JP2013209836A - 便器洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】便器洗浄を良好に実行し、便器排水路から便鉢部を介してトイレルーム内に臭気が引き込まれることを防止できる便器洗浄装置を提供する。
【解決手段】便器洗浄装置は、第1吐水口15に連通する第1給水路22と、第2吐水口16に連通する第2給水路23と、第1給水路22及び第2給水路23の洗浄水の流れを別々に制御する流れ制御装置25、26、27とを備えている。流れ制御装置は、洗浄水を第2吐水口16から吐水し、その勢いによって汚物等を便器排水路12の下流方向へ搬送する第1ブロー吐水を実行し、第1ブロー吐水中に、第1吐水口15から吐水した洗浄水が便鉢部11の下部に流れ込む鉢吐水を実行し、一旦、第2給水路23を流れる洗浄水の流量を低下させた後、再度、流量を増加して、第2吐水口16から吐水する洗浄水の勢いによって便器排水路12内の臭気を下流方向へ押し込む第2ブロー吐水を実行した後、鉢吐水を終了する。
【選択図】図1

Description

本発明は便器洗浄装置に関する。
特許文献1は従来の水洗式便器を開示している。この水洗式便器は便器本体と便器洗浄装置とを備えている。便器本体は、便鉢部と、便鉢部の下部に連通した便器排水路とを有している。また、便器本体は、便鉢部の表面に沿って洗浄水を吐水する第1吐水口と、便器排水路内を下流方向に洗浄水を吐水する第2吐水口とを有している。便器洗浄装置は第1吐水口及び第2吐水口に洗浄水を供給する。便器排水路は負圧遅延部を有している。この負圧遅延部は便器排水路の下流部に水膜を形成することによって構成されている。
この水洗式便器は、第2吐水口から洗浄水を吐水すると、その洗浄水の勢いによって汚物等を便器排水路の下流方向へ搬送することができる。この際、便器排水路の上流端開口が便鉢部の下部に露出するため、トイレルーム内の気圧が低いと、便器排水路から臭気が便鉢部を介してトイレルーム内に引き込まれるおそれがある。しかし、この水洗式便器は、便器排水路の下流部に形成する水膜によって、水膜より下流側の排水路内の臭気が便鉢部を介してトイレルーム内に引き込まれ難くすることができる。
特開2006−28757号公報
しかし、特許文献1の水洗式便器は、便器排水路の下流側において、水膜を形成するための構造が必要である。このため、便器排水路の形状が複雑となり、便器排水路内の流れに影響を及ぼすおそれがある。また、この水洗式便器は、ブロー洗浄の実行によって、便鉢部内の水位が低くなり、便器排水路の上流端開口が便鉢部の下部に露出した状態になる。この際、便鉢部の下流部に水膜が良好に形成されないと、便器排水路内の臭気が便鉢部を介してトイレルーム内に引き込まれるおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、便器洗浄を良好に実行し、便器排水路から便鉢部を介してトイレルーム内に臭気が引き込まれることを防止できる便器洗浄装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の便器洗浄装置は、便鉢部の表面に沿って洗浄水を吐水する第1吐水口と、前記便鉢部の下部に連通した便器排水路内を下流方向に洗浄水を吐水する第2吐水口とに洗浄水を供給する便器洗浄装置であって、
前記第1吐水口に連通する第1給水路と、
前記第2吐水口に連通する第2給水路と、
前記第1給水路及び前記第2給水路の洗浄水の流れを別々に制御する流れ制御装置とを備えており、
この流れ制御装置は、
前記第2給水路を開放して、最大流量の洗浄水を前記第2吐水口から吐水し、その勢いによって汚物等を前記便器排水路の下流方向へ搬送する第1ブロー吐水を実行し、
この第1ブロー吐水中に前記第1給水路を開放して、前記第1吐水口から吐水した洗浄水が前記便鉢部の下部に流れ込む鉢吐水を実行し、
一旦、前記第2給水路を流れる洗浄水の流量を低下させた後、再度、前記第2給水路を流れる洗浄水の流量を増加して、前記第2吐水口から吐水する洗浄水の勢いによって前記便器排水路内の臭気を下流方向へ押し込む第2ブロー吐水を実行し、
