JP2013216132A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を削減した車両用空調装置を提供する。
【解決手段】中空の円筒形状に形成され除湿手段16を内包し、円筒形状の側壁である円筒側壁28の四方に除湿ケース開口部29を設け、再生風路21および除湿風路19の一部として作用する除湿ケース25を備え除湿ケース25は回転軸部27を有し、二方の側面が開口した箱型形状に形成され、内部に設けられた円筒状隔壁24によって円筒状空間が形成され、円筒状隔壁24の四方に円筒状隔壁開口部30を有することで円筒状空間が再生風路21および除湿風路19の一部として作用し、円筒状空間の内部に除湿ケース25が回転軸部27を中心に回転可能に配置された除湿ボックス22を備え、除湿ケース25を回転させる駆動手段26を備え、除湿ケース25を回転させて除湿手段16の再生部15と除湿部14とを所定の時間ごとに入替える構成の車両空調装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内を暖房可能にする車両用空調装置に関するものである。
従来、ガソリン車の暖房ではエンジンの排熱を利用したものが主流であり、暖房時の課題である窓等の曇りを防止する空調装置が考案され、吸湿作用を有する除湿手段を用いた除湿ユニットを備え、この空調ユニットを通過する空気の少なくとも一部を除湿ユニットに通して除湿させるものがある。(例えば、特許文献1参照)。
図7は特許文献1の空調装置の全体の構成を概略的に示している。図6に示すように、車両のエンジンルームには空調ユニット101が配置されている。この空調ユニット101内は、外気導入口102または内気導入口103から取り入れた空気を冷却器104で冷却あるいは加熱器105 で加熱し、車内吹出口106から吹出すものであり、この空調装置には空調装置から分岐した空気を除湿する除湿ユニット107 が備えられている。
除湿ユニット107は、除湿手段108を有する除湿容器109と、空調ユニット101の冷却器104の後段から分岐した空気を除湿容器109に連通させる案内風路110と、除湿した空気を車内吹出口106の前段に合流させる合流風路111と、除湿手段16を再生する再生ヒータ112と、除湿手段108を再生したときに生じる水蒸気を車外に排出するための排出風路113から構成されている。また、案内風路110と除湿容器109との間と、除湿容器109と合流風路111との間には、案内風路110および合流風路111を開閉する風路切替手段114が設けられている。
この構成において、窓ガラスの防曇のために車内の除湿を行うときには、風路切替手段114を開状態とし空調ユニット101から一部の空気を分岐させて除湿ユニット107に流し、除湿ユニット107の除湿手段108にて除湿を行い、除湿された空気を再度空調ユニット101を通過する空気と合流させて車内吹出口106より車内に吹出させる。また、除湿を行わないときには、風路切替手段114を閉状態として空気の流れを遮断し、除湿ユニット107に空調ユニット101から空気を分岐して流さないようになっており、除湿手段108を再生するときには、風路切替手段114を閉状態としたまま再生ヒータ112に通電させて除湿手段108を加熱し、生じた水蒸気を排出風路113から排出するようになっている。
特開平8−67136号公報
このような車両用除湿装置では、除湿手段の前後段に風路切替手段を備える構成であったため、それぞれの風路切替手段に駆動手段を必要とするものであり、部品点数の増加につながってしまうという課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、1つの駆動手段で除湿手段の除湿と再生を切り替えられる構成としたため、従来よりも部品点数を削減した車両用空調装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、外気を導入する外気導入口から車内に空調風を吹き出す空調吹出口にかけての車外吸気風路と、この車外吸気風路内に、外気導入口側から順に、車内に吹出す上流側の空気流を切替える第一の風路切替手段、外気導入口から空調吹出口に向かう空気流を発生させる送風手段、車内に吹出す空気を冷却する冷却手段、車内に吹出す空気を加熱する加熱手段、車内に吹出す下流側の空気流を切替える第二の風路切替手段を備え、内気を導入する内気導入口から第一の風路切替手段へ接続される車内吸気風路と、内気導入口と第一の風路切替手段の間から分岐して第一の風路切替手段へと接続される除湿風路と、第二の風路切替手段から分岐され、送風手