JP2013213358A - 下框部材、並びに、これを備えた引戸及び引き違い窓 - Google Patents

下框部材、並びに、これを備えた引戸及び引き違い窓 Download PDF

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Abstract

【課題】引戸に換気機能を容易に持たせることができる下框部材、並びに、これを備えた引戸及び引き違い窓を提供する。
【解決手段】下框部材1の框本体20の側板部21に換気口13を形成し、当該換気口13を開閉部15により開閉する。これにより、引戸に換気装置を別途取り付けるような構成と比較して、引戸に換気機能を容易に持たせることができる。また、下框部材1には戸車取付部26が設けられているため、戸車11が消耗した場合などに、下框部材1ごと交換することにより、戸車11の交換と同時に、引戸に換気機能を持たせることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レール上を転動する戸車を取り付けるための戸車取付部を備えた下框部材、並びに、これを備えた引戸及び引き違い窓に関するものである。
アルミサッシなどからなる枠体を備えた引戸の一例として、レール上を転動する戸車が取り付けられた引戸が知られている。この種の引戸の中でも、室内と室外とを区画するための引戸においては、室内と室外との気温差によって結露が生じる場合があるため、結露を防止できるような構成が望まれている。
上記のような引戸において結露を防止するための構成として、例えば樹脂製のサッシを用いた構成などが提案されている。しかしながら、樹脂製のサッシを用いたとしても、結露を防止できる範囲には限界があり、室内と室外との気温差が大きい場合には、やはり結露を防止することは困難である。このように気温差が大きい場合であっても、確実に結露を防止できるようにするためには、室内と室外との間で換気を行うことが有効である。
引戸の中には、例えば引戸の上部に小窓が形成され、当該小窓をガラス板で開閉することにより換気を行うことができるようになっているものがある。しかし、このような構成を備えていない引戸においては、引戸自体を開閉することにより換気を行わなければならないため、必要以上に換気が行われて室内の温度が低下するといった問題や、防犯上の問題などが生じるおそれがある。
そこで、下記特許文献1などでは、引戸に取付可能な換気装置が提案されている。このような換気装置を引戸に取り付ければ、引戸に換気機能を持たせることができるため、上記のような問題が生じるのを防止することができる。
特許第3720902号公報
上記特許文献1に例示されるような換気装置は、一般に市販されているが、引戸の種類によっては取り付けることができないという問題があった。特に、近年販売されている引戸には換気装置を取り付けることができる場合が多いが、数十年前に販売されていた古いタイプの引戸などには、換気装置を取り付けることができないため、容易に換気機能を持たせることができないという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、引戸に換気機能を容易に持たせることができる下框部材、並びに、これを備えた引戸及び引き違い窓を提供することを目的とする。また、本発明は、付加価値の高い下框部材、並びに、これを備えた引戸及び引き違い窓を提供することを目的とする。
本発明に係る下框部材は、互いに平行に延びる1対の側板部を有する中空状の框本体と、前記框本体内に形成され、レール上を転動する戸車を取り付けるための戸車取付部と、前記1対の側板部の少なくとも一方に形成された換気口と、前記框本体に取り付けられ、前記換気口を開閉するための開閉部とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、下框部材の框本体の側板部に換気口を形成し、当該換気口を開閉部により開閉することができるため、引戸に換気装置を別途取り付けるような構成と比較して、引戸に換気機能を容易に持たせることができる。例えば、換気装置を取り付けることができない古いタイプの引戸などであっても、本発明によれば、下框部材を交換することにより、引戸に換気機能を容易に持たせることができる。
下框部材ではなく、上框部材に換気口及び開閉部を設けることも考えられる。しかし、通常、上框部材は下框部材と比べて高さ方向の長さが短いため、当該上框部材に換気口及び開閉部を設けることは困難である。これに対して、下框部材は高さ方向の長さが一般的に長いため、本発明によれば、下框部材に換気口及び開閉部を容易に設けることができる。
