JP2013217900A - 時計用錘、時計用錘を備える時計用ムーブメント及び時計 - Google Patents

時計用錘、時計用錘を備える時計用ムーブメント及び時計 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素なてん輪形状で慣性モーメントを所望の調整幅に設定できるよう、時計調速用のてんぷに設けられる時計用錘を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の時計用錘は、時計調速用のてんぷ200に設けられ、てんぷの慣性モーメントを調整可能な時計用錘300であって、てんぷに備えられる軸を中心に回転可能に設けられる胴部301を有し、胴部は、てんぷに備えられる軸に交差する下面307と、下面との間でてんぷに備えられる軸方向の厚さを定める上面306とを有し、てんぷに備えられる軸215の径方向一方側における厚さと、他方側における厚さとが異なる厚さを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、時計の調速機としてのてんぷに設けられる時計用錘、これを用いたムーブメント、および時計に関するものである。
一般に、慣性モーメントの調整が可能な腕時計ムーブメント用のてんぷは、リム(外縁)、アミダ(アーム)、および任意の配置構成の慣性ブロックを含む車輪形の部品を有している。これらの慣性ブロックは、このてんぷのリムに取り付けられ、それらの慣性ブロックの位置を調整することで、てんぷの不均衡と慣性モーメントを修正できるようにしている。
てんぷには渦巻き状のひげぜんまいが取付けられている。このひげぜんまいの弾性係数を考慮すると、てんぷの振動周期は、次の数式1の関係により与えられる。
Figure 2013217900
ここで、Iは、このてんぷの回転軸線の周りの慣性モーメントであり、また、Kは、このひげぜんまい付てんぷに於けるバネ定数である。時計の調速機の振動数は、通常、2.5Hzから5Hz程度となる。したがって、時計に搭載されるムーブメントは、所与の振動数を基準として設計されており、ひげぜんまい付てんぷも、設計された振動数を実現しなければならない。
上記の数式1において、てんぷに関連するパラメータは、慣性モーメントとしてIと表記されている。てんぷの慣性モーメントを定めるにあたり、アミダが慣性モーメントに与える影響は比較的小さい。一方でてんぷの慣性モーメントを決定付ける因子として、リムと、そのリムに連結された慣性ブロックの形状、寸法および密度が大きく影響している。慣性ブロックは、てん輪のてんぷの重心バランスを整え、てんぷ重心をてんぷ回転軸上に、調整することにも利用される。
そこで、てん輪の外側からそのリム内に半径方向に螺入される調節ねじを有するてんぷが知られている(特許文献1)。調整ねじを回しててんぷ径方向に位置を変更することにより、てん輪の慣性モーメントを変化させ、時計用調速機としてのひげぜんまい付てんぷの振動数を調整できるようになっている。かかるてん輪は、てん輪側面に調整ネジを配しているうえ、てん輪の形状が複雑な為、加工が非常に困難である。
また、リムの上面に開口する凹部が設けられ、各凹部の中央でピンがリム内に沈下される構成のてん輪が知られている(特許文献2)。これらのピンには、複数の開口部を備える略C形状の釣合い錘が、回転可能な程度に圧入されている。これらの釣合い錘を、ピンを軸に回転させることによりてん輪の慣性モーメントを変化させ、同様にひげぜんまい付てんぷの振動数を調整することができる。かかる釣合い錘は、ピンに対して保持される必要がある為、釣合い錘の開口部を所定範囲以上に拡大することができず、その結果、慣性モーメントの調整幅を大きく設定することが困難である。
スイス特許公開公報CH196706号公報 スイス特許公開公報CH280067号公報