この第2ブロー吐水を実行した後に前記第2給水路を閉鎖して第2ブロー吐水を終了し、その後、前記第1給水路を閉鎖して鉢吐水を終了することを特徴とする。
この便器洗浄装置は、第2給水路を開放して最大流量の洗浄水が第2吐水口から吐水される第1ブロー吐水を実行すると、便鉢部内に貯留した洗浄水及び汚物等が便器排水路の下流側に搬送され、便鉢部内の水位が低下する。この状態で、第1給水路を開放して鉢吐水を実行すると、第1吐水口から吐水した洗浄水は便鉢部の表面に沿って流れ落ちて便鉢部の下部に流れ込み、第2吐水口から吐水された洗浄水の勢いによって、便器排水路の下流側に流出する。このように、第1ブロー吐水中は、便器排水路の上流端開口である流入口が便鉢部の下部に露出した状態になり、便鉢部内の水位は最低水位のまま上昇しない。また、第1ブロー吐水中は、便器排水路内の臭気も第2吐水口から吐水された洗浄水によって下流側に押し込まれ、便鉢部側へ逆流しない。
仮に、この状態で第2給水路を閉鎖し、第1ブロー吐水を終了すると、便器排水路の流入口が便鉢部の下部に露出した状態であるため、この水洗式便器を載置したトイレルーム内の気圧が低いと、便器排水路から臭気が逆流するおそれがある。
このため、この便器洗浄装置は、一旦、第2給水路を流れる洗浄水の流量を低下させた後、再度、第2給水路を流れる洗浄水の流量を増加させる第2ブロー吐水を実行する。一旦、第2給水路を流れる洗浄水の流量が低下することによって、便鉢部の下部に流入した洗浄水が、便器排水路の下流側へ流出し難くなる。このため、便鉢部内の水位を上昇させることができる。一方、第2給水路を流れる洗浄水の流量を低下させることによって、便器排水路内の臭気が便鉢部側に逆流するおそれが生じるため、第2給水路を流れる洗浄水の流量を低下させる時間を短時間とし、再度、第2給水路を流れる洗浄水の流量を増加して第2ブロー吐水を実行する。この第2ブロー吐水によって、便器排水路内の臭気を下流側に押し込むことによって、便器排水路内の臭気が便鉢部側に逆流することを防止できる。
第2給水路を閉鎖して第2ブロー吐水を終了した時点で、便鉢部内の水位が上昇した状態に維持されるため、早期に便器排水路の流入口を洗浄水で封鎖することができる。このため、便器排水路内の臭気が便鉢部側に逆流することを防止できる。
したがって、本発明の便器洗浄装置は、便器洗浄を良好に実行し、便器排水路から便鉢部を介してトイレルーム内に臭気が引き込まれることを防止できる。
実施例の水洗式便器を示す概略図である。 実施例の第1開閉弁及び第2開閉弁の開閉信号を示すグラフである。 実施例の第1給水路及び第2給水路の流量変化を示すグラフである。 実施例の水洗式便器の便器洗浄状態を示す概略図であって、(I)は便鉢部内の水位が上昇した状態を示し、(II)は第1ブロー吐水によって便鉢部内の水位が低下した状態を示し、(III)は第1ブロー吐水後に第2給水路を流れる洗浄水の流量が低下し、便鉢部内の水位が上昇した状態を示し、(IV)は第2ブロー吐水によって臭気を便器排水路の下流方向に押し込む状態を示し、(V)は便鉢部内の水位が上昇して水封部が形成される状態を示す。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の第2ブロー吐水を実行する際に前記第2給水路を流れる洗浄水の流量は、前記第1ブロー吐水を実行する際に前記第2給水路を流れる洗浄水の最大流量よりも少なくし得る。この場合、第2ブロー吐水を実行すると、便鉢部内の水位を低下を抑えつつ、便器排水路内の臭気を下流方向に押し込むことができる。このため、第2ブロー吐水を終了した後において、便鉢部内の水位が上昇した位置に維持されているため、早期に便器排水路の流入口を封鎖することができ、便器排水路から便鉢部側へ臭気が逆流することを防止できる。
本発明の第2ブロー吐水は、前記第2給水路を流れる洗浄水の流量を低下させて前記便鉢部内の水位が上昇し始めた後、前記第2給水路を流れる洗浄水の流量を増加させ得る。この場合、第2ブロー吐水が終了した後において、便鉢部内の水位が上昇しているため、早期に便器排水路の流入口を封鎖することができる。このため、便器排水路から便鉢部側へ臭気が逆流することを防止できる。
