JP2013224812A - 空気調和機及びそのシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が空気調和機の実際の起動時間を勘案しなくとも、室温を所望する時間に所望の温度にすることができる空気調和機を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る空気調和機は、部屋の所望温度と、該所望温度に到達すべき時刻を示す設定時刻とを空気調和機の運転条件として入力する入力手段と、前記空気調和機が起動してから室温が前記所望温度に到達するまでの時間を起動処理時間とし、前記設定時刻から前記起動処理時間を減算して起動時刻を算出する算出手段と、現在時刻が前記起動時刻に到達しているか判断する判断手段と、現在時刻が前記起動時刻に到達したとき、前記入力された運転条件に基づく起動時の運転条件に従って空気調和機が起動するよう該空気調和機を制御する起動制御手段とを具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は空気調和機のタイマー運転及びネットワークを介した遠隔操作により空気調和機をタイマー運転させる装置に関する。
近年では、家電機器や住宅設備機器等を集中制御できるようにしたシステムが提案されている。例えば、集中制御をするための制御装置に、無線あるいは有線により空気調和機(エアコン)等の家電機器あるいは住宅設備機器等を接続し、リモコンや上記制御装置あるいは外部からの遠隔操作によりそれら機器の動作を制御するシステムが知られている。
従来、空気調和機のタイマー運転では、リモコンあるいは上記したようなシステムを用いて、空気調和機が起動すべき時刻を指定するか、あるいは一定時間後に運転を始めるように空気調和機を設定する。
又、空気調和機としては、空調オフに設定されているときに、人感センサが人間の在室を検出すると、人間にとって快適な温度になるよう冷暖房し、空調オンに設定されているときに人感センサが人間の不在を検出すると、低負荷運転となるように制御するものが提案されている。
特開平11−006644号公報
空気調和機のタイマー運転の場合、使用者は空気調和機が起動して室温が所望設定温度に安定するまでの時間を勘案して、空気調和機の起動時刻を設定する必要があった。又、起動時の運転は起動時間短縮のため最大能力運転であるから、省エネルギーの見地からは有利とはいえないものであった。
一実施形態は、使用者は空気調和機が起動して室温が所望設定温度に安定するまでの時間を勘案しなくとも、室温を所望する時間に所望の温度にすることができる空気調和機を提供することを目的とする。
一実施形態に係る空気調和機は、部屋の所望温度と、該所望温度に到達すべき時刻を示す設定時刻とを空気調和機の運転条件として入力する入力手段と、前記空気調和機が起動してから室温が前記所望温度に到達するまでの時間を起動処理時間とし、前記設定時刻から前記起動処理時間を減算して起動時刻を算出する算出手段と、現在時刻が前記起動時刻に到達しているか判断する判断手段と、現在時刻が前記起動時刻に到達したとき、前記入力された運転条件に基づく起動時の運転条件に従って空気調和機が起動するよう該空気調和機を制御する起動制御手段とを具備する。
使用者は空気調和機の実際の起動時間を勘案しなくとも、室温を所望する時間に所望の温度にすることができる。
全体構成の概略を示すもので、住宅1内の構成とこれに関連する宅外の構成である。 図1のエアコン3の制御部20に含まれる起動時間設定処理部20aの構成を示すブロック図である。 図1に示したようなシステムを利用して、遠隔操作によりエアコン3を制御する場合の動作を示すフローチャートである。 設定時刻及び設定温度が予約された時から、室温が設定温度に安定するまでの室温の推移を示す図である。 前回のエアコンタイマー運転における定常時間tdに基づいて、起動処理時間tsetを最適化する実施形態の動作を示すフローチャートである。 予約時温度T1と設定温度T0の差分に基づいて起動処理時間tsetを調節する実施形態の動作を示すフローチャートである。 図5の実施形態と図6の実施形態を統合した実施形態の動作を示すフローチャートである。