また、下框部材には戸車取付部が設けられているため、戸車が消耗した場合などに、下框部材ごと交換することにより、戸車の交換と同時に、引戸に換気機能を持たせることができる。すなわち、戸車を交換する際に、必要に応じて下框部材ごと交換することにより、引戸に換気機能を持たせることができるという付加価値の高い下框部材を提供することができる。
戸車の種類によっては、当該戸車の生産中止などに起因して、同じ戸車に交換することができない場合もある。このような場合、別の戸車を下框部材に取り付けると、下框部材に対する戸車の高さ方向の位置がずれたり、がたつきが生じたりするおそれがある。このような場合であっても、上記のように下框部材ごと交換すれば、それらの問題が生じるのを防止することができるため、より付加価値の高い下框部材を提供することができる。
前記開閉部は、前記框本体に対してスライド可能に取り付けられた開閉板と、前記開閉板をスライドさせる際に操作するための操作部とを備えていてもよい。この場合、前記開閉板は、当該開閉板に形成されている開口が前記換気口に対向しない第1の位置で前記換気口を閉塞し、前記開口が前記換気口に対向する第2の位置で前記換気口を開放するものであってもよい。
このような構成によれば、操作部を操作して開閉板を第1の位置と第2の位置との間でスライドさせることにより、換気口を開閉することができる。したがって、換気口を容易に開閉して、換気を行うことが可能である。
前記戸車取付部は、前記框本体の両端部に形成されていてもよい。また、前記換気口は、前記框本体の両端部にそれぞれ形成された前記戸車取付部の間に形成されていてもよい。この場合、前記框本体内には、前記開閉板をスライド可能に保持するためのガイド部が形成されることにより、前記開閉板を前記框本体の一端部から前記框本体内に挿入し、前記ガイド部に沿って前記開閉板を取り付けた後、前記戸車を前記戸車取付部に取り付けることができるようになっていてもよい。
このような構成によれば、戸車取付部を有する下框部材であっても、開閉板を框本体の一端部から框本体内に挿入し、ガイド部に沿って開閉板を取り付けた後、戸車を戸車取付部に取り付けることにより、框本体内に開閉板を容易に配置することができる。したがって、戸車取付部を有する下框部材であっても、換気機能を容易に持たせることができる。
前記換気口は、前記1対の側板部にそれぞれ形成されていてもよい。この場合、前記1対の側板部のうち一方の側板部に換気口が形成されている第1領域と、他方の側板部に換気口が形成されている第2領域とが、互いに対向しないように配置されていてもよい。
このような構成によれば、1対の側板部のうち一方の側板部に換気口が形成されている第1領域と、他方の側板部に換気口が形成されている第2領域とが、互いに対向しないため、これらの換気口同士の距離を長くすることができる。換気口同士の距離が短い場合には、笛のような音が発生する場合があるため、本発明のような構成により、異音の発生を防止して、良好に換気を行うことができる下框部材を提供することができる。
本発明に係る引戸は、前記下框部材を含む矩形状の枠体と、前記枠体により保持される壁面部とを備えたことを特徴とする。このような構成によれば、前記下框部材による効果と同様の効果を奏する引戸を提供することができる。
本発明に係る引き違い窓は、複数の窓を備え、前記複数の窓の少なくとも1つが、前記下框部材を含む矩形状の枠体と、前記枠体により保持されるガラス板とを備えたことを特徴とする。このような構成によれば、前記下框部材による効果と同様の効果を奏する引き違い窓を提供することができる。
本発明によれば、下框部材の框本体の側板部に換気口を形成し、当該換気口を開閉部により開閉することができるため、引戸に換気機能を容易に持たせることができる。また、本発明によれば、戸車を交換する際に、必要に応じて下框部材ごと交換することにより、引戸に換気機能を持たせることができるという付加価値の高い下框部材を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る下框部材を備えた引戸の一例を示す正面図である。 下框部材を斜め下方から見た斜視図である。 下框部材の正面図である。 内側引戸及び外側引戸の断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る下框部材1を備えた引戸100の一例を示す正面図である。本実施形態における引戸100は、室内と室外とを区画するためのものであり、室内側に位置する内側引戸101と、室外側に位置する外側引戸102とからなる。ただし、本発明は、2つの引戸100を備えた構成に限らず、3つ以上の引戸100を備えた構成や、1つの引戸100からなる構成にも適用することができる。また、他の形態からなる引戸100に、本発明に係る下框部材1を適用することも可能である。
