JP2013201656A - 移動端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動端末装置が無線LANスポットから離れている場合、無線LANのスキャンを行わないように制御し、電池の電力消費を抑える。
【解決手段】各地の無線LANスポットを予め格納する無線LANスポット位置情報格納部と、接続される公衆移動通信網の管理基地局に基づいて現在の所在エリアを特定するエリア決定部と、現在位置を特定する位置決定部と、直近の無線LANスポットまでの最短距離の計算を行う距離計算部と、算出された距離に基づいて次回の距離計算を行う契機および無線LAN通信網に接続すべくスキャンを行う契機を決定する通信制御部とを備え、前記通信制御部は、距離計算部によって算出された距離が予め定められた閾値より遠い場合は管理基地局の切り替わりを次回距離計算の契機とし、算出された距離が前記閾値以内であるが無線LANスポットの範囲外の場合は所定時間の経過を次回距離計算の契機とする移動端末装置。
【選択図】図2

Description

この発明は、公衆移動通信網と無線LAN通信網のいずれにも接続可能であり、状況に応じて何れか一方の通信網を用いて通信できる移動端末装置に関する。
近年、公衆移動通信網と無線LAN通信網のいずれにも接続可能であり、状況に応じて何れか一方の通信網を用いて通信できる、いわゆるデュアルモードタイプの移動端末装置が提案され、市場に導入されている。
デュアルモードタイプの移動通信端末は、相手方が公衆移動通信網用の通信端末かLAN通信網用の端末かによって、接続する通信網を選択することができる。さらに、例えばインターネット上のウェブサイトの閲覧といったような、いずれの通信網も使用可能な場合は、通信料金やデータの通信速度の観点から有利な方を用いることができる。今日の状況では、無線LAN通信網の方が通信速度の観点から有利な場合が多く、また無線LAN通信網無料もしくはより安価な場合が多い。
一方で、無線LANは、Local Area Networkの語が示すように、一つの親機で通信可能なエリアが公衆移動通信網の基地局に比べると非常に狭く、使用可能な場所は家庭やオフィス等に限られていた。この点、導入当初から広い地域のカバーを前提に施設が整備されてきた公衆移動通信網とは異なる。ところが近年、都市部の公共施設等で無線LANスポット(例えば、いわゆるWiFiスポットあるいはWiFiポイントと呼ばれる公衆無線LAN施設)が整備されつつあり、外出先でも無線LANを使用できるケースが増加しつつある。それらの無線LANスポットには、無料でインターネットに接続できるものが多数含まれている。公衆移動通信網がカバーするエリアの広さには遠く及ばないものの、今後も整備が進むものと考えられる。このような背景の下、デュアルモードタイプの移動端末装置が市場に受け入れられつつある。
ところで、無線LAN通信網に接続するためには、移動端末装置が無線LAN規格に従ったスキャンを行ってその移動端末装置と接続可能なアクセスポイントを探索する必要がある。このスキャンをうまく行わないと無駄な電力を消費することになってしまう。どのような状況、タイミングでスキャンを行うかが重要である。
無線LANのスキャンに関する技術として、次のものが知られている。例えば、公衆移動通信網の同一基地局のエリア内で、無線LAN通信網に接続できない状態が予め定めた閾値に達したとする。その場合は、アクセスポイントを検出できる可能性が低いと判断し、アクセスポイント探索のスキャン間隔を長い周期に変更する。その後、その基地局から退出するときにスキャン間隔のデータを保持しておく。次回この基地局内に入ったときは、保持された間隔でスキャンする。このようにして、スキャンに要する消費電力を低減する(例えば、特許文献1参照)。
また、公衆移動通信網の同一基地局内にいる間、アクセスポイント探索のスキャン間隔を徐々に延長し、基地局変更があった場合にスキャン間隔を初期値に戻してスキャンを実施する手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。端末が移動した場合に新たな無線LANスポットを速やかに探索して無線LAN通信網に接続する手法である。
