JP2013205447A - 画像形成装置および搬送機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置は、潜像を保持する感光体ドラム11と、現像剤によって感光体ドラム11の潜像を現像する現像装置14と、現像装置14が用いるトナーを含む現像剤を供給するトナー供給部50と、トナー供給部50が供給する現像剤を現像装置14まで搬送する経路を形成するパドルハウジング43と、パドルハウジング43に設けられ、現像装置14内の現像剤Dをパドルハウジング43内に取り込むとともに、トナー供給部50が供給する現像剤とパドルハウジング43内に取り込まれた現像剤Dとを撹拌しながら現像装置14に向けて搬送する第1パドル41および第2パドル42とを備える。
【選択図】図4
Description
請求項2に記載の発明は、前記現像装置は、予め定められた方向に向けて前記現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌搬送部材を備え、前記搬送路は、前記現像装置の前記撹拌搬送部材による前記現像剤の搬送方向の上流側の端部に接続し、前記搬送部は、前記現像装置の前記上流側の端部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記搬送部は、前記搬送路における現像剤の搬送方向と交差する方向に回転軸を有して現像剤を搬送する搬送部材を複数備え、複数の前記搬送部材は、異なる方向に回転することで前記供給部が供給する現像剤と前記現像装置内の現像剤とを撹拌することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、現像剤を供給する供給部から現像剤が収容される現像装置まで現像剤を搬送する経路を形成する搬送路と、前記搬送路に設けられ、前記現像装置内の現像剤を当該搬送路内に取り込むとともに、前記供給部が供給する現像剤と当該搬送路内に取り込まれた現像剤とを撹拌しながら当該現像装置に向けて搬送する搬送部と、を備えることを特徴とする搬送機構である。
請求項2の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、現像装置内の現像剤の撹拌をより確実に行うことができる。
請求項3の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、供給部が供給する現像剤と搬送路内に取り込まれた現像剤との撹拌効率をより高めることが可能となる。
請求項4の発明によれば、供給部が供給する現像剤と搬送路内に取り込まれた現像剤との撹拌性の向上を図りながら現像装置に現像剤を搬送することが可能となる。
図1は、本実施形態の画像形成装置1の全体構成を示した図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、用紙Pに対してトナー像を形成する画像形成部10と、画像形成部10により用紙Pに形成されたトナー像を定着する定着部20と、画像形成部10に用紙Pを供給する用紙搬送系30と、を有している。
また、画像形成装置1は、画像形成部10にトナーを搬送する搬送機構40と、搬送機構にトナーを供給するトナー供給部50と、トナー供給部50に設けられて画像形成部10に供給するトナーを収容するトナーカートリッジ60と、画像形成部10の感光体ドラム11の残留トナーを回収するトナー回収装置70とを備えている。
そして、用紙搬送系30は、用紙Pを収容する用紙収容部31から用紙Pを取り出して送り出すピックアップロール34と、ピックアップロール34が取り出した用紙を一枚ずつに捌いて転写部Tpに向けて用紙Pを送る捌きロール35とを備えている。
さらに、用紙搬送系30は、反転用搬送経路33に設けられて用紙Pを搬送する搬送ロール37と、用紙搬送経路32および反転用搬送経路33との合流箇所の用紙搬送方向下流側に設けられ、定着後の用紙Pを用紙積載部Sに向けて排出したり、用紙Pの両面に画像形成する際に反転用搬送経路33に向けて用紙Pを送ったりする排出ロール38とを備えている。
トナー収容容器61には、現像装置14の現像動作によって消費されたトナーTを新たに供給するためのトナーTを収容している。記憶媒体62は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などにより構成される。記憶媒体62には、トナーカートリッジ60の種類を示す情報や、例えばトナー収容容器61に設けられ回転することでトナーTを撹拌する回転部材の回転数などトナーカートリッジ60の使用状況に関する情報が格納される。
なお、トナーカートリッジ60は、トナー収容容器61に収容されるトナーTの残量がなくなった場合など、他のトナーカートリッジ60と交換される。
