-6アルコキシイミノ)C1-6アルキル基である化合物、
[態様62] [態様61]において、R2が(メトキシイミノ)メチル基である化合物、
[態様63] [態様6]において、R2がシアノ基である化合物、
[態様64] [態様6]において、R2がニトロ基である化合物、
[態様65] [態様6]において、R2がアミノ基である化合物、
[態様66] 式(I)または[態様1]〜[態様65]において、Gが水素又は下記式
Figure 2013227242
{式中、R3aはC1-6アルキル基、C6-10アリール基、C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基又はC6-10アリールオキシ基を表し、
aがハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニル基又はC1-3アルコキシ基を表す。}
で表されるいずれかの基を表す化合物、
[態様67] [態様66]において、Gが水素又は下記式
Figure 2013227242

{式中、R3aはC1-3アルキル基、フェニル基、C1-3アルコキシ基、アリルオキシ基、プロパルギルオキシ基又はフェノキシ基を表し、
aがハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニル基又はC1-2アルコキシ基を表す。}
で表されるいずれかの基である化合物、
[態様68] [態様67]において、Gが水素である化合物、
[態様69] [態様67]において、Gが(C1-3アルキル)カルボニル基である化合物、
[態様70] [態様69]において、Gがアセチル基である化合物、
[態様71] [態様69]において、Gがプロピオニル基である化合物、
[態様72] [態様67]において、Gがベンゾイル基である化合物、
[態様73] [態様67]において、GがC1-3アルコキシカルボニル基である化合物、
[態様74] [態様73]において、Gがメトキシカルボニル基である化合物、
[態様75] [態様73]において、Gがエトキシカルボニル基である化合物、
[態様76] [態様67]において、Gがアリルオキシカルボニル基である化合物、
[態様77] [態様67]において、Gがプロパルギルオキシカルボニル基である化合物、
[態様78] [態様67]において、Gがフェノキシカルボニル基である化合物、
[態様79] [態様67]において、GがC1-2アルコキシメチル基である化合物、
[態様80] [態様79]において、Gがメトキシメチル基である化合物、
[態様81] [態様79]において、Gがエトキシメチル基である化合物、
[態様82] [態様67]において、Gがフェニル基である化合物、
[態様83] [態様67]において、Gが4−メトキシフェニル基である化合物、
[態様84] 式(I)または[態様1]〜[態様83]において、Zがハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-3アルキル基、C2-3アルケニル基、C2-3アルキニル基、C1-3アルコキシ基、C1-3アルキルチオ基又はシクロプロピル基であり、ここでZで表されるC1-3アルキル基、C2-3アルケニル基、C2-3アルキニル基、C1-3アルコキシ基及びC1-3アルキルチオ基はハロゲンを有していてもよく、シクロプロピル基はハロゲン及びメチル基からなる群より選ばれる少なくとも一種を有していてもよく、nは1〜3の整数を表し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい化合物
[態様85] [態様84]において、Zがハロゲン、シアノ基、ニトロ基、メチル基、エチル基、ビニル基、アリル基、エチニル基、プロパルギル基、メトキシ基、エトキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基又はシクロプロピル基であり、ここでZで表されるメチル基、エチル基、ビニル基、アリル基、エチニル基、プロパルギル基、メトキシ基、エトキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基はハロゲンを有していてもよく、シクロプロピル基はハロゲン及びメチル基からなる群より選ばれる少なくとも一種を有していてもよく、nは1〜3の整数を表し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい化合物、
[態様86] [態様85]において、Zがハロゲン、シアノ基、ニトロ基、メチル基、トリフルオロメチル基、エチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ビニル基、アリル基、エチニル基、プロパルギル基、メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、エトキシ基、メチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、エチルチオ基又はシクロプロピル基であり、nは1〜3の整数を表し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい化合物、
[態様87] [態様86]において、Zがフッ素、塩素、臭素、シアノ基、メチル基、トリフルオロメチル基、エチル基、ビニル基、アリル基、エチニル基、メトキシ基、エトキシ基又はメチルチオ基であり、nは1〜3の整数を表し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい化合物、
[態様88] [態様87]において、ZがC1-3アルキル基であり、nは1〜3の整数を表し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい化合物、
[態様89] [態様88]において、Zがメチル基又はエチル基であり、nは1〜3の整数を表し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい化合物、
[態様90] [態様89]において、(Z)nが2,4,6−トリメチル基である化合物、
[態様91] [態様89]において、(Z)nが2,4−ジメチル−6−エチル基である化合物、
[態様92] [態様89]において、(Z)nが2,6−ジエチル−4−メチル基である化合物、
[態様93] [態様89]において、(Z)nが2,4,6−トリエチル基である化合物、
[態様94] [態様89]において、(Z)nが2−エチル−4,6−ジメチル基である化合物、
[態様95] [態様86]において、Zがメチル基、エチル基、ビニル基、エチニル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基又はハロゲンであり、nは1〜3の整数を表し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい化合物、
[態様96] [態様95]において、(Z)nが2−ビニル−4,6−ジメチル基である化合物、
[態様97] [態様95]において、(Z)nが2−エチニル−4,6−ジメチル基である化合物、
[態様98] [態様95]において、(Z)nが2−トリフルオロメトキシ基である化合物、
[態様99] [態様95]において、(Z)nが2−トリフルオロメチル−4−クロロ基である化合物、
[態様100] 式(I)
Figure 2013227242
〔式中、R1はC1-6アルコキシ基を有していてもよいフェニルC1-6アルキル基、C1-6アルキル基、C3-6アルケニル基又は(C3-8シクロアルキル)C1-6アルキル基を表し、R2はハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルコキシ基、C1-6ハロアルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、シアノC1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシカルボニル)C1-6アルコキシ基、カルバモイルC1-6アルコキシ基、{ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、(C1-6アルキル)カルボニルアミノ基、ヒドロキシC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、シアノC1-6アルキル基、ヒドロキシイミノC1-6アルキル基、又はホルミル基を表し、Gは水素又は下記式
Figure 2013227242
{式中、Lは酸素を表し、R3はC1-6アルキル基、C6-10アリール基、C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基を表し、R4はC1-6アルキル基を表し、R7は水素を表し、WはC1-6アルコキシ基を有していてもよいフェニル基又はC1-6アルコキシ基を表す(但し、R3、R4及びWの各々で表されるいずれの基もハロゲンを有していてもよく、C6-10アリール基はC1-6アルキル基により置換されていてもよい。)。}で表されるいずれかの基を表し、Zはハロゲン、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基又はC1-6アルコキシ基を表し(但し、Zで表されるC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基及びC1-6アルコキシ基はハロゲンを有していてもよい)、nは1〜3の整数を表す(但し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい。)〕で示されるピリダジノン化合物。
[態様101] 式(I−II)
Figure 2013227242
〔式中、R21は水素、C1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C3-8シクロアルキル基、C3-8ハロシクロアルキル基、(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8ハロシクロアルキル)C1-6アルキル基、{(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル}C1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルフィニル)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルホニル)C1-6アルキル基又はテトラヒドロピラニル基を表し、R22はハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルコキシ基、C1-6ハロアルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6ハロアルキルチオ基、C1-6ハロアルキルスルフィニル基、C1-6ハロアルキルスルホニル基、C3-8シクロアルコキシ基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、G21は水素又は下記式
Figure 2013227242
{式中、L21は酸素又はイオウを表し、R31はC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ジ(C3-6アルケニル)アミノ基、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基又は5〜6員のヘテロアリール基を表し、R41はC1-6アルキル基、C6-10アリール基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、R51及びR61は同一又は異なっていてもよく、C1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、R71は水素又はC1-6アルキル基を表し、W21はC1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基を表す(但し、R31、R41、R51、R61及びW21の各々で表されるいずれの基もハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基のアリール部分、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基のアリール部分、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基のアリール部分及び5〜6員のヘテロアリール基はいずれもC1-6アルキル基により置換されていてもよい。)。}で表されるいずれかの基を表し、Z21はハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はC3-8シクロアルキル基を表し(但し、Z21で表されるC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基及びC1-6アルキルチオ基はハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基はハロゲン及びC1-6アルキル基からなる群より選ばれる少なくとも一種の基により置換されていてもよい)、rは1〜5の整数を表す(但し、rが2以上である場合、各々のZ21は同一又は異なっていてもよい。)。〕
で示されるピリダジノン化合物。
[態様102] R21が水素又はC1-3アルキル基であり、R22がC1-3アルコキシ基、C1-3アルキルチオ基、C1-3アルキルスルフィニル基、C1-3アルキルスルホニル基又はジ(C1-3アルキル)アミノ基であり、G21が水素又は下記式
Figure 2013227242
{式中、R31aはC1-6アルキル基、C6-10アリール基、C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基又はC6-10アリールオキシ基を表し、
21aがC1-3アルコキシ基を表す。}で表されるいずれかの基であり、Z21がC1-3アルキル基であり、rが1〜3の整数である(但し、rが2以上である場合、各々のZ21は同一又は異なっていてもよい。)、[態様101]記載のピリダジノン化合物。
[態様103] R21がメチル基であり、R22がメトキシ基、エトキシ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メチルスルホニル基又はジメチルアミノ基であり、G21が水素、アセチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基、メトキシメチル基又はエトキシメチル基であり、Z21がメチル基又はエチル基である、[態様102]記載のピリダジノン化合物。
[態様104] G21が水素である[態様101]〜[態様103]のいずれか一項記載のピリダジノン化合物。
本発明除草用組成物の有効成分である式(I)で示されるピリダジノン化合物のうち式(I−II)で示される化合物は、例えば、以下に示される化合物が挙げられる。
Figure 2013227242
[態様105] 式(I−II)において、R21が水素、C1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C3-8シクロアルキル基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルキル基又は(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基である化合物、
[態様106] [態様105]において、R21が水素、C1-3アルキル基、C1-3ハロアルキル基、シクロプロピル基、シクロプロピルメチル基又はC1-3アルコキシメチル基である化合物、
[態様107] [態様106]において、R21が水素又はC1-3アルキル基である化合物、
[態様108] [態様107]において、R21がメチル基である化合物、
[態様109] [態様1107]において、R21が水素である化合物、
[態様110] 式(I−II)または[態様105]〜[態様109]において、R22がハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-3アルコキシ基、C1-3ハロアルコキシ基、C1-3アルキルチオ基、C1-3アルキルスルフィニル基、C1-3アルキルスルホニル基、C1-3ハロアルキルチオ基、C1-3ハロアルキルスルフィニル基、C1-3ハロアルキルスルホニル基、C3-6シクロアルコキシ基、(C3-6シクロアルキル)C1-3アルコキシ基、アミノ基、C1-3アルキルアミノ基又はジ(C1-3アルキル)アミノ基である化合物、
[態様111] [態様110]において、R22がC1-3アルコキシ基、C1-3アルキルチオ基、C1-3アルキルスルフィニル基、C1-3アルキルスルホニル基又はジ(C1-3アルキル)アミノ基である化合物、
[態様112] [態様111]において、R22がC1-3アルコキシ基である化合物、
[態様113] [態様112]において、R22がメトキシ基である化合物、
[態様114] [態様112]において、R22がエトキシ基である化合物、
[態様115] [態様111]において、R22がC1-3アルキルチオ基である化合物、
[態様116] [態様115]において、R22がメチルチオ基である化合物、
[態様117] [態様115]において、R22がエチルチオ基である化合物、
[態様118] [態様111]において、R22がC1-3アルキルスルフィニル基である化合物、
[態様119] [態様118]において、R22がメチルスルフィニル基である化合物、
[態様120] [態様118]において、R22がエチルスルフィニル基である化合物、
[態様121] [態様111]において、R22がC1-3アルキルスルホニル基である化合物、
[態様122] [態様121]において、R22がメチルスルホニル基である化合物、
[態様123] [態様121]において、R22がエチルスルホニル基である化合物、
[態様124] [態様111]において、R22がジ(C1-3アルキル)アミノ基である化合物、
[態様125] [態様124]において、R22がジメチルアミノ基である化合物、
[態様126] 式(I−II)または[態様105]〜[態様125]において、G21が水素又は下記式
Figure 2013227242
{式中、R3aはC1-6アルキル基、C6-10アリール基、C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基又はC6-10アリールオキシ基を表し、
21がC1-3アルコキシ基を表す。}
で表されるいずれかの基を表す化合物、
[態様127] [態様126]において、G21が水素又は下記式
Figure 2013227242
{式中、R32aはC1-3アルキル基、フェニル基、C1-3アルコキシ基、アリルオキシ基、プロパルギルオキシ基又はフェノキシ基を表し、
22aがC1-2アルコキシ基を表す。}
で表されるいずれかの基である化合物、
[態様128] [態様127]において、G21が水素である化合物、
[態様129] [態様127]において、G21が(C1-3アルキル)カルボニル基である化合物、
[態様130] [態様129]において、G21がアセチル基である化合物、
[態様131] [態様129]において、G21がプロピオニル基である化合物、
[態様132] [態様127]において、G21がベンゾイル基である化合物、
[態様133] [態様127]において、G21がC1-3アルコキシカルボニル基である化合物、
[態様134] [態様133]において、G21がメトキシカルボニル基である化合物、
[態様135] [態様133]において、G21がエトキシカルボニル基である化合物、
[態様136] [態様127]において、G21がアリルオキシカルボニル基である化合物、
[態様137] [態様127]において、G21がプロパルギルオキシカルボニル基である化合物、
[態様138] [態様127]において、G21がフェノキシカルボニル基である化合物、
[態様139] [態様127]において、G21がC1-2アルコキシメチル基である化合物、
[態様140] [態様139]において、G21がメトキシメチル基である化合物、
[態様141] [態様139]において、G21がエトキシメチル基である化合物、
[態様142] 式(I−II)または[態様105]〜[態様141]において、Z21がハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-3アルキル基、C2-3アルケニル基、C2-3アルキニル基、C1-3アルコキシ基、C1-3アルキルチオ基又はシクロプロピル基であり、ここでZ21で表されるC1-3アルキル基、C2-3アルケニル基、C2-3アルキニル基、C1-3アルコキシ基及びC1-3アルキルチオ基はハロゲンを有していてもよく、シクロプロピル基はハロゲン及びメチル基からなる群より選ばれる少なくとも一種を有していてもよく、rは1〜3の整数を表し、rが2以上である場合、各々のZ21は同一又は異なっていてもよい化合物
[態様143] [態様142]において、Z21がハロゲン、シアノ基、ニトロ基、メチル基、エチル基、ビニル基、アリル基、エチニル基、プロパルギル基、メトキシ基、エトキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基又はシクロプロピル基であり、ここでZ21で表されるメチル基、エチル基、ビニル基、アリル基、エチニル基、プロパルギル基、メトキシ基、エトキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基はハロゲンを有していてもよく、シクロプロピル基はハロゲン及びメチル基からなる群より選ばれる少なくとも一種を有していてもよく、rは1〜3の整数を表し、rが2以上である場合、各々のZ21は同一又は異なっていてもよい化合物、
[態様144] [態様143]において、Z21がハロゲン、シアノ基、ニトロ基、メチル基、トリフルオロメチル基、エチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ビニル基、アリル基、エチニル基、プロパルギル基、メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、エトキシ基、メチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、エチルチオ基又はシクロプロピル基であり、rは1〜3の整数を表し、rが2以上である場合、各々のZ21は同一又は異なっていてもよい化合物、
[態様145] [態様144]において、Z21がフッ素、塩素、臭素、シアノ基、メチル基、トリフルオロメチル基、エチル基、ビニル基、アリル基、エチニル基、メトキシ基、エトキシ基又はメチルチオ基であり、rは1〜3の整数を表し、rが2以上である場合、各々のZ21は同一又は異なっていてもよい化合物、
[態様146] [態様142]において、Z21がC1-3アルキル基であり、rは1〜3の整数を表し、rが2以上である場合、各々のZ21は同一又は異なっていてもよい化合物、
[態様147] [態様146]において、Z21がメチル基又はエチル基であり、rは1〜3の整数を表し、rが2以上である場合、各々のZ21は同一又は異なっていてもよい化合物、
[態様148] [態様147]において、(Z21rが2,4,6−トリメチル基である化合物、
[態様149] [態様147]において、(Z21rが2,4−ジメチル−6−エチル基である化合物、
[態様150] [態様147]において、(Z21rが2,6−ジエチル−4−メチル基である化合物、
[態様151] [態様147]において、(Z21rが2,4,6−トリエチル基である化合物。
本発明除草用組成物としては、例えば、以下のような組成物が挙げられる。
[態様152] 式(I)において、R1がメチル基であり、R2がメトキシ基またはエトキシ基であり、Gが水素であり、nが3であり、Zがメチル基またはエチル基である化合物と、ジフルフェニカンとを含有する除草用組成物。
[態様153] 式(I)において、R1がメチル基であり、R2がメトキシ基またはエトキシ基であり、Gが水素であり、nが3であり、Zがメチル基またはエチル基である化合物と、ジフルフェニカンと、クロキントセットメキシルとを含有する除草用組成物。
[態様154] 式(I)において、R1がメチル基であり、R2がメトキシ基であり、Gが水素であり、(Z)nが2,6−ジエチル−4−メチル基である化合物と、ジフルフェニカンとを含有する除草用組成物。
[態様155] 式(I)において、R1がメチル基であり、R2がメトキシ基であり、Gが水素であり、(Z)nが2,6−ジエチル−4−メチル基である化合物と、ジフルフェニカンと、クロキントセットメキシルとを含有する除草用組成物。
[態様156] 式(I)において、R1がメチル基であり、R2がエトキシ基であり、Gが水素であり、(Z)nが2−エチル−4,6−ジメチル基である化合物と、ジフルフェニカンとを含有する除草用組成物。
[態様157] 式(I)において、R1がメチル基であり、R2がエトキシ基であり、Gが水素であり、(Z)nが2−エチル−4,6−ジメチル基である化合物と、ジフルフェニカンと、クロキントセットメキシルとを含有する除草用組成物。
本発明除草用組成物の有効成分である本化合物Aは、フィトエン不飽和化酵素阻害剤(PDS阻害剤)として知られており、カロテノイドの生合成に関わるフィトエン不飽和化酵素を阻害する化合物のことである。
本発明除草用組成物の有効成分である本化合物Aは、夫々ピリジンカルボキサミド系除草剤、及びピリダジノン系除草剤に分類される。これらの化合物はペスティサイドマニュアル(The Pesticide Manual)Fifteenth Edition(2009)、British Crop Production Council(ISBN:978−1−901396−18−8)に記載された化合物、または、CAS番号で特定された化合物である。
Figure 2013227242
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Figure 2013227242
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Figure 2013227242

化合物Aは公知の化合物であり,例えば、ペスティサイドマニュアル(The Pesticide Manual)Fifteenth Edition(2009)、British Crop Production Council(ISBN:978−1−901396−18−8)に記載された文献等により製造することができる。
本発明除草用組成物の有効成分である本化合物Bは、薬剤軽減剤として知られており、ペスティサイドマニュアル(The Pesticide Manual)Fifteenth Edition(2009)、British Crop Production Council(ISBN:978−1−901396−18−8)に記載された化合物、または、CAS番号で特定された化合物である。
Figure 2013227242
シプロスルファミドは、公知の化合物であり、例えば、米国特許6251827号に記載の方法により製造することができる。
