JP2013204851A - ヒートポンプ式加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】極低温の外気環境下であっても、被加熱流体の加熱運転を行ないながら除霜運転も同時に行なうことが可能なヒートポンプ式加熱装置、を提供する。
【解決手段】ヒートポンプ式暖房給湯機は、冷媒と被加熱流体との間で熱交換を行なう凝縮器26と、冷媒と室外空気との間で熱交換を行なう蒸発器27と、蒸発器27から送られた冷媒を圧縮する下段圧縮機31と、下段圧縮機31から送られた冷媒を圧縮する上段圧縮機32とを有し、ヒートポンプサイクルを構成する冷凍回路21と、冷凍回路21から分岐し、蒸発器27に付着した霜を取り除くための冷媒が流れるバイパス回路51とを備える。バイパス回路51は、冷凍回路21を通じて蒸発器27に供給される冷媒よりも高温の冷媒が流通する位置で冷凍回路21に接続され、その位置から導いた冷媒を、冷凍回路21とは独立して蒸発器27に流通させるように設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】ヒートポンプ式暖房給湯機は、冷媒と被加熱流体との間で熱交換を行なう凝縮器26と、冷媒と室外空気との間で熱交換を行なう蒸発器27と、蒸発器27から送られた冷媒を圧縮する下段圧縮機31と、下段圧縮機31から送られた冷媒を圧縮する上段圧縮機32とを有し、ヒートポンプサイクルを構成する冷凍回路21と、冷凍回路21から分岐し、蒸発器27に付着した霜を取り除くための冷媒が流れるバイパス回路51とを備える。バイパス回路51は、冷凍回路21を通じて蒸発器27に供給される冷媒よりも高温の冷媒が流通する位置で冷凍回路21に接続され、その位置から導いた冷媒を、冷凍回路21とは独立して蒸発器27に流通させるように設けられる。
【選択図】図1
Description
この発明は、一般的には、ヒートポンプ式加熱装置に関し、より特定的には、ヒートポンプサイクル上に2つの圧縮機が設けられた2段圧縮式のヒートポンプ式加熱装置に関する。
従来のヒートポンプ式加熱装置に関して、たとえば、特開2010−236736号公報には、蒸発器に発生した霜を取り除く除霜運転の時間を短縮することを目的としたヒートポンプ式給湯機が開示されている(特許文献1)。
図16は、特許文献1に開示されたヒートポンプ式給湯機を示す構成図である。図16を参照して、ヒートポンプ式給湯機は、貯湯回路101Kと、給湯回路102Kと、冷媒回路Rと、中間インジェクション回路Mとを有する。
冷媒回路Rは、冷媒配管を環状に接続して構成されている。冷媒回路Rの経路上には、2段圧縮式の能力を調節可能な圧縮機101と、冷媒対水熱交換器103と、冷却器104と、内部熱交換器105と、第1電動膨張弁106と、蒸発器107とが設けられている。中間インジェクション回路Mは、冷媒対水熱交換器103と冷却器104との間の冷媒回路Rから分岐され、冷媒対水熱交換器103から吐出した冷媒の一部を圧縮機101の低圧側と高圧側との中間に戻すように設けられている。中間インジェクション回路Mの経路上には、電磁開閉弁110と、第2電動膨張弁111と、冷却器104とが設けられている。
ヒートポンプ式給湯機は、蒸発器107に発生付着した霜を取り除くための分岐路113をさらに有する。分岐路113は、中間インジェクション回路Mの冷却器104と、圧縮機101の高圧側および低圧側の中間位置との間から分岐し、冷媒回路Rの蒸発器107に戻るように設けられている。分岐路113の経路上には、除霜用電磁弁112が設けられている。
マイナス5℃以下の温度が検出された場合、第1電動膨張弁106が完全開成状態とされるとともに、除霜用電磁弁112が開操作される。このとき、冷媒が、圧縮機101の低圧側と高圧側との中間から分岐路113を介して冷媒回路Rに供給される。これにより、分岐路113を介する中圧の高温ガス冷媒と、完全開成状態の第1電動膨張弁106を介する高圧の高温ガス冷媒とが、蒸発器107に流れ、蒸発器107に発生した霜が取り除かれる。
特許文献1に開示されるように、低圧側の圧縮機と高圧側の圧縮機とを備える2段圧縮式のヒートポンプ式加熱装置が知られている。しかしながら、特許文献1に開示されたヒートポンプ式給湯機では、除霜運転時に、第1電動膨張弁106を完全開成状態とし、除霜用電磁弁112を開状態とすることにより、分岐路113を流れる冷媒が、蒸発器107の上流側で冷媒回路Rを流れる冷媒と合流する。この場合、冷媒が、圧縮機101の低圧側と高圧側との中間位置と、蒸発器107との間で同一圧力となるため、実質的には1段圧縮サイクルの能力しか発揮できなくなる。このように、低圧側の圧縮機と高圧側の圧縮機とを備えているにもかかわらず、2段圧縮サイクルの能力が制限されるような場合、極低温の外気環境下で暖房性能が十分に発揮されない懸念がある。
また、蒸発器に着霜する時の外気温は0℃以下であるが、その外気温において除霜運転を実行しようとすると、蒸発器内の冷媒の温度を少なくとも0℃よりも高くしなければならない。一方、暖房運転時には、蒸発器内の冷媒の温度を外気よりも低い温度に設定して、外気から冷媒に吸熱する必要がある。