次に、本発明の便器洗浄装置を備えた水洗式便器を具体化した実施例について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例>
実施例の水洗式便器は、図1に示すように、便器本体10と、便器洗浄装置20とを備えている。便器本体10は便鉢部11と便器排水路12とを有している。便鉢部11は上部周縁に段状に形成したリム通水路13を形成している。便器排水路12の上流端である流入口12Aが便鉢部11の下部に開口している。つまり、便器排水路12は便鉢部11の下部に連通している。この便器排水路12は、便鉢部11の下部から便鉢部11の外側面に沿って上昇する上昇流路12Bと、上昇流路12Bの上端部に連続して下方に延びた下降流路12Cとを有している。下降流路12Cは下流端部が排水接続部材14に接続している。便器排水路12は、この排水接続部材14を介して、水洗式便器を設置したトイレルームの床面Fに引き出された図示しない排水管に連通している。
この便器本体10は、リム通水路13の上流端に開口し、リム通水路13に沿って洗浄水を吐水する第1吐水口15を有している。また、便器本体10は、第1吐水口15の後方に連続し、後述する鉢洗浄用ノズル24を収納する吐水空間を形成している。さらに、便器本体10は、便器排水路12の上昇流路12Bの下端部に取り付けられ、先端中央部に第2吐水口16を形成した便器排水路用ノズル17を有している。
便器洗浄装置20は上流端を給水源に連通した給水路21を分岐して形成した第1給水路22と第2給水路23とを備えている。第1給水路22は、下流端部に鉢洗浄用ノズル24を有しており、便器本体10の後部から便器本体10内に挿入され、吐水空間に配置されている。このため、鉢洗浄用ノズル24から吐水した洗浄水は、吐水空間を流れ第1吐水口15からリム通水路13に流出する。つまり、第1給水路22は第1吐水口15に連通している。また、第2給水路23も便器本体10内の後部から便器本体10内に挿入されている。第2給水路23は下流端部が便器排水路用ノズル17に接続している。つまり、第2給水路23は第2吐水口16に連通している。
第1給水路22は電磁式開閉弁である第1開閉弁25を途中に設けている。第2給水路23も電磁式開閉弁である第2開閉弁26を途中に設けている。第1開閉弁25と第2開閉弁26とは制御装置27によって開閉制御される。この便器洗浄装置20は、第1開閉弁25、第2開閉弁26、及び制御装置27によって、第1給水路22及び第2給水路23の洗浄水の流れを別々に制御する流れ制御装置を構成している。
第1開閉弁25及び第2開閉弁26は開閉駆動の際、弁体の移動に時間を要する。このため、第1開閉弁25が設けられた第1給水路22又は第2開閉弁26が設けられた第2給水路23を流れる洗浄水の流量は、開弁の際、最大流量まで徐々に増加し、閉弁の際、ゼロまで徐々に減少する。
便器洗浄装置20は、図示しない洗浄ボタンを水洗式便器の使用者等が操作することによって、便器洗浄を実行する。この際、第1開閉弁25及び第2開閉弁26は、図2に示すように、制御装置27の制御信号に基づいて開閉駆動する。
便器洗浄を実行すると、便器洗浄装置20は、T1時点(便器洗浄開始時点)において、先ず、第1開閉弁25を開弁駆動する。すると、第1給水路22が開放され、洗浄水が第1給水路22を介して第1吐水口15からリム通水路13に沿って流出し、便鉢部11の表面に沿って流れ落ちて便鉢部11の下部に流れ込む鉢吐水を実行する。この際、第1給水路22を流れる洗浄水の流量(第1吐水口15から吐水される洗浄水の流量)は、図3に示すように、T1時点から徐々に増加して最大流量Q1に達する。すると、図4(I)に示すように、便鉢部11内の水位が上昇する。
便器洗浄装置20は、T2時点において、第1開閉弁25を閉弁駆動する。すると、図3に示すように、第1給水路22を流れる洗浄水の流量(第1吐水口15から吐水される洗浄水の流量)はT2時点から徐々に減少し、T3時点を超えてゼロになる。このように、便器洗浄装置20は、先ず、便鉢部11の表面に沿って洗浄水を流すことによって、便鉢部11の表面に付着した汚物等を洗い落とす鉢洗浄を実行する。
