JP2013202137A - 電熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】油が型の背面側のヒータ装着部に浸入するのを防止するとともに、ヒータの放射熱が周囲に拡散するのを防止して、型を効率よく加熱しうるようにした電熱調理器を提供する。
【解決手段】下部筐体1の上面に、上向き枠状片15を、上端が下型の背面と当接または近接するようにして突設するとともに、上部筐体5の下面に、下向き枠状片35を、下端が上型の背面と当接または近接するようにして突設し、下部筐体1の上面と上向き枠状片15と下型の背面とにより囲まれた内部空間に下部電気ヒータ17を収容するとともに、上部筐体5の下面と下向き枠状片35と上型の背面とにより囲まれた内部空間に上部電気ヒータ17を収容する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、互いに対をなす上型と下型との対向面間に形成される凹部に生地材を挿入し、上下の型を電気ヒータにより加熱することにより、パンやスナックケーキ等を焼成する電熱調理器に関する。
このような電熱調理器は、例えば特許文献1〜3に記載されており、公知である。
特開2003−47561号公報 特開2004−97102号公報 特表2011−512974号公報
上記特許文献1〜3に記載されている電熱調理器は、いずれも、上型と下型とのそれぞれの背面側に設けた電気ヒータにより、上下の型を加熱するものであるが、型の背面側に電気ヒータを設けたものにおいては、次のような問題が発生することがある。
すなわち、特に下型において、その上面に形成された凹部に塗布する油を、誤って下型の周囲にこぼしてしまったり、生地材の焼成時に上下の型の間から油が流れ出たり、下型が熱により反ったりすると、その油が、下型とそれを支持する筐体との間の僅かな隙間から内部に浸入して、下型の背面側に回り込み、電気ヒータ装着部付近まで達することがある。このようになると、ヒータにより油が加熱されて変色し、下型の背面にこびりついたり、異臭を発したりする恐れがある。
このような現象は、上下の型を、形状の異なる他の型と交換しうるように、筐体に着脱可能として装着した際には、型と筐体との間に隙間が形成され易くなるので、特に発生しやすい。
上記のような問題に対処するためには、上下の型とそれを支持する筐体との間に、パッキン等のシール材を設けることも考えられるが、型は高温となるため、通常のゴム系のシール材は使用することはできず、また耐熱性のシール材を使用したとしても、熱による劣化が早いので、その交換頻度が高くなる。
また、上記特許文献1及び2に記載の電熱調理器においては、電気ヒータを上下の型の背面の凹溝内に嵌合したのみであり、ヒータの周囲が比較的大きく開放されているので、ヒータから放射される放射熱が周囲に拡散して逃げ、その放射熱を利用して型を効率よく加熱することができないという問題もある。
さらに、特許文献1〜3に記載の電熱調理器は、いずれも、上下の型の背面にヒータを装着してあるので、型のみを、他の形状の異なるものとに簡単に交換することができないという問題もある。また、上下の型は、通常、ねじにより筐体に取り付けられるため、型の交換作業が面倒である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、油が型の背面側のヒータ装着部に浸入するのを防止するとともに、ヒータの放射熱が周囲に拡散するのを防止して、型を効率よく加熱しうるようにし、さらに、上下の型のみを簡単に交換しうるようにした電熱調理器を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次の各項のようにして解決される。
(1)下部筐体と、この下部筐体に対し上向きに回動しうるように一側部が枢着された上部筐体と、前記下部筐体の上面により保持された下型と、この下型の背面と前記下部筐体の上面との間に設けられた下部電気ヒータと、前記上部筐体の下面により保持され、前記下型と対をなしてこれに重合する上型と、この上型の背面と前記上部筐体の下面との間に設けられた上部電気ヒータとを備え、前記下型の上面に前記上型を重合し、前記下型を前記下部電気ヒータにより、前記上型を前記上部電気ヒータによりそれぞれ加熱することにより、下型と上型との対向面に形成された凹部内においてパン等の生地材を焼成する電熱調理器において、
