JP2013200279A - 通信端末装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

通信端末装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2013200279A
JP2013200279A JP2012070178A JP2012070178A JP2013200279A JP 2013200279 A JP2013200279 A JP 2013200279A JP 2012070178 A JP2012070178 A JP 2012070178A JP 2012070178 A JP2012070178 A JP 2012070178A JP 2013200279 A JP2013200279 A JP 2013200279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
base station
gps satellite
gps
predetermined value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012070178A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Endo
亮 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012070178A priority Critical patent/JP2013200279A/ja
Publication of JP2013200279A publication Critical patent/JP2013200279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】低消費電力でかつ屋外および屋内で現在位置を取得する。
【解決手段】制御部103は、GPS受信部101が受信しているGPS衛星信号の信号強度が所定の値よりも低く、かつ、WLAN送受信部102がAPから応答を取得した場合に、GPS受信部101への電源供給を停止するとともに、応答したAPの位置情報を現在位置として取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、GPS衛星信号を受信して測位を行う通信端末装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
GPS(Global Positioning System)衛星信号を受信して測位を行うGPS受信機能を有する通信端末装置は、トンネル内を含む屋内で、GPS衛星信号を受信できない状態となる。すると、通信端末装置が屋内に存在している間、GPSによる測位ができないにもかかわらずGPS受信機能が起動している状態となり、省電力化の観点から好ましくない。
そこで、特許文献1には、自動的にGPS受信機能をオンオフ設定して省電力化する位置検出装置が開示されている。具体的には、上記位置検出装置は、屋内に移動してGPS信号受信処理部がGPS衛星信号をロストすると、GPS信号受信処理部への電源供給を停止する。屋内では、自律航法センシング処理を実行して、屋内から屋外へ移動したか判断する。そして、屋外に移動したと判定した場合、GPS信号受信処理部への電源供給を開始する。これにより、自動的にGPS受信機能をオンオフして上記位置検出装置の省電力化を図ることができる。
特開2010−178088号公報(2010年8月12日公開)
しかしながら、特許文献1では、上記位置検出装置が屋内に移動してGPS衛星信号をロストしたとき、該位置検出装置は位置情報を取得できていない状態となってしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、屋外および屋内で現在位置を取得することができ、かつ省電力化を図ることができる通信端末装置、その制御方法、プログラム並びにおよび記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る通信端末装置は、GPS衛星信号を受信するGPS受信部と、屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より当該基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を受信する無線信号受信部とを備え、上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かと、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かとをそれぞれ判定する判定手段と、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得手段と、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止手段と、を備えることを特徴としている。
また、本発明に係る通信端末装置の制御方法は、GPS衛星信号を受信するGPS受信部と、屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より当該基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を受信する無線信号受信部とを備えた通信端末装置の制御方法において、上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かを判定する第1の判定ステップと、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かを判定する第2の判定ステップと、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値より小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得ステップと、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止ステップと、を含むことを特徴としている。
上記構成および上記方法によれば、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合と、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、基地局信号を受信したと判定した場合とを、それぞれ判別する。ここで、基地局信号は、屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より送信された信号である。それゆえ、通信端末装置は、基地局信号を自装置が屋内にあるときのみ受信する。よって、上記の判別によれば、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きい場合には、通信端末装置が屋外にあると特定できる。また、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、基地局信号を受信したと判定した場合には、通信端末装置が屋内にあると特定できる。
このように、通信端末装置が屋内にあることの判定を、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さいことのみではなく、屋内のみで使用される周波数帯による無線信号を受信したことを条件とすることによって、判定を高精度で行うことができる。なお、電波は、一般的に、周波数が高いほど距離および遮蔽物による強度の減衰が大きいため、通信可能距離は短くなる。したがって、位置の検出精度の点から、上記無線信号の周波数は高いことが望ましい。