段が吹出す空気の少なくとも一部を再生吹出口に連通させる再生風路と、除湿風路内の第一の風路切替手段の上流側に除湿部、再生風路内に再生部を有する除湿手段と、を備えたものであって、中空の円筒形状に形成され、除湿手段を内包し、円筒形状の側壁の四方に開口部が設けられ、再生風路および除湿風路の一部として作用する除湿ケースを備え、除湿ケースは回転軸部を有し、二方の側面が開口した箱型形状に形成され、内部に設けられた円筒状隔壁によって円筒状空間が形成され、隔壁の四方に開口部を有することで円筒状空間が再生風路および除湿風路の一部として作用し、円筒状空間の内部に除湿ケースが回転軸部を中心として回転可能に配置された除湿ボックスを備え、除湿ケースを回転させる駆動手段を備え、
除湿ケースを回転させることによって除湿手段の再生部と除湿部とを所定の時間ごとに入替える構成としたものである。
本発明によれば、従来よりも部品点数を削減した車両空調装置を提供できる効果を奏する。
本発明の実施の形態における車両用空調装置の風路構成図 同除湿部の構成を示す概略斜視図 同除湿部の構成を示す概略断面図 同除湿ケースおよび除湿手段の構成を示す概略斜視図 (a)同除湿ケースの除湿ケース開口部の長さの割合を示す概略断面図、(b)同除湿ボックスの円筒状隔壁開口部の長さの割合を示す概略断面図 (a)同除湿ケースの回転角が0度の状態を示す概略斜視図、(b)同除湿ケースの回転角が90度の状態を示す概略斜視図、(c)同除湿ケースの回転角が180度の状態を示す概略斜視図、(d)同除湿ケースの回転角が270度の状態を示す概略斜視図 従来の車両空調装置の構成を示す概略断面図
本発明の請求項1記載の車両空調装置は、外気を導入する外気導入口から車内に空調風を吹き出す空調吹出口にかけての車外吸気風路と、この車外吸気風路内に、外気導入口側から順に、車内に吹出す上流側の空気流を切替える第一の風路切替手段、外気導入口から空調吹出口に向かう空気流を発生させる送風手段、車内に吹出す空気を冷却する冷却手段、車内に吹出す空気を加熱する加熱手段、車内に吹出す下流側の空気流を切替える第二の風路切替手段を備え、内気を導入する内気導入口から第一の風路切替手段へ接続される車内吸気風路と、内気導入口と第一の風路切替手段の間から分岐して第一の風路切替手段へと接続される除湿風路と、第二の風路切替手段から分岐され、送風手段が吹出す空気の少なくとも一部を再生吹出口に連通させる再生風路と、除湿風路内の第一の風路切替手段の上流側に除湿部、再生風路内に再生部を有する除湿手段と、を備えたものであって、中空の円筒形状に形成され、除湿手段を内包し、円筒形状の側壁の四方に開口部が設けられ、再生風路および除湿風路の一部として作用する除湿ケースを備え、除湿ケースは回転軸部を有し、二方の側面が開口した箱型形状に形成され、内部に設けられた円筒状隔壁によって円筒状空間が形成され、隔壁の四方に開口部を有することで円筒状空間が再生風路および除湿風路の一部として作用し、円筒状空間の内部に除湿ケースが回転軸部を中心として回転可能に配置された除湿ボックスを備え、除湿ケースを回転させる駆動手段を備え、除湿ケースを回転させることによって除湿手段の再生部と除湿部とを所定の時間ごとに入替える構成としたものである。
これにより、1つの駆動手段によって除湿手段の除湿と再生を切り替えることができる構成となるため、車両空調装置の部品点数を削減できるものである。
また、除湿ケースの円筒側壁に設けられた除湿ケース開口部の円周長さAが円筒側壁全周長さS1に対する割合aと、除湿ボックスの円筒状隔壁に設けられた円筒状隔壁開口部の円周長さBが円筒状隔壁の全周長さS2に対する割合とが、b≧aの関係を満たしている構成としてもよい。
これにより、除湿ケースを回転させて除湿手段の再生と除湿を切り替える際に、除湿ボックスの再生風路および除湿風路を全て閉じた全閉状態を経由してから切り替えることができるため、風路切替時に高湿空気が流れる再生風路の除湿手段出口と低湿空気が流れ空調吹出口へと連通される除湿風路の除湿手段出口との連通を防ぐことができ、圧力差により再生風路内の高湿空気が逆流して空調吹出口から吹出され窓の曇りが誘発されるのを抑制することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、車両用空調装置は空調システムおよび除湿システムによって構成されている。先ず、本発明の空調システムについて、図1を参照しながら説明する。
