JP2013219953A - 充電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、一台の充電器で複数種類のバッテリパックに対してトリクル充電を行えるようにするとともに、充電器の使用効率が低下しないようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る充電器は、複数種類のバッテリパックがそれぞれ連結可能に構成されて、それらのバッテリパック内の二次電池を充電できる充電器であって、バッテリパックの二次電池の充電時に充電特性からバッテリパックの種類を特定するバッテリ種類特定手段S104と、充電完了後にバッテリ種類特定手段S104が特定したバッテリパックの種類に応じたタイミングで、そのバッテリパックの二次電池に対してトリクル充電を行うトリクル充電手段S106〜S109とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数種類のバッテリパックがそれぞれ連結可能に構成されて、それらのバッテリパック内の二次電池を充電できる充電器に関する。
バッテリとして使用される二次電池は自然放電量が大きいため、満充電にしておいても蓄電量が目減りする。このため、二次電池を長時間放置しておくと、その二次電池を使用する際に電圧が低下して十分に性能を発揮できない場合がある。これを防止するため、二次電池を使用していないときに常に微小電流を流すことで電力を供給し、満充電状態を保持するトリクル充電が行われる。
しかし、例えば、リチウム・イオン電池等の二次電池の場合、予め決められた以上の電圧が印加されると電池が劣化するため、常に微小電流を流すことで電力を供給する方式は採用できない。
このため、特許文献1に記載された携帯型の電子機器では、内蔵する二次電池の充電完了後に規定時間が経過した場合、あるいは電圧が所定電圧まで低下した場合にトリクル充電を開始するようにしている。
特開平08−168192号公報
上記した携帯型の電子機器の場合、二次電池はその電子機器に対応する専用のものが使用される。例えば、 二次電池の電圧は電子機器の定格電圧に合わせて設定されており、二次電池の容量も前記電子機器の仕様に合わせて一定である。このため、トリクル充電を開始するためのタイミングを決める電圧設定等も容易である。
これに対し、電動工具用の電源として使用されるバッテリパックは、電動工具の種類に応じて様々な電圧、容量のものが存在する。そして、これらのバッテリパック内の二次電池を充電するための充電器は、一台で複数種類のバッテリパックの充電を行えるように構成されている。このため、上記した携帯型の電子機器の場合と同様に、例えば、 二次電池の電圧が所定電圧まで低下した場合に一律にトリクル充電を行うようなことはできない。
また、従来のトリクル充電のように、二次電池に対して微小電流を長時間流す方式では、充電器の電源変換効率が低下するため経済的でない。
なお、ここで言う電源変換効率とは、充電器への入力電力と前記充電器が二次電池に出力する出力電力との割合である。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、一台の充電器で複数種類のバッテリパックに対してトリクル充電を最適に行えるようにするとともに、充電器の電源変換効率が低下しないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、複数種類のバッテリパックがそれぞれ連結可能に構成されて、それらのバッテリパック内の二次電池を充電できる充電器であって、連結された前記バッテリパックの二次電池の充電時に充電特性から前記バッテリパックの種類を特定するバッテリ種類特定手段と、前記バッテリパックが連結されている状態で、充電完了後に前記バッテリ種類特定手段が特定した前記バッテリパックの種類に応じたタイミングで、そのバッテリパックの二次電池に対してトリクル充電を行うトリクル充電手段とを有することを特徴とする。
本発明によると、バッテリ種類特定手段が設けられているため、具体的にどの種類のバッテリパックに対して充電が行われたかを把握できる。このため、トリクル充電手段は、バッテリパックの種類に応じたタイミングでトリクル充電を行うことができる。したがって、従来のトリクル充電のように微小電流を、常時、二次電池に供給する方式ではないため、充電器の電源変換効率が低下しない。
請求項2の発明によると、バッテリ種類特定手段は、二次電池の電圧、あるいは充電容量から前記バッテリパックの種類を特定することを特徴とする。