一実施形態は、部屋の所望温度と、該所望温度に到達すべき時刻を示す設定時刻とを空気調和機の運転条件として入力する入力手段と、前記空気調和機が起動してから室温が前記所望温度に到達するまでの時間を起動処理時間とし、前記設定時刻から前記起動処理時間を減算して起動時刻を算出する起動時刻算出手段と、現在時刻が前記起動時刻に到達しているか判断する判断手段と、現在時刻が前記起動時刻に到達したとき、前記入力された運転条件に基づく起動時の運転条件に従って空気調和機が起動するよう該空気調和機を制御する起動制御手段と、を具備する空気調和機である。
前記起動時の運転条件には、前記空気調和機の最大効率運転が含まれる。また、前記起動時の運転条件には、前記空気調和機の風量を通常運転に比べ大きくすることが含まれる。
空気調和機を起動した後、現在温度が前記設定温度に到達したか判断する手段と、現在温度が前記設定温度に到達した到達時刻を記憶する手段と、前記到達時刻及び前記起動処理時間に基づいて、起動処理予測時間を演算する予測時間演算手段を更に具備し、前記起動時刻算出手段は、前記起動処理予測時間を次回のタイマー運転における起動処理時間として使用する。この予測時間演算手段は、前記到達時刻から前記起動時刻を減算して過渡時間を演算し、前記起動処理時間から前記過渡時間を減算して定常時間tdを演算し、前記起動処理時間からα・td(αは0〜1の値)を減算することで、前記起動処理予測時間を演算してもよい。
起動時刻算出手段は、現在の室温と前記設定温度との差分と、前記設定時刻に基づいて、起動時刻を算出してもよい。また、前記空気調和機を起動した後、現在温度が前記設定温度に到達したか判断する手段と、現在温度が前記設定温度に到達した到達時刻を記憶する手段と、前記到達時刻及び前記起動処理時間に基づいて、起動処理予測時間を演算する予測時間演算手段を更に具備し、前記起動時刻算出手段は、前記起動処理予測時間を次回のタイマー運転における起動処理時間として使用してもよい。
他の実施形態は、ネットワークに接続されるサーバと、通信機能を有し前記ネットワークに接続される空気調和機とを具備するシステムであって、前記サーバは、部屋の所望温度と、該所望温度に到達すべき時刻を示す設定時刻とを、前記空気調和機の運転条件として前記ネットワークから入力する入力手段と、前記空気調和機が起動してから室温が前記所望温度に到達するまでの時間を起動処理時間とし、前記設定時刻から前記起動処理時間を減算して起動時刻を算出する算出手段と、現在時刻が前記起動時刻に到達しているか判断する判断手段と、現在時刻が前記起動時刻に到達したとき、前記入力された運転条件に基づく起動時の運転条件に従って空気調和機が起動するよう該空気調和機を制御する起動制御手段と、を具備するシステムである。
起動時の運転条件には、前記空気調和機の最大効率運転が含まれる。
また、起動時の運転条件には、前記空気調和機の風量を通常運転に比べ大きくすることが含まれる。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は全体構成の概略を示すもので、住宅1内の構成とこれに関連する宅外の構成である。住宅1内には、制御手段としてのホームゲートウェイ2が設けられており、家電機器として種々のネットワーク家電機器3〜8が通信可能に接続されている。ネットワーク家電機器3〜8は、家庭で使われる一般的な家電機器に加えて住宅設備機器も含んでいる。ネットワーク家電機器3〜8としては、たとえば空気調和機(以下、エアコンと記載)3、照明灯4、IHクッキングヒータ5、床暖房機6、給湯機7、電話機8等であるが、他に冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、オーディオ機器、パソコン、テレビ、ビデオデッキ等種々のものが適用可能である。
これらネットワーク家電機器3〜8は、ローカルエリアネットワーク(LAN)等の有線もしくは無線接続を行うためのインターフェース3a〜8aを備え、ホームゲートウェイ2に接続された通信インターフェース2aを介して網を形成することで、相互通信が可能な構成となっている。尚、図示の状態では、たとえばエアコン3や照明灯4は代表で1個を示しているが、住宅1内の各部屋に設けるのが一般的であるから実際には複数個設けられている。そして、これらのネットワーク家電機器3〜8は、ホームゲートウェイ2より制御コマンドを受け取ると、その制御コマンドに応じた駆動制御を実行するように構成されている。
