JP2013205447A - 画像形成装置および搬送機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤の撹拌性の向上を図りながら現像装置に現像剤を搬送する。
【解決手段】画像形成装置は、潜像を保持する感光体ドラム11と、現像剤によって感光体ドラム11の潜像を現像する現像装置14と、現像装置14が用いるトナーを含む現像剤を供給するトナー供給部50と、トナー供給部50が供給する現像剤を現像装置14まで搬送する経路を形成するパドルハウジング43と、パドルハウジング43に設けられ、現像装置14内の現像剤Dをパドルハウジング43内に取り込むとともに、トナー供給部50が供給する現像剤とパドルハウジング43内に取り込まれた現像剤Dとを撹拌しながら現像装置14に向けて搬送する第1パドル41および第2パドル42とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置および搬送機構に関する。
例えば特許文献1には、底部に現像装置に続く開口部を介して現像装置にトナー補給をするためのトナーホッパであって、開口部にトナーを搬送する螺旋翼を備えた、回転駆動可能なトナーホッパ搬送スクリューを有するトナーホッパにおいて、トナーホッパ搬送スクリューの搬送スクリュー軸から半径方向に延在し、トナーホッパ搬送スクリューの螺旋翼と搬送スクリュー軸とが半径方向に占める横断面積の50%以下の横断面積を占めるように構成された板状又は柱状の保持部材が設けられ、保持部材によって保持され、開口部を覆うことのできるストッパ部材が設けられ、さらにトナーホッパ搬送スクリュー、保持部材及びストッパ部材が一体に形成されているトナーホッパが開示されている。
特開2012−47784号公報
本発明は、現像剤の撹拌性の向上を図りながら現像装置に現像剤を搬送することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、潜像を保持する像保持体と、現像剤によって前記像保持体の前記潜像を現像する現像装置と、前記現像装置が用いる現像剤を供給する供給部と、前記供給部が供給する現像剤を前記現像装置まで搬送する経路を形成する搬送路と、前記搬送路に設けられ、前記現像装置内の前記現像剤を当該搬送路内に取り込むとともに、前記供給部が供給する現像剤と当該搬送路内に取り込まれた現像剤とを撹拌しながら当該現像装置に向けて搬送する搬送部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記現像装置は、予め定められた方向に向けて前記現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌搬送部材を備え、前記搬送路は、前記現像装置の前記撹拌搬送部材による前記現像剤の搬送方向の上流側の端部に接続し、前記搬送部は、前記現像装置の前記上流側の端部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記搬送部は、前記搬送路における現像剤の搬送方向と交差する方向に回転軸を有して現像剤を搬送する搬送部材を複数備え、複数の前記搬送部材は、異なる方向に回転することで前記供給部が供給する現像剤と前記現像装置内の現像剤とを撹拌することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、現像剤を供給する供給部から現像剤が収容される現像装置まで現像剤を搬送する経路を形成する搬送路と、前記搬送路に設けられ、前記現像装置内の現像剤を当該搬送路内に取り込むとともに、前記供給部が供給する現像剤と当該搬送路内に取り込まれた現像剤とを撹拌しながら当該現像装置に向けて搬送する搬送部と、を備えることを特徴とする搬送機構である。
請求項1の発明によれば、供給部が供給する現像剤と搬送路内に取り込まれた現像剤との撹拌性の向上を図りながら現像装置に現像剤を搬送することが可能となる。
請求項2の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、現像装置内の現像剤の撹拌をより確実に行うことができる。
請求項3の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、供給部が供給する現像剤と搬送路内に取り込まれた現像剤との撹拌効率をより高めることが可能となる。
請求項4の発明によれば、供給部が供給する現像剤と搬送路内に取り込まれた現像剤との撹拌性の向上を図りながら現像装置に現像剤を搬送することが可能となる。
本実施形態の画像形成装置の全体構成を示した図である。 搬送機構および現像装置の全体図である。 図2に示す矢印IIIからみた搬送機構および現像装置の上面図である。 図2に示す搬送機構および現像装置のIV−IV断面図である。 第1パドルおよび第2パドルの全体図である。 搬送機構の動作を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置1の全体構成を示した図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、用紙Pに対してトナー像を形成する画像形成部10と、画像形成部10により用紙Pに形成されたトナー像を定着する定着部20と、画像形成部10に用紙Pを供給する用紙搬送系30と、を有している。