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたもので、その目的は、てんぷの慣性モーメントを所望の調整幅に設定できる時計用錘、時計用錘を備える時計用ムーブメント及び時計を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る時計用錘は、時計調速用のてんぷに設けられ、てんぷの慣性モーメントを調整する時計用錘であって、てんぷに備えられる軸を中心に回転可能に設けられる胴部を有し、胴部は、軸に交差する下面と、下面との間で胴部の軸方向の厚さを定める上面とを有し、軸に対して径方向の一方側における厚さと、他方側における厚さとが異なる。
かかる構成によって、てんぷの慣性モーメント調整幅を所望の値に調整することができる。
また、本発明に係る時計用錘においては、上面は下面に対して所定の勾配角度を有する傾斜形状となる。
かかる構成によって、上述の効果に加え、上面の勾配角度を調節することにより所望の慣性モーメント調整幅を得ることができる。
また、本発明に係る時計用錘においては、上面は下面との軸方向の距離が段状に変化する形状となる。
かかる構成によって、上述の効果に加え、胴部の段差を利用して所望の慣性モーメント調整幅を得ることができる。
また、本発明に係る時計用錘においては、上面は、軸の一方側に凸部を、他方側に凹部を備える。
かかる構成によって、上述の効果に加え、簡素なてんぷ構造で、所望の慣性モーメント調整幅を備え、さらに時計用錘の軸径方向の凸部、凹部の形状を変更することにより、所望の慣性モーメントの調整幅を得ることができる。
また、本発明に係る時計用錘は、上面は、下面との距離が異なる第1上面と第2上面とを有し、第1上面と第2上面とは異なる部材で構成される。
かかる構成とすることで、上述の効果に加え、時計用錘の組み付けを容易にしつつ、所望の慣性モーメント調整幅を得ることができるうえ、さらに時計用錘を構成する構成部材の材質を変更することにより慣性モーメントの調整幅をより大きく設定できる。
また、本発明に係る時計用錘においては、軸は、てんぷの回転中心に設けられるてん真の軸方向に対し所定の傾きを成す取付角度を有する。
かかる構成とすることで、上述の効果に加え、てん輪のてん真方向の厚みを低減することができる。慣性モーメント調整幅を大きくしようとして、時計用錘を大きくしたとしても、てん輪のてん真方向の厚みを抑えることができる。部品が密集した時計内部における部品間の干渉を起こすことなく、つまり、慣性モーメント調整の機能を損なわず、調整幅を確保することができる。
また、本発明に係る時計用ムーブメントは、動力源を有する香箱車と、香箱車の回転力を伝達する輪列と、輪列の回転を制御する脱進機構と、脱進機構を調速する上述のてんぷとを有し、上述の時計用錘が上述のてんぷに設けられる。かかる構成とすることで、慣性モーメントを所望の調整幅を備えたてんぷやてんぷを有する時計用ムーブメントを提供することができる。
また、本発明に係る時計は、上述の時計用ムーブメントを有する。かかる構成することで、慣性モーメントを所望の調整幅備えたてんぷを有する時計を提供することができる。
本発明の時計用錘により、てんぷの慣性モーメント調整幅を所望の値に調整することができるようになる。
本発明の第1実施形態に於ける機械式時計のムーブメントを裏蓋側からみた平面図である。 本発明の第1実施形態に於ける時計用錘を組み付けたてんぷの斜視図である。 本発明の第1実施形態に於ける時計用錘を組み付けたてんぷの断面図である。 本発明の第1実施形態に於ける時計用錘を組み付ける前のてん輪の斜視図である。 本発明の第1実施形態に於ける時計用錘の斜視図である。 (a)本発明の第1実施形態に於ける時計用錘の平面図である。(b)本発明の第1実施形態に於ける時計用錘の正面図である。(c)本発明の第1実施形態に於ける時計用錘の側面図である。 本発明の第1実施形態に於ける時計用錘の組み付けかたを変形したてんぷの断面図である。 本発明の第2実施形態に於ける時計用錘の斜視図である。 (a)本発明の第2実施形態に於ける時計用錘の平面図である。(b)本発明の第2実施形態に於ける時計用錘の正面図である。(c)本発明の第2実施形態に於ける時計用錘の側面図である。 本発明の第3実施形態に於ける時計用錘の斜視図である。 (a)本発明の第3実施形態に於ける時計用錘の平面図である。