又、ホームゲートウェイ2には、LANインターフェース2bを介してパソコン9が接続可能に構成されている。ホームゲートウェイ2は、モデム2cを介してインターネット10に接続可能に設けられている。ホームゲートウェイ2は、インターネット10に接続されるASP(Application Service Provider)サーバ11にアクセスすることができる。ASPサーバ11には、データベース12が設けられており、多数の住宅1に対応して後述する情報を記憶するように構成されている。
上述のASPサーバ11は、ネットワーク家電機器3〜8等について、その販売者或いはサービス提供業者が設置しているもので、ネットワーク家電機器3〜8等に関する各種サービスをインターネット10を介して使用者に提供するためのものである。又、データベース12には、データベースとしてユーザ情報データベースやネットワーク家電機器3〜8の制御アプリケーションソフトウェアを保持する家電アプリケーションデータベースが設けられている。
具体的に、データベース12のユーザ情報データベースには、ユーザ登録により受け付けた情報としてたとえばASPサーバ11へのログインIDやパスワード等のユーザ情報、ホームゲートウェイ2のネットワークアドレス(MACアドレス)等のホームゲートウェイ2の設定情報、ホームゲートウェイ2に接続されたネットワーク家電機器3〜8等のネットワークアドレスや種類、型名といった設定情報が記憶されている。
家電アプリケーションデータベースには、住宅1の外部等、ホームゲートウェイ2を直接操作できない場合でも、住宅1内のネットワーク家電機器3〜8を遠隔制御することができるようにした制御アプリケーションソフトが記憶されている。たとえば後述する携帯電話機13からASPサーバ11にアクセスして、制御アプリケーションソフトをダウンロードすることにより遠隔制御を実現することができる。上述の場合、インターネット10には、中継サーバ14を介して携帯電話網15が接続されており、携帯電話機13から基地局16を介してASPサーバ11やホームゲートウェイ2等にアクセスすることができるようになっている。
次に、住宅1に設置されたホームセキュリティシステムの構成について簡単に説明する。住宅1の外側部分1aに設けられる玄関ドア17には、電気錠18が設けられており、住宅1の内部に設けたインターホン19に接続されている。インターホン19は、ホームゲートウェイ2にJEM−A端子2dを介して接続されている。又、玄関部分にはドアホン20が設けられ、ホームセキュリティシステムの制御装置として機能するインターホン19に接続されている。
このインターホン19には、各種のセンサ21a〜21c等が設けられている。センサ21a〜21cとしては、たとえば、ドアや窓に設置されるマグネットスイッチや、人体検知センサ等の防犯用センサ、火災センサやガス漏れセンサ等の防災用センサ等の種々のセキュリティに対応したセンサ等が適用される。
[第1実施形態]
次に第1実施形態に係るエアコンの起動時間設定処理について説明する。
図2は、図1のエアコン3の制御部20に含まれる起動時間設定処理部20aの構成を示すブロック図である。
起動時間設定処理部20aは、受信部21、設定時刻保持部22、計時部(時計)23、減算部24、起動処理時間保持部25、比較部26、運転条件保持部27、起動制御部28を含む。
受信部21はリモコン等の入力手段26から送信されてくる入力情報を受信し、設定時刻保持部22及び運転条件保持部27に供給する。この入力情報は、設定時刻、設定温度、設定湿度等の情報を含む。設定時刻保持部22は受信部21から供給される設定時刻を保持する。この設定時刻は、部屋の温度が所望する温度に到達すべき時刻であり、この設定時刻がユーザにより入力手段30を用いてエアコン3に送信される情報である。運転条件保持部27は、受信部21から供給される設定時刻、設定温度、設定湿度等の運転条件を保持する。
起動処理時間保持部25は起動処理時間を保持する。この起動処理時間は、エアコンが起動してから室温が目標温度に到達するまでの時間であり、例えば1時間等の所定時間でよい。