また、画像形成装置1は、画像形成部10にトナーを搬送する搬送機構40と、搬送機構にトナーを供給するトナー供給部50と、トナー供給部50に設けられて画像形成部10に供給するトナーを収容するトナーカートリッジ60と、画像形成部10の感光体ドラム11の残留トナーを回収するトナー回収装置70とを備えている。
さらに、画像形成装置1は、画像形成部10、定着部20、用紙搬送系30、搬送機構40、トナー供給部50、トナーカートリッジ60およびトナー回収装置70の動作全般を制御する制御部100と、表示パネルにより構成されユーザからの指示を受け付けるとともにユーザに対してメッセージ等を表示するユーザインタフェース(UI)200を備えている。
画像形成部10は、感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12と、感光体ドラム11を露光する露光装置13と、帯電された感光体ドラム11を現像する現像装置14、感光体ドラム11に形成されたトナー像を用紙Pに転写する転写装置15と転写後の感光体ドラム11を清掃するクリーニング部材16と、を有している。
像保持体の一例としての感光体ドラム11は、その外周面に感光層を備えており、図1中矢印方向に回転する。帯電装置12は、感光体ドラム11に接触する帯電ロールを有し、感光体ドラム11を予め定められた電位に帯電する。露光装置13は、レーザを感光体ドラム11に照射し帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光して感光体ドラム11に静電潜像を形成する。
現像装置14は、磁性体粒子であるキャリアと着色剤粒子であるトナーTとを混合した現像剤D(二成分現像剤)を備えている(後述の図4参照)。そして、現像装置14においては、現像剤Dを撹拌混合することによって、キャリアとトナーTとの摩擦によってトナーTを帯電させる。そして、現像装置14は、感光体ドラム11上に形成された静電潜像をトナーTで現像して感光体ドラム11上にトナー像を形成する。なお、現像装置14については後に詳しく説明する。
転写装置15は、ロール形状を有し、転写装置15と感光体ドラム11との間(転写部Tp)に電界を形成することにより、感光体ドラム11上のトナー像を用紙Pに転写する。
クリーニング部材16は、例えば熱硬化型ウレタンゴムなどの弾性素材を材料とし、予め定められた厚さを有する板状の部材である。クリーニング部材16は、軸方向に沿って感光体ドラム11の表面に接触して設けられ、トナー像の転写後に感光体ドラム11上に残留するトナーT等を除去する。
定着部20は、加圧ロールと加熱ロールとを有している。そして、定着部20は、これらのロールの間にトナー像が転写された用紙Pを通過させることで、熱および圧力による定着処理によってトナー像を用紙P上に定着させる。
用紙搬送系30は、用紙Pを収容する用紙収容部31、用紙収容部31から転写部Tpおよび定着部20を通り、用紙Pを積載する用紙積載部Sまでの用紙Pの搬送経路を形成する用紙搬送経路32と、定着部20を通過した用紙Pの表裏を反転させてこの用紙Pを転写部Tpに再度供給する経路を形成する反転用搬送経路33とを備えている。
そして、用紙搬送系30は、用紙Pを収容する用紙収容部31から用紙Pを取り出して送り出すピックアップロール34と、ピックアップロール34が取り出した用紙を一枚ずつに捌いて転写部Tpに向けて用紙Pを送る捌きロール35とを備えている。
また、用紙搬送系30は、回転を停止した状態で用紙Pの搬送を一時的に止め、予め定められたタイミングにて回転を行うことにより、転写部Tpに対してレジストレイション調整を施しながら用紙Pを供給するレジストレイションロール(レジロール)36を有している。
さらに、用紙搬送系30は、反転用搬送経路33に設けられて用紙Pを搬送する搬送ロール37と、用紙搬送経路32および反転用搬送経路33との合流箇所の用紙搬送方向下流側に設けられ、定着後の用紙Pを用紙積載部Sに向けて排出したり、用紙Pの両面に画像形成する際に反転用搬送経路33に向けて用紙Pを送ったりする排出ロール38とを備えている。
搬送機構40は、トナー供給部50から受け取ったトナーTを画像形成部10の現像装置14へと搬送する。なお、搬送機構40については後に詳しく説明する。
トナー供給部50は、図1に示すように、トナーカートリッジ60を保持する保持部51と、保持部51から搬送機構40まで形成される経路52と、経路52に設けられて経路52内のトナーTを搬送する搬送部材53とを備えている。本実施形態のトナー供給部50において、経路52は円筒形状の部材である。また、搬送部材53は、軸方向に螺旋状の羽根が形成された部材であり、経路52の内側に設けられる。そして、トナー供給部50は、経路52および搬送部材53によって、トナーカートリッジ60から取り込んだトナーTを搬送機構40に向けて供給する。
トナーカートリッジ60は、トナー収容容器61と、記憶媒体62とを有している。トナー収容容器61は、トナーTを収容する容器である。
トナー収容容器61には、現像装置14の現像動作によって消費されたトナーTを新たに供給するためのトナーTを収容している。記憶媒体62は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などにより構成される。記憶媒体62には、トナーカートリッジ60の種類を示す情報や、例えばトナー収容容器61に設けられ回転することでトナーTを撹拌する回転部材の回転数などトナーカートリッジ60の使用状況に関する情報が格納される。