(b)本発明の第3実施形態に於ける時計用錘の正面図である。(c)本発明の第3実施形態に於ける時計用錘の側面図である。 本発明の第4実施形態に於ける時計用錘の分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に於ける時計用錘の部材Bを下面側から見た斜視図である。 (a)本発明の第4実施形態に於ける時計用錘の平面図である。(b)本発明の第4実施形態に於ける時計用錘の正面図である。(c)本発明の第4実施形態に於ける時計用錘の側面図である。 本発明の第5実施形態における時計用錘の斜視図である。
(第1実施形態)
(機械式時計)
まず、本実施形態の時計用錘が組み込まれる機械式時計について説明する。図1は、第1実施形態に於ける機械式時計のムーブメントを裏蓋側からみた平面図である。図1に示すように、機械式時計100は、ムーブメント101を備えている。ムーブメント101は、このムーブメント101の基板を構成する地板102を有している。地板102には巻真案内孔103が形成されており、ここに巻真104が回転可能に組み込まれている。
ムーブメント101の裏側(図1に於ける紙面奥側)には、オシドリ、カンヌキ、およびカンヌキ押さえを含む切換装置(不図示)が配置されている。この切換装置により、巻真104の軸方向の位置が決定するようになっている。一方、ムーブメント101の表側(図1に於ける紙面手前側)には、表輪列105を構成する四番車108、三番車107、二番車106、および香箱車110が配置されていると共に、表輪列105の回転を制御するアンクル3が配置されている。
香箱車110は、ゼンマイ(不図示)を有しており、巻真104を回転させると不図示のツヅミ車が回転し、さらにキチ車、小鉄車、丸穴車、および角穴車(何れも不図示)を介して前記不図示のゼンマイが巻き上げられるようになっている。そして、前記不図示のゼンマイが巻き戻される際の回転力により香箱車110が回転し、さらに二番車106が回転するように構成されている。二番車106は、香箱車110の不図示の香箱歯車に噛合う二番カナと、二番歯車(何れも不図示)とを有している。二番車106が回転すると、三番車107が回転するように構成されている。
三番車107は、二番車106の二番歯車に噛合う不図示の三番カナと、三番歯車(何れも不図示)とを有している。三番車107が回転すると、四番車108が回転するように構成されている。四番車108は、三番車107の三番歯車に噛合う不図示の四番カナと、四番歯車(何れも不図示)とを有している。四番車108が回転することによりガンギ車2が駆動する。そしてアンクル3、及びてんぷ200により、ガンギ車2の回転駆動と停止を制御することにより、四番車108が1分間に1回転するように制御され、二番車106が1時間に1回転するように制御される。
(てんぷ)
次に、本実施形態の時計用錘が組み込まれるてんぷについて説明する。図2は、本実施形態に於ける時計用錘を組み付けたてんぷの斜視図であり、図3、は本実施形態に於ける時計用錘を組み付けたてんぷの断面図である。
てんぷ200は、回転軸であるてん真204を中心にして自由振動するものであって、てん真204の他に、てん真204と一体となり自由振動する時計用錘300を備えたてん輪210と、振り石207を保持した振り座206と、同じくてん真204に取り付けられ一体となり自由振動するヒゲ玉201と、ヒゲ玉201を介して取り付けられたひげぜんまい202とを有しており、ひげぜんまい202はヒゲ持203を介して、不図示のてんぷ受に固定される。不図示のてんぷ受にてん真204の上軸部が回転可能に支持されると共に、地板102にてん真204の下軸部が回転可能に支持されることにより、地板102、およびてんぷ受に、てんぷ200が回転可能に枢支され、てんぷ200は、アンクル3からエネルギーを得ることにより、略上述した数式1に従い決定される振動数にて、持続的な強制振動を繰り返す。
(てん輪)