減算部24は、設定時刻保持部22からの設定時刻から、起動処理時間保持部25からの起動処理時間を減算し、減算結果を起動時刻として比較部26に供給する。比較部26は、減算部24からの起動時刻と、現在時刻を計時する計時部(時計)23からの現在時刻とを比較し、現在時刻が起動時刻に一致(到達)すると、一致信号を例えば論値1信号として起動制御部28に出力する。
起動制御部28は、比較部26から一致信号が入力されるとエアコン本体部に、運転条件保持部27から供給される設定温度等の運転条件と共に、運転の起動信号を出力する。これによりエアコン3は運転条件に応じた冷房あるいは暖房運転を開始する。
尚、エアコンの運転には最大能力運転の他に、最大効率運転がある。最大能力運転の場合、室温が最も早く目標温度に到達するが、消費電力が大きい。これに対して最大効率運転では、室温が目標温度に到達する時間は最大能力運転の場合より遅れるが、消費電力は少ない。つまり最大効率運転は、同一の目標温度に到達するまでに消費される総電力が、最大能力運転の場合より少ない。
起動制御部28は、比較部26から一致信号を入力すると、エアコン3の本体部に起動信号及び設定温度等の運転条件を出力すると共に、最大効率運転を指示する。設定温度と現在温度との温度差が著しく大きい場合を除き通常は、起動処理時間保持部25の起動処理時間が1時間以上に設定されていれば、最大効率運転で室温が目標温度に到達する。尚、起動制御部28は、比較部26から一致信号を入力した時刻から、運転条件保持部27からの設定時刻までの時間が短く、20分等の所定時間以下であって、設定温度と現在温度との温度差が所定値以上であれば、エアコン3の本体部に最大能力運転を指示する。これは、ユーザがリモコン等を用いてエアコンに設定時刻を指示した時刻から該設定時刻までの時間が短い場合に起こることである。
以上説明したように本実施形態によれば、使用者はエアコンの実際の起動処理時間を勘案しなくとも、室温を所望する時間に所望の温度にすることができる。又、運転効率の高い運転で、室温を所望の温度にすることができる。
次に図3は、図1に示したようなシステムを利用して、外出先から携帯電話等を用いて遠隔操作によりエアコン3を制御する場合の動作を示すフローチャートである。特に本実施形態では、上記説明のような起動時間設定処理部20aのような制御動作は、エアコン3自体ではなく、ASPサーバ(以下サーバという)11が行う。
このフローチャートは、ユーザが携帯電話等からインターネット10等を介して、サーバ11に所望する部屋の温度(設定温度)、及び部屋の温度が所望温度に到達している時刻(設定時刻)等の運転条件を送信することから始まる。
ユーザから運転条件を受信すると、サーバ11は設定時刻から起動処理時間を減算し、減算結果が現在時刻以下であるか否か判断する(ステップST1)。減算結果が現在時刻に一致した(以下である)場合(ステップST1のYes)、サーバ11はインターネット10、ホームゲートウェイ2等を介して、エアコンに設定温度等の起動用の運転条件(以下、起動運転条件と記載)を送信するとともに起動を指示する(ST2)。
このときサーバ11は、風量「強」を起動運転条件に含ませて、エアコンを起動する。一般に、エアコンの風量が大きいと、室温が設定温度に到達するまで時間が短く効率が良い。しかし強風は風切音も大きくなり、睡眠等の際には相応しくない。しかし外出先から携帯電話等を利用してエアコンの快適運転予約を行う本実施形態では、エアコンが設置してある部屋には人がいないと想定される。従ってサーバ11は、省エネルギーあるいは高効率を目的として、風量は「強」、運転は「最大効率運転」を起動運転条件に加えた情報をエアコン3へ送信する。エアコンは受信した起動運転条件に従って起動する(ST3)。
次にサーバ11は、現在時刻が設定時刻に到達したか判断し(ステップST4)、現在時刻が設定時刻に到達したならば(ステップST4のYes)、運転条件として通常運転を設定し、通常運転を示す情報をエアコン3に送信する(ST5)。この通常運転の設定とは、例えばステップST2で設定した風量の「強」を通常の「中」に設定することを含む。エアコンは受信した運転条件に従って通常運転する(ST6)。
以上説明したように本実施形態によれば、例えば外出先から携帯電話を使用した遠隔操作によるエアコンの運転予約においても、エアコンの高効率運転を実現できる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態に係るエアコンの起動処理時間設定処理について説明する。