なお、トナーカートリッジ60は、トナー収容容器61に収容されるトナーTの残量がなくなった場合など、他のトナーカートリッジ60と交換される。
トナー回収装置70は、クリーニング部材16によって転写後の感光体ドラム11から除去された残留トナーを回収して収容する装置である。トナー回収装置70は、トナー回収容器71と、クリーニング部材16に対して進退可能に設けられるトナー回収部材72とを有している。そして、トナー回収装置70では、トナー回収部材72によってクリーニング部材16が感光体ドラム11から除去した残留トナーを掻き集めて、トナー回収容器71に堆積させる。
制御部100は、画像形成装置1にネットワークなどを介して接続する例えばPC(パーソナルコンピュータ)などから、画像形成のための画像データや印刷指示を受け付ける。また、制御部100は、受け付けた画像データに画像処理を施した後に露光装置13に画像データを送る。
なお、本実施形態の制御部100は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびHDD(Hard Disk Drive)を備えて構成されている。CPUでは、処理プログラムが実行される。ROMには、各種プログラム、各種テーブル、パラメータ等が記憶されている。RAMは、CPUによる各種プログラムの実行のときにおけるワークエリア等として用いられる。
続いて、本実施形態の画像形成装置1の画像形成動作について説明する。
不図示のPC等にて形成された画像データが制御部100にて受け付けられると、制御部100では、画像データに対して画像処理を施す。画像処理が施された画像データは、露光装置13に出力される。画像データを取得した露光装置13は、帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光することで感光体ドラム11上に静電潜像を形成する。感光体ドラム11に形成された静電潜像は、現像装置14により例えば黒(K)のトナー像として現像される。
用紙搬送系30においては、画像形成のタイミングに合わせてピックアップロール34が回転し、用紙収容部31から用紙Pが供給される。そして、捌きロール35によって一枚ずつに捌かれた用紙Pは、レジロール36まで搬送され、一旦、停止される。その後、感光体ドラム11の回転タイミングに合わせてレジロール36が回転し、用紙Pが転写部Tpに供給される。そして、この転写部Tpにおいて転写装置15により感光体ドラム11に形成されたトナー像が用紙Pに転写される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、定着部20にて定着処理を受け、排出ロール38によって用紙積載部Sへと排出される。
なお、用紙Pの第1面のみならず第2面にも画像が形成(用紙Pの両面に画像が形成)される際には、定着部20を通過した用紙Pは、排出ロール38によって反転用搬送経路33へと供給され、搬送ロール37によって再び転写部Tpに再度供給される。転写部Tpにて、感光体ドラム11に形成されたトナー像が用紙Pの第2面に転写される。第2面にトナー像が転写された用紙Pは、定着部20によって定着処理を受け、排出ロール38によって用紙積載部Sへと排出される。
画像形成部10において画像形成が行われると、感光体ドラム11のトナー像を用紙Pに転写した後に、感光体ドラム11上に残留トナーが付着している場合がある。この感光体ドラム11上の残留トナーは、クリーニング部材16によって除去される。そして、除去された残留トナーは、本実施形態ではトナー回収装置70によって回収される。
ところで、本実施形態の画像形成部10においては、搬送機構40およびトナー供給部50を介して、トナーカートリッジ60から現像装置14にトナーTを供給する。そして、現像装置14においてトナーTと現像剤Dとが撹拌混合されトナーTの帯電が行われる。なお、現像装置14におけるトナーTと現像剤Dとの撹拌混合が不十分である場合、例えばトナーTの帯電不良によって意図する画像形成を実施することができなくなるおそれがある。
ここで、近年の装置の小型化の要請を受けて例えば現像装置14を構成する各部材を従来の装置よりも小さくする必要が生じている。このような場合、現像装置14において現像剤Dを撹拌する撹拌部材のサイズを小さくせざるを得ない。その結果、現像装置14における撹拌部材による撹拌混合の効果が低下してしまう。また、サイズの小さい撹拌部材によって現像装置14内の撹拌混合の効果を高めようとすると、撹拌部材の形状及び構造が複雑化してしまう。
そこで、本実施形態の画像形成装置1では、搬送機構40によって、トナーTの帯電を図りながら現像装置14に向けてトナーを搬送するように構成し、現像装置14内のトナーTの帯電状態を向上させている。
図2は、搬送機構40および現像装置14の全体図である。
図3は、図2に示す矢印IIIからみた搬送機構40および現像装置14の上面図である。なお、図3においては、後述する上側ハウジング43aの図示を省略している。
図4は、図2に示す搬送機構40および現像装置14のIV−IV断面図である。
まず、現像装置14について詳しく説明する。