内側引戸101及び外側引戸102は、それぞれ下框部材1以外に、当該下框部材1に対して平行に延びる上框部材2と、下框部材1及び上框部材2の両端部を連結する2つの横框部材3とを備えている。これらの框部材1〜3は、矩形状に枠組みされた枠体4を構成している。この例では、下框部材1と上框部材2との間に、さらに中框部材5が、下框部材1及び上框部材2に対して平行に延びるように設けられているが、当該中框部材5を省略することも可能である。
枠体4は、壁面部としてガラス板6を保持することにより、窓を構成している。すなわち、本実施形態では、複数の窓を備えた引き違い窓に、本発明が適用された場合が示されている。この場合、引き違い窓に備えられた複数の窓のうち、少なくとも1つの窓に本発明を適用することができる。この例では、下框部材1と中框部材5との間、及び、上框部材2と中框部材5との間に、それぞれガラス板6が保持されているが、中框部材5を省略した場合には、下框部材1と上框部材2との間に、ガラス板6が保持された構成であってもよい。また、枠体4によって保持される壁面部は、ガラス板6に限らず、室内と室外とを区画することができるような構成であれば、他のあらゆる壁面部を採用することができる。
下框部材1には、レール上を転動する戸車11が取り付けられている。この例では、戸車11が下框部材1の両端部に設けられており、それぞれ引戸100に対して直交する方向に延びる回転軸12を中心に、回転可能に取り付けられている。これにより、引戸100を水平方向にスライドさせる際、レール上で戸車11を転動させて、引戸100をスムーズにスライドさせることができる。
内側引戸101及び外側引戸102は、互いに隣接して平行に延びており、図1のように互いの端部のみが対向した閉状態において、鍵7により相対的な移動を規制することができるようになっている。本実施形態では、下框部材1に換気口13が形成されることにより、図1のような閉状態であっても、室内と室外との間で換気を行うことができるようになっている。
図2は、下框部材1を斜め下方から見た斜視図である。図3は、下框部材1の正面図である。図4は、内側引戸101及び外側引戸102の断面図である。図4に示すように、内側引戸101及び外側引戸102は、それぞれレール部材200から上方に突出するように形成されたレール201上に保持され、各レール201上で戸車11を転動させることにより、内側引戸101及び外側引戸102をそれぞれスライドさせることができるようになっている。
レール部材200は、図4のように斜めに延びるベース板202により2つのレール201が連結された構成に限らず、例えば段差を有するベース板により2つのレール201が連結された構成や、各レール201が分離した構成など、他のあらゆる構成を採用することができる。
以下では、図2〜図4を参照して、下框部材1の具体的な構成例について説明する。この例では、内側引戸101及び外側引戸102の両方に、本発明に係る下框部材1が適用された場合について説明するが、このような構成に限らず、いずれか一方のみに適用された構成などであってもよい。
下框部材1は、水平方向に沿って長尺な形状を有する框本体20を備えている。この框本体20は、例えばアルミニウムを材料とした押出成形により一体的に形成することができる。框本体20は、互いに平行に延びる1対の側板部21を備えており、これらの1対の側板部21が間隔を隔てて連結されることにより、中空状に形成されている。ただし、框本体20の材料としては、アルミニウムに限らず、他のあらゆる材料を採用することができる。また、框本体20は、押出成形により一体的に形成されるものに限らず、例えば組み立てられるような構成などであってもよい。
この例では、図4に示すように、1対の側板部21の下部が、水平方向に延びる下板部22により連結されるとともに、1対の側板部21の上部が、水平方向に延びる上板部23により連結されている。外側引戸102の下框部材1においては、下板部22と上板部23との間に、水平方向に延びる中板部24がさらに設けられ、当該中板部24によって1対の側板部21の中央部が連結されている。
