JP2013210823A - 情報読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送経路上を複数列となって搬送されてくるRF−IDメディアから情報を読み取る場合に、読み取り対象となるRF−IDメディアに隣接するRF−IDメディアからも情報を読み取ってしまうことを回避する。
【解決手段】搬送経路50上を5列となって搬送されてくるICタグ60から情報を読み取る構成において、搬送経路50上に設けられ、ICタグ60の搬送列毎に、1つのICタグ60のみが表出する孔部41a〜41eが形成されたシールド板40と、ICタグ60の搬送列毎に孔部41a〜41eに対向して設けられ、孔部41a〜41eを介してICタグ60から情報を読み取るリーダ/ライタ10a〜10eとを有し、孔部41a〜41eが千鳥状に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、RF−IDメディアから情報を読み取る情報読取装置に関し、特に、搬送経路上を複数列となって搬送されてくるRF−IDメディアから情報を読み取る情報読取装置に関する。
近年、情報化社会の進展に伴って、情報をタグやラベルに記録し、該タグやラベルを商品等に添付して商品等の管理が行われている。このようなタグやラベルを用いた商品等の管理においては、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うことが可能なICが搭載された非接触型ICタグや非接触型ICラベルがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
このような非接触型ICタグや非接触型ICラベルといったRF−IDメディアにおいては、製品として出荷される前に検査手段となるリーダ/ライタによって電波を用いてRF−IDメディアから情報を読み取ることにより、良品/不良品の検査が行われている。その際、RF−IDメディアが列をなして搬送されてくる場合、列の前後のRF−IDメディアからも情報を読み取ってしまうことがある。また、アンチコリジョン機能によって複数のRF−IDメディアから情報を同時に読み取ることで通信性能が劣化してしまう虞れがある。RF−IDメディアは、リーダ/ライタを指定して電波を受けるという動作を行うことはできないため、特定のリーダ/ライタからの電波のみを受ける環境を構築する必要がある。また、リーダ/ライタにおいても、RF−IDメディアを指定して通信することはできないため、検査対象となるRF−IDメディアのみから情報を読み取ることができる環境を構築する必要がある。
そこで、RF−IDメディアが列をなして搬送されてくる場合に、列の前後のRF−IDメディアからも情報を読み取ってしまうことを回避するために、情報の読み取り対象となるRF−IDメディアのみが表出するような孔部が形成されたシールド部材が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、上述したようなRF−IDメディアの検査を効率的に行うために、RF−IDメディアを複数列で搬送しながら検査を行う方法が採られている。
図5は、RF−IDメディアを複数列で搬送しながら検査を行う方法の一例を説明するための図である。
図5に示すように、搬送経路150上を5列になって搬送されてくるICタグ160に対して検査を行う場合は、上述したように、列の前後のRF−IDメディアからも情報を読み取ってしまうことがないように2つのシールド板140a,140bを用意する。そして、この2つのシールド板140a,140bを、ICタグ160の搬送方向にICタグ160の1つ分の間隔を離して配置することで、5列のそれぞれについて1つずつのICタグ160のみから情報を読み取ることができるようになる。
特開2003−168098号公報
しかしながら、図5に示したような方法においては、列の前後のICタグ160から情報を読み取ってしまうことを回避することができるものの、隣接する列のICタグ160からの情報も読み取ってしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、搬送経路上を複数列となって搬送されてくるRF−IDメディアから情報を読み取る場合に、読み取り対象となるRF−IDメディアに隣接するRF−IDメディアからも情報を読み取ってしまうことを回避できる情報読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
搬送経路上を複数列となって搬送されてくるRF−IDメディアから情報を読み取る情報読取装置であって、