ベノキサコール、クロキントセットメキシル、シオメトリニル、ジクロルミッド、フェンクロラゾールエチル、フェンクロリム、フルラゾール、フリラゾール、メフェンピルジエチル、オキサベトリニル、イソキサジフェンエチル、フルクソフェニム、1,8−ナフタル酸無水物、および、AD−67は公知の化合物であり,市販されている。また、ペスティサイドマニュアル(The Pesticide Manual)Fifteenth Edition(2009)、British Crop Production Council(ISBN:978−1−901396−18−8)に記載された文献等により製造することができる。
本発明除草用組成物は、広範囲の雑草に対し除草活性を有し、通常の耕起栽培・不耕起栽培が行われる農作物畑、野菜畑、樹園地または非農耕地において、効果的に広範囲の雑草を防除することができる。
本発明除草用組成物の防除対象としては、例えば次のものが挙げられる。
メヒシバ(Digitaria ciliaris)、オヒシバ(Eleusine indica)、エノコログサ(Setaria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、キンエノコログサ(Setaria glauca)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli)、コヌカグサ(Agrostis alba)、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)、テキサスパニカム(Panicum texanum)、メリケンニクキビ(Brachiaria platyphylla)、アレキサンダーグラス(Brachiaria plantaginea)、スリナムグラス(Brachiaria decumbens)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、シャッターケーン(Andropogon sorghum)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、カラスムギ(Avena fatua)、ネズミムギ(Lolium multiflorum)、ブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、ウマノチャヒキ(Bromus tectorum)、アレチノチャヒキ(Bromus sterilis)、ヒメカナリークサヨシ(Phalaris minor)、セイヨウヌカボ(Apera spica−venti)、スズメノカタビラ(Poa annua)、シバムギ(Agropyron repens)、コゴメガヤツリ(Cyperus iria)、ハマスゲ(Cyperus rotundus)、キハマスゲ(Cyperus esculentus)、スベリヒユ(Portulaca oleracea)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ホナガアオゲイトウ(Amaranthus hybridus)、オオホナガアオゲイトウ(Amaranthus palmeri)、ウォーターヘンプ(Amaranthus rudis)、イチビ(Abutilon theophrasti)、アメリカキンゴジカ(Sida spinosa)、ソバカズラ(Fallopia convolvulus)、サナエタデ(Polygonum scabrum)、アメリカサナエタデ(Persicaria pennsylvanica)、ハルタデ(Persicaria vulgaris)、ナガバギシギシ(Rumex crispus)、エゾノギシギシ(Rumex obtusifolius)、イタドリ(Fallopia japonica)、シロザ(Chenopodium album)、ホウキギ(Kochia scoparia)、イヌタデ(Polygonum longisetum)、イヌホオズキ(Solanum nigrum)、シロバナチョウセンアサガオ(Datura stramonium)、マルバアサガオ(Ipomoea purpurea)、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)、マルバアメリカアサガオ(Ipomoea hederacea var. integriuscula)、マメアサガオ(Ipomoea lacunosa)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)、ヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)、ホトケノザ(Lamium amplexicaule)、オナモミ(Xanthium pensylvanicum)、野生ヒマワリ(Helianthus annuus)、イヌカミツレ(Matricaria perforata or inodora)、カミツレ(Matricaria chamomilla)、コーンマリーゴールド(Chrysanthemum segetum)、オロシャギク(Matricaria matricarioides)、ブタクサ(Ambrosia artemisiifolia)、オオブタクサ(Ambrosia trifida)、ヒメムカシヨモギ(Erigeron canadensis)、ヨモギ(Artemisia princeps)、セイタカアワダチソウ(Solidago altissima)、アレチノギク(Conyza bonariensis)、アメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)、エビスグサ(Cassia obtusifolia)、フロリダベガーウィード(Desmodium tortuosum)、シロツメクサ(Trifolium repens)、クズ(Pueraria lobata)、カラスノエンドウ(Vicia angustifolia)、ツユクサ(Commelina communis)、マルバツユクサ(Commelina benghalensis)、ヤエムグラ(Galium aparine)、ハコベ(Stellaria media)、ワイルドラディッシュ(Raphanus raphanistrum)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)、ナズナ(Capsella bursa−pastoris)、オオイヌノフグリ(Veronica persica)、フラサバソウ(Veronica hederifolia)、フィールドパンジー(Viola arvensis)、ワイルドパンジー(Viola tricolor)、ヒナゲシ(Papaver rhoeas)、ワスレナグサ(Myosotis scorpioides)、オオトウワタ(Asclepias syriaca)、トウダイグサ(Euphorbia helioscopia)、オオニシキソウ(Chamaesyce nutans)、アメリカフウロ(Geranium carolinianum)、オランダフウロ(Erodium cicutarium)、スギナ(Equisetum arvense)、アシカキ(Leersia japonica)、タイヌビエ(Echinochloa oryzicola)、ヒメタイヌビエ(Echinochloa crus−galli var. formosensis)、アゼガヤ(Leptochloa chinensis)、タマガヤツリ(Cyperus difformis)、ヒデリコ(Fimbristylis miliacea)、マツバイ(Eleocharis acicularis)、イヌホタルイ(Scirpus juncoides)、タイワンヤマイ(Scirpus wallichii)、ミズガヤツリ(Cyperus serotinus)、クログワイ(Eleocharis kuroguwai)、コウキヤガラ(Bolboschoenus koshevnikovii)、シズイ(Schoenoplectus nipponicus)、コナギ(Monochoria vaginalis)、アゼナ(Lindernia procumbens)、アブノメ(Dopatrium junceum)、キカシグサ(Rotala indica)、ヒメミソハギ(Ammannia multiflora)、ミゾハコベ(Elatine triandra)、チョウジタデ(Ludwigia epilobioides)、ウリカワ(Sagittaria pygmaea)、ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、オモダカ(Sagittaria trifolia)、ヒルムシロ(Potamogeton distinctus)、セリ(Oenanthe javanica)、ミズハコベ(Callitriche palustris)、アゼトウガラシ(Lindernia micrantha)、アメリカアゼナ(Lindernia dubia)、タカサブロウ(Eclipta prostrata)、イボクサ(Murdannia keisak)、キシュウスズメノヒエ(Paspalum distichum)、エゾノサヤヌカグサ(Leersia oryzoides)等の雑草。ナガエツルノゲイトウ(Alternanthera philoxeroides)、フロッグスビット(Limnobium spongia)、ウォーターファーン(Salvinia属)、ボタンウキクサ(Pistia stratiotes)、ウォーターペニーウォート(Hydrocotyle属)、糸状藻類(Pithophora属、Cladophora属)、クーンテイル(Ceratophyllum demersum)、ウキクサ(Lemna属)、ハゴロモモ(Cabomba caroliniana)、クロモ(Hydrilla verticillata)、サザンネイアド(Najas guadalupensis)、ポンドウィード類(Potamogeton crispus、Potamogeton illinoensis、Potamogeton pectinatus等)、ウォーターミール(Wolffia属)、ウォーターミルフォイル類(Myriophyllum spicatum、Myriophyllum heterophyllum等)、ホテイアオイ(Eichhornia crassipes)等の水生植物。蘚類、苔類、ツノゴケ類。シアノバクテリア。シダ類。永年性作物(仁果類、石果類、液果類、堅果類、カンキツ類、ホップ、ブドウ等)の吸枝(sucker)。
本発明除草用組成物は、畑、水田、芝生、果樹園等の農耕地または非農耕地における除草剤として使用される。本発明除草用組成物は、以下に挙げられる「植物」等を栽培する農耕地等において、当該農耕地の雑草を防除することができる。
「植物」;
農作物:トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、ソルガム、ワタ、ダイズ、ラッカセイ、ソバ、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ、ホップ等。
野菜:ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン、マクワウリ等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス等)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル等)、マメ科作物(エンドウ、インゲンマメ、アズキ、ソラマメ、ヒヨコマメ等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ、コンニャク、ショウガ、オクラ等。
果樹:仁果類(リンゴ、ナシ、セイヨウナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ、アブラヤシ等。
果樹以外の樹木:チャ、クワ、花木類(サツキ、ツバキ、アジサイ、サザンカ、シキミ、サクラ、ユリノキ、サルスベリ、キンモクセイ等)、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ、ニレ、トチノキ等)、サンゴジュ、イヌマキ、スギ、ヒノキ、クロトン、マサキ、カナメモチ、等。
その他:花卉類(バラ、カーネーション、キク、トルコギキョウ、カスミソウ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、リンドウ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デージー、シンビジューム、ベゴニア等)、バイオ燃料植物(ヤトロファ、ベニバナ、アマナズナ類、スイッチグラス、ミスカンサス、ダンチク、ケナフ、キャッサバ、ヤナギ等)、観葉植物等。
上記「植物」には、遺伝子組み換え作物も含まれる。
本発明除草用組成物は、本化合物と本化合物Aとを含有する。また、場合によりB群から選ばれる1つの化合物とを含有する。本発明除草用組成物は、通常さらに不活性担体及び界面活性剤、固着剤、分散剤、安定剤等の製剤用補助剤が加えられ、水和剤、顆粒水和剤、フロアブル剤、粒剤、ドライフロアブル剤、乳剤、水性液剤、油剤、エアゾール剤、マイクロカプセル剤等に製剤化される。本除草用組成物において、本化合物と本化合物A、場合によりB群から選ばれる1つの化合物との合計の重量は、通常0.1〜80%である。
不活性担体としては、固体担体及び液体担体が挙げられる。
固体担体としては、例えば、粘土類(例えば、カオリン、珪藻土、合成含水酸化珪素、フバサミクレー、ベントナイト、酸性白土)、タルク類、その他の無機鉱物(例えば、セリサイト、石英粉末、硫黄粉末、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ)等の微粉末もしくは粒状物が挙げられ、液体担体としては、例えば、水、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン)、脂肪族炭化水素類(例えば、n−ヘキサン、シクロヘキサン、灯油)、エステル類(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル)、ニトリル類(例えば、アセトニトリル、イソブチルニトリル)、エーテル類(例えば、ジオキサン、ジイソプロピルエーテル)、酸アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロエタン、トリクロロエチレン、四塩化炭素)等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類及びそのポリオキシエチレン化物、ポリオキシエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘導体等が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、例えば固着剤や分散剤、具体的にはカゼイン、ゼラチン、多糖類(例えば、デンプン、アラビヤガム、セルロース誘導体、アルギン酸)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類)、PAP(酸性りん酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、脂肪酸又はそのエステル等が挙げられる。
本発明除草用組成物の製剤を水等で希釈した溶液を散布する際には、その散布液に補助剤(adjuvant)を添加しても良い。添加できる補助剤としては、例えば、界面活性剤(脂肪酸アルキルエステル、アルキルポリオキシエチレンエーテル等の非イオン系界
面活性剤、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩等のイオン系界面活性剤)、crop oil、vegitative oil、crop oil concentrate、methylated seed oil、有機シリコン系展着剤、液肥(硫酸アンモニウム、urea ammonium nitrate等)等が挙げられる。これらの補助剤は、単独で用いられてもよく、あるいは、2種以上を組み合わせて用いても良い。
本発明除草用組成物による雑草の防除方法は、本化合物の有効量と本化合物Aの有効量、場合によりB群から選ばれる少なくとも1つの化合物の有効量を雑草または雑草が生育する土壌に施用する方法である。本発明除草用組成物の施用方法としては、例えば本発明除草用組成物を雑草に茎葉処理する方法、本発明除草用組成物を雑草が生育する土壌表面に処理する方法、および、本発明除草用組成物を雑草が生育する土壌に混和処理する方法が挙げられる。本発明の雑草の防除方法において、雑草を防除する面積10000m2あたりの本化合物と本化合物A、場合によりB群から選ばれる1つの化合物との合計量は、通常1〜5000g、好ましくは1〜3000gである。
本発明除草用組成物において本化合物Aがジフルフェニカンの場合、本化合物とジフルフェニカンとの混合割合は、重量比で、1:0.001〜1:100、好ましくは1:0.004〜1:50の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Aがピコリナフェンの場合、本化合物とピコリナフェンとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:50、好ましくは1:0.1〜1:10の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Aがノルフルラゾンの場合、本化合物とノルフルラゾンとの混合割合は、重量比で、1:0.1〜1:500、好ましくは1:1〜1:200の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Aがフルリドンの場合、本化合物とフルリドンとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:100、好ましくは1:0.5〜1:50の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Aがフルロクロリドンの場合、本化合物とフルロクロリドンとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:100、好ましくは1:0.5〜1:70の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Aがフルルタモンの場合、本化合物とフルルタモンとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:100、好ましくは1:0.5〜1:40の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Aがベフルブタミドの場合、本化合物とベフルブタミドとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:100、好ましくは1:0.3〜1:30の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがベノキサコールの場合、本化合物とベノキサコールとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがクロキントセットメキシルの場合、本化合物とクロキントセットメキシルとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがシオメトリニルの場合、本化合物とシオメトリニルとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがジクロルミッドの場合、本化合物とジクロルミッドとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがフェンクロラゾールエチルの場合、本化合物とフェンクロラゾールエチルとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがフェンクロリムの場合、本化合物とフェンクロリムとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがフルラゾールの場合、本化合物とフルラゾールとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがフリラゾールの場合、本化合物とフリラゾールとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがメフェンピルジエチルの場合、本化合物とメフェンピルジエチルとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがオキサベトリニルの場合、本化合物とオキサベトリニルとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがイソキサジフェンの場合、本化合物とイソキサジフェンとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがシプロスルファミドの場合、本化合物とシプロスルファミドとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bがフルクソフェニムの場合、本化合物とフルクソフェニムとの混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物Bが1,8−ナフタル酸無水物の場合、本化合物と1,8−ナフタル酸無水物との混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物において本化合物BがAD−67の場合、本化合物とAD−67との混合割合は、重量比で、1:0.01〜1:10、好ましくは1:0.03〜1:5の範囲である。
本発明除草用組成物は、夫々の有効成分を製剤化した後、これらを混合することにより調製することもできる。
本発明除草用組成物は、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤、肥料、土壌改良剤等と混合または併用することもできる。
以下に、式(I)で示されるピリダジノン化合物の製造例を示す。製造例および参考例中、室温とは通常10〜30℃を示す。1H NMRとはプロトン核磁気共鳴スペクトルを示し、内部標準としてテトラメチルシランを用い、ケミカルシフト(δ)をppmで表記した。
製造例及び参考例中で用いられている記号は次のような意味を有するものである。
CDCl3:重クロロホルム、s:シングレット、d:ダブレット、t:トリプレット、q:カルテット、brs:幅広いシングレット、m:マルチプレット、J:カップリング定数、Me:メチル基、Et:エチル基、Pr:プロピル基、i−Pr:i−プロピル基、c−Pr:シクロプロピル基、t−Bu:t−ブチル基、Ph:フェニル基、OMe:メトキシ基、OEt:エトキシ基、OPr:プロポキシ基、OBu:ブトキシ基、Ac:アセチル基、Bn:ベンジル基、Boc:t−ブトキシカルボニル基、TMS:トリメチルシリル基、PMB:p−メトキシベンジル基、MOM:メトキシメチル基。
製造例1
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ジメチルアミノ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−1−2))の合成
t−ブトキシカリウム380mg(3.38mmol)を無水テトラヒドロフラン10mlに溶解した溶液に、2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−ジメチルアミノ酢酸エチル(化合物(II−2))280mg(0.840mmol)を無水テトラヒドロフラン3mlに溶解した溶液をゆっくり滴下した。この混合物を室温で15分撹拌した。この反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた固体をヘキサンで洗浄し、ろ過し、固体を乾燥して化合物(I−1−2)230mgを得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.25〜2.45(4H,m),2.36(3H,s),2.84(6H,s),3.71(3H,s),7.02(2H,s)。
製造例1に準じて製造した本化合物を、化合物(I−1−2)とともに表7に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242
1)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.25〜2.43(4H,m),2.36(3H,s),2.51(3H,s),3.81(3H,s),5.75(1H,brs),7.03(2H,s)。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),1.27(3H,t,J=7.6Hz),2.27〜2.45(4H,m),2.51(3H,s),2.66(2H,q,J=7.6Hz),3.81(3H,s),5.69(1H,brs),7.05(2H,s)。
3)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08 (3H,t,J=7.5Hz),2.06(3H,s),2.27−2.43(2H,m),2.34(3H,s),2.51(3H,s),3.80(3H,s),5.42(1H,brs),7.00(1H,s),7.02(1H,s)。
製造例2
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−ヒドロキシ−2−メチル−6−メチルスルフィニル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−2−1))の合成
化合物(I−1−5)0.15g(0.468mmol)をクロロホルム5mlに溶解した溶液に、氷冷下m−クロロ過安息香酸0.081g(0.468mmol)を加えた。アイスバスをはずし、室温で5.5時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルを加え、亜硫酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製し、化合物(I−2−1)0.10gを固体として得た(収率63%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.07〜1.16(6H,m),2.30〜2.45(4H,m),2.35(3H,s),3.11(3H,s),3.80(3H,s),7.00(2H,s)。
製造例2に準じて製造した本化合物を、化合物(I−2−1)とともに表8に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242
1)1H NMR:上記製造例に記載。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08〜1.15(6H,m),1.26(3H,t,J=7.6Hz),2.32〜2.46(4H,m),2.65(2H,q,J=7.6Hz),3.11(3H,s),3.81(3H,s),7.01(2H,s)。
3)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.07−1.16(3H,m),2.09(1.5H,s),2.10(1.5H,s),2.29−2.47(2H,m),2.32(3H,s),3.11(3H,s),3.80(3H,s),6.96(1H,s).6.98(1H,s),10.37(1H,brs).
