JP2013219610A - 情報処理装置、情報処理方法およびキーボード作成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザによる使用状況に応じたキーボード形態を実現するソフトウェアキーボードから入力されたデータを通常キーボードから入力されたかのようにコンピュータに認識させる情報処理装置を提供する。
【解決手段】透明タッチパネル2と、ユーザが透明タッチパネル2を通して視認可能となるようにキーボード配列を表示し、透明タッチパネル2と共に仮想キーボードを構成する液晶ディスプレイ3と、ユーザによる透明タッチパネル2からの入力をコードに変換して出力する制御部5とを備えるプログラマブルキーボード1である。
【選択図】図1
【解決手段】透明タッチパネル2と、ユーザが透明タッチパネル2を通して視認可能となるようにキーボード配列を表示し、透明タッチパネル2と共に仮想キーボードを構成する液晶ディスプレイ3と、ユーザによる透明タッチパネル2からの入力をコードに変換して出力する制御部5とを備えるプログラマブルキーボード1である。
【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザによる使用状況に応じたキーボード形態を実現するソフトウェアキーボード等に適用される情報処理装置、情報処理方法および当該ソフトウェアキーボード等を作成するためのキーボード作成システムに関するものである。
従来、パーソナルコンピュータ用のキーボード(以下、「通常キーボード」と呼ぶ)にみられるように、キートップ上面に文字名や機能名を予め印刷し、それに応じたコードを出力するものが一般的である。それらはキー配置やキー数の違いが部分的にはあるが、ほとんど標準化されている。これはその本来の利用目的の自由度から、キー配列を自由に変更せず、英数字と最低限のファンクションキーやコントロールキーを使用している。
ところで、特定のアプリケーションでのみ使用するコンピュータでは、入力するデータは限られたデータ形式であり、このデータの入力を早く簡単にするために、キーボードインタフェースに、複数のキー入力データを一つのキーを押すことによって発生させることができるプログラマブルキーボードを上述した通常キーボードの代わりに、あるいは、当該通常キーボードに連続的に接続して使用している。
近年、このような、ユーザによる使用状況に応じたキーボード形態を実現するプログラマブルキーボードをソフトウェアで実現した、所謂、ソフトウェアキーボードが広く普及し始めている。
例えば、特許文献1には、ユーザがカスタマイズ(文字の位置、アルファベットの順序、特殊文字などの変更)可能なソフトウェアキーボードが開示されている。この特許文献1のキーボードでは、例えば、インターネットにダイレクトアクセスするためのエクスプローラキーや、電話のヘッドセットと連動し、標準的な会話を行なうための電話と同様に使用するための電話のインタフェースを表示し、さらに仲間の電話を新設するターミナルへの接続の可能性を提供する電話キーが表示される。また、このキーボードでは、「コピー(copy)」、「貼り付け(paste)」、「切り取り(cut)」、「開く(open)」、「検索(find)」などの機能や、従来通りの通常の3ボタンマウスと同一の機能により、マウスインタフェースを起動させるマウスキーも表示される。
また、特許文献2には、表示画面と、その表示画面上に重ねて形成されたタッチパネルとを有する情報処理装置が開示されている。この特許文献2の情報処理装置では、表示画面にキーボードを表示し、ユーザがそのキーボードのいずれの部分を押圧したかを検知して、対応する部分のキーが選択されたものと判断して処理を行なう。この情報処理装置では、複数のソフトウェアキーボードの一覧を表示し、ユーザによる選択を可能にする。
ユーザによる使用状況に応じたキーボード形態を実現するソフトウェアキーボードがコンピュータ等に広く用いられるためには、どのようなコンピュータとの間においても接続可能なインタフェースを実現する必要がある。このような観点からは、ユーザがカスタマイズしたソフトウェアキーボードから入力されたデータを通常キーボードから入力されたかのようにコンピュータに送り込むためのデータ変換処理が必須となる。
しかしながら、上述の特許文献1および特許文献2には、このようなデータ変換処理については何ら記載も開示もされていない。
さらに、上述の特許文献1および特許文献2には、ユーザによる使用状況に応じた形態を実現する上で必須となる、ユーザが自由にキーボード形態を定義することができる開発環境についても開示も示唆もされていない。例えば、キーボードの全体の模様を自由に決めたり、通常キーボードのキーの一部または全部のキーを選び、それらに通常キーボードとは異なる名称やキートップパターンを与えたりすることについては開示も示唆もされていない。また、キーレイアウトを自由に決めたり、選ばれたキーと通常キーボードのキーとの自由に関連付けたり(自由にコードを割り当てる)、マウスと同一機能を有するマウスエリアを自由に設定することについても開示も示唆もされていない。さらに、このようにしてユーザが自由に設定したキーボード形態を複数作成し、各キーボード形態に固有に識別符号を付すことにより、それらの中からユーザが自由に選択することができることについても開示も示唆もされていない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ユーザによる使用状況に応じたキーボード形態を実現するソフトウェアキーボードから入力されたデータを通常キーボードから入力されたかのようにコンピュータに認識させることができる情報処理装置、情報処理方法およびキーボード作成システムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、コンピュータへのインタフェースとしてUSB−HIDといった標準のインタフェースを採用し、標準のドライバーをコンピュータ側で利用可能とすることにより、コンピュータ側のドライバーを別途用意または開発することを不要とすることができる情報処理装置、情報処理方法およびキーボード作成システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、透明タッチパネルと、ユーザが上記透明タッチパネルを通して視認可能となるようにキーボード配列を表示し、且つ、上記透明タッチパネルと対向するように配置されて上記透明タッチパネルと共に仮想キーボードを構成するキーボード配列表示部材と、上記ユーザによる、上記透明タッチパネルからの仮想的な、上記キーボード配列のキーを用いた入力を当該キーに設定されているコードに変換して出力する制御手段とを備え、上記キーボード配列およびコードは、当該キーボード配列およびコードを上記ユーザが自由に定義可能な開発環境において、定義されたものである。