前記搬送経路上に設けられ、前記RF−IDメディアの搬送列毎に、1つのRF−IDメディアのみが表出する孔部が形成されたシールド部材と、
前記RF−IDメディアの搬送列毎に前記孔部に対向して設けられ、前記孔部を介して前記RF−IDメディアから情報を読み取る読取手段とを有し、
前記孔部が、隣接する搬送列に対応する孔部に対して前記RF−IDメディアの搬送方向にずれて形成されている。
上記のように構成された本発明においては、RF−IDメディアが搬送経路上を複数列となって搬送されてくると、搬送経路上にてRF−IDメディアの搬送列毎に設けられた読取手段においてRF−IDメディアから情報が読み取られる。この際、搬送経路上には、RF−IDメディアの搬送列毎に1つのRF−IDメディアのみが表出する孔部が形成されたシールド部材が設けられており、読取手段がRF−IDメディアの搬送列毎に孔部に対向して設けられており、読取手段において、孔部を介してRF−IDメディアから情報が読み取られることになる。そして、孔部が、隣接する搬送列に対応する孔部に対してRF−IDメディアの搬送方向にずれて形成されていることにより、読み取り対象となるRF−IDメディアに隣接するRF−IDメディアから情報を読み取ってしまうことが回避される。
また、読取手段における情報の読み取り動作を制御する制御手段において、読取手段毎に、その読取手段に対応する搬送列の先頭となって搬送されてくるRF−IDメディアが孔部から表出するタイミングまで情報の読み取り動作を実行しないようにすれば、上述したように、搬送経路上を複数列となって搬送されてくるRF−IDメディアに対して、RF−IDメディアの搬送方向にずれたポイントで情報が読み取られた場合であっても、搬送列毎に、1番目に搬送されてくるRF−IDメディアからは、その搬送列に対応する読取手段における1回目の読み取り動作にて情報が読み取られ、2番目に搬送されてくるRF−IDメディアからは、その搬送列に対応する読取手段における2回目の読み取り動作にて情報が読み取られるというように読み取り動作が実行されることになり、搬送列間にて、読取手段における情報の読み取り順序と搬送経路上の搬送順序とを合わせることができ、それにより、搬送列毎の整合性を保つことができる。
また、RF−IDメディアが搬送経路上を3列以上となって搬送されてくる構成において、孔部が千鳥状に形成されていれば、搬送列が異なるRF−IDメディアについても、読取手段にて情報が読み取られる際に表出する孔部が、RF−IDメディアの搬送方向に直交する方向に並んでいるものが存在することになり、それにより、シールド部材のRF−IDメディアの搬送方向の長さを、RF−IDメディアの列数分とすることがなく、装置が大型化してしまうことがない。
以上説明したように本発明においては、搬送経路上を搬送されてくるRF−IDメディアと読取手段との間に介在するシールド部材にRF−IDメディアの搬送列毎に形成された孔部が、隣接する搬送列に対応する孔部に対してRF−IDメディアの搬送方向にずれて形成されている構成としたため、搬送経路上を複数列となって搬送されてくるRF−IDメディアから情報を読み取る場合に、読み取り対象となるRF−IDメディアに隣接するRF−IDメディアから情報を読み取ってしまうことを回避できる。
また、読取手段における情報の読み取りの実行を制御する制御手段において、読取手段毎に、その読取手段に対応する搬送列の先頭となって搬送されてくるRF−IDメディアが孔部から表出するタイミングまで情報の読み取り動作を実行しない構成とすることにより、搬送経路上を複数列となって搬送されてくるRF−IDメディアに対して、RF−IDメディアの搬送方向にずれたポイントで情報が読み取られた場合であっても、搬送列間にて、読取手段における情報の読み取り順序と搬送経路上の搬送順序とを合わせることができ、それにより、搬送列毎の整合性を保つことができる。
また、RF−IDメディアが搬送経路上を3列以上となって搬送されてくる構成において、孔部が千鳥状に形成されているものにおいては、搬送列が異なるRF−IDメディアについても、読取手段にて情報が読み取られる際に表出する孔部が、RF−IDメディアの搬送方向に直交する方向に並んでいるものが存在することになり、それにより、シールド部材のRF−IDメディアの搬送方向の長さを、RF−IDメディアの列数分とすることがなく、装置が大型化してしまうことがない。