これに対して、特許文献1に開示されたヒートポンプ式給湯機では、除霜運転時、分岐路113を流れる冷媒と冷媒回路Rを流れる冷媒とを合流させて蒸発器107に送り込み、蒸発器107では冷媒から外気に放熱している。この場合、除湿運転が蒸発器107から外気への放熱過程である一方、暖房運転は外気から蒸発器107への吸熱過程であるため、除霜運転と暖房運転とを同時に行なうことができない。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、極低温の外気環境下であっても、被加熱流体の加熱運転を行ないながら除霜運転も同時に行なうことが可能なヒートポンプ式加熱装置を提供することである。
この発明に従ったヒートポンプ式加熱装置は、冷媒と被加熱流体との間で熱交換を行なう第1熱交換器と、冷媒と室外空気との間で熱交換を行なう第2熱交換器と、第2熱交換器から送られた冷媒を圧縮する低圧側圧縮機と、低圧側圧縮機から送られた冷媒を圧縮する高圧側圧縮機とを有し、ヒートポンプサイクルを構成する冷凍回路と、冷凍回路から分岐し、第2熱交換器に付着した霜を取り除くための冷媒が流れるバイパス回路とを備える。バイパス回路は、冷凍回路を通じて第2熱交換器に供給される冷媒よりも高温の冷媒が流通する位置で冷凍回路に接続され、その位置から導いた冷媒を、冷凍回路とは独立して第2熱交換器に流通させるように設けられる。
このように構成されたヒートポンプ式加熱装置によれば、バイパス回路が、冷媒を冷凍回路とは独立して第2熱交換器に流通させるように設けられるため、冷凍回路に流れる冷媒を用いて室外空気から第2熱交換器への吸熱過程を実行し、バイパス回路を流れるより高温の冷媒を用いて第2熱交換器から室外空気への放熱過程を実行することができる。この際、低圧側圧縮機と高圧側圧縮機とによって2段圧縮サイクルの能力が発揮されることにより、極低温の外気環境下であっても、被加熱流体の加熱運転を行ないながら除霜運転も同時に行なうことができる。
また好ましくは、冷凍回路は、第1熱交換器と第2熱交換器との間に、第1熱交換器から送られた冷媒を減圧する第1減圧器と、第1減圧器から送られた冷媒を気相と液相とに分離する気液分離器と、気液分離器から送られた液相の冷媒を減圧する第2減圧器とをさらに有する。気液分離器で分離された気相の冷媒の一部を、低圧側圧縮機と高圧側圧縮機との間の冷凍回路へと導くインジェクション回路をさらに備える。
このように構成されたヒートポンプ式加熱装置によれば、インジェクション回路を通じて、低圧側圧縮機と高圧側圧縮機との間の冷凍回路に低温の冷媒を混合させる。これにより、高圧側圧縮機から吐出される冷媒の温度を低下させ、高圧側圧縮機の信頼性を向上させることができる。
また好ましくは、バイパス回路の冷媒入り口が、気液分離器の気相側に接続される。また好ましくは、バイパス回路の冷媒入り口が、気液分離器の液相側に接続される。また好ましくは、バイパス回路の冷媒入り口が、第1減圧器と気液分離器との間の冷凍回路に接続される。また好ましくは、バイパス回路の冷媒入り口が、第1熱交換器と第1減圧器との間の冷凍回路に接続される。また好ましくは、バイパス回路の冷媒入り口が、高圧側圧縮機と第1熱交換器との間の冷凍回路に接続される。
このように構成されたヒートポンプ式加熱装置によれば、バイパス回路に、冷凍回路を通じて第2熱交換器に供給される冷媒よりも高温の冷媒を引き込み、その冷媒を用いて第2熱交換器から室外空気への放熱過程を実行する。
また好ましくは、バイパス回路の冷媒出口が、低圧側圧縮機と高圧側圧縮機との間の冷凍回路に接続される。このように構成されたヒートポンプ式加熱装置によれば、第2熱交換器から室外空気への放熱過程を経た冷媒を、低圧側圧縮機と高圧側圧縮機との間の冷凍回路に戻す。
また好ましくは、インジェクション回路およびバイパス回路は、各回路の経路上に設けられ、冷媒流れを許容もしくは遮断する第1開閉弁および第2開閉弁をそれぞれ有する。第2開閉弁が開状態とされる第2熱交換器の除霜時、第1開閉弁が閉状態とされる。
このように構成されたヒートポンプ式加熱装置によれば、インジェクション回路を通じて低圧側圧縮機と高圧側圧縮機との間の冷凍回路に冷媒を混合させる替わりに、バイパス回路を流れる冷媒を低圧側圧縮機と高圧側圧縮機との間の冷凍回路に混合させることによって、被加熱流体の加熱運転と除霜運転とを並進させる。
また好ましくは、バイパス回路の冷媒出口が、気液分離器の液相側に接続される。このように構成されたヒートポンプ式加熱装置によれば、第2熱交換器から室外空気への放熱過程を経た冷媒を、気液分離器の液相側に戻す。
また好ましくは、インジェクション回路およびバイパス回路は、各回路の経路上に設けられ、冷媒流れを許容もしくは遮断する第1開閉弁および第2開閉弁をそれぞれ有する。第2開閉弁が開状態とされる第2熱交換器の除霜時、第1開閉弁が開状態とされる。このように構成されたヒートポンプ式加熱装置によれば、インジェクション回路を通じて低圧側圧縮機と高圧側圧縮機との間の冷凍回路に冷媒を混合させることによって、被加熱流体の加熱運転と除霜運転とを並進させる。
また好ましくは、第2熱交換器には、一方向から室外空気が供給される。第2熱交換器において、バイパス回路は、冷凍回路よりも第2熱交換器に供給される室外空気の流れの上流側に配置される。このように構成されたヒートポンプ式加熱装置によれば、第2熱交換器に供給される室外空気の流れの上流側でより霜が発生し易いため、その位置にバイパス回路が配置される。
また好ましくは、ヒートポンプサイクルを循環する冷媒がR410Aであり、冷媒の凝縮温度が55℃であり、低圧側圧縮機および高圧側圧縮機の各圧縮機の最大圧縮比が7.5である時に、冷媒の蒸発温度が−17℃以下の場合であっても、第1熱交換器による被加熱流体の加熱運転と、第2熱交換器の除霜運転とが同時に実施可能である。