加えて、上記無線信号として、基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を用いることによって、通信端末装置が屋内にある場合に、GPS衛星信号による位置情報に代えて、基地局信号による位置情報を取得することができる。また、通信端末装置が屋内にある場合には、GPS受信部への電源供給を停止することができる。
よって、屋外および屋内で現在位置を取得することができ、かつ省電力化を図ることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る通信端末装置は、GPS衛星信号を受信するGPS受信部と、屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より当該基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を受信する無線信号受信部と、自装置の周囲の照度を検出する照度検出部とを備え、上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かと、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かと、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれるか否かとをそれぞれ判定する判定手段と、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信し、かつ、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得手段と、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信し、かつ、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止手段と、を備えることを特徴としている。
また、本発明に係る通信端末装置の制御方法は、GPS衛星信号を受信するGPS受信部と、屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より当該基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を受信する無線信号受信部と、自装置の周囲の照度を検出する照度検出部とを備えた通信端末装置の制御方法において、上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かを判定する第1の判定ステップと、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かを判定する第2の判定ステップと、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれるか否かを判定する第3の判定ステップと、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値より小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定し、かつ、上記第3の判定ステップにて、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得ステップと、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値より小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定し、かつ、上記第3の判定ステップにて、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止ステップと、を含むことを特徴としている。
上記構成および上記方法によれば、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合と、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、基地局信号を受信し、かつ、自装置の周囲の照度が所定の範囲に含まれると判定した場合とを、それぞれ判別する。ここで、基地局信号は、屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より送信された信号である。それゆえ、通信端末装置は、基地局信号を自装置が屋内にあるときのみ受信する。よって、上記の判別によれば、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きい場合には、通信端末装置が屋外にあると特定できる。また、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、基地局信号を受信したと判定した場合には、通信端末装置が屋内にあると特定できる。
ここで、屋外でも、例えばビルの近傍では、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さくなる一方、ビル内の基地局から送信された基地局信号を受信する可能性がある。この場合、基地局は屋内にあるので、屋外にある通信端末装置からは遠い位置にある。そのため、受信した基地局信号に含まれる基地局の位置情報は現在位置としての精度が低く、現在位置として採用しないことが望ましい。
そこで、上記構成および上記方法では、通信端末装置が屋内にあることの判定条件に、自装置の周囲の照度が所定の範囲に含まれることを追加して、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、基地局信号を受信した場合であっても、自装置の周囲の照度が所定の範囲に含まれない場合には、通信端末装置が屋内にあるとは判定しない。すなわち、上記通信端末装置は、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、基地局信号を受信し、かつ、自装置の周囲の照度が所定の範囲に含まれる場合を、自装置が屋内にあると判定する。なお、照度の上記所定の範囲は、室内における一般的な照度を含む一方、屋外における一般的な照度を含まないように設定される。
このように、通信端末装置が屋内にあることの判定を、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さいことのみではなく、屋内のみで使用される周波数帯による無線信号を受信したこと、および、自装置の周囲の照度が所定の範囲に含まれることを条件とすることによって、判定を高精度で行うことができる。なお、電波は、一般的に、周波数が高いほど距離および遮蔽物による強度の減衰が大きいため、通信可能距離は短くなる。したがって、位置の検出精度の点から、上記無線信号の周波数は高いことが望ましい。
加えて、上記無線信号として、基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を用いることによって、通信端末装置が屋内にある場合に、GPS衛星信号による位置情報に代えて、基地局信号による位置情報を取得することができる。また、通信端末装置が屋内にある場合には、GPS受信部への電源供給を停止することができる。
よって、屋外および屋内で現在位置を取得することができ、かつ省電力化を図ることができる。