空調システムは、車両空調装置の本体の内部に、送風路として、車外から外気を導入する外気導入口1から車内に空調風を吹き出す空調吹出口2にかけての車外吸気風路3と、車内から内気を導入する内気導入口4から空調吹出口2にかけての車内吸気風路5が設けられている。車外吸気風路3と車内吸気風路5は第一の風路切替手段6から空調吹出口2にかけて同一風路となっている。ここでは、この同一部分を代表して車外吸気風路3と呼ぶ。
車外吸気風路3内には、外気導入口1側から順に、車内に吹出す上流側の空気を切替える第一の風路切替手段6、外気導入口1から空調吹出口2に向かう空気流を発生させる送風手段7、車内に吹出す空気を冷却する冷却手段8、車内に吹出す空気を加熱する加熱手段9、車内に吹出す下流側の空気流を切替える第二の風路切替手段10が配置され、冷却手段8と加熱手段9の間には加熱手段9を通過させる風量を調整して温度を調整する温度調整手段11を配置している。
内気導入口4には車内の空気温度および湿度を検知する内気温湿度検知手段としての内気温湿度センサ12、車外の空気温度および湿度を検知する外気温湿度検知手段としての外気温湿度センサ13が設けられている。
冷却手段8は、通過する空気を冷却して車室内を冷房するものであり、例えば、冷房用のヒートポンプサイクルによって構成されるものである。
ヒートポンプサイクルは、圧縮機、車外熱交換器、絞り弁、車内熱交換器から構成され、冷媒が圧縮機、車外熱交換器、絞り弁、車内熱交換器、圧縮機の順に流れることで、車内熱交換器中での冷媒の気化熱によって通過する空気を冷却して車室内の冷房を行うものである。
加熱手段9はエンジンや電力機器を冷却する循環冷却水との熱交換によって空気を加熱する加熱用熱交換器、もしくは、PTCヒータ等の電気ヒータ、もしくはその両方によって構成されており、通過する空気を加熱して車室内を暖房するものである。
温度調整手段11はダンパ機構によって加熱手段9を通過させる風量を調整して温度調整を行うものであり、冷却手段8と加熱手段9の間に配置されている。
次いで、本発明の車両空調装置の除湿部分について図2〜図4を参照しながら説明する。
図1に示すように除湿システムは、車両空調装置の本体内部に備えられた、内気を除湿するための、後述する除湿部14と再生部15を有する除湿手段16と、内気導入口4から導入される内気と外気導入口1から導入される外気とを熱交換させる予冷熱交換器17と、車外吸気風路3の外気導入口1と第一の風路切替手段6の間から分岐して第一の風路切替手段6へと接続される予冷風路18と、車内吸気風路5の内気導入口4と第一の風路切替手段6の間から分岐して第一の風路切替手段6へと接続される除湿風路19と、第二の風路切替手段10から内気を車外へ排出する内気排出口20にかけての再生風路21と、後述する除湿ボックス22とによって構成されている。
除湿ボックス22は図2に示すように、二方の側面が開口した箱型形状に形成され、車両空調装置の再生風路21および除湿風路19の一部を形成している。除湿ボックス22の内部は、図3に示すように、風路隔壁23および円筒状隔壁24によって上側空間と下側空間および中央の円筒状空間として区分されており、図3の右上側空間および左下側空間は再生風路21として、右下側空間および左上側空間は除湿風路19として、中央の円筒状空間は除湿手段16および後述の除湿ケース25が収納される空間として形成されている。また、除湿ボックス22の内部には、図4に示すような中空の円筒形状に形成され除湿手段16を内包する除湿ケース25を備えており、また、図2に示すように除湿ボックス22の外側壁面には除湿ケース25を回転させる駆動手段26を備えている。
図4に示すように除湿ケース25の円筒形状の底面には回転軸部27が設けられ、除湿ケース25は回転軸部27を中心として回転可能となるように図3に示すように除湿ボックス22の円筒状隔壁24によって形成される円筒状空間に収納されている。除湿ケース25の円筒形状の側壁である円筒側壁28の一部には除湿ケース開口部29が設けられており、除湿ケース開口部29は回転軸部27を対称軸として除湿ケース25の四方に設けられている。
また、除湿ボックス22の円筒状隔壁24には、除湿ケース25に設けられた除湿ケース開口部29に対応するように円筒状隔壁開口部30が形成され、円筒状隔壁開口部30は除湿ボックス22の再生風路21の入口側、再生風路21の出口側、除湿風路19の入口側、除湿風路19の出口側の四方に形成されている。
ここで、除湿ケース25の円筒側壁28に設けられた除湿ケース開口部29の円周長さAが円筒側壁28の全周長さS1に対する割合をaとし(図5(a)参照)、除湿ボックス22の円筒状隔壁24に設けられた円筒状隔壁開口部30の円周長さBが円筒状隔壁24の全周長さS2に対する割合bとした場合(図5(b)参照)、割合aと割合bの関係がb≧aを満たすように形成されている。