製造例3
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−ヒドロキシ−2−メチル−6−メチルスルホニル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−3−1))の合成
化合物(I−1−5)9.64g(30.3mmol)をクロロホルム300mlに溶解した溶液に、氷冷下m−クロロ過安息香酸21.28g(123mmol)をゆっくり添加した。アイスバスをはずし、室温で4時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルを加え、亜硫酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→酢酸エチル)で精製し、化合物(I−3−1)5.72gを固体として得た(収率54%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.6Hz),2.26〜2.41(4H,m),2.36(3H,s),3.86(3H,s),3.90(3H,s),7.02(2H,s)。
製造例3に準じて製造した本化合物を、化合物(I−3−1)とともに表9に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242
1)1H NMR:上記製造例に記載。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.7Hz),1.27(3H,t,J=7.6Hz),2.24〜2.43(4H,m),2.66(2H,q,J=7.7Hz),3.36(3H,s),3.90(3H,s),7.03(2H,s)。
3)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(3H,t,J=7.6Hz),2.07(3H,s),2.26−2.43(2H,m),2.33(3H,s),3.36(3H,s),3.90(3H,s),6.98(1H,s),7.00(1H,s),8.37(1H,brs)。
4)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.14(6H,t,J=7.6Hz),2.30−2.48(7H,m),3.20(3H,s),3.88(3H,s),4.58(2H,s),7.03(2H,s),7.05−7.09(2H,m),7.25−7.30(3H,m).
製造例4
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−ヒドロキシ−6−メトキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−4−1))の合成
化合物(I−3−1)5.34g(15.2mmol)を無水DMF130mlに溶解した溶液にナトリウムメトキシド9.71g(180mmol)を加え、105℃で20分間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、1N塩酸300mlを加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を2回水洗し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:2→酢酸エチル)で精製し、化合物(I−4−1)4.30gを得た(収率93%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),2.27〜2.46(4H,m),2.35(3H,s),3.70(3H,s),3.99(3H,s),5.62(1H,brs),7.00(2H,s)。
製造例4に準じて製造した本化合物を、化合物(I−4−1)とともに表10に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242
1)1H NMR:上記製造例に記載。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.26(3H,t,J=7.6Hz),2.28〜2.47(4H,m),2.66(2H,q,J=7.6Hz),3.70(3H,s), 3.99(3H,s),5.62(1H,brs),7.02(2H,s)。
3)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.48(3H,t,J=7.1Hz),2.27〜2.46(4H,m),2.35(3H,s),3.68(3H,s),4.36(2H,q,J=7.1Hz),5.67(1H,brs),7.00(2H,s)。
4)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.5Hz),1.27(3H,t,J=7.6Hz),1.48(3H,t,J=7.0Hz),2.28〜2.47(4H,m),2.66(2H,q,J=7.6Hz),3.68(3H,s),4.36(2H,q,J=7.0Hz),5.67(1H,brs),7.02(2H,s)。
5)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(3H,t,J=7.5Hz),2.07(3H,s),2.29−2.47(2H,m),2.33(3H,s),3.69(3H,s),3.99(3H,s),5.61(1H,s),6.97(1H,s).6.99(1H,s).
6)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(3H,t,J=7.7Hz),1.47(3H,t,J=7.1Hz),2.28−2.48(2H,m),2.07(3H,s),2.33(3H,s),3.68(3H,s),4.36(2H,q,J=7.1Hz),5.66(1H,s,),6.96(1H,s).6.98(1H,s).
製造例5
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−エトキシカルボニルオキシ−6−メトキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−5−5))の合成
化合物(I−4−1)0.201g(0.66mmol)およびトリエチルアミン0.106g(1.05mmol)をTHF1.5mlに溶解した溶液に、氷冷下クロロ炭酸エチル0.147g(1.35mmol)をTHF1mlに溶解した溶液を滴下した。アイスバスをはずし、室温で16時間攪拌した。この反応混合物に水5mlを加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:2)で精製し、化合物(I−5−5)0.193gを固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.6Hz),1.24(3H,t,J=7.1Hz),2.25〜2.44(4H,m),2.34(3H,s),3.72(3H,s),3.92(3H,s),4.17(2H,q,J=7.1Hz),6.96(2H,s)。
製造例5に準じて製造した本化合物を、化合物(I−5−5)とともに表11に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242
1)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.6Hz),2.03(3H,s),2.24〜2.43(4H,m),2.34(3H,s),3.72(3H,s),3.90(3H,s),6.95(2H,s)。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.95(3H,t,J=7.6Hz),1.09(6H,t,J=7.6Hz),2.23〜2.43(6H,m),2.33(3H,s),3.72(3H,s),3.89(3H,s),6.94(2H,s)。
3)1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.90(9H,s),1.09(6H,t,J=7.6Hz),2.21〜2.46(4H,m),2.29(3H,s),3.69(3H,s),3.97(3H,s),6.92(2H,s)。
4)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.6Hz),2.24〜2.44(4H,m),2.34(3H,s),3.73(3H,s),3.76(3H,s),3.92(3H,s),6.96(2H,s)。
5)1H NMR:上記製造例に記載。
6)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.6Hz),2.24〜2.43(4H,m),2.34(3H,s),3.73(3H,s),3.91(3H,s),4.57〜4.60(2H,m),5.17〜5.30(2H,m),5.75〜5.87(1H,m),6.95(2H,s)。
7)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.11(6H,t,J=7.5Hz),2.28〜2.46(4H,m),2.37(3H,s),3.74(3H,s),3.97(3H,s),6.96〜7.05(2H,m),7.00(2H,s),7.21〜7.29(1H,m),7.31〜7.39(2H,m)。
8)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.15(6H,t,J=7.6Hz),2.34(3H,s),2.39(4H,q,J=7.6Hz),2.54(3H,s),3.74(3H,s),3.98(3H,s),7.00(2H,s)。
9)1H NMR(CDCl3)δ ppm:2.12(3H,s),2.31(3H,s),3.74(3H,s),3.80(3H,s),3.93(3H,s),7.01(1H,s),7.30(1H,s).
製造例6
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシ−5−メトキシメトキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−6−1))の合成
60%水素化ナトリウム0.070g(1.60mmol)および無水DMF0.5mlの混合物に、氷冷下化合物(I−4−1)0.201g(0.66mmol)をDMF2mlに溶解した溶液を滴下した。この混合物を氷冷下6分間攪拌した後、そこにクロロメチル メチル エーテル0.122g(1.52mmol)をDMF0.5mlに溶解した溶液を滴下した。この反応液を室温で2時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、化合物(I−6−1)0.168gを固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.13(6H,t,J=7.6Hz),2.28〜2.50(4H,m),2.34(3H,s),3.03(3H,s),3.69(3H,s),3.92(3H,s),4.84(2H,s),6.95(2H,s)。
製造例6に準じて製造した本化合物を、化合物(I−6−1)とともに表12に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242
1)1H NMR:上記製造例に記載。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.00(3H,t,J=7.1Hz),1.13(6H,t,J=7.6Hz),2.29〜2.47(4H,m),2.34(3H,s),3.26(2H,q,J=7.1Hz),3.69(3H,s),3.91(3H,s),4.86(2H,s),6.95(2H,s)。
製造例7
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシメトキシ−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−7−1))の合成
窒素雰囲気下で4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシ−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン120mg(0.317mmol)を無水DMF2mlに溶解した溶液に、5℃で60%水素化ナトリウム20mg(0.50mmol)を加えた。この混合物を5分間撹拌した後、80%クロロメチルメチルエーテル0.04ml(0.47mmol)を加えた。アイスバスをはずし、室温でさらに30分撹拌した。この反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を2回水洗し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮して、化合物(I−7−1)115mgをオイルとして得た(収率85%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.5Hz),2.22−2.48(7H,m),3.57(3H,s),3.68(3H,s),4.78(2H,s),5.46(2H,s),6.97(2H,s),6.99−7.04(2H,m),7.20−7.25(3H,m).
製造例7に準じて製造した本化合物を、化合物(I−7−1)とともに表13に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242
1)1H NMR:上記製造例に記載。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),2.21−2.32(2H,m),2.34−2.46(5H,m),3.67(3H,s),3.77(3H,s),4.72(2H,s),4.76(2H,d,J=5.6Hz),5.32(1H,d,J=10.4Hz),5.45(1H,d,J=17.1Hz),6.04−6.18(1H,m),6.74(2H,d,J=8.5Hz),6.92(2H,d,J=8.5Hz),6.97(2H,s).
3)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),2.19−2.31(2H,m),2.33−2.44(5H,m),2.56(1H,t,J=2.4Hz),3.68(3H,s),3.77(3H,s),4.73(2H,s),4.90 (2H,d,J=2.4Hz),6.75(2H,d,J=8.5Hz),6.95(2H,d,J=8.5Hz),6.97(2H,s).
4)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.12(6H,t,J=7.5Hz),2.24−2.47(7H,m),3.70(3H,s),3.77(3H,s),4.60(2H,s),4.92(2H,s),6.78(2H,d,J=8.5Hz),6.94(2H,d,J=8.7Hz),6.99(2H,s).
製造例8
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシ−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−8−1))の合成
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシ−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン500mg(2.35mmol)をアセトン10mlに溶解した溶液に、ヨードプロパン443mg(2.59mmol)および炭酸セシウム920mg(2.59mmol)を加え、加熱還流下2.5時間撹拌した。この反応混合物をろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、化合物(I−8−1)643mg(収率70%)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.06(3H,t,J=7.2Hz),1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.80−1.90(2H,m),2.22−2.33(2H,m),2.34−2.45(5H,m),3.68(3H,s),4.20(2H,t,J=6.6Hz),4.80(2H,s),6.96(2H,s),6.98−7.01(2H,m),7.19−7.24(3H,m).
製造例8に準じて製造した本化合物を、化合物(I−8−1)とともに表14に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242

1)1H NMR:上記製造例に記載。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.99(3H,t,J=7.5Hz),1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.44−1.55(2H,m),1.75−1.84(2H,m),2.22−2.32(2H,m),2.34−2.45(5H,m),3.68(3H,s),4.23(2H,t,J=6.6Hz),4.79(2H,s),6.96(2H,s),6.97−7.01(2H,m),7.19−7.24(3H,m).
3)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.5Hz),1.41(6H,d,J=6.1Hz),2.22−2.32(2H,m),2.34−2.45(2H,m),2.37(3H,s),3.67(3H,s),4.79(2H,s),5.07−5.14(1H,m),6.96(2H,s),6.97−7.01(2H,m),7.19−7.23(3H,m).
4)1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.37−0.42(2H,m),0.63−0.69(2H,m),1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.29−1.36(1H,m),2.22−2.32(2H,m),2.34−2.45(2H,m),2.37 (3H,s),3.66(3H,s),4.08(2H,d,J=7.1Hz),4.84(2H,s),6.96(2H,s),7.02−7.06(2H,m),7.20−7.25(3H,m).
5)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.6Hz),2.22−2.33(2H,m),2.34−2.44(2H,m),2.38(3H,s),3.68(3H,s),4.45(2H,td,J=13.3,4.2Hz),4.75(2H,s),6.14(1H,tt,J=55.2,4.2Hz),6.97(2H,s),6.98−7.02(2H,m),7.21−7.25(3H,m).
6)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),2.21−2.44(7H,m),3.68(3H,s),4.65(2H,q,J=8.3Hz),4.76(2H,s),6.96−7.02(4H,m),7.20−7.25(3H,m).
7)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.19−2.31(2H,m),2.32−2.43(2H,m),2.37(3H,s),3.63(3H,s),3.84(3H,s),4.86(4H,s),6.96(2H,s),7.00−7.05(2H,m),7.20−7.24(3H,m).
8)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.5Hz),2.22−2.45(10H,m),3.69(3H,s),4.77(2H,s),5.39(2H,s),6.96(2H,s),6.99−7.03(2H,m),7.20−7.24(3H,m).