以上に説明したように、この発明に従えば、極低温の外気環境下であっても、被加熱流体の加熱運転を行ないながら除霜運転も同時に行なうことが可能なヒートポンプ式加熱装置を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態におけるヒートポンプ式暖房給湯機を示す回路図である。図1を参照して、本実施の形態におけるヒートポンプ式暖房給湯機は、冷凍回路21と、インジェクション回路41と、バイパス回路51とを有する。
冷凍回路21は、環状に延びる配管を有し、ヒートポンプサイクルを構成している。冷凍回路21の経路上には、凝縮器26および蒸発器27が設けられている。凝縮器26は、ヒートポンプサイクルを循環する冷媒と、被加熱流体(水または空気)との間で熱交換を行なう。蒸発器27は、ヒートポンプサイクルを循環する冷媒と外気(室外空気)との間で熱交換を行なう。
冷凍回路21の経路上には、第1膨張弁36、気液分離器38および第2膨張弁37がさらに設けられている。第1膨張弁36、気液分離器38および第2膨張弁37は、凝縮器26と蒸発器27との間に設けられている。第1膨張弁36、気液分離器38および第2膨張弁37は、冷凍回路21における冷媒の流れ方向において直列に並んでいる。凝縮器26から蒸発器27に向かう冷凍回路21の経路上において、第1膨張弁36、気液分離器38および第2膨張弁37は挙げた順に並んでいる。第1膨張弁36は、凝縮器26から送られた冷媒を減圧する第1減圧器として設けられている。気液分離器38は、第1膨張弁36から送られた冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離する。気液分離器38は、気相冷媒が配置される気相冷媒空間38aと、液相冷媒が配置される液相冷媒空間38bとを有する。第2膨張弁37は、気液分離器38から送られた液相冷媒を減圧する第2減圧器として設けられている。
冷凍回路21の経路上には、下段圧縮機31および上段圧縮機32がさらに設けられている。下段圧縮機31および上段圧縮機32は、蒸発器27と凝縮器26との間に設けられている。下段圧縮機31および上段圧縮機32は、冷凍回路21における冷媒の流れ方向において直列に並んでいる。蒸発器27から凝縮器26に向かう冷凍回路21の経路上において、下段圧縮機31および上段圧縮機32は挙げた順に並んでいる。下段圧縮機31は、蒸発器27から送られた冷媒を圧縮する低圧側圧縮機として設けられている。上段圧縮機32は、下段圧縮機31から送られた冷媒をさらに圧縮する高圧側圧縮機として設けられている。
インジェクション回路41は、気液分離器38で分離された気相冷媒の一部を、下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21へと導くように設けられている。
より具体的には、インジェクション回路41は、その両端が、気液分離器38の気相冷媒空間38aと、下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21とにそれぞれ繋がるように設けられている。インジェクション回路41の冷媒入り口は、気液分離器38の気相冷媒空間38aに接続され、インジェクション回路41の冷媒出口は、下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21に接続されている。
インジェクション回路41の経路上には、第1開閉弁42が設けられている。第1開閉弁42は、開閉操作されることによって、インジェクション回路41における冷媒流れを許容もしくは遮断する。
バイパス回路51は、冷凍回路21を通じて蒸発器27に供給される冷媒よりも高温の冷媒が流通する位置で冷凍回路21に接続され、その位置から導いた冷媒を、冷凍回路21とは独立して蒸発器27に流通させるように設けられている。
より具体的には、バイパス回路51は、その両端が、気液分離器38の気相冷媒空間38aと第1開閉弁42との間のインジェクション回路41と、第1開閉弁42と冷凍回路21との間のインジェクション回路41とにそれぞれ繋がるように設けられている。バイパス回路51の冷媒入り口は、インジェクション回路41を介して気液分離器38の気相側に接続され、バイパス回路51の冷媒出口は、インジェクション回路41を介して下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21に接続されている。
バイパス回路51の経路上には、蒸発器27に加えて、第2開閉弁52および第3膨張弁53が設けられている。蒸発器27、第2開閉弁52および第3膨張弁53は、バイパス回路51における冷媒の流れ方向において直列に並んでいる。気液分離器38の気相冷媒空間38aから冷凍回路21に向かうバイパス回路51の経路上において、蒸発器27、第2開閉弁52および第3膨張弁53は挙げた順に並んでいる。第2開閉弁52は、開閉操作されることによって、バイパス回路51における冷媒流れを許容もしくは遮断する。第3膨張弁53は、バイパス回路51における冷媒の流量を調整することを目的に設けられている。