除湿手段16は、ゼオライト等の無機系吸湿材料や吸水性ポリマーなどの有機系吸湿材料を担持させた基材を一方向に通風可能な形状に加工してそれを複数枚積層し、それを1ブロックとした場合に、2つのブロックを、通風方向に対して垂直な方向を回転軸として通風方向が90度の角をなすように回転させて接着したものであり、例えば、コルゲート状に加工されて通風路が形成され、また略正方形形状にカットされて積層された基材に吸湿材料を担持させたブロックA31とブロックB32が接着されてなるものである。
駆動手段26は、除湿ケース25の回転軸部27に除湿ボックス22の外側からはめ込まれた回転ギア33と、除湿ボックス22の外側面に駆動ギア34を備えるモータ35によって構成されており、モータ35の動力が駆動ギア34を介して回転ギア33に伝えられ、除湿ケース25が回転軸部27を中心に回転させることが可能となっている。モータ35は車両空調装置の制御手段に接続されており、除湿ケース25は所定の回転角度にて停止可能になっている。すなわち、モータ35の駆動により、除湿手段16のブロックA31が再生風路21と連通する角度、もしくは、ブロックB32が再生風路21と連通する角度で停止が可能となっている。そして、ブロックA31が再生風路21と連通した場合には、ブロックA31は再生部15として、ブロックB32は除湿部14として作用する。逆に、ブロックB32が再生風路21と連通した場合には、ブロックB32は再生部15として、ブロックA31は除湿部14として作用する。
以上述べた構成において、車両空調装置の除湿暖房運転時の動作について図1および図5を参照しながら説明する。ここで、除湿暖房運転とは除湿手段16の作用によって除湿しながら暖房する運転をいう。
除湿暖房運転時には、第一の風路切替手段6の動作によって、外気が外気導入口1から予冷風路18を通って第一の風路切替手段6に至る風路と、内気が内気導入口4から除湿風路19を通って第一の風路切替手段6に至る風路とが形成される。
このとき、外気導入口1から予冷風路18内に送風された外気と、内気導入口4から除湿風路19内に送風された内気とが、予冷熱交換器17の作用によって熱交換され、すなわち除湿風路19を通る内気は外気によって冷却されて相対湿度が上昇する。
予冷熱交換器17を通過して相対湿度が上昇した内気は除湿手段16の除湿部14へと送風され、除湿部14で除湿されて乾燥する。そして除湿手段16での除湿に伴い、吸湿材料の水分吸着熱を受け取って加熱されその温度が上昇する。
一方、予冷風路18内の外気は予冷熱交換器17で熱交換し、すなわち内気によって加熱され温度が上昇する。
そして除湿部14を通過して乾燥および温度上昇した内気と、予冷熱交換器17を通過して温度上昇した外気は、第一の風路切替手段6を通じて混合され、送風手段7に吸引される。
送風手段7から吐出された空気は、温度調整手段11によってその一部または全部が加熱手段9によって加熱され、所望の温度に調整されて第二の風路切替手段10へ送風される。
第二の風路切替手段10に送風された空気は、第二の風路切替手段10の動作によって、その一部が再生風路21へと分配され、その残りは空調吹出口2から車内各所、例えば窓、顔、足元へと分配される。
再生風路21へ送風された加熱空気は除湿手段16の再生部15へと送風され、再生部15において、除湿手段16の吸湿材料は再生風路21内の空気から熱を受け取って水分を空気中に放湿する。
このようにして除湿手段16の再生が行われ、除湿手段16を通過した空気は内気排出口20より車外へ吹出される。
除湿手段16による内気の除湿作用は、除湿手段16の除湿部14が吸湿できる最大吸湿容量に達してしまうとそれ以上内気を除湿することができなくなるが、モータ35を駆動させ除湿手段16の再生風路21と連通するブロックを切り替えることで連続的に内気を除湿することができる。例えば、図6(a)のようにブロックA31を再生風路21と連通させ、再生部15として作用させていた場合には、再生によって吸湿した水分を放出し十分な吸湿容量を有しているブロックA31に対し、モータ35を動作させて除湿手段16を回転させて図6(b)の状態を経由して図6(c)のようにブロックA31を除湿風路19と連通させて今度は除湿部14として作用させる。そして、所定の時間が経過したら再び除湿手段16を回転させて図6(d)の状態を経由して図6(a)のようにブロックA31を再生風路21と連通させ再生部15として作用させる。ブロックA31とブロックB32は接着されているので同時にブロックB32に対しても除湿部から再生部、再生部から除湿部への切替が行われる。これらを繰り返すことにより十分な吸湿容量をもつブロックA31もしくはブロックB32が常に除湿風路19と連通しているので、連続的に内気を除湿することができるものである。