さらに、本発明に係る通信端末装置にて、上記無線信号受信部は、WLAN信号の周波数帯区分におけるW52タイプおよびW53タイプの信号によって、上記基地局信号を受信することが好ましい。
WLAN(Wireless Local Access Network)信号のW52タイプおよびW53タイプは、屋内のみで使用される周波数帯の無線信号であるため、上記基地局信号として好適である。なお、W52タイプは5250MHz〜5250MHz、W53タイプは5250MHz〜5350Mhzがある。
なお、上記通信端末装置の各手段を、制御プログラムによりコンピュータ上で実行させることができる。さらに、上記制御プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させることにより、任意のコンピュータ上で当該通信端末装置を実行させることができる。
以上のように、本発明に係る通信端末装置は、GPS衛星信号を受信するGPS受信部と、屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より当該基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を受信する無線信号受信部とを備え、上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かと、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かとをそれぞれ判定する判定手段と、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得手段と、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止手段と、を備える構成である。
また、本発明に係る通信端末装置の制御方法は、上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かを判定する第1の判定ステップと、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かを判定する第2の判定ステップと、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値より小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得ステップと、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止ステップと、を含む方法である。
それゆえ、通信端末装置が屋内にあることの判定を、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さいことのみではなく、屋内のみで使用される周波数帯による無線信号を受信したことを条件とすることによって、判定を高精度で行うことができる。加えて、上記無線信号として、基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を用いることによって、通信端末装置が屋内にある場合に、GPS衛星信号による位置情報に代えて、基地局信号による位置情報を取得することができる。また、通信端末装置が屋内にある場合には、GPS受信部への電源供給を停止することができる。
よって、屋外および屋内で現在位置を取得することができ、かつ省電力化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る通信端末装置は、GPS衛星信号を受信するGPS受信部と、屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より当該基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を受信する無線信号受信部と、自装置の周囲の照度を検出する照度検出部とを備え、上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かと、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かと、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれるか否かとをそれぞれ判定する判定手段と、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信し、かつ、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得手段と、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信し、かつ、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止手段と、を備える構成である。
また、本発明に係る通信端末装置の制御方法は、上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かを判定する第1の判定ステップと、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かを判定する第2の判定ステップと、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれるか否かを判定する第3の判定ステップと、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値より小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定し、かつ、上記第3の判定ステップにて、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得ステップと、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値より小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定し、かつ、上記第3の判定ステップにて、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止ステップと、を含む方法である。
それゆえ、通信端末装置が屋内にあることの判定を、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さいことのみではなく、屋内のみで使用される周波数帯による無線信号を受信したこと、および、自装置の周囲の照度が所定の範囲に含まれることを条件とすることによって、判定を高精度で行うことができる。加えて、上記無線信号として、基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を用いることによって、通信端末装置が屋内にある場合に、GPS衛星信号による位置情報に代えて、基地局信号による位置情報を取得することができる。また、通信端末装置が屋内にある場合には、GPS受信部への電源供給を停止することができる。