また、様々な場所に設置された無線LAN基地局から安全情報を配信するサービスを提供するシステムであって、スタンドアロン基地局を用いるシステムに関して次の手法が提案されている。ここで、スタンドアロン基地局とは、他の基地局の位置情報を、ネットワーク等を経て常時取得することができない基地局のことである。各スタンドアロン基地局は複数の携帯端末からそれぞれの携帯端末が直前に通信した基地局の位置情報を受信し、その位置情報を隣接基地局の位置情報として保持する。これにより、隣接基地局との間に新規の基地局が存在するかを判断する。新規の隣接基地局が存在すると判断した場合は、隣接基地局の位置情報と、携帯端末側で基地局検出の処理を行うべきスケジュールとを更新する。さらに、携帯端末に対して検出スケジュール情報を送信する。これにより、携帯端末が常時検出を行わずともスケジュール情報に従った基地局検出により安全情報を受信できるようする(例えば、特許文献3参照)。
特開2008−67183号公報 特開2010−187167号公報 特開2011−139252号公報
しかし、前述のように、無線LANスポットがカバーするエリアは公衆移動通信網がカバーするエリアの広さには遠く及ばないのが現状である。従って、移動端末装置が無線LANスポットから明らかに離れている場合、無線LANのスキャンを停止しないと移動端末装置の電力を無駄に消費してしまう。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、移動端末装置が無線LANスポットから離れている場合、無線LANのスキャンを行わないように制御し、電池の電力消費を抑えることができる手法を提供する。
この発明は、公衆移動通信網に接続して通信を行う公衆移動通信部と、無線LAN通信網に接続して通信を行う無線LAN通信部と、無線LAN通信網に接続可能な複数の無線LANスポットの位置情報を予め格納する無線LANスポット位置情報格納部と、接続される公衆移動通信網の管理基地局に基づいて現在の所在エリアを特定するエリア決定部と、前記所在エリアよりも詳細な現在位置を特定する位置決定部と、前記所在エリアまたは現在位置から前記無線LANスポット位置情報格納部に格納された無線LANスポットのうち直近の無線LANスポットまでの最短距離の計算を行う距離計算部と、算出された距離に基づいて次回の距離計算を行う契機および無線LAN通信網に接続すべくスキャンを行う契機を決定する通信制御部とを備え、前記通信制御部は、距離計算部によって算出された距離が予め定められた閾値より遠い場合は管理基地局の切り替わりを次回距離計算の契機とし、当該契機における前記所在エリアと前記無線LANスポット位置情報格納部に格納された無線LANスポットのうち直近の無線LANスポットとの間で次回距離計算を行い、算出された距離が前記閾値以内であるが無線LANスポットの範囲外の場合は所定時間の経過を次回距離計算の契機とし、前記現在位置と前記無線LANスポットとの間で次回距離計算を行い、算出された距離が無線LANスポットの範囲内の場合は前記スキャンを行うように制御することを特徴とする移動端末装置を提供する。
この発明において、通信制御部は、距離計算部によって算出された距離が予め定められた閾値より遠い場合は管理基地局の切り替わりを次回距離計算の契機とし、当該契機における前記所在エリアと前記無線LANスポット位置情報格納部に格納された無線LANスポットのうち直近の無線LANスポットとの間で次回距離計算を行い、算出された距離が前記閾値以内であるが無線LANスポットの範囲外の場合は所定時間の経過を次回距離計算の契機とし、前記現在位置と前記無線LANスポットとの間で次回距離計算を行い、算出された距離が無線LANスポットの範囲内の場合は前記スキャンを行うように制御するので、移動端末装置が無線LANスポットから離れている場合、無線LANのスキャンを行わないように制御し、スキャンに伴う電池の電力消費を抑えることができる。さらに、移動端末装置が前記閾値より遠い場合は、公衆移動通信網の管理基地局のみを用い測位を行わずに現在の位置を特定するので、測位に伴う電池の電力消費を抑えることができる。
ここで、この発明についてより具体的に述べておく。
この発明において、公衆移動通信部は、公衆移動通信網を介した通信を実現するハードウェアである。公衆移動通信網としては、例えば、W-CDMAやCDMA2000の規格に準拠した通信網が該当する。ただし、これらのいわゆる第三世代の移動体通信規格に限定されず、他の世代の規格やPHSなどの別の移動体通信規格も含む。公衆移動通信部の具体的なハードウェアとしては、例えば、公衆移動通信網用の通信インターフェイス回路やアンテナがこれに含まれる。後述する実施例においては、無線LAN用通信アンテナおよび無線LAN通信インターフェイス回路がこれに相当する。
無線LAN通信部は、無線LAN通信網を介した通信を実現するハードウェアである。無線LAN通信網としては、例えばIEEE802.11の各種規格に準拠した通信網が該当する。無線LAN通信部の具体的なハードウェアとしては、例えば、無線LAN通信網用の通信インターフェイス回路やアンテナがこれに含まれる。後述する実施例においては、無線LAN用アンテナおよび無線LAN通信インターフェイス回路がこれに相当する。