前記下部筐体の上面に、上面が開放された上向き枠状片を、上端が前記下型の背面と当接または近接するようにして突設するとともに、前記上部筐体の下面に、下面が開放された下向き枠状片を、下端が前記上型の背面と当接または近接するようにして突設し、前記下部筐体の上面と上向き枠状片と下型の背面とにより囲まれた内部空間に前記下部電気ヒータを収容するとともに、前記上部筐体の下面と下向き枠状片と上型の背面とにより囲まれた内部空間に前記上部電気ヒータを収容する。
このような構成とすると、下型や上型の周囲に誤って油をこぼしたとしても、上下の電気ヒータの収容空間内に浸入する恐れはなく、従って、浸入した油がヒータにより加熱されてこびり付いたり、異臭を発したりするのを防止することができる。
また、上下の電気ヒータの周囲は、それぞれ上向き枠状片と下向き枠状片により囲まれ、ヒータの放射熱が周囲に拡散して逃げるのが防止されるので、その放射熱によっても下型と上型が効果的に加熱され、省電力化が図れる。
(2)上記(1)項において、下型の背面に、上向き枠状片に上方より外嵌される枠状の垂下片を、上型の背面に、下向き枠状片に下方より外嵌される枠状の起立片を、それぞれ突設する。
このような構成とすると、上向き枠状片と下向き枠状片には、それぞれ下型の垂下片と上型の起立片が外嵌され、内外二重構造となっているので、電気ヒータが収容されている空間内の熱が外部に逃げにくくなり、収容空間の保温効果が大となる。
また、電気ヒータの収容部内に、油がより浸入しにくくなる。
(3)上記(2)項において、下型の垂下片と上向き枠状片、及び上型の起立片と下向き枠状片に、前記下型と上型とをそれぞれ前記上向き枠状片と下向き枠状片に着脱可能に係止して取付ける係止手段を設ける。
このような構成とすると、下型と上型を簡単に装着したり、取り外したりすることができるので、凹部の形状の異なる他の下型と上型に容易に交換することができる。
(4)上記(3)項において、係止手段を、下型の垂下片、及び上型の起立片にそれぞれ設けた第1の係止孔と、上向き枠状片、及び下向き枠状片に設けられ、前記第1の係止孔にそれぞれ挿脱可能に嵌合する突部と、この突部と前記第1の係止孔の反対側において前記下型の垂下片、及び上型の起立片にそれぞれ設けた第2の係止孔と、前記上向き枠状片、及び下向き枠状片にそれぞれ出没可能に設けられ、ばねにより両枠状片の外方に付勢させられることにより、先端部が前記第2の係止孔に挿脱可能に係合するラッチとからなるものとする。
このような構成とすると、下型と上型には、第1の係止孔と第2の係止孔を設けるのみでよいので、下型と上型の製作が容易であり、かつ他の下型及び上型への交換作業も極めて容易に行うことができる。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、下型の背面を下部電気ヒータに、上型の背面を上部電気ヒータに、それぞれ弾性的に圧接させる。
このような構成とすると、下型の背面が熱により上向きに反っても、その背面から下部電気ヒータが離間することがないので、下型を効果的に加熱することができる。
本発明によれば、下型や上型の周囲に誤って油をこぼしたとしても、上下の電気ヒータの収容空間内に浸入する恐れはなく、従って、浸入した油がヒータにより加熱されてこびり付いたり、異臭を発したりするのを防止することができる。
また、上下の電気ヒータの周囲は、それぞれ上向き枠状片と下向き枠状片により囲まれ、ヒータの放射熱が周囲に拡散して逃げるのが防止されるので、その放射熱によっても下型と上型が効果的に加熱され、省電力化が図れる。