よって、屋外および屋内で現在位置を取得することができ、かつ省電力化を図ることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る通信端末装置の構成の詳細を示す機能ブロック図である。 図1に示す通信端末装置の構成の概略を示すブロック図である。 図1に示す通信端末装置の動作を示すフローチャートである。 図1に示す通信端末装置の変形例の構成の概略を示すブロック図である。 図4に示す通信端末装置の構成の詳細を示す機能ブロック図である。 図4に示す通信端末装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る通信端末装置の構成の概略を示すブロック図である。 図7に示す通信端末装置の構成の詳細を示す機能ブロック図である。 図7に示す通信端末装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図9を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態に記載されている構成については、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単に一構成例を示すに過ぎない。
以下の説明において、5G帯チャネルとは、WLAN(Wireless Local Access Network)の無線周波数帯であるW52タイプおよびW53タイプに含まれるチャネルのことである。これらのチャネルは屋外での使用が不可(IEEE802.11規格による)とされており、屋内専用で使用されるチャネルである。そのため、5G帯チャネルの信号を屋外で受信することは困難である。なお、以下の実施形態では、W52タイプおよびW53タイプを例として説明するが、無線通信の屋内専用で使用されるチャネルであれば、周波数帯や通信方式は限定されない。
〔実施形態1〕
本発明に係る通信端末装置の第1の実施形態について、図1〜図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
まず、図1、図2を用いて、本実施形態に係る通信端末装置100の構成について説明する。図1は、通信端末装置100が備える制御部103の機能ブロック図であり、図2は、通信端末装置100の構成の概略を示すブロック図である。
(通信端末装置の構成)
図2に示すように、通信端末装置100は、GPS受信部101、WLAN送受信部(無線信号受信部)102、制御部103、RAM104、ROM105、表示部106、GPS電源107を備えて構成されている。
GPS受信部101は、GPSアンテナを備え、GPS衛星信号を受信して、GPS測位を行う。また、GPS受信部101は、通信端末装置100の電源とは独立した電源であるGPS電源107から電源を供給される。
WLAN送受信部102は、WLANアンテナを備え、基地局としてのWLANアクセスポイント(以下、APと略記)との間で電波の送受信を行う。そして、WLAN送受信部102は、APを介してWLANネットワーク上の他の通信端末装置および他のネットワークと接続してデータの通信を行う。WLAN送受信部102は、特に、屋内のみで使用される周波数帯にて、APより当該APの設置位置を示す位置情報を含むAP信号(基地局信号)を受信する。具体的には、WLAN送受信部102は、WLAN信号の周波数帯区分におけるW52タイプおよびW53タイプの信号によって、AP信号を受信する。
RAM104は、制御部103がプログラムまたはデータを随時読み書きして使用するメモリである。ROM105は、制御部103が実行するプログラムまたはデータが予め書き込まれたメモリである。
表示部106は、制御部103が取得した現在位置を表示するものである。表示部106は、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示デバイスによって構成されている。
(制御部の構成)
図1に示すように、制御部103は、AP捜索部(基地局捜索手段)1031、判定部(判定手段)1032、現在位置取得部(現在位置取得手段)1033、および電源供給部(電源供給停止手段)1034を備える。
AP捜索部1031は、屋内のみで使用される周波数帯の無線信号(W52、W53)を送受信するAPを捜索する信号をWLAN送受信部102に発信させ、最も近接するAPからの応答をWLAN送受信部102に取得させる。
判定部1032は、GPS受信部101が受信したGPS衛星信号の強度を取得して、その強度が所定の値より大きいか否かを判定する(第1の判定ステップ)。また、判定部1032は、WLAN送受信部102がAP信号を受信したか否かを判定する(第2の判定ステップ)。すなわち、AP捜索部1031の指示に従って、WLAN送受信部102がAPからの応答を取得することができたか否かを判定する。
現在位置取得部1033は、通信端末装置100が屋外にあると判定した場合に、GPS受信部101にGPS衛星信号を受信してGPS測位を行わせることによって、通信端末装置100の現在位置を取得する。また、現在位置取得部1033は、通信端末装置100が屋内にあると判定した場合に、WLAN送受信部102が受信したAP信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する。
詳細には、現在位置取得部1033は、判定部1032が、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する。
また、現在位置取得部1033は、判定部1032が、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、WLAN送受信部102がAP信号を受信したと判定した場合に、当該AP信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する。または、応答したAPの位置情報を該位置情報が記憶されたサーバーからダウンロードし、ダウンロードした位置情報を通信端末装置100の現在位置として取得する(現在位置取得ステップ)。
電源供給部1034は、GPS受信部101に備えられた、通信端末装置100とは独立したGPS電源107がオンオフどちらの状態かを取得する。また、電源供給部1034は、判定部1032の指示に従って、GPS電源107のオンオフを切り替える。詳細には、電源供給部1034は、判定部1032が、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、WLAN送受信部102がAP信号を受信したと判定した場合に、GPS電源107にGPS受信部101への電源供給を停止させる(電源供給停止ステップ)。
(通信端末装置の動作)
次に、図3に示すフローチャートを用いて、制御部103によって実行される通信端末装置100の動作を説明する。
はじめに、通信端末装置100が屋外に存在している場合の動作について説明する。ここでは、通信端末装置100の電源はオンであるものとする。また、WLAN送受信部102の電源は通信端末装置100の電源と共通しており、通信端末装置100の電源がオンの間、WLAN送受信部102はAP信号を含めすべてのWLAN信号を送受信可能な状態である。
図3に示すように、まず、電源供給部1034は、GPS電源107がGPS受信部101に電源を供給中であるか(GPS電源107がオンかオフか)否かを判定する(S1)。そして、GPS受信部101への電源が停止していれば(S3においてNO)、電源供給部1034は、GPS電源107をオンにして、GPS受信部101への電源供給を開始する(S3)。すると、GPS受信部101は、GPS衛星信号を受信している状態となる。なお、GPS受信部101への電源が供給されていれば(S3においてYES)、何もせず次のステップS5へ進む。
次に、判定部1032は、GPS受信部101が受信しているGPS衛星信号の強度を取得し、その強度が所定の値よりも低いか否かを判定する(S5;第1の判定ステップ)。ここで、上記所定の値は、通信端末装置100が屋外にあればほぼ常に超える値に設定しており、例えばC/N値(CNR;Carrier to Noise Ratio)で12dBである。