現像装置14は、図2に示すように、感光体ドラム11に対向する開口部Kを有し、内部にはトナーTおよびキャリアを含む現像剤Dが収容される現像ハウジング80と、現像ハウジング80の開口部Kに面した箇所に配設される現像ロール81とを備えている。また、現像装置14には、一端側がトナー供給部50に連結してトナー供給部50から供給されるトナーTを現像装置14に搬送する搬送機構40が接続している。
また、図3に示すように、現像装置14は、現像ハウジング80内であって、感光体ドラム11の軸方向に沿って設けられる第1撹拌搬送部材821と、第2撹拌搬送部材822とを有している。さらに、現像装置14は、現像ロール81と予め定められた距離をもって回転可能に設けられ、現像ロール81上の現像剤層厚さを規制する層規制ロール83(図4参照)を有している。そして、現像装置14は、第1撹拌搬送部材821と第2撹拌搬送部材822の間を仕切る仕切壁84を備えている。
現像ハウジング80は、図4に示すように、第1ハウジング801と第2ハウジング802とを備える。第1ハウジング801は、第1撹拌搬送部材821の回転軸方向に延びて設けられる。また、第2ハウジング802は、第2撹拌搬送部材822回転軸方向に延びて設けられる。
第1ハウジング801は、図4に示すように、第1撹拌搬送部材821の羽根821b(後述)の外縁に沿った曲線状に形成される底面部801Bを有している。また、第2ハウジング802は、第2撹拌搬送部材822の羽根822b(後述)の外縁に沿った曲線状に形成される底面部802Bを有している。
また、現像ハウジング80は、図3に示すように、搬送機構40と対向する部分に開口する連絡部80Hを備えている。連絡部80Hは、図4に示すように、搬送機構40の後述するパドルハウジング43と接続する。そして、この連絡部80Hにおいて、後述する現像装置14と搬送機構40との間のトナーTの受け取りや現像剤Dの受け渡しが行われる。
現像ロール81は、図4に示すように、回転可能に配設される現像スリーブ811と、現像スリーブ811の内側に固定的に配設されると共に、内部には複数の磁極が配列される磁石ロール812とを有している。また、現像ロール81は、本実施形態では第2撹拌搬送部材822と対向するように設けられる。
現像スリーブ811は、駆動モータMにより回転駆動される。そして、現像スリーブ811は、感光体ドラム11と対向する現像位置において感光体ドラム11と同方向に回転する。また、現像スリーブ811は、例えばSUSやアルミニウム等の金属にて構成されており、交流を重畳した直流バイアスからなる現像バイアスを印加する電源が接続されている。
磁石ロール812には、その外周面に沿って多極の磁石が設けられている。そして、磁石ロール812を構成する複数の磁極によって、第2撹拌搬送部材822によって撹拌搬送される現像剤Dを現像スリーブ811上に吸着する機能、対向配置される層規制ロール83との間に形成される間隙によって一定量の現像剤層を形成する機能、現像スリーブ811の回転に伴って現像剤Dを搬送する機能、感光体ドラム11と対向する現像領域における現像剤Dの穂立ちを形成する機能、および現像スリーブ811上に吸着された現像剤Dを現像スリーブ811から剥離させる機能を実現する。
第1撹拌搬送部材821は、図3に示すように、回転軸821aと、軸方向に沿って回転軸821aの外周に螺旋状に設けられる羽根821bとを有している。第1撹拌搬送部材821の回転軸821aは、第1ハウジング801に回転可能に支持されている。また、回転軸821aは、第1ハウジング801よりも外部に突出して配置されている。この回転軸821aの突出した箇所にて駆動モータMからの駆動を受け、第1撹拌搬送部材821は回転する。そして、第1撹拌搬送部材821は、図3中矢印A1の方向に向けて現像剤Dを搬送する。
また、第1撹拌搬送部材821は、現像剤搬送方向下流側における第1連絡口841(後述)と対向する領域に、羽根821bよりもピッチが短く、かつ羽根821bとは逆向きの羽根821cを有している。そして、第1撹拌搬送部材821は、羽根821cによって、第1連絡口841(後述)を介して第2撹拌搬送部材822側に現像剤Dを送り込めるように構成されている(図3中矢印A2)。
第2撹拌搬送部材822は、図3に示すように、回転軸822aと、軸方向に沿って回転軸822aの外周に螺旋状に設けられる羽根822bとを有している。第2撹拌搬送部材822の回転軸822aは第2ハウジング802に回転可能に支持されている。また、回転軸822aは、第2ハウジング802よりも外部に突出して配置されている。この回転軸822aの突出した箇所にて駆動モータMからの駆動を受け、第2撹拌搬送部材822は回転する。そして、第2撹拌搬送部材822は、図3中矢印B1の方向に向けて現像剤Dを搬送する。
また、第2撹拌搬送部材822は、現像剤搬送方向下流側における第2連絡口842(後述)と対向する領域に、羽根822bよりもピッチが短く、かつ羽根822bとは逆向きの羽根822cを有している。そして、第2撹拌搬送部材822は、羽根822cによって、第2連絡口842(後述)を介して第1撹拌搬送部材821側に現像剤Dを送り込めるように構成されている(図3中矢印B2)。