不図示のPC等にて形成された画像データが制御部100にて受け付けられると、制御部100では、画像データに対して画像処理を施す。画像処理が施された画像データは、露光装置13に出力される。画像データを取得した露光装置13は、帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光することで感光体ドラム11上に静電潜像を形成する。感光体ドラム11に形成された静電潜像は、現像装置14により例えば黒(K)のトナー像として現像される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、定着部20にて定着処理を受け、排出ロール38によって用紙積載部Sへと排出される。
図3は、図2に示す矢印IIIからみた搬送機構40および現像装置14の上面図である。なお、図3においては、後述する上側ハウジング43aの図示を省略している。
図4は、図2に示す搬送機構40および現像装置14のIV−IV断面図である。
現像装置14は、図2に示すように、感光体ドラム11に対向する開口部Kを有し、内部にはトナーTおよびキャリアを含む現像剤Dが収容される現像ハウジング80と、現像ハウジング80の開口部Kに面した箇所に配設される現像ロール81とを備えている。また、現像装置14には、一端側がトナー供給部50に連結してトナー供給部50から供給されるトナーTを現像装置14に搬送する搬送機構40が接続している。
第1ハウジング801は、図4に示すように、第1撹拌搬送部材821の羽根821b(後述)の外縁に沿った曲線状に形成される底面部801Bを有している。また、第2ハウジング802は、第2撹拌搬送部材822の羽根822b(後述)の外縁に沿った曲線状に形成される底面部802Bを有している。
なお、本実施形態では、第1ハウジング801、第2ハウジング802および仕切壁84は一体形成されている(図4参照)。
搬送機構40は、図3に示すように、回転する第1パドル41および第2パドル42を有している。また、搬送機構40は、第1パドル41および第2パドル42を内側に備え、搬送機構40の筐体を形成するとともに後述するようにトナーTおよび現像剤Dの搬送路を形成するパドルハウジング43を備えている。また、搬送機構40は、第1パドル41および第2パドル42を駆動する駆動部44を備えている。
搬送部および搬送部材の一例としての第1パドル41は、図5に示すように、回転軸となるパドル軸411、パドル軸411に形成される羽根412、パドル軸411の両端側にそれぞれ設けられるフランジ413、及び連結部414を有している。
また、第1パドル41の材料には、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂や、POM(ポリアセタール)樹脂などの樹脂材料を用いることができる。
羽根412は、パドル軸411の軸心から半径方向に向けて延びる複数の板形状の部材である。羽根412は、本実施形態では4枚設けられ、回転方向に約90度の間隔を有して配置されている(図4参照)。
また、連結部414は、駆動部44の第1伝達軸441(後述)の接続を受ける部分である。そして、第1パドル41は、連結部414にて第1伝達軸441の接続を受けることによって、パドル軸411を回転軸にして回転する。
また、第2パドル42の材料には、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂や、POM(ポリアセタール)樹脂などの樹脂材料を用いることができる。
また、連結部424は、駆動部44の第2伝達軸442(後述)の接続を受ける部分である。そして、第2パドル42は、連結部424にて第2伝達軸442の接続を受けることによって、パドル軸421を回転軸にして回転する。
また、第1パドル41よりも第2パドル42が現像装置14に近づけて配置される。そして、第1パドル41と第2パドル42とは、図4に示すように、第2パドル42よりも第1パドル41がトナー供給部50におけるトナーTの排出部に近づけて配置される。すなわち、トナー搬送方向の上流側に第1パドル41が設けられ、下流側に第2パドル42が設けられる。
上側ハウジング43aは、トナー供給部50から供給されるトナーTをパドルハウジング43の内側へと受け入れる受入口43Hを有している。この受入口43Hは、本実施形態では現像装置14に対して遠い側に配置されるパドルである第1パドル41に対向するように配置している。
曲線部431Rは、第1パドル41の羽根412端部の回転軌道に沿うように内側の面が形成されている。また、壁面部431Wは、曲線部431Rから上方に向けて延び、上側ハウジング43aと接触する。これによって、第1ハウジング431は、第1パドル41の下方の周囲を囲うとともに、第1パドル41の上方の空間を開放している。
これによって、後述するように、第2ハウジング432に設ける第2パドル42の羽根422によって運ばれる現像剤Dが、接続部43Jを超えて第1ハウジング431側へと導かれるように構成している。
なお、本実施形態では、現像ハウジング80に収容される現像剤Dが現像ロール81に接触するように現像剤Dの収容量を設定している。従って、本実施形態では、境界部43Kは、現像ロール81よりも下方に位置するように構成している。
