JP2013198339A - 回転電機およびシール機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機の固定子枠内への水等の流入を、効果的に抑制する。
【解決手段】シール機構50は、端板21に固定されて、軸貫通穴を取り囲むように固定側溝が半径方向に沿って複数形成されて、この固定側溝よりも半径方向外側が円筒上の内周面が形成された端板側固定部60と、回転軸10に固定されて、固定側溝と共にラビリンスシールを構成する可動側溝が形成されて、直径が除々に大きくなる水受部が形成された回転軸側可動部70と、端板側固定部に固定されて前記回転軸側可動部の一部を軸方向外側か塞ぐように形成された蓋部材80と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機および軸シール機構に関する。
電動機等の回転電機は、出力軸となる回転軸と、この回転軸と共に回転する回転子と、この回転子を取り囲む固定子と、固定子を外側から覆う固定子枠と、を有する。
固定子枠は、回転子の軸方向両側の端板と、回転子を半径方向外側から取り囲む本体部と、を有する。回転軸は、端板に取り付けられた軸受によって回転自在に支持されている。
固定子枠と回転軸との隙間にあるシール機構には、回転軸にゴム等のシール材が接触する接触式のものと、非接触式のものとがある。接触式は、ゴム製のオイルシール等が知られており、非接触式はラビリンス方式等が知られている。ラビリンス方式は、例えば特許文献1に開示されているものが知られている。このシール機構は、固定子枠の外側から吹き付けられる水の流入を抑制するためのものである。
特開平4−168946号公報
回転軸が水平に配置される回転電機の場合、一般的なラビリンス方式のシール機構は、水平から吹き付ける水や、上方から下方に斜めに吹き付ける水に対しては、固定子枠内への流入の抑制効果は高い。これは、回転軸の外周上にある水が、回転による遠心力で外側に飛ばされて、飛ばされた水をフリンジャー等により効果的に排出できるからである。
しかし、回転軸よりも下方から上方に吹き上げる水の流入については、抑制することが困難なことがある。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、固定子枠内への水等の流入をより効果的に抑制できるようにすることである。
上記目的を達成するための本発明に係る回転電機は、水平な軸周りを回転する回転軸と、前記回転軸の一部を半径方向外側から取り囲むように前記回転軸に固定されて、前記回転軸と共に前記軸周りを回転する円環状の回転子と、前記回転子を半径方向外側から取り囲むように形成された円環状の固定子と、前記固定子を半径方向外側から取り囲む本体部と、前記本体部の軸方向端部に取り付けられて前記回転軸が貫通する軸貫通穴が形成された端板と、を具備し、内部に前記固定子および回転子を収容する固定子枠と、前記端板に形成されるものであって、前記回転軸を回転自在に支持するように構成された軸受が取り付けられて、軸方向外側に突出する部分の軸方向端部に半径方向に広がる平坦面が形成されて、この平坦面に前記回転軸が貫通するように形成された軸受ハウジング部と、前記固定子枠の軸方向外側の前記軸受付近に配置されて、前記固定子枠内に液体が流入することを抑制するシール機構と、を有する回転電機において、前記シール機構は、前記端板に固定されて、前記軸貫通穴の半径方向外側に前記軸貫通穴を取り囲むように固定側溝が半径方向に沿って複数形成されて、この固定側溝よりも半径方向外側が円筒上の内周面が形成された端板側固定部と、前記回転軸の外周部を取り囲むように前記外周部に固定されて、前記固定側溝の凹んでいる部位に対応する位置が突出して且つ突出している部位に対応する位置が凹むように可動側溝が形成されて、この可動側溝が前記固定側溝に軸方向間隙を保つように配置されて、前記可動側溝の軸方向外側には軸方向外側に向かうにつれて直径が大きくなるように半径方向外側に広がるように水受部が形成されて、前記可動側溝の半径方向外側に円筒面が形成されて、当該円筒面が前記内周面に第1の半径方向間隙を保つように配置された