またこのとき、除湿ケース25の円筒側壁28に設けられた除湿ケース開口部29の円周長さAが円筒側壁28の全周長さS1に対する割合aと、除湿ボックス22の円筒状隔壁24に設けられた円筒状隔壁開口部30の円周長さBが円筒状隔壁24の全周長さS2に対する割合とが、b≧aの関係を満たしている構成となっているので、除湿ケース25を回転させると、図6(b)または図6(d)のように除湿ボックス22の再生風路21および除湿風路19を全て閉じた全閉状態を経由して切り替えが行われるようになっている。このようにして、再生と除湿の切替時に、高湿空気が流れる再生風路21の除湿手段16の出口と低湿空気が流れ空調吹出口2へと連通される除湿風路19の除湿手段16の出口との連通を防ぐことができ、圧力差により再生風路21内の高湿空気が逆流して空調吹出口2から吹出されて窓の曇りが誘発されるのを抑制することができる。
以上述べたように、本発明における車両用空調装置は上記した構成および動作を行うものであり、風路切替を1つの駆動手段で動作可能とし部品点数を削減できる車両用空調装置を提供できるという効果を奏するものである。
本発明にかかる車両用空調装置は、その部品点数を削減できるものであり、特に軽自動車や小型乗用車、電気自動車やハイブリッド車など、コストや重量が強く制限される車両に搭載される車両用空調装置として大変有用である。
1 外気導入口
2 空調吹出口
3 車外吸気風路
4 内気導入口
5 車内吸気風路
6 第一の風路切替手段
7 送風手段
8 冷却手段
9 加熱手段
10 第二の風路切替手段
16 除湿手段
19 除湿風路
21 再生風路
22 除湿ボックス
26 駆動手段
27 回転軸部
29 除湿ケース開口部
30 円筒状隔壁開口部

Claims (2)

  1. 外気を導入する外気導入口から車内に空調風を吹き出す空調吹出口にかけての車外吸気風路と、
    この車外吸気風路内に、前記外気導入口側から順に、
    車内に吹出す上流側の空気流を切替える第一の風路切替手段、
    前記外気導入口から前記空調吹出口に向かう空気流を発生させる送風手段、
    車内に吹出す空気を冷却する冷却手段、
    車内に吹出す空気を加熱する加熱手段、
    車内に吹出す下流側の空気流を切替える第二の風路切替手段を備え、
    内気を導入する内気導入口から前記第一の風路切替手段へ接続される車内吸気風路と、
    前記内気導入口と前記第一の風路切替手段の間から分岐して前記第一の風路切替手段へと接続される除湿風路と、
    前記第二の風路切替手段から分岐され、前記送風手段が吹出す空気の少なくとも一部を再生吹出口に連通させる再生風路と、
    前記除湿風路内の前記第一の風路切替手段の上流側に除湿部、前記再生風路内に再生部を有する除湿手段と、
    を備えたものであって、
    中空の円筒形状に形成され、前記除湿手段を内包し、円筒形状の側壁の四方に開口部が設けられ、前記再生風路および前記除湿風路の一部として作用する除湿ケースを備え、
    前記除湿ケースは回転軸部を有し、
    二方の側面が開口した箱型形状に形成され、内部に設けられた円筒状隔壁によって円筒状空間が形成され、前記円筒状隔壁の四方に開口部を有することで前記円筒状空間が前記再生風路および前記除湿風路の一部として作用し、前記円筒状空間の内部に前記除湿ケースが前記回転軸部を中心として回転可能に配置された除湿ボックスを備え、
    前記除湿ケースを回転させる駆動手段を備え、
    前記除湿ケースを回転させることによって前記除湿手段の前記再生部と前記除湿部とを所定の時間ごとに入替えることを特徴とする車両空調装置。
  2. 前記除湿ケースの円筒側壁に設けられた除湿ケース開口部の円周長さAが前記円筒側壁の全周長さS1に対する割合aと、
    前記除湿ボックスの円筒状隔壁に設けられた円筒状隔壁開口部の円周長さBが前記円筒状隔壁の全周長さS2に対する割合とが、
    b≧aの関係を満たしていることを特徴とする、
    請求項1に記載の車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015085769A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 マツダ株式会社 車両用空調制御装置

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