本発明に係る情報処理方法は、透明タッチパネルと、ユーザが上記透明タッチパネルを通して視認可能となるようにキーボード配列を表示し、且つ、上記透明タッチパネルと対向するように配置されて上記透明タッチパネルと共に仮想キーボードを構成するキーボード配列表示部材とを備える情報処理装置の情報処理方法であって、上記ユーザによる、上記透明タッチパネルからの仮想的な、上記キーボード配列のキーを用いた入力を当該キーに設定されているコードに変換して出力する工程を含み、上記キーボード配列およびコードは、当該キーボード配列およびコードを上記ユーザが自由に定義可能な開発環境において、定義されたものである。
上記構成において、キーボード配列表示部材により表示されたキーボード配列は透明タッチパネルを通してユーザに視認される。透明タッチパネルとキーボード配列表示部材とは仮想的なキーボードを構成しており、ユーザは、透明タッチパネルのタッチ操作により、キーボード配列を用いた入力が可能となる。
上記構成によれば、キーボード配列のキーを用いた入力を当該キーに設定されているコードに変換して出力する制御手段(制御工程)を備えることにより、ユーザにより自由に定義されたキーボード配列であっても、キーボード配列のキーを用いた入力をコード、例えば、USB−HIDインタフェースのコードに変換して出力することができる。
USB−HIDインタフェースといった公知のコードに変換して出力することにより、コンピュータからは、あたかも通常キーボードやマウスからデータが入力されたかのように見えることになる。
このため、ユーザは、例えば、キーボードの全体の模様を自由に決めたり、通常キーボードのキーの一部または全部のキーを選び、それらに通常キーボードとは異なる名称やキートップパターンを与えたりすることができる。また、キーレイアウトを自由に決めたり、選ばれたキーと通常キーボードのキーとを自由に関連付けたり(自由にコードを割り当てる)、マウスと同一機能を有するマウスエリアを自由に設定することができる。
それゆえ、ユーザによる使用状況に応じたキーボード形態を実現するソフトウェアキーボードから入力されたデータを通常キーボードから入力されたかのようにコンピュータに認識させることができる。
上記情報処理装置は、上記コードを記憶する不揮発性メモリ部をさらに備え、上記透明タッチパネルの各位置の座標に対応付けられた、上記不揮発性メモリ部のアドレス空間における各アドレスに、当該各位置に対する入力から変換すべきコードが格納されていることが好ましい。
上記構成によれば、透明タッチパネルの各位置の座標により変換すべきコードを取得することができるので、コード変換の効率化を図ることができる。
上記情報処理装置において、上記制御手段は、上記透明タッチパネルにおける上記ユーザによる入力の位置の座標を判定する判定手段と、上記判定手段の判定結果に基づき、当該座標に対応付けられたアドレスに格納されたコードを上記不揮発性メモリ部から取得する取得手段とを有することが好ましい。
上記情報処理装置において、上記キーボード配列表示部材は、液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ、プラズマディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイおよび電子ペーパーのいずれかであることが好ましい。
上記情報処理装置において、上記キーボード配列表示部材は、上記キーボード配列が印刷された印刷物であることが好ましい。
本発明に係るキーボード作成システムは、上記情報処理装置と、上記情報処理装置に上記キーボード配列に関する情報であるキーボード配列情報を設定するためのコンピュータとを備える。
上記キーボード作成システムにおいては、上記コンピュータを用いた開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるキーボード全体の模様は自由に定義可能であることが好ましい。
上記キーボード作成システムにおいては、上記開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるキーは、通常キーボードのキーの一部または全部として、自由に定義可能であることが好ましい。
上記キーボード作成システムにおいては、上記開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるキーの名前および当該キーのキートップパターンは自由に定義可能であることが好ましい。
上記キーボード作成システムにおいては、上記開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるキーのレイアウトは自由に定義可能であることが好ましい。
上記キーボード作成システムにおいては、上記開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるキーに設定されるコードは自由に定義可能であることが好ましい。
上記キーボード作成システムにおいては、上記開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるマウスエリアを自由に定義可能であることが好ましい。
上記キーボード作成システムにおいては、上記開発環境では、上記キーボード配列情報を複数作成し、各キーボード配列情報に固有の識別符号を付すことが好ましい。
上記情報処理装置は、上記識別符号を用いて、複数の上記キーボード配列情報のいずれかを選択する選択手段をさらに備えることが好ましい。