9)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.6Hz),2.19(3H,s),2.23−2.33(2H,m),2.35−2.46(5H,m),2.90(2H,t,J=6.7Hz),3.67(3H,s),4.42(2H,t,J=6.7Hz),4.78(2H,s),6.96(2H,s),6.99−7.02(2H,m),7.20−7.24(3H,m).
製造例9
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシメトキシ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−9−1))の合成
化合物(I−7−1)110mg(0.26mmol)、10%パラジウム−炭素20mgおよび酢酸エチル15mlの混合物を常圧の水素雰囲気下30℃で1時間撹拌した。この反応混合物をセライトろ過し、ろ液を減圧下濃縮し、化合物(I−9−1)70mg(収率80%)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08 (6H,t,J=7.6 Hz),2.25−2.45(7H,m),3.59(3H,s),3.68(3H,s),5.48(2H,s),5.91(1H,brs), 7.00(2H,s).
製造例9に準じて製造した本化合物を、化合物(I−9−1)とともに表15に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242

1)1H NMR:上記製造例に記載。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.05(3H,t,J=7.0Hz),1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.82−1.93(2H,m),2.27−2.46(7H,m),3.67(3H,s),4.25(2H,t,J=7.0Hz),5.66(1H,brs),7.00(2H,s).
3)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.00(3H,t,J=7.5Hz),1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.44−1.55(2H,m),1.78−1.87(2H,m),2.27−2.46(7H,m),3.67(3H,s),4.29(2H,t,J=6.8Hz),5.67(1H,brs),6.99(2H,s).
4)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.43(6H,d,J=6.1Hz),2.27−2.45(7H,m),3.67(3H,s),5.11−5.22(1H,m),5.71(1H,brs),6.99(2H,s).
5)1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.37−0.43(2H,m),0.64−0.72(2H,m),1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.27−1.38(1H,m),2.28−2.46(7H,m),3.66(3H,s),4.11(2H,d,J=7.3Hz),5.77(1H,brs),7.00(2H,s).
6)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),2.26−2.45(7H,m),3.68(3H,s),4.50(2H,td,J=13.2,4.2Hz),6.19(1H,tt,J=54.9,4.2Hz),7.02(2H,s).
7)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz), 2.26−2.45(7H,m),3.68(3H,s),4.68(2H,q,J=8.3Hz),5.71(1H,brs),7.02(2H,s).
8)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),2.27−2.46(7H,m),3.65(3H,s),3.85 (3H,s),4.87(2H,s),7.00(2H,s).
9)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.26−2.42(7H,m),3.67(3H,s),4.76(2H,s),5.43(2H,brs),6.52(1H,brs),7.02(2H,s).
10)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.07(6H,t,J=7.6Hz),2.26−2.44(7H,m),3.01(3H,s),3.05(3H,s),3.65(3H,s),4.87(2H,s),6.95(2H,s).
製造例10
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−アリルオキシ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−10−1))の合成
化合物(I−7−2)240mg(0.53mmol)をアセトニトリル:水=4:1の混合溶媒6mlに溶解した溶液に、氷冷下硝酸アンモニウムセリウム(IV)740mg(1.28mmol)を加えた。アイスバスをはずし、一晩撹拌した。この反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、化合物(I−10−1)107mg(収率61%)を黄色固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.5Hz),2.26−2.46(7H,m),3.68(3H,s),4.80(2H,d,J=6.0Hz),5.36(1H,d,J=10.4Hz),5.46(1H,d,J=17.1Hz),5.84(1H,brs),6.06−6.18(1H,m),7.00(2H,s).
製造例10に準じて製造した本化合物を、化合物(I−10−1)とともに表16に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242

1)1H NMR:上記製造例に記載。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.26−2.45(7H,m),2.59(1H,t,J=2.4Hz),3.69(3H,s),4.93(2H,d,J=2.4Hz),5.98(1H,brs),7.00(2H,s).
3)1H NMR(CDCl3)δppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.23−2.44(7H,m),3.70(3H,s),4.94(2H,s),6.07(1H,brs),7.02(2H,s).
製造例11
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5、6−ビス(メトキシメトキシ)−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−11))の合成
窒素雰囲気下で4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5、6−ジヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン270mg(0.93mmol)を無水DMF3mlに溶解した溶液に、5℃で60%水素化ナトリウム110mg(2.80mmol)を加えた。この混合物を5分間撹拌した後、80%クロロメチル メチル エーテル0.27ml(2.8mmol)を加えた。アイスバスをはずし、室温で30分撹拌した。この反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を2回水洗し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、無色固体の化合物(I−11)20mg(収率5%)および化合物(I−9−1)128mg(収率41%)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.13(6H,t,J=7.6Hz),2.34(7H,s),3.04(3H,s),3.58(3H,s),3.68(3H,s),4.88(2H,s),5.45 2H,s),6.96(2H,s).
製造例12
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−エトキシ−5−ヒドロキシ−2−ベンジル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−12−1))の合成
t−ブトキシカリウム12.4g(110mmol)を無水テトラヒドロフラン80mlに加えた溶液に、2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−ベンジルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル16.4g(27.6mmol)を無水テトラヒドロフラン20mlに溶解した溶液を室温で20分かけて滴下した。この反応液を室温で10分撹拌した後、1N塩酸200mlを加え、tert−ブチルメチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、化合物(I−12−1)1.48g(収率13%、固体)および4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ドデシルチオ−5−ヒドロキシ−2−ベンジル−3(2H)−ピリダジノン2.71g化合物(I−12−1−B)(収率17%、オイル)を得た。
化合物(I−12−1)の1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.05(6H,t,J=7.6Hz),1.43(3H,t,J=7.1Hz),2.24−2.43(7H,m),4.32(2H,q,J=7.1Hz),5.22(2H,s),6.98(2H,s),7.23−7.34(3H,m),7.38−7.43(2H,m).
Figure 2013227242
化合物(I−12−1−B)の1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.03(6H,t,J=7.5Hz),1.23−1.34(16H,m),1.37−1.47(2H,m),1.62−1.73(2H,m),2.22−2.39(7H,m),3.01(2H,t,J=7.5Hz),5.32(2H,s),6.90(1H,s),7.00(2H,s),7.24−7.34(3H,m),7.37−7.42(2H,m).
製造例12に準じて製造した本化合物を、化合物(I−12−1)とともに表17に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242
1)1H NMR:上記製造例に記載。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.47(3H,t,J=7.1Hz),2.14(3H,s),2.32(3H,s),3.68(3H,s),4.37(2H,q,J=7.1Hz),7.05(1H,s),7.34(1H,s).
3)1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.36−0.44(2H,m),0.46−0.53 (2H,m),1.09(6H,t,J=7.5Hz),1.26−1.35(1H,m),1.48(3H,t,J=7.1Hz),2.28−2.47(7H,m),3.93(2H,d,J=7.0Hz),4.38(2H,q,J=7.1Hz),5.66(1H,brs),6.99(2H,s).
4)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.46(3H,t,J=7.1Hz),2.27−2.46(7H,m),4.36(2H,q,J=7.1Hz),4.63−4.68(2H,m),5.15−5.24(2H,m),5.72(1H,s),5.93−6.05(1H,m),6.99(2H,s).
5)1H NMR:上記製造例に記載。
6)1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.22−1.38(18H,m),1.38−1.77(2H,m),2.13(3H,s),2.33(3H,s),3.04(2H,t,J=7.3Hz),3.81(3H,s),5.96(1H,brs), 7.08(1H,s),7.37(1H,s).
7)1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.38−0.46(2H,m),0.48−0.55(2H,m),0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.08(6H,t,J=7.5Hz),1.16−1.38(17H,m),1.41−1.51(2H,m),1.70−1.81(2H,m),2.26−2.44(7H,m),3.07(2H,t,J=7.4Hz),4.04(2H,d,J=7.2Hz),5.51(1H,brs),7.02(2H,s).
製造例13
原料として4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ドデシルスルホニル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンを用い、製造例4と同様にして4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシ−5−ヒドロキシ−2−ベンジル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−13−1))を得た。
製造例13に準じて製造した本化合物を表18に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242

1)1H NMR(CDCl3)δ ppm::1.05(6H,t,J=7.6Hz),2.23−2.42(7H,m),3.94(3H,s),5.24(2H,s),6.99(2H,s),7.24−7.34(3H,m),7.38−7.43(2H,m).
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:2.14(3H,s),2.32(3H,s),3.70(3H,s),3.99(3H,s),7.05(1H,s),7.34(1H,s).
3)1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.39−0.45(2H,m),0.46−0.53(2H,m), 1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.26−1.37(1H,m),2.28−2.47(7H,m),3.95(2H,d,J=7.2Hz),4.00(3H,s),5.65(1H,brs),7.00(2H,s).
4)1H NMR(CDCl3)δ ppm:2.08(6H,s),2.30(3 H,s),3.70(3H,s),3.99(3H,s),6.96(2H,s).
5)1H NMR(CDCl3)δ ppm:3.67(3H,s),3.99(3H,s),6.03(1H,brs),7.21(1H,d,J=8.4Hz),7.59(1H,d,J=8.4Hz),7.76(1H,s).
6)1H NMR(CDCl3)δ ppm:3.68(3H,s),3.99(3H,s),6.11(1H,brs),7.33−7.47(4H,m).
製造例14
Figure 2013227242
4−(2−ビニル−4,6−ジメチルフェニル)−6−メトキシ−5−メトキシカルボニルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−14))の合成
窒素雰囲気下化合物(I−5−9)0.670g(1.69mmol)及びトリブチル(ビニル)すず0.656g(2.01 mmol)をトルエン25mlに溶解した溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.117g(0.101mmol)を加え、95℃で5.5時間撹拌した。室温まで冷却後、反応液をセライトでろ過した。ろ液を減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、化合物(I−14)0.570g(収率98%)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:2.07(3H,s),2.34(3H,s),3.73(3H,s),3.75(3H,s),3.92(3H,s),5.14(1H,dd,J=1.2,11.0Hz),5.64(1H,dd,J=1.2,17.2Hz),6.42(1H,dd,J=11.0,17.2Hz),7.00(1H,s),7.27(1H,s).
製造例15
Figure 2013227242
4−(2−ビニル−4,6−ジメチルフェニル)−6−メトキシ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−15))の合成
化合物(I−14)0.594g(1.69mmol)をエタノール12mlに溶解した溶液に、1N水酸化ナトリウム水溶液6mlを加え、室温で5時間攪拌した。反応液に水15mlを加えt−ブチルメチルエーテルで洗浄した。水層に濃塩酸1mlを加えて酸性にし、クロロホルムで2回抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=30:70)で精製し、化合物(I−15)0.389g(収率71%)を無色固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:2.09(3H,s),2.35(3H,s),3.70(3H,s),3.98(3H,s),5.15(1H,dd,J=1.2,11.0Hz),5.67(1H,dd,J=1.2,17.5Hz),5.71(1H,brs),6.45(1H,dd,J=11.0,17.5Hz),7.05(1H,s),7.32(1H,s).
製造例16
Figure 2013227242
原料として4−(2−トリメチルシリルエチニル−4,6−ジメチルフェニル)−6−メトキシ−5−メトキシカルボニルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンを用い、製造例15と同様にして4−(2−エチニル−4,6−ジメチルフェニル)−6−メトキシ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−16))を得た(収率68%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:2.13(3H,s),2.32(3H,s),2.94(1H,s),3.70(3H,s),3.99(3H,s),5.88(1H,brs),7.12(1H,s),7.29(1H,s).
製造例17
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−アミノ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−17))の合成
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ビス(4−メトキシベンジル)アミノ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン10g(18.9mmol)をメタノール250mlに溶解した溶液に、10%パラジウム−炭素824mgおよび濃塩酸0.6mlを加え、常圧の水素雰囲気下35℃で4時間撹拌した。この反応混合物をセライトろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。得られた固体をアセトン100mlでよく洗浄し、ろ過して、化合物(I−17)の塩酸塩4.29g(収率70%)を得た。ろ液を濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物(I−17)1.54g(収率28%)を得た。
1H NMR(DMSO−d6)δ ppm:0.96(6H,t,J=7.6Hz),2.23(4H,q,J=7.6Hz),2.28(3H,s),3.36(3H,s),5.31(1H,brs),6.86(2H,s).
製造例18
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−クロロ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−18))の合成
化合物(I−17)500mg(1.74mmol)をアセトニトリル3mlに溶解し、これに濃塩酸2mlを加え、氷冷した。この溶液に亜硝酸ナトリウム323mg(4.68mmol)を少しずつ加えた。添加終了後、30分撹拌した。この反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、化合物(I−18)251mg(収率47%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),2.24−2.43(7H,m),3.79(3H,s),5.72(1H,s),7.04(2H,s).
製造例19
Figure 2013227242
原料として濃塩酸の代わりに48%臭化水素酸を用い、製造例18と同様にして4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ブロモ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−19))を得た(収率41%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.24−2.42(7H,m),3.80(3H,s),5.64(1H,s),7.04(2H,s).
製造例20
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−フルオロ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−20))の合成
化合物(I−17)500mg(1.74mmol)を70%フッ化水素−ピリジン3.5mlに溶解し、−10℃に冷却した。この溶液に亜硝酸ナトリウム180mg(2.60mmol)を少しずつ加えた。添加終了後、10分撹拌した。この反応液に水を加え、tert−ブチルメチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、化合物(I−20)387mg(収率76%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),2.25−2.44(7H,m),3.70(3H,s),5.68(1H,s),7.04(2H,s).
製造例21
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ブロモ−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−21−1))の合成
化合物(I−19)953mg(2.71mmol)をアセトン20mlに溶解した溶液に、ベンジルブロミド510mg(2.98mmol)および炭酸カリウム450mg(3.25mmol)を加え、加熱還流下2時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、ろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、化合物(I−21)980mg(収率81%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.13(6H,t,J=7.6Hz),2.28−2.48(7H,m),3.79(3H,s),4.52(2H,s),7.00(2H,s),7.05−7.10(2H,m),7.25−7.31(3H,m).
製造例21に準じて製造した本化合物を、化合物(I−21−1)とともに表19に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242

1)1H NMR:上記製造例に記載。
2)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.5Hz),2.22−2.47(7H,m),3.69(3H,s),3.93(3H,s),4.75(2H,s),6.95−7.02(4H,m),7.20−7.25(3H,m).
3)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J =7.6Hz),1.44(3H,t,J=7.1Hz),2.22−2.33(2H,m),2.34−2.45(5H,m),3.67(3H,s),4.30(2H,q,J=7.1Hz),4.79(2H,s),6.96(2H,s),6.98−7.02(2H,m),7.20−7.24(3H,m).
4)1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.13(6H,t,J=7.6Hz), 2.27−2.53(10H,m),3.78(3H,s),4.47(2H,s),6.98(2H,s),7.07−7.13(2H,m),7.24−7.31(3H,m).
製造例22
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−アセトアミド−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−22))の合成
化合物(I−17)750mg(2.61mmol)およびアセトニトリル10mlの混合物にトリエチルアミン1.7ml(12.2mmol)を加え、氷冷した。この混合物に塩化アセチル0.6ml(6.92mmol)をゆっくり滴下した。アイスバスをはずし、室温で30分撹拌した。反応混合物に2N水酸化ナトリウム水溶液10mlを加え、室温でさらに15分撹拌した。この反応液に2N塩酸15mlを加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた固体をtert−ブチルメチルエーテルで洗浄し、化合物(I−22)590mg(収率68%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),2.20(3H,s),2.28−2.44(7H,m),3.72(3H,s),6.98(2H,s),8.24(1H,s),11.53(1H,s).
製造例23
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ニトロ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−23))の合成
化合物(I−17)500mg(1.74mmol)をメタノール15mlに溶解した溶液にタングステン酸ナトリウム2水和物57mg(0.17mmol)および30%過酸化水素水1.2mlを加え、加熱還流下3時間撹拌した。室温まで冷却後、反応液に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、化合物(I−23)215mg(収率39%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.6Hz),2.26−2.42(7H,m),3.96(3H,s),7.03(2H,s),9.50(1H,brs).
製造例24
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシメチル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−24−1))の合成
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシメチル−5−(4−メチルフェニルスルホニル)−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン2.58g(5.85mmol)を1,3−ジメチルイミダゾリジノン30mlに溶解した溶液に2N水酸化ナトリウム水溶液15mlを加え、70℃で12時間撹拌した。この反応液を室温まで冷却後、2N塩酸25mlを加え、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を2回水洗し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:2)で精製し、化合物(I−24−1)842mg(収率47%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.07(6H,t,J=7.6Hz),2.23−2.43(7H,m),3.79(3H,s),4.68(2H,s),7.02(2H,s).