本発明の一実施形態の電熱調理器を、上部筐体を上向きに回動させたときの前方斜視図である。 同じく、上下の型を取り外した状態の前方斜視図である。 同じく、上部筐体を下向きの使用状態まで回動させたときの側面図である。 同じく、下型を取り外した状態の下部筐体の平面図である。 図4のV−V線拡大縦断側面図である。 図4のVI−VI線拡大縦断側面図である。 下部筐体に下型を取付けた状態の平面図である。 図7のVIII−VIII線拡大縦断側面図である。 凹部の形状の異なる他の下型と上型に交換したときの前方斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、本発明の電熱調理器は、前後方向(以下、図3の左方を前として説明する)に長い平面視長方形をなす箱形の下部筐体1と、この下部筐体1の上面後部に固着された正面視上向きコ字状の支持部材2と、後端部が支持部材2の左右1対の起立片2a、2aに、左右方向の枢軸3により枢着された平面視後向きコ字状の操作ハンドル4と、この操作ハンドル4における左右の側片4a、4aの対向面に固定されたほぼ方形箱状の上部筐体5と、下部筐体1の上面に取付けられた下型6と、上部筐体5の下面に取付けられた上型7とを備えている。なお、以下の説明において、上部筐体5及びそれに取付けられた部材に対する前後、左右及び上下方向は、図3に示す使用状態、すなわち上部筐体5を下向きに回動させて下部筐体1に重合させた状態でいうものとする。
上部筐体5は、操作ハンドル4と実質的に一体をなし、ほぼ水平をなす使用位置から、90度を若干超える使用待期位置(例えば100度前後)まで、枢軸3を中心として上向きに回動させうるようになっている。
下部筐体1の後面には、電源スイッチ、温度調節つまみ、タイマつまみ(いずれも図示略)等を有する制御ボックス8が取り付けられている。
下型6は、熱伝導性に優れるアルミニウム合金等により、平面形が概ね正方形をなすように形成され、前縁の左右方向の中央部には、前方を向く集油部9が一体的に突設されている。下型6の集油部9の前縁を除いた外周縁は、上向片10により縁取りされており、かつ下型6の外周部を除いた上面には、正面視半円形断面の前後方向に長い左右複数の焼成用凹部11が形成されている。
下型6における各凹部11の外側の外周部、すなわち上向片10と複数の凹部11が形成された部分との間の外周部には、集油部9の上面と連続する凹状断面の排油溝12が形成され、この排油溝12の底面と集油部9の上面は、前下方になだらかに傾斜させてある。このようにすると、凹部11内において生地材を焼成する際に滲み出した油が、排油溝12を介して、集油部9に向かって流動するようになり、集油部9の前縁より滴下した油を、油受け容器(図示略)等により回収することができる。
上型7は、下型6と同様に、アルミニウム合金等により、平面形が概ね正方形をなすように形成され、下型6の上面と対向する上型7の下面には、下型6の各凹部11と対をなして対向する正面視下向き半円形断面の複数の凹部11が形成されている。
図2及び図4〜図6に示すように(下型と上型は取り外してある)、下部筐体1の上面には、平面視方形をなす底板13と、その周縁より起立する、上面が開放された方形の上向き枠状片14とからなる下型保持部材15が、底板13の四隅部を下部筐体1の上面にねじ16をもって固定することにより取付けられている。
上向き枠状片14により囲まれた内部には、平面視においてU字状に蛇行するとともに、端末部が下部筐体1の内部において図示しない支持部材により支持された下部電気ヒータ17が、下型保持部材15の底板13の上面より離間させて収容されている。下部電気ヒータ17は、シーズヒータよりなり、その端末部は制御ボックス8内の給電装置に電気的に接続されている。なお、下部電気ヒータ17の上面は、上向き枠状片14の上端より若干上方に突出し、下型6の装着時に下方に押圧されることにより、下型6の背面(下面)に弾性的に圧接するようにしてある。このようにすると、万一、下型6の背面が熱により上向きに反っても、その背面から下部電気ヒータ17が離間することがないので、下型6が効果的に加熱される。
下部電気ヒータ17の下方において、下型保持部材15の底板13の上面には、左右方向を向く側面視上向きコ字状断面の複数のヒータ受け18が、スポット溶接により固着されている。下型6の装着時において下部電気ヒータ17の下面が各ヒータ受け18の上端に当接することにより、下部電気ヒータ17はほぼ水平に保持されるようになっている。