図2に示すように、下板部22における長手方向の両端部には、それぞれ開口25が形成されている。框本体20内における開口25の上方の領域は、戸車11を取り付けるための戸車取付部26を構成している。当該戸車取付部26には、例えば戸車11を固定するための機構(図示せず)が備えられている。これにより、下方から開口25を介して框本体20内に戸車11を挿入し、当該戸車11を戸車取付部26に取り付けることができるようになっている。
図4に示すように、1対の側板部21と下板部22とにより框本体20の下部に形成された断面U字状の部分は、下方からレール201を受け入れるためのレール受入部27を構成している。また、1対の側板部21と上板部23とにより框本体20の上部に形成された断面U字状の部分は、上方からガラス板6などの壁面部を受け入れるための壁面部受入部28を構成している。
各側板部21の内面の下端部には、図4に示すように、シール材14を取り付けるための爪部29が、長手方向の一端部から他端部まで延びるように形成されていてもよい。この場合、例えば各框本体20における一方の側板部21の爪部29にシール材14が取り付けられてもよい。この例では、各框本体20における室外側の側板部21の爪部29にシール材14が取り付けられている。ただし、各框本体20における少なくとも一方の爪部29を省略することも可能である。
内側引戸101の下框部材1における上板部23、及び、外側引戸102の下框部材1における中板部24には、図4に示すように、各下框部材1の長手方向の両端部に横框部材3を連結するための連結部30が形成されていてもよい。各下框部材1の長手方向の両端部に横框部材3を嵌め合わせた状態で、横框部材3側から連結具(図示せず)を挿入し、各連結部30に連結することにより、各下框部材1に横框部材3を固定することができる。
本実施形態では、各下框部材1における1対の側板部21の両方に、換気口13が形成されている。これらの換気口13は、各側板部21において、框本体20の両端部にそれぞれ形成された戸車取付部26の間、すなわち戸車取付部26よりも中央側に形成されている。
この例では、図3に示すように、一方の側板部21の両端部における戸車取付部26よりもやや中央側に、それぞれ複数の換気口131が形成されるとともに、他方の側板部21におけるさらに中央側に、それぞれ複数の換気口132が形成されている。これにより、一方の側板部21に換気口131が形成されている第1領域R1と、他方の側板部21に換気口132が形成されている第2領域R2とが、互いに対向しないように配置されている。
下框部材1の長さ(幅)は、例えば800〜900mm程度である。また、各換気口13は、例えば幅8mm、高さ16mmの長穴により形成することができる。ただし、各換気口13は、このような形状に限らず、他のあらゆる形状に形成することができる。また、換気口13は各側板部21に複数設けられた構成に限らず、1つだけ設けられた構成などであってもよい。
本実施形態では、室内側の側板部21に形成された換気口13を開閉するための開閉部15が、框本体20の内側に取り付けられている。開閉部15は、例えば開閉板151と操作部152とを備えている。開閉板151の材料としては、アルミニウムの他、ステンレスや鉄などのアルミニウム以外の金属、あるいは樹脂など、他のあらゆる材料を採用することができる。
室内側の側板部21の内面には、開閉板151をスライド可能に保持するためのガイド部31が形成されている。この例では、側板部21の長手方向の一端部から他端部まで、ガイド部31が水平方向に延びるように形成されており、当該ガイド部31に沿って開閉板151を水平方向にスライドさせることができるようになっている。
ただし、ガイド部31は、側板部21の長手方向の一端部から他端部まで形成された構成に限らず、例えば一部が削られるなどして除去されることにより、側板部21の一端部から他端部の間で部分的に形成された構成などであってもよい。また、図3のように、側板部21の長手方向の両端縁までガイド部31が形成された構成に限らず、例えば両端縁から戸車取付部26までの部分がそれぞれ削られるなどして除去された構成などであってもよい。
操作部152は、開閉板151をスライドさせる際に操作するためのものである。この例では、図2及び図3に示すように、室内側の側板部21に水平方向に延びる長穴32が形成されており、この長穴32を介して、開閉板151に取り付けられた操作部152が框本体20の外部(室内側)に臨んでいる。したがって、ユーザは、操作部152を長穴32に沿って移動させることにより、開閉板151を水平方向にスライドさせることができる。