便器洗浄装置20は、T2時点より後のT3時点において、第2開閉弁26を開弁駆動する。すると、第2給水路23が開放され、洗浄水が第2給水路23を介して便器排水路用ノズル17の第2吐水口16から便器排水路12の上昇流路12Bに沿って下流側に流出する。この際、第2給水路23を流れる洗浄水の流量(第2吐水口16から吐水される洗浄水の流量)は、図3に示すように、T3時点から徐々に増加して最大流量Q2に達する。つまり、便器洗浄装置20は第1ブロー吐水を実行する。
便器洗浄装置20が第1ブロー吐水を実行し、第2吐水口16から吐水された洗浄水の勢いによって、便鉢部11内の洗浄水及び汚物等が便器排水路12の下流側へ搬送される。いわゆる、便器洗浄装置20はジェット洗浄を実行する。これによって、図4(II)に示すように、便鉢部11内の水位が低下して便器排水路12の流入口12Aが露出した状態になり、便鉢部11内の水位は最低水位のまま上昇しない。また、第1ブロー吐水中(ジェット洗浄中)は、便器排水路12内の臭気も第2吐水口16から吐水された洗浄水によって下流側に押し込まれ、便鉢部11側へ逆流しない。
便器洗浄装置20は、T3時点より後のT4時点において、第1開閉弁25を開弁駆動する。すると、第1給水路22が開放され、洗浄水が第1給水路22を介して第1吐水口15からリム通水路13に沿って流出し、便鉢部11の表面に沿って流れ落ちて便鉢部11の下部に流れ込む鉢吐水を実行する。この際、第1給水路22を流れる洗浄水の流量(第1吐水口15から吐水される洗浄水の流量)は、図3に示すように、T4時点から徐々に増加して最大流量Q1に達する。リム通水路13から便鉢部11の表面に沿って流れ落ちて便鉢部11の下部に流れ込んだ洗浄水も第2吐水口16から吐水された洗浄水の勢いによって、便器排水路12の下流側に流出する。このため、便器排水路12の流入口12Aが露出した状態のままであり、便鉢部11内の水位は最低水位のまま上昇しない。
そして、便器洗浄装置20は、T4時点より後のT5時点において、第2開閉弁26を閉弁駆動する。図3に示すように、第2給水路23を流れる洗浄水の流量(第2吐水口16から吐水される洗浄水の流量)はT5時点から徐々に減少する。第2給水路23を流れる洗浄水の流量がゼロになる前のT6時点において、便器洗浄装置20は第2開閉弁26を開弁駆動する。これによって、第2給水路23を流れる洗浄水の流量(第2吐水口16から吐水される洗浄水の流量)は、T6時点から徐々に増加する。さらに、第2給水路23を流れる洗浄水の流量が最大流量Q2になる前のT7時点(流量Q3)において、便器洗浄装置20は第2開閉弁26を閉弁駆動する。これによって、第2給水路23を流れる洗浄水の流量(第2吐水口16から吐水される洗浄水の流量)は、T7時点から徐々に減少してゼロになる。
このように、便器洗浄装置20は、T5〜T6時点において、一旦、第2給水路23を流れる洗浄水の流量(第2吐水口16から吐水される洗浄水の流量)を低下させた後、再度、T6〜T7時点において、第2給水路23を流れる洗浄水の流量(第2吐水口16から吐水される洗浄水の流量)を増加させる第2ブロー吐水を実行する。
T5〜T6時点において、第2給水路23を流れる洗浄水の流量(第2吐水口16から吐水される洗浄水の流量)が低下することによって、便鉢部11の下部に流入した洗浄水が、便器排水路12の下流側へ流出し難くなる。このため、図4(III)に示すように、便鉢部11内の水位を上昇させることができる。一方、第2給水路23を流れる洗浄水の流量(第2吐水口16から吐水される洗浄水の流量)を低下させることによって、便器排水路12内の臭気が便鉢部11側に逆流するおそれが生じる。このため、便鉢部11内の水位が上昇し始めた後であるT6時点において、第2給水路23を流れる洗浄水の流量(第2吐水口16から吐水される洗浄水の流量)を増加して第2ブロー吐水を実行する。
第2ブロー吐水を実行した際、第2給水路23を流れる洗浄水が最大となるT7時点の流量Q3は、第1ブロー吐水を実行した際に第2給水路23を流れる洗浄水の最大流量Q2よりも少ない。このため、第2ブロー吐水の実行によって、図4(IV)に示すように、便鉢部11内の水位の低下を抑えつつ、便器排水路12内の臭気を下流方向に押し込むことができる。このため、第2ブロー吐水を終了した後において、便鉢部11内の水位が上昇した位置に状態されているため、早期に便器排水路12の流入口12Aを封鎖することができ、便器排水路12から便鉢部11側へ臭気が逆流することを防止できる。