なお、バイパス回路51に第2開閉弁52および第3膨張弁53の2つの弁を設ける理由は、以下の通りである。すなわち、一般的に空調冷凍サイクルに用いられる電磁膨張弁は、最も弁を閉じた状態でも完全に閉じることはできない。このため、本実施の形態では、バイパス回路51における冷媒の流量をゼロとするために、流路を完全に閉じることが可能な第2開閉弁52が設置されている。第3膨張弁53が流路を完全に閉じることができる構造を有すれば、第2開閉弁52を省略することが可能であり、この場合、第3膨張弁53が開閉弁として機能する。
図2から図10は、図1中のヒートポンプ式暖房給湯機の変形例を示す回路図である。図2から図10中に示すヒートポンプ式暖房給湯機の変形例では、バイパス回路51の冷媒入り口および冷媒出口のいずれか、もしくはその両方の接続位置が、図1中のヒートポンプ式暖房給湯機と異なる。
図2を参照して、本変形例では、バイパス回路51の冷媒入り口が、インジェクション回路41を介して気液分離器38の気相側に接続され、バイパス回路51の冷媒出口が、気液分離器38の液相側に接続されている。
図3を参照して、本変形例では、バイパス回路51の冷媒入り口が、気液分離器38の液相側に接続され、バイパス回路51の冷媒出口が、インジェクション回路41を介して下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21に接続されている。
図4を参照して、本変形例では、バイパス回路51の冷媒入り口が、気液分離器38の液相側に接続され、バイパス回路51の冷媒出口が、気液分離器38の液相側に接続されている。
図5を参照して、本変形例では、バイパス回路51の冷媒入り口が、第1膨張弁36と気液分離器38との間の冷凍回路21に接続され、バイパス回路51の冷媒出口が、インジェクション回路41を介して下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21に接続されている。
図6を参照して、本変形例では、バイパス回路51の冷媒入り口が、第1膨張弁36と気液分離器38との間の冷凍回路21に接続され、バイパス回路51の冷媒出口が、気液分離器38の液相側に接続されている。
図7を参照して、本変形例では、バイパス回路51の冷媒入り口が、凝縮器26と第1膨張弁36との間の冷凍回路21に接続され、バイパス回路51の冷媒出口が、インジェクション回路41を介して下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21に接続されている。
図8を参照して、本変形例では、バイパス回路51の冷媒入り口が、凝縮器26と第1膨張弁36との間の冷凍回路21に接続され、バイパス回路51の冷媒出口が、気液分離器38の液相側に接続されている。
図9を参照して、本変形例では、バイパス回路51の冷媒入り口が、上段圧縮機32と凝縮器26との間の冷凍回路21に接続され、バイパス回路51の冷媒出口が、インジェクション回路41を介して下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21に接続されている。
図10を参照して、本変形例では、バイパス回路51の冷媒入り口が、上段圧縮機32と凝縮器26との間の冷凍回路21に接続され、バイパス回路51の冷媒出口が、気液分離器38の液相側に接続されている。
続いて、冷凍回路21、インジェクション回路41およびバイパス回路51の各回路における冷媒流れについて説明する。
最初に、冷凍回路21について説明する。まず、下段圧縮機31で冷媒が圧縮される。さらにその冷媒が上段圧縮機32によりさらに高圧に圧縮される。
このように2段圧縮方式を採る理由は、以下の通りである。すなわち、凝縮器26と蒸発器27との間の冷媒の温度差が小さいとその圧力差も小さくなり、凝縮器26と蒸発器27との間の冷媒の温度差が大きいとその圧力差も大きくなる。凝縮器26と蒸発器27との間の冷媒の温度差が小さい場合、たとえば、外気温が比較的高く、蒸発器27における冷媒の温度が一段圧縮方式で可能な圧縮比以下の範囲であれば、一段圧縮方式によりヒートポンプサイクルを構成することができる。一方、凝縮器26と蒸発器27との間の冷媒の温度差が大きくなり、1段圧縮方式では必要な圧力差が得られない場合は、2段圧縮方式とする必要がある。
次に、上段圧縮機32から送られた冷媒は、凝縮器26において被加熱流体との熱交換によって放熱する。たとえば、被加熱流体として室内の空気が供給された場合、暖房の熱源として利用することができ、被加熱流体として水が供給された場合、給湯や床暖房等のセントラルヒーティングの熱源として利用することができる。凝縮器26において被加熱流体と熱交換した冷媒は、熱を奪われる。その結果、凝縮器26の冷媒入り口で気相であった冷媒が、凝縮器26の冷媒出口で液相になる。
次に、凝縮器26から送られた冷媒は、第1膨張弁36を通過することによって、その圧力と温度とが低下し、液相から気液混合状態となる。次に、第1膨張弁36から送られた気液混合状態の冷媒は、気液分離器38において気相と液相とに分離される。液相冷媒空間38bから送られた液相冷媒の一部は、第2膨張弁37を通過することによって、その圧力と温度とがさらに低下し、液相から気液混合状態となる。
次に、第2膨張弁37から送られた気液混合状態の冷媒は、蒸発器27において外気との熱交換によって吸熱し、気相となる。蒸発器27から送られた冷媒は、下段圧縮機31で再び圧縮される。冷凍回路21では、以上に説明した過程が繰り返されることによって、ヒートポンプサイクルが実行される。