回転軸側可動部と、前記端板側固定部に固定されて前記回転軸側可動部の一部を軸方向外側から塞ぐように形成される部材で、前記水受部の軸中心より上半部の半径方向外側を第2の半径方向間隙を保ちながら取り囲み且つ前記回転軸の外周の上半部を第3の半径方向間隙を保ちながら取り囲み且つ前記水受部の軸方向端部に軸方向間隔をあけて配置されるように形成された上半防水部と、前記水受部の軸中心より下部の一部を軸方向外側から塞ぐように形成されて、内部に排出用流路を形成し前記平坦面よりも下方で下向きに開口する下半防水部と、を備えた蓋部材と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るシール機構は、水平な軸周りを回転する回転軸と、前記回転軸の一部を半径方向外側から取り囲むように前記回転軸に固定されて、前記回転軸と共に前記軸周りを回転する円環状の回転子と、前記回転子を半径方向外側から取り囲むように形成された円環状の固定子と、前記固定子を半径方向外側から取り囲む本体部と、前記本体部の軸方向端部に取り付けられて前記回転軸が貫通する軸貫通穴が形成された端板と、を具備し、内部に前記固定子および回転子を収容する固定子枠と、前記端板に形成されるものであって、前記回転軸を回転自在に支持するように構成された軸受が取り付けられて、軸方向外側に突出する部分の軸方向端部に半径方向に広がる平坦面が形成されて、この平坦面に前記回転軸が貫通するように形成された軸受ハウジング部と、を有する回転電機のシール機構において、前記シール機構は、前記固定子枠の軸方向外側の前記軸受付近に配置されて、前記固定子枠内に液体が流入することを抑制するものであって、前記端板に固定されて、前記軸貫通穴の半径方向外側に前記軸貫通穴を取り囲むように固定側溝が半径方向に沿って複数形成されて、この固定側溝よりも半径方向外側が円筒上の内周面が形成された端板側固定部と、回転軸の外周部を取り囲むように前記外周部に固定されて、前記固定側溝の凹んでいる部位に対応する位置が突出して且つ突出している部位に対応する位置が凹むように可動側溝が形成されて、この可動側溝が前記固定側溝に軸方向間隙を保つように配置されて、前記可動側溝の軸方向外側には軸方向外側に向かうにつれて直径が大きくなるように半径方向外側に広がるように水受部が形成されて、前記可動側溝の半径方向外側に円筒面が形成されて、当該円筒面が前記内周面に第1の半径方向間隙を保つように配置された回転軸側可動部と、前記端板側固定部に固定されて前記回転軸側可動部の一部を軸方向外側から塞ぐように形成される部材で、前記水受部の軸中心より上半部の半径方向外側を第2の半径方向間隙を保ちながら取り囲み且つ前記回転軸の外周の上半部を第3の半径方向間隙を保ちながら取り囲み且つ前記水受部の軸方向端部に軸方向間隔をあけて配置されるように形成された上半防水部と、前記水受部の軸中心より下部の一部を軸方向外側から塞ぐように形成されて、内部に排出用流路を形成し前記平坦面よりも下方で下向きに開口する下半防水部と、を備えた蓋部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、回転電機の固定子枠内への水等の流入を、効果的に抑制することが可能である。
本発明に係る実施形態の回転電機を模式的に示す一部切欠きの部分正断面図である。 図1のII部を拡大した拡大正断面図である。 図1のIII部を拡大した拡大正断面図である。 図1の端板固定部を単体で示す概略正面図である。 図2の回転軸側可動部を単体で示す概略正面図である。 図1の蓋部材を単体で示す概略正面図である。 図6のVII−VII矢視の概略側面図である。
以下、本発明に係る回転電機の一実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本実施形態の回転電機を模式的に示す一部切欠きの部分正断面図である。図2は、図1のII部を拡大した拡大正断面図である。図3は、図1のIII部を拡大した拡大正断面図である。