第1伝達軸441および第2伝達軸442は、図3に示すように、それぞれ現像装置14の一端側の端部から貫通孔43Pまで延びる円柱状の部材である。そして、第1伝達軸441は、一端がギア44Gに接続し、他端側が第1パドル41の連結部414(図5参照)に連結する。また、第2伝達軸442は、一端がギア44Gに接続し、他端側が第2パドル42の連結部424(図5参照)に連結する。
このとき、図4に示すように、第1パドル41は、トナー供給部50を左側に、現像装置14を右側にみて反時計回り(図4中CCW方向)に回転する。また、第2パドル42は、トナー供給部50を左側に、現像装置14を右側にみて時計回り(図4中CW方向)に回転する。このように、第1パドル41と第2パドル42とは異なる方向に回転する。これによって、第1パドル41と第2パドル42とは、対向する部分においては、いずれも鉛直方向の下方から上方に向けて同方向に向けて移動する。
現像剤Dは、回転駆動される第1撹拌搬送部材821および第2撹拌搬送部材822により、現像ハウジング80内を撹拌されながら循環搬送される。この撹拌動作により、現像剤Dを構成するキャリアおよびトナーTは互いに撹拌混合され、トナーTは摩擦により帯電する。
そして、現像スリーブ811上の現像剤層は、磁石ロール812に形成される反発磁界によって現像ロール81から離脱して現像ハウジング80内に落下し、第1撹拌搬送部材821および第2撹拌搬送部材822によって再び撹拌搬送される。
本実施形態では、単一の駆動源である駆動モータMによって、搬送機構40および現像装置14との駆動を行う。従って、上述の現像装置14の現像動作に同期して、搬送機構40においても搬送動作が行われる。
搬送機構40では、駆動モータMが駆動することによって駆動部44のギア44Gを介して第1伝達軸441および第2伝達軸442が回転する。そして、第1伝達軸441によって第1パドル41が回転する。また、第2伝達軸442の回転によって第2パドル42が回転する(図3参照)。
搬送機構40は、トナー供給部50の経路52から供給されるトナーTをパドルハウジング43の受入口43Hにて受け入れる。受入口43Hにて受け入れたトナーTは、第1パドル41の上方から第1パドル41に落下する。
以上のように、トナー供給部50から受け入れたトナーTは、第1パドル41および第2パドル42により、パドルハウジング43内においてS字を描くように搬送される。
以上のように、現像装置14から取り込んだ現像剤Dは、第2パドル42および第1パドル41により、パドルハウジング43内においてS字を描くように搬送される。
また、本実施形態の画像形成装置1では、いわゆる2成分現像方式にてトナー像を形成する画像形成部10を例示したが、この態様に限定されるものではない。すなわち、1成分現像方式であっても、搬送機構40にて搬送されるトナーと、現像装置14内のトナーとの撹拌性を向上させることができる。
Claims (4)
- 潜像を保持する像保持体と、
現像剤によって前記像保持体の前記潜像を現像する現像装置と、
前記現像装置が用いる現像剤を供給する供給部と、
前記供給部が供給する現像剤を前記現像装置まで搬送する経路を形成する搬送路と、
前記搬送路に設けられ、前記現像装置内の現像剤を当該搬送路内に取り込むとともに、前記供給部が供給する現像剤と当該搬送路内に取り込まれた現像剤とを撹拌しながら当該現像装置に向けて搬送する搬送部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像装置は、予め定められた方向に向けて前記現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌搬送部材を備え、
前記搬送路は、前記現像装置の前記撹拌搬送部材による前記現像剤の搬送方向の上流側の端部に接続し、
前記搬送部は、前記現像装置の前記上流側の端部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記搬送部は、前記搬送路における現像剤の搬送方向と交差する方向に回転軸を有して現像剤を搬送する搬送部材を複数備え、
複数の前記搬送部材は、異なる方向に回転することで前記供給部が供給する現像剤と前記現像装置内の現像剤とを撹拌することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 現像剤を供給する供給部から現像剤が収容される現像装置まで現像剤を搬送する経路を形成する搬送路と、
前記搬送路に設けられ、前記現像装置内の現像剤を当該搬送路内に取り込むとともに、前記供給部が供給する現像剤と当該搬送路内に取り込まれた現像剤とを撹拌しながら当該現像装置に向けて搬送する搬送部と、
を備えることを特徴とする搬送機構。
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