開閉板151は、側板部21の換気口13が形成されている第1領域R1に対向する長方形状の部材であり、側板部21の換気口13と框本体20の内部とを連通するための開口153が形成されている。この例では、各開閉板151に複数の開口153が形成されており、これらの開口153の形状、数及び間隔などが、当該開閉板151に対向している第1領域R1の換気口13の形状、数及び間隔などに対応している。
これにより、図3のように、開閉板151に形成されている開口153が換気口13に対向しない第1の位置では、換気口13が閉塞される。一方、この状態から操作部152を操作して開閉板151をスライドさせ、図4のように、開口153が換気口13に対向する第2の位置に移動した場合には、換気口13と框本体20の内部とが開口153を介して連通されることにより、換気口13が開放される。
この場合、一方の側板部21の第1領域R1に形成されている換気口13と、他方の側板部21の第2領域R2に形成されている換気口13とが、框本体20内の空間を介して連通されるため、室内と室外との間で換気を行うことが可能になる。このように、操作部152を操作して開閉板151を第1の位置と第2の位置との間でスライドさせることにより、換気口13を容易に開閉して、換気を行うことができる。
ただし、開閉部15としては、上記のような構成に限らず、換気口13を開閉可能な他のあらゆる構成を採用することができる。また、框本体20の内側ではなく、外側に開閉部15を設けることも可能である。また、室内側ではなく室外側の側板部21に開閉部15が設けられていてもよいし、室内側及び室外側の両方の側板部21に開閉部15が設けられていてもよい。
換気口13の少なくとも一方は、例えば網などの通気性を有する部材(図示せず)で覆われていてもよい。上記部材を室外側の側板部21に設けた場合には、室外から框本体20内への異物(例えば虫など)の侵入を防止することができる。一方、上記部材を室内側の側板部21に設けた場合には、室内から框本体20内への異物の侵入を防止することができるだけでなく、ユーザが換気口13に指などを挿入するのを防止することができる。これにより、ユーザが換気口13に指などを挿入した状態で開閉部15が閉じられることにより、ユーザが怪我をするといった事態を防止することができる。
また、1対の側板部21のうち一方の側板部21にのみ換気口13が形成され、当該換気口13に開閉部15が設けられた構成であってもよい。この場合、例えば下板部22などの側板部21以外の部分にも換気口13が形成されることにより、室内と室外との間で換気を行うことができるようになっていてもよい。例えば、1対の側板部21の下部を連結する下板部22が省略された構成の場合には、框本体20の下部が開放されているため、室外側の側板部21に換気口13を形成しなくても、框本体20の下部から換気を行うことができる。このように、室内側の側板部21にのみ換気口13が形成された構成の場合には、当該換気口13に開閉部15が設けられていれば、当該換気口13を室内から容易に開閉することが可能である。
以上のような実施形態によれば、下框部材1の框本体20の側板部21に換気口13を形成し、当該換気口13を開閉部15により開閉することができるため、引戸100に換気装置を別途取り付けるような構成と比較して、引戸100に換気機能を容易に持たせることができる。例えば、換気装置を取り付けることができない古いタイプの引戸などであっても、本実施形態によれば、下框部材1を交換することにより、引戸100に換気機能を容易に持たせることができる。
下框部材1ではなく、上框部材2に換気口13及び開閉部15を設けることも考えられる。しかし、通常、上框部材2は下框部材1と比べて高さ方向の長さが短いため、当該上框部材2に換気口13及び開閉部15を設けることは困難である。これに対して、下框部材1は高さ方向の長さが一般的に長いため、本実施形態によれば、下框部材1に換気口13及び開閉部15を容易に設けることができる。
また、下框部材1には戸車取付部26が設けられているため、戸車11が消耗した場合などに、下框部材1ごと交換することにより、戸車11の交換と同時に、引戸100に換気機能を持たせることができる。すなわち、戸車11を交換する際に、必要に応じて下框部材1ごと交換することにより、引戸100に換気機能を持たせることができるという付加価値の高い下框部材1を提供することができる。