次に、本実施形態の時計用錘が組み付けられるてん輪について説明する。図4は、本実施形態に於ける時計用錘を組み付ける前のてん輪の斜視図である。てん輪210は、てん真204を取り付けるてん真挿入孔214を備えるハブ216と、天真挿入孔214を中心とした環状のリム211を有し、リム211は半径方向に天真挿入孔214から延伸するアミダ(アーム)212を介してハブ216に連接される。
アミダ212はてん真210を中心として放射状に4本設けられており、互いに等間隔に配置されている。リム211には、時計用錘300を取り付ける時計用錘取付孔213が等間隔に8つ設けられている。時計用錘取付孔213は、アミダ212とリム211との接続部に設けられる4つの時計用錘取付孔213と、それら4つの時計用錘取付孔213の間に設けられるさらに4つの時計用錘取付孔213とで構成されている。
(時計用錘)
次に、本実施形態の時計用錘について説明する。図5は、本実施形態に於ける時計用錘の斜視図であり、図6(a)は、本実施形態に於ける時計用錘の平面図であり、図6(b)は、本実施形態に於ける時計用錘の正面図であり、図6(c)は、本実施形態に於ける時計用錘の側面図である。
時計用錘300は、先端に先細りとなるピン303とピン303より径方向に大きい胴部301を有している。胴部301は、ピン303が形成される下面307と反対の上面306に押込座302が設けられる。押込座302は、ピン303をてん輪210の時計用錘取付孔213に挿入するとき、図示しない冶具の押圧を受ける座面となる。胴部301は、後述する時計用錘300の調整時に調整治具が接触する第1側面308および第2側面309を有し、ピン303の中心を通る軸215に交差する上面306と、上面306との間で軸215方向の厚さを定めリム211に当接する下面307とをさらに有する。ピン303は、下面307から突出しており、押込座302に対し垂直方向に延びて形成されている。ピン303と胴部301とは一体成型、またはピン303を胴部301に圧入することで製作されている。また、ピン303と胴部301とを相互回転可能に組み立ててもよい。
上面306は、側面視で、下面307に対して勾配角度θをもって形成されている。図6(c)における軸215の右側の上面306と下面307との間の厚さを、軸215を挟んで左側の厚さより大きく設定している。勾配角度θの大きさを設定することによって、右側の厚さと左側の厚さとの差を大きくすることができる。右側の端部を最厚部304、左側の端部を最薄部305と称する。このように、時計用錘300が所望の慣性モーメント調整幅を実現する重量バランスを満足するように勾配角度θを成す傾斜形状が設けられている。上面306は、一つの平面に形成されている。なお、上面306は、湾曲する曲面に形成されていてもよい。また、第1側面308および第2側面309は、最厚部304および最薄部305と異なる位置に形成されており、第1側面308と第2側面309に直交する線分は、最厚部304と最薄部305を含む平面と略直交するように形成されている。最厚部304、最薄部305、および軸215を含む断面は、押込座302を除き、最薄部305、最厚部304をそれぞれ上底、下底とする台形となるよう形成されている。
次に、時計用錘の調整方法について説明する。ピン303は図3で示すように、てん輪210の時計用錘取付孔213にてんぷ200の強制振動時に回転しないトルク以上で、軸215を中心に回転可能な様に圧入され取付けられている。図示しない冶具により押込座302をピン303の軸方向に押し込めることで取付けられる。
ここで数式1に於いて一定の略バネ定数kを持つひげぜんまい202に対して、慣性モーメントIを調整するために、図2及び、図3に示すようにてん輪210に取付けられた時計用錘300を、軸215を中心に回転させることにより、てんぷ200の慣性モーメントを増減させることができる。即ち、時計用錘300の最薄部305をてんぷ回転中心に対して径方向に遠ざけるよう設定した場合は、てんぷ200の慣性モーメントは小さくなり、逆に時計用錘300の最厚部304をてんぷ回転中心に対して径方向に遠ざけるよう設定した場合は、てんぷ200の慣性モーメントは大きくすることができる。