したがって、実施例の便器洗浄装置20は、便器洗浄を良好に実行し、便器排水路12から便鉢部11を介してトイレルーム内に臭気が引き込まれることを防止できる。
そして、便器洗浄装置20は、第2給水路23を流れる洗浄水の流量(第2吐水口16から吐水される洗浄水の流量)がゼロになった後のT8時点において、第1開閉弁25を閉弁駆動する。すると、図3に示すように、第1給水路22を流れる洗浄水の流量(第1吐水口15から吐水される洗浄水の流量)はT8時点から徐々に減少してゼロになる。これによって、図4(V)に示すように、洗浄水が第1給水路22から第1吐水口15を介して便鉢部11の表面に沿って流れ落ち、便鉢部11内の水位が上昇し、水封部が形成され、便器洗浄を終了する。そして、便器洗浄装置20は便器洗浄の待機状態に復帰する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例では、第1ブロー吐水を実行するために第2開閉弁を開弁駆動する前に、第1開閉弁を開弁駆動して鉢洗浄を実行したが、鉢洗浄を実行せずに、第2開閉弁を開弁駆動し、第1ブロー吐水を実行してもよい。
(2)実施例では、第1開閉弁、第2開閉弁、及び制御装置によって、第1給水路及び第2給水路の洗浄水の流れを別々に制御する流れ制御装置を構成していたが、給水路から第1開閉弁、第2開閉弁を分岐する部分に切換え弁を設けて、流れ制御装置を構成してもよい。
(3)実施例では、第2開閉弁の開弁時間を短くすることによって、第2ブロー吐水における流量を第1ブロー吐水における最大流量よりも少なくしたが、第2開閉弁を流量制御機能を有するものにして、流量を制御してもよい。
11…便鉢部
12…便器排水路
15…第1吐水口
16…第2吐水口
20…便器洗浄装置
22…第1給水路
23…第2給水路
25、26、27…流れ制御装置(25…第1開閉弁、26…第2開閉弁、27…制御装置)

Claims (3)

  1. 便鉢部の表面に沿って洗浄水を吐水する第1吐水口と、前記便鉢部の下部に連通した便器排水路内を下流方向に洗浄水を吐水する第2吐水口とに洗浄水を供給する便器洗浄装置であって、
    前記第1吐水口に連通する第1給水路と、
    前記第2吐水口に連通する第2給水路と、
    前記第1給水路及び前記第2給水路の洗浄水の流れを別々に制御する流れ制御装置とを備えており、
    この流れ制御装置は、
    前記第2給水路を開放して、最大流量の洗浄水を前記第2吐水口から吐水し、その勢いによって汚物等を前記便器排水路の下流方向へ搬送する第1ブロー吐水を実行し、
    この第1ブロー吐水中に前記第1給水路を開放して、前記第1吐水口から吐水した洗浄水が前記便鉢部の下部に流れ込む鉢吐水を実行し、
    一旦、前記第2給水路を流れる洗浄水の流量を低下させた後、再度、前記第2給水路を流れる洗浄水の流量を増加して、前記第2吐水口から吐水する洗浄水の勢いによって前記便器排水路内の臭気を下流方向へ押し込む第2ブロー吐水を実行し、
    この第2ブロー吐水を実行した後に前記第2給水路を閉鎖して第2ブロー吐水を終了し、その後、前記第1給水路を閉鎖して鉢吐水を終了することを特徴とする便器洗浄装置。
  2. 前記第2ブロー吐水を実行する際に前記第2給水路を流れる洗浄水の流量は、前記第1ブロー吐水を実行する際に前記第2給水路を流れる洗浄水の最大流量よりも少ないことを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
  3. 前記第2ブロー吐水は、前記第2給水路を流れる洗浄水の流量を低下させて前記便鉢部内の水位が上昇し始めた後、前記第2給水路を流れる洗浄水の流量を増加させることを特徴とする請求項1又は2記載の便器洗浄装置。
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