なお、前記情報処理装置は、CPUやMPUによって実現してもよく、この場合には、CPUやMPUを前記各手段として動作させることにより前記情報処理をCPUやMPUにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の情報処理装置は、以上のように、透明タッチパネルと、ユーザが上記透明タッチパネルを通して視認可能となるようにキーボード配列を表示し、且つ、上記透明タッチパネルと対向するように配置されて上記透明タッチパネルと共に仮想キーボードを構成するキーボード配列表示部材と、上記ユーザによる、上記透明タッチパネルからの仮想的な、上記キーボード配列のキーを用いた入力を当該キーに設定されているコードに変換して出力する制御手段とを備え、上記キーボード配列およびコードは、当該キーボード配列およびコードを上記ユーザが自由に定義可能な開発環境において、定義されたものである。
本発明の情報処理方法は、以上のように、透明タッチパネルと、ユーザが上記透明タッチパネルを通して視認可能となるようにキーボード配列を表示し、且つ、上記透明タッチパネルと対向するように配置されて上記透明タッチパネルと共に仮想キーボードを構成するキーボード配列表示部材とを備える情報処理装置の情報処理方法であって、上記ユーザによる、上記透明タッチパネルからの仮想的な、上記キーボード配列のキーを用いた入力を当該キーに設定されているコードに変換して出力する工程を含み、上記キーボード配列およびコードは、当該キーボード配列およびコードを上記ユーザが自由に定義可能な開発環境において、定義されたものである。
それゆえ、ユーザによる使用状況に応じたキーボード形態を実現するソフトウェアキーボードから入力されたデータを通常キーボードから入力されたかのようにコンピュータに認識させることができるという効果を奏する。
また、コンピュータへのインタフェースとしてUSB−HIDといった標準のインタフェースを採用し、標準のドライバーをコンピュータ側で利用可能とすることにより、コンピュータ側のドライバーを別途用意または開発することを不要とすることができるという効果を奏する。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る情報処理装置を適用したプログラマブルキーボード1の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、プログラマブルキーボード1は、透明タッチパネル2と、液晶ディスプレイ(キーボード配列表示部材)3と、液晶ディスプレイ駆動部4と、制御部(制御手段)5と、不揮発性メモリ部6と、キーボード種別選択部(選択手段)7と、キーボード種別報知部8と、を具備している。
図1は、本実施の形態に係る情報処理装置を適用したプログラマブルキーボード1の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、プログラマブルキーボード1は、透明タッチパネル2と、液晶ディスプレイ(キーボード配列表示部材)3と、液晶ディスプレイ駆動部4と、制御部(制御手段)5と、不揮発性メモリ部6と、キーボード種別選択部(選択手段)7と、キーボード種別報知部8と、を具備している。
プログラマブルキーボード1は、例えば、マイクロコンピュータが搭載された電子機器において、タッチパネルを用いた表示パネルを用いてユーザが入力するデータをマイクロコンピュータに入力するために、当該表示パネル上に表示されるソフトウェアキーボードとして構成されるものである。
以下に詳述するように、プログラマブルキーボード1は、どのような電子機器に対しても、通常キーボードから入力されたかのように、自身を用いてユーザが入力するデータをマイクロコンピュータに送り込むことができる。例えば、互いに異なるアプリケーションでのみ使用するマイクロコンピュータが搭載された電子機器が複数用意された場合でも、ユーザによる使用状況に応じて、電子機器毎にプログラマブルキーボード1をカスタマイズすることができる。
透明タッチパネル2は、いわゆる抵抗膜(感圧)方式や静電容量方式等、種々のタイプのタッチパネルを用いることができる。例えば、静電容量方式を用いたタッチパネルが広く用いられている。静電容量方式のタッチパネルでは、指や入力用のペンを表示画面に接触させたときの静電容量の変化を検出することで接触位置を検出する。このため、簡便な操作で接触位置を検出することができる。具体的には、指示体(透明タッチパネル2の画面位置を指示するもの、例えば、ユーザの指)の接触を受け付けるタッチ面と、指示体とタッチ面との間の接触/非接触(接近/非接近)、および、その接触(接近)位置を検知するためのタッチセンサとで構成されている。タッチセンサは、指示体とタッチ面との接触/非接触を検知できればどのようなセンサで実現されていてもかまわない。例えば、圧力センサ、静電容量センサ、光センサなどで実現される。
例えば、透明タッチパネル2を投影型静電容量方式のタッチパネルで実現する場合、上記タッチセンサは、ITO(Indium Tin Oxide)などによるマトリクス状の透明電極パターンを、ガラス、プラスチックなどの透明基板上に形成したものとなる。タッチセンサに指示体(ユーザの指)が接触または接近すると、その付近の複数の透明電極パターンにおける静電容量が変化する。従って、制御部5は、上記透明電極パターンの電流または電圧の変化を検出することにより、上記指示体が接触または接近した位置を検出することができる。
液晶ディスプレイ3は、ユーザによりカスタマイズされた、プログラマブルキーボード1のキーボード配列を表示したり、従来からの3ボタンマウスと同一の機能により、マウスインタフェースを起動させるマウスエリアを表示したりするものである。透明タッチパネル2上における、このマウスエリアを上述の指示体でなぞることにより、線を引く、カーソルを移動させる、といったマウス機能を実現することができるものである。
もちろん、液晶ディスプレイ3に代えて、液晶ディスプレイ3と同等の表示機能を有する有機エレクトロルミネッセンスディスプレイや、プラズマディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイ表示パネルを用いても構わない。あるいは、このような表示パネルに代えて、電子ペーパーにキーボード配列を表示させても良い。この場合、キーボードの書き換えのみに電力が消費されるので、プログラマブルキーボード1の消費電力を低減することができる。