図4は、図1の端板21固定部を単体で示す概略正面図である。図5は、図2の回転軸側可動部70を単体で示す概略正面図である。図6は、図1の蓋部材80を単体で示す概略正面図である。図7は、図6のVII−VII矢視の概略側面図である。図7では、軸受ハウジング部25に形成された取付け面25aを二点差線により仮想的に示している。
先ず、本実施形態の回転電機の構成について説明する。
本実施形態の回転電機は、回転軸10と、回転子12と、固定子14と、固定子枠20と、シール機構50と、を有する。
回転軸10は、水平な軸周りを回転する。電動機の場合には出力軸となる。
回転子12は、円環状の部材で、回転軸10の一部を半径方向外側から取り囲むように回転軸10に固定されて、回転軸10と共に軸周りを回転する。
固定子14は、回転子12を半径方向外側から取り囲むように形成された円環状である。
固定子枠20は、固定子14を半径方向外側から取り囲む本体部22と、本体部22の軸方向端部に取り付けられた端板21と、を具備する。この固定子枠20は、内部に固定子14および回転子12を収容する。本体部22には、放熱フィン23が取り付けられている。この放熱フィン23は、固定子巻線15等から発生する熱を外部に放熱するためのものである。
各端板21それぞれには、軸受ハウジング部25が形成されて、この軸受ハウジング部25に軸受16が取り付けられている。軸受16は、回転軸10を回転自在に支持している。
軸受ハウジング部25は、軸方向外側(図1における右側)に突出しており、この突出した部分の先端には、軸方向外側に面し且つシール機構50の構成部材が取り付けられる取付け面25aが形成されている。この取付け面25aには、回転軸10が貫通可能な軸貫通穴26が形成される。取付け面25aは、半径方向に広がる平坦な面で、略円形である。
シール機構50は、固定子枠20の軸方向外側の軸受16付近に配置されている。このシール機構50は、固定子枠20と回転軸10との間に形成される隙間をシールするもので、固定子枠20の外側から吹き付けられる水の流入を抑制するためのものである。
ここで、シール機構50の詳細について説明する。
シール機構50は、端板側固定部60と、回転軸側可動部70と、蓋部材80と、を有する。
端板側固定部60は、軸受ハウジング部25の軸貫通穴26の周辺に形成される。軸貫通穴26は、回転軸10が貫通しているときに、その内周が回転軸10の外周面に対して所定の空隙90を保つように形成される(図2、図3)。当該空隙90の半径方向寸法は、回転軸10が回転するときに、回転軸10の外周面が軸貫通穴26の内面に接触しない程度である。
端板側固定部60には、複数の固定側溝61(図4)が形成されている。固定側溝61は、軸貫通穴26の半径方向外側に軸貫通穴26を取り囲むように半径方向に沿って形成されている。
この固定側溝61の縁、すなわち軸方向に突出している突出部61aが、後述する可動側溝71の凹んでいる部分に入るように構成されている。詳細は後で説明する。
また、固定側溝61の半径方向外側には、半径方向内側に面する内周面62が形成される。これは、後で説明する回転軸側可動部70の外周面に対向する面になる。
回転軸側可動部70は、回転軸10の外周部を取り囲むようにその外周部に固定される部材である。
回転軸側可動部70の外周面は円筒状で、端板側固定部60の上記内周面62に第1の半径方向間隙91(図2、図3)を保つように配置される。
この回転軸側可動部70には、可動側溝71(図5)が形成されている。この可動側溝71は、上記の固定側溝61の凹んでいる部位に対応する位置が突出して且つ突出している部位に対応する位置が凹むように形成されている。この可動側溝71は、固定側溝61に第1の軸方向間隙97を保つように配置され、固定側溝61と共に、いわゆるラビリンスシールを形成する。
外周面の軸方向外側且つ可動側溝71の軸方向外側には、水受部72が形成される。この水受部72は、軸方向外側に向かうにつれて直径が大きくなるように半径方向外側に広がるように形成され、その内周の形状は、軸方向外側が径大の部分円錐状である。径が最小の部分は、回転軸10の外周面に接している。
水受部72の半径方向外側には、外周部よりも径が小さくなるように段差部76が形成されている。この段差部76は、後述する排出用流路95の一部となる。