無線LANスポット位置情報格納部は、無線LANスポットが存在する位置のデータを格納する記憶装置であり、具体的なハードウェアとしてはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリが相当する。
エリア決定部は、公衆移動通信網の基地局の単位で移動端末装置の現在の所在を特定するものである。つまり、移動端末装置が現在どの基地局のエリア内にあるかを特定するものである。この態様は、例えば、移動端末装置の移動に伴ってその移動端末装置を管理する基地局が切り替わるときにその移動端末装置から送信される情報を用いて実現される。その情報とは具体的には、パケット交換用位置登録情報「Routing Area Update」や回線交換用位置情報「Location Area Update」である。エリア決定部の具体的な態様としては、例えば、CPUがエリア決定部としての処理を定めたプログラムを実行することによりその機能が実現される。
位置決定部は、前記エリア決定部よりも詳細に、移動端末装置の現在位置を特定するものである。例えば、GPS(Global Positioning System、全地球測位システム)を用いてより詳細な現在位置を特定するものである。具体的なハードウェアとして、GPS用の衛生電波受信回路と受信した信号の処理回路とが位置決定部の構成要素に相当する。さらに、それらのハードウェアと協働してCPUが位置決定部としての処理を定めたプログラムを実行することによりその機能が実現される。
また、距離計算部は、無線LANスポットと移動端末装置との距離を計算するものである。移動端末装置の現在位置は状況に応じて、エリア決定部による所在エリアとして特定され、あるいは、位置決定部による現在位置として特定される。距離計算部は、特定された所在エリアまたは現在位置を用いて、登録された無線LANスポットのうち直近のものまでの最短距離を算出する。距離計算部の具体的な態様としては、例えば、前記CPUが距離計算部としての処理を定めたプログラムを実行することによりその機能が実現される。
さらにまた、通信制御部は、前記公衆移動通信部、無線LAN通信部、エリア決定部、位置決定部および距離計算部等、移動端末装置の各部を制御し、特に無線LANのスキャンの実行を制御するものである。その具体的な態様は、例えば、前記CPUが通信制御部としての処理を定めたプログラムを実行することによりその機能が実現される。
この発明による移動端末装置の一例としての携帯端末の、電気的構成例を示すブロック図である。 この発明に係る通信制御部が無線LANのスキャン実行の要否を制御する手順を示すフローチャートである。 この発明に係る無線LANスポットを登録するメニュー画面の一例を示す説明図である。
以下、この発明の好ましい態様について説明する。
前記通信制御部は、無線LAN通信網に接続している間は距離計算を行わず、無線LAN通信網への接続が途絶えた場合に距離計算を再開するように制御してもよい。距離計算はスキャンの要否を決めるために行うので、このようにすれば、既に無線LAN通信網に接続できている間は距離計算を省略して通信制御部の処理負荷を軽くできる。また、距離計算やそのための測位に伴う電力消費を抑制することができる。
さらに、前記通信制御部は、無線LAN通信網への接続が途絶えてから所定時間が経過したことを契機に前記スキャンを止めて前記現在位置と前記無線LANスポットとの間で距離計算を行うように制御してもよい。このようにすれば、移動端末装置が無線LANスポットの範囲から外れた場合に無線LANのスキャンを行わないように制御し、電力消費を抑えることができる。また、距離計算を行うことによって無線LANスポットの範囲内に入ったと判断し、スキャンを再開できる。
また、前記通信制御部は、予め定められた複数の時間の中から、近い距離ではより短い時間となるような、算出された距離に応じた一つの時間を選択し前記所定時間としてもよい。このようにすれば、移動端末装置が無線LANスポットから遠く離れているときは距離計算の頻度を落として電力消費を抑えることができる。その一方で、無線LANスポットに近づくと距離計算の頻度を高めて速やかに無線LANスポットへの接続するように制御できる。
この発明の好ましい態様は、ここで示した複数の態様のうち何れかを組み合わせたものも含む。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