このとき、第1側面308と第2側面309とを図示しない挟み冶具により掴み、軸215の回りに回転させることで、慣性モーメントIを調整している。挟み冶具は、重量に差を有する最厚部304と最薄部305とには傷などを付けないため、胴部301の回転調整を繰り返しても、複数の時計用錘300同士の慣性モーメントの値のばらつきを抑制することができる。
本実施形態によれば、てん輪210の形状が簡素の為、てん輪210の形状加工が容易となる。また、時計用錘300の勾配角度θを変更することで所望の慣性モーメント調整幅を得ることのできる振動周期調整が容易なてんぷ200を提供することができる。
なお、本実施形態では、ピン303は時計用錘300に設けられているが、てん輪210に設けられてもよい。
また、本実施形態の軸215はてん真204の軸と平行に設けられているが、図7に示すように、軸215をてん真の軸方向に対して、0度以上90度未満となる範囲で取付角度αを成すように設けることもできる。かかる構成とすることで、てん輪210と胴部301との積層方向がてん真204の軸方向に対して斜めになるので、最厚部304の高さが抑えられる。よって、てん輪210の上下に配置されるムーブメントの構成部品に接触することを抑制することができる。したがって、てんぷの振り角を確保することができる。
さらに、本実施形態の時計用錘取付孔213はてん輪210のリム211に8個設けられるよう説明したが、時計用錘300の個数は所望の慣性モーメント調整幅を満足すれば、制限はない。また、本実施形態のてん輪形状は、てん輪210のような形状に限らず、時計用錘取付部の設定及び、時計用錘300の調整が可能なてん輪形状であればよい。
なお、本実施形態はアンクルを用いたクラブツースレバー脱進機を搭載したムーブメント及び、機械式時計についてのみ説明している。しかし、これに限られるものではなく、上述したてんぷを備えることが可能である限りのムーブメント及び、機械式時計に用いることができる。
(第2実施形態)
次に、図8および図9に基づいて、第2実施形態に於ける時計用錘について説明する。第1実施形態と重複する構成、作用、および効果の説明は省略する。図8は本実施形態に於ける時計用錘の斜視図であり、図9(a)は、本実施形態に於ける時計用錘の平面図であり、図9(b)は、本実施形態に於ける時計用錘の正面図であり、図9(c)は、本実施形態に於ける時計用錘の側面図である。
時計用錘410は、ピン303の一端側に形成され、ピン303より径方向に大きい胴部411を有している。胴部411は、ピン303の中心を通る軸215に対して垂直な上段414、第一中段412a、第二中段412bおよび下段415とにより段状の上面を形成している。また、第1実施形態と同様に時計用錘410の調整時に調整治具が接触可能な第1側面418、第2側面419を有する。上段414→第一中段412a→第二中段412b→下段415と段階的に下面417を基準とした胴部411の軸215方向の厚さが薄くなっている。
なお、第一中段412aと第二中段412bは、ピン303をてん輪210に取り付ける際に冶具により押し込む押込座を兼ねることができる。また、平面視において、上段414、第一中段412a、第二中段412bおよび下段415のそれぞれ端部は、第1側面418と第2側面419とに面している。
上段414から下段415にかけての段状で段階的な胴部411の厚さの変化は、時計用錘410が所望の慣性モーメント調整幅を実現する重量バランスを満足するように設けられている。
本実施形態によれば、第1実施形態同様、簡素なてん輪形状の為、てん輪の形状加工が容易となる。また、上段414から下段415にかけての段階的に胴部411の厚さを変化させることで、第1実施形態の胴部301の傾斜形状に対して、胴部の質量偏差を大きくすることが出来る。したがって胴部411の軸215方向の最厚部の厚さを変更することなく慣性モーメント調整幅をより大きく設定できるようになる。
なお、本実施形態では、上段414から下段415にかけての段階的な胴部411の厚さの変化は4段階設けられているが、これに限られるものではない。たとえば、第一中段412a、第二中段412bを一つの平面で構成し3段の上面を形成することもできる。また、第三中段を付加することで、5段の上面を形成することもできる。すなわち、要求される所望の慣性モーメント調整幅を満たすことが出来ればよい。