蓋部材80は、取付け面25aに固定されている。この蓋部材80は、回転軸側可動部70の一部を軸方向外側が塞ぐように形成される部材であって、図6および図7に示しように、穴あき円板状の内板88と、上半防水部81と、下半防水部82と、を備えている。
内板88は、中央に丸穴88aがあいた円板状で半径方向に広がる面が形成され、当該丸穴88aは軸貫通穴26の径よりも大きい。内板88は、軸貫通穴26を取り囲むように配置されて、端板21にボルト等により軸受ハウジング部25に固定される。このとき、丸穴88aの内側が、段差部76の軸中心より上半部に対して第2の半径方向間隙92(図2)を保つように固定される。
この第2の半径方向間隙92の幅は、回転軸10が回転して段差部76が周方向に移動しているときに、接触しない程度である。すなわち、所定の回転ぶれがあっても内板88が段差部76に接触しない程度の幅である。
上半防水部81は、部分環板81bと、外板81aと、を備える。
部分環板81bは、内板88に取り付けられた部分環状の板で、軸方向に所定の長さで形成される。この部分環板81bは、内板88の丸穴88aよりも径が大きく、軸中心よりやや下側が下端となり、当該軸中心が上側から被さるように形成される。すなわち、部分環板81bは、半円よりもやや大きい。
外板81aは、半径方向に広がる面が形成されて、部分環板81bの軸方向外側端部に取り付けられている。部分環板81bと同様に、半円よりやや大きめの部分穴あき円板である。この外板81aは、回転軸10の外周面に対して第3の半径方向間隙93(図2)を保ちながら取り囲むように形成される。この第3の半径方向間隙93の半径方向幅は、回転軸10が回転しているときにも回転軸10の外周面に接触しない程度で、後述する第2の軸方向間隙98の軸方向幅よりも小さい。
また、外板81aは、水受部72の軸方向端部に所定の第2の軸方向間隙98をあけて配置される。この第2の軸方向間隙98の軸方向幅は、回転軸10が回転して水受部72が周方向に移動しているときに、接触しない程度である。
続いて、下半防水部82について説明する。下半防水部82は、下方に開口部が形成された中空の略直方体状の箱型である。箱の内側は排出用流路95を形成し、当該開口部から外部に排出される。この下半防水部82の開口部は、取付け面25aの下端よりも下方に突出する部分に形成されている。
排出用流路95は、上述の段差部76(図3)に溜まった水を排出することができる。排出の状態は後で説明する。
下半防水部82の上端は、水受部72の軸中心より下半部の半径方向外側に対して第4の半径方向間隙94を保つように固定される。第4の半径方向間隙94の幅は、上記の第2の半径方向間隙92の幅と同様に形成されている。
続いて、本実施形態の防水作用について、図2および図3における右側から左側に向かって吹き付けられる水が固定子枠20内に流入することを抑制する状態の例を説明する。
先ず、回転中心よりも上方を防水する状態、すなわち、上半防水部81の作用について説明する。
水が端板21に水平に吹き付けると、吹き付けられた水は、外板81aと回転軸10との間の第3の半径方向間隙93から流入して、水受部72に到達する。このとき、回転軸10が回転しているため、水受部72にある水は、遠心力により水受部72の傾斜面に沿って、半径方向外側に流れる。
水受部72の軸方向端部(図2における右側端部)よりもさらに外側(図1の右側)に水が到達した後は、外板81aまたは部分環板81bに吹き付けられて、その後下方に流れる。下方に流れた後は、回転軸10の外周面上に流れ、外側に排出される。
一方、部分環板81bに吹き付けられた水の一部は、段差部76に残って、その後に内板88と水受部72との間の第2の半径方向間隙92に流入しようとする。しかし、第2の半径方向間隙92よりも、水受部72と外板81aとの間の第2の軸方向間隙98の方が幅広なため、第2の軸方向間隙98により多く水が流れる。仮に、第2の半径方向間隙92に水が流入しても、ラビリンスシールにより、流入が抑制される。
これにより、軸中心の上半部から固定子枠20内に水が流入することを抑制できる。
次に、下半防水部82の作用について説明する。