本発明の情報読取装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は全体の構成を示す図、(b)は(a)に示したシールド板に形成された孔部の位置を示す図である。 図1に示した情報読取装置の詳細な動作を説明するための図である。 図1に示したリーダ/ライタにおけるタグIDの読み取りタイミングを示す図である。 図1に示した情報読取装置におけるICタグからのタグIDの読み取り結果を示す図である。 RF−IDメディアを複数列で搬送しながら検査を行う方法の一例を説明するための図である。 本発明の情報読取装置の他の実施の形態を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の情報読取装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は全体の構成を示す図、(b)は(a)に示したシールド板40に形成された孔部41a〜41eの位置を示す図である。
本形態は図1(a)に示すように、搬送経路50上を搬送されてくるRF−IDメディアとなるICタグ60から情報を読み取ることによってこのICタグ60の検査を行うものである。ICタグ60が搬送されてくる搬送経路50上には、ICタグ60から情報を読み取る読取手段となるリーダ/ライタ10a〜10eが設けられており、また、搬送経路50上を搬送されてくるICタグ60とリーダ/ライタ10a〜10eとの間には、電波を遮蔽することによってリーダ/ライタ10a〜10eにおけるICタグ60からの情報の読み取りを不能とするシールド部材となるシールド板40が介在している。リーダ/ライタ10a〜10eは、制御部30に接続されている。ICタグ60には、識別情報となるタグIDが書き込まれており、リーダ/ライタ10a〜10eにてこのタグIDがICタグ60から読み取られることにより、制御部30にてICタグ60の良品/不良品の判定が行われる。
本形態においては、ICタグ60が搬送経路50上を5列になって搬送されてくる。そして、図1(b)に示すように、シールド板40には、このICタグ60の5つの搬送列毎に、1つのICタグ60のみがリーダ/ライタ10a〜10e側に表出するように孔部41a〜41eが形成されている。この孔部41a〜41eは、搬送経路50上を搬送されてくるICタグ60の搬送方向に直交する方向に全てが並んで形成されているのではなく、また、その方向について図6に示したもののように全てが互いに異なる位置に形成されているのではなく、その方向について、互いに隣接しない搬送列に対応する孔部41aと孔部41dとが並んで形成され、互いに隣接しない搬送列に対応する孔部41bと孔部41eとが並んで形成されるというように、千鳥状に形成されている。
リーダ/ライタ10a〜10eのそれぞれは、これら孔部41a〜41eと対向するように設けられており、孔部41a〜41eに対向する領域に搬送されてきたICタグ60からタグIDを読み取る。孔部41a〜41eに対向する領域に搬送されてきたICタグ60は、この孔部41a〜41eを介してリーダ/ライタ10a〜10e側に表出するため、リーダ/ライタ10a〜10eにおいては、シールド板40の影響を受けることなく、孔部41a〜41eに対向する領域に搬送されてきたICタグ60から孔部41a〜41eを介してタグIDを読み取ることができる。
制御部30は、リーダ/ライタ10a〜10eにおけるタグIDの読み取り動作を制御するものである。制御部30には、トリガセンサ20が接続されており、このトリガセンサ20にてICタグ60が検出されたタイミングに基づいて、リーダ/ライタ10a〜10eにてICタグ60からタグIDの読み取り動作を実行する。
上記のように構成された情報読取装置においては、搬送経路50上をICタグ60が5列になって搬送されてきて、その5列のそれぞれについて、シールド板40に形成された孔部41a〜41eに対向する領域にてリーダ/ライタ10a〜10eによってICタグ60からタグIDが読み取られることになるが、孔部41a〜41eのそれぞれが、ICタグ60の搬送列毎に1つのICタグ60のみが表出するものであって、その周囲にはシールド板40が存在していることにより、リーダ/ライタ10a〜10eのそれぞれにおいて、読み取り対象となるICタグ60に隣接するICタグ60からもタグIDを読み取ってしまうことが回避される。また、孔部41a〜41eが、搬送経路50上を搬送されてくるICタグ60の搬送方向に直交する方向について図6に示したもののように全てが互いに異なる位置に形成されているのではなく、搬送経路50上を搬送されてくるICタグ60の搬送方向に直交する方向について、互いに隣接しない搬送列に対応する孔部41aと孔部41dとが並んで形成され、互いに隣接しない搬送列に対応する孔部41bと孔部41eとが並んで形成されるというように、千鳥状に形成されていることにより、シールド板40のICタグ60の搬送方向の長さを、ICタグ60の列数分とすることがなく、装置が大型化してしまうことがない。