液晶ディスプレイ3は、その表示面が透明タッチパネル2のタッチ面と重なるように配置されている。ユーザは、透明タッチパネル2を通して、液晶ディスプレイ3の表示面、すなわち、液晶ディスプレイ3に表示されているキーボードを見ることができる。
液晶ディスプレイ3の表示面と透明タッチパネル2のタッチ面とはお互いに座標が一致しており、例えば、ユーザが、透明タッチパネル2のタッチ面をタッチすれば、そのタッチ位置の座標と同一の座標にある、液晶ディスプレイ3の表示面のキーを押したことになる。すなわち、透明タッチパネル2と液晶ディスプレイ3とは仮想的なソフトウェアキーボード(仮想キーボード)を構成することになる。
液晶ディスプレイ駆動部4は、制御部5からの制御信号に基づいて液晶ディスプレイ3の表示動作を駆動する駆動回路である。
制御部5は、プログラマブルキーボード1全体の動作制御を行なうものである。制御部5の機能的構成を図2に示しているが、その詳細は後述する。図3に示すように、情報処理装置としての制御部5は、例えば、CPU(Central Processing Unit)51、プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)52、各種処理の実行時にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)53、入出力インタフェース54およびこれらを接続するバス55により構成することができる。CPU51は、ROM52に記憶されているプログラムや入出力インタフェース54を介して入力されるプログラムをRAM53にロードして各種の処理を実行する。
不揮発性メモリ部6は、例えば、EEPROM、フラッシュメモリ、HDDを用いることができる。なお、制御部5は、自身に不揮発性メモリ部6を接続するためのインタフェースを備えることができる。例えば、外付けの記録媒体(メモリカードなど)を挿し込むためのソケット、HDMI(High Definition Multimedia Interface)端子、USB(Universal Serial Bus)端子などである。この場合、制御部5は、このようなインタフェースを介して、不揮発性メモリ部6とデータの送受信を行なうことができる。
不揮発性メモリ部6は、液晶ディスプレイ3に表示されるキーボード配列に関するキーボード配列情報を記憶するものである。このキーボード配列情報は、例えば、キーボード全体のサイズ・形状、キーの個数、キートップの色・パターン・形状・サイズ、キーボードのキーを除く部分の色・パターン、および、各キーに設定されている各コードを含むものである。また、液晶ディスプレイ3に上述のマウスエリアが表示される場合であれば、キーボード配列情報は、マウスエリアの範囲(マウスの稼動範囲)や、カーソルの色・形状・サイズも含むことになる。
ここで、キーボード、当該キーボードの各キーおよびマウスエリアの各位置は、透明タッチパネル2のタッチ面および液晶ディスプレイ3の表示面の各々における各位置を表わすものである。すなわち、キーボード、当該キーボードの各キーおよびマウスエリアには、それぞれ、透明タッチパネル2のタッチ面および液晶ディスプレイ3の表示面における各座標が設定されている。上述したように、透明タッチパネル2のタッチ面および液晶ディスプレイ3の表示面における各座標は一致するものである。上述のキーボード配列情報には、このようにして設定された各座標についても含まれている。
例えば、プログラマブルキーボード1がコンピュータと結合して、当該コンピュータのキーボードとして動作するときに、不揮発性メモリ部6が無ければ、電源の入力のたびにコンピュータ側から上述のキーボード配列情報をプログラマブルキーボード1に送る必要がある。このような手間を避けるために、電源を切っても記憶が保持される不揮発性メモリ部6にキーボード配列情報を記憶させている。
キーボード種別選択部7は、不揮発性メモリ部6に複数のキーボード配列情報が記憶されている場合、すなわち、プログラマブルキーボード1が複数のキーボード配列を実現可能である場合、いずれのキーボード配列を実現するかについて、ユーザが選択するためのものである。キーボード種別選択部7は、例えば、公知のディップスイッチを用いることができる。この場合、不揮発性メモリ部6に記憶されているキーボード配列情報の数に応じてスイッチの個数が決められる。
キーボード種別報知部8は、不揮発性メモリ部6に複数のキーボード配列情報が記憶されている場合、すなわち、プログラマブルキーボード1が複数のキーボード配列を実現可能である場合、いずれのキーボードが液晶ディスプレイ3に表示されているかについて、ユーザに報知するためのもの、所謂、インジケーターである。このようなインジケーターは、例えば、お互いに色が異なる複数のLED(Light Emitting Diode)を用いることができる。
プログラマブルキーボード1は、ユーザがカスタマイズしたキーボードから入力されたデータを通常キーボードから入力されたかのようにコンピュータに送り込むためのデータ変換処理を実行する。
上記「データ変換処理」は、プログラマブルキーボード1の制御部5により実現される。この制御部5は、図2に示すように、タッチ検出部10と、キーボード配列生成部11と、バッファメモリ12と、タッチ位置判定部(判定手段)13と、マウス動作生成部14と、アドレス生成部(取得手段)15と、コード変換処理部(取得手段)16と、を具備している。制御部5の各構成要素は、専用のLSI等によりハードウェア的に構成することもできるが、図3に示すCPU51がプログラムを実行することによってソフトウェア的に実現することもできる。制御部5の各構成要素の詳細については、後述する。
まず、上記「データ変換処理」について、以下に詳述する。
本実施形態においては、プログラマブルキーボード1の開発環境(キーボード作成システム)が用意されている。ユーザは、この開発環境において、上述のキーボード配列情報に含まれることになる、キーボード全体のサイズ・形状、キーの個数、キートップの色・パターン・形状・サイズ、キーボードのキーを除く部分の色・パターン等を任意に設定(自由に定義)することができる。