インジェクション回路41について説明する。インジェクション回路41は、気液分離器38の気相冷媒空間38aに配置された気相冷媒の一部を、下段圧縮機31の吐出口から吐出される冷媒と混合し、混合された冷媒を上段圧縮機32の吸い込み口に送り込むことによって、上段圧縮機32の吐出口から吐出される冷媒温度を低下させることを目的に設けられている。
インジェクション回路41からの冷媒と、下段圧縮機31の吐出口から吐出された冷媒とが混合された冷媒は、下段圧縮機31の吐出口から吐出される冷媒よりも低い温度を有する。すなわち、上段圧縮機32の吸い込み口に吸い込まれる冷媒の温度を、インジェクション回路41がない場合よりも低下させることができ、その結果、上段圧縮機32の吐出口から吐出される冷媒の温度を低下させることができる。これにより、上段圧縮機32から吐出される冷媒温度を抑制し、上段圧縮機32の信頼性向上や、より大きな圧力差(温度差)での運転が可能となる。
バイパス回路51について説明する。バイパス回路51は、冷凍回路21を流れる冷媒の一部を分岐して蒸発器27に供給し、蒸発器27に付着した霜を取り除くことを目的に設けられている。
図1から図10中に示す全ての形態において、除霜運転をせずに暖房運転のみを行なう場合には、インジェクション回路41に冷媒を流すために、第1開閉弁42を開状態とする。また、除霜運転は実施しないため、第2開閉弁52を閉状態とする。
図1から図10中には、除霜運転時の冷媒流れが矢印によって示されている。また、第1開閉弁42の矢印に付された×印は、弁として冷媒を流さない閉状態を示している。
バイパス回路51の冷媒出口が、インジェクション回路41を介して下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21に接続されている図1、図3、図5、図7および図9の形態では、除霜運転時、バイパス回路51上の第2開閉弁52および第3膨張弁53を開状態とし、インジェクション回路41上の第1開閉弁42を閉状態とする。これにより、気液分離器38の気相冷媒空間38aに配置された気相冷媒の一部が、バイパス回路51を流れて蒸発器27に供給される。蒸発器27において外気に放熱した冷媒は、下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21に戻される。このとき、バイパス回路51を流れる冷媒は、蒸発器27の除霜の機能に加えて、インジェクション回路41による機能も発揮している。
バイパス回路51の冷媒出口が、気液分離器38の液相側に接続されている図2、図4、図6、図8および図10の形態では、除霜運転時、バイパス回路51上の第2開閉弁52および第3膨張弁53を開状態とし、インジェクション回路41上の第1開閉弁42を開状態とする。本形態では、バイパス回路51において蒸発器27の除霜によって液化された冷媒を、第2膨張弁37の上流側で冷凍回路21に戻す。これにより、蒸発器27に供給される冷媒の流量の低下を防ぐことができる。
図11は、図1から図10中の蒸発器における、冷凍回路およびバイパス回路の配管の位置関係を示す斜視図である。図11を参照して、蒸発器27には、図示しないファンの回転によって、矢印71に示す一方向から外気が供給される。図中の右側に相当する蒸発器27の側面が、外気の吸い込み口であり、図中の左側に相当する蒸発器27の側面が、外気の吹き出し口である。
蒸発器27は、蒸発器27に供給される外気と、蒸発器27に流れる冷媒との間で熱交換するための熱交換フィン60を有する。冷凍回路21およびバイパス回路51は、それぞれ、冷媒配管66および冷媒配管61を有する。冷媒配管66および冷媒配管61は、熱交換フィン60を貫通しながら図11中の上下方向に延びている。冷媒配管66と冷媒配管61とは、互いに独立した配管として設けられており、各配管を流れる冷媒が交じり合うことはない。
本実施の形態では、冷凍回路21およびバイパス回路51が、それぞれ、複数本の冷媒配管66および複数本の冷媒配管61を有する。複数本の冷媒配管66は、蒸発器27に供給される外気流れに直交する方向に並び、複数本の冷媒配管61は、蒸発器27に供給される外気流れに直交する方向に並んでいる。複数本の冷媒配管66と複数本の冷媒配管61とは、蒸発器27に供給される外気の流れ方向においてずれた位置に設けられている。冷媒配管66と冷媒配管61とは、蒸発器27に供給される外気の流れ方向から見て、互いに重なり合わない位置に設けられている。
バイパス回路51は、冷凍回路21よりも蒸発器27に供給される外気流れの上流側に配置されている。すなわち、バイパス回路51の冷媒配管61は、蒸発器27における外気の吸い込み口側に配置され、冷凍回路21の冷媒配管66は、蒸発器27における外気の吹き出し口側に配置されている。蒸発器27では、外気の吸い込み口側に霜が付着し易いため、そのような位置にバイパス回路51の冷媒配管61を配置することによって、除霜運転時、蒸発器27に付着した霜を効率的に取り除くことができる。
なお、図11中に示す冷媒配管66および冷媒配管61の配置は一例であり、本発明では特に限定されない。各配管に流れる冷媒の流れは、平行流、対交流および直交流のいずれであってもよいし、その他の流れであってもよい。
本実施の形態におけるヒートポンプ式暖房給湯機によれば、極低温(たとえば、−17℃以下)の外気環境下であっても、暖房運転を行ないながら除霜運転も同時に行なうことができる。続いて、本実施の形態におけるヒートポンプ式暖房給湯機によって奏されるこのような作用効果について説明する。