以下に、上述した情報読取装置の詳細な動作について説明する。
図2は、図1に示した情報読取装置の詳細な動作を説明するための図であり、図3は、図1に示したリーダ/ライタ10a〜10eにおけるタグIDの読み取りタイミングを示す図である。なお、図2においては、リーダ/ライタ10a〜10eの記載は省略しているが、上述したように孔部41a〜41eに対向するようにリーダ/ライタ10a〜10eが設けられている。
図2に示すように、ICタグは、搬送経路50上を、ICタグ60a−1,60a−2,・・・が1列をなし、ICタグ60b−1,60b−2,・・・が1列をなし、ICタグ60c−1,60c−2,・・・が1列をなし、ICタグ60d−1,60d−2,・・・が1列をなし、ICタグ60e−1,60e−2,・・・が1列をなすように5列で搬送されてくる。そして、トリガセンサ20にて5列の先頭のICタグ60a−1,60b−1,60c−1,60d−1,60e−1が検出されると、制御部30において、ICタグ60a−1,60b−1,60c−1,60d−1,60e−1が、トリガセンサ20にて検出された位置から、孔部41b,41eが並ぶ領域まで搬送されるまでのタクトが経過したタイミングにおいて、まず、孔部41b,41eに対向するリーダ/ライタ10b,10eからの電波出力をONとする制御が行われ、リーダ/ライタ10b,10eのみにてタグIDの読み取り動作が実行される。
ICタグ60a−1,60b−1,60c−1,60d−1,60e−1が、孔部41b,41eが並ぶ領域に搬送されたタイミングにおいては、図2(a)に示すように、孔部41a〜41eのうち、孔部41b,41eのみにてICタグ60b−1,60e−1がリーダ/ライタ10b,10e側に表出している。この状態において、リーダ/ライタ10b,10eのみにてタグIDの読み取り動作が実行されることにより、リーダ/ライタ10a〜10eのうち、対向する領域にICタグが搬送されてきているリーダ/ライタのみにてタグIDの読み取り動作が実行されることになる。
その後、リーダ/ライタ10b,10eにおいては、図3に示すように、制御部30の制御によって、ICタグ60a−1,60a−2,・・・,60b−1,60b−2,・・・,60c−1,60c−2,・・・,60d−1,60d−2,・・・,60e−1,60e−2,・・・が、その搬送方向におけるピッチだけ搬送されるタイミング毎に、タグIDの読み取り動作が行われることになる。リーダ/ライタ10b,10eに対向する孔部41b,41eには、ICタグ60b−1,60e−1がこの孔部41b,41eを介してリーダ/ライタ10b,10e側に表出した後は、ICタグ60b−1,60e−1を先頭とする搬送列のICタグ60b−2,60b−3,・・・,60e−2,60e−3,・・・が順次リーダ/ライタ10b,10e側に表出するため、リーダ/ライタ10b,10eにて読み取り動作が実行される際に、対向する領域にICタグが存在しないことはない。
また、制御部30において、ICタグ60a−1,60b−1,60c−1,60d−1,60e−1が、トリガセンサ20にて検出された位置から、孔部41a,41dが並ぶ領域まで搬送されるまでのタクトが経過したタイミングにおいて、孔部41a,41dに対向するリーダ/ライタ10a,10dからの電波出力をONとする制御が行われ、リーダ/ライタ10b,10eに加えて、リーダ/ライタ10a,10dにてタグIDの読み取り動作が実行される。
ICタグ60a−1,60b−1,60c−1,60d−1,60e−1が、孔部41a,41dが並ぶ領域に搬送されたタイミングにおいては、図2(b)に示すように、孔部41a,41dを介してICタグ60a−1,60d−1がリーダ/ライタ10a,10d側に表出するようになる。この状態において、リーダ/ライタ10b,10eに加えてリーダ/ライタ10a,10dにてタグIDの読み取り動作が実行されることにより、リーダ/ライタ10a〜10eのうち、対向する領域にICタグが搬送されてきているリーダ/ライタのみにてタグIDの読み取り動作が実行されることになる。