具体的には、例えば、コンピュータ上等で、描画できる(汎用または市販の)ツールを利用する場合、キー部分は、それに個々のサイズや位置情報、キーコードを与えられるために、様々な形(矩形、円、五角形等)のキーのテンプレートを用意する。そのキーテンプレートは、それが配置される時にサイズ等が可変で、配置が決まると、そのキーの識別符号(ID)、その境界のサイズや大きさ、キーボードの中での位置が、情報として与えられる。
さらに、ユーザは、キーボードの各キーに割り当てるコードを任意に設定(自由に定義)することができる。この各キーに割り当てられるコードは、例えば、公知のUSB−HIDインタフェースの各コードを用いることができる。この場合、USBポートを備えるコンピュータであれば、例えばWindows(登録商標)標準のドライバーを利用することにより、コンピュータから見たとき、プログラマブルキーボード1が通常キーボードやUSBマウスとして認識される。すなわち、ユーザがカスタマイズしたキーボードから入力されたデータを通常キーボードやUSBマウスから入力されたかのようにコンピュータに送り込むことが可能となる。USB−HIDインタフェースの各コードの他、例えば、ASCII Code(アスキーコード)を用いても良い。
上述の開発環境においては、このような、ユーザによるカスタマイズが可能なキーボード配列を1つのみならず、複数設定(定義)することができる。ユーザは、開発環境を構成するコンピュータ(開発用コンピュータ)を用いて、このようなキーボード配列情報を作成する。そして、ユーザにより作成されたキーボード配列情報は、開発用コンピュータから、プログラマブルキーボード1の制御部5に送られる。例えば、USB等の適当なインタフェースを介して、上記のキーコードや、サイズ、位置情報が、表にして(表にまとめられて)、制御部5に送られる。
制御部5は、このようにして開発用コンピュータから送られて来たキーボード配列情報を不揮発性メモリ部6に記憶する。ここで、キーボード配列情報に含まれるキーボードの各キーの座標と、各キーの情報(特に、各キーに割り当てられたコード)が格納されている、不揮発性メモリ部6のアドレス空間内の場所を指定するアドレスとが対応付けられる。このような対応付けにより、キーの座標を基に当該キーに割り当てられたコードが取り出される。すなわち、このような対応付けによりキーボード配列情報を不揮発性メモリ部6に予め記憶しておくことにより、ユーザによりカスタマイズされた、どのようなキーボード配列であっても、当該キーボード配列の各キーに割り当てられたコードを取り出すことが可能となる。
このように、本実施の形態では、ユーザによる使用状況に応じた形態を実現する上で必須となる、ユーザが自由にキーボード形態を定義することができる開発環境が用意されている。例えば、キーボードの全体の模様を自由に決めたり、通常キーボードのキーの一部または全部のキーを選び、それらに通常キーボードとは異なる名称やキートップパターンを与えたりすることができる。また、キーレイアウトを自由に決めたり、選ばれたキーと通常キーボードのキーとを自由に関連付けたり(自由にコードを割り当てる)、マウスと同一機能を有するマウスエリアを自由に設定(定義)することができる。さらに、このようにしてユーザが自由に設定したキーボード形態を複数作成し、各キーボード形態に固有に識別符号を付すことにより、それらの中からユーザが自由に選択することができる。
上記「データ変換処理」は、このような本願発明の特徴により、実現されるものである。
次に、図2を用いて、制御部5の機能的な概略構成について説明する。
タッチ検出部10は、透明タッチパネル2のタッチ面から出力される信号を処理して、ユーザのタッチパネル操作を検知するものである。その検知結果は、指示体(例えば指)の接触位置の座標位置を示す接触座標情報を少なくとも含んでいる。これにより、制御部5の各部は、上記接触座標情報から上記指示体の移動の軌跡を得ることができる。
タッチ検出部10は、例えば、透明タッチパネル2のタッチ面に対して行われた接触動作について、それがどのようなタッチパネル操作であるのかを検知するものである。例えば、タッチ検出部10は、「タップ」、「フリック」、「ピンチ」、「ドラッグ」、「囲う」などのタッチパネル操作を判別することができる。タッチパネル操作を検知するアルゴリズムは、公知の技術を適宜採用することができる。タッチ検出部10は、検知結果に応じて、そのタッチパネル操作に対応する処理を実行するように制御部5の各部に対して指示する。
キーボード配列生成部11は、液晶ディスプレイ3に表示すべきキーボード配列画像を生成するものである。キーボード配列生成部11は、不揮発性メモリ部6に記憶されている1つまたは複数のキーボード配列情報のうち、ユーザにより選択されたキーボード配列情報を用いて、上述のキーボード配列画像を生成する。ユーザによるキーボード配列情報の選択は、例えば、プログラマブルキーボード1の電源投入時であれば、プログラマブルキーボード1のキーボード種別選択部7を用いて行なわれる。また、プログラマブルキーボード1が既に動作中の場合であれば、透明タッチパネル2を用いたタッチパネル操作や、プログラマブルキーボード1が接続されたコンピュータ上で実行されているアプリケーションプログラムから選択される。
キーボード配列生成部11は、キーボード配列画像を生成すると、当該キーボード配列画像を液晶ディスプレイ駆動部4およびバッファメモリ12に出力する。液晶ディスプレイ駆動部4は、キーボード配列生成部11から送られてくるキーボード配列画像を基に液晶ディスプレイ3を駆動し、液晶ディスプレイ3にキーボードを表示させる。
バッファメモリ12は、キーボード配列生成部11により生成されたキーボード配列画像を一時的に蓄積する。
タッチ位置判定部13は、タッチ検出部10からの接触座標情報と、バッファメモリ12からのキーボード配列画像と、を取得する。そして、タッチ位置判定部13は、透明タッチパネル2のタッチ面(および液晶ディスプレイ3の表示面)におけるユーザのタッチ位置が、キーボード配列画像上のいずれの位置にあるかを判定するものである。
ここで、バッファメモリ12のキーボード配列画像は、上述したように、液晶ディスプレイ3の表示面に表示される。一方、タッチ検出部10からの接触座標情報は、透明タッチパネル2のタッチ面における座標を示すものである。透明タッチパネル2のタッチ面と液晶ディスプレイ3の表示面の各座標は一致しているので、液晶ディスプレイ3の表示面に表示されているキーボード配列画像上の各位置と、透明タッチパネル2のタッチ面上の各位置とを対応付けることが可能となる。