そして、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも低くない場合(S5においてNO)、現在位置取得部1033は、GPS受信部101にGPS測位を実行させ、通信端末装置100の現在位置を取得する(S5a;現在位置取得ステップ)。そして、現在位置取得部1033は、取得した現在位置データをRAM104に記憶する、あるいは、表示部106に表示する。その後、ステップS1へ戻る。
一方、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも低い場合(ステップS5においてYES)、AP捜索部1031は、5G帯チャネルの信号を送信するAP(すなわち屋内に存在するAP)を捜索するための捜索信号を、WLAN送受信部102に送信させる。そして、判定部1032は、WLAN送受信部102が受信したAP信号を取得し、APからの応答があったか否かを判定する(S7;第2の判定ステップ)。そして、WLAN送受信部102がAP信号を受信した場合(S7においてYES)、電源供給部1034は、GPS受信部101への電源を供給中であるか(GPS電源107はオンであるか)否かを判定し(S9)、電源を供給中であれば(S9においてYES)、GPS受信部101への電源供給を停止する(S11;電源供給停止ステップ)。これにより、GPS受信部101による電力消費が行われない状態となる。
そして、現在位置取得部1033は、WLAN受信部102が受信したAP信号からAPの位置情報を取得する(S13;現在位置取得ステップ)。
一方、電源供給部1034は、GPS受信部101への電源が停止中であれば(S9においてNO)、直ちに、現在位置取得部1033が、受信したAP信号からAPの位置情報を取得する(S13)。
そして、ステップS13において現在位置取得部1033がAP信号からAPの位置情報を取得した後、現在位置取得部1033は、取得したAPの位置情報データを通信端末装置100の現在位置として設定し、該現在位置を表示部106に表示してもよいし、RAM104に記憶してもよい。その後、AP捜索のステップS7へ戻る。なお、WLAN送受信部102がAP信号を受信していない場合は(S7においてNO)、ステップS1へ戻る。
(屋外の場合)
ここで、通信端末装置100が屋外に存在している場合の動作について説明する。
通信端末装置100が屋外に存在している場合、GPS受信部101が受信するGPS衛星信号の強度は強く、通常、上記所定の値(例えばC/N値で12dB)よりも強い強度でGPS衛星信号を受信する(S5においてNO)。そのため、現在位置取得部1033は、GPS受信部101にGPS測位を実行させ、通信端末装置100の現在位置を取得する(S5a)。
ただし、通信端末装置100が屋外に存在していても、GPS受信部101が受信するGPS衛星信号の強度が弱い場合もある。その場合、通信端末装置100は屋外に存在しているので、WLAN送受信部102が屋内専用の5G帯チャネルの信号であるAP信号を受信できず(S7においてNO)、最初のステップS1に戻る。
なお、通信端末装置100が屋外に存在していながら、GPS衛星信号の強度が弱く、かつ、AP信号を受信する場合も、例外的に想定できる。この場合は、ステップS9に進むことになる。上記例外的な場合とは、例えば、通信端末装置100がビルの近傍にある、またはトンネルの中にある場合などである。
(屋内の場合)
次に、通信端末装置100が屋内に存在している場合の動作について説明する。ここで、屋内にはAPが存在しており、該APは5G帯チャネルの信号を送信しており、さらに、GPS受信部101への電源は供給されている(GPS電源107がオン)とする。
通信端末装置100は屋内に存在している場合、GPS受信部101が受信するGPS衛星信号の強度は弱く、通常、上記所定の値(例えばC/N値で12dB)よりも弱いGPS衛星信号を受信する(S5においてYES)。そのため、WLAN送受信部102がAP信号を受信して(S7においてYES)、現在位置取得部1033がAP信号からAPの位置情報を取得する(S13)。このとき、GPS受信部101への電源が供給中であれば(S9においてYES)、GPS受信部101への電源供給を停止する(S11)。
ただし、通信端末装置100が屋内に存在している場合でも、通信端末装置100が窓際に位置している場合にはGPSによる測位が可能な場合がある。この場合、GPS衛星信号の受信強度が上記所定の値よりも高い(S5においてNO)ため、現在位置取得部1033はGPS測位により現在位置を取得する(S5a)。
さらに、ステップS13の後、ステップS7に戻ったとき、通信端末装置100が屋内に存在し続けていた場合の動作は、以下の通りになる。
AP捜索部1031がWLAN送受信部102に再びAPを捜索させ(S7)、判定部1032が屋内のAPからの応答を再び取得した後(S7においてYES)、GPS受信部101への電源が停止されているため(S9においてNO)、電源供給部1034は何も行わず、現在位置取得部1033がAPの位置情報データを取得する(S13)。
一方で、ステップS7に戻ったとき、通信端末装置100が屋内から屋外へ移動していた場合の動作は、以下の通りとなる。
通信端末装置100が屋外へ移動したため、WLAN送受信部102は、APが送信する5G帯チャネル(W52、W53)信号を受信できなくなる。従って、AP捜索部1031はAPの捜索の捜索を行い(S7)、それに失敗する(S7においてNO)ので、最初のステップS1へ戻る。
〔変形例〕
ここで、図4〜図6を用いて、本実施形態の変形例として、APの捜索および該APの位置情報を取得するステップの間以外は、WLAN送受信部102に電源を供給しない形態について説明する。
図4は本変形例に係る通信端末装置100´の構成を示すブロック図であり、図5は通信端末装置100′が備える制御部103の機能ブロック図である。
図4に示すように、通信端末装置100´は通信端末装置100の構成に加えて、WLAN電源108をさらに備える。
図5に示すように、本変形例では、WLAN送受信部102は、通信端末装置100´の電源とは独立した電源であるWLAN電源108から電源を供給される。また、電源供給部1034は、WLAN電源108のオンオフを制御することによって、WLAN送受信部102への電源供給の開始および停止を制御する。また、電源供給部1034は、WLAN電源108がWLAN送受信部102へ電源供給中か否か(WLAN電源108はオンかオフか)を取得する。
(変形例の動作)
次に、図6に示すフローチャートを用いて、通信端末装置100´の動作を説明する。
通信端末装置100´では、ステップS5においてYESと判定されるまで、WLAN送受信部102への電源供給が停止されている(WLAN電源108がオフ)点のみが、通信端末装置100の動作と異なる。そのため、以下では、通信端末装置100の動作と同じステップについては説明を省略し、追加されたステップS3wおよびステップS11wを中心に説明する。
ステップS5において、判定部1032が、GPS衛星信号の強度が所定値以下であると判定した場合(S5においてYES)、電源供給部1034はWLAN電源108をオンにして、WLAN送受信部102に電源供給を開始する(S3w)。
次に、AP捜索部1031の指示により、WLAN送受信部102がAPの捜索を行い、応答するAPがあった場合(S7においてYES)、ステップS9以降へ進む。すなわち、GPS受信部101への電源が供給中であれば(S9においてYES)、GPS受信部101への電源供給を停止する(S11)。また、現在位置取得部1033がAP信号からAPの位置情報を取得する(S13)。その後、ステップS7へ戻る。一方、応答するAPがなかった場合(S7においてNO)、電源供給部1034は、WLAN電源108´をオフにして、WLAN送受信部102への電源供給を停止する(S11w)。すなわち、応答するAPがない状況では、直ちに、WLAN送受信部102への電源供給を停止する。その後、最初のステップS1に戻る。