その後、リーダ/ライタ10a,10dにおいては、図3に示すように、制御部30の制御によって、ICタグ60a−1,60a−2,・・・,60b−1,60b−2,・・・,60c−1,60c−2,・・・,60d−1,60d−2,・・・,60e−1,60e−2,・・・が、その搬送方向におけるピッチだけ搬送されるタイミング毎に、タグIDの読み取り動作が行われることになる。リーダ/ライタ10a,10dに対向する孔部41a,41dには、ICタグ60a−1,60d−1がこの孔部41a,41dを介してリーダ/ライタ10a,10d側に表出した後は、ICタグ60a−1,60d−1を先頭とする搬送列のICタグ60a−2,60a−3,・・・,60d−2,60d−3,・・・が順次リーダ/ライタ10a,10d側に表出するため、リーダ/ライタ10a,10dにて読み取り動作が実行される際に、対向する領域にICタグが存在しないことはない。
また、制御部30において、ICタグ60a−1,60b−1,60c−1,60d−1,60e−1が、トリガセンサ20にて検出された位置から、孔部41cと並ぶ領域に搬送されるまでのタクトが経過したタイミングにおいて、孔部41cに対向するリーダ/ライタ10cからの電波出力をONとする制御が行われ、リーダ/ライタ10a,10b,10d,10eに加えて、リーダ/ライタ10cにてタグIDの読み取り動作が実行される。
ICタグ60a−1,60b−1,60c−1,60d−1,60e−1が、孔部41cと並ぶ領域に搬送されたタイミングにおいては、図2(c)に示すように、孔部41cを介してICタグ60c−1がリーダ/ライタ10c側に表出するようになる。この状態において、リーダ/ライタ10a,10b,10d,10eに加えてリーダ/ライタ10cにてタグIDの読み取り動作が実行されることにより、全てのリーダ/ライタ10a〜10eにてタグIDの読み取り動作が実行されることになる。
その後、リーダ/ライタ10cにおいては、図3に示すように、制御部30の制御によって、ICタグ60a−1,60a−2,・・・,60b−1,60b−2,・・・,60c−1,60c−2,・・・,60d−1,60d−2,・・・,60e−1,60e−2,・・・が、その搬送方向におけるピッチだけ搬送されるタイミング毎に、タグIDの読み取り動作が行われることになる。リーダ/ライタ10cに対向する孔部41cには、ICタグ60c−1がこの孔部41cを介してリーダ/ライタ10c側に表出した後は、ICタグ60c−1を先頭とする搬送列のICタグ60c−2,60c−3,・・・が順次リーダ/ライタ10c側に表出するため、リーダ/ライタ10cにて読み取り動作が実行される際に、対向する領域にICタグが存在しないことはない。
図4は、図1に示した情報読取装置におけるICタグからのタグIDの読み取り結果を示す図である。なお、図4においては、ICタグから読み取られたタグIDを、そのICタグの符号を用いて記載している。
上述したように、制御部30の制御によって、リーダ/ライタ10a〜10e毎に、このリーダ/ライタ10a〜10eにてタグIDを読み取るICタグの列の先頭となって搬送されてくるICタグ60a−1,60b−1,60c−1,60d−1,60e−1がそれぞれ孔部41a〜41eからリーダ/ライタ10a〜10e側に表出するタイミングまでタグIDの読み取りを実行せず、先頭となって搬送されてくるICタグ60a−1,60b−1,60c−1,60d−1,60e−1が孔部41a〜41eからリーダ/ライタ10a〜10e側に表出してからタグIDの読み取りを実行することにより、図4に示すように、ICタグの搬送列毎に、1番目に搬送されてくるICタグ60a−1,60b−1,60c−1,60d−1,60e−1からは、その搬送列に対応するリーダ/ライタ10a〜10eにおける1回目の読み取り動作にてタグIDが読み取られ、2番目に搬送されてくるICタグ60a−2,60b−2,60c−2,60d−2,60e−2からは、その搬送列に対応するリーダ/ライタにおける2回目の読み取り動作にてタグIDが読み取られるというように、搬送列間にて、リーダ/ライタ10a〜10eにおける情報の読み取り順序と搬送経路50上の搬送順序とが合うことになる。
ここで、例えば、図2(a)に示した状態においては、孔部41a,41c,41dに対向する領域にはICタグが搬送されてきていないため、その状態でリーダ/ライタ10a,10c,10dにてリーダ/ライタ10b,10eとともに読み取り動作が実行されてしまうと、リーダ/ライタ10a,10c,10dにおいてはICタグからタグIDが読み取られないことになる。制御部30においては、リーダ/ライタ10a〜10eにてタグIDが読み取られない場合は、そのリーダ/ライタ10a〜10eにてタグIDの読み取りを行ったとされるICタグが不良品であると判定されてしまうため、リーダ/ライタ10a,10c,10dにてタグIDの読み取りを行う搬送列の先頭となるICタグが不良品と判定されてしまう。