水が端板21に水平に吹き付けると、吹き付けられた水は、下半防水部82と水受部72との間の第4の半径方向間隙94から流入して、段差部76の半径方向外側の空間に流れ込む。当該空間に流れ込んだ水は、下半防水部82内の排出用流路95に流れて、下半防水部82の下方の開口部から図3に示す矢印Xの方向に排出される。このとき、当該空間に流れ込んだ水の一部は、第1の半径方向間隙91に流れ込もうとするが、第1の半径方向間隙91の半径方向幅よりも排出用流路95の半径方向幅の方が幅広なため、排出用流路95に流れ込みやすい。これにより、軸中心の上半部から固定子枠20内に水が流入することを抑制できる。
また、下半防水部82は、軸方向外側に開口する部位が小さいため、水平に吹きつけた水が流入しにくい。
また、上述したように、排出用流路95の開口部は、取付け面25aの下端よりも下方に形成されている。仮に、当該開口部が取付け面25aの下端よりも上方に形成される場合には、取付け面25aに吹き付けられた水は、排出用流路95の内部を上方に流れて、すなわち逆流して空隙90まで到達し、固定子枠20の内部に流入してしまう可能性がある。
これに対して本実施形態では、当該開口部が取付け面25aの下端よりも下方に形成されるため、取付け面25a内の下側に吹き付けられた水が、上述のように逆流することを抑制できる。
以上の説明からわかるように本実施形態によれば、固定子枠20内に水等の流入をより効果的に抑制することができる。また、蓋部材80の下半防水部82に排出用流路95が設けられているため、端板21に流路を形成するための追加工等が必要ない。よって、より安価にシール機構50を製作することができる。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、固定側溝61よりも半径方向外側で且つ回転軸10中心よりも下方に鉛直に延びる溝を設けて、排出用流路に流れ込みやすいようにしてもよい。また、端板側固定部60は、軸受ハウジング部25に形成されているが、これに限らない。軸受ハウジング部25に着脱可能な部材としてもよい。
また、この例では、軸受ハウジング部25は端板21と一体に構成されているが、別体でもよい。
10…回転軸、12…回転子、14…固定子、15…固定子巻線、16…軸受、20…固定子枠、21…端板、22…本体部、23…放熱フィン、25…軸受ハウジング、25a…取付け面、26…軸貫通穴、50…シール機構、60…端板側固定部、61…固定側溝、61a…突出部、62…内周面、70…回転軸側可動部、71…可動側溝、72…水受部、76…段差部、80…蓋部材、81…上半防水部、81a…外板、81b…部分環板、82…下半防水部、88…内板、88a…丸穴、90…空隙、91…第1の半径方向間隙、92…第2の半径方向間隙、93…第3の半径方向間隙、94…第4の半径方向間隙、95…排出用流路、97…第1の軸方向間隙、98…第2の軸方向間隙

Claims (3)

  1. 水平な軸周りを回転する回転軸と、
    前記回転軸の一部を半径方向外側から取り囲むように前記回転軸に固定されて、前記回転軸と共に前記軸周りを回転する円環状の回転子と、
    前記回転子を半径方向外側から取り囲むように形成された円環状の固定子と、
    前記固定子を半径方向外側から取り囲む本体部と、前記本体部の軸方向端部に取り付けられて前記回転軸が貫通する軸貫通穴が形成された端板と、を具備し、内部に前記固定子および回転子を収容する固定子枠と、
    前記端板に形成されるものであって、前記回転軸を回転自在に支持するように構成された軸受が取り付けられて、軸方向外側に突出する部分の軸方向端部に半径方向に広がる平坦面が形成されて、この平坦面に前記回転軸が貫通するように形成された軸受ハウジング部と、
    前記固定子枠の軸方向外側の前記軸受付近に配置されて、前記固定子枠内に液体が流入することを抑制するシール機構と、
    を有する回転電機において、
    前記シール機構は、
    前記端板に固定されて、前記軸貫通穴の半径方向外側に前記軸貫通穴を取り囲むように固定側溝が半径方向に沿って複数形成されて、この固定側溝よりも半径方向外側が円筒上の内周面が形成された端板側固定部と、