エアコンが起動してから室温が適温(設定温度)に到達するまでの時間は、エアコンの能力、エアコンが設置されている部屋の大きさ、起動時の温度から設定温度までの温度差等により異なる。本実施形態では、エアコンが起動してから室温が設定温度に到達するまでの時間等を予測し、起動処理時間を最適化することにより、更なる省エネルギー化を実現する。
図4はユーザが設定時刻及び設定温度をリモコン等で予約した時から、室温が設定温度に安定するまでの室温の推移を示す図であって、横軸は時間、縦軸は室温である。
予約時刻taは、ユーザがリモコン等を用いて設定時刻及び設定温度を予約した時刻である。この時の室温を予約時温度T1とする。起動時刻t1は、エアコンが暖房又は冷房運転を開始した時刻である。到達時刻t2は、エアコンの暖房又は冷房運転(図では暖房運転)により、室温が快適な温度(設定温度T0)に到達した時刻である。ここで、エアコンが運転を開始してから室温が設定温度に推移するまでの時間を過渡時間txとする。
設定時刻t0は、ユーザが予約時刻taのときに、エアコンに予約した時刻である。遅くともこの設定時刻t0までに、室温を快適な温度(設定温度T0)にする必要がある。室温が設定温度T0に到達した到達時刻t2から設定時刻t0までの室温一定な期間を定常時間tdとする。
図5は、前回のエアコンタイマー運転における定常時間tdに基づいて、起動処理時間tsetを最適化する実施形態の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、ユーザが例えば就寝前のある時刻(予約時刻ta)に、翌朝の設定時刻t0及び設定温度T0を予約した後の動作を示す。
エアコン3の制御部20は、設定時刻t0から予め設定した起動処理時間tsetを減算して起動時刻t1を求め、起動時刻t1が現在時刻以下であるか否か判断する(ステップST21)。起動処理時間tsetは、デフォルト値として例えば1時間が設定されている。起動時刻t1が現在時刻に一致した(以下である)場合(ステップST21のYes)、制御部20は目標温度として設定温度T0をエアコン本体に送信すると共にエアコン3を起動する(ST22)。
制御部20は現在の温度Tから設定温度T0を減算し、その絶対値が所定誤差温度ΔT以下であるか判断することにより、現在温度が設定温度T0に達したか判断する(ST23)。現在温度が設定温度T0に達した場合、その時の時刻を到達時刻t2として記憶する(ST24)。
制御部20はステップST25にて、到達時刻t2から起動時刻t1を減算し過渡時間txを演算し、更に起動処理時間tsetから過渡時間txを減算して定常時間tdを演算する。又、制御部20は、起動処理時間tsetからα・tdを減算することで、起動処理予測時間tset1を演算する。このαは0〜1の値で、例えば1/2である。
制御部20は、このようにして求めた起動処理予測時間tset1を、次回のタイマー運転の起動処理時間tsetとして使用する。この結果、次回のタイマー運転では、今回より短い起動処理時間となるので、省エネルギー化が達成される。
尚、起動処理予測時間tset1の算出に用いるα・tdは、過去所定回のタイマー運転における定常時間tdの関数を用いて求めてもよい。例えば、過去5回のタイマー運転における定常時間tdの平均値を用いてもよい。ここで、tdは予め設定した起動処理時間tsetに対して部屋の大きさや設定温度に依存して変化する時間である。つまり、同一の空間で起動処理予測時間tset1を起動処理時間tsetに置き換える演算(ST25の演算)を繰り返すことで、対象空間に最適な起動処理時間を導き出すことができる。また、季節の変化等によって変化する予約時温度の変化にも対応させることができる。このため一定温度を維持するために必要な定常時間を削減し省エネルギー化を実現することができる。
又、例えば真冬から春のように、気温が徐々に上昇して快適な温度に近づくような時期では、過渡時間txは徐々に短くなる。このような場合、αを1より大きな値にして次回の起動処理時間を設定してもよい。また、例えば数日間等の所定期間、タイマー運転をしなかった場合は、起動処理時間をデフォルト値に戻してもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、以前のエアコンタイマー運転における定常時間tdに基づいて、起動処理時間tsetが最適化されるので、エアコンの高効率運転すなわち省エネルギー化を実現できる。 次に予約時温度T1(現在温度)と設定温度T0の差分に基づいて起動処理時間tsetを調節する実施形態を説明する。