層規制ロール83は、図4に示すように、現像ロール81の回転方向において感光体ドラム11よりも上流側に配置されるロール部材である。層規制ロール83は、現像ロール81に対して予め定められた距離だけ離れて対向する。そして、層規制ロール83は、現像ロール81表面に形成される現像剤層の厚さを規制する。
仕切壁84は、第1ハウジング801および第2ハウジング802との間に設けられる。そして、図3に示すように、第1撹拌搬送部材821および第2撹拌搬送部材822の各回転軸に沿って形成される。また、仕切壁84は、軸方向の両端部にまでは形成されず、一方側の端部に第1連絡口841が設けられ、他方側の端部に第2連絡口842が設けられる。これら第1連絡口841および第2連絡口842によって、第1撹拌搬送部材821と第2撹拌搬送部材822との間で現像剤Dを受け渡す箇所を形成している。
なお、本実施形態では、第1ハウジング801、第2ハウジング802および仕切壁84は一体形成されている(図4参照)。
続いて、搬送機構40について詳しく説明する。
搬送機構40は、図3に示すように、回転する第1パドル41および第2パドル42を有している。また、搬送機構40は、第1パドル41および第2パドル42を内側に備え、搬送機構40の筐体を形成するとともに後述するようにトナーTおよび現像剤Dの搬送路を形成するパドルハウジング43を備えている。また、搬送機構40は、第1パドル41および第2パドル42を駆動する駆動部44を備えている。
図5は、第1パドル41および第2パドル42の全体図である。
搬送部および搬送部材の一例としての第1パドル41は、図5に示すように、回転軸となるパドル軸411、パドル軸411に形成される羽根412、パドル軸411の両端側にそれぞれ設けられるフランジ413、及び連結部414を有している。
また、第1パドル41の材料には、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂や、POM(ポリアセタール)樹脂などの樹脂材料を用いることができる。
パドル軸411は、第1パドル41の回転軸であり、一端側の端部がフランジ413から突出している。また、パドル軸411の突出部分は、パドルハウジング43の受け部43R(後述)によって回転可能に支持される。
羽根412は、パドル軸411の軸心から半径方向に向けて延びる複数の板形状の部材である。羽根412は、本実施形態では4枚設けられ、回転方向に約90度の間隔を有して配置されている(図4参照)。
フランジ413は、本実施形態では、羽根412の半径方向の長さ以上の半径を有している。そして、フランジ413は、後述するように第1パドル41によってトナーTや現像剤Dを搬送する際に、パドル軸411の軸方向の端部において羽根412から外にトナーT等がこぼれ難くする。
また、連結部414は、駆動部44の第1伝達軸441(後述)の接続を受ける部分である。そして、第1パドル41は、連結部414にて第1伝達軸441の接続を受けることによって、パドル軸411を回転軸にして回転する。
搬送部および搬送部材の一例としての第2パドル42は、図5に示すように、回転軸となるパドル軸421、パドル軸421に形成される羽根422、パドル軸421の両端側にそれぞれ設けられるフランジ423、及び連結部424を有している。
また、第2パドル42の材料には、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂や、POM(ポリアセタール)樹脂などの樹脂材料を用いることができる。
パドル軸421は、第2パドル42の回転軸であり、一端側の端部がフランジ423から突出している。パドル軸421の突出部分は、パドルハウジング43の受け部43R(後述)によって回転可能に支持される。
羽根422は、パドル軸421の軸心から半径方向に向けて延びる複数の板形状の部材である。羽根422は、本実施形態では4枚設けられ、回転方向に約90度の間隔を有して配置されている(図4参照)。
フランジ423は、本実施形態では、羽根422の半径方向の長さ以上の半径を有している。そして、フランジ423は、後述するように第2パドル42によってトナーTや現像剤Dを搬送する際に、パドル軸421の軸方向の端部において羽根422から外にトナーT等がこぼれ難くする。
また、連結部424は、駆動部44の第2伝達軸442(後述)の接続を受ける部分である。そして、第2パドル42は、連結部424にて第2伝達軸442の接続を受けることによって、パドル軸421を回転軸にして回転する。
以上のように構成される第1パドル41と第2パドル42とは、図3に示すように、各々の軸方向が同じ方向に沿って設けられ並列に並べて配置される。この方向は、後述するように、搬送機構40におけるトナーTの搬送方向に対して交差(本実施形態では直交)する方向である。
また、第1パドル41よりも第2パドル42が現像装置14に近づけて配置される。そして、第1パドル41と第2パドル42とは、図4に示すように、第2パドル42よりも第1パドル41がトナー供給部50におけるトナーTの排出部に近づけて配置される。すなわち、トナー搬送方向の上流側に第1パドル41が設けられ、下流側に第2パドル42が設けられる。
パドルハウジング43は、図4に示すように、搬送機構40が画像形成装置1に取り付けられた状態で鉛直方向の上側に設けられる上側ハウジング43aと、鉛直方向の下側に設けられ上側ハウジング43aに対向して設けられる下側ハウジング43bとを備えて構成される。