(第3実施形態)
次に、図10および図11に基づいて、第3実施形態に於ける時計用錘について説明する。第1または第2実施形態と重複する構成、作用、および効果の説明は省略する。図10は本実施形態に於ける時計用錘の斜視図であり、図11(a)は、本実施形態に於ける時計用錘の平面図であり、図11(b)は、本実施形態に於ける時計用錘の正面図であり、図11(c)は、本実施形態に於ける時計用錘の側面図である。
時計用錘520は、ピン303の一端側に形成され、ピン303より径方向に大きい胴部521を有している。胴部521はピン303の中心を通る軸215に対して直交する平坦部上面522aを備える平坦部522と、軸215に対して垂直な凸部上面524aを備える略豆型の凸部524及び、凹部上面525aを備える略豆型の凹部525を有する。図10、図11に示すように、凸部524は下面527を基準とした凸部上面524aまでの胴部521の厚さが、下面527と基準とした平坦部上面522aの厚さより厚くなるよう突出しており、凹部525は下面527を基準とした凹部上面525aまでの胴部521の厚さが、下面527と基準とした平坦部上面522aの厚さより薄くなるよう窪んでいる。凸部524の突出と凹部525の窪みは、時計用錘520が所望の慣性モーメント調整幅を実現する重量バランスを満足するように設けられている。
また、凸部524および凹部525は、平面視で胴部521の外形に収まるように形成される。胴部521をてん輪210に対して回転調整するときに、挟み冶具により胴部521だけを挟むことができるので、凸部524および凹部525の劣化を抑制することができる。凸部524および凹部525は、軸215を略中心とする円弧に沿うように形成される。円弧に沿う長さを調整することで、慣性モーメントの調整幅をさらに増減することができる。
本実施形態によれば、簡素なてん輪形状の為、てん輪の形状加工が容易となる。また、凸部524、凹部525の形状を変化させることにより、所望の慣性モーメント調整幅を備えた振動周期調整が容易なてんぷを供給することができる。
なお、本実施形態では、凸部524、凹部525を略豆型で示しているが、これに限られるものではなく、凸部524、凹部525の平面方向の周囲のスペースを利用して適宜形状変更できる。慣性モーメント調整幅が変化できれば、形状の限定はされない。また、本実施形態では、凸部534、凹部535を軸回転方向に対称に配置しているが、所望の慣性モーメント調整幅を満足する配置であれば、非対称とすることもできる。
(第4実施形態)
次に、図12、図13および図14に基づいて、第4実施形態に於ける時計用錘について説明する。第1乃至第3実施形態と重複する構成、作用、および効果の説明は省略する。図12は、本実施形態に於ける時計用錘の分解斜視図であり、図13は本実施形態に於ける時計用錘の部材Bを下面側から見た斜視図であり、図14(a)は、本実施形態に於ける時計用錘の平面図であり、図14(b)は、本実施形態に於ける時計用錘の正面図であり、図14(c)は、本実施形態に於ける時計用錘の側面図である。
時計用錘630は、ピン303の一端側に形成され、ピン303より径方向に大きい部材A胴部631aを備える部材A630aと、部材A上面636aに窪んで形成される取付孔632で取付ピン633を介して部材A上面636a上に連接される略扇形状の胴部631bを有する部材B630bにより構成されている。ここで、部材B下面637bから部材B上面636bの厚さは、時計用錘630が所望の慣性モーメント調整幅を実現する重量バランスを満足するように設けられている。