図12は、1段圧縮式の冷凍サイクルを示すモリエル線図である。図13は、2段圧縮式の冷凍サイクルを示すモリエル線図である。図14は、1段圧縮式の冷凍サイクルを示す回路図である。
一例として、冷凍回路21に流す冷媒がR410A、凝縮器26での冷媒の温度(凝縮温度)が55℃(このときの冷媒の圧力は3.43MPa)、凝縮器26の出口での過冷却度が10℃、蒸発器27出口での過熱度が10℃、二段圧縮でのインジェクション回路41での圧力が(蒸発器27内の圧力)×(凝縮器26内の圧力)の平方根、圧縮機での圧縮工程が断熱圧縮(等エントロピ過程)、圧縮機1台当たりに許容される最大圧縮比(圧縮機の吐出圧力を圧縮機の吸い込み圧力で割った値の許容最大値)が7.5である条件を想定する。図12中には、上記条件における1段圧縮式の冷凍サイクルが示され、図13中には、上記条件における2段圧縮式の冷凍サイクルが示されている。
なお、モリエル線図はP−h線図ともいわれ、縦軸を圧力、横軸を比エンタルピとしている。モリエル線図は、冷凍サイクルに用いる冷媒の圧力や比エンタルピ、温度、相状態、エンタルピ、比体積などの冷媒固有の特性を示す図である。
最初に、「−17℃以下の外気環境下での暖房運転」の実現性に関連して、1段圧縮式の冷凍サイクルの限界を説明する。
図12および図14を参照して、1段圧縮式の冷凍サイクルにおける暖房運転の状態を考えると、まず、ガス状の冷媒が、圧縮機30で圧縮されて凝縮器26側に吐出される。このとき、上記条件のもと、図12中に示すモリエル線図により、圧縮機30の吐出圧力および凝縮器26内の冷媒の圧力は3.43MPaである。冷媒は、凝縮器26内で被加熱流体と熱交換することにより、ガス状態から徐々に液状態に相変化する。但し、相変化状態は、温度一定で55℃である。冷媒は凝縮器26内で完全に液化され、過冷却度10℃の上記条件では、凝縮器出口における冷媒の温度が45℃となる。
その後、膨張弁35で膨張された冷媒は気液二相状態となり、冷媒の圧力と温度とが低下する。冷媒の温度は、減圧された圧力によって一義的に決まる。すなわち、圧縮機30の最大圧縮比が7.5であるため、圧縮機30の低圧側の最低圧力は0.46MPaとなり、このときの冷媒の温度は−16.3℃となる。
このため、暖房運転において、凝縮器26内の冷媒の温度を55℃とする必要がある場合、蒸発器27内の冷媒の温度を−16.3℃より低い温度に設定することができない。したがって、「−17℃以下の外気環境下での暖房運転」の実現性についてはいえば、1段圧縮冷凍サイクルでは原理的に不可能となる。なお、ここでは、蒸発器27内の冷媒の温度は外気温と比較して10℃程度低い温度と仮定している。つまり、一段圧縮冷凍サイクルにおいては、蒸発器27内の冷媒の温度が上記−16.3℃の場合、対応できる外気温はおおよそ−6.3℃となる。
次に、2段圧縮サイクルの暖房運転について、代表的に図8中の回路図を参考にして同様に考察する。
図8および図13を参照して、まず、ガス状の冷媒が、上段圧縮機32で圧縮されて凝縮器26側へ吐出される。このとき、上記条件のもと、図13中に示すモリエル線図により、上段圧縮機32の吐出圧力および凝縮器26内の冷媒の圧力は3.43MPaである。冷媒は、凝縮器26内で被加熱流体と熱交換することにより、ガス状態から徐々に液状態に相変化する。但し、相変化状態は温度一定で55℃である。冷媒は凝縮器26内で完全に液化され、過冷却度10℃の上記条件では、凝縮器出口における冷媒の温度が45℃となる。
その後、第1膨張弁36で膨張された冷媒は気液二相状態となり、冷媒の圧力と温度とが低下し、それぞれ、インジェクション回路41での冷媒の圧力と温度とになる。ここで、前述と同様に、蒸発器27内の冷媒の温度が、外気温と比較して10℃程度低い温度と仮定すると、たとえば、−25℃の外気温下での暖房運転を実現するには、蒸発器27内の冷媒の温度は−35℃程度でなければならない。このとき、冷媒R410Aの圧力は0.22MPaである。インジェクション回路41での冷媒の圧力は、上記条件のもと、(蒸発器27内の圧力)×(凝縮器26内の圧力)の平方根より0.87MPaであり、このときの冷媒温度は3.4℃である。
第1膨張弁36から送り出された冷媒は気液分離器38に入り、その内部で気相と液相に分離される。分離された液相冷媒は、蒸発器27の方向(第2膨張弁37の方向)に流れ、分離された気相冷媒は、インジェクション回路41を流れて、最終的には下段圧縮機31から吐出された冷媒と合流して上段圧縮機32に吸い込まれる。
なお、暖房運転時、第1開閉弁42は開状態とされ、インジェクション回路41に冷媒が流される。一方、気液分離器38で液相に分離された冷媒は、第2膨張弁37によってさらに減圧、低温とされた二相状態となる。その冷媒は、蒸発器27を流れる間、外気から吸熱する。その後、冷媒は、下段圧縮機31に吸入、圧縮、吐出され、再び上段圧縮機32に吸入される。
上記条件により、圧縮機1台当たりに許容される最大圧縮比は7.5である。これに対して、暖房運転時の2段圧縮における下段圧縮機31および上段圧縮機32の圧縮比はともに3.95であり、許容される最大圧縮比7.5よりも小さい。このため、2段圧縮とすることにより、凝縮温度55℃および蒸発温度−35℃の条件での暖房運転が可能となる。
次に、「暖房運転を行ないながら除霜運転も同時に行なうこと」の実現性について説明する。