タッチ位置判定部13は、このような対応付けを用いることにより、透明タッチパネル2のタッチ面におけるユーザのタッチ位置が、キーボード配列画像上のいずれの位置にあるかを判定する。
タッチ位置判定部13はさらに、ユーザのタッチ位置が、キーボード配列画像におけるキーボードのキー上であるのか、あるいは、マウスエリア上であるのかを判定する。タッチ位置判定部13は、上述の対応付けを用いることにより、このような判定も行なう。
タッチ位置判定部13は、タッチ検出部10によりユーザのタッチパネル操作が検出されるごとに、上述のタッチ位置判定を行なうものである。
タッチ位置判定部13は、上述のタッチ位置判定の結果と、タッチ検出部10から受け取った接触座標情報とをマウス動作生成部14およびアドレス生成部15に、それぞれ出力する。
マウス動作生成部14は、ユーザのタッチ位置がキーボード配列画像におけるマウスエリア上であるとの判定がタッチ位置判定部13によりなされた場合、タッチ検出部10からの接触情報を用いて、マウス動作を表わす移動情報を生成する。この移動情報は、例えば、USBマウスの動作を表わす移動情報である。このような移動情報を用いることにより、コンピュータからは、あたかも公知のUSBマウスからの移動情報が入力されたかのように見えることになる。
アドレス生成部15は、ユーザのタッチ位置がキーボード配列画像におけるキーボード上であるとの判定がタッチ位置判定部13によりなされた場合、タッチ検出部10からの接触情報を用いて、ユーザのタッチ位置上のキーを特定する。上述したように、キーボードの各キーの座標と、不揮発性メモリ部6のアドレス空間内のアドレスとが対応付けられている。アドレス生成部15は、この対応付けを用いて、ユーザのタッチ位置上のキーに割り当てられたコードが格納されている、不揮発性メモリ部6のアドレス空間内のアドレスを生成する。この対応付けの具体例については、後述する。
コード変換処理部16は、アドレス生成部15により生成されたアドレスを用いて、不揮発性メモリ部6から当該アドレスに格納されているコードを取り出す。このコードは、例えば、USB−HIDインタフェースのコードである。このようなコードを用いることにより、コンピュータからは、あたかも通常キーボードからデータが入力されたかのように見えることになる。
以上の構成において、プログラマブルキーボード1における制御部5の処理ルーチンを図4のフローチャートに基づいて説明する。
図4において、先ず、ユーザにより透明タッチパネル2のタッチ面における座標位置(px,py)がタッチされる(S101)。この座標位置(px,py)は、透明タッチパネル2のタッチ面における基準点(0,0)(通常、タッチ面の左上が基準点となる)とする座標系を用いている。この座標位置、すなわち、タッチ位置は、タッチ検出部10により検出される。
その後、タッチ検出部10が、ユーザによる透明タッチパネル2のタッチ面のタッチを検出すると(S102)、タッチ位置判定部13は、タッチ検出部10からの接触座標情報と、バッファメモリ12からのキーボード配列画像とを用いて、当該タッチ位置がキーボード配列画像におけるキーボードのキー上であるのか、あるいは、マウスエリア上であるのかを判定する(S103)。
マウスエリア上であれば(S103YES)、マウス動作生成部14は、そのタッチ位置である座標位置(ここでは、(x,y)とする)に、マウスが座標位置(px,py)から移動したことを表わす移動情報を生成する(S104)。この移動情報は、図3に示した入出力インタフェース54を用いて、コンピュータに出力される。
コンピュータからは、マウスが座標位置(px,py)から座標位置(x,y)へ移動したかのように見えることになる(S105)。
一方、上記ステップS103において、マウスエリア上でなければ(S103NO)、アドレス生成部15は、その位置座標を用いて、ユーザのタッチ位置上のキーを特定する。例えば、アドレス生成部15は、次のようにして、ユーザのタッチ位置上のキーに割り当てられたコードが格納されている、不揮発性メモリ部6のアドレス空間内のアドレスを生成する。
不揮発性メモリ部6のアドレス空間内のアドレスは以下の式により生成される。
アドレス=(a×y+x)×b+c
ここで、aは透明タッチパネル2のタッチ面のx方向の解像度であり、bは各キーに割り当てられているコードのバイト長(byte長)(例えば、b=2であれば2バイトである)であり、cは不揮発性メモリ部6のアドレス空間内において各コードが起点からどのくらい離れたところにあるかを示すオフセットアドレスである。
ここで、aは透明タッチパネル2のタッチ面のx方向の解像度であり、bは各キーに割り当てられているコードのバイト長(byte長)(例えば、b=2であれば2バイトである)であり、cは不揮発性メモリ部6のアドレス空間内において各コードが起点からどのくらい離れたところにあるかを示すオフセットアドレスである。
アドレス生成部15は、上述の式を用いて、タッチ位置である座標位置(x,y)から、その座標位置(x,y)のキーに割り当てられてコードが格納されているアドレスを生成する。
コード変換処理部16は、アドレス生成部15により生成されたアドレスを用いて、不揮発性メモリ部6のアドレス空間内を検索し、座標位置(x,y)が無効エリア、すなわち、マウスエリア上でもなく、いずれのキー上でもない限り(S107NO)、座標位置(x,y)のキーに割り当てられてコードを取得する(S108)。
この取り出されたコードは、図3に示した入出力インタフェース54を用いて、コンピュータに出力される(S109)。
以上説明したように、プログラマブルキーボード1によれば、ユーザがカスタマイズしたキーボードから入力されたデータを通常キーボードから入力されたかのようにコンピュータに送り込むためのデータ変換処理を実行することができる。
(実施の形態2)
上記の実施の形態1は、液晶ディスプレイ3を用いて、キーボード配列を表示させる形態であった。一方、本発明の実施の形態2では、上記の実施の形態1の液晶ディスプレイ3に代えて、キーボード配列が印刷された印刷物を用いた形態である。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、上記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