即ち、充電開始から充電完了までの二次電池の電圧の変化から二次電池がニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、あるいはリチウム・イオン電池かを判別できる。また、前記電圧の変化からバッテリパック(二次電池)の定格電圧を把握できるようになる。さらに、充電容量からバッテリパック(二次電池)の定格容量を把握できるようになる。
したがって、マイコン、EEPROM、識別抵抗等、二次電池を識別する電気素子を内蔵していないバッテリパックの二次電池に対しても確実にトリクル充電を実行できるようになる。
請求項3の発明によると、バッテリ種類特定手段は、バッテリパックに設けられた電気素子のデータに基づいて前記バッテリパックの種類を特定することを特徴とする。
請求項4の発明によると、トリクル充電手段は、充電完了時の二次電池の電圧である充電完了初期電圧に基づいてその二次電池の許容下限電圧を決定し、前記二次電池の電圧が前記許容下限電圧に至ったときにトリクル充電を開始することを特徴とする。
請求項5の発明によると、二次電池の電圧がピークを超えて下降したときに充電を完了した場合には、充電完了後の前記電圧の下降勾配が予め決められた値よりも小さくなったときの前記電圧を前記充電完了初期電圧とすることを特徴とする。
このように、電圧変動が小さいときの電圧を充電完了初期電圧とすることで、トリクル充電の開始電圧である許容下限電圧の変動が小さくなる。
請求項6の発明によると、トリクル充電手段は、充電完了時の二次電池の充電容量に基づいて待機時間を決定し、充電完了からその待機時間が経過したときにトリクル充電を開始することを特徴とする。
請求項7の発明によると、トリクル充電手段は、二次電池の電圧が充電完了初期電圧よりも低い規定電圧まで上昇したときに、トリクル充電を終了することを特徴とする。
このため、従来のように、常に微小電流を流すことで電力を供給する方式と比べて消費電力を低減させることができる。
請求項8の発明によると、トリクル充電手段は、バッテリパックに設けられた電気素子からの二次電池の容量データに基づいて前記待機時間を決定することを特徴とする。
請求項9の発明によると、充電中の前記二次電池の電圧及び充電容量のデータに基づいて、前記バッテリパックに設けられた電気素子のデータを更新できるように構成されていることを特徴とする。
請求項10の発明によると、トリクル充電手段は二次電池に対して充電電流を超えない値の電流を間欠的に流せるように構成されていることを特徴とする。
このため、従来のように、常時、微小電流を二次電池に供給する方式と比較して、充電器の電源変換効率を高い状態に保持できる。
本発明によると、一台の充電器で複数種類のバッテリパックに対して最適なトリクル充電を行えるようになる。さらに、常時、微小電流を二次電池に供給する方式ではないため、充電器の電源変換効率が低下しない。
本発明の実施形態1に係る充電器に電動工具用のバッテリパックを連結した状態を表すブロック図である。 前記充電器に前記バッテリパックを連結する様子を表す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る充電器の動作を表すフローチャートである。 リチウム・イオン電池の充電、及び充電完了時の充電電流、バッテリ電圧の特性を表すグラフである。 通常の充電とトリクル充電を表す模式図1であるである。 通常の充電とトリクル充電を表す模式図2であるである。 本発明の実施形態2に係る充電器に電動工具用のバッテリパックを連結した状態を表すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る充電器の動作を表すフローチャートである。 充電完了初期電圧の設定方法を表すグラフである。 充電完了初期電圧の設定方法を表すグラフ(図9におけるX矢視拡大図)である。 本発明の変更例に係る充電器の動作を表すフローチャートである。 バッテリパックの二次電池の容量とバッテリ電圧との関係を表す模式図である。
[実施形態1]
以下、図1から図6に基づいて、本発明の実施形態1に係る充電器10の説明を行う。本実施形態に係る充電器10は電動工具用のバッテリパック20の二次電池22を充電するための充電器である。
ここで、図中に示す前後左右は、充電器10の前後左右に対応している。
<バッテリパック20の概要について>
先ず、本実施形態に係る充電器10について説明する前に、バッテリパック20の概要について説明する。
バッテリパック20は、図2に示すように、角形をした容器であり、内部に円柱形をした複数本のセル22が直列に接続された状態で収納されている。さらに、バッテリパック20内には、充電時、あるいは放電時における個々のセル22の電圧と、直列に接続されたセル22の集合体の端子電圧(バッテリ電圧)とを監視するとともに、充電電流、あるいは放電電流等を監視するマイコン27が収納されている。