本実施の形態におけるヒートポンプ式暖房給湯機では、冷凍回路21とバイパス回路51とが、蒸発器27内で互いに独立した経路として設けられている。このため、冷凍回路21およびバイパス回路51の各回路を流れる冷媒の圧力、温度を、独立して制御することができる。
代表的に図8中の回路を参照して除霜運転時のバイパス回路51内の冷媒の状態を説明すると、まず、凝縮器26と第1膨張弁36との間にバイパス回路51の始点(冷媒流れの上流側の始点)があり、第3膨張弁53および第2開閉弁52を開状態とすることにより、バイパス回路51に冷媒が流れる。このとき、バイパス回路51の始点における冷媒は、液相であり、その圧力は3.43MPa、温度は45℃である。その液相冷媒が、第2膨張弁37から吐出された冷媒と混じり合うことなく、別の経路で蒸発器27内を流れて蒸発器27と熱交換し、除霜する。
外気温が−25℃である場合、第2膨張弁37から蒸発器27に送り出された冷凍回路21の冷媒の温度は−35℃である。一方、バイパス回路51の冷媒の温度は45℃である。上記条件のもと、インジェクション回路41での圧力を(蒸発器内の圧力)×(凝縮器内の圧力)の平方根とすると、このときのインジェクション回路41での冷媒の圧力は0.87MPaであり、温度は3.4℃である。
このようにインジェクション回路41での冷媒の温度は0℃よりも高いため、図1などに示すように、インジェクション回路41の冷媒を、除霜運転時にバイパス回路51に流す冷媒として用いることも可能である。
蒸発器27を出たバイパス回路51内の冷媒は、第2開閉弁52および第3膨張弁53を順に通過する。その後、冷媒は、インジェクション回路41の圧力まで低下し、気液分離器38と第2膨張弁37との間の液相の冷媒と合流する。
このような構成により、2段圧縮冷凍サイクルにおいて、たとえば、外気温−25℃環境下であっても、暖房運転と除霜運転との同時運転が可能となる。暖房のみの運転時と比較して、暖房運転に加えて除霜運転を行なう場合、蒸発器27における外気から冷媒への吸熱量が減少する。このため、暖房能力は除霜に利用される冷媒が有する熱量分だけ減少することになる。この際、下段圧縮機31または上段圧縮機32の運転回転数を大きくして全冷媒流量を増加することによって、凝縮器26での暖房能力を維持することができる。
図15は、外気温と、インジェクション回路における冷媒の温度との関係を示すグラフである。図15中に示す関係は、冷媒がR410A、凝縮器26内の冷媒の温度が55℃程度である場合である。
バイパス回路51の始点の位置は、除霜のため、少なくとも水が凍結する温度0℃より高い温度を有する冷媒がバイパス回路51に導入されるように、決定される必要がある。インジェクション回路41における冷媒圧力は(蒸発器内の圧力)×(凝縮器内の圧力)の平方根であるため、前述の通り、外気温−25℃のときでもバイパス回路51内の蒸発器27での冷媒の温度は、図15中に示すとおり、インジェクション回路41よりも上流の冷媒を用いれば、0℃より高い温度であるので除霜することができる。
以上に説明した、この発明の実施の形態におけるヒートポンプ式暖房給湯機の構成についてまとめて説明すると、本実施の形態におけるヒートポンプ式加熱装置としてのヒートポンプ式暖房給湯機は、冷媒と被加熱流体との間で熱交換を行なう第1熱交換器としての凝縮器26と、冷媒と室外空気との間で熱交換を行なう第2熱交換器としての蒸発器27と、蒸発器27から送られた冷媒を圧縮する低圧側圧縮機としての下段圧縮機31と、下段圧縮機31から送られた冷媒を圧縮する高圧側圧縮機としての上段圧縮機32とを有し、ヒートポンプサイクルを構成する冷凍回路21と、冷凍回路21から分岐し、蒸発器27に付着した霜を取り除くための冷媒が流れるバイパス回路51とを備える。バイパス回路51は、冷凍回路21を通じて蒸発器27に供給される冷媒よりも高温の冷媒が流通する位置で冷凍回路21に接続され、その位置から導いた冷媒を、冷凍回路21とは独立して蒸発器27に流通させるように設けられる。
冷凍回路21は、凝縮器26と蒸発器27との間に、凝縮器26から送られた冷媒を減圧する第1減圧器としての第1膨張弁36と、第1膨張弁36から送られた冷媒を気相と液相とに分離する気液分離器38と、気液分離器38から送られた液相の冷媒を減圧する第2減圧器としての第2膨張弁37とをさらに有する。ヒートポンプ式暖房給湯機は、気液分離器38で分離された気相の冷媒の一部を、下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21へと導くインジェクション回路41をさらに備える。
バイパス回路の冷媒出口は、下段圧縮機31と上段圧縮機32との間の冷凍回路21、または気液分離器38の液相側に接続され、除霜運転時には、バイパス回路51に冷媒が流通される。
このように構成された、この発明の実施の形態におけるヒートポンプ式暖房給湯機によれば、−17℃以下の低外気温の環境下であっても、被加熱流体の加熱運転を行ないながら除霜運転も同時に行なうことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、たとえば、ヒートポンプ式給湯機やヒートポンプ式暖房給湯機などに適用される。