予約時温度T1と設定温度T0の差分が大きいほど、一般に過渡時間txは大きくなる。図6は本実施形態の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、図5の実施形態のように、ユーザが例えば就寝前のある時刻(予約時刻ta)に、翌朝の設定時刻t0及び設定温度T0を予約した後の動作を示す。
制御部20は、以下の演算を行い、現在時刻tが起動時刻t1に達したか判断する(ST31)
Figure 2013224812
ここで、t0はユーザによりリモコン等を用いて指示された設定時刻、tsetはデフォルト値で例えば1時間等の値、T0は設定温度、T1は予約時室温、Kはエアコンの能力係数である。能力係数Kは所定時間内に変化させることができる室温を示し、エアコンの冷暖房能力に対応する値であり、冷暖房能力が大きいエアコンほど、能力係数Kは小さい。又、能力係数Kは冷房時と暖房時、あるいは部屋の大きさ等に応じて一般に異なる値となる。上記式の右辺は起動時刻t1を示し、右辺第2項のtset・(│T0−T1│/K)は、修正された起動処理時間である。
現在時刻が上式で得られる値すなわち起動時刻t1以上の値になると、制御部20はエアコン本体に起動信号を提供し、エアコンが運転を開始する(ST32)。
以上説明したように本実施形態によれば、予約時の室温と設定温度の差分に応じて、起動処理時間tsetが最適化されるので、定常時間を削減するとともにエアコンの高効率運転すなわち更なる省エネルギー化を実現できる。
次に、前回のエアコンタイマー運転における定常時間tdおよび予約時温度T1と設定温度T0との差分に基づいて起動処理時間tsetを最適化する実施形態を図7に示す。
図7は、予約時の室温と設定温度の差分、及び以前の定常時間tdに基づいて、次回のタイマー運転の起動処理時間tsetを最適化する実施形態の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、図5の実施形態のように、ユーザが例えば就寝前のある時刻(予約時刻ta)に、翌朝の設定時刻t0及び設定温度T0を予約した後の動作を示す。
制御部20は、図6のステップST31、ST32と同様に、現在時刻tが起動時刻t1に達したか判断し(ST41)、現在時刻が起動時刻t1に達すると、エアコンを起動する(ST42)。
次のステップST43〜ST45は、図5のステップST23〜ST25に類似している。すなわち制御部20は、現在の温度Tから設定温度T0を減算し、その絶対値が所定誤差温度ΔT以下であるか判断することにより、現在温度が設定温度T0に達したか判断する(ST43)。現在温度が設定温度T0に達した場合、その時の時刻を到達時刻t2として記憶する(ST44)。
制御部20はステップST45にて、到達時刻t2から起動時刻t1を減算して過渡時間txを演算し、更に起動処理時間tsetから過渡時間txを減算して定常時間tdを演算する。ここで起動処理時間tsetは、ステップST41で用いたtsetであって、最初は1時間等のデフォルト値である。
又、制御部20は、起動処理時間tsetからα・tdを減算することで、起動処理予測時間tset1を演算する。このαは0〜1の値で、例えば1/2である。
制御部20は、このようにして求めた起動処理予測時間tset1を、次回のタイマー運転の起動処理時間tsetとして使用する。
本実施例の場合も、α・tdは、過去所定回のタイマー運転における定常時間tdの関数を用いてもよく、αは1より大きな値に設定される場合もある。
以上説明したように本実施形態によれば、予約時温度と設定温度の差分、及び以前のエアコンタイマー運転における定常時間tdに基づいて、起動処理時間tsetが最適化されるので、エアコンの能力、エアコンが設置されている部屋の大きさ、起動時の温度から設定温度までの温度差に応じて定常時間tdを削減し、エアコンの更なる高効率運転すなわち省エネルギー化を実現できる。