ここで、前記セル22は、例えば、リチウム・イオン電池であり、直列に接続される本数でバッテリパック20の定格電圧が決定される。また、図1では、セル22を直列のみに接続したバッテリパック20を例示しているが、直列に接続したセル22の集合体を複数組並列に接続することで定格容量を増加させることも可能である。
即ち、セル22の集合体が本発明の二次電池に相当し、セル22の集合体の端子電圧(バッテリ電圧)が本発明の二次電池の電圧に相当する。
バッテリパック20には、図2に示すように、電動工具(図示省略)、あるいは充電器10に連結される連結部25が設けられている。そして、バッテリパック20の連結部25の所定位置にセル22の集合体(以下、二次電池22という)の+電極、−電極に接続されるプラス端子25p、マイナス端子25nと、マイコン27の通信端子s1(図1参照)に接続されるコネクタCN1とが設けられている。
バッテリパック20は、連結部25が電動工具のバッテリパック連結部(図示省略)に連結されことで、前記電動工具と一体化される。そして、この状態で、バッテリパック20のプラス端子25p、マイナス端子25nと前記電動工具の電気回路の+ターミナル、−ターミナルとが電気的に接続される。これにより、バッテリパック20の二次電池22を電源にして電動工具を駆動できるようになる。
<充電器10について>
充電器10は、バッテリパック20の二次電池22を充電するための機器であり、図2に示すように、箱形のハウジング10xを備えている。そして、前記ハウジング10xの上面左側にバッテリパック20の連結部25が連結される連結受け部15が形成されている。そして、充電器10の連結受け部15の所定位置にバッテリパック20のプラス端子25pとマイナス端子25nとがそれぞれ接続されるプラスターミナル15pとマイナスターミナル15nが設けられている。さらに、充電器10の連結受け部15には、バッテリパック20のコネクタCN1が接続されるコネクタCN2が設けられている。
このため、図2に示すように、バッテリパック20の連結部25を充電器10の連結受け部15に対して前方から嵌合させ、さらにバッテリパック20を後方にスライドさせることで、バッテリパック20を充電器10に連結できるようになる。そして、バッテリパック20が充電器10に連結されることで、図1に示すように、バッテリパック20のプラス端子25p、マイナス端子25n、及びコネクタCN1がそれぞれ充電器10のプラスターミナル15p、マイナスターミナル15n、及びコネクタCN2に接続される。
充電器10のハウジング10x内には、図1に示すように、電源回路31とマイコン34と電圧検出回路35等が設けられている。また、充電器10には電源回路31に交流電源を供給するための電源コード30rが設けられており、その電源コード30rのプラグ(図示省略)が家庭用の交流電源のコンセントに差し込み可能に構成されている。
電源回路31は、家庭用の交流電源を充電用直流電源(Vp)と制御用直流電源(Vcc電源)とに変換変換するための電気回路である。電源回路31には、図1に示すように、充電用直流電源の出力端子31p,31e(Vp,アースE)が設けられており、それらの出力端子31p,31eが電源線32によってそれぞれ連結受け部15に設けられたプラスターミナル15pとマイナスターミナル15nとに接続されている。
このため、充電器10のプラスターミナル15p、マイナスターミナル15nにバッテリパック20のプラス端子25p、マイナス端子25nがそれぞれ接続された状態で、電源回路31の充電用直流電源がバッテリパック20の二次電池22と電気的に接続されるようになる。
電源回路31には、充電用直流電源の充電電流を制御するための電流制御部(図示省略)が設けられている。また、充電用直流電源の電圧値は、図1に示すように、電圧検出回路35によって検出されるようになっている。そして、電圧検出回路35の電圧検出信号と電源回路31の充電電流信号とがマイコン34の入力端子i1等に入力されるようになっている。
また、電源回路31の制御用直流電源(Vcc電源)は、マイコン34等の定電圧電源として使用される。
マイコン34は、図示されていないメモリに格納されているプログラムに基づいて二次電池22の充電制御等を行う部分であり、出力端子o1から前記電源回路31に対して充電電流のオン・オフ指示信号を出力できるように構成されている。さらに、マイコン34は、二次電池22の履歴情報、温度情報及び電圧等によりその二次電池22の充電状態を監視できるように構成されている。
また、マイコン34は、前記メモリに格納されているプログラムに基づいて、充電完了後にトリクル充電の制御を行えるように構成されている。
さらに、マイコン34には通信端子s1が設けられており、その通信端子s1が通信ケーブルによって充電器10の連結受け部15に設けられたコネクタCN2に接続されている。