図1は、この発明による移動端末装置の一例としての携帯端末11の電気的構成を示すブロック図である。図1に示す携帯端末11は、無線LAN用通信用アンテナ13、無線LAN通信インターフェイス回路15、移動通信用アンテナ17、移動通信インターフェイス回路19およびGPS回路21を備える。さらに、制御部23およびメモリ25を備える。制御部23は、CPU、タイマー24、入出力回路およびその他の周辺回路を含んでなる。前記CPUがメモリ25に予め格納された処理プログラムを実行することによって、この発明に係る通信制御部27、エリア決定部29、位置決定部30および距離計算部31の機能が実現される。メモリ25は、不揮発性記憶装置としてのフラッシュメモリと揮発性記憶装置としてのRAMから構成される。さらに、携帯端末11は、スピーカ33、マイクロフォン35を備える。また、表示装置として液晶ディスプレイ37を備え、入力装置としてタッチパネルセンサー39を備える。入力装置としてはさらに、図示しない電源スイッチも備えている。そして、各部に電力を供給する電池41を備えている。制御部23は、各部分の動作を制御する。
なお、図1の構成は一例であって本願発明の本質はこの構成に限定されるものでない。
図2は、この発明の通信制御部27が無線LANのスキャン実行の要否を制御する手順を示すフローチャートである。図2に沿って、通信制御部27の処理を説明する。図2は、無線LANスポットの一例であるいわゆるWiFiスポットへの接続を行うためのWiFiスキャンについて述べている。ただし、他の方式の無線LANであっても、この実施形態を適用することは当業者であれば容易であろう。
制御の前提として、携帯端末11のメモリ25には、予めWiFiスポットの位置が登録されているものとする。WiFiスポットの登録は、例えばユーザがタッチパネルセンサー39を用いて所定の指示を入力すると、制御部23がその指示に応答して登録処理用のプログラムを実行することにより行われる。前記プログラムを実行する制御部23は、液晶ディスプレイ37にWiFiスポット登録用のメニューを表示させる。図2の左上端に登録メニューの画面の一例を小さく示しており、図3は、その登録メニューを示す説明図である。
図3に示す登録メニュー51が液晶ディスプレイ37に表示されているときに、タッチパネルセンサー39を用いてユーザが登録の操作を行うことができる。詳細には、ユーザがWiFiスポットを識別するための名称、WiFiスポットの緯度、経度を入力し「登録」ボタンを押す操作を行う。その操作に応答して、制御部23は入力された内容をメモリ25に格納する。なお、前記メニュー画面には「設定を有効にする」のチェックマークボタンがあり、ユーザがこのボタンにチェックマークを入れた状態で、登録されたWiFiスポットが有効になる。
このようなユーザによる個別の手入力とは異なる登録手段も用意されている。携帯端末11がWiFiスポットの範囲内にあるときに「現在地検索」ボタンが押されると、制御部23がGPS回路21を用いて現在位置の緯度、経度を取得し、それを登録する。また、さらに別の登録手段が用意されていてもよい。例えば、WiFiスポットの位置データがインターネット上のサーバに予めアップロードされており、制御部23は、そのデータをダウンロードする図示しないメニューを提供してもよい。そのメニューに対するユーザからの操作に応答して制御部23はデータをダウンロードしてメモリ25に登録する。
以上のように、無線LANスポットの登録がなされていることを前提としてフローチャートの説明を行う。携帯端末11の図示しない電源ボタンがオンされると、制御部23が種々の処理を開始する。その処理には、通信制御部27としての処理が含まれる。通信制御部27は、まず、WiFiスポットの位置がメモリ25に登録されているか否かを調べる(ステップS11)。WiFiスポットに何も登録されていなければ、無線LANのスキャンを行わずに処理を終了する(ステップS13のNo)。また変形例として、電力消費よりも無線LANへの接続可能性を重視するなら、WiFiスポットが何も登録されていない場合、後述するステップS41へルーチンが進むようにしてスキャンを実行してもよい。この変形例によれば、後述するステップS45で切断検知をしてもGPSによる測位に切り替え(ステップS49)を行わず、タイマーが満了する毎にスキャンを実行する。
ステップS13の判定に説明を戻す。WiFiスポットが登録されている場合(ステップS13のYes)、通信制御部27は、携帯端末11の現在の位置を取得する(ステップS15)。起動直後は、GPS回路21を用いて現在位置を決定する。