なお、上記説明では制御部20がエアコン3にある場合について説明したが、制御部20はASPサーバ11や他の制御機器が有していてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。又、各実施形態の要素を任意に組み合わせた構成も実施可能である。これら実施形態やその変形及び組み合わせは、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…住宅、2…ホームゲートウェイ、2a…ブルートゥースインターフェース、2b…LANインターフェース、2c…モデム、2d…JEM−A端子、3〜8…ネットワーク家電機器(3…エアコン、4…照明灯、5…IHクッキングヒータ、6…床暖房機、7…給湯機、8…電話機)、9…パソコン、10…インターネット、11…ASPサーバ、12…データベース、13…携帯電話機、18…電気錠、19…インターホン、19a…操作ボタン、21a〜21c…センサ

Claims (8)

  1. 部屋の所望温度と、該所望温度に到達すべき時刻を示す設定時刻とを空気調和機の運転条件として入力する入力手段と、
    前記空気調和機が起動してから室温が前記所望温度に到達するまでの時間を起動処理時間とし、前記設定時刻から前記起動処理時間を減算して起動時刻を算出する起動時刻算出手段と、
    現在時刻が前記起動時刻に到達しているか判断する判断手段と、
    現在時刻が前記起動時刻に到達したとき、前記入力された運転条件に基づく起動時の運転条件に従って空気調和機が起動するよう該空気調和機を制御する起動制御手段と、
    を具備する空気調和機。
  2. 前記起動時の運転条件には、前記空気調和機の最大効率運転が含まれる請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記起動時の運転条件には、前記空気調和機の風量を通常運転に比べ大きくすることが含まれる請求項1又は2記載の空気調和機。
  4. 前記空気調和機を起動した後、現在温度が前記設定温度に到達したか判断する手段と、
    現在温度が前記設定温度に到達した到達時刻を記憶する手段と、
    前記起動時刻から前記到達時刻までの過渡時間と前記起動処理時間との差分に基づいて、起動処理予測時間を演算する予測時間演算手段を更に具備し、
    前記起動時刻算出手段は、前記起動処理予測時間を次回のタイマー運転における起動処理時間として使用する請求項1記載の空気調和機。
  5. 前記予測時間演算手段は、前記起動処理時間から前記過渡時間を減算して定常時間tdを演算し、前記起動処理時間からα・td(αは0〜1の値)を減算することで、前記起動処理予測時間を演算する請求項4記載の空気調和機。
  6. 前記起動時刻算出手段は、現在の室温と前記設定温度との差分と、前記設定時刻に基づいて、起動時刻を算出する請求項1記載の空気調和機。
  7. 前記空気調和機を起動した後、現在温度が前記設定温度に到達したか判断する手段と、
    現在温度が前記設定温度に到達した到達時刻を記憶する手段と、
    前記起動時刻から前記到達時刻までの過渡時間と前記起動処理時間との差分に基づいて、起動処理予測時間を演算する予測時間演算手段を更に具備し、
    前記起動時刻算出手段は、前記起動処理予測時間を次回のタイマー運転における起動処理時間として使用する請求項6記載の空気調和機。
  8. ネットワークに接続されるサーバと、通信機能を有し前記ネットワークに接続される空気調和機とを具備するシステムであって、
    前記サーバは、
    部屋の所望温度と、該所望温度に到達すべき時刻を示す設定時刻とを、前記空気調和機の運転条件として前記ネットワークから入力する入力手段と、
    前記設定時刻から予め設定した起動処理時間を減算して起動時刻を算出する算出手段と、
    現在時刻が前記起動時刻に到達しているか判断する判断手段と、
    現在時刻が前記起動時刻に到達したとき、前記入力された運転条件に基づく起動時の運転条件に従って空気調和機が起動するよう該空気調和機を制御する起動制御手段ST2と、
    を具備するシステム。
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