    前記回転軸の外周部を取り囲むように前記外周部に固定されて、前記固定側溝の凹んでいる部位に対応する位置が突出して且つ突出している部位に対応する位置が凹むように可動側溝が形成されて、この可動側溝が前記固定側溝に軸方向間隙を保つように配置されて、前記可動側溝の軸方向外側には軸方向外側に向かうにつれて直径が大きくなるように半径方向外側に広がるように水受部が形成されて、前記可動側溝の半径方向外側に円筒面が形成されて、当該円筒面が前記内周面に第1の半径方向間隙を保つように配置された回転軸側可動部と、
    前記端板側固定部に固定されて前記回転軸側可動部の一部を軸方向外側から塞ぐように形成される部材で、前記水受部の軸中心より上半部の半径方向外側を第2の半径方向間隙を保ちながら取り囲み且つ前記回転軸の外周の上半部を第3の半径方向間隙を保ちながら取り囲み且つ前記水受部の軸方向端部に軸方向間隔をあけて配置されるように形成された上半防水部と、前記水受部の軸中心より下部の一部を軸方向外側から塞ぐように形成されて、内部に排出用流路を形成し前記平坦面よりも下方で下向きに開口する下半防水部と、を備えた蓋部材と、
    を有することを特徴とする回転電機。
  2. 前記下半防水部は、下方に開口部が形成された中空の略直方体状の箱型で、内側に排出用流路を形成し、前記開口部から前記液体が排出可能に構成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 水平な軸周りを回転する回転軸と、
    前記回転軸の一部を半径方向外側から取り囲むように前記回転軸に固定されて、前記回転軸と共に前記軸周りを回転する円環状の回転子と、
    前記回転子を半径方向外側から取り囲むように形成された円環状の固定子と、
    前記固定子を半径方向外側から取り囲む本体部と、前記本体部の軸方向端部に取り付けられて前記回転軸が貫通する軸貫通穴が形成された端板と、を具備し、内部に前記固定子および回転子を収容する固定子枠と、
    前記端板に形成されるものであって、前記回転軸を回転自在に支持するように構成された軸受が取り付けられて、軸方向外側に突出する部分の軸方向端部に半径方向に広がる平坦面が形成されて、この平坦面に前記回転軸が貫通するように形成された軸受ハウジング部と、
    を有する回転電機のシール機構において、
    前記シール機構は、前記固定子枠の軸方向外側の前記軸受付近に配置されて、前記固定子枠内に液体が流入することを抑制するものであって、
    前記端板に固定されて、前記軸貫通穴の半径方向外側に前記軸貫通穴を取り囲むように固定側溝が半径方向に沿って複数形成されて、この固定側溝よりも半径方向外側が円筒上の内周面が形成された端板側固定部と、
    回転軸の外周部を取り囲むように前記外周部に固定されて、前記固定側溝の凹んでいる部位に対応する位置が突出して且つ突出している部位に対応する位置が凹むように可動側溝が形成されて、この可動側溝が前記固定側溝に軸方向間隙を保つように配置されて、前記可動側溝の軸方向外側には軸方向外側に向かうにつれて直径が大きくなるように半径方向外側に広がるように水受部が形成されて、前記可動側溝の半径方向外側に円筒面が形成されて、当該円筒面が前記内周面に第1の半径方向間隙を保つように配置された回転軸側可動部と、
    前記端板側固定部に固定されて前記回転軸側可動部の一部を軸方向外側から塞ぐように形成される部材で、前記水受部の軸中心より上半部の半径方向外側を第2の半径方向間隙を保ちながら取り囲み且つ前記回転軸の外周の上半部を第3の半径方向間隙を保ちながら取り囲み且つ前記水受部の軸方向端部に軸方向間隔をあけて配置されるように形成された上半防水部と、前記水受部の軸中心より下部の一部を軸方向外側から塞ぐように形成されて、内部に排出用流路を形成し前記平坦面よりも下方で下向きに開口する下半防水部と、を備えた蓋部材と、
    を有することを特徴とするシール機構。
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