底板13の中央部には、下型6の温度を検出する温度センサ19が、ばね20により常時上向きに付勢されて取付けられ、この温度センサ19の上端は、下型6を装着した際に、その中央部の背面に弾性的に圧接するようになっている(図8参照)。
下型保持部材15における底板13の前部の左右方向の中央部上面には、ラッチ装置21が設けられている。このラッチ装置21は、底板13の上面にねじ22、22により固定された側面視概ね上向きコ字状のラッチ保持部材23と、このラッチ保持部材23に前後方向に移動可能に保持されたラッチ24と、ラッチ保持部材23の後面にねじ25、25により固定された平面視前向きコ字状をなすばね受け部材26と、このばね受け部材26の後片26aの前面に、後面側からねじ25により固定されたロッド状のばねガイド27と、後部をばねガイド27に嵌合させて、ラッチ24の後面とばね受け部材26との間に介設された、ラッチ24を常時前向きに付勢する圧縮コイルばね28とを備え、ラッチ24の先端部は、上向き枠状片14の切欠部29より、枠状片14の外方と内方に出没可能とされ、常時は先端部が圧縮コイルばね28の付勢力により若干前方に突出している。
図5に示すように、ラッチ24の後端にねじ25により固定され、かつ底板13の前部に設けた開口30を介して垂下する垂下片31の前面には、ラッチ24を外部より後方に押動するための前方を向く操作ロッド32が、ねじ25により固定されている。下部筐体1における操作ロッド32の前端と対向する前面には、円形の通孔33が形成され(図2参照)、この通孔33よりドライバまたはロッド状の専用の工具を差し込み、操作ロッド32を後方に押動することにより、垂下片31を介してラッチ24を後方に移動させうるようになっている。この操作は、後述するように、下型6を下型保持部材15より取り外す際に行われる。
ラッチ装置21と対向する底板13の後部の左右方向の中央部上面には、係止金具34が固定され、この係止金具34の後縁には、上向き枠状片14に設けた開口35を貫通して上向き枠状片14の後方に突出する倒立L字状をなす突片34aが、後向きに突設されている(図4、図5参照)。
図1、図3及び図8に示すように、下型6の背面の周縁には、下型保持部材15における上向き枠状片14に上方より着脱可能に外嵌される枠状の垂下片36が突設されている。この垂下片36における互いに対向する後片36aと前片36bの左右方向の中央部には、それぞれ第1の係止孔37と第2の係止孔38とが穿設され、第1の係止孔37は、上向き枠状片14の後部の突片34aに、第2の係止孔38は、上向き枠状片14の前部のラッチ24の先端部に、それぞれ挿脱可能に嵌合しうるようになっている。
すなわち、第1の係止孔37を突片34aに嵌合したのち、下型6の垂下片36を上向き枠状片14に外嵌させると、垂下片36の前片36bの下縁が、ラッチ24の先端部上面の傾斜面に当接することにより、ラッチ24は後方に若干移動させられ、先端部が第2の係止孔38と対向した際に、圧縮コイルばね28の付勢力によりラッチ24が再度前方に移動させられることにより、その先端部が第2の係止孔38に自動的に突入する。従って、下型6を下型保持部材15に簡単に装着することができる。また、上述したように、下部筐体1の前面に設けた通孔33にドライバ等を差し込み、操作ロッド32を介してラッチ24を後方に押動させることにより、下型6のみを簡単に取り外すことができる。なお、第2の係止孔38の前方からドライバ等を差し込んで、ラッチ24の先端を直接後方に押動することによっても、下型6を取り外すことができるので、操作ロッド32や通孔33は省略することもある。
上向き枠状片14に下型6を装着すると、上向き枠状片14の上端に下型6の背面(下面)が当接または近接することにより、上向き枠状片14の上方の開口面は閉塞される。従って、下部筐体1の上面には、下型保持部材15における底板13と上向き枠状片14、及び下型6の背面とにより囲まれた空間Sが形成され、この空間S内に下部電気ヒータ17が収容されている(図8参照)。