このため、充電器10にバッテリパック20が連結されてバッテリパック20のコネクタCN1が充電器10のコネクタCN2に接続された状態で、バッテリパック20のマイコン27と充電器10のマイコン34とが通信ケーブルによって接続されるようになる。
これにより、バッテリパック20が充電器10に連結された状態で、充電器10のマイコン34とバッテリパック20のマイコン27とは相互にデータの送受信が可能になる。したがって、充電器10のマイコン34は、例えば、バッテリパック20の定格電圧、定格容量、二次電池22の種類、及び充電履歴情報等を把握できるようになる。
即ち、バッテリパック20のマイコン27が本発明の二次電池を識別する電気素子に相当する。
<充電器10の動作について>
次に、図3〜図6等に基づいて本実施形態に係る充電器10の動作について説明する。ここで、図3に示す処理は充電器10のマイコン34のメモリに格納されたプログラムに基づいて実行される。
先ず、充電器10にバッテリパック20が連結されて、図1に示すように、充電器10の電源回路31がバッテリパック20の二次電池22に接続され、充電器10のマイコン34とバッテリパック20のマイコン27とが接続される(図3 ステップS101)。この状態で、充電器10のマイコン34により電源回路31が駆動されてバッテリパック20の二次電池22の充電が行われる(図3 ステップS102)。二次電池22がリチウム・イオン電池の場合、図4に示すように、二次電池22に対して一定電流Iで充電が行われる。そして、充電により二次電池22の電圧(バッテリ電圧)が上昇して所定電圧に近づくと、電圧Vが一定になるように充電電流Iを制御しながら引き続き充電が行われる。そして、充電電流Iが規定値よりも低下したタイミングで充電が完了する。
ここで、二次電池22の電圧(バッテリ電圧V)は、充電器10の電圧検出回路35によって検出される。
充電が完了すると(図3 ステップS103 Yes)、充電が完了したときの二次電池22の電圧(バッテリ電圧V)、即ち、充電完了初期電圧Viniにより、バッテリパック20の定格電圧を特定する。なお、バッテリパック20の定格電圧は、バッテリパック20のマイコン27のデータから把握することも可能である。
このように、充電器10のマイコン34がバッテリパック20の種類(例えば、定格電圧等)を特定する本発明のバッテリ種類特定手段として機能する。
次に、バッテリパック20の定格電圧に基づいてトリクル充電を開始するタイミングを決める許容下限電圧Xと、トリクル充電の終了タイミングを決める規定電圧Yとを決定する(ステップS104)。
ここで、トリクル充電とは、バッテリパック20の二次電池22が自然放電により失った蓄電量を補うための充電である。このため、許容下限電圧Xは、許容できる範囲内における最低電圧に設定される。本実施形態では、許容下限電圧Xは二次電池22の蓄電量(バッテリ容量)が満充電時の容量の約80パーセントとなった時のバッテリ電圧に設定されている。また、規定電圧Yはバッテリ容量が満充電時の容量の約90〜95パーセントとなった時のバッテリ電圧に対応しており、充電完了初期電圧Viniより小さな値に設定されている。
バッテリパック20が充電器10から外されていない状態では(ステップS105 No)、ステップS106でバッテリ電圧Vが許容下限電圧X以下か否かが判定される。即ち、充電が完了してバッテリパック20が充電器10から外されていない状態では、ステップS105、ステップS106の処理が繰り返し実行される。
そして、バッテリ電圧Vが許容下限電圧X以下になると(ステップS106 Yes)、マイコン34により電源回路31が駆動されてトリクル充電が開始される(ステップS107)。トリクル充電は、図5に示すように、充電電流Iとほぼ等しい大きさの電流を二次電池22に間欠的に流すことで自然放電により失った蓄電量を補う充電を行う。ここで、トリクル充電における充電電流は、図6に示すように、充電時の電流Iよりも小さく設定することも可能である。
このようにして、トリクル充電が行われて、バッテリ電圧Vが規定電圧Y以上になると(ステップS108 Yes)、トリクル充電が終了する(ステップS109)。
なお、トリクル充電の完了後、バッテリパック20が充電器10から外されない状態で、バッテリ電圧が許容下限電圧X以下になると(ステップS106 Yes)、再びトリクル充電が開始される(ステップS107)。
即ち、充電器10のマイコン34、電源回路31、及び電圧検出回路35等が本発明のトリクル充電手段に相当する。
<本実施形態に係る充電器10の長所について>
本発明の充電器10によると、マイコン34等のバッテリ種類特定手段が設けられているため、具体的にどの種類のバッテリパックに対して充電が行われたかを把握できる。そして、バッテリパックの種類に応じたタイミングで最適なトリクル充電を行うことができる。