このように、本変形例に係る通信端末装置100´では、AP捜索および該APの位置情報を取得するとき以外は、WLAN送受信部102への電源供給を停止する。そのため、通信端末装置100よりも省電力化することができる。
〔実施形態2〕
本発明に係る通信端末装置の第2の実施形態について、図7〜図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、実施形態1と同様の部材に関しては、同じ符号を付し、その説明を省略する。
(通信端末装置の構成)
図7として、本実施形態に係る通信端末装置200のブロック図を示す。また、図8として、通信端末装置200が備える制御部103の機能ブロック図を示す。
図7に示すように、通信端末装置200は、実施形態1の通信端末装置100の構成に加えて、照度センサ(照度検出部)206をさらに備える構成である。また、図8に示すように、判定部(判定手段)1032は、照度センサ206が検出した照度値を取得する。
照度センサ206は、通信端末装置200の周囲の照度を検出する。具体的には、照度センサ206は、通信端末装置200の表面などに配置されており、通信端末装置200の外部環境の照度を検出する。照度センサ206は、例えばフォトダイオード、フォトトランジスタである。
本実施の形態では、制御部103の判定部1032、現在位置取得部(現在位置取得手段)1033、電源供給部(電源供給停止手段)1034は、それぞれ以下のように機能する。
判定部1032は、実施形態1と同様に次の(1)(2)の判定を行うとともに、さらに(3)の判定を行う。(1)GPS受信部101が受信したGPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かを判定する(第1の判定ステップ)。(2)WLAN送受信部(無線信号受信部)102がAP信号を受信したか否かを判定する(第2の判定ステップ)。(3)照度センサ206が検出した照度が所定の範囲に含まれるか否かを判定する(第3の判定ステップ)。上記所定の範囲は、室内における一般的な照度の範囲(例えば、30〜2000ルクス)に設定する。
現在位置取得部1033は、判定部1032が、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、GPS測位を行って現在位置を取得する(現在位置取得ステップ)。また、現在位置取得部1033は、特に、判定部1032が、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、WLAN送受信部102がAP信号を受信し、かつ、照度センサ206が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、応答したAPのAP信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する(現在位置取得ステップ)。
電源供給部1034は、判定部1032が、GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、WLAN送受信部102がAP信号を受信し、かつ、照度センサ206が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、GPS電源107にGPS受信部101への電源供給を停止させる(電源供給停止ステップ)。
(照度センサを備える通信端末装置の動作)
次に、図9に示すフローチャートを用いて、通信端末装置200の動作について説明する。本フローチャートは、実施形態1で説明した通信端末装置100の動作のフローチャート(図3)と比較して、ステップS6が追加されている点のみが異なる。そのため、以下では、追加されたステップS6に関連する動作のみについて説明し、その他の動作の説明は省略する。
ステップS5において、判定部1032が、GPS衛星信号の強度が所定値以下であるとか判定した場合(S5においてYES)、判定部1032は、照度センサ206が検出した照度を取得して、照度が所定の範囲内の値であるか否かを判定する(S6;第3の判定ステップ)。
ここで、上記所定の範囲は、室内における一般的な照度な範囲に設定されている。したがって、判定部1032が、照度センサ206が検出した照度が所定の範囲内の値であると判定した場合(S6においてYES)、通信端末装置200は屋内に存在すると考えられる。一方、照度が所定の範囲内の値でないと判定した場合(S6においてNO)、通信端末装置200は屋外に存在すると考えられる。なぜならば、屋外は、日中には、一般的に屋内よりも環境の照度が高くなる(2000〜100000ルクス程度)ので、検出される照度は上記所定の範囲の上限値よりも高くなる。一方、夜間には、一般的に屋内よりも環境の照度が低くなる(0〜10ルクス程度)ので、検出される照度は上記所定の範囲の下限値よりも小さくなるためである。
そして、照度が所定の範囲内の値であれば(S6においてYES)、ステップS7以降に進む。すなわち、応答するAPがあり(S7においてYES)、GPS受信部101への電源が供給中であれば(S9においてYES)、GPS受信部101への電源供給を停止する(S11)。また、現在位置取得部1033がAP信号からAPの位置情報を取得する(S13)。一方、応答するAPがなかった場合(S7においてNO)、最初のステップS1に戻る。
本実施形態によれば、実施形態1と異なり、AP捜索を行う(S7)前に、外部環境の照度が所定の範囲内の値であるか否かを判定する(S6)。そのため、通信端末装置200が屋外に存在しているかまたは屋内に存在しているかを、より正確に判定することができる。その結果、通信端末装置200が屋外に存在しており、一時的にGPS衛星信号の受信強度が低下した場合でも、誤ってGPS受信部101の電源をオフにしてしまうことがない。
〔補足1〕
上記通信端末装置100、100´、200のAP捜索部1031、判定部1032、現在位置取得部1033、および電源供給部1034は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、通信端末装置100、100´、200は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等で構成された記憶部(記録媒体)などを備えている。
そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、通信端末装置100、100´、200に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、通信端末装置100、100´、200を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
〔補足2〕
実施形態1、2のように、W52タイプおよびW53タイプのWLAN信号を利用することには、これらのタイプの信号が屋内専用であることの他に、以下のような利点がある。