上側ハウジング43aは、トナー供給部50から供給されるトナーTをパドルハウジング43の内側へと受け入れる受入口43Hを有している。この受入口43Hは、本実施形態では現像装置14に対して遠い側に配置されるパドルである第1パドル41に対向するように配置している。
下側ハウジング43bは、第1パドル41側に形成される第1ハウジング431と、第2パドル42側に形成される第2ハウジング432と、第1ハウジング431および第2ハウジング432の接続箇所を形成する接続部43Jとを備えている。また、下側ハウジング43bは、図3に示すように、第1パドル41のパドル軸411および第2パドル42のパドル軸421をそれぞれ回転可能に保持する受け部43Rと、後述する第1伝達軸441および第2伝達軸442をそれぞれ通す開口である貫通孔43Pとを有している。
第1ハウジング431は、図4に示すように、断面がU字形状を有し、第1パドル41のパドル軸411方向に延びて形成される。そして、第1ハウジング431は、鉛直方向の下側に設けられる曲線部431Rと、現像装置14に対して遠い側に位置して曲線部431Rに連続して形成されるとともに鉛直方向に切り立つ壁面部431Wとを有する。
曲線部431Rは、第1パドル41の羽根412端部の回転軌道に沿うように内側の面が形成されている。また、壁面部431Wは、曲線部431Rから上方に向けて延び、上側ハウジング43aと接触する。これによって、第1ハウジング431は、第1パドル41の下方の周囲を囲うとともに、第1パドル41の上方の空間を開放している。
第2ハウジング432は、断面がU字形状を有し、第2パドル42のパドル軸421方向に延びて形成される。そして、第2ハウジング432は、鉛直方向の下側に設けられる曲線部432Rを有している。また、第2ハウジング432は、曲線部432Rの第1パドル41側の端部に接続部43Jが位置し、曲線部432Rの現像装置14側の端部に境界部43Kが形成される。
曲線部432Rは、第2パドル42の羽根422端部の回転軌道に沿うように内側の面が形成されている。そして、曲線部432Rは、パドル軸421の位置の下側の部分まで形成されている。これによって、第2ハウジング432は、第2パドル42の下方の周囲を囲い、第2パドル42の上方の空間を開放している。
接続部43Jは、第1ハウジング431に設けられる第1パドル41のパドル軸411、および第2ハウジング432に設けられる第2パドル42のパドル軸421よりも鉛直方向において低い位置に端部が位置するように形成する。
これによって、後述するように、第2ハウジング432に設ける第2パドル42の羽根422によって運ばれる現像剤Dが、接続部43Jを超えて第1ハウジング431側へと導かれるように構成している。
境界部43Kは、第2パドル42のパドル軸421よりも鉛直方向の下側に端部が位置するように形成している。これによって、図4に示すように、上側ハウジング43aと境界部43Kとの間に開口が形成される。そして、境界部43Kが形成する開口と、現像ハウジング80の連絡部80Hとが対向する。
また、境界部43Kは、図4に示すように、現像ハウジング80に収容される現像剤Dの粉面よりも下側に位置するように形成する。そして、後述するように、現像ハウジング80の第1ハウジング801に収容される現像剤Dが境界部43Kを超えて、搬送機構40の第2ハウジング432側へと移動できるようにしている。
なお、本実施形態では、現像ハウジング80に収容される現像剤Dが現像ロール81に接触するように現像剤Dの収容量を設定している。従って、本実施形態では、境界部43Kは、現像ロール81よりも下方に位置するように構成している。
下側ハウジング43bの受け部43Rは、図3に示すように、第1パドル41のパドル軸411や、第2パドル42のパドル軸421を保持する。また、受け部43Rに第1パドル41や第2パドル42が取り付けられると、パドル軸411やパドル軸421が上側ハウジング43aの接触部を受けるように構成されている。そして、第1パドル41のパドル軸411や、第2パドル42のパドル軸421は、下側ハウジング43bの受け部43Rと上側ハウジング43aとによって挟まれることで保持される。
下側ハウジング43bの貫通孔43Pは、図3に示すように、第1パドル41や第2パドル42の軸方向において、受け部43Rとは反対側に設けられる。そして、貫通孔43Pは、後述する第1伝達軸441および第2伝達軸442の外形よりも大きい内径を有している。また、また、貫通孔43Pには、ベアリング機構が設けられている。そして、貫通孔43Pは、後述する第1伝達軸441および第2伝達軸442を回転可能に保持する。
駆動部44は、第1パドル41に接続する第1伝達軸441と、第2パドル42に接続する第2伝達軸442と、駆動モータMの駆動力を第1伝達軸441および第2伝達軸442に伝えるギア44Gとを有している。
第1伝達軸441および第2伝達軸442は、図3に示すように、それぞれ現像装置14の一端側の端部から貫通孔43Pまで延びる円柱状の部材である。そして、第1伝達軸441は、一端がギア44Gに接続し、他端側が第1パドル41の連結部414(図5参照)に連結する。また、第2伝達軸442は、一端がギア44Gに接続し、他端側が第2パドル42の連結部424(図5参照)に連結する。