Figure 2013227242
製造例24に準じて4−(2,4,6−トリエチルフェニル)−6−ヒドロキシメチル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−24−2))を製造した。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),1.27(3H,t,J=7.6Hz),2.25−2.48(4H,m),2.66(2H,q,J=7.6Hz),3.81(3H,s),4.72(2H,d,J=3.4Hz),7.05(2H,s).
製造例25
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ホルミル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−25−1))の合成
化合物(I−24−1)681mg(2.25mmol)をクロロホルム10mlに溶解した溶液に2,2,6,6−テトラメチルピペリジン 1−オキシル35mg(0.224mmol)およびヨードベンゼン=ジアセタート798mg(2.47mmol)を加え、室温で5分撹拌した。この反応液に1N塩酸10mlを加え、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=70:30)で精製し、化合物(I−25−1)422mg(収率62%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.26−2.43(7H,m),3.95(3H,s),6.99(2H,s),9.82(1H,s),10.03(1H,s).
製造例25に準じて4−(2,4,6−トリエチルフェニル)−6−ホルミル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−25−2))を製造した。
Figure 2013227242
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.26(3H,t,J=7.6Hz),2.27−2.44(4H,m),2.66(2H,q,J=7.6Hz),3.95(3H,s),7.01(2H, s),9.82(1H,s),10.04(1H,s).
製造例26
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシイミノメチル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−26−1))の合成
化合物(I−25−1)438mg(1.45mmol)をTHF16mlに溶解した溶液にヒドロキシルアミン塩酸塩152mg(2.18mmol)、ギ酸ナトリウム246mg(3.62mmol)および水10mlを加え、室温で30分撹拌した。この反応液に1N塩酸10mlを加え、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮し、化合物(I−26−1)460mg(収率100%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.26−2.43(7H,m),3.84(3H,s),6.98(2H,s),8.16(1H,s),8.20(1H,s),9.91(1H,s).
製造例26に準じて4−(2,4,6−トリエチルフェニル)−6−ヒドロキシイミノメチル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−26−2))を製造した。
Figure 2013227242
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.07(6H,t,J=7.6Hz,Et),1.25(3H,t,J=7.6Hz,Et),2.18−2.48(4H,m,Et),2.63(2H,q,J=7.6Hz,Et),3.83(3H,s, N−Me),6.99(2H,s,Ph),8.13(1H,s),8.51(1H,brs,OH),10.00(1H,brs,OH).
製造例27
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−シアノ−5−アセトキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−27−1))の合成
化合物(I−26−1)433mg(1.37mmol)を無水酢酸3mlに加え、130℃で14時間撹拌した。この反応液を減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、化合物(I−27−1)374mg(収率75%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.5Hz),2.07(3H,s),2.29(4H,q,J=7.5Hz),2.35(3H,s),3.91(3H,s),6.97(2H,s).
製造例27に準じて4−(2,4,6−トリエチルフェニル)−6−シアノ−5−アセトキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−27−2))を製造した。
Figure 2013227242
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.10(6H,t,J=7.6Hz),1.26(3H,t,J=7.6Hz),2.07(3H,s),2.31(4H,q,J=7.6Hz),2.65(2H,q,J=7.6Hz),3.91(3H,s),6.99(2H,s).
製造例28
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−シアノ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−28−1))の合成
化合物(I−27−1)302mg(0.889mmol)をエタノール4mlに溶解した溶液に2N水酸化ナトリウム水溶液1.3mlを加え、室温で一晩撹拌した。この反応液に2N塩酸4mlを加え、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を2回水洗し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをヘキサン:tert−ブチルメチルエーテル=2:1の混合溶媒で洗浄し、化合物(I−28−1)190mg(収率71%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.07(6H,t,J=7.6Hz),2.23−2.43(7H,m),3.79(3H,s),4.68(1H,s),7.02(2H,s).
Figure 2013227242
製造例28に準じて4−(2,4,6−トリエチルフェニル)−6−シアノ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−28−2))を製造した。
1H NMR(CDCl3)δppm:1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.27(3H,t,J=7.7Hz),2.25−2.42(4H,m),2.67(2H,q,J=7.7Hz),3.88(3H,s),6.13(1H,brs),7.08(2H,s).
製造例29
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシメチル−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−29))の合成
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシメトキシメチル−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン2.3g(4.91mmol)をメタノール15mlに溶解した溶液に、濃塩酸2mlおよび水1mlを加え、65℃で75分撹拌した。この反応液を室温まで冷却後、2N水酸化ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、化合物(I−29)1.64g(収率85%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.15(6H,t,J=7.6Hz),2.32−2.53(7H,m),2.74(1H, t,J=5.9Hz),3.79(3H,s),4.43(2H,s),4.61(2H,d,J=5.9Hz),6.99(2H,s),7.03−7.08(2H,m),7.28−7.32(3H,m).
製造例30
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−シアノメチル−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−30))の合成
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ブロモメチル−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン675mg(1.48mmol)をDMSO4mlに溶解した溶液に、シアン化ナトリウム80mg(1.63mmol)を加え、室温で30分撹拌した。この反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、化合物(I−30)405mg(収率66%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.16(6H,t,J=7.6Hz),2.32−2.51(7H,m),3.65(2H,s),3.78(3H,s),4.47(2H,s),7.00(2H,s),7.07−7.12(2H,m),7.29−7.34(3H,m).
製造例31
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−シアノメチル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−31))の合成
化合物(I−30)400mg(0.996mmol)、酢酸エチル10mlおよび10%パラジウム−炭素30mgの混合物を、常圧の水素雰囲気下1時間撹拌した。得られた反応液をセライトでろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製し、化合物(I−31)291mg(収率93%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.07(6H,t,J=7.7Hz),2.22−2.42(7H,m),3.78(2H,s),3.81(3H,s),5.83(1H,brs),7.04(2H,s).
製造例32
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシメチル−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−32))の合成
化合物(I−29)500mg(1.27mmol)を無水テトラヒドロフラン8mlに溶解した溶液に、5℃でヨウ化メチル0.16mlおよび60%水素化ナトリウム56mg(1.4mmol)を加えた。アイスバスをはずし、室温で30分撹拌した。この反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、化合物(I−32)506mg(収率97%)をオイルとして得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.13(6H,t,J=7.6Hz),2.31−2.52(7H,m),3.41(3H,s),3.80(3H,s),4.40(2H,s),4.45(2H,s),6.99(2H,s),7.04−7.08(2H,m),7.26−7.31(3H,m).
製造例33
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシメチル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−33−1))の合成
化合物(I−32)500mg(1.23mmol)を氷酢酸4mlに溶解した溶液に、48%臭化水素酸0.5mlを加え、70℃で1時間撹拌した。この反応液を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、化合物(I−33−1)292mg(収率74%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.26−2.44(7H,m),3.50(3H,s),3.79(3H,s),4.59(2H,s),6.81(1H,s),7.01(2H,s).
製造例34
Figure 2013227242
化合物(I−4−3)の合成
原料として2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル(幾何異性体約2:1の混合物)を用い、製造例12と同様にして化合物(I−4−3)(収率20%)および4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ドデシルチオ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(収率31%)を得た。
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ドデシルチオ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.08(6H,t,J=7.6Hz),1.19−1.38(16H,m),1.41−1.51(2H,m),1.69−1.79(2H,m),2.25−2.44(7H,m),3.06(2H,t,J=7.4Hz),3.79(3H,s),5.55(1H,brs),7.02(2H,s).
製造例35
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−カルバモイルメトキシ−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−35−1))の合成
(4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン−6−イル)オキシ酢酸530mg(1.53mmol)、塩化チオニル290mg(2.43mmol)およびDMF10mgをトルエン15mlに加え、50℃で45分撹拌した。この反応液を室温まで冷却した後、減圧下濃縮した。残さをTHF5mlに溶解し、これを氷冷下アンモニア水2mlにゆっくり加えた。この反応液を室温で30分撹拌した後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、減圧下濃縮し、化合物(I−35−1)500mg(収率94%)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.15(6H,t,J=7.6Hz),2.30−2.51(7H,m),3.67(3H,s),4.62(2H,s),4.70(2H,s),5.33(1H,brs),6.11(1H,brs),7.00(2H,s),7.06−7.10(2H,m),7.27−7.31(3H,m).
製造例35と同様にして4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ジメチルアミノカルボニルメトキシ−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−35−2))(収率73%)を得た。
Figure 2013227242
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.20−2.30(2H,m),2.32−2.43(2H,m),2.36(3H,s),3.04(3H,s),3.07(3H,s),3.64(3H,s),4.96(2H,s),4.96(2H,s),6.95(2H,s),7.00−7.04(2H,m),7.18−7.22(3H,m).
製造例36
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ホルミル−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−36))の合成
製造例25と同様にして、化合物(I−36)を得た(収率54%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.12(6H,t,J=7.6Hz),2.29−2.47(7H,m),3.93(3H,s),4.60(2H,s),7.01(2H,s),7.03−7.08(2H,m),7.24−7.30(3H,m),9.92(1H,s).
次に、式(II)で示される化合物の製造例を参考例1及び参考例2に示す。
参考例1
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−ジメチルアミノ酢酸エチル(化合物(II−2))の合成
参考例1−1
Figure 2013227242
E−2−(2−メチルヒドラゾノ)酢酸エチル(化合物(XVI−1))
47%グリオキシル酸エチルのトルエン溶液(ポリマー型)467.84g(2.15mol)にTHF620mlを加え、氷冷した。これにメチルヒドラジン103g(1.02eq)をゆっくり滴下した。滴下終了後0℃で30分撹拌し、次にアイスバスをはずして室温で16時間撹拌した。この反応液を減圧下濃縮し、残さにトルエン400mlを加えて、減圧下濃縮した。得られた固体にtert−ブチルメチルエーテル200mlを加えて洗浄した後、0℃で30分静置した。次にこれをろ過し、冷たいtert−ブチルメチルエーテル100mlで洗浄し、化合物(XVI−1)223.91g(収率78.8%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.34(3H,t,J=7.1Hz),2.97(3H,d,J=4.4Hz),4.29(2H,q,J=7.1Hz),6.57(1H、brs)、6.69(1H,s)。
参考例1−2
Figure 2013227242
Z−2−クロロ−2−(2−メチルヒドラゾノ)酢酸エチル(化合物(XVII−1))
化合物(XVI−1)24.01g(184mmol)をDMF100mlに溶かし、50℃に加熱した。これにN−クロロスクシンイミド27.15g(203mmol)を、内温が50〜60℃になるようにゆっくり加えた。添加終了後、30分撹拌した。反応液に水300mlを加え、tert−ブチルメチルエーテルで2回抽出し、合わせた有機層を水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、化合物(XVII−1)22.97g(収率75.6%)を固体で得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.36(3H,t,J=7.1Hz),3.29(3H,d,J=3.9Hz,),4.35(2H,q,J=7.1Hz),6.44(1H,brs)。
参考例1−3
Figure 2013227242
Z−2−ジメチルアミノ−2−(2−メチルヒドラゾノ)酢酸エチル(化合物(VI−1))
化合物(XVII−1)1.33g(8.09mmol)をTHF30mlに溶解した溶液に、室温下50%ジメチルアミン水溶液15ml(166mmol)を加えた。この混合物を加熱還流下9時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、そこに水30mlを加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し、化合物(VI−1)1.34g(収率95%)をオイルとして得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.34(3H,t,J=7.1Hz),2.58(6H,s),3.15(3H,d,J=4.4Hz),4.27(2H,q,J=7.1Hz),6.28(1H,brs)。
参考例1−4
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−ジメチルアミノ酢酸エチル(化合物(II−2))
化合物(VI−1)365mg(2.10mmol)をTHF8mlに溶解した溶液にピリジン195mg(2.46mmol)を加え、氷冷した。この溶液に2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチルクロリド(化合物(V−1))474mg(2.11mmol)をTHF3mlに溶解した溶液をゆっくり滴下した。この反応液を室温で2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮して、化合物(II−2)750mg(2.07mmol)をオイルとして得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.14〜1.21(6H,m),1.34〜1.40(3H,m),2.28(3H,s),2.47〜2.58(4H,m),3.01(6H,s),3.08(3H,s),3.66(2H,s),4.30〜4.34(2H,m),6.88(2H,s)。
参考例1と同様にして以下の化合物を得た。
2−ジメチルアミノ−2−[2−メチル−2−(2,4,6−トリメチルフェニル)アセチルヒドラゾノ]酢酸エチル(化合物(II−1))
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.37(3H,t,J=7.1Hz),2.21(6H,s),2.23(3H,s),3.01(6H,s),3.08(3H,s),3.62(2H,s),4.36(2H,q,J=7.1Hz),6.82(2H,s)。
2−ジメチルアミノ−2−[2−メチル−2−(2,4,6−トリエチルフェニル)アセチルヒドラゾノ]酢酸エチル(化合物(II−3))
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.12〜1.28(9H,m),1.33〜1.42(3H,m),2.51〜2.68(6H,m),3.01(6H,s),3.08(3H,s),3.67(2H,s),4.32〜4.41(2H,m),6.87(2H,s)。
参考例2
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(メチルチオ)酢酸エチル(化合物(II−5))の合成
参考例2−1
Figure 2013227242
E−2−[2−(t−ブトキシカルボニル)ヒドラゾノ]酢酸エチル(化合物(X−1))
t−ブチル=カーバゼート25.5g(193mmol)をTHF60mlに溶解させた溶液に、47%グリオキシル酸エチルのトルエン溶液(ポリマー型)46.1g(212mmol)を加え、60℃で30分間攪拌した。反応液を室温まで冷却し、減圧濃縮した。得られた固体をヘキサン:酢酸エチル=5:1で洗浄し、化合物(X−1)33.9g(収率80%)を無色固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.34(3H,t,J=7.2Hz),1.53(9H,s),4.31(2H,q,J=7.2Hz),7.54(1H,brs),8.25(1H,s).
参考例2−2
Figure 2013227242
E−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−メチルヒドラゾノ)酢酸エチル(化合物(XII−1))
55%水素化ナトリウム6.98g(160mmol)およびDMF180mlの混合物に、氷冷下化合物(X−1)31.22g(144mmol)を13分かけて添加した。得られた混合物にヨードメタン30.73g(217mmol)を14分かけて滴下した。この混合物を室温で3.5時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し、化合物(XII−1)31.35gの粗精製物をオイルとして得た。これを精製せずに次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3)δppm:1.36(3H,t,J=7.2Hz),1.57(9H,s),3.28(3H,s),4.33(2H,q,J=7.2Hz),6.97(1H,s)。
参考例2−3
Figure 2013227242
Z−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−メチルヒドラゾノ)−2−クロロ酢酸エチル(化合物(XIII−1))
化合物(XII−1)1.1g(4.77mmol)を酢酸エチル10ml溶解した溶液に、N−クロロスクシンイミド2.45g(18.3mmol)を加え、50℃で9時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、減圧濃縮した。残さをヘキサン:酢酸エチル=3:1の混合溶媒で洗浄し、ろ過した。そのろ液を濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、化合物(XIII−1)1.0g(収率79%)を(性状微黄色油状物)得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.38(3H,t,J=7.2Hz),1.54(9H,s),3.55(3H,s),4.37(2H,q,J=7.2Hz)。
参考例2−4
Figure 2013227242
Z−2−[2−(t−ブトキシカルボニル)−2−メチルヒドラゾノ]−2−(メチルチオ)酢酸エチル(化合物(XV−1))
15%メチルメルカプタン水溶液1.94g(4.15mmol)をTHF10mlに溶解させた溶液に、氷冷下化合物(XIII−1)1.0g(3.77mmol)をTHF5mlに溶解した溶液を滴下した。混合物を室温で1時間攪拌した後、反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、化合物(XV−1)900mg(収率86%)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.39(3H,t,J=7.1Hz),1.49(9H,s),2.39(3H,s),3.20(3H,s),4.38(2H,q,J=7.2Hz)。
参考例2−5
Figure 2013227242
2−(2−メチルヒドラゾノ)−2−(メチルチオ)酢酸エチル(化合物(VI−2))
化合物(XV−1)4.47g(16.1mmol)をジオキサン13mlに溶解させた溶液に4.0M塩化水素ジオキサン溶液23ml(92mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌した。この反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にし、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、化合物(VI−2)のE体1.95g(収率68%)(淡黄色固体)および化合物(VI−2)のZ体0.63g(収率22%)を得た。
Figure 2013227242
E−2−(2−メチルヒドラゾノ)−2−(メチルチオ)酢酸エチル
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.35(3H,t,J=7.1Hz),2.29(3H,s),3.21(3H,d,J=3.9Hz),4.26(2H,q,J=7.1Hz),9.96(1H,brs)。
Figure 2013227242
Z−2−(2−メチルヒドラゾノ)−2−(メチルチオ)酢酸エチル
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.36(3H,t,J=7.2Hz),2.28(3H,s),3.33(3H,d,J=4.1Hz),4.33(2H,q,J=7.2Hz),7.32(1H,brs)。
参考例2−6
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(メチルチオ)酢酸エチル(化合物(II−5))
化合物(VI−2)のE体と化合物(V−1)とを参考例1−4に準じて反応させ、化合物(II−5)をオイルとして得た(幾何異性体約2:1の混合物)。
主要物の1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.17(6H,t,J=7.6Hz),1.40(3H,t,J=7.2Hz),2.29(3H,s),2.49(3H,s),2.54(4H,q,J=7.6Hz),3.39(3H,s),3.84(2H,s),4.40(3H,q,J=7.2Hz),6.88(2H,s).