現在位置が求まったら通信制御部27は、登録されかつ有効な(前述の「設定を有効にする」にチェックマークが付された)WiFiスポットのうち現在位置に最も近いWiFiスポットを探索する。そして、現在位置からそのWiFiスポットまでの距離を距離計算部31に計算させる(ステップS17)。ここで、現在位置を基地局が管理するエリアとして決定したときは、そのエリアとWiFiスポットとの最短距離を求める。
現在位置から直近のWiFiスポットまでの距離が求まったら、通信制御部27は、その距離に応じて、以下のように次回の測位および距離計算または無線LANのスキャンを行う契機と測位方式を決定し、決定した内容をメモリ25に格納する。
まず、求まった距離が1キロメートルより遠く、WiFiスポットまで遠く離れている場合、通信制御部27は公衆移動通信網の管理基地局の切り替わりを次回の測位の契機に設定する(ステップS21)。さらに、次回測位方式を「無線」に設定する(ステップS23)。勿論1キロメートルは一例であり、一つの基地局が管理するエリアよりも十分遠い距離のうちで設計者が適宜な閾値を定めればよい。この設定を便宜的にレベル1の段階と呼ぶ。
また、求まった距離が300メートルを超え1キロメートル以内の場合、通信制御部27は次の測位の契機を15分の経過後とすべくタイマー24に15分の時間をセットする(ステップS25)。さらに、次回測位方式を「GPS」に設定する(ステップS27)。距離の閾値およびタイマーの設定時間は一例に過ぎないが、距離の閾値はレベル1のそれよりも小さい。この設定をレベル2の段階と呼ぶ。
さらにまた、求まった距離が50メートルを超え300メートル以内の場合、通信制御部27は次の測位の契機を5分の経過後とすべくタイマー24に5分の時間をセットする(ステップS29)。さらに、次回測位方式を「GPS」に設定する(ステップS31)。距離の閾値およびタイマーの設定時間は一例に過ぎないが、距離の閾値およびタイマーの設定時間はいずれもレベル2のそれよりも小さい。この設定をレベル3の段階と呼ぶ。
以上のように、通信制御部27は、求まった距離に応じてレベル1〜3のように次回の測位を実行する契機と測位方式とを設定する。
レベル1〜3の何れかの設定を行った後、通信制御部27は、次に測位を行う契機が到来するのを待つ(ステップS33)。即ち、公衆移動通信網の管理基地局が切り替わるかまたはタイマー24が満了する契機を待つ。
そして、設定された契機が訪れると(ステップS35)通信制御部27は、設定された測位方式に従って測位を実行し、携帯端末11の現在位置を決定する(ステップS37)。即ち、次回測位方式の設定が「GPS」の場合は、GPS回路21を用いて現在位置を決定する。次回測位方式の設定が「無線」の場合は、エリア決定部29に公衆移動通信網の管理基地局に基づき現在位置(この場合は基地局が管理するエリアになる)を決定させる。その後、ルーチンは前述したステップS17へ進み、通信制御部27は、現在位置に最も近いWiFiスポットを探索し、現在位置からそのWiFiスポットまでの距離を距離計算部31に計算させる。
以上で述べたように、携帯端末11がWiFiスポットから遠く離れており、その距離が公衆移動通信網の管理基地局のエリアの広さに比べて十分大きい場合は、管理基地局の切り替わりを契機に次回の測位を行う。そして、携帯端末とWiFiスポットとの距離を更新するように制御する(レベル1)。携帯端末11とWiFiスポットとの距離が公衆移動通信網の管理基地局のエリアの広さと同等かそれよりも小さい場合は、所定時間の経過を契機として次回の測位を行う。そして、携帯端末とWiFiスポットとの距離を更新する(レベル2および3)。この場合、管理基地局のエリアよりも高い精度で測位を行う手段として、実施形態ではGPSを用いている。また、携帯端末とWiFiスポットとの距離が所定の閾値よりも近づくと、測位を行う時間間隔を短くして更新の頻度を高めている(レベル3)。
レベル1〜3の段階は、測位を行うが、無線LANのスキャンは行わない。何故なら、最も小さい距離の閾値であるレベル3の50メートルであっても、無線LANのアクセススポットからそれだけの距離があると無線LANの電波が届きにくいのである。逆にいえば、無線LAN通信網への安定した接続が得られにくい距離をレベル3の小さい方の閾値に定めているのである。
携帯端末11とWiFiスポットとの距離が50メートル以内になると、通信制御部27は、無線LANのスキャンを行う(ステップS41)。そして、WiFiスポットが見つかれば無線LAN通信網に接続して通信を行うように制御する(レベル4)。レベル4の段階において通信制御部27は、従来と同様に無線LANのスキャンを適当な間隔で実行し、WiFiスポットへの接続状態を監視する(ステップS43)。レベル4では測位を実行しない。既にWiFiスポットの通信範囲内だからである。