部材A630aの厚さは、取付孔632を除いて同じ厚さに形成されている。また、部材A630aは、軸215を中心とする回転対称に形成されている。取付孔632は、他の上面より窪んで形成されており、部材B630bの取付ピン633が嵌合される。部材B630bの厚さは、取付ピン633を除いて均一に同じ厚さに形成されている。部材B630bの下面が部材A630aの上面と合わさることで、部材B630bの上面636bと部材A630aの下面637aとの距離が、部材A630aの上面636aと下面637aとの距離より大きく設定される。なお、部材A630aの上面636aを第1上面、部材B630bの上面636bを第2上面と称すると、第1上面と第2上面とが異なる部材A630a、部材B630bで構成されていることになる。
本実施形態によれば、簡素なてん輪形状の為、てん輪の形状加工が容易となる。また、部品B630bの形状を変更するという最低限の変更だけで所望の慣性モーメント調整幅を得ることができる。また、部材A630aと部材B630bを、比重の異なる材料で構成することも可能である。部材B630bを部材A630aより比重の大きな材料で構成すると、慣性モーメントの調整幅をより大きく設定できる。
なお、本実施形態では、部材A630a上面に部材B630bが乗り上げるよう組付けられるよう配置されているが、これに限られるものではなく、各々の部材胴部側面に取付部を設け、部材Aに対し、軸215の径方向側から部材Bを組み付けることもできる。時計用錘集成後の重心バランスが、所望の慣性モーメント調整幅を満たすよう設定されていれば種種の変更が可能である。
また、本実施形態では、時計用錘が2つの部材により構成されているが、これに限られるものではなく、部材B630bの上面にさらに取付孔を設けて、3つ目の部材を取り付けることも可能である。また、3つ目の部材を部材Bと並列に、部材Aに直接載せるように配置することも可能である。時計用錘組み付け後の重心バランスが、所望の慣性モーメント調整幅を満たすよう設定されていればよい。
(第5実施形態)
次に、図15に基づいて、第5実施形態に於ける時計用錘について説明する。上述の実施形態と重複する構成、作用、および効果の説明は省略する。図15は本実施形態に於ける時計用錘の斜視図である。本実施形態の第1実施形態と異なる点は、第1実施形態の第1側面と第2側面とが互いに平行だったのに対し、本実施形態の第1側面と第2側面とは互いに傾斜して構成されている点である。
本実施形態においては、胴部701の一方側の側面である最厚部704と他方側の側面である最薄部705とを接続する第1側面708と、胴部701の一方側の最厚部704と他方側の最薄部705とを通る仮想線Rを挟んで第1側面708と逆側に面する第2側面709とを有し、第1側面708は、仮想線Rの一方側(最厚部704側)から他方側(最薄部705側)に近づくにつれて第2側面709との距離が短くなるように構成されている。また、胴部708の上面706と下面707とは第1実施形態と同様に互いに傾斜して形成されている。なお、仮想線Rは、ピン303の中心軸215に交わる直線とされる。このような構成により、第1実施形態に比べ、時計用錘700の調整角度に対して更に大きなてんぷ慣性モーメント調整幅を得ることができるようになる。
なお、本発明は上述の第1実施形態から第5実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。たとえば、上述の実施形態はいずれも、動力源がゼンマイ(不図示)を有した香箱車とした機械式時計について説明をしたが、これに限るものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、動力源を変更した時計全般に適応できるものである。
たとえば、第1実施形態の下面に対して勾配角度θをもつ上面に、第2実施形態の段状の形状を適用することができる。つまり、上段414、第一中段412a、第二中段412bおよび下段415のそれぞれの面、又は、2つ以上の面を、下面に対して勾配角度θをもつ面として形成することができる。また、第3実施形態の凸部524および凹部525を勾配角度θをもつ上面に形成することもできる。また、第4実施形態の部材A630aの第1上面636aおよび部材B630bの第2上面636bを、下面に対して勾配角度θをもつように形成させることもできる。