上記の実施の形態1は、液晶ディスプレイ3を用いて、キーボード配列を表示させる形態であった。一方、本発明の実施の形態2では、上記の実施の形態1の液晶ディスプレイ3に代えて、キーボード配列が印刷された印刷物を用いた形態である。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、上記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、上記実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態に係るプログラマブルキーボードでは、キーボード配列が紙面に印刷される。この印刷処理は、例えば、上記の実施の形態1において詳述した開発用コンピュータの印刷機能により実行される。
上記の実施の形態1では、ユーザが開発用コンピュータを用いて、キーボード配列情報を作成し、開発用コンピュータからプログラマブルキーボード1の制御部5に送られるものであった。これに対し、本実施の形態に係るプログラマブルキーボードでは、作成されたキーボード配列情報を、開発用コンピュータから本実施の形態に係るプログラマブルキーボードの制御部に送られると共に、そのキーボード配列情報を用いて、紙面にキーボード配列を印刷する。
上記の実施の形態1と同様、キーボード配列が印刷された印刷物の印刷面と透明タッチパネル2のタッチ面とはお互いに座標が一致しており、例えば、ユーザが、透明タッチパネル2のタッチ面をタッチすれば、そのタッチ位置の座標と同一の座標にある、上記印刷物の印刷面のキーを押したことになる。すなわち、透明タッチパネル2と上記印刷物とは仮想的なソフトウェアキーボードを構成することになる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、プログラマブルキーボード1の制御部5は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、制御部5は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、前記プログラムを格納したROM(read only memory)、前記プログラムを展開するRAM(random access memory)、前記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである制御部5の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をCPUやMPUで読み取り可能に記録した記録媒体を、前記制御部5に供給し、そのCPUやMPUが記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
前記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやコンパクトディスク−ROM/MO/MD/デジタルビデオデイスク/コンパクトディスク−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、制御部5を通信ネットワークと接続可能に構成し、前記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本発明は、ユーザによる使用状況に応じたキーボード形態を実現するソフトウェアキーボード等に適用される情報処理装置、情報処理方法および当該ソフトウェアキーボード等を作成するためのキーボード作成システムに適用できる。
1 プログラマブルキーボード
2 透明タッチパネル
3 液晶ディスプレイ(キーボード配列表示部材)
4 液晶ディスプレイ駆動部
5 制御部(制御手段)
6 不揮発性メモリ部
7 キーボード種別選択部(選択手段)
8 キーボード種別報知部
10 タッチ検出部
11 キーボード配列生成部
12 バッファメモリ
13 タッチ位置判定部(判定手段)
14 マウス動作生成部
15 アドレス生成部(取得手段)
16 コード変換処理部(取得手段)
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 入出力インタフェース
55 バス
2 透明タッチパネル
3 液晶ディスプレイ(キーボード配列表示部材)
4 液晶ディスプレイ駆動部
5 制御部(制御手段)
6 不揮発性メモリ部
7 キーボード種別選択部(選択手段)
8 キーボード種別報知部
10 タッチ検出部
11 キーボード配列生成部
12 バッファメモリ
13 タッチ位置判定部(判定手段)
14 マウス動作生成部
15 アドレス生成部(取得手段)
16 コード変換処理部(取得手段)
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 入出力インタフェース
55 バス
Claims (15)
- 透明タッチパネルと、
ユーザが上記透明タッチパネルを通して視認可能となるようにキーボード配列を表示し、且つ、上記透明タッチパネルと対向するように配置されて上記透明タッチパネルと共に仮想キーボードを構成するキーボード配列表示部材と、
上記ユーザによる、上記透明タッチパネルからの仮想的な、上記キーボード配列のキーを用いた入力を当該キーに設定されているコードに変換して出力する制御手段と
を備え、
上記キーボード配列およびコードは、当該キーボード配列およびコードを上記ユーザが自由に定義可能な開発環境において、定義されたものであることを特徴とする情報処理装置。 - 上記コードを記憶する不揮発性メモリ部をさらに備え、
上記透明タッチパネルの各位置の座標に対応付けられた、上記不揮発性メモリ部のアドレス空間における各アドレスに、当該各位置に対する入力から変換すべきコードが格納されていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 上記制御手段は、
上記透明タッチパネルにおける上記ユーザによる入力の位置の座標を判定する判定手段と、
上記判定手段の判定結果に基づき、当該座標に対応付けられたアドレスに格納されたコードを上記不揮発性メモリ部から取得する取得手段と