その後、WiFiスポットへの接続ができなくなると、通信制御部27は、携帯端末11がWiFiスポットから遠ざかったと判断する(ステップS45)。その場合、通信制御部27は、以降のWiFiスキャンをやめて、次の測位の契機を5分の経過後としてタイマー24に5分の時間をセットする(ステップS47)。さらに、次回測位方式を「GPS」に設定する(ステップS49)。そして、タイマーの満了を待つ(ステップS51)。タイマーが満了すると、ルーチンは前述のステップS35へ進む。
以上のように、通信制御部27は、測位に基づいてWiFiスポットのエリアに接近したと判断したらWiFiスキャンを行うように制御する。接続中は無線LAN通信網を用いた通信を行い、測位は行わないように制御する。そして、WiFiスポットへの接続が切断すると、スキャンをやめて測位を行うように制御する。よって、WiFiスポットへの安定した接続が得られない場合は、無駄なスキャンを行わない。さらに、WiFiスポットから前記閾値よりも遠く離れると、GPSによる測位をやめて、さらに電力消費を抑制する。このようにして、電池41に蓄えられた限りのある電力を効率的に使用し電力消費を抑えるように制御する。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
11:携帯端末
13:無線LAN用通信アンテナ
15:無線LAN通信インターフェイス回路
17:移動通信用アンテナ
19:移動通信インターフェイス回路
21:GPS回路
23:制御部
24:タイマー
25:メモリ
27:通信制御部
29:エリア決定部
30:位置決定部
31:距離計算部
33:スピーカ
35:マイクロフォン
37:液晶ディスプレイ
39:タッチパネルセンサー
41:電池
51:登録メニュー

Claims (4)

  1. 公衆移動通信網に接続して通信を行う公衆移動通信部と、
    無線LAN通信網に接続して通信を行う無線LAN通信部と、
    無線LAN通信網に接続可能な複数の無線LANスポットの位置情報を予め格納する無線LANスポット位置情報格納部と、
    接続される公衆移動通信網の管理基地局に基づいて現在の所在エリアを特定するエリア決定部と、
    前記所在エリアよりも詳細な現在位置を特定する位置決定部と、
    前記所在エリアまたは現在位置から前記無線LANスポット位置情報格納部に格納された無線LANスポットのうち直近の無線LANスポットまでの最短距離の計算を行う距離計算部と、
    算出された距離に基づいて次回の距離計算を行う契機および無線LAN通信網に接続すべくスキャンを行う契機を決定する通信制御部とを備え、
    前記通信制御部は、距離計算部によって算出された距離が予め定められた閾値より遠い場合は管理基地局の切り替わりを次回距離計算の契機とし、当該契機における前記所在エリアと前記無線LANスポット位置情報格納部に格納された無線LANスポットのうち直近の無線LANスポットとの間で次回距離計算を行い、距離計算部によって算出された距離が前記閾値以内であるが無線LANスポットの範囲外の場合は所定時間の経過を次回距離計算の契機とし、当該契機における前記現在位置と前記無線LANスポット位置情報格納部に格納された無線LANスポットのうち直近の無線LANスポットとの間で次回距離計算を行い、算出された距離が無線LANスポットの範囲内の場合は前記スキャンを行うように制御することを特徴とする移動端末装置。
  2. 前記通信制御部は、無線LAN通信網に接続している間は距離計算を行わず、無線LAN通信網への接続が途絶えた場合に距離計算を再開するように制御する請求項1に記載の移動端末装置。
  3. 前記通信制御部は、無線LAN通信網への接続が途絶えてから所定時間が経過したことを契機に前記スキャンを止めて前記現在位置と前記無線LANスポットとの間で距離計算を行うように制御する請求項2に記載の移動端末装置。
  4. 前記通信制御部は、予め定められた複数の時間の中から、近い距離ではより短い時間となるような、算出された距離に応じた一つの時間を選択し前記所定時間とする請求項1〜3の何れか一つに記載の移動端末装置。
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CN113766422A (zh) * 2021-09-14 2021-12-07 苏州关安健信息技术科技有限公司 移动终端定位轨迹的优化方法、装置及计算机存储介质

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