上部筐体5の下面には、下型保持部材15と同形で、上下対称をなす上型保持部材39が、ねじ16により固定されている。この上型保持部材39は、上面板40と、その周縁より垂下する、下面が開口された方形の下向き枠状片41とからなっている。
下向き枠状片41により囲まれた内部には、下部電気ヒータ17と同形かつ上下対称をなす上部電気ヒータ17が収容されている。
また、上面板40には、下型保持部材15に設けたと同様のヒータ受け18、ラッチ装置21及び係止金具34が、下型保持部材15側の各部材と上下対称をなすようにして取付けられている。これらのラッチ装置21等は、下部筐体1のものと同じ構造であるので、その詳細な説明は省略する。
上型7の背面(上面)の周縁部には、下向き枠状片41に外嵌される枠状の起立片42が突設され、この起立片42には、上記の下型6と同様の第1の係止孔37と第2の係止孔38とが形成されている(第1の係止孔については図示略)。
上型7を上型保持部材39に装着するには、上記下型6と同じ要領で行うことができる。すなわち、上型7の第1の係止孔37を突片34aに嵌合したのち、上型7の起立片42を下向き枠状片41に外嵌し、第2の係止孔38をラッチ24の先端部に係合させればよい。これにより、上型7も、下型6と同様に、上型保持部材39に簡単に装着することができ、かつ上部筐体5の前面に設けた通孔33(図2参照)にドライバ等を差し込んで、ラッチ24を後方に押動することにより、上型7のみを簡単に取り外すことができる。
下向き枠状片41に上型7を装着すると、下向き枠状片41の下方の開口面は、上型7の背面(上面)により閉塞され、上部筐体5の下面には、上部電気ヒータ17が収容される空間が形成される。
上記実施形態の電熱調理器を用いてパンやスナックケーキ等を焼成するには、図1のように上部筐体5を上向きに回動させた状態で、下型6の各凹部11に必要に応じて油を塗布したのち、各凹部11に、予め練り上げておいた生地材を挿入する。
ついで、図3に示すように、上部筐体5を下向きに回動させ、上型7の下面を下型6の上面に当接させて上下の凹部11を閉塞したのち、上下の電気ヒータ17に一定時間通電し、下型6と上型7を加熱する。すると、下型6と上型7の凹部11内において生地材が加熱されて膨張することにより、棒状のパンまたはスナックケーキ等が焼成される。
焼成時に生地材より滲み出た油は、下型6の排油溝12を介して集油部9まで導かれ、油受け等により回収される。
以上説明したように、上記実施形態の電熱調理器においては、下部筐体1の上面と上部筐体5の下面に、それぞれ上向き枠状片15と下向き枠状片41を突設するとともに、それらの枠状片15、41に、下型6の垂下片36と上型7の起立片42をそれぞれ外嵌し、上向き枠状片15と下型6の背面により囲まれた空間、及び下向き枠状片41と上型7の背面より囲まれた空間に、それぞれ下部電気ヒータ17と上部電気ヒータ17を収容してあるので、たとえ、下型6や上型7の周囲に誤って油をこぼしたとしても、ヒータ17の収容空間内に浸入する恐れはなく、従って、浸入した油がヒータ17により加熱されて、こびり付いたり、異臭を発したりするのを防止することができる。
また、上下の電気ヒータ17の周囲は、それぞれ上向き枠状片15と下向き枠状片41により囲まれ、ヒータ17の放射熱が周囲に拡散して逃げるのが防止されるので、その放射熱によっても下型6と上型7が効果的に加熱され、省電力化が図れる。しかも、上向き枠状片15と下向き枠状片41には、それぞれ下型6の垂下片36と上型7の起立片42が外嵌され、内外二重構造となっているので、ヒータ17が収容された空間内の熱が外部に逃げにくくなり、収容空間の保温効果が大となるとなるともに、電気ヒータ17の収容部内に油がより浸入しにくくなる。
さらに、下型6と上型7の取付けに、ねじを使用していないので、それらを簡単に装着したり、取り外したりすることができる。従って、上下の型を、図9に示すように、例えばドーナツ形のスナックケーキ等を焼成する、凹部11の形状の異なる下型6と上型7に容易に交換することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上下の電気ヒータ17の形状は、下型6と上型7の大きさや形状に対応して、適宜の形状とすることができる。