を有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 上記キーボード配列表示部材は、液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ、プラズマディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイおよび電子ペーパーのいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 上記キーボード配列表示部材は、上記キーボード配列が印刷された印刷物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
上記情報処理装置に上記キーボード配列およびコードに関する情報であるキーボード配列情報を設定するためのコンピュータと
を備えることを特徴とするキーボード作成システム。 - 上記コンピュータを用いた開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるキーボード全体の模様は自由に定義可能であることを特徴とする請求項6に記載のキーボード作成システム。
- 上記開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるキーは、通常キーボードのキーの一部または全部として、自由に定義可能であることを特徴とする請求項6または7に記載のキーボード作成システム。
- 上記開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるキーの名前および当該キーのキートップパターンは自由に定義可能であることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載のキーボード作成システム。
- 上記開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるキーのレイアウトは自由に定義可能であることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載のキーボード作成システム。
- 上記開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるキーに設定されるコードは自由に定義可能であることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載のキーボード作成システム。
- 上記開発環境では、上記キーボード配列情報に含まれるマウスエリアを配置するエリアを自由に定義可能であることを特徴とする請求項6〜11のいずれか一項に記載のキーボード作成システム。
- 上記開発環境では、上記キーボード配列情報を複数作成し、各キーボード配列情報に固有の識別符号を付すことを特徴とする請求項6〜12のいずれか一項に記載のキーボード作成システム。
- 上記情報処理装置は、上記識別符号を用いて、複数の上記キーボード配列情報のいずれかを選択する選択手段をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載のキーボード作成システム。
- 透明タッチパネルと、ユーザが上記透明タッチパネルを通して視認可能となるようにキーボード配列を表示し、且つ、上記透明タッチパネルと対向するように配置されて上記透明タッチパネルと共に仮想キーボードを構成するキーボード配列表示部材とを備える情報処理装置の情報処理方法であって、
上記ユーザによる、上記透明タッチパネルからの仮想的な、上記キーボード配列のキーを用いた入力を当該キーに設定されているコードに変換して出力する工程を含み、
上記キーボード配列およびコードは、当該キーボード配列およびコードを上記ユーザが自由に定義可能な開発環境において、定義されたものであることを特徴とする情報処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012089649A JP2013219610A (ja) | 2012-04-10 | 2012-04-10 | 情報処理装置、情報処理方法およびキーボード作成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family
ID=49591245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012089649A Pending JP2013219610A (ja) | 2012-04-10 | 2012-04-10 | 情報処理装置、情報処理方法およびキーボード作成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013219610A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017530459A (ja) * | 2014-09-03 | 2017-10-12 | 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. | 端末ならびに端末制御装置および端末制御方法 |
JP2021517328A (ja) * | 2018-09-30 | 2021-07-15 | 上海達龍信息科技有限公司 | 仮想入力装置によりpcをリモートコントロールする方法及びシステム |
-
2012
- 2012-04-10 JP JP2012089649A patent/JP2013219610A/ja active Pending
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
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US10082904B2 (en) | 2014-09-03 | 2018-09-25 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Terminal, and terminal control apparatus and method |
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