そして、駆動部44は、駆動モータMによってギア44Gを回転させることによって、第1伝達軸441および第2伝達軸442をそれぞれ回転させる。そして、第1伝達軸441および第2伝達軸442を介して、第1パドル41および第2パドル42を回転させる。
このとき、図4に示すように、第1パドル41は、トナー供給部50を左側に、現像装置14を右側にみて反時計回り(図4中CCW方向)に回転する。また、第2パドル42は、トナー供給部50を左側に、現像装置14を右側にみて時計回り(図4中CW方向)に回転する。このように、第1パドル41と第2パドル42とは異なる方向に回転する。これによって、第1パドル41と第2パドル42とは、対向する部分においては、いずれも鉛直方向の下方から上方に向けて同方向に向けて移動する。
次に、現像装置14の動作について説明する。
現像剤Dは、回転駆動される第1撹拌搬送部材821および第2撹拌搬送部材822により、現像ハウジング80内を撹拌されながら循環搬送される。この撹拌動作により、現像剤Dを構成するキャリアおよびトナーTは互いに撹拌混合され、トナーTは摩擦により帯電する。
そして、撹拌搬送される現像剤Dが現像ロール81との対向部に搬送されると、磁石ロール812の磁力により、現像剤Dの一部が現像ロール81側に転移し、現像スリーブ811上に現像剤Dによる現像剤層が形成される。そして、この現像剤層は、回転駆動される現像スリーブ811の回転に伴って搬送されていく。
そして、現像スリーブ811上の現像剤層は、磁石ロール812に形成される反発磁界によって現像ロール81から離脱して現像ハウジング80内に落下し、第1撹拌搬送部材821および第2撹拌搬送部材822によって再び撹拌搬送される。
図6は、搬送機構40の動作を説明するための図である。
本実施形態では、単一の駆動源である駆動モータMによって、搬送機構40および現像装置14との駆動を行う。従って、上述の現像装置14の現像動作に同期して、搬送機構40においても搬送動作が行われる。
搬送機構40では、駆動モータMが駆動することによって駆動部44のギア44Gを介して第1伝達軸441および第2伝達軸442が回転する。そして、第1伝達軸441によって第1パドル41が回転する。また、第2伝達軸442の回転によって第2パドル42が回転する(図3参照)。
そして、図6(a)に示すように、第1パドル41は、現像装置14を右側にみて、反時計回り(図中矢印CCW方向)に回転する。また、第2パドル42は、時計回り(図中矢印CW方向)に回転する。
搬送機構40は、トナー供給部50の経路52から供給されるトナーTをパドルハウジング43の受入口43Hにて受け入れる。受入口43Hにて受け入れたトナーTは、第1パドル41の上方から第1パドル41に落下する。
一方、現像装置14の現像ハウジング80に形成される連絡部80Hと、パドルハウジング43における開口を形成する境界部43Kとが対向している。そして、現像ハウジング80内には、現像剤Dが収容されている。この現像剤Dの上面は、境界部43Kの端部よりも高い位置に位置している。すなわち、境界部43Kの端部は、現像剤Dの上面よりも低い位置にある。従って、図6(a)に示すように、現像装置14に収容される現像剤Dは、搬送機構40のパドルハウジング43側へと流れ込む。
そして、本実施形態の搬送機構40では、第1パドル41および第2パドル42によって、トナー供給部50から供給されるトナーTと現像装置14から取り込んだ現像剤Dとを撹拌混合する。そして、搬送機構40は、最終的に、撹拌混合した現像剤DとトナーTとを現像装置14へと搬送する。以下、図6(a)および図6(b)を参照しながら、トナーTおよび現像剤Dの挙動を具体的に説明する。
図6(b)に示すように、トナー供給部50から供給されるトナーTは、第1パドル41の羽根412によって、パドル軸421回りに反時計回り(図6(a)のCCW方向)に回転しながら搬送される。具体的には、トナーTは、第1パドル41のパドル軸411の第1ハウジング431の曲線部431Rとの間にて搬送される。そして、トナーTは第1パドル41によって第2パドル42側へと送られる。そして、トナーTは、曲線部431Rの第2ハウジング432側の端部に位置する接続部43Jを超えて、第2ハウジング432側へと押し込まれる。
そして、第2ハウジング432側では、第2パドル42が回転している。従って、第1パドル41によって第2ハウジング432側に送られたトナーTは、第2パドル42によってパドル軸421回りに時計回り(図6(a)のCW方向)に回転しながら搬送される。具体的には、トナーTは、第2パドル42のパドル軸421の上側ハウジング43aとの間にて搬送される。そして、トナーTは、第2パドル42によって境界部43K側に移動する。
以上のように、トナー供給部50から受け入れたトナーTは、第1パドル41および第2パドル42により、パドルハウジング43内においてS字を描くように搬送される。
一方、図6(c)に示すように、現像装置14から導かれた現像剤Dは、第2パドル42の羽根422によって、パドル軸421回りに時計回り(図6(a)のCW方向)に回転しながら搬送される。具体的には、現像剤Dは、第2パドル42のパドル軸421の第2ハウジング432の曲線部432Rとの間にて搬送される。そして、第2パドル42によって第1パドル41側に送られる。そして、現像剤Dは、曲線部432Rの第1ハウジング431側の端部に位置する接続部43Jを超えて、第1ハウジング431側に押し込まれる。