そこで、上述したように、リーダ/ライタ10a〜10eにてICタグからタグIDを読み取るタイミングを、搬送列毎に孔部41a〜41eの位置に応じたものとすることにより、リーダ/ライタ10a〜10eに対向する領域にICタグが存在しないことによってタグIDの読み取りができなくなることが回避され、リーダ/ライタ10a〜10e間の読み取り結果にずれが生じることがなくなる。それにより、良品であるICタグが不良品として管理されたり、ICタグが搬送経路50上を搬送されてくる状態にてICタグに対して処理を行う他の工程にて不具合が生じたりすることがなくなる。
なお、本形態においては、ICタグ60が搬送経路50上を5列になって搬送されてくる場合を例に挙げて説明したが、ICタグ60が搬送経路50上を3列以上の列をなして搬送されてくるものであれば、シールド板40に孔部を千鳥状に形成することによる上述した効果を得ることができる。
(他の実施の形態)
図6は、本発明の情報読取装置の他の実施の形態を示す図であり、シールド板240の構成のみを示す。
本形態は図6に示すように、図1に示したものに対して、シールド板240に形成された孔部241a〜241bが、ICタグ260の搬送方向にICタグ260のピッチの2倍の距離ずつずれている点のみが異なるものである。
シールド板240をこのような構成とすることにより、搬送経路250上を複数列になって搬送されてくるICタグ260に対して検査を行う場合に、列の前後のICタグ260から情報を読み取ってしまうことを回避することができるとともに、隣接する列のICタグ260から情報を読み取ってしまうことも回避することができる。
なお、上述した実施の形態においては、シールド板40,240に形成された孔部41a〜41e,241a〜241eが、全ての孔部41a〜41e,241a〜241eからICタグ60,260が表出するようなもの、すなわち、ICタグ60,260の搬送方向に互いにずれている孔部のずれ量が整数倍であるものとなっているが、隣接する孔部どうしがICタグ60,260の搬送方向にずれていれば、そのずれ量は整数倍でなくてもよい。
また、上述した実施の形態においては、ICタグ60,260の検査のためにICタグ60,260からタグIDを読み取るものを例に挙げて説明したが、搬送経路50,250上を複数列となって搬送されてくるICタグ60,260から、ICタグ60,260に書き込まれた情報を読み取るものであれば、本発明を適用することができる。
また、RF−IDメディアとしては、ICタグ60,260に限らずICラベル等であってもよい。ICラベルの場合は、連続状の剥離紙が搬送経路となって、ICラベルがこの剥離紙に剥離可能に貼着された状態で剥離紙の搬送とともに搬送されてくることになる。
10a〜10e リーダ/ライタ
20 トリガセンサ
30 制御部
40 シールド板
41a〜41e 孔部
50 搬送経路
60,60a−1〜60a−6,60b−1〜60b−6,60c−1〜60c−6,60d−1〜60d−6,60e−1〜60e−6 ICタグ

Claims (3)

  1. 搬送経路上を複数列となって搬送されてくるRF−IDメディアから情報を読み取る情報読取装置であって、
    前記搬送経路上に設けられ、前記RF−IDメディアの搬送列毎に、1つのRF−IDメディアのみが表出する孔部が形成されたシールド部材と、
    前記RF−IDメディアの搬送列毎に前記孔部に対向して設けられ、前記孔部を介して前記RF−IDメディアから情報を読み取る読取手段とを有し、
    前記孔部が、隣接する搬送列に対応する孔部に対して前記RF−IDメディアの搬送方向にずれて形成されている情報読取装置。
  2. 請求項1に記載の情報読取装置において、
    前記読取手段における情報の読み取り動作を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記読取手段毎に、当該搬送列の先頭となって搬送されてくるRF−IDメディアが前記孔部から表出するタイミングまで情報の読み取り動作を実行しない情報読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報読取装置において、
    前記RF−IDメディアが前記搬送経路上を3列以上となって搬送されてくる構成を有し、
    前記孔部が、千鳥状に形成されている情報読取装置。
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