21 冷凍回路、26 凝縮器、27 蒸発器、30 圧縮機、31 下段圧縮機、32 上段圧縮機、35 膨張弁、36 第1膨張弁、37 第2膨張弁、38 気液分離器、38a 気相冷媒空間、38b 液相冷媒空間、41 インジェクション回路、42 第1開閉弁、51 バイパス回路、52 第2開閉弁、53 第3膨張弁、60 熱交換フィン、61,66 冷媒配管、101 圧縮機、101K 貯湯回路、102K 給湯回路、103 冷媒対水熱交換器、104 冷却器、105 内部熱交換器、106 第1電動膨張弁、107 蒸発器、110 電磁開閉弁、111 第2電動膨張弁、112 除霜用電磁弁、113 分岐路。
Claims (13)
- 冷媒と被加熱流体との間で熱交換を行なう第1熱交換器と、冷媒と室外空気との間で熱交換を行なう第2熱交換器と、前記第2熱交換器から送られた冷媒を圧縮する低圧側圧縮機と、前記低圧側圧縮機から送られた冷媒を圧縮する高圧側圧縮機とを有し、ヒートポンプサイクルを構成する冷凍回路と、
前記冷凍回路から分岐し、前記第2熱交換器に付着した霜を取り除くための冷媒が流れるバイパス回路とを備え、
前記バイパス回路は、前記冷凍回路を通じて前記第2熱交換器に供給される冷媒よりも高温の冷媒が流通する位置で前記冷凍回路に接続され、その位置から導いた冷媒を、前記冷凍回路とは独立して前記第2熱交換器に流通させるように設けられる、ヒートポンプ式加熱装置。 - 前記冷凍回路は、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器との間に、前記第1熱交換器から送られた冷媒を減圧する第1減圧器と、前記第1減圧器から送られた冷媒を気相と液相とに分離する気液分離器と、前記気液分離器から送られた液相の冷媒を減圧する第2減圧器とをさらに有し、
前記気液分離器で分離された気相の冷媒の一部を、前記低圧側圧縮機と前記高圧側圧縮機との間の前記冷凍回路へと導くインジェクション回路をさらに備える、請求項1に記載のヒートポンプ式加熱装置。 - 前記バイパス回路の冷媒入り口が、前記気液分離器の気相側に接続される、請求項2に記載のヒートポンプ式加熱装置。
- 前記バイパス回路の冷媒入り口が、前記気液分離器の液相側に接続される、請求項2または3に記載のヒートポンプ式加熱装置。
- 前記バイパス回路の冷媒入り口が、前記第1減圧器と前記気液分離器との間の前記冷凍回路に接続される、請求項2から4のいずれか1項に記載のヒートポンプ式加熱装置。
- 前記バイパス回路の冷媒入り口が、前記第1熱交換器と前記第1減圧器との間の前記冷凍回路に接続される、請求項2から5のいずれか1項に記載のヒートポンプ式加熱装置。
- 前記バイパス回路の冷媒入り口が、前記高圧側圧縮機と前記第1熱交換器との間の前記冷凍回路に接続される、請求項2から6のいずれか1項に記載のヒートポンプ式加熱装置。
- 前記バイパス回路の冷媒出口が、前記低圧側圧縮機と前記高圧側圧縮機との間の前記冷凍回路に接続される、請求項2から7のいずれか1項に記載のヒートポンプ式加熱装置。
- 前記インジェクション回路および前記バイパス回路は、各回路の経路上に設けられ、冷媒流れを許容もしくは遮断する第1開閉弁および第2開閉弁をそれぞれ有し、
前記第2開閉弁が開状態とされる前記第2熱交換器の除霜時、前記第1開閉弁が閉状態とされる、請求項8に記載のヒートポンプ式加熱装置。 - 前記バイパス回路の冷媒出口が、前記気液分離器の液相側に接続される、請求項2から9のいずれか1項に記載のヒートポンプ式加熱装置。
- 前記インジェクション回路および前記バイパス回路は、各回路の経路上に設けられ、冷媒流れを許容もしくは遮断する第1開閉弁および第2開閉弁をそれぞれ有し、
前記第2開閉弁が開状態とされる前記第2熱交換器の除霜時、前記第1開閉弁が開状態とされる、請求項10に記載のヒートポンプ式加熱装置。 - 前記第2熱交換器には、一方向から室外空気が供給され、
前記第2熱交換器において、前記バイパス回路は、前記冷凍回路よりも前記第2熱交換器に供給される室外空気の流れの上流側に配置される、請求項1から11のいずれか1項に記載のヒートポンプ式加熱装置。 - ヒートポンプサイクルを循環する冷媒がR410Aであり、冷媒の凝縮温度が55℃であり、前記低圧側圧縮機および前記高圧側圧縮機の各圧縮機の最大圧縮比が7.5である時に、
冷媒の蒸発温度が−17℃以下の場合であっても、前記第1熱交換器による被加熱流体の加熱運転と、前記第2熱交換器の除霜運転とが同時に実施可能である、請求項1から12のいずれか1項に記載のヒートポンプ式加熱装置。
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- 2012-03-27 JP JP2012071611A patent/JP2013204851A/ja active Pending
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2013
- 2013-03-18 WO PCT/JP2013/057649 patent/WO2013146415A1/ja active Application Filing
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CN110762889A (zh) * | 2019-10-23 | 2020-02-07 | 广东纽恩泰新能源科技发展有限公司 | 一种防积霜的空气源热泵*** |
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