また、マイコン34、電源回路31等のトリクル充電手段は、二次電池22に対して間欠的に充電電流Iを超えない値の電流を流せるように構成されている。即ち、従来のトリクル充電のように微小電流を、常時、二次電池に供給する方式ではないため、充電器10の電源変換効率が低下することがない。
さらに、二次電池22の電圧(バッテリ電圧)が充電完了初期電圧Viniよりも低い電圧(規定電圧Y)でトリクル充電を終了する構成のため、従来のように、常に微小電流を流すことで電力を供給する方式と比べて消費電力を低減させることができる。
[実施形態2]
以下、図7から図10に基づいて、本発明の実施形態2に係る充電器40の説明を行う。
本実施形態に係る充電器40は、マイコンを有しないバッテリパック20の二次電池22に対しても充電を行えるように構成されており、それ以外の構成については実施形態1に係る充電器10と同様である。このため、実施形態1に係る充電器10の構成部材と等しい部材については同じ番号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る充電器40では、図7に示すように、バッテリパック20が連結されると(図8 ステップS110)、充電器40のマイコン34により電源回路31が駆動されてバッテリパック20の二次電池22の充電が行われる(図8 ステップS111)。二次電池22がニッケル・カドミウム電池、あるいはニッケル・水素電池の場合、図9に示すように、二次電池22に対して一定電流Iで充電が行われる。そして、二次電池22が満充電状態になるとほぼ一定比率で上昇していたバッテリ電圧Vが急上昇してピークを超え、低下する。マイコン34はこの状態を検出して電源回路31に対して充電完了信号を出力し、充電が完了する(ステップS112)。
充電が完了した直後は、図9、図10に示すように、バッテリ電圧は急に低下する。このため、充電完了から一定時間tが経過して電圧が安定した状態のバッテリ電圧Vを充電完了初期電圧Viniとして記憶する。
ここで、図10に示すように、充電完了後のバッテリ電圧Vの下降勾配(低下率−dv/dt)をマイコン34で監視し、その傾きが予め決められた傾きよりも小さくなったときのバッテリ電圧を充電完了初期電圧Viniとすることも可能である(ステップS113)。
次に、充電完了初期電圧Viniからバッテリパック20の定格電圧を特定する。そして、バッテリパック20の定格電圧に基づいてトリクル充電を開始するタイミングを決める電圧降下量αと、トリクル充電の終了タイミングを決める規定電圧Yとを決定する(ステップS114)。
バッテリパック20が充電器40から外されていない状態で(ステップS115 No)、バッテリ電圧Vが充電完了初期電圧Viniから電圧降下量αだけ低下すると(ステップS116 Yes)、マイコン34により電源回路31が駆動されてトリクル充電が行われる(ステップS117)。そして、バッテリ電圧Vが規定電圧Y以上になると(ステップS118 Yes)、トリクル充電が終了する(ステップS119)。
このように、マイコンを内蔵していないバッテリパック20の二次電池22に対しても確実にトリクル充電を実行できるようになる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態1、2に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、実施形態1、2では、充電完了時にバッテリパック20の定格電圧を特定し、その定格電圧から許容下限電圧X、あるいは電圧降下量αを決定し、バッテリ電圧Vが許容下限電圧Xまで低下したとき、あるいは充電完了初期電圧Viniから電圧降下量αだけ低下したときにトリクル充電を開始する例を示した。
しかし、図11のステップS123、及び図12に示すように、充電完了時にバッテリパック20の定格容量を特定し、充電完了(充電電流の停止)から待機時間Tが経過して所定蓄電量が自然放電されたと予想されるタイミングでトリクル充電を開始することも可能である。
ここで、バッテリパック20の定格容量は、充電電流Iを時間積分して算出しても良いし、バッテリパック20のマイコン27のデータから特定しても良い。
また、実施形態1では、バッテリパック20のマイコン27のデータに基づいて充電器10のマイコン34が二次電池22の充電、及びトリクル充電を行う例を示した。このとき、充電器10のマイコン34による二次電池22の充電、及びトリクル充電の結果に基づいて、バッテリパック20のマイコン27のデータを更新することも可能である。