参考例2−7
化合物(VI−2)のZ体540mg(2.83mmol)をトルエン5mlに溶解した溶液に、化合物(V−1)780mg(3.47mmol)、ピリジン0.3mlおよび4−ジメチルアミノピリジン3mgを加え、加熱還流下1時間撹拌した。この反応液を室温まで冷却後、tert−ブチルメチルエーテルを加え、2N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、化合物(II−5)1.11g(収率99%)をオイルとして得た。この化合物の幾何異性体比は約2:1で、参考例2−6での幾何異性体比と同じであった。
参考例2に準じて以下の化合物を得た。
Figure 2013227242
2−[2−メチル−2−(2,4,6−トリメチルフェニル)アセチルヒドラゾノ]−2−(メチルチオ)酢酸エチル(化合物(II−4))
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.38(3H,t,J=7.1Hz),2.21(6H,s),2.25(3H,s),2.49(3H,s),3.25(3H,s),3.94(2H,s),4.36(2H,q,J=7.1Hz),6.86(2H,s)。
Figure 2013227242
2−[2−メチル−2−(2,4,6−トリエチルフェニル)アセチルヒドラゾノ]−2−(メチルチオ)酢酸エチル(化合物(II−6))(幾何異性体約3:1の混合物)
主要物の1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.13〜1.29(9H,m),1.33〜1.42(3H,m),2.49(3H,s),2.51〜2.66(6H,m),3.26(3H,s),4.01(2H,s),4.30〜4.43(2H,m),6.91(2H,s)。
Figure 2013227242
2−[2−メチル−2−(2−エチル−4,6−ジメチルフェニル)アセチルヒドラゾノ]−2−(メチルチオ)酢酸エチル(幾何異性体混合物)
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.11−1.22(3H,m),1.33−1.45(3H,m),2.21(3H,s),2.27(3H,s),2.49(3H,s),2.46−2.66(2H,m),3.26(3H,s),3.96(2H,s),4.26−4.45(2H,m),6.87(2H,s).
参考例3
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチルの合成
参考例3−1
Figure 2013227242
Z−2−(2−メチルヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル
化合物(XVII−1)2.61g(15.8mmol)をtert−ブチルメチルエーテル15mlに溶解した溶液に、1−ドデカンチオール3.21g(15.8mmol)を加え、氷冷した。この溶液に60%水素化ナトリウム698mg(17.4mmol)を加え、5分撹拌した。この反応液に水を加え、tert−ブチルメチルエーテルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、Z−2−(2−メチルヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル4.52g(収率86%)をオイルとして得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.18−1.39(18H,m),1.48−1.59(5H,m),2.76(2H,t,J=7.4Hz),3.33(3H,d,J=4.1Hz),4.32(2H,q,J=7.2Hz),7.39(1H,d,J=4.1Hz).
参考例3−2
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル
参考例2−7に準じて2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル(幾何異性体約2:1の混合物)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.84−0.91(3H,m),1.11−1.45(27H,m),1.60−1.77(2H,m),2.29(2H,s),2.30(1H,s),2.49−2.59(4H,m),2.92−3.09(2H,m),3.24(1H,s),3.39(2H,s),3.84(1.4H,s),3.95(0.6H,s),4.32−4.43(2H,m),6.87(1.4H,s),6.89(0.6H,s).
参考例3に準じて以下の化合物を得た。
Figure 2013227242
2−[2−(2,4,6−トリメチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル(幾何異性体約2:1の混合物)
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.84−0.92(3H,m),1.17−1.44(21H,m),1.55−1.80(2H,m),2.18(2H,s),2.21(4H,s),2.25(2H,s),2.28(1H,s),2.95(1.4H,t,J=7.4Hz),3.05(0.6H,t,J=7.4Hz),3.24(1H,s),3.39(2H,s),3.79(1.4H,s),3.90(0.6H,s),4.31−4.43(2H,m),6.84(1.4H,s),6.86(0.6H,s).
Figure 2013227242
2−[2−(2−ブロモ−4,6−ジメチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル(幾何異性体約2:1の混合物)
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.85−0.91(3H,m),1.17−1.44(21H,m),1.55−1.80(2H,m),2.25(2H,s),2.26(2H,s),2.27(1H,s),2.28(1H,s),2.96(1.4H,t,J=7.4Hz),3.07(0.6H,t,J=7.3Hz),3.25(1H,s),3.41(2H,s),3.98(0.6H,s),3.99(1.4H,s),4.32−4.43(2H,m),6.93(0.7H,s),6.95(0.3H,s),7.25(0.7H,s),7.26(0.3H,s).
Figure 2013227242
2−[2−(4−クロロ−2−トリフルオロメチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル(幾何異性体約3:1の混合物)
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.84−0.92(3H,m),1.19−1.41(21H,m),1.48−1.71(2H,m),2.84−3.00(2H,m),3.23(0.75H,s),3.39(2.25H,s),3.98(1.5H,s),4.08(0.5H,s),4.31−4.39(2H,m),7.23−7.32(1H,m),7.43−7.51(1H,m),7.61−7.65(1H,m).
Figure 2013227242
2−[2−(2−トリフルオロメトキシフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル(幾何異性体約3:1の混合物)
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.85−0.92(3H,m),1.18−1.41(21H,m),1.48−1.71(2H,m),2.84−3.00(2H, m),3.24(0.75H,s),3.39(2.25H,s),3.89(1.5H,s),3.99(0.5H,s),4.29−4.41(2H,m),7.14−7.50(4H,m).
参考例4
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−ベンジルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチルの合成
参考例4−1
Figure 2013227242
2−(2−ベンジルヒドラゾノ)酢酸エチル
47%グリオキシル酸エチルのトルエン溶液(ポリマー型)29.2g(134.5mmol)をTHF200mlに溶解した溶液に、ベンジルヒドラジン一塩酸塩21.3g(134.5mmol)およびトリエチルアミン20.6ml(148mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。この反応液に酢酸エチルを加え、水洗し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、E−2−(2−ベンジルヒドラゾノ)酢酸エチル(E:Z=4:1の混合物)14.9g(収率53%)をオイルとして得た。
E体の1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.32(3H,t,J 7.1Hz),4.26(2H,q,J=7.1Hz),4.40(2H,d,J=4.3Hz),6.77(1H,s),6.84(1H,brs),7.23−7.40(5H,m).
参考例4−2
Figure 2013227242
2−クロロ−2−(2−ベンジルヒドラゾノ)酢酸エチル
参考例1−2に準じて、2−クロロ−2−(2−ベンジルヒドラゾノ)酢酸エチルをE:Z=8:1のオイル状の混合物として得た(収率56%)。
Z体の1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.37(3H,t,J=7.2Hz),4.35(2H,q,J=7.2Hz),4.70(2H,d,J=4.8Hz),6.71(1H,brs),7.28−7.40(5H,m).
参考例4−3
Figure 2013227242
Z−2−(2−ベンジルヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル
参考例3−1に準じて、Z−2−(2−ベンジルヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチルをオイル状の混合物として得た(収率78%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.6Hz),1.14−1.53(23H,m),2.76(2H,t,J=7.4Hz),4.33(2H,q,J=7.2Hz),4.76(2H,d,J=4.8Hz),7.24−7.39(5H,m),7.63(1H,t,J=4.8Hz).
参考例4−4
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−ベンジルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル
参考例2−7に準じて、2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−ベンジルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチルをオイル状の幾何異性体混合物として得た(収率83%)。
E体の1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.07−1.71(29H,m),2.28(2.4H,s),2.32(0.6H,s),2.51(3.2H,q,J=7.5Hz),2.65(0.8H,q,J=7.6Hz),2.86(1.6H,t,J=7.4Hz),2.97(0.4H,t,J=7.4Hz),3.79(0.4H,s),3.80(1.6H,s),4.15(0.4H,q,J=7.0Hz),4.36(1.6H,q,J=7.2Hz),5.11(1.6H,s),5.29(0.4H,s),6.87(1.6H,s),6.93(0.4H,s),7.19−7.40(5H,m).
参考例5
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチルの合成
参考例5−1
Figure 2013227242
E−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ)酢酸エチル
60%水素化ナトリウム2.10g(52.5mmol)を無水テトラヒドロフラン50mlおよび無水DMF50mlの混合溶媒に縣濁させ、これに(ブロモメチル)シクロプロパン7.04g(52.1mmol)を加え、氷冷した。この混合物に化合物(X−1)10.2g(47.4mmol)をゆっくり加えた。得られた混合物を65℃で3.5時間攪拌した。この反応液を室温まで冷却した後、反応液に水を加え、tert−ブチルメチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、E−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ)酢酸エチル9.38g(収率73%)をオイルとして得た。
1H NMR(CDCl3)δppm:0.31−0.37(2H,m),0.48−0.55(2H,m),0.98−1.11(1H,m),1.36(3H,t,J=7.1Hz),1.56(9H,s),3.74(2H,d,J=6.8Hz),4.32(2H,q,J=7.1Hz),7.32(1H,s).
参考例5−2
Figure 2013227242
Z−2−クロロ−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ)酢酸エチル
参考例1−2に準じて、Z−2−クロロ−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ)酢酸エチルをオイルとして得た(収率70%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.28−0.34(2H,m),0.47−0.53(2H,m),1.07−1.18(1H,m),1.39(3H,t,J=7.2Hz),1.52(9H,s),3.83(2H,d,J=7.0Hz),4.38(2H,q,J=7.2Hz).
参考例5−3
Figure 2013227242
Z−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル
参考例3−1に準じて、Z−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチルをオイルとして得た(収率87%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.23−0.29(2H,m),0.43−0.50(2H,m),0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.02−1.12(1H,m),1.21−1.64(23H,m),1.49(9H,s),2.85(2H,t,J=7.5Hz),3.49(2H,d,J=7.2Hz),4.37(2H,q,J=7.1Hz).
参考例5−4
Figure 2013227242
2−(2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル
Z−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル10.0g(21.3mmol)をジオキサン10mlに溶解した溶液に、4M塩化水素ジオキサン溶液10mlを加え、室温で2時間撹拌した。この反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、tert−ブチルメチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製し、E−2−(2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル1.26g(収率16%)およびZ−2−(2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル1.34g(収率17%)を得た。
E体の1H NMR(CDCl3)δppm:0.20−0.27(2H,m),0.49−0.56(2H,m),0.88(3H,t,J=6.9Hz),0.98−1.09(1H,m),1.18−1.44(21H,m),1.56−1.67(2H,m),2.78(2H,t,J =7.4Hz),3.31(2H,dd,J=7.0,4.6Hz),4.26(2H,q,J=7.2Hz),10.26(1H,t,J=4.6Hz).
Z体の1H NMR(CDCl3)δppm:0.22−0.28(2H,m),0.52−0.59(2H,m),0.88(3H,t,J=6.7Hz),1.00−1.11(1H,m),1.18−1.40(21H,m),1.48−1.59(2H,m),2.78(2H,t,J=7.3Hz),3.44(2H,dd,J=7.1,4.7Hz),4.32(2H,q,J=7.1Hz),7.58(1H,t,J=4.7Hz).
参考例5−5
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル
参考例2−7に準じて、2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−(シクロプロピルメチル)ヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル(幾何異性体比約5:1)をオイルとして得た(収率84%)。
主要物の1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.25−0.31(2H,m),0.43−0.50(2H,m),0.88(3H,t,J=6.7Hz),1.12−1.20(7H,m),1.22−1.34(19H,m),1.36−1.44(2H,m),1.60−1.70(2H,m),2.29(3H,s),2.55(4H,q,J=7.6Hz),2.96(2H,t,J=7.3Hz),3.76(2H,s),3.78(2H,d,J=7.1Hz),4.40(2H,q,J=7.2Hz),6.87(2H,s).
参考例6
Figure 2013227242
4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−6−ドデシルチオ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−ベンジルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチルの代わりに、原料として2−[2−(2,4,6−トリメチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチルを用い、製造例12と同様にして4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−6−ドデシルチオ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(収率17%)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.19−1.38(16H,m),1.41−1.50(2H,m),1.69−1.79(2H,m),2.07(6H,s),2.31(3H,s),3.06(2H,t,J=7.3Hz),3.79(3H,s),5.82(1H,brs),6.98(2H,s).
参考例6と同様にして、以下の化合物を得た。
Figure 2013227242
4−(2−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)−6−ドデシルチオ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.19−1.35(16H,m),1.38−1.48(2H,m),1.63−1.75(2H,m),2.99(2H,t,J=7.3Hz),3.77(3H,s),7.20−7.24(1H,m),7.59−7.62(1H,m),7.76−7.78(1H,m).
Figure 2013227242
4−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−6−ドデシルチオ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.7Hz),1.21−1.36(16H,m),1.37−1.48(2H,m),1.65−1.75(2H,m),3.00(2H,t,J=7.3Hz),3.80(3H,s),7.36−7.43(3H,m),7.45−7.51(1H,m).
参考例7
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ドデシルスルホニル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの合成
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ドデシルチオ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン4.0g(8.46mmol)をDMF20mlに溶解した溶液に、タングステン酸ナトリウム二水和物279mg(0.846mmol)水溶液(10ml)を加えた。この溶液に60℃で30%過酸化水素水2.87g(25.3mmol)をゆっくり滴下した。滴下終了後、1時間撹拌し、室温まで冷却した。この反応液に1M亜硫酸水素ナトリウム水溶液を9ml加え、5分撹拌した。この溶液に2N塩酸10mlを加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を2回水洗し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮し、4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ドデシルスルホニル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン4.27g(収率100%)をオイルとして得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.20−1.37(16H,m),1.40−1.50(2H,m),1.77−1.89(2H,m),2.25−2.42(7H,m),3.38−3.46(2H,m),3.90(3H,s),7.00(2H,s),8.90(1H,brs).
参考例7と同様にして、以下の化合物を得た。
Figure 2013227242
4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−6−ドデシルスルホニル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.19−1.36(16H,m),1.40−1.50(2H,m),1.79−1.89(2H,m),2.07(6H,s),2.31(3H,s),3.37−3.44(2H,m),3.90(3H,s),6.95(2H,s).
Figure 2013227242
4−(2−ブロモ−4,6−ジメチルフェニル)−6−ドデシルスルホニル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.20−1.35(16H,m),1.38−1.52(2H,m),1.75−1.92(2H,m),2.13(3H,s),2.32(3H,s),3.33−3.47(2H,m),3.91(3H,s),7.06(1H,s),7.34(1H,s).
Figure 2013227242
4−(2−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)−6−ドデシルスルホニル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.17−1.51(16H,m),1.40−1.52(2H, m),1.72−1.94(2H,m),3.30−3.47(2H,m), 3.89(3H,s),7.18−7.23(1H,m),7.58−7.65(1H,m),7.74−7.80(1H,m).