そして、第1ハウジング431側では、第1パドル41が回転している。従って、第2パドル42によって第1ハウジング431側に送られた現像剤Dは、第1パドル41によってパドル軸421回りに反時計回り(図6(a)のCCW方向)に回転しながら搬送される。具体的には、現像剤Dは、第1パドル41のパドル軸411の上側ハウジング43aとの間にて搬送される。
以上のように、現像装置14から取り込んだ現像剤Dは、第2パドル42および第1パドル41により、パドルハウジング43内においてS字を描くように搬送される。
ここで、図6(b)を参照しながら説明したとおり、搬送機構40においては、第1パドル41および第2パドル42によってトナーTの搬送も行われている。従って、第2パドル42によって搬送される現像剤Dは、同様に第2パドル42が搬送するトナーTと混合する。また、第1パドル41まで搬送されてきた現像剤Dは、同様に第1パドル41が搬送するトナーTと混合する。このように、搬送機構40では、現像装置14から取り込んだ現像剤Dと、トナー供給部50から受け入れたトナーTとが撹拌混合される。搬送機構40において、トナーTと現像剤Dとが撹拌されることでトナーTが帯電する。
そして、搬送機構40では、撹拌混合したトナーTと現像剤Dとを境界部43K側へ送る。境界部43Kを超えたトナーTと現像剤Dは、現像装置14へと搬送される。搬送機構40は、トナーTを帯電させた状態で、現像装置14へと送り込むことが可能となる。
以上のように、本実施形態の搬送機構40は、単にトナーTを現像装置14に向けて搬送するのではなく、トナーTを予め帯電させた状態にて現像装置14へと搬送することができる。従って、現像装置14にとっては、トナーTがある程度帯電された状態で搬送されてくる。そのため、例えば搬送機構40においてトナーTの帯電を行うために、例えば第1撹拌搬送部材821の形状等を複雑化させる必要がなくなる。
また、例えば現像装置14を小型化する要請があるような場合、第1撹拌搬送部材821等のサイズも小さくなる。その結果として、第1撹拌搬送部材821によるトナーTの帯電の能力が低下する可能性が高い。しかしながら、本実施形態の搬送機構40を用いることによって、トナーTを含む現像剤Dの撹拌性が向上し、現像装置14においてはトナーTがある程度帯電された状態で搬送されてくるため、帯電が十分な状態のトナーTを準備することができる。
なお、本実施形態の搬送機構40では、2つの4枚の羽根をもったパドル部材を用いているが、この態様に限定されるものではない。例えば、搬送機構40において1つのパドル部材を用いても構わない。また、パドルの回転数によって羽根の枚数を変更しても構わない。さらに、搬送機構40に設けるパドル部材の数を多くすることによって、搬送機構40におけるトナーTと現像剤Dとの撹拌をより効果的に行うことが可能となる。
また、本実施形態の画像形成装置1では、いわゆる2成分現像方式にてトナー像を形成する画像形成部10を例示したが、この態様に限定されるものではない。すなわち、1成分現像方式であっても、搬送機構40にて搬送されるトナーと、現像装置14内のトナーとの撹拌性を向上させることができる。
1…画像形成装置、14…現像装置、40…搬送機構、41…第1パドル、42…第2パドル、50…トナー供給部、60…トナーカートリッジ

Claims (4)

  1. 潜像を保持する像保持体と、
    現像剤によって前記像保持体の前記潜像を現像する現像装置と、
    前記現像装置が用いる現像剤を供給する供給部と、
    前記供給部が供給する現像剤を前記現像装置まで搬送する経路を形成する搬送路と、
    前記搬送路に設けられ、前記現像装置内の現像剤を当該搬送路内に取り込むとともに、前記供給部が供給する現像剤と当該搬送路内に取り込まれた現像剤とを撹拌しながら当該現像装置に向けて搬送する搬送部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像装置は、予め定められた方向に向けて前記現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌搬送部材を備え、
    前記搬送路は、前記現像装置の前記撹拌搬送部材による前記現像剤の搬送方向の上流側の端部に接続し、
    前記搬送部は、前記現像装置の前記上流側の端部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送部は、前記搬送路における現像剤の搬送方向と交差する方向に回転軸を有して現像剤を搬送する搬送部材を複数備え、
    複数の前記搬送部材は、異なる方向に回転することで前記供給部が供給する現像剤と前記現像装置内の現像剤とを撹拌することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 現像剤を供給する供給部から現像剤が収容される現像装置まで現像剤を搬送する経路を形成する搬送路と、
    前記搬送路に設けられ、前記現像装置内の現像剤を当該搬送路内に取り込むとともに、前記供給部が供給する現像剤と当該搬送路内に取り込まれた現像剤とを撹拌しながら当該現像装置に向けて搬送する搬送部と、
    を備えることを特徴とする搬送機構。
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