電波は、一般的に、周波数が高いほど距離および遮蔽物による強度の減衰が大きいため、通信可能距離は短くなる。そのため、W52タイプおよびW53タイプ(周波数5000MHz台)の信号を検知した場合、それよりも低い周波数の信号(WLANでは周波数2400MHz台の信号も使用される)を検知した場合と比較して、通信端末装置100、100´、200がAPのより近い位置にあると認識することが可能である。さらに、2400MHzの信号は、電子レンジおよび医療機器でも使用されているため、これらからの信号を受信してしまう可能性がある。一方、W52タイプおよびW53タイプの信号ではこのような問題が生じない。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上記実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる他の実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、GPS衛星信号を受信して測位を行う携帯電話機などの通信端末装置に広く適用することができる。
100、100´、200 通信端末装置
101 GPS受信部
102 WLAN送受信部(無線信号受信部)
1032 判定部(判定手段)
1033 現在位置取得部(現在位置取得手段)
1034 電源供給部(電源供給停止手段)
206 照度センサ(照度検出部)
S5 第1の判定ステップ
S5a、S13 現在位置取得ステップ
S6 第3の判定ステップ
S7 第2の判定ステップ
S11 電源供給停止ステップ

Claims (7)

  1. GPS衛星信号を受信するGPS受信部と、
    屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より当該基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を受信する無線信号受信部とを備え、
    上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かと、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かとをそれぞれ判定する判定手段と、
    上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得手段と、
    上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止手段と、を備えることを特徴とする通信端末装置。
  2. GPS衛星信号を受信するGPS受信部と、
    屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より当該基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を受信する無線信号受信部と、
    自装置の周囲の照度を検出する照度検出部とを備え、
    上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かと、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かと、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれるか否かとをそれぞれ判定する判定手段と、
    上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信し、かつ、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得手段と、
    上記判定手段が、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さく、かつ、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信し、かつ、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止手段と、を備えることを特徴とする通信端末装置。
  3. 上記無線信号受信部は、WLAN信号の周波数帯区分におけるW52タイプおよびW53タイプの信号によって、上記基地局信号を受信することを特徴とする請求項1または2記載の通信端末装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の通信端末装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  5. 請求項4に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. GPS衛星信号を受信するGPS受信部と、屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より当該基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を受信する無線信号受信部とを備えた通信端末装置の制御方法において、
    上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かを判定する第1の判定ステップと、
    上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かを判定する第2の判定ステップと、
    上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値より小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得ステップと、
    上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止ステップと、を含むことを特徴とする通信端末装置の制御方法。
  7. GPS衛星信号を受信するGPS受信部と、屋内のみで使用される周波数帯にて、基地局より当該基地局の設置位置を示す位置情報を含む基地局信号を受信する無線信号受信部と、自装置の周囲の照度を検出する照度検出部とを備えた通信端末装置の制御方法において、
    上記GPS受信部が受信した上記GPS衛星信号の強度が所定の値より大きいか否かを判定する第1の判定ステップと、
    上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したか否かを判定する第2の判定ステップと、
    上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれるか否かを判定する第3の判定ステップと、
    上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値よりも大きいと判定した場合に、当該GPS衛星信号に基づいて現在位置を取得する一方、上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値より小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定し、かつ、上記第3の判定ステップにて、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、当該基地局信号に含まれる位置情報を現在位置として取得する現在位置取得ステップと、
    上記第1の判定ステップにて、上記GPS衛星信号の強度が所定の値より小さいと判定し、かつ、上記第2の判定ステップにて、上記無線信号受信部が上記基地局信号を受信したと判定し、かつ、上記第3の判定ステップにて、上記照度検出部が検出した照度が所定の範囲に含まれると判定した場合に、上記GPS受信部への電源供給を停止する電源供給停止ステップと、を含むことを特徴とする通信端末装置の制御方法。