また、たとえば、第2実施形態の段状の上面に、第3実施形態の凸部524および凹部525を形成することができる。この場合、上段414、第一中段412a、第二中段412bおよび下段415のいずれかに凸部524および凹部525を形成することができるが、上段414、第一中段412aのいずれか、もしくは両方に凸部524を形成し、第二中段412bおよび下段415のいずれか、もしくは両方に凹部525を形成することもできる。また、上段414、第一中段412a、第二中段412bおよび下段415をそれぞれ、もしくは、2つ以上の段を、第4実施形態の部材A,Bのように、別の部材で構成することもできる。
また、たとえば、第3実施形態の凸部524を、第4実施形態のように、別部材で構成することもできる。
また、たとえば、第5実施形態の図15の押込座702を胴部701の上面706に対して垂直になるよう形成することにより、第4実施形態の部材B630bの取付ピン633を嵌合することもできる。
2 ガンギ車
3 アンクル
100 時計(機械式時計)
101 ムーブメント
105 表輪列
110 香箱車
200 てんぷ
202 ひげぜんまい
204 てん真
207 振り石
210 てん輪
211 リム
212 アミダ
214 てん真挿入孔
215 軸
216 ハブ
300,410,520,630,700 時計用錘
301,411,521,631,701 胴部
302,702 押込座
303 ピン
304 最厚部
305 最薄部
306 上面
307,417,527 下面
412a 第一中段
412b 第二中段
414 上段
415 下段
522 平坦部
522a 平坦部上面
524 凸部
524a 凸部上面
525 凹部
525a 凹部上面
630a 部材A
630b 部材B
631a 部材A胴部
631b 部材B胴部
632 取付孔
633 取付ピン
636a 部材A上面
636b 部材B上面
637a 部材A下面
637b 部材B下面
θ 勾配角度
α 取付角度

Claims (9)

  1. 時計調速用のてんぷに設けられ、前記てんぷの慣性モーメントを調整する時計用錘において、
    前記てんぷに備えられる軸を中心に回転可能に設けられる胴部を有し、
    前記胴部は、前記軸に交差する下面と、前記下面との間で前記胴部の前記軸方向の厚さを定める上面とを有し、
    前記軸に対して径方向の一方側における前記厚さと、他方側における前記厚さとが異なる時計用錘。
  2. 前記上面は、前記下面に対して所定の勾配角度を有する請求項1に記載の時計用錘。
  3. 前記上面は、前記下面との前記軸方向の距離が段状に変化する形状となる請求項1に記載の時計用錘。
  4. 前記上面は、前記軸を境にして径方向の一方側に凸部を、他方側に凹部を備える請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の時計用錘。
  5. 前記上面は、前記下面との距離が異なる第1上面と第2上面とを有し、前記第1上面と前記第2上面とは異なる部材で構成される請求項3に記載の時計用錘。
  6. 前記胴部の前記一方側の側面と前記他方側の側面とを接続する第1側面と、
    前記胴部の前記一方側と前記他方側とを通る仮想線を挟んで前記第1側面と逆側の第2側面とを有し、
    前記第1側面は、前記仮想線の前記一方側から前記他方側に近づくにつれて前記第2側面との距離が短くなるように形成される請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の時計用錘。
  7. 前記軸は、前記てんぷの回転軸に設けられるてん真の軸方向に対し所定の傾きを成す取付角度を有する請求項1の時計用錘。
  8. 動力源を有する香箱車と、前記香箱車の回転力を伝達する輪列と、前記輪列の回転を制御する脱進調速機構とを有し、前記脱進調速機構は請求項1に記載の時計用錘を備えるてんぷを有する時計用ムーブメント。
  9. 請求項8に記載の時計用ムーブメントを有する時計。
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