また、上向き枠状片15と下向き枠状片42の形状は、上記方形の外、例えば円形や楕円形、または四角形以上の多角形とすることもある。この際には、その変更した形状に対応して、下型6の垂下片36及び上型7の起立片42の形状も変更すればよい。
さらに、上記実施形態では、下型保持部材15の底板13と、上型保持部材の上面板40とを、下部筐体1の上面と上部筐体5の下面とに、それぞれ、ねじ16により固定しているが、スポット溶接等により固着してもよい。
1 下部筐体
2 支持部材
2a起立片
3 枢軸
4 操作ハンドル
4a側片
5 上部筐体
6 下型
7 上型
8 制御ボックス
9 集油部
10 上向片
11 凹部
12 排油溝
13 底板
14 上向き枠状片
15 下型保持部材
16 ねじ
17 下部電気ヒータ
18 ヒータ受け
19 温度センサ
20 ばね
21 ラッチ装置
22 ねじ
23 ラッチ保持部材
24 ラッチ
25 ねじ
26 ばね受け部材
26a後片
27 ばねガイド
28 圧縮コイルばね
29 切欠部
30 開口
31 垂下片
32 操作ロッド
33 通孔
34 係止金具
34a突片(突部)
35 開口
36 垂下片
36a後片
36b前片
37 第1の係止孔
38 第2の係止孔
39 上型保持部材
40 上面板
41 下向き枠状片
42 起立片
S 空間

Claims (5)

  1. 下部筐体と、
    この下部筐体に対し上向きに回動しうるように一側部が枢着された上部筐体と、
    前記下部筐体の上面により保持された下型と、
    この下型の背面と前記下部筐体の上面との間に設けられた下部電気ヒータと、
    前記上部筐体の下面により保持され、前記下型と対をなしてこれに重合する上型と、
    この上型の背面と前記上部筐体の下面との間に設けられた上部電気ヒータとを備え、前記下型の上面に前記上型を重合し、前記下型を前記下部電気ヒータにより、前記上型を前記上部電気ヒータによりそれぞれ加熱することにより、下型と上型との対向面に形成された凹部内においてパン等の生地材を焼成する電熱調理器において、
    前記下部筐体の上面に、上面が開放された上向き枠状片を、上端が前記下型の背面と当接または近接するようにして突設するとともに、前記上部筐体の下面に、下面が開放された下向き枠状片を、下端が前記上型の背面と当接または近接するようにして突設し、前記下部筐体の上面と上向き枠状片と下型の背面とにより囲まれた内部空間に前記下部電気ヒータを収容するとともに、前記上部筐体の下面と下向き枠状片と上型の背面とにより囲まれた内部空間に前記上部電気ヒータを収容したことを特徴とする電熱調理器。
  2. 下型の背面に、上向き枠状片に上方より外嵌される枠状の垂下片を、上型の背面に、下向き枠状片に下方より外嵌される枠状の起立片を、それぞれ突設してなる請求項1に記載の電熱調理器。
  3. 下型の垂下片と上向き枠状片、及び上型の起立片と下向き枠状片に、前記下型と上型とをそれぞれ前記上向き枠状片と下向き枠状片に着脱可能に係止して取付ける係止手段を設けてなる請求項2に記載の電熱調理器。
  4. 係止手段を、下型の垂下片、及び上型の起立片にそれぞれ設けた第1の係止孔と、上向き枠状片、及び下向き枠状片に設けられ、前記第1の係止孔にそれぞれ挿脱可能に嵌合する突部と、この突部と前記第1の係止孔の反対側において前記下型の垂下片、及び上型の起立片にそれぞれ設けた第2の係止孔と、前記上向き枠状片、及び下向き枠状片にそれぞれ出没可能に設けられ、ばねにより両枠状片の外方に付勢させられることにより、先端部が前記第2の係止孔に挿脱可能に係合するラッチとからなるものとした請求項3に記載の電熱調理器。
  5. 下型の背面を下部電気ヒータに、上型の背面を上部電気ヒータに、それぞれ弾性的に圧接させてなる請求項1〜4のいずれかに記載の電熱調理器。
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