Figure 2013227242
4−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−6−ドデシルスルホニル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.84−0.91(3H,m),1.16−1.50(16H,m),1.39−1.51(2H,m),1.74−1.94(2H,m),3.31−3.47(2H,m),3.90(3H,s),7.32−7.41(3H,m),7.43−7.51(1H,m).
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ドデシルスルホニル−5−ヒドロキシ−2−ベンジル−3(2H)−ピリダジノン
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.89(3H,t,J=6.9Hz),1.02(6H,t,J=7.6Hz),1.16−1.38(16H,m),1.65−1.75(2H,m),2.23−2.36(5H,m),2.61(2H,t,J=7.6Hz),3.30−3.37(2H,m),5.41(2H,s),6.90(1H,s),6.98(2H,s),7.29−7.36(3H,m),7.38−7.43(2H,m).
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ドデシルスルホニル−5−ヒドロキシ−2−シクロプロピルメチル−3(2H)−ピリダジノン
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.42−0.47(2H,m),0.54−0.60(2H,m),0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.09(6H,t,J=7.6Hz),1.21−1.49(19H,m),1.78−1.88(2H,m),2.27−2.42(7H,m),3.38−3.44(2H,m),4.14(2H,d,J=7.3Hz),7.00(2H,s),8.77(1H,brs).
参考例8
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシ−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの合成
化合物(I−3−4)500mg(1.13mmol)を1,3−ジメチルイミダゾリジノン5mlに溶解した溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液2.3mlを加え、70℃で4時間撹拌した。この反応液を室温まで冷却した後、反応液に2N塩酸5mlを加え、tert−ブチルメチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機層を2回水洗し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシ−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン309mg(収率72%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.14(6H,t,J=7.6Hz),2.29−2.52(7H,m),3.67(3H,s),4.61(2H,s),6.91(1H,brs),6.98(2H,s),7.04−7.09(2H,m),7.27−7.33(3H,m).
参考例9
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシ−5−(4−メトキシベンジル)オキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの合成
参考例9−1
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ブロモ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(化合物(I−19)およびベンジルブロミドの代わりに、原料として4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ドデシルスルホニル−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンおよび4−メトキシベンジルクロリドを用い、製造例21と同様にして、4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ドデシルスルホニル−5−(4−メトキシベンジル)オキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンを得た(収率57%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.14(6H,t,J=7.5Hz),1.17−1.35(18H,m),1.67−1.78(2H,m),2.30−2.49(7H,m),3.21−3.30(2H,m),3.78(3H,s),3.90(3H,s),4.48(2H,s),6.79(2H,d,J=8.5Hz),6.98(2H,d,J=8.5Hz),7.05(2H,s).
参考例9−2
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシ−5−(4−メトキシベンジル)オキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
参考例8と同様にして4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシ−5−(4−メトキシベンジル)オキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンを得た(収率15%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.15(6H,t,J=7.6Hz),2.30−2.40(5H,m),2.41−2.52(2H,m),3.67(3H,s),3.79(3H,s),4.53(2H,s),6.81(2H,d,J=8.8Hz),6.99(2H,s),6.99(2H,d,J=8.8Hz).
参考例10
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5、6−ジヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの合成
化合物(I−4−3)660mg(2.08mmol)をトルエン10mlに加え、この混合物に塩化アルミニウム832mg(6.34mmol)を加えた。この混合物を加熱還流下30分撹拌した。この反応液を室温まで冷却した後、2N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをODSシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:0.5%ギ酸水溶液=60:40)で精製し、4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5、6−ジヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン200mg(収率33%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.05(6H,t,J=7.6Hz),2.22−2.39(7H,m),3.60(3H,s),5.59(1H,brs),6.95(2H,s),7.93(1H,s).
参考例11
Figure 2013227242
4−(2−トリメチルシリルエチニル−4,6−ジメチルフェニル)−6−メトキシ−5−メトキシカルボニルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの合成
原料として、トリブチル(ビニル)すずの代わりにトリブチル(トリメチルシリルエチニル)すずをを用い、製造例14と同様にし、4−(2−トリメチルシリルエチニル−4,6−ジメチルフェニル)−6−メトキシ−5−メトキシカルボニルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(収率74%)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.07(9H,s),2.12(3H,s),2.29(3H,s),3.73(3H,s),3.77(3H,s),3.91(3H,s),7.01(1H,s),7.19(1H,s).
参考例12
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ビス(4−メトキシベンジル)アミノ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの合成
参考例12−1
Figure 2013227242
Z−2−(2−メチルヒドラゾノ)−2−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)酢酸エチル
化合物(XVII−1)17.6g(107mmol)およびビス(4−メトキシベンジル)アミン12.3g(47.7mmol)をtert−ブチルメチルエーテル100mlに溶解した溶液に、氷冷下1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン16.8g(110mmol)をゆっくり滴下した。この溶液を室温で2時間撹拌した。この反応液を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮し、Z−2−(2−メチルヒドラゾノ)−2−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)酢酸エチル18.3g(収率99%)をオイルとして得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.32(3H,t,J=7.2Hz),2.87(3H,d,J=4.1Hz),3.78(6H,s),3.94(4H,s),4.26(2H,q,J=7.2Hz),6.81(4H,d,J=8.5Hz),7.04(1H,q,J=4.1Hz),7.15(4H,d,J=8.5Hz).
参考例12−2
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)酢酸エチル
参考例2−7に準じて、2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−メチルヒドラゾノ]−2−(ビス(4−メトキシベンジル)アミノ)酢酸エチルをオイルとして得た(収率100%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.18(6H,t,J=7.6Hz),1.32(3H,t,J=7.2Hz),2.29(3H,s),2.55(4H,q,J=7.6Hz),3.15(3H,s),3.71(2H,s),3.79(6H,s),4.28−4.42(6H,m),6.87(4H,d,J=8.8Hz),6.87(2H,s),7.19(4H,d,J=8.8Hz).
参考例12−3
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ビス(4−メトキシベンジル)アミノ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
製造例12と同様にして4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ビス(4−メトキシベンジル)アミノ−5−ヒドロキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン(収率80%)を得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.89(6H,t,J=7.6Hz),1.93−2.12(4H,m),2.28(3H,s),3.74(3H,s),3.77(6H,s),4.17(4H,s),6.51(1H,s),6.79(4H,d,J=8.5Hz),6.88(2H,s),7.15(4H,d,J=8.5Hz).
参考例13
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシメチル−5−(4−メチルフェニルスルホニル)−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの合成
参考例13−1
Figure 2013227242
1−アセトキシ−3−(4−メチルフェニルチオ)アセトン
1−アセトキシ−3−クロロアセトン5.0g(33.2mmol)および4−メチルチオフェノール4.12g(33.2mmol)をtert−ブチルメチルエーテル100mlに溶解した溶液に、氷冷下トリエチルアミン5.1ml(36.6mmol)をゆっくり滴下した。この溶液を室温で30分撹拌した。この反応液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3)で精製し、1−アセトキシ−3−(4−メチルフェニルチオ)アセトン7.72g(収率97%)をオイルとして得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:2.14(3H,s),2.32(3H,s),3.65(2H,s),4.84(2H,s),7.12(2H,d,J=8.1Hz),7.28(2H,d,J=8.1Hz).
参考例13−2
Figure 2013227242
1−アセトキシ−3−(4−メチルフェニルスルホニル)アセトン
1−アセトキシ−3−(4−メチルフェニルチオ)アセトン22.2g(93.5mmol)をクロロホルム200mlに溶解した溶液に、氷冷下70%m−クロロ過安息香酸50.7g(205mmol)をゆっくり加えた。この反応液を室温で1時間攪拌した後、減圧下濃縮した。残さに酢酸エチルを加え、亜硫酸水素ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し、1−アセトキシ−3−(4−メチルフェニルスルホニル)アセトン22.7g(収率90%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:2.16(3H,s),2.46(3H,s),4.19(2H,s),4.92(2H,s),7.38(2H,d,J=8.2Hz),7.77(2H,d,J=8.2Hz).
参考例13−3
Figure 2013227242
1−アセトキシ−3−(4−メチルフェニルスルホニル)アセトン17.5g(64.7mmol)をTHF60mlに溶解し、氷冷した。この溶液にメチルヒドラジン2.98g(64.7mmol)をゆっくり滴下した。アイスバスをはずし、室温で一晩撹拌した。この反応液にトリエチルアミン10.8ml(77.5mmol)を加え、次に(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)グリオキシル酸クロライド15.4g(64.7mmol)をTHF30mlに溶かした溶液を、ゆっくり加えた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した後、加熱還流下1.5時間撹拌した。この反応液を室温まで冷却した後、反応液に水を加え、tert−ブチルメチルエーテルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さにメタノール70mlを加え、氷冷した。この溶液に水酸化リチウム一水和物8.14g(194mmol)を加え、0℃で5時間撹拌した。反応液に2N塩酸150mlを加え、減圧下濃縮し、メタノールを留去した。残さを酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシメチル−5−(4−メチルフェニルスルホニル)−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン2.58g(収率9%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.95(6H,t,J=7.5Hz),1.94(4H,q,J=7.5Hz),2.32(3H, s),2.39(3H,s),3.73(1H,t,J=7.0Hz),3.82(3H,s),5.06(2H,d,J=7.0Hz),6.71(2H,s),7.04(2H,d,J=8.3Hz),7.20(2H,d,J=8.3Hz).
参考例13と同様にして以下の化合物を得た。
Figure 2013227242
4−(2,4,6−トリエチルフェニル)−6−ヒドロキシメチル−5−(4−メチルフェニルスルホニル)−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.95(6H,t,J=7.5Hz),1.27(3H,t,J=7.6Hz), 1.88−1.98(4H,m),2.38(3H,s),2.61(2H,q,J=7.6Hz),3.74(1H,t,J=6.6Hz),3.82(3H,s),5.07(2H,d,J=6.6Hz),6.72(2H,s),7.02(2H,d,J=8.5Hz),7.17(2H,d,J=8.5Hz).
参考例14
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシメトキシメチル−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの合成
参考例14−1
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシメトキシメチル−5−(4−メチルフェニルスルホニル)−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ヒドロキシメチル−5−(4−メチルフェニルスルホニル)−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン2.40g(5.45mmol)およびジイソプロピルエチルアミン10ml(57.4mmol)をTHF20mlに溶解した溶液に、クロロメチルメチルエーテル2.4ml(31.6mmol)を加え、加熱還流下4時間撹拌した。この反応液を室温まで冷却した後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシメトキシメチル−5−(4−メチルフェニルスルホニル)−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン2.11g(収率80%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.93(6H,t,J=7.6Hz),1.82−1.95(4H,m),2.33(3H,s),2.39(3H,s),3.50(3H,s),3.82(3H,s),4.87(2H,s),5.10(2H,s),6.73(2H,s),7.04(2H,d,J=8.3Hz),7.25(2H,d,J=8.3Hz).
参考例14−2
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシメトキシメチル−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシメトキシメチル−5−(4−メチルフェニルスルホニル)−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン2.38g(4.91mmol)およびベンジルアルコール797mg(7.37mmol)を無水DMF10mlに溶解した溶液に、5℃で60%水素化ナトリウム294mg(7.35mmol)を加えた。この反応液を0℃で1時間撹拌した。この反応液に水を加え、tert−ブチルメチルエーテルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−メトキシメトキシメチル−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン2.12g(収率99%)をオイルとして得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.14(6H,t,J=7.6Hz), 2.32−2.53(7H,m),3.30(3H,s),3.79(3H,s),4.45(2H,s),4.51(2H,s),4.63(2H,s),6.99(2H,s),7.03−7.09(2H,m),7.24−7.33(3H,m).
参考例15
Figure 2013227242
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ブロモメチル−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノンの合成
化合物(I−29)600mg(1.53mmol)をTHF8mlに溶解した溶液に、0℃で三臭化リン166mg(0.613mmol)をTHF0.5mlに溶解した溶液を滴下した。この反応液を0℃で30分撹拌した。この反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、tert−ブチルメチルエーテルで3回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮して、4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−6−ブロモメチル−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン681g(収率97%)をオイルとして得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.15(6H,t,J=7.6Hz),2.32−2.54(7H,m),3.78(3H,s),4.42(2H,s),4.50(2H,s),7.00(2H,s),7.11−7.15(2H,m),7.28−7.32(3H,m).
参考例16
Figure 2013227242
(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)グリオキシル酸クロライドの合成
参考例16−1
Figure 2013227242
(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)グリオキシル酸エチル
窒素雰囲気下、室温にて、マグネシウム(切削片状)35.31g、無水テトラヒドロフラン600mlを入れ、攪拌を開始した後、30℃まで加温し、ジブロモエタン25.4gを20分かけて滴下した。得られた混合物を30分間攪拌した後、50℃に加温し、そこにテトラヒドロフラン150mlに溶解させた2,6−ジエチル−4−メチルブロモベンゼン300.18gを2時間かけて滴下した。得られた混合物を50℃で、1時間攪拌した後、0℃に冷やし、シュウ酸ジエチル192.5gを15分かけて滴下した。得られた混合物を室温で2時間攪拌した。その後、0℃で3.5重量%塩酸を1000ml、および濃塩酸60ml加えた。その後、有機層を留去し、水層をtert−ブチルメチルエーテルにて抽出し、有機層を減圧濃縮することで、(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)グリオキシル酸エチル320.82gを得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:6.92(2H,s),4.36(2H,q,J=7.1Hz),2.52(4H,q,J=7.6Hz),2.34(3H,s),1.36(3H,t,J=7.1Hz),1.16(6H,t,J=7.6Hz)
参考例16−2
Figure 2013227242
(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)グリオキシル酸
室温にて、テトラヒドロフラン600mlで希釈した(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)グリオキシル酸エチル320.82gを加え、攪拌し、10℃にて、10.7重量%水酸化ナトリウム水溶液900mlを2時間かけて滴下した。得られた混合物を室温にて、1時間攪拌した。その後、有機層を留去し、水層へtert−ブチルメチルエーテルを加え、洗浄した。有機層を除去した後に、水層へ濃塩酸180mlを滴下し、tert−ブチルメチルエーテルにて抽出、有機層を減圧濃縮することで、(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)グリオキシル酸166.55gを得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:6.95(2H,s),2.49(4H,q,J=7.5Hz),2.35(3H,s),1.16(6H,t,J=7.5Hz)
参考例16−3
Figure 2013227242
(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)グリオキシル酸クロライド
窒素雰囲気下、室温にて、(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)グリオキシル酸0.94g、トルエン3.0ml、ジメチルホルムアミド0.2mlを加え、攪拌し50℃に加熱して、塩化チオニルを0.45ml添加した。得られた混合物を50℃で、2時間攪拌した後、減圧濃縮し、(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)グリオキシル酸クロライドを0.96g得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:6.96(2H,s),2.53(4H,q,J=7.6Hz),2.38(3H,s),1.18(6H,t,J=7.6Hz)
参考例17
Figure 2013227242
(4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン−6−イル)オキシ酢酸の合成
化合物(I−8−7)を用い、製造例28と同様にして(4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−ベンジルオキシ−2−メチル−3(2H)−ピリダジノン−6−イル)オキシ酢酸(収率88%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.08(6H,t,J=7.6Hz),2.20−2.30(2H,m),2.32−2.43(2H,m),2.37(3H,s),3.66(3H,s),4.85(2H,s),4.87(2H,s),6.96(2H,s),7.00−7.04(2H,m),7.20−7.24(3H,m).
参考例18
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−アリルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチルの合成
参考例18−1
Figure 2013227242
E−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−アリルヒドラゾノ)酢酸エチル
参考例5−1と同様にして、E−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−アリルヒドラゾノ)酢酸エチルをオイルとして得た(収率73%)。
1H NMR(CDCl3)δppm:1.35(3H,t,J=7.2Hz),1.56(9H,s),4.30(2H,q,J=7.2Hz),4.44−4.50(2H,m),5.06−5.15(1H,m),5.19−5.27(1H,m),5.64−5.77(1H,m),7.03 (1H, s).