また、実施形態1では、バッテリパック20の種類の識別をそのバッテリパック20のマイコン27のデータにより行うことを例示した。しかし、マイコン27の代わりに、例えば、EEPROMに識別情報を記憶させておき、その識別情報を充電器10のマイコン34で読み出すことも可能である。また、バッテリパック20の種類に応じて、そのバッテリパック20に内蔵する抵抗値を変えておき、充電器10のマイコン34でその抵抗値の違い、あるいは抵抗に印加される電圧の違いを識別しても良い。
また、実施形態1、2では、二次電池22の電圧、あるいは容量に基づいてトリクル充電を開始するタイミングを決定したが、二次電池22の電圧と容量との双方に基づいてトリクル充電を開始するタイミングを決定しても良い。
10・・・・充電器
20・・・・バッテリパック
22・・・・二次電池
27・・・・マイコン(電気素子)
31・・・・電源回路(トリクル充電手段、バッテリ種類特定手段)
34・・・・マイコン(トリクル充電手段)
35・・・・電圧検出回路(トリクル充電手段)
40・・・・充電器
I・・・・・充電電流
V・・・・・バッテリ電圧(二次電池の電圧)
Vini・・充電完了初期電圧
t・・・・・一定時間
T・・・・・待機時間
X・・・・・許容下限電圧
Y・・・・・規定電圧
α・・・・・電圧降下量

Claims (10)

  1. 複数種類のバッテリパックがそれぞれ連結可能に構成されて、それらのバッテリパック内の二次電池を充電できる充電器であって、
    連結された前記バッテリパックの二次電池の充電時に充電特性から前記バッテリパックの種類を特定するバッテリ種類特定手段と、
    前記バッテリパックが連結されている状態で、充電完了後に前記バッテリ種類特定手段が特定した前記バッテリパックの種類に応じたタイミングで、そのバッテリパックの二次電池に対してトリクル充電を行うトリクル充電手段と、
    を有することを特徴とする充電器。
  2. 請求項1に記載された充電器であって、
    前記バッテリ種類特定手段は、前記二次電池の電圧、あるいは充電容量から前記バッテリパックの種類を特定することを特徴とする充電器。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された充電器であって、
    前記バッテリ種類特定手段は、前記バッテリパックに設けられた電気素子のデータに基づいて前記バッテリパックの種類を特定することを特徴とする充電器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された充電器であって、
    前記トリクル充電手段は、充電完了時の二次電池の電圧である充電完了初期電圧に基づいてその二次電池の許容下限電圧を決定し、前記二次電池の電圧が前記許容下限電圧に至ったときにトリクル充電を開始することを特徴とする充電器。
  5. 請求項4に記載された充電器であって、
    前記二次電池の電圧がピークを超えて下降したときに充電を完了した場合には、充電完了後の前記電圧の下降勾配が予め決められた値よりも小さくなったときの前記電圧を前記充電完了初期電圧とすることを特徴とする充電器。
  6. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された充電器であって、
    前記トリクル充電手段は、充電完了時の二次電池の充電容量に基づいて待機時間を決定し、充電完了からその待機時間が経過したときにトリクル充電を開始することを特徴とする充電器。
  7. 請求項4から請求項6に記載された充電器であって、
    前記トリクル充電手段は、前記二次電池の電圧が前記充電完了初期電圧よりも低い規定電圧まで上昇したときに、トリクル充電を終了することを特徴とする充電器。
  8. 請求項6又は請求項7のいずれかに記載された充電器であって、
    前記トリクル充電手段は、前記バッテリパックに設けられた電気素子からの二次電池の容量データに基づいて前記待機時間を決定することを特徴とする充電器。
  9. 請求項3から請求項8に記載された充電器であって、
    充電中の前記二次電池の電圧及び充電容量のデータに基づいて、前記バッテリパックに設けられた電気素子のデータを更新できるように構成されていることを特徴とする充電器。
  10. 請求項1から請求項9に記載された充電器であって、
    前記トリクル充電手段は、前記二次電池に対して充電電流を超えない値の電流を間欠的に流せるように構成されていることを特徴とする充電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111137168A (zh) * 2019-12-30 2020-05-12 浙江吉智新能源汽车科技有限公司 一种换电站电池充电方法及***

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