戸車11の種類によっては、当該戸車11の生産中止などに起因して、同じ戸車11に交換することができない場合もある。このような場合、別の戸車11を下框部材1に取り付けると、下框部材1に対する戸車11の高さ方向の位置がずれたり、がたつきが生じたりするおそれがある。このような場合であっても、上記のように下框部材1ごと交換すれば、それらの問題が生じるのを防止することができるため、より付加価値の高い下框部材1を提供することができる。
また、本実施形態では、図3に矢印Aで示す方向に沿って、開閉板151を框本体20の一端部から框本体20内に挿入し、ガイド部31に沿って開閉板151を取り付けた後、戸車11を戸車取付部26に取り付けることができるようになっている。これにより、戸車取付部26を有する下框部材1であっても、開閉板151を框本体20の一端部から框本体20内に挿入し、ガイド部31に沿って開閉板151を取り付けた後、戸車11を戸車取付部26に取り付けることにより、框本体20内に開閉板151を容易に配置することができる。したがって、戸車取付部26を有する下框部材1であっても、換気機能を容易に持たせることができる。
さらに、本実施形態では、1対の側板部21のうち一方の側板部21に換気口13が形成されている第1領域R1と、他方の側板部21に換気口13が形成されている第2領域R2とが、互いに対向しないため、これらの換気口13同士の距離を長くすることができる。換気口13同士の距離が短い場合には、笛のような音が発生する場合があるため、本実施形態のような構成により、異音の発生を防止して、良好に換気を行うことができる下框部材1を提供することができる。
1 下框部材
2 上框部材
3 横框部材
4 枠体
5 中框部材
6 ガラス板
11 戸車
13 換気口
15 開閉部
20 框本体
21 側板部
22 下板部
23 上板部
24 中板部
26 戸車取付部
31 ガイド部
32 長穴
100 引戸
101 内側引戸
102 外側引戸
151 開閉板
152 操作部
153 開口
200 レール部材
201 レール
R1 第1領域
R2 第2領域

Claims (6)

  1. 互いに平行に延びる1対の側板部を有する中空状の框本体と、
    前記框本体内に形成され、レール上を転動する戸車を取り付けるための戸車取付部と、
    前記1対の側板部の少なくとも一方に形成された換気口と、
    前記框本体に取り付けられ、前記換気口を開閉するための開閉部とを備えたことを特徴とする下框部材。
  2. 前記開閉部は、前記框本体に対してスライド可能に取り付けられた開閉板と、前記開閉板をスライドさせる際に操作するための操作部とを備え、
    前記開閉板は、当該開閉板に形成されている開口が前記換気口に対向しない第1の位置で前記換気口を閉塞し、前記開口が前記換気口に対向する第2の位置で前記換気口を開放することを特徴とする請求項1に記載の下框部材。
  3. 前記戸車取付部は、前記框本体の両端部に形成され、
    前記換気口は、前記框本体の両端部にそれぞれ形成された前記戸車取付部の間に形成されており、
    前記框本体内には、前記開閉板をスライド可能に保持するためのガイド部が形成されることにより、前記開閉板を前記框本体の一端部から前記框本体内に挿入し、前記ガイド部に沿って前記開閉板を取り付けた後、前記戸車を前記戸車取付部に取り付けることができるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の下框部材。
  4. 前記換気口は、前記1対の側板部にそれぞれ形成されており、
    前記1対の側板部のうち一方の側板部に換気口が形成されている第1領域と、他方の側板部に換気口が形成されている第2領域とが、互いに対向しないように配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の下框部材。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の下框部材を含む矩形状の枠体と、
    前記枠体により保持される壁面部とを備えたことを特徴とする引戸。
  6. 複数の窓を備え、
    前記複数の窓の少なくとも1つが、請求項1〜4のいずれかに記載の下框部材を含む矩形状の枠体と、前記枠体により保持されるガラス板とを備えたことを特徴とする引き違い窓。
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