JP2012070178A 2012-03-26 2012-03-26 通信端末装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体 Pending JP2013200279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012070178A JP2013200279A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 通信端末装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012070178A JP2013200279A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 通信端末装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013200279A true JP2013200279A (ja) 2013-10-03

Family

ID=49520622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012070178A Pending JP2013200279A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 通信端末装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013200279A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016025526A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 Necプラットフォームズ株式会社 通信装置、通信システム、出力電波制御方法及びプログラム
JP2017067698A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 キヤノン株式会社 通信装置、通信方法およびプログラム
WO2018235361A1 (ja) * 2017-06-22 2018-12-27 シャープ株式会社 携帯端末、位置判別サーバ、アクセスポイント、屋内測位システム、および携帯端末による測位方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016025526A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 Necプラットフォームズ株式会社 通信装置、通信システム、出力電波制御方法及びプログラム
JP2017067698A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 キヤノン株式会社 通信装置、通信方法およびプログラム
WO2018235361A1 (ja) * 2017-06-22 2018-12-27 シャープ株式会社 携帯端末、位置判別サーバ、アクセスポイント、屋内測位システム、および携帯端末による測位方法
JPWO2018235361A1 (ja) * 2017-06-22 2020-04-02 シャープ株式会社 携帯端末、位置判別サーバ、アクセスポイント、屋内測位システム、および携帯端末による測位方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10212545B2 (en) Method and apparatus for device positioning
US10231185B2 (en) Method for controlling apparatus according to request information, and apparatus supporting the method
KR102651467B1 (ko) 전자 장치 및 그의 무선 신호 송신 방법
EP2952856B1 (en) Method and apparatus for providing location information
JP5871952B2 (ja) ナビゲーションのためのカメラ対応ヘッドセット
KR102349713B1 (ko) 장치 검색 방법 및 이를 지원하는 전자 장치
US20120258741A1 (en) Apparatus and Method for Using a Wireless Mobile Handset Application to Locate Beacons
KR102186547B1 (ko) 선택 가능한 통신 서비스를 지원하는 무선 통신 방법 및 장치
US20150355308A1 (en) Rfid tag search method, non-transitory storage medium storing rfid tag search program, and rfid tag search device
US20110274000A1 (en) System and method for developing a wi-fi access point map using sensors in a wireless mobile device
EP3379896B1 (en) Method for providing tethering service and electronic device supporting the same
JP2013017181A (ja) 携帯端末機の動作モード変更方法及びその装置
EP3128771A1 (en) Electronic device and method for providing service in the electronic device
CN109788125B (zh) 干扰处理方法、装置及移动终端
EP3046348B1 (en) Wireless relay device, and method for providing location information of wireless relay device
KR20180099103A (ko) 차량을 제어하기 위한 전자 장치 및 그의 동작 방법
WO2017177439A1 (zh) 一种功能状态控制的方法及相关设备
KR20170066115A (ko) 데이터 전송 속도에 기반한 외부 전자 장치를 선택하는 방법
US20170006424A1 (en) Wireless underground location tracking
US20150176988A1 (en) Method for controlling functions according to distance measurement between electronic devices and electronic device implementing the same
WO2022048378A1 (zh) 一种基于便携式设备提醒用户的方法、电子设备及服务器
JP2013200279A (ja) 通信端末装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体
KR20130046659A (ko) 위치 추적 방법 및 위치 추적 시스템
US11146958B2 (en) Method and electronic device for performing wireless communication by using channel list
JP2012134795A (ja) 位置検索システム、携帯情報端末、及び位置検索方法