参考例18−2
Figure 2013227242
E−2−(2−アリルヒドラゾノ)酢酸エチル
E−2−(2−t−ブトキシカルボニル−2−アリルヒドラゾノ)酢酸エチル8.65g(33.7mmol)をジクロロメタン60mlに溶解した溶液に、3℃でトリフルオロ酢酸15mlを加えた。この反応液を室温で1時間撹拌した後、減圧下濃縮した。残さを飽和炭酸水素ナトリウム水溶液300mlに加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、E−2−(2−アリルヒドラゾノ)酢酸エチル1.87g(収率35%)をオイルとして得た。
1H NMR(CDCl3)δppm:1.33(3H,t,J=7.2Hz),3.89(2H,t,J=5.1Hz),4.28(2H,q,J=7.2Hz),5.25−5.34(2H,m),5.80−5.91(1H,m),6.51(1H,brs),6.76(1H,s).
参考例18−3
Figure 2013227242
Z−2−クロロ−2−(2−アリルヒドラゾノ)酢酸エチル
参考例1−2と同様にして、Z−2−クロロ−2−(2−アリルヒドラゾノ)酢酸エチルをオイルとして得た(収率38%)。
Z体の1H NMR(CDCl3)δ ppm:1.36(3H,t,J=7.2Hz),4.11−4.17(2H,m),4.35(2H,q,J=7.2Hz),5.19−5.29(2H,m),5.86−5.99(1H,m),6.51(1H,brs).
参考例18−4
Figure 2013227242
Z−2−(2−アリルヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル
参考例3−1と同様にして、Z−2−(2−アリルヒドラゾノ)−2−(ドデシルチオ)酢酸エチルをオイルとして得た(収率40%)。
1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.17−1.42(21H,m),1.48−1.59(2H,m),2.79(2H,t,J=7.4Hz),4.16−4.23(2H,m),4.32(2H,q,J=7.1Hz),5.16−5.28(2H,m),5.86−5.99(1H,m),7.46(1H,t,J=4.7Hz).
参考例18−5
Figure 2013227242
2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−アリルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチル
参考例2−7と同様にして、2−[2−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)アセチル−2−アリルヒドラゾノ]−2−(ドデシルチオ)酢酸エチルをオイル状の幾何異性体混合物として得た(収率81%)。
主要物の1H NMR(CDCl3)δ ppm:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.10−1.45(27H,m),1.57−1.69(2H,m),2.29(3H,s),2.54(4H,q,J=7.6Hz),2.95(2H,t,J=7.6Hz),3.82(2H,s),4.38(2H,q,J=7.2Hz),4.57(2H,d,J=5.3Hz),5.09−5.27(2H,m),5.77−5.93(1H,m),6.87(2H,s).
次に製剤例を示す。
製剤例1
化合物(I−1−1) 10重量%
ジフルフェニカン 2重量%
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 3重量%
カルボキシメチルセルロース 3重量%
水 82重量%
を混合し、粒度が5ミクロン以下になるまで湿式粉砕して、製剤を得る。
化合物(I−1−1)を化合物(I−1−2)〜化合物(I−1−7)、化合物(I−2−1)〜化合物(I−2−3)、化合物(I−3−1)〜化合物(I−3−4)、化合物(I−4−1)〜化合物(I−4−6)、化合物(I−5−1)〜化合物(I−5−9)、化合物(I−6−1)、化合物(I−6−2)、化合物(I−7−1)〜化合物(I−7−4)、化合物(I−8−1)〜化合物(I−8−9)、化合物(I−9−1)〜化合物(I−9−10)、化合物(I−10−1)〜化合物(I−10−3)、化合物(I−11)、化合物(I−12−1)〜化合物(I−12−4)、化合物(I−13−1)〜化合物(I−13−6)、化合物(I−14)〜化合物(I−20)、化合物(I−21−1)〜化合物(I−21−4)、化合物(I−22)、化合物(I−23)、化合物(I−24−1)、化合物(I−24−2)、化合物(I−25−1)、化合物(I−25−2)、化合物(I−26−1)、化合物(I−26−2)、化合物(I−27−1)、化合物(I−27−2)、化合物(I−28−1)、化合物(I−28−2)、化合物(I−29)〜化合物(I−32)、化合物(I−33−1)、化合物(I−35−1)、化合物(I−35−2)および化合物(I−36)に代えて、同様の方法で各々の製剤を得る。
製剤例2
化合物(I−1−1) 20重量%
ジフルフェニカン 5重量%
クロキントセットメキシル 5重量%
リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量%
ポリオキシエチレンアルキルエーテル 5重量%
ホワイトカーボン 5重量%
クレイ 55重量%
を混合粉砕して製剤を得る。調製した製剤は水で適宜希釈して使用する。
化合物(I−1−1)を化合物(I−1−2)〜化合物(I−1−7)、化合物(I−2−1)〜化合物(I−2−3)、化合物(I−3−1)〜化合物(I−3−4)、化合物(I−4−1)〜化合物(I−4−6)、化合物(I−5−1)〜化合物(I−5−9)、化合物(I−6−1)、化合物(I−6−2)、化合物(I−7−1)〜化合物(I−7−4)、化合物(I−8−1)〜化合物(I−8−9)、化合物(I−9−1)〜化合物(I−9−10)、化合物(I−10−1)〜化合物(I−10−3)、化合物(I−11)、化合物(I−12−1)〜化合物(I−12−4)、化合物(I−13−1)〜化合物(I−13−6)、化合物(I−14)〜化合物(I−20)、化合物(I−21−1)〜化合物(I−21−4)、化合物(I−22)、化合物(I−23)、化合物(I−24−1)、化合物(I−24−2)、化合物(I−25−1)、化合物(I−25−2)、化合物(I−26−1)、化合物(I−26−2)、化合物(I−27−1)、化合物(I−27−2)、化合物(I−28−1)、化合物(I−28−2)、化合物(I−29)〜化合物(I−32)、化合物(I−33−1)、化合物(I−35−1)、化合物(I−35−2)および化合物(I−36)に代えて、同様の方法で各々の製剤を得る。
以下に生物試験例を示す。
試験例1 雑草への茎葉散布試験
市販培土をプラスチックカップに充填し、これにブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、または、コヌカグサ(Agrostis alba)の種子をまき、約0.5cmの覆土をした後、温室内で栽培した。雑草が1〜2葉期まで生育した時、本発明除草用組成物の散布液を所定の薬量になるように植物全体に均一に散布した。散布液は夫々の化合物の所定量をトゥイーン20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、MPバイオメディカルズ・インク製)のジメチルホルムアミド溶液(2%)に溶解し、水で希釈することにより調製した。薬剤処理後、植物を温室内に3週間置いた。除草効果を0(無作用)〜100(完全枯死)の101段階で評価した。
結果を表20〜表23に示す。
Figure 2013227242
Figure 2013227242
Figure 2013227242
Figure 2013227242
本発明除草用組成物は、雑草防除に有用である。

Claims (14)

  1. 式(I)
    Figure 2013227242
    〔式中、R1はハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニルC1-6アルキル基、水素、C1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C3-8シクロアルキル基、C3-8ハロシクロアルキル基、(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8ハロシクロアルキル)C1-6アルキル基、{(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル}C1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルフィニル)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルホニル)C1-6アルキル基、C3-6アルケニル基、C3-6アルキニル基又はテトラヒドロピラニル基を表し、
    2はハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルコキシ基、C1-6ハロアルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6ハロアルキルチオ基、C1-6ハロアルキルスルフィニル基、C1-6ハロアルキルスルホニル基、C3-8シクロアルコキシ基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、シアノC1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシカルボニル)C1-6アルコキシ基、カルバモイルC1-6アルコキシ基、{(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、{ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ホルミルアミノ基、(C1-6アルキル)カルボニルアミノ基、ヒドロキシC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルキルチオ)C1-6アルキル基、シアノC1-6アルキル基、ヒドロキシイミノC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシイミノ)C1-6アルキル基、ホルミル基又は(C1-6アルキル)カルボニル基を表し、
    Gは水素又は下記式
    Figure 2013227242
    {式中、Lは酸素又はイオウを表し、
    3はC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ジ(C3-6アルケニル)アミノ基、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基又は5〜6員のヘテロアリール基を表し、
    4はC1-6アルキル基、C6-10アリール基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、
    5及びR6は同一又は異なっていてもよく、C1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、
    7は水素又はC1-6アルキル基を表し、
    Wはハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基又はC1-6アルキルスルホニル基を表す(但し、R3、R4、R5、R6及びWの各々で表されるいずれの基もハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基のアリール部分、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基のアリール部分、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基のアリール部分及び5〜6員のヘテロアリール基はいずれもC1-6アルキル基により置換されていてもよい。)。}
    で表されるいずれかの基を表し、
    Zはハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はC3-8シクロアルキル基を表し(但し、Zで表されるC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基及びC1-6アルキルチオ基はハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基はハロゲン及びC1-6アルキル基からなる群より選ばれる少なくとも一種の基により置換されていてもよい)、
    nは1〜5の整数を表す(但し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい。)〕で示されるピリダジノン化合物と、下記A群から選ばれる少なくとも1種の化合物とを含有することを特徴とする除草用組成物。
    A群:
    ジフルフェニカン、ピコリナフェン、ノルフルラゾン、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、およびベフルブタミドからなる群。
  2. 1がメチル基を表し、
    2がジメチルアミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メトキシ基、エトキシ基、ノルマルプロピルオキシ基、メトキシメチル基、シアノ基、シアノメチル基、2,2−ジフルオロエトキシ基、ジメチルアミノカルボニルメトキシ基、塩素原子、臭素原子又はフッ素原子を表し、
    Gが水素、メトキシメチル基、エトキシメチル基、アセチル基、プロピオニル基、ピバロイル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基又はメチルスルホニル基を表し、
    Zがメチル基、エチル基又はビニル基を表し
    nが3を表す(但し、各々のZは同一又は異なっていてもよい。)請求項1に記載の除草用組成物。
  3. B群から選ばれる少なくとも1種の化合物をさらに含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の除草用組成物。
    B群
    ベノキサコール、クロキントセットメキシル、シオメトリニル、ジクロルミッド、フェンクロラゾールエチル、フェンクロリム、フルラゾール、フリラゾール、メフェンピルジエチル、オキサベトリニル、イソキサジフェンエチル、シプロスルファミド、フルクソフェニム、1,8−ナフタル酸無水物、および、AD−67からなる群。
  4. B群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、クロキントセットメキシル又はメフェンピルジエチルである請求項3に記載の除草用組成物。
  5. A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、ジフルフェニカン、またはピコリナフェンである請求項1〜請求項4いずれか一に記載の除草用組成物。
  6. A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、ノルフルラゾンである請求項1〜請求項4いずれか一に記載の除草用組成物。
  7. A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、フルリドンである請求項1〜請求項4いずれか一に記載の除草用組成物。
  8. A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、フルロクロリドンである請求項1〜請求項4いずれか一に記載の除草用組成物。
  9. A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、フルルタモンである請求項1〜請求項4いずれか一に記載の除草用組成物。
  10. A群から選ばれる少なくとも1種の化合物が、ベフルブタミドである請求項1〜請求項4いずれか一に記載の除草用組成物。
  11. 式(I)
    Figure 2013227242
    〔式中、R1はメチル基を表し、
    2はジメチルアミノ基、メチルチオ基、メチルスルフィニル基、メトキシ基、エトキシ基、ノルマルプロピルオキシ基、メトキシメチル基、シアノ基、シアノメチル基、2,2−ジフルオロエトキシ基、ジメチルアミノカルボニルメトキシ基、塩素原子、臭素原子又はフッ素原子を表し、
    Gは水素、メトキシメチル基、エトキシメチル基、アセチル基、プロピオニル基、ピバロイル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基又はメチルスルホニル基を表し、
    Zはメチル基、エチル基又はビニル基を表し
    nは3を表す(但し、各々のZは同一又は異なっていてもよい。)〕で示されるピリダジノン化合物と、
    ジフルフェニカン、ピコリナフェン、またはベフルフタミドとを含有することを特徴とする除草用組成物。
  12. 式(I)
    Figure 2013227242
    〔式中、R1はハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニルC1-6アルキル基、水素、C1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C3-8シクロアルキル基、C3-8ハロシクロアルキル基、(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルキル)C3-8シクロアルキル基、(C3-8ハロシクロアルキル)C1-6アルキル基、{(C1-6アルキル)C3-8シクロアルキル}C1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルフィニル)C1-6アルキル基、(C1-6アルキルスルホニル)C1-6アルキル基、C3-6アルケニル基、C3-6アルキニル基又はテトラヒドロピラニル基を表し、
    2はハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルコキシ基、C1-6ハロアルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6ハロアルキルチオ基、C1-6ハロアルキルスルフィニル基、C1-6ハロアルキルスルホニル基、C3-8シクロアルコキシ基、(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、シアノC1-6アルコキシ基、(C1-6アルコキシカルボニル)C1-6アルコキシ基、カルバモイルC1-6アルコキシ基、{(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、{ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル}C1-6アルコキシ基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ホルミルアミノ基、(C1-6アルキル)カルボニルアミノ基、ヒドロキシC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルコキシ)C1-6アルキル基、(C3-8シクロアルコキシ)C1-6アルキル基、{(C3-8シクロアルキル)C1-6アルコキシ}C1-6アルキル基、(C1-6アルキルチオ)C1-6アルキル基、(C1-6ハロアルキルチオ)C1-6アルキル基、シアノC1-6アルキル基、ヒドロキシイミノC1-6アルキル基、(C1-6アルコキシイミノ)C1-6アルキル基、ホルミル基又は(C1-6アルキル)カルボニル基を表し、
    Gは水素又は下記式
    Figure 2013227242
    {式中、Lは酸素又はイオウを表し、
    3はC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C3-6アルケニルオキシ基、C3-6アルキニルオキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、ジ(C3-6アルケニル)アミノ基、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基又は5〜6員のヘテロアリール基を表し、
    4はC1-6アルキル基、C6-10アリール基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、
    5及びR6は同一又は異なっていてもよく、C1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、C1-6アルコキシ基、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はジ(C1-6アルキル)アミノ基を表し、
    7は水素又はC1-6アルキル基を表し、
    Wはハロゲン、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基より選ばれる1種以上の置換基を有していてもよいフェニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基又はC1-6アルキルスルホニル基を表す(但し、R3、R4、R5、R6及びWの各々で表されるいずれの基もハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基、C6-10アリール基、(C6-10アリール)C1-6アルキル基のアリール部分、C3-8シクロアルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、(C6-10アリール)C1-6アルコキシ基のアリール部分、(C1-6アルキル)(C6-10アリール)アミノ基のアリール部分及び5〜6員のヘテロアリール基はいずれもC1-6アルキル基により置換されていてもよい。)。}
    で表されるいずれかの基を表し、
    Zはハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基又はC3-8シクロアルキル基を表し(但し、Zで表されるC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基及びC1-6アルキルチオ基はハロゲンを有していてもよく、C3-8シクロアルキル基はハロゲン及びC1-6アルキル基からなる群より選ばれる少なくとも一種の基により置換されていてもよい)、
    nは1〜5の整数を表す(但し、nが2以上である場合、各々のZは同一又は異なっていてもよい。)〕で示されるピリダジノン化合物と下記A群から選ばれる少なくとも1種の化合物との有効量を雑草または雑草の生育する土壌に施用する雑草の防除方法。
    A群
    ジフルフェニカン、ピコリナフェン、ノルフルラゾン、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、およびベフルブタミドからなる群。
  13. B群から選ばれる少なくとも1種の化合物をさらに含有することを特徴とする請求項12記載の雑草の防除方法。
    B群
    ベノキサコール、クロキントセットメキシル、シオメトリニル、ジクロルミッド、フェンクロラゾールエチル、フェンクロリム、フルラゾール、フリラゾール、メフェンピルジエチル、オキサベトリニル、イソキサジフェンエチル、シプロスルファミド、フルクソフェニム、1,8−ナフタル酸無水物、および、AD−67からなる群。
  14. 雑草を防除するための請求項1〜請求項11いずれか一に記載の組成物の使用。
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WO2021048188A1 (de) * 2019-09-11 2021-03-18 Bayer Aktiengesellschaft Hochwirksame formulierungen auf basis von 2-[(2;4-dichlorphenyl)-m ethyl|-4,4'-dimethyl- 3-isoxazolidinone sowie vorauflaufherbiziden

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WO2021048188A1 (de) * 2019-09-11 2021-03-18 Bayer Aktiengesellschaft Hochwirksame formulierungen auf basis von 2-[(2;4-dichlorphenyl)-m ethyl|-4,4'-dimethyl- 3-isoxazolidinone sowie vorauflaufherbiziden
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